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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1721】
2013年1月19日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1. 菅直人元首相がスペースたんぽぽで講演「脱原発と選挙」
2月12日(火)夕方 主催は反原発自治体議員・市民連盟
★2.なぜ原発がダメなのか--ある講座の紹介<その2>
エントロピー論と槌田敦さんのお話し 市川宏
★3.新聞・雑誌から
◆ 厳冬の夜も熱く声上げ 首相官邸・国会議事堂周辺抗議
歩道には凍った雪が残っていたにもかかわらず
(1月19日 東京新聞より)
◆ 線量知らずに除染 被ばく量も通知なし
現場安全管理ずさん 福島の作業員(1月18日 東京新聞より抜粋)
★4.テント日誌 1/15日 経産省前テントひろば―492日目
まだら模様の残雪は大感の寒さを予感させているのか
━━━━━━━
※1月20日(日)『宇都宮けんじさんをお招きして、今後の方向・討論会」
14:00-17:00 討論会 参加費 500円
17:15-19:00 懇親会 参加費 1,000円
討論会 4Fスペースたんぽぽ 懇親会 5Fたんぽぽ舎
━━━━━━━
┏┓
┗■1.菅直人元首相がスペースたんぽぽで講演「脱原発と選挙」
| 2月12日(火)夕方 主催は反原発自治体議員・市民連盟
└────
2011年1月に準備会、5月に正式発表した反原発自治体議員・市民連盟は(たん
ぽぽ舎気付)は、1カ月に1回、講座を開いています。2月は民主党菅直人元首
相を講師に「脱原発と選挙」で話していただくことになりました。
みなさん、ご参加ください。
日時 2月12日(火) 午後6:30開場 7:00開会 9:00閉会
参加費 1,000円
会場の広さの関係もあり、事前にメール、又はFAXでお申し込みください。
E-mail nonukes@tanpoposya.net
FAX 03-3238-0797
┏┓
┗■2.なぜ原発がダメなのか--ある講座の紹介<その2>
│ エントロピー論と槌田敦さんのお話し
└────(埼玉県在住 市川宏)
ところで循環のシンプルなモデルはエンジンです。エンジンは燃料という資源
を得つつ活動をつづけ、いっぽうで排気ガス(廃物)と熱(廃熱)を棄てつづけ
ます。一世紀以上前、エンジン(蒸気機関)の効率を上げるための研究が盛んで
した。しかしエンジンの効率には、どうしても越えられぬ限界がありました。そ
の原因を追求した結果、ドイツのクラウジスによって、いわば「効率を妨げる要
素」が発見され、これに「エントロピー」という名前がつけられました。それは
熱量(カロリー)を温度(絶対温度)で割った数値(Q/T)で示され、すべて物質
の活動はエントロピーの増大をもたらすとされました。(一般に「エントロピー
は増大する」として知られる熱学第二法則です。)エンジンはこの妨害要素=エ
ントロピーを外部に棄てることによって、活動をつづける
ことができます。エンジンが出す廃物・廃熱は、じつは「物とエントロピー」
「熱とエントロピー」であって、いわば「邪魔者とそれを乗せて追放する舟」で
した。「物」や「熱」が舟の役割を果たしていたのです。
人は食物を食べ、動き、排泄します。これを上記の物理的観点から見れば、食
物という資源を得て活動し、廃物と熱という舟に乗せてエントロピーを棄ててい
ます。つまり、人もまた「エンジン」です。さらに拡大すれば、すべて循環をく
りかえすものはエンジンであり、地球上には小さなエンジン、大きなエンジンが
互いに関係しあって動いています。右の図2[地球の概念図]を見てください。
この図では、気象・生態系・生命(人間社会)という三つの層が示されています。
この三つの層の間にも循環があります。層のなかでの循環と重なって、全体とし
ての複合循環がエンジンとしての地球の本質です。
この「総合エンジン地球」の燃料に相当するものが、地球に入力する太陽光で
す。これによって地球上の活動(諸循環)が行われます。そして「排気ガス」と
「熱」に相当するものが「宇宙への放熱」です。注意すべきは地球から宇宙へ、
エントロピーを乗せて棄てる舟は、「熱」だけだということです。
「物」はロケットでも使わないかぎり、宇宙へ放出することはできません。では
地球で発生した「廃物」は、たまっていくいくだけなのか。ここでクローズアッ
プされるのが「土」です。
土は単なる鉱物の粒ではありません。そこには多くの微生物がふくまれ、その
働きによって動植物の死骸が分解され養分となり、これによって生態系の循環が
つづきます。この有機物の分解のさい(たとえば堆肥発酵のとき見られるように)
必ず熱が発生します。こうして動植物の死骸という「物」に乗っていたエントロ
ピーが「熱」に乗り移ります。そして熱に乗ったエントロピーが成層圏での放熱
により、地球から追放されることになります。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆ 厳冬の夜も熱く声上げ 首相官邸・国会議事堂周辺抗議
歩道には凍った雪が残っていたにもかかわらず
脱原発を求める金曜夜の抗議活動は十八日夕、東京・永田町の首相官邸前など
でおこなわれた。十四日に降った雪が残る厳寒の中、参加者は「安倍政権の原発
回帰反対」などと書かれたプラカードを持ち、「大飯(原発)を止めろ」「大間
(原発)を作るな」と声を上げた。
「問題だらけで作成急ピッチ 新防災指針」と書かれたチラシを持った片岡洋
子さん(七〇)=東京都港区=は「絶対に原発をやめてもらいたいから」と声を
からした。
「自民党は日本を取り戻すと言っていたが、汚染のない土地に戻せるのか」
「教育改革より、福島の子どもの保護を」といった声も。横浜市の公務員の男性
(六二)は「放射能が消えるまで何万年もかかる原発を孫の世代に残せない」と
話した。
(1月19日 東京新聞より)
◆ 線量知らずに除染 被ばく量も通知なし
現場安全管理ずさん 福島の作業員
東京電力福島第1原発事故に伴う国直轄の除染事業で、受注した業者の1部が、
作業員らに現場の放射線量や被ばく線量をきちんと伝えていない実態が、本紙の
作業員らへの取材で分かった。除染作業は被ばくの危険を伴うため、適切な安全
管理が不可欠だが、現場の実情は、国の規則に違反しているだけでなく、作業員
の健康への影響が懸念される。
国の規則では、業者は作業員を雇い入れる時に、放射線の人体への影響などの
講習や健康診断を受けさせるよう義務づけている。作業前には、現場の空間線量
や土に含まれる放射性セシウムなどの濃度を測り、作業員に伝える。作業員の被
ばく線量も測り、本人に速やかに知らせなければならない。
ところが、本紙が福島県田村市や楢葉町、葛尾村で除染に当たる作業員たちに
取材すると、除染講習は受けていたものの、現場の線量などを適切に知らされて
いた人はほとんどいなかった。(中略)
除染事業には、国から危険手当が出ているが、宿泊代や食事代といった名目で
天引きされ、作業員の賃金が大きく目減りする不透明な給与支払いの横行が判明。
新たにずさんな安全管理の実態が明らかになったことについて、所管する福島労
働局の担当者は「違反の情報があれば、規則に沿って対応する」とコメントして
いる。
(1月18日 東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.テント日誌 1/15日 経産省前テントひろば―492日目
まだら模様の残雪は大感の寒さを予感させているのか
私の地元では長く続いている世田谷ボロ市が開かれていたのだが前日の雪もま
だ残り、いつもより人も店も少なめだった。足元に気をつけながら回ってみたが
やはりいつもの活気はない。長々と行列のできる代官餅も列は短めだった。さっ
そく餅を買って帰った。ボロ市には大震災の被災地の復興店が出るのだが、いつ
もの場所は空きが目立った。被災地から来るのもこの雪では大変なのだろうと推
察した。残念だったが、出ている復興店で白河の味噌や岩手のお酒を買った。ボ
ロ市はもう一日あるのだが、明日は店が揃うといいなと思った。
テントの方でも周辺は雪も残り何となく寒そうだった。この光景は心にも寒さ
を運んでくる。いや、そちらの方がより寒さを感じるのか。大寒まではまだ日が
あるが、大寒に入ったら一層の寒さがやってくるのか(?) テントの中も温か
くはないが、多くの人の工夫があって昨年よりはといい。政権交代があり、私た
ちの心的緊張は続いているが、私たちのなしうることは時間があればテントの足
を運ぶことしかない。幸にもテントには既に顔見知りの人、初めての人など立ち
替わりきていただいている。しぶとく持ちこたえているなあという印象だ。そん
な風に私たちは原発震災が時間の中で風化していくことに抗っているのだ。毎週
金曜日に官邸前抗議に出掛けてくる人も同じであると思う。こうした中で自己問
答を続けるのは孤独な営みだがそれが運動を実質的に支えているのだ。考え続け
るしか手のない時期があるのだしそれをやめてはならない。
テントに泊まる時は深夜の散歩もしていたのだが、今は止めている。風邪を警
戒してのことだが、それで代わりに朝方に周辺に散布に出掛ける。やはり寒いね
と呟きながらだが、それだけに道端の小さな草花には慰められる。少年の日に野
山を歩き回りながら人知れずに咲く小さな草花に出会ったときの喜びや感動を思
い出す。何の変哲もない日常の延長線の上にテントの日常もあるのだが、このテ
ントがやがては500日になるのは驚きだ。道端の草花が寒さに耐えている中にも
春は近づいている。これに比すれば春など想像できない福島の現状には胸が痛む。
やがて「福島月間」もくる。福島のことに目を向けたい。
朝のテントにいわき市から環境省への申し入れをする人が立ち寄られた。福島
県鮫川村で進められている高濃度放射性廃棄物焼却施設の建設が進められている。
この施設は環境省が秘密裡に焼却施設を進めているが、北茨城地方の水の源流地
でもあり、高濃度放射性物廃棄物焼却の危険は多くの人が指摘するところである。
また、この施設の説明は地域住民になされていない。地権者と周辺の三十軒ほど
に説明がされただけで影響の考えられる住民には何ら知らされていなのである。
除染作業の手抜きや出鱈目ぶりが公表されているが、溜まる一方の高濃度放射性
廃棄物の処理を環境省は焦り秘密裡に建設を進めているが、基本方針もなく小手
先だけのお役所仕事の実際が透けて見える。これは福島県をはじめ全国に作られ
ようとしている焼却施設のモデルなのであろうが、私たちは警戒をせねばならな
い。また、情報を広げて欲しい。この作業の中止を求める署名等が展開されてい
るが、目につけば協力をして欲しい。(M/O)
2013年1月19日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1. 菅直人元首相がスペースたんぽぽで講演「脱原発と選挙」
2月12日(火)夕方 主催は反原発自治体議員・市民連盟
★2.なぜ原発がダメなのか--ある講座の紹介<その2>
エントロピー論と槌田敦さんのお話し 市川宏
★3.新聞・雑誌から
◆ 厳冬の夜も熱く声上げ 首相官邸・国会議事堂周辺抗議
歩道には凍った雪が残っていたにもかかわらず
(1月19日 東京新聞より)
◆ 線量知らずに除染 被ばく量も通知なし
現場安全管理ずさん 福島の作業員(1月18日 東京新聞より抜粋)
★4.テント日誌 1/15日 経産省前テントひろば―492日目
まだら模様の残雪は大感の寒さを予感させているのか
━━━━━━━
※1月20日(日)『宇都宮けんじさんをお招きして、今後の方向・討論会」
14:00-17:00 討論会 参加費 500円
17:15-19:00 懇親会 参加費 1,000円
討論会 4Fスペースたんぽぽ 懇親会 5Fたんぽぽ舎
━━━━━━━
┏┓
┗■1.菅直人元首相がスペースたんぽぽで講演「脱原発と選挙」
| 2月12日(火)夕方 主催は反原発自治体議員・市民連盟
└────
2011年1月に準備会、5月に正式発表した反原発自治体議員・市民連盟は(たん
ぽぽ舎気付)は、1カ月に1回、講座を開いています。2月は民主党菅直人元首
相を講師に「脱原発と選挙」で話していただくことになりました。
みなさん、ご参加ください。
日時 2月12日(火) 午後6:30開場 7:00開会 9:00閉会
参加費 1,000円
会場の広さの関係もあり、事前にメール、又はFAXでお申し込みください。
E-mail nonukes@tanpoposya.net
FAX 03-3238-0797
┏┓
┗■2.なぜ原発がダメなのか--ある講座の紹介<その2>
│ エントロピー論と槌田敦さんのお話し
└────(埼玉県在住 市川宏)
ところで循環のシンプルなモデルはエンジンです。エンジンは燃料という資源
を得つつ活動をつづけ、いっぽうで排気ガス(廃物)と熱(廃熱)を棄てつづけ
ます。一世紀以上前、エンジン(蒸気機関)の効率を上げるための研究が盛んで
した。しかしエンジンの効率には、どうしても越えられぬ限界がありました。そ
の原因を追求した結果、ドイツのクラウジスによって、いわば「効率を妨げる要
素」が発見され、これに「エントロピー」という名前がつけられました。それは
熱量(カロリー)を温度(絶対温度)で割った数値(Q/T)で示され、すべて物質
の活動はエントロピーの増大をもたらすとされました。(一般に「エントロピー
は増大する」として知られる熱学第二法則です。)エンジンはこの妨害要素=エ
ントロピーを外部に棄てることによって、活動をつづける
ことができます。エンジンが出す廃物・廃熱は、じつは「物とエントロピー」
「熱とエントロピー」であって、いわば「邪魔者とそれを乗せて追放する舟」で
した。「物」や「熱」が舟の役割を果たしていたのです。
人は食物を食べ、動き、排泄します。これを上記の物理的観点から見れば、食
物という資源を得て活動し、廃物と熱という舟に乗せてエントロピーを棄ててい
ます。つまり、人もまた「エンジン」です。さらに拡大すれば、すべて循環をく
りかえすものはエンジンであり、地球上には小さなエンジン、大きなエンジンが
互いに関係しあって動いています。右の図2[地球の概念図]を見てください。
この図では、気象・生態系・生命(人間社会)という三つの層が示されています。
この三つの層の間にも循環があります。層のなかでの循環と重なって、全体とし
ての複合循環がエンジンとしての地球の本質です。
この「総合エンジン地球」の燃料に相当するものが、地球に入力する太陽光で
す。これによって地球上の活動(諸循環)が行われます。そして「排気ガス」と
「熱」に相当するものが「宇宙への放熱」です。注意すべきは地球から宇宙へ、
エントロピーを乗せて棄てる舟は、「熱」だけだということです。
「物」はロケットでも使わないかぎり、宇宙へ放出することはできません。では
地球で発生した「廃物」は、たまっていくいくだけなのか。ここでクローズアッ
プされるのが「土」です。
土は単なる鉱物の粒ではありません。そこには多くの微生物がふくまれ、その
働きによって動植物の死骸が分解され養分となり、これによって生態系の循環が
つづきます。この有機物の分解のさい(たとえば堆肥発酵のとき見られるように)
必ず熱が発生します。こうして動植物の死骸という「物」に乗っていたエントロ
ピーが「熱」に乗り移ります。そして熱に乗ったエントロピーが成層圏での放熱
により、地球から追放されることになります。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆ 厳冬の夜も熱く声上げ 首相官邸・国会議事堂周辺抗議
歩道には凍った雪が残っていたにもかかわらず
脱原発を求める金曜夜の抗議活動は十八日夕、東京・永田町の首相官邸前など
でおこなわれた。十四日に降った雪が残る厳寒の中、参加者は「安倍政権の原発
回帰反対」などと書かれたプラカードを持ち、「大飯(原発)を止めろ」「大間
(原発)を作るな」と声を上げた。
「問題だらけで作成急ピッチ 新防災指針」と書かれたチラシを持った片岡洋
子さん(七〇)=東京都港区=は「絶対に原発をやめてもらいたいから」と声を
からした。
「自民党は日本を取り戻すと言っていたが、汚染のない土地に戻せるのか」
「教育改革より、福島の子どもの保護を」といった声も。横浜市の公務員の男性
(六二)は「放射能が消えるまで何万年もかかる原発を孫の世代に残せない」と
話した。
(1月19日 東京新聞より)
◆ 線量知らずに除染 被ばく量も通知なし
現場安全管理ずさん 福島の作業員
東京電力福島第1原発事故に伴う国直轄の除染事業で、受注した業者の1部が、
作業員らに現場の放射線量や被ばく線量をきちんと伝えていない実態が、本紙の
作業員らへの取材で分かった。除染作業は被ばくの危険を伴うため、適切な安全
管理が不可欠だが、現場の実情は、国の規則に違反しているだけでなく、作業員
の健康への影響が懸念される。
国の規則では、業者は作業員を雇い入れる時に、放射線の人体への影響などの
講習や健康診断を受けさせるよう義務づけている。作業前には、現場の空間線量
や土に含まれる放射性セシウムなどの濃度を測り、作業員に伝える。作業員の被
ばく線量も測り、本人に速やかに知らせなければならない。
ところが、本紙が福島県田村市や楢葉町、葛尾村で除染に当たる作業員たちに
取材すると、除染講習は受けていたものの、現場の線量などを適切に知らされて
いた人はほとんどいなかった。(中略)
除染事業には、国から危険手当が出ているが、宿泊代や食事代といった名目で
天引きされ、作業員の賃金が大きく目減りする不透明な給与支払いの横行が判明。
新たにずさんな安全管理の実態が明らかになったことについて、所管する福島労
働局の担当者は「違反の情報があれば、規則に沿って対応する」とコメントして
いる。
(1月18日 東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.テント日誌 1/15日 経産省前テントひろば―492日目
まだら模様の残雪は大感の寒さを予感させているのか
私の地元では長く続いている世田谷ボロ市が開かれていたのだが前日の雪もま
だ残り、いつもより人も店も少なめだった。足元に気をつけながら回ってみたが
やはりいつもの活気はない。長々と行列のできる代官餅も列は短めだった。さっ
そく餅を買って帰った。ボロ市には大震災の被災地の復興店が出るのだが、いつ
もの場所は空きが目立った。被災地から来るのもこの雪では大変なのだろうと推
察した。残念だったが、出ている復興店で白河の味噌や岩手のお酒を買った。ボ
ロ市はもう一日あるのだが、明日は店が揃うといいなと思った。
テントの方でも周辺は雪も残り何となく寒そうだった。この光景は心にも寒さ
を運んでくる。いや、そちらの方がより寒さを感じるのか。大寒まではまだ日が
あるが、大寒に入ったら一層の寒さがやってくるのか(?) テントの中も温か
くはないが、多くの人の工夫があって昨年よりはといい。政権交代があり、私た
ちの心的緊張は続いているが、私たちのなしうることは時間があればテントの足
を運ぶことしかない。幸にもテントには既に顔見知りの人、初めての人など立ち
替わりきていただいている。しぶとく持ちこたえているなあという印象だ。そん
な風に私たちは原発震災が時間の中で風化していくことに抗っているのだ。毎週
金曜日に官邸前抗議に出掛けてくる人も同じであると思う。こうした中で自己問
答を続けるのは孤独な営みだがそれが運動を実質的に支えているのだ。考え続け
るしか手のない時期があるのだしそれをやめてはならない。
テントに泊まる時は深夜の散歩もしていたのだが、今は止めている。風邪を警
戒してのことだが、それで代わりに朝方に周辺に散布に出掛ける。やはり寒いね
と呟きながらだが、それだけに道端の小さな草花には慰められる。少年の日に野
山を歩き回りながら人知れずに咲く小さな草花に出会ったときの喜びや感動を思
い出す。何の変哲もない日常の延長線の上にテントの日常もあるのだが、このテ
ントがやがては500日になるのは驚きだ。道端の草花が寒さに耐えている中にも
春は近づいている。これに比すれば春など想像できない福島の現状には胸が痛む。
やがて「福島月間」もくる。福島のことに目を向けたい。
朝のテントにいわき市から環境省への申し入れをする人が立ち寄られた。福島
県鮫川村で進められている高濃度放射性廃棄物焼却施設の建設が進められている。
この施設は環境省が秘密裡に焼却施設を進めているが、北茨城地方の水の源流地
でもあり、高濃度放射性物廃棄物焼却の危険は多くの人が指摘するところである。
また、この施設の説明は地域住民になされていない。地権者と周辺の三十軒ほど
に説明がされただけで影響の考えられる住民には何ら知らされていなのである。
除染作業の手抜きや出鱈目ぶりが公表されているが、溜まる一方の高濃度放射性
廃棄物の処理を環境省は焦り秘密裡に建設を進めているが、基本方針もなく小手
先だけのお役所仕事の実際が透けて見える。これは福島県をはじめ全国に作られ
ようとしている焼却施設のモデルなのであろうが、私たちは警戒をせねばならな
い。また、情報を広げて欲しい。この作業の中止を求める署名等が展開されてい
るが、目につけば協力をして欲しい。(M/O)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1719】
2013年1月17日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.首相官邸前抗議行動を振り返って
自分を変えていこうとする人たち 抗議行動はまだ始まったばかり
小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.首相官邸前抗議行動への提案
もう一工夫して「トークリレー」をしたらいかが
M・I生(所沢市西狭山ヶ丘)
★3.エネルギー政策の暴走を止めよう。
原発事故後のエネルギー政策を検討してきた
有識者会議の委員を、なぜ入れ替える必要がある?
悦田和久(神奈川県 会社員)
★4.新聞・雑誌から
◆東海第二原発起訴 あす第1回口頭弁論-老朽化、地震が心配
(1月16日 東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌 1/14日 経産省前テントひろば―491日目
ネット右翼の襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が
来て下さいました。 (Toku-san)
━━━━━━━
※1月18日(金)首相官邸前抗議行動(第39回)へ参加しよう
2013年最初の官邸前抗議行動・18日(金)18時~20時
いますぐ原発ゼロに! 大飯原発を停止せよ。 真下に活断層あり
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎も参加します。
午後1時~4時 ボランティアできる方、よろしく。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.首相官邸前抗議行動を振り返って
| 自分を変えていこうとする人たち 抗議行動はまだ始まったばかり
└──── 小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
去年3月からはじまった官邸前行動は、約10か月続いてきた。当初は国会
記者会館前のミニ集会といったところだった。やがて衆院第二別館に列が届く
まで参加者は増え続け、6月末にピークに達し、国会議事堂正門前付近も人で
溢れた。以降、参加者は減少を続けたが、12月の選挙前後から再び参加者は
増えてきている。
普通の市民が毎週金曜日、日常の一部であるかのように官邸前・国会正門前
に大勢集まる。自分の言葉で自分の考えを発言する。(それって普通の市民?)
あるいは思い思いの自作プラカードを持参。地方から訪れる人も増えている。
集会やデモですぐに世界を変えられる、などとはもちろん思わないが、自分
を変えることはできる。今、官邸前に集まってくる人たちは、自分を変えてい
こうとする人たちなのだろう。10か月たったが、まだ始まったばかりだ。
┏┓
┗■2.首相官邸前抗議行動への提案
| もう一工夫して「トークリレー」をしたらいかが
└──── M・I生(所沢市西狭山ヶ丘)
毎週金曜日の反原発官邸前行動を主催する首都圏反原発連合の皆様、そしてその
構成団体である貴舎に心から敬意を表します。私もやむにやまれない気持ちで、
何度も参加しております。参加していて気づいたことを僭越ながら述べさせて下
さい。
シュプレヒコール・有志のスピーチ、とてもいいと思います。継続して抗議行動
をしていくには、もうひと工夫が必要ではないかと思います。多くの方が参加し
ているという気持ち・意識をもてるように”トークリレー”をしたらどうでしょ
うか。”トークリレー”を間に入れることで意識の高揚につながるのではないで
しょうか。つまらぬ提案ですが。
┏┓
┗■3.エネルギー政策の暴走を止めよう。
| 原発事故後のエネルギー政策を検討してきた
| 有識者会議の委員を、なぜ入れ替える必要がある?
└──── 悦田和久(神奈川県 会社員)
以下に、今日(1月16日)の朝日新聞の記事を掲載します。・・・原発事故後
のエネルギー政策を検討してきた有識者会議の委員を、なぜ入れ替える必要があ
るのでしょうか? 政府のHPで公開された資料によると、昨年の最後の会議で
は、たしか、委員の一人が「今までの検討はなんだったのか」と言っていたと記
憶しています。自分達にとって都合の良い結論を出してくれる組織に入れ替えよ
うってことでは、ないでしょうか?
(ここから記事全文 *の部分を除く)
~ エ ネ 政 策 新 組 織 で 議 論 ~
~ 経産相表明 前政権から仕切り直し ~
安倍政権は、中長期的なエネルギー政策を定める「エネルギー基本計画」の議論
を仕切り直すことにした。民主党政権のもとで話し合ってきた有識者会議とは別
の組織をつくる方向で、民主党政権が目指した「2030年代に原発ゼロ」の明
記(*:政府のHPで公開された資料によると有識者会議では疑問が多く出てい
ました。補足説明として付記。)は見送られる可能性が強まった。
民主党政権では総合資源エネルギー調査会・基本問題委員会(委員長=三村明夫
・新日鉄住金相談役)が検討してきた。しかし、茂木敏充経済産業相は15日の
閣議後記者会見で「(検討)組織は若干、これまでと違う形を考えている」と語
った。茂木氏はこれまで原発ゼロ方針について「再検討が必要」と見直す姿勢を
示しており、基本計画もこの考えに沿って進めるとみられる。
これまでの委員会は東京電力福島第一原発事故を受けて11年10月にでき、脱
原発を訴える飯田哲也氏らを委員にする一方、電力業界の代表は入れなかった。
しかし、民主党政権の「30年代に原発ゼロ」の方針に三村委員長らが反発し、
計画づくりは昨年11月を最後に中断した。
基本計画はエネルギー政策基本法に基づき、3年に1度見直す。今の計画は民主
党政権の10年6月に見直され、30年の原発割合を東日本大震災前の25%か
ら約5割まで引き上げることを目指している。
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
└────
◆東海第二原発起訴 あす第1回口頭弁論-老朽化、地震が心配
茨城県東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発の運転差し止めなどを
求める起訴の第一回口頭弁論が十七日、水戸地裁で開かれる。東京電力福島第
一原発事故で、原発の「安全神話」が崩れた後、首都圏唯一の商業用原発に対
する司法判断が注目される。
今回の起訴は二〇一二年七月、十都県の二百六十六人が原電に運転差し止め
を、国に設置許可の無効確認などを求めて提訴した。
訴状によると、断層の連動地震に対する原電の評価に誤りがあり、耐震安全
性が確保されておらず、過酷事故対策も取られていないと主張。全国の原発で
最も人口過密地帯にあり、事故が起きれば首都圏が壊滅するなどとしている。
一九七三年にも住民らが国に設置許可取り消しを求める訴訟を起こしたが、〇
四年に最高裁で敗訴が確定している。
東海第二原発は七六年十一月から稼働する沸騰水型炉。出力百十万キロワッ
ト、周辺三十キロ圏に約九十四万人が居住する。東日本大震災で外部電源が喪
失し、高さ五・四メートルの津波で、非常用発電機を冷却するポンプ三台のう
ち一台が浸水。残り二台で原子炉を冷温停止させた。
震災後、原電は非常用発電機を囲う防護壁など追加の安全対策を講じたとし
ている。
(-後略-) (1月16日 東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■5.テント日誌 1/14日 経産省前テントひろば―491日目
| ネット右翼の襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が
| 来て下さいました。
└──── (Toku-san)
襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が来て下さいました
前日の夜に排外主義者からの攻撃を受け、テントの一部が破壊されたという事
態が起きたので、この日の朝、テントに電話をして状況を確認してみた。電話に
出た責任者のSさんから、今のところ特には問題は無いが、休みの日には右翼や
排外主義者がよく来るので、出来れば早く来て欲しいと言われたので、早目にテ
ントに行く事にした。
14時頃にテントに着くと、テントの前には6名の方が座っていらした。日曜日
の担当の方以外は、前日に襲撃があった事を知り、防衛のために来て下さったと
言う事だった。この日の霞ヶ関は、暖かく天気も良かったためか、いつもより人
通りが多かったが、たまたまテントの前を通り過ぎた年輩の3名の女性の方達が、
「地震があったら原発は終わり。事故があっても補償いてくれないから」と話を
されていた。テントに多くの方が来て下さり、テントの前で座り込みに参加して
下さる事は、テントの防衛の意味もあるが、多くの人が座り込んで下さっている
だけで、アピールになる。多くの人を集めて開かれる抗議集会やデモとはまた違
う抗議行動として意味がある行動だと思う。
テントの中には、何度かテントに来ていたが、今日初めてテントの中に入った
という男性がいらっしゃった。定期的に福島に行って支援を続けながら、現地の
状況や活動の情報をまとめたものを発行しており、テントにも送りたいので、住
所を教えて欲しいと言われた。政権交代後の経産省の動きを心配されていらした
が、「脱原発運動において、テントは重要。また来ます」と言って、帰って行か
れた。その後もこの日初めてテントに来られたという男性、大阪から東京で行わ
れた他の集会に参加するために出て来られて、久しぶりに足を運んで下さった男
性、金曜日に初めてテントに寄り、土曜日の件をインターネットで知って、足を
運んで下さった女性、官邸前集会やテント主催の抗議集会でスタッフをして下さ
っているKさん等がいらっしゃった。多くの方がテントの事を心配して、激励し
て下さったり、足を運んで下さる。本当に有難いと思う。皆さんの期待に我々は
応える事が出来ているのだろうか?皆さんからの支持を維持するためには、主観
主義に陥らず、自らの行動を客観的に評価し、気を引き締めてテントで活動を続
ける必要が有ると思う。
この日は、珍しく夜11時を過ぎても、テントひろば周辺の各官庁のビルには灯
りがついていた。不寝番の途中で深夜三時頃にテントの外に出ると、分厚いファ
イルを抱えた人達が財務省の建物へ向かって歩いて行った。泊まり担当のKさん
の話では、来年度の概算要求の詰めの作業が行われているのではないかという事
だった。Fさんは、昨年の同じ頃にはあまり見られなかった光景かもしれないと
仰っていた。自民党政権になって、全てが民主党政権の前の状態に戻されている
のだろうか?政権が代わり、原発政策も推進に見直される事が想像されるが、官
僚の人達は、国家公務員倫理法で、全ての主権者国民の奉仕者として定められて
いる。今こそ、国民の多くが望む脱原発のために知恵を絞ってもらいたい。
2013年1月17日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.首相官邸前抗議行動を振り返って
自分を変えていこうとする人たち 抗議行動はまだ始まったばかり
小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.首相官邸前抗議行動への提案
もう一工夫して「トークリレー」をしたらいかが
M・I生(所沢市西狭山ヶ丘)
★3.エネルギー政策の暴走を止めよう。
原発事故後のエネルギー政策を検討してきた
有識者会議の委員を、なぜ入れ替える必要がある?
悦田和久(神奈川県 会社員)
★4.新聞・雑誌から
◆東海第二原発起訴 あす第1回口頭弁論-老朽化、地震が心配
(1月16日 東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌 1/14日 経産省前テントひろば―491日目
ネット右翼の襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が
来て下さいました。 (Toku-san)
━━━━━━━
※1月18日(金)首相官邸前抗議行動(第39回)へ参加しよう
2013年最初の官邸前抗議行動・18日(金)18時~20時
いますぐ原発ゼロに! 大飯原発を停止せよ。 真下に活断層あり
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎も参加します。
午後1時~4時 ボランティアできる方、よろしく。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.首相官邸前抗議行動を振り返って
| 自分を変えていこうとする人たち 抗議行動はまだ始まったばかり
└──── 小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
去年3月からはじまった官邸前行動は、約10か月続いてきた。当初は国会
記者会館前のミニ集会といったところだった。やがて衆院第二別館に列が届く
まで参加者は増え続け、6月末にピークに達し、国会議事堂正門前付近も人で
溢れた。以降、参加者は減少を続けたが、12月の選挙前後から再び参加者は
増えてきている。
普通の市民が毎週金曜日、日常の一部であるかのように官邸前・国会正門前
に大勢集まる。自分の言葉で自分の考えを発言する。(それって普通の市民?)
あるいは思い思いの自作プラカードを持参。地方から訪れる人も増えている。
集会やデモですぐに世界を変えられる、などとはもちろん思わないが、自分
を変えることはできる。今、官邸前に集まってくる人たちは、自分を変えてい
こうとする人たちなのだろう。10か月たったが、まだ始まったばかりだ。
┏┓
┗■2.首相官邸前抗議行動への提案
| もう一工夫して「トークリレー」をしたらいかが
└──── M・I生(所沢市西狭山ヶ丘)
毎週金曜日の反原発官邸前行動を主催する首都圏反原発連合の皆様、そしてその
構成団体である貴舎に心から敬意を表します。私もやむにやまれない気持ちで、
何度も参加しております。参加していて気づいたことを僭越ながら述べさせて下
さい。
シュプレヒコール・有志のスピーチ、とてもいいと思います。継続して抗議行動
をしていくには、もうひと工夫が必要ではないかと思います。多くの方が参加し
ているという気持ち・意識をもてるように”トークリレー”をしたらどうでしょ
うか。”トークリレー”を間に入れることで意識の高揚につながるのではないで
しょうか。つまらぬ提案ですが。
┏┓
┗■3.エネルギー政策の暴走を止めよう。
| 原発事故後のエネルギー政策を検討してきた
| 有識者会議の委員を、なぜ入れ替える必要がある?
└──── 悦田和久(神奈川県 会社員)
以下に、今日(1月16日)の朝日新聞の記事を掲載します。・・・原発事故後
のエネルギー政策を検討してきた有識者会議の委員を、なぜ入れ替える必要があ
るのでしょうか? 政府のHPで公開された資料によると、昨年の最後の会議で
は、たしか、委員の一人が「今までの検討はなんだったのか」と言っていたと記
憶しています。自分達にとって都合の良い結論を出してくれる組織に入れ替えよ
うってことでは、ないでしょうか?
(ここから記事全文 *の部分を除く)
~ エ ネ 政 策 新 組 織 で 議 論 ~
~ 経産相表明 前政権から仕切り直し ~
安倍政権は、中長期的なエネルギー政策を定める「エネルギー基本計画」の議論
を仕切り直すことにした。民主党政権のもとで話し合ってきた有識者会議とは別
の組織をつくる方向で、民主党政権が目指した「2030年代に原発ゼロ」の明
記(*:政府のHPで公開された資料によると有識者会議では疑問が多く出てい
ました。補足説明として付記。)は見送られる可能性が強まった。
民主党政権では総合資源エネルギー調査会・基本問題委員会(委員長=三村明夫
・新日鉄住金相談役)が検討してきた。しかし、茂木敏充経済産業相は15日の
閣議後記者会見で「(検討)組織は若干、これまでと違う形を考えている」と語
った。茂木氏はこれまで原発ゼロ方針について「再検討が必要」と見直す姿勢を
示しており、基本計画もこの考えに沿って進めるとみられる。
これまでの委員会は東京電力福島第一原発事故を受けて11年10月にでき、脱
原発を訴える飯田哲也氏らを委員にする一方、電力業界の代表は入れなかった。
しかし、民主党政権の「30年代に原発ゼロ」の方針に三村委員長らが反発し、
計画づくりは昨年11月を最後に中断した。
基本計画はエネルギー政策基本法に基づき、3年に1度見直す。今の計画は民主
党政権の10年6月に見直され、30年の原発割合を東日本大震災前の25%か
ら約5割まで引き上げることを目指している。
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
└────
◆東海第二原発起訴 あす第1回口頭弁論-老朽化、地震が心配
茨城県東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発の運転差し止めなどを
求める起訴の第一回口頭弁論が十七日、水戸地裁で開かれる。東京電力福島第
一原発事故で、原発の「安全神話」が崩れた後、首都圏唯一の商業用原発に対
する司法判断が注目される。
今回の起訴は二〇一二年七月、十都県の二百六十六人が原電に運転差し止め
を、国に設置許可の無効確認などを求めて提訴した。
訴状によると、断層の連動地震に対する原電の評価に誤りがあり、耐震安全
性が確保されておらず、過酷事故対策も取られていないと主張。全国の原発で
最も人口過密地帯にあり、事故が起きれば首都圏が壊滅するなどとしている。
一九七三年にも住民らが国に設置許可取り消しを求める訴訟を起こしたが、〇
四年に最高裁で敗訴が確定している。
東海第二原発は七六年十一月から稼働する沸騰水型炉。出力百十万キロワッ
ト、周辺三十キロ圏に約九十四万人が居住する。東日本大震災で外部電源が喪
失し、高さ五・四メートルの津波で、非常用発電機を冷却するポンプ三台のう
ち一台が浸水。残り二台で原子炉を冷温停止させた。
震災後、原電は非常用発電機を囲う防護壁など追加の安全対策を講じたとし
ている。
(-後略-) (1月16日 東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■5.テント日誌 1/14日 経産省前テントひろば―491日目
| ネット右翼の襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が
| 来て下さいました。
└──── (Toku-san)
襲撃の翌日、テントの状況を心配した多くの方が来て下さいました
前日の夜に排外主義者からの攻撃を受け、テントの一部が破壊されたという事
態が起きたので、この日の朝、テントに電話をして状況を確認してみた。電話に
出た責任者のSさんから、今のところ特には問題は無いが、休みの日には右翼や
排外主義者がよく来るので、出来れば早く来て欲しいと言われたので、早目にテ
ントに行く事にした。
14時頃にテントに着くと、テントの前には6名の方が座っていらした。日曜日
の担当の方以外は、前日に襲撃があった事を知り、防衛のために来て下さったと
言う事だった。この日の霞ヶ関は、暖かく天気も良かったためか、いつもより人
通りが多かったが、たまたまテントの前を通り過ぎた年輩の3名の女性の方達が、
「地震があったら原発は終わり。事故があっても補償いてくれないから」と話を
されていた。テントに多くの方が来て下さり、テントの前で座り込みに参加して
下さる事は、テントの防衛の意味もあるが、多くの人が座り込んで下さっている
だけで、アピールになる。多くの人を集めて開かれる抗議集会やデモとはまた違
う抗議行動として意味がある行動だと思う。
テントの中には、何度かテントに来ていたが、今日初めてテントの中に入った
という男性がいらっしゃった。定期的に福島に行って支援を続けながら、現地の
状況や活動の情報をまとめたものを発行しており、テントにも送りたいので、住
所を教えて欲しいと言われた。政権交代後の経産省の動きを心配されていらした
が、「脱原発運動において、テントは重要。また来ます」と言って、帰って行か
れた。その後もこの日初めてテントに来られたという男性、大阪から東京で行わ
れた他の集会に参加するために出て来られて、久しぶりに足を運んで下さった男
性、金曜日に初めてテントに寄り、土曜日の件をインターネットで知って、足を
運んで下さった女性、官邸前集会やテント主催の抗議集会でスタッフをして下さ
っているKさん等がいらっしゃった。多くの方がテントの事を心配して、激励し
て下さったり、足を運んで下さる。本当に有難いと思う。皆さんの期待に我々は
応える事が出来ているのだろうか?皆さんからの支持を維持するためには、主観
主義に陥らず、自らの行動を客観的に評価し、気を引き締めてテントで活動を続
ける必要が有ると思う。
この日は、珍しく夜11時を過ぎても、テントひろば周辺の各官庁のビルには灯
りがついていた。不寝番の途中で深夜三時頃にテントの外に出ると、分厚いファ
イルを抱えた人達が財務省の建物へ向かって歩いて行った。泊まり担当のKさん
の話では、来年度の概算要求の詰めの作業が行われているのではないかという事
だった。Fさんは、昨年の同じ頃にはあまり見られなかった光景かもしれないと
仰っていた。自民党政権になって、全てが民主党政権の前の状態に戻されている
のだろうか?政権が代わり、原発政策も推進に見直される事が想像されるが、官
僚の人達は、国家公務員倫理法で、全ての主権者国民の奉仕者として定められて
いる。今こそ、国民の多くが望む脱原発のために知恵を絞ってもらいたい。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1718】
2013年1月16日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発推進官庁への異議申し立ての全国市民の拠点
経産省前テントひろばを守ろう。みんなで。 柳田真(たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌から
◇有感地震 昨年3000回余 震度5強は4回 6割が大震災余震
(1月11日東京新聞より抜粋)
◇警察庁長官銃撃「オウムの犯行」という警視庁の発表は重大な
「違法性がある」―東京地裁判決
警視庁(都)は賠償金と謝罪文 (1月16日 朝日新聞より抜粋)
★3.テント日誌 1/12日 経産省前テントひろば―489日目
「テントひろば」にネット右翼がきた
正月気分もさめ、いよいよ世の中の諸事が動いてきたなという感あり。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原発推進官庁への異議申し立ての全国市民の拠点
| 経産省前テントひろばを守ろう。みんなで。
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
○12月選挙で自公政権が成立し、原発推進が公然とおもてに出てきた。7月
参院選までは、そこでの勝利までは、「政府暴走への自己規制」の意識が多少
は働くとみるが、よくはわからない。いづれにしてもテントへの危機が迫って
いることは「確か」だ。正月明けの「テントを守ろう1.4集会」は300人
強で成功したが、これを第1波として今後、2波、3波と盛り上げていこう。
テントを強制的撤去することが「現政権に、そして経産省にマイナスになる
」と思わせる、大衆的な盛り上がり、雰囲気作りが必要だ。そのため私たち
の持てる全力を出そう。
○たんぽぽ舎は
(1)テントへ働きかけて、毎週金曜日の官邸前抗議行動で「テントを守ろ
う」のビラまきを提案し、両者で12月から実施してきた。今後も続
ける。
(2)「原発再稼働反対のテントを守ろう」のノボリ旗を6本程つくり、毎
金曜の官邸前抗議行動の日に立てる。(実施中)
(3)たんぽぽ舎の自発的取り組みとして、毎週火曜日テント防衛のため、
出かけよう。メールで呼びかたところ、先週も今週もそれぞれ10人
前後の人々-女性が主-が参加した。
(4)国会正門前の3分アピールで、芝工大OBのYさんが「除染労働者の
健康を守ろう」という話と合わせて「テントを守ろう」と訴えた。
(5)早大OB会がたまたま1月初旬にでき、その10数人がテントを訪れ
かつ、官邸前抗議行動にも加わった。平均年令60~70才だが頼も
しい「想定外」の応援団。。
(6)ハガキを経産大臣や経産省職員に出そう。たんぽぽ舎で近日テントと
相談し、2枚100円でハガキを広く普及する予定。1枚は経産大臣、
1枚は経産省担当部署。
テントを撤去するな。テントを守ろう―の内容のハガキ。
(7)2月2日(日)の午後1:00開場 1:30開会 5:00閉会でテントを守ろ
うの集会をスペースたんぽぽで開く。講師は3人で、テント代表と
大口昭彦弁護士と、あともう一人、交渉中(乞うご期待)。
ユニークな集会になる予定。
(8)全国各地でテントは見本的となり、脱原発のシンボルになってきてい
る。灯だ。全国の力を連携し、経産省前のテントを守ろう。
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
└────
◇有感地震 昨年3000回余 震度5強は4回 6割が大震災余震
気象庁は10日、昨年1年間に発生した震度1以上(有感)の地震は3139回
だったと発表した。このうち6割に当たる1872回が東日本大震災の余震と
みられる。
大震災の発生した2011年の10487回に比べ大幅に減ったが、震災前年まで
の10年間(01~10年)の年平均1720・3回の約1・8倍に達している。
同庁は「余震は少なくなってきているが、まれに強い地震が起きることも
あり、引き続き警戒してほしい」としている。
昨年の有感地震の震度別は、震度5強が4回、▽5弱は12回▽4は65回
▽3が232回▽2は816回▽1は2010回。6弱以上はなかった。
また気象庁は、昨年12月7日に宮城県石巻市で約1メートルの津波を観測
した地震のマグニチュード(M)を7・4から7・3に再修正したことも
明らかにした。
(-後略-) (1月11日東京新聞より抜粋)
◇警察庁長官銃撃「オウムの犯行」という警視庁の発表は重大な「違法性が
ある」―東京地裁判決 警視庁(都)は賠償金と謝罪文
1995年の警察庁長官銃撃事件を「オウム真理教による犯行」と警視庁が
発表したことで名誉を傷つけられたとして、教団から派生した「アレフ」が
東京都などに5千万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟で、東京地裁は15日、
100万円の賠償と謝罪文の交付を都に命じる判決を言い渡した。
石井浩裁判長は「発表は、オウム真理教と実質的に同一の団体と認識されて
いるアレフがかつて、組織的・計画的に事件を実行したとの印象を与える」
と指摘。裁判を経ずに犯人を断定したことについて「無罪推定の原則に反す
るだけでなく、刑事司法の原則を根底からゆるがすもので、重大な違法性が
ある」と警視庁の対応を強く批判した。
(-後略-) (1月16日 朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■3.テント日誌 1/12日 経産省前テントひろば―489日目
| 「テントひろば」にネット右翼がきた
| 正月気分もさめ、いよいよ世の中の諸事が動いてきたなという感あり。
└──── (R)
12日(土)夜7時30分ころ、ネット系右翼と思われる若い男4人が、突如、
テント前にあらわれ、テントのポールをへし折ったり、横断幕や掲示ポスター
などを引きちぎる。ソーラーパネルをひっくり返す。受付の机にけりを入れる。
ものをあたりにまきちらかすなどの暴力行為を働いた。
その時、テントを守っていたメンバーは敢然と対応し、8時過ぎには退散し
た。その後テントのメンバーは折られた代わりのポールを調達し、補修、掃除
などを全員で協力して行った。たちまちのうちに現状の復帰はなった。
先の総選挙の結果を見て誰の目からも「テント」が今まで通り、このまま継
続して行くことはなかなか難しい状況になってきたという思いがある中で、早
くもこのような蛮行が開始された。しかし、この程度のことでテントに集う私
たちがおたおたすることがないのも自明の理である。今年はテントをめぐって
様々のことが起こる予想がされている。テントの集う力が質量とも増すことが
課題だが、持久戦的な様相のもとこれは大変だ。
ただ勇気づけられる動きもある。1月11日に今年初めての官邸前抗議行動は
昨年12月を上回る結集で3月に向けて動き出した。全国でこの金曜日に呼応
する動きも増えている。
「おテントさまはみている 2013年毎週金曜日は抗議の日」というコピーの
あるポスターがテントにあるが、私たちの闘いは多くの人に見守られ前進して
いる。安倍内閣への御祝儀的な報道が続くがこれもそんなに長くは続かないだ
ろう。
これから大寒を迎えるが多くの人がテントに足を運んでくれることを期待す
る。それが脱原発の運動を支え盛り上げる地道だが確実のことだ。
2013年1月16日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発推進官庁への異議申し立ての全国市民の拠点
経産省前テントひろばを守ろう。みんなで。 柳田真(たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌から
◇有感地震 昨年3000回余 震度5強は4回 6割が大震災余震
(1月11日東京新聞より抜粋)
◇警察庁長官銃撃「オウムの犯行」という警視庁の発表は重大な
「違法性がある」―東京地裁判決
警視庁(都)は賠償金と謝罪文 (1月16日 朝日新聞より抜粋)
★3.テント日誌 1/12日 経産省前テントひろば―489日目
「テントひろば」にネット右翼がきた
正月気分もさめ、いよいよ世の中の諸事が動いてきたなという感あり。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.原発推進官庁への異議申し立ての全国市民の拠点
| 経産省前テントひろばを守ろう。みんなで。
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
○12月選挙で自公政権が成立し、原発推進が公然とおもてに出てきた。7月
参院選までは、そこでの勝利までは、「政府暴走への自己規制」の意識が多少
は働くとみるが、よくはわからない。いづれにしてもテントへの危機が迫って
いることは「確か」だ。正月明けの「テントを守ろう1.4集会」は300人
強で成功したが、これを第1波として今後、2波、3波と盛り上げていこう。
テントを強制的撤去することが「現政権に、そして経産省にマイナスになる
」と思わせる、大衆的な盛り上がり、雰囲気作りが必要だ。そのため私たち
の持てる全力を出そう。
○たんぽぽ舎は
(1)テントへ働きかけて、毎週金曜日の官邸前抗議行動で「テントを守ろ
う」のビラまきを提案し、両者で12月から実施してきた。今後も続
ける。
(2)「原発再稼働反対のテントを守ろう」のノボリ旗を6本程つくり、毎
金曜の官邸前抗議行動の日に立てる。(実施中)
(3)たんぽぽ舎の自発的取り組みとして、毎週火曜日テント防衛のため、
出かけよう。メールで呼びかたところ、先週も今週もそれぞれ10人
前後の人々-女性が主-が参加した。
(4)国会正門前の3分アピールで、芝工大OBのYさんが「除染労働者の
健康を守ろう」という話と合わせて「テントを守ろう」と訴えた。
(5)早大OB会がたまたま1月初旬にでき、その10数人がテントを訪れ
かつ、官邸前抗議行動にも加わった。平均年令60~70才だが頼も
しい「想定外」の応援団。。
(6)ハガキを経産大臣や経産省職員に出そう。たんぽぽ舎で近日テントと
相談し、2枚100円でハガキを広く普及する予定。1枚は経産大臣、
1枚は経産省担当部署。
テントを撤去するな。テントを守ろう―の内容のハガキ。
(7)2月2日(日)の午後1:00開場 1:30開会 5:00閉会でテントを守ろ
うの集会をスペースたんぽぽで開く。講師は3人で、テント代表と
大口昭彦弁護士と、あともう一人、交渉中(乞うご期待)。
ユニークな集会になる予定。
(8)全国各地でテントは見本的となり、脱原発のシンボルになってきてい
る。灯だ。全国の力を連携し、経産省前のテントを守ろう。
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
└────
◇有感地震 昨年3000回余 震度5強は4回 6割が大震災余震
気象庁は10日、昨年1年間に発生した震度1以上(有感)の地震は3139回
だったと発表した。このうち6割に当たる1872回が東日本大震災の余震と
みられる。
大震災の発生した2011年の10487回に比べ大幅に減ったが、震災前年まで
の10年間(01~10年)の年平均1720・3回の約1・8倍に達している。
同庁は「余震は少なくなってきているが、まれに強い地震が起きることも
あり、引き続き警戒してほしい」としている。
昨年の有感地震の震度別は、震度5強が4回、▽5弱は12回▽4は65回
▽3が232回▽2は816回▽1は2010回。6弱以上はなかった。
また気象庁は、昨年12月7日に宮城県石巻市で約1メートルの津波を観測
した地震のマグニチュード(M)を7・4から7・3に再修正したことも
明らかにした。
(-後略-) (1月11日東京新聞より抜粋)
◇警察庁長官銃撃「オウムの犯行」という警視庁の発表は重大な「違法性が
ある」―東京地裁判決 警視庁(都)は賠償金と謝罪文
1995年の警察庁長官銃撃事件を「オウム真理教による犯行」と警視庁が
発表したことで名誉を傷つけられたとして、教団から派生した「アレフ」が
東京都などに5千万円の損害賠償と謝罪を求めた訴訟で、東京地裁は15日、
100万円の賠償と謝罪文の交付を都に命じる判決を言い渡した。
石井浩裁判長は「発表は、オウム真理教と実質的に同一の団体と認識されて
いるアレフがかつて、組織的・計画的に事件を実行したとの印象を与える」
と指摘。裁判を経ずに犯人を断定したことについて「無罪推定の原則に反す
るだけでなく、刑事司法の原則を根底からゆるがすもので、重大な違法性が
ある」と警視庁の対応を強く批判した。
(-後略-) (1月16日 朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■3.テント日誌 1/12日 経産省前テントひろば―489日目
| 「テントひろば」にネット右翼がきた
| 正月気分もさめ、いよいよ世の中の諸事が動いてきたなという感あり。
└──── (R)
12日(土)夜7時30分ころ、ネット系右翼と思われる若い男4人が、突如、
テント前にあらわれ、テントのポールをへし折ったり、横断幕や掲示ポスター
などを引きちぎる。ソーラーパネルをひっくり返す。受付の机にけりを入れる。
ものをあたりにまきちらかすなどの暴力行為を働いた。
その時、テントを守っていたメンバーは敢然と対応し、8時過ぎには退散し
た。その後テントのメンバーは折られた代わりのポールを調達し、補修、掃除
などを全員で協力して行った。たちまちのうちに現状の復帰はなった。
先の総選挙の結果を見て誰の目からも「テント」が今まで通り、このまま継
続して行くことはなかなか難しい状況になってきたという思いがある中で、早
くもこのような蛮行が開始された。しかし、この程度のことでテントに集う私
たちがおたおたすることがないのも自明の理である。今年はテントをめぐって
様々のことが起こる予想がされている。テントの集う力が質量とも増すことが
課題だが、持久戦的な様相のもとこれは大変だ。
ただ勇気づけられる動きもある。1月11日に今年初めての官邸前抗議行動は
昨年12月を上回る結集で3月に向けて動き出した。全国でこの金曜日に呼応
する動きも増えている。
「おテントさまはみている 2013年毎週金曜日は抗議の日」というコピーの
あるポスターがテントにあるが、私たちの闘いは多くの人に見守られ前進して
いる。安倍内閣への御祝儀的な報道が続くがこれもそんなに長くは続かないだ
ろう。
これから大寒を迎えるが多くの人がテントに足を運んでくれることを期待す
る。それが脱原発の運動を支え盛り上げる地道だが確実のことだ。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1717】
2013年1月12日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島原発告訴団: 緊急署名のお願いです
★2.東電・神奈川県支店へ様々な思いを込めて平成24年最後のデモ
止めよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子
★3.「金曜官邸抗議の仕掛けと苦悩~原田裕史さんの講座を聞いて」
矢嶋 理恵(たんぽぽ舎ボランティア)
★4. メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆ 参加者募集!1月21日(月)仙台高裁・支援バス・ツアー
ふくしま集団疎開裁判の会
◆ みんな集まれ!! 2月22日(金曜)は午後4時から東京地検包囲行動
広瀬隆
★5. たんぽぽ舎へ来た年賀状から その2
━━━━━━━
┏┓
┗■1.福島原発告訴団: 緊急署名のお願いです
└────
福島原発告訴団から署名のお願いが来ています。
取り組みの期間が大変短いので早急にご協力お願いします
【拡散お願い】緊急署名始めます!
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html
福島原発告訴団では「福島原発事故に関し、厳正な捜査と起訴を求める署名」
を緊急に行うことにいたしました。私たちは、強制捜査を含む厳正な捜査・起訴
を行うことを、強く、強く求めます。
3月にも立件判断とのことですので、時間がありません。
みなさま、この署名運動にご協力をお願いいたします。
https://docs.google.com/file/d/0BzG0nuqlnIlJWlJjNWpmS3Z4ZWM/edit?pli=1
第一次締切は2013年2月15日、第二次締切は3月5日です。
2月22日(金)に「東京地検包囲行動」を行い、第一次集約の署名を提出する
予定です。
https://docs.google.com/file/d/0BzG0nuqlnIlJclJKM0JybDVtS2M/edit
2月22日(金)16時からは、「東京地検包囲行動」を行います。
<行動予定>
16:00ー17:00 東京地検前に集合 包囲行動と「署名」提出行動
<各自、歩道を移動する>
17:30ー18:00 東電本社前に集合 包囲行動
<各自、歩道を移動する>
18:00ー20:00 霞ヶ関へ移動し、金曜行動に合流。アピールと署名集めをする。
┏┓
┗■2.東電・神奈川県支店へ様々な思いを込めて平成24年最後のデモ
└──── 止めよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子
12月28日デモ報告
【東電・神奈川県支店へ様々な思いを込めて平成24年最後のデモ】
12月28日、東電・神奈川支店へ向け平成24年最後のデモを行いました。小雨降る
中、36名の参加者が有り、リレートークも被曝労働の現状から始まり、4号機の
燃料プールの危機的状況、事故被害者が抱える様々な苦しみ、事故がなくとも恒
常的に被曝者を生み出し、高レベル放射性廃棄物を生み出す原発の原罪、等々、
それぞれが、それぞれの言葉と思いを込めて訴えました。デモに出発すると、バ
スの中から手を振ってくれる、沿道でも手を振り拍手をしてくれる、頑張れと声
を掛けてくれる、自民党が圧勝しようとも、人々が原発は嫌だと思う気持ちに変
わりはないことがヒシヒシと伝わってきました。デモ終了後の交流会では、美味
しいギョウザを食べながら、25年に向け活動をどのように広げて行くか、様々な
提案がなされました。
○さて、平成25年最初のデモは、1月25日(金)です。
リレートーク18時より、デモ出発19時 コース:桜木町駅前広場→関内→市庁舎前
→東電・神奈川支店前→桜木町駅前広場 約1時間のコースです。
思うだけでは原発は止めらません、まず一歩踏み出しましょう!
お問い合わせ:金子 090-6540-3771
┏┓
┗■3.「金曜官邸抗議の仕掛けと苦悩~原田裕史さんの講座を聞いて」
| 1月10日の講座を聴いて
└──── 矢嶋 理恵(たんぽぽ舎ボランティア)
毎週金曜の官邸前抗議行動には、実はいろいろな仕掛けがあるそうです。
逮捕者を出さないための仲裁的な役割があったり、私のようなデモ初心者には当
たり前に思えるようなことが実はなかなか通らない方がいたり。ご苦労様です。
また、「ふつう」の人たちが抗議行動をしていることを印象づけるために、団体
の旗は下ろしてもらうこと(シンボルの旗はよい)、シングルイシューを守り、
とにかく行動の2時間は「反原発」に関するプラカードやスピーチに絞ってもら
うことなど、本当に
私にとっては、言われてみればその通りだと思うようなことですが、実は「そ
の通り」でない人たちもいるということで、本当にご苦労なことだと思いつつ、
興味深く聞かせていただきました。
原田さんの講座は、いつも思いもよらない視点のずらしがあり、固定観念をブ
レイン・ウォッシュされます。それがとても、はっとする瞬間であり、聞いてい
てびっくりしつつもためになります。
次回(第3回目)の原田講座のテーマは「放射能の話~避難の権利」です。
日時 1月31日(木)19:00-21:00
会場 スペースたんぽぽ
参加費 800円
とても楽しみにしています。
┏┓
┗■4 メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆ 参加者募集!1月21日(月)仙台高裁・支援バス・ツアー
ふくしま集団疎開裁判の会
子どもの教育は被曝を避けた安全な場所で!
1.21裁判支援バス・ツアーのお知らせ
<http://fukusima-sokai.blogspot.jp/> http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
「ふくしま集団疎開裁判」(第2審仙台高裁)は、いよいよ険しい峠に差しかか
ってきました。
1月21日(月)に行なわれる第三回審尋(審理)に伴い、「仙台アクション」を
支援するために、東京から「日帰りバス・ツアー」を行ないます。奮ってご参加
ください。
1.募集内容
バス個人負担: 5,000円 乗車時支払い
申込先:携帯電話で 090-2933-7993黒岩 あるいはE-mailで
<mailto:sukue_kodomo@excite.co.jp> sukue_kodomo@excite.co.jp (sukueの後
はアンダーバーです)
申込方法:
お名前、年齢、性別、ご住所、電話番号を添えてお申込み下さい。掛け捨て保険
をかけるために必要です。(申込みは1月20日まで。18日以降のお申込みには保
険はかけられません)
2.スケジュール
集合:2013年1月21日(月)06:50集合:07:00出発
集合場所:新宿・西口スバル・ビル前(横)
(復路)
仙台出発:16:00(予定)東京着:21:00~22:00(予定)
◆ みんな集まれ!! 2月22日(金曜)は午後4時から東京地検包囲行動
呼びかけ 広瀬隆
1の緊急署名の提出行動です。
○2月22日(金)福島原発告訴団・東京大行動スケジュール
16:00~17:00 東京地検前に集合──
ヒューマンチェーンで包囲し、「署名」提出。
17:30~18:00 東電本社前に移動・集合して激しい抗議行動
18:30~20:00 移動して、首相官邸前の金曜デモに合流し、アピールと署名
集め
首都圏反原発連合と、金曜デモ参加者のみなさん、ご協力をお願い致します
詳細は以下をご覧下さい。
http://t.co/73axIs0z
「地検包囲行動」 福島原発告訴団主催
┏┓
┗■5.たんぽぽ舎へ来た年賀状から その2
1 静岡県牧之原市 長野榮一
謹賀新年
昨秋、反原発運動の同志である浜ネットの皆さんの企画で私の「長寿を祝う会」
を開いて頂きました。多くの方々にお手間をかけ恐縮すると共に、夫婦で大感激
いたしました。
皆様本当にありがとうございました。
浜岡原発はひとまず運転は停止しておりますが、中電は再開を画策し、廃炉まで
まだまだ一山も二山も越えなければなりません。原発の現地が平穏な生活を取り
戻すまでもうひとがんばりです。本年もよろしくお願いします。
2 敦賀市 斉藤征二
賀正
戦争原発の無い平和な社会実現目指して心1つして頑張って行きましょう
本年も宜しくお願い致します
賀状ありがとうございました
3 目黒区 渡辺健樹
謹賀新年
あけましておめでとうございます
年末総選挙では安部自民党政権が成立し、韓国大統領選では野党統一候補文在寅
氏があと一歩及ばず朴槿恵勝利の残念な結果となりました
集団的自衛権行使や憲法改悪、河野官房長官談話の見直しを許さない闘いは待っ
たなしの状況になりました
日韓関係では竹島(独島)、「慰安婦」問題等懸案はあるものの、「東アジア重
視」を掲げる第二期オバマ政権と日韓保守新政権のもとで米日館軍事同盟強化の
流れは強まるでしょう
これに抗して今年も微力ですが地道に頑張ります。日韓ネットともども本年も宜
しくお願い申し上げます
2013年1月12日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島原発告訴団: 緊急署名のお願いです
★2.東電・神奈川県支店へ様々な思いを込めて平成24年最後のデモ
止めよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子
★3.「金曜官邸抗議の仕掛けと苦悩~原田裕史さんの講座を聞いて」
矢嶋 理恵(たんぽぽ舎ボランティア)
★4. メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆ 参加者募集!1月21日(月)仙台高裁・支援バス・ツアー
ふくしま集団疎開裁判の会
◆ みんな集まれ!! 2月22日(金曜)は午後4時から東京地検包囲行動
広瀬隆
★5. たんぽぽ舎へ来た年賀状から その2
━━━━━━━
┏┓
┗■1.福島原発告訴団: 緊急署名のお願いです
└────
福島原発告訴団から署名のお願いが来ています。
取り組みの期間が大変短いので早急にご協力お願いします
【拡散お願い】緊急署名始めます!
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html
福島原発告訴団では「福島原発事故に関し、厳正な捜査と起訴を求める署名」
を緊急に行うことにいたしました。私たちは、強制捜査を含む厳正な捜査・起訴
を行うことを、強く、強く求めます。
3月にも立件判断とのことですので、時間がありません。
みなさま、この署名運動にご協力をお願いいたします。
https://docs.google.com/file/d/0BzG0nuqlnIlJWlJjNWpmS3Z4ZWM/edit?pli=1
第一次締切は2013年2月15日、第二次締切は3月5日です。
2月22日(金)に「東京地検包囲行動」を行い、第一次集約の署名を提出する
予定です。
https://docs.google.com/file/d/0BzG0nuqlnIlJclJKM0JybDVtS2M/edit
2月22日(金)16時からは、「東京地検包囲行動」を行います。
<行動予定>
16:00ー17:00 東京地検前に集合 包囲行動と「署名」提出行動
<各自、歩道を移動する>
17:30ー18:00 東電本社前に集合 包囲行動
<各自、歩道を移動する>
18:00ー20:00 霞ヶ関へ移動し、金曜行動に合流。アピールと署名集めをする。
┏┓
┗■2.東電・神奈川県支店へ様々な思いを込めて平成24年最後のデモ
└──── 止めよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子
12月28日デモ報告
【東電・神奈川県支店へ様々な思いを込めて平成24年最後のデモ】
12月28日、東電・神奈川支店へ向け平成24年最後のデモを行いました。小雨降る
中、36名の参加者が有り、リレートークも被曝労働の現状から始まり、4号機の
燃料プールの危機的状況、事故被害者が抱える様々な苦しみ、事故がなくとも恒
常的に被曝者を生み出し、高レベル放射性廃棄物を生み出す原発の原罪、等々、
それぞれが、それぞれの言葉と思いを込めて訴えました。デモに出発すると、バ
スの中から手を振ってくれる、沿道でも手を振り拍手をしてくれる、頑張れと声
を掛けてくれる、自民党が圧勝しようとも、人々が原発は嫌だと思う気持ちに変
わりはないことがヒシヒシと伝わってきました。デモ終了後の交流会では、美味
しいギョウザを食べながら、25年に向け活動をどのように広げて行くか、様々な
提案がなされました。
○さて、平成25年最初のデモは、1月25日(金)です。
リレートーク18時より、デモ出発19時 コース:桜木町駅前広場→関内→市庁舎前
→東電・神奈川支店前→桜木町駅前広場 約1時間のコースです。
思うだけでは原発は止めらません、まず一歩踏み出しましょう!
お問い合わせ:金子 090-6540-3771
┏┓
┗■3.「金曜官邸抗議の仕掛けと苦悩~原田裕史さんの講座を聞いて」
| 1月10日の講座を聴いて
└──── 矢嶋 理恵(たんぽぽ舎ボランティア)
毎週金曜の官邸前抗議行動には、実はいろいろな仕掛けがあるそうです。
逮捕者を出さないための仲裁的な役割があったり、私のようなデモ初心者には当
たり前に思えるようなことが実はなかなか通らない方がいたり。ご苦労様です。
また、「ふつう」の人たちが抗議行動をしていることを印象づけるために、団体
の旗は下ろしてもらうこと(シンボルの旗はよい)、シングルイシューを守り、
とにかく行動の2時間は「反原発」に関するプラカードやスピーチに絞ってもら
うことなど、本当に
私にとっては、言われてみればその通りだと思うようなことですが、実は「そ
の通り」でない人たちもいるということで、本当にご苦労なことだと思いつつ、
興味深く聞かせていただきました。
原田さんの講座は、いつも思いもよらない視点のずらしがあり、固定観念をブ
レイン・ウォッシュされます。それがとても、はっとする瞬間であり、聞いてい
てびっくりしつつもためになります。
次回(第3回目)の原田講座のテーマは「放射能の話~避難の権利」です。
日時 1月31日(木)19:00-21:00
会場 スペースたんぽぽ
参加費 800円
とても楽しみにしています。
┏┓
┗■4 メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆ 参加者募集!1月21日(月)仙台高裁・支援バス・ツアー
ふくしま集団疎開裁判の会
子どもの教育は被曝を避けた安全な場所で!
1.21裁判支援バス・ツアーのお知らせ
<http://fukusima-sokai.blogspot.jp/> http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
「ふくしま集団疎開裁判」(第2審仙台高裁)は、いよいよ険しい峠に差しかか
ってきました。
1月21日(月)に行なわれる第三回審尋(審理)に伴い、「仙台アクション」を
支援するために、東京から「日帰りバス・ツアー」を行ないます。奮ってご参加
ください。
1.募集内容
バス個人負担: 5,000円 乗車時支払い
申込先:携帯電話で 090-2933-7993黒岩 あるいはE-mailで
<mailto:sukue_kodomo@excite.co.jp> sukue_kodomo@excite.co.jp (sukueの後
はアンダーバーです)
申込方法:
お名前、年齢、性別、ご住所、電話番号を添えてお申込み下さい。掛け捨て保険
をかけるために必要です。(申込みは1月20日まで。18日以降のお申込みには保
険はかけられません)
2.スケジュール
集合:2013年1月21日(月)06:50集合:07:00出発
集合場所:新宿・西口スバル・ビル前(横)
(復路)
仙台出発:16:00(予定)東京着:21:00~22:00(予定)
◆ みんな集まれ!! 2月22日(金曜)は午後4時から東京地検包囲行動
呼びかけ 広瀬隆
1の緊急署名の提出行動です。
○2月22日(金)福島原発告訴団・東京大行動スケジュール
16:00~17:00 東京地検前に集合──
ヒューマンチェーンで包囲し、「署名」提出。
17:30~18:00 東電本社前に移動・集合して激しい抗議行動
18:30~20:00 移動して、首相官邸前の金曜デモに合流し、アピールと署名
集め
首都圏反原発連合と、金曜デモ参加者のみなさん、ご協力をお願い致します
詳細は以下をご覧下さい。
http://t.co/73axIs0z
「地検包囲行動」 福島原発告訴団主催
┏┓
┗■5.たんぽぽ舎へ来た年賀状から その2
1 静岡県牧之原市 長野榮一
謹賀新年
昨秋、反原発運動の同志である浜ネットの皆さんの企画で私の「長寿を祝う会」
を開いて頂きました。多くの方々にお手間をかけ恐縮すると共に、夫婦で大感激
いたしました。
皆様本当にありがとうございました。
浜岡原発はひとまず運転は停止しておりますが、中電は再開を画策し、廃炉まで
まだまだ一山も二山も越えなければなりません。原発の現地が平穏な生活を取り
戻すまでもうひとがんばりです。本年もよろしくお願いします。
2 敦賀市 斉藤征二
賀正
戦争原発の無い平和な社会実現目指して心1つして頑張って行きましょう
本年も宜しくお願い致します
賀状ありがとうございました
3 目黒区 渡辺健樹
謹賀新年
あけましておめでとうございます
年末総選挙では安部自民党政権が成立し、韓国大統領選では野党統一候補文在寅
氏があと一歩及ばず朴槿恵勝利の残念な結果となりました
集団的自衛権行使や憲法改悪、河野官房長官談話の見直しを許さない闘いは待っ
たなしの状況になりました
日韓関係では竹島(独島)、「慰安婦」問題等懸案はあるものの、「東アジア重
視」を掲げる第二期オバマ政権と日韓保守新政権のもとで米日館軍事同盟強化の
流れは強まるでしょう
これに抗して今年も微力ですが地道に頑張ります。日韓ネットともども本年も宜
しくお願い申し上げます
たんぽぽ舎です。【TMM:No1716】
2013年1月11日(金)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
安倍自民党の原発再稼働(もうけ)に反対し、阻止するためには…
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌から4つ
◆環境省、手抜き情報放置 除染作業者を聴取せず
(1月10日朝日新聞から)
◆被災4県 石綿基準超え17ケ所 解体現場「氷山の一角」
(1月11日毎日新聞より抜粋)
◆除染下請け天引き横行 作業員宿泊、食事代の名目
業者支払い日給1000円 国の危険手当温床に
(1月11日東京新聞より抜粋)
◆日本原電、発電せず最高益 電力5社から760億円 今年度上半期
電気料金にツケ (1月11日朝日新聞より抜粋)
★3.<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
あらためて福島の現状に注目しよう
━━━━━━━
※1/17学習会にご参加を!
「被ばく労働は今」(福島第一原発の現場から)
お 話:木田節子さん&被ばく労働ネットの仲間
日 時:1月17日(木)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
| 安倍自民党の原発再稼働(もうけ)に反対し、阻止するためには…
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◎大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
東海地震提唱者の石橋克彦氏の著書に『大地動乱の時代』がある。この本には、
日本列島の地震の歴史と人間が書かれているが、“なかなかの読み物”になって
いる。大地動乱の時代は地震(津波)活発期=活動期をイミする。日本列島が敗戦
後からの地震静穏期を終えて、今は、地震活発期に入った、といわれる。
それは、6000人強の死者を出した阪神淡路大震災(1995年、気象庁M7.3)から
始まり、2万人弱の犠牲を出した東日本大震災(2011年、モーメントM9.0)~現
在に続いている。
地震を扱う役所=気象庁や地震関連の国家機関が、今後、「M8クラスの余震
が起こりうる」と警告を出し続けている。
◎野田民主党政権の不評と小選挙区制のマジック(4割の得票で8割の議席)で、
昨年12月、安倍自民党政権になった。安倍自民党は、選挙中はあいまいにしてい
た原発推進を選挙後は公言する。50基の原発のうち大飯原発2基を除いて、48基
が停止中だが、その再稼働の嵐が近づいてきている。地震活発期の日本の原発48
基の再稼働は無謀きわまりない。「原発再稼働なしでも電気は大丈夫」は、2012
年の実績(事実)で証明された。
原発再稼働の本質は電力会社のもうけであり、背景に原子力技術の温存→日本
核武装のおもわくがある。
◎どう闘うか~智恵と経験を出し合おう
大衆運動の大きな盛り上がりと鋭い闘いの両方をつくりだすことがカギだと思
う。昨年6月末から7月1日の関西電力大飯原発の再稼働阻止闘争-首相官邸前
抗議行動と現地闘争-を上回る闘いが求められる。
そのためにも、当面、次の3つ
1.毎週金曜日の首相官邸前抗議行動(全国各地100カ所以上)に参加し、盛り
上げる。
2.原子力規制委員会に対する創意ある、持続した行動を続ける-傍聴・交渉
-追及、大衆的抗議行動ほか
3.再稼働阻止全国ネットワーク(2012年10月結成)に結集して智恵と方針を出
し合おう(現地闘争、全国的連携の闘い、ほか)。
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から4つ
└────
◆環境省、手抜き情報放置 除染作業者を聴取せず
福島第一原発周辺で手抜き除染が横行している問題で、環境省が昨年12月25日
以降、詳細な手抜き情報を得ながらゼネコンを聴取せず、放置していたことがわ
かった。聴取を始めたのは、朝日新聞の報道を受けて除染適正化推進本部を発足
させた。今月7日だった。初動が遅れた結果、実態理解が難航する恐れがある。
取材班は12月25日に現地本部の環境省福島環境再生事務所に、ゼネコン側の指
示で草木が投棄されたことや洗浄水が回収されなかったことを日時や場所を特定
して伝えた。手抜き現場の写真の一部も見せた。本省の幹部2人にも伝えた。
26日には草木の投棄を指示された20代男性が実名で手抜き情報をファックスで
本省を事務所に送った。取材を受けたゼネコン2社も28日までに洗浄水を適切に
回収していない可能性があると事務所に報告した。
ところが、環境省は情報を共有しなかった。事務所は25日の取材に「マナーの
問題」と発言。ゼネコン2社には口頭で調査を求めたというが、現地の確認や詳
しい聴取はしなかったという。実名で情報提供した男性はメールアドレスを記し
ていたが、今月8日時点でも問い合わせはない。
仕事納めの12月28日に雇い止めになって出身地に戻った作業員は多く、現場も
風雪で変わり、調査は難航しそうだ。環境省は「情報共有や連絡体制に不備があ
ったか調査中」としている。(1月10日朝日新聞から)
◆被災4県 石綿基準超え17ケ所 解体現場「氷山の一角」
東日本大震災で被害を受けた建物の解体工事で、世界保健機構(WHO)の安全
基準(大気1リットル当たり10本以下)を超すアスベスト(石綿)が検出された
現場が、昨年末までに17ケ所確認されていたことが環境省と厚生労働省への取材
で分かった。環境省が05年度から毎年約50ケ所を抽出して行っている大気濃度調
査では、震災前の08~10年度に基準を超えたのは山梨、愛知両県など計4ケ所だ
けだった。専門家は「氷山の一角に過ぎず、見過ごされた被災解体現場はたくさ
んあるはずだ。WHO基準以下なら健康に影響がないと言い切る根拠もなく、対策
が急務だ」と指摘している。(中略)
フォローが必要
石綿問題に詳しい東京工業大大学院の村山武彦教授(リスク管理論)の話
日本の技術水準であれば石綿飛散はもっと抑えられるはずだが、解体業者に技
術差があるうえ、業者の能力をチェックする仕組みもないのが問題。(継続的な
被ばくがある石綿生産現場と異なり)、被災現場では局所的・短期的に飛散する
ため、大気濃度のモニタリング調査で把握できない。石綿にさらされた人へのフ
ォローが必要だ。 (1月11日毎日新聞より抜粋)
◆除染下請け天引き横行 作業員宿泊、食事代の名目
業者支払い日給1000円 国の危険手当温床に
東京電力福島第一原発事故に伴う国直轄の除染事業で、下請け業者が、作業員
の日給から半ば強制的に宿泊代や食事代を天引きし、国が支給する危険手当の1
万円のほかは、1日千円程度しか支払っていない実態が、作業員らへの取材で分
かった。宿泊施設は、業者が国などから無料や安価で借りたもので、作業員から
徴収した宿泊代のほとんどが業者の取り分と化す形となっていた。(後略)
(1月11日東京新聞より抜粋)
◆日本原電、発電せず最高益 電力5社から760億円 今年度上半期
電気料金にツケ
敦賀原発(福井県)などを持つ原発専業会社の日本原子力発電(本社・東京)
が、原発を動かしていないにもかかわらず今年度上半期の純利益が過去最高の
209億円になった。東京、関西など5電力が電気を買う契約を続け、電気が送ら
れていないのに「基本料」として計760億円ほども払ったからだ。この費用は各
電力の電気料金に含まれ、利用者が負担している。(後略)
(1月11日朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■3.<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
| あらためて福島の現状に注目しよう
└──── (M/O)
時の流れが事件を風化させる。よくいわれることだ。二周年が近づく東日本大
震災や原発震災についてもそういう傾向がないとはいえない。ここには自然の流
れと言う要素もある。しかし、東日本大震災の復興は思うように進展していない。
原発震災に至っては収束していないし、現在も進行中である。東日本大震災や原
発震災からの復旧や復興が現在の日本の最大の課題であることは明確である。ど
の内閣も、また首相らこのことを口にするが実際にはこの問題に目をそらし、人
為的に風化させるような振舞いをしてきたのではないか。メデイアもそうである。
復興予算の出鱈目な使い方などはその例であるが、原発震災に関しては経産省や
「原子力ムラ」の再稼働戦略があり、事故を小さく見せ既に収束したと思わせた
いということがある。安倍首相も儀礼として福島に出掛けたが、見た現実を語ら
なかったというよりは、見ることをしなかった。見る気もなかったのである。
我々はこうした風潮に抗して東日本大震災や原発震災の現実を明確に認識し突
き出さなければならない。1月8日のテント全体会議は「2月11日」から3月下
旬まで『福島月間』としてこれに応えることを提起している。具体的なことは今
後明らかにされていくだろが、この期間、我々は福島の現実をあらためて認識し
たいと思う。テントには『福島の母と子の声を聞け』という文言が経産省に向け
て発せられてあるが、我々も今一度これに向かい会いたいのである。
1月11日には首都圏反原連主催の官邸前行動が開始され、3月9日を前後す
る日の行動も提起されているが、我々は福島の現状を運動の根底に据え直したい
と思う。意識的に、自覚的に福島の現状を知ることに努めたいのである。福島ほ
人たちの声を聞きたいし、それを発する場を設けたい。テントではいろいろの企
画をしたいと思う。一例だが、低線量被曝の問題に取り組んできた人の報告や問
題提起など。様々の企画の持ち込みを願いたい。
テントにはいろいろの人が訪れる。この霞が関の住人たち(官僚)たちにもテ
ントの関心は高いらしい。時折、カンパをしてくれる人も、立ち停まって話をす
る人もいるがテントに来て話し込む人もいる。ある人はテントの事が気になって
仕方がなかったそうである。一度訪ねて見たいと思ったらしいがけんもほろろに
拒絶されると思っていたらしい。酒を飲んだ勢いで訪ねてきたいただいたらしい
が、今回は2度目の訪問だった。彼女の話によれば,原発については反対の人も
多く省内では以前よりは語りやすくなったとのことである。彼女の話では官僚は
政府からの独立(?)意識が強く、政府の政策はともあれ日本の為に尽くすと言
う意識は強いとのことである。これはある程度は推察されたことである。
官僚、つまり国家をどう開いて行くのかということが議論になって政治主導と
いうことが提起された。これは民主党政権の敗北でとん挫。が、国民との関係で
どう開いて行くかはこれからのことである。規制委員会の動きを監視し、文科省
への行動など国民の声を伝えるべき働きかけは続いているが、これに対する内部
の動きはどうなのだろうか。たまに、訪れる人から聞くに過ぎないから、まだ、
この回路は閉ざされている。官僚の内部では我々に行動が敵対的なもので、対話
を求めるという側面を持っていること、それが意図されていることは理解されに
くいのかもしれない。どうしたら開けるかはわからないが、官僚と国民の関係を
変えていく道を考えてきたことはたしかである。官僚と国民の関係を変えていく
こと、そこに対話が成立することを念頭においてもいるのだ。テントにはそうし
た狙いがある。テントに関心を持っているというのはその第一歩である。
深夜にまで明かりのともる霞ヶ関の住人たちの視線が国民に向き、閉じられた
壁を開けようとすることはあるのか。はなはだ遠く、絶望的に見える道も誰かが
つけ始めれば地上の道になるのにと思う。彼女の勇気ある行動がその先鞭になっ
てくれれば嬉しいのだが…。これが初夢ならいい。今年おみくじは夫婦とも大吉
だった。この霊験がこんな風だといいのだがと密かに思った。
2013年1月11日(金)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
安倍自民党の原発再稼働(もうけ)に反対し、阻止するためには…
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌から4つ
◆環境省、手抜き情報放置 除染作業者を聴取せず
(1月10日朝日新聞から)
◆被災4県 石綿基準超え17ケ所 解体現場「氷山の一角」
(1月11日毎日新聞より抜粋)
◆除染下請け天引き横行 作業員宿泊、食事代の名目
業者支払い日給1000円 国の危険手当温床に
(1月11日東京新聞より抜粋)
◆日本原電、発電せず最高益 電力5社から760億円 今年度上半期
電気料金にツケ (1月11日朝日新聞より抜粋)
★3.<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
あらためて福島の現状に注目しよう
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※1/17学習会にご参加を!
「被ばく労働は今」(福島第一原発の現場から)
お 話:木田節子さん&被ばく労働ネットの仲間
日 時:1月17日(木)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円
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┗■1.大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
| 安倍自民党の原発再稼働(もうけ)に反対し、阻止するためには…
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◎大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
東海地震提唱者の石橋克彦氏の著書に『大地動乱の時代』がある。この本には、
日本列島の地震の歴史と人間が書かれているが、“なかなかの読み物”になって
いる。大地動乱の時代は地震(津波)活発期=活動期をイミする。日本列島が敗戦
後からの地震静穏期を終えて、今は、地震活発期に入った、といわれる。
それは、6000人強の死者を出した阪神淡路大震災(1995年、気象庁M7.3)から
始まり、2万人弱の犠牲を出した東日本大震災(2011年、モーメントM9.0)~現
在に続いている。
地震を扱う役所=気象庁や地震関連の国家機関が、今後、「M8クラスの余震
が起こりうる」と警告を出し続けている。
◎野田民主党政権の不評と小選挙区制のマジック(4割の得票で8割の議席)で、
昨年12月、安倍自民党政権になった。安倍自民党は、選挙中はあいまいにしてい
た原発推進を選挙後は公言する。50基の原発のうち大飯原発2基を除いて、48基
が停止中だが、その再稼働の嵐が近づいてきている。地震活発期の日本の原発48
基の再稼働は無謀きわまりない。「原発再稼働なしでも電気は大丈夫」は、2012
年の実績(事実)で証明された。
原発再稼働の本質は電力会社のもうけであり、背景に原子力技術の温存→日本
核武装のおもわくがある。
◎どう闘うか~智恵と経験を出し合おう
大衆運動の大きな盛り上がりと鋭い闘いの両方をつくりだすことがカギだと思
う。昨年6月末から7月1日の関西電力大飯原発の再稼働阻止闘争-首相官邸前
抗議行動と現地闘争-を上回る闘いが求められる。
そのためにも、当面、次の3つ
1.毎週金曜日の首相官邸前抗議行動(全国各地100カ所以上)に参加し、盛り
上げる。
2.原子力規制委員会に対する創意ある、持続した行動を続ける-傍聴・交渉
-追及、大衆的抗議行動ほか
3.再稼働阻止全国ネットワーク(2012年10月結成)に結集して智恵と方針を出
し合おう(現地闘争、全国的連携の闘い、ほか)。
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┗■2.新聞・雑誌から4つ
└────
◆環境省、手抜き情報放置 除染作業者を聴取せず
福島第一原発周辺で手抜き除染が横行している問題で、環境省が昨年12月25日
以降、詳細な手抜き情報を得ながらゼネコンを聴取せず、放置していたことがわ
かった。聴取を始めたのは、朝日新聞の報道を受けて除染適正化推進本部を発足
させた。今月7日だった。初動が遅れた結果、実態理解が難航する恐れがある。
取材班は12月25日に現地本部の環境省福島環境再生事務所に、ゼネコン側の指
示で草木が投棄されたことや洗浄水が回収されなかったことを日時や場所を特定
して伝えた。手抜き現場の写真の一部も見せた。本省の幹部2人にも伝えた。
26日には草木の投棄を指示された20代男性が実名で手抜き情報をファックスで
本省を事務所に送った。取材を受けたゼネコン2社も28日までに洗浄水を適切に
回収していない可能性があると事務所に報告した。
ところが、環境省は情報を共有しなかった。事務所は25日の取材に「マナーの
問題」と発言。ゼネコン2社には口頭で調査を求めたというが、現地の確認や詳
しい聴取はしなかったという。実名で情報提供した男性はメールアドレスを記し
ていたが、今月8日時点でも問い合わせはない。
仕事納めの12月28日に雇い止めになって出身地に戻った作業員は多く、現場も
風雪で変わり、調査は難航しそうだ。環境省は「情報共有や連絡体制に不備があ
ったか調査中」としている。(1月10日朝日新聞から)
◆被災4県 石綿基準超え17ケ所 解体現場「氷山の一角」
東日本大震災で被害を受けた建物の解体工事で、世界保健機構(WHO)の安全
基準(大気1リットル当たり10本以下)を超すアスベスト(石綿)が検出された
現場が、昨年末までに17ケ所確認されていたことが環境省と厚生労働省への取材
で分かった。環境省が05年度から毎年約50ケ所を抽出して行っている大気濃度調
査では、震災前の08~10年度に基準を超えたのは山梨、愛知両県など計4ケ所だ
けだった。専門家は「氷山の一角に過ぎず、見過ごされた被災解体現場はたくさ
んあるはずだ。WHO基準以下なら健康に影響がないと言い切る根拠もなく、対策
が急務だ」と指摘している。(中略)
フォローが必要
石綿問題に詳しい東京工業大大学院の村山武彦教授(リスク管理論)の話
日本の技術水準であれば石綿飛散はもっと抑えられるはずだが、解体業者に技
術差があるうえ、業者の能力をチェックする仕組みもないのが問題。(継続的な
被ばくがある石綿生産現場と異なり)、被災現場では局所的・短期的に飛散する
ため、大気濃度のモニタリング調査で把握できない。石綿にさらされた人へのフ
ォローが必要だ。 (1月11日毎日新聞より抜粋)
◆除染下請け天引き横行 作業員宿泊、食事代の名目
業者支払い日給1000円 国の危険手当温床に
東京電力福島第一原発事故に伴う国直轄の除染事業で、下請け業者が、作業員
の日給から半ば強制的に宿泊代や食事代を天引きし、国が支給する危険手当の1
万円のほかは、1日千円程度しか支払っていない実態が、作業員らへの取材で分
かった。宿泊施設は、業者が国などから無料や安価で借りたもので、作業員から
徴収した宿泊代のほとんどが業者の取り分と化す形となっていた。(後略)
(1月11日東京新聞より抜粋)
◆日本原電、発電せず最高益 電力5社から760億円 今年度上半期
電気料金にツケ
敦賀原発(福井県)などを持つ原発専業会社の日本原子力発電(本社・東京)
が、原発を動かしていないにもかかわらず今年度上半期の純利益が過去最高の
209億円になった。東京、関西など5電力が電気を買う契約を続け、電気が送ら
れていないのに「基本料」として計760億円ほども払ったからだ。この費用は各
電力の電気料金に含まれ、利用者が負担している。(後略)
(1月11日朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■3.<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
| あらためて福島の現状に注目しよう
└──── (M/O)
時の流れが事件を風化させる。よくいわれることだ。二周年が近づく東日本大
震災や原発震災についてもそういう傾向がないとはいえない。ここには自然の流
れと言う要素もある。しかし、東日本大震災の復興は思うように進展していない。
原発震災に至っては収束していないし、現在も進行中である。東日本大震災や原
発震災からの復旧や復興が現在の日本の最大の課題であることは明確である。ど
の内閣も、また首相らこのことを口にするが実際にはこの問題に目をそらし、人
為的に風化させるような振舞いをしてきたのではないか。メデイアもそうである。
復興予算の出鱈目な使い方などはその例であるが、原発震災に関しては経産省や
「原子力ムラ」の再稼働戦略があり、事故を小さく見せ既に収束したと思わせた
いということがある。安倍首相も儀礼として福島に出掛けたが、見た現実を語ら
なかったというよりは、見ることをしなかった。見る気もなかったのである。
我々はこうした風潮に抗して東日本大震災や原発震災の現実を明確に認識し突
き出さなければならない。1月8日のテント全体会議は「2月11日」から3月下
旬まで『福島月間』としてこれに応えることを提起している。具体的なことは今
後明らかにされていくだろが、この期間、我々は福島の現実をあらためて認識し
たいと思う。テントには『福島の母と子の声を聞け』という文言が経産省に向け
て発せられてあるが、我々も今一度これに向かい会いたいのである。
1月11日には首都圏反原連主催の官邸前行動が開始され、3月9日を前後す
る日の行動も提起されているが、我々は福島の現状を運動の根底に据え直したい
と思う。意識的に、自覚的に福島の現状を知ることに努めたいのである。福島ほ
人たちの声を聞きたいし、それを発する場を設けたい。テントではいろいろの企
画をしたいと思う。一例だが、低線量被曝の問題に取り組んできた人の報告や問
題提起など。様々の企画の持ち込みを願いたい。
テントにはいろいろの人が訪れる。この霞が関の住人たち(官僚)たちにもテ
ントの関心は高いらしい。時折、カンパをしてくれる人も、立ち停まって話をす
る人もいるがテントに来て話し込む人もいる。ある人はテントの事が気になって
仕方がなかったそうである。一度訪ねて見たいと思ったらしいがけんもほろろに
拒絶されると思っていたらしい。酒を飲んだ勢いで訪ねてきたいただいたらしい
が、今回は2度目の訪問だった。彼女の話によれば,原発については反対の人も
多く省内では以前よりは語りやすくなったとのことである。彼女の話では官僚は
政府からの独立(?)意識が強く、政府の政策はともあれ日本の為に尽くすと言
う意識は強いとのことである。これはある程度は推察されたことである。
官僚、つまり国家をどう開いて行くのかということが議論になって政治主導と
いうことが提起された。これは民主党政権の敗北でとん挫。が、国民との関係で
どう開いて行くかはこれからのことである。規制委員会の動きを監視し、文科省
への行動など国民の声を伝えるべき働きかけは続いているが、これに対する内部
の動きはどうなのだろうか。たまに、訪れる人から聞くに過ぎないから、まだ、
この回路は閉ざされている。官僚の内部では我々に行動が敵対的なもので、対話
を求めるという側面を持っていること、それが意図されていることは理解されに
くいのかもしれない。どうしたら開けるかはわからないが、官僚と国民の関係を
変えていく道を考えてきたことはたしかである。官僚と国民の関係を変えていく
こと、そこに対話が成立することを念頭においてもいるのだ。テントにはそうし
た狙いがある。テントに関心を持っているというのはその第一歩である。
深夜にまで明かりのともる霞ヶ関の住人たちの視線が国民に向き、閉じられた
壁を開けようとすることはあるのか。はなはだ遠く、絶望的に見える道も誰かが
つけ始めれば地上の道になるのにと思う。彼女の勇気ある行動がその先鞭になっ
てくれれば嬉しいのだが…。これが初夢ならいい。今年おみくじは夫婦とも大吉
だった。この霊験がこんな風だといいのだがと密かに思った。