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┗■3.首都圏の活断層・立川断層が、またも話題に上っている

 |  立川断層の地震予測も外れか 穴だらけの地震年表

 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その53

 └──── 島村英紀(地震学者)

 

  前にも騒ぎを起こした首都圏の活断層・立川断層が、またも話題に上っている。

 立川断層では2年前から活断層の大規模な発掘調査が行われた。そのときに東大地震研究所の先生が恥をかいたことがあった。かつての自動車工場の基礎の杭を、自然の岩が過去の地震で断ちきられたものと判断してしまったのだ。

 そして、この5月の東京都瑞穂町での調査で14-15世紀以降に大地震があったとの結果が報じられた。同町の狭山神社の境内。先の工場跡とは別の場所だ。

 政府の地震調査委員会は立川断層を次の発生が近づいている危険性の高いものに分類している。この断層帯では1万-1万5000年の間隔で地震が発生しているが、この1万3000年以上も地震が起きていないためだという。しかし、もし数百年前に地震があったのなら、この想定がまったく違ってしまう。

 この瑞穂町の調査では、そのほかにも過去1万年以内に少なくとも1回以上の地震があったこともわかったという。これらが本当ならば、立川断層が起こす「次の地震」ははるか将来ということになる。

○ さて、数百年前に大地震が起きたのなら、いままでにどうして知られていなかったのだろうか。

 そうなのだ。過去の地震についての「地震の年表」は労作だがじつは抜け穴だらけのものなのである。

 日本で、地震計を使った地震観測が始まったのは明治時代だ。もっと昔の地震について知るためには、昔の記録や日記を読んで地震の歴史を調べる地味な調査をしなければならない。

 これら各種の歴史に書かれている地震のことを歴史地震といい、このようなことを研究している学問は歴史地震学、あるいは古地震学という。

 寺や役場が残している文書を読むことが多い。

 寺の過去帳のように、いつ誰がどんな原因で亡くなったかを記録している古文書は、過去の地震や津波の貴重な記録なのである。かび臭い蔵にこもって古い文書の頁を繰っている一群の地震学者がいるのだ。

○ ところが、この調査には多くの問題がある。

 地震計の記録と違って震源地も分からない。被害が大きかったところを震源地とすることが普通だ。だが被害記録が多いところがかならずしも震源ではなくて、人が多く住んでいる場所だったりする。

 古くから都のあった近畿地方では歴史の資料が豊富で数多くの地震が記録されている。一方、歴史の資料がそもそも少ない地方では歴史に残った地震の数も少ない。

 それゆえ記録に残っている地震が少ないことは、その地方で発生した地震が少ないということではない。歴史の資料の質や量が時代や地域によってまちまちなので、全国で均質な調査とはほど遠いのである。

○ 立川断層のまわりも、大地震が起きてもなんの記録も残っていなかった。いまは住宅密集地や巨大な米軍基地になってしまったが、数百年前には無人の原野だったのだ。  (5月30日『夕刊フジ』より)

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

◆「小児甲状腺がん89人は異常多発!どこでも、だれでも放射能健康診断を!」院内集会(6/6)

 

  5月19日(月)福島県県民健康調査検討委員会が開催され、計89例の小児甲状腺がんの発見となります。

 有病期間3年(この3年間の発生合計)と仮定すると20倍を超える発生率、明らかに異常多発(アウトブレイク)です。“美味しんぼ”で鼻血が話題になっていますが、事態は遥かに進行しているのです。

 放射能健康診断署名を国民的な運動に広げ、希望する者は、どこに住んでいても誰でも実施させましょう。

集会へのご参加をよびかけます。狭いですが保育スペースはあります。

  ****************

日時: 6月6日(金) 午後6時から7時半

場所: 参議院議員会館、地下B-103会議室

アクセス: 地下鉄各線「国会議事堂前」及び「永田町」徒歩3分

出席予定: 避難者(二瓶和子さん、亀屋幸子さん他)、医師

参加費:500円(遠方からの費用等)   避難者の方無料

(主催)  放射能健康診断100万人署名運動全国実行委員会

    http://hinan.jimdo.com/

   連絡先 高瀬(080-1082-9980

 

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┗■5.新聞より3つ

 └──── 

 

 ◆・凍土壁 前例なき着工    ・福島原発 汚染水増やさぬ対策

    ・効果未知数 伴うリスク

                  6月3日  朝日新聞 見出し)

 

 ◆凍土壁 総延長1.5キロ―福島第一、前例ない規模に

 

 東京電力が2日に本格着手した、福島第一原発の凍土遮水壁の建設工事は、1~4号機の建屋をぐるり囲う総延長1.5キロの、前例のない規模の工事となる。

 凍土壁は、建屋を囲むように1550本の管を地下深くまで打ち込み、そこに超低温の冷却液を循環させ、土壌を凍らせて地下水の動きを封じる計画。

 地下水が建屋に流入して汚染水を増やさないようにし、仮に建屋から汚染水が漏れても壁で食い止める効果が期待される。

 2日は1号機北西側の敷地で工事が始まった。山側の掘削工事の準備や冷却装置の設置に取り掛かり、来年3月の凍結開始を目指す。東電は凍土壁を2021年まで維持し、その間に建屋の止水処理を終えたいとしている。事業費320億円は国が負担し、工事は東電と鹿島が行う。

                                  (63日東京新聞より)

 

◆ 脱原発へ「人格権」  命を優先、司法の流れ 【大飯差し止め判決の影響】

 

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを命じた福井地裁の判決で根拠とされたのが、個人の生命や平穏な生活を保障する憲法上の人格権である。原告側は「画期的」と快哉を叫んだが、実は、北陸電力志賀原発2号機(石川県志賀町)の運転差し止めを認めた2006年の金沢地裁判決が最優先したのも人格権だった。脱原発を実現するためには、再稼働による人格権の侵害を堂々と訴えていく必要がある。【大飯差し止め判決の影響】

 「ひとことで言えば、司法の矜持を示した判決だ。われわれに続く第二の判決が、3.11後にとうとう出てきた」

 06年の金沢地裁判決で裁判長を務めた井戸謙一弁護士は、大飯原発の運転差し止めを言い渡した樋口英明裁判長に賛辞を送る。

 今回の福井地裁判決までは、金沢地裁判決が原発の運転差し止めを認めた唯一のケースだった。福井地裁判決の原点である。原発が安全基準に適合するか否かではなく、人格権の侵害が起きる具体的危険の有無を判断する―。これが金沢地裁判決と福井地裁判決の大きな共通点となっている。

                   63 東京新聞―こちら特報部より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2188

2014年6月3日()その2地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

━━━━━━━

★1.首都圏反原発連合より超緊急告知!64日(水)18:3020:00

   火山・避難問題を軽視する九州電力の川内原発再稼働申請を認めるな!

   不正な人事は認めない!

   原子力規制委員会に対して抗議行動を行います。

★2.原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その5

     避難させずに屋内退避を押付けるための「試算」-非科学的・非現

   実的・おかしな数字 放射能ヒバクをたくさん受けてしまう

               木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★3.首都圏の活断層・立川断層が、またも話題に上っている

   立川断層の地震予測も外れか 穴だらけの地震年表

   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その53

                                       島村英紀(地震学者)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◆「小児甲状腺がん89人は異常多発!どこでも、だれでも放射能健康診断を!」院内集会(66日)

★5.新聞より3

 ◆・凍土壁 前例なき着工    ・福島原発 汚染水増やさぬ対策

    ・効果未知数 伴うリスク

                  6月3日  朝日新聞 見出しから)

 ◆凍土壁 総延長1.5キロ―福島第一、前例ない規模に    (63日東京新聞より)

 ◆ 脱原発へ「人格権」  命を優先、司法の流れ 【大飯差し止め判決の影響】

                          63日 東京新聞―こちら特報部より抜粋) 

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┗■1.首都圏反原発連合より超緊急告知!64日(水)18:3020:00

 |  火山・避難問題を軽視する九州電力の川内原発再稼働申請を認めるな!

 |  不正な人事は認めない!

 |  原子力規制委員会に対して抗議行動を行います。

 └──── 

 

 日時:201464日(水)18:3020:00

 場所:原子力規制委員会前

  (東京都港区六本木1丁目99号六本木ファーストビル内・

   東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」徒歩4

   東京メトロ日比谷線「神谷町駅」徒歩8分 )

 

【注意!】

   付近に住宅もあるため、鳴り物はご遠慮ください。

【呼びかけ】首都圏反原発連合

 

 川内原発再稼働に向け、原子力規制委員会が鍵を握っています!

 今、規制庁に対する大きな圧力が必要です!

 先日、安倍内閣による原子力規制委員会の新人事案が報じられました。審査が厳格であるといわれていた、地震学者の島崎邦彦委員長代理に代わり、推進派で 前日本原子力学会の会長、田中知氏を任命するというものです。これはかつて原子力安全保安院が「原子力ムラ」と癒着していた状態に戻る事であり、原子力規 制委員会の独立性を阻む事でもあります。

 原子力発電所の審査は人々の生命に直結するもので、公正、厳密、厳格、慎重でなければいけません。しかし、再稼働への規制基準審査が優先して行われている 川内原発に関し、火山学者の警告を受け、規制委員会は巨大噴火の予知ができない可能性を既に認めているにもかかわらず、火山の専門家による検討を再稼働後 に行うと平然と言い放っているというのが現状です。

 規制委員会は現在九州電力に申請書の修正を求めており、修正は早くても今月6月中旬の提出とされています。火山の噴火の可能性を軽視し、まともな避難計画ももたない九州電力の提出する修正書を原子力規制委員会は認めるな!抗議の意志をはっきりとした形で可視化し、突きつけましょう!

 

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┗■2.原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その5

 |  避難させずに屋内退避を押付けるための「試算」-非科学的・非現

 |  実的・おかしな数字 放射能ヒバクをたくさん受けてしまう

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

○原子力規制委員会は非「科学的・技術的」でかつ政治的な提言をいくつも出している。5月28日に新たに加わった政治的提言が「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算」だ。

原発の各関係自治体では避難について未解決問題が山積している中で、田中委員長が指示して規制庁が数か月間苦心の計算を重ねてつくりだしたものがこの「試算」。

100テラベクレルのセシウム137が環境中に放出されるような仮想的な事故を想定」し、「予防的防護措置」として木造家屋屋内退避とコンクリート構造物屋内退避をならべ、屋内退避で被爆線量が低減するグラフを見せて、「UPZでは、放射性物質の放出前に、予防的に屋内退避を中心に行うことが合理的」と結論。

 「本試算ではこれ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているものではない」とわざわざ書き添えてあるとおり、これは多くの前提条件の上での試算結果。放出量はイチエフの百分の一、放出は炉停止12時間後に5時間、放出高さは50m、大気中拡散計算はOSCAARで、気象条件は年間からサンプリング、などなど非現実的で信用できないし、被ばく量の絶対値に意味を持たない。にもかかわらず、被ばく量結果をIAEA判断基準(実効線量100Sv/週、ヨウ素50Sv/週)と比較して、効果ありを演出している(非科学的!)。

○何よりも怪しげなのが、「屋内退避」の「遮へい効果」と「密閉効果」。例えば、木造家屋の放射性プルームからのγ線の低減はIAEAでも10%なのに、防護措置低減を25%と計算している。木造家屋が多い原発立地地域で重要な仮定だ。

また、イチエフ事故においてこのように2日間の自宅待機を住民に強いた場合にどうなったかを示さないのもおかしい。

さすがに、後ろめたさを感じたのか、定例会議での各委員の発言も言い訳がましい(速記録参照)。

○それでも、この試算結果を独り歩きせて屋内退避推奨に使われるであろう。先の5月29日の院内交渉集会で規制庁防災課担当が「屋内退避」を何度も強調していた。

規制委は、沢山の現実性がない前提をおいてもっともらしいグラフを見せて、5km~30km圏の住民に屋内退避を押付けようとしている。非「科学的・技術的」で政治的だ。

(参考)

原子力規制委員会定例会議 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/

同資料2 http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h26fy/data/0009_03.pdf

 

たんぽぽ舎です。【TMM:No2187

2014年6月3日()地震と原発事故情報-1つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

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特別号

★1.重大な警告が出されました・・・広瀬隆

     ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士が首都圏の放射能汚染調査

     6月1日、川内原発・伊方原発・東海第二原発・女川原発・浜岡原発・

   泊原発・・・原発現地からの発言がいずれも胸を打った

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6/4(水)「人間の鎖」と集会にご参加下さい。

 福島原発告訴団が東京地検への「人間の鎖」と集会を開催します。

 日時:64(水)「人間の鎖」12:00東京地検前集合-12:45

    集会:14:00より(13:30開場)  無料

 講演:湯浅一郎さん《海の汚染について》 

 場所:日比谷コンベンションホール(千代田区立日比谷図書館B1)

 主催:福島原発告訴団

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┗■1.重大な警告が出されました・・・広瀬隆

 |  ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士が首都圏の放射能汚染調査

     6月1日、川内原発・伊方原発・東海第二原発・女川原発・浜岡原発・泊原発・・・原発現地からの発言がいずれも胸を打った

 └──── 

 

☆全国のみなさま  広瀬隆です

 6月1日(日)の国会前のデモは、とてもよい集会でした。数十人が発言し、特に川内原発・伊方原発・東海第二原発・女川原発・浜岡原発・泊原発・・・原発現地からの発言が、いずれも胸を打ったからです。猛暑のなか、3時間があっという間にすぎました。なかでも、福島県の佐藤和良さんの発言、「今は鼻血の問題じゃない。一層深刻な被害が出ている」との言葉が、胸を刺しました。

 あさって、6月4日に、福島原発告訴団によって、検察審査会に福島原発事故責任者の起訴を求める集会(添付ファイル)がおこなわれます。

 

 集会参加者のみなさまは、下記の警告を必ずお読みください。セバスチアン・プフルークバイル氏には、二年前、山本太郎さんと共にドイツでお会いしました。本当に深刻です。世界で最も信頼できる放射能被曝の専門家の一人です。

 

 ◆ドイツ放射線防護協会会長のセバスチアン・プフルークバイル博士が、首都圏の放射能汚染調査後、東京オリンピック開催決定を非難した。

Canard Plus Tomos Blog より

福島原発事故 - 高濃度の放射能を含む黒い粉末を東京で発見

http://vogelgarten.blogspot.jp/

dimanche 25 mai 2014 2014525日 日曜日)

独科学者プフルークバイル:首都圏の放射能汚染調査後、東京オリンピック開催

決定を非難

福島原発事故 - 高濃度の放射能を含む黒い粉末を東京で発見

Deutsche Wirtschafts Nachrichten, 201442

 

○ドイツの物理学者セバスチアン・プフルークバイルが、福島事故後の日本を調査

して警告を発している。

首都東京でプフルークバイルは今まで一度も見たこともない現象に出会った:

道路上に、メルトダウンによって発生したと考えられる放射性のダストを発見したのだ。政治、マスコミ、そしてマフィアは手に手を取り合って福島原発事故の被害を隠蔽している。日本を訪れたドイツの物理学者 セバスチアン・プフルークバイルは、原発事故による惨事が、日本全土におよんでいることを見てとった。

 そして、2020年のオリンピックを東京で開催することに決定したのは、大きな誤りだったと語る。今では東京にも、メルトダウンから発生したと考えられる放射線が存在するのだ。

 

○プフルークバイルは、”不安などという生易しいものではないような”測定結果も存在すると、当紙に語った。

首都東京で起こっている不穏な現象とは:

 「オリンピックを日本で開催する決定はとんでもない誤りだった。選手たちは、放射能汚染が激しい東京の北部に宿泊させることが計画されている。まったく狂った条件だ。検出される測定値は不安などというものではない。そうした数値は公園や遊技場、家の屋根などから偶然に見つかったものだ。数日前に私が日本を再訪したとき、今まで一度も見たこともない現象に出会った。道路上に、粉末状の黒い、乾いた水溜りに似た残滓が見られるのだ。

 この粉末の放射線量は非常に高く、メルトダウンから発生した残留物であるとしか考えられない。いかにして東京にこうした粉末がたどり着いたのかは今のところわかっていない。しかし地べたで遊んだり、転んだりすることが多い子どもにとっては、大変な危険だ。

 また、除染を実施した場所も、しばらくすると再び放射能汚染することが繰り返し確認されている。森林に覆われた山々の放射能を取り除く方法は誰にもわからない。雨だけでなく、雪解けもまた、谷や河川に汚染水を運ぶ。」

 

○今後、膨大な量の汚染水を 太平洋に放出させるという東電の発表に対するセバスチアン・プフルークバイルのコメント:

 「毎日400?の汚染水が太平洋に流出している。だが誰も知られない事実がまだある:同量の汚染水が毎日、地下水を通して太平洋に流出していることだ。つまり、合計800?の放射能汚染水が毎日、環境に流れ込んでいることになる。この状況はすでに三年間続いている。それがどのような影響を持つのかは、まったく予想が不可能だ。残念なことに、地元の漁師たちは、基準値をはっきり下回る汚染水ならばと、太平洋への放出に同意してしまった

(詳しくはこちら)・・・。

http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/03/29/atom-lobby-oeffnet-die-schleusen-fukushima-bedroht-den-pazifik/

 自分たちの生計にかかわることとなれば、漁師たるもの闘うのが当然だと思われるのに、

線量が微量といえども太平洋への汚染水の放流を認めてしまうとは、じつに軽率だ。」

 

○太平洋に放出する汚染水はフィルターを通すという東電の発表について:

 「汚染水からセシウムを濾過することは可能だが、そのための装置はほとんど故障している。

危険なストロンチウムの除去は、まったく不可能だ。安倍首相は、2020年のオリンピック開催地が選ばれる前に、福島原発はコントロールされていると宣言した。しかし決定後、彼は科学界に対してストロンチウムの除去法を尋ねた。実際には世界のどこにもまだ科学的な解決策はないのだ。このような状況は、歴史的にも例がないからだ。」

 

○福島事故現場作業員の労働条件について:

 「 作業員には二つのタイプがあることは周知の事実だ。一方は、ほとんどが被ばく許容基準値を超してしまった公式の作業員のうちで、今でも就労を許されているごく限られた人々。もう一方はヤクザ(日本のマフィア)が集めてくる非公式の作業員

(詳しくはこちら)。

http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/01/19/fukushima-japanische-mafia-beutet-obdachlose-aus/

こうしたホームレスや臨時雇いは医療検診を受けることもできない。素手でシャベルやブラシを使いながら、貯水タンクから漏れる液体の掃除を行なっている。その際、危険なストロンチウムとの接触も起こる。多くは線量計も携帯させてもらえず、その後どうしているのかは不明で、動員が終わった後は、二度と姿の見られなくなる人も多い。彼らの多くがすでに重病を病んでいるか、あるいは死んでしまっているのではないかという疑念が浮かぶ。東電と政府は、非常に不完全な情報しか発信せず、それも時間が経つと誤報であったことがわかる

(詳細はこちら)。」

http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/02/09/zensur-japan-luegt-bei-fukushima-strahlung/

 

○福島の現状について:

 1号機から3号機の状況はもっと複雑だ。この三年間でまったく進歩は得られていない。

 「今では誰一人近寄ろうとしなにい場所が原発施設内にいくつもある。メルトダウンを起こした1号機から3号機にくらべて4号機はまだマシな状況だ。4号機は事故時、稼動していなかったために、未使用の燃料棒を撤去することができたが、使用済みの危険なものは、未だに風呂桶のようなプールに浸かっている。そのうちの一本でも損傷したら、大事だ。そうなったら脱兎のごとく逃げ出すほかない。だが1号機から3号機の状況はもっと複雑だ。この三年間でまったく進歩は得られていない。メルトダウンのせいで線量も猛烈に高い。これは今後何十年間と私たちを煩わす

ことになるだろう。満足できるような打開策は、私たちの誰一人、生きている間に見ることはできないだろう。」

 

○日本国民への事故の被害影響について:

 「このテーマは日本国内では、政府とマスコミによってまるで無害であるかのよ

うに報じられている。関係する官庁は、国民に平常心を保たせ、これ以上福島周辺から移住させないこと、さらには福島に帰還させることに主に専心している。市民運動は萎縮してしまった。今のところは、健康上の被害を訴える声よりも、社会的な障害をつらいという声の方が強いが、健康上の被害がどのような規模になるのかは誰にもまだ想像はつかない。事故について話題にならないように、近所の人や仕事場の同僚、それに家族自身が互いに圧力をかけ合っている状態だ。」

 

○福島県民に対する国家の賠償について: 健康に対する不安に加えて、経済的な不安が発生した。

 「 政府の対応のしかたは、例をみないほど勝手なものだった。家々での測定が行なわれ、ある基準値を超えると、住民の移住に対して補助金が支払われた。だが線量には隣り合う家同士でさえ差異があった。つまり賠償を受けた世帯もあれば、受けなかった世帯もある。これは特に、小さな子どもがいるために、もっともな理由で移住した女性にとってはひどいことだ。男性は仕事のために残らなければならず、別居を強いられた家族も多い。健康に対する不安に加えて、経済的な不安が発生した。またローンを組んで家を買ったのに、住めなくなった家を離れなければならず、なおかつローンを払い続けなければならないのに賠償金をもらえない人もいる。日本人は、我々にはとても想像もできないようなことをガマンしている。今では、政府は帰還者に対して福島県内に新しい家を提供をしている。政治責任者は、この地方が徐々に棄てられていくことを恐れているのだ。」

 

○太平洋への被害については:

 「 水中の連鎖は、陸上のものに比べてはるかに複雑だ。陸上の連鎖は四から五段階程度でできている。

一例を挙げよう:

 原子力発電所の排気塔から放出される放射能、風雨、牧草地の草に降る雨、そしてその草を食べる牛。牛乳に含まれる放射性ヨウ素の濃度は、空中よりもやや高くなるだろう。水中ではこの連鎖はずっと長いものになる。時によっては、放射性物質の天文学的な濃縮数値が集積されるからだ。

体で常に水を汲みとる貝なども、周囲の水の放射性濃度にくらべて放射性物質を一万倍も多く体内に蓄積してしまうことがある。アメリカのマスコミが報じる、米国西海岸で発生する説明不明の現象は、頻繁になる一方だ

(詳しくはこちら)。

http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/01/20/fukushima-mysterioese-erscheinungen-an-amerikanischer-west-kueste/

ヒトデの大量死、水揚げ量の激減、数百頭というウミガメの死

(詳しくはこちら)。

http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/01/30/fukushima-gefaehrdet-alaska-robben/

しかし、日本国内ではあまりこうしたニュースを読むことはできない。市民団体が放射線測定を怠らないので、確かに日本国内で流通している食品はなんとか基準値内に保たれているが、学校給食やレストランでどんな食品が使用されているのか、私は想像もしたくない。」

 

○福島事故の長期的影響について:

 「 健康被害はすでに現われている。一、二年後には、反論の余地のない発癌率の増加が見られるだろうと私は推測している。

(詳細はこちら)。

http://deutsche-wirtschafts-nachrichten.de/2014/03/09/fukushima-dramatische-anstieg-von-krebs-bei-kindern-2/

太平洋は何十年も汚染されつづけるだろう。放射能が海水によって薄められるとう原子力ロビーの主張はまったくバカげている。福島とチェルノブイリとは事故の進行の仕方が異なるために、被害は、チェルノブイリとはやや異なる様相をもつだろう。チェルノブイリ事故後、西ヨーロッパの人々は、事故を原因とする健康被害はまったく出ないと確信していた。しかし十年もたつと、西ヨーロッパでも、白血病、ダウン症、先天性異常、そして新生児の死亡率が増加したことが明らかとなった。西ヨーロッパでは、約25万人の赤ん坊(主に女児)が生まれてこなかった。同様のことがすでに日本では進行中であることが、真剣に危惧される。ただこうした問題は現在まだ無視されているだけだ。」

 

○セバスチアン・プフルークバイル博士は、ドイツ放射線防護協会会長。

東西の壁崩壊前は、ベルリン・ブッフの東ドイツ科学アカデミー心血管系中央研究所で医学物理学者として働き、原子力エネルギー使用に関連する問 題、 特にソビエト・ドイツの鉱山会社ヴィスムート社によるウラン採掘に際する放射線を原因とする健康被害について、自主的な研究を行なっていた。旧東ドイツの市民運動ノイエス・フォールム創設者の一人であり、ベルリンや中央円卓会議に広報担当者として出席した。1990年にはモドロウ暫定政権の無任所相に任命され、 在職中は、東ドイツ内の原発をすべて即時停止させるために活躍した。その後は1995年までベルリン市議会議員を務めた。2012年、Nuclear-Free Future Award賞を受賞。

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┗■3.新聞より

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 ◆川内反対 官邸前集会 「再稼働ラッシュ引き金阻止」

 

 「再稼働ラッシュの引き金になるのを阻止する」として、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民団体や文化人らが一日、国会周辺や首相官邸前などで集会を開いた。参加した人々は、関西電力大飯原発の再稼働を認めなかった先月二十一日の福井地裁判決に言及。「裁判官の良心宣言。私たちの市民運動が作ったもの」(ルポライターの鎌田慧さん)などと称賛し、川内原発再稼働を「絶対止めよう」と訴えた。 

 川内原発をめぐっては、運転差し止め請求訴訟が鹿児島地裁で審理中。原子力規制委員会の優先審査によって判決前に再稼働する恐れがあるとして、原告団は先月三十日、再稼働の差し止めを求める仮処分を同地裁に求めている。

 集会には菅直人元首相ら国会議員らも出席。主催の首都圏反原発連合によると、一万人が参加した。

 ロック評論家の山川健一さんは、大学の教え子である福島県出身の女子学生に「私は子どもを産んでいいのか」と相談を受けたと明かし「福島の悲劇をなかったことにして、どうして原発再稼働ができるのか」と指摘した。(後略)

 (6月2日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆東電再建計画に影 汚染水対策難航 ALPS故障続き

 

 東京電力福島第一原発の汚染水対策が難航し、同社の総合特別事業計画(再建計画)に遅れが生じる可能性が出てきた。主要な行程の一つである放射性物質を取り除く「他核種除去設備(ALPS)」は故障続き続きで、本格稼働のめどは立っていない。このままの状態が続けば、再建計画の見直しに追い込まれることも考えられる。

 汚染水対策はALPSのほか、汚染される前の地下水をくみあげて海に流す地下水バイパス、土壌を凍らせて壁を作り地下水の流入を防ぐ凍土遮水壁の三つが柱。再建計画では、ALPSによる汚染水の浄化を2015年3月までに終えるとしている。

 敷地内のタンクにはALPSでの処理を待つ高濃度汚染水が約35万7千トンあり、容量(37万5千トン)に迫っている。(後略)(5月31日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆海での拡散ルート予測 放射性物質

  日本海洋学会 海洋版SPEEDI開発

 

 日本海洋学会は、原発事故で放射性物質が漏れた場合、海洋での拡散ルートを予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」のいわば海洋版で、東京電力福島第一(福島県)、中部電力浜岡(静岡県)、四国電力伊方(愛媛県)の3原発を対象に、来年3月までに予測手法をまとめる。(中略)

 升本さんによると、福島事故と同じ量の放射性物質が海に放出されたと仮定、海水温や塩分濃度、潮流など実際の観測データを利用し、沿岸から500km程度までの範囲で最長数カ月間の動きを試算する。

 結果は、3原発の地元自治体や漁協への提供を検討している。

 (6月2日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆原爆、2世白血病 父被爆時と出生日近いほどリスク増

  広島大研究

 

 広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、父親が被曝し、出生日が被爆時に近い人ほど白血病の発症リスクが高まる傾向があることが、広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった。長崎市で1日開かれた原子爆弾後障害研究会で発表した。鎌田氏は「遺伝的影響がないとは言い切れない」と話す。

 (中略)

 鎌田氏によると、1946年6月から1961年6月の15年間に生まれ、白血病を患った広島県在住の被爆2世で、兄弟姉妹に2世が1人以上いる54人を調査。両親の被曝の有無、本人の出生日や出生の順番などを基に、兄弟姉妹と比べて解析した。その結果、父親が爆心地から2キロ以内で被爆したか3日以内に入市被爆し、被爆時に近い時期に生まれた子どもほど発症リスクが高くなることが判明した。

 (6月2日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆福島の原告「国も無責任」 原発事故で民事訴訟

  津波予見 認否のらりくらり 「裁判所すら軽く見る」

 

 福島原発事故への国と東京電力の責任を追及する民事裁判が、福島地裁で続いている。先月20日の口頭弁論では、原告の福島県民の「事故の一因となった津波を予見していたのではないか」という主張に、国は「資料が見当たらない」と認否を避け、裁判所から根拠を求められても「示す必要性がない」と渋った。原告は「事故への責任を自覚していない」と憤っている。

 原告「資料がないとは信じ難い。どんな調査で結論づけたのか」。国「答える必要性があるのか」。原告「結論にいたる過程を示して」。国「結論は変わらないし、今の時点では必要ないと考える」。5月20日、福島地裁の法廷で繰り返されたやりとりだ。(中略)

 今回、国が認否を避けたのは、原告の「国は事故前に、電力会社らに対して津波想定を2倍に厳しくするよう指示していた」という主張に対してだ。

 (後略)(6月2日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)

 

 

 ◆迷走する原発賠償 覆された指針 東電、独断で打ち切り

  原賠審は「休眠状態」  (6月2日朝日新聞見出しのみ)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2186

2014年6月2日()地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.6/1東京電力本店合同抗議行動(9回)にぎやかに!ドンパン踊りも

   川内原発再稼働反対!国会正門前1万人

              柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.6月1日()、第9回東電本店合同抗議に参加した

   今回はいつもと違って昼間の行動

   鹿児島から来た方の発言、いわき市佐藤さんの発言、ミニコンサート

               乾 喜美子(経産省前テントひろば)

★3.新聞より6つ

  ◆川内反対 官邸前集会 「再稼働ラッシュ引き金阻止」

                  (6月2日東京新聞朝刊より抜粋)

  ◆東電再建計画に影 汚染水対策難航 ALPS故障続き

                  (5月31日茨城新聞より抜粋)

  ◆海での拡散ルート予測 放射性物質

   日本海洋学会 海洋版SPEEDI開発

                  (6月2日茨城新聞より抜粋)

  ◆原爆、2世白血病 父被爆時と出生日近いほどリスク増

   広島大研究          (6月2日茨城新聞より抜粋)

  ◆福島の原告「国も無責任」 原発事故で民事訴訟

   津波予見 認否のらりくらり 「裁判所すら軽く見る」

            (6月2日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)

  ◆迷走する原発賠償 覆された指針 東電、独断で打ち切り

   原賠審は「休眠状態」  (6月2日朝日新聞見出しのみ)

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┗■1.6/1東京電力本店合同抗議行動(9回)にぎやかに!ドンパン踊りも

 |  川内原発再稼働反対!国会正門前1万人

 └──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

 

1.6月1日()は、東京電力本店合同抗議行動(9回目)と川内原発再稼働やめろ首相官邸前・国会正門前★大抗議の2つの集会にみんなと参加し、18時すぎには、九州鹿児島から上京された川内原発反対活動家と交流会を持った。忙しくて疲れたが、充実した一日だった。

2.東京電力本店合同抗議行動は9回目。賛同団体もだんだんと増えて88団体(当日もう1団体・89番目の賛同団体あり)

 東電前は新しいノボリ旗何本かも含めて17本のノボリ旗がひるがえり、220人が参加、コールとアピールと日音協の音楽とドンパン節があり、にぎやかだった。

 カンパは6万2千円強(半分を反原連へ)

 上京した鹿児島反原発連合の大きなノボリ旗と、その副代表松元さんもあいさつ。

3.1345分に解散し、そのまま国会・官邸の方へ220人がでかけた。ほとんどのグループがノボリ旗をかかげて。

 14時から17時の首都圏反原発連合の首相官邸前・国会正門前★大抗議に合流。

当日は、1万人が参加した。

 原発立地自治体議員10人ほど、各地の活動家10人ほどの半分は、再稼働阻止全国ネットワークでいっしょに活動している人々。川内原発の再稼働を許さないの発言が多くを占めた。私も再稼働阻止全国ネットワークの代表として、再稼働阻止の闘いはこの3カ月から6カ月が正念場。2つの方針として、イ.原発現地(九州川内)へ応援に行こう、カンパで支えよう。ロ.再稼働推進機関となっている原子力規制委員会をもっと攻めよう、の2点を訴えた。

4.たんぽぽ舎は、2200枚のビラを配布し、運動の盛り上げの一翼を担った。終了後に、経産省前テントひろば近くの居酒屋で鹿児島の人を囲んで、いろいろ話がはずんだ。

 

 

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┗■2.6月1日()、第9回東電本店合同抗議に参加した

 |  今回はいつもと違って昼間の行動

 |  鹿児島から来た方の発言、いわき市佐藤さんの発言、ミニコンサート

 └──── 乾 喜美子(経産省前テントひろば)

 

○ 6月1日()、第9回東電本店合同抗議に参加した。今回はいつもと違って昼間の行動でちょっと勝手が違う。真夏のような暑さの中、テント経由で東電前に向かう。予定の時間より早めに着いたらもうたんぽぽ舎の方達がタイムスケジュールなどのチラシを組んだり、バナーや幟旗の用意していた。

 始まる前に柳田さんから賛同団体の紹介があり、現在88団体になったが、100団体をめざして賛同団体を募集していることが伝えられた。オープニング、中ほど最後と3回東電に向けてのシュプレヒコール、素晴らしいリードのもと鳴り物入りで大声が響いた。

○ 呼びかけ団体よりの抗議主旨説明(木村さん)

最初に映画「遺言」を見て飯館村の美しさに魅了されたこと。そんな美しい村が放射能に汚染された無念さを話した。そしてイチエフの状況、原子力委員会のやり方など事細かに説明、また最近の報道で吉田調書を隠していることも判った。政府は2011年3月すでに東電を残すことを決めていた。このやり方は1945年8月15日の敗戦のときアメリカの意向で天皇を残した戦後処理と同じだ。断固東電に責任を取らせましょう!と言うことだった。

○ 続いて参加者の抗議スピーチ

 はるばる鹿児島から来た方の発言、東電は反省していない。東電が責任取らないばかりに九電が川内原発再稼動をしている。東電が責任を取れば日本中の原発48基止まったまま廃炉に出来る。福井地裁の判決の腹いせに規制委員の島崎さんを更迭したのではないか?

子どもたちのためにも再稼働はさせてはいけない身体を張って止めると力強い言葉だった。

○ いわき市の佐藤さんの発言

福島は終わっていないことをもう一度認識しなおして欲しい。

先日議会の捜査でイチエフに入った、5800人の人が働いていて、4号機ではバスの中で85マイクロシーベルト、3号では800もあった。トリチウム1000万ベクレルの廃水を垂れ流している。

福島原発告訴団の東京電力に対する告訴は東京オリンピック決定の次の日に「不起訴」にされた。現在検察審査会に申し入れている審査員は東京の11名なので是非協力して欲しいとのこと。

 千葉からいらした方。東電は本心あやまっていない。東電は原発から撤退すべきだと。

○ その後ミニコンサート

皆が良く知っている歌の替え歌を歌詞カードを見ながら楽しく歌った。

 そして反原発の告知が5つの団体からあり、最後はドンパン節「柏崎・刈羽原発動かすな」版で盛り上がった。

はじめはためらっていた踊る人も徐々に増えてテント前でのかんしょ踊りを思い出す。

暑い日だったけれど、東電前はビルの日陰で助かった。

昼間だったからか乳母車のお子さん連れも参加してくださって嬉しい。

○ 終了後三々五々に官邸、議事堂前に向かう。参加者は220人だったそうだ。

45分全部を説明しつくせませんのでカメラマンの三輪裕児さんが映像をUPして下さっていますので詳しくはそちらをご覧下さい。

http://www.youtube.com/watch?v=PoxKVgreTzM&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA

 

 

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