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たんぽぽ舎です。【TMM:No2511】
2015年6月17日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.火山活動続く「箱根山」 富士山噴火との関連はあるの?
   島村英紀が解説した「箱根火山で何が起きているのか」
   火山ごとに異なる「前兆」   (その1-3回連載)
                        島村英紀 (地震学者)
★2.雑誌の記事紹介
   “日本沈没”の危機 地震学者らが警告
   「活断層近くにある伊方、川内、浜岡の再稼働は危ない」
                  上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆6/19八王子「金八デモ」案内
       毎週金曜日「八王子で原発反対八王子行動」参加歓迎
   主催:金八デモ 共催:ハカルワカル広場(八王子市民放射能測定室)
  ◆6/21(日)上牧行動-関電八木社長原発やめて下さいパレードへのお誘い
   共催:若狭の原発を考える会、原発ゼ口 上牧行動、脱原発高槻アクション、
          止めよう原発関西ネットワーク
  ◆6.27第22回被ばく学習会 「医療被ばく」
   講師:崎山比早子さん(医博・高木学校)、瀬川嘉之さん(高木学校)
   主催:「放射線被ばくを学習する会」
  ◆7/4「さようなら原発・市川市民のつどい2015」~映画と講演の会
   映画「日本と原発」 お話:河合弘之監督、海渡雄一監修
   主催:「さようなら原発・市川市民のつどい2015」実行委員会
  ◆7/4「日本はトルコに原発を輸出しないで!」-4万人の市民の叫び-
   講師:守田敏也さん(フリー・ジャーナリスト)
   主催:No Nukes Asia Forum Japan
★4.新聞より1つ
  ◆原発自主避難者 支援はまだまだ必要だ  (6月17日東京新聞社説より抜粋)
━━━━━━━
※【学習会】速報! ご参加ください!
 7/8(水)菅直人元首相が語る…「私はなぜバッシングにあったのか?」
 菅たたきの陰に隠された不都合な真実

 日 時:7月8日(水)19時より21時
 お 話:菅直人元首相
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.火山活動続く「箱根山」 富士山噴火との関連はあるの?
 |  島村英紀が解説した「箱根火山で何が起きているのか」
 |  火山ごとに異なる「前兆」   (その1-3回連載)
 └──── 島村英紀 (地震学者)

◎島村英紀 (地震学者) さんのホームページ(http://shima3.fc2web.com/):
 【最新のトピックス】より転載
 タイトル:島村英紀が解説した「箱根火山で何が起きているのか」
      火山活動続く「箱根山」 富士山噴火との関連はあるの?

 活発な火山活動が続く箱根山(神奈川・静岡県境)。21日には気象庁が震動などを観測する「空振計」を増設するなど、警戒を強めています。各地で活発化する火山が増える中、箱根山は、300年間噴火していない富士山と近いこともあり、関連を心配する声もあります。地震学者の島村英紀・武蔵野学院大学特任教授が、箱根山の今後と富士山との関連性について解説します。

【図】箱根火山の防災マップ、どんな災害が想定されている?
  ※事故情報編集部:注

火山ごとに異なる「前兆」

 5月6日、気象庁は箱根の噴火警報レベルを1から2に上げました。これによって、火口まで行けたレベル1から、山頂(大涌谷=おおわくだに)付近には行けなくなったレベル2になりました。その後も火山性地震は活発で、付近に展開されている地震計網では4月後半以降、4000回を超えるほどの浅い火山性地震が活発に起き続け、大涌谷の噴気も増え、山体膨張も観測されています。これらの現象は、いずれもマグマが浅いところに上がってきていることを示しているものです。
 しかし、箱根が噴火するかどうかは、学問的には未知数なのです。その最大の理由は、かつての箱根の噴火を日本人が見て、記録していたことがないからです。
 火山はそれぞれに性質が大いに違います。一つの火山で噴火の前に出た前兆は、他の火山では噴火の前兆にはならない例が多いのです。
 2014年9月に噴火して60人以上の死者行方不明者を生んでしまった御嶽山も、2007年に起きたずっと小さい噴火のときには2週間前から火山性微動が出ていました。火山性微動はマグマが活発に動いている指標だと思われています。
 しかしもっと大きな噴火になってしまった2014年のときには、火山性微動は噴火のわずか11分前まで、火山性微動は出ませんでした。つまり、一つの火山でも噴火ごとに「前兆」が違うこともあるのです。
 箱根はかつて大噴火したことがたびたびある火山です。たとえば6~9万年前の噴火のときは火砕流が出て、50キロも離れた横浜まで達したことが地質学的な調査から分かっています。火砕流は新幹線並みの速さで温度も300度もあります。20世紀初頭にはカリブ海の島で3万人の町が全滅したこともあります。
 また箱根の大噴火で3200年前には、それまで3000メートル級の高さがあったと思われていた箱根火山の上半分が吹き飛ばされていまの1400メートルの高さになったものなのです。それだけではなく、そのときの噴火から出た火砕流がカルデラを埋めて芦ノ湖を作り、仙石原を埋めて平らにし、さらに西側の外輪山である長尾峠を越えて静岡県側まで流れ出しました。
 しかし前に書いたように、これらの大噴火の前にどんな前兆があったのかは、まったく記録されていないのです。
 それゆえ、今後、箱根がどういう「前兆」がどこまであったときに噴火するか、という「閾(しきい)値」が分かっていないのです。
 次回:『「経験と勘」頼みの噴火予知』へ続く

※事故情報編集部:注・本メールマガジンには掲載されておりません。
※島村英紀さんのご承諾を得て転載しております。


┏┓
┗■2.雑誌の記事紹介
 |  “日本沈没”の危機 地震学者らが警告
 |  「活断層近くにある伊方、川内、浜岡の再稼働は危ない」
 └──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

  『週刊朝日』 2015年6月19日号
    http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20150615-2015061200096/1.htm


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆6/19八王子「金八デモ」案内
      毎週金曜日「八王子で原発反対八王子行動」参加歓迎

 日時:6月19日(金)で126回目になります。
          時間 18:00から18:30 集会 18:30から17:20  デモ
         (船森公園→京王八王子駅→南多摩高校前→JR八王子駅入り口→八日町→
          保健所前→船森公園)
 場所:船森公園(京王八王子駅下車徒歩3分)

    「七夕デモ」
 日時:7月3日金曜日128回目は
    ゲンパツはんた~い 七夕デモ(時間は金八デモと同じ)
    短冊に願いをこめて、一緒に歩こう!!浴衣で参加大歓迎

 主催:金八デモ 共催:ハカルワカル広場(八王子市民放射能測定室)
     TEL 042-686-0820  URL:http://hachisoku.org


 ◆6/21(日)上牧行動-関電八木社長原発やめて下さいパレードへのお誘い

 関電株主総会6/25直前の日曜日(6/21)には、八木社長の住む高槻市上牧で、
原発再稼働反対の訴え、チラシ配布、街頭宣伝を、下記の要領で行います。
奮ってご参加ください。

 日 時:2015年6月21日(日)、午後2時から
 集合場所:阪急京都本線上牧(かんまき)駅近くの「かんなび公園」
        (※当日は上牧駅に案内人が立ちます)
 共 催:若狭の原発を考える会、原発ゼ口 上牧行動、脱原発高槻アクション、
         止めよう原発関西ネットワーク
 連絡先:072-669-1120 坂元 または 090-1965-1102 木原

原発は現代科学で制御できません。
原発再稼働断念と全原発廃炉を関西電力に求めましょう。


 ◆6.27第22回被ばく学習会 「医療被ばく」

 放射線被ばくを気にしている人が、いざ病院に行くと、気軽にCT検査を受けて大量の放射線を浴びてしまう・・・これってちょっとヘンじゃありませんか?
 原発由来(ゆらい)の放射線でも、病院で受ける検査や治療の放射線でも、人間の体が受ける影響は同じです。
 日本は世界でもいちばんの医療被ばく天国だそうです。「医療被ばくはお医者さんにオマカセ!」で、果たして良いものなのでしょうか?

 日 時:6月27日(土) 開場18:00  18:15から21:15
 講 師:崎山比早子さん(医博・高木学校) /瀬川嘉之さん(高木学校)
 場 所: 文京区アカデミー茗台・学習室A
 地 図:http://goo.gl/ADHpzn
 主 催:「放射線被ばくを学習する会」http://www57.atwiki.jp/20030810/
 資料代など:700円  申込み:anti-hibaku@ab.auone-net.jp


 ◆7/4「さようなら原発・市川市民のつどい2015」~映画と講演の会

 日  時:7月4日(土)第1回 11時・映画のみ  第2回 映画と講演
 内  容:映画「日本と原発」 お話:河合弘之監督、海渡雄一監修
 会  場:メディアパーク市川・グリーンスタジオ
 参加費:第1回500円 第2回800円(高校生以下無料)
 申し込み:氏名・住所・連絡先電話番号および「1回目鑑賞希望」、
      「2回目映画と講演会希望」をお知らせください。
      予約優先、当日券ない場合あり。
 予 約:FAX047-302-0012  Email:qzgo7170@nifty.com
 主 催:「さようなら原発・市川市民のつどい2015」実行委員会
 お問合せ:047-302-0014


 ◆7/4「日本はトルコに原発を輸出しないで!」-4万人の市民の叫び-
       http://www.nonukesasiaforum.org/jp/133ss.htm

 日 時:7月4日(土)14:30から16:00(14時開場)
 会 場:市民交流センターひがしよどがわ 403号室(78名)
                                   JR新大阪駅東口より北へ徒歩3分
 講 師:守田敏也さん(フリー・ジャーナリスト)
 主 催:No Nukes Asia Forum Japan  連絡先 080-6174-8358
 協 力:COA-NET
 参加費:700円


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┗■4.新聞より1つ
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 ◆原発自主避難者 支援はまだまだ必要だ

  原発事故で県内外に自主避難した住民に対し、福島県は来年度末で避難先での住宅の無償提供を廃止する方針だ。避難者は提供の継続を求めている。一方的な廃止では避難者を追い詰めかねない。 (中略)
 放射性物質の除染が進んで生活環境が整い始め、住民の自立や帰還を促すためだという。だが、県が行った避難者アンケートでも提供住宅の入居延長を求める声が半数に上った。除染も放射線量を下げ切るまでに至らず、生活環境を不安に感じている人が多い。今、住宅提供の廃止を決めるのは避難者の実態に合わない。県は家賃補助などの代替策を検討しているが、支援の縮小でしかない。
 政府は避難指示区域の賠償について17年度末の一律終了を打ち出した。水俣病などかつての公害と同じように、被害をできるだけ小さく見積もって事業者負担を減らし、賠償や支援を早く終わらせたいという行政的計算が働く。それでは被害者は納得できない。
 自主避難者には一貫して支援が足りない。国が避難指示を出した地域と線引きされ、東京電力が支払う月10万円の精神的慰謝料など賠償は何もない。福島市や郡山市などは放射線量が高かったが、避難指示が出なかったために、大勢が自主避難を選ばざるをえなかった。原発事故がなければ避難の必要もなかった被害者である。 (中略)
 住宅という命綱を切ることは強制的な帰還につながる。どこに住むのかは避難者が選ぶこと。国や県は支援に徹するべきだ。原発事故の復興は通常の災害とは違うことを忘れるべきではない。
   (6月17日東京新聞社説より抜粋)
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