NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1861】
2013年6月8日(土) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.・東京江戸川のウナギが放射能まみれに[出荷停止]
・首相夫人の「原発輸出に心が痛む」発言をもっと
・金曜行動で原発輸出やめての訴え(58回・6月7日)
・たんぽぽ舎・本のバザー準備すすむ。原発なんでも相談 原田裕史さん
柳田真(たんぽぽ舎)
★2.「0602反原発☆国会大包囲」に参加して (その4)
-政党、著名人から-谷岡郁子さん、管直人前首相、小熊英二さん、
雨宮処凛さん 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3. 読者からのイベント紹介(問い合わせは主催者に)
◆トーク&パレード<新規建設おことわり―上関から原発のない未来へ―>
6月29日(土)
★4.新聞・雑誌より3つ
◆見直される石炭火力=CO2回収技術、安価な燃料費、高い発電効率、
新設解禁、輸出の柱にも=受注増期待 (6月5日 東京新聞より抜粋)
◆原発汚染表現 骨抜き―政権の姿勢を反映
環境白書「最大の問題」から後退=「影響甚大」にとどめる
(6月4日 東京新聞より抜粋)
◆父自殺 東電は謝罪を 原発 こころ晴れぬ和解
(6月6日 朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※6/9 『バザー&のんびりカフェ』ご参加下さい。お待ちしています。
書籍中心のバザーです。書籍・パンフ・映像 掘り出し物一杯
日 時 :6月9日(日) 13時から18時まで(5階カフェも同じ)
会 場:「スペースたんぽぽ」&たんぽぽ舎 ダイナミックビル4・5F
参加費:1000円 (エリア別書籍4冊+ワンドリンク付き)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東京江戸川のウナギが放射能まみれに[出荷停止]
| 首相夫人の「原発輸出に心が痛む」発言をもっと
| 金曜行動で原発輸出やめての訴え(58回・6月7日)
| たんぽぽ舎・本のバザー準備すすむ。原発なんでも相談 原田裕史さん
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
イ.今朝のテレビで東京江戸川のウナギが高い放射能(セシーム)で、食べられ
なくなったと報じた。(キログラム140ベクレル)
食物連鎖による放射能の高蓄積だ。プランクトンが汚染し、それを食べた小
魚がより汚染し小魚を食べたウナギに高い汚染値が出るという食物連鎖。その
食物連鎖の頂点にいるのが人間。今後東京湾の放射能汚染は進行=悪化し、そ
こでの魚貝類に大きな悪影響を与えるだろう。
ロ.安倍首相の昭恵夫人が6日、国会内で講演し、安倍政権が世界各国に日本の
原発輸出を図っていることについて「私は原発反対なので、非常に心が痛むと
ころがある」と述べたと報道された。願わくば原発再稼働と原発輸出の2つに
前のめりになっている首相に対し、夫人はもっともっと原発反対の持論の影響
力を発揮してほしいと願う。
ハ.6月7日の58回金曜行動は、フランス大統領の来日もあり、「原発輸出や
めろ」の声がより一段高く響き渡った。たんぽぽ舎も関西電力東京支店(日比
谷)の前で、大飯原発やめよの横断幕を掲げて抗議コールをしたのち、2000枚
弱のちらし(B4版、2つ折り)を1-5班にわけて官邸前で配布しました。
(当日の内容は別の人が後日に報告)
ニ.6月9日(日)の本のバザーについて、たくさんの寄贈を、よみたい本、ほ
しかった本が寄せられ、準備も進んでいる。加えてたんぽぽ舎の原田裕史さん
による「原発なんでも相談―わかる範囲でお答えします」コーナーも併設され
ます。
ぜひ6月9日(日)1:00-6:00たんぽぽ舎へ足をはこんでほしい。
┏┓
┗■2.「0602反原発☆国会大包囲」に参加して (その4)
| -政党、著名人から-谷岡郁子さん、管直人前首相、小熊英二さん、
| 雨宮処凛さん
└──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
〇 谷岡郁子さん 参議院議員(みどりの風)の報告。3.11後は、その前の社会
であってはなりません。政治は同じであっていけません。だからみどりの風は
生まれました。
〇 菅直人さん 衆議院議員(元首相)の報告。3月31日に祝島を訪問して、山
口県補欠選挙を闘った。自民党が勝ってしまった。トルコやベトナムに3.11前
に原発を売り込んだ本人だが、今は180度その考えを変えた。安倍首相は、何
を根拠に安全と言っているのか(「国会でやれ!」と激しい野次が飛ぶ)。基
準そのものが決まっていない。田中委員長(原子力規制委員会)は地震そのも
のが原因かもしれないと指摘しているにも拘らず、地震国であるトルコに原発
を売ろうとしている。外国への原発の輸出をストップしていこうと思う。ロサ
ンゼルスの脱原発運動から呼ばれて、フクシマの話をしてきた。
〇 小熊英二さん(慶応大学教授)の報告。知り合い(情報学・理系)が原発業
界の仕事を辞めたというので理由を聞いた。「古いんだよ。マージャンやって
先輩のパイで上がってはいけないんだよね」と言う。原発の業界は惰性のまま
で方向性を変えることができない。方向性を示すことができない。だから駄目
なんだ。日本で原子力を進めている業界の頼りは1に惰性、2に無知、3に無関
心であるが、今、原発を止めようとしている人たちの原理は1に知恵、2に声
を出す勇気、3に味方しているのは歴史の必然。必ず勝ちます。
〇 雨宮処凛さん(作家・活動家)の報告。福島第一で働く人やここに集まって
いる人のことをもっとアピールして原発を止めましょう。
〇 悪霊&ATSによるエンディングライブ。
今日の国会包囲は天気もよく成功裏に幕を閉じた。
※ 編集部より
6月2日(日)の大行動について、斎藤さんの1-4回の連載は今回で終了です。
貴重な報告記録でした。
┏┓
┗■3.読者からのイベント紹介(問い合わせは主催者に)
└────
◆トーク&パレード<新規建設おことわり―上関から原発のない未来へ―>
上関で原発反対に取り組み、命の海を守り続けているかたがたをお迎えし、現
状と課題を語っていただきます。
○日時:2013年6月29日(土)
・トーク:午後2時~午後4時 (開場 午後1時30分)
・パレード:午後4時30分出発
○会場:在日本韓国YMCAアジア青少年センター地下 スペースY
(東京・水道橋)
http://ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/access-access.html
○出演:
清水敏保さん(上関原発を建てさせない祝島島民の会代表)
岡田和樹さん(農業/上関シーカヤッカー/水辺教室講師)
Misao Redwolf さん(首都圏反原発連合/イラストレーター)
コーディネーター:菅波完さん(高木仁三郎市民科学基金事務局)
○参加費(要予約):1,000円(当日お支払い)
○申し込み:予約サイト http://urx.nu/3Lok (6月28日(金)午後5時まで受け
付け)
○パレードお手伝い:PARC野菜デモ
○主催・問い合わせ:上関原発どうするの?~瀬戸内の自然をまもるために~
ブログ: http://kaminoseki.blogspot.com/
e-mail: dousuru_net@mail.goo.ne.jp
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└────
◆見直される石炭火力=CO2回収技術、安価な燃料費、高い発電効率、新設解禁、
輸出の柱にも=受注増期待
原子力発電所の停止に伴い、石炭火力発電所が見直されている。日本の石炭火
力は世界で最も発電効率がいい上、燃料費が安く、最大の課題である二酸化炭素
(CO2)の回収技術も進歩している。政府は環境に配慮し凍結していた国内での
新設を解禁するほか、海外に輸出して稼ぐための成長戦略にも位置付ける。
横浜市磯子区のJR磯子駅から車で5分ほど行くと、周辺住宅街から約2キロ離れ
た電源開発(Jパワー)磯子火力発電所に着く。住宅街にこれほど近い石炭火力
発電所は世界でも例がない。1号機はフル稼働しているが、高さ200メートルの
煙突からは、かつてのような灰色の煙は見えない。
化学メーカーなどと有害物質を取り除く装置類を開発。ちりや窒素酸化物、硫
黄酸化物といった有害物質をほとんど発生させない。煙突から出てくるのは高温
の水蒸気とCO2だけだ。
また、石炭が持つエネルギーの45%を電気に変える発電効率は、ドイツの石炭
火力発電所の平均値38%を引き離し、世界最高を誇る日本の平均値41%も上回る。
世界で最も高温高圧の蒸気で発電機を動かすため、鉄鋼メーカーと共同開発した
強度のある鋼管を使い、発電効果を上げた。将来的には発電効率55%超を目指す。
(後略)
(6月5日 東京新聞より抜粋)
◆原発汚染表現 骨抜き―政権の姿勢を反映
環境白書「最大の問題」から後退=「影響甚大」にとどめる
政府は4日、2013年版「環境・循環型社会・生物多様性白書」(環境白書)を
閣議決定した。国の在り方を評価する基準として国内総生産(GDP))に加え、
自然環境の充実や幸福感も対象とする新たな「豊かさ指標」の必要性を強調し、
環境と経済の両立を求めた。(後略)
(6月4日 東京新聞より抜粋)
◆父自殺 東電は謝罪を 原発 こころ晴れぬ和解
東京電力福島第一原発の事故後に自殺した福島県須賀川市の農家の男性(当時
64)の遺族が5日、東京都内で記者会見した。東電とは原子力損害賠償紛争解決
センター(原発ADR)の仲介で近く和解する見通しだが、賠償金の支払いに応じ
ながら、謝罪を拒んでいる同社の姿勢を批判した。
「東電は、私の家に来て父の仏前に線香をあげて欲しい。それがなければ、和
解したといっても心が晴れない」。自殺した樽川久志さんの次男で、農業を継い
だ和也さん(37)は会見で、憤りを抑えるように静かな口調で語った。(中略)
謝罪をかたくなに拒む東電の姿勢について、ベテランの民事裁判官は「一般的
な裁判でも,和解で交わす文書に『謝罪』を盛り込むのを嫌がる当事者は多い。
非を認めたことを文書にしたくないからだ」と指摘。(後略)
(6月6日 朝日新聞より抜粋)
2013年6月8日(土) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.・東京江戸川のウナギが放射能まみれに[出荷停止]
・首相夫人の「原発輸出に心が痛む」発言をもっと
・金曜行動で原発輸出やめての訴え(58回・6月7日)
・たんぽぽ舎・本のバザー準備すすむ。原発なんでも相談 原田裕史さん
柳田真(たんぽぽ舎)
★2.「0602反原発☆国会大包囲」に参加して (その4)
-政党、著名人から-谷岡郁子さん、管直人前首相、小熊英二さん、
雨宮処凛さん 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3. 読者からのイベント紹介(問い合わせは主催者に)
◆トーク&パレード<新規建設おことわり―上関から原発のない未来へ―>
6月29日(土)
★4.新聞・雑誌より3つ
◆見直される石炭火力=CO2回収技術、安価な燃料費、高い発電効率、
新設解禁、輸出の柱にも=受注増期待 (6月5日 東京新聞より抜粋)
◆原発汚染表現 骨抜き―政権の姿勢を反映
環境白書「最大の問題」から後退=「影響甚大」にとどめる
(6月4日 東京新聞より抜粋)
◆父自殺 東電は謝罪を 原発 こころ晴れぬ和解
(6月6日 朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※6/9 『バザー&のんびりカフェ』ご参加下さい。お待ちしています。
書籍中心のバザーです。書籍・パンフ・映像 掘り出し物一杯
日 時 :6月9日(日) 13時から18時まで(5階カフェも同じ)
会 場:「スペースたんぽぽ」&たんぽぽ舎 ダイナミックビル4・5F
参加費:1000円 (エリア別書籍4冊+ワンドリンク付き)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東京江戸川のウナギが放射能まみれに[出荷停止]
| 首相夫人の「原発輸出に心が痛む」発言をもっと
| 金曜行動で原発輸出やめての訴え(58回・6月7日)
| たんぽぽ舎・本のバザー準備すすむ。原発なんでも相談 原田裕史さん
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
イ.今朝のテレビで東京江戸川のウナギが高い放射能(セシーム)で、食べられ
なくなったと報じた。(キログラム140ベクレル)
食物連鎖による放射能の高蓄積だ。プランクトンが汚染し、それを食べた小
魚がより汚染し小魚を食べたウナギに高い汚染値が出るという食物連鎖。その
食物連鎖の頂点にいるのが人間。今後東京湾の放射能汚染は進行=悪化し、そ
こでの魚貝類に大きな悪影響を与えるだろう。
ロ.安倍首相の昭恵夫人が6日、国会内で講演し、安倍政権が世界各国に日本の
原発輸出を図っていることについて「私は原発反対なので、非常に心が痛むと
ころがある」と述べたと報道された。願わくば原発再稼働と原発輸出の2つに
前のめりになっている首相に対し、夫人はもっともっと原発反対の持論の影響
力を発揮してほしいと願う。
ハ.6月7日の58回金曜行動は、フランス大統領の来日もあり、「原発輸出や
めろ」の声がより一段高く響き渡った。たんぽぽ舎も関西電力東京支店(日比
谷)の前で、大飯原発やめよの横断幕を掲げて抗議コールをしたのち、2000枚
弱のちらし(B4版、2つ折り)を1-5班にわけて官邸前で配布しました。
(当日の内容は別の人が後日に報告)
ニ.6月9日(日)の本のバザーについて、たくさんの寄贈を、よみたい本、ほ
しかった本が寄せられ、準備も進んでいる。加えてたんぽぽ舎の原田裕史さん
による「原発なんでも相談―わかる範囲でお答えします」コーナーも併設され
ます。
ぜひ6月9日(日)1:00-6:00たんぽぽ舎へ足をはこんでほしい。
┏┓
┗■2.「0602反原発☆国会大包囲」に参加して (その4)
| -政党、著名人から-谷岡郁子さん、管直人前首相、小熊英二さん、
| 雨宮処凛さん
└──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
〇 谷岡郁子さん 参議院議員(みどりの風)の報告。3.11後は、その前の社会
であってはなりません。政治は同じであっていけません。だからみどりの風は
生まれました。
〇 菅直人さん 衆議院議員(元首相)の報告。3月31日に祝島を訪問して、山
口県補欠選挙を闘った。自民党が勝ってしまった。トルコやベトナムに3.11前
に原発を売り込んだ本人だが、今は180度その考えを変えた。安倍首相は、何
を根拠に安全と言っているのか(「国会でやれ!」と激しい野次が飛ぶ)。基
準そのものが決まっていない。田中委員長(原子力規制委員会)は地震そのも
のが原因かもしれないと指摘しているにも拘らず、地震国であるトルコに原発
を売ろうとしている。外国への原発の輸出をストップしていこうと思う。ロサ
ンゼルスの脱原発運動から呼ばれて、フクシマの話をしてきた。
〇 小熊英二さん(慶応大学教授)の報告。知り合い(情報学・理系)が原発業
界の仕事を辞めたというので理由を聞いた。「古いんだよ。マージャンやって
先輩のパイで上がってはいけないんだよね」と言う。原発の業界は惰性のまま
で方向性を変えることができない。方向性を示すことができない。だから駄目
なんだ。日本で原子力を進めている業界の頼りは1に惰性、2に無知、3に無関
心であるが、今、原発を止めようとしている人たちの原理は1に知恵、2に声
を出す勇気、3に味方しているのは歴史の必然。必ず勝ちます。
〇 雨宮処凛さん(作家・活動家)の報告。福島第一で働く人やここに集まって
いる人のことをもっとアピールして原発を止めましょう。
〇 悪霊&ATSによるエンディングライブ。
今日の国会包囲は天気もよく成功裏に幕を閉じた。
※ 編集部より
6月2日(日)の大行動について、斎藤さんの1-4回の連載は今回で終了です。
貴重な報告記録でした。
┏┓
┗■3.読者からのイベント紹介(問い合わせは主催者に)
└────
◆トーク&パレード<新規建設おことわり―上関から原発のない未来へ―>
上関で原発反対に取り組み、命の海を守り続けているかたがたをお迎えし、現
状と課題を語っていただきます。
○日時:2013年6月29日(土)
・トーク:午後2時~午後4時 (開場 午後1時30分)
・パレード:午後4時30分出発
○会場:在日本韓国YMCAアジア青少年センター地下 スペースY
(東京・水道橋)
http://ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/access-access.html
○出演:
清水敏保さん(上関原発を建てさせない祝島島民の会代表)
岡田和樹さん(農業/上関シーカヤッカー/水辺教室講師)
Misao Redwolf さん(首都圏反原発連合/イラストレーター)
コーディネーター:菅波完さん(高木仁三郎市民科学基金事務局)
○参加費(要予約):1,000円(当日お支払い)
○申し込み:予約サイト http://urx.nu/3Lok (6月28日(金)午後5時まで受け
付け)
○パレードお手伝い:PARC野菜デモ
○主催・問い合わせ:上関原発どうするの?~瀬戸内の自然をまもるために~
ブログ: http://kaminoseki.blogspot.com/
e-mail: dousuru_net@mail.goo.ne.jp
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└────
◆見直される石炭火力=CO2回収技術、安価な燃料費、高い発電効率、新設解禁、
輸出の柱にも=受注増期待
原子力発電所の停止に伴い、石炭火力発電所が見直されている。日本の石炭火
力は世界で最も発電効率がいい上、燃料費が安く、最大の課題である二酸化炭素
(CO2)の回収技術も進歩している。政府は環境に配慮し凍結していた国内での
新設を解禁するほか、海外に輸出して稼ぐための成長戦略にも位置付ける。
横浜市磯子区のJR磯子駅から車で5分ほど行くと、周辺住宅街から約2キロ離れ
た電源開発(Jパワー)磯子火力発電所に着く。住宅街にこれほど近い石炭火力
発電所は世界でも例がない。1号機はフル稼働しているが、高さ200メートルの
煙突からは、かつてのような灰色の煙は見えない。
化学メーカーなどと有害物質を取り除く装置類を開発。ちりや窒素酸化物、硫
黄酸化物といった有害物質をほとんど発生させない。煙突から出てくるのは高温
の水蒸気とCO2だけだ。
また、石炭が持つエネルギーの45%を電気に変える発電効率は、ドイツの石炭
火力発電所の平均値38%を引き離し、世界最高を誇る日本の平均値41%も上回る。
世界で最も高温高圧の蒸気で発電機を動かすため、鉄鋼メーカーと共同開発した
強度のある鋼管を使い、発電効果を上げた。将来的には発電効率55%超を目指す。
(後略)
(6月5日 東京新聞より抜粋)
◆原発汚染表現 骨抜き―政権の姿勢を反映
環境白書「最大の問題」から後退=「影響甚大」にとどめる
政府は4日、2013年版「環境・循環型社会・生物多様性白書」(環境白書)を
閣議決定した。国の在り方を評価する基準として国内総生産(GDP))に加え、
自然環境の充実や幸福感も対象とする新たな「豊かさ指標」の必要性を強調し、
環境と経済の両立を求めた。(後略)
(6月4日 東京新聞より抜粋)
◆父自殺 東電は謝罪を 原発 こころ晴れぬ和解
東京電力福島第一原発の事故後に自殺した福島県須賀川市の農家の男性(当時
64)の遺族が5日、東京都内で記者会見した。東電とは原子力損害賠償紛争解決
センター(原発ADR)の仲介で近く和解する見通しだが、賠償金の支払いに応じ
ながら、謝罪を拒んでいる同社の姿勢を批判した。
「東電は、私の家に来て父の仏前に線香をあげて欲しい。それがなければ、和
解したといっても心が晴れない」。自殺した樽川久志さんの次男で、農業を継い
だ和也さん(37)は会見で、憤りを抑えるように静かな口調で語った。(中略)
謝罪をかたくなに拒む東電の姿勢について、ベテランの民事裁判官は「一般的
な裁判でも,和解で交わす文書に『謝罪』を盛り込むのを嫌がる当事者は多い。
非を認めたことを文書にしたくないからだ」と指摘。(後略)
(6月6日 朝日新聞より抜粋)
PR