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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1642】
2012年11月6日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.暴走するやもしれない怪物、いま福島県で起きている事実、
それは、大間原発を建ててはいけない理由 (大間原発訴訟の会 野村保子)
★2.11/3「エダNOデモ」の報告
(原発さよならエダNOデモ実行委員会 白田真希)
★3.<連載-4>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
多発する米軍ヘリの不時着
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇11月16日(金)講演会『食の安全と放射能・TPP』講師・安田節子さん
北浦和カルタスホール、午後7時開会
◇12月1日(土)13:30から、カタログハウス(新宿)
「シェーナウの想い」上映会と、広瀬隆さん講演
━━━━━━━
┏┓
┗■1.暴走するやもしれない怪物、いま福島県で起きている事実、
│ それは、大間原発を建ててはいけない理由。
└────(大間原発訴訟の会 野村保子)
大間原発が工事を再開して今日で1カ月と5日が経つ。ついこの間までの工
事が止まっていた時の心の平安を思うと、不安の中に生きていることを今さら
ながら確認する。もし、大間原発が出来たら不安はこんなものではない。常に
放出される放射能廃物と津軽海峡に吐き出される7度あがった温廃水。日常的
にあるプルトニウム燃料の事故の危険と災害リスク。
台風の暴風雨の天気予報の予測に一喜一憂し不安に苛まれる時、ハリケーン
の被害の報道で弱いところに被害が集中することに憤る時、どこかの国でテロ
が起きるたびに、権力への抵抗と市井の市民への攻撃がなぜ重なるのかと、憤
りと哀しさがわき起こるたび、次が大間でないことを祈るだろう。こんな日常
を私たちは過ごせるだろうか。
それでもまだ出来ていない原発なのである。もし大間原発が出来て目の前に
その存在を目にする事態になれば、私たち大間原発の周辺自治体に住む住民の
日常は確実に変わる。来る日も来る日も、目の前の大間原発がどんな放射性物
質を日常の空気に掃き出し、海に温廃水を毎秒91トンという途方もない量で海
に流し続けるのか、確かめることさえ出来ない。そして事故の危険はそれらと
比べ物にならない恐怖である。目の前にいつたがが外れて、暴走するやもしれ
ない怪物の存在を何時まで私たちは直視できるだろう。そんなに長いことでは
ないだろう。受け止められない恐怖に対して耐えうるほど強い人はそうはいな
い。毎日の仕事があり、家族の問題があり、生活がある。そのような日常とと
もに恐怖は存在できない。人は恐怖を忘れようとするだろう。10月1日の大間
原発の工事が再開された報道を知って、幾ばくかの人は「もうしょうがないね。
どうせ出来るんでしょう」と言った。既に闘い続ける気力を投げ出したのであ
ろうか。
いま福島県で起きている事実の一面は、放射能の被害と不安をないことにす
る心の動きではないだろうか。毎日毎日の放射線量への数値の確認、食べるも
のへの不安と検査体制への不満。そして今も続く放射能の放出への不安、これ
から起きるかもしれない重大事故への恐怖。これらを何年も直視し、受け止め
るだけの強さを持ち続けることを人は出来るだろうか。考えないことにして、
福島県の言う、東京電力の言う、山下俊一の言う、「何も心配ありません」に
飛びついたとしても誰がそれを責められるだろう。
同じことが原発立地地域で、そして大間原発で起きるだろう。いやもうすで
に大間町では起きている。数年前に原子炉格納容器などをつり上げるために巨
大クレーンが設置され、フェリー乗り場からも目視できるようになった。それ
を目にした町民は以前にも増して原発のことを言わなくなった。今もフェリー
乗り場から見えるのは町を覆うような巨大なクレーンの存在である。福島原発
事故以前はそれでも国の言う「安全神話」にすがっていればよかった。安全神
話が崩れた今、私たちは神話の代わりに「忘却」を選ぶのか。
┏┓
┗■2.11/3「エダNOデモ」の報告
└────(原発さよならエダNOデモ実行委員会 白田真希)
11月3日、さいたま市で「原発さよならエダNOデモ」が行われました。
大飯原発再稼働させ、大間原発建設再開を許した枝野経産大臣の罪を糾弾し、
落選をさせる為、枝野氏の選挙区・大宮で行う4回目のデモです。
デモ申請時に、警告なし逮捕を仄めかすなど恫喝めいたことをした大宮署。
ツイッターで拡散されたことに慌てたのか、直前になって撤回してきましたが、
約百名の参加者は怒り心頭。憲法に保障された市民の権利であるデモを毅然と
して行いました。
ドラムに合わせ「枝野幸男は恥を知れ!」などのコールに家や店などから出
てくる人や手を振ってくれる人も。沿道ビラの受け取りもよく、街の反応はよ
かったように思います。
デモ後には大宮駅周辺に枝野氏の落選を呼びかけるビラを各戸配布する「ポ
スティング大作戦」。枝野氏自宅を含め9名で2000枚弱のビラを配布しま
した。
┏┓
┗■3.<連載-4>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
│ 多発する米軍ヘリの不時着
└────
※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て
掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『発の来た町-原発はこうして
建てられた-伊方原発の30年』の一節です。
(この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)
◆多発する米軍ヘリの不時着
山下一彦伊方原発所長が必死に否定しても、伊方原発周辺にヘリコプターや
飛行機が、ひんぱんに飛んでいることは地元住民の多くが目撃証言している。
墜落現場のみかん園の所有者である森元修治さん(当時三七歳)は「農作業
中、ひんばんにヘリなどが飛んでいるのは見かけた。まさか自分の畑に落ちて
くるとは……」と証言。大沢喜八郎さんも「今まで数えきれないくらい目撃し
ている」と述べている。
二人の言葉を証明するように、この八八年の時点で、原発周辺の半島では
七九年一二月三一日、八一年三月一日、八四年四月四日と三度も米軍のヘリコ
プターが、伊方町の隣接町の保内町や三崎町に不時着している。
八四年四月六日、あまりにも多い米軍ヘリの不時着にたまりかねて、筆者は
山口県岩国市の米軍基地と沖縄県宣野湾市にある米軍普天間基地海兵部隊に電
話取材した。この時、両基地では週に二回から三回、ヘリコプターが両基地の
間を飛びかっているのを明らかにした。この際、飛行は計器を使わず、目視を
主に行うとも、広報担当は証言した。
しかし、米軍機ヘリコプターの不時着は、その後も愛媛県下各地に頻発して
いる。
<次号につづく>
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆講演会『食の安全と放射能・TPP』
講師 食の安全の第一人者
安田節子さん(埼玉大学非常勤講師、食政策センター ビジョン21 主宰)
日時 11月16日(金) 午後7時開会(6時45分開場)
場所 カルタスホール(クイーンズ伊勢丹・北浦和店3階)
(JR北浦和駅東口徒歩3分 、TEL 048-814-2501)
参加費 500円(資料代)
主催 埼玉新聞サポーターズクラブ(SCC)
連絡先 武内 電話 090-2173-2591
電話またはメールで参加申し込みをお願いします。
(データはこの講演会以外利用しません)
【送信先】FAX 020-4667-8745、メール masashik58@nifty.com
【講演内容】(予定)
・放射線の人体への影響 ・食品の放射能基準値について
・私たちが気をつけるべき食生活のポイント ・有機農産物の重要性
・社会に対してとるべき行動 ・TPPで深刻になる農薬問題
◆「映画上映と講演の集い」のお知らせ
日時 12月1日(土) 13:30~16:30(開場は13:00)
会場 カタログハウス B2ホール(渋谷区代々木2-12-2)
参加費 1000円、先着200名まで、メールかFAXでお申し込みください。
映画 シェーナウの想い(60分) 2008年ドイツで製作されたもの
講演 広瀬隆さん (120分)
映画の紹介:感動のドキュメンタリー映画 「シェーナウの想い」
チェルノブイリ事故現場から遠く離れたシェーナウ市にも放射能は飛んで
きた。人々は原発事故被害から子どもたちを守るために、さまざまな努力続
けた。たどりついたのは原発の電気を使わない生活をすること。シェーナウ
の人々が選んだ道は、世界の脱原発を求める人々に希望を与えている。
主催 戦争への道は歩かない! 声をあげよう女の会
問い合わせ先 090-7288-1489(仲内)
連絡先 Email koeage@gmail.com、FAX 03-6762-3233
2012年11月6日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.暴走するやもしれない怪物、いま福島県で起きている事実、
それは、大間原発を建ててはいけない理由 (大間原発訴訟の会 野村保子)
★2.11/3「エダNOデモ」の報告
(原発さよならエダNOデモ実行委員会 白田真希)
★3.<連載-4>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
多発する米軍ヘリの不時着
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇11月16日(金)講演会『食の安全と放射能・TPP』講師・安田節子さん
北浦和カルタスホール、午後7時開会
◇12月1日(土)13:30から、カタログハウス(新宿)
「シェーナウの想い」上映会と、広瀬隆さん講演
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┗■1.暴走するやもしれない怪物、いま福島県で起きている事実、
│ それは、大間原発を建ててはいけない理由。
└────(大間原発訴訟の会 野村保子)
大間原発が工事を再開して今日で1カ月と5日が経つ。ついこの間までの工
事が止まっていた時の心の平安を思うと、不安の中に生きていることを今さら
ながら確認する。もし、大間原発が出来たら不安はこんなものではない。常に
放出される放射能廃物と津軽海峡に吐き出される7度あがった温廃水。日常的
にあるプルトニウム燃料の事故の危険と災害リスク。
台風の暴風雨の天気予報の予測に一喜一憂し不安に苛まれる時、ハリケーン
の被害の報道で弱いところに被害が集中することに憤る時、どこかの国でテロ
が起きるたびに、権力への抵抗と市井の市民への攻撃がなぜ重なるのかと、憤
りと哀しさがわき起こるたび、次が大間でないことを祈るだろう。こんな日常
を私たちは過ごせるだろうか。
それでもまだ出来ていない原発なのである。もし大間原発が出来て目の前に
その存在を目にする事態になれば、私たち大間原発の周辺自治体に住む住民の
日常は確実に変わる。来る日も来る日も、目の前の大間原発がどんな放射性物
質を日常の空気に掃き出し、海に温廃水を毎秒91トンという途方もない量で海
に流し続けるのか、確かめることさえ出来ない。そして事故の危険はそれらと
比べ物にならない恐怖である。目の前にいつたがが外れて、暴走するやもしれ
ない怪物の存在を何時まで私たちは直視できるだろう。そんなに長いことでは
ないだろう。受け止められない恐怖に対して耐えうるほど強い人はそうはいな
い。毎日の仕事があり、家族の問題があり、生活がある。そのような日常とと
もに恐怖は存在できない。人は恐怖を忘れようとするだろう。10月1日の大間
原発の工事が再開された報道を知って、幾ばくかの人は「もうしょうがないね。
どうせ出来るんでしょう」と言った。既に闘い続ける気力を投げ出したのであ
ろうか。
いま福島県で起きている事実の一面は、放射能の被害と不安をないことにす
る心の動きではないだろうか。毎日毎日の放射線量への数値の確認、食べるも
のへの不安と検査体制への不満。そして今も続く放射能の放出への不安、これ
から起きるかもしれない重大事故への恐怖。これらを何年も直視し、受け止め
るだけの強さを持ち続けることを人は出来るだろうか。考えないことにして、
福島県の言う、東京電力の言う、山下俊一の言う、「何も心配ありません」に
飛びついたとしても誰がそれを責められるだろう。
同じことが原発立地地域で、そして大間原発で起きるだろう。いやもうすで
に大間町では起きている。数年前に原子炉格納容器などをつり上げるために巨
大クレーンが設置され、フェリー乗り場からも目視できるようになった。それ
を目にした町民は以前にも増して原発のことを言わなくなった。今もフェリー
乗り場から見えるのは町を覆うような巨大なクレーンの存在である。福島原発
事故以前はそれでも国の言う「安全神話」にすがっていればよかった。安全神
話が崩れた今、私たちは神話の代わりに「忘却」を選ぶのか。
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┗■2.11/3「エダNOデモ」の報告
└────(原発さよならエダNOデモ実行委員会 白田真希)
11月3日、さいたま市で「原発さよならエダNOデモ」が行われました。
大飯原発再稼働させ、大間原発建設再開を許した枝野経産大臣の罪を糾弾し、
落選をさせる為、枝野氏の選挙区・大宮で行う4回目のデモです。
デモ申請時に、警告なし逮捕を仄めかすなど恫喝めいたことをした大宮署。
ツイッターで拡散されたことに慌てたのか、直前になって撤回してきましたが、
約百名の参加者は怒り心頭。憲法に保障された市民の権利であるデモを毅然と
して行いました。
ドラムに合わせ「枝野幸男は恥を知れ!」などのコールに家や店などから出
てくる人や手を振ってくれる人も。沿道ビラの受け取りもよく、街の反応はよ
かったように思います。
デモ後には大宮駅周辺に枝野氏の落選を呼びかけるビラを各戸配布する「ポ
スティング大作戦」。枝野氏自宅を含め9名で2000枚弱のビラを配布しま
した。
┏┓
┗■3.<連載-4>『原発真近への米軍へリコプター墜落事故』
│ 多発する米軍ヘリの不時着
└────
※この連載は著者(斉間満氏・故人)の夫人(斉間淳子さん)の承諾を得て
掲載しています。本文は、2002年5月発刊の『発の来た町-原発はこうして
建てられた-伊方原発の30年』の一節です。
(この本はたんぽぽ舎でも扱い中。137頁、1000円)
◆多発する米軍ヘリの不時着
山下一彦伊方原発所長が必死に否定しても、伊方原発周辺にヘリコプターや
飛行機が、ひんぱんに飛んでいることは地元住民の多くが目撃証言している。
墜落現場のみかん園の所有者である森元修治さん(当時三七歳)は「農作業
中、ひんばんにヘリなどが飛んでいるのは見かけた。まさか自分の畑に落ちて
くるとは……」と証言。大沢喜八郎さんも「今まで数えきれないくらい目撃し
ている」と述べている。
二人の言葉を証明するように、この八八年の時点で、原発周辺の半島では
七九年一二月三一日、八一年三月一日、八四年四月四日と三度も米軍のヘリコ
プターが、伊方町の隣接町の保内町や三崎町に不時着している。
八四年四月六日、あまりにも多い米軍ヘリの不時着にたまりかねて、筆者は
山口県岩国市の米軍基地と沖縄県宣野湾市にある米軍普天間基地海兵部隊に電
話取材した。この時、両基地では週に二回から三回、ヘリコプターが両基地の
間を飛びかっているのを明らかにした。この際、飛行は計器を使わず、目視を
主に行うとも、広報担当は証言した。
しかし、米軍機ヘリコプターの不時着は、その後も愛媛県下各地に頻発して
いる。
<次号につづく>
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆講演会『食の安全と放射能・TPP』
講師 食の安全の第一人者
安田節子さん(埼玉大学非常勤講師、食政策センター ビジョン21 主宰)
日時 11月16日(金) 午後7時開会(6時45分開場)
場所 カルタスホール(クイーンズ伊勢丹・北浦和店3階)
(JR北浦和駅東口徒歩3分 、TEL 048-814-2501)
参加費 500円(資料代)
主催 埼玉新聞サポーターズクラブ(SCC)
連絡先 武内 電話 090-2173-2591
電話またはメールで参加申し込みをお願いします。
(データはこの講演会以外利用しません)
【送信先】FAX 020-4667-8745、メール masashik58@nifty.com
【講演内容】(予定)
・放射線の人体への影響 ・食品の放射能基準値について
・私たちが気をつけるべき食生活のポイント ・有機農産物の重要性
・社会に対してとるべき行動 ・TPPで深刻になる農薬問題
◆「映画上映と講演の集い」のお知らせ
日時 12月1日(土) 13:30~16:30(開場は13:00)
会場 カタログハウス B2ホール(渋谷区代々木2-12-2)
参加費 1000円、先着200名まで、メールかFAXでお申し込みください。
映画 シェーナウの想い(60分) 2008年ドイツで製作されたもの
講演 広瀬隆さん (120分)
映画の紹介:感動のドキュメンタリー映画 「シェーナウの想い」
チェルノブイリ事故現場から遠く離れたシェーナウ市にも放射能は飛んで
きた。人々は原発事故被害から子どもたちを守るために、さまざまな努力続
けた。たどりついたのは原発の電気を使わない生活をすること。シェーナウ
の人々が選んだ道は、世界の脱原発を求める人々に希望を与えている。
主催 戦争への道は歩かない! 声をあげよう女の会
問い合わせ先 090-7288-1489(仲内)
連絡先 Email koeage@gmail.com、FAX 03-6762-3233
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