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NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1502】
2012年7月2日(月) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.大飯原発再稼働に反対、市民座り込む-7月1日の闘い
   精一杯の抗議と抵抗、原発反対民衆史上まれな「非暴力座り込み」
                     柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.ひどい、ひどーい内容の東電株主総会~平気でウソをつく、
   株主の発言機会を奪う、横暴な議長(勝俣)のやり方…等々
   2012.6.29第88回東京電力株主総会報告 連載その2
★3.≪チェルノブイリ原発事故≫~~被害は、今、どう出ている~~
   ウクライナ調査を報告します             食品と暮らしの安全基金
★4.<テント日誌6/27(水)
   ―経産省前テントひろば291日目 稼働原発ゼロ53日目>
   週末の大きな意志表示の行われる前の静けさか
━━━━━━━
 
※7/4第4回東電前アクション&たんぽぽ舎合同学習会
      『東京電力による排除の歴史~ 我々はなぜ原発を選んだのか~』
 
 かつて東電による「排除」と「支配」を選択してきた「私たち」自身が、今度
こそ真っ当な選択をするために知るべきこととは何か。膨大な取材を通じて、巨
大権力が人間の尊厳を嘲笑してきた歴史を暴く。参加歓迎。
 
講 師:斎藤貴男
日 時:7月4日(水)開場18:15 開会18:45~21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:800円
共 催:東電前アクション toudenmaeaction.blogspot.com/
    たんぽぽ舎
 
 
┏┓
┗■1.大飯原発再稼働に反対、市民座り込む-7月1日の闘い
 |  精一杯の抗議と抵抗、原発反対民衆史上まれな「非暴力座り込み」
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
1.「安全確認なく起動-大飯原発3号機福島事故後初-副大臣、船で敷地内へ」
(東京新聞7月2日朝刊)と報じられたように、全国の市民数百人は、6月30日
(土)と7月1日(日)の2日間、断続的に降る雨の中で元気に太鼓をたたき、旗を
ふって、手をつないで(スクラム)、「再稼働反対」を訴えつづけた。
 以下、その行動に参加した要点。
 
2.6月30日(土)朝6時新宿スバルビル前から、経産省前テントひろば主催の大
飯応援バス1台(50名弱)が出発。前日、首相官邸前での巨万の人々の結集、官邸
への抗議=(再稼働やめろ、野田首相は辞めろ=野田はノーだ)の行動の興奮と気
分の高まりががさめやらぬ中での出発。約6時間後の13時30分。おおいに到着。
約700人の決起集会。地元のあいさつ、全国各地の闘いの報告、たんぽぽ舎も官
邸前の盛り上がりなどを報告。その後小雨の中を、福井県防災センター(原子力
安全・保安院)までデモ。そこで経産副大臣への抗議文を手渡す。夕方宿舎で、
食事後、明日の「大飯原発3号機の再稼働」への抗議活動と「非暴力座り込み」
について話し合う。
 
3.翌朝6時朝食、6時30分バスで出発(1人乗り遅れ)、7時、大飯原発近くに
到着。関西勢と共に集会(約110名)、デモを300mして、大飯原発前の抗議活動に
参加。市民数百人が元気に、テンデンバラバラにみえるが、しかしまとまった抗
議活動。午前中一杯つづく。
 ここで、経産省前テントひろばのバスは、定刻になり帰途へ。50名弱のうち9
名が自主的に残り、座り込みに参加。-みんながカンパで支援。9名は約百名の
市民と共に「再稼働反対」を叫びつづけた。が、17時30分、警備車両から警告あ
り、=不法に占拠しつづけていると警察は部隊をもって排除する、と。みんな
「暴力反対」のシュプレヒコール。18時から警察が実力行使。座り込んでスクラ
ムを組んだ数百名は必死に手を結び合う。が、残念ながら1人また1人と市民1
人あたり4人の警官が身体ごと持ち上げ、強制排除。1時間15分後に、後列の防
衛線は突破された。しかし、自家用車8台でバリケードを築いた前線の人々-グ
ループは、このあとも果敢に旗をふり、太鼓をたたき、シュプレヒコールで抵抗。
このあと5時間位の攻防がつづく。前線の人々はめげず、薄暗くなった中を「再
稼働反対」のシュプレヒコールがひびく。警官の攻撃に屈しない。一度崩された
うしろの人々も、まわりで見ていた人々と共に300名以上が「再稼働反対」のシ
ュプレヒコールと共に、旗をふり、前線の人々を励ましつづける。この間、夕方
17時30分から夜中24時まで6時間30分以上の攻防。突如、夜中24時に警察部隊が
一気に引き上げる。うわーと喜びの叫び声が上がり、300名以上が警察の去った
あとへ集中。前線を守り抜いた人々と共に喜びの集会。感動的だった。原発反対
民衆史上、非暴力の座り込み抵抗の闘いがこれほどなされた例は、近来珍しい。
私たちも感動した。この闘いで、経産副大臣は大飯原発の正面から入れず、船で
原発へ入ることになった。(以下、続く)
 
 
◎「福島の事故もう忘れたのか」 大飯への道を市民封鎖 再稼働反対デモ拡大
警官隊が強制排除
 
 関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)の原子炉起動作業が進められた1日、
同原発のある大島半島は抗議行動のため全国各地から集まった市民らで騒然とな
った。大阪の関電本店前や東京でも抗議行動が起こり、福島県内の首長からは
「福島の事故を忘れたのか」と、落胆の声が漏れた。
 大島半島北東端にある大飯原発は山に囲まれ、山を挟んだ一般道とトンネルで
つながっている。原発側からトンネルを抜けた場所にゲートがあり、反原発市民
団体メンバーらはゲート付近に自家用車を2~5台ずつ3列に並べてバリケード
を設け、道路を封鎖した。市民らは続々と集まり、1日午前に300~400人規模に
膨れあがった。市民らは、ゲート付近で横列を組んだ県警機動隊員らとにらみ合
いを続けたり、ドラムなどの鳴り物に合わせて踊りながら、「再起動中止」など
と声を上げたりした。(中略)
 起動予定時刻まで3時間となった午後6時頃、約50人が座り込んで腕を組み、
「再稼働反対」のシュプレヒコールを上げた。警官隊も集結し、緊張が続く。警
察官がマイクで「指示に従って立ち上がって下さい」などと指示すると、市民ら
は一層大きな声を上げた。警官隊は数人がかりで座り込んだ一人一人を排除し始
め、最終的には全員が排除された。(中略)
 
 被災地首長「極めて残念」
 東京・新宿では反対派の市民がデモ行進。雨の中、手作りのプラカードや横断
幕を手に「再稼働反対」「大飯を止めろ」と声を上げた。参加者は午後4時に新
宿中央公園に集まり、約4キロを約1時間半かけて歩いた。主催者側は約8000人
が参加したとしている。福島県の首長からも批判が相次いだ。埼玉県などに全町
避難している双葉町の井戸川克隆町長は大飯原発の地元に対し、「交付金のため、
働く場のためという気持ちはわかるが、我々は交付金で建てた施設を全部置き去
りに裸一貫で避難している。もう福島の事故を忘れたのか。わびしさを感じる」
と話した。
 佐藤雄平・福島県知事も「事故調による原因解明が終わっておらず、原子力安
全規制委員会のメンバーや規制庁の骨格も決まっていないことを考えると、(再
稼動は)極めて残念」と述べた。(7/2毎日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■2.2012.6.29第88回東京電力株主総会報告 連載その2
  |  ひどい、ひどーい内容の東電株主総会~平気でウソをつく、
 |  株主の発言機会を奪う、横暴な議長(勝俣)のやり方…等々
  └──── 脱原発東電株主運動 山崎久隆
 
 東電最後の株主総会になるか・・・といっても、解散決議が上程されているわ
けではありませんが。
 今回の総会は、従来とは全く異なる議事運営が行われました。
 従来ならば、まず事業報告が冒頭にあり、その説明に30分くらいを費やします。
その後、事前質問への一括回答があり、質疑に入ります。
 株主総会の前半は、昨年度(2011年度つまり2011年4月1日から2012年3月31
日まで)の事業報告と、昨年度事業に対する質疑の時間だからです。もちろん提
案議案への質問もあってもかまいませんが、建前は前年度に関する議事です。
 ところが今回の東電総会では、前年度の事業報告の後に直ちに新年度の方針で
ある会社提案議案(1号から4号議案)と、株主である東京都や私たちなどの提
案議案(第5議案から第14号議案)の一括上程を先に行い、その後に事前質問へ
の一括回答と提案議案への質疑を行うとしました。
 勝手に議事の順番を書き換えた最大の理由は、質疑応答時間を一回にまとめ、
株主の発言の機会を奪うことにあったのです。
 私はうまくすると3回発言の機会がありました。一番最初の一括質問への回答
に対して追加、再質問で一回、議案の提案で一回、さらに提案議案への関連質問
で一回です。
 しかし今回は2回しか発言できませんでした。
 会場の質問者数は30人弱であり、さらにその回答も平気でウソをつくなど、
とてもじゃないが投げやりでデタラメ総会だったと言えます。
 営業報告も、事前配布された報告書をダイジェストにして読むだけであり、こ
れほど時間の無駄はありませんでした。尤も従来は事前に作成したDVDを流し
ていただけなのに対し、今回は一切映像を使わず、西澤社長が全部読んでいまし
たが。
 それにしても内容も乏しい営業報告に、さらに問題なのは福島第一原発を始め
として原発の現状をほとんど報告しません。
 福島第一原発では、翌日にファイバーを入れて内部の状況を確認したところ、
10.3シーベルト(ミリでもマイクロでもない)のとんでもない線量だったこ
とが発表されましたが、そんな調査は総会前にも出来たはずなのに絶対に行おう
としないとか、敷地内部の放射性物質特にストロンチウムの量についても「合計
2.6京ベクレル」と、事前質問されなかったら答えない上、実際の回答は「2.
6かける10の16じょうベクレル」と、一般には分からないような答え方をす
る有様です。思わず「指数で答えるな」と怒鳴ってしまいました。
 このような議事の進め方に対して、もう冒頭から「議長解任」「動議」の声が
会場を包むのは当然です。
 動議の声がこだまする中、議長である勝俣会長は強引に議事を進行しようとし
ますが、株主は断固それを阻止しようと声を張り上げます。1分ほど無視して発
言していた勝俣議長も「動議なんですか」などと、聞こえているくせにとぼけた
顔で確認しようとし、やっと「議長解任動議」が採択されることになりました。
その時に「解任後の代わりの議長として」その場に出席していた猪瀬直樹東京都
副知事が指名されました。尤も、大株主の代理人などを掌握しているため、会場
での挙手がどんなに多くても動議は通りませんでしたが。
 残念ながら最初の議事変更を求める動議がことごとく拒絶されてしまったため、
発言の機会は大幅に奪われたまま議事は東電の実質国有化を意味する「約1兆円
の公的資金を受け入れての、優先株の発行による75%相当の株が東電原発被害
支援機構の所有となる」ことが提案されました。
 しかし、これもまた驚くほど内容の無い説明です。要するに「配付資料を読め」
などと、どうしても自分たちの口から詳細説明はしないという態度。これでは議
論のしようがないでは無いかと思います。(続く)
 
 
┏┓
┗■3.≪チェルノブイリ原発事故≫~~被害は、今、どう出ている~~
 |  ウクライナ調査を報告します
 └──── 食品と暮らしの安全基金
 
 事故当時、母親だった女性に孫が生まれ始めています。
食品と暮らしの安全基金では第1回を2月27日~3月7日に、第2回目は5月27
日~6月5日と現地を訪れ、健康被害を調査。
すると、年間1ミリシーベルトの地域で、孫世代に「足が痛い」という子が半分
ほどいたのです。
 放射能の人体影響の研究は、ガンに圧倒的な重点が置かれ、心臓病、白内障、
遺伝病も研究は行われていますが、それ以外の健康問題はほとんど調査されてい
ません。
 ところが日本政府は、20ミリシーベルト以下は「健康に被害がない」として福島
の町や村への帰還を認める方針です。
 
 食品と暮らしの安全基金のホームページに調査報告書をアップしましたので、
ぜひご覧ください。 http://tabemono.info/
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌6/27(水)
 │  ―経産省前テントひろば291日目 稼働原発ゼロ53日目>
 │  週末の大きな意志表示の行われる前の静けさか
 └──── (M/O)
 
 先週の週末に大きな脱原発の意志表示があった。そして、また今週も行動が予
定されている。が、週の前半はテントも比較的静かな日が多い。26日には国会で
の消費増税をめぐる衆院採決があり、テントでも動静に感心が寄せられていた。
何種類もの新聞があちらこちらに置かれていたが、その余韻であるのだろうか。
 今日は全国で電力会社の株主総会があり、注目されている。東京電力の株主総
会は代々木の第一体育館で開かれるが、テントひろばに参集している人も出掛け
て行った。株主総会に出る人も、そこに参加する人たち、ビラなどを手渡しに出
掛けた人等がいる。
 午後には朝からビラまき等に出掛けていた人がテントに戻ってきたので話を聞
いた。例年よりも脱原発を訴える人たちの参加が多かったということである。ビ
ラを受け取る株主も多く好意的だったということだった。
 
 株主総会ほど日本の企業の体質を現わすものはない。かつては株主総会といえ
ば総会屋という人たちがいてその関係が取りざたされた。これは日本の企業の負
を現わすものと言われてきたが、企業側の閉鎖的で非民主的性格を象徴するもの
だった。
 福島第一原発での対応において東電のひどいありようは白日のものとなったが、
企業側の反省はあまりない。電力会社全体に言えることであり、独占事業体とい
うことが根本にあるように思う。官僚組織を如何に開かれたものにするかが提起
されたことがあるが、これは大企業などにも言えることだろう。民間企業は市場
の圧力がその閉鎖性を許さないと言えるが、それは国家組織に対して相対的に言
えるということで、閉鎖的で独善的であることは変わらないのである。このこと
は無責任性とも通ずる。
 各社の株主総会では脱原発も含めた株主の提案が多くなされると聞いている。
提案は多分に否決されると推察される。その背後には金融機関などの株主がいて
それが会社側の力となっているからだ。原発の利益を得てきた日本の大企業や金
融機関に批判の矢が向けられるのも遠い事ではない。
 
 東京電力に対する抗議の行動は株主総会の後も継続され、東電アクションのメ
ンバーなどが「あらためて東電解体」というスローガンをもとに夜の7時から東
電に向けた行動を展開した。28日には東電と関電に対する直撃デモが「新橋アク
ション」等のグループで展開される。株主総会が終わったから解決がついたわけ
ではない。福島第一原発は収束していないし、多くの問題は放置されたままであ
る。何一つ解決していないのであり、責任は問われ続ける。そうした第一歩に立
っただけである。
 人々の声と行動による意志表示が霞ヶ関や国会を轟かせる週末も近い。テント
に出入りする人たちにもそれはうかがえる。テントの前に黙々と座り込む人の横
顔にもそれが見える日々である。
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