NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1434】
2012年4月26日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「親子講座 こどもたちを放射能から守ろう」
ー低線量・内部被ばくの危険性ー(さよなら原発みなと 栄木忠良)
★2.新聞・雑誌から
◇柏崎刈羽差し止め提訴 新潟地裁へ
―東電は原発を運転管理する能力がない。原告に福島の避難者も
(4月23日 毎日新聞より)
◇国の放射能「独自基準やめて」 店頭の反応は冷淡。
(4月25日 朝日新聞より)
◇血税渡す側がもらう側に。下河辺氏 東電新会長起用の怪
(4月25日 東京新聞より)
◇原子炉“潜入”ルポ 福島第二原発(フクニ)も地震で壊れていた!
許すな!再稼働 (週刊朝日 5月4日-11日合併号より)
★3.<テント日誌4/23(月)―経産省前テントひろば226日目―>
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「親子講座 こどもたちを放射能から守ろう」
│ ー低線量・内部被ばくの危険性ー
└────(さよなら原発みなと 栄木忠良)
文科省「放射線副読本」が全国の学校に届けられ、「放射線はこわくない」
教育が始まろうとしています。福島原発事故から1年。放射能汚染は収まる
どころか、これからが内部被曝からどう子どもたちを守るかが最重要な問題
になってきます。
最大の当事者になってしまった子どもたちが、放射線について正しい知識を
持ち、内部被曝から命を守ること、そして、持続可能な未来を切り開くため
考える力を育てていくことが重要です。また、これは取り直さず、私たち
大人の問題でもあります。
川根先生のお話を聞き、「副読本」の問題点を明らかにし、使用中止にする
こと。内部被曝の危険性を親子で学びましょう。
ぜひ、学習会にご参加下さい。
◇講師 川根眞也さん
講師紹介:
さいたま市 公立中学校 理科教諭、内部被ばくを考える市民研究会 代表
Facebook「福島第一原発を考えます」、放射能防御プロジェクトに参加。
原発事故直後から放射線量を測定し「子どもたちを被ばくさせてはいけな
い」と校長先生に直談判した熱血先生です。
・日時 5月13日(日)13時30分~16時30分
・場所 リーブラ(港区立男女平等参画センター)ホール(5階)
http://www.minatolibra.jp/etc/access.html
・住所 港区芝浦3-1-47
・参加費 大人500円 学生200円 小学生以下は無料です。
・アクセスJR「田町」駅東口 徒歩2分
都営三田線「三田」駅出口A4 徒歩4分
・共催 ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク
http://shutokennw.jugem.jp/
劣化ウラン廃絶みなとネットワーク
☆保育室はありませんが、会場内にキッズスペースを設けます。
・連絡先 080-3013-3618 090-3248-7397
「さよなら原発みなと」のブログに副読本のニュース・動画があります
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-e0d2.html
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
└────
◇柏崎刈羽差し止め提訴 新潟地裁へ
―東電は原発を運転管理する能力がない。原告に福島の避難者も
(4月23日 毎日新聞より)
運転停止中の東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)を巡り、新潟
など6県の132人が同社を相手に全7基の運転差し止めを求めて23日午後、
新潟地裁に提訴する。弁護団によると、同社福島第1原発事故で福島から新潟
に避難中の13人も参加し「事故は人災で、東電には原発運転の資質も能力も
ない」と訴える。
訴えでは、同事故に関し「自然災害に伴う過酷事故(シビアアクシデント)
対策を東電は取っておらず、津波対策を怠った」と指摘。過去の事故隠しなど
同社の体質にも触れ、総出力821万キロワットと世界最大の柏崎刈羽原発を
運転管理する能力はないと主張する。さらに▽地盤が軟弱なため地震による過
酷事故の可能性が高い▽福島と同様の事故が起きれば首都圏にも被害が及ぶ―
などとして、再稼働を阻止するために運転差し止めを求める。(後略)
◇国の放射能「独自基準やめて」 店頭の反応は冷淡。
(4月25日 朝日新聞より)
食品の放射性物質検査をめぐって、国より厳しい独自基準を設ける食品メー
カーやスーパーなどに、国の基準を守るよう求めた農林水産省の通知が波紋を
広げている。消費者の求めに応じた独自基準を「過剰な規制」と投げかけた一
石だが、消費の現場は冷ややかだ。
◇血税渡す側がもらう側に。下河辺氏 東電新会長起用の怪
(4月25日 東京新聞より)
血税を危うい企業に渡す際の「お目付役」がもらう企業側の長に内定したー
こんな怪しげな話があるだろうか。東京電力の新会長に原子力損害賠償支援機
構運営委員長の下河辺和彦弁護士が起用される。巨額の賠償に廃炉、除染費用
で東電は「死に体」だ。本来なら法的整理が筋だが、民主党政権は原発の既得
権益集団保護のため、それを避けてきた。今回の人事もその延長線上にある。
◇原子炉“潜入”ルポ 福島第二原発(フクニ)も地震で壊れていた!
許すな!再稼働 (週刊朝日 5月4日-11日合併号より)
喉元すぎれば熱さ忘れる―なのか。政府は原発再稼働に舵を切った。廃炉が
決まっている福島第一の南にある福島第二には、まだ再稼働の話がくすぶって
いる。フクニで働くジャーナリストから本誌に届いた「告発ルポ」をお届けす
る。(中略)
「震災直後、東電は今後5年間はフクニ(福島第二原発)を再稼働しないと
決め、私たちに通告してきました。建屋内の状況を見たら、しばらくダメなこ
とは誰が見ても明らかでしょう」
私は確信した。
表向き東電がフクニの再稼働に意欲を示しているのは、再稼働させたい東電
本社の希望的観測に過ぎない。実際は、公にできないほどの大きなダメージを
福島第二原発は受けている―と。しかも、ここにきてフクニで働く人の間では、
こんな囁き声が充満している。「どうせ廃炉にするのに、こんなにカネを使っ
て直してもしょうがないじゃないか」
東電はフクニについて原子炉の冷温停止状態が保たれ、大きな震災被害はな
かったとしている。(中略)
東電関係者は、当時の様子をこう語る。「通信が途絶えてフクイチで何が起
きているのかよくわからない状況の中、フクニの人間も原子炉の冷却系などが
失われたことに危機感を抱いていた。原子炉の温度が上がり、震災のあった夜
中には、『注水用のホースを700本用意しろ』との指示が出たほどだ」
まさに、フクニも、危機一髪だったのだ。(中略)
震災時の津波で1階で3メートル、地下は完全に水没し、原子炉冷却機能を
担うポンプ類が大きなダメージを受けた。冷却水を循環する配管類も使い物に
ならなくなった。電源系統も同様で、制御盤は焼損した。
日本の原発は原子炉を水で冷却するため海沿いに造られ、なかでも海水を直
接取り入れる熱交はとくに海べりに設置される。だからこそ、十分すぎるほど
の津波対策が欠かせない。(中略)
東電は今回の被害は津波によるもので、原発は地震に耐えたといっている。
しかし、それを疑わせるようなものがある。
写真(9)(10)見てほしい。(写真は省略)
これはいずれも、熱交建屋2階で撮影したものだ。配管がへこんでいたり、
新しく交換されたりしているのがわかる。ここはOP+11メートル(地面から
7メートル)の高さにあり、全く浸水していない場所だ。しかし、写真で明ら
かなように、そこの配管にダメージがあったということは、地震の揺れで起き
た被害ということだ。(後略)
┏┓
┗■3.<テント日誌4/22(日)―経産省前テントひろば 225目―>
│ ハンスト6日目、冷たい雨の中続く静かな抗議
│ ~(原発ゼロまであと14日)~
└────(Toku-san)( Q記 )
ハンスト6日目のこの日、東京地方では、昼過ぎくらいから、降ったりやん
だりの天気。今日は4名の方がハンストに入られている。
この日は、天気が悪かった事と小出先生や広河隆一さんの講演の他に、三鷹
のデモ、代々木公園のアースデーのイベントとパレードなど、都内で様々な催
し物が開催されていたためにテントにいらした方はあまり多くなかったが、ハ
ンスト中のMさんの話では、早稲田大学のジャーナリズム専攻の学生さんが取
材に来てくれたと言う事だった。「ただ座っているだけだと、時間が経つのが
遅く感じられるけど、取材とか来ると少しは気が紛れる」とMさんは笑いなが
ら話して下さった。
夕方になって、鎌田慧さんが、撮影のスタッフの方を連れて陣中見舞いに来
て下さった。テントの外で暫く談笑をされた後、雨が強くなってきたので、鎌
田さんには第1テントの中へ入っていただいたが、ちょうどよいタイミング
だったので、26日に予定されている外国人記者向けの会見への出席をお願いし
てみた。当日は、会議が有ると言う事だったが、心よく引き受けて下さり、鎌
田さん、もしくは、1000万人署名の方から誰か別の方が出席して下さる事に
なった。26日の会見には、静かなる抗議に込められた「原発の再稼働に反対す
る強い意思」が全世界に届くように多くの記者の方に集まってもらいたい。
6時を過ぎ、霞ヶ関一帯は本格的な雨になってきたので、テントの中に入っ
た。暫くして、青山で開催された小出先生の講演会を見に行かれたハンスト
6日目を迎えたEさんの奥さんがテントにやって来られた。「ご主人はいつも
と変わりませんか?」というFさんの質問に、「いつもと同じですよ」とニッ
コリ笑って答えられていた。隣に座っていたEさんも笑っていらっしゃった。
本当によいご夫婦である。年をとったら私もEさんのような夫婦になりたい。
(独身ですけど、残念。)
日曜の夕方以降は、人通りも少なく、ハンスト抗議中のテントひろばは、静
かな夜を迎えた。4月下旬の割には、肌寒く感じられる一日であったが、経産
省横の植え込みのつつじは、つぼみが開こうとしている。原発ゼロの5月5日に
は、つつじの花も開花するのだろうか。座り込みは原発ゼロを迎えるまでのつ
ぼみの様な状態かもしれない。「原発ゼロ」という美しい花を咲かせるために、
経産省前テントひろばでは明日以降も静かな抗議が続く。 (Toku-san)
<大飯原発監視テントから>
ここ大飯は昨日から春嵐で浜風海風山風逆巻いています。今日雨にも負けじ
と再稼働許すな緊急集会が対面の岬小浜市泊のくさはらで催されました。大自
然の威力まで仇のように雨風と闘わねばなりません。集会は1日として漁民農
民は毎日です。そして巨大な原発工場で働く被ばく労働者は 小浜から泊まで
の送迎バスで甲状腺ガンに悩む被曝労働者が訴えてくれました。いま貴重なお
言葉を伝えるスペースがありませんが関西はいうに及ばず全国から集まり、不
気味な原発工場を望みながら再稼働粉砕の所感を述べあって、小浜市内デモを
敢行。
農民漁民労働者がみずからデモに立ち上がるその日、自然風土も参加してき
ました。人力およそ5百馬力それに自然が味方すれば勝敗は明らかでしょう。
パラダイムシフトの変更はあの世のことではありません。いま、ここで生きる
こと、これが闘争。全原発基地でテント闘争を 大飯の電車も止める自然の力
これを核燃料にたよれば凄まじい力を敵にまわす。国家も帝国も核燃料の脅威
にはなすすべがない。26日の住民説明会なるものの欺瞞性犯罪性に勝利し告
発したい。 ( Q記 )
2012年4月26日(木) 地震と原発事故情報
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「親子講座 こどもたちを放射能から守ろう」
ー低線量・内部被ばくの危険性ー(さよなら原発みなと 栄木忠良)
★2.新聞・雑誌から
◇柏崎刈羽差し止め提訴 新潟地裁へ
―東電は原発を運転管理する能力がない。原告に福島の避難者も
(4月23日 毎日新聞より)
◇国の放射能「独自基準やめて」 店頭の反応は冷淡。
(4月25日 朝日新聞より)
◇血税渡す側がもらう側に。下河辺氏 東電新会長起用の怪
(4月25日 東京新聞より)
◇原子炉“潜入”ルポ 福島第二原発(フクニ)も地震で壊れていた!
許すな!再稼働 (週刊朝日 5月4日-11日合併号より)
★3.<テント日誌4/23(月)―経産省前テントひろば226日目―>
━━━━━━━
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┗■1.「親子講座 こどもたちを放射能から守ろう」
│ ー低線量・内部被ばくの危険性ー
└────(さよなら原発みなと 栄木忠良)
文科省「放射線副読本」が全国の学校に届けられ、「放射線はこわくない」
教育が始まろうとしています。福島原発事故から1年。放射能汚染は収まる
どころか、これからが内部被曝からどう子どもたちを守るかが最重要な問題
になってきます。
最大の当事者になってしまった子どもたちが、放射線について正しい知識を
持ち、内部被曝から命を守ること、そして、持続可能な未来を切り開くため
考える力を育てていくことが重要です。また、これは取り直さず、私たち
大人の問題でもあります。
川根先生のお話を聞き、「副読本」の問題点を明らかにし、使用中止にする
こと。内部被曝の危険性を親子で学びましょう。
ぜひ、学習会にご参加下さい。
◇講師 川根眞也さん
講師紹介:
さいたま市 公立中学校 理科教諭、内部被ばくを考える市民研究会 代表
Facebook「福島第一原発を考えます」、放射能防御プロジェクトに参加。
原発事故直後から放射線量を測定し「子どもたちを被ばくさせてはいけな
い」と校長先生に直談判した熱血先生です。
・日時 5月13日(日)13時30分~16時30分
・場所 リーブラ(港区立男女平等参画センター)ホール(5階)
http://www.minatolibra.jp/etc/access.html
・住所 港区芝浦3-1-47
・参加費 大人500円 学生200円 小学生以下は無料です。
・アクセスJR「田町」駅東口 徒歩2分
都営三田線「三田」駅出口A4 徒歩4分
・共催 ストップ!放射能汚染がれき首都圏ネットワーク
http://shutokennw.jugem.jp/
劣化ウラン廃絶みなとネットワーク
☆保育室はありませんが、会場内にキッズスペースを設けます。
・連絡先 080-3013-3618 090-3248-7397
「さよなら原発みなと」のブログに副読本のニュース・動画があります
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-e0d2.html
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┗■2.新聞・雑誌から
└────
◇柏崎刈羽差し止め提訴 新潟地裁へ
―東電は原発を運転管理する能力がない。原告に福島の避難者も
(4月23日 毎日新聞より)
運転停止中の東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)を巡り、新潟
など6県の132人が同社を相手に全7基の運転差し止めを求めて23日午後、
新潟地裁に提訴する。弁護団によると、同社福島第1原発事故で福島から新潟
に避難中の13人も参加し「事故は人災で、東電には原発運転の資質も能力も
ない」と訴える。
訴えでは、同事故に関し「自然災害に伴う過酷事故(シビアアクシデント)
対策を東電は取っておらず、津波対策を怠った」と指摘。過去の事故隠しなど
同社の体質にも触れ、総出力821万キロワットと世界最大の柏崎刈羽原発を
運転管理する能力はないと主張する。さらに▽地盤が軟弱なため地震による過
酷事故の可能性が高い▽福島と同様の事故が起きれば首都圏にも被害が及ぶ―
などとして、再稼働を阻止するために運転差し止めを求める。(後略)
◇国の放射能「独自基準やめて」 店頭の反応は冷淡。
(4月25日 朝日新聞より)
食品の放射性物質検査をめぐって、国より厳しい独自基準を設ける食品メー
カーやスーパーなどに、国の基準を守るよう求めた農林水産省の通知が波紋を
広げている。消費者の求めに応じた独自基準を「過剰な規制」と投げかけた一
石だが、消費の現場は冷ややかだ。
◇血税渡す側がもらう側に。下河辺氏 東電新会長起用の怪
(4月25日 東京新聞より)
血税を危うい企業に渡す際の「お目付役」がもらう企業側の長に内定したー
こんな怪しげな話があるだろうか。東京電力の新会長に原子力損害賠償支援機
構運営委員長の下河辺和彦弁護士が起用される。巨額の賠償に廃炉、除染費用
で東電は「死に体」だ。本来なら法的整理が筋だが、民主党政権は原発の既得
権益集団保護のため、それを避けてきた。今回の人事もその延長線上にある。
◇原子炉“潜入”ルポ 福島第二原発(フクニ)も地震で壊れていた!
許すな!再稼働 (週刊朝日 5月4日-11日合併号より)
喉元すぎれば熱さ忘れる―なのか。政府は原発再稼働に舵を切った。廃炉が
決まっている福島第一の南にある福島第二には、まだ再稼働の話がくすぶって
いる。フクニで働くジャーナリストから本誌に届いた「告発ルポ」をお届けす
る。(中略)
「震災直後、東電は今後5年間はフクニ(福島第二原発)を再稼働しないと
決め、私たちに通告してきました。建屋内の状況を見たら、しばらくダメなこ
とは誰が見ても明らかでしょう」
私は確信した。
表向き東電がフクニの再稼働に意欲を示しているのは、再稼働させたい東電
本社の希望的観測に過ぎない。実際は、公にできないほどの大きなダメージを
福島第二原発は受けている―と。しかも、ここにきてフクニで働く人の間では、
こんな囁き声が充満している。「どうせ廃炉にするのに、こんなにカネを使っ
て直してもしょうがないじゃないか」
東電はフクニについて原子炉の冷温停止状態が保たれ、大きな震災被害はな
かったとしている。(中略)
東電関係者は、当時の様子をこう語る。「通信が途絶えてフクイチで何が起
きているのかよくわからない状況の中、フクニの人間も原子炉の冷却系などが
失われたことに危機感を抱いていた。原子炉の温度が上がり、震災のあった夜
中には、『注水用のホースを700本用意しろ』との指示が出たほどだ」
まさに、フクニも、危機一髪だったのだ。(中略)
震災時の津波で1階で3メートル、地下は完全に水没し、原子炉冷却機能を
担うポンプ類が大きなダメージを受けた。冷却水を循環する配管類も使い物に
ならなくなった。電源系統も同様で、制御盤は焼損した。
日本の原発は原子炉を水で冷却するため海沿いに造られ、なかでも海水を直
接取り入れる熱交はとくに海べりに設置される。だからこそ、十分すぎるほど
の津波対策が欠かせない。(中略)
東電は今回の被害は津波によるもので、原発は地震に耐えたといっている。
しかし、それを疑わせるようなものがある。
写真(9)(10)見てほしい。(写真は省略)
これはいずれも、熱交建屋2階で撮影したものだ。配管がへこんでいたり、
新しく交換されたりしているのがわかる。ここはOP+11メートル(地面から
7メートル)の高さにあり、全く浸水していない場所だ。しかし、写真で明ら
かなように、そこの配管にダメージがあったということは、地震の揺れで起き
た被害ということだ。(後略)
┏┓
┗■3.<テント日誌4/22(日)―経産省前テントひろば 225目―>
│ ハンスト6日目、冷たい雨の中続く静かな抗議
│ ~(原発ゼロまであと14日)~
└────(Toku-san)( Q記 )
ハンスト6日目のこの日、東京地方では、昼過ぎくらいから、降ったりやん
だりの天気。今日は4名の方がハンストに入られている。
この日は、天気が悪かった事と小出先生や広河隆一さんの講演の他に、三鷹
のデモ、代々木公園のアースデーのイベントとパレードなど、都内で様々な催
し物が開催されていたためにテントにいらした方はあまり多くなかったが、ハ
ンスト中のMさんの話では、早稲田大学のジャーナリズム専攻の学生さんが取
材に来てくれたと言う事だった。「ただ座っているだけだと、時間が経つのが
遅く感じられるけど、取材とか来ると少しは気が紛れる」とMさんは笑いなが
ら話して下さった。
夕方になって、鎌田慧さんが、撮影のスタッフの方を連れて陣中見舞いに来
て下さった。テントの外で暫く談笑をされた後、雨が強くなってきたので、鎌
田さんには第1テントの中へ入っていただいたが、ちょうどよいタイミング
だったので、26日に予定されている外国人記者向けの会見への出席をお願いし
てみた。当日は、会議が有ると言う事だったが、心よく引き受けて下さり、鎌
田さん、もしくは、1000万人署名の方から誰か別の方が出席して下さる事に
なった。26日の会見には、静かなる抗議に込められた「原発の再稼働に反対す
る強い意思」が全世界に届くように多くの記者の方に集まってもらいたい。
6時を過ぎ、霞ヶ関一帯は本格的な雨になってきたので、テントの中に入っ
た。暫くして、青山で開催された小出先生の講演会を見に行かれたハンスト
6日目を迎えたEさんの奥さんがテントにやって来られた。「ご主人はいつも
と変わりませんか?」というFさんの質問に、「いつもと同じですよ」とニッ
コリ笑って答えられていた。隣に座っていたEさんも笑っていらっしゃった。
本当によいご夫婦である。年をとったら私もEさんのような夫婦になりたい。
(独身ですけど、残念。)
日曜の夕方以降は、人通りも少なく、ハンスト抗議中のテントひろばは、静
かな夜を迎えた。4月下旬の割には、肌寒く感じられる一日であったが、経産
省横の植え込みのつつじは、つぼみが開こうとしている。原発ゼロの5月5日に
は、つつじの花も開花するのだろうか。座り込みは原発ゼロを迎えるまでのつ
ぼみの様な状態かもしれない。「原発ゼロ」という美しい花を咲かせるために、
経産省前テントひろばでは明日以降も静かな抗議が続く。 (Toku-san)
<大飯原発監視テントから>
ここ大飯は昨日から春嵐で浜風海風山風逆巻いています。今日雨にも負けじ
と再稼働許すな緊急集会が対面の岬小浜市泊のくさはらで催されました。大自
然の威力まで仇のように雨風と闘わねばなりません。集会は1日として漁民農
民は毎日です。そして巨大な原発工場で働く被ばく労働者は 小浜から泊まで
の送迎バスで甲状腺ガンに悩む被曝労働者が訴えてくれました。いま貴重なお
言葉を伝えるスペースがありませんが関西はいうに及ばず全国から集まり、不
気味な原発工場を望みながら再稼働粉砕の所感を述べあって、小浜市内デモを
敢行。
農民漁民労働者がみずからデモに立ち上がるその日、自然風土も参加してき
ました。人力およそ5百馬力それに自然が味方すれば勝敗は明らかでしょう。
パラダイムシフトの変更はあの世のことではありません。いま、ここで生きる
こと、これが闘争。全原発基地でテント闘争を 大飯の電車も止める自然の力
これを核燃料にたよれば凄まじい力を敵にまわす。国家も帝国も核燃料の脅威
にはなすすべがない。26日の住民説明会なるものの欺瞞性犯罪性に勝利し告
発したい。 ( Q記 )
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