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NUCLEAIRE

ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1376】
2012年3月8日(木) 地震と原発事故情報
 
                               転送歓迎
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
 2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
 残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
 
★1.民間事故調にも疑問の声(読者;応答室だより)(3月8日東京新聞)
  何か思惑(おもわく)があるのでは・・・?の指摘
★2.初期被曝の実態報道-地域によって相当量の初期被曝を引き起こした
   初期被曝量が正当に被曝評価線量に加えられていない
                            (山崎 久隆)
★3 <テント日誌 3/6(火)>―経産省前テントひろば 178日目
        暦のうえでは啓蟄であるが・・・
        「沈黙の春」か、脱原発への希望か
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇『☆ 福島の子どもたちのために、いま何ができるか? ☆』
    3月10日(土)午後1時半~、八王子労政会館
 ◇3月11日(土)震災がれきの広域処理を考えるシンポジウム
 ◇3.11脱原発アクションマップ~ヨーロッパでも(ホームページ紹介)
★5.新聞・雑誌から
 ◇首都直下、震度7の可能性
   文科省調査 被害想定見直しへ  (3月8日 茨城新聞より抜粋)
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★1 民間事故調にも疑問の声(読者;応答室だより)(3月8日東京新聞)
  何か思惑(おもわく)があるのでは・・・?の指摘
○ 福島事故の解明について、政府事故調(失敗学の畑村委員長)
のお粗末な中間報告があり、今まだ国会事故調の結論が「未だ」の中で、そして
調査の基本となる政府議事録がどこの組織でも残っていない(わざと作らず又は
隠した?)という事情の中で、先週発表された民間事故調の報告が注目を浴びて
いる。この報告は当時の菅首相ほかの政府対応を厳しく批判(基本知識なし、泥
なわ的・・・)していて、一部で評価を受けているが、しかし、大きな疑問も出
ている。一番の原因の事故の当事者たる東電から聞き取っていないこと(東電本
社が拒否)と、民間事故調といいつつ、人物はほとんど官側の人々だから。これ
らについて3月8日の東京新聞の応答室だよりに的確な文が載っているので紹介
します。 (柳田)
○ 応接室だより 民間事故調にも疑問の声
二月二十八、二十九日付本紙で『官邸過剰介入が裏目』などと報じた「福島原発
事故独立検証委員会」 (民間事故調)の報告会について、読者から「そもそも
民間事故調って何?」などの疑問が相次ぎました。東京都大田区の五十代男性か
らは「民間事故調と言いながら、委員は省庁の外郭団体と官僚出身が中心で、い
ったいどこが『民間』なのか」と指摘するメールが寄せられました。
 確かに、調べてみると委員長の北沢宏一氏は文部科学省所管の元科学技術振興
機構理事長で、委員には元検事総長の但木敬一氏ら元官僚が三人おり、六人中五
人が東京大出身のエリート集団でした。
 さらに、民間事故調は事故当事者の東京電力からは「拒否された」との理由で
聴取しておらず、埼玉県久喜市の六十代男性は「肝心の東電に何も聞いていない
報告書に意味があるのか。政治家に焦点をあてて責任を強調したのをみると、官
僚の意向に基づく意図的な作為さえ感じる」との疑念を抱いていました。(中略)
 民間事故調は、元朝日新聞主筆の船橋洋一氏が理事長の財団法人「日本再建イ
ニシアティブ」が、政府や国会、業界から独立した民間の立場で事故を検証しよ
うと設置しました。しかし、原発事故後の報道や発表に懐疑的になっている読者
も多く、今回の民間事故調の報告書についても「何か思惑があるのでは」とスト
レートには受け入れられないようです。
                 (東京新聞 3,8 より抜粋)
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★2.初期被曝の実態報道-地域によって相当量の初期被曝を引き起こした
   初期被曝量が正当に被曝評価線量に加えられていない         
                (山崎 久隆)
 福島、宮城、岩手、南に南下して茨城、千葉、東京、神奈川、内陸を反転し
た栃木、群馬、埼玉への放射能の流れは、地域によって相当量の初期被曝を引
き起こしたことが分かっています。特に東北道沿線、福島、郡山、須賀川、二
本松、いわきの区間については日本原子力研究開発機構が空間線量をγメー
ターで測定しており、そのデータは既に4月下旬には公表されています。
 このデータを使って「初期被曝量が正当に被曝評価線量に加えられていな
い」ことを私も講演等で指摘をしてきましたが、その具体的な姿が、NHKにお
いて映像化されたようです。
 制作側の七澤さんからのツイートを紹介します。是非3.11ETV特集を
ご覧下さい。
◎ 七澤潔さん
 「3.11放送予定のETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図5」は、 
知られざる初期被ばくの実態を追った秀逸なルポルタージュとなりそうです。
 5.13放送予定のETV特集「テレビが見つめた沖縄」の方は、放送文化研究所
 での研究成果を生かしたアーカイブ・ドキュメンタリーを目指しスタートし
 たばかり。2012年の春はフクシマとオキナワを行ったりきたりになりそうで 
す。」
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★3 <テント日誌 3/6(火)>―経産省前テントひろば 178日目
        暦のうえでは啓蟄であるが・・・
        「沈黙の春」か、脱原発への希望か
 
このところ週末や週明けはぐずついた天気になることが多い。正確に調べたわけ
ではないがそんな印象である。先週は久しぶりの雪だった。そういえば今日は啓
蟄である。
 「啓蟄や生きとし生けるものに影」(斎藤空華)。冬ごもりしていた虫たちも動
き出すとされる日であるがそんな雰囲気はまだない。気候には何かの異変すら感
じさせる。大震災や原発震災は生きとし生けるものにどんな影響を与えたのか。
  テントの前に座り込んでいる女性は熊本《水俣近辺》から上京され、福島に
行く途中であるという。暮れなずむ霞ヶ関の光景を見ながらの話は弾んだ。彼女
は九州でも自然に異変を感じていると話していた。例えば昨年は小鳥などの好物
の赤い実《アオキの実など》がいつもはなくなるのに今年は残ったという。また、
毎年見られるムクドリの群れの姿を見なかったとも。 放射能汚染が人間と自然
の代謝関係(循環関係)を破壊することそれが自然の異変となって現象すること
は程度の問題はあれ予測される。人間の内部被曝と同じように被曝した自然も影
響を免れないのである。自然と一体である動植物においては小鳥や小動物にそれ
はもっとも敏感に現れるのだろう。チエルノブイリでのその異変は報告されてい
るが果たして福島はどうなのであろうか。あるいは日本列島はどうなのであろう
か。  春は季節の中でももっとも華やかなものだ。「3・11」からの復興の時を
告げる春になるのか、それとも「沈黙の春」になるのか。伝えられる自然の異変
については正確なデーターなどの開示が望まれるが僕らは敏感に反応する身体で
それを受けとめて行くしかないのである。生活の場での反応するもの《見聞する
もの、知るもの》が根源になる。それを交換し合いながら対応を考える必要があ
るのだと思う。 テントではFさんが韓国の新聞の取材を受けていた。韓国では
「緑の党」も結成され、脱原発の運動も活発化してきていると聞くが、果たして
中国ではどうであろうか。原発事故は国境を超えて行くしその影響はアジア地域
の全域に渡るわけだからアジア規模の脱原発の運動が必要である。僕らは日本で
の脱原発を実現するしかないが、アジアのことはいつも念頭においておくべきこ
とだ。 夕方からはロフトプラスワンでのトークに出るために新宿に向かった。
ロフトプラスワンの「トークライブ」に出るのは久しぶりであるが、3・11を前
にして1年間を振り返る、またどうたち振舞うかのトークである。第一部は写真
家の桃井和馬さん記録の映写であったが、大震災をあらためて想起した。  第
二部のトークは多士済々で面白かったが、若い人たちの話が面白かった。僕の方
は経産省前テントのことや再稼働をめぐる動きを話した。テントでこうした企画
もあっていいのだろうと思った。脱原発の運動はこれからだし、希望があるとい
うのがみんなの結論だがぜひそれに向かって進んで行きたい。 テントの中では
どうやら厳冬は過ぎたようだ。寝袋にもぐりこんでも寒いということはなくなっ
た。これからも寒い日があるだろうがやがては「三寒四温」ということになるの
であろう。思い切った春らしい活動に向かって行きたいものだ。深夜のテントで
の不寝番で起きているメンバーでもそのことが話しあわれる。 「3・11」を体
制や権力が一つの節目として新たな動きを開始することは予測されるが、我々も
それに対応する動きを準備したい。(M/O)★『ひろばー全国・全世界から 
~思い・交流・討論・共感~』◎こんにちは  先日は(2月25日夜)時間の無いと
きに立ち寄り、挨拶もそこそこに帰ってしまい失礼しました。子供たちのために
立ち上がり、厳しい寒い冬にテントを守られた皆さんをに頭が下がります。  
このごろ海外からの取材が多くてその対応が手薄になるときもあると聞いており
ます。 私は英国在住で現在里帰り中、英日日英翻訳通訳の経験が少しあります。
今週の木曜日と金曜日はもし必要なら、私でよければコミュニケーションのお手
伝いいたしますのでお知らせください。特に予定が無くても念のためただテント
にいるということもできます。 土曜日夜も7時以降なら大丈夫です。日曜日は14
時より大行進、鎖、に参加しますがその前後、あるいは最中でもそのイベントの
場にいられるのなら対応できます。では、寒暖激しい中、ご自愛ください。
───────────────────────────────────
 
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇『☆ 福島の子どもたちのために、いま何ができるか? ☆』
 日時 3月10日(土)午後1時半~
   (開場:午後1時15分 終了予定:午後4時20分)
 会場 八王子労政会館・ホール 電話:042-645-7451)
    地図:http://is.gd/z0yUTC
 講師 吉野裕之さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)
 資料代:500円 (予約不要)
 ◎主催・お問い合わせ先 ホームページ http://843koza.info/doku.php
  子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
  電話 080-3386-5962 FAX 020-4624-2381
  かけがえのない多くの生命と暮らしを奪った大震災と原発事故から一年が
 経ちます。被災地では津波被害からの復興・復旧が進められるなか、福島第
 一原発の事故で高濃度の放射能汚染に襲われた地域では、放射能への感受性
 の強い子どもたちを被ばくの危険から守るために、苦しいたたかいが続いて
 います。
  原発由来の電気を使って暮らしていた私たちにとって、決して無関係のこ
 とではありません。八王子から、福島の子どもたちのために何が出来るので
 しょうか。一緒に考え、自分のできることから始めてみませんか。
 
◇震災がれきの広域処理を考えるシンポジウム
  東日本大震災・福島第一原発事故から一年
  震災がれきの広域処理を考えるシンポジウム
  ―法的問題・安全性を問う―
 日時 3月11日(日)開場 11:30  講演12:00~16:00まで
 会場 明治大学リバティタワー 1階1011教室
 (当日はIWJによるインターネット中継予定)
        資料代 1,000円
 定員:266名(事前申込要・当日参加可・携帯からの申込不可)
  東日本大震災から一年。災害廃棄物の広域処理が被災地支援として広がろ
 うとしています。一方で、放射能汚染などの問題から、安全面に不安がある
 として各地で反対運動が行われています。
  そこで、各分野の専門家に、それぞれの立場から広域処理に係る問題点に
 ついてご発言いただき、広域処理のどこに問題があるのかを総合的な視点か
 ら話しあう場にします。
 主催:震災がれきの広域処理を考えるシンポジウム実行委員会
 共催:社会思想史研究会
 後援:中皮腫・じん肺・アスベストセンター
 
◇3.11脱原発アクションマップ~ヨーロッパでも
  去る1月、横浜で開かれた脱原発世界会議の「横浜宣言」に賛同、協力す 
るため、イタリアの資料センター《雪の下の種》では、ヨーロッパ各地で
 3月11日前後に計画されているアクション・イベントの情報を収集、地図
にまとめました。リンクをお知らせします。
  http://addionuke.exblog.jp/14807058/
 追加の情報も届いているため、ほぼ毎日更新中。
  尚、知り合い等を通じて得た口コミ情報が多いので、カバーされていない
 地域もたくさんあります。もし、ほかにご存じの情報がありましたら、
 info@semisottolaneve.org までご一報を。
  日本の各地で企画されているアクションの遠方からの声援だと考えて頂け
 れば幸いです。
 ※資料センター《雪の下の種》齋藤
  Centro di documentazione
  "Semi sotto la neve"
   Via Gentileschi, 6A
   56123 Pisa   Italia
   sito: www.semisottolaneve.org
  email: info@semisottolaneve.org
  blog (italiano): http://semisottolaneve.blogspot.com/
  from Nuclear Power to New Clear Power!
  さよなら原発くんのブログ
  http://addionuke.exblog.jp/
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★5.新聞・雑誌から
◇首都直下、震度7の可能性
  文科省調査 被害想定見直しへ    (3月8日 茨城新聞より抜粋)
 首都直下型地震の一つ「東京湾北部地震」について、東京都東部の沿岸地域
などで従来の想定震度6強より大きな震度7となる可能性があるとの調査結果
を文部科学省のプロジェクトチームがまとめ、7日に発表した。
 2007年に始まった今回の調査で、想定される震源の深さが従来の約30キロか
ら20キロへと約10キロ浅くなることが判明、それに伴い震度も大きくなるとい
う。(中略)
 チームは、首都圏に設置した約300の地震計で観測した地震波を分析し、
地下構造を調べた。その結果、地震の原因となる陸のプレート(岩板)と、沈
み込むフィリピン海プレートの境界が、従来考えられていたよりも浅い所にあ
ると分かった。
 首都直下型地震で想定されるマグニチュード7クラスの地震が発生すれば、
震度7の地点が生じ、震度6強のエリアも拡大する可能性が高いとの結論に
なった。(後略)
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