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たんぽぽ舎です。【TMM:No1218】
                          転送歓迎
 
        ◆ 地震と原発事故情報 その203 ◆
          4つの情報をお知らせします(10月17日)
 
   ★1.危険・猛毒の核燃料輸送に反対する!
       10月17日深夜、神奈川から新潟・柏崎刈羽原発へ核燃料輸送
       東京電力柏崎刈羽原発2基の運転を停止せよ、電気は余っている
       東京の2つの原発問題-核燃料輸送車と米軍原子力空母
  ★2.「ホットスポット」の千葉西部地域12自治体に、
       「放射能汚染対策についての質問と要請行動」を開始
       千葉県・東葛の6つの市は東電への補償要求にふみ切った
  ★3.郡山集会ルポ
       学校疎開裁判大詰め 子供の未来守る一歩に「健康被害防いで」
       市は転校の自由主張 これは人権放棄の宣言 参加者に疑念
       「裁判所の勇気ある決断、後押しを」
  ★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・3つ
        イ.10/22原発のない世界を求める大行進
            -Rally for a Nuke-Free World in Japan-
        ロ.10/22地方発「素人の乱」原発いらん!パレードin入間
        ハ.第25回 伊方集会 2011年10月22・23日
          「伊方に集い ひろげよう!つよめよう!原発さよならの声を!」
 
 
★1.危険・猛毒の核燃料輸送に反対する!
   10月17日深夜、神奈川から新潟・柏崎刈羽原発へ核燃料輸送
   東京電力柏崎刈羽原発2基の運転を停止せよ、電気は余っている
   東京の2つの原発問題-核燃料輸送車と米軍原子力空母
 
                         原田裕史
 
○10/17深夜3:00横須賀にあるGNFJ(http://www.gnfjapan.com/ )の
核燃料工場から柏崎刈羽原発へ向けて核燃料の輸送が行われました。
出発地の様子はキチアルTVでインターネット中継されました。
http://www.ustream.tv/recorded/17924542
3:00から25分間隔で3隊。第一と第二グループが上組のトラック4台(計8台)。
第三グループが日立物流のトラック3台の計11台でした。前後には警備車両がつ
いています。
東京電力のプレスリリースを見ると、おそらく柏崎刈羽原発5号機用の196体と
思われます。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11100703-j.html
 
○核燃料輸送車には「この車両には近づかないでください」と近くに寄らないと
わからないくらいの大きさの字で書いてあります。乗用車で追跡したグループに
よると隣の車線を並走中に窓を開けた状態でホリバ社製Radiで計測したところ、
1.8マイクロシーベルト/時が計測されました。0.3マイクロシーベルト/時でアラ
ームが鳴るTERRA-P+のアラームは鳴りっぱなしでした。核燃料輸送車らしきトラ
ックをみかけた際には、車間距離を充分取ることをお勧めします。
過去の例ではサービスエリアに停車中のトラックの間でRadiが振り切れたことも
あります。つまり10マイクロシーベルト/時を超えたという事です。
このようなものが一般道→横浜横須賀道路→保土ヶ谷バイパス→東名高速→首都
高速→関越自動車道→一般道という経路で運ばれているのです。
 
○「核燃料の輸送は核拡散防護上機密」と言います。周辺の自治体にも知らされ
ません。東名高速からは交通量も多く事故でも起きたらどうするつもりでしょう。
 そもそも機密にしなければならないものを電力会社が扱うことの是非から議論
されなければならないでしょう。またどうしても運びたいなら道路を封鎖して運
ぶ方が合理的であり秘密にすることなどありえません。
 福島第一原発の事故の収束も見えない中、危険性に関する広報議論もないまま
核燃料の輸送が行われたことに抗議しましょう!
 
○次には柏崎刈羽原発6号機への輸送も行おうとするでしょう。他の原発への輸
送もあります。現在監視には漏れがあり、全ての輸送をフォローしきれていませ
ん。工場付近の方は監視をお願いします。輸送直前には大型トラックの動きがあ
ります。
 
☆原発のない東京で2つの原発関連の危険があります。1つが、この核燃料輸送。
福士敬子都議会議員が警視庁へ情報公開請求したところ、1年で80から100回も
の輸送実態。2つめは、東京湾に浮かぶ2つの原子炉=米軍原子力空母ジョージ
・ワシントンに搭載されている。1年の3分の1程度、東京湾に浮かんでいる危
険なしろもの。東京圏でこの2つの危険に全力で反対しよう。惨事が起きる前に。(柳田 真)
 
 
★2.「ホットスポット」の千葉西部地域12自治体に、
   「放射能汚染対策についての質問と要請行動」を開始
   千葉県・東葛の6つの市は東電への補償要求にふみ切った
 
○ 史上最悪の原発事故から、7ヶ月余が経過しました。今なお、福島第一原発
4機の事故は収束せず、放射能物質は大気と海に放出され続けています。福島第
一原発から200キロほどの千葉県西部地域では「ホットスポット」と呼ばれ、市
民の間では放射能汚染に対する心配・危惧・怒りが拡大しています。若い世帯の
中では、この地域の危険性から脱出する傾向が大きくなっています。
○ 3月末に発足しました東日本大震災被災者支援千葉西部ネット(以下、千葉
西部ネットと略)では、この間、各地域で個別の放射線量の測定や自治体への要
請活動をおこなってきました。4月頃には、子どもを持つ若い保護者の訴え・放
射線量の測定要請に対して、各自治体は「国・県からの指示がないから測定はで
きない。する考えはない」と拒否する姿勢を貫いていました。あきらめることが
できない市民の粘り強い要請活動の中で、東葛6市(野田市、流山市、我孫子市、
柏市、鎌ヶ谷市、松戸市)は、放射能汚染に対する6市協議会を開催し、県に測
定の要請を出しました。千葉県でも、県議会質問に対して「測定する考えはない」
と拒否していましたが、東葛6市からの強い要請で測定に踏み切らざるを得ませ
んでした。松戸市などは独自の測定もはじめ、測定箇所を保育所、幼稚園、小学
校、中学校、高等学校の園庭や校庭、公園などに拡大しながら現在に至っていま
す。
○ 放射能汚染は、焼却灰や汚泥でも基準値(1キロ当たり8000ベクレル)を大
幅に超える状況が次々と明らかとなり、松戸市では秋田県小坂町の最終処分場に
基準値を超える焼却灰を送り込んだために、その後の焼却灰の受け取り拒否や協
定の破棄に至っています。
 各地の市民たちは、独自の放射能汚染に関する講演会・学習会等々を開催し、
放射線被曝では外部被曝だけでなく、内部被曝の危険性を知ることになりました。
学校給食問題や園庭や校庭等の除染対策を求める行動に拡大していきました。
 こうした中で、8月26日、東葛6市では、東電への補償要求に踏み切ったので
す。当然の行動だと思います。
○ こうした一連の行動に関わりながら、千葉西部ネットでは、8月末から各自
治体内での市民の動きを把握し、「放射能汚染対策検討会」を開催し、自治体へ
の総合的な質問と要請行動を検討しました。東葛6市だけでなく、市川市、船橋
市、白井市、印西市、佐倉市、成田市の12市に「放射能汚染対策についての質問」
(13項目42の質問)を提出(各自治体内でこれまで行動してきた市民団体等の連
携)し、各自治体の取り組みの実態把握と長期化する中で自治体と市民の連携を
求める要請をすることになりました。
○ こうした取り組みにこぎつけられた契機は、21年間、東葛6市から印西市・
白井市の8市に対して平和・環境・人権全般にわたる質問と要請行動を継続して
きたピースサイクル運動の経験があります。
 質問と要請行動のトップバッターは、松戸市です。
 10月18日(火)午後1時30分から、市役所議会棟会議室で開催する運びとなっ
ています(1時15分、本館ロビーに集合)。
 多くの市民や市外の方々が参加されることをお願いします。
また、各自治体での日程が決まり次第紹介します。
「放射能汚染対策に関する質問」を必要な方は一報ください。
        (T&F047-360-6064 吉野)。吉野信次(千葉西部ネット)
 
 
★3.郡山集会ルポ
   学校疎開裁判大詰め 子供の未来守る一歩に 「健康被害防いで」
   市は転校の自由主張 これは人権放棄の宣言 参加者に疑念
   「裁判所の勇気ある決断、後押しを」
 
○ 福島県郡山市の児童・生徒らが、市に対し学校ごと疎開するよう求めた仮処
分の申し立ては、福島地裁郡山支部での審尋が大詰めを迎えている。年間被ばく
量1ミリシーベルト以下の安全な環境で教育を受けられるように―との切なる願
いは「人権の最後の砦」たる裁判所に届くのか。15日には市民団体などがJR
郡山駅前で集会を開き、熱い訴えをを繰り広げた。
○ 集会「ふくしまの子どもを守れ!
郡山デモ」は(略)「ふくしま集団疎開裁判」への意気込みをにじませていた。
「どんなに勇気が要ることか、どんなに怖かったことか…。裁判を始めた十四人
の子どもと親たちに、深く敬意を表したい。福島の子どもの未来を守る貴重な一
歩です。発言者のトップを切ってマイクを握ったのは、市民団体「ハイロアクシ
ョン福島原発四十年実行委員会」のメンバー、武藤頼子さん(五八)だ。武藤さ
んは郡山市から東へ約十キロの三春町に住む。昨年十一月、福島第一原発一号機
が今年三月で稼働から四十年を迎えるのを前に、脱原発運動をしてきた仲間ら約
二十人と同団体をを結成した。一号機の営業運転開始日だった同二十六日からの
一年間を「廃炉アクション年」と位置付け、今年から各地で脱原発のイべントを
開いてきた。(略)この日の集会では、「私たちは、日々新しいニュースに翻弄
されている。あふれそうな涙を必死でこらえている」と強調。「たとえ子どもた
ちが郡山ではない町に行ったとしても、ほほを真っ赤にして風の中を走り回り、
笑顔を輝かせられるなら喜ばしい。(デモ行進を)一緒に歩き、子どもたちを守
る一筋の”光の川”になりましょう」とメッセージを締めくくると、力強い拍手
がわき起こった。
○ 矢ケ崎克馬琉球大名誉教授が「郡山市の汚染状況は、チェルノブイリ原発か
ら百キロ以上離れたウクライナ・ルギヌイ地区の移住権利と管理強化の地域と同
程度。郡山でも同様の健康被害が起き得る」とする意見書をまとめ、これに裁判
所が注目したためだ。(略)市内の児童・生徒数は約三万人。震災後、八月末時
点で約千人が市外へ転出し、逆に原発に近い自治体から約五百八十人が転入。校
庭などの除染を進めているが、今もなお大多数が学んでいる。
○ 弁護団は月末までに反論書面を提出し、来月半ばにも決定が出る見通しだ。
(略)弁護団長の柳原敏夫弁護士(六○)は(略)「市は本来なら『危険性はな
い』と反論すべきで、追い詰められているだろう。私たちの訴えが認められるこ
とを期待したい」と、こう呼び掛けた。「裁判所の勇気を後押しできるのは、全
国の皆さんの強い支援があってこそです」
(2011.10.17東京新聞『こちら特報部』より抜粋)
 
 
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・3つ
 
イ.原発のない世界を求める大行進-Rally for a Nuke-Free World in Japan-
 
◆日  時:2011年10月22日(土)集合時間調整中(雨天決行)
◆集合場所:代々木公園ケヤキ並木南側
      (最寄駅:JR&メトロ渋谷駅、JR原宿駅、メトロ明治神宮前駅)
 
 去る10月1日に福島の原発事故に呼応して、全米で反原発のアクション
「Rally for a Nuke-Free World Oct 1(主催:Coalition Against Nukles)」
が開催されました。それは福島第一原子力発電所の事故により甚大な被害を受け
た日本への支援と、全米各地の原発の安全性への疑問を訴えるアクションでした。
このアメリカの動きに呼応し、3/11以降主に東京でデモやアクションを起こして
きた団体やグループが連携し、デモを開催いたします。原発の無い新しい世界へ
の道を、わたしたちが主役になり繋がりあい切り開いて行きましょう。
10月22日、渋谷。多くの同じ思いの人々で集い歩きたいと思います。
是非ご参加ください。
◆主催:首都圏反原発連合(Metropolitan Coalition Against Nukes)
 呼びかけグループ:Act 311 Japan / 安心・安全な未来を子供たちにオーケス
トラ /「怒りのドラムデモ」実行委員会 / TwitNoNukes /
 NO NONUKES MORE HEARTS / 野菜にも一言いわせて!原発さよならデモ
協力:エネルギーシフトパレード / たんぽぽ舎
◆賛同人:松本哉(素人の乱)、二木信、山下陽光(素人の乱)
              (敬称略・順不同 / 2011.10.12現在)
賛同人募集中!
宛先 1022@nukefreeworld.jpn.org
◆お問い合わせ:首都圏反原発連合 1022@nukefreeworld.jpn.org
                 http://nukefreeworld.jpn.org/1022/
 
 
ロ.地方発「素人の乱」原発いらん!パレードin入間。
 
 10/22(土)西武池袋線・入間市駅南口ロータリー午後3時半・集合。
      午後4時出発。
 30分ほどデモったあと、入間万灯祭りのすぐ傍でいったん解散し、万灯祭りを
ゆっくり楽しみ、入間市駅傍の「故きを温ね新しきを知る」通りの行き止まりで、
路上懇親会(300円から)予定。雨天中止。
 
●逃げられない人。追いつめられた人。
  モウダメボな人。草食系というより粗食系な人。
  「がんばれニッポン」よりも「さよならニッポン」な人。
  ウソがヘタな人。原発が嫌いな人。車椅子な人。
●「原発いらん!」in入間にまぎれ込んで、声をあげよう!!
「地域密着デモ&パレード」で、つながろう!!
 
    by 田中洌  ta7ka@nifty.com  埼玉県入間市野田712-3
                               090-3689-0507
 
 
ハ.第25回 伊方集会 2011年10月22・23日
  「伊方に集い ひろげよう! つよめよう! 原発さよならの声を!」
 
 伊方原発は日本最長の半島(三崎半島)のつけ根にあります。四国から九州
(大分)に向けて伸びたこの半島がフタの役をして、瀬戸内海は閉鎖系水域とな
っています。一方で、このフタによって生まれたおだやかな海は世界有数の生物
多様性を有する海でもあります。
 2011年3月11日以来、私たちは原発震災がもたらす放射能汚染がどれだけ広範
囲におよぶものであるかを学びつつあります。
 いつ起きてもおかしくないといわれる、東海・東南海・南海地震、また伊方原
発前面海域6~8kmにある世界有数の活断層、中央構造線の地震が起きれば伊方原
発の放射能はまたたく間にこの閉鎖系水域の全体を汚染します。瀬戸内海に面す
る全ての地域が「現地」になるのです。
 10月26日は、動燃が東海村日本原子力研究所で、日本初の発電に成功したこと
を記念して定められた「原子力の日」。そのことへ抗議の思いをこめ、毎年、こ
の日の前後に開催を続けてきて、今年で25回を数える伊方現地集会です。
原発さよなら四国ネットワークは伊方と陸を共有する四国四県と海を共有する全
ての地域のひとびとに、伊方に集い「原発さよなら」の声をひろげ、つよめるこ
とを呼びかけます。
 
10月22日(土)14:00~18:00  各地の活動報告と交流
10月23日(日)①チラシ配布、街宣。
②スタディツアー(反原発運動のポイント巡り)。
③四国電力伊方原発での申し入れ。
詳しい日程はホームページがあります!
http://genpatsu-sayonara.net をご参照ください。
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