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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1115】
                          転送歓迎
       ◆ 地震と原発事故情報 その100 ◆
 
         6つの情報をお知らせします(6月21日)
 
    ★1.『「脱原発」案で波乱の様相
        6/28東京電力株主総会
        市民団体「今年は風を感じる」』
    ★2.『野田市も測定機購入へ』
    ★3.『海江田経産相「再稼働を」発言に反対!
             原発地元が反発、安全の根拠は説明不十分』
    ★4.『メールマガジンの読者から』
    ★5.『6/13第2回公開質疑(院内集会)
           「命を守る避難対策を」の概要』
    ★6.『「原発にさようなら」集会に集まろう
         9月19日(日)午後 明治公園(5万人集会)』
 
 
★1.「脱原発」案で波乱の様相
     28日東京電力株主総会
     市民団体「今年は風を感じる」』
 
 1年前に2千四百円を超えていた株価が十分の一近くまでに急落すれば、株主
総会は大荒れ。経営陣の一新、事業の見直しは必至なはずだ。福島第一原発の事
故を抱えた東京電力の株主総会が28日に迫っている。20年前から毎年、脱原発
が提案され、その都度、否決されてきたが、今年はどうなるのか。
「今年の反応はいい。例年と比べて2倍以上の四百二人の株主で、脱原発を求め
て議案を提出した。大口といえる一定規模の投資家からも、賛同の意向があった
と聞いている。かなりの数が賛成するのではないか。」市民団体「脱原発・東電
株主運動」の会員、山崎久隆さんは明言した。(中略) 「株主総会は選挙のよう
なところがあり、東電が巻き返しを図っていると聞いている。ただ、団体の非会
員の株主からの『脱原発に賛成する』という連絡もあり、風を感じる。今後につ
なげるためにも、なるべく多くの賛成を集めたい」と話した。(6月21日東京新
聞より抜粋)
 
 
★2.野田市も測定機購入へ
 
 野田市も野菜等の分析ができる測定機を購入することになりました。
 長南博邦(野田市議会議員)
  ※長南さんは「反原発自治体議員・市民連盟」の運営委員です。
 
 
★3.海江田経産相「再稼働を」発言に反対!
      原発地元が反発、安全の根拠は説明不十分
 
 海江田経産相が18日、停止中の原発の再稼働を急ぐ意向を記者会見で表明した。
「絶対反対」「安全という根拠は」。原発が立地する地元の住民には反発と困惑
が広がった。
 1、3号機が定期検査中の北海道電力泊原発の地元、泊村の赤坂明希子さん
(79)は「原発ができて恩恵も受けたが、安全のほうが大事だと感じた。電力の大
切さを考えるためにも、再稼働しなくていい。」と批判した。「何を根拠に安全
と言っているのか。孫や子どもの安全を考えると、再稼働は絶対反対。」青森県
で建設中の大間原発から、最短二十三キロに位置する函館市のホテル従業員中村
奈名子さん(57)は険しい表情。
 北陸電力志賀原発が立地する石川県志賀町赤住地区の区長川畑繁さん(78)は
「夏場の電力不足を回避するための判断だろうが、防潮堤の建設など実行されて
いない対策もまだ残っている。」と困惑した。               
 (6月19日東京新聞より抜粋)
 
 
★4.メールマガジンの読者から
 
  海江田万里経済産業相、菅直人首相 殿
 
福島第一原発大事故を収束できず、原発継続とは本当ですか。
今も日本国民だけでなく、世界中の人々に放射能をまき散らしているのですよ。
これも米政府に言われたのですか。 (石垣)
 
    食品の放射能表示こそ大切ではありませんか
                                                石垣敏夫
 2011年5月21日菅直人首相と中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領は福島県産
のサクランボとミニトマトなどを市内で試食しました。
 そのサクランボとミニトマトは何ベクレルの放射能を浴びていたのでしょうか。
その数値は発表されませんでした。
 今風評被害といわれ福島産は避けられていると言われています。
それは放射能表示がされていないからではないでしょうか。
消費者も健康を守るため放射能表示がされていなければ、被曝地産の食料は敬遠
します。
農業に限らず、魚介類もそうです。風評被害を避ける為、魚介類の水揚げを被曝
地から遠く離れたところで行っているとも聞きます。
 これも問題です。魚介類も現地で水揚げし、放射能表示があれば消費者は購入
します。
 消費者は健康を守る権利があり、生産者は品質を保証する責務があります。
現在輸出先の国から日本食品の放射能表示が求められています。
これは当然のことです。
消費者は被曝地の経済が成り立たないから、といって汚染食品を食べる義務はあ
りません。
汚染度が高い、と判定された食品の責任は生産者ではありません。
国と東電が買い上げて処理するのが当然の責務です。
 
 
★5.6/13第2回公開質疑(院内集会)「命を守る避難対策を」の概要
 
       http://2011shinsai.info/innai
 参加者は約200人。前回は約250人でしたので減ってはいますが、それでも大勢
の参加がありました。広報期間が短かったことも考えると、関心が薄れていない
ことの表れだと思います。
 当日は、初めに市民の事前討論(学習会)を行いました。まず、槌田敦さん
(元名城大学教授)が事故の実態や原子炉の状況などについて解説。
続いて、ミシェル・リヴァジさん(欧州議会議員、フランス緑の党、民間放射能
監視団体「CRIIRAD」設立者の一人、元グリーンピース・フランス代表)が発言
(通訳は真下俊樹さん)。
 「チェルノブイリ事故後にフランス政府が『全く影響はない』と発表したため、
住民はEU基準を超える汚染食品を食べてしまった。訴訟を起こすまで20年かか
ったが、現在法廷で責任を追及している。フランスは年10ミリシーベルト(外部
被曝)が避難基準だが、10ミリでも子どもには高い。
高濃度汚染地域からできるだけ早く避難させるべきだ。20ミリシーベルトの子ど
もへの適用はやめてほしい。日本政府が提案している表土の天地返しは悪い解決
策。地表の土壌をはぎ取り、福島原発敷地内(ないし周辺)に中間貯蔵すべき。
放射線の影響にしきい値はない。地域の人々を被曝から守るために負担を負うべ
きは東電や日本政府だ。」
 公開質疑では、稲見哲男、平山誠、服部良一各議員のあいさつに続いて、まず
現行の避難区域の拡大について議論。当局は「避難基準の20mSvはICRP(国
際放射線防護委員会)の『緊急時』の参考レベルの一番下をとったものであり、
安全側に従った対応」「対策の目安としては子どもと大人は区別されていない」
と説明。これに対して、崎山比早子さん(医学博士、高木学校)は、「山下俊一
長崎大教授(福島県アドバイザー)は論文で子どもの甲状腺や心臓、内分泌腺へ
の放射性物質の蓄積量は大人の2~3倍と書いている」と反論。
 当局の「政府の緊急事態宣言が解除されるまでは『緊急時』の20mSv基準を適
用」との答弁に会場も含めて批判が噴出。「緊急時と言うが既に3ヶ月が経ち、
被曝させられながらの日常生活が続いている」「自主避難する人に対して、なぜ
東電や政府は補償しないのか」「ICRPは汚染地域で生活、労働している状態
を『現存被曝』と定義しており、『緊急時』ではない。基準は1~20mSvの下方
にとるべき」「公式答弁を繰り返すのではなく、自分のこととして考えてほしい」
「長期化を前提とした避難として組み立てられていない以上、もう一度見直しす
る時期だ」。
 前半に時間を費やしたため、後半の事故拡大時の緊急避難体制の整備、海洋汚
染などの質疑は不十分でした。それでも、極めて不十分な避難体制の問題点と課
題はより明確になったと思います。
 今後の課題としては、避難体制の根本的見直し議論の開始と、少なくとも
10mSv基準への避難範囲の拡大、自主避難者への費用負担をさせることなどが挙
げられます。次の展開をどうすべきか、今回の反省を踏まえながら議論していき
たいと思います。当日のスタッフの皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
※事前に行った資料請求に対しては、今回も前回同様に質疑当日の午前中に資料
が届くという有様でした。内容は不十分でしたが、前回よりは誠実に回答してい
る印象です。資料は近日中に共同デスクのウェブサイトに掲載予定です。
 
 
★6.「原発にさようなら」集会に集まろう
   9月19日(日)午後 明治公園(5万人集会)
 
 福島第一原発事故を受け、ルポライターの鎌田慧さんらが15日、東京都内で
記者会見し、9月19日に東京・明治公園で5万人規模の「原発さようなら集会」
を開催し、1000万人を目標にした署名活動も始めると発表した。
呼びかけ文は、=原子力と人間の共生など、けっしてありえないことなのですが、
それに気づいていながらも、私たちの批判の声と行動があまりにも弱かった、と
深く悔やんでおります。
 いま原発を拒否する声はさまざまな運動となって広がっていますが、私たちは
これまでの怠慢を反省し、政府や財界や電力会社などが、原発推進の巻き返しに
でないためにも、さらに大きな市民の力で、原発依存の生活から脱却する道をあ
ゆみだしたい、と念願します。=
 呼びかけ人は、作家の大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さん、ミュージシャンの坂
本龍一さんら。原水爆禁止国民会議(原水禁)などでつくる実行委員会が支援す
る。
 原発の新規建設計画の中止や浜岡など既存原発の計画的廃止を求める。
会見では作家の澤地久枝さんが「国会は政治ごっこ。被曝の歴史を背負っている
のに、世界に対して恥ずかしい。原発を止めたい」と訴えた。
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