NUCLEAIRE
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
┏┓
┗■4.今月号のDAYS JAPANは福島被災者の大特集です
└──── 広瀬隆
全国のみなさま
○ 今月、8月号のDAYS JAPANは、福島被災者の大特集です。
本誌の中に、「福島の母たちの座談会~ここで育てて大丈夫?」があって、打ちのめされますが、それに加えて、別冊特集「福島原発事故後の生活・子どもの健康 福島の母440人の証言集」112頁があって、圧倒されます。編集した人たちに、頭が下がります。
これを読めば、誰しも「苦しみの渦中にある福島県の人たちをどうすればよいのか」という疑問(自問自答)に悩むはずですが、やはりこの福島県民が求めている言葉は、国が正しく救済の手を差し伸べるべきだ、ということにつきると思います。しかし極悪人・安倍晋三と、福島県の行政担当者たちは、まったく何もしないどころか、その逆・逆のことで福島県民を苦しみに追いこんでいるのです。
私たちも同じ日本人として、それを日本政府と国会議員に放置させていることが、恥ずかしい限りです。必読、必携、のDAYS JAPANです。これを保存しておいてください。
○ もう一つ、沖縄在住の敬愛する政治学者(わが友)C・ダグラス・ラミスさんが、平凡社から『中学生の質問箱 戦争するってどんなこと?』を出版しました。子供むけに分りやすく書かれていますが、これは、いまこそすべての日本人の大人に読ませたい内容です。
ということで、9月23日には、「戦争参加阻止・全原発廃炉」を求めて代々木公園の全国集会に大結集しましょう。「日々雑感」サイトに、その呼びかけPDFを掲載してありますので、どうかこれから2ヶ月のあいだに、この呼びかけを広めてください。必見!! http://hibi-zakkan.net/archives/39218872.html
何度でも言います。いいですか、一年前の7月21日におこなわれた参院選で、自民党は有権者の2割の票しか獲得していないのです。有権者の8割が、自民党に投票していないのだ。その2割をもって、「俺が憲法を解釈する最高責任者だ」とほざく安倍晋三を見て、1930年代のヒットラー登場にそっくりだと恐れているのが、国際世論の良識です。
8割の有権者が、私たちの味方になるはずだ。私はまだ日本をあきらめてはいない。それが、できないはずはないでしょう。こちらが分裂さえしなければ・・
このまま川内原発再稼働では、「ヒロシマ→フクシマ→カゴシマ」になりますよ。
○ 軍事的に見ても、いまの全世界の動きは、ごく小さなサラエボ事件から、それぞれの軍事同盟をテコにして、あれよあれよというまに第一次世界大戦に突入した地球と、ひどく似ていると思いませんか。現在どこの国にも死の商人=兵器産業=好戦的軍人が徘徊している。だまされるな。
彼らのスローガンはいつでも「平和のための戦争」だ。「平和のための人殺し」だ。そんな馬鹿げた論があるか!!
┏┓
┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆7月31日口頭弁論期日&報告・学習会-東電株主代表訴訟
今回の期日においては、予見可能性の客観的事実関係について補助参加人(東電)からの反論、津波の予見可能性の個々の認識に関して、初めて被告取締役らからの反論書面が提出されます。
期日後の学習会には今年4月、原子力協定に関し、国会で参考人として招致された舩橋晴俊さん(法政大学社会学部教授)をお迎えします。
【直前地裁前アピール】・12:30~東京地裁前
【第11回口頭弁論期日】・13:30~東京地裁 103号法廷
【報告&学習会】・14:30~16:15(予定)
裁判報告 代理人弁護士
14:30 報告:本日の東電、被告取締役らの反論について
15:00 学習会「50年前の三島コンビナート全面勝利の経験から学ぶ」
講師:舩橋晴俊氏(法政大学社会学部教授)
参議院議員会館B109号室(最寄:永田町)
主催:東電株主代表訴訟 tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
たんぽぽ舎です。【TMM:No2232】
2014年7月24日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.通常40人のデモに200人が結集
再稼働に反対する声が強いのだと改めて痛感
岐阜の次回の開催は9月6日(土)岐阜市内
岐阜県から報告 中川敦詞(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.どの先生もやりにくくて困っている原発や核の便利な教材集が
できました!増刷りするだけですぐに使える
『原爆と原発事故について学ぶ記入式教材集』
関根一昭(埼玉県)
★3.テキサスからのお客様と官邸前抗議を巡ってみました
テキサス大学院生のヴィヴィアンさん
7月18日第110回首相官邸前抗議
西やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★4.今月号のDAYS JAPANは福島被災者の大特集です
広瀬 隆
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆7月31日口頭弁論期日&報告・学習会-東電株主代表訴訟
13:30~東京地裁103号法廷
━━━━━━━
※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
7/25(金)第111回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!
日時:7月25日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
━━━━━━━
┏┓
┗■1.通常40人のデモに200人が結集
| 再稼働に反対する声が強いのだと改めて痛感
| 岐阜の次回の開催は9月6日(土)岐阜市内
└──── 岐阜県から報告 中川敦詞(たんぽぽ舎ボランティア)
私は普段、岐阜市近郊で反原発のデモや企画のお手伝いをしています。
今回、通常岐阜市中心部で行われる予定のデモをやや山間部の岐阜県関市にて6月7日におこないました。
企画当初、開催地関市、中濃地方の各団体の方は戸惑いの色もありました。
様々な議論を重ねて、さよなら原発・ぎふの協力を得て開催に至りました。
地元関市の方からは「今までの最高人数は40人です。」とお聞きしていたのですが当日なんと200名の方が関市、郡上市、中濃地方、岐阜地方などから駆けつけてきてくださいました。
私の隣を歩いていた老婦人も意を決して来てくださったとのこと。
また、巨大トトロ人形の登場やバルーンアート(風船)を腕にまきながら 時間が過ぎても整然とした様子でした。
私は岐阜市内でもまた近郊地域でも再稼働に反対する声が強いのだと改めて痛感しました。
終了後地元の議員さんから「よくこれだけ集めんさった」というお言葉もいただきました。
関市、美濃市でもデモの定期開催をおこなうという強い意思表示もあったそうです。岐阜の次回の開催は9月6日(土)岐阜市内です。
┏┓
┗■2.どの先生もやりにくくて困っている原発や核の便利な教材集ができました!
| 増刷りするだけですぐに使える『原爆と原発事故について学ぶ記入式教材集』
└──── 関根一昭(埼玉県)
関根一昭(埼玉県立秩父高校)です。このたび原爆と原発に関する教材集『原爆と原発事故について学ぶ記入式教材集』(関根一昭・澤野重男著、平和文化発行、1800円+税)を刊行いたしました。
第1部「原爆と原発について学ぶ」で基礎的な内容をあつかい、第2部「原発事故と放射能汚染について学ぶ」で、東電福島第一原発事故およびチェルノブイリ、核燃料サイクルなどを現実に即した内容をあつかい、第3部「ヒロシマ・ナガサキ・フクシマから学ぶ」で脱原発、エネルギー問題などをあつかっています。以下に本書の特徴および内容について少し詳しく述べます。
・本書の内容は、全体で17テーマから構成されています。それぞれのテーマは理科や社会科などに重点をおきつつも、それらを融合した内容になるよう配慮しました。対象は高校生または中学生を想定しています。
・各テーマの課題は、1テーマが4ページ、または6ページで構成されています。学校の授業で使用する場合は、プリント教材として増刷りしていただき、使用しやすいように配慮しました。
・各テーマの課題は、必ずしも最初から行う必要はありません。授業内容に関連してどのテーマから使用することも可能です。社会科や理科の授業だけでなく、総合学習の教材としても使えます。サークルやゼミなどの学習会で利用することもできます。
・各テーマの課題は、「記入式」となっています。文献や、図表をもとに、基礎について学び、その問題についていかに考えるか、という視点に配慮しました。意見や感想を記述する課題では、グループなどで話し合いをもつことも有効です。
・各課題では、グラフを作成するなどの「作業過程」を重視して、理解を深められるよう配慮しました、作業では12色の色鉛筆、またはマーカーなどを準備してください。
ご購入につきましては、平和文化(電話03-3812-8618 fax03-3812-7105)までお願いします。メール便ならば送料無料(若干到着が遅れる可能性あり)、郵送なら送料300円となります。
┏┓
┗■3.テキサスからのお客様と官邸前抗議を巡ってみました
| テキサス大学院生のヴィヴィアンさん
| 7月18日第110回首相官邸前抗議
└──── 西やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
テキサスからのお客様と官邸前抗議を巡ってみました。
前回の抗議が終わってビラを配っている時に声を掛けてくれた、テキサス大学院生のヴィヴィアンさんを今日は、官邸前抗議の案内です。
担当の官邸前に到着後、手持ち無沙汰にしているヴィヴィアンさんにビラ配りをお願いし、私はゴソゴソ荷物整理、しばらく経って帰って来た彼女が、チョット不自然な日本語で、「なんか、怪しまれてしまったヨお」と言いながら苦笑い、あー、ビラ配りのレクチャーは、したけどやっぱり一人は可哀想だったか、と、その手元をみたら30枚位渡したビラが、ほとんど無いではありませんか、エライ!ヴィヴィアンさん!そーいえば彼女は、最初の日も、ドンパン節を恥ずかしがりながらも一生懸命踊っていたっけ、言葉はカタコトでも真摯な気持ちは誰にでも通じるんだなぁ。
コールが始まると、彼女も私の横で、ビラを振り一緒に声を上げてました。
しばらくコールをした後二人で、お散歩に。財務省前に来ると武笠さんのコールを聞いて、あれはなんのリズムですかとヴィヴィアンさんが聞くので、あれは彼女の魂の叫びです、と言う積りで「ソウル」と言ったけど通じたかなぁ。まぁ納得してたからいいか。
そんな感じの噛み合ってるかどうか分からない会話を交わしながら、キャンドルサービスのスペースに差しかかり、ここはたんぽぽ舎の人達ですか?と彼女が聞くので違う事と、英語を話せる人が沢山居る所だと話すと早速、彼女は中の一人とダーっと英語で話し始めた。おー、止まらない、たまに解る単語が出て来るだけで、後はワカラぁん、話し中断させるのも悪いなぁと思ったので、居合わせたKさんに彼女を任せ、後でテント前で落ち合う事として私は単独行動に。
やっぱり英語ぐらい出来なくてはなぁ。今度の七夕のお願いは、「英語が話せる様になりますように」だな。うんf^_^;)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2231】
2014年7月23日(水)地震と原発事故情報-2つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.〈緊急声明〉川内原発の安全対策を「新規制基準」に適合とした
原子力規制委員会(規制委員会)を満腔の怒りを込めて弾劾する
再稼働は再事故の準備だ 川内原発の審査基準適合を撤回せよ
規制委は解散し 廃炉委員会をつくれ
汚染水問題を憂う京都府民の会 木原壯林
★2.イチエフ事故原因の追究はポーズだけ
原因不明のまま、どうして新基準? どうして再稼働?
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その12
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
━━━━━━━
※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
7/25(金)第111回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!
日時:7月25日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
━━━━━━━
┏┓
┗■1.〈緊急声明〉川内原発の安全対策を「新規制基準」に適合とした
| 原子力規制委員会(規制委員会)を満腔の怒りを込めて弾劾する
| 再稼働は再事故の準備だ 川内原発の審査基準適合を撤回せよ
| 規制委は解散し 廃炉委員会をつくれ
└──── 汚染水問題を憂う京都府民の会 木原壯林
去る7月16日、規制委員会は、九州電力川内原発の新規制基準適合性審査に関し、合格通知にあたる審査書案を発表した。以下の理由により、この暴挙を断固として弾劾し、撤回を求める。
1.人類の手に負えない原発の再稼働を画策すること自体が誤りである
安全な原発など存在せず、原発は人類と共存し得ないことは、福島原発の惨状を見れば明白である。事故炉は、高放射線量のため、未だに内部や地下の状態が分からず、事故収束の目途は全く立っていない。汚染土壌は、除染してはいるが、全高汚染地域のほんの一部で表層数センチの汚染土壌を?がして、袋詰めしているにすぎない。汚染水は、1日400トンの割合で増え続け、土壌に浸透した汚染水、タンクから漏洩した汚染水は海に漏洩し、数年後には米西海岸に到達しようとしている。汚染水の漏洩を防ぐために、土壌を凍らせた凍土遮水壁を建設しているが、目標通りに凍らないし、凍ったとしても、その深さは十数メートルで、地下水はその下を容易に出入りできる。汚染水から多種類の放射性物質を除去するための装置ALPSも導入されたが、トラブル続きである。凍土遮水壁やALPSのような大型プラントを期待通りに連続運転できるほど、科学・技術は進歩していない。装置さえできれば永久に問題を解決できると考えるのは、科学の現状が分かっていない素人か、人々を騙してお金儲けをしようとする輩である。周知のように、どのような装置でもトリチウ・u樅「僚﨨・鷲垈椎修任△襦・・w) このように人類の手に負えない原発の再稼働を画策すること自体が誤りである。いま切実かつ緊急な課題は、福島の惨状に対する対策、被害者救援と、全原発の廃炉を如何に安全かつ早急に実現するかの検討である。このことは、多くの人々が望み、また、福井地裁判決でも指摘されている。
2.規制委員会に人類の未来に関わる原発問題を判断する資格・能力はない
そもそも、福島の原発事故を最悪の事態に導いたのは、現代科学・技術を過信し、安全神話を作り上げ、それによって利益を得ようとする原子力ムラの人々の誤った事故対応である。この事故は人災と言っても過言ではない。したがって、福島事故の後は、原発を推進してきた人達は、深く反省し、謝罪と恭順の意を表して謹慎するか、原発の犯罪性を認めた上で、原発全廃のために貢献すべきである。にも拘らず、5人中の4人を原子力ムラの出身者で占める規制委員会は、厚顔にも、原発の延命に繋がる再稼働審査を行い、電力や政府の言いなりの結論を国民に押し付けようとしている。結局、同委員会は、原発の再稼働、新設、輸出の推進のための検討委員会である。
原子力は、総合科学であり、理工学分野だけでなく農学、医学、さらに社会科学も関連する。したがって、規制委のように限られた領域から集めた人材では、原発事故への対応策を考え付かず、原発の安全性を評価する能力に欠けるのは当然である。規制委が中立を称するなら、原子力界中心の人選ではなく、国内外を問わず、広分野に人材を求めるべきである。そうすれば、もっと知恵が出る。世の中には、原子力界よりはずっと優秀な知恵者が多数いる。しかし、広く人材を求めれば、「原子力ムラ」が浸食され、崩壊するから、政府はそうしない。それが、原子力政策の本質である。
3.安全を担保出来ない「審査基準適合」判断は人々を愚弄するものである
上述のように、国民を欺くために設置された規制委員会は、自らが作った科学的根拠も希薄な新基準で川内原発再稼働を審査し、適合とした。ところが、どんな審査基準を作っても、安全な原発はできないことは、田中委員長の発言からも明らかである。同委員長は、「安全を担保したとは言っていない」というコメントを付けて、責任逃れをしているが、この意見書が原発再稼働を大きく前進させようとしていることは明白であり、人々をバカにするにも程がある。これは、殺人兵器でもその製造法が兵器推進団体が作った基準に適合していれば、殺人兵器の製造を認め、その兵器の犯罪性については議論しないというのと同類である。こういう人達は、次に事故が起これば、「想定外」といって言い逃れをするに違いない。
なお、新基準で謳う過酷事故対策は、国際的には(例えば原発を推進するIAEAから)従来より求められてきたものであり、「世界で最も厳しい」とは真っ赤なウソである。日本の原発は完全な安全対策がとられており、過酷事故は起こり得ないと考えていた日本の規制当局が福島事故まで国際的要求を無視していただけである。
4.「審査基準適合」判断は電力会社の対策可能な条件への適合判断である
百歩譲って、新審査基準に照らし合わせて、審査することを認めたとしても、この審査結果には、極めて多くの疑問がある。そのことは、多くの人々によって指摘されているから、ここでは、問題となる項目の一部だけを順不同で例示する。
・原発の運用期間中に巨大噴火が生じる可能性について、火山噴火の規模と時期の予測は不可能であると認めながら、モニタリングの実施で原発事故を避け得るかの如く誤魔化している。
・汚染水流出問題が適合性審査の過程で完全に無視され、流出防止対策が要求されていない。
・コンピュータを使った解析が、格納容器の破損や水素爆発に至らないとの根拠に用いられているが、コンピュータ解析の結果は、計算の前提となる条件とデータの質に強く依存する。しかし、現代科学は実証された完全な条件やデータを持ち合わせていない。したがって、解析者の恣意が大きく結果に反映される。
・地震動の想定が過小評価になっている。
・事故時の避難計画について、避難弱者を見殺しにするものとなっている。一般の避難計画についても、避難先が狭すぎて居住できる環境ではない、避難先が風下になる可能性がある、原発事故と地震や津波などとの複合災害について考慮されていない、等々課題山積である。計画を具体化すればするほど、避難の困難さが浮き彫りになるだけである。
このような問題点を勘案すると、この審査は、電力会社が譲歩可能な範囲内で決めた条件、すなわち再稼働をさせるための条件への適合検査と言わざるを得ない。
5.原発が再稼働されれば福島の復興は遅れ被曝労働が強化される
安倍政権の下で進められる投資の拡大とオリンピックの準備で、労働力が都市部に集中し、福島原発被害地では労働力が不足し、人件費や資材の価格が高騰し、土壌の除染や汚染水対策は遅延し、事故収束作業も難航している。一方、福島第一原発敷地や近辺には、放射線レベルが極めて高い場所が随所にあり、労働者不足と相まって、被曝労働の強制が行われている。原発が再稼働すれは、福島の事故収拾にあたれる人員はさらに不足する。とくに、西日本から集まっていたPWR関係の作業員や技術者の許容残り線量は少ないため、福島を離れる可能性が高い。このように、原発再稼働は、福島の復興をさらに遅延させる。再稼働とそのための審査は許されない。
6.「審査基準適合」判断は原発輸出を有利にするためでもある
原発再稼働の審査はやや遅れている。これは喜ばしいことではあるが、この遅れを喜んでばかりはいられない。このことによって、日本の原発は慎重に審査、製造されているとする幻想をあたえ、暴利に繋がる原発輸出を有利にしようする策動もある。人類と共存し得ない原発を世界に拡散させてはならない。日本の原発を廃止したら輸出は困難になる。再稼働審査は、原発輸出のために行われている側面もある。その意味でも、規制委員会の審査は犯罪的である。
7.再稼働は再事故の準備である。規制委員会は解散し
全原発廃炉委員会の設置を
上記のように、規制委員会は経済に牛耳られて、再稼働を策動するのみで、人間の尊厳や人格権を尊重しようとする態度のかけらも持ち合わせていない。その意味で、人類への敵対者である。「国民の生命、健康および財産の保全に資する」という設置目的は、忘却の彼方である。
再度の大惨事=地獄への扉を開ける再稼働を画策する規制委員会を徹底糾弾・解散させ、人間の立場に立って、全原発の即時廃炉を安全に進める委員会の設置を要求する。
川内原発再稼働は許せない。「審査基準適合」判断を撤回せよ。
┏┓
┗■2.イチエフ事故原因の追究はポーズだけ
| 原因不明のまま、どうして新基準? どうして再稼働?
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その12
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
規制委は7月18日(金)に「第6回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」を約8か月ぶりで開催した。川内原発再稼働審査書案を確認した16日の2日後だ。この検討会の開き方からも、原子力規制委員会が既存原発再稼働推進委員会であることが分かる。
(1)開催時期
本来なら、国会事故調他各事故調の結論が異なるのだから、規制委が規制基準作成前に真っ先に実施するべき検討会であるが、最初に開催したのが昨年5月1日で規制委発足後半年以上経過して「新規制基準」案ができてからだ。
また、昨年6月、8月、10月、11月と計5回開催しながら、11月25日を最後に8か月間も休会、川内原発審査書案ができた直後にやっと開催した。
(2)有識者は「原子力ムラ」から
選ばれた有識者は、奈良林直(北大)、高田毅士(東大)など原子力ムラから。地震影響を主張している専門家を呼んで意見を聞くことも議論することもしなかった。
(3)中間報告でお茶をにごす
18日の第6回検討会で多くの国会事故調の懸念を否定する「中間報告書」案を確定した。不明点を残しながら今後の開催日程をあいまいにしたままに。
それでも、この第6回会合を聞いてみても、まだこんなことも分かっていないのか、それでよく新規制基準ができて、そして川内原発に合格証を良く出せるものだ、と恐ろしくなる。
しばらく検討会を開かずに隠してきたのは、川内博史議員の現場調査や岩波「科学」などで発表された論文を無視するためか。
規制委委員会はイチエフ事故原因をまともに追及せず、このように地震原因隠しをしながら、現存原発の再稼働を目論んでいるのだ。
┏┓
┗■4.新聞より
└────
◆ 泥沼にはまった福島・中間貯蔵施設
「 口先ばかり」政府不信 「最終処分場化」に住民ら懸念
安全管理も不安山積 除染廃棄物の仮置き袋、輸送・・・・
受け入れ迫る手法「原発建設時と同じ」
原子力ムラの人びとが居並ぶ原子力規制委員会は16日、新規制基準「合格」の第一号を出した。福島原発事故の収束を二の次にした暴挙といえる。その福島では、除染ごみの中間貯蔵施設の建設が難航している。予定地の大熊、双葉両町とも受け入れを留保。住民は事故で「カネと人生の交換」という原発の本質を知った。だが、政府の姿勢は事故以前のまま。その隔たりが建設を阻んでいる。
「簡単に『はい、そうですか』というわけにはいかない。国は納得できる説明をしていない」
17日、多くの大熊町民が暮らしている同県会津若松市の仮設住宅で、同町の男性(67)が語気を強めた。
(後略)
(7月18日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
☆デスクメモ
原子力規制委員会の委員長は「(新基準適合でも)安全だとは申し上げません」と言う。その委員会にげたを預けたふりをする現首相は8年前の答弁書で、全電源喪失事故の可能性を否定していたが、起きても素知らぬふりだ。誰も責任を取らない.先の戦争と同じである.これからの戦争でもきっと同じだ。(牧)
(7月18日 東京新聞より)
┏┓
┗■5.テント日誌7月17日(木)経産省前テントひろば1041日 商業用原発停止302日
| 各地で行われている反原発行動をちゃんと報道して欲しい
└──── (I・K)
10時少し過ぎテントに着いたら泊まり開けの人たち3人が座っていた。
差し入れのアイスクリームが一個残っていたので溶けないうちにと頂いて冷をとる。平日のテント前は車や人通りが多いが、訪れる人は少ない。そして雀さんたちもあまり来ない。
たまに来る人は飯野ホールは何処ですか? 裁判所は? と尋ねるぐらい。
今日は日誌の話題になるような事はないな?と思っていたら、一人現れた。テントの写真を写しているのでチラシをお渡しする。どうも前にお見かけしたような気がしたので茨城の方ですよね?と声をかけたら、やっぱりそうだった。実家が大分で、帰郷したときは大分の九電前行動に参加しているとのこと。
官邸前と同じように先日101回目を迎えたとか?大分では通る人たちの反応もよくみんなチラシも受け取ってくれると言っていました。
茨城でも活動なさっていて取手駅前で金曜行動をしているそうです。フェイスブックの写真を見せながら色々説明して下さった。地元の反原発町議や県議とも手を取り合って活動を広げていっているそうです。茨城では東海第二原発が5月に新しい規制基準での適合審査を原子力規制委員会に申請したことなどで話が弾んだ。
各地で行われている反原発行動をちゃんと報道して欲しいなあ!と強く思う。
その後通りがかった男性、頑張って!とSさんと私に握手して行った。
午後ちょっと雲行きが怪しくなったのでHさんの登場と同時にテントを後にした。
☆テントからのお知らせ
七夕祭り 8月2日(土)午後7時から約2時間
1) 講談「望郷桜」15ー20分
福島県双葉郡富岡町は昔から東北有数の桜の名所。しかし放射能に町を奪われ、人々は散り散りに避難していました。ところが埼玉県幸手市の権現堂公園には一本の富岡桜が育っていたのです。埼玉県内に避難している富岡町の人々が…
アマチュア講談師 甲斐織淳さん
3.11以来、田中正造の取材を始める。神田香織「チェルノブイリ」を聞いて入門、「田中正造伝」シリーズを自作自演で語る。
2)音楽 浦邉力さん他の方々 約1時間半?
3)飲食物:素麺(新橋事務所で茹でて、冷やして持ってくるつもりです)、胡瓜、ほか。
リクエスト受け付け中。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2230】
2014年7月22日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎メルマガのカンパ要請に対して多くのご協力ありがとうございます(その7)
74名 40万2千円 (累計108万3千円)
たんぽぽ舎(メルマガ担当)
★2.全国のみなさま、再び呼びかけます・・・広瀬隆です
9月23日(秋分の日)午後には、「戦争反対と原発反対」の大集会へ
当日は、ヘリコプターで山本太郎さんが全国に解説を伝えます。
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆ 【使用済み核燃料最終処分地適地絞込みに関する政府交渉】ご案内(7月29日)
◆ 映画「シロウオ 原発立地を断念させた町」105分 (8月9日)
★4.新聞より
◆ 泥沼にはまった福島・中間貯蔵施設
「口先ばかり」政府不信 「最終処分場化」に住民ら懸念
安全管理も不安山積 除染廃棄物の仮置き袋、輸送・・・・
受け入れ迫る手法「原発建設時と同じ」 (7月18日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
★5.テント日誌7月17日(木)経産省前テントひろば1041日 商業用原発停止302日
各地で行われている反原発行動をちゃんと報道して欲しい
(I・K)
━━━━━━━
※編集部よりお知らせ(予告)
「汚染水問題を憂うる京都府民の会」(代表世話人・木原壯林氏)が、川内原発について原子力規制委員会が新規制基準に適合したという判断をしたことに対し、緊急弾劾声明を出しました。
明日のメルマガでご紹介します。
〈緊急声明〉 川内原発の安全対策を「新規制基準」に適合とした
原子力規制委員会(規制委員会)を万感の怒りを込めて弾劾する
━━━━━━━
┏┓
┗■1.たんぽぽ舎メルマガのカンパ要請に対して多くのご協力ありがとうございます(その7)
| 74名 40万2千円 (累計108万3千円)
└──── たんぽぽ舎(メルマガ担当)
昨年4月26日に日刊メールマガジンへのカンパをお願いしましたところ、たんぽぽ舎に皆様からの善意が届きました。
今年4月1日から7月15日までの3ヶ月半の間に74名の方々から40万2千円が寄せられました。
北海道2名、宮城県4名、福島県1名、東京都24名、茨城県1名、千葉県7名、埼玉県6名、神奈川県6名、栃木県1名、静岡県2名、愛知県2名、京都府2名、石川県1名、大阪府3名、兵庫県1名、徳島県1名、鹿児島県1名、他9名です。これまでトータルで108万3千円ものカンパが寄せられました。誠にありがとうございました。
なお、ひきつづいて日刊メルマガ=「地震と事故情報」へのカンパを受け付けていますので、今後ともよろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 番号 00180-1-403856
今後もカンパのまとめ文の報告を予定しています。
┏┓
┗■2.全国のみなさま、再び呼びかけます・・・広瀬隆です
| 9月23日(秋分の日)午後には、「戦争反対と原発反対」の大集会へ
| 当日は、ヘリコプターで山本太郎さんが全国に解説を伝えます。
└────
全国のみなさま 広瀬隆です
○9月23日(秋分の日)午後には、東京の代々木公園で、「戦争反対と原発反対」の中央大集会が開かれます。この集会は、主催者ではなく、日本全土の参加者がつくる集会です。主催者は、名のある人をステージに上げるでしょうが、それは関係ありません。主催者が誰であるかということも関係ありません。参加者のみなさんが主役です。勝手に集まるのです。全国から、ここに集まる人間が生み出す「怒号の嵐」にしなければなりません。
一昨日、もともと決まっていたスケジュールに合わせて、川内原発再稼働の合格証が出ましたが、7 月16日に審査書案を了承した日の記者会見で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は、今後、早期の合格が見込める原発として関西電力高浜原発3・4号機と九電玄海原発3・4号機を挙げて、「ひな型ができたので、
これからはスムーズに進む」という見通しを平然と語りました。田中委員長は審査書案作成の第1号となった川内原発をモデルケースと位置づけ、「一つのプラントのひな型を作れば、加圧水型原子炉(PWR)は似たところがある。時期をいつとは言えないが、私が期待したように進むはずだ」と述べたのです。
たまげたことに、この男は、再稼働を「期待している」のだ。審査をして規制する立ち場の人間ではない。規制委員の名に値しない。許し難い、トンデモナイ人間である。
○このままでは、日本の死滅は、目前です。
原子力規制委員会の審査を担当してきたのは、実は規制庁の事務方の官僚で、2年前まで保安院にいた木っ端役人と、JNES(原子力安全基盤機構)のメンバーです。つまり福島原発事故のあと毎日毎日あの醜悪な姿を見せた、恥知らずの最高責任者たちです。このデクノボウ組織が、自分たちで新規性基準をつくり、自分たちで合格証を出した、という猿芝居です。
このような能ナシ事故当事者がおこなう審査結果について、第三者によるクロスチェックがないままの再稼働は、原発現地に生活する鹿児島県住民にとって、急いで郷里を出てどこか遠くへ転居しなければならないことを意味します。熊本県・宮崎県・大分県の住民も同じです。それでも放射能は、風に乗って日本列島のどこにでも、北海道まで追いかけてきます。
○3月に原発立地自治体住民連合の議員さんが、「原子力規制委員会・規制庁はまったく信用できないから、クロスチェックする組織をいつまでに設立するのか」と、日本政府にその明確な答を求めても、答えません。頭がおかしくなった安倍晋三は(もともとおかしかったのだが)、クロスチェック組織をつくらないと明言しているのです。
さあ、どうしますか? 戦争参加と、原発大事故が、刻々と迫っています。
崖から飛び下りるネズミの大群のように、このまま日本人全体が、死に急ぐ姿は、まるで中世の人類のように見えます。ものごとを思考する科学性や、知性・良識のカケラもないのですから。
しかしわれわれが「考える葦」の人間なら、このまま黙って見ていることができようはずもありません。誰もが家を飛び出して、大声に叫ぶしかありません。
「安倍晋三はやめろ!」と。
○鹿児島・沖縄現地でのゲリラ戦と共に、9月23日の中央大集会に結集してください。これが最後の闘いだ! みなさんの言葉で、集会参加をどんどん呼びかけてください。勝手な呼びかけが、日本を変える最大の力になるのです。あなたの個性を信じています。
当日は、ヘリコプターで山本太郎さんが全国に解説を伝えます。広河隆一さんもヘリに搭乗して撮影します。強力な配信スタッフが揃っています。
しかし、ぜひ代々木公園の現地に来てください。すぐ隣に籾井勝人会長とあの右翼経営委員が揃ったNHKがあるのですから。
みなさん自身の集会アイデアがあれば、どんどん広めてください。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆【使用済み核燃料最終処分地適地絞込みに関する政府交渉】ご案内
政府機関は昨年末、核ゴミの採取処分について公募式から指名方式へと変更し、国が前面に立って取り組むべき課題としました。
第一回の7月29日は担当省庁のお話を一度そっくり聴く場にし、第二回8月には、従来の院内交渉のように質問を投げかけ回答を戴く、同時に公開する集会を持ち、反対意見や地層処分が最善としない理由・意見をお示しする会を持つ予定をしております。
まずは第一回の会合に御参加いただけますよう、お誘い申し上げます。
☆政府院内交渉開催日は 7月29日 14:00時から 参議院議員会館B109号室
通行証は 13:30に入口で配布いたします。
北海道から駆けつけるグループ(マシオン、深町、鷲見、宮田氏)は、飛行便の関係から当日、直前に到着することになるかと存じますが、宜しくお願いいたします。
事前に名簿が必要ですので、参加される方のご住所、電話番号(当日連絡がつく番号)をメールでお知らせくださいませ。
<呼びかけ団体> ベクレルフリー北海道・地方自治を考える市民の会核廃棄物施設の誘致に反対する道北連絡協議会連絡先
お問い合わせ先 : ベクレルフリー北海道 代表 マシオン恵美香
電話&FAX 0154-43-0697 携帯 090-9436-8632
e-mail :emika69@yahoo.co.jp
◆ 映画「シロウオ 原発立地を断念させた町」105分
日 時:8月9日(土)18:45開演、かさこ監督トーク付
会 場:ベルブ永山(多摩市永山公民館)5Fホール
京王・小田急永山徒歩2分
主 催:東都生協 水を感じる会
申 込:043-580-1750 または seikou198nin@yahoo.co.jp
(PCアドレスですので携帯電話の方は返信がブロックされないようご注意下さい)
参加費:1000円