NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2235】
2014年7月28日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.九州電力東京支社へ抗議行動
原発ゼロで電気は大丈夫(足りている)
8月6日(水)17時~18時 川内原発再稼働をやめろ!
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
★2.短信-2つ
東京電力本店合同抗議の賛同団体、ついに100突破
川内原発再稼働やめて!ハガキが好評-普及中
柳田 真(たんぽぽ舎)
★3.避難者3%・・津波過大予報は役所の“保身"
いちばん影響を受けるはずの海岸近くに住む人々が繰り返される
過大な予報に「慣れてしまう」のは、科学的で正確な津波予報が
出来ていないせい
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその60
島村英紀(地震学者)
★4.新聞より5つ
◆関電、歴代首相に年2千万円 計7人 72年から18年献金
内藤元副社長が証言 痛烈な自己批判だ
(7月28日朝日新聞見出し)
◆ヨウ素剤初の住民配布 規制委指針 川内原発5キロ圏、2400人
(7月28日東京新聞朝刊より抜粋)
◆安定ヨウ素剤とは 甲状腺被ばく防ぐ 指示受けてから服用
(7月28日東京新聞朝刊より抜粋)
◆原発再稼働を「強行」と批判 菅元首相
(7月28日東京新聞朝刊より抜粋)
◆原発避難 悩む米仏韓 福島教訓に計画見直し論
原発大国 避難に不安 米国 区域外の半島「逃げ場ない」
仏国 老人施設、少ない移動手段 韓国 周知行き届かず
(7月27日朝日新聞見出し)
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※7/29【学習会】第8回東京電力解体講座にご参加を!
「事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴」
日 時:7月29日(火)19時より21時
講 師:石丸小四郎(福島原発告訴団副団長)さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約101団体(7/24現在)
次回の第11回東京電力合同抗議は8月6日(水)18:30より
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┗■1.九州電力東京支社へ抗議行動
| 原発ゼロで電気は大丈夫(足りている)
| 8月6日(水)17時~18時 川内原発再稼働をやめろ!
└──── 主催:再稼働阻止全国ネットワーク
一年を超える国内原発稼働ゼロをぶっつぶすな
私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は、昨年7月8日の新規制基準の施行日に、原発再稼働申請をするなと訴えて原子力規制委員会前で抗議行動をしたが、九州電力はその横を潜り抜けるようにして、玄海原発と川内原発の再稼働の申請書を提出した。
東電福島第一原発の放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず、コントロールもブロックもできていない中で、多くの「国民」の「原発は安全でも安くもなく、原発無くても電気は足りている」の声を無視して、九州電力の原発再稼働への執着は許せない。
まして、地震対策も火山噴火対策もプラント対策も全く不十分なままで、避難対策も住民理解も得られないままで、再稼働などあり得ない。
私たちは、6月12日~14日の鹿児島・川内行動に多数参加して川内原発再稼働反対を訴えた。13日午後には鹿児島市内の九州電力鹿児島支社を包囲してデモ行進し、全国から川内原発再稼働反対の声を届けた。
残念ながら、300日を超える原発稼働ゼロを打ち破るべく、規制委は川内原発1、2号機の再稼働を容認する適合性審査書案を7月16日に確認した。
薩摩川内市、鹿児島県、全九州、全国の住民の原発再稼働反対の声を無視して、川内原発を動かそうとする九州電力に強く抗議の声を届けよう。
川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
日時:8月6日(水)17時~18時
場所:九州電力(株)東京支社(JR有楽町駅日比谷口下車)電話03-3281-4931
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目7-1
有楽町電気ビルヂング北館7F
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
H・P http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
※同日、18時30分より20時まで、東京電力本店合同抗議あり!
九州電力東京支社抗議行動終了後、東電本店合同抗議をおこないます
東電本店は隣の駅(新橋)、近くです。
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┗■2.短信-2つ
| 東京電力本店合同抗議の賛同団体、ついに100突破
| 川内原発再稼働やめて!ハガキが好評-普及中
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
★東京電力本店合同抗議の賛同団体、ついに100突破
東京電力本店合同抗議の賛同団体が7月23日現在、ついに100団体を突破して101団体となりました。100団体目は「ロラネット・三多摩」、101番目は「全労協全国一般東京労働組合」です。
なお、ひきつづいて賛同団体を募集しています。よろしくお願い致します。
賛同の条件は「東京電力本店への抗議の意思」のみです。会費はなし。毎月1回の第1水曜日夕方の抗議行動に、できれば代表参加してほしい(要望)ことのみ。
8月は、第11回で、6日(水)18:30から20:00です。参加歓迎。
★川内原発再稼働やめて!ハガキが好評-普及中
7月25日(金)の第111回金曜官邸前抗議行動日。この日、「川内(せんだい)原発再稼働やめて!」のハガキが先週に続いてよく広まりました。当日は担当スタッフがカゼ等で来られず、素人のピンチヒッターの人が中心で心配していましたが、でも好評。ハガキは相手に直接届くので効果的です。自宅でもできる活動です。おススメのことば(ハンドマイク)の効果もあったかな。鹿児島県知事(伊藤祐一郎)へ出すと、鹿児島県庁から返事が自宅に来ます。
・ハガキは「宛名を記載した用紙とハガキ3枚」のセットで200円。
申込みはたんぽぽ舎へ。
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┗■3.新聞より5つ
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◆川内原発 具体策ない「適合」 「だろう」判断で審査パス
九電 噴火予知技術は途上
火山の巨大噴火は何十年も前に予知でき、危ないと分かれば核燃料を運び出して安全を守ります。――。九州電力はこう約束し、川内原発(鹿児島県)は新規制基準を満たすとの判断を原子力規制委員会から引き出した。だが九電、規制委とも根底にあるのは「当面は噴火はないだろう」との推測。約束が守られる保証はない。
「これから何十年動かすか分からないが、せいぜい30年くらい。その間に噴火は起きないだろうと。ただし監視はしようと。今回はそれで良しとした」。規制委が川内原発の審査結果案を示した16日、田中俊一委員長は自ら記者向けの説明会を開き、こう話した。科学的な証拠を重んじるはずの規制委トップから、「だろう」との発言が飛び出した。
火山の巨大噴火を予知するのは非常に難しい。火山噴火予知連絡会をはじめ何人もの専門家が明言している。それにもかかわらず九電は衛星利用測位システム(GPS)で周辺の地面のずれを監視し、地震などと考え合わせれば予知可能だと主張し、規制委は認めた。
だが、その宮殿も審査会場では、予知技術は開発途上だと認めていた。
(中略)
巨大噴火は確率は低いかもしれないが、新基準は東京電力福島第一原発事故の苦い教訓が原点にある。たとえ、確率が極めて低い災害でも、十二分に備え、備えが破られても、被害を最小限に留めることを主眼につくられた。火山は直下の活断層などと並び、そこに原発があってもいいのかどうかを判断する重要部分だ。そこを「だろう」で判断するなら、再び根拠のない「安全神話」の時代に逆戻りする。
(7月25日 東京新聞より抜粋)
◆ 電力融通 全国で管理 広域調整機関 来春発足
全国規模の電力融通の司令塔として来年4月に発足する「電力広域的運営推進機関」の創立総会が17日、東京都内で開かれた。電力不足の地域が発生した場合、広域機関が調整を一元管理し、余裕のある他電力に供給を指示する。首都圏が電力不足に陥った東日本大震災の反省を踏まえ、災害などによる大規模な停電を防ぐ狙いだ。 (中略)
広域機関には、既存の大手電力会社や新規参入の特定規模電気事業者(新電力)などが加盟。100人規模で発足し、将来は200人程度まで増やす。すべての電力事業者の発電・販売計画をとりまとめ、全国の需給状況をリアルタイムで監視。電力不足の地域がある場合、他地域の電力会社に融通を指示する。指示に従わない事業者には国が命令する。
また、各地域をつなぐ送電線の整備計画も策定する。東日本と西日本では電気の周波数が異なり、融通する場合は静岡県などの周波数変換所で周波数を直す必要があるため、変換所の増強計画などを策定し、電力会社に実施を促す。 (後略)
(7月18日 毎日新聞より抜粋)
◆ 故郷もなくなる不安【金曜日の声 官邸前】
東京都渋谷区のフリーター 菊池唯さん(20) 宮崎県の実家から上京中の母と一緒に参加。実家は九州電力川内(せんだい)原発から60キロにある。重大事故が起きれば故郷がなくなる不安もあるし、将来の出産や子育てを考えると、再稼働には反対だ。
埼玉県熊谷市の会社員 島崎玲子さん(55) 妊娠を考えている娘がおり、放射能はとても気になる。3・11までは原発に全く関心がなく、自責の念もある。忙しいが少しでもデモに足を運び、将来世代にツケを残すことのないようにと訴えたい。
(7月26日 東京新聞より抜粋)
◆伊方原発の対策所 基準合わず再建設 年度内の再稼働 困難に
(7月26日 朝日新聞見出しのみ)
◆中間貯蔵地 一部は借用 政府方針 全面国有化を断念
福島支援30年で1,500億円
たんぽぽ舎です。【TMM:No2234】
2014年7月26日(土)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発が止まったら海が蘇った。海洋生物にだって生存権があっていい
原子力発電所「温排水」の環境破壊・
―原発停止後に蘇った海の報道映像は、アーカイブでは黒い画面の映像に
吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
★2.川内原発 火山、活断層、避難計画・・・リスクだらけ
再稼動ありきの安全審査を信じるな
(週刊朝日 8月1日号より抜粋)
★3.新聞より5つ
◆川内原発 具体策ない「適合」 「だろう」判断で審査パス
九電 噴火予知技術は途上 (7月25日 東京新聞より抜粋)
◆ 電力融通 全国で管理 広域調整機関 来春発足
(7月18日 毎日新聞より抜粋)
◆ 故郷もなくなる不安【金曜日の声 官邸前】 (7月26日 東京新聞より抜粋)
◆伊方原発の対策所 基準合わず再建設
年度内の再稼働 困難に (7月26日 朝日新聞見出しのみ)
◆中間貯蔵地 一部は借用 政府方針 全面国有化を断念
福島支援30年で1,500億円 (7月26日 朝日新聞見出しのみ)
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※7/29【学習会】第8回東京電力解体講座にご参加を!
「事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴」
日 時:7月29日(火)19時より21時
講 師:石丸小四郎(福島原発告訴団副団長)さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約101団体(7/24現在)
次回の第11回東京電力合同抗議は8月6日(水)18:30より20:00
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※7/23日の【TMM:No2231】に一部文字化けがありました。
1 緊急声明 -1の後から4行目
周知のように、どのような装置でもトリチウムの除染は不可能である。
━━━━━━━
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┗■1.原発が止まったら海が蘇った。海洋生物にだって生存権があっていい
| 原子力発電所「温排水」の環境破壊・
| ―原発停止後に蘇った海の報道映像は、アーカイブでは黒い画面の映像に
└──── 吉田照勝(たんぽぽ舎会員)
○海は生命の源である。全ての生きものは元をたどれば、海にたどり着くといわれている。
海中を覗いて見ると実にさまざまな生物が棲んでいる。海洋に囲まれた日本列島は、海草、藻、魚、珊瑚と種類は多種で世界でも稀な海洋生物の宝庫である。
日本の原子力発電所は、みな海岸に隣接して建てられている。原発はタービンを回す蒸気の冷却をするため、大量の海水が不可欠なのである。各地の原子力発電所の長期停止で海の生態系に劇的な変化をもたらした様子が、4月に「TBS報道特集」で放送された。取水口から海水吸入は、小さな海洋生物・稚魚も飲み込み死滅させる、排出する温排水は最高7度C上昇し死の水となって海に流されるのである。
○川内原発は、再稼動に向かって着々と準備をしている。鹿児島の伊藤祐一郎知事は、住民の避難を巡っては、「要援護者の避難計画は10キロまでで十分、30キロまでは現実的ではない」30キロ圏の医療機関や福祉施設は、計画を作ると定めた県の防災計画と矛盾する発言を繰り返し移動困難者、弱者切捨ての政策を推し進めている。旧自治省官僚の伊藤氏には、海洋生物・環境保護について問題意識は持ってないだろうし、温排水のことなど考えたこともないことだろう。地元本来の根魚は避難などできないのである。
川内市民約10万人のほとんどが30キロ圏内に住んでいるにも関わらず、東電福島第一原子力発電所爆発事故の教訓を、全く考慮なしに突進している。素直に考えれば、人間が避難するのではなく、原発が避難すればいいのではないか、人格権、生存権があっての経済活動のはずなのに……
○原子力発電所には隣接してPR館がある、浜岡原子力PR館を見学したことがある。原子力発電・安全神話の宣伝館である。排水温の説明は念入りで体験型展示がされていた。水7度Cの差を手で触れさせこの程度の温度差では、環境には影響なく問題なし安全と展示されていた。パンフレットには遊んで・学べる・楽しい空間!とあり、学校の遠足、校外学習として原発安全神話づくりに利用されたことだろう。
元鹿児島大学理学部助教 橋爪健郎氏は、海の生き物に与える影響は、気温より3倍程度影響を受けるといわれている。つまり、海水温1度C上昇は気温3度C上昇に匹敵するのである。原発から出る排水温は最高7度Cとなっている、海洋生物にとっては、7度Cは、その3倍つまり、21度Cの影響を受けることになるもともと、そこの環境で棲んでいた生物にとっては、死の海となってしまうのである。
○「TBS報道特集海洋温暖化」の映像は、原発が止まってから数日・2年後の様子。原発がなかった本来の海に戻り海草、魚が帰ってきている海中、磯の映像。実際に潜水調査した大学関係者、漁業関係者のコメントは、貴重で価値のある報道である。しかし、原発推進者にとっては放送させたくない報道内容である。TBSアーカイブで再び映像を見ようとPC検索したら、「著作権侵害の申し入れがあったため削除」と画面は真っ黒、映像が見られなくなっていた。
○青とみどりの生命の棲みかには、魚、海草、全ての生物にも生存権があってもいいのではないか、それがあっての地球なのだから。「TBSアーカイブの映像」は真っ黒で見られませんが、見られる動画があります。PC検索「原発の温排水問題」です。TBS報道特集、川内原発・玄海原発・高浜原発周辺の海洋磯の動画が見られます。原発が止まり、海が蘇っている21分の映像は、原発がいかに環境破壊、生物破壊をする不条理なものか分かりやすい報道である。全生物とは共存できない原子力発電は廃止しなければならない。
┏┓
┗■2.川内原発 火山、活断層、避難計画・・・リスクだらけ
| 再稼動ありきの安全審査を信じるな
└──── (週刊朝日 8月1日号より抜粋)
福島第一原発の事故から約3年半の今秋、九州の川内原発の再稼働が現実のものとなろうとしている。だが、「世界一」と安倍首相が胸を張る新規制基準は、火山のリスクを軽視し避難計画を無視するなど穴だらけ。
日本はまた同じ過ちを繰り返すのか―――。
○「一つの山を越えたかな」
原子力規制委員会の田中俊一委員長が会見で漏らした本音は、「原子力ムラ」の総意を代弁していた。
規制委は16日の定例会合で、鹿児島県の九州電力川内原発1,2号機の安全対策が新規制基準を満たしているという「審査書案」を了承。今秋の再稼働に向け、事実上の“お墨付き” を与えた。だが、川内原発にはいくつもの危険性が指摘されている。
その一つは火山の噴火。中でも、数万年に一度の頻度で起きる、カルデラ噴火と言われる超巨大噴火だ。 (中略)
○ 安倍政権と一体再稼働を量産へ
もちろん火山だけでなく、活断層による地震の危険性も無視できない。作家の広瀬隆氏がこう語る。
「川内原発は日本最大の活断層である中央構造線の終点にあり、非常に危険。国内の地震の最大加速度は2008年の岩手・宮城内陸地震の4022ガルですが、これは活断層がないと言われていた場所で起きた。川内原発1号機は築30年の老朽原発で、設計は370ガル。今回、想定を670ガルに引き上げたといっても、想定外の大地震には耐えられないのは明らかです。」
川内原発にはもう一つ、大きな問題がある。事故が遭った場合の住民の避難計画ができていないことだ。 (中略)
○16日の会見で、田中委員長は高浜原発(福井県)について、「ほぼ論点は整理されてきている」、玄海原発(佐賀県)について「相当のところまで詰まったと感じている」と語り、次なる“合格候補”に挙げた。
「原発再稼働を乗り切れるか。これが安倍政権の最大の試練」(自民党議員)
川内原発で前例を作り、政府は再稼働の量産体制に入ろうとしているのだ。
(後略)
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┗■3.7/31シンポジウム
| 地球温暖化のために原発再稼働!?~原子力ムラのウソをあばく
└──── eシフト
原発維持が書き込まれたエネルギー基本計画。原発が動かなくても電力供給には支障がないことが明らかになった今、日本政府や経団連は、温暖化対策を原発再稼働の理由として戦略的に利用しようとしています。
しかし、そもそも日本政府や経団連は、福島原発事故が起きる前でも、本気で温暖化対策に取り組んでは来ませんでした。そればかりか、現在、原発事故を良い理由に、石炭火力発電所の新設や公的支援による輸出も行おうとしています。完全に世界の流れには逆行しています。本シンポジウムでは、これらの誤解や矛盾を明らかにします。
【日時】2014年7月31日(木)18:30~21:00
【場所】東京ウィメンズプラザ・視聴覚室(東京・表参道)
http://www.pbls.or.jp/event/map_tokyo-womens-plaza.html
【登壇者】
1.再稼働に利用される「地球温暖化」 山崎久隆氏(たんぽぽ舎副代表)
2.原発は温暖化対策の答えではない 明日香壽川氏(東北大学教授)
3.温暖化を防ぐためにこそ、原発はやめるべき 平田仁子氏(気候ネットワーク)
4.メディアの立場から 石井徹氏(朝日新聞編集委員)
【資料代】500円 ※直接会場へお越しください。
【主催・問合せ】eシフト Tel: 03-6907-7217(FoE Japan内) info@e-shift.org
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┗■4.新聞より3つ
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◆地元で声上げ続け2年 川内原発反対集会 発起人の主婦 退職…長男も「信念貫いて」
九州電力川内原発の再稼働阻止を訴える住民たちが毎週金曜日、原発のある鹿児島県薩摩川内市で集会を開くようになって、今月18日で2年を迎えた。
“原発城下町”とされる同市では「反原発」の声を上げづらく、発起人の一人、主婦堀切時子さん(66)=同市入来町=の長男(40)は会社に居づらくなって退職した。それでも、堀切さんは「お膝元で声を上げ続けることに意義がある」と意欲を見せる。
「勇気を出して反対を言おう」。堀切さんが集会で毎回呼び掛ける言葉だ。
2012年3月から毎週金曜日に首相官邸前で繰り広げられた脱原発活動に触発され、主婦仲間など十数人で九電川内営業所前に集まるようになった。
鹿児島市の県庁前で同様の集会を催す市民団体から参加を誘われたが、地元開催にこだわった。午後6~7時、道行く人にマイクやのぼりで「再稼働反対」を訴える。
しかし、原発は薩摩川内市の”基幹産業”。建設業者から旅館、飲食店まで関わりが深い。長男は12年秋、勤務する市内の建設会社を退職した。「母親が反原発の先頭に立っている。九電との関係で困る」。会社の幹部からそう告げられたという。
「集会をやめようか」。思い詰めた堀切さんが切り出すと、長男は「おれも原発は反対。信念を貫いて」と答えた。折れそうな心を奮い立たせたという。
(中略)
商店街を回ると「反対だけど言えない」と答える人が少なくなく、集会に手を振って、「応援してます」と声をかける人も増えたという。(中略)
堀切さんは「今後3カ月が正念場。集会を続けることで市民の声なき声を拾いたい」と話している。(7月23日東京新聞より抜粋)
◆福島原発事故コスト少なくとも11兆円 国民に負担押しつけ
収束まだ…増額は必至 破綻処理で責任を
福島原発事故の対応コストは11兆円以上―。立命館大の大島堅一教授(環境経済学)と大阪市立大の除本(よけもと)理史教授(環境政策論)が、そんな試算をはじき出した。目を向けるべきはその額だけではない。国民に負担を付け回す仕組みが着々と構築されているというのだ。(榊原崇仁)
今回の試算は、安倍政権が昨年末に決めた復興指針や東京電力の財務諸表など公開されているデータを積算する形で行った。損害賠償○原状回復費用○事故収束・廃炉費用○その他──の4つの項目別に示した。近く学術雑誌で発表する。(中略)
その他も含めて計11兆円という計算になるが、あくまで「少なくとも」という断り書きが付く。
大島教授は「賠償額の算出基準は加害者側の東京電力が作成しており、賠償額を過小評価している可能性がある。それに原発事故による被害は現在も収拾しておらず、賠償額は今の見込み額より増えるはずだ」と指摘する。(後略)
(7月23日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆津波対策怠り被害深刻化 福島原発事故で米科学アカデミー 米の避難計画見直し要請
米科学アカデミーは24日、東京電力福島第1原発事故に関する報告書を公表し、東電や当時の経済産業省原子力安全・保安院が適切な津波対策を怠ったため被害が深刻化したと指摘した上で、福島の事故を教訓に米国内の避難計画の見直しを検討するよう求めた。
報告書は米国の原発の安全性を向上するため米議会がアカデミーに作成を要請。原発の再稼働に向けた動きが進む日本でも避難計画の実効性が疑問視されており、原子力防災の在り方をめぐる議論に影響を与えそうだ。
報告書では福島事故を受け、米国内で原発から半径約16キロ圏が対象と定められている避難計画策定の範囲が不十分になる可能性を指摘。事業者や米原子力規制委員会(NRC)に緊急時の対応計画を見直すよう求め、子どもや病人、高齢者に特別な注意を払うことが必要だと強調した。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2233】
2014年7月25日(金)地震と原発事故情報-4の情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク発足集会
『フクシマを教訓に何を学ぶのか~浜岡原発事故で逃げ切れるのか』
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
★2.事故後も東電は安全より経済優先の体質
安全性を重視しない原子力規制委員会-安全では世界最低レベル
清水 寛(放射能から命と国土を守り、平和憲法を活かす情報発信代表)
★3.7/31シンポジウム
地球温暖化のために原発再稼働!?~原子力ムラのウソをあばく
http://e-shift.org/?p=3050 eシフト
★4.新聞より3つ
◆地元で声上げ続け2年 川内原発反対集会 発起人の主婦
退職…長男も「信念貫いて」 (7月23日東京新聞より抜粋)
◆福島原発事故コスト少なくとも11兆円 国民に負担押しつけ
収束まだ…増額は必至 破綻処理で責任を (7月23日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆津波対策怠り被害深刻化 福島原発事故で米科学アカデミー
米の避難計画見直し要請 (7月25日茨城新聞より抜粋)
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※7/29【学習会】第8回東京電力解体講座にご参加を!
「事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴」
日 時:7月29日(火)19時より21時
講 師:石丸小四郎(福島原発告訴団副団長)さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約101団体(7/24現在)
次回の第11回東京電力合同抗議は8月6日(水)18:30より
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※訂正です。7月22日発信の【TMM:No2233】★3.イベント案内で
映画「シロウオ 原発立地を断念させた町」の申し込み先電話番号
正:042-580-1750 誤:043-580-1750
主催者より訂正の連絡がありました。
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┗■1.浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク発足集会
| 『フクシマを教訓に何を学ぶのか~浜岡原発事故で逃げ切れるのか』
└──── 浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
☆紹介します(地震と原発事故情報編集部)
再稼働を阻止するため浜岡原発に反対する41の市民団体が連携して「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」発足集会を下記の内容で行います。
日時:8月2日(土)13:30~16:00
会場:静岡労政会館6階ホール
主催:浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
入場無料 カンパ要請あり
内容
1 主催者あいさつ 県ネット設立経過・趣旨
2 三上元湖西市長来賓あいさつ
3 渡辺敦夫元東芝原子炉設計技師あいさつ
4 県ネット今後の取組について
5 馬場有(たもつ)浪江町長 「原発災害から住民の命を守る」
被災地の現状を映像を交えて報告 町長の思い
6 西原茂樹牧之原市長・小野登志子伊豆の国市長
浜岡原発再稼働について・原発災害住民避難計画などについて
7 3人の首長対談
* 浪江町等の被災地写真展も同時開催
避難者を支援する志太榛原住民の会(田端勉代表)
* 脱原発関連グッズ・本販売
問い合わせ:県ネット世話人 竹野昇
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┗■2.事故後も東電は安全より経済優先の体質
| 安全性を重視しない原子力規制委員会-安全では世界最低レベル
└──── 清水 寛(放射能から命と国土を守り、
平和憲法を活かす情報発信代表)
○ 7月23日の毎日新聞によれば、「福島第一原発で昨年夏に組み立て式タンクから汚染水が漏れた問題で、その約1年前に一部メーカーが『組み立て式は絶対に問題が出る』として耐久性に優れた『溶接型』タンクを納品したのに、東電はその後も組み立て式の発注を続けたことが分かった。メーカー関係者は『組み立て式は溶接型よりはるかに安価。当時は汚染水対策で国費の投入は決まっておらず、コストの問題があったのではないか』と指摘している。
○ また、「東京電力福島第一原発で2013年8月に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が組み立て式タンクから漏れた問題で、同型タンクの中に別の建設現場などで使われた中古品が少なくとも約20基あり今も使用され続けていることが分かった。東電はこれまで中古品の存在を公表しておらず、毎日新聞の取材に認めたものの、漏えいしたタンクが中古品か否かは『回答を差し控える』としている。」とのことである。
○ 事故後も東電は安全よりも経済性を重視して、溶接式よりも安価で耐久性の短いボルト式のタンクを発注していたために放射性汚染水が漏れたようである。
東電のこのような無責任な、汚染水タンクに見られる安全性より経済を重視した会社が原発を再稼働すれば、福島のような事故は避けられないと思われる。さらに、新基準には事故時の30km以内の避難計画について審査の対象になっていない、国際的には常識とされる「深層防護」が取りいられていない基準である。
○ また、火山学者の多数が桜島の噴火は予知できないと言っているのに、九電の「予知可能」を受け入れており、安全よりも再稼働を優先している。
これで、安全「世界最高レベル」(読売新聞)と言えるのか。安全では世界最低レベルではないか。