NUCLEAIRE
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2256】
2014年8月22日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.スペインで実例、地下水が誘発する地震
-東京の地下水位上昇が、直下型地震にとって吉と出るか凶と出るか
地震学者は気になっている
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその65 (島村英紀)
★2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ
全国からのメッセージ (その3)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◇9月23日(土)13時~「福島を聞く」武藤類子さんのお話
◇上関原発を建てさせない山口県民大集会 10月25日、来3月14日
★4.新聞より
◇原発の電気価格、国が保証? 自由化後も優遇策(8月22日 東京新聞)
◇除染作業 健康診断書偽造 環境省、調査せず(8月19日 東京新聞)
◇インドネシア、原発導入に否定的 次期大統領インタビュー
(8月12日 毎日新聞より)
━━━━━━━
※あす23日(土)14:00~16:00 於・スペースたんぽぽ
「福島第一原発の今 ---報道が少なくなる中で何をしてもうまくいかない
現場」 講師 山崎久隆さん 参加費800円 ★参加歓迎★
━━━━━━━
┏┓
┗■1.スペインで実例、地下水が誘発する地震
│ -東京の地下水位上昇が、直下型地震にとって吉と出るか凶と出るか
│ 地震学者は気になっている
│ 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその65
└────(島村英紀(地震学者)
上野駅の新幹線地下ホームには床に3万3000トンもの鉄板を敷き詰めてある。
地下水によって上野駅が浮き上がってしまわないための重しを後から追加した
ものだ。
東京駅も同じだ。ここでは総武線ホームが地下5階なのに地下水位は地下3
階付近まで上がってきている。こちらは鉄製おもりを置いただけでは足りなく
て1999年には130本もの「グラウンドアンカー」というものを地中に打ち込ん
で浮上を止める工事が行われた。
それだけではない。千代田区にある東京駅から品川区の立会川まで地下に導
水管が敷設されて、地下水を放流している。立会川は典型的な都市型中小河川
なのでふだんは水量が少なく、そのため悪臭を発生するのが問題だったから助
かったことになる。
しかしJRはもっと「助かった」。もし東京駅近辺で下水に放流したら多額
の下水道料金を払い続けなければならなかったからである。上野駅でも湧出地
下水を近くの不忍池(しのばずのいけ)へ導水管を使って放流している。
もともと東京は江戸時代以前から地下水が豊富だった。それゆえ都市が発達
できたのだ。
しかし工業用地下水など大量に汲み上げが続いて「ゼロメートル地帯」が増
えるなど地盤沈下の問題が深刻になった。
このため1961年以降、地下水の揚水や水溶性天然ガス採取が厳しく規制され
るようになった。
その結果、問題だった地盤沈下は止まった。だがそれとともに、いままで下
がり続けていた地下水位が近年、各地で上がってきているのだ。
上野駅や東京駅近辺だけではない。墨田区で45メートル、新宿区で39メート
ル、板橋区で60メートルなど、軒並み数十メートルも地下水位が上がってきて
いる。
このため地下建造物、つまりトンネルやビルの地下構造部に流れ込む湧水も
増えている。ほとんどのところでは汲み上げて下水に流すしかない。これら湧
水は東京ドーム約900杯分。東京都が2012年度に徴収した下水道料金の総額は
約1700億円にものぼった。
ところで地下水位の変化がスペインで地震を起こしたことがある。襲われた
のは同国南東部ムルシア自治州にある人口約9万人の地方都市ロルカ。この都
市を中心に地下水の汲み上げが続いて地下水位が1960年代から約250メートル
も低下していた。
これにともなって地盤が沈下することで年々ゆがみがたまり、地下水を汲み
上げていない北側の地盤が乗り上がる逆断層型の地震が起きたのだ。
地震は2011年5月に発生。建物が倒壊して9人が死亡したほか百人以上の負
傷者が出た。マグニチュード(M)は5.1だったが震源の深さは2-4キロとご
く浅い直下型地震だった。そのため地震の規模のわりに被害が大きく、スペイ
ンでは1956年以来の被害地震になってしまった。
地下水は地下に大きな力をかける。その地下水の量が変化することで地震が
誘発されることは十分に考えられる。
東京の地下水位の低下が止まって、近年上がってきたことが、東京の直下型
地震にとって吉と出るか凶と出るか、地震学者は気になっているのだ。
(8月22日『夕刊フジ』より)
┏┓
┗■2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ
│ 全国からのメッセージ (その3)
└────
◆脱原発とうかい塾 相沢一正
25周年のお祝いを兼ねて、私たちの今やろうとしていることを示し、支援
をお願いします。12月に茨城県議会議員選挙があります。私たちはこれに
「東海第2原発の再稼働を止める会」なる政治団体を結成し、脱原発の意志あ
る立候補者を公認候補として立てます。 特に那珂郡選挙区は東海村一村で定
員1名、現職は推進派のごりごり。これに対して市民派を押し立てて選挙戦を
闘う所存です。 この帰趨は、脱原発運動に大きな影響があるものと自負して
います。皆様、どうぞよろしくお願いします。
◆新潟県・刈羽村 近藤容人 近藤ゆき子
福島第一原発過酷事故で安全神話が、完全に崩れ去ったのは周知の事実であ
り、もはや原発は廃炉しかありえず、再稼働などとんでもない!!既に、脱原
発エネルギー、再生可能エネルギーへの転換が始まっている。認めたくないの
は原発マフィア達であり、自公政権である。私達は、これら強大な勢力と対峙
しなければならない。とても大変な事ではあるが、子や孫、未来への責務であ
ると認識し、やり遂げなければならない。私達に出来るのは絶対に廃炉にする
という強固な意志と、志を同じくする方々との強い連携であると思っているの
でたんぽぽ舎の皆さんの存在はとても大きいです。
これからもどうぞよろしく!
※「たんぽぽ舎25周年のつどい」は、
8月31日(日)13:15開場、東京・全水道会館にて。参加歓迎。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2255】
2014年8月21日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ 全国からのメッセージ (その2)
北海道から、大間原発から
★2.中森明菜事件で逃した噴火の決定的瞬間
伊豆東部火山群としては有史以来初めての噴火
火山の噴火は専門家でも予知できないほど突然に起きることがある
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその64
島村英紀(地震学者)
★3.新聞より5つ
◆30キロ圏外の対策検討 原発事故 規制委、指針改定へ
(8月21日東京新聞より抜粋)
◆受け入れ計画「策定」13% 原発避難先自治体 「不可能」も
(8月10日毎日新聞より抜粋)
◆川内原発避難受け入れの水俣市 財源 国の支援なく
いのち守れるか 原子力防災の課題 (8月10日毎日新聞より見出し)
◆12年度まで支払い 3割弱 13年度分 県、東電に損賠請求
(8月21日茨城新聞より抜粋)
◆最終処分場選定に不信 宮城・加美町「原発NO」
町長「候補地には水源」 住民「将来核のごみも」
(8月18日東京新聞より抜粋)
★4.テント日誌8月17日(日) 前半
経産省前テントひろば1072日 商業用原発停止333日
簡単には去らない猛暑である (I・K)
━━━━━━━
※川内(せんだい)原発再稼働やめろ! 永遠に原発ゼロに!
8/22(金)第115回首相官邸前抗議にご参加を!
日時:8月22日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
━━━━━━━
┏┓
┗■1.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ 全国からのメッセージ (その2)
| 北海道から、大間原発から
└────
◆北海道(泊原発) 岩内原発問題研究会 佐藤英行
北へ南へ、東へ西へと走り続けてきた皆さんに心から敬意を表します。
東京に「たんぽぽ舎」があることで私たちは勇気づけられてきました。輪がより以上に太く強くなり、原子力ムラを締め上げる、その中に私たちも共闘できることをうれしく思っています。
北海道電力泊原発の再稼働にも他の原発と同じく多くの問題があります。
活断層、暴風雪、噴火、地震、津波、避難、等々。
再稼働の一番手とさせられた川内原発は、全国の再稼働の命運を握っています。しかし、その行方は私たちに託されているといっていいだろう。再稼働阻止!!
回顧にも感慨にもふける間もなく、祝杯に酔うことなく、それをすべての原発を廃炉とするための誓いの盃とし、ともに前へ前へと進みましよう!
◆大間原発反対現地集会実行委員会 事務局長 中道雅史
25周年のたんぽぽ舎とこれからも一緒に
7月20日、自然分解されるというエコ風船500個は第7回大間原発反対現地集会参加者によってリリースされた。3月の統一行動時は太平洋に飛んだが、今回は逆方向に。風船に添付したハガキは海を越え函館も越えてヒグマが出没する山中の畑から戻ってきた。
大間で過酷事故が起これば、そこも被害現地だ。大MAGROCK参加者の楽器隊が先導する町内デモには今回も町民の飛び入り参加があり、事前に配布したビラに対し漁師の家族から感動的な手紙も寄せられた。積極的に推進する人たちは一握り。「フクシマ」以降疑問を持つ町民をこれからも分断孤立させないで建設中止まで闘っていこう。
来年の大MAGROCK は7/18.19、第8回現地集会は2015年7/19。
※「たんぽぽ舎25周年のつどい」は、
8月31日(日)13:15開場、会場は、東京、全水道会館にて。参加歓迎。
┏┓
┗■2.中森明菜事件で逃した噴火の決定的瞬間
| 伊豆東部火山群としては有史以来初めての噴火
| 火山の噴火は専門家でも予知できないほど突然に起きることがある
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその64
└──── 島村英紀(地震学者)
中森明菜が"原因"で、テレビ局が火山噴火の決定的な画像を撮りそこなったことがある。
1989年6月30日、伊豆半島の伊東市の沖で群発地震がはじまった。7月9日にはマグニチュード(M)5.5の地震が起きた。この地震で家具が倒れて下敷きになるなど21人の怪我人が出た。
伊豆半島の東の沖にはよく群発地震が起きる。数年おき、ときには毎年のように起きてきている。しかしこのときは、それまでの群発地震とは違った。7月11日からは「火山性微動」が観測されはじめたのだ。火山性微動は火山が噴火する直前に出ることが多い。マグマの動きとともに地面が連続的に揺れ続ける現象だと考えられている。
気象庁は噴火の危険性が高いと発表した。だがどこで噴火するのかはわからなかった。どこで噴火がおきてもおかしくないと報道され、人々に不安が拡がった。
伊豆半島の東部からその沖の海中にかけての一帯には「伊豆東部火山群」といわれる小さな火山がたくさんある。それらは「単成(たんせい)火山」というもので、富士山のように噴火を繰り返すのではなく、たった一回だけの噴火でできた火山である。伊東市にある大室(おおむろ)山(標高580メートル)も典型的な単成火山だ。約4000年前に作られ「甘食」そっくりの形(平べったい円錐形)をしている。
群発地震はなかなかテレビ向きの画にはならない。だが火山の誕生となればインパクトが違う。このためテレビ局の多くが伊東に駆けつけた。
しかしテレビ局にとって別の大ニュースが伝えられた。中森明菜が自殺未遂事件を起こしたのだ。交際をしていた恋人で歌手の近藤真彦の自宅でのことだった。
このため伊東にいたテレビクルーのほとんどはあわてて帰京した。
その「留守」の7月13日の18時33分、伊東のすぐ沖で海水を盛大に吹き上げて海底噴火が始まった。まだ明るい時間だったし、陸地から2キロあまりの目と鼻の先なのでよく見えた。
この噴火をとらえたテレビカメラは残っていた一社だけだった。大部分のテレビ局は、伊豆東部火山群としては有史以来初めての噴火を逃してしまったのである。
じつはこの噴火では観測船が間一髪のところだった。海上保安庁の観測船「拓洋」がこの一帯で海底地形の変化を測っていた。これは船を東西南北に走らせながら船の下の水深を超音波を使って測るものだ。この調査で拓洋は海底から高さ25メートル、直径450メートルの円錐形をした海丘を発見していた。以前にはなかったものだ。
そして引き続き周辺の調査をしていたときに、この海丘がいきなり噴火したのだった。
もし真上にいたら1952年の観測船「第五海洋丸」事故の再来になったかも知れない。西之島新島と本州のあいだにある明神礁(みょうじんしょう)。海底火山の噴火で吹き飛ばされて31名全員が殉職した。
火山の噴火は専門家でも予知できないほど、突然に起きることがあるのだ。
(8月15日『夕刊フジ』より)
┏┓
┗■3.新聞より5つ
└────
◆30キロ圏外の対策検討 原発事故 規制委、指針改定へ
原子力規制委員会は、事故時に原発の半径30キロ圏を超えて放射性物質が拡散した際の防護対策などを検討することを決めた。事故で通常の原子炉と状態が大きく異なる東京電力福島第1原発の周辺で求められる防護対策も検討する。
(中略)
再稼働に備え、30キロ圏に入る自治体が進める防災体制の整備は難航しており、30キロ圏外で対策が必要になればさらに整備に時間がかかりそうだ。
30キロ圏外では屋内退避が対策の基本としているが、検討チームは退避が必要な基準などについて検討する。また使用済み核燃料再処理工場の重点区域の範囲も検討する。(後略) (8月21日東京新聞より抜粋)
◆受け入れ計画「策定」13% 原発避難先自治体 「不可能」も
原発事故時に周辺住民の避難先となっている市町村のうち、具体的な受け入れ計画を策定した自治体は13%にとどまることが、毎日新聞の全国調査で分かった。原発から30キロ圏内の市町村の6割は避難経路や手段などを定めた避難計画を策定しているが、避難元に比べて避難先の受け入れ態勢が整っておらず、混乱を招きかねない現状が浮き彫りになった。避難受け入れ計画の策定状況は国も把握しておらず、実態が明らかになるのは初めて。(後略)
(8月10日毎日新聞より抜粋)
◆川内原発避難受け入れの水俣市 財源 国の支援なく
いのち守れるか 原子力防災の課題 (8月10日毎日新聞より見出し)
◆12年度まで支払い 3割弱 13年度分 県、東電に損賠請求
県は20日、東電福島第1原発事故の被害対策で生じた経費について、東電に対し2013年度分として3億2089万570円を損害賠償請求した。12年度分までに請求した計12億5千万円のうち、同日までに支払われたのは3割弱の3億7千万円にとどまっている。県は速やかな支払いと、昨年補償打ち切りが問題となった住民や事業者の請求に対しても丁寧に対応するよう、あらためて要請した。
松下博充県理事兼政策審議監は同日、県庁で、東電茨城補償相談センターの小沼俊彦所長に請求書を手渡した。
県によると、今回請求したのは、下水道事業2億6千万円△上下水道・工業用水道事業2500万円△人件費1400万円△県施設入場料等減収800万円-など。
(後略) (8月21日茨城新聞より抜粋)
◆最終処分場選定に不信 宮城・加美町「原発NO」
町長「候補地には水源」 住民「将来核のごみも」
東京電力福島第一原発事故による放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場建設に向け、環境省は秋にも宮城県内の候補地三カ所の詳細調査に入る。各地で処分場問題が難航する中、宮城県では進んだように見えるが、候補地の加美町では、選定方法が不透明だと批判が強い。猪股洋文(いのまたひろぶみ)町長は調査差し止めの訴訟も辞さない考えを示し「脱原発」の姿勢を明確にしている。
(後略) (8月18日東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.テント日誌8月17日(日) 前半
| 経産省前テントひろば1072日 商業用原発停止333日
| 簡単には去らない猛暑である
└──── (I・K)
一週間ほど前から我が家の近くでツクツクボウシが鳴き始めた。秋の知らせと思ったが、そうそう簡単に猛暑は去ってくれないようだ。
今日も午前中は時折さわやかな風が吹いてほっとしていたが、午後になるとじっとしていても汗がにじみ出てくる耐え難い暑さだった。
テントをじっと眺めている二人、一人は外国の方だったので英語のリーフレットをお渡ししたら、イギリスの方だった。友人がグリーナム・コモンにいたとのことグーグルで検索してみてと言い写真を撮って帰られた。
成田から来たという男性に金曜行動は何処でやっているのですかと聞かれた。
チラシをお渡しして説明すると彼は東海第2の事を心配していて、暇を見て参加したいと言っていた。
自転車で通りがかった方がじっとテントを見ていたのでチラシをお渡ししようと原発の事どう思いますか?と聞いたら“賛成!”とのこと。どうしてですか?との問いには答えず去っていってしまった。残念です。賛成ならそれなりの考えを聞かせて欲しかった。
3時頃までテント前はひっそりとしていたが、その後日比谷に集会から流れてきた人たちや、A子さん、たんぽぽ舎のHさんが来てくれて金曜行動のスピーチはどうして原発に限られるのかなどで話が弾んでいた。
┏┓
┗■3.新聞より5つ
└────
◆福島第1 トレンチ凍結 失敗 東電、止水材投入へ
東京電力は19日、福島第1原発2号機の海側トレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)からの高濃度汚染水抜き取りに向け、タービン建屋との接続部でこれまで実施してきた凍結方法だけでは水の流れを完全に止められないとの見解を示し、止水材を投入する方針を明らかにした。原子力規制委員会の廃炉作業に関する会合で説明した。
東電は止水材の材質選定などを進めているが、一時的な発熱で氷を溶かす恐れがあることや投入後のやり直しがきかないことから、規制委は東電の模擬実験を踏まえ、9月の次回会合で投入の是非を判断する。(8月20日茨城新聞より抜粋)
◆川内再稼働「反対」57% 時事通信調査
内閣支持率は43%
時事通信が7~10日に実施した8月の世論調査によると、安倍内閣の支持率は前月比1.1ポイント減の43.5%と続落し、第2次安倍政権下で最低を更新した。支持率が2カ月連続で5割を割り込むのは初めて。不支持率は0.5ポイント増の35.1%で、第2次政権で最高となった。
九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働については、「賛成」「どちらかといえば賛成」が合わせて36.7%。「反対」「どちらかといえば反対」は計57.9%。原発再稼働を急ぐ政府の姿勢や、集団的自衛権の行使容認の閣議決定への反対・慎重論が根強いことなどが内閣支持率に影響したとみられる。(後略)
(8月15日東京新聞より抜粋)
◆子に負の遺産 渡せない
東京都稲城市の無職 泉田守司さん(66) 原発事故後生まれた2歳の孫に、同じ思いはさせたくない。安倍首相は民意をないがしろにして、再稼働を進めている。自分が言っていることが、すべてのように考えているようだ。民意を伝えたい。(中略)
川崎市宮前区の自営業 原島正治さん(65) 火山や地震が多い国で、原発は使えるものではない。使用済み燃料の処理も人間の手には負えない。川内原発の再稼働に反対するパブリックコメントも出した。
(8月16日東京新聞「金曜日の声」より抜粋)
◆原発PR施設「聖域」扱い 利用者減でも福島以外存続
豪華設備、運営費は電気料金 「合理性ない出費」
(8月15日朝日新聞より見出し)
◆非核 原爆も原発も
たんぽぽ舎です。【TMM:No2254】
2014年8月20日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ
全国からのメッセージ (その1)
伊方から、鹿児島から
★2.-核の廃絶を目指して 台湾特別編-
映画「こんにちは貢寮(コンリャオ)」上映
講師:陳 威志(たん うぃち)台湾出身 一橋大学博士課程
西村俊弘(講座運営委員)
★3.新聞より5つ
◆福島第1 トレンチ凍結 失敗 東電、止水材投入へ
(8月20日茨城新聞より抜粋)
◆川内再稼働「反対」57% 時事通信調査 内閣支持率は43%
(8月15日東京新聞より抜粋)
◆子に負の遺産 渡せない (8月16日東京新聞「金曜日の声」より抜粋)
◆原発PR施設「聖域」扱い 利用者減でも福島以外存続
豪華設備、運営費は電気料金 「合理性ない出費」
(8月15日朝日新聞より見出し)
◆非核 原爆も原発も (8月16日朝日新聞「戦後70年プロローグ」より見出し)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ
| 全国からのメッセージ (その1)
| 伊方から、鹿児島から
└────
◆伊方原発50km圏内住民有志の会 堀内 美鈴
3.11の後、早期再稼働が心配される伊方のために、「二度と原発事故を起こしてはいけない。」 「伊方が動けば他の原発も次々と再稼働されてしまう。」と、被害地の福島県をはじめ北海道から九州まで、全国の皆さんが何度も応援にかけつけてくださいました。本当に有り難うございます。一か所一か所、一人一人は小さくても、全国の原発現地、電力消費地のみんなが知恵と力を合わせれば、必ず、いま、原発を止められます。
原発のない社会に向かって歩き出すことができます。
その一歩となるように、精一杯みなさんと頑張り抜きます。
どうぞ宜しくお願いします。
◆鹿児島市 のぐち英一郎
みなさま こんにちは!
火山地帯に暮らす再稼働筆頭の鹿児島から反原発自治体議連の野口です。
地道な運動の成果を感じる中で、再稼働は早くても年越しの見込み。いつも貴重な情報と度々の鹿児島入り!本当に有難うございます。
こちらは内実稀薄を隠すかのような418ページ審査書案とにらめっこの台風シーズンです。5月には基準地震動(耐震設計の要を担ってきた入倉氏がそれはあくまで平均、あとは経営判断と新聞紙上で明言)をメインとした緊急の運転差し止め仮処分も申請しました。
「大飯判決を覆せない限り再稼働はあり得ない」などの当方弁論に、裁判長から丁寧な質問がなされ、責任たらい回し首長への残念を司法の判断への期待に気持ち切り替えています。2010年には世界最大級の3号機増設も目前でした。その緊迫のさなかに起きた3・11東日本大震災。現在増設は凍結状態です。
8月3日に屋久島から北西12キロに位置し、135人が暮らす口永良部島が34年ぶりに噴火しました。
火山と地震と避難計画を要点と位置づけ原発の無い平和な暮らしの実現にこれからもご一緒しましょう。 (続く)
※「たんぽぽ舎25周年のつどい」は、
8月31日(日)13:15開場、会場は、東京、全水道会館にて。参加歓迎。
┏┓
┗■2.-核の廃絶を目指して 台湾特別編-
| 映画「こんにちは貢寮(コンリャオ)」上映
| 講師:陳 威志(たん うぃち)台湾出身 一橋大学博士課程
└──── 西村俊弘(講座運営委員)
8月9日(土)台湾第四原発反対運動の記録映画「こんにちは貢寮」の上映会を開催いたしました。
○ 映画の粗筋の前に台湾の状況の流れを追ってみます。
1979年 一党独裁体制であった、国民党の政権が揺らぎ始めた。
1980年 新北市貢寮に台湾第四原発を建設する計画が浮上した。
1986年 民主進歩党創設。
1987年 自力救済デモが多発し、クーデターを恐れた国民党は戒厳令を解除。
1988年 住民組織結成。
1990年 この年より毎年一万人規模の反核デモがおこなわれる。
1992年 初めての国会議員選挙が行われ、民進党大統領が誕生。
大統領が第四原発建設中止を命令、議会は国民党多数のため阻止される。
2000年 この年からデモはほとんどおこなわれなくなった。
初めて政権交代し、第四原発建設中止、非核国条例を宣言するが三ヶ月で撤廃。
2008年 国民党が政権を取り返す。
2011年 福島原発事故が起爆剤になりデモが再燃。
現在、第四原発の工事は凍結されている。
○ 1998年 一人の女子大学院生が反原発運動の記録映画を作製するためカメラを持ち立ち上がる。
映画は台湾北部貢寮の美しい海岸線のドライブ映像から始まる。崔(ツイ) スー欣(シン)(スーの漢字が文字化けしますのでカタカナ表記させていただきました)監督の澄んだ声がナレーションを奏でる、ナレーションは源さんへの呼びかけの形式をとっている、源さんとは、物語のキーマン林 順源の事である。
1991年10月3日 第四原発の建設予定地でデモがおこなわれた。デモ隊の 林 順源は車に乗ってフェンスの前にいた。警官隊がデモ隊を蹴散らし林の車を取り囲んだ。突然フェンスの扉が開いた。林はフェンスの中へ車を進めた。警官隊が車に襲いかかりフロントガラスを殴打した。
フロントガラスは蜘蛛の巣状にひび割れ視界が奪われた。慌てた林は車をユーターンさせようと試みたが一人の警察官をはね、死亡させてしまった。
悲しい事故であったが計画的な殺人として起訴され、林は服役した。
1003事件以降、反核運動は空中分解した。
1994年、政府は貢寮漁民の漁業権を剥奪した、怒った住民は台北でデモを行った。10年間に亘る抵抗運動も虚しく、建設は阻止できなかった。その後反核運動は停滞し、台湾で一番美しい海は見る影もなくなった。
1999年3月15日、原発工事で蛇行する河川を真っ直ぐに削り取ったために、河川の全生物が死滅し洪水が多発した事に抗議し、漁民がデモを行った。
1999年6月、原発工事の敷地内でケタガラシ族の貝塚遺跡が見付かった。
自救会は遺跡保存を求めて、工事中止の陳情をした。
2000年、大統領選挙が行われ、反核を公約にした民進党が勝利し一党独裁を続けてきた国民党が政権を失った。しかし民進党は公約を反故にした。
2001年、漁民のデモが行われ、抗議のため焼身自殺者まで出てしまったにもかかわらず、原発建設は続行された。
貢寮の住民は台湾の住民全員が受けるべき苦難、苦痛を一身に背負わされた。
映画は仮出所した源さんと貢寮住民の再会場面、2004年で終わる。
台風が近付くなか、50人の参加者が集まり終了時間が延長される大盛況であった。