NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2264】
2014年8月30日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.開始時間変更のお知らせ
(9月3日)東電本店合同抗議行動…(開始が30分遅くなります)
★2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ全国からのメッセージ(その6)
川内原発建設反対連絡協議会、鹿児島市議 小川みさ子
★3.もう原子力発電に頼る時代は終わりました。8月27日、規制庁へ申入れ (下)
九州電力川内原発の審査書案(実質的合格書)を直ちに撤回せよ
再稼働阻止全国ネットワーク
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆ 日弁連人権擁護大会プレシンポジウム
「彩の国から考える・原発のない未来へ」 (9月27日)
◆「大間原発を知って、考える-ブルシェちゃんと行くスタディーツアー-」のお誘い(10月12-13日)
★5.新聞より
◆吉田調書 一部黒塗り 官房長官、来月公開方針 (8月26日朝日新聞見出し)
◆もんじゅ増額要求 原発予算 エネ計画に逆行
(8月30日東京新聞より抜粋)
◆ 中間貯蔵受け入れ 福島県が決定 (8月30日東京新聞より抜粋)
◆ 市民の声 縛るのか 自民規制検討
脱原発、集団的自衛権・・・国会デモ (8月29日東京新聞より抜粋)
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※8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」のお知らせ
☆第1部講演会は定員に達しましたので、締め切りました。
☆第2部(懇親会)はまだ若干名余裕があります。
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┗■1.開始時間変更のお知らせ
| (9月3日)東電本店合同抗議行動…(開始が30分遅くなります)
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9月3日(水)の東電本店合同抗議行動は、午後7時~8時へ変更になります(30分短縮)。従来からのお知らせビラは午後6時30分-8時でした。その変更です。
理由は、当日は前段で、午後5時30分~6時30分、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われます。
従いまして、東電本店合同抗議の開始時間、抗議時間を30分遅らせ、かつ短縮しました。
10月以降も、九州電力への抗議行動が第1水曜日に行われますので、この抗議行動と連携しておこなって参ります。
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┗■2.8/31「たんぽぽ舎25周年のつどい」へ全国からのメッセージ(その6)
└────川内原発建設反対連絡協議会、鹿児島市議 小川みさ子
◆ 川内原発建設反対連絡協議会 会長 鳥原 良子
たんぽぽ舎の皆さまへ たんぽぽ舎25周年、おめでとうございます。
地道な活動を継続して25年。頭が下がります。 特にリーダーの柳田さんのご尽力、周りの方々のご協力に感謝申し上げます!
私が、たんぽぽ舎の活動の様子を具体的に目にしたのは10年以上も前のことですが、確か、「ストップ!六ヶ所再処理!」の集会に参加した時のことでした。鹿児島県出身だという埼玉在住の方が、私の鹿児島と記したゼッケンを見て追いかけて声をかけてくださいました。たんぽぽ舎の活動をお手伝いしてされているというのです。たんぽぽ舎のブースに行き署名をし、チラシや資料をいくつか手にしました。その時、私が購読していた「食品と暮らしの安全」に原発の記事で登場される槌田先生にも、お目にかかり大変うれしく思ったことを思い出しました。
まずは、ボランティアで活動している方たちが、県を超えて集まってこられていることや講演会や学習会などを定期的に行い、資料がずいぶんと専門的で、丁寧なことに感動いたしました!2005年からはサクラの花びら調査を提案してくださり、川内原発現地も10年間、調査に関わりお世話になっています、2011年福島原発事故以降は、まさしく、日本の脱原発運動のまとめ役とかじ取りを担ってくださっていることに心から、感謝申し上げます!
川内原発現地では、表立って活動する人が非常に少ないのが悩みのタネですが、これからも連携してまずは、川内原発再稼働ストップ、各原発の廃炉に向けて、さらなる活動を継続していくためお力をお貸しください!
たんぽぽ舎のますますのご発展と皆様のご健康を祈念して、ここ川内原発現地から連帯のエールと25周年のご活躍に、心からの感謝とお祝いの言葉をお送りします。
今後とも、各原発現地の応援をどうぞよろしくお願いいたします!
日本の社会から原発がなくなるまで連携して、脱原発運動を継続していきましょう!
2014年8月21日
◆小川みさ子拝(鹿児島市議)
柳田真様 他スタッフの皆様 鹿児島市議の小川みさ子です。
このたびは、たんぽぽ舎25周年おめでとうございます(*^_^*)
四半世紀に渡り、私たち遠方の小さな市民運動とも連帯下さり、貴重な情報をお届け頂き心から感謝とエールを送らせて頂きます。
広瀬隆さん、藤田祐幸さん、槌田敦さん、生越忠さん、小出裕章さん、山崎久隆さん等の専門的な情報を、いつもお届け頂けることがどんなに有難かったことか、そして全国の皆さんのミニコミ誌まで各種、同封して下さって全国を繋いできて下さいました。その成果が今の脱原発運動に結びついていることは言うまでもありません。
私の住む鹿児島は今、川内原発再稼働の一番手として皆さまから力を頂きながら日々の活動に多忙を極めておりますが、何としても川内を止めて全国の原発を廃炉にしたい!と念じ頑張っております。
柳田さんの呼びかけで始めた川内原発ゲート前や鹿児島各所の「サクラ花びら異常化率調査」も10回目を迎えました。川内原発ゲート前の花びらの異常化率の高さに驚き、サクラ花びら調査の顧問をされていた、故・市川定夫埼玉大名誉教授にみて頂くために、花びらが枯れないように工夫しながら、埼玉大まで飛行機に飛び乗って出かけたことも懐かしい想い出です。
8月31日25周年の記念のつどいは、川内原発現地での集会で参加できず残念ですが、御盛況と今後の発展をお祈り致しています。今後とも宜しくお願い致します。
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┗■3.もう原子力発電に頼る時代は終わりました。8月27日、規制庁へ申入れ (下)
| 九州電力川内原発の審査書案(実質的合格書)を直ちに撤回せよ
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
※【TMM:No2263】原子力規制委員会委員長 田中俊一氏、原子力規制庁長官 池田克彦氏への申し入れの続きです。
2.今回の川内原発の審査書案についてのパブコメに於いて規制委員会は「科学的、技術的要件に限る」とパブコメ内容を限定しています。「科学的、技術的」と称して如何にも専門的知識を要求しているようです。
しかし現在、原子力発電の安全性についての「科学的、技術的」要件が一番検証されなければならないのは、福島原発がどのようなプロセスで破壊されて行ったのか、地震で何が破壊され、津波が何を破壊したのか。圧力容器、格納容器、配管の問題点等、原発の根本問題の検証が必要なのではないですか。それこそが「科学的、技術的」に今一番要求されているのではないのですか。
現実に起きた世界的な原発過酷事故の徹底的検証無しに「科学的、技術的」とはあまりにも無責任すぎるのではありませんか。川内原発審査書案に対するパブコメが17000件寄せられたとされています。当然にも公開の審査会合を開くべきです。
田中俊一委員長は原発の審査過程で「新規性基準」の限界を見たからこそ当初「世界一の安全をめざす」という発言から「安全」をはずしたのではありませんか。
3.もう原子力発電に頼る時代は終わりました。
大飯原発運転差し止め福井判決文は「原子力発電技術の危険性の本質及びそのもたらす被害の大きさは、福島原発事故を通じて十分に明らかになったといえる」と述べているではありませんか。
福島原発に於いては多量の地下汚染水を止める事が出来ていません。トンネル内の汚染水の止水工事について、多くの技術者は始めから「凍結液や氷で流れる水は止まらない」と指摘していました。
ところが今度はセメントを投入するというではありませんか。
国民の税金で無謀な作業が繰り返されているのです。
規制委員会はすべての原発再稼働審査を直ちに凍結し、多くの見識ある技術者の英知を集め、福島原発事故対策に専念して下さい。福島原発事故処理は東京電力の能力では不可能なのです。これが多くの国民の意思です。
これからは原子力規制委員会の審査により再稼働した原発の事故責任は規制委員会の各委員にも永久に課せられる事も認識して下さい。
最後に申し上げます。川内原発再稼働審査書案を直ちに撤回して下さい。
全ての原発再稼働審査を凍結して下さい。
2014年8月27日
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/28講演「内部被ばく ほんとに食べて大丈夫!?」
講 師: ちだい氏(パワーブロガー・元放送作家)
日 時: 9月28日(日)13時30分~16時
副企画: 福島の被災地から助け出された犬猫写真展
場 所: 東村山市民センター (西武新宿線東村山駅東口徒歩10分)
主 催:「ほんとに食べて大丈夫!?実行委員会」
参加費: 500円、保育無料(9/23までに要予約)
申込・問い合わせ先: 渡辺 080-6624-2668(平日は午後6時から)
講師紹介:3.11当日夜、帰ることができない人達に自宅を開放し、福島の人達への支援を始める。原発関連の情報を政府やテレビ界が隠蔽し、安全が確認されない食品を子供に食べさせようとすることに怒り、放送作家という職業を捨てる。ブログで日本全国の食品のセシウム検査結果を次々と発信して、一日10万アクセスを誇るパワーブロガーに。
ブログ「チダイズム」。著書「食べる?~食品セシウム測定データ745~」。
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┗■5.テント日誌8月28日(木)経産省前テントひろば1083日
| 商業用原発停止344日 そういえばヒグラシの声は聞いていないが…
| 八王子では金八デモ 甲府では駅前の武田信玄の銅像前に集まって歌を交えての集会
└──── (I・K)
○ 一昨日から急に涼しくなり戸惑ってしまう。朝から小雨が降ったりやんだりでいつもより一枚余計に着て行ったにも関わらずじっと座っていると寒いくらい。これから先また寒さに耐える日が来るのかと取り越し苦労までしてしまう。
ちょっと雨がやんだ時、これが最後とばかりミンミンゼミが声高に叫ぶ。
ずいぶん前から私はヒグラシの声を聞いていないが、絶滅してしまったのだろうか?ヒグラシの声は涼しげで好きだったのだが…
○ 昼過ぎ教育関係の裁判傍聴のため東京地裁にいらしたKさんが寄って下さった。地方の金曜デモのことや最近の教育現場の話を組合関係に詳しいHさんと一緒に聞く。
八王子では金八デモと称して毎週続いているそうだ。洒落ていますね。
そして甲府では駅前の武田信玄の銅像前に集まって歌を交えての集会だということなど教えてくれた。本当に各地でそれぞれアピールしているのですね。
誰かそういうのをまとめて報道してくれないかな。
テントを眺めている人にチラシを渡そうとしたら、「原発推進です」と断られた。何でと聞く間もなく去ってしまったのが残念!まだまだこういう人がいるのですね。福島の現実を見たり、原発のこといろいろ真剣に考えたら推進なんて言えないと思うのだけれど…
○ その後、高知から所用でいらした女性、平和運動に関わっておられるとか、何時も木曜日に来てくださるOさんと意気投合して長時間話してらした。その後毎日来てくださるM子さんも加わって話しが盛り上がったようだ。
テントは初めてだが、以前高知から差し入れをして下さったという。ネットでテントのことを見ているようでM子さんのことも良くご存知だった。
東京は不慣れなようなので帰りがけに彼女の目的地までご一緒した。経産省が第2テント側の壊れた監視カメラを新しく付け直していった事も報告します。
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┗■6.新聞より
└────
◆東電賠償額4兆1000億円 ADR和解成立8149件 福島事故
東京電力福島第一原発事故で避難し、自殺した福島県川俣町の女性の遺族が東電に損害賠償を求めた訴訟で、福島地裁が26日、約4900万円の支払いを命じた。自殺が原因の損害賠償訴訟として初の判決となったが、原発事故の賠償は、裁判以外に、東電との直接交渉や和解手続きもあり、支払総額は4兆円を超えている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2263】
2014年8月29日(金)その2 地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.日本海側津波は太平洋側よりも厳しい
地震とほとんど同時にすぐ原発を襲う津波の脅威
全原発の想定津波波高は30mとして規制基準とすべき
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.韓国、古里原発の事故 小原 紘(メルマガ読者)
★3.8月27日、規制庁へ申入れ (上)
九州電力川内原発の審査書案(実質的合格書)を直ちに撤回して下さい
再稼働阻止全国ネットワーク
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/28講演「内部被ばく ほんとに食べて大丈夫!?」
場所: 東村山市民センター 主催:「ほんとに食べて大丈夫!?実行委員会」
★5.テント日誌8月28日(木)経産省前テントひろば1083日
商業用原発停止344日 そういえばヒグラシの声は聞いていないが…
八王子では金八デモ 甲府では駅前の武田信玄の銅像前に集まって歌を
交えての集会 (I・K)
★6.新聞より
◆東電賠償額4兆1000億円 ADR和解成立8149件 福島事故
(8月28日茨城新聞より抜粋)
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※9/3川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
日時:9月3日(水)17時~18時
場所:九州電力(株)東京支社 電話 03-3281-4931
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビルヂング北館
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
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※9/3第12回東京電力本店合同抗議
東電解体!汚染水止めろ! 柏崎刈羽原発再稼働するな! 原発再稼働は日本を滅ぼす
日時:9月3日(水)18時30分~20時
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約102団体(8/29現在)
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┗■1.日本海側津波は太平洋側よりも厳しい
| 地震とほとんど同時にすぐ原発を襲う津波の脅威
| 全原発の想定津波波高は30mとして規制基準とすべき
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 太平洋側の津波が、原発にどれほど危険かの、その一端は福島第一原発事故で明らかになったが、まだ未知の危機が潜んでいる。浜岡の南海トラフはもちろん、東通、伊方、川内など、甘い津波対策で規制基準適合性審査を受けている原発について、多くの科学者が危険性を指摘している。
○ 一方、日本海側の原発については、新潟県の柏崎刈羽原発が地震の被害を受けているものの津波は大きなものがなかったことから、津波の影響は、やはり甘く見られている。
とりわけ原子力安全・保安院時代に緊急安全対策で15m超の津波対策をした「つもり」になっている原発は、想定は十分だったと思っているだろう。
今回明らかになった、日本海の海底断層に起因する津波の脅威は、緊急安全対策をあざ笑うかのような、驚異的な危険性を提示した。
例えば泊原発の隣接町の神恵内村(かもえないむら)では、海底断層の活動で20m級の津波が襲うと予想された。
また、柏崎市の6.3m、糸魚川市の12.1mの高さの津波に襲われることが分かったという。柏崎市の波高が多少低いからと安心してはならない。いわば「ばらつき」の範囲だ。
また、志賀原発の波高が緊急対策の15mを大きく下回ることをもって北陸電力は「対策済」という考えのようだが、これも大きな間違いだ。
北海道から九州北部までの津波波高が23.4m~2.6mの範囲に入り、そのばらつきが大きいことから、少なくても日本海側において23.4mは「想定津波波高」であり、限界として想定する高さは30m級でなければならない。
この結果に基づいて、全原発の想定津波波高は30mとして規制基準とすべきである。
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※参考
日本海側津波:最大23メートル 毎日新聞2014年8月27日(水)朝
日本海の海底断層で発生する大規模地震に関し、国土交通省などの有識者検討会は26日、日本海に面した市町村ごとに予測される津波高の最大値を発表した。国による初めての試算で、北海道せたな町の23・4メートルが最も大きく、青森から九州北部までの県ごとの最大値は17・4~2・6メートルだった。検討結果は、各道府県が今後実施する浸水地域の想定など津波対策に役立てられる。
日本海側津波:最大23メートル 国交省検討会、初の想定公表
日本海側津波:「想定以上」に驚き 沿岸自治体、対策急ぐ
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┗■2.韓国、古里原発の事故
└──── 小原 紘(メルマガ読者)
8月25日に釜山地域を襲った集中豪雨で古里(コリ)原子力発電所の一部取水建屋だけでなくコントロールタワーとなる本部の建物までが浸水し、停電していたことが明らかになった。
この間、故障が絶えなかった古里原発の安全性に対する憂慮が再び提起されている。
古里原子力本部は25日、釜山機張郡(キジャングン)に187ミリの雨が降り、電気施設がある本部建物の一部が浸水し停電したと26日明らかにした。
27日付けハンギョレ新聞日本語版のトップニュースである。
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┗■3.8月27日、規制庁へ申入れ (上)
| 九州電力川内原発の審査書案(実質的合格書)を直ちに撤回して下さい
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
申入れ書
原子力規制委員会委員長 田中俊一殿
原子力規制庁長官 池田克彦殿
再稼働阻止全国ネットワーク
1.九州電力川内原発、1,2号炉の設置許可申請書に関する審査書案(実質的合格書)を直ちに撤回して下さい。
田中俊一委員長は、審査書案を出すにあたり、あらゆる場面に於いて「安全と認めたわけではない」。「規制基準に適合しているだけである」と発言しています。しかし、この発言は「原子力規制委員会設置法」に明らかに違反しています。 「設置法」の第3条には規制委員会の「任務」として「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全に資する為、原子力利用における安全の確保を図ること」と記載され、第4条第1項に於いては、「前条の任務を達成するため」「原子力利用における安全の確保に関すること」とさらに繰り返されています。
本来、福島第一原発過酷事故を教訓として作成されなければならない「新規性基準」とは、その様にいい加減な、危うい基準なのですか。安全性とリンクしない「新規性基準」に何の意味がありますか。我々が何度も「申入れ書」に記載してきたように、直下の活断層の有無、基準地震動の妥当性、津波の最大波高の妥当性、火山噴火に対する評価の妥当性、原発敷地内の地下水対策、複合災害の検証等、まったく不十分な「規制基準」であり、審査であると言わざるを得ません。
そして何よりも住民の被ばくを防ぐ絶対的条件である「立地審査指針」を廃止した事に、この「規制基準」の「国民の安全を守る」事とは無縁な本質的問題があります。
こうした「安全」に対するいい加減さが、過酷事故の際の周辺住民の命を守る実効性ある地域防災計画が、原発の規制基準の中で適当に扱われ、地方自治体に丸投げされる事につながっているのではないのでしょうか。そして規制委員会から出された簡単な「地域防災計画作成指針」を取り扱う事が出来ない自治体は、それを専門業者に下請けさせています。
その結果、鹿児島県知事は要援護者の避難については放棄する事を公然と宣言しているではありませんか。8.21避難問題についての規制庁交渉に於いて規制庁職員は「避難計画が策定されていなくともよい」とさらに追認しています。 避難計画は策定されていても何パーセント現実化されるか分からないのに、避難計画を作成しなくてもよいとは何事ですか。福島原発過酷事故に於いて多くの犠牲者を出したのは、こうした社会的弱者だったのではありませんか!
再度申し上げます。国民の安全を確保出来ない、川内原発1,2号炉の審査書案を撤回して下さい。 (「下」につづく)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2262】
2014年8月29日(金)地震と原発事故情報-1つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.たんぽぽ舎25周年(8月31日、全水道会館)の受付は終了です
8月31日(日)の「たんぽぽ舎25周年のつどい」の第1部(アーサー・ビナードさん、広瀬隆さんの講演、他)は、「定員」に達しましたので、受付は終了とさせていただきます。
※なお、18時より20時開催の第2部-交流・懇親会(アーサー・ビナードさん、広瀬隆さん両氏も出席)は、まだ20名ほど参加可能です。
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┗■3.これからは新たな女川原発再稼働反対運動の始まり
| 「8.10女川から未来を考えるつどい」報告
└──── 実行委員・松原くに子、沼倉潤(たんぽぽ舎)
8月10日女川の町の体育館に1500人を超える人が集まりました。それまでチケット販売状況が1700枚にせまっていたので、予想はしていたのですが、実現できてこんなにうれしいことはありません。
女川は町の七割の集落が津波で消失しました。そして被災した原発を抱える町です。
「この女川の町にたくさんの人が来て町の様子を見てほしい。町の人に女川は忘れられていないよと元気を与えてほしい。止まっている原発をいまこそ廃炉にして原発に頼らない町の復興をするために、力を貸してほしい」と強く訴えていた、阿部美紀子さんの希望は私達脱原発の活動をしているグループみんなの希望でもあったのです.
地元の町議さんも党派を超えて参加してくれ、実行委員会の人数も二十名を超えました。その道のスペシャリストがボランティアで参加してくれました。
おかげで素人集団だった実行委員会はそれなりの形を作り舞台も入場者に満足してもらえる準備ができたのでした。
小出裕章さんが講演のなかで「原発反対を口にすることはまるで非国民のように言われる。私は非国民と呼ばれる方を選びます」と言っていました。
加藤登紀子さんはトークの中で、終戦の時の引き上げ体験から、いかにこの国が国民を守らなかったかを語ってくれました。胸に刻むことの多いトークと講演でした。
これからは新たな女川原発再稼働反対運動の始まりでもあります。
実行委員会が解散しても「女川から未来を考える会」は活動を続けます。
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今回のつどいを成功させるために、全国の多くの人が賛同し、カンパや激励のメッセージを寄せていただきました。
私の郷里が女川の隣町であることもあり、首都圏の皆様にカンパなどをお願いいたしました。この場を借りてお礼申し上げます。
また、川内原発再稼動阻止に向け取り組んでいる再稼動阻止全国ネットワークのリレーメッセージに小出さん、加藤登紀子さんも直筆で書き入れてくださった檄布が女川・石巻の皆様から預かっております。9月の鹿児島集会に届けたいと思います。
震災により5千名以上の犠牲者を出した故郷を離れて、38年。
私自身、何もできずに3年が過ぎ去ってしまった。地元の皆さんの勇気ある発言と未来を作る熱意に心を打たれました。
皆様方のご尽力に感謝申し上げます。
原発なき社会にむけ未来への一歩をともに踏み出しましょう。
たんぽぽ舎・沼倉潤
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆≪青年劇場創立50周年記念・第四弾≫第111回公演「羽衣House」
篠原久美子=作 ふじたあさや=演出
事故を起こした原発から300キロほど離れた復興支援施設“羽衣House”を舞台に、そこに集った避難者やボランティアの人々などの思いの交錯、葛藤の中で、“福島の今”を描き“この国の今”を私たち自身の問題として捉えなおしたいと思っています。コメディを交えた堅苦しくない作品となっております。
ぜひお誘い合わせて、劇場へお運びください!
9月12日~21日まで紀伊國屋ホールにて
お申込み:チケットセンター03-3352-7200
詳細は劇団HPをご覧ください http://www.sinengekijo.co.jp/
◆10/12「第4回脱原発サミットin茨城」
日時:2014年10月12日(日)13時30分から
会場:茨城県東海村・東海文化センター
講師:”さよなら原発1000万人署名”呼びかけ人の澤地久枝氏(作家)、
”熊取六人衆”の今中哲二氏(京大助教)
主催:茨城の環境と人を考える会議
前売入場券1000円(当日1300円) 申込:FAX029-298-3170
原子力発電発祥の地から、東海第二原発及び全原発の廃炉、安倍内閣の危うい政策の廃止を訴えます。日本原電は、敦賀1,2号機の再稼働が行きずまるなか、遮二無二、東海第二原発再稼働に動いています。しかし事故時には、水戸市民は前橋、宇都宮市等に逃げる等という画餅の対策しかありません。東海第二原発が暴走すれば、マーク2型の宿命で、真下の冷却水に溶融核燃料が落下し、巨大な水蒸気爆発が起き、茨城県全住民が生命・財産を失うのみでなく、卓越風の北東風で首都圏住民も危機に瀕し、東京オリンピック等は吹き飛びます。
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┗■5.新聞より
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◆97年「津波高さ2倍」国、資料提出したが… 福島の原発訴訟
被害全体像わからず 大震災級の10メートル津波 「2000年想定あるはず」
福島第一原発事故をめぐる損害賠償請求訴訟で、原告が求めてきた津波の高さ想定を二倍に引き上げて分析した資料を、国が提出した。非常用ポンプの水没などの記載がある。ただ資料は1997年のもので、原告側は「2000年に東日本大震災規模の津波を想定した資料も存在するはず」と、あらためて国に提出を求めている。(中略)
電事連は「当時の資料が残っていないので分からない」と言うが、久保木弁護士は「国の要請で電事連が想定したのだから、国に報告してなければおかしい」と主張する。馬奈木弁護士は、「今回出てきた97年よりも新しい○○年の資料も残っていると考える方が自然だ。国は資料を出すべきだ」と訴えている。