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┗■3.南海トラフで東京の超高層ビルが5メートル揺れる?

 │ 長周期表面波の恐怖

 │ 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その76

 └──── 島村英紀(地震学者)

 

 ちょうど10年前の新潟県中越地震(マグニチュード()6.8)の被害は地元

だけではなかった。ほとんどが震度3だった東京でも、思いもかけなかった

「被害」が出て青くなった関係者がいた。

 港区にある54階建ての超高層ビルのエレベーターを吊っているメインワイ

ヤーが切れてしまったのだ。鋼鉄製のワイヤロープは直径1センチもある。幸

い、エレベーターは非常ブレーキで止まって、大事故にはならなくてすんだ。

 Mは7にも満たず、距離は250キロも離れた地震でこの「被害」。

 

 地震学的にはこの高層ビルを予想外に揺らせたのは「長周期表面波」という

ゆっくり揺れる地震波だ。ほかの地震波が地球の内部を伝わってくるのと違っ

て、これは地球の表面だけを伝わる。

 普通の地震波は距離が増えると距離の3乗で小さくなっていく。これとちが

って「表面波」は距離の2乗でしか小さくならない。つまり遠くに行っても普

通の地震波ほどは弱くならないのだ。

 この長周期表面波に注目していた地震学者かいた。岐阜大学のM先生は30

以上も前からこの地震波が超高層ビルに及ぼす影響の観測を企てていた。

 日本で超高層ビルが建てられるようになったのは1964年。建物の高さが31

メートルまでという建築規制が撤廃されたのだ。

 東京のあちこちで建てられ始めた超高層ビルの上と下に地震計を置かせてほ

しいとM先生はあちこち交渉した。だがビルの所有者は地震計を置くのを嫌が

り、ようやく新宿の超高層ビルで「ビル名は決して出さない」という約束で置

かせてもらった。

 

 そして1984年、長野県西部地震(M6.8)が起きた。最上階では地階の20

以上も揺れ、しかも揺れが長く続くことが初めてわかった。

 東日本大震災(2011年)のときには大阪府咲洲(さきしま)庁舎(旧WTC

ル、55階建)で天井が落ちたり床に亀裂が入り防火戸が破損するなど360ヶ所

もが損傷した。エレベーター4基に5人が5時間近く閉じこめられた。エレ

ベーターを支えるワイヤロープがからまって翌日にも8基が復旧しなかった。

震源から800キロも離れたところだ。

 恐れられている南海トラフ地震が起きたときには東京の高層ビルの上部は振

幅5メートルもの揺れになると予想している科学者もいる。そんなに揺れたら、

ビルそのものは倒壊しなくても中にいる人々はコピー機やロッカーなど重い家

具につぶされてしまうだろう。

 超高層ビルには限らない。巨大な石油タンクや、長大な橋、新幹線の土木構

造物など、振動の固有周期が長い建造物はどれも強い長周期表面波の洗礼を受

けたことがない。

 最近はようやく対策がとられ始めている。しかし対症療法的なものだ。そも

そものビルの設計のときにどのくらいの地震波が来るか知らないまま、ゼネコ

ンや工学者たちが設計しているのは、地震学者として、とても心配なことなの

である。                (11月7日『夕刊フジ』より)

 

 

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┗■4.新聞から

 └────

 

◆再稼働同意手続き 「川内」前例化を懸念 「地元」範囲拡大 強まる声

 (1112日 東京新聞より)

 

 原発の再稼働に事実上同意が必要になる「地元」の範囲について、政府は立

地する鹿児島県と薩摩川内市に限定した九州電力川内原発をモデルにしたい考

えだ。しかし福島の事故では被害が広域化したため、範囲拡大を求める周辺自

治体の声も強まっており、今後の再稼働の同意手続きは難航する局面もありそ

うだ。

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┗■2.先週5()7() 再稼働推進を決めた鹿児島県本会議

 │ 傍聴席で掲げられた「再稼働NO」の紙と、もうひとつの紛糾騒動!

 │ 「白杖はぼくの目であり、からだの一部です。」

 └────(官邸まえ金曜行動参加者 西堂いづみ)

 

「つえ」を持って議場に入れない規則がある鹿児島県議会の人権意識の低さに

(_;)

 

 125日、鹿児島県臨時本会議の傍聴席に着席するや県職員が「杖をお預か

りします」と同席の私の連れ合いT(視覚障がい者)に言いに来た!

 言いがかりにしか聞こえず予想だにしていない事を突然言われた瞬間に逆上

してしまった私は「これは杖でなくて白杖だ!!」と反撃した。続いて間髪いれ

ずに周りの熱血漢たちからも「白杖は体の一部だ」「どこにそんな事が書いて

ある」「みせろ」と声が上がり傍聴席の一部が騒然となりました。それ以上の

騒ぎを避けようとその職員の上司と思しき人が「まあまあここは」と制止に入

り、この場では白杖を預からないで良いという指示を素振りで職員にしたよう

に思います。

 私たちは「杖を預かる」という規則を退室後に見せて貰うという約束を取り

つけてその場は納まりました。

 本会議の傍聴を終えて私たちは議場の隣の小さな控え室で先刻の県職員から、

書いてあるいう文章を見せてもらい、中の一人が大きな声で読み上げて確認し

ました。私たちの後から退室してくる人たちも交え、小さな部屋で怒号が再燃。

 私は抗議の手を緩めることなく「これは杖ではない!なんというものか言っ

てみろ!」と顔色を失っている職員に詰問を続けました。そして最後に「人権

意識の低さに呆れて物が言えない!謝れ!!」というと先ほどの上司が頭を下

げましたが、全盲のTには見えないことでした。

 

果たしてその文章とは

 

◇鹿児島県議会傍聴規則

 第6条 次の各号に該当する者は,傍聴席に入ることはできない。

 (1) 銃器刀剣類その他,人に危害を加えるおそれのある物を携帯している者

 (2) かさ,つえ,旗,のぼり,標識,びら,看板等の類を携帯している者

 以降、(3)(6)まで項目が続く。

https://www.pref.kagoshima.jp/reiki/reiki_honbun/q7010300001.html

 

いったい、白杖(※)がしこみ杖にでもなっているというのか?

鹿児島県は障害者自立支援法(現・障害者総合支援法)を知らいでか!

 翌日6日にTは、毎日新聞からインタビュー(※)を受けました。白杖はあ

なたにとってなんですか?など何点かの質問にこう答えました。

「白杖は僕にとっての目です」「職員が僕から離れていたので何が何だかわか

らなかった」と。それと同時に、続くTの返答には私も苦笑してしまい、猛省

しました。「周りがワア~ワア~言っていて、どうしていけないのか、僕が質

問する隙間がなかった」と。

 

 記者からの情報によると鹿児島県では2012年3月に「障害のある人もない人

も共に生きる鹿児島づくり条例」が制定されたということだ。

http://www.pref.kagoshima.jp/ae07/kenko-fukushi/syogai-syakai/

gyakutaiboushi/sabetsukaishou/jourei.html

 

 帰宅後に西日本新聞からも取材の電話がありました。Tは、「障害者権利条

約(2006年国連で批准)を知らないのでしょうか?」と話したようです。

 私はあまりの理不尽さに冷静を欠いてTの事を気づかえなかったことと、足

の不自由な方たちのための「つえ」について抗議ができなかった事の反省をし

ていると話をすると、記者から「実は以前に傍聴する足の不自由な方の杖を預

けさせられた事があるんです」という話を聞かされて「え~~?え~~!

え~!!」を100回言っても気が収まらないと答えました。因みに視覚障がい

者が議会の傍聴をしたのはTが初めてだそうです。

 「原発の稼働は憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるべきもの」

と断じた福井地裁の大飯原発運転差止請求事件判決が5月に出されたにもかか

わらず、「命」を大切にすることを最優先させず再稼働を「やむを得ず決定し

た」という知事の気になる発言の裏には、手続きさえ踏めば事が運ぶとする

「命の重さ」と同等である基本的人権意識のかけらも無い精神構造の風土が鹿

児島県議会にあるのだと言える。

 であるとしたら2012年に制定された「障害者ともに生きる条例(略記)」も

手続きを踏んだだけの内容空疎な条例の制定だったと云わざるを得まい。

 後からTから聞いた話によると、6日の原子力安全対策等特別委員会の傍聴

席の受付口で「つえ」を預かると云った職員がTに一言「申し訳ありませんで

した」と謝ったそうです。しかし、いち職員に謝られて済む問題ではないこと

は言うまでもありません。民主主義とは何か?と言う以前の問題であります。

それぞれの地元でこの問題がどうなっているのか調べて欲しいと思いました。

 

(メルマガ編集部より 参考情報)

 ※白杖 読み:はくじょう。

 14日の毎日新聞[鹿児島版]は↓↓こちらのリンクから。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20141114ddlk46010344000c.html

 鹿児島県議会の傍聴規則はさておき、他県・自治体の傍聴規則をいくつか見

 てみると、議長の許可を得るという断りはあるものの、「歩行補助のため

 つえを携帯することができる」「歩行補助のためのつえは、危険物から除外

 される」と記載されています。衆議院・参議院でも同様。歩行補助のための

 つえの携帯でさえも禁止してしまう鹿児島県議会。

 あなたの町の議会は大丈夫かな?

たんぽぽ舎です。【TMM:No2334

2014年11月14日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

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★1.原点としての3・11 あくまで東電の責任追及を

  福島の「終わりなき惨劇」を見失わず、再稼働阻止へ  (岩本慎三郎)

★2.先週5()7() 再稼働推進を決めた鹿児島県本会議

  傍聴席で掲げられた「再稼働NO」の紙と、もうひとつの紛糾騒動!

                            (西堂いづみ)

★3.南海トラフで東京の超高層ビルが5メートル揺れる?

  長周期表面波の恐怖

  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その76    (島村英紀)

★4.新聞より

 ◇再稼働同意手続き 「川内」前例化を懸念 「地元」範囲拡大 強まる声

  (1112日 東京新聞より)

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★週末はスペースたんぽぽの学習会にご参加ください!

15日(土)18時~ 原発とテレビメディア<2回目>

 「原発映像に欠けているもの」講師 加藤久晴さん 参加費800

16日(日)14時~ 韓国の原発の現状を知る学習会-日刊市民の連携で

 脱原発の道を拓く- 講師 キム・ヘチャンさん 参加費800

 (NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットワークとの共催)

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┗■1.原点としての3・11 あくまで東電の責任追及を

 │ 福島の「終わりなき惨劇」を見失わず、再稼働阻止へ

 └──── 岩本慎三郎(東電本店まえ抗議実行委員、テントひろば)

 

 10月下旬の福島県知事選で前副知事が圧勝した。自公民、さらに社民党も相

乗りする候補の勝利で、福1事故後初めての知事選であるにもかかわらず、原

発問題は全く争点にならず、投票率も50%以下、寒々とした選挙に終わった。

もうあの3・11事故など過去のものとして完全に忘れ去られたかのような選

挙結果だった。

 だが福島は、3年半以上たったいまも、諦めることも、絶望することも許さ

れない厳しい現実のなかにある。汚染水は流れ続け、廃炉への道は全く見えず、

中間貯蔵施設という名の核廃棄物の最終処分場が押し付けられ、そしていまも

13万人もの県民が避難生活を強いられている。にもかかわらずこの知事選の無

残な結果は、福島県の人々は、原発事故の放射能汚染の最も深刻な被害を受け

ているからこそ、最も声を上げにくいということを示している。与野党を問わ

ず、ほとんどの政党がそれに押し流され、結局何のことはない、安倍政権・経

産省の原発再稼働路線の露払いのような役割を演じているのだ。

 しかし福島の「終わりなき惨劇」を見失い、忘れ去ったところに、再稼働阻

止もなければ、脱原発の道もない。そして福島からの必死の闘いのニュースが

いまも伝わっている。先日、福島地裁は、川俣町で焼身自殺した主婦の遺族に

4千数百万円の損害賠償を東電は支払えという判決を出した。福島原発告訴団

の東電役員の告発に対し、東京地検は起訴・不起訴の判断を3ヵ月延ばした。

司法も大きく動揺している。

 福島を忘れたところで、鹿児島県・川内を突破口とする原発再稼働路線と有

効に闘うことはできない。福島問題は、日本全体の問題であり、全世界が注目

している問題であり、福島県民だけに押し付けられる問題などではない。東京

からも、福島の闘う人々と連帯し、東電に対する闘いを引き続き、粘り強く、

さらに強化しよう。

 

(メルマガ編集部より)

 ★123日(水)17時~18時 東電本店まえ合同抗議行動[第14回]を

  行います。ご参加ください。(呼びかけ:たんぽぽ舎、経産省前テント

  (問合せ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

 

 ★同日17時半~18時半、有楽町ビル前で、九州電力東京支店申入れ・

  抗議行動「川内原発 動かすな」が行われます。

  (問合せ:再稼働阻止全国ネット TEL 070-6650-5549

 

 

 

 

 

 

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┗■3.放射能兵器―ウラン兵器の材料となる核燃料(原発)をなくそう!

 |  1129()ウラン兵器禁止を求める国際行動デー集会へのお誘い!

 └──── 山本勇祐(劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク)

 

     2014年(11回)NODU国際行動デー集会

 

日 時:1129()1400(1330開場)1700

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800

お 話:山崎久隆さん(劣化ウラン研究会代表・たんぽぽ舎

    「劣化ウランの情報 地震・火山と原発」(仮題)

 

  劣化ウラン兵器禁止を求める国際行動デーとは、2001年の国連総会は、微力紛争時の環境破壊が、紛争終了後も国境や世代を超えて長年にわたって生態系と天然資源に悪影響及ぼすことを考えて、11月6日を「戦争と武力紛争による環境破壊を防止する国際行動デー」として宣言しました。このことを踏まえて、ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)は同年、この11月6日を「ウラン兵器禁止を求める国際行動デー」とし、この日を中心にして様々なNODUの活動を全世界に呼びかけ、以降毎年世界各地で国際行動デーの取り組みが行われています。

 私たち「劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク」でも2004年から毎年はこの呼びかけに応えて集会と問題提起をしてきました。

 今年は11回目となり、劣化ウラン弾が大量に使われたイラク戦争から11年が過ぎてウラン兵器のことの風化を感じつつも、イラク現地ではいまだにこの後遺症で苦しみながら生活している状況があります。世界各地のウラン兵器の禁止を求める様々な運動の成果でもあり、近年紛争地でウラン兵器が使用されたという報告はありません。今後も、ウラン兵器の全廃まで、その製造、保管、使用を禁止する運動を続けていく必要があります。

 また現在、九州電力川内原発の再稼働の問題は薩摩川内市議会が再稼働を容認し、鹿児島県伊藤知事も11月7日再稼働に同意を表明しました。

 核兵器や核燃料の製造過程で生じる劣化ウランをなくすためにも、全ての原発をとめ、廃炉にする運動も併せて取り組んでいます。

 今年も(11回)ウラン兵器禁止を求める国際行動デーを行います。

 ぜひ多くの方の参加を呼びかけます。

 

 

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┗■4.テント日誌11月9日(日)

 |  経産省前テントひろば1156日 商業用原発停止419日

 |  テントにいると色々の人の行動と意見がわかる

 |  鹿児島県議会のもよう

 └──── (I・K)、(K.M)

 

○今日も色々な事がありました。出掛け激しい雨だったので冬支度で雨靴を履いてテントに向かう。霞ヶ関に着いたらほとんど雨がやんでいたのでほっとした。

Tさんが韓国のお雑煮を作ってきて下さったので泊まりあけの人たちと頂く。野菜がいっぱい入っていて美味しかった。泊まりあけの人たちがぼつぼつ帰った後、Sさんだけ残って下さり、みんなで落葉掃きなどをして身体をほぐす。

○相変わらず今日もテント交番状態で道を聞いて来る人が多い。

霞ヶ関ビル、日比谷公園、コンビニなどは難なく教えられるが、法曹会館と聞かれて戸惑った。法曹がピンと来ず放送かと思ってしまった。

経産省前の地図にちゃんとあったので説明したが、足がご不自由のようで歩くのは無理と言うのでSさんがタクシーを止めてあげた。

私は元気なので歩くのは何でもない距離と思ったけれど、他の人の身になって考えなくてはいけないと反省する。

○日比谷でのイベントで急に必要なものが出来てコンビニを探しに来た方、ファミリーマートを教えてあげたら、彼女も原発に反対しているとのことでカ ンパをして下さった。路上でのカンパは信頼できないし、日赤も人件費などに取られてどの位被災者に届いているか判らないから不信感を持っているとのこと、テントを信頼して下さったのは嬉しい。

○昼近くM子さんとYさんが来てくれた。

その直後、外務省のほうから右翼の街宣車が何台か下りてきたので余分な椅子を片付けて備えていたが通り過ぎただけで 良かった。彼らは拉致被害者の奪還を求め外務省に強行外交をするように叫んでいた。

テント近くに来て原発に触れ、東電は解体しろ!と言っているので、そうだそうだ!私たちと同じと思っていたら、続く言葉にびっくり!

原発は政府が管理して原爆を作れ!広島・長崎と原爆を落とされた日本が唯一原爆投下の権利があるのだ!と物騒な事を叫んで 行った。とんでもないですね。

○午後赤い車をテント前に止めて体格の良い男性が降りてきて、「中に誰もいないの?」と聞く。ここ数週右翼の襲来が続いたのでA子さんと2人、思わず身構え、「原発どう思いますか」と恐る恐る聞いたら反対だと言うので安心して話を進めた。川内原発の事で知事は政府に圧力をかけられてああいう発言をしたのでは?と言うので知事は元官僚で前から原発推進のようですよと話すと面白いことを教えてくれた。友達のタクシー運転手が経産省の客を乗せたとき、テント前であれをどう思いますかと聞いたら「鬱陶しい」と答えたそうです。

 原発反対の友達は怒って原発のせいで苦しんでいる人たち沢山いる。あんたたちのせいじゃないか、テントの人たちは一生懸命やっているのにと反論してくれたそうです。今度は客が怒って降りてしまったとか…

詳細は聞かなかったけれど、料金払って降りたのかな?

少しして正清さんに誘われてテントの中で30分ぐらい話して帰られた。

○夕方「歩こう」と言う黄色い旗を持ったグループが通ったのでKさんにならってチラシを渡そうとしたが、みんな無関心で受け取ろうとしない。

やっと数人だけ受け取ってくれたが、一人の女性は賛成ですからとチラシを返してよこす。どうしてですか?と尋ねたが答える気もなさそうに信号を渡っていった。原発の事など何も考えてない人たちの様子にA子さんと2人すっかり落ち込んでしまう。

○その後少し良いこともあった。

朝、道を教えてあげた人が寄ってくれた。長野の人たちの集まりに行ったそう

で、そこで貰ったと言う新鮮なシメジを下さった。足が悪いのでデモなどには参加できないけれど、ツイッターで反原発をつぶやいていますとのこと。それを聞いてちょっと救われた気持になる。

世の中色々な人がいますね。

ある男の人は日本には無人島がいっぱいあるのだから原発の廃棄物はそこに穴を掘って埋めちゃえば良いと言う。M子さんとフィンランドのオンカロの話などを交えて反論するが、彼は自分の説を曲げなかった。

4時近く泊まりの人たちも来てくれたのでA子さんとテントを去った。

反原発を広めるのは大変なことだと実感した一日だった。(I・K)

 

鹿児島県義会の主張を聞いて…推進派の主張は4点

月曜の朝、経産省本館前やテントひろばでチラシまき

 

  鹿児島県議会で再稼働推進議員の主張は4つ。国が認めている(「エネルギー基本計画」閣議決定)、規制委が安全を確認(設計変更合格証)、地球温暖化、経済の活性化。どれも全く説得力がないが、それでも前2つについては政府と規制委の暴走を許した「国民」全員に責任がある。

 それゆえに、日曜夜の寝ずの番を終わった月曜の朝、経産省本館前やテントひろばでチラシまきをした。経産省前の地下鉄出口の階段をいそいそと上がってくるホワイトカラー風の人たちに、「既に420日間も原発稼働ゼロ、安全も安いも電力足りないも嘘だった、嘘つき(歴代自民党政権、経産省、資源エネルギー庁)はイチエフの責任をとっていない、嘘つきにエネルギー基本計画を決定する資格はない。使用済み核燃料は十万年も放射能を持ち続ける、『トイレなきマンション」何て甘いし半世紀間全く解消していない、ウンチを増やしてはいけない。川内原発の再稼働を許してはいけない」などと声をあげながらテントニュースをまいた。

 掃除を終わって帰途につく、いつもの女性が「がんばってね」と励ましてくれた。以外にも裁判所・農水省に向って歩くネクタイさんの受取が良い。合計50枚をまき終わって、今朝の街頭情宣を終了。

 多くの人が3年8か月前のイチエフ事故を思い起こして、脱原発に取り組んでくれるといいのだが…。(K.M)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2333

2014年11月13日()その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします 

                                                             転送歓迎

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★1.火山学会に「頑張ってもらわないと困るんだよ」の暴言

   牙をむき出した田中委員長

   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その27

                   木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.川内原発と「地元」合意

   3.11以前と変わらぬご都合主義 その3

                   山崎久隆(たんぽぽ舎)

★3.放射能兵器―ウラン兵器の材料となる核燃料(原発)をなくそう!

   1129()ウラン兵器禁止を求める国際行動デー集会へのお誘い!

                   山本勇祐(劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク)

★4.テント日誌11月9日(日)

   経産省前テントひろば1156日 商業用原発停止419日

   テントにいると色々の人の行動と意見がわかる

   鹿児島県議会のもよう      (I・K)(.)

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※川内(せんだい)原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!

 11/14()126回首相官邸前抗議にご参加を!

 日時:1114()18:0020:00

 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

    当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。

 1-5班にわかれて17:30官邸前、国会前へ出発。

 20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)

 参加歓迎!

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┗■1.火山学会に「頑張ってもらわないと困るんだよ」の暴言

 |  牙をむき出した田中委員長

 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その27

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

  鹿児島県議会で川内原発再稼働の為の臨時議会が始まった5日()、東京では田中委員長が記者会見でとんでもない発言をした。

 11月2日に日本火山学会が審査基準を見直すべきだとの提言を出したことは多くのメディアで報道された。例えば、朝日新聞デジタルは次の通り。

 「日本火山学会の原子力問題対応委員会は2日、原発を火砕流が襲うような巨大噴火について、リスクを判断する原子力規制委員会の審査基準を見直すよう求める提言をまとめた。国全体で巨大噴火対策に取り組む必要があるとしたうえで、噴火予測の可能性や限界、あいまいさを十分に考慮するよう求めた。」

 田中委員長は、会見でこの提言について尋ねられ、終始高圧的に怒りを表明し、科学的でも技術的でもなく感情的に答えた。勿論、まともな人間なら当然実施するべき学会との話し合いをする気はない。合格証を見直すこともしないで、提言を無視する。

○日本火山学会に対して「火山学会が今さらのごとくそんなことを言うのは、私にとってはあまり本意ではないですね」と不満を表明したあと、(火山学会は)「国民のために頑張ってもらわないと困るんだよ!」と居丈高に怒った。

○川内原発から火山噴火までに3か月しかない時に使用済み核燃料を3か月で「遠くに運ぶことができますよ」と大嘘を言った。数週間前には、核燃料を冷やさないといけないので動かせるのは5年後と答えていたにもかかわらず。

○火山学会の提言について「(原子力問題対応委員会委員長)石原さんが勝手に言っただけでしょう。学会としての発言ではないのです。」と決めつけた。

○火山影響評価ガイドは気象庁のご意見を聞きながら作っていると嘘を言った(6日に訂正)。

○原子力総合防災訓練での一部情報非公開を指摘されて、緊急時には「メディアの皆さんにも一体感を持って国民のためにメディアの力を発揮してもらえるようにしていただきたい」とメディアに従属を強いた。

○原子力総合防災訓練で船が出せず都合よく想定を変えたことを指摘されて、「訓練は訓練ですよ、訓練は本番と全く違いますよ」と訓練の意義を否定。

○規制基準に(火山予知などの)最新の知見をどのように反映するのかの質問に対して、反映する仕組みを作ることを拒否し、さらに「島崎さん、いなくなりましたけれども、耐震設計などは、どちらかというと厳し過ぎるのではないかという意見の方が強いですね」と地震審査を甘くしたい意向を露骨に表明した。

 ともかく、この日の会見は「原子力マフィア」田中委員長の本音が良く見えて面白い。是非記者会見の速記録か動画と翌日の補足訂正資料をご覧下さい。

http://www.nsr.go.jp/kaiken/ の201411月5日の欄

 

 

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┗■2.川内原発と「地元」合意

 |  3.11以前と変わらぬご都合主義 その3

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

  原発に対する国民の大多数の感覚は、3.11を経て大きく変わった。少なくとも「原発の再稼働を何が何でも推進する」といった主張はごく少数になり、もっと思慮深く考える人が多くなったことだけは確かだ。

 11月7日1921分のNHK世論調査では、薩摩川内市の市民も再稼働合意を求める自治体の範囲について『「川内原発から30キロ圏内に入るすべての自治体」と答えた人が38%と最も多く、次いで「薩摩川内市と鹿児島県」が17%、「国民全体」が14%、「九州地方のすべての自治体」が13%、「政府が判断すればよく、自治体などの同意は必要ない」が6%』という結果だった。

つまり「現在の姿+自治体の判断は要らないとの意見」を足しても、わずか23%、なんと立地自治体の4分の3が、そもそも今の同意形式に反対なのだ。

 この調査を「周辺自治体」「福岡市」「全国」に広げて「現在の姿+自治体の

判断は要らないとの意見」の数を比較すれば、それぞれ「16%」「14%」「12%」という結果だという。わずかながら差があるが、ほとんど誤差範囲とも言える。なお、周辺自治体では「30キロ圏内」が最も多く、「福岡市」「全国」では、いずれも最も多かったのは「国民全体」だった。(*)

 しかし、こんな重要な世論調査をNHKはなぜ7日夜つまり薩摩川内市も鹿児島県も「再稼働同意」を決めた後に報道したのだろうか。鹿児島県の同意が8日未明にずれ込んだのは、いわば「アクシデント」であり、もともとは7日午後5時までには決着していておかしくなかったわけだから、NHKは敢えて「間に合わない」タイミングで報じている。おそらく報道結果が県の同意表明に影響を与えないようにといった「配慮」なのだろう。いったい何のための報道なのか。

 残念ながら、思慮深く考えているだけでは、政府の暴走を止める世論形成にはならない。どこかで「力」を行使しなければならない。勿論暴力ではない。本来ならばそれは選挙の場であるべきだが、この国の選挙民は肝心な局面で選挙権を放棄したり、どう考えても「それはないでしょ」という選択をしてしまう場面が多くある。

 ならば国民投票ないし住民投票と言いたいところだが、それを行えば勝てないと為政者が考えれば、あらゆる手段を使って妨害し、実現しても投票結果を無視する挙に出るから、労多くして功少なしになりかねないといった問題がある。

 やはり繰り返し意見表明や異議申し立てを、個人や団体が地道に繰り返すことが重要だ。規制委員会、国会、政府、担当大臣、報道機関、関係自治体、地元紙、上げれば相手はたくさんある。法的手段も取り得るし、街頭行動もここからだ。

 当然のことながら選挙も重要だ。来年4月には統一地方選挙がある。薩摩川内市長と鹿児島県知事は2015年まで選挙がないが、鹿児島県議会議員選挙がある。

 合意対象とすべき地元自治体の意識は、政府と自治体住民との間で大きく食い違っている。どこの立地自治体においても「全国民」または「30キロ圏内」とする意見が多いと見られる。それに加えて周辺自治体の住民も最早黙っているわけには行かないとの思いが強くなっているだろう。これは今後の世論形成には重要なポイントになる。次に狙われているのは高浜原発であるとしたら、その30キロ圏内には京都府舞鶴市、綾部市や宮津市も含まれる。京都を無視して再稼働を決めるなど言語道断という世論形成は重要なポイントになるはずだ。

 

(*)川内原発再稼働 どこまで同意が必要か 1171921

NHKが行った世論調査で、鹿児島県にある川内原子力発電所の再稼働を決めるうえで、どこまでの同意が必要か尋ねたところ、地元の薩摩川内市では「川内原発から30キロ圏内に入るすべての自治体」と答えた人が38%と最も多く、本来同意が必要とされる「薩摩川内市と鹿児島県」と答えた人の17%を上回りました。(以下略)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141107/k10013034611000.html

 

 

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