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たんぽぽ舎です。【TMM:No2364

2014年12月18日()地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.鹿児島からの訴え 12月-1月期 川内原発再稼働阻止の闘い!

   まだあきらめるのは早いぞ!

   12月-1月期・再稼働阻止闘争におけるわたしたちの2つの闘い!

                                     かごしま反原連 代表・岩井哲

★2.〈緊急声明〉高浜原発を「新規制基準」に適合とした

   原子力規制委員会(規制委)を満腔の怒りを込めて弾劾する

                         若狭の原発を考える会、「若狭の家」運営委員会

                    連絡先:木原壯林 京都市山科区上花山桜谷40-5

★3.自民小選挙区支持者24.3%で222人当選

   2014.12.14衆議院選挙結果:(総有権者に対して)

   小選挙区制の弊害が露呈(自民党支持者は有権者の25%に満たない)

                                         石垣敏夫(さいたま市)

★4.「川内原発の耐震対策の達成度(工事計画認可と保安規定)」について

   -工事計画認可はできないはず  (下)

   情報は公開されていない・地震で破壊される危険性・「安全余裕」なし・

   制御棒挿入時間のゴマ化し   山崎久隆(たんぽぽ舎)  ()12/15TMM:No2361】掲載

★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆開催決定!! 1224九州電力東京支社前抗議

   場所:有楽町電気ビルヂング正面玄関前

   主催:首都圏反原発連合

★6.新聞より2つ

  ◆再稼働ノーが上回る 低投票率にも希望   (1217日東京新聞「別冊・南海日日新聞」より抜粋)

  ◆大間原発 審査を申請 フルMOX 規制委「慎重に評価」 函館市「稼働ありき 遺憾」

                        (1216日東京新聞より抜粋)

━━━━━━━

※川内(せんだい)原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!

 12/19()130回首相官邸前抗議にご参加を!

 日時:1219()18:0020:00

 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。

 1-5班にわかれて17:30官邸前、国会前へ出発。

 20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。 参加歓迎!

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12/20学習会 参加歓迎です!

 『福島原発事故を忘れない!未来&世界への責任』

 「加害者とならないために、今、私たちがすべきこと☆」

 講師:おしどりマコ・ケンさん

 日時:1220()19時より21

 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 主催:たんぽぽ舎・いろりばた会議 参加費:1000

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┗■1.鹿児島からの訴え 12月-1月期 川内原発再稼働阻止の闘い!

 |  まだあきらめるのは早いぞ!

 |  12月-1月期・再稼働阻止闘争におけるわたしたちの2つの闘い!

 └──── かごしま反原連 代表・岩井哲

 

1.「川内原発民間規制委員会・かごしま」の起ち上げ~展開

 *物理学者・槌田敦先生による「勧告書」を掲げての対九電追及の闘い

 

  ・12/20()14時~17時「第2回学習会」

      於:鹿児島市中央公民館(地下B会議室)

      テーマ:「スリーマイル島原発事故&美浜原発事故の検証-加圧水型原発の事故解析について学ぶ」

     講 師:三輪 信二

      資料代:500円、参加者は事前申し込み必要

      連絡先・岩井:09034196153tetsu080846@po5.synapse.ne.jp

 

    12/22()午前10時~九電鹿児島支社に対し「勧告書」手渡し

               午前11時~記者会見(槌田先生ご出席)(於・県庁記者クラブ)

    ・~1/21()までの回答期限内に、「回答ー質疑応答交渉」を設定

  ※この際も、槌田先生ご出席&多くの皆さまの結集を呼びかけます!

  ※「川内原発民間規制委員会・かごしま」は会員制を採用し、多くの皆

   さまのご参加を歓迎します。尚、会費(半年6000)をお願いします。

 

2.A.1/24()「全国金曜行動総結集・大交流会」(案)

  ・主 催:かごしま反原発連合、協賛:再稼働阻止全国ネットワーク

    14時~19時:大交流会

    ・講 演:須藤靖明先生(火山物理学者)1430分~1530

   タイトル(仮題):「川内原発再稼働と火山噴火リスク」

      1930分~2130分 懇親会

    ・場 所:川内市御陵下運動公園・2F

    ・参加費:大交流会-資料代・会場代500

          懇親会-弁当代・1000円、飲物代-500円~1000

   .1/25()「全国金曜行動・川内原発ゲート前大抗議行動」

    ・集合:25日午前8時・薩摩川内駅西口広場

    ・抗議行動:25日午前9時~午前11

  ※鹿児島市に於ける「全国大集会」への合流のため出発:午前1115

      ・交通手段:バス2台(川内駅西口~ゲート前~鹿児島市内会場へ

      ・バス料金:1人1200円~1500円(予定)

 


 

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┗■3.高浜原発審査書案了承について  

 |          (1217日東京新聞夕刊より)

 └──── 

◆事故時拠点不備でも「適合」 高浜も審査書案了承 規制委

    川内に続き2例目

 

 原子力規制委員会は17日の定例会合で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)が、原発の新しい規制基準に適合しているとの審査書案を了承した。国民からの意見募集の後、正式決定される。ただ、事故時の対策拠点などは建設途中で、支援の要員や資材を運ぶ道路にも不安がある。周辺には美浜、大飯などの原発が立地し、同時被災した際にどう対応するか十分に検討されたとは言い難い。

 

周囲に原発 考慮せず

 規制委が新基準を満たしていると判断した原発は、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)に次いで2つ目になる。早ければ、来春に再稼働する可能性がある。

 審査は高浜1、2号機が停止中であることを前提にしているが、関電は両号機の再稼働を目指す方針を打ち出した。審査がやり直しになる可能性もある。

 規制委は昨年7月、新基準の施行と同時に、関電からの申請を受けて審査を始めた。審査では、地震や津波、竜巻などの自然災害への備えや、テロ対策、炉の圧力が高まっても格納容器を守るためのフィルター付きベント(排気)設備、事故収束に向けた作業手順の整備が求められた。

 関電は、耐震設計の目安となる地震の揺れの想定を当初から2割程度引き上げ、配管などの補強を実施。想定する津波も海抜2.6メートルから6.2メートルに引き上げ、津波は6.5メートルの高さまで到達するとし、8メートルの防潮堤建設にも着手した。

 東京電力福島第一原発事故のように、漏れた水素が建屋内で爆発を起こさないよう、水素濃度を低減させる装置も設置。事故に備え、休日や夜間でも、構内には作業員ら70人を常時勤務させる体制をつくり、追加の資材や人員を輸送する道路を確保する方針も示している。規制委は、こうした方針をいずれも妥当と判断した。

 ただし、近隣には20キロ圏内に関電の大飯、50キロ圏内に美浜、その東には日本原子力発電の敦賀と原発がひしめく。稼働していなくても、核燃料がある限り同時に事故が起きる可能性はある。このことや周辺住民が安全に避難できるのかどうかについては規制委は議論していない。

 

◆同意の範囲 拡大必要    <解説> 

 

 関西電力高浜原発3、4号機が新規制基準の適合審査に事実上合格したことを受け、再稼働に向けた焦点は「地元同意」に移る。問題はその範囲だ。東京電力福島第一原発事故後、避難計画の策定を義務付けた地域が原発の半径30キロ圏に拡大した以上、少なくとも30キロ圏の自治体を対象と考えるのが自然だろう。

高浜原発30キロ圏には、福井、京都、滋賀の三府県の計12市町が含まれ、計183,000人が住む。この7割を占める京都府の山田啓二知事は、再稼働の判断に対する発言権を求めている。30キロ圏のすぐ外側に「近畿の水がめ」である琵琶湖を抱える滋賀県の三日月大造知事も同様だ。

 これに対し、福井県の西川一誠知事は地元同意の範囲を「福井県と高浜町」とする従来の姿勢を崩していない。既に審査に合格した九州電力川内原発1、2号機でも、鹿児島県は地元の範囲を県と立地自治体の薩摩川内市に限定した。再稼働に前向きな安倍政権は範囲を隣接自治体などに広げれば、手続きや説得に時間がかかるとして「川内モデル」を後押しする姿勢を示している。    (後略)

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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    12.23 被ばく学習会     「いのち」と「科学」

  ~まだ見ぬ生物法則に照らして~

 

 「放射線被ばくを学習する会」はこの一年、東京の「長瀧会議」と福島の「県民健康調査検討委員会」を監視してきましたが、胃の腑に滓(おり)のようにたまるものがありました。

 ● 科学者とは何か? 専門家とは何か?

 ●「科学」とは「いのち」を守るものなのか、それとも「いのち」を蝕むものなのか?

 

 そこで12月の学習会では、化学物質と「いのち」、水俣と「いのち」に生涯をかけてこられた最首悟(さいしゅ・さとる)さんをお招きして、原発事故と「いのち」を、存分に語っていただくことにしました。

 

日時:1223日(火祝)13:1517:1513:00開場)

場所:文京区アカデミー茗台 学習室A

   地下鉄丸の内線茗荷谷駅下車、春日通りを右へ、徒歩8分、

   茗台中学校と同じビルで隣りの入口。エレベーターで7階へ

    地図:http://goo.gl/dUP1bA 

資料代等:700円  【申込】anti-hibaku@ab.auone-net.jp

主催:放射線被ばくを学習する会

    

 

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┗■5.新聞より2つ

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◆大間原発 審査申請 「Jパワーは真摯に説明を」

    北海道知事ら反発

 

 電源開発(Jパワー)が青森県大間(おおま)町で建設中の大間原発について、新規制基準を満たしているかどうかを確認する審査を原子力規制委員会に申請したことを受け、津軽海峡を挟んで対岸の北海道では16日、申請に反発する発言が相次いだ。

 高橋はるみ知事は「大間原発は世界で初めて全炉心でプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使用する商業炉だ。これまで再三にわたってJパワーに慎重な対応を求めてきたのに、申請は極めて遺憾」「国やJパワーには地域の不安に真摯(しんし)に向き合い、説明責任を果たすよう強く求めていく」とのコメントを発表した。

 国やJパワーに大間原発の建設中止などを求める訴訟を四月、東京地裁に起こした函館市も「Jパワーは、市民の不安に対する説明責任を果たしていない。今後も訴訟を通じて建設中止を求めていく」とのコメントを発表した。東京地裁の訴訟は今月25日に第3回口頭弁論が開かれる予定。

 Jパワーや国に大間原発の建設中止などを求める訴訟を函館地裁に起こしている市民団体「大間原発訴訟の会」も、竹田とし子代表の声明を発表した。

 また、14日投開票の衆院選で、函館市を含む北海道8区で当選した民主党の逢坂誠二氏は「周辺自治体も含め、過酷事故に備えた避難計画ができていない場合は原発を稼働させない法律を、超党派で議員立法する活動を進める」と述べた。

 同選挙区で敗れ、比例代表で復活当選した自民党の前田一男氏は「原発の建設は、30キロ圏の自治体の合意を条件にする法律を制定する。まずは党内の理解を得ていきたい」と話した。

                      (1217日東京新聞より)

 

◆廃炉費 料金上乗せ継続へ

  経産省方針 電力自由化後も

     (1217日朝日新聞見だし)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2363

2014年12月17日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                                        転送歓迎

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★1.「高浜原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動」を実施

   原発銀座の若狭、避難できない、関西の水瓶・琵琶湖も危ない

                木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.12.17原子力規制委員会への抗議文

             再稼働阻止全国ネットワーク

★3.高浜原発審査書案了承について    (1217日東京新聞夕刊より)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◆  12.23 被ばく学習会     「いのち」と「科学」

    -まだ見ぬ生物法則に照らして-

★5.新聞より2つ

 ◆ 大間原発 審査申請 「Jパワーは真摯に説明を」

      北海道知事ら反発      (1217日東京新聞より)

 ◆ 廃炉費 料金上乗せ継続へ

     経産省方針 電力自由化後も

     (1217日朝日新聞見だし)

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1218()1223(火・休日)のお誘い

 衆議院選挙後も元気が出る(元気を創る)講演・討論会<全2回>

 安倍首相に負けないで原発反対をすすめるヒント-みんなで討論しよう!

 ▲第1回

  日 時:1218()18:30開場 19:0021:30 先着80

      登壇者:北村肇さん(「週刊金曜日」発行人)、ミサオレッドウルフさん(首都圏反原発連合)、

          河合弘之さん(弁護士)、天野恵一さん(再稼働阻止全国ネットワーク)、ほか

       会 場:「スペースたんぽぽ」  参加費:1000(資料を用意)

 ▲第2回

  日 時:1223(火・休日)13時開場 13:3017:00 先着80

      登壇者:鎌田 慧(ルポライター)、広瀬 隆(作家)、

                    柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)、ほか

      会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:1000(資料を用意)

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┗■1.「高浜原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動」を実施

 |  原発銀座の若狭、避難できない、関西の水瓶・琵琶湖も危ない

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

 本日の10時半からの原子力規制委員会定例会合で、「議題1 関西電力株式会社高浜発電所3号炉及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する意見募集等について」が討議され、高浜の設計審査の審査書案(合格証案)を了承しました。パブリックコメントの募集が開始される見込みです。

そこで、本日夕刻緊急に次の抗議行動を実施しました。

 

○高浜原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動

 日時:1217日(水)17時~17時半

 場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前

      (http://www.nsr.go.jp/nra/map.html

    港区六本木1丁目99号   TEL03-3581-3352(規制庁)

 主催:再稼働阻止全国ネットワーク     

      (問合せ:070-6650-5549

 

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┗■2.12.17原子力規制委員会への抗議文

 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク

 

       12.17原子力規制委員会への抗議

 

 私たちは原子力規制委員会に対して、「再稼働よりもイチエフ放射能汚染水汚染対策と廃炉を」「既存原発を稼働する為の『新規制基準』はいらない」「再稼働ありきの審査は止めろ」と訴えてきた。

 にもかかわらず、原子力規制員会は全国の反対の声とパブコメ1万8千件の意見を無視して、9月10日に川内原発再稼働の為の審査書(合格証)を決定、地元薩摩川内市と鹿児島県の議会と首長が住民の意向を無視して「同意」を決定、早ければ今年度内に川内原発の再稼働かと報道されている。

 私たちは、1211日に鹿児島の人たちや専門家の方々とともに、規制委・規制庁に対して、再稼働絶対反対の理由を指摘するとともに、現在進行中の工事計画・保安規定の状況を追及した。驚くべきことに、審査妥当性を評価する九電の資料が白抜きであることも判明した。

 にもかかわらず、本日原子力規制委員会は高浜原発3,4号機の審査書案を確定した。次々に原発の再稼働をしようとする規制委を私たちは許せない。

以下に、改めて、今日の決定に抗議して申し入れる。

 

1 原子力規制委員会は、イチエフの汚染水対策・廃炉化に専念せよ

2 イチエフの事故原因分析を追跡せよ

3 上記イチエフ事故分析が終わるまで、再稼働ありきの「新規制基準」は破棄せよ

4 高浜原発3,4号機の審査は、上記1-3が終わってから、やり直せ

5 高浜原発の再稼働の前に、舞鶴を含めた京都府、滋賀県の地元同意を得よ

 

 再稼働阻止全国ネットワーク

  http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry  

  メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

  TEL 070-6650-5549    FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)

  (東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)

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┗■4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない

 |  再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート

 |  11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (下)

 └──── 青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)

 

○ 住民の声を聴け!

 11月6日、臨時県議会の中日、原子力安全対策等特別委員会の審議が行われ、1つだけの推進側の「川内原発の1日も早い再稼働を求める陳情」の採決は真夜中にもつれ込み、記者会見は午前1時でした。(再稼働反対の31もの陳情・請願は多数決で否決されたのです。)県外で議場内傍聴席に入れたのは5人限定、退席指示にもめげず頑張っている様子に、議会玄関前でも数10人がリレートーク・歌・シュプレヒコールなど16時間、抗議集会をやり続けました。

 最近噴出量が増えている火山灰が風に舞い、ざりざりと顔に吹き付けます。横断幕を持ちながら鹿児島で出会った人たちのことを思い出していました。特に真夏の「辻説法」で、日置・姶良・出水・いちき串木野市などを現地市民の方々と、畑の中の団地・商店街・海岸・住宅街でチラシを手渡したり、ポスティングして回ったことが蘇りました。

 炎天下で「鹿児島のみなさん、福島から来ました。ここを福島のようにしてはいけません。再稼働を止めましょう!」郡山の黒田さんの絞り出すような声に耳を傾け頷いている人々。

 民家の庭でチラシを受け取り「ここには情報がない。みんな何も知らずに考えずにいて、政治はどんどん悪い方に流れ自分たちが犠牲になるばかりだ。腹がたって胸が痛むがそれを話す相手もいない。」と語る男性。

 網戸越しに腰をかがめた女性は「いい話をしてると思ったら福島からですか、ありがたいことです。原発は反対じゃ。」と。

 店のシャッターの小窓から細い指で隙間を開け、おばあさんがじっと聞いていました。そっとチラシを差し出すと潤んだ目で頷いてくれました。

 これらの人々の民意をこそ為政者は恐れていることでしょう。

 県知事が同意をしても、3・11前の日本に戻すわけにはいきません。

 再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタートなのだと心を新たにしました。 (了)

 

 

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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆1219()「結審」攻撃と闘う緊急行動」に結集を!

      15時~16時:経産省前 1630分~1730分:東京地裁前

 

  12月3日の暴挙については再三再四にわたって伝えて来たが、これに対する緊急抗議行動を1219()15時から1730分まで行う。

 経産省と地裁に対する抗議行動である。これはまたテント防衛の年末年始の行動の皮切りでもある。なにかと忙しい日々ではあるが、判決の強行を目論む地裁に対する対抗行動の準備に入ることをも意味するこの行動への参加を訴える。

  主催・問い合わせ:経産省前テントひろば

 

 

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┗■6.新聞より3つ

 └──── 

 

 ◆高浜原発 あす「合格証」 川内に続き2例目 再稼働 来春以降

 

 原子力規制委員会は15日、安全審査中の関西電力高浜原子力発電所3,4号機(福井県高浜町)について、17日の定例会合で、事実上の合格証にあたる「審査書案」を取りまとめ、公表することを決めた。規制委は1か月間の意見公募を経て、審査書を正式決定する。

 原発の安全対策の強化を求めた新規制基準に基づく審査に合格するのは、九州電力川内原発1,2号機(鹿児島県)に次いで2例目となる。ただ、正式決定後の手続きの時間を考慮すると、高浜原発の再稼働は、早くても来春になる。

 さらに今後、地元自治体の同意を巡り、調整が難航すると、再稼働はいっそう遅れる恐れがある。政府の見解は、地元の範囲を原発所在地の自治体に限定しているが、高浜原発の場合、重大事故に備えた住民の避難計画が必要とされる30キロ圏は、福井、京都、滋賀の3府県に及ぶ。

  (1216日読売新聞朝刊より)

 

 

 ◆東電旧経営陣不起訴は事実誤認 福島原発告訴団が上申書

 

 東京電力福島第一原発事故で東電の旧経営陣らを業務上過失致死傷容疑で告訴・告発した福島原発告訴団は12日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、東京地検に対し「旧経営陣を不起訴とした昨年9月の判断に事実誤認がある。起訴するべきだ」などとした上申書を提出したことを明らかにした。

 東京地検は、今年7月に検察審査会が「起訴すべきだ」と議決したことを受けて再捜査している。

 上申書は9日付。1997年に旧建設省など7省庁がまとめた手引で、福島県沖で大津波を発生させる地震(津波地震)が予測されていたことが新たに分かったと指摘。「津波地震の可能性は、2002年に国の調査機関が公表した以外に専門的な知見がなく、事前想定は困難だった」との東京地検の不起訴の判断は誤りだと主張している。

 会見で告訴団の武藤類子団長(61)は「こんなにものすごい事故があって、真実が明らかにされていない部分があることが非常に疑問。検察はしっかり捜査し直して起訴してほしい」と訴えた。

  (1213日東京新聞より)

 

 

 ◆首相は「公約支持」というが 議席数「改憲」減「脱原発」増

 

 政権の継続が決まった衆院選を受け、安倍晋三首相は15日に記者会見し、自ら争点に設定した経済政策「アベノミクス」だけでなく、政権公約に盛り込んだ改憲や原発再稼働の推進も支持を得たとの考えを示した。だが、今回は九条改憲や原発再稼働に前向きな勢力は数を減らしている。改憲や再稼働を進める首相の路線に有権者が全面的に賛同したとは言い難い。(後略)

  (1216日東京新聞1面より抜粋)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2362

2014年12月16日()地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.「あれはあれ、これはこれ」と東電を支援する規制委会

   福島第一原発事故は「水に流し」柏崎刈羽の再稼働を認める?

   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その31

                 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.検察は、東電を起訴すべきである

   告訴団の弁護士3人が12月9日に検察庁に提出した上申書は

   起訴以外にないことを決定的にするものです

   12/12東京地検包囲行動&院内集会「起訴を!」に参加しました

                 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.「地方自治体と原発裁判~海外の事例をふまえて」

   11/26第2回大間原発を考える学習会の報告

                 寺崎明子(大間原発反対関東の会)

★4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない

   再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート

   11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (下)

                 青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)

★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆1219()「結審」攻撃と闘う緊急行動」に結集を!

   15時~16時:経産省前 1630分~1730分:東京地裁前

   主催・問い合わせ:経産省前テントひろば

★6.新聞より3つ

  ◆高浜原発 あす「合格証」 川内に続き2例目 再稼働 来春以降

                     (1216日読売新聞朝刊より)

  ◆東電旧経営陣不起訴は事実誤認 福島原発告訴団が上申書

                     (1213日東京新聞より)

  ◆首相は「公約支持」というが 議席数「改憲」減「脱原発」増

                     (1216日東京新聞1面より抜粋)

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1218()1223(火・休日)のお誘い

 衆議院選挙後も元気が出る(元気を創る)講演・討論会<全2回>

 安倍首相に負けないで原発反対をすすめるヒント-みんなで討論しよう!

 ▲第1回

  日 時:1218()18:30開場 19:0021:30 先着80

      登壇者:北村肇さん(「週刊金曜日」発行人)、

          ミサオレッドウルフさん(首都圏反原発連合)、

          河合弘之さん(弁護士)、

          天野恵一さん(再稼働阻止全国ネットワーク)、ほか

       会 場:「スペースたんぽぽ」  参加費:1000(資料を用意)

 ▲第2回

  日 時:1223(火・休日)13時開場 13:3017:00 先着80

      登壇者:鎌田 慧(ルポライター)、広瀬 隆(作家)、

          柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)、

          ほか

      会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:1000(資料を用意)

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┗■1.「あれはあれ、これはこれ」と東電を支援する規制委会

 |  福島第一原発事故は「水に流し」柏崎刈羽の再稼働を認める?

 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その31

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

○次の2つの記事をご覧いただきたい。

・「汚染水「処理後は放出を」=田中委員長、福島第1視察-規制委」

 原子力規制委員会の田中俊一委員長は12日、東京電力福島第1原発で増え続ける放射能汚染水について、「(放射性物質濃度が)規制基準以下になった水を捨てずに、廃炉をできるはずがない」と述べ、浄化装置で処理した汚染水は海に放出する必要があるとの考えを示した。第1原発を視察後、福島県楢葉町で記者団に語った。(時事ドットコム、2014/12/12-19:16

・「柏崎刈羽を現地調査 福島原発と同型で初」

 原子力規制委員会は12日、再稼働の前提となる審査を進めている東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の設備や事故対策について現地調査した。担当の更田豊志委員長代理は「ケーブルやホースのつなぎ方に改善がみられ、福島第一原発事故の反省や教訓を生かそうとする緊張感が垣間見えた」と評価した。

 (東京新聞1213日)

 

○ 同じ1212日に、田中委員長が福島第一原発を視察して汚染水の海洋放出発言をし、更田委員長代理が(審査会合の一環として)柏崎刈羽の現地調査をして「反省や教訓を生かそうとする」東電を褒めた。

 昨年9月に柏崎刈羽原子力発電所原子炉設置変更許可申請が東電から出た時に、10月2日の原子力規制委員会定例会合で、田中委員長は「福島第一原子力発電所の汚染水問題が極めて喫緊の課題であることはまず認識していただく必要があるということであります。東京電力はもちろん、規制庁においても、汚染水問題を含む廃炉問題が万が一にもおろそかになってはいけないと思いますので、その点を十分に配慮していただきたい」と述べ、更田委員は「東京電力には、廃炉作業、それから、十分な汚染水対策を実行することによって、福島第一原子力発電所におけるリスクの低減を最優先と捉えるべきであって、これから生じるリスクを十分に抑え込むことができているかどうかという活動よりも、今そこにあるリスクへの取組が優先されるべきであるというのは当然のことだろうと思います。とにかく別の話だ、あれはあれ、これはこれと考えるわけにはいかないだろうと思います。」と話して早や1年2カ月。

 

○ この舌の根も乾かぬ昨年10月から柏崎刈羽の審査を開始し、この1年間に、審査会合を20回以上、非公開の事業者ヒアリングを85回も実施しているのだ。

 おまけに、福島第一原発近傍の海水のモニタリングでは、日常は検出限界値が高い方法で測定して海洋汚染を隠している。

 東電への対応を見れば、原子力規制委員会が私たちの安全や環境保全よりも事業者優先規制を実施する「再稼働推進組織」であることが良くわかる。

 最後に、前30号で紹介した『原発と大津波 警告を葬った人々』(添田孝史著、岩波新書、20141120日発行)が1212日の福島原発告訴団の行動でも大きく紹介されていた。

 東電も原子力安全・保安院も原子力規制委員会も同罪だ。是非ご一読を。

 

 

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┗■2.検察は、東電を起訴すべきである

 |  告訴団の弁護士3人が12月9日に検察庁に提出した上申書は

 |  起訴以外にないことを決定的にするものです

 |  12/12東京地検包囲行動&院内集会「起訴を!」に参加しました

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

 

1.12/12院内集会の開会あいさつは告訴団団長武藤類子さんが行いましたが、そのあと元検事の古川元春さんと元内閣法制局の船山泰範さんに海渡弁護士を加えた対談がありました。「検察は、東電を起訴すべきである」という題のとおり、それぞれの経験を踏まえて、検察は元東電幹部4人を起訴するしかないという意見を述べました。

2.特に海渡弁護士のお話は、検察庁に提出した上申書は決定的に重要な新しい証拠を含むものであるというものです。

 このことは一部翌日の東京新聞でも報道されました。記事は“新しい証拠とは、1997年に旧建設省など7省庁がまとめた手引きで、福島県沖で大津波を発生させる地震(津波地震)が予測されていたことが新たに分かったと指摘、「津波地震の可能性は、2002年に国の調査機関が公表した以外に専門的な知見がなく、事前想定は困難だった」との東京地検の不起訴の判断は誤りだと主張している“というものです。

 上記の国の調査機関とは推進本部(推本)と呼ばれる文科省管轄の地震調査研究推進本部のことで、推本の長期評価を踏まえて、200711月ころ東電の土木調査グループが15.7mの津波の可能性を報告していました。しかし被疑者武藤らはこの報告を無視し、従来から電事連に有利な評価をしていた土木学会に再度検討を依頼しており、その間に大震災が起こったというものです。

3.この7省庁の手引きは、20141120日発売の岩波新書「大地震と津波 警告を葬った人々」(著者 添田孝史)で明記されています。同書は、不起訴処分の基礎となる事実認識に2点の重大な事実誤認があることを指摘し、検察の不起訴処分を強く批判し、検察審査会の議決は「明快」であると評価しています。

 

 

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┗■3.「地方自治体と原発裁判~海外の事例をふまえて」

 |  11/26第2回大間原発を考える学習会の報告

 └──── 寺崎明子(大間原発反対関東の会)

 

 1126()午後7時から上記テーマで、海渡雄一弁護士のお話を伺った。雨にもめげず、30名が参加。海渡さんの都合で予定より早く終了したが、質問時間も十分にとり、中身の濃い学習会になった。

 まず、福島原発事故の引き起こしたさまざまな悲劇を概観し、この事故は防げなかったのか、との問いから、伊方原発訴訟(1973年)以来の主な原発訴訟を辿った。伊方判決はよく読み込んでいくと、今後、原発訴訟を闘うときの武器に出来ることに気づき、それは1985年提訴の「もんじゅ」訴訟に活かされた。

 3.11前に勝訴したのは、この「もんじゅ」訴訟(2003年、名古屋高裁金沢支部)と、2006年の志賀原発(金沢地裁)の2つのみ。

 しかし3.11以後初の判決となった福井地裁判決、福島原発告訴団に対する第5検察審査会の判断は今後に希望を与えるものだった。

 今年5月にはドイツ連邦行政裁判所を訪問。自治体と市民が原告となって、廃炉を勝ち取ったことを知った。これからも目先の結果にめげずに地道に運動を続けていくことの大切さを強く感じさせるお話だった。

 次回学習会は2月上旬の予定。この学習会の詳細はブログ「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」12月4日付けにアップされている。

 http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/blog-entry-319.html

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