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たんぽぽ舎です。【TMM:No2384】
2015年1月20日(火)その2 地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.外国の原発映画には秀作が多くある
   日本の原発ドキュメンタリーはなぜ駄目な作品が多いのか?
   講師:加藤久晴さんの講演要旨
              西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員)
★2.福島第一原発がれき撤去作業によるコメ汚染を否定する田中委員長
   「科学的・技術的」でなく「非科学的・政治的」規制委だ-牧野淳一郎さん(理化学研究所)
   原子力規制委員会に深刻な問題があることを、私たちは真剣に考えなければならない
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その35
                 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.釜石でも官邸前でも思いは同じ、ここに来られない人の分も思い新たに
   「釜石のコーヒーと金曜日行動」
   1月16日(金)第133回首相官邸前・国会議事堂前抗議にて
                      にしざきやよい(たんぽぽ舎)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆「大間原発をめぐって見えてきた日本の姿」
   2/3「大間原発を考える学習会」連続講座第3回のご案内
   講師:野村保子(のむらやすこ)さん(大間とわたしたち・未来につながる会)
  ◆日本初の公害事件 足尾鉱毒で捨てられた民の足跡を追う
   2/14「鉱毒悲歌」上映会
   お話:谷博之さん(制作委員会代表・前参議院議員)
★5.新聞より2つ
  ◆増殖する原発コスト 廃炉後も電気代に転嫁
   会計制度変更し負担押しつけ
        (1月20日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
  ◆福島第二 作業員死亡 機器に挟まれ 第一で転落の男性も死亡
              (1月20日東京新聞夕刊より抜粋)
★6.テント日誌1月18日(日)
   経産省前テントひろば1226日商業用原発停止488日
   女性たちに続いて辺野古「NO」の国会包囲が2月25日(日)に
                     (I・K)
━━━━━━━
※1/22(木)学習会にご参加を!
 日時:1月22日(木)19:00~21:00 参加費:800円
 【「東電は責任をとれ」連続講座 第12回】
 「原発事故と環境汚染 その2」
 講師:藤原寿和さん
 共催:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎
━━━━━━━

┏┓
┗■1.外国の原発映画には秀作が多くある
 |  日本の原発ドキュメンタリーはなぜ駄目な作品が多いのか?
 |  講師:加藤久晴さんの講演要旨
 └──── 西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員)

○  1月17日(土)加藤久晴さんによるシリーズ最終回の講座が、行われました。
チェルノブイリの子供たちの悲惨な状況を描いたアメリカの作品「チェルノブイリハート」、ウラン発掘の実態を追いかけたドイツの作品「イエローケーキ」、
放射性廃棄物の埋蔵を追ったフィンランドの作品「10万年後の安全」など外国には多くの優れた原発映画がある、中でもメリルストリープ主演の「シルクウッド」はアカデミー賞を取ってもおかしくない作品であったが、候補にものぼらなかった。
 それらの作品に比べると、日本の原発映画の多くは、何かが欠落している。特に政治的側面を描かない物が多い。
 しかし、優れた作品も少数ではあるが存在する、その一つがこれから上映する
 「原発の村 刈羽の反乱」-ラピカ事件とプルサーマル住民投票-である。

○<映像上映>
 2本の巨大な排気塔がそびえ立っている、それをみおろす住民が吐き捨てるように呟いた。「この原発は俺たちの意思に関係なく造られた」
 刈羽村に原発交付金により、215億円の予算で建設された、公共施設ラピカ生涯学習センターに対して住民監査請求が起こされた。
 ラピカの工事変更は166ヶ所におよび、最高級の建材は全て安物にすり替えられた。差額はどこに。
 2000年11月10日、公共事業をチェックする国会議員の会がラピカを視察、あまりの酷さに議員たちは驚き、村長に問いただすが、村長は国の責任と言う。
 11月16日、議員の会は通産省、会計検査院に質問をぶつけるが、村が解決すべき問題と回答する。
 2000年12月14日、加藤実村長がラピカ問題をうやむやにしたまま退職、原発推進派の品田宏夫が村長になる。
 住民投票の実施がもちあがる。刈羽村議会は推進派が殆どだが、原発交付金が期限を迎えるため、交付金条件闘争を念頭に3人の推進派が寝返った。住民投票案は可決された。
 12月26日、品田村長が異議を申立て、再議をもとめ、その結果、投票案は否決される。住民は住民投票の署名を集めにかかるが、原発推進派はこれをつぶしにかかる。
 1月18日、東電が全世帯を個別訪問、住民投票に圧力をかける。
 3月24日、住民投票で刈羽村が揺れるなか、MOX燃料がフランスから持ち込まれた。
 4月、直接請求による住民投票案は9対6で可決された、村長は再議を断念した。
 投票日は5月27日に決定し5月17日に告示、東電がピーアール運動に介入してくる。投票はラピカで行われた。投票率88%、プルサーマル反対票1925、賛成票1533、保留票131で、反対派が勝利した。
  プルサーマル計画の実施は当面先送りになった。民意は示された。


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┗■2.福島第一原発がれき撤去作業によるコメ汚染を否定する田中委員長
 |  「科学的・技術的」でなく「非科学的・政治的」規制委だ-牧野淳一郎さん(理化学研究所)
 |  原子力規制委員会に深刻な問題があることを、私たちは真剣に考えなければならない
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その35
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  規制委が「科学的・技術的」でなく「非科学的・政治的」情報発信していることを何度も述べてきた。今回は、牧野淳一郎さん(理化学研究所)が岩波「科学(本年1月号)」に書いた「3.11以後の科学リテラシー」から紹介する。
 2013年8月19日に行った福島第一原発3号機のがれき撤去作業で、がれきの下敷きになっていた放射性粉塵が飛散し、20km以上離れた南相馬市で収穫されたコメから基準値(100Bq/kg)を超える放射性セシウムが検出され農水省が要請して作業を中止した。現実に、双葉町(郡山)34000Bq/平方m、浪江町(浪江)580Bq/平方m、南相馬市(福浦)1100Bq/平方mと放射性セシウム降下量の実測値があり、双葉町(郡山)のモニタリングポストの空間線量がイチエフからのダスト放出時間と一致して午前10時前後と午後1時半前後に上昇している。
 にもかかわらず、田中俊一委員長が「汚染はがれき撤去によるものではないことが明らかになった」と発言した。その根拠に使ったのが一見「科学的・技術的」に見えるモデル計算。モデル計算では、例えば双葉町(郡山)で144Bq/平方mと実測値の236分の1。要するにモデル計算には説明力が無いのだ。にもかかわらず、そのことを無視して、モデル計算の結果にもとづいて「がれき撤去によるものではない」と言ったのだ。
 牧野さんは、「田中委員長の発言は、現実を説明しないモデル計算を根拠にし、計算に合わない現実は無視するという態度であり、理解しがたい非科学的な主張です。原子力規制委員会に深刻な問題があることを、私たちは真剣に考えなければならない」と述べ、最後に「科学的・合理的な検討が、行政の都合によってないがしろにされている」、「このようなトンデモなことが原子力規制委員会をはじめとする、真っ当な科学的検討ができなければなんの意味もない組織で実際におこっている、ということと、それがどのような帰結をもたらすか、ということを、多くの人々が理解することは重要だと考えます」と結んでいる。
 この組織・原子力規制委員会が、UPZ30km、5km圏外屋内退避、100mSv/年で安全、20mSv/年で帰還、…を「国民」に押し付けているのだ。


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┗■3.釜石でも官邸前でも思いは同じ、ここに来られない人の分も思い新たに
 |  「釜石のコーヒーと金曜日行動」
 |  1月16日(金)第133回首相官邸前・国会議事堂前抗議にて
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎)

○  今日、メルマガに何かを書こうと思案していると、以前、メルマガに書いてくださった、鳥居さんが、嬉しい原稿をくださった。この金曜日行動には本当に色々な人が来ていて、また、色々な事情でこの場には来られないけれど、思いは同じ人がいることが本当に嬉しかった。以下、鳥居さんの原文ままです。

○-「釜石のコーヒーと金曜日行動」
 釜石を初めて訪れたのは震災翌年11月であった。震災後しばらく避難所となった宝来館に泊まり女将さんから当時の話しを聞いた。当日の津波の押し寄せるビデオも見せてもらい、津波の強さ恐ろしさに言葉を失う。その後、各地の津波のビデオを見るチャンスは何回もあるが、見るたびに鳥肌が立ち、言葉を失う。
 その宝来館に同じボランティアとして泊まった人が「釜石に住み込んで復興の手伝いをするつもりだ」と話してくれた。関東に家族を残し釜石に家を借りたその友人宅に月1回2泊3日通い始めた。
 通っているうちに超おいしいコーヒーに出会い、マスターと話しをするようになった。賞味期限1か月というコーヒー豆を毎月1kgずつ買い込み、コーヒーに目がない夫も「釜石以外のコーヒーが飲めなくなった」絶賛。ある時そのマスターに思い切って「原発をどう思う」か聞いてみたら、「釜石でコーヒーを出す前は東京に住んでいて、金曜の官邸前反原発集会に通っていました」と即答これには驚いた。もっと早く話しをすれば良かった。 そのコーヒー屋にはお客さんが次々に来て、マスターと話し込んでいく。コーヒーを求めて並んでいる客が途切れるのを待って話に行くのだが、待ち時間は長い。客も自分のうしろに誰も並んでいないとなると1時間でも話している。マスターとの会話を楽しみに遠くからコーヒーを買いに来る人もいると聞く、マスターの人柄が偲ばれる。
 そのマスターが東京に用事がありそのついでに1月23日(金)官邸前国会議事堂前反原発抗議に久々に来ると言う。「昔の仲間に出会うから挨拶回りで終わるかなあ」と本人の弁。 知人も知人でない人もそこにいるみんなが一人を待っている。毎週金曜日に国会前に来たくても来られない人がいることを知り、東京に住む自分は行ける時は必ず行く決意を新たにした。


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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 

 ◆「大間原発をめぐって見えてきた日本の姿」
  2/3「大間原発を考える学習会」連続講座第3回のご案内

 日 時:2月3日(火)18時15分開場 18:30関連DVD上映 19時開会
 講  師:野村保子(のむらやすこ)さん
                 (大間とわたしたち・未来につながる会)
 主 催:「大間原発反対関東の会」、たんぽぽ舎
 参加費:800円(学生半額)

 Jパワーは大間原発の規制基準審査を2014年12月16日規制委に申請しました。
大間原発はフルモックスで発電する世界初の原発となります。何としてもこの原発を建設・運転させてはなりません。『原発に反対しながら研究をつづける小出裕章さんのおはなし』の著者で、ブログ「大間原発止める道」主宰の野村保子さん(函館在住)は2月上旬に『大間原発と日本の未来』(寿郎社)を刊行予定。 「大間原発の歴史と関わる人々との出会いで見えてきた原発の姿は日本そのものです」。
 この著書を中心に, 函館市民は市の訴訟をどう受け止めているか、函館では今、どんな活動が行われているか、なども含め大間原発をめぐる最新情報をお話しいただきます。是非ご参加ください。


 ◆日本初の公害事件 足尾鉱毒で捨てられた民の足跡を追う
  2/14「鉱毒悲歌」上映会

 谷博之さんら実行委員会は、40年前に手掛けて中断されていた記録映画を昨年完成させた。折しも、昨年は田中正造没後100年。
 鉱毒で廃村となった谷中村を出た住民たちは辛酸をなめ、今の福島の避難者と重なって見える。

日 時:2015年2月14日(土)13時20分開場 13時40分上映
お 話:谷博之さん(制作委員会代表・前参議院議員)
会 場:中目黒スクエアー2階
会場への交通:中目黒駅より徒歩7分
 渋谷駅西口より東急バス「渋41大井町行き、「東京共済病院前」下車徒歩1分
主 催:さよなら原発@めぐろ(代表 山崎朋子)
連絡先:03-3711-3461(大賀)
参加費:700円(高校生以下無料)


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┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆増殖する原発コスト 廃炉後も電気代に転嫁
  会計制度変更し負担押しつけ

 関西電力など電力4社が老朽原発5基を廃炉にする。問題は350億円以上とされる廃炉費用だ。各社は原発稼働中に電気料金に上乗せして積み立ててきたが不足している。そのため、廃炉が決まって発電していない原発の廃炉費用も、電力消費者が負担する制度に移行するという。何ともおかしな新制度が、原発のコストの高さをあらためて浮かび上がらせる。(後略)
  (1月20日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)


 ◆福島第二 作業員死亡 機器に挟まれ 第一で転落の男性も死亡

 20日午前9時すぎ、福島県楢葉町の東京電力福島第二原発で、機器を点検していた男性作業員が器具に挟まれた。男性はドクターヘリで病院に運ばれたが死亡した。(中略)
 一方、東電は同日、福島第一原発で増設中のタンク天板から元請け会社の男性社員が転落した事故で、重傷だった男性が死亡したと発表した。(後略)
  (1月20日東京新聞夕刊より抜粋)


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┗■6.テント日誌1月18日(日)
 |  経産省前テントひろば1226日商業用原発停止488日
 |  女性たちに続いて辺野古「NO」の国会包囲が2月25日(日)に
 └──── (I・K)

○午前中のテント前は陽が当たらず寒かったが、昨日と違って風がなくて良かった。12時過ぎると陽がさしてきてポカポカする。太陽の有り難さがしみじみと感じられます。
 朝、日曜サイクリングの方達が寄ってくれ話をしたら我が家と近くの方がいて同じ9条の会に属していると言う。一人の方は昨日の「女たちの平和」ヒューマンチェーンにも参加されたそうだ。チラシを持っていってくださる。毎日曜に寄ってくださるので嬉しい。
○ 乱さんが買ってきた東京新聞には昨日のヒューマンチェーンの事が一面を飾り、30・31面には参加した人のコメントまで写真入りで載っていた。
 そして25日の辺野古「NO」のヒューマンチェーンの記事まであり感激です。
矢張り東京新聞ですね。25日は辺野古の海を表す青い鎖だそうです。みんなで参加しましょう!
 今朝、私は昨日のことが載っているかと朝日新聞をすみからすみまで探した。そしてやっと見つけた記事、小さくてしかも写真は白黒。桑田佳祐のお詫びの記事より小さい。毎日は朝日より少し大きな記事だったが、矢張り白黒の写真。折角みんな赤できめたのに。残念です。
○ 午前中、寒くて大変ですねと寄って下さった男性、これくらいしか出来ないからとカンパを寄せて下さった。経産省で作業している方も通りがかり「頑張って!」と声をかけてくださる。
 12時ごろいつものように美味しい昼食を持ってMさんが来てくれた。ルイちゃんも一緒、彼女は退屈な座り込みを楽しませてくれています。
 2時ごろヨーカンさんが来てテントに寄せられた年賀状を念入りに読んでいた。3時になるとお日様が隠れて寒くなる。
埼玉のKさん、第2テントのHさんが来たので私はテントを離れた。
もっとたくさんの人が座り込みに来てくれたら嬉しいのに…
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2383】
2015年1月20日(火)地震と原発事故情報-1つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
┏┓
┗■1.高浜原発パブコメに送った意見(その1からその5)
 |  上(その1とその2)・下(その3からその5)の2回で掲載
 |  はじめに
 |  規制委のあまりにもずさんな審議に腹立たしくも悔しい思いをした
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

  高浜原発パブコメ(関西電力株式会社高浜発電所3号炉及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集)について、送った文章を掲載します。
 川内原発でも、規制委のあまりにもずさんな審議に腹立たしくも悔しい思いをしたところですが、高浜原発でも同じような審査を行っていました。
 高浜原発に固有の危険性が見逃されていないかといった観点からも意見を書いて送りましたので、紹介します。長文になりましたので、全2回に分割します。
 具体的数値もない審査書で、何を「科学的、技術的」に論じろというのかと言った根源的問題もあります。そう言っても通じない人たちですが、そういう問題でもあることを最初に書いておきます。

高浜原発の規制基準適合性審査書への意見 その1

パブコメのテーマについて-おかしい。大事な避難計画がない。

  パブコメの案件名が「関西電力株式会社高浜発電所3号炉及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について」とされている。
 これでは審査初案の中に書かれた技術的な問題点についてのみ意見を聞くといっていることになる。
 言うまでもなく高浜原発の再稼働問題は、立地住民や隣接市町村住民のみならず、遠くは250キロも離れた地域の住民をも危険にさらす。それは福島第一原発事故を見ても明らかである。ところがパブコメのテーマは「科学と技術」だとされる。
 地域住民にとって最も重要な問題は「避難計画の実効性」だ。一体逃げることが出来るのかどうか。昨年末から今年にかけて福井県地方は大雪に見舞われて市民生活に重大な影響を与えた。このとき同時に原発事故が発生していたらどうだろう。規制委はそれに答えることは出来るのか。
 音海半島は唯一の道が原発の真横を通る。田ノ浦トンネルを通って半島の外に出る唯一の道は、原発事故が起きれば直ちに高い放射線の影響で封鎖されるであろう。
 どのようにして避難することが出来るのか。規制委は代替避難ルートを示す必要がある。

理想的な条件の下での推定でさえ

  『30キロメートル圏内に住む福井県四市町55,000人の90%が30km圏外に避難するまで最長11時間10分もかかる。最大20,000台の自家用車が移動し大渋滞を引き起こすと想定されている。放射性物質が拡散する中、被曝せずに避難させる実効性ある計画の策定支援を原子力規制委員会がすべきである。(東京新聞12/18朝刊)』
 これが現実だ。若狭湾は年間何日も雪が降るし、低気圧の通過や台風などで海が荒れれば、海岸沿いの道は通行不能になる場所が随所に発生する。この対策も事実上ない。
 立地住民だけではなく、影響を受ける地域の住民の声を聞くべきである。
 また、高浜原発が事故を起こせば、その高線量放射線が大飯原発にも及ぶ。波及的事故(恐怖の連鎖)の拡大も想定し、対策を取らねばならない。
 これらの点についても明確に回答をすること。


高浜原発の規制基準適合性審査書への意見 その2

MOX燃料を使っている原発の規制基準適合性審査について

 ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料体)については、243ページの「臨界ほう素濃度の設定根拠」の項目に出てくるだけである。しかしMOX燃料体にはウラン燃料体とは異なる多くの問題がある。次のような点にどのように答えるのか。

イ.溶融点低下と崩壊熱の大きさの問題

  燃料の溶融点が約80度低い。しかし事業者は運転中の燃料温度がせいぜい1800度あまり。十分余裕があるという。けれども福島第一原発事故を経験した今では、全く異なる問題に直面している。
 運転中に地震や津波などの外部要因でSBOが発生するなどして過酷事故が起こり、燃料が冷却できなくなると、炉心溶融の危機に直面する。その時残された対処時間は、MOX燃料が多ければ多いほど少なくなる。
 福島第一原発3号機もプルサーマル原発だった。3.11のときに32体のMOX燃料を抱えたまま被災した。その結果、MOX燃料体ごと炉心が崩壊し大量の放射能を放出した。果たしてMOX燃料の存在がどの程度影響を与えたのか実際には分かっていない。
 東電の分析などを見ても、3号機の燃料は予想以上に早く高温になり崩壊したことが明らかとなっている。NHKは燃料の高温原因は発熱反応であるジルコニウム水蒸気反応が大きな理由としているが、そのためには高温環境がまず存在しなければならない。崩壊熱はプルトニウムを多く含むMOX燃料の方が大きいから、炉心が冷却水の上に出た状態で十分水蒸気がある環境が作られれば、あとは燃料そのものの温度が高ければ高いほどに厳しくなる。つまりMOX燃料は炉心崩壊を加速させたとみられる。
 福島第一原発はまだ全炉心の6%(548体中32体)だった。三分の一炉心の予定だったから、最大で180体のMOX燃料を入れる計画だった。
まだしも少なかったので事故の程度も他号機と大きな違いはなかったのかもしれない。もし180体のMOX燃料が入っていたらどうだったか。その分析と議論が先に必要なのではないか。

ロ.核爆発により近づく原子炉

  もう一つは、制御棒が効きにくいことだ。
 原子炉内を飛び回る中性子の数は、臨界状態では常に一定になるが、ウランだけの燃料とMOX燃料では、プルトニウムを吸収する効率(中性子断面積)が違う。プルトニウムのほうがより多くの中性子を吸収するので、臨界状態で中性子の数が比較的少なくなる。反面、中性子を吸収する制御棒やホウ酸の寄与は小さくなる。そのため、MOX燃料を使う場合はECCSの一つ、蓄圧注入系統のホウ酸の濃度を高めているが、これはポンプ駆動用電力が無くなれば起動しないからステーション・ブラックアウトになった段階で、ホウ酸投入が出来ない。
 大規模地震が起きた場合など、ホウ酸注入系の配管が破断するなどしたら、さらに危機的状態になる。
 原子炉を冷却するために大量の水を投入する場面が福島第一原発でもあったが、その際に海水にホウ酸を混ぜて投入した。通常の配管からの注入はできなかった。
ホウ酸注入用の系統はポンプが駆動しなければ入らない。そのため海水を注入する際にホウ酸を混ぜて投入したのだが、高浜などでは冷却用の水を入れれば入れるほどホウ酸が希釈される問題が起きるが、その解決方法は示されない。
 大規模な地震の際には制御棒も挿入失敗する可能性が高い。その結果、原子炉は暴走する可能性がある。

ハ.制御困難な原子炉

  炉心の中を飛び交う中性子には二つの種類がある。そのうち少ない方、0.6%程度の中性子は核分裂から1秒ほど遅れで出てくる。これを「遅発中性子」と呼ぶ。その他の核分裂の直後に出るものは「即発中性子」である。
 緊急時に制御棒を挿入して中性子を吸収して、原子炉を止めることを「スクラム」と言うが、この時にはせいぜい3秒程度で制御棒が入る。しかし即発中性子は数万分の1秒で生成されるので、これを吸収するには間に合わない。
 そこで遅発中性子が意味を持つ。核分裂反応は0.6%の遅発中性子があって初めて臨界状態を保つのだから、制御棒が挿入されると、この中性子が制御棒に吸収されることで核分裂に寄与する中性子の数が減る。これが原子炉を制御可能にしている。即発中性子だけで臨界状態になった場合を特に「即発臨界」という。この状態では原子炉の制御は出来ない。
 問題はMOX燃料の場合は遅発中性子の割合が小さいため、ウラン燃料よりも即発臨界に近い状態で運転していることだ。
 電力会社などは「運転中にもプルトニウムは生成されているのだから事情は同じ」と言うが、これは全くのうそ。
 MOX燃料を入れるということは、最初からプルトニウムなどの核分裂性物質を多く含む状態で起動される。原発は燃料を入れて1年間ほど交換なしで運転を続けられるが、これは1年分の核分裂性物質を、あらかじめ燃料に入れているということに他ならない。プルトニウム239とウラン235が主なものだ。
 従って初期の頃は燃料の核分裂性物質が「暴走状態」にならないよう、制御棒を一部挿入し、さらにガドリニウムなど中性子を吸収する物質を入れて運転する。
ウラン燃料に比べ制限値からも近い位置で動いている。つまり「安全余裕」を食いつぶしている。
 それでも問題なしとされてきたのは、炉心崩壊するような過酷事故は起こらないと決めつけてきたからではなかったのか。
  [(下)につづく]
たんぽぽ舎です。【TMM:No2382】
2015年1月19日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力規制委員会での異議申し立て陳述会」
   川内原発許可は不当。取り消しを求める1月21日(水)行動
              山田純一(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.たんぽぽ舎への年賀状150通弱-そのいくつかを紹介(1)
              島村英紀(地震学者)さんから
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆1/21東京地検前要請行動
   地検への要請書、署名提出、アピール宣伝行動
   主催:東電の刑事責任を追及する会
  ◆1/24福島原発被害東京訴訟 原告を支える集い
   場所:聖イグナチオ教会ヨセフホール
   主催:福島原発被害東京訴訟サポーターズ
★4.新聞より4つ
  ◆規制委報告は「不正確」 元事故調委員長が文書で批判
   福島事故原因 津波説不満か  (1月18日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
  ◆汚染水 なおトラブル続き 3月末完了微妙 凍土壁も難航 福島第一
                         (1月19日朝日新聞見出しより)
  ◆仮置き場「さらに数年」 福島中間貯蔵
   環境相 搬入開始目標を延期 常態化にため息も  (1月17日毎日新聞より抜粋)
  ◆「どうしたらいいか」 福島第一原発損賠訴訟  避難者ら不安訴え 地裁で本人尋問 (1月17日毎日新聞より抜粋)
★5.テント日誌1月17日(土)
   経産省前テントひろば1225日商業用原発停止487日
   7000人も集まった「女の平和」集会   (I・K)
━━━━━━━
※1/26(月)テントを守ろう・討論会にご参加を!
 討論会【テントが危ない!テントを守ろう応援連帯集会】
 日時:1月26日(月)19:00~21:30  参加費:800円
       DVDも上映「テント1000日 おテントさまが見ている」
 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主催・問合せ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
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┗■1.「原子力規制委員会での異議申し立て陳述会」
 |  川内原発許可は不当。取り消しを求める
 |  1月21日(水)行動
 └──── 山田純一(再稼働阻止全国ネットワーク)

  川内原発の発電用原子炉の設置変更の許可処分について、行政不服審査法第34条第2項の規定による不服審査の口頭意見陳述会が1月21日(水)に六本木の規制庁に於いて行われます。
 昨年11月7日、約1500人の異議申立人が川内原発の設置変更許可処分の取り消しを求める異議申立書を提出していました。理由の概要は「原子力規制委員会に関する法律と規則及び組織理念に違反し、国際原子力機関にも違反しているため」です。傍聴者は1500人の異議申立人に限る、という不当なものですので、多くはありません。
 発言者は15人であり、薩摩川内市の鳥原良子さんを始め、薩摩川内市民3人。地震学者の石橋克彦氏、申立人総代の北岡逸人氏、福井県の中嶌哲演氏、原子力市民委員会の小倉志郎氏、柏崎市議会議員の矢部忠夫氏、その他全国で原発問題に取り組んでいる人々です。再稼働阻止ネット事務局からは2人が発言します。
 15人の意見陳述の内容によって、これまで川内原発の再稼動に反対してきた論点がすべて網羅されるでしょう。
 口頭意見陳述会は15時~18時15分。その後18時30分より5階の記者クラブに於いて記者会見が行われます。ご注目下さい。


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┗■2.たんぽぽ舎への年賀状150通弱-そのいくつかを紹介(1)
 |  島村英紀(地震学者)さんから
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・たんぽぽ舎は、12月下旬に年賀状を会員中心に300通強、送りました。
 その内容は、メールマガジン【TMM:No2373】(1月8日発信)で掲載しました。
 たんぽぽ舎へ届く年賀状は約150通。内訳はハガキの年賀状95%、メールによる年賀状が5%(メールによる年賀状は年々増えつつある印象)。
・年賀状をよせていただく人の近況や活動がかなりわかるので、いろいろと参考になります。同時に、たんぽぽ舎への注文や期待を書いているハガキもあり、こちらは今後のたんぽぽ舎の運動の大切な参考資料となります。
・島村英紀さんの年賀状を紹介します。(柳田 真)
 『 あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願い致します。
 地球物理学者から見ると不思議だった「この一世紀ほどの静穏な」地震や火山の活動が、2011年の東日本大震災の地震をきっかけに「普通」に戻ろうとしているように見えます。
 いずれ襲ってくるに違いない地震や、科学と社会の関わりについて私の考えを知ってもらうために本を書いたり、新聞やテレビ、雑誌などのメディアに出ています。武蔵野学院大学の特任教授も10年目ですが続けています。
 (よろしかったら私のホームページをご覧ください。「島村英紀のホームページ」で検索するとURLが出ます) 』


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆1/21東京地検前要請行動

 日 時:1月21日(水)8時30分~9時30分
 場 所:東京地検前(地下鉄「霞が関」B1a出口から2分)
 内 容:地検への要請書、署名提出、アピール宣伝行動
 主 催:東電の刑事責任を追及する会
 連絡先:080-1104-4432 小林


 ◆1/24福島原発被害東京訴訟 原告を支える集い
 
 日 時:1月24日(土)18:00~19:30
 場 所:聖イグナチオ教会ヨセフホール(JR四ツ谷駅麹町口徒歩1分上智大学手前)

 原発事故の避難世帯などの皆さんが、国と東京電力を相手取り、原発事故の責任を問う裁判が「福島原発被害東京訴訟」です。
 東京訴訟は国と東電の本拠地で行われる訴訟であり、絶対に勝たなければなりません。原告の皆さんは、幼い子どもを抱えた母子避難世帯などが多く、生活にも幾多の困難を強いられています。
 多くの市民が傍聴などの形で応援してこそ、正しい裁判への道が開かれます。まだサポーターズになっていない方も、すでにサポーターズになっている方も、ぜひ原発事故避難者である原告のお話を聴いていただき、裁判の傍聴や原告を支える活動に参加していただきたいと思います。
 主催:福島原発被害東京訴訟サポーターズ  http://blog.goo.ne.jp/tossnet


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┗■4.新聞より4つ
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 ◆規制委報告は「不正確」 元事故調委員長が文書で批判 福島事故原因 津波説不満か

  東京電力福島第一原発事故を検証した国会事故調査委員会の委員長を務めた黒川清氏が、原子力規制委員会の中間報告書案を「不正確」「不完全」と批判していた。「こちら特報部」が情報公開請求で得た規制委の文書から判明した。具体的に何が「不正確」かは明らかになっていないが、事故原因をめぐる両社の対立が背景にあったようだ。事故調は地震説に含みを持たせたが、規制委は、東電などが主張する津波説を支持した。(後略)
    (1月18日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)


 ◆汚染水 なおトラブル続き 3月末完了微妙 凍土壁も難航 福島第一
                         (1月19日朝日新聞見出しより)

 ◆仮置き場「さらに数年」 福島中間貯蔵 環境相 搬入開始目標を延期 常態化にため息も

  望月義夫環境相は16日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土などを最長30年間保管する中間貯蔵施設について、2月初旬にも着工し、東日本大震災から5年目となる今年3月11日までに搬入を始めると表明した。福島県内各地に仮置きされた汚染土の搬入がようやく動き出すが、施設予定地の地権者の同意取得は難航必至。いつ搬入を完了できるか見通しは立っていない。(中略)
 汚染土などは、福島県内各地の仮置き場や除染現場に保管されたままで、除染が進まない一因になっている。3年半にわたり庭で汚染土を保管する福島市の無職、宍戸利子さん(76)は「毎日、袋を見ると嫌な気分になる。3月までに搬入を開始するといっても、この袋を持っていってくれるのにあと何年かかるのか」とため息をついた。現場保管が2万カ所を超える郡山市の担当者は「輸送方法を早期に確立し、まずは試験輸送でもいいから、3月11日までに搬入する様子を市民に示して安心させてほしい」と語った。(後略)
 (1月17日毎日新聞より抜粋)


 ◆「どうしたらいいか」 福島第一原発損賠訴訟 避難者ら不安訴え 地裁で本人尋問

  東京電力福島第1原発事故で福島県内から避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた各地の集団訴訟のうち、千葉地裁で16日あった原告本人尋問。千葉県内で避難生活を送る原告らは法廷で故郷への思いと将来への不安を切々と訴えた。
  (後略) (1月17日毎日新聞より抜粋)


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┗■5.テント日誌1月17日(土)
 |  経産省前テントひろば1225日商業用原発停止487日
 |  7000人も集まった「女の平和」集会
 └──── (I・K)

○今日はとても寒かった。
 10時過ぎテントに着いたら強風でテントはバタバタと揺れていてちょっと怖いくらい。テント脇の幟を倒してUさんと座り込んだ。
少ししてたんぽぽ舎のOさんがいつもより早めに来てくれ助かった。
 12時少し前「女の平和」で2月7日のチラシまきをする人たちが集まり出掛けていった。
 私は昼食をとり13時少し前に国会前に向かう。着いたらもう赤い人たちでいっぱい!少しだけチラシを配って列に加わった。
 元中央大学の教授“横湯園子”さんの開会の挨拶で始まり著名な20人の女性たちがスピーチをし、戦争反対の思い!安倍にNO!をみんなで叫んだ。
 時折空が曇り、風が冷たくとても寒かったので私は耐え切れずに2回目のヒューマンチェーンのあとテントに戻った。後で聞くと7000人の人が集まったそうです。テントの仲間も大勢参加した。
スピーカーの配置が良かったのかテントまで司会の声が届いてきた。
○集会が終わってテントに来てくれる人がいるだろうか?と迷っていると財務省の前をぞろぞろと降りてくる人たちが見えたのであわててテーブルを出し、カンパの缶やチラシを用意した。
 一番に訪れた人の「此処で熱い飲み物でも出るともっと良いのだけれど」との言葉に促されて急遽紅茶とお茶を用意した。何しろ予想外のことなのでてんやわんやだった。時々テントに来てくださる女性の助けを借りて何とかサービス出来てよかった。少しして第2テントでもテーブルを出しお茶やお菓子を振舞っていた。皆さん喜んで下さり暫し会話も弾んだ様子。
そして多くの方がカンパを入れて下さり感謝です。
4時少し過ぎには人の波も消えたので私は帰途に着く。

○三輪さんが撮影した「女の平和」の様子です。 https://www.youtube.com/watch?v=xKDKkz8OvmU
たんぽぽ舎です。【TMM:No2381】
2015年1月17日(土)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.トリチウムは危険、内部被曝が大問題
   危険なトリチウムは、残念ながら閉じ込める技術がない
                       槌田 敦(物理学者)
★2.「原発事故由来放射性廃棄物の処理処分をどうするか」
   1/22「東電は責任をとれ」連続講座第12回のご案内
   原発事故と環境汚染(3回連続講座その2)
                  冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/1講演会・「放射線健康障害の真実」
   講師:北海道がんセンター名誉院長・西尾正道さん
   会場:三鷹市社会教育会館講堂
★4.新聞より2つ
  ◆燃料電池車の時代になぜ   (1月17日東京新聞「金曜日の声」より)
  ◆再稼働、相次ぐ可能性 地方同意手続き「地方に丸投げ」指摘も
                       (1月12日茨城新聞より抜粋)
★5.テント日誌1月15日(木)
   経産省前テントひろば1223日商業用原発停止485日
   風邪に気をつけ寒さを乗り切りたい テント関係日程の案内  (I・K)
★6.短信・2015年「年始・始動しました」
   「再稼働反対」「テントを守ろう」等、諸行動が目白押し
                        坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
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※1/26(月)討論会にご参加を!
 討論会【テントが危ない!テントを守ろう応援連帯集会】
 日時:1月26日(月)19:00~21:30 参加費:800円
       DVDも上映「テント1000日 おテントさまが見ている」
 会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主催・問合せ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
━━━━━━━

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┗■1.トリチウムは危険、内部被曝が大問題
 |  危険なトリチウムは、残念ながら閉じ込める技術がない
 └──── 槌田 敦(物理学者)

 (前略)
 第4番目の、しかも致命的な欠点はトリチウムである。
 トリチウムは平均6keV(キロエレクトロンボルト)という小さなエネルギーのβ(ベータ)線を出して崩壊する。そのため、体外被曝はほとんど問題にならない。したがって、これまで低位の毒性物質としてあまり考慮の対象にならず、許容濃度も大きく定められている。
 しかしながら、トリチウムが、科学的には水素であり、水素は生物体を構成する重要な元素であり、しかも、水素トリチウム交換反応がきわめて容易だということから、重大な結果となってあらわれてくる。つまり、トリチウム水は口や鼻や皮膚から入ると、99%血液中に取りこまれ、体内各組織へ一様に分布して蓄積する。そして、ゆっくり排出されるので、内部被曝が大問題になる。
 したがって、1970年代に入って、トリチウムの危険性は大きくクローズアップされてきた。たとえば、1リットル中0.005キュリーのトリチウム水の中で飼育したメダカにも、生殖細胞の欠如・萎縮が見出された(田口、江上、1975年)。
 もっとも心配なのは、遺伝子DNAの複製の際、トリチウムが入りこむことである。いったん入りこむと排出されにくい。そして、DNAを破壊する。たとえば、DNA中のトリチウムは、その放射崩壊当たり、2.1ヵ所のDNA鎖を切断する(Cleaver、1973年)。
 DNAの切断によって生体情報が混乱すると、死亡したり、異常遺伝になったり、ガンになったり、身体障害をおこしたりする。
 このような危険なトリチウムは、残念なことに閉じ込める技術がない。再処理工場ではたれ流しである。(後略)

※出典:槌田 敦著『原子力に未来はなかった』の133から135頁
    亜紀書房刊 2011年5月版より
   「第1表トカマク発電に必要な元素資源」の表(134頁)は省略しています。

◇地震と原発事故情報編集部から
 東京電力福島第一原発事故の処理で、放射能汚染水がたまりつづけている。
 タンク群が林立している。東京電力も原子力規制委員会も海に流す(捨てる)ことを近い将来に狙っている。そのため、「トリチウムは安全だ」のインチキ宣伝がおこなわれている。
 迫りくる放射能毒水の海への放出に反対するため、「トリチウムの危険、内部被曝が大問題」の槌田 敦小文を著者の了解を得て、書籍より抜粋・紹介します。
 ご参考にして下さい。(柳田 真)


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┗■2.「原発事故由来放射性廃棄物の処理処分をどうするか」
 |  1/22「東電は責任をとれ」連続講座第12回のご案内
 |  原発事故と環境汚染(3回連続講座その2)
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

講   師:藤原寿和(ふじわらとしかず)さん
日 時:1月22日(木)18時30分開場 19時開会
主 催:「経産省前テントひろば」、たんぽぽ舎
参加費:800円(学生半額)

 事故で発生した大量の放射性物質を含んだ廃棄物や除染で発生した汚染土壌等の処理処分をめぐって政府のロードマップが行き詰まりを見せています。
 大熊町・双葉町に決定した中間貯蔵施設の建設をはじめ、農林業系の汚染稲わらや牧草などの焼却処理や、宮城県、栃木県、千葉県など5県で環境省が計画している指定廃棄物の最終処分場の建設をめぐって地元住民から反対の火の手が挙がっています。
 原子炉等で発生している高レベル放射性廃棄物を含めて、事故由来放射性廃棄物の処理処分をいったいどうするのか、考えたいと思います。
是非ご参加ください。


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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆2/1講演会・「放射線健康障害の真実」

 講師:北海道がんセンター名誉院長・西尾正道さん。
 日時:2月1日(日)午後1時半開始
 会場:三鷹市社会教育会館講堂 500円(学生・未成年無料)
 主催:さよなら原発!三鷹アクション。直接会場へ。
 問い合わせ:090-5465-8138

〈会場へのバス系統案内〉
三鷹駅南口から・野ケ谷行き(鷹55、8番乗り場)、吉祥寺駅公園口-調布駅北口間の(吉14)、吉祥寺駅公園口-武蔵境駅南口間の(境92)(いずれも「篠原病院前」下車、徒歩1分)


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┗■4.新聞より2つ
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 ◆燃料電池車の時代になぜ
     (1月17日東京新聞「金曜日の声」より)
  「金曜日の声」:脱原発を求め、金曜日に官邸前に集まる人々の声を紹介しています

 東京都狛江市の無職 中林洋子さん(60)
 あれだけの事故があったのに再稼働をOKするなんて外国の人は驚くだろう。年末の総選挙の後、脱原発は無理だという雰囲気が広がっている。いやだという思いを伝えたい。

 埼玉県所沢市の会社員 上野芳人さん(60)
 トヨタが燃料電池車を発売した。新エネルギーの時代なのになぜ原発に固執するのか。立地自治体に他の活性化策を示せば脱原発は可能。利権が根深いと思わざるを得ない。


 ◆再稼働、相次ぐ可能性 地方同意手続き「地方に丸投げ」指摘も

 今年は九州電力川内原発1.2号機(鹿児島県)をはじめ、関西電力高浜3.4号機(福井県)などが春以降に再稼働するとみられ、原発利用が本格化する1年になる可能性がある。複数原発で同時に運転すれば、2012年3月以来、3年ぶりとなる。ただ再稼働に批判的な世論に加え、防災への対応の遅れもあり、再稼働の地元同意手続きが難航するなど曲折もありそうだ。(後略)
 (1月12日茨城新聞より抜粋)


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┗■5.テント日誌1月15日(木)
 |  経産省前テントひろば1223日商業用原発停止485日
 |  風邪に気をつけ寒さを乗り切りたい テント関係日程の案内
 └──── (I・K)

 S子さんからお預かりした入院中のM子さんのメッセージを持って家を出た。M子さんは思ったよりお元気でベッドに原発ゼロのバナーを付けPEACEを刺繍したセーターを着て療養中。彼女の反原発と平和への思いには頭が下がります。
 家を出て暫らくしたら雨が落ちてきた。テントに着く頃から本降りになり午後は風雨が激しく幟が倒れるほどだった。仕方なく今日はテントの中で過ごす。
日の丸・君が代の事で裁判をしている女性が寄ってくださり色々話して行かれた。
 11時ごろオランダのメディアの人がテントの写真を撮っていて後でインタビューしたいと言っていたが現れず、その後茨城の方が来てくださった他は訪れる人もなかった。
 Kさんがニュース41号を印刷して来て2月7日のチラシとの組み合わせ作業を何時間もやっていたので私も少し手伝った。彼の熱心な作業ぶりには脱帽です。
 雨のお陰で色々な会話が出来て良かった。政府の新予算案など腹の立つ事ばかりだけれど…
 今日も横浜の方がユーパックで水を送ってくださった。感謝です。
3時ごろまで強い雨と言う予報を聞いて小降りになるのを待ち3時半ごろテントを去った。
 スタッフの中にも風邪でお休みの人が何人かいるので気をつけないと、と思う。
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○テントでは「お話と座談の会」(トーク)の予定
 1月22日(木)午後6時30分~上原公子さんのお話と座談
 1月29日(木)午後6時30分~渡辺一技さんのお話と座談
 2月4日(水)午後2時から 最首悟さんのお話と座談
  連絡:テント(070-6473-1947)か三上(090-3908-7330)へ

○1月の首相官邸前抗議行動(18時30分~20時)、1月16日・23日・30日
 1月25日(日)ストップ川内原発再稼働全国集会(天文館公園・鹿児島)
 13時~14時 デモ14時30分~16時 主催:鹿児島行動実行委員会
 1月25日(日)「全国金曜行動・川内原発ゲート前大抗議行動」(ゲート前)
         午前9時―11時、ゲート前にて
 1月24日(土)(14時~19時)「全国金曜行動・交流会議」
        薩摩川内市内御陵下公園運動場会館
 1月24日(土)川内・高浜原発を再稼働させない!東京集会(18時~19時30分)
      豊島公会堂 終了後池袋駅周辺デモ 主催:さよなら原発1000万人署名
 1月25日(日)「辺野古に基地を作らせない!国会包囲行動」14時~15時
    場所:国会周辺  主催:1・25国会包囲ヒューマンチェーン」実行委員会

○2・7集会 テント撤去原発再稼働を許すな!
        18時30分~20時30分 日本教育会館3F第一会議室
 主催:経産省前テントひろば、テントひろば応援団


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┗■6.短信・2015年「年始・始動しました」
 |  「再稼働反対」「テントを守ろう」等、諸行動が目白押し
 └──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)

 この年末年始は、メールマガジンもたんぽぽ舎の冬休みに合わせお休みしました。しかし、さすが10日も休むと受信メールがいっぱいたまっていて、担当者は整理と返事に追われていました。(経験のある方たくさんいらっしゃるでしょう)
 行動の方は7日(水)の九州電力東京支社前&東電本店抗議(第16回)からダッシュスタート、「再稼働反対」「テントを守ろう」等いろいろな行動が目白押しです。金曜ビラの予定欄も去年に増してびっしりです。
おまけに安倍・自民党政権の政策のあまりのひどさに、他にも集会・行動がいっぱい。「体がもう一つ欲しい」と思っている人が多数。
 3月1日(日)には、たんぽぽ舎27回総会と26周年の行事が入っています。そのため、2月は来年度の方針討議等もヤマ場になります。
 風邪をひかないよう注意して頑張ります。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2380】
2015年1月16日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                     転送歓迎 重複ご容赦願います
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★1.テントが危ない!経産省前テントを守ろう支援・連帯の集会1.26
★2.今月・2月・3月の日程(学習会・デモ・ほかアクション)
★3.東京電力福島第一原発の最新情報をお伝えします(春橋哲史)
★4.新聞から
 ◇再生エネ買い取り 強まる制約 太陽光 20円台引き下げへ
  (1月16日 東京新聞より抜粋)
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┗■1.テントが危ない!経産省前テントを守ろう支援・連帯の集会1.26
 │ 上映会と支援者・参加者から連帯のメッセージ
 └────

【経産省前テントを守ろう支援・連帯の集会1.26】
 日時 1月26日(月)19時~21時30分
 場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
 参加費 800円(内半分をテントへカンパ)、学生:400円
 問合せ たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

 <内容>
 ・映像上映「テント1000日 おテントさまが見ている」
 ・支援者からのメッセージ
  原発現地から --- 相沢一正さん(茨城県東海村議)
  テントひろばから --- 淵上太郎さん、正清太一さん
  テント応援団から --- アソシエーション(associations.jp)から
  たんぽぽ舎から --- 柳田真、沼倉潤
  テント泊り番から --- 乱鬼龍さん、帯谷れい子さん ほか
  福島の女たちから、沖縄支援者から、自治体議員から
  テントを守ろうハガキ から --- 横田朔子さん、内海洋子さん
  大口昭彦弁護士から、ほか参加者から。メッセージ紹介。

 ※テントを守ろう・2回目集会を2月18日(木)夕方に予定しています。
  支援・連帯しよう! ぜひご参加ください。


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┗■2.今月・2月・3月の日程(学習会・デモ・ほかアクション)
 └────
(学習会の会場は「スペースたんぽぽ」(たんぽぽ舎のビル4階)です)

1/17(土) 18:00~20:00 参加費800円
学習会【原発とテレビメディア:全5回シリーズ第五弾】
 ―日本製の原発映画の問題点・外国製の原発映画との比較・日本製は
 なぜ駄目なのか― <映像上映>あり 講師:加藤久晴さん

1/22(木) 19:00~21:00 参加費800円
学習会【「東電は責任をとれ」連続講座 第12回】
 「原発事故と環境汚染 3回連続講座 その2」 講師:藤原寿和さん

1/23(金)・1/30(金) 18:30~20:00 <2月も同時刻に開催予定>
【川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 首相官邸まえ抗議】 呼びかけ:首都圏反原発連合

1/24(土) 18:00~19:30
【川内・高浜原発を再稼働させない!東京集会】
  会場:豊島公会堂(参加費がかかる場合があります)終了後、デモ
  主催:さようなら原発1千万人署名市民の会

1/24(土) 14時~19時 参加費(資料代)500円
【全国金曜行動・交流会議】須藤靖明さん講演会「川内原発再稼働と火山」
 会場:薩摩川内市御陵下公園運動場会館
 主催:かごしま反原連  協力:再稼働阻止全国ネットワーク

1/25(日) 午前9時~11時
【全国金曜行動・川内原発ゲート前大抗議行動】
  薩摩川内駅西口広場より貸し切りバス運行(集合あさ8時)
  問合せ 再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

1/25(日) 13:00~16:00
【ストップ川内原発再稼働! 1.25全国集会】
 集会 13:00~14:00  会場:天文館公園(鹿児島市)
 デモ 14:30~16:00
 主催:ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会

1/26(月) 19:00~21:30 参加費 800円
討論会【テントが危ない!テントを守ろう応援連帯集会】
 DVD上映「テント1000日 おテントさまが見ている」
 参加者の発言  主催・問合せ:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035

1/29(木) 19:00~21:00 参加費 800円
学習会【槌田ゼミ新シリーズ「福島原発事故基本講座第10回」
 川内・高浜原発の科学的欠陥を除くために】講師:槌田敦さん

1/31(土)・2/1(日) 
【高浜原発再稼働阻止 高浜現地 車デモ】 車デモと地域情宣
 呼びかけ:若狭の原発を考える会、「若狭の家」運営委員
 問合せ :再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
 (東京からも参加予定。希望者はお問合せ下さい)

*****2月の予定*****

2/3(火) 19:00~21:00 参加費800円(学生400円)
学習会 【大間原発をめぐって見えてきた日本の姿】
 講師:野村保子さん(大間とわたしたち・未来につながる会)
 *開会まえ18時半からDVD上映あり

2/4(水) 14時~17時
【川内原発再稼働阻止・原発いらない!
 鹿児島の女たち&福島の女たちの共同アクション 第1日目】
 呼びかけ:原発いらない鹿児島島の女たち、福島の女たち
 14:00~15:00 経産省・規制委 申し入れ
 15:30~16:30 内閣府申し入れ
 16:00~17:00 官邸まえ抗議(予定)
 呼びかけ 鹿児島の女たち&福島の女たち 協力:3.11鹿児島集会実行委他
 賛同・協力 募集中!
 「労働者集会」との連携を図り、共同でのアピール行動を行います。
 「労働者集会」は18時半から日比谷コンベンションホールで開催されます。

2/4(水) 17:30~18:45
【九州電力川内原発 再稼働反対!九電東京支社への抗議行動】
 場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町日比谷口下車)
 呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

2/4(水)・3/4(水) 19:00~20:15
【東電本店合同抗議】(第17回、第18回)
 場所 東京電力本店前  呼びかけ:たんぽぽ舎、テントひろば
 賛同団体:東電株主代表訴訟ほか106団体

2/5(木) 11:30~15:00
【川内原発再稼働阻止・原発いらない!
 鹿児島の女たち&福島の女たちの共同アクション 第2日目】
 11:30~ 霞が関ランチデモ
 12:30~15:00 院内集会 会場:参議院議員会館 講堂

2/7(土) 18:00開場 18:30開会
【テント撤去・再稼働を許さない大集会】 会場:日本教育会館
 講演「福島 小児甲状腺ガンは異常多発」 講師:高松医師
 主催:テントひろば、テント応援団

2/13(金)・27日(金) 17:30~18:00(金曜官邸まえ行動の前段で実施)
【関西電力東京支社抗議行動】
 場所 富国生命ビル9F<ビル前に集合、中には入りません>
 呼びかけ:たんぽぽ舎

2/15(日) 13:30~17:00 参加費500円
【再稼働阻止全国ネットワーク 討論集会】
 「原発再稼働 これまでの取り組みと今後の方針-現地行動を踏まえて」
 会場:スペースたんぽぽ  詳細後日

2/21(土) 18:00~20:00 参加費800円
学習会【原発と核武装、はやぶさ】 講師:原田裕史さん

2/24(火) 19:00~21:00 参加費800円
学習会【「東電は責任をとれ」連続講座 第13回】
 「原発事故と環境汚染 3回連続講座 その3」 講師:藤原寿和さん

2/26(木)
傍聴と集会【第10回 経産省前テント裁判】
 東京地裁 103号法廷、14:30開廷(抽選になる場合があります)
 法廷終了後、報告集会  詳細後日

*****3月の予定*****

3/1(日) 13:30開会【たんぽぽ舎 第27回総会・26周年】
 会場:スペースたんぽぽ
 ☆第1部 総会
 ☆第2部 記念講演 講師:木幡ますみさん 山崎久隆さん
 ☆第3部 懇親会
 参加費 第1部:無料、第2部:800円、第3部:2500円、2部・3部通し3000円

3/2(月)【九州電力本社交渉】(福岡市)
 主催:3・11鹿児島実行委員会 ほか 詳細後日

3/11(水)【第4回 3・11原発いらない地球(いのち)の集い】
 場所:福島市音楽堂
 共催:原発いらない福島の女たち、スリー・ノンの女たち  詳細後日

3/14(土)【原発のない福島を!県民大集会】
 会場:福島市・あずま総合体育館
 主催:原発のない福島を!県民大集会実行委員会  詳細後日

3/28(土) 18:30開場 19:00開会
【福島を忘れない!さようなら原発大講演会】
 会場:新宿文化センター (集会終了後、デモ予定)
 主催:さようなら原発1千万人署名市民の会  詳細後日


┏┓
┗■3.東京電力福島第一原発の最新情報をお伝えします
 └──── 春橋哲史(東電前抗議アクション参加者)

凍土方式遮水壁造成の為のボーリング:1月7日現在、2034本予定中1102本。
全体の約54.2%終了。

・固体廃棄物の保管量:14年11月末現在、約21.2万立方メートル
 その内、金属やコンクリート等の瓦礫が約13.2万立方メートル、伐採木が約
 8万立方メートル
・液体廃棄物(汚染水)の貯留量:1月8日現在、約59.3万t
 その内、ALPS処理待ち水が約30.1万t、同処理済み水が約26万t
・設置済みタンクの貯留容量上限は約74.1万t
・2012年の汚染水の増加量は約14.1万t/月間平均約1万1800t/1日平均約386t
・2013年の増加量は約16.3万t/月間平均約1万3600t/1日平均約447t
・2014年の増加量は約18.4万t/月間平均約1万5300t/1日平均約504t

固体廃棄物・液体廃棄物とも、増える一方です。
今後の増加量を正確に予測することは困難ですが、廃棄物の増加量は右肩上が
りの傾向を示しています。今年中に何らかの手を打たなければ、2016年以降、
福島第一で発生する廃棄物が敷地の外に溢れ出す可能性が極めて高くなると思
われます。

尚、この原稿は、1月9日の金曜行動(国会正門前・希望のエリア)での自分
のスピーチに、加筆・訂正したものです。


┏┓
┗■4.新聞から
 └────

◆再生エネ買い取り 強まる制約 太陽光 20円台引き下げへ
 (1月16日 東京新聞より抜粋)

 経済産業省は十五日、再生可能エネルギーの買い取り価格を決める有識者会
合「調達価格等算定委員会」を開き、二〇一五年度の買い取り価格を検討し始
めた。(中略)
 政府は昨年十二月に、原発を重視して大手電力七社が受け付ける太陽光発電
の電力量に上限を設定。自然条件で出力が高まりすぎる場合は電力会社側が自
由に出力を抑えられるようにするなど、再生エネ事業者への制約を強めた。再
生エネが増える展望がないまま買い取り価格の引き下げが先行することに、委
員からは「政府が再生エネを増やしていく姿勢を示さなければ、事業者が参入
をあきらめてしまう」(日本環境学会の和田武・前会長)と批判もあがった。
(後略)
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