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たんぽぽ舎です。【TMM:No2424】
2015年3月5日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.原告(国・経産省)の主張をそのまま認めた判決。不当だ。
   今後、高裁へ控訴し、仮執行の停止を申立てる-声明2
                      経産省前テントひろば
★2.司法権力の不当な判決は許さない、記者会見ほか
   テント日誌3月4日(水)
   経産省前テントひろば 1231日 商業用原発停止 535日
                        (I・K)
★3.静かであるが緊張が深まるテントから
   毎週みえる90歳のTさんとその娘さんが座って下さる
   テント日誌2月27日(金)
   経産省前テントひろば 1226日商業用原発停止 530日
                       (I・K)
★4.東電 底なしの汚染水漏えい (下)
   東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
   責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
                       山崎久隆(たんぽぽ舎)
★5.新聞より4つ
  ◆電力・ガス 選ぶ時代 セット契約・再生エネ… 競争で値下げも
   法改正案を閣議決定      (3月4日、日経新聞朝刊より抜粋)
  ◆電気・ガス「全面自由化」 改正案閣議決定
   20年 発送電分離 22年 導管分社化 公平な競争環境カギ
                   (3月4日朝日新聞見出し)
  ◆血栓ある仮設の住民 増加 岩手・宮城 大槌町は震災直後の3倍
                   (3月5日朝日新聞見出し)
  ◆「核」に捨てられた人 ドキュメンタリー映画監督が新作
   贖罪込め世界に追う     (3月4日朝日新聞見出し)
━━━━━━━
※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
 3/6(金)首相官邸前抗議行動-第139回
   ※0308直前準備のため3/8は官邸前抗議エリアのみ開催します。
   ※「希望のエリア」は、いつもの場所で開催されます。
 日 時:3月6日(金)18:30~20:00
 主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
       当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

たんぽぽ舎は、いつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、
たんぽぽ舎16:50出発、17:30頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:45「経産省前テントひろば」集合。
 1~5班にわかれて18:00官邸前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.原告(国・経産省)の主張をそのまま認めた判決。不当だ。
 |  今後、高裁へ控訴し、仮執行の停止を申立てる-声明2
 └──── 経産省前テントひろば

1.2月26日、東京地裁民事37部の村上裁判長は経産省前テントをめぐる第1審の判決を下しました。
 内容はテントが立つ土地の明け渡しと損害賠償金の支払いを命じ、更にこれらについて判決確定前の仮執行を可能とするものでした。
 この判決は、原告…国・経産省の請求を容認するもので、私たち(被告)が原告の権利濫用、原告の損害程度、独立訴訟参加の可否等、8つの争点について、ことごとく、原告の主張内容をそのまま全面的に認めるものでした。
 しかも、突然の結審により私たちの本案準備書面の提出の機会を奪うなど、私たちに主張・立証の機会を与えないままに下された、明らかに不当な判決であって、私たちはこの判決を断じて受け入れることはできません。

2.私たちは、上記のような仮執行宣言付きの判決を受けて、次のように闘うものです。

1)この判決を断じて受け入れることは出来ないので、東京高等裁判所に控訴します。同時に仮執行宣言についても、執行停止の申立を行います。

2)私たちはこの度の判決によって新たな局面に立つに至りました。私たちは国によるテント撤去を拒否します。福島の人々を始めとする全国の人々の切実な願いを踏みにじるテント撤去という国の暴挙が、いつなされるか予測することは私たちにはできません。けれどもこの3年半の間、全員が立脚してきた非暴力・不服従の原理と決意を新たにし、強制撤去の攻撃に対しては、したたかに、かつ柔軟に対応していきたいと考えています。

3)3年半に及ぶ「経産省前テントひろば」の闘いは、何人もこれを無きものにすることはできません。そしてテントとしての闘いの現場は、私たち自身が選択します。私たちの強固な意志と、「テントの精神」を活かしながら、闘いは継続されます。例えいっとき、テントが見えなくなっても、「経産省前テントひろば」は、新たに、適切な場所に適切に再建されるであろうことをお約束したいと思います。

4)損害賠償金への対応を含めて脱原発運動全体の力強い前進のために、「1億円寄金活動(仮称)」を大胆に提唱・推進します。
 こうして集められた寄金は引き続く「テントと命を守る裁判」にも活用されますが、全国各地の脱原発運動にも活用されるものです。
           2015年3月4日  経産省前テントひろば


┏┓
┗■2.司法権力の不当な判決は許さない、記者会見ほか
 |  テント日誌3月4日(水)
 |  経産省前テントひろば 1231日 商業用原発停止 535日
 └──── (I・K)

○ 心配した雨もあがってさわやかな朝。
 テントに着くと先日右翼に壊された玄関にアコーディングドアを取り付ける作業中。11時からの記者会見に間に合うようにと一生懸命でした。
 テーブルの用意など始めるといつもより多く居た周りの人たちが手伝ってくれて助かった。まだ準備も整わないうちNHKの人が現れて今日メインで話す人はどなたですか?など聞かれびっくり!判決の出た後だからかメディアの参加が多かった。
○ 会見に臨んだのは大口弁護士、渕上さん、正清さんそして事務局の高瀬さん。
 大口弁護士が現状について報告、控訴の手続きをしたこと、そして今日テント撤去執行停止の申し立てをすることなどが話された。
 渕上さんは急遽作った「声明文2」を読み上げる。正清さんが原発は世界の問題であることテントの担ってきたことなどを話し、高瀬さんも不当な判決である、被告2人に賠償金を支払わせるわけには行かない。団結して闘うことを強調した。
会見が終わってからも数社の方が残って渕上さんなどに質問していました。
明日の新聞にどうでるか?
○以下にそのときの様子がおさめられています。
 http://twitcasting.tv/showering00/movie/147567752


┏┓
┗■3.静かであるが緊張が深まるテントから
 |  毎週みえる90歳のTさんとその娘さんが座って下さる
 |  テント日誌2月27日(金)
 |  経産省前テントひろば 1226日商業用原発停止 530日
 └──── (I・K)

昼間比較的暖かかったのに夕方になって急に冷たい風が吹き寒くなってきた。
○4時ごろ毎週来てくださる90歳のTさんがやってきた。
裁判の時は毎回来て抽選に並んで下さる。
ずっと抽選に当たったが、いつも福島の人などに譲ってきた。でも最後の2回は外れてしまったとのこと。
 昨日は抽選の後テントに戻り雨の中、娘さんのS子さんと一緒に座って下さった。そしてメディアの質問などに答えて下さり予定の時間より遅くなって帰られたそうです。本当に感謝です。
○5時過ぎ日比谷のほうから労働者のデモが通った。
テント前で原発反対のシュプレヒコールをしてくれて嬉しかった。
丁度居合わせた双葉町から避難しているKさんがデモ隊に向かってアピールをしていた。デモには若い人たちが多かったので期待したいですね。
判決に対するテントの声明とニュース45号が出たのでKさんが準備し配布のため官邸前に向かう。彼の精力的な行動に脱帽です。
 6時過ぎ、関西電力東京支社前抗議行動を終えた、たんぽぽ舎の柳田さんがテント前で関電前行動の報告や非暴力・不服従でテントを守ろう!などのアピールをして官邸前に向かって行った。
 今夜はテントのことを心配して下さる方達がいつもよりたくさん寄ってカンパを入れて下さった。
寒かったけれど、皆の脱原発の思いを感じられて良かった。(I・K)


┏┓
┗■4.東電 底なしの汚染水漏えい (下)
 |  東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
 |  責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
       (上)は、3月3日発信の【TMM:No2422】に掲載

○3番目に、排水溝出口付近のサンプリングは毎週1回と報道されている。これでは連続測定でもないしサンプリング調査にもなっていない。サンプリング調査が成立するには排水そのものを測定する必要があるのに、排水溝の外の海水の調査しかしていない。調査方法とサイクルはどういう観点で決められているのかはなはだ疑問である。

○4番目に、K排水路でストロンチウム90が1リットルあたり1500ベクレル(告示濃度の50倍)、セシウムが1010ベクレル(134と137の比率が分からないがおおむね12倍以上)に達する濃度の汚染を流出し続けたと報じられているが、放出した放射性物質の総量はいったいどれだけになるのかは明らかになっていない。いつも言うことだが、総量が問題なのである。それが分からないのでは、そもそも「コントロール」になどなっていないのだ。

○5番目に、K排水路以外の排水路も問題である。排水路を流れる雨水の中に含まれる放射性物質の濃度や総量は把握できていないし、そのデータも存在しないだろう。排水路ごとにチェックする体制が取れないならば、雨水もタンク貯蔵して、汚染除去し測定してから排出すべきである。勿論大変な設備が必要になるが、そのような汚染を引き起こした場であることを認識すべきなのだ。こんな現場で告示濃度を盾にした排出強行は出来ないことを東電も知っているはずだ。だから告示濃度を超える厳しい自主基準を作ったのではないのか。ところが実態は、その自主基準を大幅に超える水を流し続けていたのだから、信用失墜行為と言うほかない。

○海洋への汚染水流出について、増田廃炉カンパニー・プレジデントは「公表すべきものとは思わなかった」と言ったと報じられている。その意味はおおむね以下のような理由であると思われる。
 そもそも東電は、事故時に空中に放出した放射性物質については、その後どこからどんな経路を辿って海に入ろうとも「東電の管理責任は無い」と考えている。
つまり敷地内に降下したセシウムやストロンチウムが、雨水と共に流出することを「管理対象と認識」はせず、そのまま放流して良いと考えているのだろう。

○このような独りよがりな考え方を貫くのならば、地元はもとより全国の農漁業者の理解など得られるわけもなく、今後一切、東電の「管理放出」は、いかなる水準のものであろうと拒否する。排出を強行するのではなく、基本的な考え方を改めねばならない。
 現状の責任感の欠如、管理能力の限界を見るに付け、ますます東電以外の責任主体を作るべきことを強く感じる。

○「国が一歩前に出る」などと言いながら何ら責任ある態度を取ることもない現状では、国に責任を負わせる仕組みが必要だ。
 規制庁は福島に責任を持つ期間の一つとすべきだ。また、実効性のある汚染水等放射性物質対策及び高い透明性を有する情報公開体制の整備、労働災害事故や多重下請けによる搾取のない安全な現場作りが確立するよう、市民と行政が監視できる機構をも整備すべきだろう。

○現場のコントロールを今のような体制で進める限り、次に起きる地震や津波で、容易に大量の汚染水が海洋流出してしまうだろう。
 それだけでなく、大量にある使用済燃料と、炉心直下にある核燃料が、大規模な崩壊を再び起こせば、3.11をも超える大災害にもなりかねない。
 東電のリスク評価にもちゃんと書かれているこれらのリスクに対して、どう対策をするのか、依然としてこの国は、川内や高浜の再稼働どころではなく「今そこにある危機」にこそ全力を投ずべき段階であることを忘れてはならない。


┏┓
┗■5.新聞より4つ
 └──── 

 ◆電力・ガス 選ぶ時代 セット契約・再生エネ… 競争で値下げも
  法改正案を閣議決定

 政府は3日、電力・ガス改革の総仕上げとなる電気事業法などの改正案を閣議決定した。電気やガスのセット販売や再生可能エネルギーだけを使った電気など多様なメニューが可能となり、消費者が自らエネルギーを選ぶ時代に入る。競争が活発になれば料金低下につながる可能性もある。ただ、先行して自由化した欧州では値上げとなった例もあり、適切な監視体制が課題となる。
 改正案が今国会で成立すれば、60年以上続いた電力・ガスの地域独占の時代が幕を閉じる。2016年に電力、17年にガスの家庭向け市場が自由化されれば、多様なサービスが生まれる見通しだ。(後略)(3月4日、日経新聞朝刊より抜粋)


 ◆電気・ガス「全面自由化」 改正案閣議決定
  20年 発送電分離 22年 導管分社化 公平な競争環境カギ
                   (3月4日朝日新聞見出し)


 ◆血栓ある仮設の住民 増加 岩手・宮城 大槌町は震災直後の3倍
                  (3月5日朝日新聞見出し)


 ◆「核」に捨てられた人 ドキュメンタリー映画監督が新作
  贖罪込め世界に追う   (3月4日朝日新聞見出し)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2423】
2015年3月4日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.「除染して大熊町に帰ろう」は復興利権です。
   格差・分断はますます広がっています。    復興利権と「原子力むら」の復活
    利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている
                 冨塚元夫 (たんぽぽ舎会員)
★2.いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と
   汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽
   情報とは闘って奪い取るものである。
                 三輪祐児(ユープラン)
★3.川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人
   九電「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返し
   3月2日<九電は被害を受ける可能性のある住民に説明し同意を得よ>に参加して
                  橋本あき (福島から参加)
★4.本日(3月4日)の経産省前テントひろば前記者会見の録画です。
                 経産省前テントひろば
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◆「福島原発事故から4年…欺瞞だらけの原発再稼働計画と、懲りない原子力ムラの内情とは?」(3月10日(火))  
  ◆ 『日本と原発』ドキュメンタリー映画(3月29日(日))
★6.新聞より2つ
 ◆ 政府の原発対応「評価せず」71%   福島県民 世論調査
   放射性物質 73%「不安」  
   「日本の事故」風化許すな          (3月4日朝日新聞見だし)
 ◆世論調査でハッキリ
    安倍政権の原発対応    「評価しない」71% 
                     (3月5日号日刊ゲンダイより)
━━━━━━━
※訂正1つです
 昨日発信の【TMM:No2421】でご案内した3/7「原子力規制委員会を問う」
 討論会は、講師の都合により4月に延期されました。日程が確定次第、ご案内致します。
━━━━━━━

┏┓
┗■1.「除染して大熊町に帰ろう」は復興利権です。
 |  格差・分断はますます広がっています。    復興利権と「原子力むら」の復活
 |   利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている
 └──── 冨塚元夫 (たんぽぽ舎会員)

 3月1日たんぽぽ舎26周年のつどい第2部の記念講演で木幡ますみさんが「福島の現状―2011年3月から現在に至る大熊町の状況」を話されました。
 1時間の短かい持ち時間で、いろいろ話されました。原発事故の前の出来事、事故当時のこと、そして現在のこと。
 事故前のことは、モニターとして原発内部を見学にいった時のこと。地下一階の洗濯所では作業員の防護服を洗濯していますが、働いているのは身寄りのない年寄りで、乾燥するときに放射能が飛ぶ中をはだしでマスクもつけずにいるので、みな早く死ぬと言われていたそうです。
事故以前から大熊町は子供の病気が多く、白血病や甲状腺がんもありました。そういう子供の父親は原発作業員でした。
 3.11事故の時東電社員は逃げた人が多かったが、逃げない人もいました。東電社員の中でも格差・分断があります。
 格差・分断はますます広がっています。現在末端の作業員は酷い生活をしています。いろいろと経費を引かれて弁当代しか残らない人もいます。
 彼女は一時帰宅で時々実家に帰ると、ネズミや猪のふんとともに、毛布やラーメンのカップを見つけるそうです。その日の仕事にあぶれた除染作業員が宿泊費を節約するために線量の高い空き家に泊まるようです。
 収束作業で一番酷い仕事をしているのは外国人が多いそうです。やくざが集めてくるのですが、外国から直接連れてくる場合もあります。フク1の1号機から3号機で作業したロボットを回収する作業は彼らがやるそうです。
 除染で儲けているのは、町長、役場職員、商工会長など、利権に群がる人々はいわき市に「除染御殿」を建てている一方、仮設住宅で長期間住み続けている人々がいます。自死者が増えています。
放射性廃棄物の中間処理施設建設でも利権で金が入る一握りの人がいます。
 復興利権と「原子力むら」の復活によって、「福島と原発」の現状に取り組むのが難しくなっています。そうした集会には会場を貸さない市町村が増えています。「除染して帰ろう」という町長に逆らう職員は移動させられます。
困難な状況でも、状況を冷静に分析し、差別された人々とともに元気に活動されている木幡ますみさんは素晴らしいと思います。

┏┓
┗■2.いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と
 |  汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽
 |  情報とは闘って奪い取るものである。
 └──── 三輪祐児(ユープラン)

○3月1日、たんぽぽ舎の26周年総会のあと記念講演会が開催され、大熊町から避難中の小幡ますみさんと、山崎久隆さんが話をされた。いつもながら小幡さんのユーモラスで辛辣な語り口、山崎氏の推理小説を読むような鋭利な分析と嘘の暴露、鋭い舌鋒に圧倒された。どちらも映像としてUPLAN上で公開されている。
 小幡ますみ氏 https://www.youtube.com/watch?v=w_jTTi7lPtU
 山崎久隆氏  https://www.youtube.com/watch?v=3stsYjTejEI

○木幡さんからは、いま福島の地元で語られている過酷な話題が次々と披露された。高線量被曝しながら働く地下のクリーニング室、数分で人が死ぬ場所に放置されたロボットの回収に向かわされる外国人労働者、福島のおにぎりを食べたふりして食べなかった安倍首相、除染で儲けて建てられたいわきの御殿、被ばく労働者を作る目的の未来学園、ただ騙されるだけの愚かな町長、そして頻発している病気と同調圧力のもとで沈黙する人々など、報道からは決して知ることができない悲惨な実態を伝えていただいた。
○山崎さんの話は、ちょうどふくいちで問題になっている雨水排水による汚染物質大量海洋投棄と情報隠蔽というタイムリーな話題から始まった。雨水に混ざってしまえば管理責任のない無主物だから知ってる必要もないという東電の姿勢、隠蔽に加担する司法と報道機関への厳しい批判は、他の原発や再稼働など全ての問題にも共通する。川内原発で九電が規制委員会に提出した申請書の公開を求めたところ出てきた、膨大な「黒枠白抜きの紙だけ」がつぎつぎとスクリーンに投影された。「お前たち市民には絶対教えないぞ」というあからさまな情報隠蔽と報道操作。なぜそんなことが堂々と行われるのか、知られたらまずいことが満載だからだという論理的な分析も、事例を示して紹介された。
○両者の話を聞きながら、「情報戦」ということを考えた。
 日本という国は国体護持のためであれば平気で国民を殺してきた。「大のためなら小の犠牲は止むを得ない」という論理で、かつては天皇制護持のために数多の国民を殺した。今はまた官僚制という国体護持のために国民を殺そうと企図し、総力を挙げて国民に対する戦略的な情報戦を仕掛けてきている。報道機関の籠絡はその象徴である。
 情報の語源は「敵情報告」であるという。わたしたちはこの軍事用語の原点に戻らなくてはならないだろう。「敵情報告」は、どうぞ教えてくださいと懇願して出してもらうものではないし、相手から出てきたから正しいと信頼すべきものでもない。情報とは闘って奪い取るものである。敵の無線を傍受しては解読し分析し、最前線では敵地に潜入した斥候兵が命と引き換えに偵察して獲得し、あるいは金で雇われた二重、三重スパイが敵の高級幹部から盗みとってくる。逆にこちらからは嘘の計画を漏洩し味方をも騙し、陽動作戦をもって罠を仕掛け敵を撹乱する。それが情報戦の本来の姿である。福島の人びとのように純情無垢であってはならない。情報を素直に信じ教えられたとおりに行動する純粋さは美しいかもしれないが、情報戦においては敗北への道なのである。
○再稼働すれば私たちはもっと過酷な情報戦の地獄に落ちていかなくてはならない。望まぬこととはいえ、国と電力会社との闘いを闘い抜いて生存を守るために、私たちはこの「情報戦」をどう闘っていくかを改めて、真剣に考えなくてはならないのである。

┏┓
┗■3.川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人
 |  九電「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返し
 |  3月2日<九電は被害を受ける可能性のある住民に説明し同意を得よ>に参加して
 └────  橋本あき (福島から参加)
  
 午後1時九電本店前の路上には川内・玄海原発再稼働阻止するために全国から約600人が集まった。九州各県の代表の訴えに続き、80人が九電交渉へ館内へ。それ以外の人たちはビルを包囲するようにデモをして歩いた。
 九電社長瓜生氏の経歴を調べてみると昭和50年に大阪大学院工学研究科産業機械工学専攻終了、同年九電へ入社。課長次長部長副社長と出世街道一目散にきて平成24年に取締役社長に就任して現在に至るとある。経歴をやっかむ訳ではないが人の痛みを解る人なのだろうかと疑いたくなる。私は最初の入館整理券をもらえなかったので始めのほうはわからないが、途中の5時頃に外へ出てきた人に交替してもらい館内へ入ることができた。たばこの煙はないのになんか煙ったい会場の中は険悪で九電広報部の困惑しきった5人の顔があった。こちらの要望に対して「説明はできません、しません」「社長はきません」「お答えできません」の繰り返しが延々と3時間も繰り返し続いていたという。
 豆腐に針、暖簾に腕押し?事前にアポとって伺いを立てて行っているのだから、それなりの返答ができないものだろうか。規制庁や支援法の院内交渉もまったく同じ体質だけど。
 ※私は東電のいわき支社へ東電交渉へ4~5回参加したことがあるが、それなりの質問に対して(疑わしい)(厭らしい)(呆れる)返答もあるが一応の交渉成立が見受けられると感じている。
今回『九電原発再稼働反対99,246筆の署名』を九電が受取らないと、宙に浮かぶ形になり持ち帰ったという。 一企業の社長たる人物の裁量があまりにも小さく情けなく思う。前記の華々しい経歴の持ち主なら私たちの要望を見聞きして、署名の意味をよくよく考えて事故は起こるものだと決断する度量も持ってほしい。
 余談だが3/3雨の中福岡市内の大成建設へ「辺野古の海へコンクリートブロックを入れるな取り出せ」の要望をする人たちに混じって行って来た。ここも同じで大成建設の社員が二名出てきて10分だけの交渉、しかもお客様の邪魔になるからと玄関外の片隅に追いやられ、肝心の話もできずにいたのに時間が過ぎたのでとソソクサと戻って行ってしまった。※客人なんて殆どこなかったくせに。
 日本の海は放射能汚染と人為的に壊され続けている。
この破壊的行為に対してどんなに無視され続けられようとも私は声はあげ続けていく。

┏┓
┗■4.本日(3月4日)の経産省前テントひろば前記者会見の録画です。
 └──── 経産省前テントひろば
 
本日の経産省前テントひろば前記者会見の録画です。
 〇http://twitcasting.tv/showering00/movie/147567752
 〇(こまかく分かれています)
   http://twitcasting.tv/f:100004067858552/show/
 
┏┓
┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◆「福島原発事故から4年…欺瞞だらけの原発再稼働計画と、懲りない原子力ムラの内情とは?」
【出演】
 今西憲之(『原子力ムラの陰謀 機密ファイルが暴く闇』)、
 木野龍逸(『検証 福島原発事故・記者会見3――欺瞞の連鎖』)、
 畠山理仁(『記者会見ゲリラ戦記』)
【Guest】木内みどり(女優)他

 日 時:3月10日(火)午後7時30分から10時00分
 場 所:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7-B2)
     JR「新宿」駅から徒歩5分
 内 容:政官財が全力で原発推進を推し進めようとしている中で、我々は今後どのように考えどのように行動していけばいいのか?
 参加費:予約1600円/当日1900円(+ドリンク代500円)
 予約先:http://bit.ly/1DDY80G
 主催・問合:ロフトプラスワン 03-3205-6864

◆  『日本と原発』ドキュメンタリー映画 
 なぜ、弁護士がドキュメンタリー映画を作らねばならなかったのか?
 監督 河合弘之 構成・監修 海渡雄一(弁護士) 音楽 新垣隆 
 ☆3月29日(日) 自由席 開場30分前 
   ● 1回目 14時上映 弁護士宇都宮健児X奈須りえトーク
   ● 2回目 18時上映 弁護士河合弘之監督X奈須りえトーク
  大田区立池上会館 2F 集会室 池上線池上駅徒歩7分 
    大田区池上一丁目32番8号 
 【主催】フェアな民主主義 
 【問い合わせ】向達(コウダツ) 090-7256-3412  soukichi520@docomo.ne.jp
 【料金】一般 1,000円 障害者・学生 500円 【定員】400 名 高校生以下無料
     (前売り券 大田区内自然食レストランなどで販売中)

┏┓
┗■6.新聞より2つ
 └──── 

◆ 政府の原発対応「評価せず」71%   福島県民 世論調査
  放射性物質 73%「不安」  
  「日本の事故」風化許すな
                   (3月4日朝日新聞見だし)

◆世論調査でハッキリ
    安倍政権の原発対応    「評価しない」71%

 東日本大震災から間もなく4年ー政府のこれまでの原発事故の対応について、福島県民の71%が「評価しない」と考えていることが分かった。
 調査は2月28日と3月1日に、朝日新聞と福島放送が共同で行った。福島第1原発から汚染水が海に流れ出ていることを知りながら、東電が10カ月間隠していた事実が先日発覚したが、これについて、「問題がある」と答えた人は96%に上った。
「放射性物資」73%不安
また、放射性物資が家族や自分に与える影響の不安を、73%が「感じている」と答えた。福島の復興への道筋が「ついていない」と答えた人は69%。〈元のような暮らしができるのは今からどれくらい先か〉の質問については、「20年より先」が61%だった。
                         (3月5日号日刊ゲンダイより)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2422】
2015年3月3日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.東電 底なしの汚染水漏えい (上)
   東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
   責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
                          山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.関電東京支社に抗議行動(2月27日)次回は3月20日(金)17:30より
   神奈川、千葉、東京、自治体議員ら6人発言-
   高浜原発再稼働許さない!の声
            山田和明(再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎)
★3.3/2再稼働反対で九電社長と交渉要求 本店前に住民ら600人
   経産省前テント広場に撤去命令!たいへん厳しい状況です!
          (原発とめよう!九電本店前ひろば第1413日目報告)より
★4.強風に悩まされ、出雲弁に癒やされた、2月最後の官邸前抗議
   避難は無理って地元は思ってる では、再稼働は無し!だよね
   2月27日第138回官邸前・国会前抗議行動報告
                にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★5.「たんぽぽ舎26周年のつどい」・第27回総会の報告
   経過、2015年方針、財政、人事を決めました
                   阿部則子(たんぽぽ舎ボランティア)
★6.新聞より
  ★「就労不能賠償」続けて 東電、今月で打ち切り
   福島被災者「生活できぬ」   (2月27日毎日新聞より抜粋)
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※3/4「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動にご参加を!
 日時:3月4日(水)17:30から18:45
 場所:有楽町駅前の電気ビル前
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
 ☆プラカードやのぼり旗、横断幕を持ってきて下さい。
 ☆終了後、19時よりの「東電本店合同抗議」にもご参加を!
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※3/4「東電本店合同抗議」に参加しよう(第18回目)!
 日時:3月4日(水)19時から20時
 場所::東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
      JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 呼びかけ:経産省前テントひろば(070-6473-1947) 、
      たんぽぽ舎(03-3238-9035)
 賛 同:東電株主代表訴訟、ピースボートなど119団体
 ☆プラカードやのぼり旗、横断幕を持ってきて下さい。
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※訂正1つです
 昨日発信の【TMM:No2421】でご案内した3/7「原子力規制委員会を問う」
 討論会は、講師の都合により4月に延期されました。
 日程が確定次第、ご案内致します。
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┗■1.東電 底なしの汚染水漏えい (上)
 |  東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
 |  責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

○福島第一原発、汚染水問題で「古くて新しい」事件を引き起こしている。
 放射性物質を環境中に出す際の制限値である「告示濃度」(セシウム134・60Bq/リットル、セシウム137・90Bq/リットル、ストロンチウム90・30Bq/リットル)を遙かに上回る汚染水が、1年近く前から流出していたことを中心にした、重大な事件についての報道が続いている。

○2月25日(水)に明るみに出た「汚染水外洋に垂れ流し」(東京新聞)等の新聞記事に、東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤りを禁じ得なかった。
 既に問題となっているトレンチの汚染水対策や凍土止水壁などと同様、想定外の事態の連続について行けず右往左往しながら混乱する現場の姿が目に浮かぶ気がする。そのような状況に追い詰めているのは責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にあるといわざるを得ない。
 日々起きている汚染水の流出を隠ぺいしつつ、対策も取らないまま1年近くをいたずらに経過させた責任は大きい。
 今回は、セシウムとストロンチウムで、主に事故時に敷地、建物、瓦礫などの上に降り注いだものが、その後雨水に流されて排水溝に入り、そのまま外洋に流れていたことが明るみに出た問題だった。

何が問題なのかをまとめてみると・・・

○まず、問題の「汚染水」は排水路を経由して外洋に流出した。この排水路を専用港に付け替える工事をしていれば、少なくても外洋放出ではなく専用港内の汚染問題になったはずだった。認識していたはずなのに、それをしてこなかった。

○2番目は、汚染の原因は建屋の屋上部などに高濃度に蓄積していたセシウムなどの放射性物質であるから、除染をしていれば問題にならなかったはずだ。瓦礫の撤去と共に建屋などの放射性物質を取り除く作業をしないことが、雨の度に放射能流出を引き起こしていることは、既につかんでいるはずであり、その調査は行っているはずだが、その情報も開示しない。
 これに関連し毎月公開されている「福島第一サーベイマップ」では、例えば共用プール建屋の屋上は既に「H24.7月測定」として「0.50(mSv/h)」と記述されている。毎時500マイクロシーベルトというのはとんでもなく高い値である。これをみれば各建屋の屋上に高い汚染があることは誰にも分かるから、2号機原子炉建屋や各号機タービン建屋は相当高い値になっているはずだが、測定記録が公開されていない。
 その他に面積の大きな建屋は、ALAP主排気ファン建屋、放射性廃棄物集中処理設備建屋(プロセス主建屋)、高放射性固体廃棄物貯蔵建屋(サイトバンカ建屋)、雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)、これらは4号機の南側に並んで立っている建屋で、現在はサリーやキュリオンがある。これらの屋上部は事故当時から降り注ぐセシウムやストロンチウムなどの放射性物質が大量に積もっている。  (下)につづく

※3/4「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動にご参加を!
 日時:3月4日(水)17:30から18:45
 場所:有楽町駅前の電気ビル前
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
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※3/4「東電本店合同抗議」に参加しよう(第18回目)!
 日時:3月4日(水)19時から20時
 場所::東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
      JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 呼びかけ:経産省前テントひろば(070-6473-1947) 、たんぽぽ舎(03-3238-9035)
 賛 同:東電株主代表訴訟、ピースボートなど119団体


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┗■2.関電東京支社に抗議行動(2月27日)次回は3月20日(金)17:30より
 |  神奈川、千葉、東京、自治体議員ら6人発言-
 |  高浜原発再稼働許さない!の声
 └──── 山田和明(再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎)

 2月27日(金)17時30分より千代田区内幸町、富国生命ビル前にて開催。
第2回関西電力東京支社抗議行動(再稼働阻止全国ネットワーク主催)を行なった。
 折から突風も吹いて、マイクごと飛ばされそうになりながらも55名近い熱心な人たちが関西電力に向かって抗議した。
○ 初めに、横須賀で核燃料製造装置の反対運動を続けている市原さんが、高浜原発3、4号炉再稼働に合格を与えた原子力規制委員会に怒りの声を上げた。同時に極めて危険な高浜原発を再稼働させ、過酷事故を起こしたら、今度こそ日本は滅びる。そのことを関西電力はどこまで分かっているのか、誰が責任をとるのか。
いまなら間に合う、直ぐに再稼働申請を撤回せよと。
○ 次に千葉から参加した永野さんの発言。福島第一原発事故はまだ終息していない。東電は高濃度汚染水が外洋に漏出していることを1年以上放置してきた。その事実を知りながら、原子力規制委員会、東電は国民に知らせなかったのは犯罪的である。東電事故対策も終わらないうちに高浜原発再稼働はあり得ない。
○ 関西で高浜原発再稼働を闘っている安井さんが駆けつけ、東京で関西電力と戦う人たちに連帯の挨拶をした。反原発自治体議員市民連盟の有賀(日野市議)さんから、自治体議員も原発反対の立場で闘うと力強い表明。
○ 続いて、田中一郎さんが自身のパブコメの意見書に基づいて抗議した。原子力規制委員会の審査では原発が集中していることの危険性について検証もされず、検査書に記載もされていない。
 高浜原発が立地する若狭湾は大飯、美浜、敦賀の3原発の他「もんじゅ」を合わせて計14基が立ち並ぶ。福島第一原発の例を見るまでもなく、同時に事故を起こす可能性は十分ある。
 高浜原発ではウラン燃料よりも危険なМOX燃料使用を前提にした再稼働を認めていること。過酷事故の際炉心溶融に対して川内原発より甘いシミユレーションで済ませていること、など重大な欠陥を指摘。
○ 最後に、西崎やよいさんが女性の立場から、今なお仮設住宅で寒さを凌ぎ、劣悪な環境で暮らす人たち、故郷に帰れない14万人について考えると高浜原発再稼働を絶対許してはならないと訴えた。みんなで一緒にシュプレヒコールで終わった。
○ なお、次回の第3回関西電力東京支社抗議行動は、3月20日(金)17時30分より行なう。


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┗■3.3/2再稼働反対で九電社長と交渉要求 本店前に住民ら600人
 |  経産省前テント広場に撤去命令!たいへん厳しい状況です!
 └──── (原発とめよう!九電本店前ひろば第1413日目報告)より

◇Sakura53さんから:
 再稼働反対で九電社長と交渉要求 本店前に住民ら600人
                   東京新聞2015年3月2日
 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民団体の関係者ら約600人(主催者発表)が2日、福岡市の九電本店に集まり、瓜生道明社長との直接交渉を求めた。九電は広報担当者6人が対応し、拒否したため、市民側は「社長を出せ」と声を荒らげるなど一時騒然となった。・(後略)

◇清重さんから:
 経産省前テント広場に撤去命令!たいへん厳しい状況です!
 日本裁判所「脱原発」テント撤去命令下す 中央日報日本語版 2・27
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150227-00000053-cnippou-kr

 福島原発事故から3年以上、原発反対運動の象徴となっていた東京の「脱原発テント」が撤去の危機に直面した。27日、朝日新聞などによると、東京地裁(村上正敏裁判長)は日本政府が脱原発を叫ぶグループを相手に起こした訴訟で、東京都千代田区経済産業省庁舎前に設置された脱原発テントを撤去するよう26日、判決が下された。
 裁判所は、「テントの設置に表現の自由を行使する側面があるとしても、土地の占有が認められるわけではない」とし、国家が該当の場所から撤収することを求めることは権利乱用にあたらないと判示した。
 裁判所は市民団体側がこれまで土地使用料として1140万円を国家に支払い、撤去までに1日あたり追加で2万1000円を支払うよう命じた。


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┗■4.強風に悩まされ、出雲弁に癒やされた、2月最後の官邸前抗議
 |  避難は無理って地元は思ってる では、再稼働は無し!だよね
 |  2月27日第138回官邸前・国会前抗議行動報告
 └──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)

○ まいど!、前回に引き続き、にしざきやよいがご報告。今日の関電東京支社前抗議は、再稼働阻止ネット主催、地下鉄の出口から強風吹きすさぶ、関電前へ。幟旗を揚げるのも、持っているのも大変。何度か風の勢い負け二、三歩後ろに引きずられるほど。
 でも、30分の抗議の中身は、関電社員、道行く人に向け、再稼働の愚かさ、危険性を訴え中身の濃いものでだった。中でも、関電本店前で抗議しているという人が、ここ東京でも、関電東京支店に向け抗議している事を今日初めて知り、心強いとスピーチ、共に頑張ろう!と私もコールに熱が入りました。
 関電東京支店前は、私、にしざきが、コールすることが多いのだけど、最近マンネリになってきたなぁ、と感じるのです、火炎瓶テツさんみたいに、独特のリズムと耳に残るコールにしたいと思うのだけど、絶叫するばかり、「このビル9階関西電力」も言い忘れるし、誰か良いコールを教えて!と言う前に、自分で努力しないとね。と一人ツッコミ。
○ さて、変わらず強風の国会前、旗が立てられなぁい!何とか植木の枝を縫うようにポールを通し立てられました。そうこうしている間に、抗議は始まってしまい、ビラが撒けなかった(T ^ T)。仕方ないので、ビラ撒けそうな希望のエリアに移動。が、皆んな熱心にスピーチを聞き、コールをしてる。ビラを渡す隙がなぁい(T ^ T)。それでも、遠巻きにいる人5、6人に渡し、再び移動、国会前のこの工事囲い、コレのせいで国会前はホント殺風景!
○ 国会前に戻ってくると、「島根原発止めまっしょい!そばにあーがね活断層!放射能はおぞていけん!核のゴミぃはどげしゃもない!」と出雲弁のコールが、やっぱお国言葉ってイイよね~~。抗議のコールなのに癒やされてしまいました。
 コールをしていた女性にお話し聞くと、島根県松江市からいらした、とのこと。島根原発から5キロの地点にお住まいで、2012年7月から毎週金曜日に島根県庁前・四国電力島根支店前で抗議しているそう、「地元では、避難は無理だし避難はしても、帰れないのだから、再稼働自体ないと、県知事、市長に言って欲しいと皆んな思っている、再稼働したい人は、そうとうの利害がある人だけ、それと、再稼働するには、これとコレのが必要です。それをやります。という再稼働前提のすすめ方が、嫌だ。」と言っておられた。
 「避難しても帰れないんだよ」の語調に原発から5キロという切実さが恐怖と共に私に降ってきた。

☆なお、3月の官邸前・国会前抗議行動も冬時間となります(反原連よりの連絡)。
 3月6日(金)、13日(金)、20日(金)、27日(金) 18時30分より20時まで。


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┗■5.「たんぽぽ舎26周年のつどい」・第27回総会の報告
 |  経過、2015年方針、財政、人事を決めました
 └──── 阿部則子(たんぽぽ舎ボランティア)

○ 3月1日(日)「たんぽぽ舎26周年のつどい」が行われた。
プログラムは例年通り、1部総会、2部講演会、3部懇親会の3部構成。
第1部の総会は72名の出席で行われた。
2部、3部合わせて延べ100名強の出席者でした。
発言は以下の通り
共同代表挨拶・柳田さん   経過報告・沼倉さん
方針案提起・柳田さん    財政報告、予算案提起・渡辺さん
「スペースたんぽぽ」報告と提起・冨塚さん
メルマガ報告とお願い・小山さん  ボランティア活動について・沼倉さん
最後に共同代表の鈴木さんより人事案の提起と紹介があった。

○ 共同代表挨拶では柳田さんが、たんぽぽ舎が「ユニークな存在」として歩んできた歴史を紹介。
 また質疑では沼倉さんより、東京地裁の不当判決により緊迫している経産省前テントひろばへの応援等の提起があり、会場参加者より「テントを守ろう」という積極的な発言が相次いだ。
 「経産省前テントひろば」を右翼が襲撃するというニュースが質疑の最中にとびこみ、緊迫した空気がより一層強まった。
 質疑の後、「経産省前テントひろば」への協力も含め、たんぽぽ舎からの2015年度方針案、予算案、人事案が承認され、新たな年度へのスタートとなった。


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┗■6.新聞より
 └──── 

 ★「就労不能賠償」続けて 東電、今月で打ち切り
  福島被災者「生活できぬ」

 東京電力は、福島第1原発事故による避難区域に自宅や勤務先があるなどして就労が困難になったり、給与が減ったりした労働者個人に対し減収分を補填(ほてん)する就労不能損害賠償を、今月末で打ち切る。東電はやむを得ない個別の事情により就労が困難な場合は対応するとしているが、「個別事情」がどこまで認められるか不明だ。打ち切られる人は「ふるさとへの帰還の見通しも立たない中での打ち切りは一方的。生活が成り立たない」と訴える。
 福島県南相馬市の化学薬品メーカーで研究職だった遠藤和也さん(47)は、同県富岡町から家族4人で避難した。避難所で約4カ月過ごした後、妻の新しい職場が同県白河市に決まり、借り上げアパートに移った。一方、遠藤さんの会社は休業し、2011年5月に茨城県の関連会社への転勤を命じられたが、時期などが折り合わず退職した。
 遠藤さんは正規雇用を求め、ハローワークなどに50回以上通った。だが面接にたどり着けたのは4社。いずれも採用されず、期限付きの派遣と就職活動を繰り返している。
 現在は日給約1万円で医薬品検査をしているが、契約は3月で終了する。賠償金は就活に専念する期間の生活費に充ててきた。その頼みの綱が切れる。「働いていない期間が長いと就活で不利になる。でも働くと就活の時間が確保できない。これから、どうなってしまうんだろう」 (後略) (2月27日毎日新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2421】
2015年3月2日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.汚染水止めろ!東電の情報隠しは許せない!
   柏崎刈羽原発再稼働するな!
   3月4日(水)「東電本店合同抗議」に参加しよう(第18回目)
                 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.たんぽぽ舎26周年-第27回総会がにぎやか・盛況に開かる
   2015年は「原発推進」か、「再稼働阻止」か-
   日本の……わかれ道。「再稼働阻止」に向け、全力で闘おう!
                   柳田 真(たんぽぽ舎)
★3.海に汚染水が流出している切れ目を広河隆一氏が空撮
   経済産業省前テント(UPLANより)
            田中一郎(「本日(3/1)のいろいろ情報です」より抜粋)
★4.テント日誌(2月28日/3月1日)
   経産省前テントひろば1228日 商業用原発停止532日
   テントに右翼来襲 宮崎から急遽上京した人もいて 28日の事
                 (K・M)、(I・K)
★5.新聞より2つ
  ◆京都府、関電と安全協定 高浜原発 地元同意権含まれず
   「結んでも意味ない」 5キロ圏 舞鶴市民、怒りや諦め
                   (2月28日茨城新聞より抜粋)
  ◆復興支援 半数が評価せず    (3月2日茨城新聞より抜粋)
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※3/4「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動にご参加を!
 日時:3月4日(水)17:30から18:30
 場所:有楽町駅前の電気ビル前
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
 ☆プラカードやのぼり旗、横断幕を持ってきて下さい。
 ☆終了後、19時よりの「東電本店合同抗議」にもご参加を!
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※3/7討論集会にご参加を!「原子力規制委員会を問う」
 再稼働「認可前事前工事」を止めろ…報告・山田純一
 九電と規制委の情報隠し(HPデータ白紙公開)を許すな…山崎久隆
 日 時:3月7日(土)18:30から20:30
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
 参加費:800円
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┗■1.汚染水止めろ!東電の情報隠しは許せない!
 |  柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  3月4日(水)「東電本店合同抗議」に参加しよう(第18回目)
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○「第18回東電本店合同抗議」を以下の通り開催いたしますので、ご参加をお願いします。
 東京電力福島原発事故は終わっていない。補償・賠償は値切られ続け、遅れ続け、汚染水は流れ続けている。核燃料の取り出しはあと何十年かかるのか。子どもの甲状腺ガンが急増している。だが、その元凶である東京電力は、被害者の支援をなおざりにして、柏崎刈羽原発再稼働に動き出した。
先般、東京地検が、勝俣元東電会長らを不起訴の処分にしたと発表があったが、私たちは、「あきれ果てても、あきらめない!」
全国各地の電力会社への抗議行動に連帯して、この東京電力への抗議行動を強めましょう。
私たちは、「福島」をどこまでも忘れないし、許さない。
諸悪の根源・東電の破たん処理=解体まで、ともに闘い続けましょう。大衆行動で追及しよう。

○日 時:2015年3月4日(水)19:00~20:00
 場 所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
        JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
 呼びかけ:経産省前テントひろば(070-6473-1947) 、
      たんぽぽ舎(03-3238-9035)
 賛 同:東電株主代表訴訟、ピースボートなど119団体

○当日は前段で、17:30~18:30、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われます。


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┗■2.たんぽぽ舎26周年-第27回総会がにぎやか・盛況に開かる
 |  2015年は「原発推進」か、「再稼働阻止」か-
 |  日本の……わかれ道。「再稼働阻止」に向け、全力で闘おう!
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

○3月1日(日)たんぽぽ舎26周年-第27回総会が100名強の参加で、にぎやかに開かれました。会場は、「スペースたんぽぽ」。
 第1部・第27回総会、第2部・2人の講演(木幡ますみさん、山崎久隆さん)
 第3部・こんしん会で、13時30分より19時30分まで6時間の長ちょうばでしたが、内容の濃い時間を過ごしました。
○総会の途中で、「経産省前テントひろば」へ、右翼が車10台程で押しかけ、「乱暴を働いている」との急報が入り、何人かは「テント」へ駆けつけ、全体では「テントを守ろう」の意見がいくつか出されました。
○こんしん会も60名弱の参加で、おいしい料理と飲み物で盛り上がり、多くの出会い-交流が生まれました。
○次号以降のメールマガジンに、総会議案書の「2015年の方針」、その他をご参考までに掲載する予定です。


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┗■3.海に汚染水が流出している切れ目を広河隆一氏が空撮
 |  経済産業省前テント(UPLANより)
 └──── 田中一郎(「本日(3/1)のいろいろ情報です」より抜粋)

3.海に汚染水が流出している切れ目を広河隆一氏が空撮
   最新記事  OSHIDORI Mako&Ken Portal - おしどりポータルサイト
       http://oshidori-makoken.com/?p=812

6.経済産業省前テント(UPLANより)
 本日(3/1),右翼が経済産業省前テントを襲撃してテントの1つを破壊したようです。本来,ホンモノの右翼は原発には反対するものですから,こういう連中は,右翼でも愛国でも何でもなくて,まさに社会のクズ・支配権力(原子力ムラ代理店)の使い捨て「イヌ」・チンピラやくざのような連中と考えていいでしょう。なお,本日のたんぽぽ舎総会では,経済産業省前テントを守る1つの方法として,多くの方々が「赤,ピンク,水色,黄色,緑,青」(赤に近い色が優先)などのカラフルな色の傘を持ってテントに集まり,テントの強制撤去に反対しましょう,という提案がなされました。さっそく「カラフル傘」を買いに行ってこようと思っています。
(1) 20150226 UPLAN テントの撤去を許すな!2月26日テント前行動 -     YouTube https://www.youtube.com/watch?v=b36nLht_DnM
(2) 20150227 UPLAN 経産省前テントと希望のエリア -
      YouTube https://www.youtube.com/watch?v=Y0hLFJuxhJM


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┗■4.テント日誌(2月28日/3月1日)
 |  経産省前テントひろば1228日 商業用原発停止532日
 |  テントに右翼来襲 宮崎から急遽上京した人もいて 28日の事
 └──── (K・M)、(I・K)

 2月26日に不当判決が言い渡されたテントへ、3月1日(日)の午後2時半頃に10数台の右翼街宣車が襲来。テント前の歩道に乗り上げたのに警察は黙認、数人が乱暴に第1テントの引き戸などをぶっ壊した。幸い、誰にも大きなけがは無く30分程で右翼は立ち去って行った。
 大雨にもかかわらず直ぐに補修、夜は心配で駆けつけた大勢でテント内がにぎわった。宮崎から仙台から、そしてたんぽぽ舎総会懇親会を楽しんだ赤ら顔の人たちがこの日のビデオを見ながら意見交換。NHK番組改ざん(2001年1月30日に放送したETV特集シリーズ「戦争をどう裁くか」の第2夜「問われる戦時性暴力」で、慰安婦問題などを扱う民衆法廷に関する番組を作成し、政府圧力で改ざんして放送した)の折にも、当時の内閣官房副長官安倍晋三がNHKトップに圧力をかけ、右翼がNHKに押しかけたことを覚えている人も多かった。
 いずれにしても、「経産省前テントひろば」は、政府や経産省や裁判所の圧力にも、右翼の大音響と暴力にも屈しない。
3日(月)の朝には数人で通勤客にチラシ配りをする。(K・M)

午前中は風が冷たく寒かった。
昼近くS子さんたんぽぽのOさんなどがテントを心配して次々と来て下さった。
何と宮崎からUさんがマンゴーサブレーなどを持ってやってきた。
26日昼頃から心配で胸がもやもやしていても立ってもいられなかったとのこと、
テント創設以来関わっていてやむなく転勤していった彼の思いが痛いほどわかります。
 暫らく来なかったからと来て下さった男性は第2テントのUさんと同郷だったそうで話が弾んでいました。
 夕方ヨーカンさん、みなと9条の人、辺野古に行ってきたと言う横田近くの人などが来て、脱原発や辺野古基地の事などの話で賑やかだった。
 皆運動の中で知り合えた事を喜び、福島事故は大変だけれど、これを生かして原発止めなければならないと言う考えは一致するが、さてこれから何をするべきか考えなければと思います。
 自転車で通りがかり、チラシを下さいと言ってくれた男性、被曝2世だそうだ。
私たちにありがとう!頑張って!と言ってくれ嬉しかった。
 今日は訪れる人が多く会話も弾んだので時間があっという間に過ぎた気がした。
5時になって会議を終えた人たちも寄ってくれたので私はテントを後にした。
(I・K)

右翼の動きも変わってきた。これも判決と連動している
朝から雨、テントに着いたら泊まり明けの人がたくさん居てびっくりした。
非常時だったのですね。
第2テントにも女性が3人泊まってくれて心強い限りです。
着いたときは小雨だったので傘をさして座り込む。
早々と来てくれたA子さんと一緒に座っていると熊本水俣から来た女性が一緒に座ってくれた。川内久見崎海岸にも行って下さったのこと、丁度来たEさんとも顔見知りの様で挨拶を交わしていた。
少しして若い頃から水俣支援をしてきたMさんがカレー入りホットサンドと沖縄風おにぎりを持って来てくれた。
みんなでMさんのおにぎりなど頂き川内の様子などお聞きした。
彼女は戸籍の事などの勉強会に参加のため上京され、テントに寄ってくださったようで1時ごろそちらに向かった。
その後雨がだんだん激しくなってきたので第2テントに入ることにした。
椅子を入れようとテントを出るとき不覚にも滑って転倒してしまった。
幸いたいした怪我も無く一寸手を傷めただけだったが、バリカーのせいで何人もの人が転倒したことを思い出し、新たな怒りがわいた。
今日は雨にもかかわらず、雀さんたちが足元まで餌をねだりに来た。
最近では、一寸大きめの鳥ヒヨドリ(?)や鳩も来る。そして時々ハクセキレイの姿さえ見かける。あたり構わぬ糞害には辟易するが、可愛い姿で座り込みを癒してくれた事にありがとうと言いたい。
いつもより早く第2テントのHさん、そしてTさんが来てくれたので、私は早めにテントを去った。帰ってきてメールを開けて右翼の襲撃を知ってびっくり!
テントに残っていた方達お疲れ様でした。(I・K)


┏┓
┗■5.新聞より2つ
 └──── 

 ◆京都府、関電と安全協定 高浜原発 地元同意権含まれず
  「結んでも意味ない」 5キロ圏 舞鶴市民、怒りや諦め

  関西電力高浜原発(福井県高浜町)について、京都府は27日、意見表明権や関電の回答義務を盛り込んだ安全協定を関電と結んだ。府によると、立地県以外で意見表明権や電力会社の回答義務が盛り込まれた安全協定の締結は初めて。
 府は当初、立地県と同等の協定を目指していたが、再稼働への「地元同意権」は含まれず、実現しなかった。(中略)
 京都府と関西電力が27日、高浜原発をめぐって結んだ安全協定には再稼働の地元同意権が含まれなかった。「協定の意味がない」「何を言ってもしょうがない」。原発から5キロ内外の京都府舞鶴市の住民からは怒りや諦めの声が漏れた。
 原発から約4キロの杉山地区に住むNPO法人理事長、松岡良啓さん(68)は「大杉の清水」で知られる地元の名水と酒米で日本酒を仕込んでいる。地域おこしに取り組み、杉山の存在をアピールしてきた。国や関電からはこれまで原発について何の説明も相談もなかったという。「われわれは水が命。事故があれば一発で全てが駄目になる」と話した上で「安全を確保できるわけではないから結んでも意味がないのでは。なぜ舞鶴が『地元』じゃないのか。(事故の際)誰が迷惑を被るのかを考えてほしい」と憤った。(後略)(2月28日茨城新聞より抜粋)


 ◆復興支援 半数が評価せず

  政府による東日本大震災の復興策や被災者支援の取り組みについては、まもなく地震の発生から4年を迎える中でも「全く評価しない」が8%、「あまり評価していない」も42%で否定的な意見が計50%に上がった。
 同様の質問をした2014年でも否定的な意見は計52%、13年は計51%で、大きな変化はなかった。今回の結果を年代別でみると、評価しないとしたのは50代の55%が最も多く、次いで60代の53%だった。これに対し、「ある程度評価」「大いに評価」の合計は20代の59%が最も高く、世代間の意識の差も浮かんだ。
 (後略) (3月2日茨城新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2420】
2015年2月28日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.驚愕!安倍首相が過去に「核兵器の使用は違憲ではない」と
   発言していた! 核兵器を使う気満々??
   2002年5月早稲田大学の講演会での発言
              藤原節男(原子力公益通報者、原子力ドンキホーテ)
★2.脱原発情報マガジン『NO NUKES voice Vol.3』(鹿砦社刊)の紹介
   季刊雑誌の第3号です (紙の爆弾2015年3月号増刊)152頁 680円
                           松岡利康(鹿砦社)
★3.新聞より4つ
  ◆汚染水流出を調査 福島第一 廃炉協、立ち入り
                  (2月28日東京新聞より抜粋)
  ◆東電汚染水問題 政府責任認める 経産相「うかつだった」
                  (2月27日朝日新聞より見出し)
  ◆汚染水流出隠しに憤り    (2月28日東京新聞【金曜日の声】より)
  ◆「原子力は徹底的に危険で差別的」 小出助教 最後の講演
                  (2月28日東京新聞より抜粋)
★4.テント日誌2月26日(木)
   経産省前テントひろば1265日 商業用原発停止529日
   今日はテント裁判の判決日である 小雨の中少し嫌な気分で家を出た
   経産省前で、東京地裁前で抗議集会    (I・K)
━━━━━━━
※『たんぽぽ舎第27回総会・26周年』にご参加を!
 日 時:3月1日(日)開場13:00 13:30開会
 会 場:「スペースたんぽぽ」 (ダイナミックビル4F)
   第1部:第27回総会
   第2部:記念講演
       講師:木幡ますみさん『福島の現状』
          「今は福島のこと、明日はあなたの町のことかも…」
       講師:山崎久隆さん 『原発再稼働!何が問題か』
   第3部:懇親会
 参加費:第1部無料 第2部800円 第3部2500円  2・3部通し3000円
 ※総会も含め、会員でない方もご参加いただけます。
━━━━━━━

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┗■1.驚愕!安倍首相が過去に「核兵器の使用は違憲ではない」と
 |  発言していた! 核兵器を使う気満々??
 |  2002年5月早稲田大学の講演会での発言
 └──── 藤原節男(原子力公益通報者、原子力ドンキホーテ)

 頭書の件、フェイスブック投稿で人気の記事です。
 メーリングリストでも配信します。
【安倍晋三:核兵器の使用は違憲ではない】⇒ http://goo.gl/DvkNXO
真実を探すブログ2014/05/15⇒
   http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2544.html

○安倍首相が過去にとんでも無い問題発言をしていました。「サンデー毎日」の2002年6月2日号によると、安倍首相が早稲田大学の講演会で「核兵器使用は違憲とは思わない」等と発言をしていたとのことです。これは自衛隊や核武装に関する話し合いの中で出て来た発言で、他にも彼は人権を制限することに賛成する旨の発言をしています。
○前に京都大学の小出助教が「日本の原発は核兵器のために設置された」と言っていましたが、安倍首相の発言はそれを裏付けていると言えるでしょう。
 現に「核技術維持のために原発は必要不可欠」というような事を言っている自民の議員がいます。核武装については別にどのような考えを述べても良いと思いますが、核兵器の使用を容認するのは絶対にあってはならないことです。
 こんなことを平気で言っている安倍政権が核を持てば、適当な理由をつけて核兵器を使い出す事になります。原発の対策をサボったのも安倍政権ですし、今直ぐにでも彼を政権の座から降ろさないと日本がヤバイです。
○2002年6月2日号の「サンデー毎日」の記事です。要旨をまとめたサイトがありましたので転載いたします。⇒
 安倍氏が小泉内閣の官房副長官だった頃、早稲田大学で「核兵器使用は違憲とは思わない」という主旨の発言をしています。画像をよくみますと、サンデー毎日側は録音テープと写真を元に記事を掲載しています。下記内容の他にも、「人権は制約される」とも発言したようです。
☆安倍官房副長官、福田官房長官の核容認発言の要旨
  ⇒ http://www.ne.jp/asahi/nozaki/peace/data/abefuku_yousi.htm
■安倍官房副長官の発言(「サンデー毎日」2002年6月2日号)
 安倍晋三:有事の際に、自衛隊の活動とか国の活動において、皆さんの国民の権利、基本的人権が一時制約されるのではないか、ということです。これは制約されます。(略)パレスチナを見てください。国家が崩壊したら、彼らの人権を誰が担保するんですか。権利を担保する国そのものが存続の危機を迎えている時には、それは当然、ある程度我慢をしなければならない。そういう理屈が当然だと思う。
 安倍晋三:自衛隊を認めている以上、法整備をしないとおかしい。(略)毎年毎年、約5兆円近い予算を使っているんですね。実力部隊としては世界で、米国は別ですが、自衛隊の実力というのは最高水準だろう。(略)イージス艦が4隻もある。地平線を越えてレーダーをとばすことができますから、極めて大きな範囲をカバーできる。(略)1隻1200億円もするわけです。税金を使っている以上、当然機能的に活動できるようにするというのが、われわれ政治家が納税者に対しての義務ではないか。
 安倍晋三:(先制攻撃はできないでしょうと司会の田原総一郎に問われて)いやいや、違うんです。先制攻撃はしませんよ。しかし、先制攻撃を完全には否定はしていないのですけれども、要するに『攻撃に着手したのは攻撃』と見なすんです。(日本に向けて)撃ちますよという時には、一応ここで攻撃を、『座して死を待つべきではない」と言ってですね、この基地をたたくことはできるんです。
(略)撃たれたら撃ち返すということが、初めて抑止力になります。
 (大陸間弾道弾を作ってもいいのかと問われて)大陸間弾道弾はですね、憲法上は問題ではない。憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
小型であればですね。
 安倍晋三:(それは個人的見解かと念を押されて)それは私の見解ではなくてですね、大陸間弾道弾、戦略ミサイルで都市を狙うというのはダメですよ。日本に撃ってくるミサイルを撃つということは、これはできます。その時に、例えばこれは、日本は非核三原則がありますからやりませんけども、戦術核を使うということは昭和35年(1960年)の岸総理答弁で『違憲ではない』という答弁がされています。それは違憲ではないのですが、日本人はちょっとそこを誤解しているんです。ただされ(戦術核の使用)はやりませんけどもね。ただ、これは法律論と政策論で別ですから。できることを全部やるわけではないですから。


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┗■2.脱原発情報マガジン『NO NUKES voice Vol.3』(鹿砦社刊)の紹介
 |  季刊雑誌の第3号です (紙の爆弾2015年3月号増刊)152頁 680円
 └──── 松岡利康(鹿砦社)

○ 原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン『NO NUKES voice』Vol.3が発売!Vol.3は3.11福島原発事故4周年・24ページ増の特大号! 巻頭は高速増殖炉もんじゅの非公式ゆるキャラとして知られる「もんじゅ君」が登場!
3.11以降の日本を生きるこどもたちへのメッセージです。是非、お子さまと一緒にお読みください!
○ 特集は「女たちの脱原発」!各方面から脱原発に向けて行動し続ける女性たちをピックアップ!
 放射能専門家として、日本の反原発市民運動を牽引した水戸巌教授の遺志を継ぐ水戸喜世子さん(大飯原発差止め訴訟原告)、 執筆活動のみならず、官邸前デモや反レイシズムのカウンターにも参加、日々ツイッターでも発言を続ける池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家/作家)のインタビュー、新聞や女性誌でも話題となった「憲法カフェ」、「怒れる女子会」の仕掛け人・奈須りえさん(市民政策アナリスト)、白石草さん(映像作家)、太田啓子さん(弁護士)による「誌上・怒れる女子会」が開催!
 また、木幡ますみさん(大熊町の明日を考える女性の会代表)や森松明希子さん(原発賠償関西訴訟原告団代表)による、被災者からのリアルな声もお届けします。
○ そして『原発広告と地方紙』をはじめとし、原発とメディアの「不適切な関係」を暴き続ける作家・本間龍さん、化学、物理学の分野からは木原牀林さん(京都悠悠化学研究所主宰)、槌田敦さん(物理学者)にご登場いただきました。
 もちろん東京、大阪、そして鹿児島・薩摩川内市からの最新運動情報も掲載の24ページ増・お値段そのままの特大号です!
 世代、地域を超えて「新たな脱原発情報ネットワーク」の構築を試みる『NO NUKES voice』にご期待ください!
☆たんぽぽ舎でも取り扱います。1号、2号のバックナンバーあり。
 問い合わせは、たんぽぽ舎へ(電話 03-3238-9035かメール)お願い致します。


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┗■3.新聞より4つ
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 ◆汚染水流出を調査 福島第一 廃炉協、立ち入り

  東京電力福島第一原発の2号機原子炉建屋から放射性物質を含んだ雨水が排水路を通じて外洋流出していた問題で、福島県や地元市町村、専門家でつくる廃炉安全監視協議会は27日、第1原発構内の排水路などを立ち入り調査した。
   (中略)
  県原子力安全対策課の渡辺仁課長は「速やかな情報公開を再三要請しているが、意識改善ができていない」と述べ、情報公開の徹底と再発防止策を東電に申し入れた。(後略) (2月28日東京新聞より抜粋)


 ◆東電汚染水問題 政府責任認める 経産相「うかつだった」
                    (2月27日朝日新聞より見出し)


 ◆汚染水流出隠しに憤り  (2月28日東京新聞【金曜日の声】より)

◎東京都世田谷区の会社員鷹浜美春さん(53)
  東京電力は、福島第一原発の汚染水が海に漏れていたことを1年以上も隠してきた。人の健康に直結する情報なのに、勝手に「公表の必要がない」と判断していたことに新たな憤りを感じる。
◎千葉県我孫子市、無職小原紘(ひろし)さん(72)
  経済産業省前のテントは、原発反対運動の中心拠点として大きな役割を果たしてきた。東京地裁が「取り外せ」という判決を出したが、政府が原発再稼働に突き進んでいる今、なくなっては困る。


 ◆「原子力は徹底的に危険で差別的」 小出助教 最後の講演

  京都大原子炉実験所(大阪府)の小出裕章助教(65)は3月の定年退職を前にした27日、公開勉強会で最後の講演をした。「原子力は徹底的に危険で差別的。事故が起きれば古里を追われる」と話し、あらためて原発の危険性を訴えた。
   (中略)
  東京電力福島第一原発の事故について「起きる前に何とか止めたかった。無力さを感じる」と話した。
 事故により原発に絶対的な安全はあり得ないと明らかになったのに、国は安全性を確認したとして再稼働を進めようとしていると批判。「巧妙なすり替えだ。福島の事故はまだ終わっていない」と述べた。
 国や電力会社が原発の利点を宣伝し、多くの人がそれを無批判に信じてきたとして「いいかげんに夢からさめなければならない。大人はみな事故になにがしかの責任がある。『だまされた』ではすまない」と指摘した。(後略)
  (2月28日東京新聞より抜粋)


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┗■4.テント日誌2月26日(木)
 |  経産省前テントひろば1265日 商業用原発停止529日
 |  今日はテント裁判の判決日である 小雨の中少し嫌な気分で家を出た
 |  経産省前で、東京地裁前で抗議集会
 └──── (I・K)

○ 今日はいよいよ判決が下りる。小雨の中少し嫌な気分で家を出た。
テントに着くともう何人もの人が集まっていて緊張した雰囲気。
いつもラフな格好のKさんが背広を来て再稼働反対の鉢巻をしていたのでびっくり!着いたとき雨はさほどひどくなかったので椅子を出して傘をさして座りこむ。
 そのうちに毎週木曜日に来てくださるO・Mさんも現れ一緒に判決を心配しながら座っていると雨がだんだん激しくなって来た。
 12時近くから色んな人たちが続々と来てくれテント前はいっぱいになる。
○スタッフの指示で経産省前に移動し抗議行動が始まった。
K・Mさんの司会で正清さんの挨拶で始まり福島から駆けつけてくださったMさん、たんぽぽ舎の柳田さん、原発いらない福島の女たちのMさん、テントのOさんEさんなどの発言があり途中で、Yさんのリードで力強いシュプレヒコールを経産省に向けて発しました。
テントのOさんからは裁判の経過などが話された。
その後地裁前に移動したがあいにくの雨で傘が交錯して大変だった。
○ 地裁前では司会のKさんから今日の予定や注意事項が話され、原発いらない福島の女たち2人、渕上さん、大口弁護士の発言…大口弁護士は20日に弁論再開の申し立てをしたが、地裁からは無礼にも返答がなく、返答しない事がすんだと言わぬばかりと怒っていた。
そして地裁に向けてのシュプレヒコールで傍聴券抽選に入った。
 約350人の参加、私は抽選にはずれ報告集会のため参議院会館に向かった。
○ 報告集会は第2テントの女性たちがセッティングをし、会場には今日のために作った「テント撤去を許さない」のバナーや「再稼働反対」「撤去すべきは原発」ののぼりなどが張り巡らされて皆の思いの深さを感じた。
 司会は第2テントのBさん、そしてまず大口弁護士から裁判の結果についての報告があり、正清さん、渕上さん、泊まり番の乱さん、川内テントから駆けつけたEさん、福島からKさん、第2テントのHさん、たんぽぽ舎の柳田さん、K・Mさん、Tさん、河合弁護士などの多くの発言があり最後に応援団からTさんから今後のことなどが話された。
 河合弁護士はテントがなくなっても反原発運動は続く、裁判に負けても一喜一憂してはいけない。最終目的は日本から原発をなくし皆が安心して暮らせるようにすること。プラス思考で緩やかにめげずに戦いましょうと励ましてくれた。
 集会の途中で、「法廷にもう残っている人は居ません、皆此処に来ています」というアナウンスがあったのに驚いた。判決の後も法廷で座り込んでいて無理やり連れ出された人たちが居たのですね。でも逮捕されなくて良かった。
 会場は満員で立ち見(?)もでたほど、熱気のこもった時間でした。
○詳細は三輪さんが撮影して下さったのでご覧下さい。
     https://www.youtube.com/watch?v=b36nLht_DnM
     https://www.youtube.com/watch?v=-W2JCI9ZkGg
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