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たんぽぽ舎です。【TMM:No1775】
2013年3月15日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.東京地裁から執行官がやってきた!
経産省まえ脱原発テント、占有解除を命令する公示書(3/14東京新聞)
★2.「原発のない福島を!県民集会」に行こう!
◇3月23日・24日 福島バスツアー参加募集(経産省前テントひろば)
★3.3月12日、国会前アクションに参加して(渡辺秀之)
★4.新聞・雑誌から
◇国会事故調に対する東電「真っ暗」虚偽説明 検証委の結論
身内聴取で故意を否定(3月14日 朝日新聞)
━━━━━━━
※あす16日(土)15時~ 電気料金の原発負担を拒否する運動 第2回相談会
世話人 槌田敦さん 会場 たんぽぽ舎(4階)
※あす16日(土)19時~ 被ばく労働を考える 上映会「原発は今」
ゲスト 斉藤征二さん 参加費800円 会場 スペースたんぽぽ
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東京地裁から執行官がやってきた!
│ 経産省まえ脱原発テント、占有解除を命令する公示書。
└────(3月14日 東京新聞より)
経済産業省の敷地内でテントを張り、脱原発を訴える市民グループに対し、
東京地裁は十四日、国の申し立てに基づき、テントなどの占有の解除を命令す
る仮処分を執行した。市民グループは国が今後、立ち退きを求めて裁判を起こ
すとみている。
市民グループによると、十四日午前七時四十分ごろ、執行官ら数人が来て、
テントなどの占有の解除を命令する公示書を張った。
公示書にはただし書きで「債務者ら(市民グループ)に限り、使用を許し
た」とあり、執行官も「使用することはいい」と説明したという。
市民グループは「弁護士と協議して対応を決めるが、敷地を利用し続けるこ
とを裁判所に求めたい」と説明。経産省の担当者は「訴訟中なので仮処分の目
的を話すことはできないが、政権交代とは関係ない」とコメントした。
テントは東京電力福島第一原発事故から半年後、庁舎前の敷地内に設置され
た。経産省は民主党政権時代から文書や口頭で撤去を求めてきたが、裁判所へ
の仮処分申し立ては初めて。
* * * 関連ニュース(TV朝日) * * *
経済産業省の前の反原発団体のテントを巡り、東京地裁は、他人にテントを
譲り渡すことを禁ずる仮処分が出たことを市民団体に伝えました。
14日午前7時半ごろ、東京地裁の執行官が市民団体側にテントを他人に譲り
渡すことを禁ずる仮処分が出たことを伝えました。国側が立ち退きの裁判を起
こす際に、被告となるテントの所有者を確定させるための手続きです。今後、
本格的に裁判手続きが進められることになります。テントは一昨年9月から無
許可で設営されていて、去年1月には経産省が立ち退きを要請していました。
(動画)http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000001953.html
┏┓
┗■2.「原発のない福島を!県民集会」に行こう!
│ 3月23日・24日 福島バスツアー参加募集
└────(経産省前テントひろば)
参加希望のかたは、氏名と連絡先(出来れば携帯電話番号)を係りまで
ご連絡ください。参加費9000円は当日現金払いとなります。
申し込み先>>経産省前テントひろば[電話]090-3919-0604
【ツアー日程】(朝の集合時間厳守でお願いします)
3月23日(土)あさ7時集合:新宿駅スバルビル前、7時30分出発
12時 福島 到着(あずま総合体育館へ)
13時 県民集会 参加 (~15時まで)
18時 「地球(いのち)の集い1」へ参加
21時~22時 宿泊所(二本松市) 到着・泊り
3月24日(日)
10時30分 「地球(いのち)の集い2」へ参加(15時30分)
16時過ぎ(予定)東京・新宿へ向けて帰途。
【現地でのイベント】
3月23日(土)「原発のない福島を!県民集会」
主催 「原発のない福島を!県民大集会」実行委員会
会場 福島市 あづま総合体育館(福島市佐原字神事場1)
11時~ 第一部 アトラクション
13時~ 第二部 県民大集会(15時終了)
(被災地からの「なみえ焼きそば」、「相馬焼」などの出店あり)
18時~20時 原発いらない!地球(いのち)のつどい
公式サイト http://fukushima-kenmin311.jp/
3月24日(日)原発いらない!地球(いのち)のつどい
主催 原発いらない!福島の女たち
会場 チェンバおおまち3階(福島市大町4-15)
10時30分~15時30分(主催:原発いらない!福島の女たち)
ブログ http://onna100nin.seesaa.net/article/336345250.html
┏┓
┗■3.3月12日、国会前アクションに参加して
└────(渡辺秀之 たんぽぽ舎ボランティア)
3月12日(火)に、福島原発事故緊急会議の呼びかけで国会正門前で開催され
た「原発事故から2年・早く被害者への補償/支援政策を!」アクションに参
加しました。3/9:明治公園、3/10:日比谷公園・国会議事堂周辺、3/11:東
京電力本店前等と連日の抗議集会、抗議デモが行われたにも拘わらず、本集会
には約100人が集まりました。たんぽぽ舎は、Tさんを中心に作成した最新の
横断幕「全ての原発廃炉」を掲げました。
以下に、アピールされた方々、その内容を簡単に紹介します。
1)木幡(こわた)さん
事故直後に大熊町から会津若松市へ避難。現在も仮設住宅に居住しながら、
「大熊町の明日を考える女性の会」を立ち上げ活動中。
私たちにも幸せに生きる権利があるのに、現在は、原発棄民生活の中にいる。
2)鵜沼(うぬま)さん
双葉町から長女と二人で旧騎西高校に避難し、昨秋に市内の借り上げアパー
トに移り、現在、旧騎西高校内のカフェの運営に携わる。
国や政治家は、過去の教訓(水俣病、薬害エイズ、阪神淡路大震災等)を
学んでいない。私は、人として、生きたいだけなのです。
3)増子(ましこ)さん
三春町から都内に母子避難。「放射能から子どもを守るママネット@東京」
と立ち上げ活動中。
自主的避難者への支援が少ない。福島の子ども、及び避難した子どもを守る
ための活動をしている。
4)福島さん(被ばく労働ネットワーク)
収束作業に携わっている作業員の劣悪な状況について。
5)満田さん(国際環境NGO FoE Japan)
「原発事故子ども・被災者支援法」の憂うる状況、及び3/9付け読売新聞社
説の問題点。
6)阪上さん(福島老巧原発を考える会)
福島県健康管理調査の問題点、甲状腺がんの発生について。
東京電力福島第一原発事故により、今なお16万人以上の被災者が、避難生活を
余儀なくされており、今後の生活の見通しも明確でない、不安定な状態に置か
れています。福島から学び、被災者を支援するため、私たちの声、知恵、力を
出して行きましょう。~~私たちは、”福島”を、忘れない~~
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆HOWSシリーズ<反原発運動強化のために>
上映会『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』
原発下請労働者を描いた嚆矢的傑作“喜・怒劇”映画
出演=倍賞美津子、原田芳雄 監督=森崎 東
(1985年制作/DVD版にて上映)
ゲスト=森崎 東(映画監督)≪予定≫
日時 3月23日(土)13時~
会場 本郷文化フォーラムホール(文京区本郷3-38-10さかえビル2F)
参加費 1500円(学生1000円)
主催 HOWS(本郷文化フォーラムワーカーズスクール)
http://www3.ocn.ne.jp/~hows/
問い合わせ 電話 03(5804)1656
◆(申込み締切3月17日)柄谷行人氏による第十回長池講義のご案内
来る3月30日土曜日午後、たんぽぽ舎スペースたんぽぽにて、柄谷行人氏
による長池講義第十回が行われます。
開催要項は以下の通りです。
参加申込は、以下の長池講義サイトからお願いします。
日時 2013年3月30日土曜日 14:00~17:00
会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
交通 JR水道橋駅東口より3分、地下鉄神保町駅より8分
講師 柄谷行人
テーマ 二つの遊動性
定員 80名(申込多数の場合は抽籤とします)
入場料 500円
お申し込み 以下のURLから申込フォームに記入し、送信してください。
http://www.nagaike-lecture.com/cgi-bin/post/postmail.html
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
└────
◆国会事故調に対する東電「真っ暗」虚偽説明 検証委の結論
身内聴取で故意を否定
(3月14日 朝日新聞)
東京電力が国会事故調査委員会に真っ暗と虚偽説明をして福島第一原発の現
地調査を妨げた問題で、東電の第三者検証委員会が13日に出した結論は、担
当者は事実に反する説明をしたが故意ではないというものだった。朝日新聞が
入手した音声ファイルには、東電の担当者が事故調の委員に「おやめいただい
た方がよろしいんじゃないでしょうか」と迫る声が記録されている。調査を断
念させようとする意思は明白なのに、なぜこのような結論になったのだろうか。
(中略)
・・・検証委は、故意にうその説明をしたわけではないと結論づけた。調査を
断念させる目的をもって事実に反する説明をしたわけではないということだ。
検証委の筋立てはこういう倫理で構成されている。---玉井氏(当時・東
電企画部部長)は、現地調査が実施されて現地に行けばすぐに露見するような
うそをあえていう必要性はない。仮にうそを故意に言ったら、後の対応に苦し
む事態を自ら招くので、故意にうその説明をしたとみるのは相当無理がある-
--。(中略)
このような理屈を立てる検証委の一番の問題は、聞き取りをした延べ26人が
すべて東電関係者、すなわり「身内」からしか事情を聴いていないことにある。
国会事故調の元委員らは検証委側から調査協力の打診を受けた際、国会事故
調の設置期間である国会に、調査協力を申し入れて許可をとってもらえば応じ
ると伝えていた。
しかし、検証委は、国会に申し入れることはせず、国会事故調側からの聞き
取りを省略した。検証委はまた、報道内容を検証対象に入れたと説明しつつ、
玉井氏の「今日、ご判断をいただきたい」など故意性の有無にかかわる発言部
分は報告書に盛り込まなかった。
説明のやりとりを録音した記録の検証もしなかった。(後略)
※東京電力 平成25年2月18日 プレスリリース
「国会事故調への当社の対応に関する第三者検証委員会」の設置について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1224804_5117.html
※東京電力 平成25年3月13日 プレスリリース 別添資料
国会事故調への東京電力株式会社の対応に関する第三者検証委員会「検証
結果報告書」
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu13_j/images/130313j0101.pdf
2013年3月15日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.東京地裁から執行官がやってきた!
経産省まえ脱原発テント、占有解除を命令する公示書(3/14東京新聞)
★2.「原発のない福島を!県民集会」に行こう!
◇3月23日・24日 福島バスツアー参加募集(経産省前テントひろば)
★3.3月12日、国会前アクションに参加して(渡辺秀之)
★4.新聞・雑誌から
◇国会事故調に対する東電「真っ暗」虚偽説明 検証委の結論
身内聴取で故意を否定(3月14日 朝日新聞)
━━━━━━━
※あす16日(土)15時~ 電気料金の原発負担を拒否する運動 第2回相談会
世話人 槌田敦さん 会場 たんぽぽ舎(4階)
※あす16日(土)19時~ 被ばく労働を考える 上映会「原発は今」
ゲスト 斉藤征二さん 参加費800円 会場 スペースたんぽぽ
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東京地裁から執行官がやってきた!
│ 経産省まえ脱原発テント、占有解除を命令する公示書。
└────(3月14日 東京新聞より)
経済産業省の敷地内でテントを張り、脱原発を訴える市民グループに対し、
東京地裁は十四日、国の申し立てに基づき、テントなどの占有の解除を命令す
る仮処分を執行した。市民グループは国が今後、立ち退きを求めて裁判を起こ
すとみている。
市民グループによると、十四日午前七時四十分ごろ、執行官ら数人が来て、
テントなどの占有の解除を命令する公示書を張った。
公示書にはただし書きで「債務者ら(市民グループ)に限り、使用を許し
た」とあり、執行官も「使用することはいい」と説明したという。
市民グループは「弁護士と協議して対応を決めるが、敷地を利用し続けるこ
とを裁判所に求めたい」と説明。経産省の担当者は「訴訟中なので仮処分の目
的を話すことはできないが、政権交代とは関係ない」とコメントした。
テントは東京電力福島第一原発事故から半年後、庁舎前の敷地内に設置され
た。経産省は民主党政権時代から文書や口頭で撤去を求めてきたが、裁判所へ
の仮処分申し立ては初めて。
* * * 関連ニュース(TV朝日) * * *
経済産業省の前の反原発団体のテントを巡り、東京地裁は、他人にテントを
譲り渡すことを禁ずる仮処分が出たことを市民団体に伝えました。
14日午前7時半ごろ、東京地裁の執行官が市民団体側にテントを他人に譲り
渡すことを禁ずる仮処分が出たことを伝えました。国側が立ち退きの裁判を起
こす際に、被告となるテントの所有者を確定させるための手続きです。今後、
本格的に裁判手続きが進められることになります。テントは一昨年9月から無
許可で設営されていて、去年1月には経産省が立ち退きを要請していました。
(動画)http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000001953.html
┏┓
┗■2.「原発のない福島を!県民集会」に行こう!
│ 3月23日・24日 福島バスツアー参加募集
└────(経産省前テントひろば)
参加希望のかたは、氏名と連絡先(出来れば携帯電話番号)を係りまで
ご連絡ください。参加費9000円は当日現金払いとなります。
申し込み先>>経産省前テントひろば[電話]090-3919-0604
【ツアー日程】(朝の集合時間厳守でお願いします)
3月23日(土)あさ7時集合:新宿駅スバルビル前、7時30分出発
12時 福島 到着(あずま総合体育館へ)
13時 県民集会 参加 (~15時まで)
18時 「地球(いのち)の集い1」へ参加
21時~22時 宿泊所(二本松市) 到着・泊り
3月24日(日)
10時30分 「地球(いのち)の集い2」へ参加(15時30分)
16時過ぎ(予定)東京・新宿へ向けて帰途。
【現地でのイベント】
3月23日(土)「原発のない福島を!県民集会」
主催 「原発のない福島を!県民大集会」実行委員会
会場 福島市 あづま総合体育館(福島市佐原字神事場1)
11時~ 第一部 アトラクション
13時~ 第二部 県民大集会(15時終了)
(被災地からの「なみえ焼きそば」、「相馬焼」などの出店あり)
18時~20時 原発いらない!地球(いのち)のつどい
公式サイト http://fukushima-kenmin311.jp/
3月24日(日)原発いらない!地球(いのち)のつどい
主催 原発いらない!福島の女たち
会場 チェンバおおまち3階(福島市大町4-15)
10時30分~15時30分(主催:原発いらない!福島の女たち)
ブログ http://onna100nin.seesaa.net/article/336345250.html
┏┓
┗■3.3月12日、国会前アクションに参加して
└────(渡辺秀之 たんぽぽ舎ボランティア)
3月12日(火)に、福島原発事故緊急会議の呼びかけで国会正門前で開催され
た「原発事故から2年・早く被害者への補償/支援政策を!」アクションに参
加しました。3/9:明治公園、3/10:日比谷公園・国会議事堂周辺、3/11:東
京電力本店前等と連日の抗議集会、抗議デモが行われたにも拘わらず、本集会
には約100人が集まりました。たんぽぽ舎は、Tさんを中心に作成した最新の
横断幕「全ての原発廃炉」を掲げました。
以下に、アピールされた方々、その内容を簡単に紹介します。
1)木幡(こわた)さん
事故直後に大熊町から会津若松市へ避難。現在も仮設住宅に居住しながら、
「大熊町の明日を考える女性の会」を立ち上げ活動中。
私たちにも幸せに生きる権利があるのに、現在は、原発棄民生活の中にいる。
2)鵜沼(うぬま)さん
双葉町から長女と二人で旧騎西高校に避難し、昨秋に市内の借り上げアパー
トに移り、現在、旧騎西高校内のカフェの運営に携わる。
国や政治家は、過去の教訓(水俣病、薬害エイズ、阪神淡路大震災等)を
学んでいない。私は、人として、生きたいだけなのです。
3)増子(ましこ)さん
三春町から都内に母子避難。「放射能から子どもを守るママネット@東京」
と立ち上げ活動中。
自主的避難者への支援が少ない。福島の子ども、及び避難した子どもを守る
ための活動をしている。
4)福島さん(被ばく労働ネットワーク)
収束作業に携わっている作業員の劣悪な状況について。
5)満田さん(国際環境NGO FoE Japan)
「原発事故子ども・被災者支援法」の憂うる状況、及び3/9付け読売新聞社
説の問題点。
6)阪上さん(福島老巧原発を考える会)
福島県健康管理調査の問題点、甲状腺がんの発生について。
東京電力福島第一原発事故により、今なお16万人以上の被災者が、避難生活を
余儀なくされており、今後の生活の見通しも明確でない、不安定な状態に置か
れています。福島から学び、被災者を支援するため、私たちの声、知恵、力を
出して行きましょう。~~私たちは、”福島”を、忘れない~~
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆HOWSシリーズ<反原発運動強化のために>
上映会『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』
原発下請労働者を描いた嚆矢的傑作“喜・怒劇”映画
出演=倍賞美津子、原田芳雄 監督=森崎 東
(1985年制作/DVD版にて上映)
ゲスト=森崎 東(映画監督)≪予定≫
日時 3月23日(土)13時~
会場 本郷文化フォーラムホール(文京区本郷3-38-10さかえビル2F)
参加費 1500円(学生1000円)
主催 HOWS(本郷文化フォーラムワーカーズスクール)
http://www3.ocn.ne.jp/~hows/
問い合わせ 電話 03(5804)1656
◆(申込み締切3月17日)柄谷行人氏による第十回長池講義のご案内
来る3月30日土曜日午後、たんぽぽ舎スペースたんぽぽにて、柄谷行人氏
による長池講義第十回が行われます。
開催要項は以下の通りです。
参加申込は、以下の長池講義サイトからお願いします。
日時 2013年3月30日土曜日 14:00~17:00
会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
交通 JR水道橋駅東口より3分、地下鉄神保町駅より8分
講師 柄谷行人
テーマ 二つの遊動性
定員 80名(申込多数の場合は抽籤とします)
入場料 500円
お申し込み 以下のURLから申込フォームに記入し、送信してください。
http://www.nagaike-lecture.com/cgi-bin/post/postmail.html
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
└────
◆国会事故調に対する東電「真っ暗」虚偽説明 検証委の結論
身内聴取で故意を否定
(3月14日 朝日新聞)
東京電力が国会事故調査委員会に真っ暗と虚偽説明をして福島第一原発の現
地調査を妨げた問題で、東電の第三者検証委員会が13日に出した結論は、担
当者は事実に反する説明をしたが故意ではないというものだった。朝日新聞が
入手した音声ファイルには、東電の担当者が事故調の委員に「おやめいただい
た方がよろしいんじゃないでしょうか」と迫る声が記録されている。調査を断
念させようとする意思は明白なのに、なぜこのような結論になったのだろうか。
(中略)
・・・検証委は、故意にうその説明をしたわけではないと結論づけた。調査を
断念させる目的をもって事実に反する説明をしたわけではないということだ。
検証委の筋立てはこういう倫理で構成されている。---玉井氏(当時・東
電企画部部長)は、現地調査が実施されて現地に行けばすぐに露見するような
うそをあえていう必要性はない。仮にうそを故意に言ったら、後の対応に苦し
む事態を自ら招くので、故意にうその説明をしたとみるのは相当無理がある-
--。(中略)
このような理屈を立てる検証委の一番の問題は、聞き取りをした延べ26人が
すべて東電関係者、すなわり「身内」からしか事情を聴いていないことにある。
国会事故調の元委員らは検証委側から調査協力の打診を受けた際、国会事故
調の設置期間である国会に、調査協力を申し入れて許可をとってもらえば応じ
ると伝えていた。
しかし、検証委は、国会に申し入れることはせず、国会事故調側からの聞き
取りを省略した。検証委はまた、報道内容を検証対象に入れたと説明しつつ、
玉井氏の「今日、ご判断をいただきたい」など故意性の有無にかかわる発言部
分は報告書に盛り込まなかった。
説明のやりとりを録音した記録の検証もしなかった。(後略)
※東京電力 平成25年2月18日 プレスリリース
「国会事故調への当社の対応に関する第三者検証委員会」の設置について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2013/1224804_5117.html
※東京電力 平成25年3月13日 プレスリリース 別添資料
国会事故調への東京電力株式会社の対応に関する第三者検証委員会「検証
結果報告書」
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu13_j/images/130313j0101.pdf
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1774】
2013年3月14日(木)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
★2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
★4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
人々の「脱原発」の思いは強く~ (Toku-san)
━━━━━━━
※3/15(金)第46回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:3月15日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
| 中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
| 小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
└────
○ 小出裕章氏と佐高信(評論家)氏の対談=『原発と日本人―自分を売らない思
想―』(角川学芸出版・2012年12月初版発行)がある。
本の帯には「反原発を諦めない、私たちには騙された責任、そして2度と騙さ
れない責任がある」と書かれている。
「はじめに」で小出裕章氏が自らの思いを印象的なことばで語っている。
それを、3・11の2周年にあたり改めて紹介したい。柳田真 (たんぽぽ舎)
○ はじめに
原子力発電所は機械であり、壊れない機械はない。それを動かしているのは人
間で、間違いを犯さない人間はいない。当然、原子力発電所でも小さいものから
大きなものまで事故を起こす。少なくとも、大きな事故が「絶対に起きない」と
は絶対に言えない。それにもかかわらず、日本では、原子力発電所だけは住民に
被害を及ぼすような事故は絶対に起きないと宣伝されてきた。
しかし、それは単なる宣伝で、原子力を進めてきた人たちも破局的な事故を怖
れてきたそれだからこそ、原子力発電所だけは都会に建てずに、都会を遠く離れ
た地だけに押し付けてきた。そして、2011年3月11日、地震と津波に襲われた福
島第1原子力発電所がついに恐れていた事故を起こした。
日本では、政府、電力会社、原子力産業、労働組合、マスコミ、裁判所など全
てを含んだ「原子力ムラ」と呼ばれる巨大な組織が原子力を推進してきた。それ
に対し、抵抗する人間もごく少数いたが、ブルドーザーで踏み潰されるように、
潰されていき、多くの国民は日々流される「安全宣伝」を信じ続けた。そして、
怖れていた事故が起きた後も、「原子力ムラ」は事故を少しでも軽く見せようと
した。
原子炉事故についての専門知識を持っている者から見れば、すでに3月12日に
1号機の原子炉建屋が爆発で吹き飛んだ時に、炉心が溶けてしまったことは分か
った。私はその日から警告を開始したが原子力ムラは原子炉が溶けたことを認め
ず、事故は国際原子力事象評価尺度のレベル4(事業所外への大きなリスクを伴
わない事故)だと主張し続けた。そして、14日には3号機が爆発、15日には4号
機と2号機で爆発が起き、大量の放射性物質が大気中にまき散らされた。
猛烈な放射能放出はほぼ2週間にわたって続き、政府の無策の下、被曝を避け
えた住民たちも被曝させられてしまった。原子力安全・保安院(2012年9月19日
に廃止。環境省の外局である「原子力規制委員会」へ移行)が国際原子力事象評
価尺度を最高のレベル7(深刻な事故)」に引き上げたのは、大量の放射性物質の
放出がすでに終わった4月12日になってからであった。
原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う。その中にいた、あるいは今もいる中心
メンバーを犯罪者として処罰したいと思う。しかし、原子力ムラの犯罪者は今に
至っても誰ひとりとして処罰されていないし、いまだに政治、経済の世界に君臨
し続けている。
大量の放射能放出が止まった後も原子力ムラはこの事故の被害を小さく見せる
ために、様々な工作を続けた。東北地方、関東地方の広大な地域が放射線管理区
域に指定されなければならない汚染を受けているにもかかわらず、100ミリシー
ベルト以下の被曝は安全だとして人々をそこに捨てた。(後略)
(本誌 3~5頁より)
┏┓
┗■2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
当日仕事で遅くなった私は、パレードの出発直前に到着、ぎっしりと居並ぶ人
達の間を縫いやっとたんぽぽ舎の人達と合流。間も無くシュプレヒコールが上が
り出発。すると直後、出口脇で騒ぎが、近づいてみると、6、7人の警官と2人
の男性がもみ合っているその周りをかこんで「暴力反対、警察横暴、警察帰れ」
と叫ぶ人がいる。幾人もが写真でビデオでその様子を撮影、あらゆる角度から撮
られている。騒ぎの脇をパレードは整然と列を形成、冷静に流れていった。騒ぎ
が治まり、わたしもたんぽぽ舎の列に戻り何時ものようにコールを上げた。逮捕
者が1人でたと聞いた、とても残念、どんな経緯で騒ぎが起こったのかは分から
ないが、いずれにしろ、騒ぎや、揉め事を起こす為に集まったわけではない事は、
パレード参加者も、警察も解っているはず。
日差しが暖かく、良い天気、街を歩くには絶好の日だ。土曜日の午後、渋谷は、
買い物に観光に沢山の人が行き交っている、人々の反応は様々、手を振る人、笑
顔を向ける人、中にはコールに声を合わせる人もいる。一方、無表情に先を急ぐ
人、関心無く会話に夢中の人も多い、だが、全体はこのパレードを受け入れてく
れていると、私は、感じた。以前私も、デモや抗議の声をあげる人に嫌悪に近い
感情を抱いていたこともあった、が、あの原発事故以来、声をあげない事の方が
不自然に感じられる。街を行く人の中にもそんな思いが有るのではないだろうか。
途中、たんぽぽ舎の列を抜け、沿道に上がり、パレードの後方にいると言って
いた友人を探す、パレードの列は、百から二百人の固まりに分けられ、それが、
2から30mの間隔で延々と続く、一つの団体が通り過ぎると後方に次の団体のの
ぼりが見えてくる、それぞれのリズムで「原発反対、フクシマを忘れるな、東電
・政府は責任を取れ」など訴えかける。いったい何団体が通り過ぎただろう、私
の足が痛みだし、やっと最後の団体の最後尾が通り過ぎたが、とうとう友人は、
見つける事ができなかった。沿道に立ち"原発やめようWのプラカードを持って
パレードを応援しつつ友人を待つ私は、ちょっと遠慮しながらコールもあげてみ
た、そんな私に街行く人は、やはり遠慮がちな視線を送る。私は「遠慮しないで、
言いたい事があったら言って!それが私と違う意見でも」と伝えたかった。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
原発再稼働、不透明な値上げ、ぜったい許さない!
電気代一時不払いで抗議しよう!!
みなさん、電気代を自動引き落としで払っていませんか?
それは原発再稼働を目指す東京電力への「白紙委任状」です。
デモや署名だけでは原発はなくせません。
電気代の一時不払いで値上げに抵抗し、再稼働をやめさせましょう!
【日時】3月21日(木)19時(開場18時30分)~21時
【会費】500円
【会場】東京ボランティア市民活動センター・A会議室
東京都新宿区神楽河岸1-1 電話 03-3235-1171
JR総武線・地下鉄 飯田橋駅下車すぐ「セントラルプラザ」10階
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
【講演】「電気代不払いの軌跡と意義 」
富山 洋子 (日本消費者連盟元代表運営委員、原子力資料情報室理事)
【報告】「電気代一時不払いプロジェクトとこれから 」
大畑 豊、大富 亮 (ともに電気代一時不払いプロジェクト共同世話人)
ブログ: http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/
連絡先アドレス: toudenfubarai@gmail.com
ツイッターアカウント: @fubarai
本集会の連絡先 kimihiko_ootsuru@yahoo.co.jp
┏┓
┗■4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
| ~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
| 人々の「脱原発」の思いは強く~
└──── (Toku-san)
この日は、日比谷公園で、首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆大行動」が予
定されていた。前日、明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原
発大集会」には、1万5千人が参加し、東日本大震災と福島第一原発事故によっ
てもたらされた苦しみ、怒りを被災者の方々の生の声で聞き、デモ行進で原発反
対、福島の救済、子供たちを守る事を訴えた。私たちは、福島も、原発事故も風
化させてはいけない!忘れかけている人達にもう一度認識を持ってもらうために
も、多くの人に集まってもらいたい。
この日の東京は、朝から天気が良く、初夏を思わせるような陽気。天気予報を
確認すると、最高気温は25度くらい、5月中旬くらいの陽気だという。ただ、デ
モ行進が始まる15時くらいから低気圧の影響で、急速に天候が変化し、夜は真冬
並みの寒さになるという事だった。薄着をしていくつもりだったが、泊まり番も
あるので、防寒用のフリースジャケットをカバンに入れて、テントへ向かった。
13時過ぎにテントに着くと、すでに多くの方がいらした。今日は、テントにも
多くの方が寄って下さるので、スタッフの方達がせわしなく準備をされていた。
デモとその後に行われる抗議集会へ参加するためにトラメガを用意し、テント
で少し休んでいると、急に風が強くなり、砂埃の影響か、あたりが急に暗くなっ
た。予報より少し早いが、怖いくらいにあたっている。デモの出発時間の14時少
し前に日比谷野音に着く頃には、薄着では寒いくらいの天気になっていた。
日比谷野音に着くと、まだ集会中だったが、デモ隊が出発する霞門から公園の
中に続く歩道には、すでに物凄く多くの人達が、出発に備え並んでいた。一通り
周囲の状況を確認し、野音の中を確認すると、通路にも人があふれていた。本当
に多くの人達が原発を止める声を届けるために集まっている。報道にはデモの様
子、参加者の声をきちんと伝えてもらいたいと思う。
その後、デモ隊の出発を霞門付近で見送り、15時からJパワー前で開催される
抗議集会に参加するために日比谷公園を後にした。公園から東銀座に向かう途中、
集会に参加されたらしき人達が有楽町駅に向かって歩いていた。寒くなって来た
ので、デモに参加するのを諦められたのか、天候の急変が恨めしい。
Jパワー前の抗議は、最初は人数が少なかったものの、最終的には70名くらい
の方が参加し、Jパワーが進める大間原発の建設中止を訴えた。参加者の中には、
函館で大間原発の中止運動をされている男性もいらっしゃり、大間原発の危険性
を訴え、現地での活動の状況を説明して下さった。危険なMOX型プルサマ―ル燃
料を使用する大間原発は日本で唯一火山地帯に作られる原発であり、何かあった
ら、影響は日本の食料の多くを生産する北海道、復興に取り組んでいる三陸沿岸
にも及ぶ。直ちに建設を中止してもらいたいと心から思う。
Jパワーでの抗議を終え、国会議事堂包囲に参加するために、抗議集会に参加
者した皆さんと歩いて霞ヶ関に戻る頃には、日は沈みかけていた。それにしても
猛烈に寒い。参加者の人数が気になったが、官邸前の坂・国会議事堂前にはすで
に入りきれないくらいの多くの人達が集まっていた。見上げると、空撮のための
ヘリが上空を旋回している。明日の朝の朝刊の一面でも抗議集会の様子をきちん
と取り上げてもらいたい。その後、テントに戻り経産省前で行われている抗議集
会に参加をしたが、寒い中、50名位の方が最後まで残って抗議を続けられていた。
明日11日は、震災からまる2年、早いもので、3年目を迎える。2年経った今で
も、未だに福島原発事故は終息せず、多くの被災者の方達への補償は十分に行わ
れず、子供たちの健康被害の問題は無視をされ続けている。この国の為政者、官
僚達には、昨日と今日の風景がどのように映ったのであろうか?
アベノミクスという幻想で、国民を騙すのでなく、人々の声を聞き、本来の職
責を全うするよう、心を入れ替えて仕事にあたってもらいたい。
2013年3月14日(木)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
★2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
★4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
人々の「脱原発」の思いは強く~ (Toku-san)
━━━━━━━
※3/15(金)第46回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:3月15日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う、
| 中心メンバーを犯罪者として処罰したい」
| 小出裕章氏と佐高信氏の対談本から紹介
└────
○ 小出裕章氏と佐高信(評論家)氏の対談=『原発と日本人―自分を売らない思
想―』(角川学芸出版・2012年12月初版発行)がある。
本の帯には「反原発を諦めない、私たちには騙された責任、そして2度と騙さ
れない責任がある」と書かれている。
「はじめに」で小出裕章氏が自らの思いを印象的なことばで語っている。
それを、3・11の2周年にあたり改めて紹介したい。柳田真 (たんぽぽ舎)
○ はじめに
原子力発電所は機械であり、壊れない機械はない。それを動かしているのは人
間で、間違いを犯さない人間はいない。当然、原子力発電所でも小さいものから
大きなものまで事故を起こす。少なくとも、大きな事故が「絶対に起きない」と
は絶対に言えない。それにもかかわらず、日本では、原子力発電所だけは住民に
被害を及ぼすような事故は絶対に起きないと宣伝されてきた。
しかし、それは単なる宣伝で、原子力を進めてきた人たちも破局的な事故を怖
れてきたそれだからこそ、原子力発電所だけは都会に建てずに、都会を遠く離れ
た地だけに押し付けてきた。そして、2011年3月11日、地震と津波に襲われた福
島第1原子力発電所がついに恐れていた事故を起こした。
日本では、政府、電力会社、原子力産業、労働組合、マスコミ、裁判所など全
てを含んだ「原子力ムラ」と呼ばれる巨大な組織が原子力を推進してきた。それ
に対し、抵抗する人間もごく少数いたが、ブルドーザーで踏み潰されるように、
潰されていき、多くの国民は日々流される「安全宣伝」を信じ続けた。そして、
怖れていた事故が起きた後も、「原子力ムラ」は事故を少しでも軽く見せようと
した。
原子炉事故についての専門知識を持っている者から見れば、すでに3月12日に
1号機の原子炉建屋が爆発で吹き飛んだ時に、炉心が溶けてしまったことは分か
った。私はその日から警告を開始したが原子力ムラは原子炉が溶けたことを認め
ず、事故は国際原子力事象評価尺度のレベル4(事業所外への大きなリスクを伴
わない事故)だと主張し続けた。そして、14日には3号機が爆発、15日には4号
機と2号機で爆発が起き、大量の放射性物質が大気中にまき散らされた。
猛烈な放射能放出はほぼ2週間にわたって続き、政府の無策の下、被曝を避け
えた住民たちも被曝させられてしまった。原子力安全・保安院(2012年9月19日
に廃止。環境省の外局である「原子力規制委員会」へ移行)が国際原子力事象評
価尺度を最高のレベル7(深刻な事故)」に引き上げたのは、大量の放射性物質の
放出がすでに終わった4月12日になってからであった。
原子力ムラは犯罪集団だと、私は思う。その中にいた、あるいは今もいる中心
メンバーを犯罪者として処罰したいと思う。しかし、原子力ムラの犯罪者は今に
至っても誰ひとりとして処罰されていないし、いまだに政治、経済の世界に君臨
し続けている。
大量の放射能放出が止まった後も原子力ムラはこの事故の被害を小さく見せる
ために、様々な工作を続けた。東北地方、関東地方の広大な地域が放射線管理区
域に指定されなければならない汚染を受けているにもかかわらず、100ミリシー
ベルト以下の被曝は安全だとして人々をそこに捨てた。(後略)
(本誌 3~5頁より)
┏┓
┗■2.3/9「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」に参加して
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎ボランティア)
当日仕事で遅くなった私は、パレードの出発直前に到着、ぎっしりと居並ぶ人
達の間を縫いやっとたんぽぽ舎の人達と合流。間も無くシュプレヒコールが上が
り出発。すると直後、出口脇で騒ぎが、近づいてみると、6、7人の警官と2人
の男性がもみ合っているその周りをかこんで「暴力反対、警察横暴、警察帰れ」
と叫ぶ人がいる。幾人もが写真でビデオでその様子を撮影、あらゆる角度から撮
られている。騒ぎの脇をパレードは整然と列を形成、冷静に流れていった。騒ぎ
が治まり、わたしもたんぽぽ舎の列に戻り何時ものようにコールを上げた。逮捕
者が1人でたと聞いた、とても残念、どんな経緯で騒ぎが起こったのかは分から
ないが、いずれにしろ、騒ぎや、揉め事を起こす為に集まったわけではない事は、
パレード参加者も、警察も解っているはず。
日差しが暖かく、良い天気、街を歩くには絶好の日だ。土曜日の午後、渋谷は、
買い物に観光に沢山の人が行き交っている、人々の反応は様々、手を振る人、笑
顔を向ける人、中にはコールに声を合わせる人もいる。一方、無表情に先を急ぐ
人、関心無く会話に夢中の人も多い、だが、全体はこのパレードを受け入れてく
れていると、私は、感じた。以前私も、デモや抗議の声をあげる人に嫌悪に近い
感情を抱いていたこともあった、が、あの原発事故以来、声をあげない事の方が
不自然に感じられる。街を行く人の中にもそんな思いが有るのではないだろうか。
途中、たんぽぽ舎の列を抜け、沿道に上がり、パレードの後方にいると言って
いた友人を探す、パレードの列は、百から二百人の固まりに分けられ、それが、
2から30mの間隔で延々と続く、一つの団体が通り過ぎると後方に次の団体のの
ぼりが見えてくる、それぞれのリズムで「原発反対、フクシマを忘れるな、東電
・政府は責任を取れ」など訴えかける。いったい何団体が通り過ぎただろう、私
の足が痛みだし、やっと最後の団体の最後尾が通り過ぎたが、とうとう友人は、
見つける事ができなかった。沿道に立ち"原発やめようWのプラカードを持って
パレードを応援しつつ友人を待つ私は、ちょっと遠慮しながらコールもあげてみ
た、そんな私に街行く人は、やはり遠慮がちな視線を送る。私は「遠慮しないで、
言いたい事があったら言って!それが私と違う意見でも」と伝えたかった。
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┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆電気代一時不払いを広めよう!3・21集会のご案内
原発再稼働、不透明な値上げ、ぜったい許さない!
電気代一時不払いで抗議しよう!!
みなさん、電気代を自動引き落としで払っていませんか?
それは原発再稼働を目指す東京電力への「白紙委任状」です。
デモや署名だけでは原発はなくせません。
電気代の一時不払いで値上げに抵抗し、再稼働をやめさせましょう!
【日時】3月21日(木)19時(開場18時30分)~21時
【会費】500円
【会場】東京ボランティア市民活動センター・A会議室
東京都新宿区神楽河岸1-1 電話 03-3235-1171
JR総武線・地下鉄 飯田橋駅下車すぐ「セントラルプラザ」10階
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access
【講演】「電気代不払いの軌跡と意義 」
富山 洋子 (日本消費者連盟元代表運営委員、原子力資料情報室理事)
【報告】「電気代一時不払いプロジェクトとこれから 」
大畑 豊、大富 亮 (ともに電気代一時不払いプロジェクト共同世話人)
ブログ: http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/
連絡先アドレス: toudenfubarai@gmail.com
ツイッターアカウント: @fubarai
本集会の連絡先 kimihiko_ootsuru@yahoo.co.jp
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┗■4.テント日誌3/10(日)経産省前テントひろば 547日目
| ~日比谷・霞ヶ関・国会周辺に多くの人が集まった一日
| 人々の「脱原発」の思いは強く~
└──── (Toku-san)
この日は、日比谷公園で、首都圏反原発連合主催の「原発ゼロ☆大行動」が予
定されていた。前日、明治公園で行われた「つながろうフクシマ!さようなら原
発大集会」には、1万5千人が参加し、東日本大震災と福島第一原発事故によっ
てもたらされた苦しみ、怒りを被災者の方々の生の声で聞き、デモ行進で原発反
対、福島の救済、子供たちを守る事を訴えた。私たちは、福島も、原発事故も風
化させてはいけない!忘れかけている人達にもう一度認識を持ってもらうために
も、多くの人に集まってもらいたい。
この日の東京は、朝から天気が良く、初夏を思わせるような陽気。天気予報を
確認すると、最高気温は25度くらい、5月中旬くらいの陽気だという。ただ、デ
モ行進が始まる15時くらいから低気圧の影響で、急速に天候が変化し、夜は真冬
並みの寒さになるという事だった。薄着をしていくつもりだったが、泊まり番も
あるので、防寒用のフリースジャケットをカバンに入れて、テントへ向かった。
13時過ぎにテントに着くと、すでに多くの方がいらした。今日は、テントにも
多くの方が寄って下さるので、スタッフの方達がせわしなく準備をされていた。
デモとその後に行われる抗議集会へ参加するためにトラメガを用意し、テント
で少し休んでいると、急に風が強くなり、砂埃の影響か、あたりが急に暗くなっ
た。予報より少し早いが、怖いくらいにあたっている。デモの出発時間の14時少
し前に日比谷野音に着く頃には、薄着では寒いくらいの天気になっていた。
日比谷野音に着くと、まだ集会中だったが、デモ隊が出発する霞門から公園の
中に続く歩道には、すでに物凄く多くの人達が、出発に備え並んでいた。一通り
周囲の状況を確認し、野音の中を確認すると、通路にも人があふれていた。本当
に多くの人達が原発を止める声を届けるために集まっている。報道にはデモの様
子、参加者の声をきちんと伝えてもらいたいと思う。
その後、デモ隊の出発を霞門付近で見送り、15時からJパワー前で開催される
抗議集会に参加するために日比谷公園を後にした。公園から東銀座に向かう途中、
集会に参加されたらしき人達が有楽町駅に向かって歩いていた。寒くなって来た
ので、デモに参加するのを諦められたのか、天候の急変が恨めしい。
Jパワー前の抗議は、最初は人数が少なかったものの、最終的には70名くらい
の方が参加し、Jパワーが進める大間原発の建設中止を訴えた。参加者の中には、
函館で大間原発の中止運動をされている男性もいらっしゃり、大間原発の危険性
を訴え、現地での活動の状況を説明して下さった。危険なMOX型プルサマ―ル燃
料を使用する大間原発は日本で唯一火山地帯に作られる原発であり、何かあった
ら、影響は日本の食料の多くを生産する北海道、復興に取り組んでいる三陸沿岸
にも及ぶ。直ちに建設を中止してもらいたいと心から思う。
Jパワーでの抗議を終え、国会議事堂包囲に参加するために、抗議集会に参加
者した皆さんと歩いて霞ヶ関に戻る頃には、日は沈みかけていた。それにしても
猛烈に寒い。参加者の人数が気になったが、官邸前の坂・国会議事堂前にはすで
に入りきれないくらいの多くの人達が集まっていた。見上げると、空撮のための
ヘリが上空を旋回している。明日の朝の朝刊の一面でも抗議集会の様子をきちん
と取り上げてもらいたい。その後、テントに戻り経産省前で行われている抗議集
会に参加をしたが、寒い中、50名位の方が最後まで残って抗議を続けられていた。
明日11日は、震災からまる2年、早いもので、3年目を迎える。2年経った今で
も、未だに福島原発事故は終息せず、多くの被災者の方達への補償は十分に行わ
れず、子供たちの健康被害の問題は無視をされ続けている。この国の為政者、官
僚達には、昨日と今日の風景がどのように映ったのであろうか?
アベノミクスという幻想で、国民を騙すのでなく、人々の声を聞き、本来の職
責を全うするよう、心を入れ替えて仕事にあたってもらいたい。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1773】
2013年3月14日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.初めてデモの誘導係を手伝って-3月9日・10日参加体験記
反原発行動に参加するようになって友達が増えた
奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
世界各地で反原発活動
(3/10朝日新聞より抜粋)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆3/19福島地検に私たちの本気を伝えよう!!福島地検前行動
★4.新聞・雑誌より
◆こちら特報部
廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安
(3月11日東京新聞より抜粋)
★5.要請書 経産省前テントを撤去させないでください
テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
経産省前テントひろば代表 淵上太郎
━━━━━━━
┏┓
┗■1.初めてデモの誘導係を手伝って-3月9日・10日参加体験記
| 反原発行動に参加するようになって友達が増えた
└──── 奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
9日は明治公園から渋谷の宮下公園まで歩いた。
先発は福島からの人たち。私たちは2番目のブロックだった。
この日印象的だったのは先導車のスピーカーから流れてくる女性の声。
いつものような怒りや抗議の声ではない。穏やかな声で福島が収束していない
事、東電も政府も責任を取らない事などを訴えていた。
しかし大事なシュプレヒコールはしっかり繰り返していたので良かったと思う。
10日は反原連のデモの誘導係を手伝うことになり(注:主催者の反原連から、
たんぽぽ舎は10名の誘導係を要請されているので、そのうちの1員として)、経
産省前テント付近で待機。そこは各行列が2度通る地点だったため、その様子を
とてもよく観察することができた。沿道から見ていると、それぞれのグループが
ノボリ旗やプラカード、奇抜な扮装、鳴り物でアピ-ルしながら練り歩き、面白
い。
毎週の金曜行動の中で知り合った人が声を掛けてくれたり・・・。
反原発行動に参加するようになって友達が増えた。
急な気温の低下で夜は厳しい寒さになったが抗議行動は続けて行くぞという気
持ちが強くなった。
┏┓
┗■2.台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
| 世界各地で反原発活動
└──── (3/10朝日新聞より抜粋)
◇市民10万人デモ 台湾
東京電力福島第一原発の事故から2年になるのに合わせ、台湾各地で9日、大
規模な反原発活動があり、台北では市民団体主催のデモに約10万人が参加した。
世論の高まりに伴い、原発建設の是非を問う住民投票が争点として急浮上している。
台湾では1999年に建設が始まった第四原発(新北市)が与野党の政治対立で建設
が一時凍結され、完成が先延ばしされて安全性に疑問が持たれている。(中略)
第四原発には2800億台湾ドル(約9千億円)以上を投入済み。江宣樺・行政院長
(首相)は「原発を止めたら電力料金が上がる」と弁護するが、公営企業の台湾電
力に対しては経営努力が足りないとの批判がつきまとう。
投票は今年後半に行われる見通しだ。デモ参加者には「原発には反対しないけ
ど第四原発は心配」(台北・輔仁大3年の鄭馨宣さん)といった穏健な声が目立っ
た。第四原発は6割以上が反対とする世論調査もあり、住民投票は国民党政権の
思惑を超えた結果が出る可能性がある。
◇追悼と非核集会 韓国
(前略)
環境保護団体などが呼びかけ、韓国各地から数千人が参加。広島・長崎の被爆
者やその子孫らも参加し、合唱で「核兵器も、核発電所(原発)もない世界を」と
呼びかけた。
◇事故想定し訓練 ドイツ
ドイツの反原発市民団体が9日、北西部ニーダーザクセン州のグローンデ原発
の事故を想定した訓練を行った。「大災害が9千キロ離れたところではなく、あ
なたの家の前で起きたと想像して」と呼びかけ、原発の即時運転停止を訴えた。
長年、反原発デモが盛んなドイツでも実際の事故を想定した訓練は珍しい。放
射能漏れで原発の周囲40キロが立ち入り禁止になったとの想定で、主催者による
と約2万人が参加。原発周辺の町で、避難してきた人の車を防護服を着た人たち
が除染したり、子どもたちがペットの犬を連れて避難したりする訓練をした。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆3/19福島地検に私たちの本気を伝えよう!!福島地検前行動
去る2月22日、福島原発告訴団は全国に呼びかけて、東京地検前行動、東電本
社前行動、霞ヶ関でのアピールを行いました。そして東京地検に「厳正な捜査と
起訴を求める署名」第一次署名40,265筆を提出しました。
署名はとどまることなく増え続け、合計で10万筆を超えています。
日本中の多くの人々が、この「原発事故の責任をただす」ことを切に望んでい
ます。しかし、未だ強制捜査を行う気配はありません。
更なる期待を検察に届けるために、私たちは今度は福島地検の前に立ちます。
福島県民の怒りと悲しみを福島地検に届けましょう。ぜひご参加を!
3月19日(火)
10:00 集合 森合町緑地ふれあいパーク
10:30 署名提出 福島地方検察庁
11:30~ 記者会見・集会 アオウゼ視聴覚室
※福島地検周辺は放射線量が比較的高いため、子どもさんや若い方、妊婦さんな
どのご参加はご遠慮ください
福島原発告訴団 その他の予定
・3月13日(水)10:30~東京地検に上申書・署名提出 11:00~記者会見
・3月25日(月)~3月29日(金)12:00~13:00 福島地検前 連続アピール行動
福島地検前でランチタイムに「激励」行動を行います。
・4月27日(土)福島原発告訴団総会と全国交流会 郡山労働福祉会館
総会の後に全国交流会(リレートーク等)を行います。
福島原発告訴団・関東事務局
http://dainiji-fukusimagenpatsu-kokusodan.blogspot.jp/
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
└────
◆こちら特報部
廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安
原発の再稼働も、新設増設も悪い冗談にしか聞こえない。福島第一原発の事故
機に加えて、活断層の存在が確定的になった敦賀原発2号機(福井県)など、廃炉
はもはや現在形の話だ。しかし、その道すじは険しい。商業用原発では国内初の
廃炉作業に取り組んでいる東海原発(茨城県)でも、難航を強いられている。小型
の東海原発にして、この始末。政府に本当の危機が見えているとは思えない。
(荒井六貴)
「福島第一原発の廃炉作業とは違う。原子炉などの解体は遠隔操作でやり、作
業員が足りないこともない。スケジュール通りにいっている」東海原発の廃炉に
あたっている日本原子力発電(原電)の広報担当者はそう言い切る。
しかし、疑問は尽きない。廃炉作業は2001年に始まった。当初計画では作業の
完了は十七年度だったのが、最近になって、三年後の二十年度に先送りされた。
(後略) (3月11日東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■5.要請書 経産省前テントを撤去させないでください
| テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
| 怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
└──── 経産省前テントひろば代表 淵上太郎
衆議院議長 伊吹文明 殿
参議院議長 平田健二 殿
平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震にともなって引き起こされた東京
電力福島第一原子力発電所の事故は未曾有の大事故となり、周辺住民をはじめ多
くの国民に甚大且つ深刻な被害をもたらしました。
この事故は直接には大地震と津波によるものとは言え、そうした自然の威力を
過小に評価し、経済と利便性ということから原発建設を40年にわたって推進して
きた電力事業者とその安全を確保すべき国の責任は測りがたいほど大きなものが
あります。電力事業者や国は繰り返し「原発は安全でる」と主張し、立地自治体
等には法外な経済的援助を施すことで、原発の安全性に関する素朴な疑問や反対
意見を封殺してきた歴史があります。しかし東京電力福島第一の原発事故は、原
発は決して安全ではないことを事実をもって証明するものでした。
現在においてさえ福島第一原子力発電所の事故そのもについての十分な検証は
なされていないばかりか、既成の原発の多くにおいてもともとその疑いがあった
にもかかわらず危険な「活断層」の上に建てられていることなどが、すこしずつ
暴露されつつあるという状況です。この状況のもとで民主党政権は、原事故の影
響と定期点検で全ての原発が停止した直後、関西電力大飯原発の3、4号機を経
済と利便性を理由に再稼働させました。その後今日まで他の原発は再稼働してい
ませんが、新たに出来た安倍内閣は「(原発0)は0ベースで見直す」「規制委
員会が安全としたものは再稼働させる」と明言しています。自公政権の時代に安
全性を無視して54基もの原発をつくり、国民のたった26%の支持による政権交代
をよいことに、原発再稼働、新規原発の建設、原発の輸出等を積極的に推進する
とは、盗っ人猛々しいという他はありません。
他方で原子力規制委員会は年7月までに新たな安全基準をつくるとされていま
すが、その素案は福島原発事故を起こした安全基準との根本的な差異はないまま、
その基準に則っての安全宣言を行おうとしています。
こうした流れは、福島第一の事故を少しでも深刻に受け取るとすれば、到底受
け入れられることではありません。
もとより経産省前テントひろばは、我が国の原子力発電所及びその推進につい
て根本的に問い直し、経済的事由による安易な原発再稼働に反対してつくられた
ものです。経産省の管理する空き地にテントが立っているのは、原発推進の中心
的省庁としての経産及び旧原子力安全・保安院に対するささやかな抗議、それも
緊急避難的な抗議の意志を示すものです。
またテントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる怒
りを背景にした民主主義的行為の1つの場でもあります。民主主義は国民の一人
一人が様々なところで声を挙げる、行動を起こすというところから始めることが
最も大事なことでさえあります。相当に形骸化しているとは言え国会の両院も我
が国民主主義の場でありますが、民主主義は国会の両院だけに、またその選挙に
おける投票行動だけに留めておいてよいわけではありません。
テントに関して経産省は違法テントだと言い、右翼勢力の一部は「撤去できな
いなら我々が」などと嫌がらせが行われていますが、私たちは福島第一の大事故
という緊急時において、決して違法だとは思っていません。
福島第一の大事故を受けて深い反省をしつつ、我が国の民主主義を育てていく
ためにも「経産省前のテント」を撤去させないでください。
民主主義的な国会と両院議員の名誉にかけて「テント撤去」に荷担することは
絶対に止めて下さい。
平成25年3月10日 福島第一原発事故後まる2年経過した日に
2013年3月14日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.初めてデモの誘導係を手伝って-3月9日・10日参加体験記
反原発行動に参加するようになって友達が増えた
奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
世界各地で反原発活動
(3/10朝日新聞より抜粋)
★3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
◆3/19福島地検に私たちの本気を伝えよう!!福島地検前行動
★4.新聞・雑誌より
◆こちら特報部
廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安
(3月11日東京新聞より抜粋)
★5.要請書 経産省前テントを撤去させないでください
テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
経産省前テントひろば代表 淵上太郎
━━━━━━━
┏┓
┗■1.初めてデモの誘導係を手伝って-3月9日・10日参加体験記
| 反原発行動に参加するようになって友達が増えた
└──── 奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
9日は明治公園から渋谷の宮下公園まで歩いた。
先発は福島からの人たち。私たちは2番目のブロックだった。
この日印象的だったのは先導車のスピーカーから流れてくる女性の声。
いつものような怒りや抗議の声ではない。穏やかな声で福島が収束していない
事、東電も政府も責任を取らない事などを訴えていた。
しかし大事なシュプレヒコールはしっかり繰り返していたので良かったと思う。
10日は反原連のデモの誘導係を手伝うことになり(注:主催者の反原連から、
たんぽぽ舎は10名の誘導係を要請されているので、そのうちの1員として)、経
産省前テント付近で待機。そこは各行列が2度通る地点だったため、その様子を
とてもよく観察することができた。沿道から見ていると、それぞれのグループが
ノボリ旗やプラカード、奇抜な扮装、鳴り物でアピ-ルしながら練り歩き、面白
い。
毎週の金曜行動の中で知り合った人が声を掛けてくれたり・・・。
反原発行動に参加するようになって友達が増えた。
急な気温の低下で夜は厳しい寒さになったが抗議行動は続けて行くぞという気
持ちが強くなった。
┏┓
┗■2.台湾で市民10万人デモ、ドイツ2万人
| 世界各地で反原発活動
└──── (3/10朝日新聞より抜粋)
◇市民10万人デモ 台湾
東京電力福島第一原発の事故から2年になるのに合わせ、台湾各地で9日、大
規模な反原発活動があり、台北では市民団体主催のデモに約10万人が参加した。
世論の高まりに伴い、原発建設の是非を問う住民投票が争点として急浮上している。
台湾では1999年に建設が始まった第四原発(新北市)が与野党の政治対立で建設
が一時凍結され、完成が先延ばしされて安全性に疑問が持たれている。(中略)
第四原発には2800億台湾ドル(約9千億円)以上を投入済み。江宣樺・行政院長
(首相)は「原発を止めたら電力料金が上がる」と弁護するが、公営企業の台湾電
力に対しては経営努力が足りないとの批判がつきまとう。
投票は今年後半に行われる見通しだ。デモ参加者には「原発には反対しないけ
ど第四原発は心配」(台北・輔仁大3年の鄭馨宣さん)といった穏健な声が目立っ
た。第四原発は6割以上が反対とする世論調査もあり、住民投票は国民党政権の
思惑を超えた結果が出る可能性がある。
◇追悼と非核集会 韓国
(前略)
環境保護団体などが呼びかけ、韓国各地から数千人が参加。広島・長崎の被爆
者やその子孫らも参加し、合唱で「核兵器も、核発電所(原発)もない世界を」と
呼びかけた。
◇事故想定し訓練 ドイツ
ドイツの反原発市民団体が9日、北西部ニーダーザクセン州のグローンデ原発
の事故を想定した訓練を行った。「大災害が9千キロ離れたところではなく、あ
なたの家の前で起きたと想像して」と呼びかけ、原発の即時運転停止を訴えた。
長年、反原発デモが盛んなドイツでも実際の事故を想定した訓練は珍しい。放
射能漏れで原発の周囲40キロが立ち入り禁止になったとの想定で、主催者による
と約2万人が参加。原発周辺の町で、避難してきた人の車を防護服を着た人たち
が除染したり、子どもたちがペットの犬を連れて避難したりする訓練をした。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆3/19福島地検に私たちの本気を伝えよう!!福島地検前行動
去る2月22日、福島原発告訴団は全国に呼びかけて、東京地検前行動、東電本
社前行動、霞ヶ関でのアピールを行いました。そして東京地検に「厳正な捜査と
起訴を求める署名」第一次署名40,265筆を提出しました。
署名はとどまることなく増え続け、合計で10万筆を超えています。
日本中の多くの人々が、この「原発事故の責任をただす」ことを切に望んでい
ます。しかし、未だ強制捜査を行う気配はありません。
更なる期待を検察に届けるために、私たちは今度は福島地検の前に立ちます。
福島県民の怒りと悲しみを福島地検に届けましょう。ぜひご参加を!
3月19日(火)
10:00 集合 森合町緑地ふれあいパーク
10:30 署名提出 福島地方検察庁
11:30~ 記者会見・集会 アオウゼ視聴覚室
※福島地検周辺は放射線量が比較的高いため、子どもさんや若い方、妊婦さんな
どのご参加はご遠慮ください
福島原発告訴団 その他の予定
・3月13日(水)10:30~東京地検に上申書・署名提出 11:00~記者会見
・3月25日(月)~3月29日(金)12:00~13:00 福島地検前 連続アピール行動
福島地検前でランチタイムに「激励」行動を行います。
・4月27日(土)福島原発告訴団総会と全国交流会 郡山労働福祉会館
総会の後に全国交流会(リレートーク等)を行います。
福島原発告訴団・関東事務局
http://dainiji-fukusimagenpatsu-kokusodan.blogspot.jp/
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
└────
◆こちら特報部
廃炉作業 難問が続出 東海原発98年運転終了
当初は17年度 3年後に先送り 火災や水漏れ 経営の不安
原発の再稼働も、新設増設も悪い冗談にしか聞こえない。福島第一原発の事故
機に加えて、活断層の存在が確定的になった敦賀原発2号機(福井県)など、廃炉
はもはや現在形の話だ。しかし、その道すじは険しい。商業用原発では国内初の
廃炉作業に取り組んでいる東海原発(茨城県)でも、難航を強いられている。小型
の東海原発にして、この始末。政府に本当の危機が見えているとは思えない。
(荒井六貴)
「福島第一原発の廃炉作業とは違う。原子炉などの解体は遠隔操作でやり、作
業員が足りないこともない。スケジュール通りにいっている」東海原発の廃炉に
あたっている日本原子力発電(原電)の広報担当者はそう言い切る。
しかし、疑問は尽きない。廃炉作業は2001年に始まった。当初計画では作業の
完了は十七年度だったのが、最近になって、三年後の二十年度に先送りされた。
(後略) (3月11日東京新聞より抜粋)
┏┓
┗■5.要請書 経産省前テントを撤去させないでください
| テントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる
| 怒りを背景にした民主主義的行為の1つの場
└──── 経産省前テントひろば代表 淵上太郎
衆議院議長 伊吹文明 殿
参議院議長 平田健二 殿
平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震にともなって引き起こされた東京
電力福島第一原子力発電所の事故は未曾有の大事故となり、周辺住民をはじめ多
くの国民に甚大且つ深刻な被害をもたらしました。
この事故は直接には大地震と津波によるものとは言え、そうした自然の威力を
過小に評価し、経済と利便性ということから原発建設を40年にわたって推進して
きた電力事業者とその安全を確保すべき国の責任は測りがたいほど大きなものが
あります。電力事業者や国は繰り返し「原発は安全でる」と主張し、立地自治体
等には法外な経済的援助を施すことで、原発の安全性に関する素朴な疑問や反対
意見を封殺してきた歴史があります。しかし東京電力福島第一の原発事故は、原
発は決して安全ではないことを事実をもって証明するものでした。
現在においてさえ福島第一原子力発電所の事故そのもについての十分な検証は
なされていないばかりか、既成の原発の多くにおいてもともとその疑いがあった
にもかかわらず危険な「活断層」の上に建てられていることなどが、すこしずつ
暴露されつつあるという状況です。この状況のもとで民主党政権は、原事故の影
響と定期点検で全ての原発が停止した直後、関西電力大飯原発の3、4号機を経
済と利便性を理由に再稼働させました。その後今日まで他の原発は再稼働してい
ませんが、新たに出来た安倍内閣は「(原発0)は0ベースで見直す」「規制委
員会が安全としたものは再稼働させる」と明言しています。自公政権の時代に安
全性を無視して54基もの原発をつくり、国民のたった26%の支持による政権交代
をよいことに、原発再稼働、新規原発の建設、原発の輸出等を積極的に推進する
とは、盗っ人猛々しいという他はありません。
他方で原子力規制委員会は年7月までに新たな安全基準をつくるとされていま
すが、その素案は福島原発事故を起こした安全基準との根本的な差異はないまま、
その基準に則っての安全宣言を行おうとしています。
こうした流れは、福島第一の事故を少しでも深刻に受け取るとすれば、到底受
け入れられることではありません。
もとより経産省前テントひろばは、我が国の原子力発電所及びその推進につい
て根本的に問い直し、経済的事由による安易な原発再稼働に反対してつくられた
ものです。経産省の管理する空き地にテントが立っているのは、原発推進の中心
的省庁としての経産及び旧原子力安全・保安院に対するささやかな抗議、それも
緊急避難的な抗議の意志を示すものです。
またテントひろばの存在は、深刻なる原発事故問題に対する国民の大いなる怒
りを背景にした民主主義的行為の1つの場でもあります。民主主義は国民の一人
一人が様々なところで声を挙げる、行動を起こすというところから始めることが
最も大事なことでさえあります。相当に形骸化しているとは言え国会の両院も我
が国民主主義の場でありますが、民主主義は国会の両院だけに、またその選挙に
おける投票行動だけに留めておいてよいわけではありません。
テントに関して経産省は違法テントだと言い、右翼勢力の一部は「撤去できな
いなら我々が」などと嫌がらせが行われていますが、私たちは福島第一の大事故
という緊急時において、決して違法だとは思っていません。
福島第一の大事故を受けて深い反省をしつつ、我が国の民主主義を育てていく
ためにも「経産省前のテント」を撤去させないでください。
民主主義的な国会と両院議員の名誉にかけて「テント撤去」に荷担することは
絶対に止めて下さい。
平成25年3月10日 福島第一原発事故後まる2年経過した日に
たんぽぽ舎です。【TMM:No1772】
2013年3月12日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.さようなら原発 ヒロシマ大集会に参加して
広島の繁華街を1500人がデモ
たんぽぽ舎広島通信員・岡しま
★2.3/10 原発ゼロ☆大行動に参加して
永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.3・11福島・郡山の催し・デモに参加、
都内からも日帰りバスでたくさん参加
髙瀬幸子
★4.各社報道の間違い
~金曜官邸前抗議は今も数千人の人々が集まる。数百人は間違い
原田裕史(たんぽぽ舎、首都圏反原発連合)
★5.新聞・雑誌より
◆原発なく冬乗り切る 北海道の節電終了
(3月9日朝日新聞より抜粋)
★6.火曜日は、たんぽぽ舎の自主的なテント応援日
経産省前テントひろばの前で、横断幕作りなど…
TPP参加反対のJA等の数千人のデモに拍手
柳田真(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※3/13槌田ゼミPart2エントロピー入門第3回 第2章「人間の欲望が社会を修復・再生する」
日 時:3月13日(水)19:00より 参加費:800円
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
━━━━━━━
※追加のお知らせ
昨日発信の【TMM:No1771】★3.◆3/24山田真さん講演会
「3.11から2年 小児科医からみた放射能と子どもたち」の
主催は「セーブキッズ・江東 放射能から子どもを守る会」です。
問い合わせ先の花村さんよりの連絡です。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.さようなら原発 ヒロシマ大集会に参加して
| 広島の繁華街を1500人がデモ
└──── たんぽぽ舎広島通信員・岡しま
広島市中区中央公園内で日曜日の10日に「つながろうフクシマ!さようなら原
発 ヒロシマ大集会」があり参加しました。
午前中は震災後に広島のお母さんたち(避難者も含みます)が中心になって出
来たグループ「ポコアポコ」によるイベントで、ロケットストーブを見せてもら
ったり、広島産の発酵食に舌鼓を打ち、午後に同じ敷地内で集会がありました。
午前中は親子連れが中心の集まりだったのですが、午後にはのぼりやプラカー
ドを持った人々があつまり、呼びかけ人や祝い島から、福島からの避難者のお母
さんなどなどのスピーチの後にデモに出発しました。横四人で100人単位で歩く
ようにといわれて、数を数え易いなと思っていたのに列に組み込まれてしまいま
した。デモなれしていない私のざっくりした感覚で申し訳ないのですが、デモ参
加者は1000人強ではないかなという感じです。12日の中国新聞によると主催者発
表で1500人とのことです。公園から広島城を出て、繁華街を歩き、気づくとデモ
の最後尾に居て沢山の警官に信号のたびに急かされました、人数も多かったし声
も大きく、慌てさせられそうな、とはいえ「お願いですから急いでください!」
というお願いの形が最終地点まで続き、無事揉め事などはなく終点で流れ解散と
なりました。
沿道でデモの写真を撮る外国人がいたり、繁華街に出てきている市民の人たち
になぜ今日デモをしているのか伝わるっているのかな、私としては3・11以降暢
気に買い物気分を楽しめる事態ではないという感覚なのになと思いました。
以上 岡しまでした
※今日の中国新聞によると主催者発表で1500人とのことです
→記事の載っているURL http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303110027.html
※今まで広島では3度デモに参加しましたが、平和記念公園からの出発ではない
こと(ルートも違う、今までは中国電力が最終地点)、警官がとても多く感じ
(デモ人数が少なかったのか)ました。広島では北朝鮮の核実験の翌日には平和
記念公園で被爆者による核実験反対の集会があるほどの反応があったのに、原発
となると今ひとつ手ごたえがない感じです。
※広島県尾道市(県内では避難者受け入れも反原発イベントも多い土地です)で
は9日にデモがあり、10日と両方参加した人もいました、10日は広島市内11日は
福島という連日参加者もいました。
※PM2.5の値がすごかったので娘は夫と留守番しました。東は放射能、西はP
M2.5、避難した意味があるのかいろいろ悩みながらも子供は元気に一歳を迎え
ました。
┏┓
┗■2.3/10 原発ゼロ☆大行動に参加して
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
日比谷野外音楽堂で開催された【0310 原発ゼロ☆大行動】に参加しました。
小春日和というよりは真夏のような暑さの中、友人と二人連れ立ち日比谷公園へ。
既に公園は多数の人々。そんな時たんぽぽ舎の黄色いのぼり旗がいつも目安でな
んとも心強いのです。おかげでさらに2人の友人とも合流出来ました。
デモ行進では友人2人と横断幕を持たせてもらい歩きました。
横断幕の言葉は「ふるさとは 原発を 許さない」
官庁街には沢山の皆さんの熱い思いがこだまし響き渡り、街を覆った煙霧も手
伝い、霞が関がまさに文字通り皆さんのパワーで霞んでいました。
あの日から2年。各国でも脱原発のデモが行われました。原発事故検証が未だ
充分ではないにも関わらず、言葉巧みに原発再稼働への道が着々と進められてい
ます。
地震大国日本にはどこにも原発は可能な場所はありません。
さらに力強くたゆまなく「脱原発」の運動は続いていかなければと改めて感じ
ました。
┏┓
┗■3.3・11福島・郡山の催し・デモに参加、
| 都内からも日帰りバスでたくさん参加
└──── 髙瀬幸子
3・11から丸2年の今年、3月11日の企画された郡山での催しに参加しました。
都内からは日帰りバスを有志の方々が準備してくださり満席の50名が新宿を朝8
時に出発。新幹線でも参加者ありました。
郡山駅近くから県内の方々と合流し、約45分の手作りの150名以上の参加。仕
事をしている窓から手を振ってくれる女性たちやバスから小さく手を振るかたな
どもいて励まされました。
黒田節子さんは怒りを込めてマイクアピール、参加者もマイクを回しながら力
強くそして心のこもったデモでした。
午後からは、市議会議員の方が空間線量については、「今日は0.52もあります。
市教育委員会は子どもたちの移動教室費用を今年半分の削減というひどいもの、
少しでも線量の低い地域に一日過ごせる、何箇所も移動が大変なら二日おこなえ
ばよいのに・・・」と報告。午後の会場は200名以上いたと思います。熱気でい
っぱいでした。
都内や九州や福島県内各地から大勢の方が参加して、このような市民同士の交
流を今後も続けましょう!最後に輪になってキャンドルを手に持ちながら夕方6
時過ぎまで行いました。
キャンドルでは、アメリカ・九州・霞ヶ関テント村など何箇所も一緒に同じ時
間にスカイプでつながれ遠く離れていても応援のメーッセージがそれぞれ語られ、
参加者は相互に勇気付けられました。
簡単な報告ですが、首都圏からもっと頻繁に現地を訪れて交流できたらと思い
ました。直接繋がるのって何倍も勇気と元気をいただけます!
準備された皆さんに感謝致します。
┏┓
┗■4.各社報道の間違い
| ~金曜官邸前抗議は今も数千人の人々が集まる。数百人は間違い
└──── 原田裕史(たんぽぽ舎、首都圏反原発連合)
朝日新聞3月7日付け朝日新聞に「金曜の抗議、今や数百人」という見出しがあ
りました。記事は「3月1日の国会前の抗議行動は200~300人ほどに減っていた」
というものです。たんぽぽ舎ではこの日、終了時のビラ配布で1400枚を配りまし
たから、数百人ということはありえません。普通に考えて配ったビラの枚数より
多くの参加者がいた事は明らかです。
さらに同じく朝日新聞の3月8日付けのインターネットの記事では金曜官邸前
の抗議者が200人という報道をしています。
昨年3月から呼びかけている首都圏反原発連合は日曜日にデモ行進を行うため、
金曜官邸前抗議は呼びかけませんでした。朝日新聞の記事は繁盛しているラーメ
ン屋の休みの日に取材に行き「人数が少ない」というようなものです。
(3/8の人数は普段行なっている団体が休みの告知をしているにも関わらず、別
団体の呼びかけに対して、急遽集まった人たちです。そういう意味では、たとい
200人でも決して少なくは無いでしょう。)
他の報道機関でも官邸前抗議の人数が「減っている」という報道を行っている
そうです。
首都圏反原発連合呼びかけの官邸前抗議は300人ほどで始まりました。大飯原
発再稼働前後は非常に大勢(数万~10万人台)が集まりましたが、裏を返せば短
期的なトピックが無いにも関わらず、数千人もの人が官邸前に集まり続けている、
というのが実態だと思います。
次回金曜官邸抗議は3月15日です。
大勢で集まり、報道が間違っていることをわからせて差し上げましょう!
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より
◆原発なく冬乗り切る 北海道の節電終了
北海道の冬の節電期間が8日終わった。昨年12月10日から「2010年比7%以上」
の節電を求められていた。北海道電力では泊原発(北海道泊村)が動いていなかっ
たにもかかわらず、どれだけ電気が余っているかを示す予備率は、最も厳しかっ
た日でも9.9%あり、最低限必要な3%を大きく上回った。(後略)
(3月9日朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■6.火曜日は、たんぽぽ舎の自主的なテント応援日
| 経産省前テントひろばの前で、横断幕作りなど…
| TPP参加反対のJA等の数千人のデモに拍手
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
○毎週火曜日は、たんぽぽ舎が自主的に決めた「経産省前テントひろば」応援の
日。1月から始めもう10回に近づく。毎回8人から15人程が参加、女性が多い。
2月からは早稲田の杜の会の友人たちも若干名が参加してくれている。
○たんぽぽ舎から自転車でテントへ行く。22分で到着。すでにTさんら4から5
人の女性が「全ての原発廃炉」の大きな横断幕作りに励んでいる。第1テントの
責任者へたんぽぽ舎のビラ(B5判2つ折り、3月の日程一覧ほかと、再稼働阻
止全国ネットの3月行動よびかけビラ)を100枚強届ける。
○おりからJAなどが主催する「TPP参加反対」の大デモが経産省前テントひ
ろばを通過し始める。日本の食を守れ等のシュプレヒコール。
テントの人とたんぽぽ舎の人・10数人で、原発再稼働反対のノボリ旗と同横断
幕を広げて激励する。北海道から九州までの全国動員で、第1挺団から第12挺団
まで数千人の大デモだった。
2013年3月12日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.さようなら原発 ヒロシマ大集会に参加して
広島の繁華街を1500人がデモ
たんぽぽ舎広島通信員・岡しま
★2.3/10 原発ゼロ☆大行動に参加して
永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.3・11福島・郡山の催し・デモに参加、
都内からも日帰りバスでたくさん参加
髙瀬幸子
★4.各社報道の間違い
~金曜官邸前抗議は今も数千人の人々が集まる。数百人は間違い
原田裕史(たんぽぽ舎、首都圏反原発連合)
★5.新聞・雑誌より
◆原発なく冬乗り切る 北海道の節電終了
(3月9日朝日新聞より抜粋)
★6.火曜日は、たんぽぽ舎の自主的なテント応援日
経産省前テントひろばの前で、横断幕作りなど…
TPP参加反対のJA等の数千人のデモに拍手
柳田真(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※3/13槌田ゼミPart2エントロピー入門第3回 第2章「人間の欲望が社会を修復・再生する」
日 時:3月13日(水)19:00より 参加費:800円
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
━━━━━━━
※追加のお知らせ
昨日発信の【TMM:No1771】★3.◆3/24山田真さん講演会
「3.11から2年 小児科医からみた放射能と子どもたち」の
主催は「セーブキッズ・江東 放射能から子どもを守る会」です。
問い合わせ先の花村さんよりの連絡です。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.さようなら原発 ヒロシマ大集会に参加して
| 広島の繁華街を1500人がデモ
└──── たんぽぽ舎広島通信員・岡しま
広島市中区中央公園内で日曜日の10日に「つながろうフクシマ!さようなら原
発 ヒロシマ大集会」があり参加しました。
午前中は震災後に広島のお母さんたち(避難者も含みます)が中心になって出
来たグループ「ポコアポコ」によるイベントで、ロケットストーブを見せてもら
ったり、広島産の発酵食に舌鼓を打ち、午後に同じ敷地内で集会がありました。
午前中は親子連れが中心の集まりだったのですが、午後にはのぼりやプラカー
ドを持った人々があつまり、呼びかけ人や祝い島から、福島からの避難者のお母
さんなどなどのスピーチの後にデモに出発しました。横四人で100人単位で歩く
ようにといわれて、数を数え易いなと思っていたのに列に組み込まれてしまいま
した。デモなれしていない私のざっくりした感覚で申し訳ないのですが、デモ参
加者は1000人強ではないかなという感じです。12日の中国新聞によると主催者発
表で1500人とのことです。公園から広島城を出て、繁華街を歩き、気づくとデモ
の最後尾に居て沢山の警官に信号のたびに急かされました、人数も多かったし声
も大きく、慌てさせられそうな、とはいえ「お願いですから急いでください!」
というお願いの形が最終地点まで続き、無事揉め事などはなく終点で流れ解散と
なりました。
沿道でデモの写真を撮る外国人がいたり、繁華街に出てきている市民の人たち
になぜ今日デモをしているのか伝わるっているのかな、私としては3・11以降暢
気に買い物気分を楽しめる事態ではないという感覚なのになと思いました。
以上 岡しまでした
※今日の中国新聞によると主催者発表で1500人とのことです
→記事の載っているURL http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201303110027.html
※今まで広島では3度デモに参加しましたが、平和記念公園からの出発ではない
こと(ルートも違う、今までは中国電力が最終地点)、警官がとても多く感じ
(デモ人数が少なかったのか)ました。広島では北朝鮮の核実験の翌日には平和
記念公園で被爆者による核実験反対の集会があるほどの反応があったのに、原発
となると今ひとつ手ごたえがない感じです。
※広島県尾道市(県内では避難者受け入れも反原発イベントも多い土地です)で
は9日にデモがあり、10日と両方参加した人もいました、10日は広島市内11日は
福島という連日参加者もいました。
※PM2.5の値がすごかったので娘は夫と留守番しました。東は放射能、西はP
M2.5、避難した意味があるのかいろいろ悩みながらも子供は元気に一歳を迎え
ました。
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┗■2.3/10 原発ゼロ☆大行動に参加して
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
日比谷野外音楽堂で開催された【0310 原発ゼロ☆大行動】に参加しました。
小春日和というよりは真夏のような暑さの中、友人と二人連れ立ち日比谷公園へ。
既に公園は多数の人々。そんな時たんぽぽ舎の黄色いのぼり旗がいつも目安でな
んとも心強いのです。おかげでさらに2人の友人とも合流出来ました。
デモ行進では友人2人と横断幕を持たせてもらい歩きました。
横断幕の言葉は「ふるさとは 原発を 許さない」
官庁街には沢山の皆さんの熱い思いがこだまし響き渡り、街を覆った煙霧も手
伝い、霞が関がまさに文字通り皆さんのパワーで霞んでいました。
あの日から2年。各国でも脱原発のデモが行われました。原発事故検証が未だ
充分ではないにも関わらず、言葉巧みに原発再稼働への道が着々と進められてい
ます。
地震大国日本にはどこにも原発は可能な場所はありません。
さらに力強くたゆまなく「脱原発」の運動は続いていかなければと改めて感じ
ました。
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┗■3.3・11福島・郡山の催し・デモに参加、
| 都内からも日帰りバスでたくさん参加
└──── 髙瀬幸子
3・11から丸2年の今年、3月11日の企画された郡山での催しに参加しました。
都内からは日帰りバスを有志の方々が準備してくださり満席の50名が新宿を朝8
時に出発。新幹線でも参加者ありました。
郡山駅近くから県内の方々と合流し、約45分の手作りの150名以上の参加。仕
事をしている窓から手を振ってくれる女性たちやバスから小さく手を振るかたな
どもいて励まされました。
黒田節子さんは怒りを込めてマイクアピール、参加者もマイクを回しながら力
強くそして心のこもったデモでした。
午後からは、市議会議員の方が空間線量については、「今日は0.52もあります。
市教育委員会は子どもたちの移動教室費用を今年半分の削減というひどいもの、
少しでも線量の低い地域に一日過ごせる、何箇所も移動が大変なら二日おこなえ
ばよいのに・・・」と報告。午後の会場は200名以上いたと思います。熱気でい
っぱいでした。
都内や九州や福島県内各地から大勢の方が参加して、このような市民同士の交
流を今後も続けましょう!最後に輪になってキャンドルを手に持ちながら夕方6
時過ぎまで行いました。
キャンドルでは、アメリカ・九州・霞ヶ関テント村など何箇所も一緒に同じ時
間にスカイプでつながれ遠く離れていても応援のメーッセージがそれぞれ語られ、
参加者は相互に勇気付けられました。
簡単な報告ですが、首都圏からもっと頻繁に現地を訪れて交流できたらと思い
ました。直接繋がるのって何倍も勇気と元気をいただけます!
準備された皆さんに感謝致します。
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┗■4.各社報道の間違い
| ~金曜官邸前抗議は今も数千人の人々が集まる。数百人は間違い
└──── 原田裕史(たんぽぽ舎、首都圏反原発連合)
朝日新聞3月7日付け朝日新聞に「金曜の抗議、今や数百人」という見出しがあ
りました。記事は「3月1日の国会前の抗議行動は200~300人ほどに減っていた」
というものです。たんぽぽ舎ではこの日、終了時のビラ配布で1400枚を配りまし
たから、数百人ということはありえません。普通に考えて配ったビラの枚数より
多くの参加者がいた事は明らかです。
さらに同じく朝日新聞の3月8日付けのインターネットの記事では金曜官邸前
の抗議者が200人という報道をしています。
昨年3月から呼びかけている首都圏反原発連合は日曜日にデモ行進を行うため、
金曜官邸前抗議は呼びかけませんでした。朝日新聞の記事は繁盛しているラーメ
ン屋の休みの日に取材に行き「人数が少ない」というようなものです。
(3/8の人数は普段行なっている団体が休みの告知をしているにも関わらず、別
団体の呼びかけに対して、急遽集まった人たちです。そういう意味では、たとい
200人でも決して少なくは無いでしょう。)
他の報道機関でも官邸前抗議の人数が「減っている」という報道を行っている
そうです。
首都圏反原発連合呼びかけの官邸前抗議は300人ほどで始まりました。大飯原
発再稼働前後は非常に大勢(数万~10万人台)が集まりましたが、裏を返せば短
期的なトピックが無いにも関わらず、数千人もの人が官邸前に集まり続けている、
というのが実態だと思います。
次回金曜官邸抗議は3月15日です。
大勢で集まり、報道が間違っていることをわからせて差し上げましょう!
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┗■5.新聞・雑誌より
◆原発なく冬乗り切る 北海道の節電終了
北海道の冬の節電期間が8日終わった。昨年12月10日から「2010年比7%以上」
の節電を求められていた。北海道電力では泊原発(北海道泊村)が動いていなかっ
たにもかかわらず、どれだけ電気が余っているかを示す予備率は、最も厳しかっ
た日でも9.9%あり、最低限必要な3%を大きく上回った。(後略)
(3月9日朝日新聞より抜粋)
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┗■6.火曜日は、たんぽぽ舎の自主的なテント応援日
| 経産省前テントひろばの前で、横断幕作りなど…
| TPP参加反対のJA等の数千人のデモに拍手
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
○毎週火曜日は、たんぽぽ舎が自主的に決めた「経産省前テントひろば」応援の
日。1月から始めもう10回に近づく。毎回8人から15人程が参加、女性が多い。
2月からは早稲田の杜の会の友人たちも若干名が参加してくれている。
○たんぽぽ舎から自転車でテントへ行く。22分で到着。すでにTさんら4から5
人の女性が「全ての原発廃炉」の大きな横断幕作りに励んでいる。第1テントの
責任者へたんぽぽ舎のビラ(B5判2つ折り、3月の日程一覧ほかと、再稼働阻
止全国ネットの3月行動よびかけビラ)を100枚強届ける。
○おりからJAなどが主催する「TPP参加反対」の大デモが経産省前テントひ
ろばを通過し始める。日本の食を守れ等のシュプレヒコール。
テントの人とたんぽぽ舎の人・10数人で、原発再稼働反対のノボリ旗と同横断
幕を広げて激励する。北海道から九州までの全国動員で、第1挺団から第12挺団
まで数千人の大デモだった。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1771】
2013年3月11日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.3/9(土)明治公園 1万5千人、
主催「さようなら原発」1000万人署名市民の会
3/10(日)日比谷野音から国会 4万人、主催「首都圏反原発連合」
たんぽぽ舎は両方参加、ビラを7000枚配布
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.川内原発を廃炉にしたい 2500人のかごしまパレード
図書出版南方新社 向原祥隆
★3.メルマガ読者からのイベントご案内(お問い合わせは主催者へ)
◆3/14さよなら原発 東電・東葛支社前アクション 第8弾
◆3/19-24豊田直巳写真展IN練馬
あの日から2年終わらない原発(メルト)事故(ダウン)の恐怖
◆3/24山田真さん講演会 3.11から2年
小児科医からみた放射能と子どもたち
★4.新聞・雑誌より2つ
◆原発のひずみ糾弾 加藤氏遺作 たかる政官業えぐる
(3月8日東京新聞より抜粋)
◆4月に値上げ 小麦や電気・ガス 円安、家計にマイナス効果
(茨城新聞2月28日より抜粋)
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※3/12山本太郎さん講演会「脱原発と政治」
予約制 空席あります。
日時:3月12日(火)19:00より 資料代:800円
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
主催:反原発自治体議員・市民連盟
予約は FAX:03-5211-7199 e-mail:nomorenukes8@gmail.com
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┗■1.3/9(土)明治公園 1万5千人、
| 主催「さようなら原発」1000万人署名市民の会
| 3/10(日)日比谷野音から国会 4万人、
| 主催「首都圏反原発連合」
| たんぽぽ舎は両方参加、ビラを7000枚配布
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
○3月9日(土)は、明治公園の集会とパレード(デモ)、10日は日比谷野音から国
会への集会とデモ[3月11日(月)は福島県へのバスと東京の東京電力前の集会]
で、どれにも参加するたんぽぽ舎は大忙し。[12日(火)にも山本太郎さん講演会
―反原発自治体議員・市民連盟の主催]
○9日(土)の明治公園は、8割位の人出-主催者発表で1万5千人、…これ位の
方がギュー詰めの時と比較して、とてもやり易い。会場内も動ける。(1昨年の
9月の集会はギュー詰めの6万人)
1000万人署名は、現在820万人筆集まったとの報告、大江健三郎氏は、「もう、
1台の原子炉も再稼働させない。そのために働く」と発言。
○たんぽぽ舎は、広瀬隆さんらのヘリでの空中撮影があるというので、6畳大の
大横断幕(原発やめよう)を先頭に行進。反原発自治体議員・市民連盟や経産省前
テントひろば、四大学共闘、府中市や松戸市の市民グループと共に250人弱の隊
列で、先頭の福島現地の人々に続いて進む。あったかくていいデモ日。
原発やめよう、再稼働阻止、福島を忘れない-等のシュプレヒコール。
解散地で短時間の総括集会。沖縄の安次富さんも参加、沖縄の闘いを訴えた。
(たんぽぽ舎は、3500枚のビラを集会の開会前にみんなで配布)
○3月10日(日)日比谷野音が満杯(4000から5000人)、野音周辺もその倍以上の人
だかり。用意したたんぽぽ舎のB4判2つ折りビラと再稼働阻止ネットのセット
ビラ3500枚は、前段集会参加の人々に配られ、短時間でなくなり。デモ隊は、経
産省前テントひろば、川崎の皆さんらと合同、先頭に「福島を忘れない」「ふる
さとは原発を許さない」の2つの横断幕を掲げてデモ行進。官庁街を一周し、国
会正門前集会へ-急に寒くなった中で17時から19時の2時間の集会。原発反対の
政党・議員が全部揃ってあいさつしたのは圧巻。翌日3月11日(月)の東京新聞朝
刊の1面の国会デモ写真には、たんぽぽ舎のノボリ旗(原発やめよう、たんぽぽ
舎)が後側からだが、よく写っていた。参加者の感想など詳細は次号。
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┗■2.川内原発を廃炉にしたい 2500人のかごしまパレード
└────
3.10さよなら原発!かごしまパレード、昨日はお疲れさまでした。南日本新聞
が一面で報道してくれました。
これから始まる再稼働の動きに対して、具体的な反撃の準備に移る段階に来ま
した。新聞報道はほとんどなされていませんが、2月1日付政府の地震調査委員
会の資料によると、市来断層帯の活断層が九電評価よりはるかに長い活断層であ
ることが指摘されています。これも今後問題化は避けられないでしょう。
電気が足りないはウソ、原発はコストが安いもウソ。九電(電力)が原発を守
りたいのは、廃炉にすれ...ば、原発に計上している資産が不良資産になりたち
まち債務超過に陥るからでしょう。経営陣が会社=利権を守るために原発にしが
みついているという構造です。
そのためには、温廃水の拡散範囲をごまかしたり、活断層を無理やり短くするな
んて平気でやってしまいます。ここでばらまいたお金が威力を発揮するのですね。
やはり九電は一度、解体していただかねばならないようですね。もちろん、原
発抜きの再生は簡単で、従業員の一般企業並みのお給料は保証されることは言う
までもありません。(図書出版南方新社 向原祥隆)
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┗■3.メルマガ読者からのイベントご案内(お問い合わせは主催者へ)
└────
◆3/14さよなら原発 東電・東葛支社前アクション 第8弾
3月14日(木)午後2時30分から1時間程度
場所:東電東葛支社前の集会 http://goo.gl/XwVjd
東電に対する抗議の声・プラカードなどによるアピール
東京電力福島第一発電所の過酷事故から2年がたった。
安倍政権は、まるでこの国土が取り返しようもなく汚染され失われたことなどな
かったかのようなはしゃぎぶりだ。
だが、私たちの目に入るのは、千葉県東葛地域でも続いている除染の風景や、指
定廃棄物扱いとなって引き取り手もなく増えていく放射性物質の保管場所に関す
る争いだ(千葉県と、保管所を設置された我孫子市・印西市とが争っている)。
《東京電力にノー!》を突きつけなければ、私たちはまたもや被害者なのに加害
者という、おかしな立場を置かれてしまいそうだ。
私たちはフクシマを忘れない! 私たちは東電を許さない!
とりもどそう! 私たちの明日を!
問合せ:原発止めよう! 東葛の会
日下部信雄 Eメール:kusakabe-nobuo@nifty.com
当日:090-9956-6018
◆3/19-24豊田直巳写真展IN練馬
あの日から2年終わらない原発(メルト)事故(ダウン)の恐怖
3月19日(火)15:00から19:30 20日(水)から23日(土)10:00から19:30
24日(日)17:00までにご入場下さい
大泉学園ゆめりあギャラリー(西武池袋線大泉学園駅北口下車徒歩2分)
主催:豊田直巳写真展IN練馬実行委員会
連絡先:03-3993-5405 練馬区職労
多くの犠牲と深刻な被害をもたらした東日本大震災から2年。福島県のみなさ
んは、地震と津波によって同時に起きた福島第一原子力発電所の爆発事故により、
あたりまえの暮らしを奪われただけではなく、生まれ育った故郷からの避難を余
儀なくされ、困難な生活を続けながら、今なお健康への不安、恐怖にさらされて
います。
あの日から何度も何度も被災地に足を運ばれているフォトジャーナリスト豊田
直巳さん。彼が撮り続けた被災地の光景、人びと、その生きる姿を展示します。
ぜひお立ち寄りください。
◆3/24山田真さん講演会 3.11から2年 小児科医からみた放射能と子どもたち
小児科医として40年以上開業している山田真さん。3.11後には、福島の子ども
たちの健康相談を行っています。そんな山田さんに、東京で暮らす子どもたちの
低線量被曝と健康への影響について語っていただきます。子どもたちのこれから
の健康と私たちはどう向き合っていけばいいか、山田さんのお話をもとにして、
共に考えたいと思います。質問時間も用意しました。お子さまと一緒にぜひご参
加ください。
日 時:2013年3月24日(日)午後2時から午後5時
場 所:東京労働安全衛生センター4階会議室 江東区亀戸7-10-1Zビル4階
JR総武線亀戸駅東口下車徒歩7分
参加費:500円
問い合わせ:080-3342-4594(花村)
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┗■4.新聞・雑誌より2つ
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◆原発のひずみ糾弾 加藤氏遺作 たかる政官業えぐる
1月に死去した加藤寛慶應義塾大学名誉教授は遺作となる著書で、福島第1原
発事故の背後にある「政官業のたかりの構図」をえぐり出した。「官の肥大化」
と一貫して闘ってきた加藤氏は、今後の電力システム改革で「民間が自立して安
全な電気を取り戻そう」を訴える。
「避けることもできた難しいテーマ。加藤先生はあえてチャレンジした」と語
るのは、担当編集者の前田和男氏。当初は大学改革をテーマにした書籍を考えて
いたが、2011年3月の原発事故を受け、急きょ内容を変更。(中略)
「安全な電気を国民に」
加藤氏は「国策民営」で進められてきた原発が抱えるひずみも見逃さなかった。
それが政官業「鉄の三角形」で、政治家は補助金などを通じた票集め、官僚は
天下りなどの権限強化、電力会社は参入規制による地域独占の維持といった形で、
身内で利益を分け合う「たかりの構図」だ。原発事故を契機に、原発の利点とさ
れた「発電コストの安さ」も、補助金など財政支援や事故が起きた場合の甚大な
リスクと引き換えであることが知られるようになった。(後略)
(「日本再生 最終勧告 原発即時ゼロで未来を拓く」=ビジネス社)
(3月8日東京新聞より抜粋)
◆4月に値上げ 小麦や電気・ガス 円安、家計にマイナス効果
農林水産省は27日、国が買い入れた輸入小麦を製粉会社などに売り渡す価格を、
4月から主要5銘柄平均で9・7%引き上げ、1トン当たり5万4990円にすると
発E表した。小麦の国際価格が上がったことに加え、外国為替市場の円安進行が
輸入価格を押し上げた。(茨城新聞2月28日より抜粋)