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たんぽぽ舎です。【TMM:No1981

2013年10月5日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                             転送歓迎

━━━━━━━

★1.40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ

      原発停止2年 これがどんなに安心で幸せなことか

      お分かりになるでしょうか

        斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)

★2.地球の平均気温は下がっている

   ―池田教授の机上の放論―     池田清彦(早稲田大学教授)

                      (週刊朝日1010日より)

★3.新聞・雑誌より3つ

  ◆ 代金を返上したら」 汚染水処理「ALPS」は役立たず

   「設備を売った東芝に聞いてみたら」(10月4日日刊ゲンダイより)

  ◆東電の能力検証並行 柏崎刈羽再稼働の審査 規制委

                  (10月3日茨城新聞より抜粋)

  ◆東電は地下水の危険を原発建設時から知っていた

   これが「動かぬ証拠」だ    (週刊現代1012日号より抜粋)

★4.テント日誌9月29日(日)経産省前テントひろば750日目

     秋晴れのさわやかな一日

━━━━━━━

※「地震と原発事故情報」編集部より、お知らせ

 『メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿』の

 送付先アドレスの変更について!

 ☆今後は、たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」に

  送って下さい。

 ・従来、上記のお知らせは専用アドレス「magazine @ tanpoposya.net」に

  送っていただくようお願いしていました。しかし、現在はたんぽぽ舎の

  アドレスと区別する必要がない状況になったので専用アドレスは10月末で

  廃止とさせて頂きます。よろしくお願い致します。

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ

 |  原発停止2年  これがどんなに安心で幸せなことか

 |  お分かりになるでしょうか

 └──── 斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)

 

  原発が造られた40年前、何も知らなかった私は、夫や既に原発反対運動に取り組んでおられた近藤誠君からいろんな事を教わりました。さまざまな関係の書物も読みました。全国で初めて起こされた伊方原発裁判の傍聴にも通い続けました。裁判の証人に立たれた小出先生や小林先生、海老沢先生、槌田先生などなど科学者の専門家の話も聞きました。私の中で、原発は夢のエネルギーどころか、人類にとり大変危険で、未来の子どもたちにとり絶望的な社会を作り上げるということを知りました。

  第一、それほど素晴らしいものなら、人口の少ない過疎地に建設する必要はありません。電気をふんだんに使う都会に建てるべきです。過疎に住むわずかな人間を犠牲にして建てられた原発は、例え、福島のような事故を起こさなくても、運転するだけで放射能を拡散しているのです。排水溝からは、温排水とともにトリチウムが出ています。原発の傍で住む住民は40年近く。低線量被曝を余儀なくされて生きてきました。

○ でも、今やっと、やっと伊方の3機の原発は定期検査の後2年近くとまっています。動いてないのです。これがどんなに安心で幸せなことかお分かりになるでしょうか。ゲートの前でお弁当を食べながら、「40年ではじめての安心だね」と、話しています。

  それが今再稼働の恐怖が襲っています。再び原発を動かすのです。伊方がトップバッターだといわれています。雷が鳴れば「伊方は大丈夫だろうか」と心配し、地震か起きたら、少しの揺れでも、「伊方は…」と案じなければならない。原発の傍で生きるという事は、こういう日々のストレスと戦わなければならないのです。一日も早く安心して暮らしたいのです。貧しくともいい。安心して大地や海とともに暮らしたいのが私たちの切なる願いです。再稼働には絶対反対です。

 

 

┏┓

┗■2.地球の平均気温は下がっている

 |  ―池田教授の机上の放論―

 └──── 池田清彦(早稲田大学教授)

 

○ 日本の今年の夏は暑かった。猛暑の時に地球温暖化の話を聞かされると信じたくもなるが、半年前は寒い冬だった。話はそう単純ではないのだ。南米ではかつてないほどの猛烈な寒波に襲われ、ペルー、ボリビア、パラグアイなどでは多数の家畜が死んだという。

 1980年代から1990年代の半ばにかけて、確かに地球の平均気温は0.3度ほど上昇した。これは事実である。しかし、温暖化傾向は1997年にストップし、それ以後今日まで地球の平均気温は上昇していない。これもまた、3万点以上の観測地点のデータに基づいてイギリス気象庁とイースト・アングリア大学気候研究ユニットが去年発表した確かな事実である。

○ 21世紀になっても気温が上がり続けるとのIPCCの予測は見事に外れたのである。日本をはじめ多くの国はIPCCとグルになってCO2の増加による人為的温暖化説を囃しているので、IPCCが崩壊すると困るのだろう。たとえば炭素税を取る根拠はなくなるし、原発は地球温暖化防止に役立つからというウソ話もできなくなるからね。

 9月8日付の朝日新聞に、2100年に気温が最大で4.8度上がり、海面が最大で81センチ上昇するとのIPCCの報告書案が大きく報じられていてあきれた。確か6月の下旬頃にも北極の海氷面積が、今夏最少記録を更新するとの東大の山口教授の予測が報じられていたと思う。さて事実はどうだったかというと、今年8月の北極の海氷面積は、去年8月に比べ6割も増加した。9月7日付の英国のデイリーメールに写真入りの記事で紹介されている。確認のためにIJIS(宇宙航空研究開発機構と米国・国際北極圏研究センターが共同で運営する北極圏研究サイト)が公表しているデータを調べると、今年の海氷面積は21世紀以後のほぼ平均水準である。

 北極ばかりでなく、南極の海氷面積も今年は過去30年余りで最大なのだ。2010年から11年にかけて急激に減少した時は、過去最大ペースで海氷減少と大きく報じたマスコミも12年から13年にかけて、それを上回るスピードで増加した時は知らんぷりだね。

○ 日本のマスコミはこと温暖化に関してはIPCCの予測は大々的に報じるのに、観測事実を報じないし、予測が外れたことも報じない。IPCCとその信者は今やカルト集団に近い。寒波も豪雨も温暖化のせいだって。でも事実は21世紀に入って地球の平均気温はわずかだが下がっているのだよ。エッ、平均気温が下がるのも温暖化のせいだって。素晴らしい考えだ。

             (週刊朝日20131010日より)

 

 

┏┓

┗■3.新聞・雑誌より3つ

 └────

 

 ◆「代金を返上したら」 汚染水処理「ALPS」は役立たず

  「設備を売った東芝に聞いてみたら」

 

東電は先月30日、トラブルで緊急停止していた汚染水処理設備「ALPS」の試験運転を再開。ヒマさえあれば水漏れや不具合で停止しているが、今回の停止理由は作業中に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだ単純ミスというから、逆に開いた口がふさがらなくなる。

 「ALPSは、東芝が製造。62種類の放射性物質を同時に除去できるという触れ込みで、汚染水処理の救世主として昨年3月に建設が開始されました。東電の工程表通りなら、今年9月には本格稼働しているはずなのに、いまだに試験運転の体たらくです」(担当記者)

 最初に稼働した仏アレバ社と米キュリオン社の処理装置は、さらに役立たずだ。事故直後の11年3月末、サルコジ前大統領やアレバ社のアンヌCEOらがゾロゾロと来日し、「我々には汚染水処理の実績がある」と豪語して“押し売り”した。ところが、運転開始からわずか5時間で停止。その後もトラブル続きで、今やほとんど粗大ごみと化している。

 東電によれば、この機械代と建設費は約531億円。東電は個別の支払いには触れないが、アレバ社に約80億円、キュリオン社に約100億円を支払ったとみられる。いやはや、火事場ドロボウというか、まんまとぼったくられたものだ。

 東芝のALPSも相当な金額がかかったようだが、建設費用について東電は「答えられない」とこちらも非公表だ。

 

○冷えない冷蔵庫買わされたようなもの

 

 冷えない冷蔵庫や映らないテレビなら、普通は突き返して返金してもらう。東芝はどう考えているのか。「入札というプロセスを経て受注した製品ですので、冷蔵庫とは違います。トラブルで性能を十分に発揮できなくても、代金の返金は考えていません」(同社広報部)

 国は今、汚染水処理対策の切り札として、凍土壁を総費用470億円で公募入札している。税金で払う以上、役立たずはもういらない。(10月4日日刊ゲンダイより)

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2013年10月5日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                             転送歓迎

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★1.40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ

      原発停止2年 これがどんなに安心で幸せなことか

      お分かりになるでしょうか

        斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)

★2.地球の平均気温は下がっている

   ―池田教授の机上の放論―     池田清彦(早稲田大学教授)

                      (週刊朝日1010日より)

★3.新聞・雑誌より3つ

  ◆ 代金を返上したら」 汚染水処理「ALPS」は役立たず

   「設備を売った東芝に聞いてみたら」(10月4日日刊ゲンダイより)

  ◆東電の能力検証並行 柏崎刈羽再稼働の審査 規制委

                  (10月3日茨城新聞より抜粋)

  ◆東電は地下水の危険を原発建設時から知っていた

   これが「動かぬ証拠」だ    (週刊現代1012日号より抜粋)

★4.テント日誌9月29日(日)経産省前テントひろば750日目

     秋晴れのさわやかな一日

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※「地震と原発事故情報」編集部より、お知らせ

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 送付先アドレスの変更について!

 ☆今後は、たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」に

  送って下さい。

 ・従来、上記のお知らせは専用アドレス「magazine @ tanpoposya.net」に

  送っていただくようお願いしていました。しかし、現在はたんぽぽ舎の

  アドレスと区別する必要がない状況になったので専用アドレスは10月末で

  廃止とさせて頂きます。よろしくお願い致します。

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┗■1.40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ

 |  原発停止2年  これがどんなに安心で幸せなことか

 |  お分かりになるでしょうか

 └──── 斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)

 

  原発が造られた40年前、何も知らなかった私は、夫や既に原発反対運動に取り組んでおられた近藤誠君からいろんな事を教わりました。さまざまな関係の書物も読みました。全国で初めて起こされた伊方原発裁判の傍聴にも通い続けました。裁判の証人に立たれた小出先生や小林先生、海老沢先生、槌田先生などなど科学者の専門家の話も聞きました。私の中で、原発は夢のエネルギーどころか、人類にとり大変危険で、未来の子どもたちにとり絶望的な社会を作り上げるということを知りました。

  第一、それほど素晴らしいものなら、人口の少ない過疎地に建設する必要はありません。電気をふんだんに使う都会に建てるべきです。過疎に住むわずかな人間を犠牲にして建てられた原発は、例え、福島のような事故を起こさなくても、運転するだけで放射能を拡散しているのです。排水溝からは、温排水とともにトリチウムが出ています。原発の傍で住む住民は40年近く。低線量被曝を余儀なくされて生きてきました。

○ でも、今やっと、やっと伊方の3機の原発は定期検査の後2年近くとまっています。動いてないのです。これがどんなに安心で幸せなことかお分かりになるでしょうか。ゲートの前でお弁当を食べながら、「40年ではじめての安心だね」と、話しています。

  それが今再稼働の恐怖が襲っています。再び原発を動かすのです。伊方がトップバッターだといわれています。雷が鳴れば「伊方は大丈夫だろうか」と心配し、地震か起きたら、少しの揺れでも、「伊方は…」と案じなければならない。原発の傍で生きるという事は、こういう日々のストレスと戦わなければならないのです。一日も早く安心して暮らしたいのです。貧しくともいい。安心して大地や海とともに暮らしたいのが私たちの切なる願いです。再稼働には絶対反対です。

 

 

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┗■2.地球の平均気温は下がっている

 |  ―池田教授の机上の放論―

 └──── 池田清彦(早稲田大学教授)

 

○ 日本の今年の夏は暑かった。猛暑の時に地球温暖化の話を聞かされると信じたくもなるが、半年前は寒い冬だった。話はそう単純ではないのだ。南米ではかつてないほどの猛烈な寒波に襲われ、ペルー、ボリビア、パラグアイなどでは多数の家畜が死んだという。

 1980年代から1990年代の半ばにかけて、確かに地球の平均気温は0.3度ほど上昇した。これは事実である。しかし、温暖化傾向は1997年にストップし、それ以後今日まで地球の平均気温は上昇していない。これもまた、3万点以上の観測地点のデータに基づいてイギリス気象庁とイースト・アングリア大学気候研究ユニットが去年発表した確かな事実である。

○ 21世紀になっても気温が上がり続けるとのIPCCの予測は見事に外れたのである。日本をはじめ多くの国はIPCCとグルになってCO2の増加による人為的温暖化説を囃しているので、IPCCが崩壊すると困るのだろう。たとえば炭素税を取る根拠はなくなるし、原発は地球温暖化防止に役立つからというウソ話もできなくなるからね。

 9月8日付の朝日新聞に、2100年に気温が最大で4.8度上がり、海面が最大で81センチ上昇するとのIPCCの報告書案が大きく報じられていてあきれた。確か6月の下旬頃にも北極の海氷面積が、今夏最少記録を更新するとの東大の山口教授の予測が報じられていたと思う。さて事実はどうだったかというと、今年8月の北極の海氷面積は、去年8月に比べ6割も増加した。9月7日付の英国のデイリーメールに写真入りの記事で紹介されている。確認のためにIJIS(宇宙航空研究開発機構と米国・国際北極圏研究センターが共同で運営する北極圏研究サイト)が公表しているデータを調べると、今年の海氷面積は21世紀以後のほぼ平均水準である。

 北極ばかりでなく、南極の海氷面積も今年は過去30年余りで最大なのだ。2010年から11年にかけて急激に減少した時は、過去最大ペースで海氷減少と大きく報じたマスコミも12年から13年にかけて、それを上回るスピードで増加した時は知らんぷりだね。

○ 日本のマスコミはこと温暖化に関してはIPCCの予測は大々的に報じるのに、観測事実を報じないし、予測が外れたことも報じない。IPCCとその信者は今やカルト集団に近い。寒波も豪雨も温暖化のせいだって。でも事実は21世紀に入って地球の平均気温はわずかだが下がっているのだよ。エッ、平均気温が下がるのも温暖化のせいだって。素晴らしい考えだ。

             (週刊朝日20131010日より)

 

 

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┗■3.新聞・雑誌より3つ

 └────

 

 ◆「代金を返上したら」 汚染水処理「ALPS」は役立たず

  「設備を売った東芝に聞いてみたら」

 

東電は先月30日、トラブルで緊急停止していた汚染水処理設備「ALPS」の試験運転を再開。ヒマさえあれば水漏れや不具合で停止しているが、今回の停止理由は作業中に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだ単純ミスというから、逆に開いた口がふさがらなくなる。

 「ALPSは、東芝が製造。62種類の放射性物質を同時に除去できるという触れ込みで、汚染水処理の救世主として昨年3月に建設が開始されました。東電の工程表通りなら、今年9月には本格稼働しているはずなのに、いまだに試験運転の体たらくです」(担当記者)

 最初に稼働した仏アレバ社と米キュリオン社の処理装置は、さらに役立たずだ。事故直後の11年3月末、サルコジ前大統領やアレバ社のアンヌCEOらがゾロゾロと来日し、「我々には汚染水処理の実績がある」と豪語して“押し売り”した。ところが、運転開始からわずか5時間で停止。その後もトラブル続きで、今やほとんど粗大ごみと化している。

 東電によれば、この機械代と建設費は約531億円。東電は個別の支払いには触れないが、アレバ社に約80億円、キュリオン社に約100億円を支払ったとみられる。いやはや、火事場ドロボウというか、まんまとぼったくられたものだ。

 東芝のALPSも相当な金額がかかったようだが、建設費用について東電は「答えられない」とこちらも非公表だ。

 

○冷えない冷蔵庫買わされたようなもの

 

 冷えない冷蔵庫や映らないテレビなら、普通は突き返して返金してもらう。東芝はどう考えているのか。「入札というプロセスを経て受注した製品ですので、冷蔵庫とは違います。トラブルで性能を十分に発揮できなくても、代金の返金は考えていません」(同社広報部)

 国は今、汚染水処理対策の切り札として、凍土壁を総費用470億円で公募入札している。税金で払う以上、役立たずはもういらない。(10月4日日刊ゲンダイより)

 

 

 ◆東電の能力検証並行 柏崎刈羽再稼働の審査 規制委

 

 原子力規制委員会は2日、定例会合を開き、東京電力が再稼働に向けて申請した柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査について、東電が福島第一原発事故への対応を最優先にした上で、東電に原子力事業者として技術的能力があるかどうかをチェックしながら進める方針を決めた。

 田中俊一委員長は「第一原発の汚染水問題は喫緊の課題。廃炉作業がおろそかになってはいけない。極めて特殊な事情がある」と強調。会合後の記者会見で、第一原発で今後さらに重大なトラブルがあった場合、審査を保留することもあり得るとの考えを示した。(中略)

 中村佳代子委員は「汚染水問題で東電の話を聞いている限り、放射性物質を扱うノウハウや知識を持っているとは到底思えない。審査の申請を出したことに驚きを感じざるを得ない」と不信感を示した。(後略)(10月3日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆東電は地下水の危険を原発建設時から知っていた

  これが「動かぬ証拠」だ

 

 東京五輪招致における安倍首相のコントロール発言で、東京電力福島第一原発の汚染水問題がますますクローズアップされている。(中略)

 すでに福島第一原発では事故後間もなく、政府は汚染水対策に直面し、遮水壁が欠かせないことを認識していたという。にもかかわらず、今にいたるまでそれが建設されず、先頃、ようやく国費を投じて凍土壁の建設が決定した。

 仮にこのときしっかりした遮水壁ができていれば、少なくとも今のような汚染水のダダ漏れ状態はなかったはずだ。(中略)

 だが、事故当時の東電側はこの地下水の存在を無視し、対策を講じる必要はないとしてきた。そこを見逃さなかったのが、事故当初、首相補佐官に就任した馬淵だった。(中略)

 「福島第一原発の1号機から4号機まで1971年からの情報をすべて洗い出してみたら、建屋に地下水が入り込んで、止水工事を繰り返してやっている。これは動かぬ証拠ですよね」

 馬淵は東電側に地下水の問題をしぶしぶ認めさせた。(中略)

しかし、ここで思わぬ横やりが入る。(中略)

  ―安倍首相がプレゼンした凍土による汚染水対策は不適切だ―

  馬淵澄夫・元首相が断言

 (前略)「凍土方式」はそもそも永久構造物ではなく、地下水流出を抑えて工事をしやすくするために一時的に設置するものです。地下鉄工事などでは、凍土方式でトンネルを掘削しやすくなる効果はある。だが、長期間にわたって汚染水を封じ込めるという全く違う目的で使うのは理解できない(中略)」

  ―東電の巻き返しで立ち消えになった―

  (前略)

  2011年6月11日、この地下遮水壁の境界を確定する仕事を吉田所長と2人でやりました。(中略)

  吉田所長を説得して、地下遮水壁を進めようということになりました。

  ところが、6月14日に記者発表をする段階で「(地下遮水壁工事で)新たに1000億円の債務が発生すると、株主総会に影響を与えるから待ってくれ」」と言われた。そして6月27日に私が首相補佐官を辞めた後、東電が巻き返して、馬淵案は立ち消えになってしまったのです。(後略)(週刊現代1012日号より抜粋)

 

 

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┗■4.テント日誌9月29日(日)経産省前テントひろば750日目

 |      秋晴れのさわやかな一日

 └──── (I.K)

 

 秋晴れのさわやかな日でした。10時ごろからリックを背負ったデモスタイルの人がたくさん官邸前方向に歩いて行くので、何かの集会があるのかな?と思って信号待ちの女性に聞いてみたら「東京神社めぐりウォーキング」だとかテントを興味深そうに見ていた数人の人にテントのチラシをお渡しした。なかには暖かいまなざしで見ていく人たちも居たが、ほとんど黙々と通り過ぎて行った。

 すると突然議論を仕掛けてきた男性が居て、日本は高い石油や資源を買わされて、今節電を強制されている。原発を動かさなければ色々値上げされ、経済は成り立たなくなると言う。福島の原発事故は東電のチョンボで人災だとも原発の危険なこと高レベル放射性廃棄物の処理も出来ないことをゆっくり話したかったのに、自分の言いたいことだけ言ってウォーキングに戻って行った。

 先週はサイクリング、今日はウォーキング色んなイベントがあるのですね。ネットで調べたら今日の神社めぐりは4コース8キロから27キロまで、テント前を通ったのは日枝神社を含むコースの方達らしい。

 その後自転車で通りがかった人は言う原発は怖いけれど、もっと怖いのは今の権力のやり方だ。われわれが知らないうちにどんどんことが進んで戦前のようになりそうだと…色々鬱積したものをお持ちのようで正清さんと長いこと話して帰られた。そうですね。怖いのは何も考えないこと、声を出さないことではないでしょうか?

 昼近く犬を連れていつも来てくださる方が手製のナスのおやきを差し入れて下さった。涼しくなったのでワンちゃんも居心地良さそうでした。

 2時から月一回の川柳句会が第2テントでありました。今日のお題は「海」と「食べる」前回の句会に始めて参加、私の句が2つ秀句に選ばれたので気を良くしてまた参加しました。今回お題の海は一生懸命考えたつもりなのにボツ「食べる」では“食べたいな、マツタケ、秋刀魚、栗ご飯”と本心を打ち明けただけなのに秀句に選ばれました。お題は原発に関係ないようなのに皆さん原発に絡んだ句を出していたのが驚きでした。詳しくは「原発いらない女たちのひろば」に近いうちアップされますのでご覧下さい。

 最後に乱鬼龍さんの講評があり上達法などを伺いました。上達法は良い句をたくさん読むこと、作ってから「七転舌倒」することだとか、舌倒とは何度も読み直すことらしい。勉強になりました。次回も頑張って挑戦しよう!

たんぽぽ舎です。【TMM:No1980

2013年10月4日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.福島原発事故の研究

   秋の物理学会(高知会場、徳島会場)、木村俊雄氏の講演、規制委員会への提言

                 槌田敦(物理学者)

★2.たんぽぽ舎メルマガ(地震と原発事故情報)に多くのカンパ

   ありがとうございます(その4)

   トータルで50万8千円。今後ともどうぞよろしく

                   たんぽぽ舎メルマガ担当

★3.8月28日東電抗議、9月20日、9月27日金曜官邸前抗議と

   10月2日東京電力合同抗議に参加して

   4つの行動のあらまし、一水(いっすい)行動=第一水曜行動と

   名付けたら……        斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.新聞・雑誌より3つ

  ◆東電、六ケ所村に「寄付」継続 東北電と年2億円

              (10月4日朝日新聞の見出しより。本文は省略)

  ◆東電汚染水、港湾外に タンク傾斜、新たに漏れ

                 (10月4日茨城新聞より抜粋)

  ◆原発の発言 茨城県知事にあ然

     無職 木村みね子(茨城県)   (10月1日東京新聞投書欄より)

━━━━━━━

※1つ訂正があります

 10月3日発信の【TMM:No1979】★1.10月の学習会・デモのお知らせで、

 ○10/24()【上映会&TALK

  誤:映画「カレンダー・ガールズ」上映と福島おんなカレンダー紹介

  正:「特典映像上映」と福島おんなカレンダー紹介

  主催者の福島おんなカレンダーチーム(青山)より連絡がありました。

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┗■1.福島原発事故の研究

 |  秋の物理学会(高知会場、徳島会場)

 |  木村俊雄氏の講演、規制委員会への提言

 └──── 槌田敦(物理学者)

 

 物理学会2013年秋の分科会において、 「福島原発事故の研究」と題するインフォマルミーティング(IM)が、高知会場(9月22)と徳島会場(9月25)で開催された。

 

1.福島原発事故研究グループの位置づけ(高知会場、徳島会場)

 

 13年春の年会(広島会場)で開催されたIM「物理学者集団の社会的責任を問う」において、アメリカ物理学会がスリーマイル島原発事故について学会として研究グループを設立し、その研究成果をReviews of Modern Physics誌に発表したことが議論された。

 そこで、日本物理学会でも福島原発事故について研究活動をおこなうよう、理事会に対して申し入れた。

 これについて会長から「研究グループを作る仕事は会員の自発的な活動にまかせる」との返事があった(物理学会誌10月号の会員の声に掲載される予定)

 この会長の回答を受けて、福島原発事故について物理学全会員の研究グループは、素粒子論グループや物性グループと同様、自主的に活動することになる。

 具体的には、年会と分科会においてIMを開催するほか、 「福島原発事故の研究」と題するe-mailによる通信(TXTPDF)を発行する。

 内容は、 【記事】、 【論文】、 【質問】、 【回答】とする。この通信は転送自由にして、有志により物理学全会員だけでなく社会に広めていただくことになる。

 高知会場での「福島原発事故の研究」と題するIMは、この自主的な研究活動の最初のものである。

 資料として、

 イ.「これでも科学技術と言えるのか欠陥原子炉」(01資料1)

 ロ.「原子炉安全に関する緊急提言への物理研究者署名のお願い」 (01資料2、徳島会場での修正済)

 ハ.保安院が事故直後の1144日に発表し、 IAEAに報告したトレンドデータ(01資料3)

 ニ.物理学会誌1310月号に掲載予定の「会員の声」 (01資料4)が配布された。

 

2.元東電社員木村俊雄氏の講演「地震での配管破損の可能性」 (高知会場)

 

 高知会場では、研究グループの運営に関する議論の後、朝日新聞「プロメテウスの畏」(13.9.ll)に連載中の木村俊雄氏(元東電社員、福島第一原発炉心設計・管理担当、高知県在住)に、 「地震で配管が破損した可能性」と題して講演をしていただいた。木村氏の講演内容は後に【論文】として提供していただき、この物理通信に掲載することになった。

 

3.規制委員会への提言と物理学者の署名のお願い(徳島会場での修正)

  教訓は「計測の失敗」

 

 徳島会場では、 「原子炉安全に関する緊急提言への物理研究者署名のお願い」 (01資料2)が議論された。この福島原発事故でもっとも注目すべき教訓は計測の失敗である。温度は電源が回復するまで10日間ほとんど得られなかった。また、事故発生から7~13時間の計測空白後、蓄電池を計器に差し込み得られたデータは、水位では最大5メートルの高表示、圧力では最大2気圧の低表示だった。これでは原子炉の苛酷事故に対応できる訳がない。

 そこで、徳島会場では、規制委員会への提言をこの計測不能という重大問題に絞ることにし、提言原案では末尾に記載していた「計測系統の改善ができないのであれば、原子炉の安全は科学技術では保証できず、福島事故を再現しないために残る道は全原発の廃炉しかないことになる」との部分は、規制委員会の対応を見てからのこととして、この一文を削除し、提言への物理研究者の署名をお願いすることにした。 (槌田敦記す)〔物理通信01(13.9.29)より〕

 

 

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┗■2.たんぽぽ舎メルマガ(地震と原発事故情報)に多くのカンパ

 |  ありがとうございます(その4)

 |  トータルで50万8千円。今後ともどうぞよろしく

 └──── たんぽぽ舎メルマガ担当

 

 4月26日に日刊メールマガジンへのカンパをお願いしましたところ、たんぽぽ舎に皆様からの善意が届きました。

 8月2日から10月1日までの2ヶ月間に12名の方々から4万8千円が寄せられました。

 東京都4名、千葉県2名、埼玉県2名、福島県1名、栃木県1名、長野県1名、兵庫県1名です。

 これまでトータルで50万8千円ものカンパが寄せられました。

 誠にありがとうございました。

 なお、ひきつづいて日刊メルマガ=「地震と事故情報」へのカンパを受け付けておりますので、今後ともよろしくお願い致します。

 半年に1回、可能なら2千円~3千円を目途に、ひきつづきお願い致します。

 

 郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎  番号 00180-1-403856

 今後もカンパの報告を1カ月ごとに予定しています。

 

 

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┗■3.8月28日東電抗議、9月20日、9月27日金曜官邸前抗議と

 |  10月2日東京電力合同抗議に参加して

 |  4つの行動のあらまし、一水(いっすい)行動=第一水曜行動と名付けたら……

 └──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ 8月7日、政府が「汚染された地下水の海への流出量は1日300トンに上る」と発表し、安倍首相が汚染水はコントールされていると嘯き、東京オリンピックを招致した。一方9月15日には原発がすべて止まった。しかし、フクシマの汚染水は解決のめども立たないうちから東電は柏崎刈羽を再稼働させようともくろんでいる。そのような中での抗議行動。

 

○ 8月28()、東電本社前で東電社員や勤め帰りの人に汚染水問題について書かれたビラを配った。中にはまるで汚いものを払いのけるかのような仕草で拒絶する人もいる。私より汚染水の方がよっぽど危険なのに、と毒づきたくなった。

 

○ 9月20()には、私の友人たちが「祝 稼働原発 現在0基」というプラカードを掲げ翌日の東京新聞に写真が掲載された。国会議事堂前では、野球の審判もしている演歌歌手、さいた・まんぞうさんが「原発アウト」と言う歌で聴衆を沸かせていた。ファミリーエリアでは、よく司会者にあわせて60代以上と思しき方々が器用にスマホをいじり、いっせいに安倍首相に抗議のツイートをしている。今回は世界各国や全国からファミリーエリアに応援メッセージを送ってもらっていた。ドイツからも「安倍首相は福島第一の5号基、6号基を廃炉にすると言ったが、そんなことはまやかしだ。すべての原発を即時廃炉にすべきだ」と頼もしいエールが届いた。

 

○ 9月27()1730分過ぎに官邸前に行くと、君が代の曲が流れている。同時に何本もの日の丸の旗が見えてきた。消費税反対、TPP反対を訴えていた。原発には反対しないのか、6時前には片付けて帰ってしまった。案外女性が多かったこと、最後に警察に礼を述べていたことが印象的だった。

 

○ 10月2日()、東電本店合同抗議は、当面第一水曜に行われるというので、「一水会」ならぬ「一水行動」だなと勝手に命名している。脱原発・東電株主運動の木村結さん、双葉町元町長の井戸川克隆さんがスピーチをされた。この日は東電に申し入れをすることになっていた。しかし、東電の幹部はおろか社員すら受け取りに出てこずに守衛がいたのみ。結局、東電の広瀬直己社長に渡すよう守衛に申し入れ書を手渡した。400名ほど集まった。

終了後、愛媛県から来られている方を交えて19人で楽しいひと時を過ごした。

 

 

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┗■4.新聞・雑誌より3つ

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 ◆東電、六ケ所村に「寄付」継続 東北電と年2億円

 

 (10月4日朝日新聞の見出しより。本文は省略)

 

 

 ◆東電汚染水、港湾外に タンク傾斜、新たに漏れ

 

 東京電力は2日、福島第一原発の「B南」と呼ばれるタンク群の1基(容量約450トン)の上部から汚染水が漏れたと発表した。3日未明に記者会見し、タンク群の地盤にもともと傾斜があり、タンク自体も傾いていたことを明らかにした。 東電は、漏れた汚染水の一部が近くの排水溝から外洋(港湾外)に流出したとみている。(中略)

 推定約430リットルの汚染水がタンク点検用の足場を伝って、タンク群を囲むせきの外に出た。タンクの水にはストロンチウム90(法定基準は1リットル当たり30ベクレル)などベータ線を出す放射性物質が58万ベクレルの高濃度で含まれている。

 タンク脇の側溝で2日深夜、ベータ線を出す放射性物質が1万5000ベクレルの濃度で検出された。側溝は、外洋につながる排水溝に接続している。せきの水でも20万ベクレルの濃度で検出された。

 東電は原子炉等規制法に基づき国に通報。原子力規制庁は海への流出防止や汚染土壌の回収などを指示した。規制庁は4日、東電の広瀬直己社長を呼び、汚染水の管理の徹底を求める方針。(後略)(10月4日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆原発の発言 茨城県知事にあ然

                  無職 木村みね子(茨城県)

 あなたはそれでも県のリーダーですか?と言いたくなるような橋本昌・茨城県知事の発言だった。テレビアナウンサーに東海第二原発の再稼働を問われ、「減原発」の持論は展開するが、ひたすら「国の方針に従う」というのが答えだった。

 国の方針の前に知事としてどう考えるか、施政者として当然のことを聞かれても、同じ回答だった。隣県に福島があり、茨城でも先日、問題を起こしたばかりの実験施設を抱える。知事としての考えを述べるのが当たり前だろう。

 そもそもこの国の最高指導者が国際舞台で突然、「福島の汚染水の影響は港湾内の0.3平方キロメートルの範囲内でブロックされている」と事実と異なる発言をしたが、その影響下にいるものは推して知るべしか。

 長いものに巻かれろ式の無責任な態度に、怒りを超え、ため息しか出なかった。(10月1日東京新聞投書欄より)

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┗■3.汚染水止めろ! 柏崎刈羽原発再稼働するな!

 │ 東電本店まえで400人のコール鳴り響く

 │ 4団体の共催、次回(第2波)は11月6日()

 └────(参加者 斉藤二郎)

 

 昨日2日()午後6時半、東京電力本店まえで「汚染水止めろ! 柏崎刈羽

原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。主催は、経産省前テントひろば

・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・東電株主代表訴訟。始まりは8月28日の

反原連単独主催の「東電本店 抗議行動」(参加350)。この日参加した団体が

協力して、汚染水などの状勢からして東電本店闘争が大事だ、今後は合同でや

ろう!その1回目が102()となった。

 

 10数本ののぼり旗が林立し、横幕もいくつか。ドラムもにぎやか。コール

のあと主催者代表で反原連・みさおさんが挨拶。問題提起者として3人が発言。

たんぽぽ舎・柳田真さん、反原連・服部さん、東電株主代表訴訟・木村結さん。

また、東電への申入れ書は、テント・たんぽぽ舎・東電株主代表訴訟から各1

通、ほか個人から1通。読み上げた後手渡した。その後、コールと参加者から

のアピールが交互につづいて午後8時に終了。参加者400人。カンパ68千円

ほどが集まった。参加者からは、東電への抗議を思い切り叫べた、東電への申

入れ活動が良かった、全体的によい内容の集会だった、との声。

 

☆今後、116()124()と行動を続けていく予定だ。

☆時間は午後6時半~8時 東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いしたい。

 

 

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┗■4.新聞・雑誌より3つ

 └────

 

◆情けない思いで政治を見る  無職 岩永義弘(東京・杉並区)

 

 私は年金生活者であり、老老介護の身です。けれど次世代のことを考えれば

消費税率アップは仕方がないと賛成派でした。

 安倍晋三首相も、公明党の山口那津男代表も「それは全部社会保障費に使わ

れる」と、断言していたからです。しかし聞けば、アップ分の約7割は他のこ

とに使われるという。付則に書いてあるので問題ないそうです。

 よく保険などの約款に細かい字で書いてあるあれのようです。だけどこれは

いわゆる詐欺行為なのではないでしょうか。本則のみをことさらに強調し、い

ざ契約が完了すれば、付則の方が本則のように扱われる。契約者を欺き、契約

完了すれば、これは書類上問題ないと居直る。これは社会通念上許される行為

なのでしょうか?

 なにか情けない思いで、政治を見ています。いや、もう見るのもやめ、

いっそ無関心派になろうかと思います。

(9月27日 毎日新聞「投稿欄」より)

 

 

◆再稼働できない根拠 核のごみ満杯へ 打つ手なし

 再処理技術や処分場も未定

 

 原発再稼働をめぐる論議が高まる中、原発から出る放射線量の高い使用済み

核燃料を貯蔵するスペースは既に満杯に近づきつつある。「核のごみ」が解決

しないまま、原発を動かしてもいずれ行き詰まるのは明らかだ。

 電気事業連合会などによると、国内にある使用済み燃料は20129月末時点

で、少なくとも1万7千トン以上。(中略)東京電力の福島第一、第二、柏崎

刈羽、九州電力玄海、日本原子力発電東海第二でいずれも占有率が80%以上

を占め、限界に近づいている。

 青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(再処理工場)

にも容量3千トンの一時保管スペースがあるが、再処理事業の遅れで各原発か

ら持ち込まれる使用済み燃料がたまる一方。(中略)

 高レベル放射性廃棄物の最終処分では場所すら決まっておらず、使用済み核

燃料が国内の貯蔵能力を上回れば、事実上、原発の運転が不可能になる。

 京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)は「再稼働すれば行き先

のない核のごみは増え続けるばかりだ。全体のグランドデザインをしっかり考

える人がいなかったのではないか。これ以上、原発を再稼働させるべきではな

い」と、核のごみを放置し、原発を増やし続けた国や電力会社の姿勢を批判し

ている。(9月24日 東京新聞より)

 

◆決算や役員報酬規定 原発団体の情報開示、後退

 

 詳しい決算書や役員報酬の規定などの情報公開をやめる原子力関係団体が増

えている。財団や社団法人の情報開示の規則が緩んだのがその理由。法人税の

優遇を受ける団体があるにもかかわらず、国の委託事業にどう依存しているの

かなど実態が見えにくくなっている。(中略)

 情報公開を後退させた各団体の担当者は「法律にのっとり開示している」と

強調する。火力原子力発電技術協会のように「一般の人にも活動を納得しても

らうため、従来通りの開示を続ける」と、透明性の維持に前向きな団体もある。

(中略)財務会計が専門の岡崎一浩愛知工業大学教授は「税優遇など何らかの

恩恵を国から受ける団体は、情報開示の水準を後退させるべきではない」と訴

える。(後略) (9月21日 東京新聞より)

たんぽぽ舎です。【TMM:No1979

2013年10月3日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

━━━━━━━

★1.10月の学習会・デモの日程 ★☆★参加歓迎★☆★☆

★2.小泉元首相が「脱原発宣言」 最後の政争を仕掛けた?

 "安倍首相に対して向けられた警告のメッセージ"(週刊朝日より)

★3.汚染水止めろ! 柏崎刈羽原発再稼働するな!

 東電本店まえで400人のコール鳴り響く 4団体の共催

 次回(第2波)は11月6日()(参加者 斉藤二郎)

★4.新聞・雑誌より3つ

◇情けない思いで政治を見る  無職 岩永義弘(東京・杉並区)

 (9月27日 毎日新聞「投稿欄」より)

◇再稼働できない根拠 核のごみ満杯へ 打つ手なし

 再処理技術や処分場も未定

 (9月24日 東京新聞より)

◇決算や役員報酬規定 原発団体の情報開示、後退

 (9月21日 東京新聞より)

━━━━━━━

※来週11日(金)1830より【安倍の大ウソを許さない!汚染水の海洋流出

を止めよ!再稼働反対!東電解体!官邸前抗議行動】へご参加ください。

主催 再稼働阻止全国ネットワーク(反原連の金曜行動はお休みです)

━━━━━━━

 

 

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┗■1.10月の学習会・デモの日程 ★☆★参加歓迎★☆★☆

 └────(スペースたんぽぽ講座スタッフ)

             ※学習会の会場は4F「スペースたんぽぽ」です。

 

10/11() 18302000(官邸まえ)

 安倍の大ウソを許さない!汚染水の海洋流出を止めよ!再稼働反対!

 東電解体!官邸前抗議行動 主催 再稼働阻止全国ネットワーク

 

10/13() 1013原発ゼロ★統一行動 1300~集会(日比谷公会堂)

 1400~巨大デモ 17001900 国会まえ大集合 主催 首都圏反原発

 連合 共催 さようなら原発1000万人アクション・原発をなくす全国連絡会

 

10/14(月・祭)【学習会】 1400~ 参加費800

 「木田節子の新たな挑戦―選挙に立候補して、ジュネーブ訪問してわかった

  こと、このままにはできません!」

 

10/16()【学習会】 1830開場 1900開会 参加費800

 「脱原発エネルギーは可能!ドイツ・デンマークの近況を報告

 お話 大野ひろみさん(市民ネット千葉県共同代表・佐倉市議)

 

10/17()【学習会】 1900開会 参加費800円 講師 槌田敦さん

 槌田ゼミ エントロピー講座(テーマは後日お知らせします)

 

10/18() 金曜行動 18002000(官邸まえ)

 全ての原発は止まっている!首相官邸前抗議 永遠に原発ゼロに

 主催 首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

 

10/22()【学習会】 1900開会 参加費800円 講師 山崎久隆さん

 「原発再稼働、何が問題か? 伊方・大飯原発を中心に」

 

10/24()【上映会&TALK】 1830開会 参加費800

 映画「カレンダーガールズ」上映と福島おんなカレンダー紹介

 お話 近藤和子さん、黒田節子さん 主催 福島おんなカレンダーチーム

 

10/26()【学習会】 1400開会 参加費800円 お話 二瓶和子さん(Snow

  Drop代表)「福島から東京に母子避難している人の困難な生活。

  気持ちを分かち合い、今後の話をしよう」

 

10/26()【学習会】 1800開会 参加費800円 講師 槌田敦さん

 槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故17

 「福島原発事故の研究 これでも科学技術と言えるか欠陥原子炉」

 

10/30()【学習会】 1900開会 参加費800円 講師 伊藤真さん

 「憲法の視点から読み解く原発-自民党改憲草案で 脱原発運動はどうなる」

 

 

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┗■2.小泉元首相が「脱原発宣言」 最後の政争を仕掛けた?

 │ "安倍首相に対して向けられた警告のメッセージ"

 └────(※週刊朝日 20131011日号より)

 

長い沈黙を経て、久々にあの男が「旋風」を巻き起こすのか――。

小泉純一郎元首相が講演会で、「原発ゼロ」を熱く、高らかに訴えたのだ。

IOC総会で汚染水問題について「コントロールされている」と語った安倍

晋三首相にクギを刺すかのように、このように語っている。

 

「汚染水なんていうのは、どこから漏れてるのか、海は大丈夫なのか、

 はっきりした結論が出てない。つい最近、安倍総理が汚染水視察に行きま

 したよね。ヘルメットして、顔面にマスクをして、全身防護服で。

 約3千人の作業員も防護服姿で汚染水処理にあたっています。一日の作業が

 終わったら、その服は全部、捨てなきゃいけない。それらは焼けない。

 また放射能が出てしまうから。そして未だどこまでの地域に入れるのか、

 どこまで安全なのか人体だけじゃない。生物、農作物、海産物。被害が

 わかりません」(小泉氏)

 

 小泉氏が語ったところによれば、脱原発を志すようになったのは、NHKが原

発事故後に放送した海外制作のドキュメンタリー「地下深く永遠に~100,000

年後の安全~」を見たのがきっかけだったという。同番組は、フィンランド南

西部の島で建設が進む世界初の使用済み核燃料の最終処分場「オンカロ」が

テーマ。「オンカロ」はフィンランド語で「洞窟」の意で、文字どおり、地下

400メートルに掘られた空間に、核のゴミを埋め、10万年以上にわたって封印

する施設だ。この番組をきっかけに原子力の勉強を始めたという小泉氏は今年

8月中旬、三菱重工業、東芝、日立製作所など原発メーカーの幹部らと一緒に

「オンカロ」を視察。このとき、脱原発を確信したというのだ。

「原発に投入したカネを、それぐらいの額を自然を資源にするさまざまなエネ

ルギーにこれから向けていく。私は日本国民なら必ずできると思う。そういう

大きな転機がこの大震災でやってきたと捉えたほうがいいと思うんです」(小

泉氏)(中略)

 

 一方、引退したとはいえ政治家である以上、「永田町の論理」も存在する

はずだ。政治評論家の浅川博忠氏は、こんな可能性を指摘する。

「小泉氏の発言は、原発を推進する安倍首相に対して向けられた警告のメッセ

ージです。首相時代に安倍氏を幹事長や官房長官に抜擢した小泉氏からしたら、

『誰のおかげで首相になれたんだ』という感覚でしょうから。かつて郵政民営

化を叫んだときと同じで、今後は原子力というワンテーマに集中して発言を続

け、国政への影響力を維持していく狙いがあるのでしょう」

 

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