NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2001】
2013年10月25日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.メールマガジン2000号を迎えて
3・11から2年半、今後も“持続する志”で発行
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.小泉元首相の原発廃止発言について・・・読者からの意見
◆小泉純一郎と脱原発、皆さんの意見を読んで・前編
~事故の再発防止は過去の検証から (杉並区 野田光太郎)
★3.劣化ウラン兵器は、放射能兵器だ
11/16「第10回ウラン兵器禁止を求める国際行動デー・
東京集会」へのお誘い 稲月 隆(NODUネットワーク事務局)
★4.新聞・雑誌より4つ
◆核不使用ようやく誓い 日本、国連声明に初参加
3度見送り、被爆者ら批判 (10月22日東京新聞より抜粋)
◆6カ所基準値超え ストロンチウム最大71倍 堰流出汚染水
(10月21日東京新聞より抜粋)
◆東電破綻処理の議論再燃か 凍土方式の杜撰さ浮き彫り
―実績なし、長期的メンテナンスは困難―
(10月11日週刊金曜日963号より抜粋)
◆事実を隠す首相の発言 田畑かず子
(10月19日東京新聞「読者の声」より)
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※昨日発信の【TMM:No1999】でお知らせしました
明日10月26日(土)の「2つの講座・中止」のご案内で
曜日が日曜日と誤記されていました。訂正致します。
★★講座中止のおしらせ★★ 26日(土)開催予定のつぎの講座は、
台風27号の影響を考慮して中止することと致しました。
【14時~「福島から東京に母子非難している人の~お話:二瓶和子さん】
【18時~槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故17 講師:槌田敦さん】
(今後の扱いはあらためてお知らせします)
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┏┓
┗■1.メールマガジン2000号を迎えて
| 3・11から2年半、今後も“持続する志”で発行
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
1.昨日(2013年10月24日)、たんぽぽ舎発行のメールマガジン=「地震と原発事故情報」=TMMが2000号を迎えました。
3・11東京電力福島第一原発大惨事の日に出したメールマガジンは、【TMM:No1016】でした。その日から、2年7カ月で2000号になりました。
2.この間、メールマガジン読者も増え、当初の1000余名から約6000人になっています。各地での反原発集会で会うとき、メールマガジン読んでますよ…と何人もの人に言われ、励まされます。
3.今後も「状勢の重大さ」にかんがみて、
一、東電福島第一原発事故を忘れない
一、原発再稼働を阻止する
の2本柱で、メールマガジンを編集していきます。
読者の皆さんの声を生かし、“持続する志”で。
第2の原発大惨事を防ぐため、共に力を合わせよう。
日刊(日曜はお休み)発行のたんぽぽ舎発行のメールマガジンに
ご支援・連帯をよろしくお願い致します。
┏┓
┗■2.小泉元首相の原発廃止発言について・・・読者からの意見
└────
◆小泉純一郎と脱原発、皆さんの意見を読んで・前編
~事故の再発防止は過去の検証から
(杉並区 野田光太郎)
小泉元総理が本気で脱原発を考えているなら、別に人に言われなくても、自分の政権の原発政策を自らかえりみるでしょう。忘れてしまっているなら、思い出させてあげると親切です。
原発は怪獣ではないし、政治家はウルトラマンではありません。敵をやっつけることではなく、重大事故を防ぐことが大事です。
そのためには過去の検証が欠かせません。小泉政権当時から、共産党の吉井英勝、社民党の北川れん子、民主党の楢崎欣弥ら国会議員が、原発の老朽化と耐震・津波、多度津の耐震実験振動台、プルサーマル、プルトニウム保有、六ヶ所村の核燃料再処理工場、東電らのトラブル隠し、作業員の被曝、JCO臨界事故での避難と賠償、原発の輸出、関西電力からアメリカへの劣化ウラン譲渡疑惑などについて、質問主意書を提出してきました。 私たちが選挙で選び、代表者として委任と信託をした内閣が、電力会社や原子力行政の監督を行う、それが議会制民主主義です。総理大臣だけでなく、私たち一人一人の自覚が大切です。政治の責任を問い、政策の検証を求めることは、嫌がらせではなく、国民の権利であり、義務でもあり、市民運動はそれを担ってきました。
たんぽぽ舎や原子力資料情報室が長年続けてきた努力は、原子力の現場にもいる良心的な技術者の信頼を得てきたはずです。(続く)
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┗■2.<緊急声明>
│安倍政権・原子力規制委は、嘘と情報操作による被曝労働を悪化させる
│放射能汚染水漏れ対応をやめ、被害の実態をふまえた具体的対策に
│専念せよ ーー 原発再稼働など論外だ!
└────(福島原発事故緊急会議)
※再稼働阻止全国ネットは昨日23日ひる、4回目の規制委まえ抗議行動を
行いました。規制委は汚染水対策に全力でとりくめ!再稼働適合審査を
中止せよ!「再稼働より汚染水対策を!」と。この日提出された2つ要求
文のうち1つを掲載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京電力が10月20日、福島第一原発の地上タンク群に設けた計23ヶ所
ある漏水防止用の堰(せき)12ヶ所から、放射能で汚染された雨水があふれ
出し付近の排水溝に流れ込んだ上、海洋に「流れ出た可能性が否定できない」
と発表した、と10月21日、メディアがいっせいに報じた。
「可能性が否定できない」という東電の常套句は、恐るべき被害の拡大をな
んとか少なめに印象づけるための操作的な言葉である。あの原発推進派のメ
ディアである『産経新聞』ですら、「堰の水が一度にあふれた箇所としては最
多」と報じているほどの事態とは、大量の高濃度放射能汚染水が、原子力規制
委員会が勝手に設定した排出基準(ストロンチウム90は1リットル当たり10ベ
クレル以下)をも桁違いにオーバーしたものが、またもや流出し続けていると
いう事態である。この許されざる事態がさらに確認されたということなのだ。
私たちは、9月15日に発した声明「安倍政権・原子力規制委員会は原発再
稼働をやめ、放射能汚染水漏れと被ばく労働の拡大を阻止する対策に専念せ
よ!」において、9月7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020
年東京オリンピック招致のため、汚染水をめぐる状況は「コントロールされて
いる」あるいは「完全にブロックされている」といった恥ずかしいデマゴギー
(大嘘)について「謝罪し撤回すると同時に、原発再稼働をストップし、東電
に経済的責任を取らせ解体し、放射能垂れ流しと被ばく労働の拡大をなんとし
てもストップさせる活動に専念すべきである」と要求した。ところが安倍首相
は「撤回・謝罪」どころか、「コントロール・ブロックされている」を繰り返
し、10月15日の「所信表明演説」でも、海に流出している高濃度汚染水
(毒)が東日本の漁民を恐怖に陥れている現実を無視し「汚染水は安全」と強
弁し、「抜本解決に向けたプログラムも策定し、すでに着手しています。今後
とも、東京電力福島第一原発の廃炉・汚染水対策を、全力でやり抜いてまいり
ます。東京電力任せにすることなく、国が前面に立って責任を果たしてまいり
ます」との政治的パフォーマンスのための発言を繰り返しているだけである。
今日まで、基本的に東電まかせの姿勢にまったく変化がない。その結果が、
この汚染水漏れ事態の深刻化なのである。デマの上にデマを重ねて責任を取っ
ているかのようなポーズだけでは、なにも生まれないのはあたりまえである。
本当に責任感があるのならデマ発言の政治に対する「発言の撤回と謝罪」がま
ず必要だろう。
10月9日には、下請け作業員の六人が高濃度汚染水をかぶるという、とん
でもない事故が起きている(東電発表)。『東京新聞(10月10日、11日)』に
よれば、こうした作業員の単純ミスによる事故は、IOCで吹いたホラを前提
にした安倍首相の現地視察(9月19日)で、一時的に「期間を決めて汚染水を
浄化しろ」という、自分の虚言に事態をあわせるためのとんでもなく無茶な指
示の後に、立て続けに起きだしたというではないか。
放射能まみれの劣悪な労働環境は、安倍の「責任」を取るポーズ、「とにか
く急げ」の命令のために、より悲惨な事態に追い込まれているのだ。私たちが
恐れていたように、汚染水漏れの増大は、被曝労働のさらなる拡大を生みだし、
デマゴギーの政治は過酷な被曝労働を強化し悪化させているだけなのだ。
政府も東電も被曝労働を増大させない雇用政策を責任をもって実現する方向
で、汚染拡大の実態をふまえ、ポーズと操作ではない具体的な汚染水対策(廃
炉プロセス)へ向かえ。
安倍政権の政治的デマゴギーをあたかも事実であるかのごとく追認し続けて
いる原子力規制委員会(田中俊一委員長)。あなた方は、カネと人を出し惜し
みしている無責任東電の行動を放置し、今日の悲惨な事態をもたらした責任を
こそ、政府とともに問われるべき集団である。
安倍政権・規制委は原発再稼働政策をストップし、汚染水・被曝労働拡大を
阻止する政策を、誠実かつ具体的に実行せよ。東電に、場あたり的な対応をや
めさせ、会社資産を汚染水(被曝労働)対策にキチンと投入させ、「解体」す
べきである。責任を取るということは、そういうことではないのか。
2013年10月23日
「再稼働より汚染水対策を!」規制委員会前抗議行動の日に
福島原発事故緊急会議
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F
ピープルズ・プラン研究所気付 (FAX)03-6424-5749
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
└────
◆川や森から…放射能汚染物質大量流出 台風直撃で東京湾が危ない!?
(10月18日 日刊ゲンダイより抜粋)
この10年で最も強い台風26号が関東を直撃。多数の死者・行方不明者を出し
たが、その影響は思わぬところまで及んでいた。“東京湾”である。
京大の研究グループによると、東京湾の放射能汚染は2014年3月まで悪化し
続け、その後10年間は同じ状態が続くという。湾口が狭いため、一度汚染して
しまうと浄化されるまでに時間がかかるのだ。
原因となる汚染物質は山から流れてくる。環境ジャーナリストの天笠啓祐氏
が言う。「林や森にたまった放射性物質は除染できません。山林は範囲が広い
ですから人の手で作業していくのは困難です。ずっと汚染されたままになる。
木の葉や土と一緒に河川に流れ込むことになります。」(中略)
土砂ごと流され撹拌されて海へ
しかし、台風で崩されれば、海まで流れ込んでしまう。「特に、今回は相当
水量が増えましたから、汚染物質は土砂ごと流された危険性は高い。しかもそ
れを台風が撹拌するから汚染範囲も広がります。湾内はかなり危ない状況です
ね。そもそも、汚染物質についても、測定されているのはセシウムのみ。東電
が放出した放射性物質は、1000種類といわれてますから、ストロンチウムやト
リチウムなどの影響は計り知れない。細かな調査が必要です」(天笠氏)
東京湾は規制の対象外。潮干狩りや海水浴、五輪ではトライアスロンの会場
になる…大丈夫なのか。
◆東電「柏崎刈羽原発に投じた安全対策 3200億円以上」
(6月11日と10月2日 時事通信より抜粋)
6月11日の時事通信は、「東京電力が柏崎刈羽原発の安全対策に投じる費用
が、少なくとも3200億円規模に達することが11日、明らかになった。同原発の
再稼働で火力発電の燃料費を削減して経営再建につなげたい考えで、7月に施
行される原子力規制委員会の新規制基準への対応を急いでいる。ただ、最終的
な費用はさらに膨らむ見通しで、一段の経営合理化が必要になりそうだ。」
と報じた。
福島第一の汚染水問題が深刻化する中、東京電力は今月2日、安全対策で追加
工事を実施中の柏崎刈羽原発を報道陣に公開した。10月2日の時事通信によ
れば3200億円の中身は、
「安全審査の焦点の一つは、事故時に原子炉格納容器が過度な圧力上昇で破損
するのを防ぐフィルター付きベント(排気)装置の設置。現在、装置本体を
安定させる土台部分を建設しており、6、7号機は年度内の完成を目指して
いる。新潟県の要請で追加設置を決めた二つ目のフィルター付きベントは未
着工だが、耐震性を高めるため、原子炉建屋横の地下に設置する方向だ。
この日は津波被害を防ぐ防潮堤も本体工事を終え、公開された。福島第1原
発事故を教訓に従来の約2.6倍の8.5メートルの津波を想定し、防潮堤
の海面からの高さを約15メートルにした。これで新潟県中越沖地震や東日
たんぽぽ舎です。【TMM:No2000】
2013年10月24日(木)その2 地震と原発事故情報 -3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.四国・伊方原発の危険性 (下)
四国電力の耐震性計算はデタラメな机上の計算
ただちに伊方原発を廃炉にしなければならない!!
12月1日は愛媛県堀之内公園【NO NUKES えひめ】へ!(広瀬隆)
★2.<緊急声明>
安倍政権・原子力規制委は、嘘と情報操作による被曝労働を悪化させる
放射能汚染水漏れ対応をやめ、被害の実態をふまえた具体的対策に
専念せよ ーー 原発再稼働など論外だ! (福島原発事故緊急会議)
★3.新聞・雑誌より2つ
◇川や森から…放射能汚染物質大量流出 台風直撃で東京湾が危ない!?
(10月18日 日刊ゲンダイより抜粋)
◇東電「柏崎刈羽原発に投じた安全対策 3200億円以上」
(6月11日と10月2日 時事通信より抜粋)
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※10/25(金)第77回首相官邸前抗議行動にご参加を!(十分な雨対策を!)
日時:10月25日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント
ヨコでまとめの集会(短時間)。
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┏┓
┗■1.四国・伊方原発の危険性 (下)
│ 四国電力の耐震性計算はデタラメな机上の計算
│ ただちに伊方原発を廃炉にしなければならない!!
│ 12月1日は愛媛県堀之内公園【NO NUKES えひめ】大集会へ!!
└────(広瀬 隆)
今度、同様の地震が起きた場合には、マグニチュードは日本最大記録の8と
なる。中央構造線に近い伊方原発では、震度が最強の7の揺れ、10~15mの津
波が予想される。伊方原発を建設した時には、中央構造線のことはまったく考
えずに建設したので、原発を建設するべきでないところに建設した点において、
浜岡の危険性と同じである。
1973年に伊方原発1号機、1978年に2号機が建設着工された当時は、「中央
構造線の活断層」も認めないまま建設され、想定される最大の揺れがたった
200ガルであった。1995年の阪神大震災後には、それが473ガルに引き上げられ、
さらに2006年の耐震指針改訂を受けた四国電力が2008年3月には基準地震動を
570ガルに引き上げた。この570ガルも、活断層評価にまったく根拠のないこと
が、2009年に明らかになった。
ほとんど狂気のごとき四国電力の耐震性計算であった! デタラメの机上計
算で数字をどんどん引き上げるのは、なぜなのか。愛媛県の中村時広知事の原
発ブレーンが、原子力安全・保安院からの出向だったからである。福島原発事
故で極悪集団であることが明らかになった保安院のメンバーが、そのまま原子
力規制庁に横滑りして、現在も伊方原発の評価を担っているのだ。
こんな場所に原発があることは、正気ではない!! 伊方原発で大事故が起こ
れば、風下地帯になるのは、台風の進路と同じ、日本全土である。
とりわけ愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌
山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・
高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄
県を含めた西日本、瀬戸内海全域が全滅する。ただちに伊方原発を廃炉にしな
ければならない!!
●12月1日に愛媛県松山市の松山城下、堀之内公園で伊方原発再稼働阻止の
【NO NUKES えひめ】大集会がある。
12月1日は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の道後温泉に行こう!
標高132mの山頂にある松山城へのハイキングをしよう!
四国のお遍路さん巡礼の観光を兼ねた家族旅行をしよう!
年に一度は松山詣でだ。
松山市三番町1-10-10 にある真言宗の観音寺には、絶えず、反原発の教えが
書かれている。松山の食べ物はホントにうまいぞ。楽しく、名城・松山城に
登って一服、絶景の眺めにうっとり。うまいもの食ってると、そこから肉眼で
見える伊方原発にビックリ。「これはやばい」と、原発を廃炉にすることを決
意して降りてくると、堀之内公園でやってるやってる。
「NO NUKESえひめ」の大集会に参加しよう。朝の10時からミュージック、
午後1時から本集会。市内を元気よく鳴り物入りで、デモ行進するぞ。松山市
内のお店も、観光客に大喜びだ。
旗手の山本太郎さんが「原発、もうやめようぜ!」と威勢よく大声あげて
乗りこんでくる。「原発の恨みは七代たたるぞ」と、日本最初の宇宙飛行士で
福島原発事故の被災者である秋山豊寛さんがやってくる。「原発やめないと
死ねないぞ!」と物理学者の藤田祐幸さんもやってくる。首都圏反原発連合の
ミサオ・ レッドウルフさんもやってくる。
全国から観光客を呼び寄せよう。乗り遅れるな。
┏┓
┗■3.『日本:特定秘密保護法案、表現の自由の侵害に対する深刻な懸念』
│10月23日、国際人権団体:アムネスティ・インターナショナル日本支部が、
│出した声明を紹介します。
└────(メルマガ編集部)
声明の冒頭にはこう書かれている↓↓↓
┏━━━━━━
┃日本政府は、10月15日から始まった臨時国会において、「特定秘密の保護に
┃関する法律案」(以下、特定秘密保護法案)を提出する予定であるとされる。
┃この法案は、「表現の自由」や市民の「知る権利(情報へのアクセス権)」
┃を著しく制限しかねないものである。アムネスティ・インターナショナル
┃日本は、国際的な人権基準に鑑み、この法案に対して深刻な懸念を表明する。
┗━━━━━━
現政権がやろうとしている事は、明らかに「自由を奪う」方向性に他ならない。
自らに「特権」を与え他人の自由を奪う、権力を我が物にすることしか頭にな
い。「戦時下の監視体制に逆戻りする」ことなど許さない!この状況を傍観す
る国会議員はいったい誰の意見を代表しているのか。
声明のつづきを少し紹介します↓↓↓
┏━━━━━━
┃日本が批准している自由権規約第19条第2項は、「すべての者は、表現の自
┃由についての権利を有する」と定めている。同時に、同条は「この権利には、
┃…あらゆる種類の情報及び考えを求め、受け及び伝える自由を含む」と規定
┃し、表現の自由の根幹に、情報へのアクセス権を置いている(注1)。情報
┃へのアクセス権は、単に配慮や努力規定としてではなく、明確に権利として
┃保障されなければならない。
┃
┃自由権規約の第19条第3項は、情報へのアクセス権を例外的に制限する場合
┃を特定している。この制限は、「他の者の権利又は信用の尊重」及び「国の
┃安全、公の秩序又は公衆の健康若しくは道徳の保護」を目的とし、それがど
┃うしても必要な場合のみに、厳密に限られている。
┃
┃政府が発表した特定秘密保護法案の概要および最終案では、安全保障に関す
┃る特に秘匿が必要である情報を、行政機関の長が「特定秘密」として指定し、
┃その漏えいを処罰するとしている(注2)。特定秘密に指定されうる事項は、
┃「防衛」「外交」など極めて曖昧かつ広範囲にわたる規定となっており、自
┃由権規約が認める制限の範囲を超え、政府の恣意によって多くの公的情報が
┃特定秘密にされる恐れがある。また、秘密とされる期間は上限なく延長可能
┃であり、いかなる情報が特定秘密に指定されたのかも秘密とされるため、永
┃続的にその情報が開示されなくなる危険がある。
┃
┃これは、表現の自由の根幹である情報へのアクセス権を、政府が不当かつ大
┃幅に制限するものである。特に、公衆の健康に関する情報、国際人権法及び
┃国際人道法に反する事実などに関係する情報、自由権や生命権、拷問・虐待
┃の防止に関わる情報などは、積極的に公開・開示されなければならない情報
┃である(注3)。しかし、現在の法案では、「特定秘密」の名の下に隠される
┃危険がある。その上、そのような情報が隠されたとしても、同法案の下では
┃隠されたこと自体が秘密にされ、指定の妥当性や運用を審査する独立した監
┃視機関が存在しない(注4)。・・・・・
┃
┃※声明の全文を、Amnestyホームページからぜひ参照していただきたい。
┃http://www.amnesty.or.jp/news/2013/1023_4249.html
※あす25日朝8時半から官邸まえにて、秘密保護法案の国会提出に抗議する
行動があるので、ぜひご参加を!(呼びかけ・問い合わせ:特定秘密保護法
案を考える市民の会 電話 03-5225-7213、090-8116-7155)
※また、今月29日(火)18時30分から日比谷野外音楽堂で、『秘密保護法案と
立憲主義否定の国づくりに反対する10.29集会』こちらもぜひご参加を。
(主催 フォーラム平和・人権・環境 TEL 03-5289-8222)
┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント案内2つ
│ 問い合わせは主催者へお願いします
└────
◆【報告会】2013年夏 子どもたちの保養 チェルノブイリと福島
・2013年夏・チェルノブイリの子どもたちの保養
----佐々木真理さん(チェルノブイリ子ども基金)
・「希望」訪問 ----福嶋祐子(ボランティア)
・福島の子どもたちの保養「沖縄・球美の里」----飯出さえ(ボランティア)
日時 11月2日(土)13:30~16:00
場所 スペースたんぽぽ(JR水道橋駅 徒歩5分)
定員60名 要予約 資料代 300円
予約方法 前日までにメールまたは電話で。残席あれば当日会場受付可)
お申込み・お問い合わせ(チェルノブイリ子ども基金)
E-mail cherno1986@tokyo.email.ne.jp、電話 03-5228-2680
詳細 http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/saishin.html
みなさまのご参加をお待ちしています。
◆川内原発の再稼働阻止めざし、全国から鹿児島へ!!
鹿児島の川内原発現地、薩摩川内市で、史上最大規模の集会を行います。
2000人以上集まろうというものです。
川内で行う集会としては、建設当時1974年6月、川内市議会推進陳情
強行採決 抗議集会に2000人が参加して以降、最大規模となります。
川内の史上最大規模の集会を成功させましょう。
お誘いあわせの上、ご参加、よろしくお願いします。
【集まろう ストップ再稼働!12.15 in 川内】
日時 2013年12月15日(日)11:00~14:00ノーニュークスライブ、
14:00~15:00集会、15:00~16:00パレード
場所 向田公園(鹿児島県 薩摩川内市役所 となり)
主催 ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会
たんぽぽ舎です。【TMM:No1999】
2013年10月24日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.汚染水を放出し続ける東電と、規制しきれない規制庁
事実上の「無管理」状態。この事態を本気で収束するのはだれ?
(山崎久隆 たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌より2つ
◇欠陥貯水池に雨水移送 福島第一、台風対策窮地に
(10月24日 東京新聞より抜粋)
◇疑念招く「非公開」 規制委員長、汚染水問題で東電社長と面談へ
(10月24日 東京新聞より抜粋)
★3.『日本:特定秘密保護法案、表現の自由の侵害に対する深刻な懸念』
10月23日、国際人権団体:アムネスティ・インターナショナル日本支部が、
出した声明を紹介します。 (メルマガ編集部)
★4.メルマガ読者からイベント2つ(問い合わせは主催者へお願いします)
◇【報告会】2013年夏 子どもたちの保養 チェルノブイリと福島
11月2日(土)13:30~16:00 スペースたんぽぽ
◇川内原発の再稼働阻止めざし、全国から鹿児島へ!!
12月15日(日)11時~ライブ、14時~集会、鹿児島薩摩川内市
━━━━━━━
★★講座中止のおしらせ★★ 26日(日)開催予定のつぎの講座は、
台風27号の影響を考慮して中止することと致しました。
【14時~「福島から東京に母子非難している人の~ お話:二瓶和子さん】
【18時~槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故 17 講師:槌田敦さん】
(今後の扱いはあらためてお知らせします)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.汚染水を放出し続ける東電と、規制しきれない規制庁
│ 事実上の「無管理」状態。この事態を本気で収束するのはだれ?
└────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
現在起きているのは天災なのか人災なのか。
台風が来る度、福島第一の現場では汚染水と雨水が混じり合って流出してい
る。その行き先は紛れもなく「海」であり、「コントロールされている」専用
港ではない。
安倍首相は最近の予算委員会では「完全にコントロールされている」から
「コントロールされている」に変わった。どうやら完全ではないらしい。この
ようなレトリックの議論をしていても放射能は流れつづける。
気になるのは管理不能となっている現場で、事実上放出基準が値切られてい
ることだ。
規制庁は東電による基準の切り下げに難色を示していたが、16日の台風に伴
う雨水の溢水に対しては後追いで東電の放出を認めている。
さらに台風が接近した20日には分析ではなく測定器を使って簡易測定だけし
て放出した。こんな方法で正確な放射能量が分かるわけがないので、事実上の
無管理状態になったことになる。
いわば「背に腹は替えられない」事態に、次々に溢れる堰の水に対して暫定
基準の手順をも放棄し、現場で線量計で計って放出するという方法になってい
る。これでは汚染濃度がたまたま低い瞬間だけをみて大半を放出することにな
るので、実際には大量の放射性物質を海に放出した。
汚染水には二通りあり、一つはタンクから漏えいしていた汚染水、もう一つ
は雨水に混じった放射能である。
原発敷地内は依然として高い空間線量でも明らかなとおり、大量の放射性物
質が存在し、それが雨風と共に敷地外に出ている。今回のように大雨にもなれ
ば、表土とともに多くの放射能が流出する。これがもう一つの汚染源になって
いる。
これに対する対策はほとんど無い。あり得るのは敷地内で出る雨水を含めて
回収し処理施設に送ることだ。
地下水については陸側に作った遮水壁(水ガラスと呼ばれる地盤改良材によ
る仮設のもの)の内側に井戸や溝を作り、ここから汚染水を含む地下水を汲み
上げ二号機タービン建屋に戻している。同様に雨水もポンプアップしてタービ
ン建屋に流せば少なくてもそのまま海に行く量はかなり減らせるはずだ。
本来ならば経産省・資源エネルギー庁がそれを指示すべき名のだが、何をし
ているのだろうか。
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┗■2.新聞・雑誌から2つ(汚染水問題の関連記事)
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◆欠陥貯水池に雨水移送 福島第一、台風対策窮地に
(10月24日 東京新聞より抜粋)
台風27号が近づく中、東京電力は二十三日、福島第一原発のタンク群周りの
堰(せき)にたまる雨水を移送する先が十分確保できないため、四月に水漏れ
が起き、信頼性が失われた地下貯水池を使う方針を明らかにした。池をめぐっ
ては、東電の広瀬直己(なおみ)社長自らが今後は使わないことを約束してい
たが、他に手段がない状況に陥った。(中略)
東電は、排出基準を超える放射性物質が検出された堰内の水は、雨水用に用
意した四千トン分のタンクと、2号機のタービン建屋地下に移送すれば、十分
に対応できると説明してきた。
しかし、いざ台風が来ると、堰内にはあっという間に雨水がたまり、十六日
の台風26号の際にたまった雨水はタンクの容量を大幅に超えていた。(中略)
貯水池には三層の遮水シートがあるが、危険な処理水を安定的に貯蔵するよ
うには造られていなかった。広瀬社長は今後使わないと明言していたが、守れ
ないほど現場の状況が苦しくなった。
既に台風26号では、汚れていない池の一つを「緊急的な対応」として移送
先に使った。今週末には27、28号が同時に来襲する可能性が高まり、他の
二つの池も使う方針を決めた。
◆疑念招く「非公開」 規制委員長、汚染水問題で東電社長と面談へ
(10月24日 東京新聞より抜粋)
トラブルが相次ぐ東京電力福島第一原発の汚染水処理で、原子力規制委員会
の田中俊一委員長が、東電の広瀬直己(なおみ)社長と初めて面談することに
なった。非公開にし、疲弊している現場の混乱や抜本的な対策を、率直に話し
合うという。ただ、問題は面談で柏崎刈羽(かりわ)原発(新潟県)の再稼働
審査にまで触れることだ。密室で再稼働の道筋をつけるようなことがあれば、
規制委への信頼は大きく揺らぐ。(後略)
(同)『核心』 なれ合い反省どこに。
・・・公開すると率直な意見交換ができない、協力会社や幹部社員の名前が会
話の中で出ることも考えられる--と事務局職員は説明。(中略)そもそもトッ
プ同士の面談は、規制当局としての信頼にかかわりかねないと、規制委側が慎
重になっていた。昨年9月までの規制機関だった原子力安全・保安院が水面下
で原発推進に手を貸し、強い批判を浴びた反省からだった(中略)。田中氏
(委員長)は会見で理解を求めたが、国民の懸念を招きかねない。ぬぐうために
もガラス張りの対応が求められる。