NUCLEAIRE
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆12/8(日)飯能「原発とめようクリスマスウォーク」
子ども達に原発のない未来をプレゼントしたい!!という思いで今年最後のデモをしたいと思います。サンタさんも2人駆けつけてくれます!
デモの先頭にはみんなの脱原発のメッセージカードを飾ったクリスマスツリーが行きます。
師走のこえをきき、みなさまお忙しいでしょうが、どうぞご参加ください!
日 時:12月8日(日)デモ出発 午後1時
集合場所:西部池袋線「飯能」駅南口ターミナル
デモ解散:午後2時半位に飯能駅北口にて流れ解散
雨天中止
主 催:原発とめよう飯能
お問い合わせ:鈴木(080-1060-0772)
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┗■5.雑誌より1つ
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◆東電がひた隠す福島第一「地震損傷説」
柏崎刈羽再稼働に重大な「疑義」あり
(前略)告発するのは、津波到達以前に福島第一原子力発電所の配管などが重大な損傷を受けたとする「地震損傷説」を強く唱える元東京電力社員の木村俊雄氏(49歳)。(中略)
「事故原因解明には『過度現象記録装置データ』にある炉心周辺データを調べることが有効だが、2年以上経っても東電は一部しか出していなかった。そこで東電に対し情報公開を求め、8月19日になって初めてデータ(全データでないことが後に判明)を公開した。(中略)
○津波到達前の不可解な挙動
「過度現象記録装置」(中略)-プラント挙動を時系列に追えるのである。そんな過度現象記録装置データがこれまで未公開であったこと自体、原子炉を運転してきた木村氏にはあまりに不自然なことだった。(中略)
なぜ自然循環による冷却は地震直後、非常用復水器と共に機能不全に陥ったのか。全電源喪失時の"命綱"が2本とも切れた原因こそ、「配管破断に違いない」と木村氏は見た。(中略)
もう一つは、東電の想定以上の速さで放射能汚染が起きていたこと。(中略)
東電が推定した時間よりも早くメルトダウンが起きていたことを示すものだ。これも、「地震直後に配管損傷で冷却材漏洩が始まり、急速に原子炉の水位が低下、炉心溶融が始まった」という木村氏の推論とぴったり重なるのだ。
○崩れる柏崎刈羽原発の「安全性」
東電がいまだに全データを公開せず、執拗に地震損傷説を否定し続ける背景には、再稼働に向け動き出したとされる柏崎刈羽原発の安全性に重大な疑義が生じるからにほかならない。2007年の新潟県中越沖地震の際、柏崎刈羽原発で発生した火災は、地震による配管損傷が原因であることが分かっており、この時の事態収拾で陣頭指揮を執ったのが就任したばかりの泉田裕彦・新潟県知事だった。(中略)
適合審査を泉田知事が了承したことから、再稼働が既定路線になったかのような報道が相次いだが、実態は全く違う。泉田知事は「条件付き仮了承、条件付き仮処分のようなもの」「再稼働申請でもない」と強調。(中略)
新潟県の(中略)課題別ディスカッションは6課題ごとに数回を予定しており、その一つが「地震動による重要機器の影響」だ。
地震損傷説が検証されるのは確実で、ここでの議論が再稼働可能時期を大きく左右する。(中略)
地震損傷説が有力となれば、東電が想定する「安全性」が崩れ、地震に強い「第二ベント」完成までは再稼働が不可能となるうえ、地震損傷に対応した新たな耐震強化策(安全対策)を進めることを迫られる。となれば、金融機関からの融資打ち切りや経営計画の再考、ひいては破綻処理議論の再燃を招きかねない。東電にとって「地震損傷説」は決して認めることのできない見方なのだ。
県技術委員会での議論の行方次第では、柏崎刈羽原発はもちろん、全国の原発再稼働に重大な影響を及ぼすのは間違いない。 間もなく東電の「嘘」が白日の下に晒されることになりそうだ。
(月刊誌「選択」11月号より抜粋)(書店売りはなし)
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┗■6.新聞より
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◆政府、候補地提示へ転換 核のごみ 最終処分場選定 公募方式断念
(略)これまでの自治体による応募方式では10年以上処分場が決まっていないため、方針転換する。(中略)
新しい方式は廃棄物を地中に埋めた際、断層や地下水の影響で放射性物質が漏えいする懸念が少ない複数の地域を国が選んで提示する。(中略)
環境ジャーナリストの枝広淳子さんは「地震国の日本で、住民の不安を払拭するのはかなり難しい。政府が数十年かけて、住民との対話や情報公開を徹底してやる覚悟がなければ決まらない」と指摘する。
最終処分場が決まっていないことをめぐっては小泉純一郎元首相が「原発ゼロ」を主張する理由の一つに挙げ、注目が集まっている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2037】
2013年12月4日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.速報3つ
東京電力本店合同抗議(第3回)に300人-12月4日(水)
四国伊方原発再稼働反対に8300人-12月1日(日)
秘密保護法反対・人間の鎖に6000人-12月4日(水)昼間
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.11/29テント裁判第4回口頭弁論(東京地裁103号法廷)の傍聴報告
陳述したのは今回も被告側だけ
青木弁護士、長谷川弁護士、正清さん、渕上さんの4人
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.広島通信 その5
居住地の市議会に当地から最も近い原発である伊方原発の再稼働反対の
決議を求める請願書を避難者・支援者の会の代表として提出
おかしま(広島県在住)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆12/8(日)「原発とめようクリスマスウォーク」
集合:西部池袋線「飯能」駅南口ターミナル
★5.雑誌より1つ
◆東電がひた隠す福島第一「地震損傷説」
柏崎刈羽再稼働に重大な「疑義」あり
(月刊誌「選択」11月号より抜粋)
★6.新聞より
◆政府、候補地提示へ転換 核のごみ 最終処分場選定 公募方式断念
(11月29日東京新聞より抜粋)
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※12/5人形劇にご参加を!
「太郎と花子の物語(福島シイタケ農家の悲劇)」
日 時:12月5日(木)19:00開会
人形遣い:大河原多津子さん(人形劇団「赤いトマト」)
劇のモデルになった宗像基子さん(シイタケ農家)も参加
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:1000円(学生500円)
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┗■1.速報3つ
| 東京電力本店合同抗議(第3回)に300人-12月4日(水)
| 四国伊方原発再稼働反対に8300人-12月1日(日)
| 秘密保護法反対・人間の鎖に6000人-12月4日(水)昼間
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
今週は特に忙しかった。が、みんなよく立ち上がり、がんばっている。
○12月4日(水)の第3回東京電力本店合同抗議…汚染水止めろ、柏崎刈羽原発再稼働するな…は、寒い中、そして多くの人が国会へ秘密保護法反対で行っているにもかかわらず、300人が参加。元気な声を東京電力本店へあびせた。
次回の合同抗議は、2014年1月8日(水)の第4回東京電力本店合同抗議。
詳細は次号に掲載。学習会は、12月10日(火)の東京電力解体講座(「スペースたんぽぽ」)。
なお、20時の東電本店合同抗議終了後に過半数の参加者が国会へ向かう。
○四国伊方原発再稼働反対集会は、8300人(昨年は1300人)。
12月1日(日)、松山市内は集会とデモでもり上がった。詳細は次号に掲載。
○秘密保護法反対、人間の鎖が12月4日(水)昼間開かれ6000人、夜20時すぎてもも5000人以上が国会を包囲しているという。次の行動は、12月6日(金)18時日比谷野外大音楽堂へ集まろう。その後、国会へ。金曜抗議行動と連動。
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┗■2.11/29テント裁判第4回口頭弁論(東京地裁103号法廷)の傍聴報告
| 陳述したのは今回も被告側だけ
| 青木弁護士、長谷川弁護士、正清さん、渕上さんの4人
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
陳述したのは今回も被告側だけでした。
○青木弁護士は、原告である国は原発事故の責任を全く果たしていないことを詳細に陳述した。国民を年間被ばく量1ミリシーベルト以上被ばくさせてはならないという法律を、国は守ろうとしていない。それどころか、飲食禁止・立ち入り禁止である放射線管理区域(年間被ばく量5.2ミリシーベルト以上のところ)に子供を住まわせている。即刻「子ども・被災者支援法」に基づいて、避難したい人と留まりたい人両方の支援をすべきである。ところが政府は逆に年間20ミリシーベルト以下という高線量地区に帰還させようとしている。全く法律無視の非人道的政策である。
○長谷川弁護士はこの裁判が不当なスラップ訴訟であることを訴えました。したがって裁判所はこの訴えを却下すべきである。自民党が駐車場として47年間ただで使用している衆議院の土地については何ら問題にしていないのはおかしい。この土地はテントが使用している土地の何百倍も広い土地である。
○正清さんは、国は海洋を汚染し続けている深刻な事態を反省し事故の収束に真剣に取り組むこと、真剣に被害者救済をすること、加害者東電の責任を問い法的破たん処置をすべきことなどを訴えました。
○渕上さんは、事故関連死が1500人以上いること、福島県の子供にすでに59人が甲状腺がんの強い疑いが出ていることを深刻に受け止めて対策をとるよう追求しました。
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┗■3.広島通信 その5
| 居住地の市議会に当地から最も近い原発である伊方原発の再稼働反対の
| 決議を求める請願書を避難者・支援者の会の代表として提出
└──── おかしま(広島県在住)
こんにちは、今日(12/1)は伊方の集会の日ですね、きっとたんぽぽ舎からも懐かしい面々や新しい仲間が集まってくれているのだろうなと思います。こちらも広島市内や原発避難者の多い尾道などからはバスが出ています。私は行けないのですが、会の成功を祈っています。
関東からの避難者の私がここでできることはないかなと居住地の市議会に当地から最も近い原発である伊方原発の再稼働反対の決議を求める請願書を避難者・支援者の会の代表として提出しています。議会は9日なのでまた報告できたらと思います。
報告が遅くなりましたが、10月に尾道と広島市内で野呂美加さんを招いて講演会をしました。私は広島会場を手伝ったのですが、野呂さんのお話は東日本に住んでいて移住を迷っている人は是非聞くべきだと思います、喝が入ります。
移住を考慮していない人も厳しい現実を知って東日本に住む危険性を自覚して身を守る暮らをして欲しいと個人的には思っています。
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┗■3.スペースたんぽぽ12/28「学習会」の報告
| 東電福島第一原発4号機核燃料プール問題 失敗すれば3・11の再現
└──── N.O(たんぽぽ舎ボランティア)
12月28日(木)、4号機核燃料プール問題について後藤政志さんと山崎久隆さんにお話しいただきました。
☆後藤さんのお話
○クレーンの耐震設計が甘い(Ssではなくその約半分のSdを想定)
○長周期地震動を考慮していない(燃料集合体やキャスクをクレーンで吊り上げている時に地震がきたら振り子のように大きく揺れる)
○キャスクが32メートルの高さから落ちたときの実験をしていない
○ガレキが咬み込み引き抜けなくなったら?(うつ手はないのでは?)
東電は計算上大丈夫というが実証(実験)されていない限り安全などとは言えない。まるで子供を相手にしているかのようだ
☆山崎さんのお話
○取り出す燃料は
新燃料202体と使用済み燃料1331体。水から出てしまえば強力な中性子線とガンマ線のため接近不能
○作業被曝
凄まじい高線量の中、長時間の緊張を強いられる
(毎秒1cmの速度で引き上げるので22体を引き上げるだけで2時間以上かかる)
またガレキの撤去も必要で夜間に行われる
○燃料の健全性
・4号機の爆発や高温に晒されていたこと、高濃度塩水に浸されていた(海水冷却のため)ことによる損傷・腐食が心配
○少しでも安全に行うために
人を確保すること、できるだけ遮断と除染をすることが重要。
原発の売り込みをしている場合ではない。
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┗■4.メールマガジン読者からのイベントのお知らせ
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◆12/4「ふくしま集団疎開裁判」の会・記者会見
日時:12月4日(水)16時50分~19時45分(開場16時30分)
場所:参議院議員会館101号室
☆山本太郎、福島瑞穂議員、他の各パネリストからの報告と訴え
☆パネリスト おしどりマコ・井戸川克隆(前双葉町長)・鎌仲ひとみ(映像作家)・苅部しおり(チェルノブイリへのかけはしより・看護師)・神田香織(講談師)・柳沢裕子(医師)・川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会代表)・桑原豊(元東電社員)・自主避難者(匿名希望)・福島瑞穂・山本太郎 ・柳原敏夫・光前幸一弁護士(予定11月28日現在・敬称略)
※主催者:「ふくしま集団疎開裁判」の会 岡田:090-8494-3856
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┗■5.新聞より4つ
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◆原発の「今」、つぶやけない 秘密保護法案
「テロリズムによる被害の発生や拡大の防止のための措置、
またはこれに関する計画や研究」 (12月1日朝日新聞見出し)
◆火力発電新会社 来月上旬に設立 中部電と東電
(11月29日朝日新聞見出し)
◆福島にLNG基地 石油資源開発 火力発電所も検討
(11月28日朝日新聞見出し)
◆原発こそ「秘密」ダメ 福島作業員ら法案に危機感 国家のヒミツ
☆現場実態伝えた「証言」
「原発に関わるあらゆることで、かん口令が強まるのではないか」。特定秘密保護法案が衆議院を通過したことを受け、東京電力福島第一原発で働く作業員らから懸念の声が上がっている。過去な作業実態など、事故後、作業員の証言で明らかになった事実は少なくない。現場からは、「福島第一で起きている事実を伝えていく」という決意の声も聞こえてくる。(中略)
原発について秘密に指定されるのは、テロ対策にかかわる部分と政府は説明しているが「話してダメな範囲が分からないから、何も話せなくなる」とベテラン作業員はいう。(中略)
汚染水を処理した水をためるタンクがボルト締めで溶接をしていないため、耐久性が劣ることが作業員の話で判明。被ばく線量が上限に達したり、コスト削減で待遇が悪化し、ベテランらが次々原発を離れ、人が集まらなくなっていることもわかった。高線量下の作業では、作業員が使い捨てになっている実態も明らかになった。
☆「命に関わる問題」
(略)原発での事故やトラブルを現場の人間が口にするのはタブーとされてきたツケが、福島第一原発事故につながったという悔いがある。「法が成立すれば隠蔽体質の後押しになる」(後略)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2036】
2013年12月3日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「NO NUKES えひめ 福島を忘れない!伊方を稼働させない!」速報
テント日誌12月1日(日)その2 経産省前テントひろば813日目
商業用原発停止78日目 (K.M)
★2.銀杏並木の美しい坂を登り、官邸前にて、思う。
11月29日第82回首相官邸前抗議行動
金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★3.スペースたんぽぽ12/28「学習会」の報告
東電福島第一原発4号機核燃料プール問題 失敗すれば3・11の再現
N.O(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.読者からのイベントのお知らせ
◆12/4「ふくしま集団疎開裁判」の会・記者会見
★5.新聞より4つ
◆原発の「今」、つぶやけない 秘密保護法案
「テロリズムによる被害の発生や拡大の防止のための措置、
またはこれに関する計画や研究」 (12月1日朝日新聞見出し)
◆原発こそ「秘密」ダメ 福島作業員ら法案に危機感 国家のヒミツ
(11月30日東京新聞より抜粋)
◆火力発電新会社 来月上旬に設立 中部電と東電
(11月29日朝日新聞見出し)
◆福島にLNG基地 石油資源開発 火力発電所も検討
(11月28日朝日新聞見出し)
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※12/4東電本店合同抗議行動にご参加を!
汚染水止めろ!柏崎刈羽再稼働するな!東電解体!東電本店合同抗議
日時:12月4日(水)18:30~20:00
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
主催:経産省前テントひろば・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・
東電株主代表訴訟
なお、午後5時10分~6時10分の1時間、新橋駅機関車前で、
東電本店行動の宣伝活動(ビラまきとマイク宣伝)をおこないます。
参加できる方、よろしくお願い致します。
宣伝活動終了後は、東電本店(徒歩4分)行動に合流します。
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┗■1.「NO NUKES えひめ 福島を忘れない!伊方を稼働させない!」速報
| テント日誌12月1日(日)その2 経産省前テントひろば813日目
| 商業用原発停止78日目
└──── (K.M)
○日曜夜にテントに着いたら、高校生4人がテントに来た話で盛り上がっている。夕方男女2人ずつの高校生が首相官邸前で秘密保護法反対の声を上げた。その後テントで歓談して帰ったそうだ。頼もしい。
○この日、伊方では「NO NUKES えひめ 福島を忘れない!伊方を稼働させない!」のために朝から松山の城山公園に集まり、午後に約8千人が市内をデモした。ミサオさん、橋本あきさん、木村俊雄さん、山本太郎さ、三宅洋三さん、広瀬隆さん、鎌田慧さん、秋山豊寛さん、野党国会議員他が、原発再稼働反対と秘密保護法への怒りを強く訴えた。あいにく、鯛めし等の美味しい昼食を食べている昼前に激しい雨になり、一時は雨中の集会になったが、デモ出発頃には小雨になり、松山市内に「伊方原発再稼働反対」の声を轟かせた。
○驚いたのは南北2コースに分かれたサウンドデモは歩道通行!
東京では歩道を歩くと車道のデモ隊内に入れといつもうるさい警官が、ここでは車道を歩くと執拗に歩道に戻れとデモ参加者を「補導」する。往復2車線道路が多いとはいえ、表現の自由の権利行使の観点で少々残念だった。
○夜の再稼働阻止全国ネットワークの交流会にも多数が参加し、伊方現地に住まいを確保して住民との対話を開始し何としても伊方再稼働を止める決意をしたYさんのアピールで盛り上がった。
○なお、この日に『原発再稼働絶対反対-再稼働阻止全国ネットワーク編-』(週刊金曜日 出版 ソフトカバー 126ページ 本体800円+税)を発行、全国の原発現地の現状(原発の危険性)をほぼすべて網羅した本を集会・デモ・交流会の参加者が持って帰った。
この日は、瀬戸内海を死の海にする伊方再稼働をさせないとの集会決議とともに、原発再稼働を止める勢いで秘密保護法を止める、そんな硬い決意を皆が胸に抱いた。
※編集部より
伊方原発再稼働阻止行動(11/30-12/2の3日間)について、このあと参加した方たち(数人)より報告します。乞御期待。
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┗■2.銀杏並木の美しい坂を登り、官邸前にて、思う。
| 11月29日第82回首相官邸前抗議行動
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
○外務省脇潮見坂、夕日射す銀杏並木の黄金色が素晴らしく美しい。今年、全国各地の紅葉が色冴えないとか、今日ここ潮見坂の並木は、夕日にほんのりとオレンジに染まり、青空とのコントラストに思わず足が止まる。その背中にあたる陽が、暖かい、こんな都会でも自然は、至る所で私達に恵みを与えてくれる。もう私達は、生活を見直さなければならない時がきている。本当の幸せとは、生きるとは、そんな問いを発するのは、私が今、不自由の無い生活をしているからだろうか。
○今日、国会前で、浪江町に住んでいたというお母さんが、訴えた。素朴なそのたたずまい、原発事故がなければ、畑の世話をし、孫の世話をし、山の紅葉を楽しみ、日々自然の恵を感謝し、穏やかな生活を今もおくられていただろう。その人が怒りに声を震わせ、この場に立たざるを得なかった現状、そしてその言葉は、私達にも向けられる「みなさんが、ここで、声を上げて下さる、ありがたいと思う。でも何が違う、何かが違う」
何が違う?そう、あらゆることが、悲しい事に。
福島に今も住む高校生の女の子が、問いかける「私の周りの人達にどうしたら、放射能の危険性を解ってもらえますか?教えて下さい」
○私も教えて欲しい、私の周囲の、目を耳を覆っている人達、流される事が心地良いひとたちをどうしたら立ち止まらせる事が出来ますか?
答えは、ここにあるだろうか?私にはわからない、でも行き着きたい所はわかる。其処までの道の欠片(かけら)がここには無数にある。
それを拾い集めよう。こつこつと、倦むことなく、こつこつと、倦むことなく。
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┗■2.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その29
| 地震計を邪魔する”観測の敵”
| 気象庁の地震計は気象庁の中ではなく、なんと皇居の中にあった!
| それでもさまざまな影響を受けるデリケートな地震計
└──── 島村英紀(地震学者)
○地震計というものを見たことも触ったこともない読者がほとんどだろう。
それは現代の高感度の地震計は、人が100メートル先を歩いていても感じるほどの感度だからだ。鉄道や高速道路では10キロ離れていても雑音として感じてしまう。
前に書いたように南極の昭和基地にある地震計は16000キロ以上も離れた核実験もちゃんと記録した。
気象庁は千代田区大手町のビル街にあるが、地震計はそこにはない。あるのは人が通らない皇居の中だ。だがここでも雑音が多くて、他の地震計のようには小さな振動は記録できない。
このため、地震計は世界のどこでも、人里離れたところや、地下深くにひっそりと設置されているのが普通なのだ。
○私が海底地震計を作りはじめたのは、プレートが誕生するところも衝突するところも海底だったからだ。
だがそのほかにも、感度の高い地震計で観測するには陸上ではどこでも雑音が高すぎたこともあった。
実際、海底は、陸上のどこよりも静かだった。高感度地震計の本領が発揮できたのだ。
しかし、海底地震計にはそれなりの悩みがあった。6000メートルの海底に置いてあっても、はるか水平線の先を通る船のスクリュー音を感じてしまうのだ。
そのほかクジラやイルカが鳴く音はもちろん、ある種の魚は鳴くらしく、海の中も、結構な音に満ちていることがわかった。
それだけではない。海中や海底にいる生物は好奇心も強くて海底地震計のような異物があると寄ってくる。
なにせ高感度の振動測定器なので、小さな昆虫くらいの底生生物でも、海底地震計の上に這い登られたら、観測には大いに迷惑なのである。
ノルウェー沖のバレンツ海での観測では、海が静かだったから、深海測深儀という海の深さを超音波を使って測る機械で、海底にある数メートルのものまで見えた。
そこでは私たちの海底地震計の上に、高さ20-30メートルの丘が写っていた。
これは海底地震計の上に群れ集まったタラの大群なのだった。ここはタラの好漁場で、多くの国から漁船が集まってくるところだ。
魚は全く平らな海底は好まない。魚礁は海底の凸凹の岩であることが多いし、人工漁礁も、平らな海底に魚が安心して群れ集まれる凸凹を作るものだ。
タラたちは、いままで見たこともない海底地震計でも、とりあえずの「拠り所」としては十分であったのだろう。
何百匹という群が円錐型に集まって、ひとつの海底地震計にかぶさることになった。魚が作る円錐の底辺は50-60メートルもあった。
この辺のタラは大きい。1メートル半のものも珍しくはない。タラがじっとしてくれていればいいのだが、動いたり、海底地震計を突っついたりすると、私たちの海底地震観測の邪魔になってしまう。私たちにとっては思わざる「観測の敵」なのである。 (11月29日『夕刊フジ』より)
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┗■3.新聞より1つ
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◆琵琶湖20%で基準超え 原発事故汚染 滋賀県が予測
滋賀県は18日、隣接する福井県の関西電力大飯原発や美浜原発で、東京電力福島第一原発並みの事故が発生した場合の琵琶湖の汚染予測値を公表した。琵琶湖は京都や大阪の飲料水源だが、場所によっては半月ほど飲料基準を上回る放射性物質が検出され、取水制限につながる可能性がある。同日午後、原発防災対策を協議する有識者会議で報告する。
取水源となっている水深5メートルまでで予測したところ、事故の発生直後は最大で約20%の範囲で、1リットル当たり200ベクレル以上の放射性セシウムや同300ベクレル以上のヨウ素が検出されると試算。原子力災害時の緊急措置として国が設けている基準値を上回る結果となった。同様の状態が10~15日間、続く場所もある。(後略) (11月18日東京新聞より抜粋)
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┗■4.たんぽぽ舎91番目のパンフレット発行
| 藤田祐幸氏講演録「原発的なるもの」からの決別をめざして
| 「フクシマ後の時代を生きる」
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校正と資料追加に手間取り、やっとできました。
オススメの内容です。
目次の一部紹介
第1章 修羅から地人へ-雪浦の地に移り住んで
第2章 福島第一原発事故の発生
第3章 ヒロシマ、ナガサキの歴史を取り戻すために
第4章 生態系に取り込まれる放射能
-チェルノブイリからフクシマをみる
第5章 国土に広がる放射能汚染
第6章 被ばくについての考え方と被曝限度数値の変遷
第7章 管理できない放射能と許されない子どもたちへの被ばく
第8章 私たちの目指すもの
そしてそれはどこから作り上げるのか
B5判36頁、頒価400円
ご希望の方は、下記まで郵便振込で先にお振り込みをお願い致します。
送料は、1冊から4冊まで100円、5冊から8冊まで200円です。
9冊以上の場合は、お問い合わせ下さい。
振込用紙に「No91パンフ希望」必要部数と住所、氏名、電話番号を明記下さい。
必要部数の代金と送料をお振り込み下さい。
お振り込み後、たんぽぽ舎あてにお振り込みの内容(振込日、部数と代金、送料、住所、氏名、電話番号)を電話かメールでお知らせ下さい。
(郵便局からの振込通知がたんぽぽ舎に届くのは4日から5日ほどかかるため)
上記内容の電話かメールのお知らせをいただければ、振込通知を待つことなく
発送作業にはいることができます。よろしくお願い致します。
『郵便振り込み先 00180-1-403856 加入者名 たんぽぽ舎』
連絡先:たんぽぽ舎 〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797