NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2080】
2014年2月1日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.舛添要一について 3つの罪 その二 「電力会社の広告塔の罪」 広瀬 隆
★2.1月31日金曜行動(東京)は都知事選が焦点
電力最大消費地東京の有権者の選択に未来がかかる
伊藤 晴夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.規制庁交渉においては、たとえ規制基準審査に合格しても事故は起こりうると規制庁自身が認めた
「伊方の家」通信 No.5
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆首都圏もよりの原発から飛ばす ふうせんの行方に、どうぞご注目ください
「原発事故からくらしを守るネットワーク」より 茨城県東海村(4月27日)
★5.新聞より2つ
◆ 電力業界 悪質 「原発新増設」へ
自民党議員に工作 (2月1日(1/31発行) 日刊ゲンダイより)
◆原発メーカーを提訴 損賠求めて33カ国1400人 (1月31日 東京新聞より抜粋)
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※2/9(水)東電本店抗議にご参加を!
柏崎刈羽再稼働するな!汚染水止めろ!東電は「福島」に責任をとれ
日 時:2月5日(水) 18:30から20:00
場 所:東京電力本店前
主 催:経産省前テントひろば たんぽぽ舎 賛同40団体
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┗■1..舛添要一について 3つの罪 その二「電力会社の広告塔の罪」
└──── 広瀬 隆
◆舛添要一は、「朝まで生テレビ」のレギュラーであった。それで知名度をあげてきた人間である。
ある時、「朝まで生テレビ」に出演して、「原発論争」をしてくれるよう、テレビ朝日から私(広瀬隆)に依頼があった。私は何度か、あの喧騒な番組に引っ張り出されていたので、「舛添要一のように、原子力について何も知らない人間が大声でわめくような番組なら出ません。電力会社とまっとうな技術論をして、日本人に事実を知ってもらいたいだけだ」と要求した結果、テレビ朝日がそれを了承して、舛添が出演者から外されたので、私は1988年7月30日放送の「朝まで生テレビ」に出演した。舛添はくやしがっていた。
ところがその後、1995年の高速増殖炉もんじゅ火災事故など、原発がたびたびの深刻な事故を起こした。そのたびに、テレビ局やラジオ局から私に電話がかかってきて、舛添要一との対談を求められ、私は引き受けた。勿論、舛添要一がゴリゴリの原発推進派、私が反対派として論争し、彼のデタラメを論破してきた。
あるいはまた、新潟県巻町で東北電力が原発建設を進めて、最後に町長選挙の大決戦がおこなわれた時、私は地元から頼まれて、建設反対を訴えて町内での街頭演説をくり返した。そこに、舛添要一が電力会社の広告塔として巻町に乗りこんで、原発建設の必要性を訴えた。この歴史的な戦いで、巻町の住民は原発「拒否」を決断し、最終的に2003年12月24日に東北電力が建設断念を正式決定して、私たち反対派が勝利した。巻原発は、電源開発基本計画に組み入れられながら、計画が撤回された初めての原発となったのである。
ことほどさように、原発の広告塔として走り回ってきた舛添が、今回の東京都知事選の記者会見で「私も脱原発です」と言ったので、私は腰が抜けるほど驚いた。福島第一原発事故を引き起こした責任者が、舛添要一なのである。事故についてひと言の反省もなく、人間として、選挙民に対して、よくもこれだけの大嘘をつけるものだ。嘘つきは、真っ平御免だ。この男がしゃべっていることは、全部嘘の公約だ。
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┗■2.1月31日金曜行動(東京)は都知事選が焦点
│ 電力最大消費地東京の有権者の選択に未来がかかる
└────伊藤 晴夫(たんぽぽ舎ボランティア)
2014年 1/31の金曜行動は国会方面の参加者が盛り上がりました。
国会正門前のスピーチエリアでは、共産党の吉良さん、笠井さん、社民党の福島みずほさん、原発ゼロの会の阿部知子さんによるいつもの危機感あふれる元気な議員スピーチ。それに続いて登場したのが脱原発を掲げる二人の東京都知事選候補者。
宇都宮けんじ候補は被曝ゼロを強調するスピーチに力が入りました。そして、金曜行動に初めて登場の細川護煕候補は、マイクなしで話し始めたため後ろの方の参加者から「聞こえない!」の声。公職選挙法のしばりに配慮したという説明の後、バトンタッチした湯川れい子さんから、常々核の廃絶を願う女優の吉永さゆりさんが細川さん応援を決意したというホットニュースの紹介。
その後何人かの再稼働反対コールやスピーチをはさんで、たんぽぽ舎の柳田さんから、2月5日(水)の東電前共同アクション(柏崎刈羽再稼働許すな!汚染水止めろ!東電は「福島」に責任をとれ 東電本店抗議18:30~)のアピールがありました。
細川さんの立候補で都知事選における脱原発の論点が再稼働させないという具体的な一点にしぼられたことで、電力最大消費地東京の有権者の選択にこの国の未来がかかるという重い現実に、あらためて自覚を促す金曜日行動でした。
なお、各候補者の詳しい主張等はそれぞれのサイトで確認してください。
希望の町東京をつくる会 ⇒ http://utsunomiyakenji.com/
細川護煕公式ホームページ ⇒ http://tokyo-tonosama.com/
◆ 金曜日の声 (2月1日 東京新聞より)
脱原発を求め、金曜日に首相官邸前に集まる人々の声を紹介しています。
○埼玉県深谷市の元高校教員下村すみよさん(65)
小さな孫がいるが、未来の世代に原発という負の遺産を残してはいけない。TPPや特定秘密保護法など今の政治は人の命よりお金本意で動いている。すごく心配。危機感を持っている。
○東京都板橋区の不動産経営山田純一さん(66)
原発立地地域の反対運動を3・11まで知らなかった。エネルギーの恩恵を受ける東京に住み、何もしないでいることはできない。宇都宮さんや細川さんも来たが、脱原発は重要なテーマだ。
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┗■3.規制庁交渉においては、たとえ規制基準審査に合格しても事故は起こりうると規制庁自身が認めた
| 「伊方の家」通信 No.5 14.01.29
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東京での4日間は意義深いものであった。全国討論会では鹿児島のMさんが南大隅町にオルグとしてはりついていた時の経験をもとに語ってくれたことがおおいに参考になり、勇気づけられ、心に残った。何度も足を運び、顔なじみとなり、語りかけていくことによって、住民のつながりの触媒としての役割を果たせるのだと。
規制庁交渉においては、たとえ規制基準審査に合格しても事故は起こりうると規制庁自身が認めたこと、そして規制委は住民の命と安全の確保には責任を持たないと言い、再稼働は住民の命と安全の確保とは全く関係なくおこなうものであると言い放ったことに改めて怒りを感じることとなった。伊方では、事故が起きたとき100%被曝なしに避難できる方法は見当たらないと町当局も認めている状態の中でこの強弁は、再稼働のためには地域の人々の命や安全など知ったことではない、と傲岸不遜なものであった。
※編集部注:本文はこの7倍くらいの分量の力作ですが、紙面の事情で省略。全文を見たい方はテント日誌1月31日号をご参照下さい。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆首都圏もよりの原発から飛ばす ふうせんの行方に、どうぞご注目ください
茨城県東海村「原発事故からくらしを守るネットワーク」より
廃棄物だけでも、六ケ所村の1.6倍保管の東海原発エリアの「地元実感」を多くの方に共有していただきたいです。
「ふうせんはどこへ行くかな?東海第2原発バルーンプロジェクト」
2014年4月27日、茨城県東海村豊岡海岸から風船1,000個を空へ放ちます。
風船が届く場所はすべて東海第2原発の地元です。
只今サポーター募集中!詳しくは以下をご参照ください。
「ふうせんはどこへ行くかな?東海第2原発バルーンプロジェクト」
ホームページのアドレスはこちらです。http://tokaihairo.jimdo.com/
twitter等で投稿する場合文字数が多すぎるのがネックになる場合があります。
そうした場合は短縮アドレスを使ってください。こちらです。
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┗■5.新聞より2つ
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◆ 電力業界 悪質 「原発新増設」へ
自民党議員に工作
これでは将来的な原発ゼロどころか、新たな原発の建設にもつながりかねない。
電力会社の業界団体「電気事業連合会」が自民党議員に、原発の早期再稼働や新増設を働きかける文書を送り、水面下で原発容認に誘導しようとしている実態が分かった。今朝(31日)の朝日新聞が報じたもので、同連合会は「詳細については回答を控える」とコメントしている。
連合会の文書による「工作」は自民党が所属国会議員にアンケートしたのが発端。そのアンケートの模範回答例として「原発の新増設・立て替えの必要性を明確化」「原子力の再稼働を効率的かつ迅速に行う」などの案を示した。また、事故の補償について「原子力損害賠償制度での国と民間の役割分担」と虫のいい文言
も盛り込んでいた。
一方、これと前後して自民党が所属全議員にアンケートしたところ、約9割が「原発維持」と回答。「将来的にはゼロ」は1割、「即ゼロ」は1人もいなかった。
(2月1日(1/31発行) 日刊ゲンダイより)
◆原発メーカーを提訴 損賠求めて33カ国1400人
東京電力福島第一原発1~4号機に構造上の欠陥があることを知りながら放置したなどとして、福島県の住民38人を含む国内外の約1400人が30日、原子炉メーカーの米ゼネラル・エレクトリック(GE)、東芝、日立製作所の3社に、原告1人当たり100円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
原子力損害賠償法(原賠法)は原発事故の賠償責任を電力会社に限定する「責任集中制度」を採り、電力会社以外は責任を負わないと規定しているが、原告側は原賠法は違憲で無効だとしている。(中略)
島昭宏弁護団長は会見で「避難者らへの賠償金には電気料金や税金が充てられているだけ。メーカーは全く責任を問われず、原発輸出で利益を拡大している」と訴え、第二次提訴も検討しているという。
3社は「訴状を確認していないのでコメントを差し控える」などとしている。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆ラジオフォーラム・イベント第4弾
【初公開】小出裕章が戦争にフォーカスした驚くべき理由
~原発を使って密かに進む核武装の真相を暴く~
小出裕章講演会「戦争と原発はつながっている」
日時 2月2日(日)午後1時半~ 会場 エル・おおさか エルシアター
資料代 1,000円 予約不要、直接会場にお越しください。
ラジオフォーラムでは毎回、番組コーナー「小出裕章ジャーナル」として、
小出さんが電話出演。福島事故、原発、放射能から核兵器まで、さまざまな
トピックで解説いただいています。
小出さんご自身として初めて、戦争と原発の関係性をテーマとした今回の講
演会。「原発は本当に核の平和利用なのか?」、番組では語り尽くせない原発
と核、戦争のつながりについて、たっぷりお話いただきます。
主催・問合せ 一般社団法人ラジオ・アクセス・フォーラム
TEL 090-8447-2181 FAX 06-6224-3226 Email info@rafjp.org
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┗■4.新聞・雑誌から
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◆甘利(あまり)経済再生担当相パーティー券、電力9社が覆面で分担購入
総務課長が政治家 品定め (1月27日 朝日新聞 見出し)
◆電力業界、原発新増設 自民に促す 議員に「模範回答」配布
政権方針超え、利益全面 (1月28日 朝日新聞 見出し)
◆高島汚染チップ問題 市民団体が業者を刑事告発 滋賀県に情報開示要求
(1月31日 京都新聞より)
放射性物質に汚染された木材チップが滋賀県高島市内に放置されている問題
で、同市内の住民や環境学者でつくる市民団体「滋賀県放射性チップを告発す
る会」が30日、廃棄物処理法違反(不法投棄など)と河川法違反(形状変
更)の疑いで、放置に関わった業者など4人の告発状を滋賀県警と大津地検に
提出し、記者会見した。「本来は県が告発すべき事件」と、滋賀県に対しても
告発と情報開示を求めた。会見で、告発する会の代表らは(中略)高島は氷山
の一角。全国にばらまかれて処理されるあしき前例にしてはならない」と述べ
た。
告発状によると、東京都内のコンサルタント業者や近江八幡市内の業者ら3
人は共謀し、昨年3月~4月、福島第1原発事故で汚染された福島県内の製材
会社のチップを高島市内の県管理の河川敷や民有地に不法投棄した疑いがある
という。(中略)
木材チップの放置は昨年9月に発覚した。県は放置に関わった関係者を告発
する方針だが、撤去を優先させるとして、現在も告発していない。
放置現場では、業者が計画に基づいて今月6日から搬出を始めたが、5割強
しか進んでおらず、期限とした31日までに終わるのは難しい見通し。県はこ
の業者について「放置とは無関係の県外企業」としている。
◆「放送で原発に触れるな!!」ピーター・バラカン氏への圧力の真相
(1月24日 日刊ゲンダイ)
「まだ告示もされていないのに、都知事選が終わるまで原発に触れないよう、
他の2つの放送局で言われました」
英国出身のフリーキャスター、ピーター・バラカン氏(62)の発言が波紋を
広げている。この発言は同氏のレギュラー番組「バラカン・モーニング」(イ
ンターFM)で飛び出したものだ。(中略)
バラカン氏は反原発の姿勢を打ち出していることで有名だ。07年に反原発
集会で、日本のマスメディアはスポンサーに気を使って原発報道を自主規制し
ていると痛烈に批判。(中略)
「都知事選があり、局としては(原発に)触れられると困るのでしょう。こう
したことは日本の放送の世界では当たり前のように行われてきた。すべての放
送局に当てはまります」とバラカン氏。
◆「脱原発」NYで発信 福島の女性呼び掛け
(1月30日 東京新聞より抜粋)
東京電力福島第一原発事故の影響を説明し、脱原発を訴える集会が二十九日、
ニューヨークで開かれ、市民団体「フクシマ・アクション・プロジェクト」の
人見やよいさん(52)(福島県郡山市)が「福島の女たちは立ち上がった」と
日本の状況を紹介、米国市民も日本政府に脱原発を求めてほしいと呼び掛けた。
集会は米団体「ピースボートUS」が主催し、約四十人が集まった。人見
さんは脱原発デモや経済産業省での座り込みに福島の女性たちが積極的に参加
していると説明。「福島県民は日本人の中でもシャイ(内気)といわれている
が、事故後は変わってきた」と話した。
さらに、デモの写真を示しながら「東京につくれない原発は日本中どこにも
つくれない」というスローガンを掲げていると述べると、会場から小さなどよ
めきが起きた。
人見さんは取材に、米市民に話す意義について「原発を進め、輸出までする
のはおかしいという国際世論が必要だと思う。今、日本政府はすごく独り善が
りになっている」と説明した。
◆原発ゼロか再稼働か 際立つ違い <上:原発>
(1月31日 東京新聞「論戦の現場 2つの岐路(都知事選)」より)
2月9日の投開票に向け、連日、候補者が街頭などで政策を訴えている東京
都知事選。原発ゼロか再稼働か、開発か福祉優先か─。日本はいま2つの岐路
に立ち、首都決戦の結果はその行方を左右する。「原発」「暮らし」をめぐる
街頭での論戦を追った。
「都民の命を守るための脱原発。私の脱原発は原発を再稼働させない、原発
に代わる自然再生エネルギーを発展させることだけでない」
脱原発を訴える前日本弁護士連合会長、宇都宮健児氏(67)は30日午後1時、
府中駅近くのデパート前でこう演説した。
同じ脱原発を主張する元首相、細川護煕氏(76)がこの後、同じ場所で演説
するのを意識し、違いを見せようとしたのだ。「脱被ばくも進める」と、細川
氏の掲げていない政策を強調。「都内には(放射線量の高い)ホットスポット
がたくさんある。都が責任を持って土壌や食べ物の汚染から子どもの健康を守
る」と述べた。
その1時間後、同じ場所に立った細川氏は「原発を即座に止める。(原発停
止で)主な企業は自然エネルギーに切りかえる。(中略)夕方、小雨交じりの
調布駅前で「原発問題はまさに東京の問題。都知事の第一の任務は、都民の命
と暮らしを守ることだ」と街頭演説での決めぜりふを口にした。「命を守る」。
キーワードは差別化したいはずの宇都宮氏と共通する。(中略)
一方、元厚生労働相の舛添要一氏(65)は街頭演説で原発に触れない。午後
4時半過ぎ、足立区の綾瀬駅前でも東京五輪・パラリンピックの開催などを挙
げ、「国政と手を握れる人じゃないとだめだ」と訴えるだけだった。(中略)
民放番組では「将来的に原発に依存しない社会を目指す」と語ったが、主張の
中身を見ると、脱原発の宇都宮、細川両氏とは違う。廃止の目標年限は示さず、
告示前には「原発を即ゼロにするには代替案の問題がある」と事実上、原発の
再稼働を認めている。
国会では、安倍晋三首相が都知事選について「(原発政策が)さまざまなと
ころで議論されるのは望ましい」と言いながら「そう簡単に『原発をもうやめ
る』というわけにいかない」と結論ありきで、停止中の原発を再稼働させてい
たんぽぽ舎です。【TMM:No2079】
2014年1月31日(金)地震と原発事故情報 -4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.舛添要一について 3つの罪 その一「厚生労働大臣としての罪」
出馬記者会見での- 驚くべき二枚舌 - (広瀬 隆)
★2.2月の学習会・デモ案内 ☆★☆参加歓迎☆★☆
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◇2月2日(日)午後1時半~ エル・おおさか エルシアター
小出裕章さん講演会「戦争と原発はつながっている」
★4.新聞・雑誌から
◇甘利経済再生担当相 パーティー券、電力9社が覆面で分担購入
総務課長が政治家 品定め (1月27日 朝日新聞 見出し)
◇電力業界、原発新増設 自民に促す 議員に「模範回答」配布
政権方針超え、利益全面 (1月28日 朝日新聞 見出し)
◇高島汚染チップ問題 市民団体が業者を刑事告発 滋賀県に情報開示要求
(1月31日 京都新聞より)
◇「放送で原発に触れるな!!」ピーター・バラカン氏への圧力の真相
(1月24日 日刊ゲンダイ)
◇「脱原発」NYで発信 福島の女性呼び掛け(1月30日東京新聞より)
◇原発ゼロか再稼働か 際立つ違い <上:原発>
(1月31日 東京新聞「論戦の現場 2つの岐路(都知事選)」より)
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┗■1.舛添要一について 3つの罪 その一「厚生労働大臣としての罪」
│ 出馬会見での - 驚くべき二枚舌 -
└────(広瀬 隆)
◆厚生労働大臣としての舛添要一の罪
彼は、今回の都知事選に出馬するにあたっての記者会見で、「医療・福祉を
しっかりしなければならない」と語ったが、これは驚くべき二枚舌である。
2007年7月29日に自由民主党参議院議員に当選した舛添要一は、2007年8月27
日~9月12日辞任表明・崩壊までの2 週間だけ、安倍晋三内閣厚生労働大臣を
つとめた。その後、引き続き安倍のピンチヒッター、福田赳夫内閣の厚生労働
大臣に居すわった。その年末、2007年12月に年金不払い者への全員支払いを約
束した公約を破って、国民から悪罵を浴びたのが、舛添要一だ。
さらに2007年12月20日には「厚生省が引き起こした薬害」のため、C型肝炎
患者が国家の責任を明確に認定させるため、患者全員の一律救済を求めて、年
末の寒風吹きすさぶ街頭で、患者の悲しみと苦難の涙を流し、必死に訴えた。
ところが舛添要一はそれを足蹴にし、法律論を楯に国家の犯罪を認めず、患者
の線引きを譲らなかった。患者が必死の声をあげたのに、それを切り捨てたこ
とを、舛添本人は忘れたのではなかろうな。2008年以後も、福田康夫改造内閣
で厚生労働大臣に居座り、患者を無視して、およそ人間として最低の人格を示
した。その年9月1日に、福田首相が辞任を表明した。この無責任内閣の閣僚だ
った人間が、都知事選で「医療・福祉をしっかりしなければならない」だっ
て? 冗談もほどほどにしろ。
この厚生労働省が、現在のきわめて危険な食品の放射能基準を定めている部
署なのである。したがって舛添要一は、放射能の危険性など眼中にない。これ
から、東京都の子供たちを被曝させる方向に邁進している男が舛添だ。おそる
べき都知事の候補者だ。舛添が、ずっと原子力産業の広告塔として動いてきた
人間であることを、改めて都民に広く伝えていただきたい。
※次号へつづく
その二:電力会社の広告塔の罪 その三:日本も核兵器をもつべきだの罪
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┗■2.2月の学習会・デモ案内 ☆★☆参加歓迎☆★☆
└────
2/1(土)学習会 12:30開場 13:00開会 参加費800円
【福島から東京に母子避難している人の困難な生活 - 気持ちを分かち合い
今後の話をしよう】お話:二瓶和子さん
2/5(水)アクション 18:30~20:00 東京電力本店まえ(新橋/内幸町)
柏崎刈羽再稼働するな!汚染水止めろ!東電は「福島」に責任をとれ
東電本店抗議 共催:経産省前テントひろば たんぽぽ舎 賛同40団体
ピースボート、東電株主代表訴訟 ほか
2/10(月)傍聴よびかけ 脱原発テント裁判第5回口頭弁論
13:00~東京地裁前集合・抗議行動 14:00~口頭弁論(東京地裁103号法廷)
16:00~報告集会 問合せ:テントひろば
2/12(水)学習会 18:30開場 19:00開会 参加費800円
【福島「県民健康管理調査の闇」- 誰のための、何のための調査なのか -】
講師 日野行介さん(毎日新聞 記者)
2/23(日)たんぽぽ舎26回総会・25周年記念講演
13:00~17:00 講演:山崎久隆さん、浜岡から(調整中)
於・スペースたんぽぽ 資料代1000円 17:30から交流会(別途参加費)
2/25(火)学習会 18:30開場 19:00開会 参加費800円
【原発立地自治体の長として 井戸川克隆前双葉町長のお話をきく】
2/26(水)学習会 18:30開場 19:00開会 参加費800円
【槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故 データに基づいて分析・解明する】
講師 槌田敦さん
たんぽぽ舎です。【TMM:No2078】
2014年1月30日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.都知事選は東北の原発被災地の声も代表する結果になるように
期待されています 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.細川1億円潔白の証拠
佐川内部文書入手 91年の貸付残高は「ゼロ」
自民ネガティブキャンペーンはデタラメ
(1月28日「日刊ゲンダイ」-1月27日発行-より)
★3.新聞より
◆本音のコラム デミトロフ 鎌田 慧 (1月28日東京新聞より)
★4.テント日誌1月28日(火)
経産省前テントひろば871日目 商業用原発停止139日目
資源エネルギー庁のパブコメ隠しを許すな!
脱原発・「エネルギー基本計画」問題を都知事選の争点に!
(K.M)
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※2/1(土)学習会にご参加を!
福島から東京に母子避難している人の困難な生活―気持ちを分かち合い、
今後の話をしよう
日 時:2月1日(土)13時から15時 12:30開場
お 話:二瓶和子さん(福島県福島市出身、事故直後、東京・練馬に避難)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円)
━━━━━━━
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┗■1.都知事選は、東北の原発被災地の声も代表する結果になるように
| 期待されています
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
河北新報が東京都知事選挙について東北各県知事などの感想をまとめています。
誰もが言う「被災地に寄り添う」の言葉は、原発問題を通していかなる気持ちを東北各県知事が持っているか、そのどこに「寄り添うのか」が問われると思います。これまでの立地自治体のような「積極推進論」は影を潜め、明らかに脱原発指向が強まっています。原発震災の影響を受けたからだけではないと思います。大都市に人もエネルギーも「取られ」て、さらに危険と隣り合わせになってきたことを、如何に変えるのかが東北各県も問われています。
福島県内の選挙でも新旧交代が進んでいるのは、そのあたりにも理由があるように思われます。
これまでとは全く様相が異なり、都知事選は、東北の原発被災地の声も代表する結果になるように期待されています。
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『都知事選の原発論議 東北の首長、歓迎と戸惑い』
原発・エネルギー政策が争点に浮上する東京都知事選の行方を、福島第1原発事故の影響を受ける東北の知事や市町村長が注視している。福島県を中心に脱原発の世論喚起を期待する首長がいる一方、原子力との共存を図ってきた青森県など原発立地の自治体は警戒を強める。【中略】
「都民は福島の苦い経験を共有してほしい。日本の中心で脱原発が選択されれば、世論を動かす原動力になる」。原発事故で町全域が避難区域に指定された福島県浪江町の馬場有町長は、脱原発の争点化を歓迎した。
事故後、福島県内では約14万人が避難生活を強いられ、ストレスによる震災関連死も増えている。
佐藤雄平知事は22日の記者会見で原発論戦の意義を強調しながら「(福島の現状が)都民が投票する際、一つの判断材料になるかもしれない」との認識を示した。
原発事故で東北各地の農水産物は風評被害にさらされた。岩手、山形両県知事は脱原発の高まりに期待する。
「卒原発」を掲げる吉村美栄子山形県知事は20日の記者会見で、脱原発を掲げる元首相の細川護熙氏への共感を示し「知事選の結果が、国のエネルギー政策にしっかりと反映されてほしい」と話した。
細川氏を支援する生活の党に近い達増拓也岩手県知事も同日の記者会見で「エネルギー政策の在り方は、前回衆院選で(明確な争点にならず)国民的議論が中断した」と議論再燃を評価した。
使用済み核燃料再処理工場など原子力施設が集中する青森県では戸惑いの声が漏れる。建設中の電源開発大間原発が立地する大間町の金沢満春町長は「2020年の東京五輪までに原発に代わるエネルギー源が確保できるのか。もっと慎重に議論すべきだ」と注文を付けた。【中略】
宮城県村井嘉浩知事は20日の記者会見で、原発即時全廃に否定的な元厚生労働相の舛添要一氏の考えに近いと明言。「都知事が脱原発を表明すれば多少の影響はあるが、国策なので直ちに止まるようなことにならないと思う」と述べた。
佐竹敬久秋田県知事は20日の記者会見で「東京はエネルギーを地方に頼って膨張してきた」と指摘。「都市規模を縮小するなり、大きなビルを建てないなど(省エネ型の)都市づくりを議論してから脱原発を論じるべきだ」と語った。(1月27日河北新報より抜粋)
┏┓
┗■2.細川1億円潔白の証拠
| 佐川内部文書入手 91年の貸付残高は「ゼロ」
| 自民ネガティブキャンペーンはデタラメ
└────
○ 自民党や大手メディアが“ネガティブキャンペーン”を続けている細川護煕元首相の「佐川1億円問題」。「借金ではなくウラ金だったのではないか」
「本当は返済していないのではないか」という批判がいまだくすぶっている。佐川1億円について、本紙は決定的証拠を入手した。
○ 佐川急便から個人的に借りた1億円を返済していないという追及に対し、細川は22日の出馬会見や公式ホームページで、こう説明している。
〈契約書を取り交わし、担保を提供して借り入れ、およそ10年かけて返済した。完済して登記も抹消されている〉
ホームページには登記簿謄本の実物もアップされていて、確かに、1982年12月31日に根抵当権が設定され、1991年1月31日に解除されたという記述がある。
どうやら、細川の主張は本当らしい。この返済の事実を裏づけるのが、本紙が入手した佐川の内部資料「貸付金残高取引明細」と題するペーパーだ。
貸付先の個人名や企業名がズラリと並んでいる。誰もが知っている芸能人や現職国会議員の関連企業の名前もある。
「3・5・31残高」と書かれているので、1991(平成3)年当時の貸し付け記録とみられる。
この一番下の段に「細川護煕」の名前があり、残高はゼロ。つまり、完済したということだ。
このペーパーと同じものが、1991年に放送されたTBSの「報道特集」でも取り上げられていた。番組では、「細川護煕」の項目のすぐ上にある「関章一」氏本人が記者の直撃を受け、選挙資金などで佐川に世話になったと証言していた。
○ 「自民党やメディアは『説明責任を果たしていない』と細川元首相を批判していますが、細川さんは可能な限り説明していると思う。
そもそも、野中広務さんが〈佐川の問題は総理が辞任するような話ではなかった。細川さんは気の毒だった〉と著書で語っているように、1億円問題は自民党が意図的に大騒ぎしているフシがあります」(政界関係者)
だいたい、細川の「佐川1億円」は、1992年に永田町を震撼させた「東京佐川急便事件」とは性質の違うものだ。
細川が佐川から借金したのは1982年で、「東京佐川急便事件」より10年近く前なのだ。
いい加減、自民党は政策論争からかけ離れたネガキャンをやめるべきだ。
(1月28日「日刊ゲンダイ」-1月27日発行-より)
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┗■3.新聞より
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◆本音のコラム デミトロフ 鎌田 慧
「デミトロフ」といっても、チョコレートやケーキの名前ではない。ましてや「テルミドール」のような料理でもない。東欧ブルガリアの政治家である。
私などの老輩には、デミトロフは「獅子吼(ししく)」という言葉とともに思い起こされる。獅子吼というえばデミトロフである。
ゲオルギー・デミトロフは、一九三三年二月のドイツ「国会議事堂放火事件」の容疑者として逮捕された。が、ナチスの共産党弾圧を引き出すための、自作自演のでっち上げだった。ナチスの法廷に引き出されたデミトロフは、徹底的に陰謀を論証して、翌年には無罪を勝ち取っている。
しかし、名前が記憶されているのは、国会放火事件によってではない。その二年後に行われれた、「コミンテルン大会」での演説によってである。彼は独善的で公式的、現実には全く通用しない、排他主義的な同志たちを批判、大胆な反ファッショ統一戦線の結成を呼びかけた。
ナチスと対抗するための、多様で広範な、民主主義のための共同行動を熱烈に訴えた。その情景が「獅子吼」として語り継がれている。
戦争に向かおうとしている、いまのこの危機的な状況にもかかわらず、広く手を結んで共同行動に立ち上がらず、あれこれ批判を繰り返している人たちに訴えたい。いったい敵は誰なのか、と。 (ルポライター)(1月28日東京新聞より)
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┗■4.テント日誌1月28日(火)
| 経産省前テントひろば871日目 商業用原発停止139日目
| 資源エネルギー庁のパブコメ隠しを許すな!
| 脱原発・「エネルギー基本計画」問題を都知事選の争点に!
└──── (K.M)
経産省前テントひろばでは、FOE Japanの「エネルギー基本計画に対する意見」パブコメ書きをすすめるとともに、1月6日、10日、17日と、経産省と資源エネルギー庁に対して、「エネルギー基本計画」に対する抗議行動を実施してきた。資源エネルギー庁総合政策課に申入れもした。
ところが、資源エネルギー庁は、1月6日に締切ったパブコメ「エネルギー基本計画に対する意見」の結果をいまだに公表していない。年末には「1月中に閣議決定されるか?」の報道があり、資源エネルギー庁はそのために万全の態勢を整えていたはずだし、既に他のパブコメ結果はアップされている。幸い、1万9千件のパブコメが出され、かつ反対意見が多かったはず。与党自民党と公明党からも「エネルギー基本計画」に対して反対の声が上がり、安倍政権が閣議決定を延期し、茂木経産相も原発「ベース電源」表現を見直すと言った。資源エネルギー庁は大混乱なのかも知れない。そして今、脱原発が都知事選の重要な争点になっている。
資源エネルギー庁も「国民」の関心が高いことは良く認識していた。にもかかわらず、あるいはだからこそ、テントひろばから資源エネルギー庁に何度電話しても、「今パブコメを精査中」「いつ公開できるか答えらない」の返事を繰り返すのみ。
資源エネルギー庁は都知事選が終わるまでパブコメ結果を隠しておくつもりのようだ。安倍政権と官僚たちの作為・怠慢を許していけない。
都知事選の重要な争点にするためにも、資源エネルギー庁にパブコメ結果を早く公表するように働きかけたい。パブコメを出した人も、出さなかった人も、良かったらどうぞ。テントひろばに座り込みながらエネ庁に電話するのも面白いですよ。
○連絡先・経産省代表電話 03-3501-1511
「エネルギー基本計画に対する意見」のパブコメについて聞きたいというと、資源エネルギー庁の総合政策課にまわしてくれる。あるいは、直接資源エネルギー庁総合政策課に抗議連絡するなら次にどうぞ。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2077】
2014年1月29日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.細川氏佐川問題追及の張本人 あれは「デッチ上げ、無茶苦茶」
細川氏を追い込んだ村上正邦・元自民党参議院議員会長が語る真相
(週刊ポスト2014年2月7日号より)
★2.原発事故被害者の声は無視されている!
20ミリシーベルト安全論を押し返せ!
1.28国会に声を届けようPart2「原発事故被害者の救済を求める全国集会」に参加して
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞・雑誌より4つ
◆細川陣営 都知事選の大逆転に向けた秘策は「東京電力解体」
(週刊ポスト2014年2月7日号より)
◆舛添支持、実は少数派だった 足元グラグラ 連合東京
組合員40万人「UAゼンセン」は「細川」で機関決定
(1月28日日刊ゲンダイより)
◆福島の避難者「もっと原発論議を」 都知事選に思う
福島も見つめる一票 「都民も現場知って」 (1月29日朝日新聞見出し)
◆いら立つ福島 帰還促しつつ、中間施設受け入れ要請
民意無き復興 声届かぬ国・東電 不満は市町村に
現職首長「落選ドミノ」 楢葉町 建設問う住民投票請求
(1月25日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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※1/31(金)第90回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:1月31日(金)18:30から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:30、たんぽぽ舎出発。17:10頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:30「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて18:00官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会(短時間)。
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┗■1.細川氏佐川問題追及の張本人 あれは「デッチ上げ、無茶苦茶」
| 細川氏を追い込んだ村上正邦・元自民党参議院議員会長が語る真相
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東京都知事選挙に立候補した細川護煕元首相の最大の弱点とされるのが、熊本県知事選出馬の前年(1982年)佐川急便からの1億円借り入れ問題だ。当時、連日国会で細川氏を追い込んだのが“参議院のドン”こと村上正邦・元自民党参議院議員会長だった。細川氏は結果的に首相を辞任することになったが、村上氏がこの問題の真相を語る。
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私は参議院の予算委筆頭理事だったから、調査チームを作って国会を空転させるための時間稼ぎをしてやろうとした。そりゃ、徹底的にやったよ。検察に収容中の佐川の社長(当時)まで尋問してね。細川さんも困って、毎朝7時頃に「予算委員会、よろしく頼みますよ」なんて本人から電話かけてきたぐらいだ。
ただ今だからいうけどね、あれはデッチ上げ(笑い)。
あの頃、細川さんを引きずり降ろす材料を探していて、細川さんが熊本県知事選に出る前に佐川急便から1億円借りていたという情報が入った。
当時、佐川が政治家に資金を貸すという名目で事実上、返さなくてもいい金を渡していたことは知っていたから、これは倒閣できると思った。ただ、実際には細川さんは借入金を佐川にしっかり返済していたんだよね。あとからそれを証明する貸し付け記録も出てきたし。
聞いた話では、検察が押収していた佐川の貸し付け記録には、借りっぱなしになっている自民党の大物たちの名前が連なっていて、だからこそ、検察も資料が出せなかったんだ。
で、細川側が証拠として出していたのがいかにも雑な領収書だったから、そんなものは偽物だ、って糾弾したんだよ。実は細川さんだけがちゃんと返していて、追及する自民党側は佐川から金をもらったままだったんだから、無茶苦茶な話だよ。
しかし当時、細川政権は内部でも対立が生じていて、みんなで細川さんを庇おうという動きがなくなった。そうなると政権弱体化はあっという間。本当は辞めるような話じゃなかったんだ。自民党が倒閣のために首相のスキャンダルを利用して、政権から引きずり下ろした成功例かな。
しかし、その後も細川さんとは付き合いがあってね。細川さんが政界引退して数年後、中曽根(康弘)さんと3人で湯河原に宿とって、「細川さん、焼き物やっている場合じゃないよ、まだ若いんだから」って2人でハッパかけたんだ。細川さんは「あんたには随分攻められたなあ」って笑ってたけどね。 (週刊ポスト2014年2月7日号より)
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┗■2.原発事故被害者の声は無視されている!
| 20ミリシーベルト安全論を押し返せ!
| 1.28国会に声を届けようPart2
| 「原発事故被害者の救済を求める全国集会」に参加して
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 原発事故被害者の救済を求める全国集会という同じ題の集会が昨年9月21日に福島市で開かれてから4か月たちました。
その時掲げた目標の一つ、賠償の事項問題の解決は一定の成果を勝ち取りました(時効3年から10年へ延長)。
しかし、子ども被災者法の幅広い適用と早期実施は全く実現されていません。
それを勝ち取るために1.28の集会と1.29の政府交渉が行われます。
今日の集会に国会議員11人参加してくれました。
それぞれの議員に重い箱を被害者から手渡しました。中味は原発事故被害者の救済を求める請願の署名で、署名は合計約二十万筆でした。
○ 賠償については、ADRにて南相馬市小高区の住民に領収書無しで賠償金を支払う決定が出るなどの結果も報告されました。
しかし東電は相変わらず被害者の要求に真摯に向き合わず、紛争解決センターの和解案をたびたび拒否しています。
子供被災者支援法の基本的内容は実現されず、予算が付いていません。
超党派で整理したこの画期的法律をないがしろにして、救済対象地域を狭くし、避難者向け施策はいまだほとんどありません。
○ 20mSv強制、住民の帰還強制政策は事故を小さく見せて放射能の被害を隠す人権無視の政策です。それは再稼働に繋げる政策です。
いくつか原発を再稼働して再び事故が起こっても、また復興できるという例にしようとしています。
放射能の高い地元でとどまって、周囲に発生している健康被害におびえる被害者と、家族と別れて避難先で困窮した生活を送る人たちの話しを再び聴きました。みな将来の病気発生の不安を持っています。
田村市都路地区在住の渡辺ミヨ子さん、福島から避難した長谷川克己さんおなじく、ましこりかさんが発言しました。
おなじく福島から避難した二瓶和子さんの顔は見えませんでした。
二瓶さんは2月1日スペースたんぽぽの学習会で、困難な生活にくじけず母子避難の仲間に助けられて頑張っている生活とその思いを話してくれます。
※2/1学習会にご参加下さい
「福島から東京に母子避難している人の困難な生活―気持ちを分かち合い、今後 の話をしよう」
日 時:2月1日(土)13時から 12:30開場
お 話:二瓶和子さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■3.新聞・雑誌より4つ
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◆細川陣営 都知事選の大逆転に向けた秘策は「東京電力解体」
2月9日の東京都知事選投開票に向けて首都決戦が盛り上がっている。知事選の選挙期間は17日間と長い。細川護熙元首相を担ぐ小泉純一郎元首相の狙いは無党派層を大きく動かすことに向けられており、2月3日からの選挙最終週に、大逆転に向けた秘策を繰り出す戦略を練っている。そのひとつが、「原発即時ゼロ」に対する「抵抗勢力」東京電力の解体である。
「千葉にメガソーラー発電所、東京臨海部に画期的に低コストのガス火力発電所建設を打ち出す。もともと東京都には自前の発電所建設構想があったが、日本のメーカーは東電の支配下にあるから、高い見積もりになっている。
そこで、海外メーカーからの機材調達でコストを大幅に引き下げ、東電支配を打破すれば、原発ゼロでも電力コストを下げることができることを、具体的な数字を交えて示す。そのうえで都民に高い電気代を払わせている元凶の東電は分割・解体すべきだと掲げる」(細川選対関係者)
細川陣営は、告示前後から、すでにブレーンを欧米に派遣し、海外メーカーとの交渉に当たらせている。
東電=原子力ムラに「抵抗勢力」とレッテル張りをするのは、小泉氏が郵政民営化で反対派を抵抗勢力と呼んだのと同じ手法だ。
細川氏の対抗馬の舛添要一元厚労相は、東京電力労組出身の大野博・連合東京会長と政策協定を交わし、電力総連などの支援を受けて戦っている。細川氏の東電解体論は、舛添氏への強烈なカウンターパンチになる。
(週刊ポスト2014年2月7日号より)
◆舛添支持、実は少数派だった 足元グラグラ 連合東京
組合員40万人「UAゼンセン」は「細川」で機関決定
都知事選で舛添要一候補の支持を決めた「連合東京」だが、内部は一枚岩ではないらしい。内実は、細川護煕候補を支持する組合の方がむしろ多いのだ。
「都知事選の対応を決めた18日の連合東京の三役会議は、細川支持を主張した組合の方が多く、舛添支持は少数派でした。細川7、舛添3、自主投票3だったと聞いています。最終的に舛添支持を決定したのは、連合東京の会長が東電労組出身の大野博さんだからです。顔を立てた形です。だから、この決定は『単組の方針を拘束しない』ことになっています。(関係者)
実際に舛添を積極的に支援している主要組合は、電力総連、自動車総連、基幹労組(鉄鋼・重工・造船など)、JAM(機械・金属など)だけだという。原発ゼロに反対している業界ばかりだ。これ以外の組合は細川支持もしくは自主投票だという。
組合員数106万人の連合東京で半数近くを占める40万人が所属するUAゼンセン(繊維・食品・流通など)に確認すると、こう明言した。「うちは、細川さんで機関決定しました」。組合員7万人の自治労は「自主投票です」と回答した。
舛添陣営では、公明党も支持団体の創価学会の婦人部が"女性問題"の多い舛添に難色を示しているという。組織票頼みの舛添。足元はグラグラだ。
(1月28日日刊ゲンダイより)
◆福島の避難者「もっと原発論議を」 都知事選に思う
福島も見つめる一票 「都民も現場知って」 (1月29日朝日新聞見出し)
◆いら立つ福島 帰還促しつつ、中間施設受け入れ要請
民意無き復興 声届かぬ国・東電 不満は市町村に 現職首長「落選ドミノ」
楢葉町 建設問う住民投票請求
永田町は、東京都知事選や通常国会開会で盛り上がるが、被災地の復旧・復興は遅々として進まない。福島原発事故を抱える福島県では昨年、郡山やいわき、二本松の市長選などで現職の落選が相次いだ。有権者のいら立ちが身近な自治体の首長に向けられた格好だ。中間貯蔵施設の候補地に挙がる楢葉町では次の選挙まで待てないとばかりに、町民有志が建設の是非を問う住民投票条例制定を直接請求した。福島の民意を考える。
(中略)高木竜輔・いわき明星大准教授(地域社会学)は、楢葉町の住民投票の動きを重視する。
「市民同士が話し合って不満を共有し、楢葉町の直接請求のように、問題として目に見える形にすれば行政も無視できなくなり、閉塞感を打破するきっかけになる。県民の不満の一端は、中間貯蔵施設の建設場所を国が提示するなど、福島の未来を外から決められていくことにある。同じ場所に住む人間がともに生活の課題を話しあって解決していくのが自治の本来の姿。住民が声を上げることが、第一歩だ」 (1月25日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)