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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)

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  ◆原発避難関連行事をご案内いたします。

                           上岡直見:環境経済研究所(技術士事務所)

 

○【静岡市】「原発事故・避難計画の検証」上岡直見 / 湖西市長登壇予定

 避難や防災計画の策定ができない原発など絶対動かせない。

 2014223() 15:0017:00 静岡県教育会館 地下C会議室

 ※会場 http://www6.ocn.ne.jp/~s-kyoiku/

 ※問合せ 静岡県労働組合評議会 054-287-1293

○【小浜市】「原発事故・避難計画の検証()」上岡直見

 201431() 14:0017:00 小浜市文化会館

 ※会場 https://www1.city.obama.fukui.jp/category/page.asp?Page=40

 ※問合せ(暫定) グリーン・アクション / 美浜の会

   http://www.jca.apc.org/mihama/index.html

○【大阪市】「避難計画では住民の安全を守れない─再稼働を止めよう!

 3.2講演・討論集会」菅野みずえさん(浪江町) / 上岡直見

 201432() 32() 13:3017:50 大阪社会福祉会館5

 ※会場 http://www.fine-osaka.jp/syakaifukusi/map.html

 ※詳細 http://www.jca.apc.org/mihama/annai/annai_20140302.htm

 

◆ 田中優さん講演会-放射能下の日本で暮らすには~

 

 福島県で増える小児甲状腺ガン。 首都圏では血液成分の異常も・・・。   

原発事故から3年目のいま、放射能下の日本で私たちに出来ること、一緒に考えませんか?

 日時    2014 3 2 (日曜日)13時半~

 場所      曳舟文化センター (地図)2階 レクリエーションホール       

              京成線「京成曳舟駅」1分、東武線「曳舟駅」3                                        参加費    500円(資料代)

                保育室 500円(定員30名、お申込は2/24まで)

  主催   墨田区の子どもを放射能から守る会http://ameblo.jp/sumidamamanokai/

 問合せ  090-6506-0376(伊藤) sumidamamanokai@gmail.com

 お申込  完全予約制です 

 

◆3・8福島県民大集会バスツアー参加のお願い

 『まだ15席の空きがありますので、どうかよろしくお願い致します』

日  時:2014年3月8日(土)8:00 集合

集合場所:JR船橋駅改札出口 (案内人が看板を用意)

料  金:1人3,000円(当日集金)(昼食は各自ご用意のうえ車中での食事)

概略日程:8:15船橋天沼公園出発→高速道路(3回位休憩)12:45郡山ユラックス熱海着→集会参加

     →16:00会場出発→高速道路(3回位休憩)20:30JR船橋駅着の予定

主  催:原発さよなら千葉

申込・連絡先 永野勇宛

       FAX0436985858 携帯:09025532587

       メール:i_nagano@dreamcar.co.jp

  申込は、氏名・よみがな・住所・電話番号・FAX番号・メールアドレス(ある方)をご記入のうえ、FAXかメールでお願い致します。45人になり次第受付は終了

☆尚、熱海町は放射線量が2μシーベルト/毎時 前後と高いため、お子さんや若い女性の方の参加はご遠慮下さい。

                                            

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┗■4.新聞から2つ

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◆ 脱原発途切れず

   再び「脱原発」結集 選挙で分裂、修復へ

 

 脱原発を掲げた候補二人が敗れた東京都知事選から一週間がたった十六日、東京・渋谷で「脱原発・出直しDEMO(デモ)」が催された。選挙では脱原発票が分かれる結果となったが、参加者は「選挙が終わればノーサイド。再び手を取り合おう」と運動の継続を誓い合っていた。

 日が傾き、空気が冷え込み出した午後四時すぎの代々木公園。子供からお年寄りまで約百二十人の男女が太鼓やプラカード、チラシなどを持って集結した。

                      (中略)

 都知事選では前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)と元首相の細川護熙(もりひろ)氏(76)とがともに「原発即時ゼロ」を掲げて立候補。二人の合計票は、元厚生労働相の舛添要一氏(65)の獲得票二百十一万票に十七万票差まで迫った。

 一方で懸念されたのが脱原発派の「分裂」だ。共産、社民の両党が推した宇都宮氏の支持者と、小泉純一郎氏が支援した細川氏の支持者の間に溝が生じた。告示前後には複数回にわたり、一部の文化人が脱原発候補の一本化を模索。両陣営は「政策の優先順位が違う」などとして拒絶したが、支持者の間でかえって亀裂を深める結果になっていた。

 

 投開票日の夜には両候補が、今後も脱原発の世論を盛り上げることをそれぞれ表明。

 細川氏は「二人の得票を足すと当選した舛添氏に迫る数だ。政府の政策にも影響を与える」と強調し、宇都宮氏も「引き続き脱原発運動を進め、飛躍的に広げていく。選挙が終わればノーサイドだ」と呼び掛けていた。

 この日はデモの参加者からも、「団結」を願う声が上がった。宇都宮氏に投票した渋谷区の無職大河内睦さん(66)は「きちんと最初にまとまってほしかったが、仕方がない。これをいい教訓にして運動を続けていきたい」と力を込める。

 悩んだ末に細川氏に票を投じたというのは、長女(3つ)を抱え、長男(7つ)の手を引いていた三鷹市の主婦杢大(もくだい)美根子さん(42)。「分裂はしたが、そのおかげでそれぞれの候補がより多くの支持者を増やせたと思う。結果的には今後につながる一歩になった。私たちも頑張りたい」と話した。

                                         217日 東京新聞より抜粋)

 

  福島第1原発の汚染水濃度 事故直後から過小評価 東電説明、信頼揺らぐ

 

    東京電力が福島第1原発の事故直後から昨年10月まで、汚染水の測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小評価して公表していた可能性があることが判明し、信頼性を損ないかねないなどと批判の声が出ている。

  田中俊一 (たなか・しゅんいち) 原子力規制委員長は会見で「東電には測定に関する基本的な知識が欠けている。指導、監督を強めていく」と語った。

 東電は6日、昨年夏に採取した汚染水で濃度の過小評価があったと公表。14日には汚染水や土壌などの試料167体で過小評価した可能性があることを明かした。

 昨年8月に発覚した地上タンクからの約300トンの汚染水漏れに関する試料も含まれており、最高8千万ベクレル検出という数値はさらに大きくなる可能性がある。

 東電は昨年7月、事故直後に高濃度汚染水の流出があった2号機海側で新たに掘った観測用井戸の水から、ストロンチウム90を含むベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり90万ベクレル検出されたと発表した。

 その後、9月にはストロンチウム90だけで同500万ベクレルを検出したが、5カ月後の今月6日まで公表しなかった。

                                      (中略)

 原子力規制庁が昨年、分析結果の報告を求めたが、東電はデータに疑義があり調査のため公表を見合わせると説明。

 都合の悪いデータを隠していたとも受け取られかねない一連の経緯に、東電の 尾野昌之 (おの・まさゆき) 原子力・立地本部長代理は会見で「違う対応もあり得た。反省したい」と陳謝した。

 過小評価の原因は誤った測定方法だった。高濃度の汚染水の場合、薄めて測らないと検出器に入る放射線が多すぎて数え切れなくなるが、昨年10月に手順書を整えるまで対応が徹底されていなかったという。

                              216  茨城新聞より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2091

2014年2月17日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                                    転送歓迎

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★1.たんぽぽ舎第26回総会(25周年)のご案内

      223日(日)13:00から 総会と記念講演・懇親会

★2.原発を「重要なベース電源」とする主張は誤り

  「震災の教訓」の欠如 「未来への責任」の欠如   ( シリーズ その4)

                     山崎久隆(たんぽぽ舎)

★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)

   ◆原発避難関連行事をご案内いたします。  3

                           上岡直見:環境経済研究所(技術士事務所)

   ◆ 田中優さん講演会-放射能下の日本で暮らすには(32日)

   ◆3・8福島県民大集会バスツアー参加のお願い

            『まだ15席の空きがあります』

★4.新聞から2つ

     脱原発途切れず 再び「脱原発」結集 選挙で分裂、修復へ (217日 東京新聞より抜粋)

  ◆  福島第1原発の汚染水濃度 事故直後から過小評価 東電説明、信頼揺らぐ

                                      (216日  茨城新聞)

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2/19規制委員会前抗議行動にご参加を

  規制委員会への抗議行動を行います。今回は夜になります。

  日時:219日(水)18:3019:3060分間)

  場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前

          東京メトロ・南北線「六本木一丁目」より4分 日比谷線「神谷町」より8

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┗■1.たんぽぽ舎第26回総会(25周年)のご案内

 │     223日(日)13:00から 総会と記念講演・懇親会

 └──── 

     たんぽぽ舎は設立から25年を迎えます。ぜひご参加下さい。

 

  日 時:223日(日)13:00開場 13:30

          1部  第26回総会  13:3014:45  

            ※会員以外の方もオブザーバー参加歓迎

         2部  記念講演   15:0017:00

        (1)地震・津波・火山だけではない

            -再稼働してはならないわけ理由-

             講師:山崎久隆氏(たんぽぽ舎)

                      (2) 浜岡原発の再稼働を止めよう

                               講師:鈴木卓馬氏(浜岡原発を考える静岡ネットワーク)

          3部  懇親会   17:1519:00

                      

    会場:第1部 第2  スペースたんぽぽ   ダイナミックビル4F

          3部     たんぽぽ舎                                      5F

    会費:第1部-無料、 第2部-800円(資料代)、第3部-2,500

              ◇第2部-3部共に参加の方は3,000

 

   ※編集部より:浜岡原発の再稼働申請に抗議する-地震の巣の上なのに

   浜岡原発を考える静岡ネットワークが発表した抗議文は

         http://blogs.yahoo.co.jp/hamaokagenpatunet

 

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┗■2.原発を「重要なベース電源」とする主張は誤り

 |  「震災の教訓」の欠如 「未来への責任」の欠如    シリーズ その4

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

    

 2月1日午前10時からの、BS朝日の「激論クロスファイア」で「日本の原発を今後どうする!?」として、京都大学原子炉実験所山名元教授と多摩大学大学院田坂広志教授が議論をしていた。とはいえ、特に原発反対と賛成という論点の違いがあるわけではなく、原子力を利用する立場からの問題点の議論だった。

 しかし議論の前提条件に大きな違和感を感じたので、何度かに分けて原発再稼動への反論として記述する。

 

○高レベル放射性廃棄物の地層処分

 話題は地層処分に移るのだが、驚いたことにフィンランドのオンカロの話に移った時、耳を疑う発言が山名教授から飛びだす。

 「地層処分は人間から放射性廃棄物を隔離するために行う」と思っていたら、そうではなく、人類がそのようなものを埋めたことを「忘れ去る」ためにあるという趣旨のことを言い出した。

 この考えの究極は、オンカロの正反対である。

 フィンランドのオンカロは、長期間にわたって管理できない高レベル放射性廃棄物を人間活動圏から隔離する方法が解決できないことを長年悩んできた。

 宇宙に放たれた人工衛星「ボイジャー」に搭載された、未知の生命体に地球と人間が説明できるように搭載された黄金製のレコード盤と同様に、10万年以降の「未来人」に、言葉だけでなく様々な「サイン」を駆使して「危険な物体が埋まっている」ことを伝えようと真面目に検討している。

 しかし山名教授は「そもそも知らせてはならない」と考えているようだ。

 なまじ伝えてしまうと、危険な核のゴミをわざわざ掘り出してしまいかねない、有用な金属、貴金属も含むし、プルトニウムも含む使用済燃料や高レベル廃棄物を「知られないように」隠しておく(そういえばオンカロにもそういう意味があるが)ことが重要なのだという。

 しかし地上に暮らしている人々が地下にそのような危険物が埋まっていることを知らないまま過ごすことは、二重の意味でとてつもなく危険だ。

 

○地下利用の未来予測などは不可能なこと-山名元教授のまちがい

  現在、都内で最も深い場所を利用しているのは大江戸線で42mだが、世界では、もっと遙かに深い地下が利用されている。

 南アフリカの金鉱山では地下4,000mまで掘り進められていて、さらに4,800m地点の新たな鉱脈まで掘り進む計画があるという。

 人間が掘った最も深い縦坑は、89年にロシアのコラ半島で行われた地質調査の際に1万2,000mとの記録があるという。

 日本でも南海トラフなどプレート境界地震のメカニズムを探る目的で、地下1万mに到達する計画がある。

 資源探査や科学調査の目的で、今でも大深度ボーリングの試みは日夜続けられている。

 高レベル放射性廃棄物を、いわゆる「安定した地層」に埋設する計画は、未来のどこかで同じように「安定した地層」を求めて掘削する地下利用計画と衝突する危険性は高い。もともとあったウラン鉱山地帯への埋設を、と計画される岐阜県瑞浪市の東濃地科学センターは、旧動燃の東濃鉱山跡に作られたが、ウラン鉱山地帯には他にも金属資源が存在するので、未来のある時期に地下資源開発を行う可能性も高い。

 そんな場所が「隠された処分場」だったとしたら如何に危険か、想像を絶することだ。

 10万年どころか、数百年でさえ記録や記憶が残存するかどうか定かでは無い。その時に地下利用計画と放射性廃棄物処分場が「衝突」したら、恐ろしい汚染事故になる。

                                                つづく

 

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┗■3.東電本店前抗議行動で演説しました。(25日)

 |   「堰の設計根拠の開示を要求」-機械設計部門で働いた経験からたずねた

 └────   野村昌平(東京)

 

 私は石川島播磨重工の機械設計部門で定年まで勤務しました、30年前48歳の時に敦賀原発一号機の定期点検でタービン建屋内での作業経験があります。

 当時の東電の設計仕様書は過剰とも思われるほど厳格なものでした、この仕様書に準拠すれば福島原発の汚染水タンク周りのいい加減な堰はできなかった筈です。

堰の欠陥を列記すれば、

・堰の容量は汚染水の容量を充たさない。

・雨水対策がされていない。

・堰に手動弁が取り付けてある。

 このことからも当初からタンクより漏洩したら外部への漏出は想定されていたことになります。堰のかさ上げがされていると聞きますが雨は横からも吹き付けます、堰の設計根拠を開示してください。堰の設計関係者はきいているか、出て来い!

間もなく3年目の3.11だ、責任を回避するあなた方は犯罪集団そのものだ!

バカモーン! 恥を知れ!

 

シュプレヒコール:(2回連呼)

・東電は責任を取れ!    ・汚染水を垂れ流すな!

・柏崎刈羽再稼動反対!   ・電気は足りている!

・原発はいらない!

 

 ※編集部より:次回(6回)東電本店前合同抗議は、39日(日)の日比谷野音の集会(午後1:002:00)の後、2:153:0045分間、東電前で開催されます。ご参加下さい。

 終了後に国会正門前大集合に参加します。

                                             

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◆「高槻deパレード -3.11福島を忘れない 原発ゼロ-」のお知らせ

  3月2日() 関電八木社長の住む上牧の大阪府高槻市で、市民パレードを行います。

1. 集合14:00、高槻市役所(JR高槻、阪急高槻市駅下車7分)

  コースは、市役所前~関電高槻営業所~城跡公園解散予定

2.メッセージボード、太鼓、カスタネット、タンバリンなどの鳴り物を持ってきて下さい。

  てぶらで気軽に参加も歓迎。子どもから大人まで楽しく参加できるパレードです。

 主催: パレード実行委員会 連絡先: 岡川 072-669-1602

  

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┗■5.新聞から3

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◆ 浜岡再稼働審査を申請

 

 中部電力は14日 、浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)の再稼働に向け、原子力規制委員会に安全審査を申請した。浜岡を襲う最大の津波の高さを海抜21.1メートルと想定するなど申請書の内容を公表。今後は国が想定する南海トラフ巨大地震への備えが十分かなどが審査される。東日本大震災後に政府の異例の要請を受けて停止してから2年9カ月が経過しており、津波などの安全対策工事を終えた201510月以降の再稼働を目指す。 

 (中略)

 申請では津波や地震の最大値の想定を公表したが、既に発表した対策工事の範囲内に収まるとして、工事内容はほぼ変更がない。

 津波の高さは建設中の防潮堤の22メートルを下回るとした。地震の揺れは、敷地内の揺れが増幅しやすい地点で最大2000ガル(ガルは加速度の単位)に達するとして、これまで国に報告していた800ガルから引き上げた。工事は最大2000ガルを想定して進めている。

 規制委の安全審査は、137月に施行された原発の新規制基準に基づき、炉心溶融(メルトダウン)をはじめとした過酷事故や地震、津波などへの対策が適切かを判断する。中電を含め8電力会社が17基を申請しており、春ごろには審査を終える原発が出そうな情勢だ。

                             (214日 東京新聞より)

 

 ◆福島第一 建屋から汚染水漏れか 海側井戸 地下水500倍セシウム

 

    東京電力福島第一原発で、海側敷地の汚染を調べる井戸から、1リットル当たり7万6000ベクレルと、放出限度の五百倍を超える地下水としてはこれまでにない高い濃度の放射性セシウムが検出された。東電はタービン建屋と、配管などを収める地下トンネル(トレンチ)の継ぎ目付近から、高濃度汚染水が漏えいしている可能性があるとしており、建屋から外部への直接漏出が濃厚になった。

 この井戸は、2011年の事故発生当初に起きた2号機からの高濃度汚染水の大量流出で、経路のトレンチに沿って設けられた。

 これまでの調査で、トレンチ内では高濃度汚染水の存在が確認され、建屋からトレンチに継続的に汚染水が流れ込んでいる可能性の高いことも確認されている。

 建屋とトレンチの継ぎ目は弱く、外部への漏出元になる恐れも指摘されてきたが、地下水ではこれまで、今回の百分の一ほどの濃度しか検出されていなかった。

                             213日  東京新聞より)

 

◆「脱原発を」雪中の抗議  デモ中止 有志集う

 

 東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日に行われている抗議活動が14日、降雪の影響で中止された。20133月の開始以来、正月などを除いてほぼ毎週実施され、前回で90回。中止となったものの、「一人でも」と訪れた有志が脱原発への熱い思いを訴えた。

  真っ白な官邸前の歩道には人影もまばら。静寂の中、一人で太鼓をたたいた東京都大田区のアルバイト伊藤幸男さん(62)は「声を絶やさないのが大切」と話した。国会議事堂前では20人ほどの有志が集まり「原発いらない」などとシュプレヒコールをあげた。

                (215日  東京新聞より)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2090

2014年2月15日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                                    転送歓迎

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★1.日本のマスコミは、事の軽重を判断する能力を失っている。

   各社トップで伝えるべきニュースが、あろうことかベタ記事扱いである。山崎久隆(たんぽぽ舎)

★2.伊方原発の再稼働に関して、四国4県の地方紙と共同通信社が合同で

   世論調査を実施、高い割合で再稼働反対の声が多いことが改めて明確   山崎久隆(たんぽぽ舎)

★3.東電本店前抗議行動で演説しました。(25日)

      「堰の設計根拠の開示を要求」-機械設計部門で働いた経験からたずねた  野村昌平(東京)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)

    ◆「高槻deパレード -3.11福島を忘れない 原発ゼロ-」のお知らせ  (32日)

★5.新聞から3

  ◆ 浜岡再稼働審査を申請     214日  東京新聞より)

    ◆福島第一 建屋から汚染水漏れか 海側井戸 地下水500倍セシウム   213日 東京新聞より)

    ◆「脱原発を」雪中の抗議  デモ中止 有志集う  215日  東京新聞より)

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※編集部より:浜岡原発の再稼働申請に抗議する-地震の巣の上なのに(たんぽぽ舎)

   浜岡原発を考える静岡ネットワークが発表した抗議文は次号に掲載します。

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2/19規制委員会前抗議行動にご参加を

  規制委員会への抗議行動を行います。今回は夜になります。

  日時:219日(水)18:3019:3060分間)

  場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前

          東京メトロ・南北線「六本木一丁目」より4分 日比谷線「神谷町」より8

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┗■1.日本のマスコミは、事の軽重を判断する能力を失っている。

 │ 各社トップで伝えるべきニュースが、あろうことかベタ記事扱いである。

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

 記事は次の通り

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 東電、昨夏把握も公表せず=500万ベクレル-福島第1の高濃度汚染地下水・規制委

                     時事通信 2月10日

 

 東京電力福島第1原発で昨年7月に採取された地下水から1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90が検出された問題で、東電がこの数値を同月中に把握していたことが10日、原子力規制委員会への取材で分かった。

 東電はこの値を今月まで公表していなかった。規制委へ報告した際にも、判明したのは最近と説明したが、その後把握した時期を訂正したという。

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 福島第一原発敷地内の高濃度汚染水漏えいは、東電が確認してからでも、もう半年以上も経過している。この間、敷地から海に出ていると考えるべきだ。

 さらに極めて高濃度の汚染水が地下に広がっていることを示しており、たくさんの井戸を掘って可能な限り放射性物質の拡散防止と位置の確認が必要な事態であるが、そのようなことをしている形跡も無い。

 働いている人々の被曝も深刻さを増している。

 地震が起きるたびに、地下では汚染漏れの場所が拡大し、汚染水は広がり続けているだろう。

 これを隠し続けてきた東電、いったいどうしてそんなことができるのか。理由は簡単だ。情報を隠ぺいしようが、何をしようが東電に対して何の「おとがめ」も無いからだ。

 もちろん、単に東電に制裁を加えてみたって、福島の現状は変わらない。一刻も早く東電ではなく責任のある機関が現場を掌握すべきだ。作業員の安全のためにも。

 

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┗■2.伊方原発の再稼働に関して、四国4県の地方紙と共同通信社が合同で

 | 世論調査を実施、高い割合で再稼働反対の声が多いことが改めて明確

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

 伊方原発の再稼働に関して、四国4県の地方紙と共同通信社が合同で世論調査を実施、その結果高い割合で再稼働反対の声が多いことが改めて明確になりました。

 四県でも再稼働反対の声が最も高い割合だった高知県の「高知新聞」は、『再稼働をめぐる「地元同意」でも住民の声に耳を澄ますべきだ。住民の6割超が伊方再稼働に反対した事実は重い。政府や四電は、この民意をしっかり受け止める必要がある。』と指摘しています。

 この調査は伊方原発3号機は2013年7月に新規制基準適合審査を申請していて、審査中の9原発の中では「先頭集団」に入っているとされ、再稼働が最も早いのではと危惧されていることで、地元新聞社が中心になって行ったものです。

 東日本に比べて原発事故の深刻さが見えにくい西日本では、再稼働反対の声は大きくないという見解もあるようですが、そんなことは全くないことが、これで分かります。

 さらに地元同意のありかたについても、これまでの立地自治体だけの議論で事が進むことに批判が広まっています。もちろん再稼働反対の立場からは、再稼働同意そのものが「あり得ない」ことだから「同意の範囲の問題ではない」という意見もありますから、地元自治体だけで再稼働を同意することには多くの反対があるということが分かります。

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【伊方原発再稼働】反対6割超の民意は重い

       高知新聞(201424日)

 

 原発の安全性に四国の多くの住民が不安を抱き、「脱原発」を求める世論の強さがあらためて裏付けられた。

 四国4県の新聞社と共同通信社が合同で行った世論調査で、四国電力の伊方原発の再稼働に6割以上が反対した。本県は最も反対が多く7割近くに上った。

       【中略】

 原発の安全性の項目では、四国全体で9割近くの住民が不安視し、本県のその割合は9割以上と最も高かった。伊方原発の将来については「段階的」も含めた廃止が四国全体で7割近くおり、本県は7割を超えていた。

 原発事故で「安全神話」が崩壊し、いまだに詳しい事故原因すら分からない中、原発への不安が消えていないことがはっきりした。

 従来、四電は立地自治体の伊方町や愛媛県と安全協定を結び、両自治体の同意を事実上の地元同意としてきた。だが、調査では半数近くが四国4県と山口県も「同意の範囲」とすべきとの回答だった。

 福島のケースを見ても、いったん事故が起これば被害は広範囲に及び、避難も一刻を争う。これまでは一部自治体が地元同意の対象だったとしても、調査結果に出た住民の思いは切実だ。

 (高知県の)尾崎知事は四電が再稼働を最終決定する際、「高知県の同意」を条件に求めない方針だという。四電との協議で安全対策を求めていく考えだが、それで県民の納得は得られるだろうか。

 そもそも法律上、地元同意の規定がないこと自体がおかしい。福島の事故の反省を踏まえて、国が明確に規定する必要があるのではないか。

 安倍首相は民主党政権が掲げた「2030年代に原発ゼロ」政策を転換した。ただ、原発依存度を減らすとしながら、その道筋を示していない。調査では、半数以上がこの政策転換を評価しないとしている。国のエネルギー政策はどこへ向かっているのか。国民に示す義務を忘れてもらっては困る。

 

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┗■2.新潟県知事定例会見(26日)から非常に重要な部分を抜粋します

 │○技術委員会で東電が示した「メルトダウン時の情報発信の在り方」

 │○原子力防災部会出された広域避難行動指針<案>

 └────(福島原発事故緊急会議MLから)

 

26日の新潟県知事定例会見から、原発関連で非常に重要な内容を抜粋で2点

紹介します。 定例会見の全文は新潟県HPからご覧ください。

 26日会見全文 http://chiji.pref.niigata.jp/2014/02/post-9231.html

 

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○「技術委員会」で東電が示した資料「メルトダウン時の情報発信の在り方」

 について。いつまで嘘をつき続けるのか、全く反省のない東京電力。

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【Q】先日行われた県技術委員会の課題別会合において、メルトダウンに係る

情報発信について新たにまとめられた資料が東京電力側から提出されました。

(中略)資料に対する知事の受け止めを伺います。

【A知事】まとめたことにはなっていません。例えば、官邸という人はいま

せん。誰から誰に話があったのかは全く明らかになっていないので、空気だと

か組織の名前を挙げても説明したことにはなりません。情報を正しく出さなか

ったというところに(話を)持っていきたがっていますが、以前から申し上げ

ているとおり、(東京電力は)私のところで嘘をつきました。3月14~16

日頃だったと思いますが、技術系の人に来てもらったのです。「ジルコニウム

を8時間も空炊きすれば当然溶けているでしょう」という話をしたときに、

「確かに知事のおっしゃるとおりでジルコニウムは溶けています。しかし、中

のペレットが縦に繋がっているのです」という説明をしました。これは解析で

きる、できないという話ではないのです。そもそも8時間も空炊きしておいて

解析しないとメルトダウンしたかどうかわからない組織であれば、一番基礎の

基礎を知らないということですから原発を運転する資格はありません。(東京

電力は)本当に嘘をつき続けるのですか。メルトダウンというのは一番真ん中

から熱がこもって(燃料棒が)溶け落ちてくるのです。これはJNES(独立

行政法人原子力安全基盤機構)の教育訓練用ビデオにもあるのに、そういうこ

とも知らない人がいるのです。また、福島第一原発と繋げて行われたテレビ会

議において、当時、武藤原子力・立地本部長が「メルトダウンでいいですね」

と確認をしたところ「結構です」と答えたやり取りが公開されています。そう

した中で空気だとか情報がよくわからなかったという説明で通ると思っている

のであれば、それはあまりにも馬鹿にした話なので全く評価していません。

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○「原子力防災部会」で出された広域避難行動指針<案>についてのコメント

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【Q】避難計画に関しては、広域避難行動指針の第1案が先日行われた新潟県

防災会議原子力防災部会で明らかになりましたが、県の方としても、まだまだ

今の段階では未熟なものだというような評価もあったようです。今後(フィル

タベント設備との)整合性をとっていく上で、県の避難計画をどのように作り

上げていくのかについてはどのようにお考えですか。

【A知事】(中略)例えばギロチン破断が起きたときに、早いタイミングで言う

と2時間でメルトダウン起きて放射性物質の放出が始まるわけです。夜中の2

時、3時頃で、雪が降っている中で全員が避難できるのかと。あまり伝えてい

ただけなかったようですが、今度の指針(案)の中には、いわゆる核シェル

ターに避難し、一時待機するということも含んでいます。5km圏の人の全員

について、車で外に避難するということだけで対処できるとは考えていません。

実際のシミュレーションを踏まえてどう対応するのかを考えていく必要がある

と思います。ちなみに20km圏、30km圏というところで見たときに、米

国の基準だと人口が多すぎて柏崎刈羽原発は設置不可となります。そのような

場所ですので、避難計画と整合性をとらないフィルタベント設備のオペレーシ

ョンは考えられないのではないでしょうか。田中委員長からは相変わらず返事

がないのですが、規制委員会は住民の生命と安全を守る気があるのかどうかと。

(中略)

 

【Q】広域避難行動指針(案)を発表するに当たって、まだ国から回答をいた

だいていないと言いますか、課題を解決していただいていない部分が多々ある

というような報告も県側からありました。その点については、国に対してどの

ように対応する考えをお持ちですか。

【A知事】せめて米国並みの対応をすぐに行うべきだと思います。法改正もし

ない、指揮命令系統の調整もしないということで、何も行っていないのではな

いでしょうか。(中略)例えば福島第一原発の4号機は線量が高くて入れなかっ

たわけです。水素爆発がなければ使用済み燃料プールでメルトダウンしていた

わけです。そうすると格納容器がありませんので、ダイレクトに放射性物質が

拡散されることになります。高線量の中で誰が行って措置するのでしょうか。

何も決めないでおいて、また違法行為を求めるのか、それとも決死隊で行くぞ

とやるのでしょうか。米国は制度が決まっているのに、(日本は)何もやって

いないという状況だと思います。

 

○会議資料は次のURLからダウンロードできます。

 「技術委員会」(24日開催)の資料

  http://www.pref.niigata.lg.jp/genshiryoku/1356773832365.html

 「原子力防災部会」(23日開催)の資料

  http://www.pref.niigata.lg.jp/genshiryoku/1356777508851.html

 

 

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┗■3.新聞より

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◆福島甲状腺がん、7人増加33人に

 (2月8日 東京新聞より)

 東京電力福島第一原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民

健康管理調査」の検討委員会が七日、福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が

「確定」した子どもは前回(昨年十一月)の二十六人から七人増え三十三人に

なった。「がんの疑い」は四十一人(前回は三十二人)。(中略)

 しこりの大きさなどを調べる一次検査で約二十五万四千人の結果が判明し、

千七百九十六人が二次検査の対象となった。

 「確定」と「疑い」に、手術の結果「良性」と判明した一人を含む計七十五

人のうち二十四人について、原発事故が起きた二〇一一年三月十一日から四カ

月間の外部被ばく線量も公表。一ミリシーベルト未満が十五人、一ミリシーベ

ルト以上二ミリシーベルト未満が九人だった。

 国立がん研究センターなどによると、十代の甲状腺がんは百万人に一~九人

程度とされてきた。(後略)

 

◆作業員「本音書けない」 東電アンケート 元請け経由回収

 (2月12日 東京新聞朝刊より)

 東京電力が、福島第一原発で働く作業員の待遇面など労働環境改善のために

実施しているアンケートを、元請け企業を通じて回収していることが分かった。

作業員たちの話では、下請け企業の中には、作業員の回答を提出前にチェック

したり、回答の内容を指示したりするところもある。作業員からは「こんなや

り方では実態は分からず、改善につながらない」という声が上がっている。

 アンケートは、東電が事故後に福島第一原発で働く作業員を対象に始めた。

作業員の立場は弱いため、回答者が特定されないよう、匿名で、通常は所属会

社や元請け、年齢なども記載しなくていい。

 東電はアンケートの記載内容に配慮しながら、回収する段階では元請け任せ

に。回答用紙は「作業員→所属する下請け→上位下請け→元請け」というよう

に会社を通して回収。東電へは元請けからまとめて郵送されるという。

 作業員が特定される恐れを小さくするためには、作業員が線量計を借りに立

ち寄る東電の管理施設に、回収箱を置くなどして直接回収をする方法も考えら

れる。

 ある作業員は「(上位下請けから)下手なことを書くなというプレッシャー

がある。従業員の書いた内容を全部確認してから封筒に入れ、提出させられ

た」と話す。線量計の不正使用を目撃しても見なかったと書くよう指示された

作業員もいたという。

 東電の担当者は「回答用紙は作業員が記入して封筒の封をする。中身は(元

請けなどに)見えないようになっている」と回収方法は適切だとする。

 東電は作業員を安定的に確保するため、昨年十二月の契約分から元請けへの

支払いを増やし、日当をかさ上げすると発表。作業員に適切に行き渡っている

かどうか、今後アンケートで確かめるという。

 だが、作業員からは「会社にチェックされているかもしれないと思うと、変

なことは書けない」との声も上がっている。
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