NUCLEAIRE
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┗■4.新聞より
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◆安全協定見直し「再稼働前」と覚書 日本原電と茨城の11市町村
東海第二原発(茨城県東海村)を運営する日本原子力発電と周辺十一市町村
は五日、再稼働前に県や東海村などと結んでいた原子力安全協定を見直すこと
などを取り決めた覚書を締結した。
安全協定は、原電が県や東海村と原発新増設の事前了解、県と東海村のほか
隣接四市とは事故時の通報態勢や補償について定めている。十一市町村が要望
する内容に改定しない限り、原電は再稼働することが困難になった。事業者が
自治体とこうした取り決めを結ぶのは異例。
覚書は、再稼働までの安全協定見直しのほか(1)原電が原子力規制委員会
に審査を申請する前に十一市町村へ説明して理解を得る(2)申請は再稼働に
直結しない-などとしている。(後略) (3月5日 東京新聞より抜粋)
◆東日本大震災3年、原発再稼働の動き=大久保渉(東京経済部)
──「小さなリスク」直視を──原発再稼働に向けた準備が着々と進んでいる。
政府は「安全性が最優先」と慎重な姿勢をアピールする一方で、「貿易赤字が
拡大」「電気料金が上昇」などと原発停止の弊害を列挙し、早期再稼働の必要
性を訴える。東京電力福島第1原発の事故から3年が経過しようとする中、
「日本経済のため、万が一のリスクには目をつむろう」との安易な容認へ発展
しかねない空気に、私は危険を感じる。
「『安全神話』に陥り、悲惨な事態を防ぐことができなかったことへの深い
反省を一時たりとも放念してはならない」。政府が先月公表した「エネルギー
基本計画」の原案にある一文が目を引く。
──発電のコスト、決して安くない──今も故郷に帰れない多くの被災者や、
汚染水漏れの収束さえできない現状を踏まえれば、私たちマスコミも含めて
「深い反省」を忘れてはならないのは当然だ。ところが、政府原案は原発を発
電コストの安い「重要なベースロード電源」と位置づけ、原子力規制委員会の
審査をクリアした原発は「再稼働を進める」と明記した。(中略)福島事故の
教訓を踏まえれば、国民が納得できるまで安全対策や事故処理に費用をかけな
ければならない。それらを徹底してなお原発が安いと言えるかは微妙だ。
(中略)
──新規制基準は無事故保証せず──政府は原子力規制委員会の新規制基準を
「世界最高水準の厳しさ」と強調し、規制委の審査をクリアすれば安全を確保
できるかのような説明をする。しかし、規制委自ら「基準さえ満たせば原発が
安全であるという誤解を生む」(田中俊一委員長)とクギを刺すように、新基
準は事故ゼロを保証するものではない。(中略)たとえコストのかけ過ぎで原
発が安さを失うとしても、決してゼロにはならない危険を「想定外」と切り捨
てるなし崩し的な再稼働は認められない。住民参加の訓練で実効性ある避難計
画を作るなど、「事故は起きる」との前提に立った対応が不可欠だ。
(3月7日 毎日新聞<記者の目>より抜粋)
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┗■5.テント日誌 3月7日(金)《特別版》
│ 経産省前テントひろば909日目 商業用原発停止179日目
│ 「3・11」を挟む週の脱原発行動に参加を!
└────(三上治)
「3・11」も三周年を迎える。福島の原発事故は未だに収束の目途はたってい
ない。毎日、汚染水を垂れ流し、放射能を放出している。現地の住民の健康被
害はその全貌は見えぬままに、深刻度を示す兆候があらわれはじめている。し
かし、政府は福島原発の事故後に停止状態にある原発の再稼動を優先し、現地
には安全神話で臨んでいる。事故が被害はもう収まった、あるいはおさまりつ
つあるという態度で、原発再稼動をめざしているのだ。僕らは経産省前テント
を保持しながら持久戦的な闘いを展開してきた。3月9日(日)から3月16(日)ま
での週には全国各地で脱原発の催し(講演会・集会・デモ等)がある。首都圏
中心の主なるものを告知するが、積極的な参加を望みたい。
●3月8日(土)11時30分~【福島県民集会】会場(ユラックス熱海、いわき市文
化センター、福島県教育会館) 主催:県民大集会実行委員会他
●3月9日(日)【原発ゼロ★大統一行動~福島を忘れるな!再稼動を許すな!】
1)13時~大集会 日比谷野外音楽堂 主催:首都圏反原連ほか
2)14時~国会請願デモ、国会包囲 東電本店前合同抗議行動、主催:経産省前
テントひろば、たんぽぽ舎ほか
3)15時30分~国会正門前大集会 主催:首都圏反原発連合
●3月11日(火)【福島連帯テント前抗議行動】
1)正午~午後1時、経産省への怒りの抗議行動 2)午後1時~ 風船上げ行動
(全国の原発現地いっせい行動に連帯して)問合せ:経産省前テントひろば
(電話 070-6473-1947)10時から準備。協力を。
●3月14日(金)18時~20時 【官邸前抗議行動】 主催:首都圏反原発連合
●3月15日(土)【フクシマを忘れない!さよなら原発3・15脱原発集会】
13時30分~集会 日比谷野外音楽堂 14時30分~デモ
主催さよなら原発一千万人署名ほか
●3月16日(日)【さよなら原発!かごしまパレード】場所:鹿児島市中央公園
(テンパーク)10時~16時 主催:ストップ再稼動!3・11鹿児島集会実行
たんぽぽ舎です。【TMM:No2108】
2014年3月7日(金)地震と原発事故情報 -5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.サイレントアピール、題して『一人でもDEMO』を実行して <上>
ヒト(周囲の人)には通じない 原発止めようってことが!?
それでも 断じて原発再稼働は許さない!! (郡山市・はしもと)
★2.DIAMOND ONLINE シリーズ・日本のアジェンダ
私たちは原発をどうするのか 第3回(2月6日)より
――村上達也・元茨城県東海村長、脱原発をめざす首長会議世話人
★3.(2月14日付け法律新聞より)福島の子どもたちを守るために <上>
「まつもと子ども留学」と「ふくしま集団疎開裁判」の取り組みについて
弁護士 安藤雅樹(長野県弁護士会所属)
★4.新聞・雑誌から
◇安全協定見直し「再稼働前」と覚書 日本原電と茨城の11市町村
(3月5日 東京新聞より抜粋)
◇東日本大震災3年、原発再稼働の動き=大久保渉(東京経済部)
(3月7日 毎日新聞<記者の目>より抜粋)
★5.テント日誌 3月7日(金)《特別版》
◇経産省前テントひろば909日目 商業用原発停止179日目
「3・11」を挟む週の脱原発行動に参加を!
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┗■1.サイレントアピール、題して『一人でもDEMO』を実行して <上>
│ ヒト(周囲の人)には通じない 原発止めようってことが!?
│ それでも 断じて原発再稼働は許さない!!
└────(郡山市・はしもと)
私の娘と孫は福島から福岡県に2012年1月に避難移住し現在に至ってお
ります。当時1歳になろうとしている孫でしたので今月末に満3歳になります。
この時期の子どもは誰の目から見ても愛おしくかわいいものですが、手もかか
ります。『はえば立て 立てば歩めの親心』私の場合はバア心ですが。この期
間に一緒に住めない、会えない、遊べないのは悲し過ぎます。結局会わずにい
られない私は2ヶ月に一度の割で福岡へ行っています。お金も時間もかかりま
す。でも娘が一人で毎日子育てに一生懸命なのはわかりますし、育児ノイロー
ゼになんてなったら又 大変ですからこちらが苦しいなんて言っていられませ
ん。
福岡では関東方面からの避難者も多く、その方たちと集い交流し、避難者同
士の繋がりができているようなので一安心でした。しかし、去年の被災者支援
法があまりの限定の有様で危惧せずにはいられません。福島県の浜通り中通り
地区のみが優遇された内容になっており新たな分断・問題が起きるのではない
か、娘たちが仲良くしている仲間と軋轢ができるのではないか?その支援法が
どのように活かされていくのか心配のタネがまた一つ増えました。
私が福岡へ行った時に反・脱原発集会やデモなどがあると参加しチラシ配っ
たり、訴えたりしますがほとんどのヒトたちは無関心に迷惑だと言わんばかり
に通り過ぎて行きます。無視です。頭にくるし疲れてきます。もうしゃべりた
くないと本気で思いました。
去年の8月この原発再稼働阻止ネット合宿時に泊報告から「雪だるまにチラ
シを持たせる案」がありました。このヒントを元に私のサイレントアピール、
題して『一人でもDEMO』※東京の西新宿の毎週土曜日のスタンディングにも感
化されています。
9/2に第1回を始めました。恥ずかしいし一人でなんてヤダな~やっぱり
止めようかなんて甘いこと思いましたが、東電に対する怒りから“もう原発は
いらない”と意思表示を出すことができました。
<次号へつづく>
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┗■2.DIAMOND ONLINE シリーズ・日本のアジェンダ
│ 私たちは原発をどうするのか 第3回(2月6日)より
│ ――村上達也・元茨城県東海村長、脱原発をめざす首長会議世話人
└────
「原発のメリット? デメリットだらけの疫病神だ」
エネルギー政策は「即ゼロ」を基本にすべき
――村上達也・元茨城県東海村長、脱原発をめざす首長会議世話人
日本原子力発電東海原発(廃炉中)と東海第二原発、その他の原子力関係の研
究機関が多数立地する東海村で、2013年9月まで村長を務めていた村上達也氏。
1999年9月に発生したJCO臨界事故では、日本で初めて周辺住民に避難指示を出
し、その後も事故終息へ向けて取り組んだ経験を持つ。原子力関連産業を受け
入れてきた立場にあったが、震災後は脱原発を積極的に訴えている。原発の酸
いも甘いも知る村上氏に、原発を「重要なベース電源」とする方針を示した今
の原発行政について、どのように考えるか話を聞いた。(聞き手/ダイヤモン
ド・オンライン編集部 片田江康男)
■この国はもう一度事故をやらないと目が覚めない、情けないダメな国だ
――2013年末に公表されたエネルギー基本計画案で、原発は「重要なベース
電源」とされています。東日本大震災で起きた福島第一原子力発電所事故の
前の状態に戻りつつあります。どのようにご覧になりますか。
≫≫この国は、まったくダメな国だと思う。原発事故が起きたことで、国民全
体で脱原発という認識ができてきた。当然ながら国策として原子力をエネル
ギー政策の中心に据えてきた政府と事業者は反省して、新しいエネルギー政
策を考えないといけないのに、それができていない。
従来の利害関係にこだわって、元の形に戻そうというのは、まったく呆れ
たし、本当にダメな国だ。この国はもういちど原発事故をやらないと、目が
覚めないんだと思う。情けない国だ。(後略)
(全文はWEBサイトからどうぞ http://diamond.jp/articles/-/48302)
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┗■3.福島の子どもたちを守るために <上>
│「まつもと子ども留学」と「ふくしま集団疎開裁判」の取り組みについて
│ 弁護士 安藤雅樹(長野県弁護士会所属)
└────(2月14日付け法律新聞より)
(見出し:1~5のうち、1・2を掲載)
1 この度、原発事故の被害に遭った(そして今も遭い続けている)福島県を
中心とした放射能汚染地域の子どもたちを守るため、「まつもと子ども留学」
の取り組みが始まった。
これは、福島の子どもたちを長野県松本市に設置する寮に受け入れ、安全で
安心できる生活・教育を提供するというものである。福島から親子避難してい
る家族は多いが、現在福島に留まっている家族も、避難したい、せめて子ども
だけでも避難させたいという気持ちは持っているものの、仕事上の問題など
様々な事情により親が避難することができないという人が多くいる。そのよう
な家族に、子どもだけでも「留学」という形で被ばくの危険性が少ない地域に
避難させるというプロジェクトである。
2 子どもは被ばくに対するリスクが高く、内部被ばくを含めて将来の健康に
影響を及ぼす可能性があり(平成25年11月に、既に疑いを含めて59人の
子どもたちの甲状腺癌が発表されている)、汚染地域から避難させる必要性が
高い。また、福島の子どもたちは外で十分に遊び回ることができず、土いじり
などもできないといった状況にあるが、子どもの健康かつ健全な成長のために
は生活環境・教育環境として適切なものとは言えない。
子どもたちの避難は、本来であれば国や福島の地方自治体が率先して行うべ
き課題である。しかしながら、国などは被ばくの危険を矮小化して評価するこ
とに終始し、このような施策に取り組むことは全くない。むしろ帰還を進める
ために莫大な予算をつぎ込んで邁進している状況であるし、避難を受け入れて
きた周辺自治体も被災者への支援を打ち切りつつある状況である。
そのような状況下で、子どもだけを避難させるという取り組みを、民間主導
で行うことを考えたのが、「まつもと子ども留学」である。
<次号へつづく>(次号は3・4・5を掲載します)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2107】
2014年3月6日(木)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.安心情報になりさがった津波警報
津波第一波より後続波のほうがずっと大きいことがよくある
気象庁が知らなかったはずはあるまい
「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその42
島村英紀(地震学者)
★2.「東電テレビ会議49時間の記録」を見て
―再稼働をする前に、原発立地市町村の首長、各原発現場の所長にも
見てほしい これを見た後で事故対応に自信がありますか?
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞・雑誌より2つ
◆月給120万円 原発規制委のアキレた仕事ぶり
再稼働して本当に大丈夫なの?
週1、最短35分の会議だけの《名ばかり常勤》
(週刊女性2014年2月11日号より抜粋)
◆さまよえる亡霊 本音のコラム 鎌田慧
(2月25日東京新聞より)
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※3/7(金)再稼働を阻止しよう!再稼働原発の現地応援、首相官邸前行動にご参加を!
日時:3月7日(金)18:30から20:00
主催:再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、16:30、たんぽぽ舎出発。17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
17:30官邸前集合、20:20経産省前テントヨコへ戻り、まとめの集会と「東電本店合同抗議」の音楽練習(短時間)。
━━━━━━━
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┗■1.安心情報になりさがった津波警報
| 津波第一波より後続波のほうがずっと大きいことがよくある
| 気象庁が知らなかったはずはあるまい
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその42
└──── 島村英紀(地震学者)
○東日本大震災(2011年)であれほど多くの津波の犠牲者が出てしまったもうひとつの要因がある。気象庁からの情報発信のまずさだ。
気象庁は「津波警報」と「津波の現況」を発信した。その両方ともに問題があった。
最初の津波警報発表は14時49分だったから、地震が起きてから3分で出た。その意味では十分に早かった。
しかしその警報が「岩手県と福島県の沿岸は3メートル以上」と小さすぎた。実際に襲ってきた8~10メートルを超えた津波よりはずっと小さかったのだ。
実際の津波の大きさよりも小さめの津波予報を出してしまったのは、気象庁の地震や津波の観測システムが「緊急地震速報」シフトになっているなど、この種の超巨大地震に対応できない仕組みになっていたためである。
その後、気象庁は15時14分になって、予想される高さを「10メートル以上」と変更した。だが、このときにはすでに地震後30分近くがたっていた。
飛び出していった地元の消防団や海岸の水門を閉めに出動した人々は、この後からの追加や訂正をちゃんと聞いていたかどうか疑わしい。
○前回に話したように、いままで警報通りの津波が来たことはない。小さすぎる津波警報はそれに輪をかけた。人々の油断を一層誘ったに違いない。
もうひとつの問題もあった。それは、気象庁が14時59分に「大船渡で20センチの津波を初めて観測した」と速報したことだった。
テレビやラジオなどのメディアも、15時3分から「鮎川50センチ、大船渡と釜石は20センチ」と気象庁の発表通りに伝えた。
地元の人からのメールが私のところに来ている。「この津波到達の第一報を見た市民が10センチ、20センチという数字を報じられて安心しないわけがありません。この数字を出していなければ、もっと急いで逃げてくれたかもしれないのにと思うと今も残念で仕方がありません」。無念さがにじむ。
「気象庁がまた津波予報を外した」「予報で3メートル、6メートルとか出ても、やっぱり実際にはそんなに大きな津波は来ないんだなぁとホッとした」と思った人も多かった。
○つまり、気象庁の発表が「安心情報」になってしまったのだ。
この「現況の値」そのものは間違いではない。これらは津波の第一波の大きさだった。
海岸にある「検潮儀(けんちょうぎ)」で実際に記録した観測値である。気象庁はこの現況の観測値を昔から発表し続けてきた。
第一波がたまたま最大のときは、これでもいいかもしれない。たとえば、1982年の浦河沖地震(マグニチュード(M)7.1)では第一波が最大だった。
最大の津波が、しかも押し波として到着したのだった。
しかし東日本大震災を含めて多くの場合は、第一波よりは後続の波のほうがずっと大きいことがよくある。気象庁が知らなかったはずはあるまい。
(3月7日夕刊フジより)
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┗■2.「東電テレビ会議49時間の記録」を見て
| ―再稼働をする前に、原発立地市町村の首長、各原発現場の所長にも見てほしい
| これを見た後で事故対応に自信がありますか?
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
「東電テレビ会議映像」は、東電福島第一原発の事故当時、東電本店、福島第一、第二、柏崎刈羽、福島オフサイトセンターの間を結んだテレビ会議の様子をそのまま録画した映像です。「東電テレビ会議49時間の記録」はこの映像をもとに、アワープラネットTVが3月12日から15日までの49時間の映像のうち、一般公開されている約10時間を編集して前編1時間47分、後編1時間39分にまとめたものです。
私は2月27日(木)12時から16時半まで日比谷コンベンションホールで見ました。主催は東電株主代表訴訟で、朝日新聞の木村英昭さんの解説がありました。
木村さん「映像は誰でも自ら検証できる生の材料である」と話されました。
正直な感想は、皆が混乱しており、やみくもにできることをやっており、やった結果もよくわからないという状態だったということです。
1号機爆発のあと、2号、3号、4号がすべて危機的状態になり、爆発を避けるためにいかに原子炉の圧力を下げるか議論し、作業している映像です。
本店は官邸に説明するために現場に聞くわけですが、現場も説明できないわけです。本店は「こういうことにしよう」と言って、嘘を官邸に伝えたのです。原子炉は電源喪失しても冷却できるシステム(緊急炉心冷却系)があり、安全神話の一根拠だったのです。これが全く働かず、現場には働かせる能力もなかったのです。炉心溶融しないように水を入れる必要あるが、圧力が高くて入らないのです。どうしたら圧力が下がるかマニュアルがあるはずなのに、わからないのです。消防車で水をいれたはずなのに水位が上がらない。
免震重要棟の放射線量も高くなってきて、100mSvの上限に達する作業員が出てくる。これ以上原発を爆発させてはならないと焦る。ベントするしかないと本店も福一も思っていました。3号機はベントしたようです。2号機はなかなかベントできないで焦っていました。機器を操作しても思うように動かないのです。そこで、2号機ではドライベントをしたのです。ベントはウェットベント(サプレッションチェンバーの水をフィルターとして使って放射性物質を相当除去してから廃棄する)でなければなりません。サプレッションチェンバーに行く配管が損傷したのでしょう。ウェットベントができないで焦って、風向きを見ずにドライベントしたのです。
結果は飯館村から福島市、郡山市等の中通りを汚染した、この事故の最大の放射能汚染を引き起こしたのです。小出裕章さんによれば、2号機からでた放射能は1号機、3号機、4号機からでた放射能の合計よりはるかに多いのです。これは重大な犯罪ではないでしょうか。
自主上映のために、OurPlanetTVのHPをご覧ください。DVD前編・後編2本を2万円で貸出しています(販売はしていません)。
再稼働せまる原発立地の皆さんに是非見てほしい。
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
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◆月給120万円 原発規制委のアキレた仕事ぶり
再稼働して本当に大丈夫なの?
週1、最短35分の会議だけの《名ばかり常勤》
○ 春には原発が再稼働すると報じられているけれど、取材をしてみると規制委への不信はぬぐえない。元原発事業者がメンバーだったり、事務方の官僚が電力会社に情報を漏らしたり…。それでも再稼働へと話は進む。原発の安全性は、彼らの手にかかっているのに!!
「この春から夏にかけ、再稼働が始まる見通しです。昨年7月に新しく作られた基準に照らし合わせて、適合するかどうか、9原発16基で審査が行われています。そのうちの6原発10基は、どれも審査に合格する見通しだと、19日に規制委が取材に答えている」と、全国記者。
早ければこの3月に"合格第1号"が出る。3月といえば、3.11.そして福島第一原発の爆発事故から、ちょうど3年になる。(中略)
○ だが、給与は庶民感覚から大きくズレた額だ。「委員は"特別職国家公務員"という身分で、その月給は119万円8000円。会議が月3回だとして、1回の会議で約40万円を稼ぐわけです。年収は単純計算で1437万6000万円。さらにボーナスがある。保安院時代の委員は夏・冬合わせて526万円をもらっていた。(後略)
=原発事業者が副業として規制委員に=
○ (前略) トップである田中俊一委員長の経歴にも、金子教授は疑問を投げかける。
「田中委員長はもともと、日本原子力研究開発機構の特別顧問。東海にも再処理施設を持っていた原発事業者でした。ほかにもいます。放射性物質に汚染された食品に関して安全基準を厳しくするべきでないと言っていた女性。原発推進の団体にカネをもらい講演会を開いてきた男性…。どの委員も、原子力ムラから脱しきっていない」(金子教授)
さらに委員の下につく専門部会には"プルトニウムは飲んでも安全"と説く学者や、活断層があるという指摘を無視して"安全です"と繰り返した専門家がぞろぞろいる。(中略)
委員も問題だが、事務をしている官僚たちも問題で、「保安院のころとほとんどメンバーは変わっていない。原発推進派に傾いている官僚も多く、昨年の1月には情報流出が起こっています。(中略)
=基準を満たしても安全とはいえない=
(中略)
○「規制委側は"基準を満たしたら安全ということでなく、あくまで事故を軽減するための基準だ"と言っています。消防署が町にあっても、火事自体はなくならない。事故を軽減させる装置があっても、原発事故自体の可能性はゼロにはならない」(後藤さん)(後略)(週刊女性2014年2月11日号より抜粋)
◆さまよえる亡霊 本音のコラム 鎌田慧
まるで「朕は国家なり」だな、と首相の尊大さにあきれている。400年前も前のフランス王のように勝ち誇っている。
東京都知事選に勝つと案の定、安倍晋三首相は早速「集団的自衛権」の行使を容認する考えを強調した。調子に乗って「最高責任者は私」と言い放った。「閣議決定も思うまま」と考えているようだが、今は絶対王政の時代ではない。
安部さん、「国権の最高機関は国会」(憲法41条)をお忘れですか。あなたは支配に都合の悪い事実が漏れるのを厳罰で防ぐ、「特定秘密保護法」の採決を強行した。
憲法の番人・内閣法制局長官の首を自分の言うことを聞く人間にすげ替えた。「公共放送」NHK会長や経営委員会に、自分に忠誠を誓うメンバーを入れた。その上での「最高責任者は私」の傲慢発言だ。
憲法を勝手に解釈し、「集団的自衛権の行使」は「必要最小限の実力行使」(戦争)に含まれると、首相が任命した「私的諮問機関」の北岡伸一座長代理が語っている。戦争を始める条件とは、「密接な関係にある国が攻撃を受けた場合」「放置すれば日本の安全に大きな影響が出る場合」などで、これでは、いつで も勝手に戦争ができる。
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┗■4.新聞より5つ
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◆汚染水対応 「評価せず」83% 福島県民 共同世論調査
(3月4日朝日新聞見出しのみ)
◆再稼働一番狙う各社 優先審査の原発 中旬にも決定
「基準地震動」の設定が鍵 (3月5日朝日新聞見出しのみ)
◆汚染水漏れも「事象」 規制委事務局「事故」と呼ばず
東京電力福島第一原発の地上タンクから処理水100トンがあふれた問題で、原子力規制委員会の委員はこの件を明確に「事故」と呼んでいるのに、事務局は単なる出来事を指す「事象」と呼んでいる(中略)。
3年前の事故発生当初、国も東電も会見などで「事象」を連発。福島第一で水素爆発が起きても、「なんらかの爆発事象が起きた」といった具合だった。国民に「事態を小さく見せようとしているのではないか」との疑念を抱かせた。
今回の水漏れは超高濃度の放射性ストロンチウムを含む大量の処理水が敷地にあふれ、コントロールできない状態になった明らかな事故だ。田中俊一委員長は「今回の漏えいは明らかに事故(中略)」と断言。同委は今回、原因究明にとどまらず、東電の安全管理体制にまで踏み込んで調査する方針だ(中略)
担当者は「事故と言い換えるのもやぶさかではない。処理水漏れを過小評価するつもりは毛頭ない」と強調した。(2月28日東京新聞より抜粋)
◆安全神話の危険 鎌田慧 =本音のコラム=
原発被災地の早期帰還を促進するため、政府は、放射線の不安を払拭する「放射線リスクコミュニケーション」をはじめる。低線量なら被ばくリスクは少ないとする教育である。「復興」とか「帰還」。大戦あとの混乱がつづいているようだが、福島原発事故から3年になる。
いまも高濃度の放射能まみれの汚染水が、福島原発から太平洋に流出し、地球を汚染し続けている。それでも、政府はまたおなじ失敗を繰り返そうとしている。「原発は絶対安全」と政治家と官僚が強弁して、全国に原発を建てた。戦時中、政府は「焼夷弾なんか絶対怖くない」と新聞に書かせ「逃げるな、消火せよ」と命令した。これも安全神話だった。
1937年に施行された「防空法」が避難を禁じて、市民を空襲にさらした。昨日の「こちら特報部」が、水島朝穂さんと大前治さんの「検証 防空法」(法律文化社)を紹介した。焼夷弾は「手袋をはめさえすれば手づかみでも処理できる」と新聞が書いたそうだ。
放射能に汚染された地域でも除染すれば住めるようになる。低放射線のリスクは少ない。政府の2度目の安全宣言だ。
地方都市への執拗な米軍空爆には、在庫一掃、生産ラインの維持という経済目的もあった。安倍政権がゴリ押ししたい原発再稼働は、設備投資資金の回収と輸出、人命犠牲の経済効果が目的である。(3月4日東京新聞より)
◆原発事故や戦争 不条理描き続け 福島出身・清野さんが個展
原爆や原発事故、戦争…。人間がつくったシステムに個人の生命が脅かされる不条理をテーマに連作を発表している画家清野光男さん(67)=茨城県守谷市=の古典「福島から/福島へ」が埼玉県東松山市の原爆の図丸木美術館で開かれている。チェルノブイリ、広島と続けてきた創作は、2011年の「3.11」の原発事故を機に、図らずも故郷の福島にたどりついてしまった。
=「故郷汚染 絶望的な怒り」= 埼玉の美術館で15日まで
(前略)
「何代にもわたって培われてきた福島の大地が、原発事故で一瞬にして汚染された。自分の肉体はフクシマの土からできている。汗水たらして働いた父親の姿を思い出すと、絶望的な怒りを感じる」(後略)
○丸木美術館:埼玉県東松山市 月曜休館 電話:0493-22-3266
○大人900円 (3月1日東京新聞より抜粋)
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┗■5.テント日誌3月2日(水)
| 経産省前テントひろば904日目 商業用原発停止173日目
| 週末の2つの集会
└──── (K.M)
(前略)
○ 3月1日(土)に2つの集会に参加した。
午後は、福島原発告訴団主催の「被害者証言集会」で多数の参加者とともに被害者の怒りと悲しみを共有した。「きずな」「復興」「風評被害」は信じられない言葉、被害をできるだけ小さく見せる日本政府や県に対しておかしいことはおかしいと声を出させてください、…と。
集会アピール「…。甚大な被害を前に誰の責任も問われないことの理不尽さを 真実が明らかにされないままこの事故を終わりにさせてはいけないことを
この原発事故から人類の在り方を問われていることを わたしたちは訴え続けて行きましょう」を満場一致で採択した。
○ 夜は、福島原発事故緊急会議の連続シンポジウム「3.11から3年―被害者たちの暮らしは、福島第一原発の現実は」で、子ども・被災者支援法の実現を再確認するとともに、泥水に浮かぶコンクリートの箱、放射能汚染だらけのイチエフを人が制御できなくなる恐怖を実感した。再稼働どころではない!
○ 闘い続けよう。今週金曜日も首相官邸前へ。
もう原発を動かすな!「エネルギー基本計画」反対!再稼働反対! 3・7官邸前抗議行動
日時:3月7日(金)18時半~20時
場所:首相官邸前(地下鉄国会議事堂前、永田町、溜池山王)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク(経産省前テントひろば、たんぽぽ舎、
たんぽぽ舎です。【TMM:No2106】
2014年3月5日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.3月19日の井戸川克隆さん講演会(伊方町)に寄せて
今回伊方町民会館が借りられたことは、本当にうれしい。歴史的快挙
斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守ろう女の会)
★2.全国のみなさま、広瀬隆です
3/6木村俊雄氏と田中三彦氏による事故原因究明の説明会
衆議院第一議員会館1F国際会議室にて
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆3/19前双葉町長 井戸川克隆さん講演会
~「3・11」の体験をふまえて、いま、皆さんにお話ししておきたいこと~
会場:伊方町中央公民館
★4.新聞より5つ
◆汚染水対応 「評価せず」83% 福島県民 共同世論調査
(3月4日朝日新聞見出しのみ)
◆再稼働一番狙う各社 優先審査の原発 中旬にも決定
「基準地震動」の設定が鍵 (3月5日朝日新聞見出しのみ)
◆汚染水漏れも「事象」 規制委事務局「事故」と呼ばず
(2月28日東京新聞より抜粋)
◆安全神話の危険 鎌田慧 =本音のコラム=
(3月4日東京新聞より)
◆原発事故や戦争 不条理描き続け 福島出身・清野さんが個展
(3月1日東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌3月2日(水)
経産省前テントひろば904日目 商業用原発停止173日目
週末の2つの集会 (K.M)
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◎1件、訂正致します。3月4日(火)発信の【TMM:No2105】の目次下の
※3/7行動の案内で、主催と開始時刻が間違っておりました。
正しい文章を以下に記載します。
※3/7(金)再稼働を阻止しよう!再稼働原発の現地応援、
首相官邸前行動にご参加を!
日時:3月7日(金)18:30から20:00
主催:再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、16:30、たんぽぽ舎出発。17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
17:30官邸前集合、20:20経産省前テントヨコへ戻り、まとめの集会と「東電本店合同抗議」の音楽練習(短時間)。
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┗■1.3月19日の井戸川克隆さん講演会(伊方町)に寄せて
| 今回伊方町民会館が借りられたことは、本当にうれしい。歴史的快挙
└──── 斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守ろう女の会)
伊方の会場が借りられるようになった朗報はすぐに届きました。長い道のりでした。40年前に反原発運をはじめてから会場を貸す貸さないで何度揉めたことでしょう。地元の広野さんが反対運動を引っ張っていたときですら、小出さんであろうが久米先生であろうが、全国のどの団体でも喜んでお迎えするはずの講師でも貸さなかったのです。原発に反対の団体には貸さない。あれは四電が費用を出して建てた建物だから、原発反対の人に貸すわけにはいかないという理由でした。表向きは、公民館や町民会館は公共施設です。町民が申し込んで貸さないのはおかしいでしょうと、何回ももうしこみました。町長が変わってもそれは同じことでした。
仕方なく、あまり広くもない広野さんの家で集会をもちました。伊方の人に1人でも多く参加してもらいたかったのです。しかし、一般の町民はお誘いしても個人の家では二の足をふむものです。
かと言って、井戸川さんのお話がいかに良いものであっても、わざわざ八幡浜まで聞きに来てくださる町民は余りいません。私たちは、双葉町が味わった現実が伊方町にならないようにと、どうしても再稼働を止めたいのです。伊方町民にその現実を知って頂きたかったのです。
伊方町の合併で佐田岬半島の部落が新しく加わったことも、3、11以後原発反対の議員が数人出てきたことも大きな要因でしょうが、若い人たちが粘り強く会場申し込みに挑戦して下さった事が今回の快挙に繋がりました。本当に有難う。
今回伊方町民会館が借りられたことは、本当にうれしい。私などに言わせると歴史的快挙です。会場を貸さないことに抗議して役場前でハンストまでした仲間の事を思い出しました。次回から会場を借りるひとつの足がかりになりました。
当日、3月19日、伊方町民会館をいっぱいの人で埋め尽くしましょう。皆で井戸川さんのお声を伊方から全国に響かせましょう。
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┗■2.全国のみなさま、広瀬隆です
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今朝(3月5日)の東京新聞に、先日お伝えした伊東良徳弁護士の論文に対する反響が出ています。
明日、3月6日、16:00~衆議院第一議員会館1F国際会議室にて、木村俊雄氏と田中三彦氏による事故原因究明の説明会が開かれます。
※関連記事1
福島第一原発1号機 非常用電源喪失は
津波「原因でない」 伊東弁護士が論文 (3月5日東京新聞)
※関連記事2
2/25発信の地震と原発事故情報【TMM:No2099】
★1.福島原発は地震の揺れによってメルトダウンに至った・津波ではない
原発の再稼働をやりたいため、真実隠しの東電・原子力学者ら
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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★★★前双葉町長井戸川克隆さん講演会★★★
~「3・11」の体験をふまえて、いま、皆さんにお話ししておきたいこと~
日 時:2014年3月19日(水)18:30~20:30(18:00開場)
場 所:伊方町中央公民館 2階視聴覚室
〒796-0301 愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1995番地1 TEL 0894-38-1020
※町役場駐車場(無料)をご利用ください。
主催者:伊方原発50km圏内住民有志の会
資料代:300円(高校生以下無料) ※カンパをお願い申し上げます。
★街宣・チラシまき期間は3月7日(金)~3月16日(日)
期間中、参加できる日がある方は(車の有無を含めて)
下記までご連絡ください。
○呼びかけ「伊方原発50km圏内住民有志の会」
連絡先:八木(070-5372-6030)・堀内(090-1175-0849)