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たんぽぽ舎です。【TMM:No2180

2014年5月26日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

━━━━━━━

★1.5/21福井地裁の判決文・全文掲載「日々雑感」サイトに

                        広瀬 隆

★2.福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・その2

                        広瀬 隆

★3.金曜行動には「鳴り物」と「光り物」が必需品

   5/23金曜官邸前行動(103)に参加して

                       小山芳樹(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.新聞より2つ

  ◆原発比率1% 13年度発電構成比

             (5月24日東京新聞朝刊より抜粋)

  ◆判決「常識的で良かった」 小泉・細川両氏 エネ法人初会合

             (5月24日東京新聞朝刊より抜粋)

★5.テント日誌5月25日(日)

   経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252

   テントの日常-道案内や雀さんへ餌をあげたり…

━━━━━━━

5/27【学習会】にご参加を!

 槌田ゼミ新シリーズ 福島原発事故基本講座第2回

 「原子炉安全確保のためのDBA(設計基準事故)思想の破たん」

日 時:5月27()19時より

お 話:槌田敦さん(元理化学研究所員、元名城大学教授)

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800

━━━━━━━

※訂正があります。

 5月24日発信の【TMM:No2179】目次部分の

 ★4.新聞・雑誌より4つの2つ目のタイトル

     誤:死人を盾に快事拒否は許されない

     正:死人を盾に開示拒否は許されない

 ★4.新聞・雑誌よりの1つ目

  本文 誤:花地描写に   正:鼻血描写に

     誤:好み方     正:この見方

     誤:花の局所に   正:鼻の局所に

     誤:溜の物語    正:ための物語

  おわびして、訂正致します。

━━━━━━━

 

┏┓

┗■1.5/21福井地裁の判決文・全文掲載

 |  「日々雑感」サイトに

 └──── 広瀬 隆

 

全国のみなさま

福井地裁の大飯原発運転差止請求事件判決(2014521日)の全文15頁を、

下記、「日々雑感」サイトに掲載してあります。

ぜひとも、 全文をお読みください。

 *http://hibi-zakkan.net/archives/38317765.html

 

 

┏┓

┗■2.福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・その2

 └──── 広瀬 隆

 

あてさき

樋口英明氏 〒910-0019 福井県福井市春山1-1-1福井地方裁判所民事部

 

 判決文のなかで、特にすぐれていると私が感じた点を挙げておきますので、みなさまが手紙を書かれる時の参考になさってください。

 ○個人の生命、身体、精神および生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であるということができる。人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制化において はこれを超える価値をほかに見出すことはできない。 ○福島原発事故においては……原子力委員会が福島第一原発から250キロメートル圏内に居住する住民に避難を勧告する可能性を 検討した(これは2011311日から2週間後の325日に、原子力委員会 委員長・近藤駿介が250キロメートル圏内の住民避難の可能性について緊 急事態の警告書を出したことを指摘している)。この250キロメートルという数字は緊急時に想定された数字にしかすぎないが、だからといってこの数字が直ちに過大であると判断することはできないというべきである。

スライド6  ○スライド7 原子力発電所は地震による緊急停止後の冷却機能について外部からの交流電源によって水を循環させるという基本的なシステムをとっている。1260ガルを超える地震によってこのシステムは崩壊し、非常用設備ないし予備的手段による補完も ほぼ不可能となり、メルトダウンに結びつく。この規模の地震が起きた場合には打つべき有効な手段がほとんどないことは被告(電力会社)において自認しているところである。しかるに、我が国の地震学 会においてこのような規模の地震の発生を一度も予知できていないことは公知の事実である。

 ○我が国において記録された既往最大の震度は岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、1260ガルという数値はこれをはるかに下回るものである。岩手宮城内陸地震は大飯(およびすべての原発立地地点)でも発生する可能性があるとされる内陸地殻内地震である。この既往最大という概念 自体が、有史以来世界最大というものではなく近時の我が国において最大というものにすぎない。(よって)1260ガルを超える地 震は大飯原発(およびすべての原発立地地点)に到来する危険がある。

 ○福島原発事故の原因について国会事故調査委員会が地震の解析に力を注いできたが……その原因を将来確定できるという保証はない。(まして事故の渦中にあっては、複雑きわまりない防護システムを機能させようとしても、放射能放出を未然に防ぐこと自体が不可能である、という説明)。

 ○関西電力(およびすべての電力会社)は、基準地震動を超える地震が到来することはまず考えられないと主張する。しかし……現に、全国で20箇所にも満たない原発のうち4つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える地震が平成17年(2005年)以後10年足らずの間に到来しているという事実を直視すべきは当然である。……これらの事例はいずれも地震という自然の前における人間の能力の限界を示すというしかない。

 ○この地震大国日本において、基準地震動を超える地震が大飯原発(およびすべての原発)に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しにしかすぎない上、基準地震動に満たない地震によって も冷却機能喪失による重大な事故が生じ得るというのであれば、そこでの危険は、万が一の危険という領域をはるかに超える現実的で 切迫した危険と評価できる。このような施設のあり方は原子力発電所が有する本質的な危険性についてあまりにも楽観的といわざるを得ない。

 ○使用済み核燃料は本件原発(およびすべての原発)に おいては原子炉格納容器の外の建屋内の使用済み核燃料プールと呼ばれる水槽内に置かれており、その本数は1000本を超えるが、使用済み核燃料プールから放射性物質が漏れたときこれが原子力発電所敷地外部に放出されることを防御する原子炉圧力容器のような堅固な設 備は存在しない。(この危険性を実証したのが、福島原発事故における4号機の使用済み核燃料プールからの放射能大汚染の危機であった……という説明。)

 ○本件(およびすべての原発の)使用済み核燃料プールにおいては全交流電源喪失から3日を経ずして冠水状態が維持できなくなる。我が国の存続に関わるほどの被害を及ぼすにもかかわらず、そのようなもの が、堅固な設備によって閉じ込められていないままいわばむき出しに近い状態になっているのである。

 ○コストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原子力発電所の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとして も、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻 すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。

 

 福井地方裁判所民事部第2部 裁判長裁判官 樋口英明

                 裁判官 石田明彦

                                       裁判官 三宅由子

 

 

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┗■4.新聞・雑誌より4つ

 └──── 

 

 ◆  「子どもの鼻血は放射線に由来する」

    「放射線とがん」の第一人者が断言 3万人の患者を診た専門家が一刀両断 

 

 政府と一部メディアが大騒ぎした漫画「美味しんぼ」の花地描写に対する大バッシング。政府は「風評被害」と決め付け、鼻血と原発事故の因果関係の否定に躍起だが、好み方に真っ向から反論しているのが国立病院機構北海道がんセンター(札幌市)の西尾正道名誉院長(66)だ。(中略)

 昨年3月に定年退職するまでの40年間、放射線に良医として3万人のがん患者を診た。いわば、放射線とがんの関係を知り尽くした第一人者だ。(中略)「鼻血は花の局所にベラボーに放射性物質が当たったから。放射線に由来する」 (中略)

 指弾されるべきは御用学者

   「そもそもICRPは原子力政策を推進する溜の物語を作成しているNPO団体。ICRPはシーベルト単位の被曝でなければ鼻血は出ないというが、その場合は(急性被曝にみられる)深刻な状況で、鼻血どころではなく、歯茎からも出血し、紫斑も出る」と説明。長崎・広島でみられた外部被曝による急性被曝の重い症状と、いまだに不明な部分が多い低線量被曝症状をごちゃ混ぜに論じる無意味さを強調した。その上で、被曝が及ぼす鼻血の可能性について、「事故で放出されたセシウムが、ちりなどに付着して人体に吸い込まれた際、鼻などの粘膜に付いて局所的に放射線を出すことになる.準内部被曝的な被曝となる」(中略)

 批判されるべきは、漫画の描写ではなく、国や、原発の安全神話を振りまいてきた御用学者たちだろう。「今の日本は法治国家ではない.科学も金儲けになっている」。西尾氏の指摘に国や自治体は真摯に耳を傾けるべきだ。

                       (526日号 日刊ゲンダイより抜粋)

 

◆死人を盾に快事拒否は許されない

  「吉田調書」は国民の財産だ

 

 原発再稼働のごり押しを目指す政府にとって、よほどまずい内容が含まれているのだろう。菅官房長官が、いわゆる「吉田調書」について、"個人の希望"を理由に開示を拒否した。わざわざ吉田元所長が非開示を求めた「上申書」を首相官邸のホームページにアップし、政府の対応を正当化したのだ。(中略)

 吉田元所長の意向がどうであれ、事故時の生々しい様子は原発を抱える自治体や住民、国民にとって重要な情報だ。政府の責任で開示するのが当たり前だろう。(中略)

 安倍政権は、上申書の開示で幕引きできると思っているのか。そうだとすれば、国民もなめられたものである。

                               (526日号 日刊ゲンダイより抜粋)

 

◆ 「流したのは誰だ!」安倍官邸が激怒!

     福島原発「吉田調書」の衝撃   「犯人」捜しが始まった

 

「政府事故調の『吉田調書』入手」「高濃度の放射性物質放出」「大量被曝の恐れ」――。朝日新聞の連日の“スクープ報道”に安倍官邸が激怒しているという。

        (中略)

 この報道に安倍官邸がカンカンなのだ。

「官邸ではいま、『一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか』と“犯人捜し”が始まっています。菅官房長官は『(調書は絶対に)公開しない』と憤然としている。とくに安倍周辺は、原発は過酷事故が起きれば、電力会社さえもコントロール不能に陥る――という解説部分が気に入らないらしい。原発再稼働に突き進む安倍政権にとって、少しでも反原発につながる動きは許せないのでしょう」(官邸事情通)

原発はとても人間の手に負えるシロモノじゃない。「吉田調書」の生々しい証言はそれを物語っている。未曽有の大惨事にならなかったのは、たまたま「偶然」が重なっただけだ。

 だからこそ、福井地裁は21日、関電大飯原発3、4号機の運転差し止め判決を出したのだが、それでも菅官房長官は「(再稼働の方針は)変わらない」と突っぱねている。

 

 ■「機密保護法」施行後なら逮捕

 それにしても、つくづく思うのは、もし「特定秘密保護法」が施行されていれば、「吉田調書」は確実に“闇”に葬られていたということだ。

「菅官房長官は会見で『(吉田調書は)政府として情報公開制度に対する扱いは不開示としている』と明確に答えている。つまり、『特定秘密に当たる』ということです。年内がメドとされる秘密保護法が施行されていたら、吉田調書を入手した朝日の記者も、渡した役人も逮捕される事態になっていたでしょう」(司法ジャーナリスト)

                          (中略)

  集団的自衛権を行使できないと国民の生命を守れない、と口にしている安倍首相は、国民が原発の被害に苦しんでも構わないと思っているのか。

                                 (523日号 日刊ゲンダイより抜粋)

 

◆ 原発震災4年目の動物たち

汚染された「福島の森・川・海」の実状

 

 週刊金曜日5月16日号(991号)に東電福島原発事故について6つの文章が載っている。そのうち5つは「原発震災4年目の森・川・海」で、そこに住む動物たちの放射能ヒバクを次の通り述べている。

・ガイド1 汚染土を食らうシシたち―高汚染のイノシシ、とても食べられない。

・ガイド2 サルたちの血液が物語ること

・ガイド3 アユは川底から被曝する―汚染された清流の女王

・ガイド4 ユメカサゴの警告―色鮮やかな赤魚。本来はおめでたい日々の食卓の魚だが・・・

・避難エリアの生態系はいま

・6つ目は海鵜と地質学者の教えを無視した豊田元副社長

  東電福島原発事故の「全」外部電源喪失の謎―まさのあつこ

 海鵜(うみう)は海面から2425mの高さの穴にずっと住んでいる。地元漁師曰く、「何千年か何百年かの間に何回かの津波経験を彼ら海鵜(うみう)が知っているから、あのような高さの地点に巣を作っている。これを学ばなかったのが東電の豊田副社長らだ。という指摘。

                (柳田真)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2179

2014年5月24日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                            転送歓迎

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★1.「川内原発再稼働阻止・院内交渉集会」に参加してください 

   規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う

                  再稼働阻止全国ネットワーク

★2.福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・・・広瀬隆

★3.521日福井地裁を傍聴して

   これからの反原発運動の精神的支柱となる判決だ

                山田和明(たんぽぽ舎会員)

★4.新聞・雑誌より4つ

  ◆   「子どもの鼻血は放射線に由来する」

     「放射線とがん」の第一人者が断言

     3万人の患者を診た専門家が一刀両断    (526日号 日刊ゲンダイより抜粋)

  ◆ 死人を盾に快事拒否は許されない

     「吉田調書」は国民の財産だ            (526日号 日刊ゲンダイより抜粋)

    ◆ 「流したのは誰だ!」安倍官邸が激怒!     

    福島原発「吉田調書」の衝撃   「犯人」捜しが始まった

                             (523日号 日刊ゲンダイより抜粋)

    ◆ 原発震災4年目の 動物たち   (週刊金曜日より)

     汚染された「福島の森・川・海」の実状

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┗■1.「川内原発再稼働阻止・院内交渉集会」に参加してください

 |  規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う

 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク

 

○日時:2014年5月29日(木)14-17

○場所:参議院議員会館 B108会議室

○スケジュール

 14時        集合(議員会館ロビーで通行証を渡します)

 1415分-15時   事前説明会

 15時  -16時半  規制庁交渉

 16時半 -17時   総括集会

○内容

 ・原子力規制委員会の新規制基準と審査について

 ・川内原発審査の地震評価について

 ・川内原発審査の火山評価について

 ・川内原発審査の地質評価について

 ・川内原発の避難計画について

○紹介議員:参議院 福島みずほ議員

○主催:再稼働阻止全国ネットワーク

問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)

(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)

 

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┗■2.福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・・・広瀬隆

 └────

  全国のみなさま  広瀬隆です

 521日、福井地裁が、まことに哲学的かつ科学的な、反論しようのない原子力発電所の危険性を指摘した判決文を書いて、大飯 原発34号機の運転差し止めを関西電力に命じました。

 これは一電力会社である関西電力に対して命じられた判決ではありません。

 日本全土のすべての原発の運転差し止めを命じた内容です。

 この見事な判決文を書いた裁判長の樋口英明氏には、今後、電力会社と国家および週刊誌などのメディアを通じて、強大な圧力が、さまざまな形で、特に人事面などで加えられるはずです。しかしこの判決の内容がすべて事実に基づいているのですから、高裁でも最高裁でも、この事実を隠蔽することはできません。勝てます。

 日本のテレビと新聞は、この判決文に書かれた厳粛な事実を、これから自分たちの調査によって実証し、自らの言葉で国民に対して何度も説明し、理解させる義務があります。日本政府を追及する義務があります。だが、彼らは今後もそれをしないでしょう。彼らは、ジャーナリスト精神を持っていないからです。

運転差し止め判決が出たという、中身のないニュースしか報道しないのです。

 だから、私たち国民が、この事実を伝えあってゆかなければなりません。

 これを見過ごしては、樋口英明氏が守ろうとしてくれた私たちの生命の存在価値がありません。

 急いで、下記に激励の手紙を出そうではありませんか。みなさまの周囲の多くの人にも呼びかけてください。

 樋口英明氏 〒910-0019 福井県福井市春山1-1-1福井地方裁判所民事部

 手紙の封書の表書きには、「激励」、「判決に感動」、「全面的支持」など、みなさまの手紙の文意を示す一言を宛て名の横に書いたほうがよいと思います。はがきでもよいです。その手紙が裁判所に全国から山のように配達されれば、世の中の空気は変ります。私たち国民の良識が先手をとりましょう。

                              (後略)

 

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┗■3.521日福井地裁を傍聴して

 |  これからの反原発運動の精神的支柱となる判決だ

 └──── 山田和明(たんぽぽ舎会員)

 

○大飯原発3・4号機運転差し止めを命じた福井地裁の歴史的判決に立ち会うことができた事は大変幸運でした。

 この判決はこれからの反原発運動の文字通り精神的支柱となって私たちを励まし続けることとなると確信します。

 裁判長の一言一句が私の胸に響き、どれほど感動したか言葉に尽くせません。

 思い起こせば2006年に志賀原発2号機の運転差し止め以来実に8年振りの快挙です。

○この間、同種裁判ではことごとく住民の敗訴で23敗という悔しい結果を残してきました。

 裁判所は原発の危険性に踏み込もうとせず入口のところで「手続き上適法」として住民の声を退け、国や電力会社のなすがまま追認し、まさに司法の独立性を疑うような判決を下してきたわけです。

 それだけに今回「司法は生きている」という垂れ幕を掲げた弁護士たちの声は痛いほど私たちに届きました。またこれは福島の人たちの気持ちが乗り移ったような判決でもあります。

○事実避難者を代表してビンに入れた福島の土を握りしめて法廷で苦境を訴えた木田節子さんらの声が裁判官の心を動かしたに違いありません。

 同時にさまざまな角度から原発の危険を示した弁護士たちの努力・大衆行動の展開が実を結んだとも言えます。

 このことを22日の朝日や毎日を始めとする新聞各社は、一面・三面を使って大々的に報じました。その新鮮さ、影響の大きさは驚嘆に値します。

 これら一連のマスコミ報道で国民の意識変革や地殻変動が生まれればうれしい限りです。

○それでも安倍政権や原子力規制委員会は再稼働の方針に何ら変わることはないと主張してはばからないが、私たちは、この判決を大いなる武器として彼らと対決し、再稼働の変更を迫らねばならない。

 つまり、彼らが再稼働をすれば、判決に示された私たちの命や暮らしを優位においた人格権そのものを否定することになるからです。   

○さらに250キロ圏内(例えば福島からみれば東京を通り越して静岡まで達する距離、全国の原発をみると日本中沖縄を除いて住むところがない)の住民に原発運転で具体的危険があること、基準地震動を超えて地震が来ないという根拠がないこと、またそれに満たない地震でも重大な事故が生じうると指摘したことは重要です。

○これらの事柄は全国すべての原発に共通することで、私たちはそのことを61314日の川内原発再稼働阻止行動でも強く訴えていきたいと思います。

 

たんぽぽ舎です。【TMM:No2178

2014年5月23日()地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.東電福島第一原発・地下水バイパス計画の強行に抗議・中止を求める

   海の汚染の拡大をくい止めたい

   汚染があっても薄めれば排出できる仕組み(悪質)

                    山崎久隆(たんぽぽ舎)

★2.大事故、避難困難、大量被ばく承知で再稼働?

   集団的自衛権行使容認より原発廃炉が日本を守る

                 渡辺寿子(原発いらない・ちば、たんぽぽ舎会員)

★3.多くの団体、個人200名が参加-にぎやかな抗議行動

   東電本店前の元気の出る「どんぱん節」、

   日音協の「ねがい」歌われる 5/7東電本店合同抗議報告

                          岩本愼三郎(テントひろば)

★4.新聞より3つ

  ◆吉田氏、非常冷却で誤対応 「私の反省点。思い込みがあった」

   震災当日 東電本店の助言なし  (5月23日朝日新聞見出しのみ)

  ◆再稼働反対で超党派議連 27日発足 県内市町村議ら30

                   (5月21日茨城新聞より抜粋)

  ◆米空母出港日時公表遅れ「自治体の怠慢」

   横須賀市民グループが申し入れ  (5月20日東京新聞神奈川版より)

━━━━━━━

※反原発自治体議員・市民連盟第4回総会(どなたでも参加自由)

 日 時:5月25()13:30から17:00

 講 演:「原発事故と防災計画」 上岡直見さん(環境経済研究所研究員)

 報 告:「川内原発を再稼働させないために」

              野口英一郎さん(鹿児島市議会議員)、

     「関西電力との攻防」 手塚たかひろさん(枚方市議会議員)

 参加費:1000

 主 催:反原発自治体議員・市民連盟

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┗■1.東電福島第一原発・地下水バイパス計画の強行に抗議・中止を求める

 |  海の汚染の拡大をくい止めたい

 |  汚染があっても薄めれば排出できる仕組み(悪質)

 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

 歴史的な大飯原発差し止め判決の5月21日にぶつけるかのように、東京電力は福島第一原発で地下水を海に投棄する「地下水バイパス計画」を始動した。

 私たちはこれに強く抗議し、直ちに中止することを求める。

 地下水バイパス計画とは、原発敷地内に流入する地下水を上流側の海抜約30メートル地点に設置した12本の井戸でくみ上げ、海に流すというもので、東電によれば現在日量400トン流れ込んでいる地下水を最大100トンほど減らせるとしている。

 しかし、これが成立するための大前提は、地下水に放射性物質が含まれないことと、放射性物質の混入を厳重に監視し、未然に防止できることが保障されることである。

 しかし、東電のずさんな汚染水管理により、くみ上げ井戸の上流に1リットル当たり2.4億ベクレルものストロンチウムを中心とした放射能を含む汚染水を、土壌に何百トン(わかっている限りで300トン規模)もしみこませてしまい、いずれは土中から汚染地下水となってくみ上げ井戸から海に流れる経路を作ってしまった。

 そのうえ監視体制は12本の井戸からくみ上げた地下水は一系統のタンクに貯水され、放出される段階で一部を検査するというものの、その体制は脆弱であり、今までの東電のチェック体制では容易に突破されると考えるほうが自然である。

 まとめられてしまった地下水に汚染が見つかっても、どの井戸からの水が何に汚染されているかをつかむのは困難であり、さらに汚染されたからといって基準値(セシウム134が1ベクレル/リットル以下同じ、セシウム137が1、全ベータが5、トリチウムが1500)を下回るならば放出されてしまう。つまり汚染があっても薄めれば排出できることになる。

 全量検査ではないし、ストロンチウムなど測定が難しい核種は測定さえしないといった態度に、東電の姿勢が見て取れる。

 さらに地下水バイパスが有効に機能して、地下水の量を減らせる(少なくても東電の主張程度に減らせる)保証もない。

 最悪の場合はまったく減らないこともありえる。

 減ったかどうかも、地下水の流速を考えれば数ヶ月たたなければ評価もできない可能性さえある。

 地下水バイパスをめぐっては、多くの福島県をはじめとした市民の反対がある。同意したとされる福島、茨城の漁協も「苦渋の判断」とした。被害者に苦渋の判断を強制する加害者とはいったい何なのか。そのことを私たち東電管内の電力消費者は考えなければならない。

 

 

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┗■2.大事故、避難困難、大量被ばく承知で再稼働?

 |  集団的自衛権行使容認より原発廃炉が日本を守る

 └──── 渡辺寿子(原発いらない・ちば、たんぽぽ舎会員)

 

○ 避難計画実効性疑問

 

 超党派の国会議員でつくる「原発ゼロの会」は4月22日の会合で、原発で重大事故が起きた際、住民の脱出に時間がかかることや、避難者を受け入れる自治体の計画が殆ど策定されていない実態に「避難計画の実効性がない」と指摘しました。避難計画は原発から30km圏内の市町村がつくることになっていますが、3月末現在対象の135市町村のうち71でしか作成していません。   

 避難者の受け入れ計画も殆どできていません。多くの住民を長期間受け入れるための施設や予算をどう確保するのか、避難計画と受け入れ計画がセットでなければ実効性を持ちません。

 参加議員は「自治体任せでなく、国として対応すべきだ」と指摘しましたが、内閣府の担当者は「受け入れ計画の実態は把握していないし、把握する予定もない」といいます。国は避難計画はわれ関せずと自治体に丸投げして、再稼働に前のめりです。

 

○ 避難困難、大量被ばく

 

 川内市長は原発再稼働に同意するつもりといいながら、まともな避難計画をたてていません。実際避難は困難です。

川内原発現地に常駐しているIさんが発行している「川内の家」ニュースから避難に関し以下紹介します。

 川内川沿いの県道3号線は事故時大渋滞は必至です。車に乗っても車の「放射線防護係数」はゼロとされています(アメリカの環境保護庁の「指針」)。つまり何時間もの渋滞時間中、100%の放射能を浴び続けるということです。しかも住民全体が車を持ち、運転できるとは限りません。高江地区のある住民は、徒歩で避難すると高江インターから橋を渡ることになるが、高速道路だから橋には歩道がないといっています。車でも徒歩でも避難は「放射能地獄」です。(火山噴火となれば火砕流や降灰で事態はさらに悲惨なことになる)Iさんは市長に「再稼働して本当に安全か」と質問しましょうといっています。

 

○ 現実的でない避難計画

 

 福岡、佐賀、長崎三県が九電玄海原発で重大事故が起きた場合の住民避難シミュレーションを発表しました。それによると30km圏内の約27万人を圏外に逃がすのに標準で約25時間、観光ピーク時は約42時間かかるとされましたが、これでも大渋滞を予想していない甘い想定です。

 5km圏内の住民を先に30km圏外に避難させ、その後30km圏内の住民が逃げる「二段階避難」を想定していますが、周辺住民がそんな指示に従わず、一斉に避難してしまう可能性が高いのです。災害で主要道路が通行止めになれば、渋滞はさらに拡大するはず。西日本新聞はこれで本当に住民が被ばくせずに避難できるのか、不安が拭えないとしています。

 

○ アメリカNRC前委員長のヤツコ氏は、アメリカでは事故に備えて綿密な実効性のある避難計画の策定と訓練がなければ原発を動かすことは許可されないといいました。ところが日本では避難計画策定は自治体の仕事とされ、規制委の規制基準には含まれていず、避難計画の整備が再稼働の法的必要条件にはなっていないのです。泉田知事は規制委基準は住民を守らない、世界標準にも達していないといっています。綿密な避難計画があっても原発は安全ではありませんが、政府や電力会社が原発がどうしても必要で、再稼働するというのであれば、真面目に可能な限りの避難計画をつくるのが最低限の義務でしょう。再稼働の資格ゼロです。

 

○ 安倍政権は国民の生命、財産、国の安全を守ると称して憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使容認を強行しつつあります。原発大事故が再び起きれば日本消滅です。再稼働を止めて、原発すべてを廃止することこそが国民の生命、財産、国土を守るのだと広く知らしめていきましょう。(2014年5月初め)

 

 

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┗■3.多くの団体、個人200名が参加-にぎやかな抗議行動

 |  東電本店前の元気の出る「どんぱん節」、

 |  日音協の「ねがい」歌われる 5/7東電本店合同抗議報告

 └──── 岩本愼三郎(テントひろば)

 

○ 遅まきながら5月7日の東電本店合同抗議について何か書こうとパソコンを立ち上げたら、福井地裁が、大飯3、4号機の運転差し止め訴訟で原告側勝利判決のメールが飛び込んできた。素晴らしいニュースだ。NHKも夜7時のトップでもかなり詳しく報じていた。安倍再稼働路線に当面かなりの打撃だろう。

○ 5・7東電前は、200名が参加してのにぎやかな抗議行動になった。福島のさらに厳しい現実や安倍の暴走を眼前に、生協関係者などの発言も、広瀬東電社長への申し入れも、最後の1分間スピーチもそれぞれ良かったが、私には今回一番印象に残ったのは歌だ。元気の出る「どんぱん節」は、4月のテント裁判報告集会で九州・川内から参加した方が初めて披瀝したもの。また日本音楽協議会の方の歌った「ねがい」は、広島の中高生らの平和を願う歌をもとに、伊方原発に反対する市民が作った替え歌だという。大衆運動が高まるところには必ず歌が生まれる。

○ それからもうひとつ、この日記憶に残ったのは「デンキ開ケテ世間暗夜となれり 大正二年 田中正造」と書いたノボリ。どういう人がこんなノボリをもって来たのか知らないし、聞かなかった。また正造がどういう機会にこんな言葉を書いたのかも知らない。ただ私たちは正造の闘いを今日に引き継いでいるのだということを改めて知らされた。

○ 「世間暗夜」をこの間うんざりするほど見せつけたのが、例の『美味しんぼ』騒動ではないか。私もテントで問題の漫画を見た。丹念な取材のうえに、福島の真実を暴いている。真実だからこそ、官房長官を先頭に政府高官が、福島県知事が雁首そろえて「遺憾」だという。世も末だ。福島から東京に母子避難し、実際子どもの鼻血を経験しているNさんを取り上げた新聞記事の「不安を口にすることさえいけないのか」という言葉が胸に刺さる。70年前の戦争で、日本の母親は不安や疑問など論外、息子を出征兵士として「万歳、万歳」と死地に送り出すことを強制されたが、今はその一歩手前に来ている。

○ 「差別を助長する」とか、「風評被害が広がる」とか言われているが、その通り、差別も、風評被害も厳然と存在する。問題はその元凶が誰だということだ。『美味しんぼ』を書いた漫画家なのか。冗談ではない。3・11事故を起こし、その後も事実を隠蔽し、責任逃れを続けている国と東電こそ元凶である。だが福島の厳しさは、そこが見えなくさせられ、「不安を口にする者」が敵視され、住民同士の対立が生まれていることだ。敵という言い方が不穏当なら、原因と責任の所在をはっきりさせなければならない。そのためにも、東京で東電本店に対する抗議行動を続けることの意義は大きい。

○ 福井地裁判決は、この「暗夜」に差し込んできた一条の光だ。次回の東電抗議は、首都圏反原連の行動に合わせて、6月1日午後1時から45分間。その後、官邸・国会行動に合流する。

 

 

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┗■4.新聞より3つ

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 ◆吉田氏、非常冷却で誤対応 「私の反省点。思い込みがあった」

  震災当日 東電本店の助言なし (5月23日朝日新聞見出しのみ)

 

 

 ◆再稼働反対で超党派議連 27日発足 県内市町村議ら30

 

 東海第2原発の再稼働に反対する県議や市町村議で構成する超党派の議員連盟が27日、発足する。約30人の県内の議員が参加する見通し。今後、参加メンバーを増やし、再稼働阻止の輪を広げるとする。当初、細谷典男県議や相沢一正東海村議、玉造順一水戸市議らが参加を予定している。(中略)

 議員連盟の活動は、東海第二原発の一日も早い廃炉の実現を目的とする。議員同士の連携を深め、情報交換や議論を重ね、それぞれの所属議会で、議論をリードしていきたいとする。市町村長らへの理解も促す。(中略)

 事務局の玉造氏は「超党派の議員連盟発足は全国的にも初めてではないか。原発立地自治体の議員として住民の生命を守るために活動していきたい」と話した。

  (5月21日茨城新聞より抜粋)

 

 

 ◆米空母出港日時公表遅れ「自治体の怠慢」 横須賀市民グループが申し入れ

 

○ 米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が十九日、四千三百五十人の乗組員を乗せ、米海軍横須賀基地を出港した。試験航海とみられる。今回、横須賀市は事前に知らされた出港予定日時を、休日だったことを理由に休み明けまで公表しなかった。これに対し、同市で基地問題に携わる市民グループ「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」が、対応に問題があるとして申し入れをした。

 会は「原発再稼働が日本で大きな問題となる中で(空母の)原子炉が稼働する事案。公表遅れは住民の安全を考えるべき自治体の怠慢だ」と批判。市に文書回答を求めた。(中略)

○ 市基地対策課は「休日に知らされても公表の作業ができない」と説明。会の呉東(ごとう)正彦弁護士は「休日だから対応できないというのは、危機管理体制としておかしい。万が一の事故を想定し、情報公開と市民の問い合わせ先を示すべきだ」としている。

 GWは昨年十二月に帰港し、船体の整備を受けていた。

(5月20日東京新聞神奈川版より)

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┗■3.(解説付き) 鼻血は、ベータ線被曝の結果

 |  ベータ線は鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させ

 |  粘膜が破られて鼻血となる

 |  広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ

 └──── 槌田敦(元理化学研究所研究員)

 

 ☆『事故情報編集部より』

  槌田敦さんより5月20日発信の【TMM:No2174】★1の文章について、

  3点の変更が加わった文章=解説追加  表題変更  誤字訂正の文が

  届きましたので掲載致します。

 

○ 美味しんぼの連載記事「福島の真実」(週刊ビッグコミックスピリッツ誌)が大問題になっている。石原環境大臣が「不快だ」といい、安倍首相が「根拠のない風評」としたことで政治問題となった。政府の介入は、発行元小学館を震えあがらせ、詫び状を書かせた。

 放射能と鼻血の問題は、原爆症に始まる。広島で被曝治療をしてきた肥田医師は「福島の真実24」で述べていられるが、広島と長崎の被曝者は鼻血で苦しんだ。しかし、占領軍はその因果関係の発表を許さなかった。そして、この方針を引き継ぐ日米合作の放射線影響研究所も、原爆と鼻血の因果関係をタブー視し、原因不明とする。

 この流れをくんで、放射線防護学の御用学者たちは、1シーベルト以上被曝すると血液中の血小板が減り、鼻血が出やすくなるが、それ以下では鼻血は出ないと主張する。

 福島原発事故で多数の鼻血患者が出たのは事実である。しかし、被曝線量が少ないので、御用学者にはこの事実を説明できない。そこで彼らは自ら説明できないことにいらだって、事実そのものを「科学的にありえない」と否定することになる。

○ 事実を説明しなければ科学者として失格である。ところで、これら失格御用学者のいう被曝とは、ガンマ線被曝であって、その範囲ならば彼らの言う通りかも知れない。しかし、矢ケ崎琉球大学名誉教授も「福島の真実24」で述べていられるが、物理学者ならば放射線にベータ線(電子線)があることに注目する。

 セシウムなどを含む土埃が風で運ばれてこれを吸い込むと、鼻腔に沈着しベータ線を放出する。ベータ線は飛行距離が短く、鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被曝させることになり、粘膜が破られて鼻血となる。

 この症状は、日光による紫外線被曝と似ている。まず、皮膚が日焼け状態となり赤くなり、次にただれる。粘膜ならば破れて鼻血になる。この症状には個人差があり、赤くなっても回復することがある。

 その場合は、耐性ができて次の被曝があっても赤くはならず、黒ずむだけである。その人は幸福であって、その後は鼻血はない。現在の福島県民の多くはこの状態にあると思われる。しかし、この事実にはふたつの重要な問題がある。

 ひとつは、この耐性のない子供や福島を訪問する県外の者の危険である。外出するときは、セシウムを含む土埃を吸わないように、四季を問わず花粉マスクが必要である。そして子供のいる家庭の居間、学習室、寝室には、空気清浄器が必須であろう。その費用は東電に請求する。ホテル滞在の場合は空気清浄器の有無を確かめるとよい。

○ もうひとつは、鼻にはいったセシウムは肺に流れ込み、血液で全身に配られ、内部被曝の原因となる。福島の人達は、食事だけ被曝管理しても無駄であることを理解する必要がある。これは風評被害ではない。土壌の高汚染地域という事実の問題である。

 最後に、福島と鼻血について、武田中部大学教授のショート論評(510)を全面的に支持する。小学館は美味しんぼ連載最終打ち切りの「福島の真実24(519日発売)で、武田教授に詳細な論評をなぜ求めなかったのか、おおいに疑問である。

 

○【解説】 ガンマ線は、原子核が崩壊するとき放出する電磁波()である。X線と同じで透過力が高く、被曝してもほとんどはそのまま通過する。一方、ベータ線は電子線であって、物質中の電子を弾き飛ばして止まるので透過力は低く、身体の表面だけを激しく攻撃し、皮膚被曝の原因となる。

 

 

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┗■4.新聞より3つ

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 ◆大飯差し止め判決 原発頼みに警鐘 電力各社、転換迫られる

 

 関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止め訴訟で再稼働を認めない判決が出たことで、電力各社は原発頼みの経営戦略を見直さざるを得ない状況に追い込まれる可能性がある。原発の早期再稼働を目指す電力業界に司法の壁が立ちはだかった形だ。再稼働を進める安倍政権のエネルギー政策にも影響を与えそうだ。

 (後略)(5月22日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆原電 発電せず大増益 14年3月期 各社基本料でカバー

 

 原発専業の日本原子力発電が二十一日発表した二〇一四年三月期連結決算は、売上高が前期比17・5%減の千二百五十八億円、経常利益は八・五倍の八十七億円と、減収大幅増益になった。保有原発がすべて停止しており、販売電力量は前期に続きゼロだったが、受電契約を結ぶ大手電力が「基本料金」の支払いを継続したため一定の売上高を確保した。(後略)(5月22日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆東海第二「動かすな」

 

 東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働に向け、日本原子力発電(原電)が原子力規制委員会に適合審査を申請した20日、原電茨城総合事務所が入居する水戸市のビル前に市民十数人が駆け付け「再稼働反対」を連呼した。東京都千代田区の原電本店前にも約20人が集まり、首都圏唯一の原発で原発で事故が起きれば都内にも被害が及ぶ恐れがあることから「人ごとではない。私たちの問題だ」などと訴えた。(5月21日東京新聞朝刊より)
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