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┗■4.新聞より2つ

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◆規制委人事 撤回要求  原発ゼロの会「田中氏は欠格」

 

 自民党四人を含む超党派国会議員66人でつくる「原発ゼロの会」は30日、原子力規制委員会の委員に田中知(さとる)東京大大学院教授を充てる政府の人事案について、委員になる資格がない「欠格要件」に当たるとして撤回を求める談話を出した。

 2012年の規制委発足の際、民主党政権は規制委設置法の欠格条項と別に人選基準を定め、国会に示した。談話は、人選基準による欠格要件に、日本原子力産業協会の勤務歴が挙げられているのに対し、田中氏が同協会の理事を務めていたと指摘。田中氏が東京電力の関連団体「東電記念財団」から報酬を得ていたことも、基準に抵触する疑いがあるとしている。

 政府が民主党政権の人選基準は踏襲していないと説明しているのに対しては、当時の政府答弁書が国会審議を踏まえて基準をつくった経緯を明記していると指摘。「答弁書の立場を継承しないのであれば、人事案(の国会)提示前に説明責任を果たすべきだ」と求めている。

                            (531日 東京新聞より)

 

◆ 政権は市民の声聞け (金曜日の声 5/30官邸前)

 

 神奈川県藤沢市の無職 川越君代さん(75) 初めて参加した。原発の問題はじっくり議論しなければいけないのに、安倍政権は再稼働や輸出をどんどん進めようとする。使用済み核燃料の問題とか、考えていないのかしらと不思議になる。

 東久留米市の看護師 中村芳江さん(52) 仕事の都合がつかず、デモには久々に来たけれど、毎週きちんと続いているのがありがたい。とにかく原発はやめて。最近の原子力規制委員会の人事など、どこにも国民の声が反映されないのが悔しい。

                          (531日 東京新聞より抜粋)

 

 

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┗■5.経産省前テントよりお知らせ

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  テントからのお知らせ  (日程)

 

1)6月1日(日) 第9回東電本店合同抗議(13時~1345分)

    呼びかけ:たんぽぽ舎、テントひろば 賛同団体:88団体

  6月1日(日) 川内原発再稼動やめろ 官邸・国会前★大抗議

   14時-17時 首相官邸前・国会議事堂周辺 主催:首都圏反原発連合

2) STOP再稼動!テント1000日 6・8記念集会

  6月8日(日)14時~1630

    明大リバティーホール 福島の祈り★神田香織

3)6月12日(木)-14日(土)川内現地行動

  ツアーの募集は締め切りました。個人で参加の人は現地行動の責任者と連絡を。(07064731947
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2185

2014年5月31日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                               転送歓迎

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★1.規制委員会は、再稼働第1・安全第2!  新規制基準が世界一とは言っていない

      -川内原発再稼働阻止・院内交渉集会があぶり出した事実-

           木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.原子力規制庁 原発事故、過小評価のズサンな避難対策

   国のズサンで場当たり的な原発事故・避難対策がまたもや明るみに出た。

    現状では住民の避難対策に万全を期せない、と滋賀県の嘉田由紀子知事 国に改善を要望

             (530日 田中龍作ジャーナルより)

★3.530日第104回首相官邸前抗議

   暑い暑い、梅雨の前の真夏日、何故か決意表明  「ひとり、ひとりが大切なんだ」

        金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

★4.新聞より2つ

 ◆規制委人事 撤回要求  原発ゼロの会「田中氏は欠格」   (531日 東京新聞より)

 ◆政権は市民の声聞け (金曜日の声 5/30官邸前)      (531日 東京新聞より抜粋)

★5.経産省前テントよりお知らせ

       テントからのお知らせ  (日程)

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6/1【東電行動】にご参加を! 第9回東電本店合同抗議 東電解体!汚染水止めろ!

 柏崎刈羽原発再稼働するな!  原発再稼働は日本を滅ぼす

 日 時:6月1日()13時より1345  (45分間)

 場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分) 

 よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎

 賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約88団体(5/30現在)

 ☆1345分終了後は「6/1官邸・国会前★大抗議」に参加します

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6/1【抗議行動】にご参加を! 川内原発再稼働やめろ!0601官邸・国会前★大抗議

 日時:6月1日()14時より17

 場所:首相官邸前、国会正門前

 主催:首都圏反原発連合

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┗■1.規制委員会は、再稼働第1・安全第2! 

 |   新規制基準が世界一とは言っていない

 |     -川内原発再稼働阻止・院内交渉集会があぶり出した事実-

 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  

○5月29日(木)の午後、再稼働阻止全国ネットワークが参議院議員会館内で原子力規制庁と院内交渉し、新規制基準・地震・火山・地質・避難について論じた。イチエフの汚染水対策や廃炉化に目をつぶって、優先審査する川内原発ばかりか12サイト18基の原発の再稼働審査に猛進する規制委・規制庁に一石を投じた。 今回は、反原発かごしまネットの向原祥隆さん、広瀬隆さん(作家)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、後藤政志さん(元原発技術者)にも参加していただいた。規制庁側の出席は6人。

○最初に、福井地裁の判決について見解を一人一人に尋ねたが、各担当は「コメントを差し控える」ばかり。

 地震リスクについて:地震による配管破断について岩波科学などの指摘は見ている、規制委のイチエフ事故分析検討会で論点整理して報告書を作成作業中。こちらから断層長さからマグニチュードを推定する回帰式の不適切を指摘、より保守的にと言いながら実は安全側に立たない姿勢を糾弾した。基準地震動については九電からの資料待ち、と620ガルで受け入れたことを隠す。まだ審査中というのでより厳しく審査するべきことを訴えた。

○火山リスクについて:火山噴火予知の難しさを指摘する専門家論文を確認して多くの指摘を認めながらも、モニタリングの専門家会議を待たずに審査書を出すことには曖昧な返事。

 新規制基準について:「安全」から「規制」基準に名前を変えたのは、合格すると安全と誤解されるから、新規制基準が世界一とは言っていない。20年も前からコアキャッチャー議論があったの指摘には、それを義務付けなかったのは新規制基準が性能要求だからと逃げる。

 防災・避難について:前日の規制委定例会議で確認された「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算について」のUPZ圏の屋内退避を合理化する説明に対して、家屋の遮蔽効果を過大評価している、川内では木造が大半、作為的なグラフ、イチエフで検証したか、と追及。指針作成だけで逃げるのでなく、避難を確認するまで合格出すなと訴えた。他の多くの指摘への回答については時間切れで追及できず。

 以上、予定を越えた2時間の交渉で、再稼働が第1・安全は2の次、3の次、住民の避難は自分たちの仕事ではない、の規制委・規制庁の姿勢があぶり出された。

○なお、今回は定員50人の会議室に70名以上の参加があり、会場内で床に座る方が出たり資料不足が出たばかりか院内へ入場できなかった方々も発生し、ご迷惑をおかけしました。お詫びします。

 詳細は、IWJのアーカイブや再稼働阻止ネットワークの報告をご覧願います。

 

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┗■2.原子力規制庁 原発事故、過小評価のズサンな避難対策

 |  国のズサンで場当たり的な原発事故・避難対策がまたもや明るみに出た。

 |   現状では住民の避難対策に万全を期せない、と滋賀県の嘉田由紀子知事 国に改善を要望

 └────

  

 ※事務局より: 530日 田中龍作ジャーナルより臨場感溢れたレポートです。ご紹介します。

      http://tanakaryusaku.jp/        写真あり

 

○滋賀県の嘉田由紀子知事がきょう(5/30)、原子力規制庁を訪れ、池田克彦長官と面談した。滋賀県は原発銀座の福井県に隣接し、原発から最も近い自治体は13キロしか離れていない。立地自治体ではないが、原発から30キロ圏内に6万人が住む。

 嘉田氏は、現状では住民の避難対策に万全を期せないとして、池田長官を通して国に改善を要望した(以下「 」は嘉田知事の発言―

 「(シビアアクシデントが発生した場合)自家用車で避難したらどうにもならない」。マイカーで道路が渋滞することは福島の事故を見れば改めて言うまでもない。数々の研究機関も道路渋滞を指摘している。 

 「果たしてバスがチャーターできるのか? バスは500台しかない。バスの運転手に放射能汚染地域に行ってもらえるのか? 知事にはその権限はない」「防災体制、避難体制は作った。国は自治体の要望を聞いて頂きたい」。

 

《池田長官は身振り手振りまじえて答えていたが、言い逃れにもならないほどお粗末な話だった。》(写真説明)

○原子力規制委員会の審査はプラント中心であるため、住民の避難対策は おざなりにされてきた。全電源を喪失してメルトダウンが始まるまでわずか7~9時間しかない。この間に30キロ圏内の住民を脱出避難させることが不可能なことは自治体の実験などで実証されている。

 それを認めざるを得なくなった国は場当たりの避難対策を考え出したようだ。池田長官は次のように“ 模範答弁 ”した―

 「セシウム137100テラベクレル放出した時のシミュレーションをしている。100万年に1回(起きる)と考えている。原発から5キロ以内は予防的避難。それを超える所は屋内避難。30キロ以内だからと言って一斉に避難するのは危険性が高い」。

 

○嘉田知事は目を丸くしながら問い返した。「福島の事故は2万テラベクレル放出したんですよ。100テラベクレルということは、今のプラントではそれ以上出ないということですか?」

 

 東京新聞によれば、福島大学環境放射能研究所の青山道夫教授は(福島原発事故によるセシウム137の放出量について)1万500~2万500テラベクレル(テラは1兆)が妥当とする研究結果をまとめ、ウィーンの国際学会で発表した。ノルウェーの研究機関は35,800テラベクレルとも見ている。

 100テラベクレルとは、事業者側に立った詐欺まがいの見積もりである。いや、詐欺師でもここまでウソはつかないだろう。

 池田長官は言い訳がましく答えた。「どんどん規模を大きくしていくよりも、ある程度の目安を立てて、そこで避難計画を作る方がいろんな意味で現実的ではないか」。

 これこそ原発事故の過小評価である。かつての原発安全神話から卒業できていないのだ。池田長官の答弁は国の姿勢を端的に示したものだが、詭弁も甚だしい。この国の行政は住民の安全など二の次、三の次であることがよく分かる。

 

 「防災対策は最悪の場合に備えるのが大原則です」。嘉田知事の言葉を黙って聞く池田長官の後ろ姿に元警視総監の誇りはなかった。

 

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┗■3.530日第104回首相官邸前抗議

 |  暑い暑い、梅雨の前の真夏日、何故か決意表明  「ひとり、ひとりが大切なんだ」

 └──── 金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

 

 夏の暑さですね、バスも電車も冷房だけど、ここまで冷やさなくても~と思える寒さの所も。でもこの冷房の電気、1ワットも核発電で作られて無いんだよねって、改めて「電気、ゼンゼン足りてるじゃん」って思うね。あの節電キャンペーン、何処行っちゃたんでしょうね。さすがに、同じ手には騙されないと思ったか、忘れるのを待っているのか、ま、これからのお手並み拝見、拝見。

 さて、6時、金曜官邸前抗議が始まります、今日は、6/1の抗議行動に備えて、国会前は無し、官邸前、希望のエリア、ウラ官邸はいつも通り、お知らせ兼ねて、国会前でビラを配っていると、石垣に腰掛けていた人が「今日、国会前無いんですか」と話しかけてきた、友達と待ち合わせてると言っていた。他にもチラホラ知らない人が。ネットとかやらない人はなかなか情報が取れないみたい、「官邸前ってどう行くんですか」って聞く人も。初めて金曜官邸前抗議に来た模様、来てみたらやって無かったは、ガッカリ(T_T)だよね。出来るだけ丁寧に道順を説明、国会前にまた来てくれるといいなぁ。と思いつつ後ろ姿をお見送り。国会前なくても、財務省上交差点から国会前までは、キャンドルや清志郎やブブゼラがある、それぞれ自分のスタイルを貫いてる人達、頼もしいね。京大の小出さんも言ってた「ひとり、ひとりが大切なんだ」って、私も自分のペースでこの活動続けていきまぁすp(^_^)q

 

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┗■2.「鼻血」はベータ線被ばくの結果  槌田 敦

 |  5/27()福島原発事故基礎講座の特別講義

 └──── 中川敦詞(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ 先日来、美味しんぼ連載記事「福島の真実」(週刊ビックコミックススピリッツ誌)が大問題になっている。今回の講座は内容を急きょ変更し、この放射能と鼻血の問題について槌田敦先生が講義してくださいました。

 放射能と鼻血の問題は、広島・長崎の原爆被ばく者にも起きていたが米占領軍により因果関係の発表を許されなかった。この流れを汲み放射線防護学の御用学者たちは1ミリシーベルト以上被ばくすると鼻血が出やすくなるがそれ以下では鼻血は出ないと主張する。(まちがっている)

 福島原発事故では多数の鼻血患者が出たことは真実である。御用学者のいう被ばくはガンマ線被ばくのみであるが、物理学者ならばベータ線(電子線)被ばくであることに注目する。

 セシウムを含む土ほこりが風で運ばれてこれを吸い込むと鼻腔に沈着し、ベータ線を放出し鼻腔の粘膜を小範囲で高密度に被ばくさせ、鼻血に至る。(土ほこりが原因)

○ 安斎育郎さんよりコメントをいただきました。

 「槌田さんの見解への疑問」が寄せられましたが、それについて槌田さんがテイネイに答えました。

○この問題は当講座で、今後も触れていく予定です。

 次回の第3回は、6月26()1830開場 1900開会 参加費800

  テーマ:安全性確保のためのDBA(Design Basis Accident=設計基準事故)思想の破綻

 を予定しております。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

○なお、当日の動画は、次のアドレスを参照してください。

  http://www.youtube.com/watch?v=FmeBzJ2myog&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA

 

 

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┗■3.新聞より6つ

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 ◆規制委人事で厳格な基準適用せず 環境副大臣が答弁

 

  井上信治環境副大臣は28日の参院原子力問題特別委員会で、国会同意人事である原子力規制委員会の委員について、政府が民主党政権時代の2012年に定めた厳格な人選基準は適用せずに候補者を選んだことを明らかにした。

 井上氏は基準が「当時の内閣として作成、活用された」と強調。「今回は法で定められた要件に照らした。(基準の)趣旨も念頭に置いて幅広く情報収集しており、候補者としての適切性を確認している」と述べた。

 政府が提示した委員候補2人のうち、東京大大学院の田中知教授は、東京電力の関連団体の東電記念財団から11年度に報酬50万円以上を受け取っていたが、特別委で原子力規制庁の幹部は「財団は電力事業者に相当しない」と答弁した。

 民主党政権は12年7月、直近3年間に同一の原子力関連の会社や団体から年間50万円以上の報酬などを受けた人物を除外する基準を設けた。

 28日の民主党の会合では「(田中氏は)原子力を推進してきた中心人物。信じ難い人事だ」「基準を踏襲していたら、アウトの人選だ」と人事案に批判が相次いだ。(5月29日デーリー東北Online Serviceより)

 

 

 ◆規制委の「中立」基準適用せず 田中氏「アウト」なのに…

  「民主党政権より後退」

 

  原子力規制委員会の委員に田中知(さとる)東京大大学院教授を充てる政府の人事案に対し、2012年に定めた人選基準の「欠格要件」に当たるという批判が高まっている。政府は、基準から外れても違法ではないとするが、「中立公正」を目的とした人選基準をほごにしてよいのか。(後略)

 (5月30日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆規制委員就任に疑問の声 政権交代で人事ルール変わる?

  元原子力業界団体理事の田中氏  (5月30日朝日新聞見出しのみ)

 

 

 ◆30キロ圏外へ最長29時間 川内原発避難推計

  一斉脱出想定せず 規制委が優先審査中

 

  鹿児島県は二十九日、九州電力川内(せんだい)原発(薩摩川内市)で重大事故が起き、住民が自家用車で避難する際の推計時間を公表した。半径三十キロ圏の住民約二十一万人の九割が圏外に出るまでに、最長で二十八時間四十五分、最短で九時間十五分かかると見込んだ。南九州自動車道が使えない場合が最長で、幹線道路の渋滞地点で交通誘導が実施されれば最短になる。

   (5月30日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆「九州電力」川内原発の補正書、5月中の再提出断念

 

  九州電力は27日、川内原発1、2号機(鹿児島県)の再稼働に向けた原子炉設置変更許可申請の補正書について、5月中の再提出を断念したことを明らかにした。原子力規制委員会から補正書の不備を指摘されたため、九電は当初、5月末までに再提出する方針を示していた。再稼働には工事認可など別の認可補正書の提出も必要で、再提出作業が遅れれば、今夏の再稼働が難しくなる可能性がある。 同原発は規制委が優先的に審査を進めており、九電は4月末に原子炉設置変更の補正申請を提出。しかし、規制委は42項目の不備を指摘して再提出を求めている。(5月27日毎日新聞より)

 

 

 ◆九電、補正書の再提出は6月に 川内原発審査で記載漏れ

 

  九電幹部は27日の審査会合終了後「再々提出はしたくないので丁寧に作業している」と釈明。6月のいつごろに提出するかは明らかにしなかった。

  (5月27日共同通信より)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2184

2014年5月30日()地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.5月29()の2つの集会など報告

   規制委交渉、川内原発動かすな集会

         柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.「鼻血」はベータ線被ばくの結果  槌田 敦

   5/27()福島原発事故基礎講座の特別講義

         中川敦詞(たんぽぽ舎ボランティア)

★3.新聞より6つ

  ◆規制委人事で厳格な基準適用せず 環境副大臣が答弁

             (5月29日デーリー東北Online Serviceより)

  ◆規制委の「中立」基準適用せず 田中氏「アウト」なのに…

   「民主党政権より後退」          (5月30日東京新聞より抜粋)

  ◆規制委員就任に疑問の声 政権交代で人事ルール変わる?

   元原子力業界団体理事の田中氏   (5月30日朝日新聞見出しのみ)

  ◆30キロ圏外へ最長29時間 川内原発避難推計

   一斉脱出想定せず 規制委が優先審査中

                (5月30日東京新聞朝刊より抜粋)

  ◆「九州電力」川内原発の補正書、5月中の再提出断念

                (5月27日毎日新聞より)

  ◆九電、補正書の再提出は6月に 川内原発審査で記載漏れ

                (5月27日共同通信より)

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6/1【東電行動】にご参加を!

 第9回東電本店合同抗議 東電解体!汚染水止めろ!

 柏崎刈羽原発再稼働するな!  原発再稼働は日本を滅ぼす

 

 日 時:6月1日()13時より1345

 場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分) 

 よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎

 賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約88団体(5/30現在)

 ☆1345分終了後「6/1官邸・国会前★大抗議」に参加します

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6/1【抗議行動】にご参加を!

 川内原発再稼働やめろ!0601官邸・国会前★大抗議

 

 日時:6月1日()14時より17

 場所:首相官邸前、国会正門前

 主催:首都圏反原発連合

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※訂正1つあります。昨日発信【TMM:No2183】の

■3.東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎の

5.◎74 結論で

 正:→1号機のSBO時刻1537分よりも後である!

 誤:→1号機のSBO時刻は1537分よりも後である!

お詫びして訂正致します。

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┗■1.5月29()の2つの集会など報告

 |  規制委交渉、川内原発動かすな集会

 └──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

 

◎5月29()は、2つの集会とメルマガの原稿と翌日の金曜行動の準備(ビラ2,000枚の用意、その他)など、合わせて4つも重なりとても忙しかった。

その簡潔なメモ的報告です。

◎1.川内原発反対東日本集会「川内原発再稼働はなんとしても止めよう!」開かる―217人参加、カンパ17万円強

 5月29()東京明大リバティホールにて、川内原発動かすな!東日本決起集会が開かれた。217人が参加。会場内カンパ(鹿児島川内行動寄付カンパ)172,000円でした。

1.開会挨拶 細井

2.鎌田慧さん(経産省前テントひろば応援団)

3.佐々木慶子さん(原発いらない福島の女たち)

4.木幡ますみさん(大熊町町民)

5.水戸喜世子さん(大飯原発差止原告団)

6.向原祥隆さん(反原発・鹿児島ネットワーク)

7.行動提起(淵上太郎・柳田真)

8番目に鹿児島川内行動参加者6人から決意表明がされ終了。

◎2.川内(せんだい)原発の横断幕が進行中

 6月13()から14()の九州電力川内(せんだい)原発再稼働阻止行動に向けて、たんぽぽ舎で地道な準備が着々と進んでいる。その一つが横断幕作りとゼッケン作り。ボランティアが何人も集まり、「書く文字の中味」を討論。大きな布を買って来て、みんなで筆を使って文字を描き中。ゼッケンの用意も進んでいる。

◎3.原子力規制委を75人が追及

 広瀬隆さん、山崎久隆さん、向原祥隆さんも参加。

 5月29()午後、国会の参議院会議室で、原子力規制委員会(規制庁)を追及する交渉が75人の参加で開かれた。主催は再稼働阻止全国ネットワーク。広瀬隆さん(作家)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、向原祥隆さん(反原発鹿児島ネットワーク)も参加。1時間の前段集会と2時間の追及交渉を行った。内容は14頁の資料に基き、質問と規制庁の回答。主な中味は次の五点。

 ※詳細はIWJ(岩上安身さんのIndependent Web Journal)のユーストリームを参照。

・「新規制基準」について

・川内原発審査の地震リスクについて

・川内原発審査の火山リスクについて

・川内原発審査の地質について

・川内原発の原子力防災・避難について

◎4.東京電力本店合同抗議賛同団体88になる! 100に近づく

 原発大災害(現在も継続中)の元凶=東京電力本店への合同抗議の賛同団体がじりじりと増加して88になった。新たな賛同団体は次の通り。

 ・84)アソシエーション よそものネット(フランス)

 ・85)原発知っちょる会

 ・86)今、憲法を考える会

 ・87)あるこう会

 ・88)千葉学校労働者合同組合

この調子なら、100団体に到達できるのもそんなに遠くはないと思われる。

 

 

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┗■3.東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎

 |  その本当の原因は地震か?津波か?

 |  伊東良徳さんのお話(元国会事故調協力調査委員)

 └──── 柳田真(たんぽぽ舎)

 

1.5月28()「スペースたんぽぽ」で、弁護士(元国会事故調協力調査委員)伊東良徳さんの講演会があった。東電福島第一原発1号機の非常用電源喪失の謎-その本当の原因は地震か?津波か?-であった。

 A4判13頁の資料(写真版)に基づいて、とても説得力のある話であった。

2.伊東講師の結論は、(3年間いい続けてきたことだが…と前置きして)「津波ではありえない」であった。この結論は、しかし3年間無視され続けたが、5月21日福井地裁の画期的な大飯原発判決で、引用されたりもして、再び注目を浴びたりもした。

3.講師のレジメから引用する。

  ◎2 なぜ津波到達時刻の評価が重要か?

   ・福島第一原発1号機の全交流電源喪失(Station Blackout=SBO)

    時刻は15:37

      ・津波の1号機敷地遡上時刻がそれより後ならば、1号機のSBOの

    原因は津波ではあり得ない

   ・1号機のSBOの原因が津波でなければ、耐震設計や老朽化、単一

    故障指針等の再検討が必要となり、現在の規制基準の正当性が失わ

    れることになり、再稼働の安全性を検討する大前提が変わってくる

4.◎43 東京電力からの批判について

   ・東京電力は写真5と6の津波が写真7と8の南防波堤南側に写って

    いないことを論拠に伊東の主張を批判している

   ・写真5と6の津波の「その後の行方」について確たる説明ができな

    いことが伊東の主張の、おそらく唯一の、弱点であることは認める

   ・しかし、伊東が写真5と6の津波の「行方」が十分説明できないだ

    けなのに対して、東京電力は写真5と6の津波の「存在」も

    「行方」も説明できない

   ・伊東は、この問題解明のために国会事故調として写真撮影者のヒア

    リングを度々求めたが、東京電力は頑なに拒否し続け、そのために

    この問題を解明できなかった

   ・少なくとも東京電力に、この問題を批判する資格はない

5.◎74 結論

   ・1号機敷地への津波遡上は、写真1630秒後かそれ以上後と考えら

    れるので、1538分以降となる

      →1号機のSBO時刻は1537分よりも後である!

6.ここから柳田の意見・感想

 東電福島第一原発1号機の非常用電源の喪失が「津波でない」となれば、おおぐくりで考えれば「原因は地震」となるしかない。「地震が原因」となると、日本中の原発(50)はすべて、地震対策をやらねばならない。そうしなければ再稼働できない。ただでさえも津波対策で防潮堤など何百億円もの対策費が必要になった(浜岡原発では2000億円も必要)が、これに地震対策費用数百億円が必要になる。電力会社はイヤだ。ぜひ津波だけの原因にしよう。ガンガン頑張って、「地震が原因としない」ようにしよう-と原子力ムラの総力を挙げて努力した。これが故に、2011年3・11以降3年も経過したのにいまだ、事故原因が不明なのだ。

 これが結果として、電力会社を助ける=得する。地震対策費○○○億円が浮くから。かくして原子力ムラ(原子力利権共有帝国)は栄える。彼らは原因不明のままの方が良いのだ。

 

 

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┗■4.テント日誌5月25日(日) 続き

 |  経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252

 |  大飯原発訴訟判決をここ峠の茶屋からも広めたい

 |  豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり

 |  これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ

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○ 昼に反原発自治体議員・市民連盟の総会を聴講した。鹿児島、枚方、東海村、静岡、松山などの市議、村議が、各地の反原発運動の状況を説明し、特に避難の問題が全く解決していないことを確認できた。また、大飯原発再稼働差止福井地裁判決により原発立地地域の反対運動が勢いを増してきたことが、各議員の言葉の端々ににじみ出ていた。愚かにも別用で遅刻して、上岡直見さんの記念講演を聞き逃したことがとても残念。

○ 夜のテントは静か。昼当番のKさんと話しこんだ。半世紀足らず前の仕事に共通部分が沢山あった。囲碁、将棋の高段位を持つKさん、囲碁・将棋に興じて座り込みに話題提供してほしい。

 夜中に仕事を終えて到着したSさん、何だか今とてもハッピーらしく、何を言っても上機嫌に話し続けて私の睡眠時間を奪う。

 「原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ」と述べ、「原告のうち、大飯原発から250km圏内の住民は、直接的に人格権が侵害される具体的な危険があると認められる」と結論づけた大飯原発訴訟判決は、普段私たちがテントひろばに座り込んで話していることを、憲法に基づいて格調高く分かり易く述べた名文だ。

 経産省や資源エネルギー庁や安倍政権に猛省を促したい。霞ヶ関のへそ、峠の茶屋からもこの判決を広めたい。(K.M)
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