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┗■3.<傍聴報告>函館市大間原発建設差し止め訴訟 第1回口頭弁論

 │ 道南の中核自治体函館市がみずから原告=被告は国とJパワー

 │ フルMOX原発を 福島原発過酷事故を引き起こした旧審査基準で建設

 └────(伊藤晴夫 たんぽぽ舎ボランティア)

 

 7月3日(木)、東京地裁で行われた《函館市大間原発建設差し止め訴訟》

(増田稔裁判長)の第1回口頭弁論を傍聴できたので、その一端を報告します。

 

 冒頭で工藤函館市長は、3・11以来函館市民・議会とともに大間原発建設

の無期限凍結を求めてきた経緯や根拠とともに「極めて横暴で強圧的」な国と

Jパワーが一方的に建設工事を再開したことを指摘して30分をこえる意見陳述

を行いました。

 

 大間原発は福島の過酷事故を引き起こした旧審査基準で建設が進められてい

ること、原子力発電未経験のJパワーが運用しようとするのは毒性が強く、高

い危険性が指摘されているフルMOX(プルトニウム・ウラン混合燃料だけを

使用)による世界未経験の原子炉であること、眼の前の津軽海峡や西側海域に

巨大な活断層がある可能性が指摘されていること、国際海峡である津軽海峡は

テロ対策など大きな問題を抱えること、使用済MOX燃料は処理方法も処分地も

決まっていないことなどについて密度の濃い陳述。

 

 そして、大間原発でいったん過酷事故が起きれば、遮蔽物のない30km圏に位

置する函館市を含む道南地域の農漁業や観光などの基幹産業に打撃を与え地域

経済に壊滅的な被害をもたらすことになるばかりでなく、避難経路の不十分さ

から北斗市、七飯町を含む函館圏35万人の避難は不可能となるとの話しに、正

面に座る3人の判事も真剣な面持ちで聴き入っていました。

 

 この訴訟がこれまでの原発訴訟と大きく違う点は、道南の中核自治体「函館

市」がみずから原告となって提起したという点で、「地方自治体の存立を維持

する権利」に基づく主張が根幹になっています。安全神話を信じきっていた、

脱原発派ではないという(自民党系)首長さんの、福島の未曾有の大惨事をみ

て放射性物質で自治体の機能が崩壊するという危機感を、ひしひしと感じまし

た。 

 公判終了後に参議院議員会館で行われた報告集会で、公判傍聴に駆けつけた

小笠原厚子さんから、あさこはうすの現状について涙ながらに訴える発言が

あったことを付言します。

 

※参考:函館市大間原発訴訟 訴状の概要(函館市ホームページより)

http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031100330/files/260328sojogaiyo.pdf

他資料 http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014031100330/

 

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

◆新潟県中越沖地震7周年、福島を忘れない!原発ハイロ県民集会

 日時 7月12日(土)1330153013時 開場)16時からパレード

 会場 柏崎市産業文化会館(柏崎市駅前2-2-45

 資料代 500

 チラシ http://www8.ocn.ne.jp/~heiwa/140712.pdf

 

◎内容

 基調報告:原発反対地元3団体

 講演 原発事故!ヒバクなしの避難計画は立てられるか

 講師 上岡直見さん(環境経済研究所代表)

 弁護団報告:和田光弘弁護士

  「大飯原発差し止め判決と柏崎刈羽原発差し止め訴訟」

 主催 原発からいのちとふるさとを守る県民の会

    http://www8.ocn.ne.jp/~heiwa/index.html

 問合せ TEL 025-281-8100  メール kenheiwa@arion.ocn.ne.jp

 

 

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┗■5.新聞より2つ

 └──── 

 

◆<青森・大間原発>建設差し止め訴訟 「建設は横暴」

 北海道函館市長が陳述──第1回弁論 (毎日新聞 2014年7月4日より)

 

 青森県大間町に建設中の大間原発を巡り、北海道函館市が建設差し止めなど

を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、東京地裁(増田稔裁判長)であり、工

藤寿樹市長が「建設続行は極めて横暴で強圧的。無期限に凍結すべきだ」など

と意見陳述した。事業者のJパワー(電源開発)と国は訴えの却下を求めた。

 福島第1原発事故を機に、原子力災害の防災計画の策定区域が半径30キロ

圏に拡大され、最短23キロに位置する函館市も含まれることになった。

 工藤市長は、建設の同意手続きは立地自治体に限られているとして「函館市

は過酷事故が起これば存立が将来にわたって奪われる。至近距離にあるのに、

同意を求められず無視されている。地域の不安に何ら配慮してもらえず、訴訟

以外に残された道はなかった」などと訴えた。

 一方、国側は「市には原告適格が認められない。訴えは不適法で速やかに却

下されるべきだ」と反論した。(後略)

 

◆電力各社 対応ずさん

 安全審査、今後も長期化の恐れ   (毎日新聞 2014年7月4日より)

 

 原子力規制委員会が、九州電力川内原発1、2号機の事実上の「合格証」と

なる審査書案を9日にまとめる見通しになった。昨年7月に原発の新規制基準

が施行されてから「合格証第1号」の提示まで1年を要した。規制委が当初

「半年程度」と見込んだ審査が長期化した背景には、新基準への適応に多くの

設備が必要になることに加え、手間やコストを最小限に抑えたいという電力各

社の対応のまずさがある。審査の最大の焦点は地震と津波の想定だ。(中略)

 電力各社の消極姿勢は今も続く。日本原子力発電と東北電力がそれぞれ東海

第2原発(茨城県)と東通原発(青森県)の安全審査を今年5~6月に申請し

た際にも、この地震を想定に入れず「これまでの審査の内容を踏まえない申請

があることは大変問題がある」(島崎邦彦・規制委員長代理)と厳しい批判を

受けた。(中略)安全を軽視する姿勢を改めない限り、審査の長期化は今後も

避けられない。

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たんぽぽ舎です。【TMM:No2216

2014年7月4日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                               転送歓迎

━━━━━━━

★1.川内原発再稼働をやめろ! 全国一斉規制委抗議行動 第2波

 7月9日(水)昼、東京・六本木 原子力規制庁まえに集合!

★2.せんだい原発 再稼働反対!

 7/9にも規制委員会は「川内合格証」を出す

 地震対策、火山の「検討会」はどうした? (「川内の家」ニュースより)

★3.<傍聴報告>函館市大間原発建設差し止め訴訟 第1回口頭弁論

 道南の中核自治体函館市がみずから原告=被告は国とJパワー

 フルMOX原発を 福島原発過酷事故を引き起こした旧審査基準で建設

                            (伊藤 晴夫)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 ◆新潟県中越沖地震7周年、福島を忘れない!原発ハイロ県民集会

  7月12日(土)1330~講演会 16時~パレード (新潟 柏崎市)

★5.新聞より2つ

 ◆<青森・大間原発>建設差し止め訴訟 「建設は横暴」

  北海道函館市長が陳述──第1回弁論 (毎日新聞 201474日より)

 ◆電力各社 対応ずさん

  安全審査、今後も長期化の恐れ    (毎日新聞 201474日より)

━━━━━━━

※あす5日(土)14時~16時 於・スペースたんぽぽ

 学習会「福島第一原発の今 ─収束作業の本当の実態を見る─」

 講師 山崎久隆さん(たんぽぽ舎) 参加費800円

━━━━━━━

 

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┗■1.川内原発再稼働をやめろ! 全国一斉規制委抗議行動 第2波

 │ 原発再稼働の審査書案を阻止しよう

 │ ─再稼働ありきの「新規制基準」施行から丸1年─

 └────(再稼働阻止全国ネットワーク 事務局)

 

川内原発再稼働をやめろ!全国一斉規制委抗議行動 第2波にご参加ください。

 

日時 7月9日(水)12時~13時半

場所 原子力規制委員会まえ(港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル)前

地図 http://www.nsr.go.jp/nra/map.html

交通 南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩8

呼びかけ 再稼働阻止全国ネットワーク

 問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549

協力 原子力規制を監視する市民の会 http://kiseikanshishimin.jimdo.com/

 

  私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は、新規制基準の施行日以来、

 再稼働審査よりも放射能汚染水対策を!と主張し、継続的に原子力規制委員

 会への抗議行動をしてきました。しかし、規制委は既に120回も審査会合

 を開き、今は川内原発の「審査書案」作成に着手しています。

  東電福島第一原発の放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず、コントロー

 ルもブロックもできていない中で、原子力規制委員会の再稼働容認は許せま

 せん。まして、事故を踏まえていない新規制基準で、地震対策も火山噴火

 対策もプラント評価も全く不十分なままで、また、避難対策も住民理解も

 ないままで、再稼働などあり得ません。

  先月12日~14日の鹿児島・川内行動に多数参加して川内原発再稼働反対を

 訴えました。鹿児島市内開いた全国相談会では、鹿児島・川内現地や他原発

 現地の方々とともに避難問題など川内原発再稼働阻止のための行動を論議し、

 再稼働推進組織・原子力規制委員会を糾弾し、川内原発の再稼働を阻止する

 ことも確認しました。

 

 「新規制基準」施行(2013年)から2年目に入る7月9日(水)に「全国

 一斉規制委抗議行動・第2波」を呼びかけます。原子力規制委員会(東京)

 だけでなく、全国の規制庁現地事務所に対して再び抗議・申入れをしたいと

 思います。

 首都圏及び原発現地・周辺の方々の同時行動へどうぞご参加ください。

 

 

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┗■2.せんだい原発 再稼働反対!

 │ 7/9にも規制委員会は「川内合格証」を出す

 │ 地震対策、火山の「検討会」はどうした?

 └────(「川内の家」ニュース14号より)

 

原子力規制委員会は、どうやら7月9日に川内原発の「審査書案」(事実上の

合格通知)を出すようです。以後1カ月のパブリック・コメント(市民が意見

を出す)期間をへて、正式合格・再稼働の流れとなりそうです。

 

●重要問題を先送りする、規制委

 ところが、最も重要な問題は先送りです。

 1.火山噴火の影響については、学識者の「検討委員会」を設けるとは言い

  ましたが、実現されるかどうか不明です。

 2.運転30年になる原発の老朽化、設備の劣化・脆弱化についても、再稼働

  の審査が終わった後に検討とのこと。

 それでは順序が全く逆。とにかく再稼働、「あとは野となれ山となれ」です。

 これほど市民の「人格権」(福井の裁判所の判決)、生命や財産を無視した

 やり口はありません。

 

●九電の、なめきった態度は許せない

 7月1日には、九電・山元副社長らを呼んで、鹿児島県議会・原発特別委員

 会がありました。九電は津波・火災・竜巻の対策をやったと報告。しかし

 最も肝心な地震対策については、「まだ現在の建屋・設備の強度評価中」と

 答え、対策工事は未着手だと判明しました。福島事故の原因は地震だった

 のに、なんということでしょう。

  噴火についても「原発運転中には『万万一』にも起こらない」と断言。

 火山モニタリングも規制委に言われたからやるという姿勢です。

 

●パブコメに意見を、県の説明会に参加を

 パブコメ期間、「私たちの安全や財産をどうしてくれる」と、ガンガン意見

 を出しましょう。9月初めの県の説明会に参加し、原発推進の県政を問い詰

 めましょう。再稼働阻止のためには、私たちの声と行動が最大の武器です。

 

☆これまでに発行された「川内の家」ニュースはホームページでご覧ください

 http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/sd/index.html

 

 

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 └──── 

 

 ◆第1回「東海第2反対議連」学習会

  -大飯原発差止訴訟判決を学ぶ-

 

・日 時:7月4日(金)10時~1230

・会 場:亀城プラザ4階・第4会議室

       土浦市中央2-16-14/電話029-824-3121

       http://www.city.tsuchiura.lg.jp/page/page001099.html

・講 師:只野靖弁護士(「脱原発弁護団全国連絡会」事務局長)

・参加費:1千円

・主 催:東海第2原発の再稼働に反対する茨城県自治体議員連盟

・問合せ:事務局 玉造順一(029-303-1255spd@green.ocn.ne.jp

*資料準備の都合上、参加いただける方はできるだけ事前に

 事務局までご連絡をお願いいたします。

 

 

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┗■5.新聞より3つ

 └──── 

 

 ◆名誉所長に小泉元首相 「脱原発」城南信金の研究所

 

○ 城南信用金庫(本店・東京都品川区、吉原毅理事長)は一日、エネルギー問題のシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長に、小泉純一郎元首相が同日付で就任したと発表した。

 小泉氏は、細川護熙(もりひろ)元首相らとともに脱原発を目指す一般社団法人「自然エネルギー推進会議」を立ち上げるなど、積極的に脱原発の活動を展開している。一方、城南信金は「原発に頼らない安心できる社会」を目指す方針を掲げ、地域への情報発信に取り組んでいる。(中略)

○ 初代名誉所長は、歴代の自民党政権下で経済政策のブレーンとして活躍した故加藤寛(ひろし)・慶応大名誉教授が務めた。加藤氏は在任中、第一弾リポートに寄稿。「脱原発は新産業の幕開けをもたらし、景気や雇用の拡大になる」として、ただちに原発をゼロにするべきだと訴えた。

 加藤氏が昨年一月に逝去した後は、名誉所長は空席となっていた。

     (7月2日東京新聞朝刊より抜粋)

 

 

 ◆「核と人間 共存できぬ」 被爆者の声 映画で追う

  広島・長崎原爆や福島事故など

 

 「ブラジルに生きるヒバクシャ」などの記録映画を紹介する「被爆者の声をうけつぐ映画祭2014~あの日を忘れない…」が七月三~六日、東京都千代田区の明治大リバティタワーで開かれる。

 映画祭はアニメーション映画監督の有原誠治さんや弁護士が被爆体験を継承しようと企画。実行委員会が明大軍縮平和研究所との共催で〇七年から始め、今回で八回目。広島・長崎の原爆被害や福島原発事故を追った計十一本を上映する。

 (中略)

 鑑賞券は大人前売り千円(当日千二百円)。大学生同五百円(六百円)。高校生以下無料。問い合わせは、共同映画=電03-5466-2311=へ。

         (6月24日東京新聞より抜粋)

 

 

 ◆「凍土壁」早くも黄信号 地下トンネル、汚染水抜き難航

 

  東京電力福島第一原発の汚染水対策の柱として、政府が三百二十億円の税金を投じる凍土遮水壁に、着工から三週間で黄信号がともっている。海側の建設ルート上を地下トンネルが横切っており、中の高濃度汚染水を抜かないと凍土壁は造れない。その水抜き工事が難航しているからだ。(後略)

     (6月26日東京新聞朝刊より抜粋)

たんぽぽ舎です。【TMM:No2215

2014年7月3日()地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!

   98の賛同団体と共に110人の参加

   -第10回東電解体!東電本店合同抗議の報告-

   次回(11)は8月6日()18302000

                                 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.短信-その4

   ▲第10回東電本店合同抗議・こぼれ話

    ▲火砕流はコンクリートの頑丈な建物でも十分に破壊する~火山学者

★3.7/1島崎規制委員の伊方現地視察に対して申し入れ行動

                                       堀内みすず(伊方)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

  ◆7/4第1回「東海第2反対議連」学習会

   -大飯原発差止訴訟判決を学ぶ-

         会場:亀城プラザ4階・第4会議室

★5.新聞より3つ

   ◆名誉所長に小泉元首相 「脱原発」城南信金の研究所

                                     (7月2日東京新聞朝刊より抜粋)

   ◆「核と人間 共存できぬ」 被爆者の声 映画で追う

    広島・長崎原爆や福島事故など            (6月24日東京新聞より抜粋)

  ◆「凍土壁」早くも黄信号 地下トンネル、汚染水抜き難航

                    (6月26日東京新聞朝刊より抜粋)

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※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!

 7/4()108回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!

 日時:7月4日()18:0020:00

 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

    当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。

 1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!

━━━━━━━

 

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┗■1.東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!

 |  98の賛同団体と共に110人の参加

 |  -第10回東電解体!東電本店合同抗議の報告-

 |  次回(11)は8月6日()18302000

 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ 連日「集団的自衛権行使の解釈変更への抗議行動」が首相官邸周辺で催される中、7月2日()、午後6時30分から、東京電力本店前で「東電は「福島」に責任を取れ!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、98の賛同団体と共に、第10回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約110人。

○ 色鮮やかなのぼり旗15本が林立する中、オープニングコールの後、「原発さよなら千葉」の永野さんが、抗議主旨説明を行った。

 まず、「平和と民主主義をめざす全国交歓会」の小川さんから、放射能による健康被害に対応する“放射能健康診断100万人署名運動”の目的、途中経過、今後の行動予定が説明された。

 続いて、たんぽぽ舎・山崎久隆さんが発言。過日行われた東京電力株主総会のひどい模様、福島県浪江町民の慰謝料増額に係る原発ADR和解案を拒否する不誠実な東電の対応、事故収束の凍土壁のいろいろな問題点等を報告された。

 次に、日本音楽協議会(日音協)によるミニコンサート(3曲)が行われ、全参加者の歌声が夜空に響いた。

  さらに、東京電力への申し入れは、市民が求め創るマニフェストの会・たんぽぽ舎の2団体。

 その後、富山県で反原発運動を展開されている藤岡さんを始め、茨城県からの参加者など、計8名の抗議アピール、および関連イベント告知があった。

 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って、抗議行動を締めくくり、午後8時に終了。

 抗議終了後、16名の有志による交流・懇親会が、近隣の居酒屋で催された。

 なお、カンパが約46,000円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。

 

※第8回「東電解体」講座を開催します。奮ってご参加ください。

講 師:石丸小四郎さん(福島原発告訴団副団長)

テーマ:「福島の現状と今後の課題」

日 時:7月29()19:0021:00

場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

資料代:800

 

☆次回(11)の東電本店合同抗議は、8月6日()18302000

 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)

    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分

☆9月以降も毎月第1水曜日に東電本店合同抗議を続けていく予定です。

時間は午後6時半~8時。東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。

また、引き続き賛同団体を募集中!

 

 

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┗■2.短信-その4

 └────

 

 ▲第10回東電本店合同抗議・こぼれ話

 毎月1回、第1水曜日の東電本店合同抗議が早くも10回目。当日、賛同団体が2つ増えて98へ。100番目の賛同はどの団体かな?!

 集団的自衛権行使容認ダメ・安倍やめろデモが月曜、火曜と続いて、連日行動のため、その疲れもあり昨日の水曜日行動は参加人数が減ったが、カンパ額は200人の抗議集会の時と同額(感謝)

 山崎久隆さんの話も良かった。ドンパン節も好評。2次会では、富山県の人、茨城県の人の参加で盛り上がった。(柳田)

 

 ▲火砕流はコンクリートの頑丈な建物でも十分に破壊する

  ~火山学者

 『火砕流は単なる期待の流れではなくて火山灰を含んでいるので、希薄ですが非常につよい破壊力があり、流路に建物があるとほとんど破壊してしまいます。コンクリートの頑丈な建物でも、十分に破壊されます。火砕流がもしも直接来れば、原子力発電所の建屋でも破壊されるでしょう。』

 出典:岩波書店の月刊誌「科学」2014年1月号の「特集、日本を襲った巨大噴火」の中の、中田節也氏の文(東大地震研究所)=「大噴火の溶岩流・火砕流はどれほど広がるのか」の中の一文です。

 

 

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┗■3.7/1島崎規制委員の伊方現地視察に対して申し入れ行動

 └──── 堀内みすず(伊方)

 

○ 7月1日に島崎規制委員が、四電伊方原発の現地調査に来ました。

伊方現地調査は昨年10月の更田委員に続いて2回目です。

 八幡浜原発から子どもを守る女の会と伊方原発反対八西連絡協議会の呼びかけで9時半から伊方ゲート前では島崎委員へのアピールをし、伊方原子力規制事務所では要請書を提出しました。

 参加者は呼びかけ2団体と、原発さよなら四国ネットワーク、伊方原発50km圏内住民有志の会、再稼働阻止全国ネットワーク伊方の家と個人の10名。

○ 午前9時半から、伊方原子力規制事務所では呼びかけ2団体の3名が添付ファイルの要請書を読み上げ、鶴園副所長に提出し、島崎委員に必ず手渡すようにと申し入れました。

 ゲート前では参加者から現地調査中の島崎委員へのアピールが11時半ごろまで続きました。途中、伊方規制事務所から合流した近藤さんから要請書提出の報告がありました。島崎委員あての「激励と要請文」(原発さよなら四国ネットワーク)も読み上げられ、終了後、伊方規制事務所に提出されるとのことでした。

○ 現地調査とゲート前アピールの様子は、夕方6時45分からNHKローカルニュースで報道されました。

 (たんぽぽ舎から贈っていただいたミカンの図柄入りの「伊方原発再稼働いかん!」の横断幕も画面いっぱいに映りました。)

 報道によると、島崎委員らは伊方原発が立地する岩盤(緑色片岩)をつるはしでたたいてみたり、地下2000メートルなどからのボーリング調査のサンプルを見たり、地滑り斜面5か所を視察して、午後3時ごろに調査を終了。

 調査後、コメントを求められた島崎委員は、「非常に良い岩盤。固くて良質。計算から安定。四電の説明には納得。」

今後の課題は?と質問され、「基準地震動」と答えていました。

○ 今日は、閣議決定があり、官邸前の様子も気になりながらの一日でした。

しぶとくやり続けます  グー  <http://i.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s16.gif>

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┗■4.全国のみなさま 広瀬隆です

 |  日本がどうなるのか、大変な日を迎えていますが・・

 |  これから、われわれの反撃です

 └──── 

 

 ドイツで、送電線を電力会社から買い取る闘いに勝利し、自前で電力を供給しているシェーナウ電力(市民電力会社)が毎年、全世界のすぐれた人たちの活動を表彰しています。

 今年は、その環境賞「電力革命児」賞を、「大塚愛さんとフクシマの母たち」、「山本太郎さん」、「電力パイオニアの佐藤弥右衛門さん」の三人が受賞しました。

 http://www.badische-zeitung.de/schoenau/unterstuetzung-von-freunden

 

 

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┗■5.おしどりマコさんはすごい!

 |  ―誰も知らないべラルーシ、ドイツの事情を伝えてくれた

 |  6/19トークショー「おしどりマコのドイツ見聞録」参加者の感想

 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

 

○ おしどりマコさんは今年2月24日から3月16日までドイツとベラルーシに行ってきました。

  核戦争防止国際医師会議(IPPNW)に出席・発表するためと、ドイツとベラルーシを取材するためです。おしどりマコ・ケンはよしもとクリエイティブ・エイジェンシー所属の夫婦漫才コンビですが、別の顔はジャーナリストです。東電本社、福島原発などを取材して発表しています。その内容を認めた、ドイツ・ヘッセン州プロテスタント教会がおしどりマコさんを招待したのです。これってすごいですね。この会議は反核・反原発陣営の人には有名な会議で出席するのが難しいのです。

○ ドイツでは教会で講演すると若い人に質問ぜめにあいました。「なぜ日本は脱原発を決定しないのか、なぜ原発輸出するのか、ポスターや缶バッヂで原発がなくなると思いますか、etc」ドイツでは高校生も支持政党を持っています!逮捕覚悟で直接行動を行うのが多いようです。モンサントのGM実験農場に大勢が座り込んで逮捕されたそうです。

○ ベラルーシではミンスクのベルラド研究所やゴメリの国立放射線医学研究所・病院などを訪問しました。ベルラド研究所は国の援助がなくなって、ホールボディーカウンターも自分たちの手作りなのです。会議には国の公安(監視員)のような人も参加しており、堂々と参加者の顔を映しているのです。録音もしているようです。ですから、本音は話してもらえないのです。ある女性研究者・医者は「チェルノブイリ事故以降、甲状腺がんだけでなく、白血病、心臓病など子供の病気が急増しました。しかし、原発事故と関係あるのは甲状腺がんだけです」といいます。なんど聞いても「事故と因果関係があるのは甲状腺がんだけ」といいます。彼女は子供の保養にお金が必要なので、首になりたくないのだと思います。公務員でないと収入が非常に低いのです。日本の医者は「多発している福島の甲状腺がんは原発事故と関係ない」と言い続けていますが、あと数年後にはベラルーシの研究者と同じように言うのだろうと思います。

 山下俊一教授や鈴木眞一教授も家族の生活を守るためにうそをつかざるを得ないのかもしれない、と思いました。

 

○ 詳しくはふくしま集団疎開裁判ホームページの動画でご覧ください

 演 題:[おしどりマコのドイツ見聞録]

 開催日:2014619日 19時~21

 場 所:スペースたんぽぽ(東京都千代田区)

 講演者:おしどりマコ・ケンさん

 共 催:たんぽぽ舎 & ふくしま集団疎開裁判の会

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1/4:自己紹介と福島第1原発のトラブル続きの汚染水処理装置=>

   <https://www.youtube.com/watch?v=SzkrDznVzr0> ここから

 

 

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┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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 ◆函館市大間原発差し止め訴訟第1回口頭弁論と報告会のお知らせ

 

 函館市が提起した大間原発差止等訴訟につき、7月3日()15時より東京地裁103号法廷にて第1回口頭弁論期日がございます。工藤壽樹函館市市長の意見陳述を予定しております。裁判終了後、市民による報告集会も企画されています。

 日時:7月3日()14:30ころから傍聴券配布

        15:00~口頭弁論・東京地裁103号法廷(大法廷)

 

  裁判報告会(主催:大間原発反対関東の会)ご案内

 

場 所:参議院議員会館1階101会議室(千代田区永田町2-1-1

    1530頃から入り口にて通行証配布します。16:30報告会開始

大間原発訴訟(住民)について/野村保子さん(函館在住、大間原発訴訟の会)

大間原発の危険性について/澤井正子さん(原子力資料情報室)

第1回口頭弁論期日の報告、今後の裁判の動き/河合弘之弁護士、中野宏典弁護士、兼平史弁護士(終了予定18:30)

主 催:大間原発反対関東の会

連絡先 drykimiko@pslabos.com(乾)TEL 04-7423-6676(玉中)
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