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たんぽぽ舎です。【TMM:No1809】
2013年4月17日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.「原発なし=原発ゼロで電気は大丈夫」が証明された
    節電要請今夏見送りという政府発表は重要だ
    国民の節電の普及と天然ガス火力などの増強
                    柳田真(たんぽぽ舎)
★2.たんぽぽ舎学習会 4月20日(土)
   東電「今は真っ暗」虚偽発言→調査妨害 1号機の何を隠したかったのか?
     木村英昭さん(朝日新聞記者) 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
★3.新聞・雑誌から3つ
 ◆大飯原発停止認めず 大阪地裁 仮処分却下 「安全基準に合理性」
  住民側 「福島の教訓どこに」
 ◆未知の活断層 警戒 淡路島地震 研究者「発見は困難」
 ◆イラン M7・8地震  死者数十人との報道
★4.編集部より─3つのお知らせ
━━━━━━━
※4/18緊急学習会にご参加を!
 『放射能汚染水のダダ漏れまたも海へ?東電の無責任、規制委員会の
  だらしなさ、漁民は怒る』
 日 時:4月18日(木)19:00から21:15
 お 話:後藤政志さん(元原発技術者)、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.「原発なし=原発ゼロで電気は大丈夫」が証明された
 |  節電要請今夏見送りという政府発表は重要だ
 |  国民の節電の普及と天然ガス火力などの増強
 └────  柳田真(たんぽぽ舎)
 
1、9日の電力需給検証小委員会で、経済産業省は沖縄を除く9電力会社の今夏の
 電力需給見通しを報告。10年夏並みの猛暑となり、これ以上原発が再稼働しな
 い場合でも、全社が3%以上の供給余力を持てる見通しとなった。
  猛暑日の昼過ぎなどに想定される電力の最大需要に対し、どの程度供給力の
 余裕があるかを示す「供給予備率」は、全国平均で6.3%。今夏、電力不足だ
 った関電と九電がそれぞれ3.0%、3.1%との見通しを示し、安定供給に最低限
 必要な水準(3%)は何とか確保した。節電意識の定着で、昨夏の節電の7~9
 割が今夏も継続すると見込み、景気回復に伴う需要増加分を吸収した。
 (後略)           (毎日新聞4月10日より抜粋)
 
2、さらに節電意識定着、電力9社不足せずと発表(4月17日)
 
  経済産業省は17日、電力需要検証小委員会(委員長・柏木孝夫東工大特命教
 授)を開いた。今夏は、猛暑を想定し原発をこれ以上再稼働させなくても、節
 電意識が定着したことで、沖縄を除く電力9社の電力は不足しないとする報告
 書案を示した。
  報告書案では、今夏の最大需要を1億6644万キロワットとした。東日本大震
 災後の節電実績を踏まえ、今夏の全国の節電効果は、無理な節電をしなくても
 1340万キロワットに上がると見込んだ。現在稼働している関西電力大飯原発3、
 4号機以外の原発が再稼働せず、景気回復による需要増(122万キロワット)を想
 定しても、9社の供給余力を示す「予備率」は、安定的な電力供給に最低限必
 要な3%以上を確保した。
                 (東京新聞4月17日より抜粋)
 
3、「原発なし=原発ゼロで電気は大丈夫」が政府によって証明された。実はこ
 れでもまだ政府と電力会社が自分の都合の良いように(国民には都合が悪いよ
 うに)数字を操作しているという疑いは十分残る。もともと政府の統計で、ず
 っと前から火力、水力、自家発電(の合計)で、つまり原発なしで電力は大丈夫
 は証明されていた。既知の事実だったが、一定数の国民は欺かれていて、原発
 がないと電力不足と思わせられていた。(騙される責任)
 
4、電力会社と経産省のインチキ手法=需要は過大に見積もり、供給は少なく見
 積もる。このギャップは関西電力では原発2基分を越した。「原発なしで電力
 は大丈夫」が証明されるのがよほどいやらしい。
 4月1日の再稼働阻止ネットの川内博史氏(前衆議院議員)の講演でも具体的な
 数字で"関西電力が原発なしでも電力は十分足りる"と話された。この事実をだ
 まされている国民へ広く知らせよう。
 
5、電力会社と政府がサボタージュしていること(50、60ヘルツ問題)
 
 もう一つ、発表されていないが公然たる事実がある。東と西の50、60の違いと
 その解消方針の欠落である。3.11原発大惨事の後、東日本は電力不足=計画停
 電(実は強制)で各家庭は苦しんだが、この時、西日本は電力が余りに余って
 いて、東日本へ売りたくてしょうがなかった。(もうかるチャンス)
  それができなかったのは50、60ヘルツの構造的な差=1つの国内が2つのシス
  テムに分断されていることが敗戦の1945年以降手つかずにきたことである。
 静岡の変電所の能力は100万kwちょっと。この大問題をサボりつづけてきた
 電力会社、国家(自民党政府)の責任(それを黙認してきたメディアの責任)が最
 も問われるべきだと思う。
 
 
┏┓
┗■2.たんぽぽ舎学習会
 |  東電「今は真っ暗」虚偽発言→調査妨害
 |  1号機の何を隠したかったのか?
 └────木村英昭さん 山崎久隆さん
 
講演者:○「今は真っ暗」をスクープした木村英昭朝日新聞記者
     「プロメテウスの罠=官邸の5日間」
    ○山崎久隆さん:嘘をついてまで必死に隠そうとしている1号機の謎に
     迫ります。
     
昨年2月、田中三彦氏をはじめとする国会事故調査委員会が1号機に立ち入り調
査を求めたところ、担当者は「今は真っ暗だ」、「照明もない」…と言った。
この話を聞いた田中元委員らは最終的に「今は真っ暗」を理由に調査を断念。
ところが実は「明るかった」のだ。しかし東電は「担当者の思い違い」、「事実
に反する説明をしたが故意ではない」と強弁。金のためなら、何でもありの嘘つ
き東電は何を隠したかったのか? 何を恐れている?
 
4月20日(土) 13:00開場 13:30開演 (3時間) 参加費:1000円
       お待ちしています!
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から3つ
 └──── 
 
◆大飯原発停止認めず 大阪地裁 仮処分却下 「安全基準に合理性」
 住民側 「福島の教訓どこに」
 
 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)は、地震によって重大な事故が
起きる危険性があるとして、近畿を中心とした8府県の住民約260人が運転停止
を求めた仮処分の決定で、大阪地裁は16日、「合理性がある安全上の基準を満た
している」として、住民の申し立てを却下した。(中略) 
 
 「市民の命を守らない、ひどい判断だ」。東京電力福島第1原発事故で安全へ
の不安が広がる中、国内で唯一運転している大飯原発をめぐる司法判断として注
目された16日の大阪地裁決定。訴えを一蹴する内容に、仮処分を申し立てた住
民側からは「福島原発事故の教訓はどこへいったのか」と怒りの声が噴出した。
 「関西電力側の言い分をそのまま認定した、ありえない決定だ」。大阪市内で
あった記者会見で、住民側代理人の冠木克彦弁護士は決定内容を痛烈に批判。
「東日本大震災を経た後の司法判断として、おかしい」と語気を強めた。
                     (4月17日東京新聞より抜粋)
 
 
◆未知の活断層 警戒 淡路島地震 研究者「発見は困難」
 
 兵庫県の淡路島で起きたマグニチュード(M)6・3の地震は、未知の活断層が原
因の可能性が出てきた。研究者は「知られていない活断層は全国にあり、発見
は困難。今回と同規模の地震はどこでも起きうる」と警戒を呼び掛けている。
(中略)
 
 古村孝志東大教授(地震学)は「活断層を見つけるのは難しく、この10数年だけ
でも鳥取県西部地震や新潟県中越地震、能登半島地震といったM7級の大地震が
未知の活断層で起きた。日本では約2000の活断層が知られているが、比較的規
模の小さい断層も含めると、全国に数万~数十万あるだろう」と話す。(後略)
                      (4月17日 茨城新聞より抜粋)
 
 
◆イラン M7・8地震  死者数十人との報道
 
 米地質調査所によると、パキスタン国境に近いイラン南東部シスタンバルチス
タン州で16日午後(日本時間同日夜)、マグニチュード(M)7・8の地震があった。
パキスタンの民放テレビによると、イラン国境に近い同国西部バロチスタン州
の当局者は少なくとも34人が死亡、80人が負傷したと明らかにした。(中略) 
 震源は首都テヘランの南東約1100キロの山岳地帯。震源から西約1000キロの場所
にはブシェール原発がある。建設に携わったロシアのロスアトム社のキリエンコ
社長は、異常は起きていないと述べた。(中略)
 
山岡耕春・名古屋大地震火山研究センター長の話 
 インドプレートとユーラシアプレートという2つの岩盤が衝突する、非常に地
震が多い地域。マグニチュードと現地の建物の耐震性を考えると、震源か100キロ
を超える広い範囲で被害が出ていると思われる。(4月17日 朝日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■4.編集部より─3つのお知らせ
 └──── 
 
○4月16日の集会の主催者は原子力規制委を監視する市民の会です・
○5月18日(土)19日(日)の東電柏崎刈羽原発(新潟県内)ツアー(定員80名)
 は現在40名を越す申込みとなりました。あと30数名の余裕があります。
 なるべく早めにお申し込み下さい。主催は再稼働阻止全国ネットワーク(たん
 ぽぽ舎気付け)です。
  申込みは FAX  03-3238-0797、メール nonukes@tanpoposya.net
       電話 03-3238-9035 柏崎刈羽ツアー担当です。
○メルマガの現在の発信アドレスは5,800通です。3.11地震・津波・原発大事故
 の前は1,500程度でしたから、激増しました。なお、このメルマガを友人・知
 人(10~30人)へ転送している人と、ブログ転載している人が三桁の人数があ
 り、それらを合計すると4,000人位で、5,800と総合計すると約一万人へ届いて
 いると思われます。
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