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たんぽぽ舎です。【TMM:No1748】
2013年2月16日(土)の2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.使用済燃料を青森県に搬出してはならない
東京電力はサイト内乾式貯蔵を地元に説明する義務がある 山崎久隆
★2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
◆いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」@霞ヶ関 3月11日
★3.新聞・雑誌から
◆世界トップの環境技術 Jパワー石炭火力 (毎日新聞より)
★4. テント日誌 2/13日
<経産省前テントひろば 522日目「福島月間」も近づく中で>
━━━━━━━
┏┓
┗■1.使用済燃料を青森県に搬出してはならない
| 東京電力はサイト内乾式貯蔵を地元に説明する義務がある
└──── 山崎 久隆(たんぽぽ舎)
24年にわたり東京電力の株主総会に出席し、使用済燃料の再処理と青森への核ゴミ輸送に反対してきた立場から、使用済核燃料についての私個人の考えを述べる。敢えて言うまでもないが、いかなる団体の意見も代表するわけではないし、もちろん原発現地の人々にとって容認できる話でも無いことは十分認識している。しかし多分、当面方法はこれしかないとも思っている。
まず、乾式貯蔵を行うしか使用済燃料プールの危険性を回避する方法は無い。これは大前提なのだが、だからといって無限に乾式貯蔵をして、さらに使用済燃料のままで埋め捨てにすれば済むという話ではない。
さらなる大前提は、東電の全原発を廃止し、今後使用済燃料が一体も増加しないことを確実にすることである。これにより東電が管理すべき使用済燃料の全量が確定する。それを何処で、誰が、どのように管理をするかを議論する俎上に上がるというものだ。
現在東電は、再稼働する前提で、柏崎刈羽原子力発電所から使用済燃料を乾式貯蔵容器に詰めて青森県に送る計画を立てている。これは断じて、実行してはならない。
また、今後のこととして、青森県に送っている使用済燃料を「引き取る」計画も立てなければならない。青森は核のゴミ捨て場ではないのだから、引き取る義務がある。貯蔵するのであれば東京電力管内(つまり東京)において管理することを考えるべきだ。福島第一、第二、柏崎刈羽のどこであっても「永久に貯蔵」することは認められない。
しかし、すぐに使用済核燃料を原発から動かすことはできない。特に福島第一に至っては動かす術さえない。このため、一定期間は原発サイトで乾式貯蔵設備などを構築し、そこで貯蔵をすることになる。実際には福島第一原発にはサイト内に乾式貯蔵設備は存在しており、貯蔵そのものは一部始まっている。可及的速やかに全燃料体をそのようにする理由は「地震や津波などの災害に耐えられない」ことに尽きる。このための費用ならば東電電気料金から支出することがあっても仕方がないだろう。
一体どれだけの資金が必要かと思われるかもしれないが、実際にむつ市関根浜で乾式貯蔵を計画していたものよりは少なくなるだろう。また、現在の福島第一で行っている方式をベースにすれば、費用もすぐに明らかにできるはずだ。東電は速やかに、必要額を明確にすべきである。
今すぐすべきなのは方針の提示だ。例によってまたしてもずるずると時間ばかりを浪費する原子力マフィアの悪質なサボタージュを許さないことが重要だ。
┏┓
┗■2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」@霞ヶ関
日時:2013年3月11日(月)19:00~20:30
場所:経産省前テントひろば
(アクセス:メトロ丸の内線・千代田線・日比谷線「霞ヶ関」駅A12出口すぐ)
?キャンドルはこちらで用意しますが、持参も歓迎です。
?このアクションをいっしょに運営していただけるスタッフ(準備段階から・当日のみどちらもOK)を募集しています。下記「問い合わせ」までご連絡ください。
主催:3.11.霞ヶ関キャンドルチーム / 協力:経産省前テントひろば
問い合わせ:minoguchi84@yahoo.co.jp 簑口(みのぐち)
?いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」の公式ブログもご覧ください
http://candle311.blogspot.jp/
(原発いらない福島の女たち キャンドルチーム)
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
└────
◆世界トップの環境技術 Jパワー石炭火力
東京湾に面した横浜市磯子区。横浜ランドマークタワー(同市西区)から約6キロしか離れていない都市部に、世界トップレベルのクリーンさを誇る石炭火力発電所がある。Jパワーの磯子火力発電所。構内にある展示施設「ISOGOエネルギープラザ」の池杉守館長(58)は「発電効率の高さや環境技術は『世界の磯子』と呼ばれる」と最先端の技術を説明し、石炭火力発電の可能性を語る。
石炭というと、蒸気機関車の黒い煙が出るイメージがあるかもしれませんが、ここの煙突からは黒い煙が出ることはあり得ません。酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)は99%以上、光化学スモッグやぜんそく発症の原因となる窒素酸化物(NOx)は90%以上、ばいじんはほぼ100%除去されています。これらの排出率は、「環境先進国」のイメージがある欧州各国など主要先進国の火力発電所と比べても、圧倒的に低いんです。
世界最高水準の技術なんですね。
業界では「世界の磯子」として通って、アジアを中心に世界各国の政府関係者や業界関係者ら4000人以上が視察に訪れています。
石炭というと過去のエネルギーのイメージがあります。
国内炭がほぼ採掘されなくなったことから、そういうイメージがあるのでしょう。しかし実際には、日本の電力の約3割、世界の電力の約4割が石炭火力によって賄われています。石炭の可採年数は石油や天然ガスの約2倍で、価格も安定しています。また、政情が安定した国を中心に、世界中に広く分布しているため、エネルギー安全保障上のメリットもあります。(後略)
(毎日新聞 2月14日より抜粋)
┏┓
┗■4.テント日誌 2/13日
| <経産省前テントひろば 522日目「福島月間」も近づく中で>
└────
どいうわけか、すっかり「雨男風」になってしまっている。僕が当番になっている火曜日はどうも雨が多いのだ。少しずつではあるが春めいたものを肌に感じはじめられるようになってきているが雨に降り込められる。もっとも雨が嫌いではないからかもしれない。深夜からは雪になるかもしれないという予想だったが、霙になった。「霙ふる霞ヶ関」といったところで歌のフレーズになるわけがないだろうが、テントから外を眺めていて驚くのは人の動きが結構あるということだ。こりゃなんだろう、と首を傾げるのだがこれも「霞ヶ関」ということなのだろうか。こんな場所で淡々と日は過ぎて行く。時間の流れとはなにか、僕らの意志はどうなっているのか、自己問答をしながら日々を過ごしている。答えのでない問いかけをいっぱい抱えてである。ある本を読んでいたら政治ってデモと会議ばっかりとあったが、こういう果てしのない自己問答もまた政治行為なのだ。索漠たる中での行為が政治行為の大半であることは十二分に分かってきたつもりではるが。
安倍内閣は経済問題(景気対策)に中心を定めて他の重要な問題はすべて参院選挙の後にしているようにみえる。原発問題についてはなるべく触れないでいながら対応を準備しているようにみえる。でも、原子力規制委員会等への裏面工作などで手を打っているのだろう。以前なら、政府や国会とは別に国民の目に触れないところで官僚が事を進める体制だった。今も、このことがなくなったわけではないが、人々に監視のつよくなっている。規制庁の動きなどは従来に比すれば、監視の目は強まっている。この行動は地味で徒労の伴なうものだが、集会やデモだけではない行動の一つとしてやらねばならない。東電に対する追及などもふくめてである。
この間の報道で衝撃的だったのはやはり東電の事故隠蔽行動が明るみにされたことだ。福島第一原発への国会議員の調査を拒んだ行為はやはり原発推進体制の闇というか病理的体質を露呈させた。一体、どうなっているのだという怒りをけせないが、こういう体制は東電だけでなく、原子力ムラを含めて現在も変わっていない。ここが重要な点だ。東電は福島第一原発の事故から地震の原因となるものを隠したかったのであり、「想定外」の津波というキャンペーンには予想した通りの裏があったのだ。これらは再稼働→原発保持という東電や官僚(原子力ムラ等)の戦略に沿った行為であり、現在もその枠組みで彼らは動いている。彼らとっては全ての道は再稼働にあることを忘れないでおこう。
『3・11』2周年を前にして全国各地で脱原発の運動は様々の形で展開が予定されている。テント内にもいろいろにチラシが張られているし、地方の方からの便りも届いている。例えば、『北海道反原発連合新聞』はこの間の北海道の運動の現状を伝えてくれる。わざわざ上京してテントによる日程まで知らせてもらっている。これとは別に沖縄の動きを伝えるビラ類も多い。3月1日「焼津から8月広島まで」の命の行進も伝えられている。メディアでは伝えられないが春に咲く草花のように湧き出てくるような動きが分かってうれしい。
テントでは「2月22日から3月24日」までの間を「福島月間」とすることを呼び掛けている。いろいろのグループが福島につながることを意図した催しなどをおこない。お互いの連帯し協力して脱原発運動を盛り上げて行こうというのだ。福島を意図的に忘れさようと動きに抗して「福島の現状」に目を向け、脱原発の闘いの現在を見直し、持久的な闘いの道を組み直して行こうということでもある。現在までのところ確定しているも催しを紹介して置きたい。
◆2月22日以前のテント企画など
2月17日(日)15時「今や、川柳力の時代」1第二テントにて。定員あります。
2月19日(火)14時~16時30分『女が変える!政治も暮らしも原発も』。
参院会館101会議室。第一部14時~15時10分《男も可》。
第二部15時10分~(女性のみ)
◆2月22日以降のスケジュール
2月22日(金)16時~福島告訴団による東京地検包囲行動
2月23日(土)13時集会、14時30分デモ「子供たちを被曝からも守ろう、
疎開裁判デモ」:新宿アルタ前にて。
3月3日(日)13時~17時「福島・首都圏の集い―福島原発災害に学ぶ」:
明治大学リバティホール。経産省前テント前ひろば・たんぽぽ舎他。
3月9日(土)10時~「つながろうフクシマ!さよなら原発大行進!」:
明治公園、さよなら原発1000万人アクション
3月10日(日)13時集会、14時デモ「原発ゼロ★大行進」:
日比谷公園野音 首都圏反原発連合
3月11日(月)19時―20時30分 「いのちを想う『誓いのキャンドル・ナイト』: 経産省前テントひろば、3・11霞ヶ関キャンドル・ナイトチーム、 協力経産省前テントひろば。(M/O)
2013年2月16日(土)の2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.使用済燃料を青森県に搬出してはならない
東京電力はサイト内乾式貯蔵を地元に説明する義務がある 山崎久隆
★2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
◆いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」@霞ヶ関 3月11日
★3.新聞・雑誌から
◆世界トップの環境技術 Jパワー石炭火力 (毎日新聞より)
★4. テント日誌 2/13日
<経産省前テントひろば 522日目「福島月間」も近づく中で>
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┗■1.使用済燃料を青森県に搬出してはならない
| 東京電力はサイト内乾式貯蔵を地元に説明する義務がある
└──── 山崎 久隆(たんぽぽ舎)
24年にわたり東京電力の株主総会に出席し、使用済燃料の再処理と青森への核ゴミ輸送に反対してきた立場から、使用済核燃料についての私個人の考えを述べる。敢えて言うまでもないが、いかなる団体の意見も代表するわけではないし、もちろん原発現地の人々にとって容認できる話でも無いことは十分認識している。しかし多分、当面方法はこれしかないとも思っている。
まず、乾式貯蔵を行うしか使用済燃料プールの危険性を回避する方法は無い。これは大前提なのだが、だからといって無限に乾式貯蔵をして、さらに使用済燃料のままで埋め捨てにすれば済むという話ではない。
さらなる大前提は、東電の全原発を廃止し、今後使用済燃料が一体も増加しないことを確実にすることである。これにより東電が管理すべき使用済燃料の全量が確定する。それを何処で、誰が、どのように管理をするかを議論する俎上に上がるというものだ。
現在東電は、再稼働する前提で、柏崎刈羽原子力発電所から使用済燃料を乾式貯蔵容器に詰めて青森県に送る計画を立てている。これは断じて、実行してはならない。
また、今後のこととして、青森県に送っている使用済燃料を「引き取る」計画も立てなければならない。青森は核のゴミ捨て場ではないのだから、引き取る義務がある。貯蔵するのであれば東京電力管内(つまり東京)において管理することを考えるべきだ。福島第一、第二、柏崎刈羽のどこであっても「永久に貯蔵」することは認められない。
しかし、すぐに使用済核燃料を原発から動かすことはできない。特に福島第一に至っては動かす術さえない。このため、一定期間は原発サイトで乾式貯蔵設備などを構築し、そこで貯蔵をすることになる。実際には福島第一原発にはサイト内に乾式貯蔵設備は存在しており、貯蔵そのものは一部始まっている。可及的速やかに全燃料体をそのようにする理由は「地震や津波などの災害に耐えられない」ことに尽きる。このための費用ならば東電電気料金から支出することがあっても仕方がないだろう。
一体どれだけの資金が必要かと思われるかもしれないが、実際にむつ市関根浜で乾式貯蔵を計画していたものよりは少なくなるだろう。また、現在の福島第一で行っている方式をベースにすれば、費用もすぐに明らかにできるはずだ。東電は速やかに、必要額を明確にすべきである。
今すぐすべきなのは方針の提示だ。例によってまたしてもずるずると時間ばかりを浪費する原子力マフィアの悪質なサボタージュを許さないことが重要だ。
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┗■2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」@霞ヶ関
日時:2013年3月11日(月)19:00~20:30
場所:経産省前テントひろば
(アクセス:メトロ丸の内線・千代田線・日比谷線「霞ヶ関」駅A12出口すぐ)
?キャンドルはこちらで用意しますが、持参も歓迎です。
?このアクションをいっしょに運営していただけるスタッフ(準備段階から・当日のみどちらもOK)を募集しています。下記「問い合わせ」までご連絡ください。
主催:3.11.霞ヶ関キャンドルチーム / 協力:経産省前テントひろば
問い合わせ:minoguchi84@yahoo.co.jp 簑口(みのぐち)
?いのちを想う「誓いのキャンドル・ナイト」の公式ブログもご覧ください
http://candle311.blogspot.jp/
(原発いらない福島の女たち キャンドルチーム)
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┗■3.新聞・雑誌から
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◆世界トップの環境技術 Jパワー石炭火力
東京湾に面した横浜市磯子区。横浜ランドマークタワー(同市西区)から約6キロしか離れていない都市部に、世界トップレベルのクリーンさを誇る石炭火力発電所がある。Jパワーの磯子火力発電所。構内にある展示施設「ISOGOエネルギープラザ」の池杉守館長(58)は「発電効率の高さや環境技術は『世界の磯子』と呼ばれる」と最先端の技術を説明し、石炭火力発電の可能性を語る。
石炭というと、蒸気機関車の黒い煙が出るイメージがあるかもしれませんが、ここの煙突からは黒い煙が出ることはあり得ません。酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)は99%以上、光化学スモッグやぜんそく発症の原因となる窒素酸化物(NOx)は90%以上、ばいじんはほぼ100%除去されています。これらの排出率は、「環境先進国」のイメージがある欧州各国など主要先進国の火力発電所と比べても、圧倒的に低いんです。
世界最高水準の技術なんですね。
業界では「世界の磯子」として通って、アジアを中心に世界各国の政府関係者や業界関係者ら4000人以上が視察に訪れています。
石炭というと過去のエネルギーのイメージがあります。
国内炭がほぼ採掘されなくなったことから、そういうイメージがあるのでしょう。しかし実際には、日本の電力の約3割、世界の電力の約4割が石炭火力によって賄われています。石炭の可採年数は石油や天然ガスの約2倍で、価格も安定しています。また、政情が安定した国を中心に、世界中に広く分布しているため、エネルギー安全保障上のメリットもあります。(後略)
(毎日新聞 2月14日より抜粋)
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┗■4.テント日誌 2/13日
| <経産省前テントひろば 522日目「福島月間」も近づく中で>
└────
どいうわけか、すっかり「雨男風」になってしまっている。僕が当番になっている火曜日はどうも雨が多いのだ。少しずつではあるが春めいたものを肌に感じはじめられるようになってきているが雨に降り込められる。もっとも雨が嫌いではないからかもしれない。深夜からは雪になるかもしれないという予想だったが、霙になった。「霙ふる霞ヶ関」といったところで歌のフレーズになるわけがないだろうが、テントから外を眺めていて驚くのは人の動きが結構あるということだ。こりゃなんだろう、と首を傾げるのだがこれも「霞ヶ関」ということなのだろうか。こんな場所で淡々と日は過ぎて行く。時間の流れとはなにか、僕らの意志はどうなっているのか、自己問答をしながら日々を過ごしている。答えのでない問いかけをいっぱい抱えてである。ある本を読んでいたら政治ってデモと会議ばっかりとあったが、こういう果てしのない自己問答もまた政治行為なのだ。索漠たる中での行為が政治行為の大半であることは十二分に分かってきたつもりではるが。
安倍内閣は経済問題(景気対策)に中心を定めて他の重要な問題はすべて参院選挙の後にしているようにみえる。原発問題についてはなるべく触れないでいながら対応を準備しているようにみえる。でも、原子力規制委員会等への裏面工作などで手を打っているのだろう。以前なら、政府や国会とは別に国民の目に触れないところで官僚が事を進める体制だった。今も、このことがなくなったわけではないが、人々に監視のつよくなっている。規制庁の動きなどは従来に比すれば、監視の目は強まっている。この行動は地味で徒労の伴なうものだが、集会やデモだけではない行動の一つとしてやらねばならない。東電に対する追及などもふくめてである。
この間の報道で衝撃的だったのはやはり東電の事故隠蔽行動が明るみにされたことだ。福島第一原発への国会議員の調査を拒んだ行為はやはり原発推進体制の闇というか病理的体質を露呈させた。一体、どうなっているのだという怒りをけせないが、こういう体制は東電だけでなく、原子力ムラを含めて現在も変わっていない。ここが重要な点だ。東電は福島第一原発の事故から地震の原因となるものを隠したかったのであり、「想定外」の津波というキャンペーンには予想した通りの裏があったのだ。これらは再稼働→原発保持という東電や官僚(原子力ムラ等)の戦略に沿った行為であり、現在もその枠組みで彼らは動いている。彼らとっては全ての道は再稼働にあることを忘れないでおこう。
『3・11』2周年を前にして全国各地で脱原発の運動は様々の形で展開が予定されている。テント内にもいろいろにチラシが張られているし、地方の方からの便りも届いている。例えば、『北海道反原発連合新聞』はこの間の北海道の運動の現状を伝えてくれる。わざわざ上京してテントによる日程まで知らせてもらっている。これとは別に沖縄の動きを伝えるビラ類も多い。3月1日「焼津から8月広島まで」の命の行進も伝えられている。メディアでは伝えられないが春に咲く草花のように湧き出てくるような動きが分かってうれしい。
テントでは「2月22日から3月24日」までの間を「福島月間」とすることを呼び掛けている。いろいろのグループが福島につながることを意図した催しなどをおこない。お互いの連帯し協力して脱原発運動を盛り上げて行こうというのだ。福島を意図的に忘れさようと動きに抗して「福島の現状」に目を向け、脱原発の闘いの現在を見直し、持久的な闘いの道を組み直して行こうということでもある。現在までのところ確定しているも催しを紹介して置きたい。
◆2月22日以前のテント企画など
2月17日(日)15時「今や、川柳力の時代」1第二テントにて。定員あります。
2月19日(火)14時~16時30分『女が変える!政治も暮らしも原発も』。
参院会館101会議室。第一部14時~15時10分《男も可》。
第二部15時10分~(女性のみ)
◆2月22日以降のスケジュール
2月22日(金)16時~福島告訴団による東京地検包囲行動
2月23日(土)13時集会、14時30分デモ「子供たちを被曝からも守ろう、
疎開裁判デモ」:新宿アルタ前にて。
3月3日(日)13時~17時「福島・首都圏の集い―福島原発災害に学ぶ」:
明治大学リバティホール。経産省前テント前ひろば・たんぽぽ舎他。
3月9日(土)10時~「つながろうフクシマ!さよなら原発大行進!」:
明治公園、さよなら原発1000万人アクション
3月10日(日)13時集会、14時デモ「原発ゼロ★大行進」:
日比谷公園野音 首都圏反原発連合
3月11日(月)19時―20時30分 「いのちを想う『誓いのキャンドル・ナイト』: 経産省前テントひろば、3・11霞ヶ関キャンドル・ナイトチーム、 協力経産省前テントひろば。(M/O)
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