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ニュークレール情報板
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1633】
2012年10月30日(火)その2地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                                         転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島県訪問記<上> 富岡町の警戒区域、原発労働者、
     脱原発告訴団全国集会に参加して。      (木村結)
★2.《チェルノブイリ原発事故》第3回ウクライナ調査報告
    10ベクレル/kgの食事で健康被害-足が痛い子が7割、頭痛が2割、
    のど痛が3割。健康な子は6%  (「食品と暮らしの安全基金」より)
★3.【地球温暖化裁判の報告】と、新たな告訴。 (槌田敦)
★4.新聞・雑誌から
   ◆「原発と暴力」 鎌田慧 (10/30東京新聞「本音のコラム」より)
   ◆電気値上げ全国に拡大 関電が表明、各社も検討 (10/30朝日新聞より)
   ◆「値上げ、認められない」 電気代、企業の重荷 (10/30朝日新聞より)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.福島県訪問記<上> 富岡町の警戒区域
  | *ガリガリに痩せた牛6頭-生き延びてほしい、用意してきたお米をあげる木田さん。
  | *富岡町の町長はこれまで東電の犬だったがようやく目が覚めたと見えて…
  └──── (木村結)
 
 9月21日から23日まで、福島に行って来ました。実は3.11以降一度も福島
に行っておらず、福島に行きたいという思いはどんどん高まっていました。
富岡町から水戸市に避難している木田節子さんとは、東海原発廃炉に奔走する谷
田部裕子さんを介して知り合い、一時帰宅の際は同行したいとお願いしてありま
した。株主総会を取材してくださったニューヨークタイムズの記者も同行し、賑
やかな旅になりました。
その同行記はリアルタイムで、ツイッター(https://twitter.com/yuiyuiyui11
)facebook(http://www.facebook.com/yuik3 )で流していますので、ご覧くだ
さい。
 富岡町は福島第二原発がある町で、警戒区域です。道路以外はセイタカアワダ
チソウが2メートルを超えて生い茂り、ガリガリに痩せた牛6頭にも遭遇。
行政は捕まえて処分している。罪のない牛に木田さんは用意してきたお米を撒い
ていました。「生き延びて」と。一時帰宅の人々にたくさんお会いしましたが、
私たちのように防護服で全身をまとい、防護マスクや手袋を付けている人は殆ど
おらず、半袖Tシャツやスカート姿で肌を露出している方ばかりでした。
 木田さんによると、昨年の8月帰宅の際は、「加賀屋旅館のおもてなしかと思
う程、防護服など完全装備を係員が着せてくれた」が、今回は着るスペースもな
く、道路脇に車を止めて各自装着。防護服やマスクも品質の劣る物に変わったと
のこと。警戒区域を出る際の測定器でのチェックも計測単位を大きく設定し、音
も鳴らないように設定し、住民に「安全」を押しつけようとしていました。持参
したガイガーカウンターは、木田さんの家周辺、最も高い値で5.6マイクロSv。
家の中は2階が2.8マイクロSv、1階が2.3マイクロSv。
 木田さんは「富岡町の町長はこれまで東電の犬だったが、ようやく目が覚めた
と見えて、仮の町構想を言い出したので、説明会の際直接本人に評価すると伝え
た」と言っていました。富岡町の庁舎は大きな滝をしつらえた豪華版、町長の家
からは直線の道路まで造られていました。豪華な家は津波で流され、川で見つか
った金庫には6億入っていたという噂も。車のチェックや誘導等を若い女性たち
が行っているのを見た木田さんのお連れ合いは、係員に被ばくのことをもっと真
剣に受け止めるよう訴えていました。(つづく)
 
(出典:脱原発東電株主運動ニュース(著者の了承を得て掲載))
 
 
┏┓
┗■2.《チェルノブイリ原発事故》第3回ウクライナ調査報告
 │  10ベクレル/kgの食事で健康被害
 │  足が痛い子が7割、頭痛が2割、のど痛が3割。健康な子は6%
 └──── (「食品と暮らしの安全基金」より)
 
 ウクライナでは、足が痛い子が7割、頭痛が2割、のど痛が3割もいることが、
今回の調査でわかりました。彼らが住んでいるのは、埼玉県と同じ線量で、ウク
ライナ政府は「健康な子は6%」と報告書を出していますが、これと見事に連動
しています。
 ウクライナの田舎は、自給的な食生活をしている人がほとんどなので、これを
日本に当てはめれば、関東の食材だけを食べていると、同じような健康異常が起
きる可能性があることになります。
 救いも、見つかりました。足や頭や心臓が痛いと言う26 歳の女性を、汚染度
がさらに低い地域に70 日間、保養に行って、安全な食事をしてもらったら、痛
みがなくなったのです。彼女は、常に持ち歩いていた心臓の薬・ニトログリセリ
ンを、今は持ち歩かなくなっていました。
彼女がすごく健康になって幸せになっただけでなく、私たちも大きな希望と、貴
重な情報を得ることができました。
 
9月末から行った調査報告書を全文公開しています。
http://tabemono.info/report/chernobyl.html
 
また、学習会などに使っていただくため、冊子販売も行っています。
ホームページと同じ全ページカラー版 1冊600円(税・カンパ込)
本文(p3~34)のみモノクロ版   1冊500円(税・カンパ込)
(1~9冊は送料200円、10冊以上送料ザービス)
ご注文が100冊以上になると1冊の単価が半額になります。
ご注文はこちらから→http://tabemono.info/report/chernobyl_kounyuu.html
 
 
┏┓
┗■3.【地球温暖化裁判の報告】と、新たな告訴。
 └────(槌田敦)
 ┌────────────────────────────┐
 │  東  京  大  学  に  よ  る  名  誉  毀  損  事  件             │
 │                                              東京高裁事件    │
 └────────────────────────────┘
 
原告  槌田敦
被告  東京大学、小宮山宏、濱田順一、住明正、明日香壽川
 
 東京大学は、2009年10月、『地球温暖化懐疑論批判』という本を発行して、懐
疑論者12名の名誉を毀損しました。これに対して、同年12月、東京地裁に告訴し
ましたが、このほど東京地裁の判決がありました(2012年8月28日)。
  その内容があまりにもひどいので、東京高裁に控訴し(9月5日)、このほど「控
訴理由と立証方法」と「控訴理由等補充書」を提出しました。
 
  今後、口頭弁論により、立証方法として原告の申請する被告小宮山宏(前東京
大学学長)、被告濱田順一(東京大学学長)、被告住明正(東京大学教授)に加えて、
被告明日香壽川(東北大学教授)の証人尋問申請について、その採用可否が検討さ
れることになります。
 ┌───────────────────────────┐
 │  第1回  口頭弁論                                                       │
 │  2012年11月8日  11時10分                                        │
 │  東京高裁  424号法廷                                                │
 │  原告は、立証方法として、                                         │
 │  被告小宮山、濱田、住、明日香の証人尋問を申請します    │
 └───────────────────────────┘
ご支援をお願いします。
                         槌田敦
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆「原発と暴力」  鎌田慧(ルポライター)
        (10月30日 東京新聞「本音のコラム」より)
 
 「リサイクル燃料貯蔵」という社名を見ても、なんのことかよく分からないが、
「使用済み核燃料」が最終処分場にはこばれるまで、「中間貯蔵」する会社のこ
とである。かつて大事故を起こした東海村の「JCO」の旧社名は「日本核燃料転
換」だった。「核隠し」が横行している。
 一回だけの渡航で放射線漏れを起こし、廃船にされた「むつ」の港のある青森
県むつ市で「核燃料貯蔵場」が建設されている。入口に「鹿島」の看板がある。
 「暴力団関係者立ち入り禁止」
 東京電力が8割以上を出資し、日本最大のゼネコンが建設そこに「暴力団関係
者」の文言。目を驚かせてあまりある。
 「ヤクザもんは社会のヨゴレ、原発は放射性廃棄物というヨゴレを永遠に吐き
続ける。似たもの同士なんだよ。俺たちは」(鈴木智彦『ヤクザと原発』)とい
う暴力団組長の述懐は悲しい。くらべていうなら、ヤクザのほうがまだましだ。
 ヤクザが福島の事故収束作業に組員を送り、あるいは労働者をハケンし、ピン
ハネしているのは公然たる事実である。危険労働と暴力支配の関係は、明治時代
の炭鉱労働からの伝統である。
 原発最底辺の被ばく労働は、仕事を奪われた地域の人たちの犠牲に支えられて
いる。暴力と不道徳を強制する会社が優良企業とされてきた。
 
 
◆電気値上げ全国に拡大 関電が表明、各社も検討
                           (10月30日朝日新聞一面より抜粋)
 
 北海道、東北、関西、四国、九州の5電力会社が企業向け、家庭向け電気料金
値上げの検討に入った。原発の代わりに火力発電を動かし、燃料費がかさんでい
るからだ。東京電力はすでに値上げしており、家庭や企業が「脱原発」のための
コストを負担する流れが全国に広がる。(中略)
 (関電は)政府の認可が必要な家庭向けと、個別交渉で価格が決まる企業向けの
いずれも来年4月からの値上げを軸に検討する。値上げ幅は家庭向けが10%程度、
企業向けが20%~30%で調整する。(中略)
 原発への依存度が高かった九州電力も来春の値上げを目指し、30日に値上げ検
討を表明する見通しだ。ほかに、北海道、東北、四国の3電力は、近い将来の値
上げを検討していることを明かした。東電は今年4月から企業向け、9月から家
庭向け電気料金をそれぞれ平均14.9%、平均8.46%引き上げている。
 
 
◆「値上げ、認められない」 電気代、企業の重荷
                                   (10月30日朝日新聞8面より)
 
電気料金値上げは暮らしや経済にどんな影響があるのか。
「脱原発」のコストを家庭や企業が受けとめられるかが問われている。
 
 西日本に工場が多いパナソニック(大阪府門真市)の電気代は年間約500億
円になり、関西電力管内が6割を占める。「値上げは簡単に認められない」(幹
部)というのが本音だ。
 自動車部品メーカーのエクセディ(大阪府寝屋川市)は、実験施設で電力の約
3割を使っている。関電の値上げ表明を受け、実験施設の一部を米国や中国に移
すことも検討している。
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