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たんぽぽ舎です。【TMM:No1249】
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その234 ◆
4つの情報をお知らせします(11月14日)
★1.たんぽぽ舎の2つの行事のお誘い
イ.11/29(火)第4回「原発を廃止にするアイデア提案会」
ロ.12/3(土)から4(日)「もんじゅ」反対ツアー参加者募集
★2.<テント日誌 11/13(日)>
穏やかな休日 激励の波が続々と
―経産省前テントひろば 64日目―
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.11/19川根眞也先生講演会
ロ.11/19どうする東京都内で~震災と原発の廃棄物処理~
ハ.11/22<講演会のお知らせ>
ニ.11/23「種の会」学習会
★4.田中正造語録から考えるフクシマ。
国策被害「足尾」と酷似、見えない毒・情報隠し
「民を殺すは国家を殺すなり」
「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」
反原発の哲学者「経済より倫理必要」
★1.たんぽぽ舎の2つの行事のお誘い
イ.11/29(火)第4回「原発を廃止にするアイデア提案会」
あなたの意見・アイデアをもちよろう・討論会
助言者:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
日 時:11月29日(火)18:30開場 19:00から21:00まで
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:500円 討議素材を用意します
担 当:柳田 真、橘 優子
ロ.12/3(土)から4(日)「もんじゅ」反対ツアー 参加者募集
◎「もんじゅ」1日5500万円の税金のムダ使いやめよ-
そのお金を震災復興へまわせ
原爆用のプルトニウムを作れる「もんじゅ」原子炉を廃止へ
◎ツアー申し込みは、たんぽぽ舎「もんじゅ」担当まで
交通手段は、新幹線を予定。乗用車で往復するコースも検討中。
詳しいことは、後ほどお知らせいたします。
★2.<テント日誌 11/13(日)>
穏やかな休日 激励の波が続々と
―経産省前テントひろば 64日目―
11月13日、昨日に続いて好天の小春日和り。今日の日誌はやはり昨夜の続
きから始めねばなるまい。
昨夜の右翼・警察の襲来時をiphoneの動画で実況放映したひまわりさんの映像
は、1000名のアクセスがあったという。深夜に千葉から車で駆けつけた30
代の夫妻は1万円のカンパを置いていった。夜明け頃には六本木で飲んでいると
きツイッターで知ったという若い人達が駆けつけてきた。そして午前から午後に
かけてテントを訪れた人は100名を超える。
夜はテント前に30人以上の人達が集い、議論をしたり歌を歌ったり、ギター
を弾いたりと遅くまで交流が続いた。
こんなにも多くの人がテントを守ろうとしている。福島の女達の想い、魂が刻
まれたテントひろばに繋がりながら、脱原発への運動を広げていこうとしている。
テントに集う人達が多くなればなるだけ、右翼や権力は手出しをできなくなるだ
ろう。
経産省は明日にも、植栽を置くなどの新たな行動に打って出るかもしれない。
12日にそう言い残していったそうだ。テント運営会議は急遽、14日午前10
時をメドに結集を呼びかけている。そして経産省にあの鎖を撤去するよう申し入
れる予定である。国有地という公共空間を私物化しているのは経産省である。例
えば、あのトラブル停止中であった玄海4号をなんのテストもなしに、九電や佐
賀県知事のヤラセ構造そのままに住民の意思を全く無視して再稼働させた、その
お墨付きを与えた経産省こそ、原子力村による私物化を推進している。
それに抗してテントひろばは益々多くの人々の意志と想いをつなげ、表現して
いく場として、公共空間としての実を備えてきている。
経産省は退け!テントひろば存続しなければならない!人々のために。
(文責 Y・T)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.11/19川根眞也先生講演会
「子ども達を放射能から守ろう~内部被ばくを避けるために」
☆日 時 11月19日(土)13時30分~15時30分(受付13時15分~)
講演会の後に質疑応答の時間もとります
☆場 所 かながわ県民センター301号室(定員90名)
☆参加費 500円(大人1名)
☆参加希望の方は申込みフォームを用意しましたので、
そちらから申し込みをしてください。
折り返し確認のメールを送ります。
お子様連れの方は、合計人数をご記入ください。
(なお、保育の準備はありません)
☆申込フォーム
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dG9PWnMzQWRiNTFjTklPcUZJUEI1Nnc6MQ
☆主 催 川根先生講演会準備委員会
☆問い合わせ先 藤内 k616tounai@gmail.com
ロ.11/19どうする東京都内で~震災と原発の廃棄物処理~
廃棄物処分場問題全国ネットワーク
共同代表 藤原寿和
日 時:11月19日(土) 13:30~16:00
資料代:500円
会 場:たんぽぽ舎5F
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
5月に下水処理汚泥の焼却灰から高濃度の放射能が、7月には一般廃棄物の焼
却灰からも放射能が検出、自治体の通常業務に大きな影響が出はじめました。
放射能汚染された廃棄物焼却による汚染拡散の不安や疑問の声が出ています。
東京都は11月3日 都民の声を聞くことなく岩手県宮古市の災害廃棄物1万1000
トンの受け入れを開始しました。
日本の人口の十分の一が暮らす大都会東京、震災と原発の廃棄物処理による土
壌、水、大気の汚染。都民の不安と責任。
まず現状を知り、叡智を結集せねばとの思いの集会です。
ぜひ、お誘い合わせ ご参加下さい。
共 催:止めよう!ダイオキシン汚染 東日本ネット (連絡先03-3982-1498)
水銀汚染検証市民委員会(連絡先 03-3915-1612)
ハ.11/22<講演会のお知らせ>
ドイツ「緑の党」連邦議会議員ジルビア・コッティング=ウールさんを
招いて~緑の政党から発信!「脱・原発」
日 時:11月22日(火)18:30~20:30(開場18:00)
会 場:柏中央公民館4階 集会室1・2
(柏市柏5-8-12 04-7164-1811 JR・東武線柏駅東口より徒歩10分
柏市役所隣の教育福祉会館と同じビル)
講 師:ジルビア・コッティング=ウール氏(ドイツ「緑の党」連邦議会議員)
~市民の力強い運動とそれを議会に持ち込む政党があれば脱原発は実現できま
す。~(3.11震災後 5月の日本訪問での発言より)
資料代:500円 高校生以下無料
主 催:みどり千葉
協 力:みどりの未来 http://www.greens.gr.jp/
<お問い合わせ>みどり千葉 共同代表 武笠紀子 090-9365-9608
ニ.11/23「種の会」学習会
チェルノブイリ事故以来24年間、原発の危険性を指摘し、原発のない社会を築
く提言をし続け、食品の放射能汚染を測り続けてきたたんぽぽ舎の山崎さんにお
出で頂き学習会を開催します。
これまで明らかになってきた事実を、チェルノブイリで起こったことに照らし
てみたとき福島では、日本ではどんなことが起こると考えられるのか。それを可
能な限り防ぐにはどうしたらいいのか。私たちには何が出来るのかを考えていき
たいと思います。
「放射能被害に立ち向かう」…チェルノブイリ・福島・脱原発…
講師 たんぽぽ舎 山崎久隆さん
日時 11月23日 1時45分~4時45分
場所 北浦和公民館 北浦和駅東口から徒歩10分
(中仙道を大宮方面に進み二つ目の信号を右折直進)
主催 種の会 連絡先佐藤みつ子 washiko-m@jcom.home.ne.jp
★4.田中正造語録から考えるフクシマ。
国策被害「足尾」と酷似、見えない毒・情報隠し
「民を殺すは国家を殺すなり」
「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」
反原発の哲学者「経済より倫理必要」
東京電力福島原発事故後、足尾銅山鉱毒事件の展示施設に足を運ぶ人が増えて
いるという。鉱毒と放射能の違いはあれ、それを撒いた加害企業は政府と親密で、
被害住民は塗炭の苦しみを強いられた。1世紀以上の時間を隔てながらも、両者
は酷似している。足尾事件で闘いの先頭に立った政治家、田中正造は命を賭けて
政府を糾弾した。その言葉と歩みはいま、私たちに何を伝えるのか。
「己の愚を知れば即ち愚にあらず、己の愚なることを知らなければ是が真の愚
である。民を殺すは国家を殺すなり、法を蔑にするは国家を蔑にするなり、人が
自ら国を殺すのである」(「田中正造之生涯」=大空社より。原文は旧字)足尾
鉱毒事件を告発した政治家田中正造は一九〇〇(明治三十三)年二月十七日、衆
議院でこう大演説をぶった。その四日前、鉱毒被害に苦しむ農民たち約二千五百
人が警官隊と群馬県佐貫村(現在の明和町)で衝突。この「川俣事件」について、
政府に抗議した。〇一年に議員を辞職し、被害住民救済を訴えるため、明治天皇
に直訴を試みたが、失敗。その後も渡良瀬川の洪水防止を名目とした遊水地建設
の反対活動を続けたが、一三年に七十一歳の生涯を閉じた。
当時、政府が鉱毒被害封じ込めを図ったのは銅生産が「国策」だったため。
原子力発電を国策として推進し、大事故後も再稼働方針を揺るがさない現代と
共通する。「世の中に訴へても感じないと云ふのは、一つは此問題が無経験問題
であり又た目に見えないからと云ふ不幸もございませう」(同)「先づ鉱毒で植
物が枯れる。魚が取れぬ。人の生命が縮まる」「銅山に毒があれば動植物に害を
与へると云ふことは古来学者の定論で、農商務の官吏が皆正直でさへあれば其れ
で宜しいのである」「銅山の毒が何に障るかと云ふ位の事は分かり切つて居るの
に、農商務省が分からぬと云ふは不思議千万」(同)この言葉はすべての情報を
開示していない現在の原子力安全・保安院や東電にも当てはまる。(略)
閉山した足尾銅山周辺では、いまも少量の鉱毒が流出し続けている。今年三月
十三日、地元紙に一つの記事が載った。栃木県日光市にある古河機械金属足尾事
業所の源五郎沢堆積場が、東日本大震災の地震の余波とみられる地滑りで崩れ渡
良瀬川に有害物質が流入したという記事だ。(略)
NPO法人・足尾鉱毒事件田中正造記念館の島野薫理事は「堆積場や千二百キ
ロに及ぶ廃坑の坑道からも、有害物質が流れ続けている。足尾銅山の公害は、い
まだに終わっていない」と話す。田中正造の研究を続ける熊本大の小松裕教授
(日本近代史・思想史)は「足尾鉱毒事件と今回の原発事故の構図があまりにも
似ていて、本当にびっくりした」と語る。約百年前の正造の言葉を伝えたくて、
九月に「真の文明は人を殺さず」(小学館)を出版した。(略)
政府方針の裏付けしかしない”御用学者”たちもいた。足尾鉱毒事件では「銅
山から出るのだから銅中毒に違いない」という説が主流だった。その中で、帝国
大学医科大学(現在の東大医学部)の林春雄助教授がただ一人、「複合汚染」を
疑った。(略)
ところが、林助教授は複合汚染説を提唱した直後、文部省(当時)にドイツ留
学を命じられた。(略)
北海道で反原発活動を続ける哲学者、花崎皋平さんは「日本社会における倫理
観の欠如」を問題の背景とみる。「唯一の行動規範は経済による欲望の充足。欲
望のまま、科学技術で何でもやっていいと国策で突き進み、足尾鉱毒事件や福島
原発事故を引き起こした」原発は半減期が数万年もの放射性物質を生む。放射性
廃棄物の処理技術は確立していない。潜在的な核武装でもある―。ドイツ政府は
宗教者が加わった「倫理委員会」でこうした論議を重ね、脱原発にかじを切った。
「現段階では、人間には原子力は扱えない。いくら技術があってもクローン人間
をつくってよいのかという話と同じで、倫理的な観点が必要」と花崎さんは話し、
正造の残した言葉を引いた。
「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」(田
中正造の日記)(2011.11.9東京新聞『こちら特報部』より抜粋)
転送歓迎
◆ 地震と原発事故情報 その234 ◆
4つの情報をお知らせします(11月14日)
★1.たんぽぽ舎の2つの行事のお誘い
イ.11/29(火)第4回「原発を廃止にするアイデア提案会」
ロ.12/3(土)から4(日)「もんじゅ」反対ツアー参加者募集
★2.<テント日誌 11/13(日)>
穏やかな休日 激励の波が続々と
―経産省前テントひろば 64日目―
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.11/19川根眞也先生講演会
ロ.11/19どうする東京都内で~震災と原発の廃棄物処理~
ハ.11/22<講演会のお知らせ>
ニ.11/23「種の会」学習会
★4.田中正造語録から考えるフクシマ。
国策被害「足尾」と酷似、見えない毒・情報隠し
「民を殺すは国家を殺すなり」
「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」
反原発の哲学者「経済より倫理必要」
★1.たんぽぽ舎の2つの行事のお誘い
イ.11/29(火)第4回「原発を廃止にするアイデア提案会」
あなたの意見・アイデアをもちよろう・討論会
助言者:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
日 時:11月29日(火)18:30開場 19:00から21:00まで
会 場:「スペースたんぽぽ」
参加費:500円 討議素材を用意します
担 当:柳田 真、橘 優子
ロ.12/3(土)から4(日)「もんじゅ」反対ツアー 参加者募集
◎「もんじゅ」1日5500万円の税金のムダ使いやめよ-
そのお金を震災復興へまわせ
原爆用のプルトニウムを作れる「もんじゅ」原子炉を廃止へ
◎ツアー申し込みは、たんぽぽ舎「もんじゅ」担当まで
交通手段は、新幹線を予定。乗用車で往復するコースも検討中。
詳しいことは、後ほどお知らせいたします。
★2.<テント日誌 11/13(日)>
穏やかな休日 激励の波が続々と
―経産省前テントひろば 64日目―
11月13日、昨日に続いて好天の小春日和り。今日の日誌はやはり昨夜の続
きから始めねばなるまい。
昨夜の右翼・警察の襲来時をiphoneの動画で実況放映したひまわりさんの映像
は、1000名のアクセスがあったという。深夜に千葉から車で駆けつけた30
代の夫妻は1万円のカンパを置いていった。夜明け頃には六本木で飲んでいると
きツイッターで知ったという若い人達が駆けつけてきた。そして午前から午後に
かけてテントを訪れた人は100名を超える。
夜はテント前に30人以上の人達が集い、議論をしたり歌を歌ったり、ギター
を弾いたりと遅くまで交流が続いた。
こんなにも多くの人がテントを守ろうとしている。福島の女達の想い、魂が刻
まれたテントひろばに繋がりながら、脱原発への運動を広げていこうとしている。
テントに集う人達が多くなればなるだけ、右翼や権力は手出しをできなくなるだ
ろう。
経産省は明日にも、植栽を置くなどの新たな行動に打って出るかもしれない。
12日にそう言い残していったそうだ。テント運営会議は急遽、14日午前10
時をメドに結集を呼びかけている。そして経産省にあの鎖を撤去するよう申し入
れる予定である。国有地という公共空間を私物化しているのは経産省である。例
えば、あのトラブル停止中であった玄海4号をなんのテストもなしに、九電や佐
賀県知事のヤラセ構造そのままに住民の意思を全く無視して再稼働させた、その
お墨付きを与えた経産省こそ、原子力村による私物化を推進している。
それに抗してテントひろばは益々多くの人々の意志と想いをつなげ、表現して
いく場として、公共空間としての実を備えてきている。
経産省は退け!テントひろば存続しなければならない!人々のために。
(文責 Y・T)
★3.メルマガ読者からの講演会・集会のご案内4つ
イ.11/19川根眞也先生講演会
「子ども達を放射能から守ろう~内部被ばくを避けるために」
☆日 時 11月19日(土)13時30分~15時30分(受付13時15分~)
講演会の後に質疑応答の時間もとります
☆場 所 かながわ県民センター301号室(定員90名)
☆参加費 500円(大人1名)
☆参加希望の方は申込みフォームを用意しましたので、
そちらから申し込みをしてください。
折り返し確認のメールを送ります。
お子様連れの方は、合計人数をご記入ください。
(なお、保育の準備はありません)
☆申込フォーム
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dG9PWnMzQWRiNTFjTklPcUZJUEI1Nnc6MQ
☆主 催 川根先生講演会準備委員会
☆問い合わせ先 藤内 k616tounai@gmail.com
ロ.11/19どうする東京都内で~震災と原発の廃棄物処理~
廃棄物処分場問題全国ネットワーク
共同代表 藤原寿和
日 時:11月19日(土) 13:30~16:00
資料代:500円
会 場:たんぽぽ舎5F
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/
5月に下水処理汚泥の焼却灰から高濃度の放射能が、7月には一般廃棄物の焼
却灰からも放射能が検出、自治体の通常業務に大きな影響が出はじめました。
放射能汚染された廃棄物焼却による汚染拡散の不安や疑問の声が出ています。
東京都は11月3日 都民の声を聞くことなく岩手県宮古市の災害廃棄物1万1000
トンの受け入れを開始しました。
日本の人口の十分の一が暮らす大都会東京、震災と原発の廃棄物処理による土
壌、水、大気の汚染。都民の不安と責任。
まず現状を知り、叡智を結集せねばとの思いの集会です。
ぜひ、お誘い合わせ ご参加下さい。
共 催:止めよう!ダイオキシン汚染 東日本ネット (連絡先03-3982-1498)
水銀汚染検証市民委員会(連絡先 03-3915-1612)
ハ.11/22<講演会のお知らせ>
ドイツ「緑の党」連邦議会議員ジルビア・コッティング=ウールさんを
招いて~緑の政党から発信!「脱・原発」
日 時:11月22日(火)18:30~20:30(開場18:00)
会 場:柏中央公民館4階 集会室1・2
(柏市柏5-8-12 04-7164-1811 JR・東武線柏駅東口より徒歩10分
柏市役所隣の教育福祉会館と同じビル)
講 師:ジルビア・コッティング=ウール氏(ドイツ「緑の党」連邦議会議員)
~市民の力強い運動とそれを議会に持ち込む政党があれば脱原発は実現できま
す。~(3.11震災後 5月の日本訪問での発言より)
資料代:500円 高校生以下無料
主 催:みどり千葉
協 力:みどりの未来 http://www.greens.gr.jp/
<お問い合わせ>みどり千葉 共同代表 武笠紀子 090-9365-9608
ニ.11/23「種の会」学習会
チェルノブイリ事故以来24年間、原発の危険性を指摘し、原発のない社会を築
く提言をし続け、食品の放射能汚染を測り続けてきたたんぽぽ舎の山崎さんにお
出で頂き学習会を開催します。
これまで明らかになってきた事実を、チェルノブイリで起こったことに照らし
てみたとき福島では、日本ではどんなことが起こると考えられるのか。それを可
能な限り防ぐにはどうしたらいいのか。私たちには何が出来るのかを考えていき
たいと思います。
「放射能被害に立ち向かう」…チェルノブイリ・福島・脱原発…
講師 たんぽぽ舎 山崎久隆さん
日時 11月23日 1時45分~4時45分
場所 北浦和公民館 北浦和駅東口から徒歩10分
(中仙道を大宮方面に進み二つ目の信号を右折直進)
主催 種の会 連絡先佐藤みつ子 washiko-m@jcom.home.ne.jp
★4.田中正造語録から考えるフクシマ。
国策被害「足尾」と酷似、見えない毒・情報隠し
「民を殺すは国家を殺すなり」
「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」
反原発の哲学者「経済より倫理必要」
東京電力福島原発事故後、足尾銅山鉱毒事件の展示施設に足を運ぶ人が増えて
いるという。鉱毒と放射能の違いはあれ、それを撒いた加害企業は政府と親密で、
被害住民は塗炭の苦しみを強いられた。1世紀以上の時間を隔てながらも、両者
は酷似している。足尾事件で闘いの先頭に立った政治家、田中正造は命を賭けて
政府を糾弾した。その言葉と歩みはいま、私たちに何を伝えるのか。
「己の愚を知れば即ち愚にあらず、己の愚なることを知らなければ是が真の愚
である。民を殺すは国家を殺すなり、法を蔑にするは国家を蔑にするなり、人が
自ら国を殺すのである」(「田中正造之生涯」=大空社より。原文は旧字)足尾
鉱毒事件を告発した政治家田中正造は一九〇〇(明治三十三)年二月十七日、衆
議院でこう大演説をぶった。その四日前、鉱毒被害に苦しむ農民たち約二千五百
人が警官隊と群馬県佐貫村(現在の明和町)で衝突。この「川俣事件」について、
政府に抗議した。〇一年に議員を辞職し、被害住民救済を訴えるため、明治天皇
に直訴を試みたが、失敗。その後も渡良瀬川の洪水防止を名目とした遊水地建設
の反対活動を続けたが、一三年に七十一歳の生涯を閉じた。
当時、政府が鉱毒被害封じ込めを図ったのは銅生産が「国策」だったため。
原子力発電を国策として推進し、大事故後も再稼働方針を揺るがさない現代と
共通する。「世の中に訴へても感じないと云ふのは、一つは此問題が無経験問題
であり又た目に見えないからと云ふ不幸もございませう」(同)「先づ鉱毒で植
物が枯れる。魚が取れぬ。人の生命が縮まる」「銅山に毒があれば動植物に害を
与へると云ふことは古来学者の定論で、農商務の官吏が皆正直でさへあれば其れ
で宜しいのである」「銅山の毒が何に障るかと云ふ位の事は分かり切つて居るの
に、農商務省が分からぬと云ふは不思議千万」(同)この言葉はすべての情報を
開示していない現在の原子力安全・保安院や東電にも当てはまる。(略)
閉山した足尾銅山周辺では、いまも少量の鉱毒が流出し続けている。今年三月
十三日、地元紙に一つの記事が載った。栃木県日光市にある古河機械金属足尾事
業所の源五郎沢堆積場が、東日本大震災の地震の余波とみられる地滑りで崩れ渡
良瀬川に有害物質が流入したという記事だ。(略)
NPO法人・足尾鉱毒事件田中正造記念館の島野薫理事は「堆積場や千二百キ
ロに及ぶ廃坑の坑道からも、有害物質が流れ続けている。足尾銅山の公害は、い
まだに終わっていない」と話す。田中正造の研究を続ける熊本大の小松裕教授
(日本近代史・思想史)は「足尾鉱毒事件と今回の原発事故の構図があまりにも
似ていて、本当にびっくりした」と語る。約百年前の正造の言葉を伝えたくて、
九月に「真の文明は人を殺さず」(小学館)を出版した。(略)
政府方針の裏付けしかしない”御用学者”たちもいた。足尾鉱毒事件では「銅
山から出るのだから銅中毒に違いない」という説が主流だった。その中で、帝国
大学医科大学(現在の東大医学部)の林春雄助教授がただ一人、「複合汚染」を
疑った。(略)
ところが、林助教授は複合汚染説を提唱した直後、文部省(当時)にドイツ留
学を命じられた。(略)
北海道で反原発活動を続ける哲学者、花崎皋平さんは「日本社会における倫理
観の欠如」を問題の背景とみる。「唯一の行動規範は経済による欲望の充足。欲
望のまま、科学技術で何でもやっていいと国策で突き進み、足尾鉱毒事件や福島
原発事故を引き起こした」原発は半減期が数万年もの放射性物質を生む。放射性
廃棄物の処理技術は確立していない。潜在的な核武装でもある―。ドイツ政府は
宗教者が加わった「倫理委員会」でこうした論議を重ね、脱原発にかじを切った。
「現段階では、人間には原子力は扱えない。いくら技術があってもクローン人間
をつくってよいのかという話と同じで、倫理的な観点が必要」と花崎さんは話し、
正造の残した言葉を引いた。
「真の文明は山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さざるべし」(田
中正造の日記)(2011.11.9東京新聞『こちら特報部』より抜粋)
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