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たんぽぽ舎です。【TMM:No1349】
                               転送歓迎
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その334 ◆
      4つの情報をお知らせします(2月15日)
 
 1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
 残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
 
 
★1.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
   2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <上>
            (反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
★2.第3回六ヶ所村ラプソディー東日本市民サミットに参加して
   参加者の魂の成長を感じた、前進した集まりでした。
                (たんぽぽ舎ボランティア 工藤わかめ)
★3.<テント日誌 2/12(日)>
    夜になって賑わうテント 若者の来訪者が増える
    ―― 経産省前テントひろば 155日目 ――
   <テント日誌 2/13(月)>
    テントは若い息吹に包まれて
    ―― 経産省前テントひろば 156日目 ――
★4.若手芸人の反原発コント 痛烈「スイシンジャー」
    原子力ムラ 笑い飛ばせ タブー視は加担と同じ
           (2012年2月12日 東京新聞こちら特報部より抜粋)
 
 
__________________________________
 
★1.大飯原発3・4号の運転再開を止めよう!
   2月4日「びわこ集会&デモ」に参加して <上>
            (反原発自治体議員・市民連盟事務局 古野恭代)
 
 大飯原発3号・4号機は、原発再稼動阻止の防波堤といわれています。
2月4日、びわこ畔大津で開かれた大飯原発再稼動阻止の集会に参加してきま
した。熱意に満ちた500人が集まった集会の賛同団体は172に上っていまし
た。冒頭、アイリーン・スミスさんが、2月20日に高浜が止まれば、若狭原発
は0(ゼロ)に、4月に泊が止まれば国内の稼動原子炉は0になる、大飯原発再
稼動反対署名は、4万3229筆となった、再稼動0を実現しようと挨拶。
次に立った服部良一衆議院議員は、現政権のやり方を取り上げ、国会事故調査
委員会が調査中なのに、4月発足の規制庁職員を横滑り的に決め、運転期間を
40年から60年に延長する「改正」まで考えている、と批判。
 
 「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」代表の小山英之さんは、スト
レス テスト・IAEAの判断を受け、8日の原子力安全委員会で審査が行われる
と、その後は首相ら4閣僚による政治判断で決着が付けられる。ただ、そのと
き「地元」の理解が必要なことは保安院も認め、住民説明会はどこへでも行っ
てすると言っている。しかし、重要視される地元了解は、福井県知事、大飯町
長の意向もあるが、何よりも福井県議会、大飯町議会での了承を念頭に置いて
いると考えられる。県議会・町議会は2月、3月にかけて開かれるから、この
あたりがヤマ場になる。再稼動反対の論拠として、大飯原発は活断層FO-A、
FO-Bに近いが、少し離れたところにある熊川断層も、現在では連動する可能性
が高いとされている。もしそうなるとM7.9 の地震が起こる。小山氏は、保安
院はどこへでも説明にゆくと言っているからこれからは説明会をどんどん開い
てそこを反対集会にしてゆくと話されました。
 
 小浜の明通寺住職中島哲演さんは、地元で原発設置反対運動を長く闘ってこ
られた方ですが、小浜市民の7割が大飯原発10キロ圏内で生活していると聞い
て驚きました。小浜では1972年4基の原発建設計画が持ち上がったのですが、
2万5000人の有権者のうち1万2000人が反対して食止めました。大飯町で8基
建設の案が表に出たときは、町民が原発賛成の町長をリコールし、中止をいう
町長を選びました。しかし、町議会が中止に反対する決議したため、大飯町は
原発設置へと押し切られました。今、小浜のお母さんたちは、子供から「なぜ
反対しなかったの」と後で言われないよう、断固反対してゆく決意を固めてい
るそうです。
 その後、南相馬からこられた井上さんをはじめ、リレー・トークで関西各地
の大勢の人たちが反原発の思いを語りました。
 印象深かったのは、小さい子供連れで登壇するお母さんや、幼子をあやしな
がらマイクを手にする若い女性がいたことです。子供たちも視野にいれた闘い、
それが今の反原発運動だと思いました。おそらく、まだ生まれていない、姿も
声も持たない将来の子供たちも、私たちは代弁する義務があるでしょう。
 
 また、この集会で、地域で連帯が広められていること、過去の反原発運動か
ら学ぶ努力がされていることも知りました。たとえば旧丹波地域では全域7市
2町と兵庫県が連合して「原発なしで暮らしたい丹波の会」を作り、反原発は
東日本への義務であり、世界への責務だとの考えで活動されています。また、
舞鶴市は原発に関わっている人が多く、賛成反対で親戚まで二分される状況が
あるのですが、同様の状況下で反対を貫いた高知の事例に励まされているそう
です。地下の核ゴミ研究施設反対運動をしている岐阜の女性グループは、1988
年に美浜から風船1000個を飛ばした記録を再確認しているとのことで、美
浜から80キロの岐阜市には2時間で飛来したそうです。 (次号につづく)
 
 
★2.第3回六ヶ所村ラプソディー東日本市民サミットに参加して
   参加者の魂の成長を感じた、前進した集まりでした。
                (たんぽぽ舎ボランティア 工藤わかめ)
 
 2月12日(日)、仙台市市民活動サポートセンターで140名が参加して
第3回六ヶ所村ラプソディー東日本市民サミットが行われた。午前は原子力情
報室上澤千尋さんによる六ヶ所再処理工場の危険性についての講演、午後から
は永田文夫さんから再処理工場の現状についての報告、田村剛一さんの「放射
能を海に流さないこと」とする法律を求める請願を出して、岩手県33自治体
中31自治体が採択したという報告など充実したものだった。
 
 筆者は特に午後からの討論会に注目したい。この集会は単なる学習会報告会
ではなく、むしろ参加者参加型を目指していると思うからである。私は第1回
目にも参加しているが、今回の東六ラブサミットは印象が大分違ったものだっ
た。第1回目の時に感じたのは「企画の斬新さ」と「とにかく元気がいい」と
いうことだった。
 今回は企画自体は以前に比べて地味になった思う。しかし参加者の魂の成長
のようなものを強く感じた。討論での発言の一つ一つが実際に活動を展開して
きた自分たちの経験を踏まえたものが多かったということにある。第1回目の
時にあった楽観主義のようなものは消えて、より現実を見据えた提案が多かっ
た。
 暗くなったと言えば、そうだが、私は「前進」と捉えたい。もちろん、
3.11以後ということが大きく影響していると思う。厳しい現実を乗り越え
てきたこの一年の経験がことばの中にあるように感じられた。メンバーの多く
が被災し、また命を失った仲間もいるという厳しい現状の中、再処理ストップ
に向けて活動し続けている東北の仲間に改めて敬意を表したい。
 
 
★3.<テント日誌 2/12(日)>
   夜になって賑わうテント 若者の来訪者が増える
    ―― 経産省前テントひろば 155日目 ――
 
2月12日(日) 天気 晴れ。
 昼間は温かかったのですが、夕方から風が冷たくなりました。まだ春は遠い
経産省前。昨日11日土曜日は、東京の場合、代々木公園で「さようなら原発
1000万人アクション」のデモがあり、さらに、その後新宿で「怒りのドラム
デモ」にも参加した方も多かったようです。それで疲れもあったのか、今日の
テントは人数的に少しさみしい一日でした。
 
 フランスとドイツで映画を作っている方がいらっしゃって「地球の危機」を
テーマに映画を作るそうですが、冒頭に福島の映像を使う予定だそうです。昨
日の「怒りのドラムデモ」にも参加され、すばらしいデモだったとのこと。
 夕方からは栗原優さんと鈴木峻さん主催でライブがありました。
栗原さんがボーカル、鈴木さんがサックス。福島第一原発2号炉の温度計が80
度を超えたという発表もあり、経産省に対する抗議ライブ。
 
 2号炉の温度計は82度を超え、政府がいう「冷温停止状態」は破れました。
東京電力は温度計の不具合の可能性が高いとして煮え切らない状態です。
温度計の不具合だとしても、人が近づいて不具合の確認もできないのが原発と
いうものです。事故が起きたことで、現在、更にどうしようもない状態になっ
ています。そんなプラントを54基も地震列島に置いている、発想自体が不具合
です。                             (H.H)
 
 日曜の夜もテントはにぎわった。9時を過ぎても人が次々に訪れ、ミュージ
シャン2組ほか10人がぎゅうぎゅう詰めに座ってつまみ片手にワインやウィ
スキーを汲み交わす。砂川闘争で妙法寺の僧侶が警官に警棒で打たれても打た
れても座り込み続けて勝利したばかりかその情景が反対側の米兵を反戦運動に
駆り立てたこと、ベトナム戦争時の国道16号におけるベトナム反戦・戦車阻
止闘争が、遠く北ベトナムやベトコンに報道され勇気を与えたことがずっと後
に分かったこと、など反戦反基地の闘いが時空を超えて伝わることが若者に伝
えられる。
 福島県郡山から避難して来た青年Fさんはもろもろの思いを訴えるために徒
歩で日本を一周するという。メッセージが書かれたハンカチが全国から集まっ
てきたと告げるMさん。若者たちもいろいろな意思表示の方法を考え実行して
いる。
 驚いたのは夜中1時に大学院生(女性)が訪れたこと。勿論急に泊められな
いと断るが、タクシーで帰るのも無理という。しばし相談し、やむを得ず、寝
ずの番係が交代で話し相手になり、経産省テントや脱原発の闘いや反安保の歴
史を小声で語る。彼女は5時過ぎに寝むそうだが爽やかな顔をして始発電車で
帰途についた。でもあくまで今回は例外対応、夜中の闖入者は歓迎できません。
                               (K.M)
 
 昨日(2/11)の日誌で書き忘れていたことがあった。それは、長野・
松本市の女性が遂に念願かなってメッセージキルトが完成し、それを持って
テントに来訪されたことである。
(1/15の日誌にその思いをこめたたよりが掲載されている。)
 1人1人の思いを丹精こめた刺繍に託した、素晴らしいメッセージキルトで
ある。第2テントに掲げられたそれを見て、誰もが感嘆の声を上げる。今後
テントに来訪される方は、是非それをご覧になって下さい。  (Y・T)
 
 
<テント日誌 2/13(月)>
       テントは若い息吹に包まれて
  ―― 経産省前テントひろば 156日目 ――
 
2月13日(月) 晴れ後曇り
 今日は夜の泊まり責任者ということで夕刻からテントに顔をだした。
昼間はひっそりと穏やかな時間が流れていたそうである。
それでも来訪者名簿には60人以上の名が記されている。
夜には初めて見る若者達がいて、泊まり込みにも参加するそうだ。
翌朝、所沢から始発で駆けつけたという若者がいて、6時からテントの前に
立っていたという。
大阪の若い人達も飯舘村からの帰りに立ち寄る。
このところ若い人たちのテントへの来訪が急増しているようだ。
 椎名さんが福島から帰還。11・12の全国サミットは大成功だったようで
ある。若いパパママが気負い無くしなやかに、しっかりと司会進行させている
のに感動を覚えたそうであった。
 そして2日目、相談に訪れた福島現地の人の多さに感激・・・ とのこと。
飯舘村の菅野村長も顔を覗かせたとのこと。
”命”をめぐる真剣な新しいうねりが湧き起こってきているようだ。
14日の続きは別の日誌にて。              ( Y・T )
 
☆「ひろばー全国・世界からのたより」――寄せられたハガキとメール――
 経産省前テントひろばHPをご覧ください。
 http://tentohiroba.tumblr.com/post/17603568078/2-13
☆テントへの郵便物・宅急便は
 〒100-0013
 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
 メールは  tentohiroba@gmail.com へ お送り下さい。
 
 
★4.若手芸人の反原発コント 痛烈「スイシンジャー」
    原子力ムラ 笑い飛ばせ タブー視は加担と同じ
           (2012年2月12日 東京新聞こちら特報部より抜粋)
 
 原子力ムラを痛烈に皮肉るコント動画が、インターネット上で注目されてい
る。その名も「絶対!!原子力戦隊スイシンジャー」。“戦隊ヒーローもの”と
呼ばれる勧善懲悪ドラマのパロディーで、レベル7事故を招いた政府や東京電
力の“笑えない”原発政策をやゆする映像だ。無名に近い若手お笑い芸人たち
が、原発を問うために本気で練り上げた。
(中略)
[デスクメモ]小生、戦隊以前の銀幕で怪獣が大暴れしていた世代である。原
子力絡みの話も多く、放射性同位体の名前そのものの「ラドン」なんて怪鳥も
いた。だが、怪獣たちは「直ちに影響はない」と言ってだまし討ちしたり、放
射能の拡散隠しなんて無茶はしなかった。人は怪獣よりよほど怖い。(牧)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1348】
                               転送歓迎
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その333 ◆
      3つの情報をお知らせします(2月15日)
 
 1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
 残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
 
 
★1.壊れる温度計で「冷温停止」と主張するの怪
   東電も保安院も、温度計以上に「壊れて」いる。    (山崎久隆)
★2.たんぽぽ舎から講演会のお知らせ
 ◇2月17日(金) 18:45から 場所:スペースたんぽぽ
  講師:島薗進さん
 ◇2月19日(日) 16時から、たんぽぽ舎総会(第2部)で2つの記念講演
  講師:菅井益郎、山崎久隆
★3.原子力安全委員会 臨時会議を傍聴した読者からの報告
 ◇原子力安全委員会を傍聴して ―デタラメ「安全」委員会に抗議を―
                    さよなら原発みなと 佐藤れい子
 ◇安全委員会と枝野経産相に抗議のメールとファクスを送りました。
                    さよなら原発みなと 山田知恵子
 
(編集部より2月26日のイベント案内 (ひばりが丘公民館でのお話会)
 主催者の連絡先が抜けていました。申し訳ありません。
 主催:ヤドカリハウス(菜の花つうしん) 電話0422-33-9282
 
__________________________________
 
★1.壊れる温度計で「冷温停止」と主張するの怪
   東電も保安院も、温度計以上に「壊れて」いる。
                             (山崎久隆)
 
 炉心の破壊された燃料と瓦礫の溶融物(これをデブリという)は、常に核燃
料に含まれる放射性物質の崩壊により、熱が出続けている。これを「崩壊熱」
と言うが、その熱量は、東電の評価でも冷却水が補給されなくなると数日で再
溶融にいたり、大量の放射能を拡散させるとされる。
 そのため今でも冷却水を炉心に投入しており、毎時1トンほどの量になる。
破壊された燃料を掛け流ししているわけだから、放射性物質が大量に出てくる
最大の原因になっているが、止めるわけにはいかない。
 
 通常、原子炉が停止しているならば、圧力容器内にある燃料は冷却水につ
かっている。使用済燃料プールの中の燃料も同様だ。水の循環が止まれば沸騰
する可能性はあるが、水の補給が続く限り、燃料が溶けることは無い。
 ところが福島第一原発1~3号機の圧力容器には燃料のデブリが崩れ落ちて
おり、この状態では燃料を冷やすための冷却水が十分に行き渡らない。
 溶けてしまった状態では、燃料棒もチャンネルボックスも原型を止めておら
ず、水を流しても固まっている部分の中心には届かないだろう。もし固まりそ
のものが水につかっているならば、冷却能力は維持できていると考えられる。
けれども圧力容器の水位計はダウンスケール状態、つまり測定不能となってい
る。おそらく水は入れるそばから燃料デブリであいた穴を抜けて流出している
とみられる。これでは冠水ができず、露出しているデブリがあった場合は冷却
不能となる。
 
 圧力容器表面の温度計は、冷却が維持できていることを知る唯一の方法だ。
 この温度計は本来は原子炉圧力容器内部の水温を測定する装置だったが、冷
却水が抜けてしまったため、おそらく圧力容器の表面温度を測っているに過ぎ
ないと考えられる。
 そのため本来は健全な原子炉で100度以下を意味する「冷温停止状態」で
あるかどうかを、この温度計で80度以下になることで判断している。もとも
と温度計が原子炉破壊の過程で高温に晒されて破損した可能性と、水の温度で
は無く雰囲気温度を測っているためと、燃料が何処でどうなっているかも分か
らないために、正確性に欠けることを考慮したものとみられる。
 
 水位も温度も不明
 
 その温度計の一つが、ついに破壊された。これは原子炉内部を知る方法を失
うことを意味する。
 圧力容器の同じ高さには120度の角度を経てまだ2個、それより約15セ
ンチ低い場所には3個の温度計が生きているとしても、圧力容器の一角の温度
が分からないのだから事態は深刻と言わねばならない。
 もともと、原子炉破壊の経緯を考えれば、温度計の健全性や性能は期待でき
なかった。全損していても不思議では無い。もともとは運転温度273度から
0度くらいの間の原子炉圧力容器温度を測定するために付けられている。最高
使用温度は400度。これ以上になると破壊される可能性がある。特に燃料が
溶けた場所に近い温度計は内部が数百度になってしまい、導線や溶接部に損傷
があるかもしれない。
 こんな状態になった温度計は普通ならば直ちに全部交換する。それが出来な
いから不安定なままに使い続けているのが実態だ。指示値が合っている保証も
ない。これから次々に計測不能になってしまうだろう。
 水位も温度も不明では、冷却が十分出来ているか確認する方法が無くなる。
あとは放出される放射能量、特にキセノンなどの希ガスが突如増大して「臨
界」と判断するかどうかといった事態になる。
 代替計測装置を早急にと、経産省が指示したと言うが、いまさら温度を測定
する方法など他にはほとんど考えにくい。
 燃料体が整然と立ち並んでいる原子炉ではない。メチャクチャに壊れて、さ
らに圧力容器をも突き抜けて溜まったデブリを含めて、温度を管理するなど到
底出来ない状態だということを改めて思い知らされている。
 
 再度放射能放出の危機
 
 冷却能力が低下し、デブリの一部が高温になった場合、直ちに爆発すること
は無いにしても、放射性物質の大量放出になるだろう。
 特にセシウムは噴出する蒸気に付着して拡散してしまうと考えられる。一定
の割合でストロンチウムも放出される。
 環境への放射の放出を繰り返すことになれば、汚染地域がさらに拡大する危
険性もある。
 原子炉内部からの放出を止めるための、根本的な解決を早急に考えるべきだ
ろう。
 
 
★2.たんぽぽ舎から、講演会のお知らせ
 
 ◇2月17日(金) 18:45から 場所:スペースたんぽぽ
 『科学・大学・学会が信頼を失うとき ─ 放射線の健康影響をめぐって』
  講師:島薗進さん(東京大学大学院教授)
  最近の活動:
  ☆東大のホームページに関し総長に要請(『…以上のような背景から、
   私たちは、東京大学のホームページで公開されている「東京大学環境
   放射線情報」に注目し、6月13日(月)、このページについて総長に要
   請を行いました。今回、私たちが行った要請は、特に東京大学柏キャン
   パスの放射線量に関する見解に関する、限定されたものであり、賛同も
   あくまでこの申し入れに対するものです。
    世話人一同といたしましては、これをきっかけに、事故により避難を
   余儀なくされた地域の方々、私たちの多くが暮らしている地域よりも高
   い放射線に汚染された地域の方々をはじめ、より深刻な状況に置かれた
   方々に思いを馳せ、少しずつでも、また個人としてでも、私たちに何が
   できるか真摯に考え、行動に移していくことができればと考えています。
   「東京大学環境放射線情報」を問う東大教員有志
   http://sites.google.com/site/utokyoradiation/
 
 ◇2月19日(日) 16時から 場所:スペースたんぽぽ
  たんぽぽ舎総会(第2部)で、現在の焦点の重大問題について2人の講師
  が語ります。豊富な内容ですので広く参加者を募っています。
  ご参加下さい。(たんぽぽ舎会員以外の方も参加出来ます)
 
 『除染幻想―放射能被災民の今後の生き方』
  講師:菅井益郎(たんぽぽ舎アドバイザー)
  内容:政府―福島県が強調する放射能除染について、とくに「除染幻想」
     について明確に語ります。本来は(法律上は)入室禁止=居住禁止
     地区である「放射線管理区域」と同じレベルの放射線量地域
     (=福島県内)に多数の子供・大人がいる事の重大性。「除染とは
     放射能物質を、ある場所から別の場所に移動させる作業だ。除染に
     よって放射能物質を消滅させたり無毒化することは出来ない。」
 
 『「再稼働なし」で電気は大丈夫。
  「再稼働あり」となると、どういうリスクがあるか』
  講師:山崎久隆(たんぽぽ舎 副代表)
  内容:全54基の原発の内、51基が停止し、今の日本は脱原発状態に近い。
     それを再稼働したいという電力会社・政府の主張の誤りを具体的に
     批判し、もし再稼働すると、どんなリスクがおこるかを分析します。
     2月~夏の焦点課題についての見通しも含む講演です。
 
 
★3.原子力安全委員会 臨時会議を傍聴した読者からの報告
 ◇原子力安全委員会を傍聴して ―デタラメ「安全」委員会に抗議を―
                    さよなら原発みなと 佐藤れい子
 
 当日(2/13)11時に告知されたので、一般傍聴者は7人でした。(さよな
ら原発・みなとから2人です)そしてこういう場にはいつも現れる「やらせ・
さくら」の男たちが20人以上も傍聴席に座っていました。
インチキストレステストをインチキ保安院がインチキ安全委員会に申し送る茶
番劇。あの斑目委員長がまだいる事一つを取ってもいかに国民をばかにしてい
るか全く腹が立ってしょうがありません。
 どうでもいい様な質問1つだけでシャンシャンとわずか30分で終了!
先の保安院の意見聴取会での井野さんや後藤さんの「まだ質問に答えてもらっ
ていません。これで終わったとは思っていません。」
 この事実はどこに行ったのでしょうか?かように再稼働に向けて日程通り
着々と進んでいます。
 
 反対の声が足りません。更なる怒りの声を!!!
 ◎枝野経産相、保安院に抗議の集中を!地元選出国会議員にも要請を!
   ↓   ↓   ↓   ↓
 【経産省】
 大臣官房 (TEL)03-3501-1609  広報(FAX)03-3501-6942
 【枝野幸男経産相】
 [国会事務所](FAX)03-3591-2249   (TEL)03-3508-7448
 [地元・大宮事務所](FAX)048-648-9125 (TEL)048-648-9124
 (E-mail)omiya@edano.gr.jp
 【原子力安全・保安院】 代表(TEL)03-3501-1511
 広報課 (TEL)03-3501-5890
 原子力安全技術基盤課(ストレステストを担当)
 (FAX)03-3580-5971 (TEL)03-3501-0621
 メールによるお問い合わせ:ご質問・ご意見(保安院HP)
 https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html
 
 
 ◇安全委員会と枝野経産相に抗議のメールとファクスを送りました。
                    さよなら原発みなと 山田知恵子
 
 2月13日に開かれた原子力安全委員会と枝野経産相に抗議します。
 福島原発事故もまだ収束しておらず、福島県民は大変な苦しみの中にあり、
子供たちが毎日被ばくしている状態で、ほとんど有効な対策も考えずに、何を
やっているんですか!!
 安全委員会という名なら、なぜ、住民の安全を第一に考えないのですか!!
福島の人たちを避難させてください!
原発事故の原因もわからず、地震のたびに原発は大丈夫か?! と多くの国民
が不安に思っています。事故の責任もとらず、事故後も国民を安全に避難させ
ることもできず、まだ斑目委員長が居座っていることは全く理解できません。
安全委員会から責任に関する文書でもあれば送ってください。普通の企業なら、
とっくに責任をとって首きりされてますよ!
名前にふさわしい委員会になるように努力したらどうですか!
 
再稼働など、絶対に許しません!
 
狂気の沙汰ということが皆さん、本当はわかっているでしょう?!
この国を滅ぼす気ですか?!枝野さんの家族は原発事故の直後、いち早く海外
に逃げたともっぱらの評判ですよ!
いまからでも遅くないです。枝野さんは「原発ゼロでもこの夏は大丈夫」と
言ったのですから、再稼働は絶対にやめてください!!
 
2・13に開かれた原子力安全委員会の画像や情報がさよなら原発みなとの
ブログに載っています。
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/
たんぽぽ舎です。【TMM:No1347】
                               転送歓迎
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その332 ◆
        5つの情報をお知らせします(2月14日)
 
 1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
 残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
 
 
★1.大飯「妥当」審査書提出に井野・後藤委員が抗議の緊急声明
   はじめに再稼働ありきの見切り発車、拙速なやり方だ、
   判断基準が不明だ、技術的に疑問だ、二次評価が出ていない
★2.国産 機密の濃縮工場 核燃基地 六ヶ所村
   燃えるウランを20年前から製造 ─コスト割高 電気料金に上乗せ
           (2012年2月14日 東京新聞こちら特報部より抜粋)
★3.読者からイベントのおさそい2つ
  ◇2月20日(月)18:30~、渋谷
   「中電さん、さようなら」命の海を守り続ける!
   ~~山口県「上関・祝島」を写真で見る報告会~~
  ◇2月26日(日)13:15~、ひばりが丘公民館<和室>
   日本を滅ぼす「電力腐敗」著者・三宅勝久さんのお話
   「原発・東電」だけではない、政・官・司法と電力会社との
    癒着・天下りの実態。
★4.たんぽぽ舎から 新作DVD4点 紹介します。
  ◇一本1000円 送料80円 FAX・Eメールでお申込みください。
   FAX:03-3238-0797 Eメール:nonukes@tanpoposya.net
 
☆5.3/10~3/11の福島往復バスは、一泊・日帰りとも満員になりました。
  3月はじめ、福島行きのオリエンテーションを予定しています。
  往復バスご利用の方に詳細をお知らせします。
 
__________________________________
 
★1.大飯「妥当」審査書提出に井野・後藤委員が抗議の緊急声明
  はじめに再稼働ありきの見切り発車、拙速なやり方だ、
  判断基準が不明だ、技術的に疑問だ、二次評価が出ていない
 ────────────────────────────────
 2012年2月13日
 関西電力大飯3・4号機ストレステスト審査書提出に抗議する緊急声明
 
                   ストレステスト意見聴取会委員
                        井野博満・後藤政志
 
  原子力安全・保安院は、本日、関西電力大飯原発3・4号機の一次評価
 を「妥当」とする審査書を原子力安全委員会に提出しました。私たちは、
 このような拙速なやり方は、とうてい認められません。
 
  2月8日の第8回意見聴取会では、様々な技術的な課題が残されているこ
 とが明らかになりました。原子力安全・保安院も、その場で議論を終了す
 るとは明言しませんでした。当然、継続審議となると思いました。審査書
 が原子力安全委員会に提出されたことに対して意見聴取会の委員として抗
 議します。
 
  ストレステスト意見聴取会では、徹底して議論を尽くすことが、国民に
 対する原子力安全・保安院の責務です。次のような根本的な問題が残って
 います。
 
 (1)判断基準について、保安院は「福島第一原子力発電所を襲ったよう
  な地震・津波が来襲しても同原子力発電所のような状況にならないことを
  技術的に確認する」としています。しかし、津波の想定は11.4メートルで、
  福島事故の14メートルよりも低くなっています。そもそも、福島事故は収
  束しておらず、原因もわからない状態です。
 
 (2)評価の対象、基準の適用について以下の技術的な疑問があります。
 ① 制御棒の挿入性を検討の対象から外しています。
 ② 基礎ボルトなど機器の強度については、安全率を削って評価しています。
 ③ 原子炉建屋などの構造強度に関わる許容値について、耐震バックチェッ
  クの基準より甘い許容値を適用することを認めています。
 ④ 本来の設備は福島原発事故前から改善せず、消防車や非常発電装置など
  の外部仮設設備だけで安全だとしています。
 
 (3)ストレステストは、過酷事故対策の検証を含めた二次評価と合わせ
  て評価しなければ、地域住民が安全性を判断する上では意味がありません。
  電力事業者は、原子力安全・保安院の指示により、これを2011年末を目処
  に提出するはずでしたが、関西電力は二次評価結果を未だに提出していま
  せん。
 
  原子力安全・保安院が、現時点で「妥当」としたことは、はじめに再稼
 働ありきの見切り発車と言わざるを得ません。このような姿勢こそが、福
 島原発事故を招いた要因です。このように原子力安全・保安院は、規制当
 局としての役割を十分に果たしていません。まずすべきことは、自らのあ
 りようについて根本的な反省をすることです。
 
  本日の審査書の提出は、「安全性に関する総合的評価」とされるストレ
 ステスト評価の体をなしていません。
                                以上
 
 
★2.新聞・雑誌から
 
 ◇国産 機密の濃縮工場 核燃基地 六ヶ所村
  燃えるウランを20年前から製造 ─コスト割高 電気料金に上乗せ
           (2012年2月14日 東京新聞こちら特報部より抜粋)
 
 原発の使用済み各念慮から燃え残ったウランと新たに生まれたプルトニウム
を取り出し、再利用する核燃料サイクル。その始まりに位置づけられるのが、
ウラン燃料を作る濃縮工場だ。青森県六ケ所村に完成したのは20年前の
1992年。再処理工場と低レベル放射性廃棄物埋設センターとともに「核燃三点
セット」と呼ばれる。核兵器の製造も可能となる技術のため、日本原燃の施設
の中で最も多くの機密に包まれている。(中略)
 
 ところが、10年12月に全てのラインが寿命を迎え、ウラン濃縮工場は作業が
停滞していた。新たに導入する炭素繊維製の新型の遠心分離機の開発が遅れ、
ようやく昨年末に旧型機との置き換えが始まった。処理能力は4~5倍に向上
している。20年までには、年間約280トンを処理できるように工場を再整備
する方針だ。
 現在、ウラン燃料は全て海外から輸入する。作業自体にはトラブルがほとん
ど起きていないウラン濃縮だが、ついて回るのがコストの問題だ。日本原燃は
「商取引上の慣例で明かせない」と言うが、米国や欧州各国の工場の約二割増
しとされ、最終的に電気料金に上乗せされている。
 だが、それも「国産化で」という政策的な判断による。同東京事務所広報グ
ループの伊藤滋宏部長(53)は「核燃料サイクルは海外の影響を極力排除し、
日本がエネルギーの安定供給を目指すものですから」と話した。
 
[デスクメモ]学者や技術者の楽しみは定期に開かれる学術会議に出席し、
 知見を披露して見聞きし、旧知を温めることだ。だが、濃縮ウランの技術者
 は国内外の会議や出張とも無縁という。機密の技術だけに交流もできない。
 イランの濃縮問題が世情を不安にさせる中、動かぬ遠心分離機を緊張を持っ
 て眺めた。
 
 
★3.読者からイベントのおさそい2つ
 
 ◇「中電さん、さようなら」命の海を守り続ける!
  ~~山口県「上関・祝島」を写真で見る報告会~~
 
  昨年2月21日の中国電力による田ノ浦強制埋め立て工事から1年、
  現地の状況や、生物多様性からみた田ノ浦の素晴らしさなどについて
  写真を見ながらお話を伺います。 http://bit.ly/x3JKuP
 
 ・日時:2012年2月20日(月)18:30~20:30
 ・会場:渋谷区立消費者センター5階 第一会議室
  (渋谷区渋谷1-12-5/渋谷駅から徒歩7分)
 ・スピーカー:
  那須 圭子さん(フォトジャーナリスト、写真集『中電さん、さような
         ら』著者)
  山下 博由さん(日本生態学会上関要望書アフターケア委員・貝類多様性
         研究所所長)
 ・資料代:1000円
 ・要予約(氏名、連絡先をお知らせください)
 ・申し込み:mail: dousuru_net@mail.goo.ne.jp
 ・主催:上関原発どうするの?~瀬戸内の自然を守るために~
 ・共催:ふぇみん婦人民主クラブ
 
 ◇2月26日(日)13:15~ ひばりが丘公民館<和室>
 
 日本を滅ぼす「電力腐敗」
 「原発・東電」だけではない、政・官・司法と電力会社との
 癒着・天下りの実態。
 お話 三宅 勝久さん(ジャーナリスト)、入場無料、カンパ歓迎。
 
  「原発は日本をつぶす」と誰もが気づいている。ドイツのシーメンス社が
 原発から撤退を表明した。国際的に原発産業は斜陽にある。そうした流れの
 中で、日本はこれほどの大事故を起こし、損失を受けながらもなお原発ビジ
 ネスを進めようとしている。狂気の沙汰と言いたくなる状況を前に、戦前戦
 中の日本の姿が重なって見える。 (日本を滅ぼす「電力腐敗」より)
 
 三宅勝久さんプロフィール:
  1965年岡山県生まれ。フリーカメラマンとしてアフリカ、中南米を取材。
 「山陽新聞」記者を経て2002年より再びフリー。
 「債権回収屋"G"野放しの闇金融」で第12回「週刊金曜日ルポルタージュ
 大賞優秀賞」受賞。武富士批判記事をめぐり同社著書に「武富士追及」
 「自衛隊員が死んでいく」「自衛隊という密室」「債鬼は眠らず」などが
 ある。
 
 
★4.たんぽぽ舎から 新作DVD4点を紹介します。
 
 No.16 原発なくても電気は足りる(120分)
 講師:安藤多恵子
  2011年夏の電気使用状況のデータを駆使して「原子力がなくても電気が
  足りる」ことを立証した
 
 No.17 低線量被曝の時代を生き抜く(140分)
 講師:肥田舜太郎、竹野内真理
  元陸軍軍医で広島原爆直後の被爆者の治療にあたった肥田舜太郎さんが
  大いに語る。特別発言=梅田隆亮・佐藤幸子
 
 No.18 電気料金を安くする方法について
 講師:大沢豊/布施哲也
 
 No.19 放射能と食の安全について
 講師:槌田博(放射能汚染食品測定室)
 
 ◇一本1000円 送料80円 FAX・Eメールでお申込みください。
  FAX:03-3238-0797 Eメール:nonukes@tanpoposya.net
たんぽぽ舎です。【TMM:No1346】
                               転送歓迎
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その331 ◆
        5つの情報をお知らせします(2月13日)
 
  1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
  残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
 
 
★1.日本の原発政策、その最大の弱点を突く
   ─汚染者負担の原則は東電を許さない(3)
                   槌田敦(核開発に反対する会代表)
★1´.2月11日その後...
    集会は続々と人が集まり、やや高い橋の上にも一杯の人
    東京新聞に、掲載記事ありました。(数名の読者から)
★2.東海第二原発廃炉署名、第二回目提出
    第一次、第二次集計を合わせ、合計102,745筆!!
    茨城県は102,745人の声を活かし、自立すべき
★3.<テント日誌 2/11(土)>
     再稼動阻止!を掲げ、今年最初の大行動  
     ―― 経産省前テントひろば 153日目 ――
★4.イベントのおさそい
  ◇ドイツ脱原発への道 名作3部作上映会 2月21日(終日)多摩市永山
  1)「核分裂過程」 2)「第八の戒律」
  3)「故郷のために~ギートルさんたたかう」
 
★5.読者からイベントのおさそい
  ◇ドイツ脱原発への道 名作3部作 上映会
   2月21日(火)多摩市永山公民館(ベルブ永山)3F講座室
 
 
__________________________________
 
★1.日本の原発政策、その最大の弱点を突く
   ─汚染者負担の原則は東電を許さない(3)
                   槌田敦(核開発に反対する会代表)
 
【民事事件としての福島原発事故】
 
 民法第709条には「故意または過失によって他人の権利または法律上保護さ
れる利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」と
ある。すなわち、故意または過失による損害は、民法第709条によって東電に
は賠償する義務がある。これを国が肩代わりするなどは憲法違反である。
 民法第710条には、「(略)前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財
産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない」とある。したがっ
て、一切の損害に加えて、相当の慰謝料を加算し、全国の裁判所で犯罪者東電
に請求する。
 現状では、原子力賠償法により、原子力事故の賠償は事業者の無過失でも賠
償することになる。しかし、今回の事故は、すでに述べたように、東電の未必
の故意および/または業務上過失による事故である。その場合は、無過失の賠
償ではなく、民法第709、710条で定めた故意と過失による損害賠償の責任を問
うことになる。
 最終的には、東電は、所有する発電所や送電設備など一切の有価資産を売却
してこの賠償にあてる。東電は、事故の7カ月前に保険契約を解除しており、
なおさらである。
 このようにして東電には売る資産が一切なくなり、たとえば所有する物件が
事故を起こした福島第一原発と放射能汚染で売り物にならない第二原発だけに
なった時、初めて東京電力は国有化され、賠償など必要費用は国庫負担となる。
現実において「実質的国有化」などとごまかして、犯罪者東電を政府が支援す
るなどもってのほかである。
 
 
★1´.2月11日その後...
   ◇集会は続々と人が集まり、やや高い橋の上にも一杯の人
   ◇東京新聞に、掲載記事ありました。(数名の読者から)
 
 ◇代々木公園B地区の集会は、続々と人が集まり、やや高い橋の上にも
  一杯の人、人。大江健三郎、山本太郎、藤波心、福島の生産者、落合恵子、
  澤地久枝(敬称略)のみなさんが熱い発言。
 (編集部より:柳田の昨日の文の欠落部分です)
 
 ◇集会の翌あさ東京新聞には、社会面の真ん中あたりに集会の様子が小さく
  掲載されていました。複数の読者から指摘ありました。
 
 
★2.東海第二原発廃炉署名、第二回目提出
    第一次、第二次集計を合わせ、合計102,745筆!!
    茨城県は102,745人の声を活かし、自立すべき
                      脱原発ネットワーク茨城 森
 
 2月10日、午後3時より茨城県庁の一階、入札室にて東海第二原発廃炉署名
の第二回提出が行われました。事前の出席申し入れにも関わらず、第一回目に
続き、今回も知事は欠席、集まった市民40名より危機管理官と原子力安全対策
課長の二名に51,310筆の署名が手渡され、要望書に対する回答と質疑応答が
30分程度行わました。
 県側の態度は一貫して『国の指針を待つ』
 その依存的な態度に同席した県民からは強い反発の声が上がり、茨城県は原
子力と共に歩んで来た歴史とJCO事故の記憶を持つ唯一の県として逆に国に廃
炉を進言していく位でなくては、おかしい、と県側に訴えました。
 
 全国の皆様の協力で10万名を越えた署名を決して無駄にする事なく、絶えず
廃炉を訴え、原子力の始まりの地から脱原発を目指して決して諦めません。
 
 2月26日には、東海村にて東海第二原発の廃炉を訴え、人間の鎖行動も予定
されております。宜しければ、現地で共に闘って下さい。
 そして引き続き、署名にも、ご協力をお願い致します。
 
 
★3.<テント日誌 2/11(土)>
     再稼動阻止!を掲げ、今年最初の大行動  
     ―― 経産省前テントひろば 153日目 ――
 
 福島原発事故発生一年目を迎える前段集会としての「全国一斉さようなら原
発1000万人アクション」が、午後一時から、代々木イヴェント広場、ケヤキ並
木で行われた。それに先立って、テント広場は、ケヤキ並木渋谷口で、たんぽ
ぽ舎、反原発自治体議員市民連合、福島原発事故緊急会議、東電前アクション、
全交などと連帯して、前段の前段集会を開いた。テント合唱隊結成を呼びかけ
る若者も積極的に参加した。
 
 いつしか、渋谷口では、どこかの党派のびらまきなども便乗しているかのご
ときだった。背景に、テント広場がそのまま移動したように、再稼動反対・テ
ントひろばの旗が、1ダースほど立てられていた。代表格の人々は、まだひと
けのない並木で、びらをまきはじめていた。フランス・レジスタンス時代の思
想家、シモーヌ・ヴェイユは、晩年に「3人以上の対話は、別の力が働き、真
実の対話から遠ざかる」というようなことを記していたが、これはハイデッ
ガーの「存在と時間」の思想に通底しているのかもしれない。戦争責任論が書
けたのは、ヤスパースだった。
 
 イベント会場に先立つ渋谷口でのメッセージの交換は、明瞭なうそ偽りの無
い、みずからのキャリアを踏まえた素晴らしいスピーチの連続だった。12時
に近づくと、ひとけ無かった並木通りは、200人近くの人々であふれるよう
なにぎわいになった。
 東電前アクションKさんは、仲間の不在を「不当逮捕」によると伝え、救援
カンパの袋がまわされ、即刻、5万以上の厚い気持ちが集められた。
 すでにおそらく彼は、反権力の火の玉にされてしまったのだろう。人間回復
をもっとも希求するものが火の玉に落としこめられる、これが、反体制闘争の
現実といえる。しかし、彼は、復活するだろう。
 周恩来は、日本軍残留兵士をリンチしないよう厳しい命令を人民に伝えた。
権力は、人をエネルギーに変換してきた。軍の、組織のためのエネルギー。戦
争が終われば、人間に返してあげなさいというのが、周恩来の認識だった。わ
れわれが戦っているのは、戦中、あるいは、戦前の権力体制なのだった。
 
 大江健三郎さんなどのスピーチを、群集の中で携帯椅子に座って、ひとり聞
いている人を見かけた。「戦前の思想」の著者、柄谷行人さんだった。テント
にきたドイツ・ジャーナりストも取材活動をしていた。ドイツ各地10箇所以上
で、反・脱原発集会がこの日も催されていると聞いた。広場の向こうの歩道橋
にも、びっしりひとびとが会場を覗き込んでいるのがみえる。会場では、旗の
数は多く、読みきれない。
 
 テント広場は明治公園へのデモの隊列に参入した。1挺団500人を優に、こ
えている。明治公園だけで、5挺団ではなかったか。4時近く、解散地点での
ビラまき、署名請願など終えたときには、小春日和もかげりをみせていた。夜、
新宿から、怒りの太鼓隊などのデモもあった。
 夜のテントは、真剣な対話で、鈴なり状態だった。デモでの逮捕者は無いと
思われる。
 この一年に何をしたか、何ができたか、議論には終わりが無いようだった。
現在が歴史のようだ。表現以前の歴史が、テントに渦巻いている。(Q記)
 
 ☆お知らせとご案内
 ○テント全体会議 2月18日(土) 午後2時~5時
  場所 スペースたんぽぽ
 
 ○テントひろば 応援の集い「撤去すべきはテントではなくて、原発だ!」
  2月18日(土) 午後6時半~8時半  場所 スペースたんぽぽ
  ・ドキュメント「おてんとさまがみている。1/27の映像」上映
  ・お話 浪江町の酪農家・吉沢さん、椎名さん、淵上さん
  参加費:1000円
  (上映終了後の参加者・学生・テント全体会議参加者は500円)
 
 
★4.プルサーマル再び停滞
   ─3.11福島事故後の青森県など立地自治体、慎重姿勢
   「再稼働はウラン燃料で」「揺らぐ再処理工場の意義」
               (2012年2月12日 デーリー東北より抜粋)
 
 六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で取り出したプルトニウム・ウラン混
合酸化物(MOX)燃料を原発で燃やすプルサーマル計画は、春以降に全国の
原発が再稼働した場合でも、再び停滞する可能性が強まっている。国がプル
サーマルを含む原子力政策を見直しているのに加え、福島第1原発事故を受け
て導入に向けた地元側のハードルが高くなったのが要因。国が再処理路線を堅
持したとしても、現実にプルトニウム消費が進むかどうかは不透明な情勢だ。
 
 プロサーマルは現時点でMOX燃料の唯一の消費先。電力業界の相次ぐ不祥
事などで計画は延期され続けたが、2009年に佐賀県の九州電力玄海原発3号機
で初めて実施された。(中略)
 玄海でスタートして以降、プルサーマルは四国電力伊方原発3号機(愛媛
県)、東京電力福島第1原発3号機、関西電力高浜原発3号機(福井県)で開
始されるなど、15年度までに16~18基で導入する電力業界の計画は順調に進ん
でいた。
 しかし昨年3月の原発事故で情勢は一変。すでにプルサーマルを導入済みの
原発では、事故を起こした福島第1原発3号機の廃炉が確定しているのに加え、
他でも地元側が慎重姿勢を強めている。(後略)
 
 
★5.読者からイベントのおさそい
 
 ◇ドイツ脱原発への道名作3部作 上映会
  1)核分裂過程 2)第八の戒律 3)故郷のために~ギートルさんたたかう」
  日時 2月21日(火)
  場所 多摩市永山公民館(ベルブ永山)3F講座室
 
 1)『核分裂過程』・・・再処理工場、ここにできなければドイツのどこに
  も造れない・・・保守的政治風土のゆえに立地に選ばれたヴァッカースド
  ルフ村。だが・・・集会で歌われる歌がすばらしい
 2)『第八の戒律』・・・「嘘をついてはならない」というモーゼ十戒第八
  を、原子力関連の政府機関・企業はずっと破ってきた・・・チェルノブイ
  リ事故機至近の村の女性の「住んでて安全というのならなぜ避妊しろって
  言うのよ!」
 3)『故郷のために~ギートルさんたたかう』・・・ヴァッカースドルフ村
  の良妻賢母型主婦だったギートルさんが、ピエロの扮装をして・・・
 
 上映スケジュール
  映画2)10:15~11:50 映画1)13:00~14:35
  映画3)14:50~15:35 映画2)16:00~17:35
  映画1)19:00~20:35 
 ※主催 東都生協ニュータウン支部 国立センター
  電話 042-580-1750
  東都生協組合員 ¥100、東都生協組合員ではない方 ¥300
  支払い後出入り自由
たんぽぽ舎です。【TMM:No1345】
                               転送歓迎
 
       ◆ 地震と原発事故情報 その330 ◆
        5つの情報をお知らせします(2月12日)
 
  1月27日、中国電力島根原子力発電所2号機が定期検査で停止。
  残るは東電1基、関電1基、北海道電1基の計3基、全原発停止へあと一歩
  【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
  【関西電力:高浜3号 2012年2月20日 定検入】
  【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
 
 
 ★1.電気料金値上げは電力会社の権利─東電社長の発言
      値上げ「冗談じゃない」─東電に自治体怒り
                                        (柳田 真)
 ★2.2/11昼デモ、参加者は多かったのに、警備の人数は少なかった!?
                      (アツミ)
 ★3.<テント日誌 2/10(金)>
      夜、保安院前での静かな熱のこもったアピール
      ― 経産省前テントひろば 152日目 ―
 ★4.読者からイベントのおさそい
   ◇広瀬隆つくば講演会『第二のフクシマ・日本滅亡』
     東海原発廃炉から始まる新時代
     3月20日(火・祝)13:00開場  つくば国際会議場
 ★5.新聞・雑誌から1つ
        独立電気事業者を妨害する・9電力会社のひどさ
    東京電力の送配電使用料に原発コスト加算
    電力の新規参入を妨げる行為-都副知事が指摘
                   (2012.2.11東京新聞より抜粋)
__________________________________
 
★1.電気料金値上げは電力会社の権利─東電社長の発言
   値上げ「冗談じゃない」─東電に自治体怒り
                             (柳田 真)
 
○東電は電気料金値上げを企業や官公庁むけ(17%値上げ、4月から)と一般家
庭むけ(10%、夏~秋から)で実施しようとしている。
 東電の社長は先日記者会見で、「電気料金値上げは事業者(東電)の権利だ」
とまで言い切った。
 安全経費を削って、世界初の原発4基の重大過酷事故をおこし、死者・自殺者
まで出し、何十万人もの人々を原発放射能汚染で苦しめている犯罪的企業がなん
たる言い方か!!腹が立つ。言い方と値上げの両方に。
 
○経産大臣枝野氏(東電から献金をもらった10人衆の1人)ですら、不快感を
 あらわにして、「値上げを権利と「勘違い」している」と批判している。
 
○値上げに怒る各自治体の声を紹介する
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 都「資産整理を」/埼玉・横浜 年20億円増
                  (2月10日東京新聞 一部抜粋)
 「あまりに唐突で、乱暴」。埼玉県の上田清司知事は7日の記者会見で、東電
に怒りをぶつけた。
 横浜市も、管理する約二千施設の昨年の消費電力量の分析などから、年間の電
気料金約120億円が、約20億円増えると試算。
 東電の大株主である都は一月、東電に対して、都心部にある子会社の移転や自
社ビル売却で約100億円を捻出できると指摘。コスト削減が不透明だとして、値
上げを認めない方針を伝えた。
 
 
★2.2/11昼デモ、参加者は多かったのに、警備の人数は少なかったね!?
 
                            (アツミ)
 
 警備(2/11昼デモ)が少なかった理由の一つとして、表参道から出発し、明治神
宮の中に御輿行列が入るというイベント、明治神宮・「建国」祭が行われたため
と思われます。
 両方のデモ(昼デモと夜の新宿ドラムデモ)を目撃した知り合いによると、「昼
間のデモは何をやっているのか分かるから良い。新宿の夜のデモ(怒りのドラム
デモ)は音はすごいが、暗いので何が何だかよく分からん」との事でした。
 3・11のデモは夜にはならないと思いますが、横断幕などによる沿道にいる
人々へのアピールは必要だと思います。
 
 
★3.<テント日誌 2/10(金)>
   夜、保安院前での静かな、熱のこもったアピール
   ― 経産省前テントひろば 152日目 ―
 
2月10日(金)晴れ 小春日和
 
 最近の朝の「散歩」は、Fさんとゆく。噴水の氷がなければ、今日は温かい、
Fさんの皮膚感覚は、よごれものを洗うところからくる。温かければ、仕事がは
かどるということになる。
 
 8日のテント日誌の衝撃と波紋をテント周辺でどう伝えるべきなのか、悩む。
反・脱原発の天下国家を真正面に論じるべき次元に、経産省もある。それが彼ら
の任務だ。しかし、その露払いに、「ZTK」をオマネキするとは!たとえ、貧し
いテント暮らしとはいえ、問題をここまで矮小化するとは!そう叫びたい気持ち
の人々が、これから迎えるだろう、次元の低い「交渉」を思うと滅入ってくる。
 こうした矮小化は、日本の国際的威信と尊厳をひたすら、ますます損なうこと
にしかならない。ドイツやロシアのジャーナリズムは、テントにまず来て、福島
に向かった。原発阻止の闘いは国家レヴェルであり、日本のこの一年、とりわけ
これからの福島は、人類の未来が問われる人類史レヴェルにあるという認識のも
とに、であった。テントの意義を消す弾圧の方法として、こんな陋劣な指揮を執
る日本の国家官僚の「やりてばばあ」ぶりにあきれかえってものもいえない。
 
 国家や企業の犯罪性がむき出しになる。権力者の無法性を裁判所に訴えたとこ
ろで、司法が権力に弾圧されていれば、さきのばしに、犯罪性は拡散しつづけて
ゆくことにしかならない。暗黒街としての核開発シンジケート!
 こうした鬱屈にこたえるように、この日、トゥイッターデモ@samioさんは、
単独で、トラメガを携え、経産省別館前に立ち、官僚の矜持と威信にかけて、脱
原発へ、再稼働阻止へのかじを切れ!と冷静かつ知的に訴えた。
 国家官僚の正しい道義心というべきものを反省すべきだ、と訴えた。権力の知
性破壊に抵抗するみごとなスピーチだった。公務員試験に受かる知力があるなら
ば、なぜ、核開発の犯罪性を納得し、政府権力の無反省を転換できないか、Sさ
んは諄々と説いた。
 
 科学技術が人間の知性を抑圧していないか、科学技術をもって、ひとびとの人
間性を破壊していないか、経産省はまるでブローカーやエージェントのように、
コンピュートピア帝国の人間支配に臆面もない。核開発のためには、福島原発事
故がまるでなかったかのような情宣活動を生徒たちにする。
 
 いまこそ、法による規制をかけなければ、国土あって国民のいない寡頭支配の
国になる。Sさんの単独抗議の意義は深い。いつしか、20人に及ぶ共感の渦に取
り巻かれていた。そして次々に自分の思いを経産省の官僚達に静かに、熱をこめ
て訴える。
 ここが暗黒列島になりきらぬよう全面的抵抗運動を展開しなければならないと
つくづく思う。(Q記) 
 
★テントでのイベント予定
 ●2月12日(日)18時~20時ライブ;栗原優(ボーカル)&鈴木峻(サックス)
 ●2月13日(月)15時~17時反原発テント談話室第3回「共生の思想を語ろう」
        課題提起 川本祥一さん
 ●2月14日(火)12時~14時「原発廃止へ!日本&ドイツ交流会。
               ドイツ左翼党、ドロテ・メンツナーさんを迎えて」
 
 
★4.読者からイベントのおさそい
 
  ◇3・20広瀬隆つくば講演会*『第二のフクシマ・日本滅亡』
   東海原発廃炉から始まる新時代
 
 日 時 3月20日(火・祝)13:00開場 13:30~16:30
  参加費前売 一般 1,000円 当日 1,300円
         学生・障がい者500円 当日 700円  高校生以下 無料
     参加費の一部は福島の子ども達への援助活動へ寄贈します。
  場  所 つくば国際会議場 <http://www.epochal.or.jp/>
 
 福島原発事故から一年が経とうとしています。余り知られていませんが、茨城
県に立地する東海第2原発も3・11の地震と津波で冷却機能の一部が破綻し、あ
わや福島第一原発と同じ運命をたどる一歩手前の危機的な状況でした。今後東海
原発で大事故が起きれば、関東全域に甚大な被害をもたらすことになります。
 広瀬さんは、東海第2原発と再処理工場の危険性と放射能についての最新の情
報をもとに、「収束宣言の嘘」をはじめとした、貴重なお話をして下さいます。
 子どもたちと日本を守るために、全身全霊をかけて心から訴え、語りかける生
の広瀬さんの話を、多くの方にぜひ聞いていただきたいと願っています。
 是非ご参加ください。
 
 主催 3・20広瀬隆講演会実行委員会 http://blogs.yahoo.co.jp/htjki0320
 共催 脱原発ネットワーク茨城 <http://nonukes-ibaraki.seesaa.net/>
 〒305-0004つくば市柴崎955-5ともいき舎(花小路内)小張090-9108-0464
 TEL 029-869-9108 FAX 029-862-5450
 チケット購入申込みのゆうちょ銀行振替番号は
       口座番号 00100-2-466803 加入者名 脱原発ネットワーク茨城
 
 
★5.新聞・雑誌から
 
     独立電気事業者を妨害する・9電力会社のひどさ
     東京電力の送配電使用料に原発コスト加算
     電力の新規参入を妨げる行為-都副知事が指摘
                       (2012.2.11東京新聞より抜粋)
 
 2000年の電力自由化で自治体や企業などの大口需要家向けに新規参入が認めら
れた特定規模電気事業者(PPS)が、東京電力など電力会社に送配電網の使用料
として支払う託送料に、原発を推進するための電源開発促進税などの負担分が加
算されていたことが分かった。割高な託送料は、電力の新規参入を妨げる一因と
なっていることが、火力発電や工場の余剰電力を売電するPPSに、原発費用を
負担させていたことになる。(中略)
 東京都の猪瀬副知事は、首都圏の五政令市を含む「九都県市首脳会議」を代表
して、東電の値上げに反対する緊急要望を、経済産業省資源エネルギー庁長官に
十日提出。(中略)
 PPSが東電に支払う託送料について「電源開発促進税や核燃料の再処理費用
も入っている。なぜPPSが負担しなければ行けないのか。自由化を妨げている」
と指摘した。
 緊急要望は1.東電の経営情報の開示と合理化の促進 2.電気事業への民間
参入促進 3.電気料金値上げには中小企業などに配慮-など7点を求めている。
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