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たんぽぽ舎です。【TMM:No1390】
2012年3月19日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
★1.3.26東電の原発ゼロDAYアクション!
   ~福島、新潟、もう絶対動かさせない~    (東電前アクション)
★2.スペースたんぽぽ 3月下旬の講座案内
★3.<テント日誌3/16(金)>経産省前テントひろば188日目
    米国ヴァーモント州からメッセージキルトを持参
    テントでの上映会『We 命尽きるまで』『みなまた 海のこえ』
★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇連続講座「放射能からいのちを守りたい」<放射線の人体に与える影響、
  内部被曝について学ぼう> 3月31日(土)午後2時半~、杉並
★5.新聞・雑誌から
 ◇食品新基準値への反対意見 医学物理学会でも要請
   根拠のICRP揺らぐ    (3月17日 東京新聞こちら特報部)
 
 
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★1.3.26東電の原発ゼロDAYアクション!
   ~福島、新潟、もう絶対動かさせない~    (東電前アクション)
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 日時:3月26日(月)19時~20時半頃まで
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町1丁目1番3号)
    JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
    都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分
 ・鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
 ・このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。
 
 <呼びかけ>
  経産省前テントひろば、原発いらない福島の女たち、再稼働反対!全国
  アクション、たんぽぽ舎、東電前アクション!、福島原発事故緊急会議
 <連絡先> 東電前アクション!
  TEL 090-1219-4519(栗原)MAIL toudenmae.action@gmail.com
  FAX 03-3238-0797(たんぽぽ舎 千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F)
 
 ==3月26日、柏崎刈羽原発全停止-東電管内原発ゼロ実現の日に==
 
 この日本列島で、原発ゼロまで残りあと二基のうちの一基だった東電:柏崎
刈羽原発6号機が3月26日に停止します。東電の原発がすべて止まるこの日を、
私たちは苦々しい思いで迎えることになるでしょう。
 
 福島事故の最大の責任者で加害者である東電の原発を残り二基のうちの一基
まで動かさせてしまったことを。福島の現在進行形の悲惨な事態と引き換えに
「東電の原発ゼロ」が実現するということに。
 なにより2003年に東電の事故隠しが露呈して東電の原発がすべて止まった時
に、そのまま永遠に止めさせることが出来なかったことに。。。
 そしてまた、決意を新たに3月26日を迎えるでしょう。今度こそ絶対に東電
管内-日本全国のすべての原発を二度と再び動かさせない、、、と。
 東電の原発は、その電気を使ってきた東京・首都圏で生活する者の責任で廃
炉に追い込む、、、ということを。
 
 柏崎刈羽では、すでに昨年11月には新たに核燃料棒を搬入して、着々と再稼
働の準備を進めています。あるいは、福島第二の再稼働に向けて、東電は「事
故の記憶はいずれ風化する」などとうそぶき、福島で根回ししていることが伝
えられています。
 「フクシマ」は安全な原発など存在しない、ということを知らしめました。
そして、原発を動かすということは新たな核の破局への道を掃き清めることに
ほかなりません。
 
 3月26日に宣言しよう!「もう絶対動かさせない」
 この決意を胸に刻んで、実現させるための最初の日が3月26日です!
 東電本店前を埋め尽くそう!
 
 
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★2.スペースたんぽぽ 3月下旬の講座案内
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3月21日(水)18:45(開場18:30)~21:00 参加費:800円(学生400円)
 原発の歴史・反原発の歴史(3)
【講師】山崎久隆さん
 ☆1980年後半~2000年まで 原発拡大路線と利権の発生・拡大、原発訴訟
 ☆第4回は4月25日です
 
3月22日(木)19:00(開場18:45)~21:00 参加費:500円
 ☆原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
 第五福竜丸、ビキニ環礁水爆実験関連映像、3・11デモ映像
  ※お知らせ 映画『脱原発いのちの闘争』は4月12日(木)に延期
 
3月23日(金)18:45(開場18:30)~21:00 参加費:800円(学生400円)
 サクラ調査・説明講習会(9年次)
 【講師】柳田真、奥田智子、他
 サクラは放射能を感知する、異変を人間に知らせる。映像と小冊子を使って
 やさしく説明。お花見もかねてやろう
 
3月27日(火)18:45(開場18:30)~21:00 参加費:800円(学生400円)
 各地の原発差止裁判勝利のためにもんじゅ裁判を学ぼう!
 裁判所は専門訴訟をどう扱ってきたか? 
 【講師】福武公子さ(もんじゅ訴訟弁護団事務局長・千葉医療問題研究会代表)
 
3月28日(水)18:45(開場18:30)~21:00 参加費:1000円(学生500円)
 米国・スリーマイル島原発事故の教訓と東電福島原発事故
 米国では巨大たんぽぽが出現。教訓を忘れてはいけない。
 【講師】菅井益郎(たんぽぽ舎アドバイザー)
 
 
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★3.<テント日誌3/16(金)>経産省前テントひろば188日目
    米国ヴァーモント州からメッセージキルトを持参
    テントでの上映会『We 命尽きるまで』『みなまた 海のこえ』
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3月16日(金)晴れ。
 映画会の準備にテントに到着すると、福島第一原発と同じマークⅠ型の原子
炉の廃炉をめぐる攻防の最中にある米国ヴァーモント州から、77人の手書き
メッセージを縫い合わせたキルトを持参して来訪されていた。また渋谷のアッ
プリンクという映画館(先週、『プリピャチ』上映のアフタートークに佐藤幸
子さんが出演した折り、テントひろばのリーフをチラシ置き場に置かせてもら
えるようお願いした)で、その素敵なイラストのリーフレットを見てきたと
いう広島の大学の先生、これからテントのローテを支えようとしている方など
が来訪されていて、話が盛り上がっていた。
 
 バッテリーの具合も良くないらしいということで、早めからバタバタと映画
会の設営と準備。同時に明日の「福島と世界をつなぐテントひろば応援の集
い」の資料準備で郵政省のコピーやさんへ。コピーの調子も悪く手間取り、結
局配布しようかと思った椎名さんの山里刻(やまざととけい)の記事は、回覧
することに。(カラー写真も多く、また脱原発でエコじゃないのはオカシイと
いう思いがあり、印刷物を減らしたいということで。)
 
 米国ヴァーモント州から福島へのメッセージキルトの和訳もそのまま配布し
たいのですが、以下、77人のメッセージのうち一紹介ということで。
 
1.私たちは、みんな、あなたひとつ。原発のない地球を。
2.生きて、証人となって下さい。勇気を持って抵抗して下さい。あなたが必
  要です。
3.“木々は、地球が空を背景に書いた詩である。人間は、紙をつくるために
  木を切る。自分たちのむなしさの記録を残せるようにと。”(インディアン)
4.家族一同より、会い、平和、幸福をお祈りしています。(8歳)
5.これから一生、この地球上からの核廃絶を目指して運動していくことを約
  束します。そして、あなたの子ども達が幸せに暮らしていけるように。
 
 17日の「福島と世界をつなぐ経産省前テントひろば応援の集い」にはキル
トをお借りして77人の和訳分とともに参加者にお披露目したいと思います。
 とついとおかのテントひろば行動のイベントとして取り組んだ藤山顕一郎監
督作品の映画会は、日が暮れてから10数名の仲間が集まり、『We 命尽きる
まで』をわいわいと、経産省前テントひろばを作り支えてきている面々の5年
前の姿に湧きながら堪能しました。
 2007年6月15日、東京・日比谷野音での1200人の全学連・全共闘
・学生運動OBたちが「9条改憲阻止」の一念の下に、40年ぶりに党派を超え
て一堂に会した奇跡の集会を軸に、そこに至る経過、過去の映像などが盛り込
まれた興味深い作品。「こういうことがあってテントはできたのだ」というこ
とが伺えます。まさに脱原発テントの原点!
 後で40代の女性が「私もあの場に行って、あの赤いたすきを掛けて、一緒
にシュプレしたかった」って。その発言に一同再び感激!上映して良かった!
 
 『みなまた 海のこえ』 同名絵本の映像化、スクリーンで観るとあの美し
い色彩が一層鮮やかに輝きを増します。丸木俊・丸木伊里さんの「絵」、石牟
礼道子さんの「詩」の朗読がチッソ本社座り込み闘争のリーダー川本さんのお
嬢さんというのも感無量。水俣と福島には共通点がると言われます。公害も放
射能も防ごうと思えば防ぐことができたのに、事実が隠蔽されて被害が拡大し
た。被害の繰り返しは許されない。
 
 上映後、プロデューサーや椎名さんも囲み、予定時間をオーバーして語り合
い、また上映会をという声が上がりました。テントひろばでの上映が原発シン
グルイッシュー限定でなければならない、というのはおかしいのでは・・・と
いうのが、大方の意見。
 「襤褸の旗」が観たいという声がありました。福島からの「押し出し」が成
就することを支えていきたいという思いでの意見です。    (タッチー)
 
 
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★4.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇連続講座第3回「放射能からいのちを守りたい」
 <放射線の人体に与える影響、内部被曝について学ぼう>
 日時: 3月31日(土)午後2時半開会(1時半開場)
 会場: 杉並産業商工会館 第1・2 集会室(地下)
 資料代:500円(高校生まで無料)
 
【講師】松井英介 医師
 (岐阜環境医学研究所所長、元岐阜大学医学部で放射線医学を担当、日本呼
 吸器学会呼吸器専門医。早くから放射線による内部被曝の人体への影響につ
 いてその危険性を社会に訴えてきた第一人者。
【著書】『国際法違反の新型核兵器「劣化ウラン弾」の人体への影響』
 (2003耕文社)『見えない恐怖』)
【福島現地からの報告】椎名千恵子さん
 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人
 
【主催】杉並・市民講座 杉並区成田東4-34-15 昭電社ビル102
    けしば誠一 090-5497-4222、 新城せつこ 090-1500-9886
 
 
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★5.新聞・雑誌から
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◇食品新基準値への反対意見 医学物理学会でも要請
  根拠のICRP揺らぐ     (3月17日 東京新聞こちら特報部)
 
 来月から食品中の放射性セシウムの新しい基準値が施行される。厚生労働省
の引き下げ案を「過剰規制だ」として有力専門家が意見公募に反対意見の投稿
を呼び掛けていたが、こともあろうか日本医学物理学会の会長名でも行われて
いた。背景にあるものは何か。(小坂井文彦、中山洋子)
 
 医学界からは疑問の声も上がる。北海道がんセンターの西尾正道院長は「浅
はかなことを言っている。内部被ばくは少ない方がよい。福島の経済問題は科
学とは別物で、物理学者が心配するものではない」と批判する。(中略)
 
 ICRPの基準を根拠に「過剰規制」とすることにも、「低線量被曝の健康
への影響を研究した論文は、学会誌に載せてもらえない。それでICRPの論
文が正しいとされている」。新基準値が放射線治療に与える影響については
「全く問題はない。患者も医者も効果が被ばくの影響を上回るかをみて、治療
を決めるのだから」と語った。(中略)
 
 「ICRPは二つの歴史的な罪を犯している」と話すのは、内部被ばくに詳
しい矢ケ崎克馬琉球大名誉教授だ。「一つは公益のためには犠牲も仕方がない
という功利主義の考えを展開」。設立時は健康を守るためだったのが「間もな
く原発と核戦略を進める米国権力筋の論理が浸透した」。
 もう一つは「内部被ばくの研究を阻んだ」。ICRPは「100ミリシーベル
ト以下のデータがない」とするが、「低線量被ばくのデータを公的記録に載せ
ないように排除して、内部被曝の犠牲者を隠してきた。その勧告とは平常時は
原発の運転を妨げない限度値を設定し、事故時には、各国政府や電力会社の責
任を軽くするためのもので、命や健康を第一に考えたものではない」と断じた。
(後略)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1389】
2012年3月19日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
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★1.瓦礫について心配されている皆様へ
   原理・原則6つ、計画的な埋設を     (たんぽぽ舎 山崎久隆)
───────────────────────────────────
 
 日本各地で瓦礫を受け入れる、受け入れないの議論が巻き起こっています。
といっても、行政側が受け入れを決めると、ほとんどの場合そのまま規定方針
として通っているようです。議会や住民への説明も行われていますが、住民の
意思を問うているというよりは、受け入れの下地作りといった感を否めません。
 
 いくつもの質問がたんぽぽ舎にも寄せられております。しかし「たんぽぽ舎
統一見解」というものは作っておりません。今後も作ることはないと思われま
す。原発への賛否とは問題の性質が異なり、見解を一致させねばならないとい
うことでも無いように思います。
 ただし、これは私の考えなので今後も統一見解が作られないと決まったわけ
ではありません。
 
 従って、これから書くことは、たんぽぽ舎の見解では無く私個人の考えとい
う事になります。あちこちで話す機会がありますが、その都度問われることで
もありますので、述べておきます。
 
 「原理原則」と「理由」という形で書きます。
 
 原則その1 「放射性物質で汚染されたものを拡散・移動してはならない」
 
 放射性物質は国の法律にも規定されるとおり、拡散させないこと、飛散させ
ないことが基本です。これに従えば、瓦礫に付着したセシウム等の放射性物質
も現時点で存在する地点から別の地点に移動をするべきでは無いと考えており
ます。
 さて、実は問題はここから始まっています。
 東京都は「女川町から運ぶ瓦礫の汚染濃度は100ベクレル/キログラム
(Bq/kg)以下」としております。これは「クリアランス・レベルを下回るも
の」とされております。
 原子炉等規制法では、100Bq/kg以下はそもそも放射性廃棄物扱いをしな
くて良いとされています。つまり、放射性廃棄物では無いという事になります。
そのため、法的規制は掛からず、いわば「どうしようと行政の勝手」になり、
そのため説明会は開かれていますが都内の清掃工場に次々に運ばれて焼却が始
まってしまいました。
 そこで次の原則になります。
 
 原則2「核のゴミは燃やすな」
 
 広域処分の一番間違っているところは焼却することです。燃やせば必ずセシ
ウムは環境中に出ます。焼却灰や飛灰にも残ります。これを安全に処理できる
ような施設はありません。なぜならば、これら全て一般の焼却工場でやること
になるからです。放射性廃棄物の焼却処分を行う専用施設でもないし、核のゴ
ミを密封するための固化、安定化処理設備が併設しているわけでも無いのです。
 清掃工場から大気中に出るセシウムはおそらく関東や東京では検出が出来な
いでしょう。なぜならば、東京などは周辺環境がすでに3.11以前の倍から数百
倍に汚染されてしまっているため、セシウムを検出しても直接福島から来たの
か瓦礫由来なのか区別が付かないからです。区別が付かなければ問題が無いな
どと言うのはもはや放射線防護の知識の無い素人考えです。放射性物質の規制
は「実行可能な限り低く」無ければならないところ、既に福島からのセシウム
で優に年間1mSvの実効線量を超えてしまったところが沢山あります。もはや
1Bq/kgたりとも多く拡散させることなど許されません。ところが瓦礫を燃やし
てしまうと、核のゴミは大気中に拡散すると共に焼却灰中に濃縮しますので、
公衆被曝と清掃等労働者への被曝と、時間をおいて処分場からの流出による被
曝を引き起こすことになるでしょう。ゼロになど出来ない以上、追加放出され
る放射性物質は、その分健康影響を「どこかの誰か」には与えるものと考えざ
るを得ません。
 さらに、高性能の焼却施設ならばある程度はセシウムを出さないようにする
ことも出来ますが、特に地方にある性能の低い工場では周辺に拡散する量も増
えてしまうでしょう。
 これを少量の試験燃焼で調べても見分けることは出来ません。
 
 原則3「拡散させるな、内部被曝は遙かに危険」
 
 核のゴミが固定されていて、そこからのガンマ線照射だけが問題であれば、
対処は難しくありません。現に、原発内にはそのようなゴミが何万トンと積み
上げられて今も保管されています。大学の研究室にもそのような保管設備はあ
ります。病院にも、工場にも、日本中至る所に保管されています。
 しかしこれらは決して清掃工場で燃やされません。そのようなことをしては
ならないと決められています。医療用に摂取した人はその糞尿もトイレに流し
てはならず、燃えないゴミにして出すように指導されます。そうしていない現
実があるとしても、原理原則を行政が勝手に曲げて良いわけがありません。
 ところが瓦礫セシウムだけは燃やせと言われています。せめて燃やさずにセ
メント固化して安定した場所に保管すれば、拡散して口に入ることは防げるの
にと思います。
 内部被曝を過小評価している日本の行政は、こういうところでも原則を踏み
外しています。
 そういっても、背に腹は代えられないと思う人については、せめてこういう
ことは言えるのではないでしょうか。
 
 原則4「受益者負担の原則を忘れるな」
 
 今回の東電福島原発事故により被災した東北地方の人たちには、セシウムを
引き受けなければならないいわれなど無いとするならば、セシウムは東京など
東電管内において管理すべきだと。
 例えば大阪、例えば四国、例えば九州になど持っていくのはまかり成らぬ。
 東電管内において安定化処理したセシウムを、東電の敷地や国有地で、周辺
に住民が住んでいないような地域を選んで積み重ねるとするならば、その考え
方にまで反対はできないかもしれません。しかし九州だの北海道だの、せっか
く放射性物質で汚染されていないところにわざわざ持って行って汚染するなど、
愚の骨頂です。
 まずそんなことをしたら、諸外国が未だに続けている「日本からの農産物輸
入規制」は半永久的に解除されなくなるのでは無いですか。例え風評被害だと
非難をしても、輸出先で売れ無ければ同じ事です。
 日本中にわざわざ放射能を拡散させる利益などあるわけがなく、全く理解で
きません。
 私見ですが、愛知、岐阜、富山を含む西日本はほとんど汚染が見られないか
あっても桁違いに低いので、いわば「サンクチュアリ」として残すべきです。
そうでないと、福島の子どもたちに「汚染されていない食料を」と言っても、
日本中が汚染されてしまったらもはや届ける食料が無くなります。
 西日本の人たちは、是非「受益者負担の原則で東京で処理せよ」と主張して
下さい。
 東京の土は、東部で7000Bq/kg程度、新宿でも700Bq/kg程度。つまり東京で
すでに100Bq/kgを遙かに超えてしまっている。これが現実です。
 
 原則5「低線量被曝の影響は未知数だ」
 
 まとめて言えば、今までの経験で「取り返しの付かないことは止めておこ
う」ということにつきます。特に大気拡散させてしまえば口に入り、内部被曝
を引き起こします。さらに呼吸とともに入る場合は、気道から肺にと流れます。
内部被曝でも最も始末に負えない呼吸器系への吸入です。これはなかなか取れ
ません。消化器系ならば10~70日(年齢による)で半分になります(半分
は排泄されます)が、呼吸器系では残留してしまうとそのままそこで放射線を
出し続けます。
 さらに体内に入るセシウムは内部被曝を引き起こしますが、この場合は相当
低いから安全と言われますが、それは間違っています。チェルノブイリ原発事
故の後の疫学調査でも、ウクライナ、スウェーデンでは内部被曝の影響と考え
られる疾患の増加が報告されています。その時の被曝量は相当低いものが多く、
今回の瓦礫焼却により大気放出される程度のセシウムであっても、影響が無い
と言い切れません。
 そして、最後に付け加えます。
 
 原則その6「クリアランスレベルの規制は間違いだ」
 
 例え100Bq/kg以下であっても、セシウムに汚染されている以上、核のゴミ扱
いすべき性質のものです。3.11以前の土壌環境値はどんなに高くても1Bq/kg
よりも遙かに少ないと思いますから(正確な3.11前の実測データが無いので、
とりあえず九州南部の熊本市の値0.378Bq/kgを参考値として考えます)これを
超える、つまり1Bq/kgであってもこれはれっきとした「核のゴミ」であると思
うからです。
 クリアランスレベルの導入には、これが核のゴミ拡散法だとして、以前から
「断固反対」してきた立場からも、東電福島原発事故が起きたからといって未
来の世代のためにも以前の原則を簡単に曲げるわけにはいきません。
 原発事故で降り積もったと断定できる汚染をクリアランスレベル以下だから
核のゴミ扱いにしないとする考え方は容認できません。
 ただし、100Bq/kg以下は原子炉等規制法により核のゴミ扱いしないと決めて、
2005年には残念ながら法改定されてしまっていますから、行政に同じ立場に立
てというのは難しいでしょう。あくまでも原発に反対し続けてきた市民の立場
から認められないと主張することになります。
 
 さて、ではどうしてもダメと突っ張り続けるのはどうしてかという事になり
ます。
 せめて汚染値の少ない、数十ベクレルとかならば、安全を確保して広域処分
をしても良いではないか。マスコミも徹底的に勉強不足ですから、このような
論理に簡単にはまっています。いまや全マスコミが(東京新聞までが)瓦礫広
域処分を急げとの論調です。言いたくは無いが、反対すれば「非国民」扱いな
わけです。
 
 ではどうしたら良いのか。
 
 そもそも広域焼却処分が進まないから現地の復興が進まないなどと言うのは
どう見てもおかしな理屈です。敢えて言えば「言いがかり」です。
 瓦礫の全量は約2000万トン以上、それに対して広域処分は400万トン程度、
約2割です。2割の処理が進まないから瓦礫の山がそのまま、なわけがありませ
ん。8割のほうも処理は進んでいません。それから、もともと燃やせるものは
そう多くはありません。ダイオキシンやPCBや重金属など、他の有害物を考え
れば、焼却できないものが沢山あります。車のスクラップなど、もともと燃や
せるはずがありません。ところがこれらが山積みになった絵を見せられて「広
域処分は必要だ」などと放送されています。すり替えの論理です。
 瓦礫が大量発生するなど、3.11当日から分かっていたことです。その対策は
そんなに奇抜なものなどないのはわかりきったことです。大きくは二つ。埋立
か埋設か。
 海や沼地などを埋め立てる方法は、東京大空襲などの戦後処理で盛んに行わ
れています。東京の高速道路の下など、たいていは元運河か掘りで、戦後瓦礫
の埋め立て地になっていました。その上に高速が走っていたりします。
 しかし今頃海を大量に埋めるなど環境破壊以外の何物でも無いので不可能で
す。
 であれば、もう方法は一つ。計画的な埋設です。
 海岸線の土地については、特に津波被害の大きかった地区については防災用
地として国が買い上げ、その場所に瓦礫をセメント固化した構造物を作り、そ
の上を盛り土し、鉄道用地や道路用地にするというアイディアが、とっくに自
治体や専門家などから出されていました。
 4月か5月にもそういう方針を地元と協議して決めて、すぐに作業に着手して
いれば今頃は相当程度進んでいたはずです。
 その遅れの責任を「瓦礫広域焼却処分」に押しつけるなど、到底容認できる
わけがありません。
 いまからでも、そのような方法に着手すべきです。
 まず瓦礫を焼却するのであれば、その施設は地元に作り、原発にあるような
放射性廃棄物を処理する能力を持つ設備を作り、ここから出るセシウムはセメ
ント固化して東電に返すことです。
 さらに福島県内など高い汚染の瓦礫は、そのままセメント固化して原発内部
の防潮堤などの基礎材に使うことです。
 こういう原理原則を実行してもなお、広域処分をせざるを得ないのならば、
東電管内で焼却では無くセメント固化などの安定化処理をすべきと考えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1388】
2012年3月17日(土) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
                          重複ご容赦願います
 
 ★1.原発の再稼働阻止!ハガキのあて先と、要請文例
 ★2.原発いらない地球のつどい3月10日・11日に参加して
                たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫
 ★3.<テント日誌 3/15(木)―経産省前テントひろば187日目>
     右翼の襲来に、テントに緊張走る!
     再稼働阻止に向けてテントひろばでのアクションを!
 ★4.新聞・雑誌から
   ◇原発防災強化断念 保安院長自ら圧力
    安全委に「寝た子 起こすな」
              (2012/3/17 東京新聞より抜粋)
 
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★1.再稼働阻止ハガキのあて先と、要請文例
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再稼働阻止ハガキのあて先(大飯原発13自治体、伊方原発10自治体、国あて2ヵ所)
 
1.関西電力・大飯原発(13自治体)
 
福井県知事 西川一誠  県議会議長 田中敏幸
9100005福井県福井市大手3丁目17番1号
 
おおい町長 時岡 忍  町議会議長 新谷欣也
9192111福井県大飯郡おおい町本郷136-1-1
 
高浜町長 野瀬 豊  町議会議長 的場輝夫
9192225福井県大飯郡高浜町宮崎71-7-1
 
南丹市長 佐々木稔納  市議会議長 井尻 治
6228651京都府南丹市園部町小桜町47
 
美浜町長 山口治太郎  町議会議長 北村 晋
9191141福井県三方郡美浜町郷市25-25
 
滋賀県知事 嘉田由紀子  県議会議長 家森茂樹 
5200044滋賀県大津市京町4丁目1番1号
 
京都府知事 山田啓二  府議会議長 近藤永太郎
6028570京都市上京区下立売通新町西入藪ノ内町85番地の3
 
高島市長 西川喜代治  市議会議長 大西勝巳
5201592滋賀県高島市新旭町北畑565
 
綾部市長 山崎善也  市議会議長 木下芳信
6230014京都府綾部市若竹町8-1
 
京丹波町長 寺尾豊爾  町議会議長 野口久之
6220292京都府船井郡京丹波町蒲生八ッ谷62-6
 
京都市長 門川大作  市議会議長 井上与一郎
6048571京都府京都市中京区寺町通御池上る
 
若狭町長 森下 裕  町議会議長 武田敏考
9191393福井県三方上中郡若狭町中央1-1
 
舞鶴市長 多々見良三  市議会議長 奥田保弘
6250080京都府舞鶴市字北吸1044
 
 
2.四国電力・伊方原発(10自治体)
 
愛媛県知事 中村時広   県議会議長 寺井修
7900001愛媛県松山市一番町4丁目4-2 
 
伊方町長 山下和彦  町議会議長 松澤周作
7960301愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1993-1
 
伊予市長 中村 佑  市議会議長 田中 弘
7993193愛媛県伊予市米湊820
 
宇和島市長 石橋寛久  市議会議長 土居秀徳
7988601愛媛県宇和島市曙町1
 
西予市長 三好幹二  市議会議長 山本昭義
7978501愛媛県西予市宇和町卯之町3-434-1
 
大洲市長 清水 裕  市議会議長 後藤武薫
7958601愛媛県大洲市大洲690-1
 
八幡浜市長 大城一郎  市議会議長 宇都宮富夫
7968501愛媛県八幡浜市北浜1-1-1
 
内子町長 稲本隆壽  町議会議長 林 博
7950392愛媛県喜多郡内子町平岡甲168
 
山口県知事 二井関成  県議会議長  柳居俊学
7530071山口県山口市滝町1番1号
 
上関町長 柏原重海  町議会議長 山谷良数
7421402山口県熊毛郡上関町大字長島503
 
 
3.国
野田佳彦首相 TEL 03-3581-0101 〒100-0014 東京都千代田区永田町2-3-1
枝野幸男経産大臣 TEL 03-3501-1511 〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関1-3-1
 
 
再稼働阻止ハガキの要請文例(この文例は「自治体」向けです)
 
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原発事故を二度と起こさないために
原発の再稼働に反対してください!
 
 3月11日の東電・福島第一原発の事故は、レベル7という世界最悪の事故とな
り、一年を経た今なお事故の原因が解明されないまま、空に海に放射能を排出し
続けています。家も仕事も故郷も奪われ、子どもと大人の命と健康が脅かされ続
けている中で、野田首相の「原発事故収束宣言」は、温度計の故障でも否定され
ました。今、大飯原発と伊方原発が再稼働の焦点になっています。
 貴自治体は30km圏内に位置し、発言権があります。原発事故が起きるや、原発
周辺自治体も過酷な放射線禍から逃れることはできません。地震国日本で「第2
の原発事故」を起こさないためには、再稼働をさせない事がベストです。貴自治
体として、「原発の再稼働反対!」の意思表示をして下さい。
 
《私の一言》
 
 
住所(                )
氏名(                   )
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★2.原発いらない地球のつどい3月10日・11日に参加して
                たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫
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 3月10日と11日、"原発いらない福島の女たち"が企画したプログラムは、郡山
の2か所(ビッグアイ市民プラザと郡山市労働福祉会館)で合計9会議室を使っ
て行われました。「原発いらない福島の女たち」は佐藤幸子さんたちの子供たち
を放射能から守る福島ネットワーク、武藤類子さんたちのハイロアクション福島、
佐々木慶子さんたちの沈黙のアピールなどのグループの結集です。
 私は主にビッグアイ市民プラザの大会議室のプログラムに参加しました。
3月10日10:30-15:00はシンポジウム「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守
る法制定を求めて」、15:30-17:30は鎌田慧さん講演会「脱原発と民主化への道」
、18:00-20:30原発いらない!交流と文化のつどい、がありました。
 3月11日10:00-12:00は「3.11後のドイツと日本」(FoEドイツ代表が参加)が
ありました。ほかの会場では、たんぽぽ舎・原田裕史さん講演「福島原発の現状
は?」、「ふくしま集団疎開裁判」の会主催の世界市民法廷、「子供は訴える~
こどもたちの声を聞いてください」、野菜カフェはもる模擬店、保養情報コーナ
ーなどがありました。
 10日のプログラム終了後、たんぽぽ舎バスツアー参加者20名数名で交流会を行
いましたが、その席に佐藤幸子さんが参加してくれました。彼女のお話から福島
の現状を知ることができました。彼女たちの戦いは非常に厳しい局面に来ていま
す。政府・行政は除染によって住民を元の市町村に戻そうとしています。子供た
ちに甲状腺のしこりなど健康被害が出始めていますが、市町村の医療サポート体
制は全くできていません。町の病院では親の訴えをまともに聞いてくれません。
親が心配しすぎるから子供がストレスで病気になる、などといわれるのが普通だ
そうです。≪動物にも異変が起きたり数が激減したりしていますが、福島の動物
はストレスで異常身体になり死亡するのでしょうか?≫
 子供たちはどのくらいヨウ素で被ばくしたかデータが全くありません。親たち
は不安の中で考えるのに疲れています。そこに安全キャンペーンが形を変えて、
陰湿に行われています(普通の町内会の最後に県健康アドヴァイザーなどが突然
挨拶して、健康診断の結果問題ありません、などと言うそうです)。避難できる
人は避難した、残っている人は避難できない、佐藤さんの友達でも「もう放射能
のことは考えたくない、聞きたくない、ほっといて下さい」という人がいるそう
です。福島の女たちは孤立の危険性があります。その危機感からこれだけのプロ
グラムを計画したともいえると思います。それにこたえて全国から、海外からも
応援が来ました。
◎ビッグアイ市民プラザの大会議室はいつも満員でした。
◎「世界市民法廷」は子供を守ってくださいと世界に呼びかけています。
◎「野菜カフェはもる」は放射能のない食品を全国から集めます。(店長 陶山
三枝子 024-521-8670)
◎福島医大山下氏の息のかからない医療施設「福島診療所」建設が計画されてい
ます。福島診療所建設委員会 TEL 070-5476-6162、
     カンパ先 郵便振替02200-8-126405 加入者名 福島診療所建設基金。
 
 
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★3.<テント日誌3/15(木)――経産省前テントひろば187日目>
   右翼の襲来に、テントに緊張走る!
   再稼働阻止に向けてテントひろばでのアクションを!
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 3月15日(木)晴れ。風が冷たく、強く吹き付け、テントもバタバタとはた
めく。
午後、テントの前では沖縄から来られた方を中心に「おもいやり予算を被災者支
援の基金へ」の署名活動が行われている。だが、沖縄訪米団の院内報告集会が始
まり、風の強いこともあって、開店休業状態に。テントには静かな時間が流れて
いた。
 午後5時頃右翼の街宣車6台がやってきて、内4台が歩道に乗り上げ、テント
に突っ込むような態勢で、テントに30センチほどのところで停車し、例の大ス
ピーカーでがなり立てる。数人の制服警官がそれを見やっている。
 しばらくして警察が車道に降りるよう指示して街宣車は引き下がったが、今度
は10数人が車が降りてきてテントの押しかけてくる。テントの入り口のところ
で数名と対峙しあう。そして何名かでテントを揺さぶる。裏側にも回ったのか、
奥の方でも揺さぶっている。テント内で内側からテントを支える。裏側に見回り
して追い返す。
 そういう状態がどれほど続いただろうか。ようやく5時半過ぎに捨て台詞を残
して街宣車は引き上げた。
 以前、11月7~8日頃やってきた団体のようであったが、今までにない行為
であった。
それは野田首相の「再稼動の先頭に立つ」に呼応するかのごとき、「テント破壊
撤去の先頭に立つ」とでもいうような振る舞いであった。
 いや事実、政府の世論をも踏みにじっての再稼動への強行突破の姿勢が右翼の
そういう行動を呼び起こしているのだろう。再稼動をめぐる攻防とテントをめぐ
る緊張は深く結び付いている。警察の対応も変わってきているように感じられる。
 この夜、テントには報を聞いた多くの人が集まり、遅くまで議論が続いた。
 テントひろばに集まって下さい。そして再稼動阻止へのテントひろばでのアク
ションを繰り広げ、それをテント防衛体制の強化と結びつけよう。
先日の全体会議での確認を再度記しておきたい。
 
・3/23~26の4日間、経産省前連続行動を行う。(テント前集合)
   23日(金)午後6時~7時 当日は、その前段で緊急会議による関電支
社への抗議申し入れ行動
   24日(土)午後4時~5時 当日はその前段で1000万人署名集約集
会(日比谷野音)テントビラ配布活動・・・→デモ
   25日(日)午後4時~5時 福井の現地集会に呼応
   26日(月)午後6時~7時 当日はその後、柏崎刈羽6号機停止=東電
管内全原発停止での東電前行動に合流(午後7時)
・午前午後のテントの態勢を強化する。(ローテーション体制を確立する。)
 このところ昼間や夕刻時の右翼の襲来が多くなっており、備えを強める。
 
★「福島と世界をつなぐ――第2回テントひろば応援の集い」
   3月17日(土) 午後6時半~9時  スペースたんぽぽ
  参加費800円(学生400円)
  ◎DVD「FUKUSIMA Never Again」上映
  ◎お話 椎名千恵子さん(原発いらない福島の女たち/子ども福島 世話人
   東京都フクシマ村村長として、「未来をはらむ女たちのとつきとおか行動」実行中
 
 
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★4.新聞・雑誌から
  ◇原発防災強化断念  保安院長自ら圧力
   安全委に「寝た子 起こすな」
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 経済産業省原子力安全・保安院が2006年、原発事故に備えた防災重点区域
の拡大を検討していた原子力安全委員会に反対意見を送り、断念に追い込んだ問
題で、当時の広瀬研吉院長が同年5月、安全委側に検討を中止するよう直接圧力
をかけていたことが16日、分かった。
安全委が区域拡大を検討したのは、国際原子力機関(IAEA)の対策見直しを受け
ての動き。
くしくもこの日は6年前に断念に追い込まれた防災重点区域の拡大案が安全委の
部会で正式に決まった。
筑紫秀明・安全委管理環境課長は「安全委の職員の人事権を握っているのは出向
元の経産省と文部科学省。安全委が何かしようと思っても、意に沿わなければ、
人事権をちらつかせて省側が止めようと思えば止められる構造になっていた」と
問題の背景を語った。政府は安全委と保安院などを統合する形で原子力規制庁を
発足させる予定だが、筑紫課長はこう訴える。「人事権の問題を克服し、独立性
を担保しなければ、6年前と同じことが再び繰り返される恐れがある」
                    (2012/3/17 東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1387】
2012年3月16日(金) 地震と原発事故情報
                              転送歓迎
 
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  2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
  残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
   【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
   【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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 ★1.大飯再稼働は「時期尚早」 民主党原発PTが提言へ
     党内議論尽くさず不満も    (2012/3/16 東京新聞より抜粋)
 ★2.原発の再稼働はやめて!ハガキ5000枚を突破、さらに増刷中⇒広めよう
 ★3.<テント日誌 3/14(水)―経産省前テントひろば186日目>
    テント全体会議で 3・25福井現地集会への参加と
    3/23~26経産省前連続行動を決定!~全原発停止か再稼働か~
 ★4.メルマガ読者よりの声
        ◇鎌ヶ谷市庁舎で使用している電気が平成24年度はPPS電力となる
                                                 (名倉正弘)
        ◇肥田先生の福島原発事故後の初著書!
     じわじわと命を蝕む、低線量・内部被曝の恐怖  (竹野内真理)
 
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★1.大飯再稼働は「時期尚早」 民主党原発PTが提言へ
   党内議論尽くさず不満も
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 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に関し、民主党の原発事故収束対
策プロジェクトチーム(原発PT)は、来週にも再稼働を「時期尚早」と提言する。
ただ、政府・民主党内の再稼働論議は限定的な範囲にとどまっているのが実情。
 野田佳彦首相は、近く大飯原発の再稼働の是非を判断する考えだが、党内には
環境が整っていないとの不満もくすぶっている。
 原発PTは十五日の総会で、提言内容を大筋で了承した。福島第一原発の事故
原因の解明を待たずに再稼働すれば、同様の事故を繰り返すおそれがある」と指
摘。政府が再稼働の前提にしている地元同意についても「地元」の範囲が不明確
だとして、再稼働の判断は「時期尚早」と結論づけた。(中略)
 原発PT座長の荒井聡元国家戦略担当相は「これだけ再稼働問題が報道されて
いるのに、党内ではしっかりとした議論をしていない」と不満を隠さない。
 一方、政府の再稼働に関する協議の機会も十分とはいえない。(後略)
                    (2012/3/16 東京新聞より抜粋)
 
 
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★2.原発の再稼働はやめて!ハガキ5000枚を突破、さらに増刷中⇒広めよう
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 反原発自治体議員・市民連盟とたんぽぽ舎が共同で始めた、「再稼働阻止」ハ
ガキが10日間位の短期間で5000枚を突破しました。今、増刷中。
 主催2団体のネットワークの広がりと努力もありますが、同時に「状勢の緊迫」
の助けもありました。
 当面の最重点の関西電力大飯原発、四国電力伊方原発の再稼働を止めるために、
2つの原発の周辺自治体(23自治体)と首相・経産相へハガキを出そう。(柳田)
 
 
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★3.<テント日誌 3/14(水)―経産省前テントひろば186日目>
   テント全体会議で 3・25福井現地集会への参加と
   3/23~26経産省前連続行動を決定!~全原発停止か再稼働か~
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 3月14日(水)テント全体会議が開催された。3・10ー11の福島ー東京
ー全国ー全世界を結ぶ反=脱原発行動の高まりに立って、全原発停止を間近にし
て急ピッチとなっている大飯原発3・4号機の再稼動の動きに、さらに前へ!と
踏み出していく闘いが議論された。
 テントは9・11-19からこの3・10-11へのいたる半年間に重要な役
割をはたしてきた。そして3・10-11の大行動は一つの画期を創り出した。
他方にはこの間の原子力安全委員会の動きがあり、野田首相の「再稼動の先頭に
立つ」という表明がある。闘いは新しいステージに達し、3月下旬~5月初旬
(泊3号機の停止)には全原発停止か再稼動かをめぐる重大局面を迎える。
 再稼動阻止!をなによりも中心スローガンとしてきたテントも、一歩前へと進
み出していくために、以下のような諸行動を確認した。
 
・原発に反対する福井県民会議が、大飯原発再稼動に反対して全国に呼びかけて
いる「3・25 福井現地集会」に参加する。そして全国の原発現地でテント行
動のような行動を広げていこうと呼びかける。
・3/23~26の4日間、経産省前連続行動を行う。(テント前集合)
  23日(金)午後6時~7時 当日は、その前段で緊急会議による関電支社
への抗議申し入れ行動
  24日(土)午後4時~5時 当日はその前段で1000万人署名集約集会(日
比谷野音)テントビラ配布活動・・・→デモ
  25日(日)午後4時~5時 福井の現地集会に呼応
  26日(月)午後6時~7時 当日はその後、柏崎刈羽6号機停止=東電管
内全原発停止での東電前行動に合流(午後7時)
・午前午後のテントの態勢を強化する。(ローテーション体制を確立する。)
 このところ昼間や夕刻時の右翼の襲来が多くなっており、備えを強める。
全原発停止か再稼動か いよいよせめぎ合いが煮詰まってきています。(Y・T)
 
★『ひろばー全国・全世界から ~思い・交流・討論・共感~』
  (郵便は〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-3-1 経産省前テントひろば
    メールは   tentohiroba@gmail.com   へお送り下さい。
                      
皆様、寒い中、テントを守っていただきありがとうございます。
2月の上旬に、テントを訪問させて頂いた鈴木樹里と申します。あのときは、オ
ランダアムステルダムから来たということで、皆様にお話をお伺い致しました。
去る3月11日に、オランダアムステルダムにて、東日本大震災チャリティーイ
ベントを行ないました。そして、日本製の手ぬぐいに、オランダの皆様から、日
本のテントでがんぱってる皆様に応援のメッセージを書いてもらいました。
一枚一枚は、30cm×50cmくらいのものが、30枚程度あります。経産省を囲
んで、よくデモが行なわれているので、そのときに、来た人に、それを持ってデ
モに参加してもらえれば、オランダのメッセージも、日本に届ける、そして、一
緒に参加している形にできるかと思いました。
そこで、一枚一枚は1人の人が持てるくらいのものですが、それをばらばらでお
送りしてよろしいでしょうか?
それとも、一枚に縫ったほうがよろしいでしょうか?
このメッセージフラッグを送らせていただいてもよろしいでしょうか?
つきましては、お送りするお名前と住所を、教えていただければと思いました。
遠くから応援しております。よろしくお願い致します。
 
 
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★4.メルマガ読者よりの声
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◇ 昨年夏、PPS電力の事をたんぽぽ舎の講座(反原発自治体議員・市民連盟)
で教えて頂いたので、早速小生の地元の鎌ヶ谷市議さんに御願いして10月の市
議会で提案して頂いたところ、今年の3月2日に一般競争入札が行われ、(株)
エネットが落札。
 鎌ヶ谷市庁舎で使用している電気が平成24年度はPPS電力となる事が決ま
りました。 
 年間削減見込み額は約130万円ですが、これが更なるPPS電力の導入に発
展する事を期待しています。
 詳細については津久井清市議(047-444-5262)にお問い合わせ下
さい。(鎌ヶ谷市 名倉正弘)
 
 
◇ 肥田先生の福島原発事故後の初著書!
  じわじわと命を蝕む、低線量・内部被曝の恐怖
 
『内部被曝』肥田舜太郎/著  竹野内真理/解説
                        200ページ 定価:760円(本体724円+税)
                        発行日:3月19日
 
じわじわと命を蝕む、低線量・内部被曝の恐怖
 
放射性物質を取り込むことで体の内側から被曝し続ける「内部被曝」。外部被曝
と違って、体外に排出するまで被曝から逃れることはできない。昨年の原発事故
による内部被曝の不安に対して“専門家”たちは「低線量の被曝であれば問題な
い」と言うが、それは本当なのだろうか?
実は「高線量×短時間の被曝よりも低線量×長時間の被曝のほうが人体に悪影響
がある」という研究がある。しかし、これまでそうした研究は軽視・無視されて
きた。
広島・長崎でも、原爆の直撃を受けていない人々が「原爆ぶらぶら病」という原
因不明の病気にかかり、最後はガンや白血病で亡くなっていった。
「これから同じことが再び起こるのではないか」
67年にわたって原爆被ばく者6000人以上を診察、「低線量・内部被曝」の恐怖を
訴え続けてきた医師が警告する、福島第一原発事故後初の著書。
 
●本書の主な内容●
・これから東日本で広島・長崎と同じことが起こりうる
・外部被曝と比べた内部被曝の恐ろしさ
・「年間何ミリシーベルト以下だから健康に影響はない」というのは大きなウソ
・隠され続けてきた低線量内部被曝の被害
・被爆体験と「原爆ぶらぶら病」
・“1億総被曝時代”を生きるには
 
【解説・竹野内真理】
        肥田先生からの手紙~子どもたちは国の責任で避難させるべき~
 
▼著者プロフィール
肥田舜太郎(ひだ・しゅんたろう)
  1917年広島生まれ。医師。広島市への原爆投下により自身が被ばく、その後被
ばく者の救援・治療にあたる。6000人以上の臨床体験をふまえて「原爆ぶらぶら
病」と呼ばれる症状や、低線量・内部被曝の影響に関する研究にも携わった。
  著書に『ヒロシマを生きのびて』(あけび書房)、共著書に『内部被曝の脅威』
(ちくま新書)など。   (竹野内真理)
 
※編集部より、お詫びと訂正
 昨日発信の【TMM:No1386】を【TMM:No1385】に
 【TMM:No1387】を【TMM:No1386】に訂正致します。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1387】
2012年3月15日(木) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
 
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  2月20日、関西電力高浜原子力発電所3号機が定期検査で停止
  残るは東電1基、北海道電1基の計2基、全原発停止へあと一歩
   【東京電力:柏崎刈羽6号 2012年3月26日に 定検入】
   【北海道電力:泊3号 2012年4月末までに 定検入】
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★1.ふくしまの子どもを21世紀の「人道に関する罪」から守れ!
   世界市民法廷「陪審員の評決」のお願い(2012.3.11)  (柳原敏夫)
★2.311、全国の『脱原発』
 ◇青森市と八戸市で、原発と核燃料サイクルに反対する集会、
  長崎で、被爆者ら千人「核と決別を」  (3月12日 デーリー東北)
 ◇3、11に飛び入りで参加して        ~岐阜、Sさん より~
★3.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇チェルノブイリ曼茶羅 中筋純 写真展(開催中)
 3月20日(火)まで/9時~19時、入場無料、場所:新宿経王寺
★4.新聞・雑誌から
 ◇中小120社 脱原発ネット
  原発がなくても経済は回る、エネルギー自給実践へ
                   (3月15日 東京新聞より抜粋)
 
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★1.ふくしまの子どもを21世紀の「人道に関する罪」から守れ!
   世界市民法廷「陪審員の評決」のお願い(2012.3.11)  (柳原敏夫)
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こんにちわ、柳原です。
2012年3月11日を迎え、私から皆さまにお知らせとお願いがあります。
いま、疎開裁判は二審の仙台高等裁判所に係属中です。
 
 一審では、「チェルノブイリ事故による健康被害との具体的な対比」からふ
くしまの未来を予測し、警告しました。とりわけ来日中のベラルーシのバンダ
シェフスキー教授の研究成果に基づき、チェルノブイリで子供たちに大量に発
生した甲状線のがん、心臓病がふくしまでも発生することを予測し、警告しま
した。
 矢ヶ崎意見書(抜粋)
 http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/Yagasaki-opinion-extract.pdf
 松井英介氏の意見書(抜粋)
 http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/Matui-Bandashevsky.htm
 ECRRバズビー論文
 http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou73Busby-paper-Jp.pdf
 
 しかし、私たちの予想を越え、半年を経ずして、その予測・警告がふくしま
で現実のものになりました。既に、高校生が3名、心筋梗塞で亡くなったと聞
きました。甲状線検査の結果、南相馬市など4市町村の子どもたちの約30%
にしこりや嚢胞が見つかり、札幌に自主避難した郡山市の子どもにも甲状線検
査でしこりが見つかりました。
 
 もはや「チェルノブイリからの警告」ではなく、「ふくしまからの警告」が
始まっています。
 それが二審の裁判の中心問題です(この問題を追及したのが矢ヶ崎氏の意見
書(4)です)。
 矢ヶ崎意見書(4)
 http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou104Yagasaki-opinion4.pdf
 
 しかし、この間、疎開裁判で、子供たちがいかに危険な環境で教育を受け続
けているかを外部被ばくと内部被ばくの両面から徹底的に明らかにしてきたに
も関わらず、政府と自治体はこの事実に目を背け続けてきました。なぜ、ここ
までシラを切れるのか、それは常人から見て理解不可能な、疎開裁判の最大の
謎でした。
 もし福島原発事故が火山噴火のような自然災害だったら、あるいは東京大空
襲のような戦争被害だったら、とっくに集団疎開は実現していた筈です。なぜ、
最も深刻な福島の集団疎開だけが今なお実現しないのか。
それは、集団疎開の義務を負う政府が福島原発事故という人災を引き起こした
加害者自身だからです。
 
 政府が3.11以来福島原発事故に対し取ってきた政策は、三大政策「情報
を隠すこと」「事故を小さく見せること」「様々な基準値を上げること」です。
つまり加害者として徹底した責任追及されるのを予防することに全精力が注が
れたのです。
 そんな連中が、自分達への責任追及の突破口になるかもしれないと恐れる集
団疎開の問題を真摯に取り組むことは不可能です。
 
 このままいったら、ふくしまの子どもたちは、復興という名のもとにふくし
まに閉じ込められ、加害者たちの手によって21世紀の「人道に関する罪」の
犠牲者となります。
 では、子供たちを救う裁判をあきらめる? とんでもありません。チョムス
キーが指摘した通り、もともと、子供たちを救うのは、主権者である我々市民
に課せられた根本的な責務だからです。
 では、どうやって? 世界史の経験に照らせば、それは民主主義と人権宣言
の原点に帰るしかありません。今回、その具体化が世界市民法廷です。
世界市民法廷は、世界中の市民ひとりひとりが陪審員となって、子供たちの避
難について裁きを下す場です。世界市民法廷に寄せられた市民の裁きが多けれ
ば多いほど、それが世の中を動かし、子供たちを救います。
 
 どうか、世界中の市民が、いま、原発事故の加害者たちの手によって21世
紀の「人道に関する罪」の犠牲者にされようとしているふくしまの子供たちを
救うという市民の根本的な責務を果すため、「私たち自身の手で裁きを下す」
という世界市民法廷のアクションに参加下さるよう、お願いします。
 
陪審員として「疎開裁判」の裁きを表明する場所
http://fukusima-sokai.blogspot.com/2012/03/blog-post.html
 
既に「疎開裁判」の裁きを表明した人たちの判決結果と理由が公開されている
場所(日本語版)
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0Aq4KrsqGOEmCdGtKRVZKNWprVjBzRkRX
 
 
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★2.311、全国の『脱原発』
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◇青森市と八戸市で、原発と核燃料サイクルに反対する集会、
 長崎で、被爆者ら千人「核と決別を」   (3月12日 デーリー東北)
 
 青森市の集会には、俳優の山本太郎さんと弘前市出身のルポライター鎌田慧
(さとし)さんが参加。(中略)日本中からイベントの参加要請があった中で、
この日の青森入りを決めたという山本さんは「青森が一番危険だから」と、理由
を説明。「(核燃は)日本中が青森に押し付けた問題。みんだで解決していくし
かない」とトーンを上げた。(中略)
 
 長崎市の市民団体「さようなら原発1000万人アクション・ナガサキ」は同市内
で集会を開き、市民や被爆者ら約千人が原発廃止や、太陽光や風力などの再生可
能エネルギーへの転換を呼び掛けた。
 
 
◇3、11に飛び入りで参加して         ~岐阜、Sさん より~
 
 記憶を風化させたくないので、早めに感想を書いて送付させていただきたい
と思います。3.11日に飛び入りで参加させていただいた者です。岐阜県の
教員をしています。
 原発関係のことは、知り合いの先生から教えていただいて、自分もかなり勉
強していたので1人皆様の中で浮いてしまうと言うことがなくて、まずはほっ
としています。
 
 今回のデモに初めて参加させていただいて、とても感激しています。皆様は
慣れていらっしゃるかもしれませんが、底辺校につとめる私は、みんなで何か
1つの仕事をすることがいかに難しいかを知っているので、全くお互い初対面
の人同士がこれほどスムーズに整然とデモを(右翼の方々の妨害もある中)行え
たことに感激しています。
 あそこにみんなお互い勇気づけあいながら立っていた、歩いたことが本当に
奇跡のように思えます、ただ1つ同じ思いを持っているということだけであれ
だけわかり合えるものなのですね。
 
 また何よりも、普段は自由に物も言えない環境で、初めて自分の言いたいこ
とをしゃべれたということに開放感を覚えています。
たんぽぽ舎の方々や、それに賛同されている皆様にも本当に親切にしていただ
いて、感謝しております。
 あれだけの行動をするのに、どれほど手間がかかっているか、また、あれだ
けの行動をするのにどれほど勇気がいるのかを考えると本当に皆様の勇気とご
努力に頭が下がる思いがします。
 
 今日はたくさん声を出して、この熱気を誰か他の人に1人でも伝えることが
できたのだろうかと思っています。
 
 ニュースでは、1万6000人としっかり数もさばを読まれていなかったので
まぁ良かったのかな? 年配の方とお話をしていると、東大紛争の時に女性が
1人亡くなったんだとか、高円寺の脱原発会議の話なども通りすがりにちらほ
ら聞きました。こういうことが、次につながっていくのかなと思いました。
 知り合いの先生も言って見えましたが、やはり参加することに意義がありま
すね、ただ記事を読んでいるのと現場であの雰囲気と緊張感を感じるのとでは
全然違いました。
 
 また、都合がつけば、積極的に参加していきたいと思いました。
 重ねて、今日は本当にありがとうございました。
 
 
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★3.読者からイベントのおさそい(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◇チェルノブイリ曼茶羅 中筋純 写真展
 
 日時:2012年3月20日(火)まで/9時~19時  入場無料
    作者は16~18日・20日(12時~19時)まで会場にいます。
 場所:経王寺 東京都新宿区原町1-14 都営大江戸線牛込柳町駅1分
 電話:03-3341-1314
 
 ~会期中、LIVE上演のご案内~
 3月17日(土) 加藤 健/REBEL BLUE【アコ―スティックライ
 ブ】ライブチャージ:1500円 /18日(日)スガダイロー【チェルノ
 ブイリ 春 夜奏】ライブチャージ:2500円、どちらも18時開場/
 19時開演
 チケット購入については上記の連絡先に問い合せて下さい。
 
 チェルノブイリ・・・それは我々の未来曼茶羅だ。
 廃墟の持つメッセージに憑かれ綴り続けること15年ほど、初めて訪れた
 チェルノブイリの平原には背筋が凍るような光景が広がっていた。廃墟は限
 りないリアルであると確信させる光景だ。東日本大震災から一年。自然の残
 酷さにうちひしがれたあの日は我々の心に大きな楔を打ち込んだ。そして追
 い討ちをかけるような原発人災による放射能汚染。チェルノブイリの平原に
 横たわる文明の抜け殻は、繰り返される人類の過ちにその身を呈して言葉を
 投げかけているであろう。
 
 答えはチェルノブイリに吹く春風の中にあるのかもしれない。
 
 
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★4.新聞・雑誌から
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◇中小120社 脱原発ネット
 原発がなくても経済は回る、エネルギー自給実践へ
                   (3月15日 東京新聞より抜粋)
 
 経済界のトップたちが「経済活動の安定には原発の再稼働が必要だ」と足並
みをそろえる中、全国の中小企業や団体の経営者らが脱原発を掲げ「エネル
ギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」を立ち上げることになった。
まずは120社が参加し、20日に都内で設立総会を開く。単に脱原発を唱え
るだけでなく「原発がなくても経済は回る」ことを地域からの実戦で証明して
いく考えだ。(後略)
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