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たんぽぽ舎です。【TMM:No1455】
2012年5月14日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.第2回総会が盛況、村田光平氏が記念講演
   5月13日反原発自治体議員・市民連盟
   共同代表4人 布施哲也・福士敬子・佐野けい子・相沢正一(柳田真)
★2.「東海第2原発:運転差し止め求め提訴へ 常総生協」
    30キロ圏内に100万人が居住、原発災害発生時の避難は困難
         (5月10日 毎日新聞のニュースについて、読者から)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇守田敏也さん講演会【原発事故の今と内部被曝】5月19日(土)
  ~やっぱりゲンパツはいらない! ~浜岡原発は廃炉しかない!
 ◇第2回 がれきの真実 勉強会、5月20日(日)、川崎市
 ◇国会ピースサイクル 5月25日(金)午前8時30分、JP市ヶ谷駅
★4.新聞・雑誌から
 ◇核燃料再処理工場、動かなくても年1100億円
  維持費「もんじゅ」の5倍強    (5月14日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
◇5月18日(金)18:45~ 東電前アクション・たんぽぽ舎 合同学習会
 『隠された福島事故を暴露する』講師:槌田敦さん、スペースたんぽぽ
 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1110
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.第2回総会が盛況、村田光平氏が記念講演
 │  5月13日反原発自治体議員・市民連盟
 │   共同代表4人 布施哲也・福士敬子・佐野けい子・相沢正一
 └────(柳田真)
 
 5月13日(日)東京・明治大学リバティータワーで反原発自治体議員・市民
連盟の第2回総会が盛況裡に開かれました(130名)。
 第1部は総会で来賓あいさつ(経産省前テントひろば代表)、メッセージ9
名、活動報告(布施)、財政方針、規約改正方針(鈴木)、活動方針(柳田)、
新役員(15名)の紹介があり、拍手で承認されました。
 第2部は村田光平さん(元スイス大使)の「なぜ急ぐ再稼働-その裏にある
もの」の講演と、その後、多くの質問もあり、好評でした。
 第3部は全国各地からの活動報告と提案(7件)、最後に総会決議をして終
了しました。
 
 この一年で全国の自治体の議員と市民が協力して多くの活動をし、原発廃止
に向けてさまざまな行動をしている実績が多く報告され、明るい気持ちをもて
た総会でした。総会の内容を今後数回に分けてメルマガに掲載していきます。
(役員紹介、活動方針紹介、総会決議文)
 
◎今号は新役員の紹介です。
 
 反原発自治体議員・市民連盟・役員
 (2012年5月13日 選任)
 共同代表 相沢一正(東海村議)、佐野けい子(静岡市議)、福士よし子(東京
  都議)、布施哲也(前清瀬市議)
 
 運営委員  浅田保雄(文京区議)、市来とも子(杉並区議)、嶋崎英治(三鷹
  市議)、杉森弘之(牛久市議)
 
 新任  武笠紀子(元松戸市議)、門間淑子(羽村市議)、矢野秀喜(市民)、
  山城保男(横須賀市議)
 
 監査  新城せつ子(杉並区議)、吉野信次(元松戸市議)。
 事務局長  柳田真(市民)
 会計  鈴木則子(市民)、岡田恵美子(市民)
 退任  運営委員 長南博邦 (野田市議)、同・鈴木敏和(前富士市議)
 
 
┏┓
┗■2.「東海第2原発:運転差し止め求め提訴へ 常総生協」
 │   30キロ圏内に100万人が居住、原発災害発生時の避難は困難
 └────(5月10日 毎日新聞のニュースについて、読者から)
 
 裁判という、公に原発問題を持ち出し、その過程全体で、みなさん、へ、優
 しい言葉で中学生・小学生にでも、分かりやすい言葉を選び(研究し)広め
 ていきたい、ですね・・・・
 だって 日本国、子子孫孫に亘る深刻なことです、から。
 
 -・-・-・-・-・-
 東海第2原発、運転差し止め求め提訴へ 常総生協
 (5月10日 毎日新聞より)
 
 日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)について、常総生活協同組合
 (本部・同県守谷市、村井和美理事長)は原電を相手取り、運転再開差し止
 めを求める訴訟を7月31日に水戸地裁に提訴することを決めた。
 
 同原発は78年に運転を開始し、現在は定期検査中。原告団は訴状で、30
 キロ圏内に約100万人が居住しており、事故発生時の避難計画の立案は困
 難と指摘する方針。
 
 常総生協は昨年6月の通常総代会で脱原発宣言を決議。組合員外にも幅広く
 原告団を募っており、現在は約160人に上る。
 -・-・-・-・-・-
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇守田敏也さん講演会【原発事故の今と内部被曝】
 ~やっぱりゲンパツはいらない! ~浜岡原発は廃炉しかない!
 
 講師:守田 敏也さん(市民と科学者 の内部被曝問題研究会 会員)
 日時:5月19日(土曜)14:00~16:30
 会場:富士吉田市市民会館4階・和室広間(電話:0555-23-3100)
       山梨県富士吉田市緑が丘2-5-23 http://www.mfi.or.jp/fcpa/
 会費:前売り・予約500円、当日700円(同伴される未就学幼児は無料)
 主催: 浜岡原発の廃炉を願う市民の会
 予約/問合せ: 御師の家「カムナビ」 まきた ただと
 phone + fax :0555-24-8943 メール:contact@kamnabi.com
 
 3.11東日本大震災と福島第一 原発事故から、何度も京都から東北ヘデノ
 ボランティアと取材さらに原発問題の講演会をし、市民と科学者の内部被曝
 問題研究会」会員守田敏也さんを招いてお話をうかがいます。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/5676a928210193e20f08eac12e4c142d
 
 
◇第2回 「5.20」がれきの真実 勉強会
 
 日時:5月20日(日)13:30開始~16:30終了
 場所:川崎市高津市民館 第6会議室、
    溝の口・ノクティプラザ2(マルイ)12階
 交通:JR南武線「武蔵溝ノ口」、東急田園都市線「溝の口」下車、徒歩2分
 資料代: 500円、 定員:50名
 事前申し込み FAX:044-852-7368(加藤)、メール:no_gareki@yahoo.co.jp
 
 ・布施純郎さん(医師。小杉中央クリニック院長 )
  「がれき受け入れ」に反対し、意見書 を大阪府知事に提出した。
  『医師から見たがれき問題』
  ・新川眞さん(国際生態学センター コンサルタント)
   『宮脇昭方式・いのちを守る森の防潮堤』
  汚染がれきを焼却せず活かす提案を聴きます。
  ・猪股美恵さん(川崎市議)
   『川崎市・がれき受け入れの動向』。市の本当の意向は?
 ※主催:「ストップがれき川崎の会」
     ホームページ http://nogareki.jimdo.com/
 
 
◇国会ピースサイクルに参加してみませんか
 
 日時 5月25日(金)午前8時30分
 集合場所 JP市ヶ谷駅改札口前
 参加希望者は、連絡ください(携帯090-4606-9634 吉野)
 
 27年目のピースサイクル運動が全国各地で始まっています。各地域で多くの
 市民団体や労働組合等の連携で脱原発・再稼動NO!普天間基地無条件返
 還!新基地はいらない!の取り組みを進めています。
 
 全国的な取り組みのスタートは8回目の国会ピースサイクルです。5月25日
 (金)に一日行動で取り組まれます。防衛省(普天間基地の即時返還、新基地
 はいらない!)⇒東京都教育委員会(君が代・日の丸処分撤回を)⇒東電本
 社(原発震災の責任と再稼動やめろ!)⇒外務省(従軍慰安婦問題の解決
 を)⇒内閣府(野田首相への要請)への要請行動です。すでに原発と沖縄基
 地問題の署名と野田首相宛のピースメッセージも取り組まれています。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◇核燃料再処理工場、動かなくても年1100億円
 維持費「もんじゅ」の5倍強     (5月14日 東京新聞より抜粋)
 
 使用済み核燃料の再利用に向け、試験が進む日本原燃の再処理工場(青森県
六ヶ所村)は、仮に稼働させなくても、維持費だけで年間千百億円もの費用が
かかることが、政府の資料や日本原燃への取材で分かった。再処理工場を含む
核燃料サイクルは、十兆円の巨費を投じても実現のめどが立っていない。費用
にはいずれも電気料金などの形で国民が負担している。当てのないまま事業を
続けるのか、議論を呼びそうだ。(中略)
 核燃料サイクル事業では、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)も、
止まっていても年二百億円弱を費やすことが問題視されてきたが、再処理工場
は実に五倍強の維持費だ。
 本誌の取材に、日本原燃は「設備を安全かつ健全な状態に維持・管理するた
めに恒久的な費用」と主張。現状で百億円近い再処理技術の研究費の継続され
必要との立場だ。これらの費用とは別に、現在、核燃料サイクル施設が立地し
ていることを理由に、政府が青森県内の自治体に支払っている交付金もある。
11年度の交付額は九十二億円。
 費用も交付金も、大半は電気料金、一部は税金の形で国民が負担している。
 
 ☆図:稼働しなくても巨費がかかる再処理工場の年間維持費
 ・再処理工場の点検、使用済み核燃料の管理-----200億円
 ・廃液の分析の委託、工場の警備の委託、放射線管理の委託-----200億円
 ・約1500人の人件費-----128億円
 ・福利厚生費、再処理技術の研究費-----172億円
 ・固定資産税、金融機関への返済-----400億円
 計1100億円
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1454】
2012年5月14日(月) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!」
   低線量被ばくの時代を生き抜く、5月19日(土)10時半から
                             (冨塚元夫)
★2.大飯再稼働を阻止するぞ、120名の抗議
    首相官邸へコール、内閣府職員へ要請文を提出
               (再稼働反対!全国アクション 杉原浩司)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇世界ヒバクシャ展(開催中~)5月末まで
  午後1時~6時(月、木休み)渋谷駅から東急東横線で10分都立大下車1分
 ◇ひとりじゃないよ、仲間がいるよ!第2回「原発いらないパレード日野」
 5月26日(土) 午後1時30分集合
★4.<テント日誌 5/11(金)
    ―経産省前テントひろば244日目 原発ゼロ6日目―>
    大飯現地で見えたこと 考えたこと
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!」
 │  低線量被ばくの時代を生き抜く
 │   5月19日(土)10:30から、会場:スペースたんぽぽ
 └────(たんぽぽ舎ボランティア 冨塚元夫)
 
 学習会「知恵を出し合って子供を守ろう!
     ~低線量被ばくの時代を生き抜く~
 日時 5月19日(土)10時開場、10時:30開会
 講師 竹野内真理さん
 会場 スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4階)
 参加費 1000円
 
  竹野内さんの学習会は今回2度目の講座になります。前回は、低線量内部
 被ばくをわかっていながら無視する日本政府とICRPなどの体制側の批判を、
 体制側が発行している本などを元に説明。さらに、バンダジェフスキー著
 「放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響」とICRPが出している
 セシウム体内残存量データを比較することで、一日たった10Bqの汚染食品
 摂取でも短期間で心臓病の発生につながるという可能性を指摘しました。こ
 の論点はその後多くの方が引用しています。しかしいまだに日本の食品中の
 セシウムの暫定基準値は高いままであり、特に汚染地帯の子供の健康を竹野
 内さんは非常に憂慮しています。
 
 今回は原発の話、内部被曝の話、ストロンチウム90と乳歯の話、子供たちの
 健康被害の話、今後母親たちが何をしたらよいかなどなど、講師と参加者の
 対話にも時間を取ったお話会にしたいとおっしゃっています。
 
 皆さまの参加をお待ちしています。
 
 講師紹介:
 竹野内さんは東京学芸大学教育学部英語科卒。翻訳者。フリーライター。元
 原子力資料情報室国際担当。1998年、イラクの劣化ウランによる先天性障害
 を持つ赤ちゃんの写真を見て以来放射能問題のボランティア翻訳を始め、99
 年には米国科学者による「電源喪失事故シナリオ」の話を聞いて以来反原発
 の活動を行っています。昨年3月15日に赤ちゃんを連れて沖縄に避難、以来
 沖縄でも地元メディアに発信したり、本土からの避難者や地元の人々と連帯
 した活動を行っています。
 
 「人間と環境への低レベル放射能の脅威」と「低線量内部被曝の脅威」を肥
 田舜太郎医師と共訳。新刊書に長崎大学戸田清教授と共訳の「原発閉鎖が子
 供を救う」、肥田舜太郎著「内部被曝」の解説執筆があります。
 昨年11月15日肥田舜太郎医師とともにスペースたんぽぽで講演をされました。
 
 
┏┓
┗■2.大飯再稼働を阻止するぞ、120名の抗議
 │   首相官邸へコール、内閣府職員へ要請文を提出
 └────(再稼働反対!全国アクション 杉原浩司)
 
 当日の要請文を参考までに掲載します。
 
[要請書]
内閣総理大臣 野田佳彦様
内閣官房長官 藤村修様
経済産業大臣 枝野幸男様
原発担当大臣 細野豪志様
 
大飯原発3、4号機の再稼働を断念し、原発全廃に舵を切ることを求めます
 
 まるで史上最悪とも言われる原発事故などなかったかのような光景が繰
り広げられています。いや、むしろ「3・11」の東電福島第一原発事故の
発生以前よりも、より悪質な政治が私たちの目の前にあります。
 日本に民主主義が存在するなら、大飯原発3、4号機の再稼働はとっくに
断念されていたでしょう。福島事故の原因究明も終わらず、事故の反省を
踏まえた新たな規制組織も発足せず、安全基準の見直しも始まったばかり
です。ストレステストにおいて、「一次評価のみでは安全性は不十分」と
原子力安全委員長が表明していることはもはや常識となっています。この
国に原発の安全性を保障するものは存在しません。
 そして、あなた方が作らせたインスタント「安全」基準は、重要な安全
対策を計画のみで良しとする恐るべきものです。当然ながら、「被害地元」
である滋賀県、京都府をはじめとする多くの周辺自治体が再稼働に反対し
ており、あらゆる世論調査で再稼働反対が大多数を占めています。
 政府は、「原発稼働ゼロ」となる5月5日までの再稼働を画策し、拙速か
つ強引な手続きを進めたものの、再稼働反対の包囲網の前に挫折を余儀な
くされました。そして今度は、電力会社と一体となって夏の電力不足をあ
おり、「大飯の再稼働によって電力が足りる」とする恣意的なデータさえ
示すに至っています。
 いのちや安全よりも経済性=企業の儲けを優先するなら、あの巨大事故
から何の教訓も学んでいないと言わざるを得ません。
 もはやこの政府は、主権者である私たち市民、住民のいのちを守る役割
を放棄し、むしろ平然と危険にさらしています。
 あなた方に再稼働を「政治判断」する資格などありません。即刻、再稼
働をあきらめ、原発の全廃へと転換することを強く求めます。
 
 2012年5月11日(原発ゼロ6日目)
 再稼働反対!全国アクション
 (連絡先)東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2階
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
 
◇世界ヒバクシャ展の写真を展示しませんか? 写真展示中。
 6人の写真家(森住卓・豊崎博光・本橋成一・伊藤孝司・桐生広人・森下
 一徹)が撮影した広島、長崎、福島、チェルノブイリや各地の核実験場、
 ウラン採掘現場など世界各地のヒバクシャの写真を、あなたの地元やグルー
 プで展示しませんか。
 世界ヒバクシャ展の写真の一部で5月末までプチ写真展を開いています。
 
 日時 5月末まで、午後1時~6時(月、木休み)
 場所 都立大マンション2階
    渋谷駅から東急東横線で10分、都立大下車1分
 連絡先 03-3723-1004(事務所)、080-3392-1110(森下)
 主催 NPO法人世界ヒバクシャ展
 ※遠方の方などで時間が合わない方はご相談いただければ、ご覧いただける
  ようにいたします。詳しくは下記サイトをご覧ください。
  http://www.no-more-hibakusha.net/
 
 
◇ひとりじゃないよ、仲間がいるよ!
 第2回「原発いらないパレード日野」
 
 5月26日(土) 午後1時30分集合 2時出発
 多摩平第一公園に来てね
 JR中央線「豊田」駅北口下車徒歩10分
 雨天決行 「カンパ」大歓迎
 ツイッターアカウントはこちら→ genpastunohino
 ブログはこちら→  http://ameblo.jp/genpatsunohino/
 地図が載っているチラシはこちら→
 http://www5f.biglobe.ne.jp/~wasio/20120526.pdf
 
 主催「原発いらないパレード日野」
  「みんなでパレードしたい!」という思いでつながった有志で準備してい
  ます。「代表」はおらず、できる人ができることを仲良くやる、とゆるや
  かにやっています。準備に協力いただける方はメール・ツイッターでつな
  がるか、お電話ください。
 連絡先
  有賀(旭が丘)070-5553-1434
  依田(多摩平)090-9130-9079
  木村(三沢)042-591-6944
  名取(程久保)042-592-1517
  古荘(百草)042-592-3806
  鷲尾(南平)042-599-2721
  近澤(三沢)090-9313-1192
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌 5/11(金)
 │  ―経産省前テントひろば244日目 原発ゼロ6日目―>
 │   大飯現地で見えたこと 考えたこと
 └────(Q記)
 
現地闘争への支援と参加を! ――大飯レポート――
 
 稼働原発ゼロになって6日め。大飯から帰って8日め。強烈な浜風や雨に簡
易テントが晒され、また晴れれば、強い日射しにやかれる。艱難八苦をあたえ
よ、と粋がってみたが、なかなか、風邪が抜けず、切歯扼腕。なんとか大飯レ
ポートをと。
 
 大飯原発の再稼働方針に関して、福井県知事、大飯町町長は、首相の命令を
待つ姿勢を露わにしてきている。一方、野田首相は、「立地自治体を中心に理
解してもらえるよう、これからも粘り強く説明してゆきたい」(東京新聞)。
 こういうのを、「おみあい」というが、国家財政1千兆の赤字のご時世、地
元への説得に、どれだけの資金提供ができるかの、政府・官僚内部の調整にて
まどっているのではないか。そして、地元に、京都、滋賀、岐阜、大阪、神戸、
和歌山…の意思を反映させねばならぬということは、解散衆議院選挙への思惑
にもいたっているだろう。彼らは、慈善家・道徳家・仁義ある医者ではなく政
治業者なのだから。
 昨夜の東電前アクションを代表した人が、官邸前抗議行動で訴えていたよう
に、金をまくことそれ自体、再稼働それ自体、大飯町福井県の人々を愚民化し、
あげくは、被ばく労働、放射能汚染、漁場破壊、観光業零細化・・・そして、
大地震が来れば、漁民たちをはじめとして、逃げられる距離と時間にいない深
刻な犠牲を強いることにほかならないのだ。頼りの、青戸大橋は原発なみの老
朽化にあえいでいる。
 大飯原発は、3,4号機出力合わせて、236万kw、それもBWR型。超能力の時
限爆弾であり、精密機械であるが、21年使用され、限界に達している。工場
が秘密裡の危険な労働現場であり、一旦ことあれば、大島全域まずは脱出不能
である。この認識のもとで、ひとり100万円を超す交付金が大飯町に下りた年
度もある。
 3・11をめどに、福井原発銀座の被ばく労働者の方々、九死に一生を得たサ
バイバルの方々は賠償・慰謝料請求訴訟を取り急ぎ準備中と聞いた。これが、
原発財政であってみれば、ハイテクノロジ―原発の限界が及ぼすものは、財政
危機をも必然化している。こういう立地自治体の数とそれへの交付金(おもい
やり予算まで含めて)とその継続年度を計算してみたいところである。
 原子力委員会結束と同時に、こうした原子力時限爆弾装置のために、関連経
費どれほどか!金より命であることは、分かっています。それ故に、軍事費
(防衛省)とは別に、原発関連予算(経産省ほか)が、独断的に、非民主主義
的に湯水のように使われて、国民の生活を窮乏化させた。
 そうした加害者たち犯罪的族議員たちのために、高い電気代とあれこれの税
金を払うなんてこりごりだ! こうした権力政治の責任追及を、まず、再稼働
阻止、とりわけ、大飯、伊方、柏崎・刈羽などの再稼働阻止闘争をもって、具
体的現実的に果たさせることが、今現在不可避の初めの一歩であると確信する
に至った。
 
 現地闘争を支援し、参加しましょう! 日本人は、諸外国の人々にとっては、
被ばく者であると同時に、すでに、2011.3.11以降、放射能漏洩と食品などの
汚染の加害者、容疑者すなわち、犯罪者とみなされていることを忘れてはなら
ない。国民なき国体から、みずからの土地を奪還しましょう! 良識を、知性
を取り戻しましょう!               (Q記)
 
 【訂正】5/5の日誌の(追記)の末尾で、「冷温停止状態になった。」
    とあるのは、「冷温停止になった。」に訂正致します。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1453】
2012年5月12日(土) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力安全・保安院はいったい今何をしているのか  山崎久隆
★2.原子力マフィアが握り潰した2つのこと「5800億円・電源予算」と
   「電力は余る」試算(データ)
   再稼働派(仙谷)は反対派に「辞めてもらう」という恫喝までした!
                 (週刊ポスト5月18日号より抜粋)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇5/18東電前アクション・たんぽぽ舎合同学習会
      『隠された福島事故を暴露する』
      講師:槌田  敦さん(物理学者)
  ◇5/20講演と交流集会
        -福島の子どもたちのためにこれから何ができるか-
        講演:佐藤和良さん(福島県いわき市市議会議員)
★4.<テント日誌 5/10(木)
   ―経産省前テントひろば243日目 原発ゼロ5日目―>
   おおい町は今・・・元原発設計者・検査員との会話
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.原子力安全・保安院はいったい今何をしているのか
 └──── 山崎久隆
 
 本当は原子力規制庁が出来ていてすでに存在しないはずの原子力安全・保安院
は、まったく今するべき理由のないプルサーマルの審査をしているらしい。
 5月7日付で志賀原発1号機のプルサーマルの申請を原子力委員会と、こちら
も存在していないはずの原子力安全委員会に諮問したという。
 保安院はそもそも、安全性が証明されていない(ストレステスト1次評価も行
われていない)志賀原発1号機のなにがしかの評価をする立場に無い。原子力安
全委員会も斑目春樹委員長が自ら存在そのものの根拠を失ったとして、普通なら
ば最優先で取り組むはずの伊方原発3号機ストレステスト1次評価結果の評価す
ら放棄している。そんな組織にプルサーマル計画の諮問を行うのは一体何のため
だろうか。全くの無駄なのだが、行政組織が全くの無駄をわざわざするとも思え
ない。給料分の仕事をしなければならないとでも思ったか。
 さすがの原子力安全委員会も、これほど愚かしい申請に呆れたのか、全委員が
今頃の諮問にもかかわらず3.11に関する知見が何一つ無いことに異論を述べ
たという。
 それ以前に、このような審議をしている場合では無いことは、どんなにど素人
だって分かりそうなものだが、保安院のど素人振りは、保安院院長以下全員に蔓
延しているらしい。たのむから、こんな組織に運転再開だとかなにがしかの調査
審議をさせないでもらいたい。
 
 
┏┓
┗■ 2.原子力マフィアが握り潰した2つのこと「5800億円・電源予算」と
  |  「電力は余る」試算(データ)
  |   再稼働派(仙谷)は反対派に「辞めてもらう」という恫喝までした!
 └────「怒りのスッパ抜き」     (週刊ポスト 5月18日号より抜粋)
 
本誌は昨年春から何度も詳細な電力需給データを検証したうえで、「原発なしで
も停電なし」を論証してきた。しかし、政府と電力マフィアは「停電恫喝」を止
めない。これは日本のために原発が必要か不必要かという根本的議論とは関係な
く、もっと単純で醜悪な権力の暴挙の問題である。再稼働派も反対派も決して擁
護できない原発ファッショの裏側を暴露する。枝野が知らないはずがない
(前略)
 実は、政府内にもそれ(電力は余る)を裏付ける資料が存在し、本誌はその文
書を入手した。
 昨年8月、国家戦略室の首相補佐チームが12年夏の電力需給は原発ゼロでも
全国で482万kW(2.8%)のプラスという「電力需給見通し」をまとめ、当
時の菅直人・首相に提出していた。前述の電力マフィアが中心になってまとめた
電力不足(9.2%)の予測を再検証し、電力が2.8%プラスになる「中間シ
ナリオ」、6%プラスの「楽観シナリオ」が示されている。
 再検証を菅首相に直接報告した当時の内閣審議官で、現在は富士通総研主任研
究員の梶山恵司氏が語る。
 「経産省の見通しは原発再稼働のために極端な前提で組み立てられていた。需
給調整契約(※1)でピークカット可能な電力は盛り込まれず、わざわざ真夏の
需給ピーク時に312万kW分の火力発電所を定期点検で止めることにし、再生可
能エネルギーの提供力もゼロで計算していた。そこで経産省から詳細なデータを
提出させ、専門家らと検証し現実的な電力需給を予測しました」
 この検証結果は昨年11月に政府内で議論される予定だったが、管首相が退陣
したことで黙殺される。
 菅内閣の官房長官は枝野氏(現経産相)であり、「電気は足りる」という政府
内の試算の存在を「知らなかった」とはいわせない。
 
党内の反対派を粛清
 
 電力マフィアたちは、巨額予算までふんだくった。
 野田政権は電力不足対策を口実に、昨年11月に総額5794億円(そのうち
補正予算分約2500億円)の予算で今夏の電力供給を1622万kW(原発16
基分)増やすという「需給対策アクションプラン」を打ちだした。これをやれば
マイナス9.2%の電力不足をほぼ補える計算で、夏の電力不足は起きないはず
だ。(中略)
 では5800億円は何に使われたか。住宅・ビルの省エネ補助金(1543億
円)など、経産省が天下り団体を通じて補助金として配るものが多い。それでも
新規に生み出される電力は1600万kWの1割強(227万kW)にすぎない。
 ちなみに、日立製作所の「H25」型ガスタービン発電機(出力約3万kW)は
1基約10億円。5800億円の予算があれば580基、1740万kW分の発電
が可能だ。政府が本気で夏の電力不足が起きると考えるなら、発電力を高める方
法はいくらでもあったが、それをせずに「電力は足りる」ことは明らかだから補
助金で天下りを肥やすことに使ったのだ。(後略)
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇東電前アクション・たんぽぽ舎 合同学習会  『隠された福島事故を暴露する』
 
 日  時:5月18日(金)18:45~20:45
 場  所:スペースたんぽぽ
 講  師:槌田 敦さん(物理学者、環境経済学者)
 参加費:800円
 
 スリーマイル事故は一週間で収束しました。チェルノブイリ事故は一カ月で収
束しました。なぜ、福島第一原発事故は一年以上たっても収束しないのでしょうか。
 想定外の津波によって引き起こされた天災であると主張してはばからない東京
電力。しかし、事実は大きく異なります。チェルノブイリやスリーマイルの事故
が単純なミスによって引き起こされたものであるのに対し、3月11日の福島第一
原発事故は費用節約のために安全対策を怠ったことによって引き起こされた故意
の多重人災です。
 東電によって隠されたデータや嘘の発表を真に受けていては、事故の本当の姿
は見えてきません。原発推進派が決して行わない事故の原因に対する検証を行い、
事故責任の所在をはっきりさせましょう。
 
 共催:東電前アクション、たんぽぽ舎
 問い合わせ(東電前アクション)toudenmae.action@gmail.com
 
 
◇講演と交流集会
 -福島の子どもたちのためにこれから何ができるか-
 
 日 時:5月20日(日)午後1:30-4:00
 会 場:国分寺労政会館4階第4会議室 JR国分寺駅徒歩5分
 参加費:500円(資料代)
 
  講演:佐藤和良さん
  福島県いわき市市議会議員、脱原発福島ネットワーク世話人、
  「東電原発犯罪」著者
 
  福島 原発現地から
 
 地震、原発震災で被災地となった福島県いわき市で20数年来脱原発の活動を
続けてきた佐藤さんから現地の状況のお話、また今後子どもたちをどう守るかな
ど提案いただきます
【報告・交流集会】各方面から活動報告
 脱原発東電株主運動   曽根信寿さん
 日本消費者連盟   富山洋子さん、
 発送電分離プロジェクト、リニア・市民ネット、
 リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会、
 福島の子ども疎開保養プロジェクト
 
 主催:ガウスネット・電磁波問題全国ネットワーク(連絡先 042-565-7478)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌5/10(木)-
    経産省前テントひろば243日目 原発ゼロ5日目―>
 │  おおい町は今・・・元原発設計者・検査員との会話
 └────( Y・T )
 
 5月10日(木)晴れ 午後大荒れの荒天 後曇り
 テントに出かける前にいつものメールチェックをしていると、おおい町の状況
についてのメールが届いていた。26日の住民説明会から空気が変わりつつある
おおい町では、町議会の全員協議会の開催方針が二転三転し、結局、全員協議会
を開いて結論を出すことは時期尚早ということになったようである。
 
  メールは、「町民の中に『反対』『慎重』の意見が多くある(住民運動連絡
会が行った調査では約7~8割が『慎重』)ことと、周辺自治体(県内外)から
の慎重意見が影響し、おおい町議会やおおい町がすすめる『原発再稼働』に歯止
めをかけていると考えられる。引き続き、おおい町民と対話することと、おおい
町・おおい町議会、福井県・県議会に対して要請を強めることが重要。」と締め
くくられていた。
 おおい町民と福島の人々との対話がなんとか実現できないものかと、強く考え
させられる。
 
 今日の午後、関東は大荒れの天候だったようである。テントも強風と横殴りの
雨に見舞われたようである。テントに着いた時は漸く収まり始めていた頃であった。
 テントには、藤原節男さんというかって三菱重工で原発の設計、開発に携わり、
JNESで原発検査員も勤められた方が来られていた。早くから原子力ムラの体
質がいずれ大事故を引き起こすと指弾し、その結果の解雇に対して今も裁判で係
争中である。ストレステスト意見聴取会に井野さんに随行した帰りだという。
「原子力ドンキホーテ」という本を出版されている。
 根っからの技術者で、夢物語のような1000年後の原子力の世界を夢見なが
ら研究を続けるのだと、仰る。そういう立場の違いは違いとして、現在の原発は
全て廃止すべきこと、再稼働を止めなければならないこと、原子力ムラを解体す
べきこと等で一致し、共闘していくことを確認。
 道行く人々に必死にビラ配りされるその情熱に感服。
 
 福島の佐藤幸子さんが来られて、椎名さん含めて歓談。先日の福島から福井へ
の弾丸バスのことを再度伺う。その上で、近いうちにおおい町民と福島の人々と
の交流・対話が実現するように追求して、その際には福島から是非!とお願いす
る。なお、椎名さんは明日から沖縄だそうだ。武藤さんは5/5にはシカゴだった。
 福島の経験と訴えは全国へ、全世界へそして全国を 全世界を動かしていく。
 (Y・T)
 
 ☆テント全体会議 5月14日(月)午後7時~ スペースたんぽぽ
  ・集団ハンスト行動を振り返って・・・稼働原発ゼロの新しいステージへ
  ・大飯、伊方原発の再稼働をめぐる情勢と現地行動~テントの運動
たんぽぽ舎です。【TMM:No1452】
2012年5月11日(金) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.『原発ゼロでも停電ない』
   火力・水力はもちろん、活用できる供給源がこんなにある。
                      (AERA 2012.5.14より)
★2.今も人が住めない100を超える廃村の名前が刻まれている。
   「チェルノブイリ、まだ被害渦中」日本ペンクラブが視察
                  (5月3日 朝日新聞デジタルより)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇「大飯原発、今なぜ再稼働? ~ふくいにあつまろう~」5月12日、福井
 ◇正しく知って子どもを守ろう!『放射能って何!?』5月13日、我孫子市
★4.新聞・雑誌から
 ◇太陽が冬眠しそうだって聞いたけど。「活動が低下し、地球が寒くなる
  可能性もあるよ」(5月9日 朝日新聞「ニュースがわからん!」より)
 ◇業務用契約変更で割安に 東電 また説明せず
                  (東京新聞 5月11日号より抜粋)
 ◇電力需給検証委の問題点 「原発ゼロ」前提覆す 再稼働ありきの議論
                  (東京新聞 5月10日号より抜粋)
━━━━━━━
◇5月13日(日)反原発自治体議員・市民連盟の総会の記念講演、元スイス大使
 村田光平さん『なぜ今再稼働か、その裏にあるものは』、参加歓迎。
 http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1089
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.『原発ゼロでも停電ない』
 │   火力・水力はもちろん、活用できる供給源がこんなにある。
 └────(AERA 2012.5.14より)
 
 原発が再稼働しないと、電力は足りないのか。枝野幸男経済産業相は1月に
断言していた。「原発ゼロでも、電力使用制限令を出さずに夏は乗り切れる」
 ところが4月に、姿勢が一変。「電力制限令を出さずに乗り切りたいが、最
終判断できる段階ではない」
 
 政府がこんな姿勢では、企業はたまらない。大口の消費者であるJR西日本
はこう話す。「夏の電力の需給状況について不確定な要素があるので、現時点
では具体策は考えられない」(中略)
 
◇「火力発電所が休眠中」大飯原発ほぼ2基分の電力あり
 
 --(関電)実は休眠中の火力発電施設を持っている。この施設を再稼働さ
せれば、出力236万キロワットの大飯原発3、4号機を稼働させた場合の約83
%を出力できる。
 その1つが、大阪府岬町の多奈川第二発電所1、2号機。(中略)岬町は今
年2月、「雇用なども含め町の活性化につながるし、電力の安定供給の観点か
らも再稼働は必要」と関電に要請したが、「設備の大幅な取り換えなど再稼働
には3年程度かかる」と却下。
 
◇「駄々っ子のようだ」関電側のデータがコロコロ変わる。信用を疑わせる
 
 さらにもう一つ、京都府宮津市には宮津エネルギー研究所1、2号機もある。
(中略)宮津市も昨年4月、「約160人程度の雇用が生まれ、税収増も見込め
る」などとして再稼働を求めたものの、施設の老朽化などを理由に関電に却下
された。(中略)この姿勢に広瀬隆氏は憤る。「夏までには3カ月ある。普通
の企業ならば、休止プラントの整備にとりかかり、必死になって稼働させる」
 さらに、関電側から出されるデータが「コロコロと変わっている」(広瀬氏)
ことも、信用性を疑わせるという。(中略)
 
◇「揚水発電と融通を活用」揚水発電はピーク需要に備える技術
 
 関電には「前科」もある。福井県にある高浜原発3号機が2月20日に停止し
た際、電力需要を2665万キロワットと見積もったのに対して、供給力は2
月平均で2412万キロワットしかないと強調した。
 ところが蓋をあけると、需要は最大でも2578万キロワットにとどまり、
逆に供給力は2730万キロワットもあった。(中略)
 揚水発電ははピーク需要に備える電力を調整する技術だ。低い場所にあるダ
ム湖にためられた水を、夜間の余剰電力で高い場所のダム湖にくみ上げておく。
昼間に電気が必要になったときは、この水を下に流して発電する仕組みだ。
(中略)この揚水発電の供給力を232万キロワットにすぎないとみるが、
ISEPは465万キロワットと算定している。(中略)
 
◇他社受電という方法ものあるのに・・・
 
 エネルギー問題に詳しい富士通総研の梶山恵司主任研究員も関電を批判する。
「広く、薄く原発以外の余剰電力をかき集めようという知恵や工夫が見られな
い」(中略)「他社からの電力の買い取りを入札制にし、応札のあった安いも
のから順にすべて買い取ることを約束すれば、かなりの量を集められるはず」
と梶山氏はいう。(後略)
 
(メルマガ編集部・柳田---揚水発電、関電の大ウソについて、
 水をくみ上げるための「夜間の火力」は余っている。原発の電気でなくてい
 いのだ。この揚水発電の約200万kWを隠しているのが関電だ。そのインチ
 キを分かっていながら黙認しているのが、民主党政権である。
 結論=関電管内の電気は【原発なしで】足りる。
 プラス、自家発電や他社からの融通を入れればおつりがくる。)
 
 
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┗■2.今も人が住めない100を超える廃村の名前が刻まれている。
 │   「チェルノブイリ、まだ被害渦中」日本ペンクラブが視察
 └────(5月3日 朝日新聞デジタルより)
 
 日本ペンクラブの理事ら8人は4月中旬、チェルノブイリ原発事故の影響を
旧ソ連ウクライナなど現地で視察した。「福島と子どもたちの未来を考えるた
め」という。25日に会見した浅田次郎会長は「処理作業にはキリがない。絶
望的だ。大人は未来に責任をもたないといけない」と話し、原発反対を改めて
表明した。
 ペンクラブは昨秋「脱原発を考える集い」を開き、今春は福島を訪れ、大飯
原発再稼働に反対する声明も出している。森絵都理事は「原発事故から26年
たったチェルノブイリに教えを請う気持ちで行ったが、まだ被害の渦中だとい
うことがわかった」と話す。
 原発から30キロ圏内には検問所を通って入る。視察当時は、毎時5~6マ
イクロシーベルトだった。原発の放射性物質を封じ込めるシェルターは、コン
クリートに亀裂が入っていたという。新たなシェルター造りや廃炉の管理のた
め、今も常時3千人が作業をしている。
 報道によると新たなシェルター造りの建設費は約1620億円。欧州各国に
よる基金に頼り、地元の雇用が創出されてもいるという皮肉な状況だ。中村敦
夫理事は「原発は経済のためと言う人がいるが、逆の意味の冗談ではないか」。
 原発から約17キロにある公園内の記念碑には、今も人が住めない100を
超える廃村の名前が刻まれている。中村理事は「広大な森の除染は不可能だと
証明されている。日本は森と山の国だ」と心配を隠さない。
(中略)ウクライナの首都キエフの内分泌研究所によると、「胎内被曝(ひば
く)した子どもの7歳検診では、健康児は2.5%しかいなかったという。
(後略)
 
 
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇「大飯原発、今なぜ再稼働? ~ふくいにあつまろう~」
 
 大飯原発3、4号機が、福島原発の事故についての知見を生かした安全性の
 確保もなく、また電力需給についての正確な情報も知らせられないままに、
 再稼働されようとしています。私達は、動植物などの自然、人々の命と健康
 や生活をかえりみない性急な動きに大きな危惧をいだいており、この再稼働
 を進める動きに異を唱える集いを開くことにしました。
 
 日時:5月12日(土)13:00~ 集会後パレード、交流会(500円)
 場所:福井市中央公園
 主催:ふくいにあつまろう実行委員会
 賛同団体:サヨナラ原発福井ネットワーク、鎌田慧の話を聞く会、福井原発
 訴訟準備会他
 連絡先 :090-7083-8921(若泉)
 呼びかけチラシは下記を見て下さい。
 http://www2.interbroad.or.jp/shimada/denuclear.html
 
 
◇あびこ福祉まつり~正しく知って子どもを守ろう!~
 『放射能って何!?』
 
 日時:5月13日(日) 10:30~12:00
 場所:アビスタ 2F 第1学習室(我孫子地区公民館)
 講師:原田裕史氏
 費用:無料
 <お問合せ> 090-3521-0274 三澤
 
 
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┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◇太陽が冬眠しそうだって聞いたけど。
 「活動が低下し、地球が寒くなる可能性もあるよ」
          (5月9日 朝日新聞「ニュースがわからん!」より)
 アウルさん:太陽が冬眠しそうだって聞いたけど。
 A:そうなんだ。太陽の活動が低下して地球に届く光のエネルギーや磁力な
  どが弱まり、まもなく地球の気温が低下する可能性があるといわれている。
 
 ア:初めてのことなの?
 A:いや。1650年ごろや1800年ごろ、地球は「小氷期」に入ったが、やはり
  太陽の冬眠が原因だったといわれている。
 
 ア:小氷期(しょうひょうき)?
 A:太陽活動の低下が30~70年続いたんだ。ロンドンのテムズ川が凍結
  した絵が描かれたり、京都の桜の開花時期が遅くなったりした。日本では
  20世紀後半より気温が約2度低く、世界も0.5度低かった。
 
 ア:どうして起きるの?
 A:詳しくはわかっていないけれど、太陽の磁場や表面の黒点の数に関する
  異変が関係しているらしい。(後略)
 
 
◇業務用契約変更で割安に
 東電 また説明せず マンション管理組合が抗議
                  (東京新聞 5月11日号より抜粋)
 東京電力による大口需要者向けの料金が四月一日から値上げされた問題で、
一般的な「業務用電力」から、夜間料金が安い「業務用季節別時間帯電力」に
契約変更すれば割安になるケースがあるのに、東電側が一部の大口需要者に対
して十分な説明をしていなかったことが分かった。
 
 大口需要者のマンション管理組合の一部が東電に抗議したことから発覚した。
「季節別時間帯別」は、昼間より夜間の料金を低く設定する一方、夏季の午後
のピーク時を割高にする制度。マンションは廊下の照明など夜間の使用が多く、
安くなりやすい。契約変更を認められたある管理組合の場合は、前年比約5%
の削減になるという。
 東電側は管理組合に対し、説明不足を認め、三月にさかのぼって「季節別時
間帯別」に契約変更することに応じた。値上げ前の三月三十一日付で一年間の
契約変更をしたため、来月三月までは値上げ前の旧料金設定となる。他のマン
ション管理組合なども同様の要求をすれば、更にさかのぼっての契約変更が認
められる可能性がある。(後略)
 
 
◇電力需給検証委の問題点
 「原発ゼロ」前提覆す 再稼働ありきの議論
                  (東京新聞 5月10日号より抜粋)
 政府は十日、電力会社の今夏の需給見通しが妥当かどうかを点検する需給検
証委員会(委員長・石田勝之内閣府副大臣)の第五回会合を開き、需給予測の
最終報告書案を議論した。検証委の事務局は会合で電力不足が深刻だと主張し
ている関西電力の需給見通しについて大飯原発3、4号機(福井県おおい町)
を再稼働した場合「電力不足はほぼ解消される」との試算を参考値として提示
した。
 
 「原発ゼロ」で今夏を乗り切れるかどうかを見極めるのが議論の前提条件
だったが、事務局が委員の求めに応じて原発の供給力を見込んだ試算を提出、
政府の再稼働方針を「後押し」する形となった。(後略)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1451】
2012年5月10日(木) 地震と原発事故情報
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.家庭向け電気料金の値上げ案(年間6000円位)に反対する
   政府の「変更なし・追認」はおかしい。枝野経産大臣、どうした!?
                              (柳田真)
★2.疎開裁判の速報:1年1ヶ月後に初めて明るみにされた
    郡山市内小学校のホットスポット      (弁護士 柳原敏夫)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇【5・15政府交渉】5/15(火)13:00から、参議院議員会館・講堂
  大飯3・4号機の再稼働にストップ!活断層評価、避難ルート、
  雇用・生活支援などを問う
★4.新聞・雑誌から
 ◇日本では5年に1度、原発事故が起きていた―仏国原子力安全局長語る―
                   (2月26日 中日新聞より抜粋)
★5.<テント日誌5/8(火)
   ―経産省前テントひろば241日目 原発ゼロ3日目>
    次のステージに向かうテント
━━━━━━━
◇5月12日(土)18:45から、【反原発なにかしたい人かいぎ・5回目】、
 参加費500円、場所:スペースたんぽぽ
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.家庭向け電気料金の値上げ案(年間6000円位)に反対する
 │  政府の「変更なし・追認」はおかしい。枝野経産大臣、どうした!?
 └────(柳田真)
 
◎5月10日の東京新聞によれば、政府は9日に東電の7月からの家庭向け電
 気料金値上げ案をそのまま認めたという。標準家庭で1カ月480円という
 から、1年に直すと6000円に近い値上げ案だ。反対する。
 
◎家庭用の値上げは制度上、経産大臣の認可が必要で、枝野経産大臣はかねが
 ねキビシク審査する、値上げ幅を圧縮するニュアンスを述べていたが、又も
 腰砕けで、東電のいいなりの値上げ幅だ。大飯原発の再稼働問題でも前説を
 コロコロとひっくり返し、最後は、電力会社の言い分と同じ発言になる。
 この大臣は失格だ。
 
◎東電が原発の安全経費を削ったが故にまねいたフクシマ大事故ゆえ、まずは
 謝罪と誠実な賠償が先決だ。しかし、東電は「値上げは権利だ」という傲慢
 な態度だし、賠償には全く不誠実な態度だ。
 
◎反原発自治体議員・市民連盟は5月29日(火)夕方に「東電電気料金
 値上げ案の問題点」(講師:槌田敦さん、布施哲也さん)を開く。
 東電の電気料値上げ反対運動を広めよう。
 (5月29日の講座については【TMM:No1450】をご参照ください)
 
 
┏┓
┗■2.家庭向けで稼ぐ東電 信頼揺らぐ電気料金<下>
 │   もうけの9割は家庭向けから、企業向けは利幅薄く(9%)
 └────(東京新聞の5月6日より抜粋)
 
Q:東京電力の値上げが大騒ぎになったのはなぜ。
A:契約者にきちんと説明せずに反発を招いたんだ。東電は四月から企業向け
  電気料を平均17%値上げしようとしている。しかし、三月末で契約が切
  れ、四月一日から新料金を適用しようとした五万件のうち合意した顧客は
  68%(五月一日時点)にとどまる。家庭向け料金を値上げしようとする
  場合も反発は避けられないだろう。(中略)
 
Q:家庭向けの値上げを止められないか。
A:東電の場合、売った電力の約六割は大口の企業向けで、「規制部門」と呼
  ばれる家庭向けは四割にとどまるけど、実はもうけの九割は規制部門だ。
  電力会社からみると、企業向けは自由競争で利幅が薄いことになる。家庭
  まで電気を届けるためには多くの設備が必要なので割高になるとも説明し
  ているが、電気を買う先を選べない家庭向けで稼ごうとしている実態があ
  る。(後略)
 
東電の収益の仕組み(過去5年度の平均、経産省調べ)
大口(企業など)販売電力量 1801億KW時(62%)利益143億円(9%)
家庭向け販売電力量 1095億KW時(38%) 利益1394億円(91%)
 
 
┏┓
┗■3.疎開裁判の速報:1年1ヶ月後に初めて明るみにされた
 │   郡山市内小学校のホットスポット
 └────(弁護士 柳原敏夫)
 
 4月下旬に、郡山市民の武本泰さんが、情報公開手続を使って、郡山市の教
育委員会がこの間、密かに実施していた郡山市内小学校のホットスポットの情
報を入手しました。
 それを検討して、5月6日に、子ども福島と安全・安心・アクションIN郡山
と疎開裁判の会と疎開裁判の会の3団体で緊急の記者会見を行いました。
 
以下は、その速報です。
【速報】
 1年1ヶ月後に初めて明るみにされた郡山市内小学校の
 ホットスポットの一端
 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/05/blog-post.html
 
 これに対して、郡山市は、市民の手で明るみにされてしまったホット
 スポット情報を公開せず、昨日から、意味不明の、緊急の除染作業をスター
 トして、お茶を濁そうと躍起になっています。
 
 福島原発事故は人災ですが、その人災は今なお、というより益々作為的、
 より深刻な人災として継続中です。
  -----------------------------------------
   柳原敏夫
  ふくしま集団疎開裁判~あなたも世界市民法廷の陪審員として評決を!
   http://fukusima-sokai.blogspot.com/
  -----------------------------------------
 
 
┏┓
┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇【5・15政府交渉】大飯3・4号機の再稼働にストップ!
  活断層評価、避難ルート、雇用・生活支援などを問う
  http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-9a3e.html
 ----------------------------------------------------
 下記のように政府交渉を行いますので、ぜひご参加ください。
 事前集会では、最新の情報を共有し、交渉のポイントを話し合います。
 
 日時:5月15日(火)13:00~16:30
    ※30分前から通行証を配布します。
 場所:参議院議員会館 講堂(東京メトロ・永田町、国会議事堂前)
 ◎テーマ:
  1.新規制庁の発足前の再稼働
  2.基準地震動と耐震安全評価について
  3.避難ルートについて
  4.原発の停止に伴う雇用や生活の支援・補償について
  5.再稼働についての地元合意について
 主催:美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、グリーン・アクション
    原発設置反対小浜市民の会、ほか
 資料代:500円
 お問合せ:
  福島老朽原発を考える会 Tel: 03-5225-7213 阪上/090-8116-7155
  国際環境NGO FoE Japan Tel: 03-6907-7217 満田/090-6142-1807
 
 
┏┓
┗■5.新聞・雑誌から
 └────
 
◇日本では5年に1度、原発事故が起きていた―仏国原子力安全局長語る―
(2月26日 中日新聞より)
 
 <海外の専門家が日本政府を批判>・・・フランス原子力安全局長のアンド
 レ・ラコスト氏は、一九九九年の茨城県東海村での臨海事故や、二〇〇四年
 に関西電力美浜原発で起きた配管破裂事故を列挙。「日本では五年に一度、
 事故が起きていた。大事故があるなら日本だと思っていた」と、教訓を十分
 に生かしてこなかったことが大事故につながったとの認識を示した。(後略)
 
 
┏┓
┗■6. <テント日誌5/8(火)
 │   ―経産省前テントひろば241日目 原発ゼロ3日目>
 │    次のステージに向かうテント
 └────(M/O)
 
 5月5日(祝)の原発稼働停止を祝うテント前ひろばは盛り上がった。まだ、
その興奮が何処かに残っている。これは私、個人の事ではないと思う。
 だが、原発再稼働もその阻止を当面の課題としてきたテント前ひろばも次の
ステージになる。これがどういう展開になるのか。目下のところはわからない。
テント前ひろばは以前と変わらぬ光景の中にある。テントの前に座り込む人、
全国から訪れる人は確実に増えているが、光景としては以前と少しもちがわな
いのだ。周囲の注目や視線は変わってきているのだろうが、それはなかなか気
がつきにくいことかもしれない。
 テントの外で人に会う機会が立て続けにできたのであるが、そこで言われる
質問は「テントは続けるの(?)」「テントの撤収は(?)」というのが多か
った。私たちの掲げてきた再稼働阻止は当面の再稼働のことと重なって理解さ
れているふしがある。
 政府が再稼働をせずに、原発からの撤退を明瞭にすることを私たちは主張し
てきた。政府がその方針を明瞭にすれば私たちはテントを撤去するが大飯原発
の連休前再稼働が行われず、当面の稼働原発がゼロの状態になったからといっ
て撤退はしない。夏前の大飯原発3・4号機、伊方原発3号機の再稼働問題が出
てくるという予測もあり、テントはそれらの阻止を含めて継続して行く。テン
トも長い射程の闘いに入る。
 
 最近のテントを取り巻く周辺での変化として、連続した官邸前や連日の経産
省前での抗議行動がある。政府の再稼働の画策に対する若者たちの行動は予想
以上の結集をもって展開されているが、当面は毎週金曜日の官邸前行動として
続けられるようだ。
 他方で、経産省前の行動は連日にわたって続けられている。テントの周辺で
のこうした行動と連帯して行きたいが、自発的な多くの行動を歓迎したい。テ
ントでの企画なども話として聞くが取り組みも始まると思う。
 
 テントに大きな鍋におでん等を一杯詰めて差し入れに来てくれた前澤奈津子
さんが亡くなられた。彼女は大病で闘病中であったが、小康状態の合間をみて
はテントに差し入れなどをしていただいた。笑顔で元気づけられることもあっ
たのに残念である。
 私はごく最近、ということはほんの一日か二日前にテント前で彼女を見かけ
たように思う。彼女の訃報を知らせてくれた友人にその話したら彼女は病院に
いたのだ、と言われた。私の錯覚だったのだろうが、彼女がいるのがあたりま
えのように思っていたところがあって、ショックだった。冥福をお祈りすると
共にここに簡単な報告をさせてもらう。   (M/O)
 
 ☆5月11日(金)「一瞬ではなく永遠のゼロへ」
  18:30から、首相官邸前
  主催 再稼働反対!全国アクション
 
 ☆5月12日(土)「柏崎刈羽の再稼働なんてありえない!
  東電『事業計画』を撤回させよう」5・12アクション
  15:00~16:00、東電本社前
  主催 東電前アクション
 
 ★テント全体会議★5月14日(月)PM7時~、場所:スペースたんぽぽ
  ◎集団ハンスト行動を振り返って・・・新しいステージへ
  ◎大飯・伊方原発、再稼働をめぐる情勢と現地行動~テントの運動
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