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たんぽぽ舎です。【TMM:No1520】
2012年7月18日(水) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.7.20(金)首相官邸へ抗議に行こう-たんぽぽ舎も参加します
★2.東京電力に原発を動かす資格はない、実質は全面撤退だった
   第四ステージで、東電株主代表訴訟への協力をよびかけ
                                    山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.保安院・関電が大飯破砕帯現地調査先延ばし
                                           木村雅英(再稼働反対!全国アクション)
★4.<テント日誌7/15(日)―経産省前テントひろば 308日目>
   さよなら原発10万人集会に向け、全国から多くの人達がテントひろばへ
   再稼働阻止・全国相談会 大盛会
━━━━━━━
 ☆原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
  7月19日(木)19:00(開場18:30から ☆お楽しみ特典上映あり)
 
◎「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」2004年
 WHO世界保健機関と IAEA国際原子力機関が共同で開催した、2001年キエフ国際
会議の模様を捉えた、とても貴重なドキュメンタリー。
 ほか、電気料金値上げに関する映像などの上映予定しています。
参加費:500円
 
 
┏┓
┗■1.7.20(金)首相官邸へ抗議に行こう-たんぽぽ舎も参加します
 └────
 
 7.20緊急!大飯原発3号機を停止せよ!首相官邸前抗議
【日 時】7/20(金)18:00~20:00 予定
【場 所】首相官邸前および永田町・霞が関一帯
          (霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
    ※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志
 
【お知らせ】
★『7/13官邸前抗議行動の際の警察の警備方針に関して』
 7月12日、警察は警備方針に関して「主催と協議ずみ」と発表しましたが、事
実と異なります。実際には警察発表の後で主催側に連絡があり、その方針に対し
ては同日夕方主催から警察庁へ「承服できない」と伝えました。
 
 
※7/20(金)、たんぽぽ舎のボランティアスタッフは、たんぽぽ舎14時集合、
 15時出発、16時頃に、首相官邸前に到着、参加者の道案内に協力します。
 また、20時に、たんぽぽ舎のチラシ配布や再稼働抗議ハガキの
 普及活動をおこないます。ご協力ください。
 
 
┏┓
┗■2.東京電力に原発を動かす資格はない、実質は全面撤退だった
 |  第四ステージで、東電株主代表訴訟への協力をよびかけ
  └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 7月16日、真夏の太陽が容赦なく照りつける中、実に17万人の市民が東京
の真ん中、代々木公園に集まりました。
 あまりに広く、大勢集まる中ではメインステージの音など到底聞こえるわけが
ないということで、会場には全部で4箇所のステージが設けられていて、そのう
ち最も原宿駅に近い場所に「第四ステージ」がありました。
 ここでは、槌田敦さんの電力料金を旧料金で支払う運動の提唱と、河合弘之弁
護士(東電株主代表訴訟弁護団長・脱原発弁護団全国連絡会代表)による、株主
訴訟と各地の原発訴訟の取り組み、そして東電取締役などの責任者を告発する取
り組みを紹介、そして参加を呼びかける訴えがあり、その後に日本各地の現地の
取り組み東の紹介が行われていました。11時から始まる予定が、実際には警察
の妨害が重なり大幅に遅れますが、12時過ぎに市民が車道を解放しそれ以降は
熱心な聴衆に囲まれての報告集会になりました。
 私が発言をしたのは、午後1時を大きく回ったあたり。最も日の高い、暑い時
間帯になっていました。
 この日私は、東電株主代表訴訟への協力を呼びかけるために、人々に訴えまし
た。その時の発言を簡単に再現します。
 
 株主代表訴訟を提起した目的には大きく二つあります。そのうちの一つは東電
取締役に責任を取ってもらうこと。当日第四ステージでの発言者は、何人もが、
特に福島県から参加された方からは強く強く「だれも責任を取っていない」こと
の指摘がありました。
 福島原発震災は本来ならば強制捜査をして、とっくに立件されているはずの大
犯罪です。私たちは刑事告発は出来ますが、強制捜査権があるわけではありませ
ん。
 しかし株主は違います。株主にしか出来ない戦い方がある。それが株主代表訴
訟です。少なくても5.5兆円を超える損害を東電歴代の取締役27名に、すべ
ての資産を売却し会社に返却すること。返却されたお金はすべて福島の被災者の
賠償金に充てること、を要求しています。
 もう一つの目的は、大飯原発が再起動していますが、これから原発を再起動し
ようとする動きについて歯止めを掛けることです。
 もし、これだけの大惨事を引き起こした福島第一原発震災を知りながら(もち
ろん日本中が知っていますが)原発を再起動して、再び事故を起こした場合、例
え福島第一ほどではなくても、人を傷つけ、土地を汚染すれば同じ犯罪です。
これを起こした場合は当然ながら取締役は責任を問われることになると警告する
ことです。
 日本中の電力会社には、原発を事故無く動かす能力はありません。安全性の高
い原発を建てる技術もありません。なぜならば、福島第一原発でも事故後の対応
がほとんど出来ていないことが明らかであり、それは他の電力も何ら変わらない
からです。
 
 人為的な冷却材喪失事故を引き起こした
 
 一例を挙げます。
 少なくても福島第一原発の3基のうち2号機は原発は人為ミスにより破壊され
ました。時間があったにもかかわらず、原子炉に冷却材を戻すことに失敗し、み
すみす空だき状態にし、その結果炉心損傷にいたり、原子炉を破壊し、格納容器
も破損させています。これらは適切な対応が出来てれば止めることが可能でした。
しかし現場では起きていることを把握することが出来ず、有効な手立てを取るど
ころか、間違った運転操作を行っています。
 原子炉注水のためには圧力を下げなければならないと、逃がし安全弁を全開に
し、そのために大量の冷却水を圧力容器から流出させ、炉心が露出してしまいま
す。これは、人為的なLOCA(冷却材喪失事故)でした。
 冷却材を入れなければ炉心崩壊します。水を入れるにはポンプが必要ですが、
ポンプは全電源喪失で全滅状態です。そこで消防車のポンプを使うことを考えま
した。
 ここまでは良いでしょう。しかしこの消防用ポンプがどれほど水を入れる能力
があるか分かっていませんでした。少なくても原子炉の圧力が高すぎて、減圧し
ないと入りません。そこで逃がし弁を開いて減圧するのですが、これを行えば冷
却材があっというまに抜けることは常識です。その時直ちに消防用ポンプから水
が入らないと炉心崩壊は免れないというのに、水は結局ほとんど入らなかったの
です。
 読み違いです。こんな読み違いをした原因は、こういう注水方法を実際に行っ
た経験も無いし、設備側が対応もしていなかったし、消防車のポンプが能力不足
だったことも知らなかったからです。冷却材を注水するための高圧注入ポンプの
電源を外部から強制投入するような方法が無いこと、緊急で設備工事をする能力
も無かったことが最後の原子炉を破壊し、それまで以上の大量の放射能を福島の
空に拡散させました。
 
 結局東電は撤退していた
 
 もう一つ例を挙げます。
 東電職員が3月15日当時、退避を計画していたことは事実であり、その退避
計画は「最低限の人員を除き退避」でした。この「最低限」が約70名だったわ
けですが、通常原子炉を停止し、冷温停止状態に持って行くには原子炉一基あた
り100名は必要です。さらに今回は、大破し汚染された原子炉建屋に立ち向か
いながら、炉心崩壊を防ぎつつ、冷温停止させる必要があり、実質的には70名
ではほとんど何も出来ない状況です。けっきょく、国会事故調査報告書にある現
場の声を見ても、何度も死を覚悟し、家族に最後のメールを打ち、打つ手がほと
んど役に立たない絶望感にうちひしがれながら数日間を過ごしたことがわかって
います。
 これでは全面撤退したのと実質的な差はありませんでした。
 成功したのは電源が確保できていて、もともと運転していなかった5、6号機
の冷温停止だけで、1~4号機については有効な手段はほとんど打てないままに
炉心崩壊を起こしています。4号機の使用済燃料プールが炉心溶融にまで至らな
かったのは、のこされたメンバーの努力では無く、設備不良か作業行程上のミス
でプールゲートに隙間が空いたからです。これがもし無かったならば、70名は
本当に全員死亡したかも知れません。
 それが福島第一原発の現実だったのですが、この責任は取締役と規制当局にあ
ります。取締役は当然ながら現場の実態を知りつつ、このような原子炉を安全に
止める、冷やすための設備投資を怠り、電力が最後の命綱であることを知りなが
ら、あらゆる手段を講じて電源を供給するための対策を怠り、さらに事故直後に
置いてさえ、電源の供給体制を可及的速やかに行うべきなのに、その能力も無か
ったことを露呈させました。
 これが原発を17基も建てて動かしてきた世界最大の電力会社の実態です。そ
のことを追求すれば、当然ながら他の9電力(日本原電を含む)の原発が安全と
言いきれるはずが無いし、それを証明することは今現在、全く出来ていません。
それがないままに大飯原発は再起動しています。今後も再起動する原発が増える
ということは、福島第一の悲劇を繰り返すことになります。そんなことは断じて
許されるはずが無いのです。
 
 真夏の炎天下、このような趣旨の話をしていますが、熱心に聞いてくれる人が
たくさんいました。本当に大きな力が、この第四ステージ周辺にあふれいてると
感じました。原発を止める闘いは、まだ始まったばかりです。
 
 
┏┓
┗■3.保安院・関電が大飯破砕帯現地調査先延ばし
 └──── 木村雅英(再稼働反対!全国アクション)
 
 大飯破砕帯現地調査先延ばし(保安院「地震・津波意見聴取会」)
 
 開始前に別館前で20名程がビラまきとアピールを行った後、大飯原発の破砕帯
と活断層の問題が論じられる「地震・津波に関する意見聴取会」を経産省別館一
階で10名以上の市民が同室で傍聴した。注目の議題「大飯原発の敷地内の破砕帯
について」では、関電のF-6破砕帯関連資料(昭和60年、カラー入り100ペー
ジ近く)に基づいて関電が過去の経緯を説明したあと、委員が討論。杉山委員が
これらの資料に矛盾がありこれだけで活断層では無いと結論できないと現地調査
を促し、他の神田、今泉、岡村、山本の各委員が同様に現地再調査の必要性を認
めた。更に、遠田委員が調査したから完全に分かる訳ではない、どういう基準で
どういうポイントで判断するかを決めないと再び堂々巡りになると言ったあと、
関電は、ご意見を持ち帰って検討すると言うしかなかった。更に、保安院黒木審
議官が、様々なご意見をいただいた、専門家としてのきわめて重たいご意見を保
安院としてしっかり受け止め、規制庁としてしっかり検討してすみやかに対応方
針の検討を行い決めていく、と答えた。「規制庁」の名が出た!。翌日の大飯4
号機再起動を控え、現地調査を先延ばしして大飯原発2基を再稼働したまま夏を
超えようとする魂胆だ。私は思わず「だったら大飯原発を止めろ」と叫び、何人
かの傍聴者も声を上げた。その結果、高田主査の指示で保安院の係りが来て私に
出るように促した。出ろと言われて出ないと次回以降に別室傍聴などの悪影響を
与えることがあり、既に大飯の議題が終わったあとなので、私は素直に退出した。
大多数の委員が大飯の現地調査を薦めたのに、この夏だけは大飯3,4号機を稼働
させたままにしようとする保安院と関電。これが正に国会事故調が主張する「人
災」である。現地調査を決定させることまではしない専門委員にも怒りがこみ上
げてきた。
なお、意見聴取会はその後志賀原発の検討をし、「典型的な活断層だ。あきれて
ものも言えない」などと強い口調で国の審査体制を批判し、活断層調査を決定し
たそうだ。
意見聴取会は18時過ぎに終了し、別館前に集まる人たちに傍聴者から報告し、保
安院への抗議の声を上げた。
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌7/15(日)―経産省前テントひろば 308日目>
 │  さよなら原発10万人集会に向け、全国から多くの人達がテントひろばへ
 │  再稼働阻止・全国相談会 大盛会
 └────
 
 この日は、テントへ行く前に野田首相の地元船橋で開催された「7.15大きなデ
モだね!国民の生活を守るために脱原発デモが必要だ!」に参加した。参加人数
は主催者発表で800人。天気もよく、多くの方々が、原発反対と野田首相退陣を
訴えた。
 沿道の多くの人達から、応援をしていただいたが、何人かの方から、サウンド
デモというスタイルに対して、「音がうるさい」という苦情があった。デモや抗
議集会は、主張を訴えるのと同時に共感を得る事も目的、今後は、住宅街という
地域の特性に合わせ、駅頭でのアピールをメインにするなど、工夫が必要かもし
れない。
 
 20時過ぎにテントへ着いて暫くすると、この日、日本橋の浜町会館で行われた
「再稼働阻止・全国相談会」に参加された人達がテントへいらっしゃった。全国
相談会には、経産省前テントひろば、たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟
の他、大飯、伊方、泊、志賀など原発が立地されている地元で活動をされている
方を始め、全国で活動されている100名以上の方々が集まり、今後の脱原発運動
の方向性について話合い、その後開かれた懇親会で交流を深めたと言う事であっ
た。
 
 この日は、翌日代々木公園で開催される「さよなら原発10万人集会」に参加さ
れる方が、テントに宿泊され、日曜日としては、めずらしく、夜遅くまでテント
に多くの人がいらした。志賀原発のある石川県から全国相談会に参加されたTさ
んは、「地元に来て、地元の事を理解しないと原発を止める事は出来ない」と仰
っていた。6月29日の官邸前集会に参加するために青森からいらして、
その後東京に滞在されているKさんは、「地元の人達は生きるために精一杯で、
新聞・テレビで報道される事をそのまま信じ切ってしまっている」と仰っていた。
 
 翌朝、代々木公園の集会に参加する為に大阪、広島から夜行バスでいらした方
達が、朝早くからテントへ寄って下さった。毎週金曜日に官邸前で開催している
抗議集会にも万単位で人が集まり、代々木公園にも全国から今までにないほどの
多人数が集まると思う。本当に「原発を無くしたい」と強く思っている人達が多
く存在する事は紛れもない事実だが、本当に無くす事を実現するためには、運動
の結節点として、テントひろばや全国相談会が果たす役割が、これから大きくな
るだろう。我々の目的である原発をなくし、福島の人達への補償をさせるために
も、これからも初心を忘れずに謙虚にやって行きたいと思う。(Toku-san)
 
 今日の「再稼働阻止・全国相談会」は浜町区民館の100名の会場が、座りきれ
ないほどたくさんの方が詰めかけ、終始、熱気に包まれての開催となった。会場
を見渡すと見かけた顔の方が何人もおられ、また何人もの方から声をかけられた
りする。6・17の福井大集会の前段での交流会や、とくに6・30ー7・1の
大飯現地行動で一緒だった人たちである。いわば”戦友”なのだ。
 この間の大飯原発再稼働阻止の闘いは、北海道からから九州にいたる人たちを、
このように一つの闘いの絆に結びつけたのだと実感する。そして各地からの闘い
の実践報告も具体的で、今後の運動への重要な示唆を含んだものであった。呼び
かけ団体からの提起や今後に向けた会場からの発言も意欲溢れる実践的なもので
あった。
 新たな闘いの全国的連携が始まっている。そしてそういう全国的連携への熱意
と期待は真剣なものである。この相談会でも確認された「再稼働阻止・全国ネッ
トワーク」を築いていく上で、テントひろばも確かな役割を担っていかねば、と
強く感じさせられた。(Y・T)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1519】
2012年7月17日(火) 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.「さようなら原発」に17万人、これまでの最大!
 今日のデモは楽しかったー参加者の声、毎週金曜の官邸まえ抗議行動が
 効いた。たんぽぽ舎は、6畳大のヨコ幕で「原発止めよ!」(柳田真)
★2.7.16さようなら原発10万人集会に参加して。
   ―再稼働反対の巨大デモで市民のパワーが爆発―
                  (山田知恵子 さよなら原発みなと)
★3.新聞・雑誌から
 ◇民主・谷岡氏ら3人離党へ、大飯再稼働に抗議
  (7月17日 東京新聞より)
 ◇志賀原発、直下に活断層の可能性 現地再調査も
  (7月17日 東京新聞 TOKYO Webより)
━━━━━━━
◇あす18日『twitter基本講座~誰でも今日からつぶやける』
 講師:森本裕次さん、参加費500円、19時開始、
 スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎4階)へ直接お越しください。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.「さようなら原発」に17万人、これまでの最大!
 │   今日のデモは楽しかったー参加者の声
 │   毎週金曜の官邸まえ抗議行動が効いた
 │   たんぽぽ舎は、6畳大のヨコ幕で「原発止めよ!」
 └────(柳田真 たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟)
 
○7月16日(月・休日)さようなら原発10万人集会が代々木公園で開かれた。
よびかけ人の一人は「10万人来てくれるかな?」と前日も電話で心配されてい
たが、フタを開けてみると全くの杞憂、次から次へと続く人の波はそんな心配
を吹き飛ばした。これまでの最大の17万人だという。たんぽぽ舎、反原発自治
体議員市民連盟の隊列で参加された北海道の岩内町議会議員の佐藤英行さんの
言葉:「今日のデモは楽しかった、良かった。(反原発の)この勢いは止まら
ない(今後も続く)と述べられたのが印象に残る。
 
○17万人の大結集は、毎週金曜の官邸前抗議行動(首都圏反原発連合・有志主
催)も大きく効いていると実感した。再稼働に踏み切った野田首相や原子力帝
国に対する人々の怒りが、毎週の官邸前行動で共鳴され、拡大され、高まり続
けた。その延長線上に実質上17日の「10万人集会」が位置し、17万人となった。
毎週金曜の官邸前行動が大きく効いたといえる。
 
○集会全体のもようのこと(第一ステージ、第二ステージ、第三ステージ)の
ことはよくわからないが、たんぽぽ舎が参加した第四カー(ステージ)では全
国の原発現地からの切実なアピールが次々になされた。たんぽぽ舎の槌田敦さ
んと山崎久隆さんも発言した。「傲慢な東電と闘う3カ条」と旧料金仮払いの
呼びかけ(槌田敦さん)と東電株主代表訴訟への協力のよびかけ(山崎久隆さん)。
 
○たんぽぽ舎は広瀬隆さんのよびかけ(ヘリコプターから空中撮影、山本太郎
さん解説)に応えて(人文字は無理なので)6畳の大きさの「原発やめろ!」
の大横断幕をボランィア女性数人が1週間かけて作成して当日持参(この他に
も再稼働やめろなどの横断幕を10枚作成して持参した)。この巨大な横断幕は
ヘリコプターから撮影され、16日夕方9時のNHKニュースや朝日新聞のホー
ムページの冒頭に掲載された。
 
○たんぽぽ舎は明治公園コースで、福島隊の大きなノボリ2つが翻る(ひるが
える)後ろに続いて行進した。共にデモ行進したのは、反原発自治体議員市民
連盟、経産省前テント広場、茨城県の「霞ヶ浦を守ろう」の隊列。4大学共闘、
争団連、釜が崎、フェミン、脱原発荒川千人アクション、市民有志などなどの
皆さん(私の記憶にモレがあったら、ごめんなさい)。
 デモ隊だけにとどまらず、街頭の人々の反応や車の反応も良かった。たんぽ
ぽ舎スタッフの話:デモの途中から街頭の母娘が参加された(盛装していた)
のを見た。また車道に広がったデモのため、自動車通行がキュウクツだったよ
うだが、ブーイングの車笛は一つもなかったと。またVサインに応えてくれる
車がかなりいた。こんなことは珍しい、地殻変動が起きている。
 
○ブース(テント):たんぽぽ舎、反原発自治体議員市民連盟の合同。テント
広場と福島の女たちと3つ並んだブースは盛況で、お昼頃に持参した本、パン
フは売り切れた。原発何でも相談コーナー、電気料値上げ問題相談コーナーも
同時に開かれた。
 
○第4カー(第4ステージ)の自動車の配備が遅れたこと、「11時からの歩行
者天国=道路解放」と思っていたのが12時になったこと、明治公園コースのデ
モ隊の区切りは700人ごと、と当初聞いていたが当日は250人で警察に切られた
こと、等など、いくつかのくい違いはあったが、でも全体には解放感と充実感
の残った17日の行動でした。
 
○愛媛県にある伊方原発に反対する「八幡浜△△」のノボリ旗を持って2人の
お連れ合いが朝10:00過ぎに代々木公園のたんぽぽ舎の黄色い旗(当日8本持
参)の所に見えた。私どもの伊方ツアーで知り合った方のようだ。
こういう嬉しい出会いがあちこちでいくつもいくつも起きた17日の集会でした。
 
○デモ終了後、JR四ツ谷駅近くの店で20人弱で今日の感想を話し合った。一番
多かったのは今日のデモに解放感があったことと、全国各地で地殻変動が起き
ていること(原発やめよの声と動きがあちこちから起きている)であった。
たくさんの意見が出されたが、それは又の機会に紹介したい。
 
○前日に開かれた「再稼働阻止、全国相談会」(5団体共催、会場:中央区)
は100人を超える参加者の(全国各地、北海道から九州まで)再稼働阻止の闘
いの報告があった。闘いの実践報告は具体的で今後の運動へのヒントも多く、
刺激される内容であった。二次会(午後6時~8時半)も半分以上の人が残っ
て参加し、互いの交流が行われた。(詳細は後日お伝えします)
 
 
┏┓
┗■2.7.16さようなら原発10万人集会に参加して。
 │  原発やめろの大シートを発案してよかった。迫力あるデモ行進。
 └────(山田知恵子 さよなら原発みなと)
 
―再稼働反対の巨大デモで市民のパワーが爆発―
 
7.16さようなら原発10万人集会に参加しました。
 10万人集会と言っていますが、もっと来るだろうと私も思っていました。17
万の人が集まりました。今回は愛知県に住む妹も地元(三河地区)からバスが
2台出るからそれで参加すると言っていました。(直前になって腰痛が悪化し
て参加できず残念)
 また、「彼氏と一緒に参加する」「姉が甥を連れて参加する」「友人が群馬
から母親を連れて参加する」などや「具合が悪くて行けないがユーストリーム
やニコニコ動画で見てるからね。」と何人か友人の方から連絡をくれたりしま
した。
 
 私は仕事が昼まであり、なんとかデモには間に合うようにと行きました。途
中で娘と友人母子との4人になり、会場に着くとすでに1時20分近くで、先に
行っていた「さよなら原発みなと」の仲間とデモの隊列に加わりました。私た
ちのデモは出発が早くて良かったのですが、その為にステージを見たいみなと
の仲間は会場に残る人が多くなりました。
 今日はたんぽぽ舎がたたみ6畳分もある「原発やめろ!」のシートをヘリか
ら見えるように掲げると聞いていたので、とても楽しみでした。
 実は、11日の水曜日にたんぽぽ舎で会議があった時に、帰りがけ柳田さんに
「7月16日にはヘリから見えるように上向きに見せる大きなメッセージを作っ
たらどうですか?」と提案したのです。その時は「うーん、すごくやることが
沢山で、うーん、でもいいアイデアだよね。」と言っていただいたのです。
 時間がなく、大変だと思いましたが、私がその大きなものを作るのは無理で
した。メルマガを読んで6畳分の大きさの「原発やめろ」を作ってくれたと知り、
わくわくしていました。
 
 大きなメッセージを囲んで、テンション高く福島隊のあとから出発しました。
出発時、たんぽぽ舎の隊列の「原発いらない!」コールの様子などがNHKの
7時のニュースで流れたのを愛知の姉から電話で教えてもらいました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120716/k10013623521000.html
 また、9時のNHKニュースでは「原発やめろ!」メッセージがばっちり映っ
ていました。他にも朝日新聞デジタルのトップの写真と動画に出ていますし、
http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY201207160202.html
テレ朝の報道ステーションにもたんぽぽ舎の隊列が出ていました。
 私たちの隊列はとても力があったと思います。それはたんぽぽ舎が福井や大
飯、伊方その他さまざまな原発立地に直接出かけて地元の方と一緒に原発反対
の運動を行ってきたこと、毎週金曜日の官邸前行動やその他多様な活動で民意
は再稼働反対であることや、社会の実際の動きを敏感につかんでいるからだと
思います。
 青山通りに出て後ろを見るといつの間にか上り車線が全て人で埋まっていま
した。「そうかー、全部開放したのかー、それなら」と私たち先頭も車線いっ
ぱいに広がって歩きました。なんという解放感。気持ちがいい。先週の官邸前
での圧迫感をいっきに開放した感じでした。私は急いで歩道橋に走り写真をと
りました。すばらしい光景でした。
 
この時の写真を「さよなら原発みなと」のブログに載せました。
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/
今後、より運動を活発化して原発の稼働停止、再稼働阻止を進めるための画期
的な集会パレードであったと思います。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇民主・谷岡氏ら3人離党へ、大飯再稼働に抗議
 (7月17日 東京新聞より)
 
 民主党の谷岡郁子(58)=愛知選挙区、行田邦子(46)=埼玉選挙区、舟山
康江(46)=山形選挙区=の参院議員3氏は17日、離党する意向を固めた。
政府が関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働に踏み切ったことに抗議
するためで、谷岡氏は午後に輿石東幹事長に離党届を提出した。
 谷岡氏は本紙の取材に「東京電力福島第一原発事故が収束していない中で、
大飯の再稼働はあり得ない」と強調。「党に残っても政府が聞く耳を持たない。
国民を絶望させる共犯者になるのは耐え難い」と述べた。
 三人は、新党に合流せず、無所属の亀井亜紀子参院議員とともに、計四人で
脱原発を旗印にした新会派を立ち上げたいとしている。
 
 
◇志賀原発、直下に活断層の可能性 現地再調査も
 (7月17日 東京新聞 TOKYO Webより)
 
 北陸電力志賀原発1号機(石川県)の直下を走る断層が、13万~12万年
前以降に動いた活断層である可能性が高いことが16日、経済産業省原子力安
全・保安院の調査で分かった。国の原発耐震指針では、こうした新しい断層を
原発の耐震設計上、考慮するよう定めている。
 国は活断層の真上に原子炉など重要な施設を設置してはならないとしており、
活断層と確認されれば志賀原発は「立地不適格」として、運転継続が困難にな
る可能性もある。保安院は17日に専門家会議を開き、現地での再調査の必要
性について検討する方針。
活断層の可能性が指摘されたのは敷地内で南東-北西方向に走る「S-1断層」。
 
┃(メルマガ編集部・注)これと同様のニュースを読売新聞では、「国が見落と
┃しの疑い」と報じた。志賀原発1号機、2号機の設置許可申請時、さらに、
┃2006年の耐震設計審査指針改定にともなう審査で浮上した地下の亀裂や浸食
┃の跡が、あわせて3度(いずれも自民政権時代)も、国と電力会社によって
┃無視され続けていた。これを今さら「見落とし」とは大きな誤解があるようだ。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1518】
2012年7月15日(日) 地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
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★1.小沢一郎さん、官邸前行動に参加して発言しませんか
   脱原発の具体的活動を皆に見せてほしい
   小沢新党〈国民の生活が第一〉に望むこと
                  柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.7月13日首相官邸前巨大デモの報告です
   2012年7月14日(パリ革命の日にアジサイ革命)
                  広瀬 隆
★3.官邸前デモ 厳重警備 「なぜ通れぬ」反発強く
★4.チェルノブイリ原発2号炉運転室が見られる!
   病気の子どもをかかえる家族と交流し、子どものガン治療を支援する会と交流する
   「ウクライナ・ツアー」のご案内
                NPO法人食品と暮らしの安全基金
★5.<テント日誌7/13(金)―経産省前テントひろば 306日目>
   警察の厳戒体制の中、人々の怒りと意志は衰えることなく
   官邸前~国会正門前~霞ヶ関へと広がって
★6.たんぽぽ舎最新パンフレットNo88のご案内
   『原発はいらない!』-福島原発事故であきらかになったこと-
   小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)講演録
━━━━━━━
 
 
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┗■1.小沢一郎さん、官邸前行動に参加して発言しませんか
 |  脱原発の具体的活動を皆に見せてほしい
 |  小沢新党〈国民の生活が第一〉に望むこと
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
 小沢一郎さま、7月20日(金)予定の官邸前抗議行動―主催、反原発首都圏連合
有志-たんぽぽ舎も参加―に参加して、脱原発の発言をしませんか。大飯原発再
稼働は停止せよの発言をしませんか。
 小沢新党(国民の生活が第一)は消費増税反対と脱原発をかかげています。消
費増税反対は国会の採決で示したから本物であるとして、脱原発については、疑
う人もいます。
 私は小沢さんが大飯再稼働を慎重に民主党国会議員122名に署名された事実や、
小沢新党参加の女性議員の何人か三宅雪子議員などが官邸前集会で脱原発の発言
をされた事実等から、本物と信じたいですが、小沢さんを悪く言う人たちも多い
ことから、選挙目当てだと疑われています。
 小沢党首が毎週金曜の官邸前抗議行動で発言されれば、それらの不信発言は吹
っ飛びます。全マスコミ(テレビ、新聞)が取材に来ます。小沢新党の全議員と
新党きづななど(約50名)が脱原発戦線に加わってくれれば、小沢新党地方議会
の議員が脱原発に加わって活動してくれれば、再稼働阻止、原発廃止の展望が大
きくなります。
小沢党首の早期の決断を期待して、私のラブレターとさせていただきます。
 
 
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┗■2.7月13日首相官邸前巨大デモの報告です
 |  2012年7月14日(パリ革命の日にアジサイ革命)
  └──── 広瀬 隆
 
 昨夜7月13日(金)の首相官邸前デモに行ってきました。
国会議事堂前駅が封鎖されると聞いていたので、溜池山王駅でおりて歩きだした
のですが、どこも封鎖されて、みな警察官に誘導されるまま分断されていました。
 私は警察官を説教し、叱りつけながら人波をくぐり抜け、延々と歩いて、首相
官邸前にたどりつきました!! 足が棒になり、デモ終了までいて帰宅しました。
 またしても怒りの15万人参加!!
デモの様子と、すさまじい憲法違反の規制については、『日々雑感』のインター
ネットサイトにくわしく報告されていますので、このサイトをご覧ください。
http://hibi-zakkan.sblo.jp/
 
IWJの岩上安身さんがヘリを飛ばして、首相官邸前デモの熱気を空撮してくれ
ました。ありがとうございます。
夜空に飛ぶヘリの姿が嬉しかった。地上と空が結び、空から全国を強く結びまし
た。上空に飛んでいたヘリはこれ一機だけでした。テレビ朝日報道ステーション
の女性キャスター小川彩佳さんが、ずっと官邸前(記者会館前)にいたので、偉
いなあと感じました。ジャーナリストのつとめは、まず現場を見ること、ですか
ら・・・
このIWJのヘリ代金は、みなさんから「正しい報道ヘリの会」に寄せられたカ
ンパから支援します。お金が続く限り、次のヘリ飛ばします!!
原発と再処理工場を、絶対に、即全廃だ!!
 
 
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┗■3.官邸前デモ 厳重警備 「なぜ通れぬ」反発強く
 └────
 
 再稼働した関西電力大飯原発(福井県おおい町)や国内の原発の停止を求める
毎週金曜恒例の抗議活動が13日夜も、東京・永田町の首相官邸周辺で行われた。
警視庁は事故を防ぐとして、参加者が車道にあふれないよう数百人の機動隊員と
バリケードで厳重に規制。官邸や国会近くまでたどり着けない参加者もいて、強
まる規制に反発する人も少なくなかった。
 抗議できる場所は国会周辺の歩道上に限定された。主催する首都圏反原発連合
は警視庁と協議の上、官邸前と国会正門前を活動の中心ポイントとし、周辺に百
人以上の誘導員を配置。参加者は誘導に従って移動し、歩道上で「再稼働反対」
「すべての原発を止めろ」と声を上げた。
 警視庁は人の流れをコントロールしようと、地下鉄出入り口や歩道の一部を一
方通行にし、一部の横断歩道を封鎖した。このため、あちこちで、通行を止める
警察官に参加者が「なぜ通れないんだ。表現の自由を守れ。憲法違反だぞ」など
と詰め寄る姿が見られた。(後略)(7/14東京新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.チェルノブイリ原発2号炉運転室が見られる!
 |  病気の子どもをかかえる家族と交流し、
 |  子どものガン治療を支援する会と交流する
 |  「ウクライナ・ツアー」のご案内
 └──── NPO法人食品と暮らしの安全基金
 
○チェルノブイリ原発2号炉の運転員だったリクビダートル(決死隊)の会長に、
事故当時の様子を講演していただき、リクビダートルのメンバーや家族と交流会
を行い、その後、原発を見学します。原発の内部に入れることはめったにないの
ですが、今回は特別に解体中の2号炉運転室を見られることになりました。2号
炉は解体中なので、これが最後のチャンスと考えられます。
○原発から120kmほど離れた第3種汚染地域の学校に行き、どのような放射能被
害が出ているのか、その実態を見て、聞いて、さらに周辺地域を測定します。
(第2回調査では、地域の空間線量の平均が毎時0.115マイクロシーベルト(年
間1ミリシーベルト)の学校で、先生は「全員、健康に異常があるのよ」と言い、
元気に遊んでいた子どもの半数近くが、「足が痛い」と言いました)
調査報告は、<http://tabemono.info/anzen/ukraina2.pdf>
○事故当時、胎児だった人が放射能の影響をどのように受けているか、ウクライ
ナ唯一の専門家の講演を聞き、病気の子どもの治療を支援している団体と交流し、
非汚染地域で病気の子・孫をかかえる家族の話を聞き、交流します。
 
     チェルノブイリ原発視察&民間交流ツアー
 
●日程:2012年9月24日(月)~2012年10月1日(月)
●参加費:1人36万8000円
         (ご夫婦や友人などで2人1室の場合 32万8000円)
※田舎のホテルが小さいので、2日間は2人部屋になる場合もあります。
●定員30人・先着順・最終締切7月末
●お問い合わせ&お申し込み:安全基金(担当:菊池) TEL:048-851-1212
●企画・実施:ジェーアイシー旅行センター
※講演は通訳付き
※帰国後、すぐに記録の無編集DVDを作成し、参加者全員に1枚を差し上げます。
 
 
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┗■5.<テント日誌7/13(金)―経産省前テントひろば 306日目>
 │  警察の厳戒体制の中、人々の怒りと意志は衰えることなく
 │  官邸前~国会正門前~霞ヶ関へと広がって
 └──── (Y・T)
 
7月13日(金) 曇り 夜間雨
 どんより曇った空、蒸し暑いが時折涼しい風が吹き抜ける。金曜官邸前行動は
今日が15回目、10万を超える巨大行動となってからは3回目である。今回は
警察が前夜から特別に警備方針を発表していた。
 2時半頃、テントに向かうため議事堂前駅の3番出口から出てみた。自分の身
長ほどの高さの鉄柵バリケードが車道の端、歩道脇にずらりと並べられている。
檻を思わせる。それが途切れるところからは装甲車が延々と並んでいる。国会脇
の道路にもところ狭しと装甲車・警察車両の列。国会正門近辺をあわせると40
~50台も出ているのか。
 官邸前に通じる国会通りには力ずくでも猫の子一匹入り込ませないとする威圧
的な警察の意志、さらには「決断」で暴走する野田政権の意志を感じる。
 警察は7カ所の抗議エリアを設定し、その枠内に人々を分断し、封じ込めて、
今日の行動を警察の管理下に置こうとしているかのようだ。それが6・29の事
態に驚愕した彼らの巻き返しとして練った策なのだろう。
 
 テントに着くと、大阪から釜日労の友人がやってきた。7・16には釜日労で
バス1台でくるそうだが、その前に官邸前行動に参加しておきたかったとのこと。
 第2テントでは4時から「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリ
ックコメントの学習会が10人程の参加でおこなわれた。参加者の話では情報量
が多くそれを自分の意見としてどうまとめていくかが難しい、もう一度やってこ
なしていく必要がある、という意見が聞かれた。
 テントの前はもういっぱいの人で賑わっている。
 
 何回か官邸前と国会正門前方面に行ってみた。どこも人で溢れかえっているが、
今日は年配者も多いという印象。女川原発反対同盟の人たちと行き交う。拍手で
迎える。
 どうやら今日は国会正門前を意志表現の新たな共同空間として創り出したいと
いうのが狙いなのか。広い歩道に人々がビッシリと埋まり、白い風船の群れが目
につく。 随所で警察の規制・誘導の意のままにはならない、簡単に服従はしな
いという人々の気持ちを感じる。非暴力不服従ということの意味をあらためて問
い直している人も多いだろう。不服従としての人々の意志表現の共同空間・磁場
を創り出していく、そのための創意工夫が求められているだろうし、この創意工
夫に結び付くさらに大きな数の力を創り出していくことが求められているだろう。
 ともかく人々は諦めていず、再稼働への怒りは広がっている。むしろそれは日
と共に深くなっているのだ。6・29以降の対峙関係を持続しながら、着実に地
殻変動は促進されていく。それはより大きな高まりを準備するに違いない。
 金曜行動は大阪・札幌・福岡・名古屋・鹿児島をはじめ、全国14の都市でお
こなわれたという。全国的なうねりとなっているようだ。
 
 この日もテントではお茶と水の補給活動をおこない、経産省正門前でも抗議行
動がおこなわれた。
8時過ぎにはテントの前から正門前には500名程の人が集まっていただろうか。
テントの前でも輪になってドラムのリズムでコールがあり、正門前のコールとが
共鳴しあいながら、大いに盛り上がっていた。9時に終了した後も、テントの前
は人々の賑やかな交流が果てるともなく続く。(Y・T)
 
 
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┗■6.たんぽぽ舎最新パンフレットNo88のご案内
 |  『原発はいらない!』-福島原発事故であきらかになったこと-
 └──── 小出裕章(京都大学原子炉実験所)
 
      目次の紹介
 
1.原子力発電は効率の悪い蒸気機関
2.生み出される膨大な放射能
3.処分できない死の灰(放射性廃棄物
4.放射性廃棄物を管理する時間の長さ
5.機械も人間も事故を起こす
6.原発は過疎地に
7.原子力安全白書
8.起きてしまった福島原発の事故
9.放出された放射能
10.政府が発表した汚染地図
11.福島の汚染状況
12.被ばくか、避難か、どちらを選ぶ
13.本当の被害の大きさ
14.世界は変わってしまった
15.責任を取る、責任を取らせる
16.私の願いと、提案
17.放射能の危険度とガン死の発生率
18.汚染の実態を明らかにする
 
 ※B5判36頁、頒価400円 お問い合わせは、たんぽぽ舎まで
たんぽぽ舎です。【TMM:No1517】
2012年7月14日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
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★1.7月16日代々木公園いよいよ運命のその日が迫ってきました
   「正しい報道ヘリの会」がにぎやかな代々木公園の上空から空撮します
   山本太郎さんがヘリに乗り全首都圏に結集を呼びかけてくれます
   地上から空へ、そして空から全国へと結びます!
                             (正しい報道ヘリの会 広瀬 隆)
★2.首相官邸前抗議行動が大きな成果
   7/13(金)は国会正門前でも盛り上がり-たくさんの人々
   過剰警備の中、たんぽぽ舎・反原発自治体議員・市民連盟も活やく
                                             (柳田  真)
★3.7月13日(金)参加者からの声、いくつか
★4.官邸前デモ 首相ピリピリ 強まる勢い 増すダメージ
★5.<テント日誌7/9(月)―経産省前テントひろば302日目>
   『知らぬ存ぜぬを決め込むな!
   国民は皆んな怒っている野田!・ノダ!・NOだ!!!』
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※7/15再稼働阻止・全国相談会のご案内
 日 時:7月15日(日)13時00分~18時00分
 議 題:第一部 全国各地からの報告
     第二部  再稼働阻止の運動とネットワークについて
          特別報告1.大飯原発と破砕帯
          特別報告2.福島第一原発の現状
 会 場:中央区・浜町区民館 電話 03-3668-2354
          都営地下鉄新宿線「浜町」駅下車A2番出口徒歩5分
 参加費:500円
 
【呼びかけ】
  再稼働反対全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、
 経産省前テントひろば、ストップ再稼働阻止現地アクション、
 たんぽぽ舎
 
 
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┗■1.7月16日代々木公園いよいよ運命のその日が迫ってきました
 |  「正しい報道ヘリの会」がにぎやかな代々木公園の上空から空撮します
 |  山本太郎さんがヘリに乗り全首都圏に結集を呼びかけてくれます
 |  地上から空へ、そして空から全国へと結びます!
 └──── 正しい報道ヘリの会 広瀬隆
 
 神田香織さん(司会)、坂本龍一さん、鎌田慧さん、内橋克人さん、大江健三
郎さん、落合恵子さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さんそしてスペシャルゲスト
として福井県から中嶌哲演さん、福島県から武藤類子さんが来てくださる。
永六輔さんと、小室ひとしさんも参加されるそうだ。
 ヘリコプター(ROBINSON R44)が見えたら、手を振ろう!!!!
われわれのヘリだ・・・みんなの魂で飛ばすヘリだ・・・
今回は一回の飛行です。3人のプロフェッショナルが乗りこみ、メインステージ
集会とデモに向かう人々の勇姿を伝えます。
・ビデオ映像撮影(綿井健陽さん)
・スチール写真撮影(野田雅也さん)
・マイクリポート(山本太郎さん)
▼午後1時15分~2時代々木公園上空撮影
▼午後2時15分ごろ新木場ヘリポートにヘリ着陸
▼午後2時半から、映像配信が始まります。・映像配信IWJ/アワプラTV
 
☆なお、たんぽぽ舎は、ボランティアグループが中心となり、「畳6枚分の大き
さの大横断幕」=「原発やめろ」を作りました。当日、ヘリコプターからも見え
る大きさに近づけました。本当は、人文字が一番なのでしょうが、多人数の混雑
ゆえムリのようなので、「大横断幕」としました。うまくヘリコプターの目にと
まり、撮影されるとうれしいのですが…(柳田 真)
 
 
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┗■2.首相官邸前抗議行動が大きな成果
 |  7/13(金)は国会正門前でも盛り上がり-たくさんの人々
 |  過剰警備の中、たんぽぽ舎・反原発自治体議員・市民連盟も活やく
  └──── 柳田真(たんぽぽ舎・反原発自治体議員・市民連盟)
 
○7月13日(金)夕方18:00から20:00、大飯原発再稼働を停止せよ首相官邸前抗議
行動が、首都圏反原発連合有志-たんぽぽ舎も参加-の主催で、巨万の市民を集
めておこなわれた。(主催者発表15万人、警察発表-前回の2万1千人より下回る)
 たんぽぽ舎は、メールマガジンや、たんぽぽニュースで多くの参加を呼びかけ
て7/13抗議行動の成功に努めました。
 
○前回・7/6(金)「警察の規制」が厳しかったので、参加者の不満が大きく、官
邸から遠く離れた地へ追いやられて、お通夜みたいになったという声をふまえて、
今回は前回以上に警察の規制が厳しくなると予測して、次のような対応策を立て
ました。具体的には、午後6時から8時の抗議活動の活発化をめざして、官邸か
ら離れたいくつかの地(財務省の北側、外務省の北側など角の道路上)で「大型ハ
ンドマイクを複数持参し、しっかりシュプレヒコールをやろう」と決め、実践し
ました。大型ハンドマイク5台、小型ハンドマイク3台、メガホン数個を用意し、
それぞれの場所でガンバった。多くの人が協力して唱和し、警察の過剰な警備
(言論・表現の自由への圧迫だ)の中、元気な空間をつくり出しました。
 主催者は、官邸前のほかに、国会正門前の地をもう1つの重点にして抗議行動
をおこない、大きく盛り上がった(と、たんぽぽ舎のメンバーから報告あり)。
 
○抗議行動終了後の20:00から、たんぽぽ舎と反原発自治体議員・市民連盟の合
同ビラ-原発やめようの学習会、再稼働やめよハガキなどを記載した-4000枚余
のビラ配布と、再稼働やめよハガキの普及活動をおこないました。(20時30分終了)
 
 
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┗■3.7月13日(金)参加者からの声、いくつか
 └────
 
 デモ終了後、19人で経産省前テント広場のすぐそばの居酒屋で今日の総括と、
今後の方向を話し合いました。その要旨を報告します。
 
Aさん(男):今日の私達の活動=「マイクを持参して活発にシュプレヒコール
をやろう」方針はかなり成功した。官邸前から離れた地点でもそれなりのコール
ができた。多くの人が協力し唱和した。
Bさん(女):国会正門前は、一杯の人々が来た(参加した)楽しくできた。参
加した父母にもどんどん喋ってもらった。成功だ。ただ、官邸前のようすが全然
伝わらなかったので、せめて無線を活用して様子を知らせてもらうとよかった。
Cさん(男):機動隊の誘導はケシカランやり方で社会文化会館の方へ人々を流
そうとした。私は逆の方向へ人々を誘導して盛り上げた。
Dさん(男):コールは「再稼働反対」1本のみの感じ(これの反応が大きい)。
しかし、原発止めよ、子供を守れ、放射能はいらない、野田は辞めよ…などもう
少し内容を広げる工夫、努力が必要。
Eさん(女):財務省の坂上で楽器を持ち何人かで唱和を続けたが、盛り上げの
一助を担ったと思う。経産省前テント広場にはたくさんお世話になっている。
Fさん(男):スタッフの若手(の一部)が過剰警備している警察の下請けみた
いな行動が見られた。不快だ。
Gさん(男):若い人たちは経験がまだ少ない。過去の実例にあるように今後、
経験の中で警察の本質を学んでいくという長い目でみてあげよう。助言してあげよう。
Hさん(女):国会議事堂正門前は人数も多く、成功したと思う。
Iさん(男)私も参加して、そう思う(成功)。
Jさん(男):官邸前は正直言って今回はつまらなかった。今後の改善として車
で通る工夫→自動車パレードを考えたらどうか。
Kさん(男):茨城から4週連続して参加している。前回はお通夜的だったので、
今回は自分で小型マイクを購入して持参し、たんぽぽ舎と共に唱和した。一定の
効果があったと思う。
Lさん(女):港区から参加した。地下鉄など、警察の規制がひどかった。「ど
うして通してくれないのか」と抗議した。
Mさん(女):タクシーで国会周辺を通り、声を上げた。
Nさん(男):初期の1000人くらいの共同空間、官邸への意思表示の段階から現
在は大きく発展して何万人もの抗議行動になり、主催者の力量を超えた現状があ
る。今日の警察の過剰規制もある。これだけ大きな行動を実現した成果を生かし、
次は7・29の国会大包囲行動をどう成功させるかーにあると思う。私達の課題で
もある。
Oさん(男):若い人々(グループ)が元気でやっていたが、マイクを持ってい
なかったので、私達の大型マイクを1台貸した。喜ばれた、若い人を育てよう。
Pさん(女):15日(中央区・浜町区民館)、1:00~6:00に開かれる
「再稼働阻止全国相談会」に参加しよう。
Qさん(女):女川原発反対の大きな旗を2本掲げた人々が財務省横を通って国
会正門前へ向かった(午後7時ころ)。私達は拍手で遠くからの参加者を激励した。
 
 
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┗■4.官邸前デモ 首相ピリピリ 強まる勢い 増すダメージ
 └────
 
 毎週金曜日の夜に首相官邸前で行われている関西電力大飯原発(福井県おおい
町)の再稼働に反対する大規模な抗議活動に、野田佳彦首相が神経をとがらせて
いる。参加者の声は政権にじわじわとダメージを与えている。
 抗議活動は3月末に始まった。参加者数が回を追うごとに増える中、首相は6
月16日に再稼働を正式決定した。官邸内では「日本人は熱しやすく冷めやすい」
として、抗議活動はすぐに終わるとの見方が強かった。
 首相は同29日に抗議の声を「音」と表現。再稼働反対を訴える活動を軽視して
いたのは明白だった。
 しかし、その後も抗議活動の勢いは強まるばかり。1960年の日米安保闘争以降、
最大とされる規模にまで膨らんだ。政府関係者は「国民の声に耳を閉ざすような
官邸の様子が毎週末映され、首相はイライラしている」と話す。(後略)
                                        (7/14東京新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌7/9(月)―経産省前テントひろば302日目>
 |  『知らぬ存ぜぬを決め込むな!
 |  国民は皆んな怒っている野田!・ノダ!・NOだ!!!』
 └────
 
 7月9日(月) 曇り後晴れ 大飯原発再稼動8日目(怒)。
 昨夜はテントの泊まり番。先月の16・17日に福井の全国集会に一緒に参加
し、翌18日におおい町の監視テント村まで同行して下さったTさんに初めてテ
ントに泊まって頂いた。帰りの新幹線で大いに語り、その続きを是非テントにい
らして語ろう!と話したところ、テントの泊まり番も引き受けて下さる事になっ
たのだった。
 泊まった感想を聞くと、『いやぁ~このように皆さん泊まっておいでだったの
ですか。寒い冬の間は大変だったでしょう』と仰って下さったが、改めて夢中で
過ごしてきた半年の間にあったことを思い、感慨深いものを感じ取った。
 日曜日の晩は以前から議論が活発でアイディアだけでなくそれを行動にしてき
たものだが、その中に彼が入って下さった事は心強く思える。福井から帰った彼
とはその後何回か連絡を取っていましたが、日ごろは物静かな人でお話も静かに
される方ですが、心の底から大飯再稼動には怒りを表し、福島の人々への思いを
強くお持ちなのです。来週の日曜日の泊まり晩の承諾も得て、日曜日の晩の泊ま
りは磐石?かなと一安心です。
 
 今日は朝から多くの方がテントに訪ねて下さった。一番先に見えたのは大阪の
牧師さんでした。東京での会議にあわせ、以前から一度応援に来たかったと言い
ながらお昼近くまでテントの仲間とお話を活発にしていました。その他、『何も
出来ないのでせめてものカンパを』と言いながらカンパ入れに入れて下さる年配
の女性。その他にも数名が。
 この方は、田中稔氏が『週刊金曜日』(2011年12月16日号)誌上に『最後の大
物フィクサー、東電原発利権に食い込む』と題する記事を執筆・掲載したことの
よる損害賠償裁判の傍聴をされてきたのでした。資料も頂く。原発関連で私服を
肥やし、フィクサーとして君臨してきた白川司郎を追求した記者個人を追い詰め
て、社会的経済的に葬り去ろうとする意図が見え見えの裁判であると怒りを訴え
ていかれました。
 このような提訴をスラップと呼ぶのですが、米国カリフォルニア州では抑制法
があるのだというが、日本ではそれがなく資料には名誉毀損の濫訴が行われてい
るとありました。
又ここでも司法の問題と原発利権の問題なのかとため息が出てしまいます・・・。
 
 午後「7.9外国人労働者・難民申請者による対法務省デモ」が行われた。テ
ントから一路向こうに旗が見え、行ってみると移住労働者・難民の人たちのデモ
だった。頂いたチ
ラシによると、現在日本に在住する200万もの外国人に対する劣悪な労働環境、
それに伴う日本政府の人権無視の政策に抗議してのデモとあった。
250人程でたまたま出会ったフリージャーナリストのSさんに、「随分多いで
すね」と聞くと、「やはり反原発巨大デモで刺激を受け、自分たちの権利は自分
たちで声を上げて主張せねば、という意識が高まっている」と言われた。
 反=脱原発の巨大行動は社会を揺り動かし、社会の隅々まで様々な波紋を広げ、
その結果抑圧されてきた様々な人々の運動が芽生え、台頭し始めているのだ、と
感じる。きっとその中に勝利の方向が見えてくるのだろう、と思いたい。
 
 夜になって関電前行動をおこなっていたメンバーが戻ってきた。5人程でおこ
なっていたところへ、20~30人程の人だかりとなったそうだ。タクシーの運
転手さんが降りてきてその輪に加わったり、年配の男性がマイクを握ってアピー
ルしたりと、これまでと様相は大きく変わったとか。ここにも官邸前巨大行動の
波紋が見える。
 今度の金曜日、官邸前抗議行動がどれだけの広がりを見せるか。大飯原発の3
号機に続く4号機の再稼動が18日と言われている中で多くの人々の参加を期待
しています。さらに17日に経産省で行われる「第19回地震・津波に関する意
見聴取会」において破砕帯の問題を注視するために参加を予定しょうと思ってい
ます。
 
 野田が官邸前の抗議の声を『大きな音』と言って猛スピードで官邸を逃げるよ
うに離れたり、大飯原発抗議の際はゲート前を避け、船でコソコソ裏から原発内
に入る牧野の行動で明らかなように、表を堂々と歩けなくなるほどにお前たちへ
の国民の怒りは更に迸っているのだ。野田・ノダ・NOだ!(F記 )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1516】
2012年7月13日(金) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
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★1.16日(月・休)10万人集会へ準備着々
★2.他県人の命を巻き込む条例に「結果はどうであれ」は、許されない
    都民投票条例に 私は反対した-その理由(都議会議員 福士敬子)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇参加者募集!『2012年広島』 8月4日~6日(2泊3日)
  劣化ウラン兵器禁止全国交流集会
★4.東電新体制が目論む「福島切り捨て」、政治を籠絡し着々と外堀埋める
                 (月刊「選択」2012年7月号より抜粋)
★5.<テント日誌7/12(木)-経産省前テントひろば 305日目>
   7/13(金)~16(月・休)連続行動のお知らせ( Y・T )
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◇サクラパンフ(第9集)発刊のお知らせ
今年のサクラ調査も多くの人の協力で無事まとまりました。例年より少し遅れ
ていますが、全国から寄せられたデータと文章をまとめ、約2週間後に完成の
予定です。カラー4頁を含む約50頁、予価500円。後日続報を出します。
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┗■1.16日(月・休)10万人集会へ準備着々
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 たんぽぽ舎ボランティアスタッフが、この日のためにあらたに、大型の
 横断幕とのぼり旗などを制作中。
 
 たんぽぽ舎、経産省まえテントひろばなどが参加する第4案内カーは、
 あさ11時からの開催です。全国の原発現地からの報告がメインです。
 ご参加ください。けやき並木にブースも出しますのでお立ち寄りください。
 
 ★11:00~ 槌田敦さんのお話、★12:00~ 山崎久隆さんのお話
 ★パレードは13:15ごろ出発予定
 (パレード終了までにかなり時間がかかると予想されます。体調に合わせて
  無理なく参加しましょう)
 
 
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┗■2.他県人の命を巻き込む条例に「結果はどうであれ」は、許されない
 │   都民投票条例に 私は反対した-その理由
 └────(都議会議員 福士敬子)
 
 都民投票条例に今回私は反対した。人々の命も暮らしも奪った地域に、地元
でもない東京が再び原発稼働を押しつける愚を止めたかった。
 3・11の事故の前から原発の危険性は明白だった。私が共同代表として反
原発自治体議員・市民連盟を立ち上げたのは3・11以前だった。また、都議会
で東京の繁華街を通る核燃料輸送について‘03年から3回質問するなど、原発
や核の危険性を訴える活動を続けてきた。
 住民投票をするなら原発稼働の是非を問うものではなく、原発廃止のための
住民投票を求める署名にすべきではなかったかと思う。
 署名を進めた方々は当初、都民投票条例が通れば脱原発になると思っている
ようだった。それは違う。そのうち、「それぞれが自力判断できる人になる」
「自治体の住民が意志を表す責任と権利を行使したい」などと変わった。
 私のところにも同じ主旨のハガキや手紙・メールをたくさん頂いたし、連日
控室にいっぱいの方々がみえた。皆さんの話や参考人(請求代表者)の意見で
は、原発の是非を問う住民投票は世界各国でも行なわれたが、消費地での投票
が実現すれば、世界でも初だと胸をはる。そして「結果はどうであれ」「都民
の意識も変わる」という。
 しかし「考えるチャンス・学習する場」や「都民の意識を変える」ために、
「結果はどうであれ」では困る。投票結果によっては原発稼働となる事態を招
いても良いのか?その時に都民の責任をどう取るのか。そんな危険を冒すこと
に誰も触れない。
 
1000万人中33万人(*)の民意と責任<6月議会から>
 
 都民投票条例が成立して33万人以上が稼働に反対の意思を示しても、都内
有権者は1000万人余。そのうち知事関連票や東電関係を含め数百万票が原
発賛成となる可能性を否定できない。原発反対が勝つ保証はない。世論調査で
も、「電力不足の際には、安全確認された原発を再稼働しても良い」と考える
人が過半数を超えたという結果もある。
 今回の都民投票条例は「さようなら原発1000万人署名」が始まった後に出さ
れ、事前の勉強会もあまりなく、私の仲間も含め、都民投票条例が通れば脱原
発になるという誤解のまま署名が進んだ。残念ながら自分たち仲間以外の想い
を酌み取れていない。なぜ1000万人署名に全力をそそごうとしなかったのか?
 私は石原知事の言う「原発は国策であり政府が決めるべき」という反対理由
も納得できない。しかし陳述人である宮台真司氏が「議会を席巻しているポ
ピュリズムを正すため」「目的は原発をやめることではない」「住民投票の結
果が原発賛成だったら……それでもかまわない」と言うのに対し、住民投票を
進めた人々から異論が出たように見えないのも不思議だと思う。
 結局は、都民投票条例でつながった仲間ができ、条例提案者の「民主主義」
という扇動に自分の想いを重ねた錯覚で終わっていないか心配している。民主
主義とは、多数決だけではなく、他者の意見をも汲み取ることである。被災者
の生活に想いをはせ、投票結果で何が起こるかをしっかり考える必要がある。
 学習の機会なら、つねづね原発推進を公言し、選挙期間中に「大地震は天
罰」「津波を利用して我欲を洗い流す」と発言した石原都知事を260万余り
の票で当選させたことを再度考えるべきだろう。
 今回の都民投票条例は、仮に私が賛成したとしても、自公の反対で条例成立
の見込みはなく、おとなしく賛成しておくという選択肢もあった。しかし、今
回の都民投票条例の問題点をしっかり考え、反原発についての議論を深めるた
めにも、安易な賛成票は投じたくなかった。
(*:都民投票 有効署名数32万3076人/有権者数1071万0254人)
 
(出典:福士敬子レポート 2012年 No.71号より転載)
(都議会議員・福士敬子さんは、市民派・無所属、杉並区選出)
 
 
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇参加者募集!『2012年広島』へ、
 ヒロシマからナガサキへそして福島へ(放射能の恐怖)
 今年も、広島で『放射能兵器』劣化ウラン兵器の禁止と原発・原爆(核兵器)
 の廃止を訴え!交流します。【申込みは7月20日まで】
 
 日程 8月4日(土)~6日(月) 2泊3日
 参加費 1万6千円(2泊7500円×2、集会参加費その他:3000円)
    (交通費(新幹線利用)は各自負担は約35,000円)
 募集人員10名
 行動予定:8/5原水禁分科会へ参加、広島8・6市民集会参加、8/6原爆ドーム
      まえ集会、中電前集会
 
 主催 劣化ウラン兵器禁止全国交流集会
 ★申し込みは、7月20日までに 090-7940-7421 山本へ
  劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク 事務局(たんぽぽ舎内)
  宿泊場所など詳細は申し込み後にお知らせします。
 
 
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┗■4.東電新体制が目論む「福島切り捨て」、
 │   政治を籠絡し着々と外堀埋める
 └────(月刊「選択」2012年7月号より抜粋)

┃六月二十七日、大荒れとなった株主総会を切り抜け、東京電力は新体制に移
┃行した。初の社外登用となった下河邉和彦新会長、「非勝俣ライン」の廣瀬
┃直己新社長の二枚看板で生まれ変わりを演出する一方、実務を固める旧東電
┃勢力は着々と失地回復へと動き始めている。彼らが目論むのは、健全な電力
┃事業を担う「グッド東電」と賠償や廃炉を担う「バッド東電」の分離、すな
┃わち、福島第一原子力発電所事故による「負の遺産」との決別だ。

 
『廃炉費用は軽く十兆円を超える』
 
 東電は福島第一原発事故発生以降、あらゆる手段を通じて破たん回避を模索
してきた。金融機関からの緊急融資に始まり、原子力損害賠償支援機構による
賠償資金の立て替えや企業向けの電気料金値上げを実現。ついには原賠機構を
通じ、国の決議権比率を最低限に抑えながら一兆円もの公的資金を引き出すこ
とに成功した。
 東電は現在、総合特別事業計画に基づき、家庭の電気料金引き上げ、柏崎刈
羽原子力発電所の再稼働に突き進んでいる。値上げも再稼働も東電を黒字化す
るための必須条件だが、これによってすべてが片付くと見る向きは皆無だ。あ
る地方電力幹部は「仮に値上げと再稼働が実現したとしても廃炉や賠償が消え
去るわけではない。この足枷をどうにかしない限り、東電は生き返れない」と
説く。
 廃炉や除染を含む賠償にかかる費用は、実は今も全貌が明らかになっていな
い。特別事業計画上は廃炉費用1兆1510億円、賠償費用2兆5462億円
が盛り込まれている。だが、この二つの費用にはいずれも「現時点で見積もり
は困難」との但し書きがついており、今後も無尽蔵に膨らんでいくことが示唆
されている。
 このうち最も深刻なのが廃炉費用だ。賠償費用は原賠寄稿の立て替えという
抜け道があるが、廃炉費用は今の仕組みではそうならない。爆発によって損壊
した建屋が多く、溶けた燃料を取り出さなければならないという特殊事情を考
えれば、費用は軽く10兆円を超えるとみられる。東電が今も廃炉費用をひた
隠すのは、公にした時点で会計に乗せなければならないからだ。会計に乗った
瞬間、東電は債務超過に追い込まれる。
 だが、これらの負の遺産を放り出せば、東電は息を吹き返すことができる。
バッド東電の分離にこだわるのはこのためだ。バッド東電は国にとってもやっ
かいな存在にほかならない。「国はすでに1兆円の大金をつぎこんだ。バッド
が残るままでは、今後も無尽蔵にカネを入れ続ける恐れがあり、そのカネが戻
ってこないリスクもある」(地方電力関係者)。
 
 
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┗■5.<テント日誌7/12(木)-経産省前テントひろば 305日目>
 │    7/13(金)~16(月・休)連続行動のお知らせ
 └────( Y・T )
 
7月12日(木) 雨のち曇り
 13日(金)から16日(月・休)は、様々な行動と催しが目白押しである。
既にお知らせしてきたものもあるが、もう一度まとめてお知らせしておきたい。
 
((中略) 全文はテントひろばHPからご覧ください
 http://tentohiroba.tumblr.com/post/27070805915/7-12-305 )
 
★再稼働阻止・全国相談会 7月15日(日)13時~ 中央区浜町区民館
 
 皆様におかれましては反・脱原発、再稼働阻止の闘いに奮闘されておられる
ことと存じます。政府と電力会社は、多くの人たちの意思と私たちの阻止運動
を押しのけ、大飯原発を再稼働してしまいました。そして、この後は伊方、泊、
志賀、川内と、次から次と再稼働を進めてくることは必至です。
 さて、7月16日には、1000万人アクションによる10万人集会が、東京代々木
公園を会場にして開催されます。そして、この集会には全国各地で反・脱原発
運動を担っておられる方々が、少なからず参加されます。皆様におかれまして
は、全国的な再稼働阻止の運動が、今こそ必要であるとの認識をお持ちのこと
と存じます。つきましては、この機会に表題にありますように全国各地の仲間
の皆さんと、今後の方向性を相談したく存じます。
 勝手ではありますが、私たち5団体が呼びかけをさせていただきました。ど
うか趣旨を理解し、相談会に参加いただきたくご案内いたします
 尚、当日は各団体・個人あわせて100名程度の参加を想定しております。
 
 日時:7月15日(日)13時00分~18時00分 終了後に参加できる方で交流会
 議題:第一部 全国各地からの報告
 第二部  再稼働阻止の運動とネットワークについて、特別報告1.大飯原発
  と破砕帯、特別報告2.福島第一原発の現状
 会場:中央区・浜町区民館 電話 03-3668-2354
       都営地下鉄新宿線「浜町」駅下車A2番出口徒歩5分
 参加費:500円
 
 【呼びかけ】再稼働反対!全国アクション、反原発自治体議員・市民連盟、
 たんぽぽ舎、経産省まえテントひろば、ストップ再稼働阻止現地アクション
 
 この集まりへの期待が広がっています。今、全国から参加が続々と届いて
 います。北海道、福島、 茨城、東京圏(千葉・埼玉・神奈川)、福井、
 関西圏(京都・大阪・滋賀)、 四国(愛媛-伊方)、九州など。
 
★7/16 10万人集会 代々木公園
 テントひろばは、第4案内カーのステージ正面脇に集合。原宿から最も近い
ところです。(ただし原宿駅は混雑のため使えないかも) テントの旗が目印
です。このステージは11時から集会が始まり(全国の原発現地からの報告が
メーン)、13時半デモ出発です。→明治公園までのコース、たんぽぽ舎等と
一緒です。飲み物・日除け等は予めご用意下さい。携帯はほとんど使えなく
なりそうとのこと。けやき並木にはブースも出ます。テントひろばは、とつき
とおか(十月十日)アクション、原発いらない福島の女たちと共同のブースです。
( Y・T )
 
(メルマガ掲載にもれてしまった7月9日のテント日誌は、テントひろばHPから
ご覧ください http://tentohiroba.tumblr.com/post/27045730328/7-9-303
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