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たんぽぽ舎です。【TMM:No1540】
2012年8月3日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.元裁判官・井戸謙一さんが語る、内から見た裁判所
    見せしめ的差別人事で、もの言う裁判官を冷遇
★2.【広瀬隆さんから】8月19日伊方原発再稼動絶対阻止のための大集会
   in愛媛県松山市(日々雑感Blog)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇8月4日(土)18:30~、会場:札幌市内
 『その時、西風が吹いていたら……、泊原発の廃炉をめざす会講演会』
★4.<テント日誌8/1(水)―経産省前テントひろば 326日目> 
   それでもまだ蝉の声は聞こえるというべきか(M/O)
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.元裁判官・井戸謙一さんが語る、内から見た裁判所
 │   見せしめ的差別人事で、もの言う裁判官を冷遇
 └────
 
(人民新聞7月25日 No.1454)
第三者機関による再調査を! 大飯原発・志賀原発
活断層の上に建つ原発は即時運転中止に
 
【7月1日、エルおおさか(大阪市中央区)で、志賀原発運転差し止め判決
 を書いた元裁判官・井戸謙一さんを招いて、司法の独立がどの程度確保され、
 変化してきたのか?考える集会がもたれた(主催:神坂さんの任官拒否を考
 える市民の会)。
  井戸さんは、2011年に裁判官を退官して、現在滋賀で弁護士を開業してい
 る。1979年に裁判官として任官。金沢地裁で、志賀原発2号機運転差し止め
 訴訟の1審を担当。裁判長として運転差し止めを命じた(2006年)。また、
 参議院定数訴訟(1993年)では、合議体の一員としてで違憲判決を下した。
  現在は、弁護士として「ふくしま集団疎開裁判」(仙台高裁)、若狭原発
 再稼働禁止仮処分事件(大津地裁)、大飯3・4号機定期検査終了証交付処
 分差し止め請求訴訟(大阪地裁)に関わっている。講演から原発訴訟に関連
 する内容を紹介する。(文責・編集部)】
 
▼志賀原発2号機運転差し止め判決
 
 井戸氏は、2002年に金沢地裁に着任した際、提訴から3年が経過してい
た志賀原発2号機運転差し止め訴訟を担当することになり、2006年に運転
差し止めを命ずる判決を言い渡した。志賀原発は最近、敷地内の活断層が確認
されつつある。同判決は上級審で覆されたが、井戸氏が書いた判決の正しさが
証明されたことになる。
 差し止め理由は、(1)北陸電力による地震振動の想定が不十分、(2)想定を越
える地震が発生した場合、多重防護が機能しない、(3)過酷事故が起こる具体
的危険がある、というものであった。
 地震動の想定が不十分とした理由は、3点。(1)邑知潟断層帯が引き起こす
地震の規模の評価が小さすぎる、(2)直下地震の想定が小さすぎる、(3)想定地
震によって生じる原発敷地の地震動の評価方法が合理性を欠いている、という
もの。
 北陸電力は、裁判で、邑知潟断層帯について、(1)個々の活断層が動くこと
があっても、全体が同時に動くことはない、(2)原子炉敷地に最も影響が大き
い断層による地震の規模は、最大でM6.3、としていた。
 ところが、2005年に発表された「邑知潟断層帯の長期評価」(地震調査
研究推進本部)によると、断層帯は1つの区間として連動する可能性があり、
その場合最大M7.6の地震が発生すると予測していたのである。
 北電の当時の主張は、大飯原発再稼働を強行した関西電力の主張と酷似して
いる。東洋大・渡辺満久教授(変動地形学)は、「(大飯原発敷地内にある破
砕帯は)大飯原発周辺にある海底活断層が動くと、敷地内の破砕帯も連動して
動く可能性がある。詳しく調査するべきだ」と話している。
 渡辺教授の懸念は、関電株主総会でも議論になった。脱原発派株主が再三に
わたって再調査を提案したが、取締役会はこれを拒否。その理由も「ボーリン
グ調査をはじめとする現地調査を実施しているから」というもので、当時の北
電の主張とまったく同じだ。「ボーリング調査は、針の穴で地中を突っつくよ
うなもの」(井戸氏)なので、調査地点のすぐ横を断層が走っていてもわから
ないのである。
 
▼電力会社の甘すぎる想定地震動
 井戸氏は、電力会社による想定地震動を越えた地震の事例も紹介した。
1995年1月の兵庫県南部地震(M7.3)では、神戸大学工学部の実験棟
トンネル内の地震計が305.3ガルを記録。電力会社が採用している・・・
 
★続きはメルマガ専用HPからご覧ください★
http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=420
(この記事は人民新聞・編集部より転載許可を得て掲載しています)
 
 
┏┓
┗■2.【広瀬隆さんから】
 │  8月19日伊方原発再稼動絶対阻止のための大集会 in愛媛県松山市
 └────(日々雑感Blog)
 
 愛媛県松山市 で、8月19日に開催される、『伊方原発再稼動絶対阻止の
 ための大集会 』の呼びかけと、
 伊方原発がどれだけ危険なシロモノか、伊方原発の再稼動がどれほどの
 狂気の沙汰であるかが、一発で理解できる様な構成になっています。
 
 http://hibi-zakkan.net/archives/13286551.html
 
 この資料を多くの方に見ていただきたいです。
 周りの人に教えてあげてください。
 西日本全体が、福島以上の惨劇を被る可能性が高いことを!!
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇『その時、西風が吹いていたら……、泊原発の廃炉をめざす会講演会』
 
 8月4日(土)開場18:00 開演18:30~
 会場 北海道クリスチャンセンター (札幌市北区北7条西6丁目)
  TEL 011-736-3388
 テーマ 子どもたちと北海道の未来のため、泊原発を廃炉に!
 講師
  青山 禎一(東京都市大学名誉教授
  海渡 雄一(日本弁護士連合会前事務局長)
 資料代 500円
 主催 泊原発の廃炉をめざす会 http://tomari816.com/home/?cat=3
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌8/1(水)―経産省前テントひろば 326日目> 
 │   それでもまだ蝉の声は聞こえるというべきか
 └────(M/O)
 
8月1日(水) 快晴
 朝方に目が覚めたら蝉《ミンミンゼミ》の声が耳から離れずなかなか寝付け
なかった。いくらか蒸し暑さの増したテントの中だ。 
 そういえば福島ではどうなのだろうかというところに連想は移っていた。放
射線は小動物や昆虫類にも確実に影響をもたらすはずだから気にかかる。以前
に小動物や植物などの異変について調査をしているという話を耳にしたことが
ある。誰かレポートをして欲しいと思う。
 前日(7月31日)に衆院議員会館で毎週金曜日に首相官邸前行動を主催し
ている反原連首都圏委員会のメンバーと脱原発議員の懇談会があった。これは
毎週金曜日の行動に対する国会議員の側の対応と言ってもよかったが、<野田
首相との面談>や<原子力規制庁人事に対する疑念>をめぐる論議がなされた。
議員側は(原発ゼロの会)と(脱原発ロードマップを考える会)等から20人
程が参加していた。どちらかというと民主党議員の多い(ロードマップの会)
の面々は歯切れが悪かった。これは民主党の現状を映しているといえる。
 
 首相官邸前に集まる人たちは再稼働反対の意志表示に駆けつけているのだが、
それは表現の一部であり、その背後に脱原発社会の実現の欲求、不透明で閉鎖
的な政治に対する抗議、現実の社会経済的な不安や不満などがある。無意識も
含めてこの表現されない形の世界と存在が自分を駆り立てていることを知って
おり、またそれらと自己問答をしている。自分にとってだけではなく他者にと
っても切実な社会や未来のことを考えている。これが未だ言葉にならず、どん
なに考えても分からなくなっていくものであってもその問答こそが世界であり
歴史なのだ。次はそこからしか見えてはこない。視界はそこからしか開けない。
 議員たちは彼らが行動しながら自己問答し、自己問答しながら行動している
ことに想像力を伸ばし得ているか。自分たちの言葉の貧しさと部分性を自覚し
えているのか。彼らのアンテナがそこまで伸びていないことに向けられている
視線を感じ取っているのだろうか。でも、大半の議員がこの場にすら出てはこ
ないのだから、ないものねだりをしても仕方がないとも思った。
 朝夕のテントの前は涼しい風さえあればなかなかのものだ。見なれた光景が
日々に変化することに驚きながら座っている。差し入れていただいた風鈴の音
も心地よい。岩手から訪れた女性は盛岡市でも毎週金曜日の行動が始まってい
ることを伝えてくれた。50人位ではじまったが回を重ねるごとに増えていく
とのことだ。全国の各地に毎週金曜日の官邸前行動は波及して行く様だが、テ
ントに届く報告の中でもうれしいものの一つだ。
 「浜岡原発本訴訴訟団」の皆さんがテントを訪れた。中部電力が引きのばし
二年に渡って足踏み状態にあった東京高裁が原告弁護団の強い要求を受け入れ
訴訟進行を決定した。その第一回の口頭弁論がはじまったのである。浜岡原発
の「再稼働前提にした津波対策防潮壁」を中部電力は急いでいるが、これは原
告団の言うように無用のものであり、やめてしまえばいいのだ。みなさんの話
では浜岡原発5号機では海水を引きいれため機器の腐食などが進んでいる旨の
話をきいた。新聞でも少し報じられたことだが廃炉の決断をとあらためておも
った。
全国各地の闘いが繋がって行くことをテントの強い願いでもある。(M/O) 
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1539】
2012年8月2日(木) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.東京地検が告発状を受理、司法記者クラブで記者会見(広瀬隆)
★2.希望と絶望の交錯する今、声を上げることの意味を考える(下)
    原発やめても電気は大丈夫、関電も東電も大丈夫(山崎久隆)
★3.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
   8月25日、twitter中級講座~ツイッターをもっと楽しもう~
★4.新聞・雑誌から
 ◇福島、怒りの聴取会「原発即ゼロ」、政府不信一色
                    (8月2日 東京新聞より抜粋)
 ◇シェールガス革命 日本の課題は「需給以前に原発再稼働」
                    (8月2日 東京新聞より抜粋)
★5.<テント日誌7/31(火)―経産省前テントひろば 325日目>
 大飯を止めろ!規制委人事案NO!、8/3金曜行動 環境省包囲行動も。
                             ( Y・T )
━━━━━━━
◆お知らせ:メルマガ配信コンテンツの専用ホームページができました。
たんぽぽ舎の独自記事・読者からの投稿記事・イベント情報について、
記事ごとに閲覧することができます。http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.東京地検が告発状を受理、司法記者クラブで記者会見
 └────(昨日、広瀬隆さんからのメール)
              (*1日遅れの配信になり申し訳ありません)
 
 本日2012年8月1日、ルポライターの明石昇二郎氏と、私・広瀬隆が東京地
方検察庁に提出していた、東京電力福島第一原発事故の刑事責任を問うた告発
状が、東京地方検察庁に受理されましたので、ご報告します。いよいよ、歴史
的な捜査が始まります。
 これを受けて、本日午後5時30分より、東京地方裁判所内の司法記者クラ
ブにおいて、「福島原発告訴団」代理人の保田行雄弁護士と共に、3人が記者
会見をいたします。
 詳細は、追ってお知らせいたします。草々不一
                      広瀬隆
 
◇8月2日 朝日新聞デジタルより:
『福島の原発事故、捜査開始へ 地検が告訴・告発を受理』
 http://www.asahi.com/national/update/0801/TKY201208010473.html
  東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故をめぐり、東京、
 福島、金沢の各地検は1日、東電幹部や政府関係者に対する業務上過失致死
 傷容疑などでの告訴・告発をそれぞれ受理した。(中略)
  今後、捜査態勢を検討するが、検察内部では刑事立件に消極的な声が多い。
 業務上過失致死傷容疑では(1)原発事故による被害だと断定できるか
 (2)事故の責任を特定の個人に負わせることができるか――などが焦点と
 なり、立件は困難なケースが多いとみられる。
 
 
┏┓
┗■2.希望と絶望の交錯する今、声を上げることの意味を考える(下)
 │   原発やめても電気は大丈夫、関電も東電も大丈夫
 └────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
 
 国の落としどころは15%
 
 2030年時点の原発比率をどうするか、「30年の原発依存度は0%、
15%、20~25%のどれが望ましいか」。国民から直接意見を聞くと称し
てはじめられた「聴取会」は、厳しい意見が続出するであろうと予想される東
京を避け、11会場で行われている。
 中部電力社員の発言「放射能の直接被害で死んだ人はいない」に強い反発が
集まり、中部電力はHPで謝罪をしたが、仙台会場で東北電力役員が発言する
などで「電力の意見聴取会では無い」との異論が続出し、以後は電力関係者の
発表は「辞退」するようになった。
 各会場の発言希望者を原発依存度別に見ると、7~8割が0%、1割強が
15と20~25%に分かれている。12名の発言者をこの比率通り割り振る
ならば、10対1対1が妥当なところだが、現在は6対3対3で割り振られて
いる。最初は3対3対3だったから改善されたとはいえ、意見の比率には合っ
ていない。
 ただし、この配分を見ると落としどころが15%程度という線が見えてくる。
 もし0%ならば、当然ながら核燃料サイクル計画も破棄し、「もんじゅ」を
中核とする高速炉計画も無くなる。
 国にとって最も重要な「最終防衛線」は核燃料サイクル、それもプルトニウ
ムサイクルだから、これが維持できる程度の比率、15%にはそういう意味が
ある。
 20~25%は、明らかに電力など原子力産業向けの見せ札であろう。国は
原発推進を選択肢から消したわけでは無い。といおうとしている。しかしそれ
が実現するとも思っていない。一方では発送電分離など電力再編も視野に入れ
ながら、原発依存度を20~25%にしたいならば、相応の資金投入などが無
ければ無理であり、電力がそこまで出来るとも思っていない。
 0%には電力コストの増大と、火力発電の増加と二酸化炭素削減との両立が
困難要因にあげられている。平たくいえば電力コストがかさみ安定供給に支障
が出るというわけだが、実際に今止まっているのに安定供給に支障など出てい
ない現実が、実証しているということになる。
 あとは、二酸化炭素削減そのものが、本当に必要なのかどうか、気象変動と
の関係についても見直した方が良いだろう。むしろ進めるべきは熱汚染対策で
あり、このためには東京や大阪などの大都市圏においては一次エネルギー消費
を半減させるくらいにしないと追いつかないような熱汚染被害が出始めている
のではないか。
 地方都市はエネルギーの自給構造を構築し、都市部は高効率ないし未利用熱
エネルギーの徹底的な回収技術の導入が必要だろう。隅田川や江戸川河口域に
珊瑚が自生するなどの状況は異常だろう。
 
 断固ゼロを追求するべき
 
 原発が再起動するリスクもさることながら、「もんじゅ」が動き、再処理工
場が動くことになれば、原発の何百倍ものリスクを抱える設備が日本中でまた
動き出すことになる。何のために原発をなくそうとしているのかといえば、地
震大国に原子力施設が危険すぎることなのだから、全体を止めないと意味が無
い。
 六ヶ所再処理工場はマグニチュード9を超える可能性が指摘される北海道沿
岸域に面した海に建っている。内陸だから、海抜50メートルだからといって
巨大な地震動や大津波に襲われない保証などない。まして、再処理工場の真下
に断層が走っている。これが起震断層かどうかなどは余り意味が無い。仮に起
震断層だと断定できなくても、海の下でマグニチュード9クラスの地震が起き、
巨大なエネルギーを受ければずれ動く可能性がある。そうなれば施設も破壊さ
れる。
 福島県内でも、起震断層と思われなかった断層が、東北地方太平洋沖地震の
エネルギーを受けて動いた。地表には落差のある断層が出現した。これが再処
理工場の真下で動くかもしれない。
 これら日本中の原発や原子力施設、東京に最も近い東海第二原発や東海再処
理工場も止めなければ、破局的大災害を繰り返す。
 15%か20%かなどという数値議論に意味はない。0%以外にこの国の
人々が安心できるシナリオはあり得ない。
 むしろ、今すぐ0%と決めて、原子力から安全に撤退する方法をこそ議論す
べき時期なのだから。
 
 
┏┓
┗■3.イベントのおさそい(会場:スペースたんぽぽ)
 │  8月25日、twitter中級講座~ツイッターをもっと楽しもう~
 └────
 
 ★このイベントの詳細はメルマガ専用HPからご覧ください★
 http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=363
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◇福島、怒りの聴取会「原発即ゼロ」、<収束><再稼働>政府不信一色
 (8月2日 東京新聞より抜粋)
 
 東京電力福島第一原発事故で計り知れない打撃を受けた福島県で一日、将来
の原発比率をどうするか、県民の意見を政府が聞く会が開かれた。将来の0%
どころか「すべての原発の即廃炉」を求める声が相次いだ。政府は事故収束宣
言や原発再稼働など県民の心を逆なでしてきたため、政府への不信感や怒りの
声に染まった。(中略)
---インターネットで発言希望を出した九十五人の中から無作為抽出された
三十人全員が一人五分で意見を表明した。
 聴取会は四時間に及び、原発比率の議論より、政府の姿勢を疑問視する声が
目立った。(中略)再稼働問題はほぼ全員が問題視した。「あれだけの事故が
あったのに、もう再稼働させてしまった。失礼だ」「山も森も放射能物質。そ
んな中で再稼働に踏み切った政府に憤りを感じる」などの意見が出た。
 規制委人事でも「また原子力ムラで固めるつもりなのか」と疑問が出される
と、会場から「ふざけるな」の声が一斉に上がった。
 こうした聴取会が単なるガス抜き、アリバイ作りではないかと、根深い不信
感を口にする人も多かった。(後略)
 
 
◇電力会社の姿勢が壁、天然ガスで電気は大丈夫
 シェールガス革命 日本の課題は「需給以前に原発再稼働」
 (8月2日 東京新聞より抜粋)
 
 東京電力福島第一原発の建設にも携わった米・ゼネラル・エレクトリック
(GE)のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)が、英紙の取材に
「シェールガスの供給が増え、原子力に頼ったエネルギー政策が妥当とはいえ
なくなってきた」と語った。シェールガスの供給増は、日本の脱原発の流れに
弾みをつけられるのか。
 
 シェールガスは頁岩[けつがん](シェール)層と呼ばれる地層にたまった天
然ガス採掘技術が二〇〇〇年代に確立し、米国などで本格的に採掘が始まった。
米国内では、十八年には天然ガス全体の生産能力に約三分の一を占める見込み
で、「シェールガス革命」という言葉も生まれている。(中略)
 日本大の円居総一郎(経済学)は「GEのCEOの発言は、感傷的な『脱原発』
ではなく、経営の合理性を考えてのこと」と前置きし、その意味をこう解説す
る。「天然ガスによる発電のほうが、原子力より安全面でもコスト面でも優れ
ている。原子力による発電量は、明日からでもすべてを天然ガスで賄える可能
性すらある」
 LNGの調達価格を現状より下げられる余地もあるという。同教授によると、
日本でLNGの調達にかかる費用は、シェールガスが出回る米国の約六倍とい
う価値。韓国や欧州と比べても、約二倍もの開きがある。(中略)
 ところが、シェールガスの登場でLNGは買い手市場になり、従来の構造は
変わりつつある。(中略)
 円居教授は「原発の稼働が止まれば、電力会社は損失を被る。だから、電力
会社も政府も、原発の稼働ありきでしかものを考えられない」と、政府などが
再稼働を急ぐ理由を指摘しつつ、大手電力の市場独占など構造自体に切り込む
必要性を提起する。
 「現状の仕組みでは、燃料が高騰しようと、電力会社はその負担を消費者に
料金値上げの形で転嫁できる。そうした不合理を改めない限り、国や電力会社
が『シェールガス革命』に正面から向き合うことはありえない」
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌7/31(火)―経産省前テントひろば 325日目>
 │   大飯を止めろ!規制委人事案NO!
 │   8/3金曜行動 環境省包囲行動も(20時半~)
 └────( Y・T )
 
7月31日(火) 快晴
 今日も真っ青な空が広がり、暑い陽射し。けれども風があり、テントの前に
座っていると木陰に心地よい風が吹き抜け、爽やかである。蝉時雨が聞こえる。
 朝から佐賀から来ている高校生と話す。29日から来ていて国会包囲行動を
見学したり、テントでいろいろな人から話を聞いたようだ。彼は沖縄にも、釜
が崎にも行っていろいろ見聞きし、体験してきたそうだ。その行動力に驚き、
頼もしさを感じる。けれども人々との関係や社会との関係を切断して自己中心
的世界へ逃げ込みたくなるという彼の言葉に、この何十年間多くの若者達がく
ぐり抜けてきたのと同じような揺らぎを感じ、かえってみずみずしい。これか
ら静岡の親戚の教会キャンプに行くと言って、元気に出かけていった。
 台湾の公共放送のTV局がインタビューにやってきた。日本のNHKにあたるよ
うなものらしい。29日の国会包囲行動から取材に来ているという。テントの
成り立ち、テントの目的と存在意義、経産省との関係、福島とのつながり、再
稼働について等々聞かれる。最後に、韓国、香港、中国からのメディも取材に
よくきていること、反原発運動団体も来訪されていること、台湾での大規模な
反原発住民運動も注目されていることを述べ、東アジアでの反核・反原発の連
携が生み出されていくことを希望しているとアピールした。
 夕刻からは首都圏反原発連合主催の国会議員との対話集会が開催される予定
となっている。超党派の「原発ゼロの会」に加えて、民主党の「脱原発ロード
マップを考える会」も参加するそうだ。菅グループが大飯原発再稼働や規制委
人事問題にどのような考えと態度を示すか興味深かったが、他用があって参加
することができなかった。
 規制委人事は来週早々にも国会採決になると言われている緊急の問題である。
8月3日の金曜行動に際して、20時半から環境省包囲行動が計画されている。
テントもその主催に加わっている。官邸前、国会正門前、経産省正門前・別館
前での諸行動のあと、環境省包囲行動に合流して、規制委人事案にNO!原子力
ムラを入れるな!という大きな行動を実現したい。 ( Y・T )
 
 ★8月3日(金) 金曜行動
  [官邸前 国会正門前 経産省正門前  経産省別館前]
  20時半~ 環境省包囲行動
 ★8月7日(火) テントクリーンアップ大作戦 
  この日は霞ヶ関村の大掃除の日です。テントも抜本的なクリーンアップと
  夏模様替えをおこないます。そのためには多くの人手が必要です。
  是非多くの方のご協力と参加をお願いします。
   午前9時集合 丸一日の作業を予定。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1538】
2012年8月1日(水)その2地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.東京電力の数々の証拠隠滅が続く中で
   再度、東京電力の犯罪事実を告発する
                 告発人 槌田 敦
★2.メルマガ読者からのお便り
   ◎原発は経済的に「正当化難しい」
    米GEトップ、英紙に語る-天然ガスが非常に安くなり…
★3.国民的議論のやり直し要求  脱原発首長会議
★4.<テント日誌 7/30(月)―経産省前テントひろば 324日目>
   また一週間が始まり穏やかな日常の霞ヶ関
   爽やかに吹く風 その中にある危機
━━━━━━━
※8/3(金)首相官邸へ抗議に行こう-たんぽぽ舎も参加します
【日 時】8月3日(金)18:00~20:00 予定
【場 所】首相官邸前
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志
首相官邸への道順は、経産省前テントひろば(日比谷公園の近く)から行くコー
スをおススメします。
 
 
┏┓
┗■1.東京電力の数々の証拠隠滅が続く中で
 |  再度、東京電力の犯罪事実を告発する
 └──── 槌田 敦
 
東京地方検察庁 御中
                                                  告発人  槌田敦
 
 私は、福島原発事故1周年が近づいているのに検察が何らの動きを見せないこ
とに不審を感じて、本年3月7日付けで貴庁に告発状(1)を送りました。しかし、
「誰がどのような障害等によって死亡するに至ったのか」などが不明との理由に
より3月28日返送されてきました。
 私は、科学者として事件の原因などについて意見を述べることはできますが、
具体的な被害調査は不可能であり、それは検察庁の仕事であって私は原因究明の
お手伝いをするだけであると本年4月28日付け告発状(2)で述べました。
 このようにして事故から500日が過ぎました。貴庁は何の動きもしていません。
その間に、東京電力は数々の証拠隠滅をしています。残念ですが、日本の検察は、
日本国民の守護ではなく、東電を含めた国家官僚組織の番人であるとの疑いを濃
くしました。
 今回も無駄かとは思いますが、もっとも重要と考えられる犯罪事実について、
以下のように補充いたします。
 
   東京電力の告発補充書-吉田所長の重大な過失が福島県民をヒバクさせた
 
告発状(2)の5、6の補充
 吉田所長らは、3月14日、2号機の圧力容器に海水を注入するため、圧力容器
の減圧を目的にして逃し弁を開放した。その結果、圧力容器の冷却水をさらに失
うことになっただけでなく、圧力容器の高圧水蒸気が格納容器に流れ出ることに
なって、格納容器の圧力は上昇し、格納容器の破裂が心配された。そこで3月15
日格納容器をベントした。
 大量の放射能を含む水蒸気は、排気塔より大気上空に放出され、折からの東南
の風に乗って、浪江町、飯舘村などを襲うことになった。しかし、東電は、この
放射能の大量放出と風向きを住民に知らせなかった。そのため多数の住民が高線
量の被曝をすることになった。これが福島県民を襲った最大の災害である。
 ところで、東電は「2号機ではベントできなかった」と主張し、発電所内での
放射能流出経路をあいまいにしている。しかし、3月15日、発電所から30キロも
離れた地域が高汚染したのに、発電所内の線量が全員避難のレベルでないことは
放射能の排気塔から上空への放出であり、排気塔への流出は排気塔につながる格
納容器のベントであって、格納容器の破損による建屋内での放出ではないことを
示す。
 よって、2号機について、5.圧力容器逃し弁の開放と6.格納容器のベント
が福島県民被曝の主な原因であり、折からの南東の風を承知しながら、この事実
を住民に知らせず、大量被曝させた東電の事故対応は重大な過失(業務上過失)で
ある。       以上
 
 外にも補充すべきことは多数ありますが、告発状(1)および(2)のように突き
返されるのでは詮ないので上記のみに止めます。
 
 
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┗■2.メルマガ読者からのお便り
 |  ◎原発は経済的に「正当化難しい」
 |   米GEトップ、英紙に語る-天然ガスが非常に安くなり…
  └──── (Mさん)
 
たんぽぽ舎へ
とてもためになるニュースを「共同通信」より読みましたので、広めたいと思い
投稿します。
 
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  米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフ・イメルト最高
経営責任者(CEO)は、30日付の英紙フィナンシャル・タイムズのインタビ
ューで、原子力発電が他のエネルギーと比較して相対的にコスト高になっている
と指摘し「(経済的に)正当化するのが非常に難しい」と語った。
  発言の背景には、東日本大震災の影響で原発に関わるコストの上昇が見込ま
れる一方、技術の進歩で地中深くの岩盤から採取される「シェールガス」の増産
が進んで、天然ガスの価格が10年来の安値水準を続けていることがある。
イメルト氏は「天然ガスが非常に安くなり、いずれかの時点で経済原則が効いて
くる」と述べて、原発が経済的に見合わなくなる可能性を示唆。「世界の多くの
国が(天然)ガスと、風力か太陽光の組み合わせに向かっている」と述べた。
 GEは電機メーカーとして原子力発電の普及を担ってきた。現在も日立製作所
と組んで原子炉メーカー世界大手の一角を占めるが、原発事業はGE全体の売上
高の1%にも満たないという。
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┗■3.国民的議論のやり直し要求  脱原発首長会議
 └────
 
  「脱原発をめざす首長会議」は31日、東京都内で記者会見し、エネルギー基
本計画策定に向けた政府の「国民的議論」の抜本的見直しを求め、政府に提言し
たと発表した。「脱原発」を推進する外国の「緑の党」関係者も同席し、日本政
府の意見集約のやり方を疑問視した。
 政府は、2030年時点の原発依存度について3つの選択肢を示した上で、各地で
の意見聴取会や世論調査などを通じて国民の意見を集めるとしている。
 提言では、これまでに開催された聴取会が「国民の信頼を失った」と指摘。
「国民的議論」の在り方を、福島第一原発事故で大きな被害を受けた福島の再生
を基本理念に据えて見直すように求めた。
 会見で、ドイツ「緑の党」連邦議会院内会派副代表のベーベル・ヘーンさんは
「『原発比率15パーセント』を落とし所にしようという日本政府の意図が見え見
え」と批判。「市区町村から変えることに可能性がある」と首長会議に期待した。
 韓国「緑の党」運営委員の徐(ソ)さんは「日本政府のやり方には、心を込め
て国民の声を聞くという姿勢が感じられない」と話した。
(2012年8月1日東京新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.<テント日誌 7/30(月)―経産省前テントひろば 324日目>
 |  また一週間が始まり穏やかな日常の霞ヶ関
 |  爽やかに吹く風 その中にある危機
 └────
 
 昨夜は国会議事堂前の興奮のままテントの泊まり番の皆さんの話は尽きずに弾
みました。その中、佐賀から抗議行動に参加し泊まった高三の学生が、見るもの
聞くもの新鮮な一日の終わりに我々おじさんの話に目を皿の様にしながら聞き入
っていたのがテントとしてとても新鮮でした。初めての抗議行動。その全てを自
身で体感したわけではないのですが、自分の体験を更なるものにしようと『そこ
では何がありましたか?それはどうしてですか?』と矢継ぎ早の質問を僕たちに
浴びせるのでした。その熱気は夜の空気も冷ますことなく、いささか寝苦しい朝
となりました。
 
 一通りの朝の作業と前日の片付けを済ました頃、椎名さんがテントに到着した
ので早速その高校生を紹介しました。佐賀から一人で来た事。昨夜の興奮を語る
彼を見ていて、若者に対する期待感を感じると共に、この世代いやそれに続く未
来へ対しての責任を強く感じてしまうのは僕だけではありませんでした。
 
 午後になりHさんがテントを訪れ、昨日の国会前で逮捕された二名の応援に中
央署、麹町署に行ってきたとのことでした。当然本人には面会できない訳ですが、
救援センターの弁護士さんにお会いしたそうで、少しは逮捕時の状況を聞くこと
が出来たとのことだったので教えて頂きました。
 逮捕は規制線が破られる前、もしくはほとんど同時だったようです。逮捕した
のは私服公安で、強引に連れ去られたというより同行して行ったという感じだっ
たそうです。真偽は定かではないのですが、もし規制線が破られた後だとしたら
そんなに悠長な逮捕とはならないのではないかと思いました。話を聞くにつれ益
々不当逮捕の匂いがしてきます。その話をしている時にサイクリングスーツをま
とった男性がテントを訪れ、原発関連会社の株の話をしていかれました。詳しく
は聞き漏らしてしまいましたが、今の株安に少なからず影響があるとのことだっ
たようでした。また来て下さるとのことでしたのでいずれ詳しくお聞きしたいと
思っています。
 
 連日の疲れのためか昼寝をしたのですが、日差しは強いものの、風通しを良く
したテントに時より吹く風は爽やかで、見上げれば青い空にぽっかりと浮かんだ
いくつかの雲。それだけを見れば何でもない風景であり、3.11前の日常その
ものです。しかしその風に、空に、目には見えない放射能がと思うとやはり尋常
ではいられない気持ちにさせられますし、その恐怖の中で暮らす福島への想いを
今更ながら致さざろうを得ないのです。
 
 そして大飯3・4号炉を再稼働させた今の霞ヶ関、永田町の空気は風雲急を告
げています。どんな思惑があろうとも、今、なぜこの時期に「田中俊一」を原子
力規制委員会の委員長にしようとしているのか?なぜ原子力ムラの中心人物であ
る者をそこに据える人事を強行するのか?人間少しは遠慮というものが有るので
すが、その配慮をあえてしないでわざわざそれをする今の流れは国民を愚弄する
もので、形振りかまわないその醜悪さには吐き気さえ覚えてしまいます。今まさ
にある危機です。目の前の危機です。とてつもない暴挙にテントも備えなくては
なりません。
 
 夜になって月曜日恒例の「関西電力東京支社」再稼動絶対撤回の抗議が行われ
ました。新たな幟をゴザに手書きして作りましたが、それには「このビルの9階
には関電東京支社」と書いて、通りかかる皆さんへ抗議をより理解して頂くもの
としました。効果があったようでした。
 テント内では正清さんとSさんとが政府・官僚のもたらす危機的状況の中でそ
れをどう打開していくかの議論を続けています。テントが今の政治状況とどう絡
んでいくか、規制委員会人事の阻止をどのようにしていくか。喫緊の課題はこれ
であるとの認識には僕も同意できるものでした。 
 そこへ「右デモ」がテントの前を通りました。共に脱原発を願う気持ちは同じ
でありその思いは尊重できても、どうしてもその隊列には馴染まないでいる自分
は少々複雑な気持ちで見送るのでした。
それでも、例の高校生がしばらくしてやはり興奮しテントに戻ってくると、『あ
れはどのような人たちなんですか』とまたまた質問です。少しだけ参加し参加者
と話をしたようで、話をした若者にはあまり右との意識はなかったようだと言っ
ていました。隊列の先頭にいる日の丸を持つ姿にはオリンピックのそれと変わり
ないイメージなのだろうかな、とその話を聞きながら思うのでした。
 いずれにしても若い方たちが思いの丈を主張し、行動するそれについては大い
に期待もし応援したい気持ちではあるのですが、その中にある危うさ、脆さをも
感じるのは単に僕が歳を取ったせいなんだろうなと、自問自答しながら彼の高潮
した顔を眺めるのでした。( F記 )
たんぽぽ舎です。【TMM:No1537】
2012年8月1日(水) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.7.29国会包囲に参加して
   焦点の規制委員人事でアピールできた
   国会前では多様な表現の人々で高揚感を味わった
            斎藤なぎさ (たんぽぽ舎ボランティア)
★2.反原発連合 議員と初対話:菅氏「行動、効いている」
★3.規制委員人事への反発、民主党内で強まる
   「ミスター原子力ムラ」「真の組織を」…鳩山由紀夫氏ら
★4.<テント日誌7/29(日)―経産省前テントひろば 323日目>
   全国から多くの人が集まって行われた国会包囲行動、
   これから、一人一人の思い・行動の真価が問われる局面へ
━━━━━━━
※8/2(木)18:30開場 19:00開会 参加費800円
   『子供を守る闘い-チェルノブイリと福島』
 講師:向井雪子さん(チェルノブイリこども基金代表理事)
  会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
━━━━━━━
※訂正です。
7月31日発信の【TMM:No1535】で、「1番-8月の予定」で参加費のミスプリが
ありました。
 8月25日(土)◎14:00~17:00、参加費500円(誤)
 『ツイッター中級講座』 講師:森本祐次さん、
参加費は、1000円です。訂正致します。
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┗■1.7.29国会包囲に参加して
 |  焦点の規制委員人事でアピールできた
 |  国会前では多様な表現の人々で高揚感を味わった
 └──── 斎藤なぎさ (たんぽぽ舎ボランティア)
 
○ 今回の抗議行動では、新たに規制委員会の人事に対する批判を加えた横断幕、
プラカードを用意し、シュプレヒコールを上げた。経産省前テント広場から国会
議事堂へ向かう交差点で、「原子力ムラで固められた規制委員会のままでは次々
と再稼働されてしまうだろう」と、その危険性を訴えた。浴衣を着た外国人男性
が同様のプラカードを掲げ賛同し、皆も熱心に話を聞いていた。この場で、差し
迫った問題を提起できたのは良かったと思う。用意した再稼働反対のハガキやチ
ラシが、あっという間になくなり、欲しいという人に渡せなかったのが残念であった。
 
○ 夜のとばりに包まれると、人々はライトやキャンドルを手に国会議事堂前を
埋め尽くした。仲間の男性が、光るイヤリングを手作りして配っていたので一つ
拝借した。目の前では、白い防護服と黒い防毒マスクを身に付けた男女と子供が、
黄色いドラム缶を叩いてミュージックパフォーマンスを繰り広げていた。「再」
「稼」「働」「反」「対」と電光掲示板を掲げている人もいる。浴衣姿の外国人
も日本人もたくさん見かけた。ウィンブルドンテニス会場で目にするような派手
な帽子を被った女性もいた。脱原発という一つの目標に向かいながら、ひとりひ
とりが工夫を凝らし知恵を絞り国会議事堂前に集うのを見て、美しいと感じた。
まだ脱原発を達成していないにも拘わらず、高揚感を味わった。
この分では、脱原発に日本が舵を切った暁には、国会議事堂前で祝賀花火を上げ
たくなるだろうと考えながら帰途についた。
 
 
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┗■2.首都圏反原発連合 議員と初対話:菅氏「行動、効いている」
  └──── 
 
 首相官邸前で脱原発の抗議行動を主催しているネットワーク「首都圏反原発連
合」の13人が31日、衆議院第一議員会館で、民主党の「脱原発ロードマップを考
える会」、超党派の「原発ゼロの会」の国会議員計十数人と初の対話集会を開いた。
 同連合から野田佳彦首相との面会を求める声が続出。考える会顧問の菅直人前
首相は電話で野田首相と話したことを明かし「皆さんの行動は非常に効いていま
す。多少一般論かもしれないが、(野田首相には)『そういう皆さんと会って話
を聴くことはやぶさかではない』と言っていただいた」と話した。
 同連合は大飯原発の稼働停止と全原発の再稼働中止も要請。原子力規制委員会
の人事案について「原子力ムラの人に決まれば、5年間は政府に抗議しても何に
もならなくなる」と撤回を求める声が相次いだ。
 ゼロの会の阿部知子衆院議員は「推進側だった人が委員になるのは容認できな
い」と答えた。(2012年8月1日 東京新聞より抜粋)
 
 
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┗■3.規制委員人事への反発、民主党内で強まる
 |  「ミスター原子力ムラ」「真の組織を」鳩山由紀夫氏ら
 └────
 
 政府が提示した原子力規制委員会の国会同意人事案に対し、民主党内を中心に
反発が強まっている。同党の鳩山由紀夫元首相のグループは31日、初代委員長候
補の田中俊一・前原子力委員会委員長代理の差し替えを求める声明を出した。
 声明は田中氏を「ミスター原子力ムラの人物」と批判。規制委人事は「原子力
ムラと決別し、真の規制組織を作るという政府の姿勢が現れたものでなければな
らない」として、政府に再考を求めた。
 民主党を含む超党派で脱原発を訴える議員でつくる「原発ゼロの会」も31日、
田中氏が委員長代理を務めていた原子力委で、電力事業者との秘密会議が常態化
していたとの指摘があることなどを問題視し、再考を求める声明を発表した。
 31日に開かれた民主党の環境部門会議と原発事故収束対策作業部会の合同会議
でも田中氏について「なぜ『原子力ムラ』の人を選んだのか」と批判が出た。
(後略)(2012年8月1日東京新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.<テント日誌7/29(日)―経産省前テントひろば 323日目>
 │  全国から多くの人が集まって行われた国会包囲行動、
 │  これから、一人一人の思い・行動の真価が問われる局面へ
 └────
 
 この日は、首都圏反原発連合の主催で15時30分~日比谷公園で集会が開かれ、
16時~デモ、その後19時~国会包囲行動が予定されていた。16時頃に新橋駅に着
き、日比谷公園経由でテントへ向かおうと東電方面に向かって歩いていると、遠
くの方から威勢のよいドラムの音が響いて来た。東電前本社前まで来ると、最初
のデモの梯団がさしかかっていた。ドラムの音に合わせ、「原発いらない」「福
島救え」とコールをしながら、勇ましく行進している。日比谷公園の方向に向か
って歩みを進めながら、順々に通り過ぎるデモ隊の隊列を確認すると二番目の梯
団にテントのスタッフの人達と「原発いらない福島の女たち」の皆さんがいらした。
 福島の女たちは、揃いの黒の着物に赤い襷、笠を身にまとい、「かんしょ踊り」
を踊りながら行進していた。その後も日比谷公園から、続々とデモの隊列が続い
ていたが、ドラム隊の後にかんしょ踊り、その後には、地方の組合・たんぽぽ舎
・市民デモのグループが続く。まさに「原発反対」というテーマの下に、様々な
人達・グループが参加している超大規模デモという様相で、壮観だ。
 日比谷公園に着き、集会場所の中幸門から中に入ると、暑い中、デモの出発を
待つたくさんの人達でごった返していた。公園の奥の方に進んでも、人また人。
今年の3月11日に行われた国会包囲の時と比べても明らかに数が多い。デモ隊が
全てスタートするまで相当時間がかかる事が想像されたが、少しだけコールに参
加してから、デモには参加せず、テントへ向かった。テントへ着くと、テントに
残っている方達が、参加者の方に水を配る準備をされていた。デモのコースを確
認しながら、デモ隊の到着を待っていると、暫くしてデモのゴール地点の日比谷
公園のかもめ広場に着いた人達が、テント広場の反対側の歩道を国会議事堂方面
へ続々と上って来た。テントで水を用意しているので、給水してから、国会議事
堂へ向かって下さいとトラメガを使って呼びかけると、多くの方達がテントに寄
って下さった。その後も続々と国会議事堂へ向 かう人達の列が続き、国会包囲
の開始時間19時まで人の列が切れ目なく続いた。
 この日の参加者数は、主催者発表で20万人。日本全国から原発を止めたい、福
島を救済したいという思いの多くの人達が集まった。テントにも本当に多くの方
が寄って下さり、福島、佐賀、青森、愛知から来られた方が宿泊された。深夜、
見張り番をしながらテントの外で話をしていると、デモでドラム隊に参加してい
た方達が訪れてくれ、朝までテントの外で語りあった。
 毎週金曜日、首相官邸前に10万人以上の人が集まり、首相官邸や国会議事堂の
周辺に抗議のために10万単位の人が集まる事が珍しくない状況となっているが、
この国の政府は人々の声を無視し、規制委員会の委員を原子力ムラから選び、関
西電力は、大飯原発の活断層の調査を原発関連企業の子会社に委託するという。
利権集団の原子力ムラは道理を引っ込め、恥ずかしげもなく堂々と出来レースを
進めようとしている。これからが正念場。多くの人の思いをどうやったら原発を
止める事に結びつける事が出来るか、放射能から子供たちを守る事が出来るか、
福島への賠償をさせる事が出来るか、首相官邸前、国会議事堂周辺に集まった一
人一人の思い・行動の真価が問われる局面に入っていると思う。
 最後に、金曜日の首相官邸前に抗議集会と国会包囲行動を主催してくれた「首
都圏反原発連合」のスタッフの皆さんの努力に心から感謝の意を表したい。
 「いつもありがとうございます。これからもお互いに無理をしない範囲で、頑
張りましょう。」 (Toku-san)
 3時半からの大集会に先立って、「一票一揆 女が変える!政治もくらしも原
発も」の集会がかもめ広場で2時からおこなわれた。揃いの黒い着物に赤い襷を
した女たちをはじめとして150名ほどが集まった。発起人のShut泊p泉さ
ん、福島から武藤さんをはじめお馴染みの人たちに加えて初めての参加という人
たちも次々と発言。そして四国の四万十川地域から来られた方が「メルトダウン
ブルース」を歌い、みんなで唱和。その後噴水のまわりをカンショ踊り、そして
そのまま踊りながら公園内を周り歩いて集会場へ、デモ出発口に近いところに陣
取った。デモ出発までの間も踊りは続いた。
 7時前に国会正門前に向かう。六本木通りに沿って歩き、正門へと正面に向か
う道路の入り口で警察が人を入れまいと規制していたが、かいくぐって入り歩道
を議事堂方面に歩く。とその時、前の方で人々が歩道から車道へと溢れだし、み
るみる広い車道に人々が広がり、人々で埋まっていく。中程まできていた車は立
ち往生。国会正門前は、歩道から車道まで人々で埋まり一つの大きな解放区=広
場へと化した。その後ろには議事堂が黒々したシルエットを描き、それを背景に
してたくさんの旗や幟旗が翻り、広場を人々がビッシリと埋め尽くしている。そ
してドラムの音が力強くリズムを響かせ、それに合わせて踊る人たち、再稼働反
対!大飯を止めろ!野田ヤメロ!のコールは津波のように広がる。
 写真でみる60年安保時の光景を甦らせる。国会正門前をこのように人々が埋
め尽くしたのは半世紀ぶりであろう。6月26日には官邸前の国会通りを人々は
埋め尽くし広場と化した。そして今日7月29日には、国会正門前を人々は埋め
尽くし、広場と化した。この1ヶ月を象徴する二つの事柄であった。歴史に残る
1ヶ月であったが、扉は一つ開けられた。ここから反=脱原発運動の新しい歩み
が始まっていく。 (Y・T)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1536】
2012年7月31日(火)その2地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
 
                               転送歓迎
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★1.伊方原発止めよう・連帯ツアーのおさそい
               (主催 たんぽぽ舎・伊方連帯ツアー担当)
★2.【傲慢な東電とたたかう3カ条】と【電気料金仮払いの呼びかけ】
   <7.16 10万人集会での提案から>(槌田 敦)
★3.新聞・雑誌から
 ◇原子力規制委 「ムラ人事」ではだめだ。(7月31日 東京新聞より)
 ◇東電の会議映像、公開は名ばかり  (7月31日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
 
 
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┗■1.伊方原発止めよう・連帯ツアーのおさそい
 │  ストップ伊方原発再稼働 とめよう大飯原発
 │  8月19日~20日 松山集会と全国相談会のご案内
 └────(主催 たんぽぽ舎・伊方連帯ツアー担当)
 
◆8月19日(日)松山行動in愛媛
・午後1時~2時半 集合:城山公園(堀之内)ふれあい広場
 「想いをこめて1分間スピーチ」、伊方現地とともに、他
 
・午後3時30分~4時
 県庁と四国電力原子力本部 同時包囲行動
 (黄色い布にメッセージを一人一人の思いをひもでつないで、
  県庁・原子力本部に)
 
・夜6時半~9時 松山ユースホステル会議室にて、全国ネットワーク
 づくり相談会
  1、各現地の再稼働をめぐる動きと運動の現状について
  2、再稼働阻止全国ネットワークの具体化について
 
◆8月20日(月)
・朝9時~12時 前日の相談会の続き
・12時半~17時半(オプション)
 伊方原発現地バスツアー(有料、料金は参加人数による)(前回は3000円)
 
※夏の混雑時につき、往復の交通手段・宿泊先など、各自で手配をお願い
 します。手配・予約が済み、集会参加可能になられた方は、たんぽぽ舎
 または青山(090-8455-2512)まで早めにご連絡下さい。
 
 
┏┓
┗■2.(再掲)
 │ 【傲慢な東電とたたかう3カ条】と【電気料金仮払いの呼びかけ】
 │  <7.16 10万人集会での提案から>
 └────(槌田 敦)
 
【傲慢な東電とたたかう3カ条】*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 
[1]被害者救済は、民法709条による故意・過失の損害賠償で
   原子力損害賠償法による東電の無過失責任に騙されるな
 
[2]放射能汚染の除去にも、汚染者負担の原則
   処分費用は東電の負担、加えて処分場は原発敷地に高層倉庫を
 
[3]原発事業は株主総会決議。原発の損失は株主が負担すべきもの
   発電所など資産売却で支払わせる。利用者負担は筋違いだ
 
 
【 電気料金仮払いの呼びかけ 】*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 
 1)準備:料金引き上げに備えて、まず銀行自動払込を中止する。
 2)仮払い金額の計算:東電の引き上げ請求額から、原発損失の株主負担分
   を減額する。ここで、株主負担分として、減額は、仮に月額1,000円と
   する。株主負担分が確定した段階で清算させる
 3)送金方法:送られてきた払込取扱票をパソコンでカラーコピーする。
   原票は保存。コピーで作成した払込票も有効だから、この送金額を二重
   線で消して、1,000円減額した送金額を書き込み、訂正印を押し、郵便
   局窓口に提出。この方法は、東電指定の支払期日まで原票をコピーして
   何度も使える。
 4)通信欄:仮払いであることを明記し、東電に対する意見を書く。
   たとえば、「原発損失は株主負担。これを除いて料金請求願います」
   コピーによる1円送金でも、手数料は東電負担。つまり、通信は1円で
   できる。
 5)東電の対抗手段(例):郵便払込票を送付せず、コンビニ払込票だけにす
   ることがある。しかし、「払うといっているのに、受け取らないつもり
   か」と電話すれば、元どおりの郵便払込票が送付されることになる。
 6)送電停止通知、送電停止、損害賠償請求、裁判など:状況に合わせて対処
 7)停電被害を避けるために:送電停止通知は多くの場合は脅しだから、無
   視する。しかし、停電されそうなら請求額の1,000円は払う。だが、
   次月分でこの分を加算して、2,000円減額の仮払いとする。
 8)この方法は、デモには行けないけれど、郵便局には行ける人の抗議行動
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇原子力規制委 「ムラ人事」ではだめだ
 委員長候補・田中俊一氏は原子力ムラの村長さん
 (7月31日 東京新聞より抜粋)
 
 政府が新たに発足させる原子力規制委員会の人事案を国会に提示した。顔ぶ
れを見ると「原子力ムラ」との決別はとても期待できない。選考過程も密室で
決まってる。ゼロから見直しすべきだ。
 
 原子力規制委員会の設置は福島原発事故の反省を踏まえて、原発推進を目指
す原子力ムラ勢力から脱却した規制機関をつくることが、そもそもの目的だっ
た。(中略)
 委員長はじめ委員は五年の任期中、破産した場合などを除いて罷免されない
など、委員会は国家行政組織法第三条に基づく高い独立性を付与されている。
だからこそ、委員たちが本当に独立した人材であるかどうかが決定的に重要な
ポイントになる。
 ところが今回、委員長候補である田中俊一氏の経歴を見ると、とても原発政
策について中立、独立の立場の人間とは思えない。国の原子力政策を推進して
きた原子力委員会の委員長代理を務めたほか、核燃料サイクルの推進研究をす
る日本原子力研究開発機構の副理事長でもあった。
 福島事故の後、住民が帰還する汚染基準について楽観的な高めの数字を主張
するなど、識者からは「田中氏は原子力ムラの村長さん」という批判も出てい
る。(中略)他の候補者はいなかったのかなど、まったく不透明だ。(中略)
 人事案の最終決定は国会が同意するかどうかにかかっている。ところが、事
故調報告を受けた国会は民主、自民両党の反対で黒川清事故調査委員長の国会
招致さえ決まらない。今回の人事が原発政策の大本を決めるのは間違いない。
国会は事故調の提言に沿って委員選考をやり直してほしい。
 
 
◇東電の会議映像、株主訴訟原告が反発
 公開は名ばかり、市民の目での検証不可欠
 (7月31日 東京新聞より抜粋)
 
 福島第一原発の事故で東京電力本店と現地対策本部を結んだテレビ会議を記
録した映像の来月公開をめぐり、東電株主訴訟の原告が「公開は限定的で、
チェックは困難」と反発を強めている。枝野幸男経済産業相は公開方法の改善
を行政指導したものの、事故検証に不可欠として映像の全面公開をあらためて
求めた。
 
 証拠の安全を地裁申し立て
 
(中略)東電が八月六日から五日間で報道向けに公開する映像は、昨年三月
十一日夕から十六日午前零時までの計百五十時間分。ところが、報道機関が公
開期間中に画像をチェック出来るのは計三十時間。東電が用意したパソコンの
視聴で一社に一人と限定し、録音や録画も禁じた。
 東電株主訴訟の原告は今年三月、歴代の経営陣二十七人に総額五兆五千億円
を東電に賠償するよう求めて東京地裁に提訴。六月には、テレビ会議映像の証
拠保全を地裁に申し立てている。
 これとは別に、報道向け公開映像については三月三十日までに延長し、手を
加えない内容をDVDで報道機関に提供することなどを枝野経産相にこの日要請
した。
 記者会見で情報公開に詳しい三宅弘弁護士も「巨額の公的資金が入る東電は
既に国の機関の一部。原発事故の甚大な被害を考えれば、東電社員のプライバ
シー保護よりも公開の必要性が高い。原則全ての映像を出すべきだ」と指摘。(中略)
 枝野経産相が公開方法を再検討するよう行政指導したとはいえ、どこまで公
開するのかの判断は東電に委ねている。(中略)
 紀藤正樹弁護士は「映像は原発事故がなぜ起きたのかを示す唯一に近い証拠
品。これを全面公開させるのは国民の義務に近い。もし公開しなければ、政権
与党が特別立法を作ってでも公開させるべきで、中途半端な公開は将来に禍根
を残す」。(後略)
 
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【特報】米軍が事故直後に観測した福島の“ヨウ素汚染”の全貌
 日本の「原子力機構」の発表とはケタ違いの線量が出ていた!
 米軍マル秘データの徹底解析、第2弾
 
 週刊プレイボーイ・8月13日号に、明石昇二郎とルポルタージュ研究所の
 執筆で表記の記事が6ページにわたって特集されています。なかなかの中味
 です。ご一読をおすすめします。
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