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たんぽぽ舎です。【TMM:No1596】
2012年10月3日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.再開阻止は再処理工場も!
   2兆円をはるかに超える費用、完工延長はなんと19回!(山崎久隆)
★2.「再稼働の嵐がやってくる、備えよう」、まったくその通り!
   違法人事のまま発足した原子力規制委員会は、再稼働のため。
                     (メルマガ読者 長尾)
★3.新聞・雑誌から
  ◇外国人も原発NO「日本はチャンス」「世界はついてくる」
   金曜デモ 9月28日のもよう (9月29日 東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※訂正
 今週の金曜行動(首相官邸前抗議)は、5日(金)18:00から20:00です。
 10月1日発信の【TMM:No1594】で4日(金)との記載は誤りです。
 10月5日(金)が正しい日程です。
 たんぽぽ舎は、いつものように参加します。
 なお、2日(火)夜、原発推進の自民党新3役等に抗議するデモが
 首都圏反原発連合主催でおこなわれ、1000人が参加しました。(詳細は次号)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.再開阻止は再処理工場も!
 │  工場の直下に断層-地震で崩壊-原発30基分の災害!
 │  2兆円をはるかに超える費用、完工延長はなんと19回!
 └──── (たんぽぽ舎 山崎久隆)
 
まだ続く「再処理工場」の危険性
 
 日本原燃が青森県六ヶ所村に建設中の再処理工場に関し9月5日に「完工を一
年延期」と発表した。もともと1993年着工、1997年完工予定が、とんでもないト
ラブル続きで延期に延期を重ねて19回目。永久に完成しない施設と化して莫大な
税金と電気代を食いつぶしてきた。これまでにつぎ込まれた金額は2兆円を遙か
に超える。実際に今後いくら掛かるかは算定も出来ないだろう。
 この直前までは2012年10月完工としていたのだが、今年1月にアクティブ試験
を再開しようとして、またしてもトラブルに見舞われ、結局はガラス固化体の製
造試験が再開されたのは6月、結局10月の完工など今年のはじめっから不可能な
ことは十分わかっていたことで、今さら何の発表かと思う。
 それよりも、まだ建設を続けていることのほうが遙かに大問題で、3,344トン
(BWR1,683トン、PWR1,661トン)、13,586体(BWR9,714体、PWR3,
872体)の使用済燃料を持ち込み続け、これまでに1,103体、320トン余りを処理
しているが、この再処理工場に存在する放射性廃棄物の危険性は、原発30基分以
上にも相当する。(以上の再処理数値等は、いずれも日本原燃ホームページ ア
クティブ試験結果報告等より。)
 日本中の17箇所の原発では、これに加えて14,170トンの使用済燃料が貯蔵され
ている。合計17,193トン(2011年9月末現在・電事連)。
全体の問題として捉え直すほか無い。もちろん青森県内で保管する謂われの無い
ものだ。
 
核のゴミ作りに1300億円
 
 もう一つ、到底容認出来ない施設を日本原燃は建設中だ。MOX(プルトニウ
ム燃料)製造施設「J-MOX」だ。プルサーマル計画のための燃料製造施設に
1300億円を投じて建設予定であり、現在敷地掘削作業中だ。こんな施設は直
ちに中止しなければならない。プルトニウム燃料を使う原発で今動いているもの
は一つも無い。
 これまでの計画では、福島第一3号、高浜3号、伊方3号、玄海3号がプルト
ニウム燃料を入れて起動したが、福島第一3号は水素爆発で破壊され廃炉になり、
その他も運転ができる状態では無い。(ストレステストも終わっていない)
 さらに英仏のプルトニウムが優先的にMOX加工されることになるが、原発そ
のものが廃止される可能性がある中で、仮にプルトニウム燃料を作っても単なる
核のゴミになるだけのことだ。莫大な費用を掛けて核のゴミ作りをすることになる。
 
地震で崩壊する再処理工場
 
 六ヶ所再処理工場の真下に断層が走っていることも深刻な問題だ。動いていな
くても使用済燃料プールや高レベル放射性廃液貯蔵施設など、致命的な施設がた
くさんある。謎の水漏れを続けた巨大なプールの直下が地震により地盤崩壊が起
きれば、たちまち底抜け事故になるだろう。冷却できなくなった使用済燃料は、
水面から露出すればたちまち燃料の崩壊熱で燃えあがる(ジルコニウム-水蒸気
反応)。この状態では致死的な放射線が周囲を覆い尽くすので、近寄って消火す
るなど不可能だ。どうやってもう一度水没させることが出来るか、想像もつかな
い。それに失敗すれば原発30基分の災害になる。
 高レベル廃液タンクが破壊されれば、さらに重大な汚染が施設内に広がる。
そのまま放置したら環境中に流出する。人が近づいて処理出来ないのは、こちら
も同じだ。
 こんな施設が、日本有数の海溝型地震を起こす太平洋岸に立地していること自
体、世界的大事件だろう。
 何もしなくても安全維持管理のためだけに年間1,100億円もかかっている
(2012年5月9日内閣府「新大綱策定会議(第18回)資料」第1-3号より)
とんでもない施設。一刻も早く、再処理工場の建設中止と、使用済燃料を含む高
レベル廃棄物の「安全化処理」を急がなければならない。
 
突如「国家安全保障」が原発推進の理由に
 
 「ナイとアーミテージ」とは、ジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージの
ことで、ジャパン・ハンドラーなどと呼ばれる人物だ。日本に対して繰り返し
「集団的自衛権の行使」「改憲」(もちろん9条改憲)を迫ってきた人物で、日
本の歴代内閣と官僚は彼らの提言をまるで「神託」のごとくに実現してきた経過
がある。
 「原子力政策の憲法」と称されることもある「原子力基本法」。この法律があ
る時突然書き換えられていたら・・・それは、まるで悪夢のような出来事だ。
 原子力基本法には「自主・民主・公開」の原則が謳われ、さらに「原子力は平
和利用に限る」という平和利用条項を定めている。核兵器開発を防ぐ国内法の縛
りそのものである。日本が原子力開発に踏み出す際、多くの科学者が核武装を懸
念し、なんとか道を絶っておこうとして作った法律だ。なお、「非核三原則」は
法令ではない。国是などといっても放棄することに法的制約などはない。だから
こそ歴代自民党内閣は法制化を断固拒否してきた。しかし原子力基本法は違う。
 日本が世界最大級の核燃料サイクル施設を有し、容易に核兵器開発に転用でき
る「ウラン濃縮工場」「高速増殖炉」「再処理工場」などといった「機微技術」
を大量に保有・開発し続けてこれたのは、米国の支援と、国際的には核拡散防止
条約(NPT)とIAEA条約を遵守することを約束し、国内法では原子力基本
法を始めとした規制法令を整備してきたからだ。そうでなかったらとっくにどこ
かの国に爆撃されていたかも知れない。
 その「憲法」が、誰の目にも触れないままに、「こっそりと書き換えられてい
た」のだ。
 6月20日に成立した「原子力規制委員会設置法」の付則(法令の実施時期等付
随的事項を定めた規定)の中に「原子力基本法」の第二条「目的」を書き換える
規定が忍び込ませてある。
 「我が国の安全保障に資する」これがこっそりと押し込まれた言葉だ。
 一般に「国家安全保障」とは、軍事力による国家防衛(戦略)のことを指すこ
とが多く、ナショナル・セキュリティと英訳される。
 原子力規制庁設置法の改定で、突如「国家安全保障」を原子力開発の目的に
「ねじ込んだ」のは、米国の差し金であったのだろうか。それというのも、米国
の保守系シンクタンク「戦略国際問題研究所・CSIS」が、対日提言の第三弾
を発表した際に、原発を国家安全保障上の重要な構成要素としているからだ。
 
米シンクタンクの危険な原子力政策への提言
 
 8月15日(米国東部時間)に公表されたレポート「米日同盟」(戦略国際問題
研究所)に、原発を再起動し、原子力開発推進に「復帰」するよう日本に対して
「提言」したのは、冒頭に述べたジョセフ・ナイとリチャード・アーミテージ。
そう、過去何度も日本の安全保障政策に対して「提言」を述べ、日本をコントロ
ールしてきた人物の、第三の「提言」だ。
 主要な論点は「日米戦略と同盟強化」にあるが、原発についても重大なことを
書いている。
 「原子力開発は、日本の包括的安全保障に欠かせない要素を構成する。」これ
が結論部分だ。もちろん前段に書いていることを総合すれば、まさに「包括的安
全保障」つまりエネルギー安全保障も機微技術の安全保障も含むと捉えられる。
言葉の上で日本の核武装能力に言及することなどあり得ない。しかし結論部分に
は中国の原子力計画とロシア、韓国、フランスの台頭などで、日米が後れを取る
ことを懸念し、日米同盟を背景に、協力関係をますます強化するように主張して
いる。このような主張に日本のリモート内閣が、ずるずると引きずられて原発再
稼働など許してはならない。普天間・オスプレイ問題と同様、米国のために日本
の原子力政策は存在してきたし、今も存在している部分を無視してはいけない。
 このレポートが公表されてわずか2日たった17日の読売は、社説でレポートの
概要を掲載した。このような提言が来たからちゃんと読んでおけと言わんばかり
の社説だ。「米有識者提言 幅広い協力重ねて同盟深化を(8月17日付・読売社
説)」というタイトルに続く一文を読んで、この新聞は米国の機関誌かと思った。
「中国の台頭や北朝鮮の核開発など、アジアは依然、多くの不安定要因を抱えて
いる。地域の平和を維持するため、日米同盟が果たすべき役割は今後も大きいこ
とを自覚したい。」
 全体で1,000字の社説で、読売の「解説」はたったこれだけ。あとは全部要約
だった。「米国の指示が出たぞ」と言わんばかりの書きぶりだ。
 
 
┏┓
┗■2.「再稼働の嵐がやってくる、備えよう」、まったくその通り!
 │  違法人事のまま発足した原子力規制委員会は、再稼働のため。
 └────(メルマガ読者 長尾)
 
いつもメールニュースをありがとうございます。
 「再稼働の嵐がやってくる、備えよう」という記事、まったくその通りだと思い
ます。そもそも、原子力規制委員会設置法第3条には、「原子力利用における安
全の確保を図ること」を任務とするという文言が含まれています。原子力を「利
用」しなければ存在意義のない委員会なのです。
 そして、保安院、安全委の廃止と同時に何やら緊急性があるかのように違法人
事のまま発足しましたが、大飯3・4以外に稼働している原発のないこの時期に急
いで規制委が仕事をしなければならないとすれば、それは再稼働のためにほかな
りません(規制委に仮に存在意義があるとすれば、大飯3・4を止めることしか
ありません)。
 違法人事については、別に人事が違法であり、規制委成立の無効の確認を求め
るというような裁判闘争を期待していますが(ごめんなさい、自分から始めるこ
とはできないもので)、規制委員会というものが法的に推進委員会だということ
も押さえておくことが大切なのではないかと思います。
 その通りといいながら蛇足を付け加えましたが、これからもメールニュースを
期待しております。どうも失礼いたしました。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
◇外国人も原発NO「日本はチャンス」「世界はついてくる」
 金曜デモ 9月28日のもよう   (9月29日 東京新聞より抜粋)
 
 毎週金曜日の脱原発を求める抗議活動は二十八日も、東京・永田町の首相官邸
前や国会周辺で行われ、関西電力大飯原発の稼働停止や原発反対を訴えた。
さまざまな世代に加え、「NO NUKES(反原発)」などの看板を掲げる外国人の姿
も目立つ。(中略)
 オランダ出身の女性会社員ヤシンタ・ヒンさん(四九)は、7月から欠かさず
参加。「毎週来ることが大事で、強く声を出さないと。世界中で原発はいらない
し、地震の多い日本は特にやめるべきです」と訴えた。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1595】
2012年10月2日(火) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.政権中枢に居たらいけない順の自民党人事に唖然とする
  自民党新3役のひどさ、揃いもそろって「原発推進・核武装推進」
                             (山崎久隆)
★2.東海村臨界事故を忘れない9.30 十三周年東京集会の報告
                  (たんぽぽ舎 杉嶋拓衛、槌田春美)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇『現代生活と原発・自然エネルギー』横浜国立大学で連続講座
 (10月~来1月、毎週火曜)
★4.新聞・雑誌から
◇NPO、原発代替電源として石炭火力推進を提言
(9月19日 毎日新聞より)
◇夏の節電期間終了 大飯再稼働疑問根強く 需要予測が過大だった。今冬は?
 (9月29日 デーリー東北より抜粋)
◇臨海事故から13年、東海第2の廃炉訴え 市民団体が水戸で集会
 (茨城新聞10月1日より抜粋)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.政権中枢に居たらいけない順の自民党人事に唖然とする
 │  自民党新3役のひどさ、揃いもそろって「原発推進・核武装推進」
 └────(山崎久隆)
 
 次の内閣になるかもしれないとマスコミの宣伝がやかましい自民党総裁選後
の役員人事は、総裁安倍晋三だけでも十分驚きだったが、その後ろに並ぶメン
バーはそうそうたる原発推進人事だった。
 総裁の安倍晋三自身が、山口県の国会議員で上関原発推進と言うだけではな
い。自民党政権時代に日本の核武装を選択肢の一つといってはばからなかった。
そのために高速増殖炉路線と再処理路線を進めてきた。
 石破茂は党幹事長だが、福島原発震災後も日本の核武装をオプションとして
残すためには原子力技術が必須であり、これをなくすことは日本の発言力を低
下させるとし、核燃料サイクルを含む全体を「核抑止力」であるとした。
 日本の核武装のために核燃料サイクルを推進していると「正しい説明」をし
ているわけだが、それを推進しようというのだから私たちとは正反対である。
 甘利明政調会長。原子力マフィアの中枢で原発推進議員の中心人物。柏崎刈
羽原発が中越沖地震により破壊されたときの経産大臣。このときに現在の最悪
の事態は容易に予想された。国会でも原発が津波や地震に脆弱であることが追
及されていたが、電力会社の言いなりになり現在の事態を引き起こす。そのこ
とをテレビ東京で質問されたところ、一方的にインタビューを打ち切り「放送
をするな」と圧力を掛け、それが放送されたことでテレビ局と記者を「名誉毀
損だ」と訴えている。呆れた言論弾圧。
 
こんな連中が政権を握れば、一体何が起きるか、
余りにも明らかではなかろうか。
 
 
┏┓
┗■2.東海村臨界事故を忘れない9.30 十三周年東京集会
 │  「放射線と被ばくの問題を考えよう~
 │   “減思力”を防ぎ、判断力・批判力を育むために~」
 └────(たんぽぽ舎 杉嶋拓衛、槌田春美)
 
【午前 第一部】(杉嶋拓衛)
 毎年恒例の午前中の追悼行動だが、今年も39名が経産省別館前に駆け付け
た。9月19日に原子力規制庁が六本木に出来て経産省は今年は原子力関係の
抗議は六本木に行ってくれと無責任な態度を取った。大飯3・4号機は再稼働
中で、JCO事故の責任の追及だって終わっていない。風化させない事が一番
事故を防げると思っていたが、福島事故が起きてしまった。
 JCO事故の犯人を捕まえなかったのが福島事故の東電という犯罪者集団を
のさばらせてしまっている遠因になっている。
 追悼行動では東海村の村上村長と相沢村議のメッセージが読まれた。それ以
外でも東電前アクションや山野の藤田さんがJCO事故について話した。
10時35分の黙祷の後、故望月彰さんの「事故の歌」が流れる中で菊の献花
が行われる。最後は山崎久隆さんが東電株主訴訟に絡めて原子力事故の責任を
厳しく追及していた。経産省の無為無策が事故を起こさせた。その責任は決し
て消えない。
 
【午後 第二部】(槌田春美)
 2012年3月に「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」を作成された
福島大学放射線副読本研究会の後藤忍先生(福島大学准教授《福島大学共生シ
ステム理工学類》)をお招きし、「放射線と被ばくの問題を考えよう~“減思
力”を防ぎ、判断力・批判力を育むために~」という、大変興味深いお話を伺
いました。
 
(1)これまでの原子力教育・広報の問題点では、「原子力エネルギーは発電
 時にCO2を出しません!」という電事連の懐かしくも腹立たしいCM映像
 に会場はため息。
(2)原子力教育、広報における過去の事故の扱いでは、1999年のJCO臨界
 事故から日も浅い2001年に放映されたサイエンスチャンネル(アトミック
 ワールド「原子力発電は大丈夫?」で、いかに事故が軽視され、原子力は安
 全だと広報されたかを目の当たりにすることができました。
 (例えば、死者が2人出たことを一言も述べず隠している)
(3)続いて、本丸の新副読本の紹介に入る前段として、これまで文科省がい
 かに「副読本」等を駆使し放射線被ばく被害の害をあいまいにしているかも
 改めて具体的に突き付けられました。特に印象的だったのは、ドイツの副読
 本の紹介でした。
 
○後藤さんは、ドイツが副読本の翻訳本に国として協力できない(データが古
いので信憑性を認められないと、ドイツ国家としては色々といちゃもんをつけ
ている)という問題点はあるものの、ドイツの環境省作成の副読本における公
平性について、「ドイツの環境省は原子力を規制する側の役割を担っているの
で、日本の感覚でいえば、原発反対の側に偏って当然だが、それにもかかわら
ず原発のリスクや、世界各国の原発の動向、取扱いについても、1つの見方を
押し付けるのではなく、主観的な判断や他の人との議論を通じて、読み手の判
断力を育もうとする工夫が見られる。」と紹介して下さっています。
 
○最後に質問タイムの中で、後藤先生から、福島の現状について紹介がありま
した。現在、「新」副読本については、福島県内の学校では採用されていない
こと、全国の教育委員会からの照会はあるそうです。一方で、福島県内で大い
に洗脳されていることの例と言えば、福島大学かもしれないとおっしゃいます。
 「実は、今年(2012年2)の福島大学受験期前までは校内のモニタリングポ
スト周辺が、一番放射線量が高かった。(0.8~1.0μSv)。そこでモニタリ
ングポスト周辺だけを集中的に除染して、0.2から0.4μSvに下げて、受験生
は前年度比で、2割増えた」と。しかし校庭の中で、「ここだけが除染されて
いる、線量が低い(福島県は高線量です)」という事実を、学生には見抜いて
ほしいと、後藤先生は結ばれました。
 
大変勉強になった、素晴らしい講演集会でした。
9・30臨界事故の教訓を何も活かすことなく、3・11福島第一原発事故を
招いた国を今後もたゆまず弾劾し続ける事を誓った集会となりました。
 
後藤先生、どうも有り難うありがとうございました。
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇『現代生活と原発・自然エネルギー』
 
 横浜国立大学で、ゲストを次々と招く科目を今年限りで開講します(教養
 科目・総合領域)。市民の方にも参加していただければと願います。
 研究者、NPO職員、弁護士、ジャーナリスト、被曝労働者や、福島の在住者、
 避難者の方々もいらっしゃいます。
 
 毎週火曜日の14時40分~16時10分(その後、懇親会も予定)
 10月2日~来年1月29日(12/25、1/1、1/15を除く15回)
 教室 横浜国大教育人間科学部(第1回め目8号館101号室の予定。その後、
    変更もあり)
 単発・数回であれ参加を希望される学外の方は、
 金馬【kkimma@hotmail.com】までご連絡ください。
 詳細が分かるシラバスを送信しますので、その旨ご明記ください。
 (拡散していただける場合も、事前に必ずご連絡を下さい。)
 http://www.twitlonger.com/show/je8df7
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◇NPO、原発代替電源として石炭火力推進を提言
(9月19日 毎日新聞より)
 
 新聞各紙の論説委員出身者らでつくるNPO法人「総合政策研究会(玉置和宏
理事長)は18日、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する技術開発が進む石炭火
力発電を原発に代わる電源として推進するよう求める提言を、枝野幸男経済産
業相に行った。
 石炭火力は天然ガスなどに比べCO2排出量が多い欠点があるが、安価で供給
力が安定しているメリットがあり、新技術でCO2排出量を最大4割程度削減でき
れば地球温暖化対策にも対応できるとしている。
 提言は2030年代に稼働再稼働ゼロを目指す政府方針について、使用済み核燃
料をどう処理するかなど課題が多く、「スローガンだけが宙を舞っている感が
する」と指摘。脱原発の世論が高まる中、当面は技術開発でCO2排出量を削減
しながら、原発の代替電源として石炭火力を活用すべきだとの考えを示した。
 石炭を燃やして発生させた蒸気を高温高圧にして発電効率を高める最新技術
では、発生するCO2を従来より17%削減できるほか、20年ごろの商品化を目指
して研究が進む石炭をガスに変えて燃やす技術ではさらに10%余り削減でき、
天然ガスに近い排出量になる事が期待できるという。
 
 
◇夏の節電期間終了
 大飯再稼働疑問根強く 需要予測が過大だった。今冬は?
 (9月29日 デーリー東北より抜粋)
 
 政府は28日午後8時、沖縄を除く全国9電力管内に要請した数値目標を伴わ
ない節電期間を終了した。家庭や企業による節電の定着で、期間中の需給は安
定していた。政府が「夏の電力確保のため」としていた関西電力大飯原発3、
4号機(福井県おおい町)の再稼働が必要だったのか疑問の声は根強い。
 節電期間は7月2日に開始。当初は7地域に数値目標を設けたが、7月下旬
にかけて大飯3、4号機が再稼動し関西の需給が改善したため、各地域の目標
を2段階で縮小・撤廃した。
 関西、四国、九州の3電力管内の数値目標は9月7日に、北海道も14日に解
除したが、残暑に備えて一般的な節電要請が続いていた。(中略)
 最も需給が厳しいとみられていた関西は、今夏の最大電力需要が8月3日の
2682万kwで、供給力に対する使用率は89%にとどまった。その他の地域も最大
電力を記録した日の使用率は90%台前半で、需給が厳しいとされる95%には達
しなかった。
 政府は、猛暑で節電の取り組みも進んでいなかった2010年夏を基に需要予測
を立てており、見通しが過大だったとの批判もある。冬場も北海道などで節電
目標を設ける見込みだが、より精度の高い需給見通しが求められている。
 
 
◇臨海事故から13年、東海第2の廃炉訴え 市民団体が水戸で集会
 (茨城新聞10月1日より抜粋)
 
 東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」で臨海事故が発生
してから30日で13年を迎えたのを受け、市民団体による集会は同日、水戸市内
で、全国から約500人が参加して開かれた。参加者らは、福島第1原発事故や事
故に伴う放射能汚染について「臨海事故の教訓が生かされなかった」と批判し、
脱原発や東海第2原発の廃炉をあらためて訴えた。
 JCO事故で被ばくし、健康被害裁判原告となった大泉恵子さん(72)は痛切
な体験を語った。JCO近くで夫の昭一さんと工場を切り盛りしていたが、事故
で被ばくした後、健康被害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩まされた。
工場は閉鎖に追い込まれ、昭一さんは昨年82歳で亡くなった。昭一さんが常に
言っていた「事故を絶対風化させるな」という言葉が忘れられない。
 「事故で人生が一変してしまった。国を信用できず、自分の目と耳で判断す
るようになった。福島原発は人間の一生を破壊した。東海第2原発も廃炉すべ
き」と語気を強めた。
 全国で原発廃炉の1千万人署名運動を展開するルポライターの鎌田慧さん
(74)は「日本人の中には被ばく体験があり、原爆や原発に対して各地域で抵
抗運動が広がった。使用済核燃料の最終処分地が決まっていないのに原発を稼
働するのは将来への挑戦だ。福島の事故では故郷が崩壊した。原発を稼働させ
ない運動を続けないといけない」と強調した。(後略)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1594】
2012年10月1日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.10月の学習会・講演・デモの日程 ★参加歓迎★
★2.9月28日。私の金曜日デモ参加も7回目になった
   国会正門前演説台で15名が発言した-その骨子
               山口泰世(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.鉄骨落下 3号機のクレーンはは500メートル先から遠隔操作!
   京大原子炉実験所の小出裕章助教が警鐘をならす
★4.新聞から
   ◇偽りの原発稼働ゼロ方針―革新的エネルギー・環境戦略の別紙が証拠
━━━━━━━
※【10.2緊急!自民党本部前抗議】
 過去50年にわたり原発を推進し、原発ゼロの世論を軽んじ半永久的に原発存続
を目論む自民党に万単位の激烈な猛抗議を!
 10/2(火)18~20時、自民党本部前で緊急抗議!
よびかけ:首都圏反原発連合
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.10月の学習会・講演・デモの日程 ★参加歓迎★
 └──── 
 
10/13(土)集会とデモ『10・13さようなら原発集会in日比谷』
  会  場:日比谷野外音楽堂 13:30開会  15:00デモ出発
  呼びかけ:「さようなら原発」一千万人署名市民の会
10/16(火)第17回役立つ反原発基本講座「首長会議は何をするのか」
  講 師:上原公子さん(元国立市長)
      開場18:30  開会19:00  資料代:1000円
  主 催:反原発自治体議員・市民連盟
10/18(木)【学習会】第5回「危険な原発・大解剖-
          東海第2原発、東海再処理工場、RETF」 
  お 話:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
  資料代:800円
10/20(土)【話し合い】第10回反原発なにかしたい人会議
     開場18:00  開会18:30  参加費:500円
10/22(月)【学習会】『1990年代の生活なら、原発なしで電気は大丈夫』
    講 師:小林公吉さん(元、教師)
     開場 18:30  開会19:00  資料代:800円
10/24(水)【上映会】☆原発についてみんなで観ようワンコイン上映会☆
  上映内容:「世界に衝撃を与えた日・広島原爆、ほか」
      開場 18:30  開会19:00 参加費:500円
10/25(木)【学習会】第6回隠ぺいされた福島原発事故の分析
         『福島第一原発のバクハツをもう一度考える』
     略称「槌田ゼミ」 開場18:30  開会19:00 資料代:800円
  講 師:槌田 敦さん(核開発に反対する会)
 
※学習会、講座、上映会などの会場は「スペースたんぽぽ」です。
 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
 TEL 03-3238-9035(たんぽぽ舎)
 
 
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┗■2.9月28日。私の金曜日デモ参加も7回目になった
 |  国会正門前演説台で15名が発言した-その骨子
 └──── 山口泰世(たんぽぽ舎ボランティア)
 
○ 雨の7月20日、外務省の角にたったのが始まり。あの時は6時から、人の
集まりがはかばかしくなく、疲れてしまい濡れた道路にズボンが濡れるのをかま
わず、ビニールを敷いて座ってしまった。ところが、7時、続々とデモの人が集
まり始めた。私はいつの間にか嬉しくなって、とうとう解散の8時まで、立ち尽
くしシュプレヒコールしていた。こうして私の金曜日デモ参加ははじまった。
 その後、自分の時間が空いていたら、午後たんぽぽ舎へ向かい4時になってみ
んなと経産省前テントひろばへ。
 いつか、大きな「再稼働反対」の大団幕を植え込みにくくりつけ、たんぽぽ舎
の旗も植え込みを支えに立てることがわかった。それ以来、友人に出会うことが
あればと議事堂正門前は毎回担当を希望する事にした。
 
○ 9月28日、国会正門前本部の簡易演説台では始まりのシュプレヒコールの後
に15名の発言者がいた。
 周りの会話で発言が聞き取れない事がおおかったけれど、大体の概略は
 
1.規制委員の会見から特定の主義主張の記者の締め出しの件=特定の主義主張
のない報道はない。という事は権力の批判はできないということでおかしい。
2.志位議員の発言。国民の声に背をむけて原発稼働はおかしい。2度と福島を
くりかえさないために全部撤回。使用済み燃料も保管が満杯状態では廃炉しかな
い・・・
3.オスプレイの配備は間違っている、鳥肌が立つ。電気は足りている、原発は
堂考えてもいらない。ドイツの脱原発について・・・
4.今回の原発事故は一生抱えていかなくてはならないことだ。現在福島はみす
てられている。
 夢を求める権利を奪った。福島を守ろう、声を出し続けて行こう。脱原発を主
張する議員をふやそう。
5.福島の子どもを守ってくれてありがとう。これだけの事故に誰も責任をとっ
ていない。・・・
6.仙台での子どもを守ること。放射能をみたくないと逃げる人は子どもを見捨
てる事。10月1日の仙台高裁での公平な裁判のためにブログにも関心をもっても
らいたい。
7.シーベルトの疑問について、配布の文の概略を話す人。シーベルトの表現は
いんちきである。学んでほしい。
8.北海道から来た=原子力は即刻廃炉に(聞こえなく)
9.アメリカの原発産業になどに惑わされない全国ネットワークを・・・
10.福島の問題は日本だけの問題ではない。
 脱原発について若い人も声を上げてもらいたい。また、われわれが、若い人の
心に届くような活動を。
11.大阪から来た=原発のない社会に。それには欲をおさえること、つまり電気
を使わない生活。
12.米倉ばかやろう!経済団体はつまり、危険団体。
13.自民の党首立候補者は誰として全員脱原発でない。後は自民党に票をいれな
いこと。
14.長崎から来た=我故郷の人だが、チラシ配布を始めていた聞けず。
 
○ 8時になってデモは解散になった。いつものようにたんぽぽ舎のビラ配り。
「たんぽぽ舎です」と配布する。殆どの人が快く受け取ってくれるのがありがた
い。中には「ご苦労様」と手を差し伸べてくれる人もあり、うれしい。それにし
てもだんだん、参加者が少なくなっていくのがなんとも寂しいものだが、だから
こそできるだけ金曜日は参加したいと決心を新たにした。
 
☆次回(26回)の首相官邸前行動は、10月4日(金)18:00より20:00です。
 たんぽぽ舎もいつものように参加します。
 ボランティアにご協力ください。
 当日、13:00~15:30にたんぽぽ舎へ集まり、ビラ折りをして、マイク、
 横断幕を持ち、たんぽぽ舎を16:00頃出発、経産省前テントひろばに寄り
 合流(17時前後)して、首相官邸・国会議事堂正門へ向かいます。
 
 ボランティア可能な方はご連絡いただけると助かります。(柳田 真)
 電話 たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
 
 
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┗■3.鉄骨落下 3号機のクレーンは500メートル先から遠隔操作!
 |  京大原子炉実験所の小出裕章助教が警鐘をならす
 └──── 
 
 またもや福島第一原発で、とんでもない事故が起きた。9月22日の午前11時
過ぎ、3号機原子炉建屋上部の瓦礫の撤去作業中に、クレーン車が長さ7m、重
さ約470kgの鉄骨を掴もうとしたところ失敗。この巨大な鉄骨を、使用済み核
燃料の貯蔵プールに落としてしまったのだ。
 この事故の発生時、3号機近くで仕事をしていた作業員の一人が語る。「クレ
ーンなどを使った3号機の瓦礫撤去作業は、すべて遠隔作業です。500mほど離
れた遠隔監視室と呼ばれる部屋で、ゼネコンの『鹿島』の作業員らが操作してい
ます。3号機の瓦礫の線量は高いものだと毎時1000ミリシーベルト以上もあり、
人間では撤去できない。だから、無人の重機を遠隔操作しているのです」
だが以前から、遠隔操作では事故が起きるのではないかと危惧されていたという。
前出の作業員が続ける。
「作業員たちの間で『500mも離れた部屋のモニター映像だけで正確な操作は出
来ないだろう』と話合っていたんです。今回の事故も、現場で人が重機を操って
いればまず起きない重大なミス。平常時でも物を落とせば、数百万円はらって専
門のダイバーに落下物を処理してもらわなければならないほど貯蔵プールは危険
な場所ですから。せめて実際に作業現場が見える場所に合図者がいて指示を出さ
ないと、重機のコントロールは難しい。今後はもっと大きなトラブルが起きない
かと、とても不安です」
 3号機のプールは使用済みのもの514本、未使用のもの52本、合わせて566本の
核燃料棒が貯蔵されている。重さ470kgもの鉄骨が燃料棒を直撃していたら、と
んでもない事態に発展していたかもしれない。
 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教が警鐘をならす。
 「核燃料プールを安全な状態にするには、燃料棒を取り出して別の場所に保管
しなければなりません。そのためにまず周辺の瓦礫を完全に撤去して、1本1本
慎重に取り出さなければならない。作業が終わるまでに、10年はかかると思いま
す。その間ずっと、プール内の燃料棒は今回のような事故により破損する危機に
晒されるのです。無人重機の遠隔操作にしろ、燃料棒の大量取り出しにしろ、福
島原発ではこれまでに人類が体験したことのない作業が行われています。今後も
想定外の事故が起きてもおかしくありません」
 しかし東京電力に危機感は薄い。(フライデー 10月12日号より抜粋)
 
 
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┗■4.新聞から
 |  ◇偽りの原発稼働ゼロ方針―革新的エネルギー・環境戦略の別紙が証拠
 └──── 
 
◇偽りの原発稼働ゼロ方針―革新的エネルギー・環境戦略の別紙が証拠
 
 野田佳彦政権が「原発稼働ゼロ」方針の閣議決定を見送った件は多くの読者が
覚えているだろう。政府の方針がグラグラしているのはあきらかだ。
 ところが、もっと重大な問題がある。実は「ゼロ方針」自体が表向きにすぎず、
実態は「原発依存度15%案」なのである。
 どういうことか。ゼロ方針を掲げた「革新的エネルギー・環境戦略」には別紙
があり、そこに2030年の省エネ量や節電量、再生可能エネルギーの電力量の目標
が記されている。
 それをみると、政府が6月末に公表した2030年に原発依存度ゼロ、15%、20~
25%という三つの選択肢のうち、ゼロ案ではなく、15%案のシナリオで想定した
目標数字とぴったり合っているのだ。
 たとえば、省エネ量はゼロ案なら8500万キロリットルが必要になるが、15%案
なら7200万キロリットルですむ。ゼロを目指すなら前者を採用しなければならな
いのに、なぜか達成が容易な後者の数字を目標にしている。
 同様に節電量や再生可能エネの電力量、さらに消費生活に密着する家庭用燃料
電池や次世代自動車の新車販売台数も15%案で掲げた数字と同じである。
 これでは言葉でいくら「原発稼働ゼロ」を宣言しても、実際にはゼロにならな
い。原発事故であれほど情報操作が批判されたのに、国民をあざむくような話で
ある。政府に反省はないのか。(長谷川幸洋) (10.1東京新聞より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1593】
2012年9月30日(日) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1."原発再稼働の嵐"がやってくる
   ―悪質な規制委人事が成立して-
   新しく結成される再稼働阻止全国ネットで反撃しよう
                     柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.世界死刑廃止デー企画  響かせあおう 死刑廃止の声2012
★3.原子力規制委揺らぐ公開性・疑問の声
   「赤旗」を会見から排除-拒む理由が日々変わる
★4.<テント日誌 9/28(金)―経産省前テントひろば 384日目>
   テントTV あおぞら放送 軌道に
   金曜行動は続く 11・11に向かううねりを!   
━━━━━━━
   9.30臨界事故13周年行動がにぎやかに、午前10:00~11:00に
   経産省別館前でおこなわれた。
   午後、スペースたんぽぽで講演集会開催(詳細続報)
━━━━━━━
 
 
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┗■1."原発再稼働の嵐"がやってくる
 |  ―悪質な規制委人事が成立して-
 |  新しく結成される再稼働阻止全国ネットで反撃しよう
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
1.原子力ムラで固めた人事
    しかも国会同意を得ず首相暴走
 
 原子力ムラ(原子力利権の共有帝国)で固めた規制委員会人事(田中以下5人)が
国会同意を得ずに、首相の任命という暴走で決まった。民主党内の原子力ムラ人
事に反対する議員らの採決での造反を恐れたためという。しかも規制庁長官は、
池田前警視総監を起用する方針が12日発表された。警備畑を歩いてきた人物だ。
強権が心配される。
 規制委員会人事に対する大衆運動はしっかり展開されてきた。
 
2.再稼働の嵐がやってくる、備えよう
 
 悪質な規制委員会人事(田中以下5人)と規制庁長官が決まったことで、近い将
来、原発再稼働の嵐がやってくる。特に、電力各社は、原発の再稼働(もうけ)を
したくてしたくてウズウズしている。
 その圧力は暴風雨なみであろう。3・11事故を起こしたあの東京電力でさえ、
来年4月に柏崎刈羽原発を再稼働したいと表明している。再稼働なき場合は再度
の電力料金値上げという脅しをつけて。今一番狙われているのは、北海道泊原発
だ。冬で寒い―電力不足というデマ宣伝で再稼働をやろうとしている。
 
3.「再稼働阻止全国ネットワーク」で 広範な反撃を
 
 11月10日(土)午後、東京で開催―結成される再稼働阻止全国ネットワーク(5
団体よびかけ)に結集し、全国の仲間と共に再稼働に大きく反撃しよう。
 7月15日の東京中央区での討論会(120名)、8月四国伊方での準備会の結成(全
国から100名強が参加)を経て、再稼働阻止にしぼった全国ネットが結成される。
特筆すべき事態だ。
 たんぽぽ舎も全国の仲間と共にこのネットに賛同し、力を合わせて大きくして
いこう。
 
 
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┗■2.世界死刑廃止デー企画  響かせあおう 死刑廃止の声2012
  └──── 
 
日時:10月6日(土曜)
 開場:12 時30 分/開演:13 時
 終了予定:午後5時/終了後新宿駅南口方面へのデモを予定
 
場所:新宿・四谷区民ホール
 地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」2番出口より徒歩5分
 
料金:当日券:1300 円/前売:1000 円
 
□パネルディスカッション:原発を考え、死刑を考える
 神田香織/山本太郎/白石草/安田好弘
 
□大道寺幸子基金:死刑囚の作品展と講評
 選考委員 池田浩士/加賀乙彦/香山リカ/川村湊
      北川フラム/坂上香/太田昌国
 
▼主催・連絡先
死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-13 港合同法律事務所気付
TEL.03-3585-2331 FAX.03-3585-2330
死刑廃止チャンネル http://forum90.net/
 
 
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┗■3.原子力規制委揺らぐ公開性・疑問の声
 |  「赤旗」を会見から排除-拒む理由が日々変わる
 └──── 東京新聞 9月28日より抜粋
 
今月19日に発足した原子力規制委員会が、26日に開いた記者会見から、共産
党の機関紙「しんぶん赤旗」の記者を排除した。同紙記者はこれまで原子力安全
・保安院などの会見には問題なく参加していた。透明・公開性を保つため「報道
機関を他の官庁より広くとらえる」とうたったはずの規制委の"後退"に早くも疑
問の声が上がっている。
 赤旗記者の排除問題は26日の会見でフリーランスの記者らが追及し、事務局
の原子力規制庁側は「(会見の対象は)報道を事業とする団体や個人という趣旨
から考えて、政党の機関紙は少し違うのではないか」と説明した。
 規制委は毎週1回、会議を開催。終了後に田中俊一委員長が会見を行うことに
なっている。その田中氏も「政治の力を表に出す手段の一つとして使われるのが
政党機関紙。(赤旗の記者の出席は)政治から独立が少し怪しくなるかなという
感じがする」と述べた。
 赤旗は同日、抗議文を規制委に手渡した。その中で、フリーの記者についても
「特定の主義主張を持って書かれる方はご遠慮いただいております」との発言が
あったとして批判する。
 「一般の報道機関でない」
 原発事故後、新聞大手は「脱原発」や「原発維持・推進」などを掲げて論陣を
張る。
「主義主張」で排除されれば、大手紙であっても締め出されかねない。(中略)
 「拒む理由が日々変わる」
 赤旗社会部の三木利博デスクは「統合本部や原子力安全・保安院、原子力安全
委員会の会見にも出席してきたと言うと、今度は会見のスペースが足りないとい
う。拒む理由が日々変わり、理由になっていない。本音は別にあると疑われても
仕方がない」と話す。(後略)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌 9/28(金)―経産省前テントひろば 384日目>
 |  テントTV あおぞら放送 軌道に
 |  金曜行動は続く 11・11に向かううねりを!
 └──── ( Y・T )
 
9月28日(金) 曇り
 金曜日はテントTV テントひろばから~「あおぞら放送」の日。3時から打
ち合わせと準備という
ことでテントに着くと、既に準備は始められていた。今にも降り出しそうな曇り
空で、ステージはテン
トに少し引っ込んだところにしつらえられ、屋根幕がはり出される。
 とすると、時々テントにやってきて車を歩道に乗り上げたりテントを揺さぶっ
たりする街宣右翼が、
尖閣問題での外務省抗議のついでにテントにやってくるということで、丸の内署
が椅子や机を片
付けるようにとの指示。すると街宣右翼はやってきた。しかし今日はテントにた
くさんの人がいる
ことや警察の警戒もあって車を車道に乗り上げることはなしに、6人ほどが降り
てきてアレコレ言
いがかりをつけて喚き立てる。30分ほどやりやった後、街宣右翼は引き上げ、
再度放送の準備
を進める。
 
 結局15分遅れでスタート。まずは首都圏反原連のミサオさんと淵上代表との
対談。11・11国会
包囲100万人行動に向けて熱く語る。国会議員は、あの6・11の官邸前行動
に突如として駆けつ
けてきた6人の女性議員の1人・三宅雪子さん。そして今週の「福島から世界へ」
はとつきとおかを
成就して新たな活動へと踏み出した椎名千恵子さん。通りすがりの人は、19日
から官邸前でハン
ストを続けておられるFさん。今週はなかなか充実した内容だった。
 この映像は、テントひろばから~UST⇒ http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
 で見ること
ができます。
 
 今日もまた官邸前から国会正門前、霞ヶ関一帯で抗議行動が繰り広げられた。
今日はとくに、
大間原発建設再開に対する抗議が際だった。野田政権は原発ゼロの看板も結局は
降ろして、最
初にやったことがこの建設再開ゴーであったのだ。あさこハウスに思いを馳せな
がら唱和する。先
週に続いて官邸前行動の後、六本木の規制庁に対する行動が付け加えられている。
金曜行動は
11・11という目標をもってこれからも継続されていくだろう。
 他方、オスプレイの沖縄への配備強行が28日の予定ということで、防衛省前
行動がおこなわれ、
そちらに参加する。普天間基地のゲート前ではテントが立てられ、ゲート封鎖の
座り込み行動が継
続されている。
 28日は台風のため配備は延期となったそうだ。では何故台風の多い沖縄にあ
くまで配備しようと
するのか。米本土でもハワイでも住民の反対で撤回したものを、何故沖縄には強
行しようとするの
か。10月1日、4日にも行動が予定されている。             
         
 
★福島を忘れない!福島につながる!福島を知り、福島に立つ!
  3・11福島原発事故に学ぶ~脱原発のうねりの中、福島ー首都圏交流の集
い~
 
 事故後1年半たった今、事故の原点に立ち返り、福島の現実を理解することが、
現下の状況に
おいてとくに重要と考え、福島ー首都圏の交流集会が開催される。
 発言は、原発いらない福島の女たち、飯舘村村民で伊達市の仮設住宅に避難中
の方、浪江町
希望の牧場、借り上げ住宅にお住まいの方、子どもたちを放射能から守る福島ネ
ットワーク、ふく
しま集団疎開裁判の会。双葉町町長からはメッセージ。
 
 9月30日(日)午後1時開場 1時半~5時 (開会まで「原発の町を追わ
れて」を上映)
 日比谷図書館地下コンベンションホール     資料代300円
たんぽぽ舎です。【TMM:No1592】
2012年9月29日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.瀬戸内の海と原発  瀬戸内海は唯一最大の閉鎖海域
   四国電力(伊方原発)と中国電力(上関原発)の挟撃により
   生活と海の命が殺されないうちに !!!  伊藤晴夫(たんぽぽ舎会員)
★2.福島第一原発1号機「内部映像」の意味するもの
   何も見えない 8mに水などなかった
   福島の現場はますます混迷に 短期、長期の視点から情報を出せ
                   山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.新聞・雑誌から
   A.脱原発デモ 自民へ拡大 推進姿勢反発 2日党本部へ
   B.大間建設再開 「安全安心を無視」函館市長 差し止め訴訟準備
★4.協力依頼です
   大間原発の建設断念を求める声明です。団体での賛同を集めています
   賛同なさる団体は、明日(30日)の夜10時までに
    koshida@jca.apc.org まで、団体名・連絡先を送ってください
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.瀬戸内の海と原発  瀬戸内海は唯一最大の閉鎖海域
 |  四国電力(伊方原発)と中国電力(上関原発)の挟撃により
 |  生活と海の命が殺されないうちに !!!
 └──── 伊藤晴夫(たんぽぽ舎会員)
 
 二大政党(と大手メディア)が利害・存亡をかけて、「党首選」に現を抜かして
いた裏に、この国の舵取り・意思決定の権限が国民の代表が選出した内閣にでは
なく、誰の手のうちにあるかということが、みごとに白日に晒された一週間があ
りました。
 
・米倉経団連会長が政府の原発ゼロ政策に猛反発・総理に直談判(9/13)
・エネ環会議の原発ゼロ政策「革新的エネルギー・環境戦略」決定(9/14)
・米国家安全保障会議(NSC)補佐官がエネ環戦略の閣議決定を「懸念」(9/14)
・野田総理がNHKの番組で、将来的な原発の稼働ゼロは国民の覚悟だと言明
(9/16)
・経団連、経済同友会、日本商工会議所が政府の「原発ゼロ」方針に反対の共同
記者会見(9/18)
・エネ環戦略の閣議決定を見送り(9/19)
 
  http://www.asahi.com/business/update/0913/TKY201209130489.html
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012091902000232.html
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012092202000098.html
  http://www.keidanren.or.jp/speech/kaiken/2012/0918.html
 
 そうしたなか、枝野幸男経産相はエネ環戦略の「原発の新増設はしない」を受
けて、事業者が原発建設許可を申請しても「新たな建設の許可を与えることは原
則に反する」として、中国電力上関原発(山口県上関町)など未着工の原発は建
設を認めない方針を言明してみせました。
   http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20120920100234563_ja
 
 
 上関原発の建設予定地の田ノ浦や周辺海域はカンムリウミスズメなどの海鳥や
水棲生物の希少種、絶滅危惧種が多く、生物多様性のホットスポットともいわれ
ている海域です。すぐ目の前の祝島については、鎌仲ひとみさんの映画『ミツバ
チの羽音と地球の回転』をご覧になられた方も多いと思います。
 埋め立て予定地・田ノ浦の公有水面埋め立て免許は10月7日で失効し、山口県
知事は国の動向を眺めつつも許可の延長は認めないとしていたので、祝島の人び
とや漁業、海の自然は“2重の壁”で守られることになったと視ることもできます。
 
 しかし、311以前、ブイを浮かべることで埋め立て工事は着工したなどと嘯い
ていた中国電力です。“30年代ゼロ=目標”(革新的エネ環戦略)すら閣議決定
できない政府と原子力ムラ丸抱えの原子力規制委員会を横目に、どういう手段を
企んでくるか解ったものではありません。
 
 一方、瀬戸内海対岸の愛媛県には再稼働を虎視眈々とねらう四国電力伊方原発
が控えています。
 瀬戸内海そのものは水深の浅い閉鎖海域で、潮汐等によって海水がすっかり入
れ替わるのには1年以上かかります。生物が多く棲む沿岸部をみると、広島以東
は開発による汚染が進行しているのに比べて、伊予灘・周防灘・豊後水道の海域
は、上記のようにまだまだ手つかずの自然が残っている貴重な海域です。
 
 原発は発生した熱エネルギーの7割を海に捨てる構造ですが、温排水には微量
の放射能とともに、貝などの生物が配管に付着するのを防ぐために注入された塩
素系殺菌剤が含まれます。“海あたため装置”(小出裕章さん)としての伊方原
発が、全国の原発と異なる点のひとつは、このような温排水を自然豊かな閉鎖海
域に垂れ流していることなのです。 
 
 ここにも、たとえ運転停止中でも冷却し続けなければならない原発が、人間を
含むすべての命と共存できない道理があります。地球(地震)も、命(生物多様性
の危機)も、原発ゼロまったなしの状態なのです。
 
 
┏┓
┗■2.福島第一原発1号機「内部映像」の意味するもの
 |  何も見えない 8mに水などなかった
 |  福島の現場はますます混迷に  短期、長期の視点から情報を出せ
  └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 炉心が崩壊し、格納容器中に落下している福島第一原発1号機の「内部の映像」
が公開されている。
 しかし、何も見えない。
 格納容器底部から8m付近に横から穴を開け、ファイバースコープを入れたの
だそうだ。しかし「何も見えない」。
 この位置まで水があると思っていたのかどうか、よく分からない。本当にある
と思っていて穴を開けたのだと、とんでもない濃度の汚染水が噴き出すことにな
るので、そんなことは考えていなかっただろう。
 では、もっと下にあると確認してから穴を開けたのだろうか。2号機はほとん
ど溜まっていないことが分かっていたとしても1号機でそうなっている根拠があ
るわけでもないだろう。
 一体どんなつもりで8mの高さに穴を開けることにしたのか、よく分からない
人たちだ。少なくても8mに水などなかった。
 でも、それ以外の情報はなかった。
 一体何をしたいのか、前から思っているのだが、終息宣言以降福島第一は「が
れき撤去」「冷却システムの補修」など意味の分かる作業はあるものの、全体と
して何をどうしたいのかがわからない。
 報道も「これからどうするのか、短期的、中期的、長期的」という視点での福
島第一に関する情報が皆無となって久しい。
 今さらの面々が並ぶ自民党総裁選や、ヤラセに等しい尖閣諸島騒動など報じて
いる間に、福島の現場はますます混迷を深めているのだ。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 |  A.脱原発デモ 自民へ拡大 推進姿勢反発 2日党本部へ
 |  B.大間建設再開 「安全安心を無視」函館市長 差し止め訴訟準備
 └──── 
 
A.金曜日夜に首相官邸前で脱原発を求める抗議活動を主催している「首都圏反
原発連合」は、十月二日夜に自民党本部前でデモを行う。次期衆院選で自民党が
政権復帰するとの見方が広がる中、官邸以外にも活動の場を広げ、同党の原発推
進の姿勢にストップをかけたいとしている。
 反原発連合は二十五日、都内の経団連会館前でもデモを行い、主催者発表で千
三百人が参加した。十月二日夜のデモについてはネットなどで参加を呼び掛ける。
(後略)
 
 
B.大間原発(青森県大間町)の建設再開方針について、同原発から最短で二十
三kmしか離れていない北海道函館市の工藤寿樹市長は二十八日に記者会見し、
「市民の安全、安心を無視して前のめりに再開することは許されない」と強く反
発。再開に備え「(差し止め)訴訟の準備を早く進めるよう(担当部に)指示し
た」と述べた。
 工藤市長は電源開発の工事再開方針について「政権が代わる前に既成事実をつ
くりたいのだろう。とんでもない話」と、不快感を表明した。(中略)
 一方、北海道は二十八日、幹部が電話で電源開発に、工事再開について確認を
求めた。同社は「まだ社内で協議しており、十月一日に道庁を訪問した際に伝え
る」と答えたという。道幹部は「大間原発の位置づけや安全性は説明されておら
ず、このままでの再開は認めない。反対の声を上げるしかない」と話した。
                 (A.Bとも2012.9.29東京新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■4.協力依頼です
 |  大間原発の建設断念を求める声明です。団体での賛同を集めています
 |  賛同なさる団体は、明日(30日)の夜10時までに
 |   koshida@jca.apc.org まで、団体名・連絡先を送ってください
 └──── 
 
          大間原発の建設断念を強く求める
 
内閣総理大臣 野田佳彦 様
経済産業大臣 枝野幸男 様
電源開発(株)社長 北村雅良 様
                          2012年10月1日
 
 新聞報道によると、「電源開発(東京)は9月28日、建設が中断している大
間原発(青森県大間町)について年内に工事を再開する方針を固めた」とされて
いる。私たちは、電源開発に対して、大間原発の工事再開に反対し、建設を断念
することを強く求める。
 また9月15日に枝野経済産業大臣が「既に設置許可を与えている原発について、
これを変更することは考えていない。」と述べ、それを追認するかたちで、建設
再開を政府として支持する旨の考えを表明した野田政権に対しても、大間原発の
建設再開容認を取り消すことを求める。
 大間原発の建設再開は、日本社会の多数派となった脱原発を求める声を無視し
ふみつぶそうとするものだ。同時に、政府が決めた「2030年代の原発ゼロ」
をめざす「革新的エネルギー・環境戦略」を政府自らが踏みにじる行為である。
 私たちは、日本政府と電源開発が一体となって進めるデタラメな大間原発建設
を絶対に認めない。原発なしでも電力が足りることは、この夏に証明されており、
大間原発を建設する理由は、何もないのである。
 しかも大間原発は、商業用では世界で初めてのMOX燃料を全炉心で使用する、
きわめて危険性の高い原発であり、もし稼働したら、青森県や北海道に放射能が
放出され基幹産業である漁業や農業の一次産業などに被害を与えることになる。
事故が起これば、その被害の大きさがどれほどになるか想像もつかない。まして
大間の前沖に複数の活断層がある可能性も指摘されているのだから、建設そのも
のが間違っている。
 大間町では6月に全国から130人が集まり、30年ぶりの反原発デモが行なわ
れた。これまで反対の声を出せなかった地元でも不安の声が広がっている。建設
予定地から23キロしか離れていない対岸の函館市では、9月25日、市議会で大
間原発の無期限凍結を求める決議案を全会一致で可決した。「大間原発はいらな
い」という声は広がっている。電源開発は、こうした声に耳をかたむけ、大間原
発建設から撤退すべきである。
 日本政府は、「原発の新増設は行わない」という方針を守り、大間原発の建設
再開容認を撤回すべきである。
 大間原発建設を断念することを、重ねて強く求める。
 
呼びかけ団体:大間原発訴訟の会 SHUT泊 STOP!原発 北海道
       ほっかいどうピースネット 脱原発をめざす女たちの会北海
       市民自治を創る会
この件についてのお問い合わせは
 越田 090-7519-1731 koshida@jca.apc.org  まで
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