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たんぽぽ舎です。【TMM:No1621】
2012年10月22日(月)(その2)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせし
ます
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.11.11反原発・国会百万人大占拠
   「正しい報道ヘリの会」がヘリコプター空撮
   山本太郎さんの搭乗解説、広河隆一さんたちの写真
                                                                  広瀬 隆
★2.10月30日(火)学習会「原子力発電と地球温暖化問題の癒着-その歴史-」、
   CO2と原発が相たずさえて増殖した
   -「原子力ムラ」と「地球温暖化ムラ」について
                                                        江澤 誠(環境学博士)
★3.第2の「フクシマ」起こす前に原発停止を! (下)
   あとからくる者のために…原発で作った電気はいらないと声をあげて
                                                    中嶌哲演(小浜市・明通寺住職)
★4.<テント日誌10/19(金)―経産省前テントひろば405日目>
   秋の夜風に映えるぼんぼりとテントTV
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.11.11反原発・国会百万人大占拠
 |  「正しい報道ヘリの会」がヘリコプター空撮
 |  山本太郎さんの搭乗解説、広河隆一さんたちの写真
 └──── 広瀬 隆
 
 11月11日(日)、首相官邸前、国会議事堂周辺をはじめとする永田町・霞が関一
帯で、かつてない超大規模大占拠!首都圏のみならず、全国から結集を!!!
【主催】首都圏反原発連合
【協力】さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会/脱原発世
界会議/経産省前テントひろば
 
 11月11日のスケジュール
午後1時から国会・霞が関周辺でどぎもを抜く巨大デモを展開
午後3時から国会周辺抗議行動
午後5時から7時まで国会正門前大集会─反原発・百万人大占拠
 
 この日には、「原発をなくす全国連絡会」も、全国規模で政府に「原発ゼロ」
への決断を迫る「今すぐ原発ゼロへ全国いっせい行動」を計画
11・11全国いっせい行動だ!!
 
 「正しい報道ヘリの会」は、ヘリコプター空撮をおこないます。
山本太郎さんのヘリ搭乗解説、広河隆一さんたちプロの写真家たちも搭
乗して、IWJとOurPlanetTV総動員で、全国にインターネット配信を致します。
 
 国民は、もう許さない。
この震災復興予算の火事場泥棒に明け暮れる官僚どもを!!
消費税増税と環境税名目で、振り込め詐欺に明け暮れる国会議員を!!
まともな報道をしないマスメディアを!!
 
 福島県と高濃度汚染地域からの、若い女性と子供たち、思春期の人たちの避難
の受け入れを進め、放射能汚染瓦礫受け入れを絶対に阻止する。
 
 
┏┓
┗■2.10/30(火)学習会「原子力発電と地球温暖化問題の癒着-その歴史-」、
 |  CO2と原発」が相たずさえて増殖した
 |  -「原子力ムラ」と「地球温暖化ムラ」について
 └──── 江澤 誠(環境学博士)
 
 フクシマ原発事故によって、核(原子力)発電は人間の制御できるものではな
いこと、放射性廃棄物が未来世代に甚大な負荷を与えること、原発に関する「安
全神話」は「原子力ムラ」の情報操作によるものであることなどが明らかになっ
た。
 ところが、「原発は地球温暖化の原因とされるCO2を排出しない」などとウソ
偽りを平然と述べ原子力発電を推奨してきた多くの環境科学者・専門家集団から
は未だはっきりとした反省の言も聞かれない。
 そして、「原子力ムラ」と「地球温暖化ムラ」に絡め取られたメディアは、原
発の「安全神話」とCO2の「危険神話」という二重の誤りを意図的に垂れ流し、
相乗的に私たちの日常生活を脅かしてきた。
 「地球温暖化ムラ」に集うIPCC(気候変動に関する政府間パネル)などの科学
者・専門家集団は地球温暖化政策が環境保護に役立つものとしているが、その政
策はCO2を材料にした「投資」であり、金融資本の「保護」を最大の理念とする
新自由主義(ネオリベラリズム)政策そのものであって、私たちの日常生活に資
するものでも途上国の人々に生きる活力をもたらすものでも、ましてや気候変化
によるリスクを科学的に解明・解決するものでもない。
 フクシマ原発事故によって原発の「安全神話」は崩れたが、地球温暖化に絡む
CO2の「危険神話」はいまだに増殖し続けている。フクシマ原発事故後において、
私たちが地球温暖化政策を検証し直さなければならないのは、地球温暖化問題と
原子力発電が相携えて増殖し、フクシマの大惨事を引き起こしたからにほかなら
ない。
 本講座は、こうした問題意識にもとづき原発と地球温暖化問題の癒着の歴史を
辿り私たちの進むべき現実的な道をともに考えていきたい。
 
(注)10月30日(火)が第1回学習会、全体で4回程度開催される予定。
  主催・会場とも「スペースたんぽぽ」です。
 
 
┏┓
┗■3.第2の「フクシマ」起こす前に原発停止を! (下)
 |  あとからくる者のために…原発で作った電気はいらないと声をあげて
 └──── 中嶌哲演(小浜市・明通寺住職)
 
安全神話は建設当初から崩壊していた
 
 福島原発10基と関東の関係と、若狭原発15基と関西の関係は、うり二つです。
若狭現地で使う電力は、舞鶴の火力や水力発電から配電を受けているので、若狭
原発群から生み出された電力は、全量関西に送られています。過去40年間で若狭
の原発群は、2兆数千億kwの電気を関西に送り続けました。
 ただし若狭住民は、原発を抵抗なく唯々諾々と受け入れたわけではありません。
再稼働を許した大飯原発に限っても、1・2号機建設には大反対運動が起こり、
町長をリコールして地盤整備工事を一時中断させるところまで追い詰めましたが、
権力・金力・警察・機動隊等が大動員され、結局押し切られてしまいました。
 3・4号機の際も、住民投票を求める直接請求署名が規定数を大きく上回りま
したが、町長も議会もこれを否決しました。
 大飯町に隣接する小浜市でも4基の原発建設計画がありましたが、有権者の過
半数を超える反対署名を集めるなど、強力な反対運動で阻止しました。
 大飯原発から半径10km以内の住民分布を見ると、68%が小浜市民で、大飯町民
は、19%でしかありません。仮に小浜市民に地元住民としての発言権が与えられ
ていれば、大飯原発4基は、存在していなかったかもわかりません。
 ではなぜ、若狭に15基もの原発が建てられたのでしょうか? 火力発電は、大
都市の海岸部に作られています。消費地と供給地が一致しており、自給自足的と
いえます。しかし原発は、消費地である大都市から遠く離れた福島や若狭に作ら
れています。住民が少なく、事故による災害を最小にしたいからです。若狭住民
の立場からすると、原発安全神話は、第1機目が建設された時点から崩壊してい
たと思っています。
 
子どもに最大の犠牲もたらす原発
 
 今回の福島事故ではっきりしたのは、原発震災の最大の被害者は、子どもたち
だということです。政府は、年間被曝許容度を1ミリSvと決めていますが、子
どもや胎児への影響は、大人の数倍といわれています。つまり、1ミリSv/年
であっても、子どもにとっては、数ミリ~10ミリSv/年の悪影響を受けること
になります。
 この許容線量を超える子どもたちが、福島には36万人いると言われています。
実際、福島県が42000人の子どもを対象に甲状腺調査をしたところ、6~10才の
女子54%に、甲状腺に嚢胞などの異常が見つかった、と発表されました。11~15
才の子どもの55%に甲状腺異常が見つかっています。
 チェルノブイリでは3~4年後から見られた甲状腺異常が、1年半という短期
のうちに発見されたことに、欧米の研究者たちは、強い懸念を表明しています。
 そもそも子どもにとって、外で遊べない、土に触れられない、というのは拷問
です。何の責任もない子どもたちに最も厄災をもたらす原発事故を、繰り返して
はなりません。天災としての地震・津波は避けられないでしょうが、大人災とし
ての原発震災は、何としても防がねばなりません。
 かつて敗戦末期の不決断が、沖縄の犠牲の上に広島・長崎の悲劇を招きました。
今、日本の政府は、再び沖縄をふみにじり続け、「ヒロシマ」に匹敵する破局的
な福島原発震災を起こしました。
 今後、「ナガサキ」に相当する若狭や六ヶ所などでの大事故が、「第2のフク
シマ」として起こる可能性があります。もういいかげんに若狭の原発を止めよう
ではありませんか。
 
★注:11月10日(土)結成予定の「再稼働阻止全国ネットワーク」の共同代表(全
国から5人ほど)の一人に、中嶌哲演さんがなられます。
 11月10日(土)結成集会は東京にて。13時から21時まで。
☆出典:人民新聞10月5日号より、了承を得て掲載。
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌10/19(金)―経産省前テントひろば405日目>
 |  秋の夜風に映えるぼんぼりとテントTV
 └──── (Y・T)
 
10月19日(金) 晴れ
 午前中の健康診断を終え、別件の用を済ませてテントに着いた時は、もう午後
4時で、テレビ放送は始まっていた。福島瑞穂さんがインタビューに応じている
のが見える。
 福島から世界へ は亀屋幸子さん。双葉町の原発から1.5kmの自宅から、
着のみ着のままで逃げ、いくつもの避難所を転々とした有様を、昨日のことのよ
うにリアルに話される。その時の恐怖、悔しさ、怒り、無念さが聞いている者の
胸に迫ってくる。そして東電が賠償を全く進めず、ほんの雀の涙にも満たないよ
うな端金の見舞金で済ませたまま、のうのうとしていることに心底からの怒りを
語られる。政府の被災者を見捨てたような態度にも怒りはさらに高まる。そして
帰ることのできない双葉町への望郷の念・・・。
 福崎さんのハンストは今日の午前10時で満1ヶ月となり、終えられた。9月
19日はまだ暑さが残っていたが、今は日暮れと共に肌寒さを感じるほどである。
それにしても淡々としていて、その元気さには驚いてしまう。大変な強い意志で
貫かれたのであろう。インタビューからもそれはにじみ出ていたように思える。
 途中で、池邊さんのピアノ演奏があり、ショパンの流れるような音楽をみんな
で楽しむ。そして藤原さんの、福島第一原発の状況の解説。TV放送が終わる頃
にはあたりはすっかり暗くなって、秋の夜風にぼんぼりが映えている。
 テントTVは回を重ねるごとに脂が乗ってきたようだ。これからが楽しみとなっ
てくる。
 放送終了後はアーカイブで見られます。
 アーカイブのアドレスは http://www.ustream.tv/recorded/26273961 です。
 
 官邸前行動は先週より多くなっていると誰かが話していた。同時に公安警察の
私服警官の数も増え、睨みをみかせている、との感想も。
 夜、うしとら旅団の人たちがおこなった、大熊町の明日を考える女性の会の木
幡さん(現在会津の仮設住宅で避難生活中)や、富岡町からいわき市の仮設住宅
に避難していてそこで連絡員をされている西山さんとの交流会に参加した。うし
とら旅団は、富岡町や大熊町の人たちの仮設住宅を毎月訪れ、様々な支援(整体
や、語り合い会や、餅つき大会や、演芸や、賠償についての学習会etc)をお
こなっているグループである。
 木幡さんの深く、鋭い思考、問題提起、そして西山さんの明るさに引っ張られ
ながら話は遅くまで弾んだ。木幡さんには、テントTVの「福島から世界へ」へ
の出演を了解いただく。
 
家に帰ると、福島原発告訴団の全国告訴についての以下のメールが流れてきていた。
 関東3000人(10/18)突破、全国7322人(10/19)
 関東事務局の本日19日の未集計分をいれたら7500人弱に到達しました!!
みなさん、締め切りは10月31日です!!
あと2500人、みんなで1万人にしましょう!!
ツイッター、Facebook、ブログ、ホームページへの拡散お願い致します!
必ず1万人を突破しよう。
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1620】
2012年10月22日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.第2の「フクシマ」起こす前に原発停止を! (上)
   あとからくる者のために…原発で作った電気はいらないと声をあげて
                                           中嶌哲演(小浜市・明通寺住職)
★2.隠ぺいされた福島原発事故の分析(第6回)(通称・槌田ゼミ)のお知らせ
   『福島第一原発の爆発をもう一度考える』
                               中村泰子(たんぽぽ舎応援する人)
★3.新聞・雑誌より1つ
   ◆来春にも値上げ 関電が申請方針 家庭1割・企業2割
★4.<テント日誌10/17(水)―経産省前テントひろば 403日目>
   穏やかな時の流れの底には激しい渦もまたある
━━━━━━━
◆10/24原発についてみんなで観ようワンコイン上映会にご参加を
 日   時:10月24日(水)開場:18:30  19:00開始 特典映像上映
 上映内容:「世界に衝撃を与えた日・広島原爆」ほか
 主   催:スペースたんぽぽ
  参 加 費:500円
 
 
┏┓
┗■1.第2の「フクシマ」起こす前に原発停止を! (上)
 |  あとからくる者のために…原発で作った電気はいらないと声をあげて
 └──── 中嶌哲演(小浜市・明通寺住職)
 
 9月23日、釜ヶ崎「ふるさとの家」(西成区)で「あとからくる者のために…」
と題する中嶌哲演さんの講演集会が行われた。主催した「西成青い空カンパ」は、
飯舘村の酪農家・長谷川健一さんを招いての講演会を機に結成され、今も伊達市
東仮設住宅自治会にカンパを送り続けている。この日は、1年半にわたって仙台
で救援活動を続けた川浪剛さんの現地報告の他、「お迎えライブ」と称して、反
原発ソングや福島民謡、奄美島唄の演奏もあり、盛りだくさんの内容。
 「『原発で作った電気はいらない』と関西の人は声を上げて欲しい」―こう呼
びかける中嶌哲演さんは、東の原発銀座=福島に対し、西の原発銀座と言われる
若狭地域で長年反対運動を続けてきた。
 中嶌住職は、「西成で心の拠り所として地の塩のような働きを積み重ねられて
きた『ふるさとの家』で私の拙い話を聞いていただけることを、心からありがた
く思っております」と話をはじめた。(文責・人民新聞編集部)
 
 
100万年管理必要な死の灰とプルトニウム
 
 原発安全神話は、1.5重の壁、2.「止める・冷やす・閉じ込める」の厳重
な管理、という2大スローガンに依ってきました。安全神話は福島事故で崩壊し
ましたが、それでもなお語られていない事実を指摘したいと思います。
 大飯原発3・4号機がフル稼働していますが、この2機が1年間動くと、炉心
には、広島原爆2000発分の死の灰が溜まり、核燃料のなかには、長崎原爆60発分
のプルトニウムが作られます。
 これまで日本の原発が生み出した死の灰は、広島原爆約80数万発分です。この
死の灰は、無害化まで100万年間の管理が必要で、暫定管理でも10万年を必要と
します。たかだか40~50年間の便利さを追及した結果、これだけ長期にわたる負
の遺産を残していいのでしょうか。これが原発問題の根幹であり核心です。
 プルトニウムという元素名は、「地獄の大王」を意味します。この精製過程は、
核武装の野望を含んだものだと思っています。使用済み核燃料が六ヶ所村で再処
理され、敦賀にある高速増殖炉「もんじゅ」の運転に使われると、純度99.8%に
まで高まります。核兵器の理想的純度は94%と言われていますから、超核兵器級
のプルトニウムを作り出すのが「もんじゅ」の使命だったのです。
 国際世論は、北朝鮮の核兵器開発を問題にしていますが、日本は、宇宙開発事
業団によってロケット技術を開発しています。これに「もんじゅ」で生み出され
る高純度のプルトニウムを組み合わせれば、日本は軽量の核兵器で核武装できる
のです。
 つまり、「核の平和利用」と宣伝された原発は、潜在的に平和を脅かす核兵器
開発を含んでいたのです。(続く)
 
★注:11月10日(土)結成予定の「再稼働阻止全国ネットワーク」の共同代表(全
国から5人ほど)の一人に、中嶌哲演さんがなられます。
 11月10日(土)結成集会は東京にて。13時から21時まで。
☆出典:人民新聞10月5日号より、了承を得て掲載。
 
 
┏┓
┗■2.隠ぺいされた福島原発事故の分析(第6回)(通称・槌田ゼミ)のお知らせ
 |  『福島第一原発の爆発をもう一度考える』
 └──── 中村泰子(たんぽぽ舎応援する人)
 
講 師:槌田 敦さん
日 時:10月25日 (木) 19:00 ~ 21:00(開場18:30)
場 所:「スペースたんぽぽ」東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
参加費:800円
詳細はこちら→http://tppsa.sakura.ne.jp/wp/?p=1483
 
いつもより、質問タイムを多くとります。事前質問も受け付けています。
 
 福島原発事故の爆発は、当初からすべて水素爆発であるとされ、四つの事故調
報告書(民間、東電、国会、政府)でも踏襲されています。事実を調べられない
ことを口実に、今ある事実に基づく分析も放棄し、結果的に東電の責任逃れを助
けています。
 槌田敦さんは、四つの原子炉、四つの使用済み核燃料プールでの事象を分析し、
事故経緯を推定しています。
 今回は爆発に焦点をあて、どの場所で、どのように爆発にいたったかを考察し
ます。
槌田敦さんの見解を時系列で並べると以下のようになります。
 
3月12日 1号機、建屋水素爆発
3月14日 3号機、使用済み燃料プールで水蒸気爆発を伴う核爆発
3月15日 4号機、原子炉で核暴走・水蒸気爆発(同日2号機では爆発はなく、
格納容器ベント)
 
多数のご参加を呼びかけます。
 
☆たんぽぽ舎では、槌田敦さんを中心に、原発事故を検証する連続勉強会を
 開催しています。
  参考書:『福島原発多重人災 東電の責任を問う』
               日本評論社(刊)、槌田敦・山崎久隆・原田裕史(著)、定価1600円+税
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より1つ
 |  ◆来春にも値上げ 関電が申請方針 家庭1割・企業2割
 └──── 
 
◆来春にも値上げ 関電が申請方針  家庭1割・企業2割
 
 関西電力は、来年4月以降に電気料金を上げる方針を固めた。値上げ幅は、国
の認可が必要な家庭向けで1割程度を軸に、年内にも政府に申請する。企業向け
などの大口は2割程度の方向だ。(中略)
 関電が値上げ時期として現在、最も有力視しているのは来年4月。国の認可が
いらず、双方の交渉で価格が決まる企業との料金契約の更新時期が、年度が変わ
る4月に集中するためだ。
 家庭向けも同じく4月の値上げをめざす。値上げ幅は、東京電力が申請した10
%を軸に検討に入る。(2012年10月22日朝日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌10/17(水)―経産省前テントひろば 403日目>
 |  穏やかな時の流れの底には激しい渦もまたある
 └──── (M/O)
 
10月17日(水)雨後曇り
 
 友達に誘われて江の島に出掛け季節外れ(?)の花火を見た。冬の花火という
のはよく耳にするが、秋の花火は初めてだった。多くの人出にびっくりしたが、
花火は間近で見ると凄い迫力で堪能させてもらった。腹にずしりと来る音から幼
い日の爆撃音を連想してしまっていたが、今の時代は何だろうかということを自
然に考えていた。もう時代や社会のことなんか考えるのはよせという内心の声が
時折あるがどうしてもその所から逃れられない。これはテント前に座っていると、
この執着は何故という内心の声がやってくるのと同じである。
 
 テントはいつの間にか400日を超えた。誰もこんなには続くと予想はしなかっ
たけれどそれは存続している。テントはそれを生みだした人の意志や意向を超え
て独り歩きをしてテントはテントという表現をしている。これは不思議なことで
あるが、この辺は毎週の金曜日の首相官邸前行動についてもいえる事なのかもし
れない。
 
 確かにテントはそれを生みだした人、それに賛同した人たちの意志、つまりは
その集合力として存在している。これは事実であってだから個々の意志が辞めよ
うと思えば出来ることであると思える。これは半ば事実であるが、この事実を超
えて個々の意志の判断では決められない要素も存在しているのである。これはテ
ントが個々の意志《主観、あるいは共同主観》から生み出されながら、共同意志
(客観的な意志)に転じていることがあるのであり、この役割や側面を持つので
ある。これはテントが体現している脱原発という共同意志の展開を要求している
ことであり、それを構想できなければ存続は決められないということである。
 
 テントが脱原発の意志の表現としてどのようなものか、どのように展開して行
くかは、それを生みだした当人たちにも明瞭であるものではなかった。何人かが
とりあえずやってみようと決意してできたのであり、そして当人たちの想像を超
えて展開をしてきたのだ。本来、政治的な運動や表現はこうしたものであり、個
々人の意志から生まれながらそれを超えて展開をするのである。そして、逆に個
々人の意志に迫るのである。それは脱原発の運動の発展の方向性である。
 
 このことは先にあげた毎週金曜日の官邸前行動にも言えることだ。共同意志の
発現《表現》として脱原発の運動はどのような展開をとるか、その展望を構想し
えているか、という問いかけをテントも官邸前行動も我々にせまるのである。
 言ってみるだけでいい、やってみるだけでいい。それだって単なる思いつきで
はできない。我々が考え考えしているのはこのところである。誰でも復興予算の
使い方には呆れている。ひどい話である。日本の官僚的政治《行政》の実態を見
ている。本当に自民のどちらかが政権の座につくということではない。それを超
えた事態である。これは官僚主導の日本の政治の現実を示しているのであり、原
発行政は密室で進んでいるが故に同じように、いやもっとひどいのだろうと思う。
沖縄へのオスプレイ配備も同じように考えてもいい。
 
 私たちの前の現れる政治的現象は腹立たしいものだ。それは混迷というよりは
誰が見たっておかしいぜという類だ。だが、これを変えるにはどうしたらいいの
か、という問いを発した途端に考えあぐむ。そこで我々は立ちどまっている。こ
れはテントや官邸前行動の問いかけにうんと口籠ることと同じである。
 
 私たちには考えるということ、考えに考えを重ねるということにしか道はない
し、その果てに「言ってみる、やってみる」ということしかできやしない。そん
な形でしか、テントや官邸前行動が迫るものに応えることができない。テントに
座るとき出てくる「執着は何故」という問いに応えようということなのだと思う。
年を重ねればこういう執着からは解放されるものだと思ってきたがことはどうも
ちがうようだ。テントの前に座っていると興味深そうに見て行く人が少なからず
いる。笑顔を向けてくれる人にほほ笑み返す時、私のこころはたゆたっているが、
底に流れているのかこんなことだ。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1619】
2012年10月20日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発ゼロ 閣議決定回避について、米、外圧批判恐れ口止め
      原発反対世論に米国が神経をとがらせて対策
★2.メールマガジン読者よりのご案内(問合せは主催者へお願いします)
  ◆11/4「福島の再生・復興のためにいま何が問われているか」
              場所:ふくしまNGO協働スペース
★3.新聞・雑誌より2つ
  ◆堤防6割耐震進まず 水門700カ所超で未点検 検査院指摘
    ◆東電株主代表訴訟の原告団事務局長を務める 木村 結さん
★4.<テント日誌10/16(火)―経産省前テントひろば402日目>
   人類の思いとしてのフクシマ創生!自然な呼吸としての原発全廃!
   ~日本蕎麦屋さん達の全国大会での、福島の理事長の挨拶~
━━━━━━━
※10/22(月)【学習会】のお誘い…参加歓迎
 
 テーマ:「1990年代の生活なら、原発なしで電気は大丈夫」
 日 時:10月22日(月)18:30開場 19:00開始 資料代:800円
 講 師:小林公吉さん(元教師)
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 
 
┏┓
┗■1.原発ゼロ 閣議決定回避について、米、外圧批判恐れ口止め
 |  原発反対世論に米国が神経をとがらせて対策
 └──── 
 
 野田内閣が「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」を目指す戦略を決める直前、米政
府が日本に原発ゼロの閣議決定を回避するよう求めていた問題で、九月に行われ
た日米交渉の場で米側が「日本国内で外圧と取られないように注意してほしい」
などと口止めしていたことが分かった。日本の脱原発を求める国内世論の反発に
米政府が神経をとがらせていることが浮き彫りになった格好だ。
 
 日米協議関係者への取材によると、五日に米・ワシントンで行われた協議で、
日本側は外務省の藤崎一郎駐米大使が、米エネルギー省のポネマン副長官とライ
ヨンズ次官補に面会した。
 
 藤崎氏は、その際、「二〇三〇年代に原発ゼロを目指す」「核燃料サイクルは
中長期的に維持する」など政府が検討していた新戦略について説明した。
 
 これに対しポネマン氏は「あまりにも問題が重大すぎるため、大統領や国務省
の意向を聞かずにコメントできない」と話した。その上で「日本の主権を尊重す
る」としながらも「くれぐれも外圧と取られないように注意してほしい。この協
議は極めて機密性の高いものだ」などと発言。日本の世論に神経質になっている
ことをにじませた。(中略)
 
 日本は米国との意見交換の後、十九日に「原発ゼロ」の閣議決定見送りを決め、
加えて検討していた「原発ゼロ法案」の整備も棚上げにした。
 
 意見交換を取り仕切った外務省国際原子力協力室の話…米側の働きかけについ
て意見交換の内容はコメントできない。…(2012年10月20日東京新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■2.メールマガジン読者よりのご案内(問合せは主催者へお願いします)
 | ◆11/4「福島の再生・復興のためにいま何が問われているか」
 └──── 
 
■日時:11月4日(日)午後1時~5時
■場所:ふくしまNGO協働スペース
                       福島県福島市栄町6-5 南條ビルA館3F/福島駅東口正面
■内容:第1部 福島の各団体の発言
    ・吉野裕之(放射能から子どもを守る福島ネットワーク)
       「気持を結ぶ~保養プログラム」
    ・橋本俊彦(NPO法人ライフケア)
       「健康相談会の現場から~大災害を生き延びる智慧」
    ・黒田節子(原発いらない福島の女たち)
       「これまでの女たちのアクションをふりかえって」
    ・菅野瑞穂(あぶくま高原遊雲の里ファーム)
       「人とつながる農業再生を目指して ~福島の大地を笑顔に!」
    第2部 支援NGOの活動紹介と今後に向けた全体討論
        シャプラニール、JANIC、JVC、FoE Japan〈予定〉
■主 催:〈NGOと社会〉の会
■参加費:500円(予約不要)
■問合せ:(株)新評論編集部・〈NGOと社会〉の会事務局Tel. 03-3202-7391
 
 
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
 | ◆堤防6割耐震進まず 水門700カ所超で未点検 検査院指摘
 | ◆東電株主代表訴訟の原告団事務局長を務める 木村 結さん
 └──── 
 
◆堤防6割耐震進まず 水門700カ所超で未点検 検査院指摘
 
 会計検査院は17日、東海地震などで大きな被害が想定される15都道府県にある
公共土木施設の地震・津波対策の調査結果を公表、海岸では耐震点検を実施して
対策が必要とされた堤防の約6割に当たる総延長約84キロで耐震工事が実施され
ていないと明らかにした。海岸に設置された水門727カ所では耐震点検が終わっ
ていなかった。(後略)
 
 官庁、病院も倒壊恐れ 「特定建築物」955棟、震度6強
 
 中央省庁の庁舎や独立行政法人国立病院機構が運営する病院などの「特定建築
物」と呼ばれる建物のうち、国土交通省などが実施した耐震診断で、955棟が震
度6強の地震により、倒壊する危険性が高いとする調査結果を17日会計検査院が
まとめた。(中略)
 今後起きる可能性のある東海・東南海地震などの際、防災拠点となるべき施設
での耐震対策が完了していない実態が明らかになった。(中略)
 国立病院機構運営の医療施設などで耐震診断していたのは298棟。改修が必要
なのは230棟で、うち74棟は倒壊する危険性が高かった。(後略)
                        (2012年10月18日東京新聞より抜粋)
 
 
◆東電株主代表訴訟の原告団事務局長を務める  木村 結さん
 
 5兆5045億円を、東京電力の現在と歴代の経営陣27人に対して請求している。
 訴えの内容は、対策を怠り、福島原発事故によって会社に損害を与えたという
もの。勝訴しても金は会社が回収するので、自らには何の得もない。なのに、原
告42人をまとめ、保険の仕事を休んでは記者会見や法廷に足を運ぶ。「責任を明
確にするためです」
 新潟から上京、結婚生活を送っていた1986年、チェルノブイリ事故が起こる。
共同購入の茶から放射能が検出された。2歳の娘を抱え、食品汚染は切実だった。
初めて原発の存在を意識した。
 株主運動を始めたのは89年。借金して100株を59万円で購入。毎年、総会で脱
原発を提案した。
 幼いころ、かつて特攻隊員だった父に聞いた。「なぜ戦争に反対しなかったの?
」と。答えは「そんなこと言える時代じゃなかった」。それがずっと心に残って
いた。戦争も原発も知らない間に進んでいく。異議を唱える「大人としての責任」
が活動の原点だ。(中略)
 大好きな和服でデモや集会にも出かけ、現代の「革命」とも言うべき、脱原発
に挑んでいる。  (2012年10月19日朝日新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.<テント日誌10/16(火)―経産省前テントひろば402日目>
 |  人類の思いとしてのフクシマ創生!自然な呼吸としての原発全廃!
 |  ~日本蕎麦屋さん達の全国大会での、福島の理事長の挨拶~
 └──── (Y・T)
 
 10月16日(火) 晴れ  平穏な一日だった。あと数日でハンスト満1ヶ
月を迎える福崎さんも変わりない状態である。日本山妙法寺の石橋上人がやって
きて、福崎さんとあがりの過ごし方について話す。
 先日友人からもらったA4・1枚の文章をもう一度読み返す。それは10月9
日に福島県いわき市で開催された、第78回全国麺類飲食業者大会(日本蕎麦屋
がメインの組合の大会)で、大会会長が述べた挨拶であった。大会会長は福島県
飲食業生活衛生同業組合理事長であり、いわき市で蕎麦屋を営む紺野 昭治さん
ということであった。
 この大会は、兵庫以東20数都道府県から550名以上の同業者が年に一度集
うもので、片山さつき・中川雅治国会議員をはじめ、蕎麦業界所管の厚労省や農
水省の役人諸氏、県の幹部がひな壇に並ぶ中で始まり、その前で正々堂々と語り
かけられた挨拶だったという。
 新聞報道などには全く出てこないが、是非とも知っていただきたいと思い、こ
こに掲載します。
 
                             《大会挨拶》
 
 2011年3月11日、東日本大震災、翌12日、原発事故「フクシマ」発生。
 そしてその5月、本日の全国大会をここフクシマのいわきで開催を決意。   
 何の心準備もない突然の開催宣言でした。
 常に弱気な気の小さい私を突き動かした途方もない力。今こうして全国の皆様
の前に立ってご挨拶申し上げている私は、やはり同じ力を実感しております。
 このカに導かれ、北海道・東北のお仲間たちの同意を結集し、私たちの思いは
全国の仲間たちに伝わりました。そしてこうして各界のリーダーの皆さんもお祝
いに駆けつけて下っております。この途方もない力は私たちを何処へ導こうとし
ているのでしょうか? 「フクシマ」を福島に戻す。戻さなければ歴史が絶える。
  しかし「フクシマ」を福島に戻せば、原発も又戻る。「フクシマ」を福島に単
に戻すのではなく、福島を超えて福島を創り上げて行かなければならない。
 福島復興ではなく、フクシマ創生!です。 では、誰がフクシマ創生を果たす
のでしょうか?福島県民でしょうか?日本国でしょうか?フクシマ創生!、実は
誰が果たすという問題ではないのです。世界の意識、人類の思いの問題なのです。
  福島再生、復興(と言われます)故郷を失った人たちに、故郷に戻りたくとも
戻れない人たちに、この言葉は何と虚しく響くことか。
 しかし、私たちは生きて行かなければなりません。フクシマ創生!は、人間の
生き方の問題なのです。70億全人類の思いをフクシマ創生に向かわせなければ、
フクシマ創生は実現しません。
 私を突き動かした途方もない力。そして今日この時、フクシマにお集まりの全
国の麺類業者の皆さんを動かしている大きな力。
 この力は、地球に刻まれた40億年という圧倒的な長い生命史の中で、僅か7
00万年に満たない 歴史しか持たない人類の、自らの絶滅への強烈な危機感そ
のものなのではないでしょうか。
 文明史の頂点に原子力利用を位置づけることが、人類を絶滅に追い込む。原子
力を利用する!とは何と思い上がった意識でしょう。そんな人類の意識を変える
力、これが私を突き動かした途方もない力の正体です。そして途方もない力が、
私の自然な呼吸を原発全廃!という言葉に変えました。
 私は今、無意識に自然に原発全廃を呼吸しています。議論の余地はありません。
  フクシマに立てばそれが分かります。そして今日、全国からこれだけ大勢の皆
さんに、フクシマに立って頂きました。私を突き動かした力のお蔭です。
 この大会は、ここに立っている皆さんが、原発全廃を日常的に自然に呼吸する
契機になることを私は強く望みます。
 ここからフクシマ創生!が始まって来ます。
                                                                     2012年10月9日
                            第78回全国麺類飲食業者福島大会大会長・
                     福島県飲食業生活衛生同業組合理事長
                     紺野 昭治
たんぽぽ舎です。【TMM:No1618】
2012年10月19日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.5アンペア生活 -新聞記者の体験から-
    (10月6日 朝日新聞「記者有論」より)
★2.新聞・雑誌から
 ◇国際赤十字が報告書、福島原発事故の移住「人道危機」
  (10月17日 朝日新聞から)
 ◇シンガポール 原発導入見送り 「リスクが大きいと判断。」
  (10月17日 朝日新聞から)
 ◇被災地の女子高生を描いたドキュメンタリー「うたごころ」
  --"ありのまま"に共感 (10月13日 毎日新聞から)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇水環境と原発を考える集い - 新潟県津南町にご参集を
 【前夜祭エコツアー】11月23日(金)から1泊
 【水郷水都全国会議・津南大会】11月24日(土)~25(日)
★4.<テントひろば10/15(月)―経産前省テントひろば401日目>
   人の心を忘れて何が出来よう!
   『これを知る者はこれを好む者に如かず
    これを好む者はこれを楽しむ者に如かず』
━━━━━━━
◆20日(土)18時開場 18時半開始、参加費500円
『反原発 なにかしたい人会議 第10回』 場所・スペースたんぽぽ
(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
*何かしたいけど、何をしたらいいかわからない人、したいことはあるけれど、
 何かの事情で始められない人が集まって、できることを探る取り組みです。
━━━━━━━
 
 
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┗■1.5アンペア生活 -新聞記者の体験から-
 │  (10月6日 朝日新聞「記者有論」より)
 └────
 
 東京電力との契約を最小の5アンペアに下げた日から、もうすぐ3カ月がた
つ。
 一度に流せる電流の上限を、これまでの40アンペアから8分の1に下げた。
10アンペア以上を消費する電子レンジや炊飯器は使えない。エアコンも単なる
壁の飾りになった。
 でも、猛暑続きの夏を体調を崩さず乗り切れた。一人暮らしの私の電気代
(8月分)は1208円。以前より月額808円減った。ただ動機は電気代節約では
ない。
 昨年秋まで2年半の福島赴任中に、東京電力福島第一原発の事故に遭った。
育てた農畜産物や郷土を多くの人が奪われる姿に接した。東京に異動してから
も、様々な犠牲を強いている電力会社の電気を、ジャブジャブと使う気分には
なれなかった。
 忍耐覚悟の5アンペア生活だったが、始めてみたら発見に満ちていて飽きる
ことがない。
 電気がないとどうしても困るのは、パソコンや携帯電話などに限られる。
レンジや炊飯器といった製品は、ほとんどがほかの方法で代替できる。鍋で米
を炊き、コンビニ弁当を蒸して温める。脱電気の工夫を会得するたび、生活の
幅が広がる実感があった。(中略)
 だが記事が出ると予想外の反響があった。若者から年配の方々まで、数多く
の読者から、共感の便りが届いた。「わが家もさらなる節電に励みます」「う
ちも早速アンペアダウンしました」。ライフスタイルを見直し、エネルギー消
費を減らそうと本気で試している人は、決して少数派ではないと、感じること
ができた。
 政府は「2030年代に原発ゼロ」の目標を打ち出す一方で、原発再稼働の方針
を示している。ゼロの目標は遠く、かすんでいる。
 それでも、5アンペア生活に熱い関心を示してくれた人の声、官邸前の脱原
発デモに絶えることなく集う人の姿に、未来を変えたいという意志の確かさを
見る。遠い目標を、近くにたぐり寄せるのは、政府ではない。我々一人ひとり
の暮らしのあり方だと思う。
-----
(メルマガ編集部・柳田:福島原発事故のあと、自らの生活と電気消費を見直
 す人々が増えた。加えて、電気料値上げに抗いアンペア数を下げて生活する
 人が拡大し、ちょっとしたブームをよんでいると聞く。電力会社の売上が
 しっかり減少(利益減)して困っているようだが、日本の将来のためにこれ
 は良い傾向だと思う。)
 
 
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から
 └────
 
◇国際赤十字が報告書、福島原発事故の移住「人道危機」
 (10月17日 朝日新聞から)
 
 「国際赤十字・赤新月社連盟」(本部・ジュネーブ)が16日、「世界災害
報告書2012」を公表した。東京電力の福島第一原発の事故を、「科学技術
の事故によって(住民が)移住させられた、人道危機だ」と位置付けた。
 報告書のテーマは「強制移住と移動」。福島の事故は、途上国を中心に開発
にともなう強制移住者が推定1500万人いると説明した章の中で取り上げ、
同様な人道危機だとした。
 原発の20キロ圏内からの避難について「政府の指示通りに避難したのに、
結局、放射能濃度が高い場所に行き着いた」とする住民の声を載せ、「怒りと
苦痛、不安がある」と分析。被ばくについては、「チェルノブイリ原発の事故
時よりもはるかに下だ」としつつ、「長期的にどんな影響があるのかを明らか
にするのは難しい」と悩む医師の言葉を引用した。
 連盟のメティアス・シュマール事務次長は記者会見で、「一般的に、原発の
周囲の潜在的脅威は政府によって強調されてこなかった。政府には(情報の)
透明性が求められる。『福島』は終わっていない」と語った。
-----
関連ニュース(NHK NEWS WEB) 10月17日付け
 東日本大震災の損害額 世界の57%占める
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121017/k10015796091000.html
-----
「世界災害報告書2012」(20th issue World Disasters Report)は、赤十字の
ホームページからダウンロードできます。
 http://www.jrc.or.jp/english/jrc_news/l4/Vcms4_00003239.html
 
 
◇シンガポール 原発導入見送り 「リスクが大きいと判断。」
 (10月17日 朝日新聞から)
 
 シンガポール政府は、検討を進めてきた原子力発電の導入を当面は見送る方
針を決めた。電力のほぼすべてを火力発電でまかない、燃料を輸入に頼る現状
からの脱却を目指していたが、リスクが大きいと判断した。
 イスワラン第2貿易産業相が15日、国会で与党議員の質問に「原子力発電
の技術は、国内での利用にいまだ適していない」と答えた。リー・シェンロン
首相が2010年に「原発は選択肢」と明言し、建設の可能性を探る事前調査
を進めたものの、東京電力福島第一原発の事故の後、国内でも慎重論が強まっ
ていた。(中略)東京23区ほどの国土に530万人が集中している点を挙げ、
事故が起きても避難できないことを示唆。「シンガポールでは、リスクが利益
を上回る」と語った。(後略)
 
 
◇被災地の女子高生を描いたドキュメンタリー「うたごころ」
 --"ありのまま"に共感 (10月13日 毎日新聞から)
 
 東日本大震災の被災地で暮らす1人の女子高生を追ったドキュメンタリー映
画「うたごころ」の自主上映会が、全国で開かれている。監督は民放局のディ
レクターとして阪神大震災の報道にも携わった榛葉(しば)健(たけし)さん。休
暇を利用し手弁当でカメラを回した。「ありのままの被災地を感じ、つながり
を持つきっかけにしてほしい」。思いに共感したボランティアの手で上映の幅
が広がっている。
 映画は、津波で自宅を失った女子高生の4カ月を60分にまとめている。震
災を機に父母への思いを深めたり、高校の合唱部の引退コンサートに挑んだり
しながら自分を見つめなおす姿を追った。(中略)
 来春は少女と父母のその後を追った続編を公開する。上映予定は「うたごこ
ろ」ホームページ http://utagokoro.info/ で公開している。
-----
・チャリティー上映会 10月21日(日)13:00から 参加費1000円 定員150名
 場所 イオンモール千葉ニュータウン イオンホール
ほか、全国各地でチャリティー上映会が予定されています。
-----
 
 
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇水環境と原発を考える集い - 新潟県津南町にご参集を
【前夜祭エコツアー】11月23日(金)上越新幹線「越後湯沢駅」東口集合
 参加費13,000円(1泊3食付き/バス代/保険代等)
【全国大会】(第28回 水郷水都全国会議・津南大会)
 11月24日(土)13:00開演 ~25日(日)12:00閉会
 参加費2,000円(資料代等)
[交流会]24日 18:00から、参加費5,000円
 旅館・送迎つきで@6,500円<朝食付>、@8,650円<1泊2食付>
 
※参加をご希望の方は、FAXで、氏名・住所・電話番号等を明記して、
「開催案内(要項)」を下記へご請求ください。当会のホームページから
ダウンロードできます。ホームページ http://shinanochikuma.jimdo.com/
 第28回 水郷水都全国会議・津南大会 申込書
 送付先 千曲川・信濃川復権の会<担当・矢間> FAX 042-381-7770
 
 
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┗■4.<テントひろば10/15(月)―経産前省テントひろば401日目>
 │   人の心を忘れて何が出来よう!
 │   これを知る者はこれを好む者に如かず 
 │   これを好む者はこれを楽しむ者に如かず
 └────( F記 )
 
10月15日(月)晴れ
 一週間の経つのが「つるべ落とし」のこの季節を象徴するかのように早く感
じます。時はあっという間に過ぎるのに、福島の災禍の復興は一向に進んでい
ません。むしろ長期化した避難生活を余儀なくされている方々や福島県内外の
県民の思いを逆なでするように、大間原発の再建設が政府によって進められて
いるという。 
 関電が大飯原発を再稼動させた時、その罪は重いと思いました。福島原発事
故が全く収束を見ない中でのこの行いは、事故が起こったらその対策を超えて
多くの人々を苦しめることになることを承知の上での再稼動だからです。それ
は企業というものが本当に人命を軽んじるものだという、ある意味、恐怖すら
覚える事実に胸が締め付けられる思いなのは多くの人も同じであろうと思いま
す。
 その上での大間原発建設再開はもうこの国は国民の命に向き合う態度すら捨
てたと思わざろを得ません。民主党与党は原発を2030年代に廃止するとい
っておき、しかも原発稼動40年と言ったその下の根も渇かないうちの大間建設
には開いた口が塞がりません。原発を今から建設したらどう考えても2030年
代には原発ゼロにはならないということは小学生の算数レベルであっても分か
ることです。
 こんな子供騙し的な言い草が通用してしまう政府が世界からどのように見ら
れているのか・・・。先日のIMF世界会議・世界銀行年次総会で結局、日本
は600億ドル(約4.7兆円)を拠出することで合意となったのですが、今、日本
にそれだけのお金を海外に出す余裕があるのか?この事実を見て福島の皆さん
はどう思うのか?要するに何でも金で解決できるという驕りが見え隠れします。
 夕方、東京・東銀座にある電源開発(Jパワー)本社に行き、大間原発建設再
開反対抗議行動に参加しました。ちょうど函館市長の抗議申し入れに合わせて
行われましたが、先日の金曜日にテントひろばTVに出演下さった「あさこは
うす」小笠原厚子さんも、帰郷のスケジュールを変更して参加されていました。
参加者は約100名ほどでしたが、それぞれが思いの丈をぶつけていました。函
館市長が申し入れを終え、バスに乗るときは大きな声で応援のエールを挙げま
した。
 『頑張って下さい!』の声が銀座の喧騒の中に響き渡ったのです。
 
 そもそも本社がなぜ東京にあるのか?放射能が安全だというなら、原発の傍
に立てたら良いだろう。そうゆう声も挙がっていました。Tさんとささやかな
交流会をしてテントに帰る道すがら、今日は月曜日、関電東京支社前での抗議
行動が行われておりSさん、Mさんとその仲間の皆さんが調子の悪いトラメガ
を騙し騙しして強く訴えていました。Sさんはしばらく体調を崩していたので
すが、その声にはそれを忘れさせるほどの迫力と熱気が蘇っていました。しば
らく参加し一言だけアピールをさせて頂き、テントに帰りました。
 今日はローテーション責任者会議があったのですが途中から参加しました。
効率よく24時間体制をひくための大切な会議となり、喧々囂々(けんけんごう
ごう)それぞれが意見を交わしていました。
 終了後、何人かのメンバーが残り今後の活動の話になりました。12月に福島
に入るIAEAに対しての行動を如何に作るかとの話になりましたが、17日に
行われるテント全体会議に僕も提案をさせて頂くことにしました。
 断食をされている福崎さんも満了まであと4日。定期的な医療チェックなど
テントとしても出来る限りのことをしてきましたし、ご本人も油断されること
は無いでしょうが、あと少しの頑張りを静かに見守っていくだけ。無事終えら
れることを思わずにはいられません。
 
最後に大阪のQさんからの嬉しい便りにあった言葉を。
『これを知る者はこれを好む者に如かず
 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず』
( F記 )
 
★あおぞらUST放送 日本で海外で脱原発★
10月19日(金)16時から
視聴アドレス: http://www.ustream.tv/channel/tentcolor
本日の「国会議員に原発を問う」は、社民党・福島みずほ議員に意見をお聞き
します。お楽しみに。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1617】
2012年10月18日(木) 地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.10月27日(土)討論会のお誘い
  総力でつながろう!! 再稼動阻止!大飯を止めよう!
  テーマを中心に参加者みんなで質疑、討論します。ご参加ください。
               (再稼動阻止全国ネットワーク会議(準))
★2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇10月20日(土)14時~、金沢八景
 「今中哲二(京大原子炉実験所)さんと一緒に考えてみませんか」
◇10月27日(土)13時から、茨城県牛久
 山崎久隆講演会のお知らせ『牛久に放射能が降った日 パート2』
◇11月8日(木)午後6:45から、JR阿佐ヶ谷駅
 子どもの健康と放射能問題を考える連続講座 -第1回 講師:影浦 峡さん
★3.新聞・雑誌から
◇愛知の中小企業 「原発ゼロ」6割が支持  (10月16日 東京新聞より)
◇水車でクリーンエネ発電
 宮城県川崎町のNPOなどが自力で水車を組み立て(10月10日 東京新聞)
◇17都府県に危険密集地 大地震発生時、火災が広がり避難困難に
                      (10月13日 茨城新聞より)
━━━━━━━
10月19日(金)18:00~20:00、首相官邸まえ、『大飯原発を停止せよ!首相
官邸前抗議』11/11に向け再び大きな盛り上がりを!大間原発の建設を中止せよ
大飯原発を停止せよ、全原発を即時廃止せよ|呼びかけ:首都圏反原発連合
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.10月27日(土)討論会のお誘い
 │   総力でつながろう!! 再稼動阻止!大飯を止めよう!
 │   テーマを中心に参加者みんなで質疑、討論します。ご参加ください。
 └────(再稼動阻止全国ネットワーク会議(準))
 
原発ゼロ!今すぐ止めろ!大飯を止めろ!の圧倒的市民の声のもと、11月10日
(土)に『再稼動阻止全国ネットワーク』が東京で結成されます。
福島の人たち始め、再稼動に直面する全国の原発現地(北海道から九州まで)
の人々が参加されます。それに向けて、東京圏の私達は、準備も含めて、再稼
動阻止の討論会を、10月27日(土)に東京で開きます。
ぜひ多くの人のご参加を期待します。
 
 日時 10月27日(土)午後6時~午後9時、会場 スペースたんぽぽ
 資料代 500円
 テーマと問題提起者;
 ・規制委の動向と今後の課題      小川正治(プラント技術者の会)
 ・再稼動をめぐる状勢-30キロ圏自治体の動向
                布施哲也(反原発自治体議員・市民連盟)
 ・11月10日(土)全国ネット結成集会の意義・目的
                   八木健彦(経産省前テントひろば)
 
 ※再稼動阻止全国ネットワーク結成集会は、11月10日(土)に開催します。
 
 
┏┓
┗■2.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◇「今中哲二(京大原子炉実験所)さんと一緒に考えてみませんか」
テ-マ:「福島の放射能から子どもを守るには-チェルノブイリからの教訓」
 *本講演会では、今中さんの講演後その今中さんのお話を受けて
  参加者からの質問等を受けることにより、講演の内容をより
  深めたいと考えています。
 
 日時 10月20日(土)14:00~16:30
 会場 橫浜市立大学カメリアホ-ル(定員300名 先着順)
 行き方 京急「金沢八景駅」下車徒歩5分
 資料代 一般 1000円  大学生・高校生 500円
 主催「今中哲二」講演会橫浜実行委員会
 連絡先 090-7405-4276(竹岡)
 
 
◇山崎久隆講演会のお知らせ
 『牛久に放射能が降った日 パート2 ~わが子を守る食べ物と暮らし~』
 
 日時:10月27日(土) 13:00開場  14:00開演
 会場:牛久市運動公園体育館サブアリーナ(上履きをご持参ください)
 参加費:無料
 主催:山崎久隆講演会実行委員会・原発入らない牛久の会
 共催:脱原発ネットワーク茨城・牛久「環境学習同好会」・常総生活協同
    組合・生活クラブ生協茨城牛久支部委員会
 連絡先:藤田080-5193-5218 森川080-3935-4653
 
 *前回パート1が大好評で250人の参加でした。皆さまからのご要望に
 より、パート2を開催します。ぜひご参加ください。
 
 
 
◇子どもの健康と放射能問題を考える連続講座 -第1回
 *--------------------------*------------------------*
   「 放射能が不安」は、おかしいのか?
  メディア・専門家の発言を読み解き、学校の役割を考える
 *--------------------------*------------------------*
 放射能を話題にしたいけれど、でも・・・と感じる人
 テレビや新聞の放射能報道になんとなくモヤモヤを感じる人
 実際の報道を読み解いていく講演は、わかりやすい例えに満ちています。
 今回は学校に押しつけられた役割も話して頂きます。
 「ほんとうに来てよかったです!」と、思っていただける内容です。
 
 日時 11月8(木)午後6:15(開場) 午後6:45(開演)
 会場 阿佐ヶ谷地域区民センター(第4・5集会)
                         <JR阿佐谷駅南口 徒歩3分>
 講師 影浦 峡さん(東京大学大学院教授)、専門は言語とメディア
    近年の著書「3.11後の放射能「安全」報道を読み解く」
 資料代 700円
 主催「杉並の教育を考えるみんなの会」
 連絡先 090-1859-6656(東本)
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 │   
 └────
 
◇愛知の中小企業 「原発ゼロ」6割が支持
 (10月16日 東京新聞より)
 
 「2030年代に原発稼働ゼロを目指す」とした政府目標をめぐり、本紙は
愛知中小企業家同友会(名古屋市、3191人)と合同で、愛知県内の中小企業経
営者にアンケートした。回答した336人のうち「30年代より前に」を含め原発
ゼロを支持する意見がほぼ六割を占めた。原発ゼロが国内経済に及ぼす影響は
「プラスになる」と「変わらない」を合わせて5割を占め、半数が経済への悪
影響を否定した。
 同県は自動車など製造業が盛んな全国屈指の「モノづくりの拠点」。その土
台を支える中小企業の多くが「脱原発」への姿勢を示し、経済悪化を理由に原
発ゼロを拒否する経団連など中央財界との違いが鮮明になった。(中略)
 日本の原発政策について尋ねたところ「政府目標通り30年代にゼロ」が31%、
「30年代より前にゼロ」が30%と、原発ゼロへの支持が61%を占めた。
 原発ゼロには反対だが「原発の数は減らした方がいい」は33%。原発ゼロの
回答を含めると、程度の差こそあれ、9割以上が原発依存度の低下を求めた格
好。「現状維持」は5%、「増やした方がいい」は1%にそれぞれとどまった。
 
 
◇水車でクリーンエネ発電
 宮城県川崎町のNPOなどが自力で水車を組み立て、
 (10月10日 東京新聞より抜粋)
 
 宮城県川崎町のNPOなどが水車を手作りし、町内で小水力発電に取り組む
計画を進めている。9月に水車が完成し、同町内でお披露目式が開かれた。
 水車づくりをしたのは、同町のNPO「川崎町の資源をいかす会」と仙台市
の環境団体「みやぎ・環境とくらし・ネットワーク」(MELON)
 「いかす会」の桜台清志さん(61)やMELONのボランティアらが6月か
ら、町内の製材所から仕入れた杉材から水車のパーツを切り出し、組み立て作
業を進めてきた。9月23日に最終的な調整作業を行い、直径2メートル40セン
チ、幅60センチの水車が完成した。
 水車は同町前川の国保川崎病院近くに流れる農業用水路「蟹沢用水路」に設
置する方針。水車の回転エネルギーを発電機に経由させ、夜間照明の電源とす
る計画で、できるだけ早く設置・稼働したい考えだが、課題もある。(中略)
 いかす会の菊地重雄理事長(71)は「子どもたちに水車が回ることで発電し、
電気がつくことを知ってもらいたい。今回の取り組みを小水力発電を普及させ
ていくための実験台としたい」と話している。
 
 
◇17都府県に危険密集地
 大地震発生時、火災が広がり避難困難に
 (10月13日 茨城新聞より)
 
 国土交通省は12日、地震の際に大規模火災が発生する恐れがあり、避難も困
難な「著しく危険な密集市街地」が17都府県に5745へクタール(197地
区)あると発表した。首都直下地震や南海トラフ巨大地震などに備え、国交省
は自治体と協力し、住宅の耐震改修や避難路確保のための道路拡幅などの対策
を2020年度までにおおむね完了させる方針だ。
 危険とされたのは、都市部では空襲などの戦災を免れた地域、地方では漁村
などが中心。高齢者が多く住んでいるのも特徴だ。都府県別では、大阪が
2248ヘクタール(11地区)と最も広く、東京の1683ヘクタール(113地区)、
神奈川の690ヘクタール(25地区)が続いた。(中略)
 国交省は、耐震改修や道路拡幅のほか、老朽化した住宅の撤去や、延焼防止
効果がある公園の整備などを財政支援している。ただ、自治体の財政難や住民
の理解を得るのが難航するケースが予想されるため、20年度の目標が達成で
きるか不透明だ。
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