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たんぽぽ舎です。【TMM:No1671】
2012年11月28日(水) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.卒原発「未来の党」、脱増税や女性を重視(11月27日 東京新聞より)
★2.太郎ホントの話 第二弾「放射能編」が12月9日に完成します!!
  11月28日、今日から注文受け付けます(広瀬隆)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇12月15日(土) 午後1時30分から、於・スペースたんぽぽ
  「阿部宗悦を語る会」その志を継承するために
★4.新聞・雑誌から
 ◇大飯原発の断層調査-報告は来年2月以降、規制委に計画書提出
 (11月23日 朝日新聞より)
 ◇「脱原発 国民8割支持」 生活・小沢代表 衆院選へ決意示す
 (11月27日 東京新聞より)
 ◇小学生目線で原発問題、来春以降公開予定 映画『子供サミット』
 (11月28日 東京新聞より)
★5.<テント日誌11/25(日)―経産省前テントひろば 442日目>
 テントでも都知事選の話題がもちきり
 調査の前に大飯を止めよ!を訴えよう         (I.K)(K.M)
━━━━━━━
☆今週の金曜行動 30日(金)首相官邸・国会前抗議行動
 いますぐ原発ゼロに!大飯原発を停止せよ。真下に活断層あり
 18:00~20:00 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎のボランティア協力お願いします。
 30日の13:00~16:00 たんぽぽ舎にてビラ折り、プラカード作り等行います。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.卒原発「未来の党」、脱増税や女性を重視
 └────(11月27日 東京新聞より)
 
 滋賀県の嘉田由紀子知事は27日、大津市内で記者会見し、脱原発を旗印にし
た新党「日本未来の党」の血統を発表した。これを受け「国民の生活が第一」
と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」はそれぞれ未来の党への合流を
決定した。「みどりの風」は参院議員が党に残り、前衆院議員3人が合流する。
環境派知事の決断は、乱立していた第三極の脱原発勢力を結集させ、選挙の構
図を大きく変える。
 嘉田氏は会見で「未来をつくる政治の結集軸」と題した新党の基本政策を発
表。原発の依存度を徐々に下げ、計画的に原発ゼロを実現する「卒原発」、消
費税増税前の徹底的な無駄排除を求める「脱増税」など6項目を示した。女性
の政治、社会参加を進める「活女性、子ども」も訴えた。
 当の代表には嘉田氏が就任する。衆院選には立候補せず、知事は辞職しない。
(後略)
 
 
┏┓
┗■2.太郎ホントの話 第二弾「放射能編」が12月9日に完成します!!
 │ 11月28日、今日から注文受け付けます
 └────(広瀬隆)
 
みなさまが一番望んでいた第二弾「放射能編」がついに完成します。
今度は前編・後編2枚組(価格:800円)です。http://www.taro-honto.jp
食卓にあるもの何でも食べてしまう人に! 瓦礫受け入れに無頓着な人に!
 
~放射能編の目次~ これだけの大変な内容です・・・
 すさまじい首都圏(関東地方)全域の放射能汚染の実態。
 フクシマ事故で300kmをはるかに超えた大汚染。
 西日本に放射能汚染食品が出回っていないのか!
 全世界で実証されてきた放射線と放射能の危険性。
 イギリス再処理工場周辺の白血病の多発。
 東海村JCO臨界事故の作業者の被曝死。
 核実験によって大量に癌で殺されてきた日本の子供たち。
 体内に濃縮する放射性物質の内部被曝の脅威。
 子供たちを襲う甲状腺癌の発症メカニズム。
 チェルノブイリ原発事故による被曝の悲しい実態。
 筋肉に蓄積して全身を冒すセシウムのおそろしさ。
 東日本の水源の河川・湖・ダムで進行している汚染。
 日本海側まで広がる高濃度の放射性物質。
 
汚染食品の流通、汚染瓦礫の受け入れ問題、そのほか原発に関する
すべての最新ニュースはインターネットの『日々雑感』
http://hibi-zakkan.net/ サイトをご覧ください。
 Vol. 1 原発大丈夫?!! 地震編 <完成>
 Vol. 2 放射能のどこがこわいの?<完成>
 Vol. 3 原発大丈夫?!! 津波編 <12月中旬完成予定>
 Vol. 4 電気は足りてるって? <12月中旬完成予定>
 大好評・・・普及・全国に発送中
 
 ☆山本太郎さんのDVD(Vol.1)をたんぽぽ舎で受け付けています。
 ご希望のかたは、「お名前、住所(発送先)、購入枚数」をそえて、
 メールかFAXでお申し込みください。
 FAX :03-3238-0797、Eメール:nonukes@tanpoposya.net
 料金:DVD1枚500円、4枚まで送料80円、5枚以上(ご相談ください)
 入金先:郵便振替【00180-1-403856】【たんぽぽ舎】
 入金確認ができ次第発送します。
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◆「阿部宗悦を語る会」 その志を継承するために
 日時 12月15日(土) 午後1時30分(1時開場)~午後5時
 会場 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
 
 長年にわたって、宮城・女川町で女川原発建設・運転差し止め訴訟はじめ、
 反原発・反戦平和の闘いを最後まで貫いてこられた阿部宗悦さんが、昨年7
 月7日、86年の生涯を閉じました。その志を受け継いでいくための「語る
 会」を催します。先達、同志、近しい人……人によって思いはさまざまで
 しょう。その阿部宗悦さんの「人間」、「思想」、「思い」をこの場で語り
 合いましょう。
 ※連絡先 スペース21 /阿部宗悦さんと共に反原発を闘う会
  Tel & Fax 03 (3258) 9649
  会場費(資料代含む)800円
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆大飯原発の断層調査-報告は来年2月以降、規制委に計画書提出
 (11月23日 朝日新聞より)
 
 関西電力は22日、大飯原発(福井県)の敷地内にある断層が活断層かどう
かを判断するための追加調査の計画を原子力規制委員会に提出した。今月末か
ら作業に入り、来年2月中旬以降にいったん結果をまとめる。最終報告は夏以
降になる見通し。
 関電によると、すでに掘ってある大規模な溝状の調査場所を広げるための4
カ所での工事と、23カ所でのボーリング調査を2月中旬までに終え、この段
階での結果を規制委に報告する。その後、新たな溝を掘り始める予定で、終了
まで半年ほどかかるという。最終報告の時期は未定。
 
 
◆「脱原発 国民8割支持」 生活・小沢代表 衆院選へ決意示す
 (11月27日 東京新聞より)
 
 「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は二十六日の記者会見で「われわれの
原発をやめて再生可能でクリーンなエネルギーに代えていくという主張につい
ては七、八割の国民が賛成だと確信している」と、衆院選で脱原発を揚げて衆
院選を戦う決意をあらためて示した。(中略)
 小沢氏は「原発に今まで安易に依存してきたことは私自身を含めて反省しな
ければならない。(中略)
 原発を停止すると電力不足になるとの指摘については「今年の記録的暑さの
中で電力不足はなかった。電力の供給能力は十分ある」と主張した。原発は安
上がりとする主張に対しては「今の料金には高レベルの(放射性)廃棄物処理
に必要なコストが反映されていない。処理の方法さえ見つかっていない中、初
期投資のコストだけで安いというのはためにする議論だと反論した。
 
 
◆小学生目線で原発問題、来春以降公開予定 映画『子供サミット』
 (11月28日 東京新聞より)
---舞台は東京・下町の小学校エリア。「なんで原発をやめないの」「十年
後の僕たちの体に誰が責任を持ってくれるの」。素朴な疑問を抱く子どもたち。
アピールに学校ボイコットをはじめ、輪が広がってあたふたする大人。(中略)
 作品は来春以降、東欧などの国際映画祭に出品し、その後、東北などから巡
回上映し、公開予定だ。ただ、自主制作のため公開資金が必要で、各方面に資
金協力を求めているところという。
 江良監督は「原発もそうですが、戦争だって「じゃ、やめればいいじゃな
い」という子どもの素直な発想を大事にしたかった。原発を素材に大人に投げ
かけた作品です」と意義を強調した。(後略)
 
 
┏┓
┗■5.<テント日誌11/25(日)―経産省前テントひろば 442日目>
 │   テントでも都知事選の話題がもちきり
 │   調査の前に大飯を止めよ!を訴えよう
 └────(I.K)(K.M)
 
 今日もあちこちで集会やデモがあったせいか、午前中は訪れる人も少なかっ
た。時折通る人は○○ビルは何処でしょうか?東京駅へ行くのには?などなど
日曜日のテントはさながら道案内所。スタッフはそういう方たちにもなるべく
親切に対応し、ついでに資料を渡して、少しでも脱原発をアピールするように
ささやかな努力をしています。
 急いで通り過ぎる方たちにも「こんにちは」と声をかけると「頑張って下さ
い!」「寒いから気をつけて!」などと返ってくると寒さにも耐えられます。
 自転車で訪れた福井出身の方、金曜日行動はなんで夜なんだ!暗くなるし、
昼間なら参加できるのにとのことお仕事している人のためもあるので・・・・
と説明昼間の行動もありますよ!と資料をお渡ししました。
 大飯原発の事が気になる様子でしたが、あまりお話しする間もなくお帰りに
なって残念!
 太陽がテントに顔を出す昼過ぎまでは猛烈に寒かったけど座り込みの大切さ
を感じまた。朝、泊あけの方ががきれいに掃き清めたテント前も、時折強く吹
く寒風に飛ばされた落ち葉ですぐ一杯になってしまう。でも多少の落ち葉は風
情があるのでは?とそのままに3時過ぎ日比谷で解散したデモ帰りの方たちが
寄ってくださり、チョットにぎやかになりました。やっぱり話題は選挙脱原発
をするにはTPPも反対でないとと教えられました。
(I.K)
 
 夜も泊まり仲間で選挙対策論議。日曜夜にたんぽぽ舎で開催された勝手連の
集まりには多数が参加していた。1万枚以上のちらしを参加者が持ち帰った。
ポスティングやチラシ撒きに使われているはず。28日18時からの「山手線
全駅アピール行動」を実現できると面白い。でも、宇都宮さんの人徳と政策を
有権者に理解してもらうには時間がかかる、がんばらねば。朝地下鉄出口から
出てくる通勤客にチラシ配りしたが受取が悪い。原子力規制委員会に関電から
提出された「大飯発電所敷地内F-6破砕帯の追加調査計画」が公開され、追加
調査工程が11月・u橄「・・・甥ぢ月中旬までになっている。野田政権と規制
委員会はここまで引きのばして原発2基稼働のままで冬を越すつもりらしい。
選挙中にも「調査の前に大飯を止めろ」と強く訴えたい。
(K.M)
 
【訂正】11月18日の日誌で、団体名で「私が変える、東京」とあったのは、
「私が東京を 変える」の誤りでした。
ご迷惑をおかけしたことをお詫びし、訂正致します。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1670】
2012年11月27日(火)-2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力防災対策批判(その2)
    何をしたいからシミュレーションをするのか
    理解しない原子力規制庁の呆れた見直し作業(山崎久隆)
★2.「東電値上げの「不実と非常識」あなたの電気料金はこう使われる」
                    (サンデー毎日2012.11.18より)
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇12月8日13時から、埼玉
  311から未来へ 見て聞いて味わうライブ講演
★4.新聞・雑誌から 2つ
 ◇原子力防災見直しを 一万人原告団、青森県に要請文提出
                      (2012.11.9 東奥日報より)
 ◇高浜2基 再稼働想定 関電の事業計画 13年度 黒字転換目指す
                    (11月22日 茨城新聞より)
━━━━━━━
★あす28日(木)19時開会(18時半開場)☆ワンコイン上映会☆★
記録映画「原発はいま」リマスター版を上映します。早く来たかたは特典映像
が見られます。於・スペースたんぽぽ、参加費500円。
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.原子力防災対策批判(その2)
 │   何をしたいからシミュレーションをするのか
 │   理解しない原子力規制庁の呆れた見直し作業
 └────(山崎久隆)
 
 原子力防災の場合は、地形の他に天候の影響が極めて高くなる。風よりも遙
かに甚大な影響を与えるのは雨と雪だ。特に柏崎刈羽原発の場合、豪雪地帯の
魚沼地方が広範囲に含まれる。
 新潟県地方は日本海上空を通る季節風に大量の水蒸気が入ると大雪になる。
その場合、常に原発から内陸に向けた季節風が吹くことになるので、放射能も
内陸に向かう。大雪と放射能拡散は同時にやってくる。
 大雪の中で避難するなど、自殺行為だし、大量の放射能を含む雪に閉ざされ
避難できなければ累積100ミリシーベルトどころではない。雪が降り出せば
自動的に防災対策は事実上不可能になる。そのような施設は柏崎刈羽原発だけ
ではない。泊、東通、大間、女川、福島第二、六カ所再処理工場、志賀、島根、
玄海などもそうなるだろう。
 もともと原発事故のシミュレーションは「起こる可能性がある」事故ではな
く「実際には起こるとは考えられない事故」仮想事故を想定していた。それで
すら8~10kmが対策範囲であった。如何に事故想定が甘かったかが分かる。
放出放射能の割合がヨウ素でも炉内量の100万分の一程度でしかない。
 東電柏崎刈羽原発が、風下40kmを超えて防災エリアが拡大したことで大
きな「事件」になっている。この原因は、世界最大の828.2万キロワット
の発電所だからだが、それだけではない。卓越風が日本海から内陸に一直線に
向かうからでもある。その季節が最悪の冬である。
 一週間100ミリシーベルトにもなると、その後の累積を考えなければなら
ない。雪の季節はそのまま翌年春まで放射能が残り続けることを意味するので、
減衰しない放射能環境に居続けることになる。
 ヨウ素131は半減期8日で減衰するがセシウムの半減期は年単位である。
 一週間100ミリでは、一ヶ月で400ミリ以上になるだろう。
 規制庁のデータで最もわかりにくいのは「97%値」の風向を採用したこと
だ。本来ならば最も厳しい気象条件を選ぶべきだが、気象データから割り出し
た97%値が使われた。
 「97%値」とは何か。例えば子どもの体重や身長記録データなどを小さい
順に並べ、100人ならば3人目が「3%値」97人目が「97%値」となる。
母子手帳にもある「乳児発育パーセンタイル曲線」のグラフである。ある子ど
もについて全体の中での発育状況がわかる仕組みだ。
 しかしこの方法を使って出来るのは、例えば大気汚染のように長期間にわた
る有害物質に曝露した影響が、どの地域により大きく出るかといったような
ケースだ。
 これと「短期大量放出」である、緊急時の原子力防災では意味合いがまるで
違う。
 突如、大量の放射能放出が発生したら、勝負は事故後10日程度、その間に
どれだけ避難態勢が取れるかだ。
 例えば16方位で100%を割れば、平均出現率は6.25%である。まん
べんなく風が吹くとしたら一方位あたりの確率は6.25%でしかない。時間
にして548時間分である。それに対して3%で足きりを掛ければ、最大
262時間分が切り捨てられる可能性がある。年間10日分に相当する。それ
が全方位の内5方位で出現すれば50日分のデータが消えるかもしれない。そ
の消えた方位で風が吹くとき事故が起きる可能性は無視できない。そうなった
らまたしても「想定外」とでも言うのだろうか。風が回るときには様々な方位
を経ていく。その経路全体が重大な放射線被曝を引き起こす可能性がある。
 また、事前評価において全方位にまんべんなく風が吹くような立地環境だと、
全方位に距離が出るが、一ないし二方向に卓越する環境だとそれ以外の方位に
は距離は出現せず「0」になってしまいかねない。前者は玄海原発、後者は東
通原発と浜岡原発だ。玄海では15方位に距離が出ているが東通と浜岡は半分
の8方位が0である。「一番遠くまで出た方位を基準に、全方位をその距離ま
で対策する」という使い方がせいぜいだろう。それでも30キロ圏が最低保障
になるのかどうか。今後の議論は重要だ。
 多くの原発では、30キロ圏までしか「緊急時防護措置準備区域」に設定し
ないだろう。しかしこの外側でも優に一週間で数十ミリシーベルトに達するこ
とになるわけだから、年間1ミリどころではない。一年間で20ミリシーベル
トさえ大きく超える。仮想現実(シミュレーション)ではなく、そんな現実か
らも目をそらさせない取り組みが必要だ。
 
 
┏┓
┗■2.「東電値上げの「不実と非常識」あなたの電気料金はこう使われる」
 └────
 
 ▽河野太郎衆議院議員「電気代が停止原発に流用される」
 ▽原子力ムラに1003億円支払いのカラクリ
  原子力ムラのルールは「何でもアリ」なのか。バカ高いコストの請求書を
  消費者に回す行為は、もはや許されない。電気料金値上げのウラには、
  いびつなカラクリがあった。
 
 今年7月に再稼働した関西電力大飯原発3、4号機を除き、全原発が停止中の
日本列島。9月から家庭向け電気料金の平均8・46%値上げを実施した東京電力
に続いて、今度は関西や九州で値上げの動きが顕在化している。関西電力は家
庭向けで15%程度の値上げに踏み切ると見られる。
「値上げは権利」と言い切った東電・西沢俊夫社長(当時)が国民の怒りを買
ったことは記憶に新しい。まして、発送電コストに報酬を上乗せした金額を電
気料金として算出する総括原価方式、すなわち「電力会社が損をしない仕組
み」(永田町関係者)になっていることはよく知られる。
 東電の値上げを巡る議論では、電気料金の「原価」として一般家庭に請求す
るにはあまりにも不適切な費目が上乗させられてきた。保養所の維持管理費な
ど福祉厚生費、電力界社OBの天下り団体である財団法人「電力中央研究所」へ
の寄付金などが批判を浴びた。
 値上げの動きが全国に広がる中、また非常識な電気料金の原価が発覚した。
超党派の衆参国会議員94人が参加する「原発ゼロの会」中心メンバー、河野太
郎衆院議員(自民)が憤る。
「私たちが東電に払っている電気料金には、東日本大震災後に発電量がゼロに
なった日本原電への支払い分が含まれています」
 日本原電とは、東海第2原発、敦賀原発1、2号機を保有する原子力発電専業
の「日本原子力発電」(本店・東京都千代田区)を指す。ところが、敦賀2号
機は1月26日から定期検査で停止)、東海第2が5月21日から停止し、同社の原
発による発電はすべてストップした。(中略)
 東電は11年度(12月3日期)に「購入電力料」として日本原電に464億7400万
円を支払っている。先述した通り、震災後ほどなくして全原発が運転を停止し
ていたにもかかわらず、である。さらに奇妙なのは、原発がフル稼働していた
震災前年度(11年3月期)の496億4600万円と支払額がほとんど変わらないこと
だ。「発電量ゼロ」見込みの今年度も400億円程度になる予定という。河野議
員が「売れるものがない日本原電から400億円超の買い物をして、請求書を消
費者に回した」と激怒する理由はそこにある。(中略)
 すなわち、発電量がゼロであっても電力会社は基本料金を払い続けなければ
ならない。そして東電は値上げ申請にあたり、この費用を堂々と原価に織り込
んでいた。
 「東電や経産省は『基本料金だ』と言うが、それなら電力会社が身を削って
賄うべきであり、消費者に押しつけるものではない」(河野議員)
 河野議員が11年度の日本原電の発電量で試算したところ、発電コストは83円
/キロワット時程度になるという。(中略)河野議員は「東電の破綻処理をし
ないまま、経営陣や株主の責任を問わず、消費者ばかりに負担を押しつけたの
は枝野幸男経産相。値上げをすんなりと認めた枝野氏の責任は重大です」と指
摘する。
 値上げを含む電気料金制度の議論には、東電単体のコスト削減だけでは不十
分であり、日本原電のような仕入れ先を視野に入れた論議が不可欠だ。電気
料金における原価を再度精査しなければならない。
(サンデー毎日2012.11.18より)
 
 
┏┓
┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◆311から未来へ 見て聞いて味わうライブ講演
   ~女性の目覚めと行動で内部被曝を乗り越え、世界を変える~
 
 他の講演会にはなかった、生き抜くための"今すぐ出来る術"を伝えます。
 生き方を、価値観を、問い直そう!内部被爆の悪影響を受けにくい免疫力の
 高い体を作る「食」と「意識」「身体のてあて法」を学ぼう!
【日時】2012年12月8日(土)13:00~18:00
【会場】パトリアおがわ 生きがいホール(埼玉県比企郡小川町)
【参加費】3,000円  【定員】300名
【内容】
 展示 世界ヒバクシャ展(写真展)
 講演 13:00~森下美歩(世界ヒバクシャ展代表)
  14:00~橋本俊彦(福島セルフケアレポート、快医学)
  15:00~ゆみこ(つぶつぶ、大谷ゆみこ) ★雑穀料理の試食あり★
  詳細は、http://311karamiraiesaitama.blog.fc2.com/
【主催/問合せ】311から未来へライブ講演小川町実行委員会 岩崎信子
 tel・fax 0493-73-2211 E-mail: 311karamiraieogawa@hotvision.biz
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から2つ
 └────
 
◆原子力防災見直しを 一万人原告団、青森県に要請文提出
 (2012.11.9 東奥日報より)
 
 燃料サイクル阻止一万人訴訟原告団(代表・浅石絋爾弁護士)は8日、県に
対し、原子力防災の見直しを求める三村申吾知事宛ての要請文を提出した。県
は3日、東北電力東通原発で原子力事故が発生した-との想定で、初めて広域
訓練を含めた防災訓練を行ったが、同原告団は、「事故想定が曖昧で、参加住
民も少なく、極めて実効性が薄い」と批判。要請の内容を、来年3月までに県
が修正する予定の地域防災計画原子力編に反映させるよう求めた。
 要請文では、昨年3月の東京電力福島第1原発事故の教訓から、
 1)住民避難を最優先に防護対策を抜本的に見直す
 2)福島原発事故を超える過酷事故を想定する
 3)最大積雪時など最悪の条件下で住民の避難訓練をする-ことなど
を要望。その上で、防災体制が確立されるまで県内すべての原子力施設を稼働
しないよう求めた。
 県原子力安全対策課の担当者に要請書を手渡した後、記者会見した浅石代表
は「早急に防災訓練を多方面から検証すると同時に、何度も訓練を行わなけれ
ばならない。六ヶ所村の核燃料サイクル施設の事故を想定した訓練も必要だ」
と述べた。
 
 
◆高浜2基 再稼働想定
 関電の事業計画 13年度 黒字転換目指す
 (11月22日 茨城新聞より)
 
 関西電力が取引金融機関に融資を要請する際に提示した事業計画に、保有す
る原発11基のうち4基の稼働を盛り込んだことが21日、明らかになった。
7月に再稼働した大飯原発3,4号機(福井県おおい町)に加え、高浜原発
3、4号機(同県高浜町)の再稼働を想定している。
 これを前提として、来年4月から家庭向けで平均10~15%程度、企業向
けで同15~25%程度の電気料金値上げを申請する方向で最終調整。経営合
理化も行い、2013年度の黒字転換を目指す。
 ただ、政府や原子力規制委員会は再稼働の見通しを示しておらず、関電の想
定通りに進むかどうかは不透明な情勢だ。再稼働が進まない場合は、再値上げ
の可能性もある。
 9月に家庭向け料金を平均8.46%値上げした東京電力も、来年4月以降
に柏崎刈羽原発(新潟県)を順次再稼働させることによる収益改善を織り込ん
でいる。しかし、再稼働の見通しは立たず、再値上げが取りざたされている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1669】
2012年11月27日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎御中  一票の格差是正の視点
 定数削減でなく、都市住民が出身地の議員に投票する権利を(合田寅彦)
★2.DAYS JAPANのリポートがすごい
 若狭湾と泊で原発大事故がおきた時の鮮明なシミュレーション図(広瀬隆)
★3.本の紹介
 ◇農文協ブックレット7『原発事故後の日本を生きるということ』
 著者:小出裕章/中嶌哲演/槌田劭、定価:840円
★4.イベント紹介(問合せは各主催者の連絡先へお願いします)
 ◇広瀬隆さん講演会スケジュール(12月分)
★5.新聞・雑誌から
 ◇『懲りない紙面』 鎌田慧(11月27日 東京新聞「本音のコラム」から)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.たんぽぽ舎御中
 │   一票の格差是正の視点
 │   定数削減でなく、都市住民が出身地の議員に投票する権利を
 └────(茨城県石岡市 合田寅彦)
 
 国政選挙の一票の格差是正が問題になっている。有権者の一票の価値に差が
あって良いはずはない。この問題に関して裁判所は、当選議員の最高と最低の
得票数を単純に割り算してその矛盾を「違憲状態」と裁定した。一方政府は、
この裁定を受けて〇増五減という議員数の調整で乗り切るつもりらしい。裁判
所は状況認識で済ますことはできようが、政府および国会がしようとしている
方策はことの本質を自覚しない単なる一時しのぎでしかない。これからも都市
肥大化が進めば、早晩同じ問題が生じることは明らかだからだ。つまり、一票
の格差是正の根本的解決には結びつかないのである。
 「国政」とはなにか。外交、国防、経済など、どうしても個別の問題に目が
向けられがちだが、根本は日本の国土とそこに住む住民の生活をどう豊かにす
るかにあるはずだ。
 都市住民の大多数は「国政」ないしは「国政選挙」を意識して都市に住むよ
うになったのではない。自分の生活の都合ですすんで、あるいはやむなく生ま
れ育ったふるさとを捨て都会に流入したのである。その結果が都市人口の肥大
化となり、結果として都市住民が手にする一票の価値の低下を招くことになっ
たのである。
 過疎となった地方の国土はいま荒れている。高齢化した住民の暮らしは貧し
い。地方行政はどうその地域を守っていけばよいのか苦慮するばかりである。
国が示す札束を前に、危険と知りつつ企業や都市住民が使う電気のために原発
を受け容れているのである。原発がすべて過疎地にあることでもそれは明らか
だ。
 そこで提案したい。
 地方選出の議員定数を減らすのではなく、都市住民に対して出身地ふるさと
の議員候補者(国政選挙ばかりでなく、地方議会議員の選挙に対しても)に投
票する権利を与えるのである。旅費をかけて行かなくても、生活域での投票方
法など考えればクリアできることだ。
 地方議員への投票権者を登録制にすることで、地方に住む人々が最低その数
だけでもわかるようになれば、現実は過疎であっても、これだけの都市の人が
自分たちを支えようとしているのだということもわかるし、それを意識して地
方選出議員の「国政」および「地方行政」に向ける目も変わるにちがいない。
それだけではない、都市住民の地元への提言がその地域を活性化させ、都市と
地方の交流を生み、ひいては緑豊かなふるさとへの都市住民のUターンが促さ
れるものと思う。(2012・11・23)
 
 
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┗■2.DAYS JAPANのリポートがすごい
 │ 若狭湾と泊で原発大事故がおきた時の鮮明なシミュレーション図
 └────(広瀬隆)
 
 今月号(2012年12月号)のDAYS JAPANに、若狭湾と泊原発で大事故が起こっ
た場合の、鮮明な汚染シミュレーション図が出ています。これは、私が一番信
頼している民間シンクタンクの環境総合研究所の青山貞一さんによる解析です。
インターネットでも公開されていますが、ネットでは鮮明でなかったので、助
かりました。DAYS JAPANをぜひ見てください。
 若狭湾の場合は、風向きが南に向かった場合、関西地方が壊滅する様子が、
ぞっとするほど明確に出ています。
 泊原発の場合も同様ですが、こちらも放射能が南下する場合のシミュレー
ションになっています。先週、北海道の東にある網走と北見に講演会で行って
きましたが、地元の人たちは、泊原発の場合には、シベリアから吹く風で、風
が東に(内陸に)向かうことが多いと言っていたので、このシミュレーション
を東向きの風で想像すると、知床まで壊滅するでしょう。
 そして私がショックを受けたのは、すでに網走の魚からセシウムが高い数値
で出ているとの話でした。網走がどこにあるかを、みなさん地図で見てくださ
い。すでに海洋汚染が北にまで拡大しているのです!
 
 ※DAYS JAPAN 2012年12月号『衝撃の原発事故シミュレーション』
  定価:820円、お買い求めは一般の書店へおたずね下さい。
  http://daysjapanblog.seesaa.net/article/302893836.html
 
 
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┗■3.本の紹介
 └────
 
◆農文協ブックレット7『原発事故後の日本を生きるということ』
 著者 小出裕章/中嶌哲演/槌田劭
 定価 840円 (税込) 発行日 2012/11/15
 出版 農山漁村文化協会(農文協) 判型/頁数 A5 108ページ
 http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54012165/
【目次】
○PART1 原発という犯罪に抗して <対談>小出裕章×槌田劭
 原発推進の確信犯から反原発の確信犯へ
 巨大科学技術は「想定外」の隙間だらけ-伊方原発裁判という経験
 願望で現実を見てはいけない-原発事故の現状について
 原発の存在が犯罪です
 放射能が怖いという反原発が弱者にしわ寄せしていないか
 自責の念をもって原子力を止める
○PART2 遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)-はかない幻想か
 ら私たち自身を解放しよう <対談>中嶌哲演×槌田劭
 しくじりを許されない原発という凶器
 内なる「利己的な原発」に思いを至す
 「社会的な関係としての幸せづくり」の観点から原発と原発事故を考える
 「資源のない国 日本」という発想の貧困を乗り越える
○PART3 脱原発は、いのちの原理に未来を託すこと 槌田劭 (聞き手 四方哲)
 生きることは、危険とともに生きること-だからモノの関係を、いのちを土
 台に据えた人と人との関係へ
 生み、かつ産む-本来の「生産(いのち)」に依拠する社会を
 「今、いのちがあなたを生きている」-東本願寺の標語
 いのちの原理に未来を託す
 
 
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┗■4.イベント紹介(問合せは各主催者の連絡先へお願いします)
 │ 広瀬隆さん講演会スケジュール(12月)
 └────
 
○12月1日、東京講演。南新宿カタログハウスB2ホールにて。午後1時30分、
 映画「シェーナウの想い」上映開始。2時30分から広瀬隆講演会。声を上げ
 よう女の会主催。連絡先電話、仲内節子、048-444-3176。
 
○12月14日、福島講演。午後6時、福島県郡山市労働福祉会館にて。「IAEA
 とICRP~国際原子力マフィアによる被曝強制の歴史と、福島県の現実」。
 この時期、12月15日から郡山市にIAEAがやってきて「原子力安全に関す
 る福島閣僚会議」を開催して安全論をふりまこうとしているので、その動き
 を打破するためのものです。
 連絡先電話、福島原発告訴団・佐藤和良0246-58-5570。
 
○12月16日、東京講演。12時30分、リニア中央新幹線反対講演会。JR四谷・
 麹町口徒歩1分の主婦会館プラザエフ、9Fスズランにて。橋山禮二郎先生
 と共に。連絡先電話、長野県大鹿村・浮島仁子0265-39-2562。
 
○12月22日、東京講演。午後1時30分、池袋の豊島公会堂にて。小出裕章~
 広瀬隆講演。終焉に向かう原子力・実行委員会主催。
 連絡先電話、斎藤武光090-9137-2437。
 
○12月24日、東京講演・大集会。1時半~5時半、日比谷公会堂にて。「原発全
 廃、絶対できる! 大集会」。山本太郎さん、城南信用金庫理事長の吉原毅
 さん、浜岡原発現地で反対運動をしてきた伊藤実さん、大間原発現地で反対
 運動をしてきた小笠原厚子さん、広瀬隆、が確定しています。そしてあと一
 人、これまた元気な講談師の神田香織さんに交渉中。太郎さんと私・広瀬の
 二人が共同で司会。終焉に向かう原子力・実行委員会主催。
 連絡先電話、斎藤武光090-9137-2437。
 
○12月26日、東京講演。午後2時講演開始。中野駅から徒歩12分、東高円寺駅
 から徒歩5分、メルセス会修道院にて。連絡先電話、清水靖子042-591-0342。
 
 
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┗■5.新聞・雑誌から
 └────
 
◆『懲りない紙面』 鎌田 慧
 (11月27日 東京新聞「本音のコラム」から)
 
 「今日の朝日はひどかったね」
 日の出のことではない。新聞のことである。市民運動に関わっている三人に、
朝日新聞の記事を批判して言ったのだが、彼女たちはきょとんとしている。
 「うちはもうやめましたので読んでません」。拍子抜け、である。これでは
話にならない。やや旧聞になるが、わたしが怒っていたのは、二十二日付けの
朝日である。
 その日の朝刊社会面トップ記事は「猪瀬副知事が出馬表明」。全記事の四分
の三を独占する大記事である。猪瀬氏が自民党都議と握手している。縦二段、
横十五センチの大写真が飾られ、まるで当選御礼のようである。
 たかだか、予定されていた出馬宣言ではないか。意外性はなにもない。無責
任に退陣した石原前知事が後継者に指名していたのだから、出馬は自明の理。
ニュース性はない。
 産経、読売は、ごく普通の「出馬記事」で、毎日も朝日のような派手な紙面
は作っていない.東京新聞は前日に一面のサブトップで「猪瀬氏きょう出馬表
明」と四段扱い。他の候補からみれば、これも「破格の扱い」である。
 候補者の扱いは平等にすべきだ。朝日は「後出しジャンケン」の陰険さを知
りながら、大はしゃぎ。都政(渡世)業界では済まない問題だ。国政に転出す
る前知事とのコンビ(院政)が語られている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1668】
2012年11月26日(月)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
 
                          転送歓迎
━━━━━━━
★1.菅前首相は宇都宮けんじ氏支持
              (11/26東京新聞より)
★2.『宇都宮けんじさんを支持します』11/20運営委員会で決定
                    反原発自治体議員・市民連盟
★3.【11/28 ワンコイン上映会のお知らせ】
   ◆復刻版『原発はいま』を上映します
★4.総選挙・第5弾 その3  (完)
   第一極の諸政党……われわれは浮動票ではない
                      広瀬 隆
★5.11/23止めよう原発!神奈川・東電デモの報告
    【野球ファンも原発反対・横浜スタジアムに響いた原発いらないの声】
          止めよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子
★6.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆12/8(土) 311から未来へ 見て聞いて味わうライブ講演
   ~女性の目覚めと行動で内部被曝を乗り越え、世界を変える
━━━━━━━
 ※たんぽぽ舎より、訂正のご連絡です
  11月23日(金)の第32回首相官邸前行動の日に発行した(首相官邸周辺で配布)
  たんぽぽ舎チラシで、
  12月2日(日)「スペースたんぽぽ」で開催する三上元(静岡県湖西市長)さん
  講師の学習会の開催時間が間違っていました。おわびして訂正致します。
  正:15:00開場 15:15開会、  誤:18:30開場 19:00開会
━━━━━━━
 
 
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┗■1.菅前首相は宇都宮けんじ氏支持
 └──── 
 
 民主党の菅直人前首相は25日、石原慎太郎前東京都知事の辞職に伴う都知事選
に関し、無所属で出馬する前日弁連会長の宇都宮健児氏を支持する考えを表明した。
 都内で記者団に「原発ゼロの運動を一緒にやってきた宇都宮氏が最もふさわしい。
大量の電気を使う東京都が脱原発に政策転換するのは大きい」と語った。
 民主党は都知事選に独自候補を立てず、自主投票で臨む方針を固めている。
                     (11/26東京新聞より)
 
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┗■2.『宇都宮けんじさんを支持します』11/20運営委員会で決定
 └──── 反原発自治体議員・市民連盟
 
 反原発自治体議員・市民連盟(たんぽぽ舎気付)は、11月20日の運営委員会で 
宇都宮けんじさんの支持を決定した
 
 反原発自治体議員・市民連盟 共同代表
   福士よし子(東京都議)、布施 哲也(前清瀬市議)
   相沢 一正(東海村議)、佐野けい子(静岡市議) 順不同、敬称略
 
 
参考:11月26日現在、支持を表明している主な政党、人名は次の通り。
 
  菅直人(民主党前首相)、国民の生活が第一(小沢一郎)、
  共産党(志位和夫)、社民党(福島みずほ)、みどりの風
 
  初鹿明博(衆議院議員)、松枝佳宏(新社会党委員長)、
  すぐろ奈緒(緑の党)、上原公子(元国立市長)、大江健三郎(作家)、
  内橋克人(経済評論家)、落合恵子(作家)、神田香織(講談師)、
  海渡雄一(弁護士)、雨宮処凛(作家)、湯川れい子(音楽評論家)、
  菅原文太(俳優)、荻原博子(ジャーナリスト)、鎌田慧(ルポライター)、
  想田和弘(映画作家)、池田香代子(翻訳家)、品川正治(経済同友会終身幹事)、
  鶴見済(フリーライター)、竹信三恵子(ジャーナリスト)
 
 
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┗■3.【11/28 ワンコイン上映会のお知らせ】
 |  ◆復刻版『原発はいま』を上映します
 └──── 
 
 映画説明:30年前、原発労働下請労働者の組合が組織された。
 全日本運輸一般労働原子力発電所分会の活動を映し出した唯一の記録映画をD
VD化しました。
 
~早朝、原子力発電所の一日が始まる。定期検査中の原発は労働者の数が一気に
増える。ずらずらと原発道路の車の列が続く。このほとんどが臨時の雇用契約で
やってきた下請け労働者だちである。
 原発労働者 ― 彼らがいなければ日本の原発は一日も動かないと言われる。一
体、彼らは中でどんな作業をしているのか。石油に替わるクリーンで安全なエネ
ルギー源と宣伝される原発の中で彼らは別名「被ばく要員」と呼ばれながら仕事
を続ける。
 映画はその驚くべき労働実態を匿名の証言、極秘資料、隠し撮りを駆使して明
らかにしていく。放射能管理人として原発に従事、舌ガンで亡くなった北陸電力
社員の松本勝信さん。
 彼の遺したノートは原発の実態を告発する貴重な証言である。…つづく~
 
復刻版には、元原発労働者であり、原発労働組合を作った斉藤征二さんが出演し
ています。
 
日 時:11月28日(水)19:00~(会場18:30~☆お楽しみ上映あり)21:00
参加費:500円
場 所:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
上映時間:原発はいま(50分)他30分程の短編映像を用意しています。
問い合わせ:TEL 03-3238-9035(たんぽぽ舎)
 
是非お越し下さい。
 
 
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┗■4.総選挙・第5弾 その3 (完)
 |  第一極の諸政党……われわれは浮動票ではない
 └──── 広瀬 隆
 
 雨の中、10万人が国会大包囲デモに出た!!!!(11月11日)
総選挙とは、数を争う勝ち負け。
国会議員の当選総数の過半数を占めなければならない、ということだ。
逆に言えば、当選者が過半数をとればいい。ならば、これら原発の即時完全廃絶
を求める政党と政治家が、ひとつの政党に結集すれば理想的だ。
だが、誰が見ても水と油、それは不可能だ。では、どうする?
 彼らが、選挙協力をすれば、勝てるんだよ!!
 国民が求めているのは、このアンケートの通り、原発廃絶での一致団結だ。
 
 『第三極 政策の一致「重要」』75%
 『次期政権「非自民中心で」』32%  (11/13朝日新聞 本社世論調査)
 
 「一選挙区・候補者一人」にしぼるんだ。
統一会派として同じ幟(ノボリ)を掲げればいい。そしてその候補を全員で応援
する。
 新聞では小政党と書かれるが、トンデモナイことだ。彼らの党首が全員揃って、
記者会見をすればいいんだよ。
 小沢一郎と、渡辺喜美と、志位和夫と、亀井静香と、福島瑞穂と、河村たかし
と、この水と油が合同記者会見をするなんて、画期的だと思わないか。
 その日から、一挙に、日本全土に熱気がみなぎるはずだ。金のかかる個別の選
挙運動は必要ない。国民を味方につければ、一週間あれば勝てる。
 われわれ市民が、投票すべき候補者を決めて、有権者に発信するんだ。
そうすれば、どの選挙区でも勝利できる。そう思わないか?
 小沢一郎の豪腕に期待する!選挙協力に動け、動け!まだ充分に時間はある。
 
 『「脱原発」第三極結集図る』『小沢代表、反転攻勢』
                        (11/13東京新聞)
 
 彼らが、選挙協力をするよう、われわれ市民が急いで呼びかけよう!!
この運動を広めることに、坂本龍一氏と山本太郎氏も同意している。
国政にまったく関心のなかった私も同意する。
 この選挙協力に参加しない候補者は、すべて偽物だ。
共産党も、どうか今度は、全選挙区に候補者を立てて票を食い合う過去の結果を
避けるよう、英断を下しなさい。頼みます!!
 年内に決着つけよう!!!!  希望の日を!!!!
原発即時廃絶派が第一極をとる!
原発延命策をみなで粉砕!!
総選挙決戦だ・・・
天地をひっくりかえそう!!
 
 
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┗■5.11/23止めよう原発!神奈川・東電デモの報告
  |  【野球ファンも原発反対・横浜スタジアムに響いた原発いらないの声】
 └──── 止めよう原発! 神奈川・東電デモ実行委員会 金子
 
 午前中降り続いた雨も上がり、桜木町駅前広場は、休日らしく人通りも増え、
平日金曜18時のスーツ姿で駅に向う人々とは違い、ベビーカーを押す家族連れや、
買い物客だろうミニスカートの華やかな女の子達など、何と無く楽しげな雰囲気
にリレートークにも熱が入る、大学生2組がカメラ持参でリレートークからデモ
の一部始終を取材しがてらデモに飛び入り参加、二人共が力強くコールを上げて
くれた。
 横浜スタジアムに差し掛かり、チケットを求めて列を成す人達に向い、訴える
と、列のそこここから「原発反対!」の声があがる。
 その声を背に、この日も東京電力神奈川支店に精一杯の抗議の声を響かせました。
 次回は、「御用納め直撃デモ!」12月28日(金)です。
 リレートーク18時より、デモ出発19時
  コース:桜木町駅前広場→関内→市庁舎前→東電・神奈川支店前→
         桜木町駅前広場  約1時間です。
お問い合わせ:金子 090-6540-3771
 
 
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┗■6.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 | ◆12/8(土)311から未来へ 見て聞いて味わうライブ講演
 |  ~女性の目覚めと行動で内部被曝を乗り越え、世界を変える
 └──── 
 
 他の講演会にはなかった、生き抜くための"今すぐ出来る術"を伝えます。
 生き方を、価値観を、問い直そう!内部被爆の悪影響を受けにくい免疫力の
 高い体を作る「食」と「意識」「身体のてあて法」を学ぼう!
 
【日 時】2012年12月8日(土)13:00~18:00
【会 場】パトリアおがわ 生きがいホール(埼玉県比企郡小川町)
【参加費】3,000円  【定員】300名
【内 容】
  展示 世界ヒバクシャ展(写真展)
  講演 13:00~森下美歩(世界ヒバクシャ展代表)
     14:00~橋本俊彦(福島セルフケアレポート、快医学)
     15:00~ゆみこ(つぶつぶ、大谷ゆみこ) ★雑穀料理の試食あり★
   詳細は、http://311karamiraiesaitama.blog.fc2.com/
【主催/問合せ】311から未来へライブ講演小川町実行委員会 岩崎信子
 tel・fax 0493-73-2211 E-mail: 311karamiraieogawa@hotvision.biz
たんぽぽ舎です。【TMM:No1667】
2012年11月25日(日)-2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
━━━━━━━
★1.木田節子さんの現地レポート<下> 知事・町長・県民の実態
  ~利権に群がる者たち、立地町の町長や業者たち、地元紙とテレビ局
  立地県の知事は、もはや自分の意志のない操り人形なのか。
★2.総選挙・第5弾 その2
  第一極の諸政党・・・世論は?             (広瀬隆)
★3.がれき焼却問題についての英日対訳の問題提起<下>
             (山崎久隆 たんぽぽ舎、東電株主訴訟の会)
★4.新聞・雑誌から
 ◇原発オフサイトセンター業務 専門性低いのに電力系列社がすべて受注。
  税金JNES通し、身内へ(11月25日 東京新聞)
━━━━━━━
★いま読むならこの本!【弁護士、闘う -宇都宮健児の事件帖-】(岩波書店)
★推薦のことば(湯浅誠)・・・いばらない、きどらない、かざらない。
 良心的で、良識的で、だけど徹底的。公平で、公正で、そして弱者の側に
 立ちきる。現場を持ち、社会に訴え、そして政治に働きかける。
 私達は、闘う弁護士・宇都宮健児に、理想的な活動家像を見る。
※北・文京・読書会 h_toba@msn.com (090-9828-3455)
━━━━━━━
 
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┗■1.木田節子さんの現地レポート<下> 知事・町長・県民の実態
 │ ~利権に群がる者たち、立地町の町長や業者たち、地元紙とテレビ局
 │ 立地県の知事は、もはや自分の意志のない操り人形なのか。
 └────(木田節子さん 富岡町から水戸市に避難)
 
----福島県知事の雄平も、福井県知事・西川も、スネに傷持つ身同士で、もは
や自分の意思のない操り人形なのではないでしょうか。私たちが行った公開質
問状にも答えないのではなく、答えることをさせてもらえない。自分の意思が、
もうないのだと思います。まるでサスペンスのような話ですが、根拠は、福島
の雄平です。
 八万五千人の双葉郡民を、本当に心配しているような、心ある発言が聞かれ
ません。自身は山形から通いながら、県産農産物を、簡単に「安全だ」と言い
ました。スピーディーの情報削除の理由も、県職員に説明させ、自ら謝罪しま
せん。
----県内の原発すべて廃炉にと言いながら、第二原発の再稼働準備が着々と進
められていることを県知事が知らないはずはない(息子の話でも、現在第二に
通っている主人の会社の同僚の奥さんの証言でも、間違いありません)のに、
真剣に抗議しません。もう、国と東電の、ただのポチです。
 おそらく、次期の知事選には出られないでしょうから、早く任期が終わるの
を待っているだけなのだと思います。ならば、県民はそれでいいのか?と、思
いますが、そこには被災地の難しい事情があります。
まずは震災や爆発から時間が経ちすぎて、双葉郡の避難者は疲弊して、訴える
気力がないこと。騒いでもどうにもならないと、諦めていること。汚染だの放
射能だのと騒がれると、「被害の少なかった会津の風評被害を助長する」と、
いい顔をしないこと。
 県内で生きていくしかないのだから、「誇りを持っていきましょう!」とい
う、恐ろしいプロジェクトが、すでに始動していることです。教育関係者の研
修会で、国から送られたピーアール担当者が、学生に講演して歩いているそう
です。それを霞ヶ関に行って訴えても、本気にする人はいないでしょうね。
----私たちのように、声を挙げている者はわずかですし、そんな人たちは、こ
の緊急事態であっても、福島のような田舎では「変な人」です。東京の原発反
対を訴える人たちの中で、「ふくしまの女たち」は、知らない人は少ないで
しょうが、県内では本当に無名です。何しろ県内のテレビや新聞が報道しませ
ん。フリーのジャーナリストで、度々福島を取材している方が「大手の報道は
腐ってる。でも、一番腐ってるのは、福島の地元紙とテレビ局だ」と言ってま
した。
 ほんとうに、そう思います。ローカルニュースの中で、5分でも流せば、考
えたり、引き込もっているより、声を挙げよう!と、賛同する人はいるはずで
すから。
----結局、原発を引き受けた自治体の末路とは、こういうものなのか、それに
気がつく時というのは、第二のフクシマになった時だけなのか、悲しいことで
すが、今の私がみなさんに教えられることはこれだけです。ひとつだけ、それ
をくい止められる力があるとしたら、県民の力だけです。そのことを、早く福
井の人たちに知って欲しい、知事に勇気を持って欲しい。
----どんなに富と名声を手に入れても、人には最後の時は来ます。西川県知事、
あなたは最後の最後まで原発のポチで終わる気ですか。
福井県民のために、最後の仕事ができますか。
 どちらを選ぶかはあなた自身ですが、前双葉町長岩本忠夫は、原発反対派か
ら身内の事情で推進派に身を投じ、原発中毒になって、箱物だらけに金を使い、
その結果原子力交付金を貰いながら財政困難に陥り、全国の自治体で三本の指
に入る、破綻寸前の町にしてしまいました。
 そこから這い上がるために、イチエフに7号機、8号機新設を…と、声をあ
げながら町長選に敗れました。皮肉にも、その岩本氏は、すがった原発が爆発
し、自らも避難民になり、4か月後の去年、7月15日、避難先の福島市内の
病院で亡くなっています。
<完>
 
 
┏┓
┗■2.総選挙・第5弾 その2
 │  第一極の諸政党・・・世論は?
 └────(広瀬隆)
 
 2012年10月11日東京新聞 JA全中 脱原発宣言、「蜜月」自民と一線
 2012年10月10日日本農業新聞 新エネ積極活用 脱原発へJAけん引
 2012年11月13日朝日新聞 JA「TPP賛成なら選挙で推さない」
 しかも農協がめざしている新エネルギーは、太陽光と小水力とバイオマスを
柱にして、風力は排除し、きわめて現実的で、自然破壊のない手段を選んでい
る。偉い!!
 経団連・関経連(関西経済連合会)・経済同友会、日本商工会議所の幹部は
黴(かび)のはえた老人ばかり・・・日本の産業界を担う本物の企業人は、
すでに電力問題を解決できると自信を持っている!
 「浜岡原発再稼働に反対」が中小企業家の63%にも達した!電気料金値上げ
に68%が反対。電力会社は企業努力をしていない、安易に電気料金に転嫁する
ことは許されない、と。日本企業の9割以上はこの中小企業なのだ。
 
 11月1日、城南信用金庫が呼びかけた東京ドームフェアでは、中小企業が結
集して大集会!!!!
 2012年8月22日の政府発表によれば、原発比率に関して公募した意見の約
7000件を集計したところ、実に81%が「即時の原発ゼロ」を求めた、という。
 実は、これまでの選挙では、数でみれば、最高でもせいぜい3分の1ぐらいの
得票をした候補者が当選して、残りの有権者の票が死んでいたのだ。残りのほ
うが圧倒的に多い。
 それは、世論調査で「支持政党ナシ」が最大数、つまり第一党であることか
ら、明白な事実である。つまり今日まで国民大多数の意思が国会で反映されな
かった原因は、ここにあったのだ。日本は二大政党制ではない。票の分散が、
敗北を招いてきたのだ。
 世論調査で出される数字の%とは、日本人や有権者の総数に対する比率では
ない。常に、アンケートに答えない人間を取り除いて、残りごくわずかな部分
の中で占める比率なのだ。したがって、除かれた人間が行動に移るかどうかが、
過去の選挙で、結果を左右してきた。マスメディアで浮動票と呼ばれる人間は、
「投票したい政治家がいない」と、嘆いてきただけだ。
 -----
(※広瀬隆さんからのメッセージ全文は、日々雑感Blogをご覧ください
 http://hibi-zakkan.net/archives/20357093.html
 
 
┏┓
┗■3.がれき焼却問題についての英日対訳の問題提起<下>
 └────(山崎久隆 たんぽぽ舎、東電株主訴訟の会)
※英語圏に広めるのに適した文章がFacebookに掲載されていましたので、
※紹介します。
 
★Following is an excerpt from the report “Dual Falsehood - Expanded Disposal of Debris & Coming Home through Decontamination” by Dr.
Kosaku Yamada, former professor of physics at Kyoto University .
以下、「原発問題の争点」(緑風会出版)[http://www.facebook.com/l/
EAQEVCOXT/www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1213-4n.html&#x5185;&#x3
06e;]http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1213-4n.html 内の、
元京都大学理学部教授 『山田耕作』 氏(専門 理論物理学)が書いた部分
「二重の欺瞞性ーがれきの広域処理と除染による帰郷 2-1がれき広域処理」
より引用
 
 And concerning disposal of the debris, the principles of environment al protection must be strictly observed. The fundamental principles ar
e: never spread through thinning out; and measure the entire contamina tion. Debris should be re-used as much as possible, and its incinerati on should be limited to the least possible amount.
 These principles are the lessons we received on the precious sacrifi ces through the past environmental pollutions. It is beyond our unders tanding that these principles have been quite easily dismissed and neg lected by the Environmental Ministry and in various conferences it has  held. What on earth were they meant for? It is very clear that the ex panded disposal violates not only the principles of environmental prot ection but also the International Agreement on Protection from Radioac tive Waves.
 瓦礫処理にあたっては公害や環境保護の原則がおろそかにされてはならない。
薄めて拡散してはならないこと。総量で規制すべき事が原則である。ごみの焼
却処理は再利用や減量、削減によって避けるべきであること。この原則は過去
の公害においてこうむった尊い犠牲の上に得られた教訓である。この原則を環
境省や学術会議が簡単に無視ないし軽視するのは理解しがたいことである。何
のための誰のための、環境省であり学者組織なのであろうか。広域処理が公害
の原則に反しているだけでなく、放射線防護の国際合意(以下引用)にも反し
ているのは明確である。
 
 At present, the Japanese government violates this non-thinning out a greement protocol with regard to food and debris resulting from the ea rthquake, tsunami, and nuclear reactor accident. The German Councils f or Protection from Radioactive Waves urges the Japanese government to urgently withdraw this "thinning out policy." Otherwise, all the Japan ese citizens will be unknowingly exposed to the secondary contaminatio n from Topco’s Fukushima Daiichi Nuclear Plant accident.
 Protective measures will be valid only in a waste dump that is separ ated in terms of space, and is secured and controlled in terms of safe ty. This applies also to the foods with thinned out contamination.
 The present measures for the debris and food will spread health haza rds among the Japanese citizens.(Sebastian Pflugbeil /President of the German Society for Radiation Protection, November 27, 2011)
 日本政府は現在、食品について、および地震・原発事故・津波被災地からの
がれき処理について、この希釈禁止合意に違反している。ドイツ放射線防護協
会はこの「希釈政策」を至急撤回するよう勧告する。撤回されない場合、全て
の日本の市民が、知らぬ間に東京電力福島第一原子力発電所事故の「二次汚
染」にさらされる事になるだろう。空間的に隔離し、安全を確保し、管理され
た廃棄物集積所でなければ、防護策は困難である。「汚染を希釈された」食品
についても同様である。現在の汚染がれきおよび食品への対応では、日本市民
に健康被害が広がってしまう」。
 
ドイツ放射線防護協会会長 セバスティアン・プフルークバイル
2011年11月27日
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆原発オフサイトセンター 支援業務
 専門性低いのに、電力系列社がすべて受注。 税金JNES通し、身内へ
 (11月25日 東京新聞)
 
 独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)が、原発事故時の対策拠点となる
オフサイトセンター(OFC)の運営支援業務を、いずれも各原発を保有する電
力会社のグループ会社に発注していたことが、JNESへの取材で分かった。諸費
者が支払う電気料金から国に納められた税金が、最終的に電力会社の身内に還
元していた形だ。(中略)
 発注した業務内容はOFC内の通信施設の維持管理など。通常は月一回の動
作確認と年一回の定期点検をする。事故が起きた時は、一時間以内に五人程度
が駆けつけ、二十四時間体制で政府などがつくる現地対策本部を支援する。
 ただし、電力や原子力への特別な知識は不要といい、JNESも「業務自体は電
力会社のグループ会社でなくてもできると思う」と認める。
 発注は一般競争入札(福島は公募)にかけられたが、いずれも受注会社だけ
が参加する一者応札だった。さらに、ほぼすべての契約例で、業者が入札した
金額がJNESの予定価格より高く、入札は不調に終わった。その後、両社が協議
し、契約額を決めて随意契約を結んでいた。(中略)
 JNESが発足した2003年から各OFCの業務は、それぞれ同じ会社が全て契
約。当初は随意契約で、競争入札の導入後は一者応札が続いている。(中略)
一者応札や随意契約は高コストや不透明な契約につながるとして厳しい目が向
けられているが、JNESはこうした状況を改善する考えを示していない。
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