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たんぽぽ舎です。【TMM:No1716】
2013年1月11日(金)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
   安倍自民党の原発再稼働(もうけ)に反対し、阻止するためには…
                   柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.新聞・雑誌から4つ
  ◆環境省、手抜き情報放置 除染作業者を聴取せず
                        (1月10日朝日新聞から)
  ◆被災4県 石綿基準超え17ケ所 解体現場「氷山の一角」
                  (1月11日毎日新聞より抜粋)
  ◆除染下請け天引き横行 作業員宿泊、食事代の名目
   業者支払い日給1000円 国の危険手当温床に
                  (1月11日東京新聞より抜粋)
  ◆日本原電、発電せず最高益 電力5社から760億円 今年度上半期
   電気料金にツケ        (1月11日朝日新聞より抜粋)
★3.<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
   あらためて福島の現状に注目しよう
━━━━━━━
※1/17学習会にご参加を!
  「被ばく労働は今」(福島第一原発の現場から)
 お 話:木田節子さん&被ばく労働ネットの仲間
 日 時:1月17日(木)19:00より
 会 場:「スペースたんぽぽ」
  参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
 |  安倍自民党の原発再稼働(もうけ)に反対し、阻止するためには…
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
◎大地動乱の時代=地震(津波)活発期の日本列島
 東海地震提唱者の石橋克彦氏の著書に『大地動乱の時代』がある。この本には、
日本列島の地震の歴史と人間が書かれているが、“なかなかの読み物”になって
いる。大地動乱の時代は地震(津波)活発期=活動期をイミする。日本列島が敗戦
後からの地震静穏期を終えて、今は、地震活発期に入った、といわれる。
 それは、6000人強の死者を出した阪神淡路大震災(1995年、気象庁M7.3)から
始まり、2万人弱の犠牲を出した東日本大震災(2011年、モーメントM9.0)~現
在に続いている。
 地震を扱う役所=気象庁や地震関連の国家機関が、今後、「M8クラスの余震
が起こりうる」と警告を出し続けている。
 
◎野田民主党政権の不評と小選挙区制のマジック(4割の得票で8割の議席)で、
昨年12月、安倍自民党政権になった。安倍自民党は、選挙中はあいまいにしてい
た原発推進を選挙後は公言する。50基の原発のうち大飯原発2基を除いて、48基
が停止中だが、その再稼働の嵐が近づいてきている。地震活発期の日本の原発48
基の再稼働は無謀きわまりない。「原発再稼働なしでも電気は大丈夫」は、2012
年の実績(事実)で証明された。
 原発再稼働の本質は電力会社のもうけであり、背景に原子力技術の温存→日本
核武装のおもわくがある。
 
◎どう闘うか~智恵と経験を出し合おう
 大衆運動の大きな盛り上がりと鋭い闘いの両方をつくりだすことがカギだと思
う。昨年6月末から7月1日の関西電力大飯原発の再稼働阻止闘争-首相官邸前
抗議行動と現地闘争-を上回る闘いが求められる。
 
 そのためにも、当面、次の3つ
 
 1.毎週金曜日の首相官邸前抗議行動(全国各地100カ所以上)に参加し、盛り
上げる。
 2.原子力規制委員会に対する創意ある、持続した行動を続ける-傍聴・交渉
-追及、大衆的抗議行動ほか
 3.再稼働阻止全国ネットワーク(2012年10月結成)に結集して智恵と方針を出
し合おう(現地闘争、全国的連携の闘い、ほか)。
 
 
┏┓
┗■2.新聞・雑誌から4つ
 └──── 
 
◆環境省、手抜き情報放置 除染作業者を聴取せず
 
 福島第一原発周辺で手抜き除染が横行している問題で、環境省が昨年12月25日
以降、詳細な手抜き情報を得ながらゼネコンを聴取せず、放置していたことがわ
かった。聴取を始めたのは、朝日新聞の報道を受けて除染適正化推進本部を発足
させた。今月7日だった。初動が遅れた結果、実態理解が難航する恐れがある。
 取材班は12月25日に現地本部の環境省福島環境再生事務所に、ゼネコン側の指
示で草木が投棄されたことや洗浄水が回収されなかったことを日時や場所を特定
して伝えた。手抜き現場の写真の一部も見せた。本省の幹部2人にも伝えた。
 26日には草木の投棄を指示された20代男性が実名で手抜き情報をファックスで
本省を事務所に送った。取材を受けたゼネコン2社も28日までに洗浄水を適切に
回収していない可能性があると事務所に報告した。
 ところが、環境省は情報を共有しなかった。事務所は25日の取材に「マナーの
問題」と発言。ゼネコン2社には口頭で調査を求めたというが、現地の確認や詳
しい聴取はしなかったという。実名で情報提供した男性はメールアドレスを記し
ていたが、今月8日時点でも問い合わせはない。
 仕事納めの12月28日に雇い止めになって出身地に戻った作業員は多く、現場も
風雪で変わり、調査は難航しそうだ。環境省は「情報共有や連絡体制に不備があ
ったか調査中」としている。(1月10日朝日新聞から)
 
 
◆被災4県 石綿基準超え17ケ所 解体現場「氷山の一角」
 
 東日本大震災で被害を受けた建物の解体工事で、世界保健機構(WHO)の安全
基準(大気1リットル当たり10本以下)を超すアスベスト(石綿)が検出された
現場が、昨年末までに17ケ所確認されていたことが環境省と厚生労働省への取材
で分かった。環境省が05年度から毎年約50ケ所を抽出して行っている大気濃度調
査では、震災前の08~10年度に基準を超えたのは山梨、愛知両県など計4ケ所だ
けだった。専門家は「氷山の一角に過ぎず、見過ごされた被災解体現場はたくさ
んあるはずだ。WHO基準以下なら健康に影響がないと言い切る根拠もなく、対策
が急務だ」と指摘している。(中略)
 
フォローが必要
 
石綿問題に詳しい東京工業大大学院の村山武彦教授(リスク管理論)の話
 日本の技術水準であれば石綿飛散はもっと抑えられるはずだが、解体業者に技
術差があるうえ、業者の能力をチェックする仕組みもないのが問題。(継続的な
被ばくがある石綿生産現場と異なり)、被災現場では局所的・短期的に飛散する
ため、大気濃度のモニタリング調査で把握できない。石綿にさらされた人へのフ
ォローが必要だ。    (1月11日毎日新聞より抜粋)
 
 
◆除染下請け天引き横行 作業員宿泊、食事代の名目
 業者支払い日給1000円 国の危険手当温床に
 
 東京電力福島第一原発事故に伴う国直轄の除染事業で、下請け業者が、作業員
の日給から半ば強制的に宿泊代や食事代を天引きし、国が支給する危険手当の1
万円のほかは、1日千円程度しか支払っていない実態が、作業員らへの取材で分
かった。宿泊施設は、業者が国などから無料や安価で借りたもので、作業員から
徴収した宿泊代のほとんどが業者の取り分と化す形となっていた。(後略)
(1月11日東京新聞より抜粋)
 
 
◆日本原電、発電せず最高益 電力5社から760億円 今年度上半期
 電気料金にツケ
 
 敦賀原発(福井県)などを持つ原発専業会社の日本原子力発電(本社・東京)
が、原発を動かしていないにもかかわらず今年度上半期の純利益が過去最高の
209億円になった。東京、関西など5電力が電気を買う契約を続け、電気が送ら
れていないのに「基本料」として計760億円ほども払ったからだ。この費用は各
電力の電気料金に含まれ、利用者が負担している。(後略)
                      (1月11日朝日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■3.<テント日誌1/9(水) 経産前省テント広場―486日目>
 |  あらためて福島の現状に注目しよう
 └──── (M/O)
 
 時の流れが事件を風化させる。よくいわれることだ。二周年が近づく東日本大
震災や原発震災についてもそういう傾向がないとはいえない。ここには自然の流
れと言う要素もある。しかし、東日本大震災の復興は思うように進展していない。
原発震災に至っては収束していないし、現在も進行中である。東日本大震災や原
発震災からの復旧や復興が現在の日本の最大の課題であることは明確である。ど
の内閣も、また首相らこのことを口にするが実際にはこの問題に目をそらし、人
為的に風化させるような振舞いをしてきたのではないか。メデイアもそうである。
復興予算の出鱈目な使い方などはその例であるが、原発震災に関しては経産省や
「原子力ムラ」の再稼働戦略があり、事故を小さく見せ既に収束したと思わせた
いということがある。安倍首相も儀礼として福島に出掛けたが、見た現実を語ら
なかったというよりは、見ることをしなかった。見る気もなかったのである。
 
 我々はこうした風潮に抗して東日本大震災や原発震災の現実を明確に認識し突
き出さなければならない。1月8日のテント全体会議は「2月11日」から3月下
旬まで『福島月間』としてこれに応えることを提起している。具体的なことは今
後明らかにされていくだろが、この期間、我々は福島の現実をあらためて認識し
たいと思う。テントには『福島の母と子の声を聞け』という文言が経産省に向け
て発せられてあるが、我々も今一度これに向かい会いたいのである。
 
 1月11日には首都圏反原連主催の官邸前行動が開始され、3月9日を前後す
る日の行動も提起されているが、我々は福島の現状を運動の根底に据え直したい
と思う。意識的に、自覚的に福島の現状を知ることに努めたいのである。福島ほ
人たちの声を聞きたいし、それを発する場を設けたい。テントではいろいろの企
画をしたいと思う。一例だが、低線量被曝の問題に取り組んできた人の報告や問
題提起など。様々の企画の持ち込みを願いたい。
 
 テントにはいろいろの人が訪れる。この霞が関の住人たち(官僚)たちにもテ
ントの関心は高いらしい。時折、カンパをしてくれる人も、立ち停まって話をす
る人もいるがテントに来て話し込む人もいる。ある人はテントの事が気になって
仕方がなかったそうである。一度訪ねて見たいと思ったらしいがけんもほろろに
拒絶されると思っていたらしい。酒を飲んだ勢いで訪ねてきたいただいたらしい
が、今回は2度目の訪問だった。彼女の話によれば,原発については反対の人も
多く省内では以前よりは語りやすくなったとのことである。彼女の話では官僚は
政府からの独立(?)意識が強く、政府の政策はともあれ日本の為に尽くすと言
う意識は強いとのことである。これはある程度は推察されたことである。
 
 官僚、つまり国家をどう開いて行くのかということが議論になって政治主導と
いうことが提起された。これは民主党政権の敗北でとん挫。が、国民との関係で
どう開いて行くかはこれからのことである。規制委員会の動きを監視し、文科省
への行動など国民の声を伝えるべき働きかけは続いているが、これに対する内部
の動きはどうなのだろうか。たまに、訪れる人から聞くに過ぎないから、まだ、
この回路は閉ざされている。官僚の内部では我々に行動が敵対的なもので、対話
を求めるという側面を持っていること、それが意図されていることは理解されに
くいのかもしれない。どうしたら開けるかはわからないが、官僚と国民の関係を
変えていく道を考えてきたことはたしかである。官僚と国民の関係を変えていく
こと、そこに対話が成立することを念頭においてもいるのだ。テントにはそうし
た狙いがある。テントに関心を持っているというのはその第一歩である。
 
 深夜にまで明かりのともる霞ヶ関の住人たちの視線が国民に向き、閉じられた
壁を開けようとすることはあるのか。はなはだ遠く、絶望的に見える道も誰かが
つけ始めれば地上の道になるのにと思う。彼女の勇気ある行動がその先鞭になっ
てくれれば嬉しいのだが…。これが初夢ならいい。今年おみくじは夫婦とも大吉
だった。この霊験がこんな風だといいのだがと密かに思った。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1715】
2013年1月10日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.槌田ゼミ:第2弾「エントロピー入門」1月16日(水)からスタート
★2.「236箱と66万円強」を山谷労働者へ送りました
   「山谷支援」年末助け合いにご協力ありがとうございました  沼倉潤(たんぽぽ舎)
★3.東海村の村上村長は、原発再稼働に反対
   12/24脱原発サミットin茨城(第二回)に参加して
   厳しい選挙結果、それでも脱原発依存を目指す   工藤わかめ(たんぽぽ舎会員)
★4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
  ◆1/24ストッププルトニウム神奈川連絡会総会・特別講演
★5.新聞・雑誌から1つ
  ◆利益相反(竹田茂夫) <本音のコラム>       (1/10東京新聞より)
━━━━━━━
※1月11日(金)首相官邸前抗議行動(第38回)へ参加しよう
 2013年最初の官邸前抗議行動・11日(金)18時~20時
 いますぐ原発ゼロに! 大飯原発を停止せよ。 真下に活断層あり
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.槌田ゼミ 第2弾
 |  「エントロピー入門」1月16日(水)からスタート
 └────(槌田ゼミ講座スタッフ)
 
◆開講にあたって(講座担当スタッフ)
 エントロピー入門といっても、巷にあふれているような学問的なことの講座で
はありません。わたしたちは、この人類社会が持続可能でありたいと願っていま
す。「限りある資源」を、上手に使うにはどうしたらよいのか。現代社会がかか
える問題を、エネルギーの流れ(循環)を見つめ直すところから始めてみませんか?
 初回は、この講座でみなさんに何を学んで、そして考えていただきたいか、わ
たしたち(と社会)がかかえている問題の本質は何か、などをまじえた入門編に
したいと考えています。
 核開発に反対してこられた槌田先生ならでは、福島原発事故後の追究と解析を
すすめていらっしゃる槌田先生ならではの視点も、この講座の魅力的なところで
す。また、講座の資料を(開催後に)毎回掲載しますので、連続で受講できなく
ても流れをつかむことができます。
 
★この講座には参加費特典があります。(3回目の参加費割引き)
★受講希望のかたは、事前にテキストをお買い求めください。
 (会場でも購入可、テキストなしでも受講可)
 (弱者のための『エントロピー経済学』入門/価格1500円/ほたる出版/
  槌田敦・著)
日 時:2013年1月16日(水)18:30開場 19:00開会
会 場:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
    電話 03-3238-9035
講 師:槌田 敦さん
テーマ:「地球複合環境の中の人間社会」
参加費:800円
ホームページ http://t2zemi2013.wordpress.com
 
 
┏┓
┗■2.「236箱と66万円強」を山谷労働者へ送りました
 |  「山谷支援」年末助け合いにご協力ありがとうございました
 └──── 沼倉 潤(たんぽぽ舎)
 
 今回で31回目となる「たんぽぽ舎」の「年末助け合い運動」に全国から昨年
を上回る支援物資(236箱)とカンパ金(66万円強)が寄せられました。
 皆様方の心温まるご協力に感謝いたし、御礼申し上げます。
 今回は、急遽持ち上がった2つの選挙の最中の取り組みとなり、「たんぽぽ舎」
での荷物の整理作業は大変でした。最終日には50箱の荷物が到着し、てんてこ
舞いの作業でした。一つ一つの箱を開け、品目ごとに整理をし、再梱包するとい
った作業を手際よく成しえてくれた「ボランティア」の皆さんのお力添えと全国
の皆様の気持ちが「たんぽぽ舎」で結びつき、無事12月26日(水)にトラック
一杯の荷物を「山谷労働福祉会館」へ搬送できました。
 前回はテントがいくつか送られてきましたが、今回は「お米」が多く、同封の
手紙には食品の安全性が付記されておりました。きめ細やかな配慮、ありがとう
ございました。
 「たんぽぽ舎」は今回の取り組みにあたって、3500枚のチラシを作成、さらに、
毎週金曜日の「首相官邸前抗議行動」での配布ビラの一部に「山谷支援」を載せ、
2000枚を4回=計8000枚を配布、メールマガジン情報と併せ呼びかけました。
「市民の意見30」の皆様や「経産省前テントひろば」での情報拡散のおかげで
例年になく「たんぽぽ舎」の「山谷支援」が全国に拡がり、全国各地から物資が
届きました。
 また、金曜日の官邸前行動で知ったという人が多く、わざわざ「たんぽぽ舎」
へカンパと物資を届けに来てくれました。
 
 
┏┓
┗■3.東海村村上村長は、原発再稼働に反対
 |  12/24脱原発サミットin茨城(第二回)に参加して
 |  厳しい選挙結果、それでも脱原発依存を目指す
 └──── 工藤わかめ(たんぽぽ舎会員)
 
○12月24日(月)、原子力発電、日本発生の地、茨城県東海村で「脱原発サ
ミットin茨城」が村上達也東海村村長、三上元湖西市長、小出祐章氏を迎え、茨
城の環境と人を考える会議の主催で行われた。
 冒頭、挨拶に立った村上村長は約800人の参加者を前に「今回の選挙の結果は
ショックだったが、このようにたくさんの人が集まり、元気づけられている。」
と述べた。
 集会は休憩を挟んでの2部構成で1部では、小出裕章氏と三上湖西市長の講演
が行われた。小出氏はいつもながらの理路整然として分かりやすい話し方で、1
3年前にここ東海村で起こったJCO事故の例を取りながら、原子力の深刻な影
響について話した。また三上湖西市長は、市長として脱原発にリードしていった
経過や原発のコストの問題などユーモアを交えながら軽快に話していった。話題
は深刻であったが、講師の話に何度も拍手が起こり、会場が沸いた。
 
○2部では、村上村長、三上湖西市長、小出氏の3氏の参加でパネルディスカッ
ションの形式で討論が進められた。選挙後ということもあり、今回の選挙結果を
受けて、どうしていくかが話題となった。三上氏は自民党自体は脱原発というこ
とは難しいかもしれないが、自民党の中には脱原発を考えている議員もいるので、
働きかける必要があると述べた。村上氏は今後は地域ごとにその地域の特性から
政府に対抗していくしかない。例えば、東海第二原発の場合周囲には100万に及
ぶ人々が暮らしているという異常立地である。避難や損害賠償もできない。ただ、
脱原発を進めていく場合、交付金については財政でなんとかしていくが、原発関
連の仕事をしている人たち、雇用については悩みの種だ。しかし東海村には21
世紀の文化的な施設もある。そうした施設を核とした経済成長一方ではないもの
を大切にしていきたいと述べた。また小出氏は福島事故は津波だけではなく、地
震からも影響があったのではないかという質問を受けて、地震の影響はあったと
思う。ただ地震や津波があるから、原発は危険というわけではなく、なくても危
険なものだ。今まであった大きな原発事故のうち、地震と津波に関係したものは
一件、福島の事故だけであり他の3件は地震や津波には関係がないと答えた。
 会場からは小出氏に対する質問として放射能汚染の不安を訴えるものが数多か
った。小出氏は、まず子どもを守ることを優先すること。私たち大人、今までの
原子力政策を進めさせた責任のある大人は汚染された食物については食べ、子ど
もには極力食べさせないよう努力していくべきだと話した。
 話題は多岐にわたり、いずれも貴重なものだった。原発立地での脱原発の集会
はとても意義のあるものだったと思う。
 最後にクリスマスイブということで、サンタクロースの扮装をしたかわいい子
どもたちが3氏に花束とクリスマスプレゼントを渡した。プレゼントは3氏に向
けられた励ましのメッセージ。子どもの手からプレゼントを受け取った村上村長
は「69年間で最も良いクリスマスイブ。」とにっこり。原発立地自治体で脱原
発依存を目指す村上村長に最高のクリスマスプレゼントとなったのではないだろ
うか。
 
 
┏┓
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
 └──── 
 
 ◆ストッププルトニウム神奈川連絡会総会・特別講演
 
 日 時:1月24日(木)18:30~20:30
 会 場:かながわ労働プラザ(Lプラザ)第3会議室 JR石川町駅徒歩3分
       記念講演 「神奈川の原子力~空母と核燃料工場の危険性を考える」
 講 師:山崎久隆(たんぽぽ舎)
 参加費は無料です。
 連絡先:プルトニウムフリーコミニケーション神奈川
     TEL 045-423-0341 水沢 Eメール:Pu-free-com@k.nifty.com
 
 
┏┓
┗■5.新聞・雑誌から1つ
 └──── 
 
◆利益相反(竹田茂夫) <本音のコラム>
 
 昨年の選挙期間中、自民党の日銀たたきに対して、白川方明日銀総裁は理路整
然と反論した。だが選挙後に態度が豹変し、自ら不可能とした2%インフレ目標
と無制限金融緩和を受け入れてしまう。総裁罷免を可能にする日銀法改正の恫喝
に対して、日銀の政治的独立性を守るため苦渋の選択をした結果だろう。この背
後には、セントラルバンカーが選挙の洗礼を受けない専門家集団であるという宿
命がある。
 選挙の洗礼を受けないという点では、経済財政諮問会議や産業競争力会議等の
経済政策の司令塔に続々と起用されている財界人も同じだ。だが、こちらの方は
別の深刻な問題を抱えている。
 諮問会議の民間議員の小林喜光・三菱ケミカルホールディングス社長は、諮問
会議の役割は「いかに原発を再稼働させるか」だという。その同じ諮問会議の民
間議員には原発メーカー社長が就いている。
 かつて小泉政権などで規制緩和の旗をふった人物は、規制緩和で利益を受ける
大手金融業トップであった。当然、利益相反が問題になった。
 政権に協力する財界人に問いたい。一企業の利益、国民の利益をそれぞれどの
ように定義し、どの利益を代表するつもりか。「GMによいことは米国にもよい」
との主張は日本でも成立するのか。国民に説明する義務がある。(法政大教授)
                      (2013年1月10日東京新聞より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1714】
2013年1月9日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.原子力規制委員会の危険な動き・再稼働の動き
   原子力規制委員会2つの検討チームの会合を傍聴して
   福島第一原発事故の教訓は活かされているのか?
                 工藤わかめ(たんぽぽ舎会員)
★2.新聞・雑誌から
  ◆「何としても9基再稼働を」関電社長年頭会見(1.7 東京新聞夕刊から)
  ◆核廃棄物の島・蘭嶼島 鎌田慧        (1.8 東京新聞から)
  ◆もんじゅ点検超過を陳謝 原子力機構、福井知事に
                        (1.8 東京新聞から抜粋)
  ◆「闘う政治家」って?  斉藤美奈子     (1.9 東京新聞から)
★3.たんぽぽ舎へ来た年賀状から その1
━━━━━━━
 ★1/10(木)「お話会」にご参加を!
  【金曜官邸前抗議行動 よもやま話・第2回】 お話:原田裕史さん
  日時:1月10日(木) 18:30 開場 19:00 開会  参加費 800円
  会場:「スペースたんぽぽ」 TEL 03-3238-9035
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.原子力規制委員会の危険な動き・再稼働の動き
 |  原子力規制委員会2つの検討チームの会合を傍聴して
 |  福島第一原発事故の教訓は活かされているのか?
 └────   工藤わかめ(たんぽぽ舎会員)
 
(1)原子力災害事前対策等に関する検討チーム 第5回会合
 12月27日(木)、議長は中村佳代子委員。主な議題は緊急事態区分・防護
 措置基準に基づく各主体の行動イメージ。
 資料にあった避難区域は30kmだった。この避難区域はどのような根拠で出
 されたものか、疑問に思った。福島第一原発で問題となったのは予想以上に広
 範囲に広がった放射能汚染であり、飯館村の位置は福島第一原発より40~5
 0kほど離れていた。また放射能は同心円上には広がらず、山脈などの地形や
 風向きの影響を受けながら広がっていき、北は岩手県南部、南は群馬県、東京
 北部までに及んだことは多くの人が知っている。また設定された緊急防護準備
 区域の線量率の毎時500μSV/h(実効線量50mSv/ 週)も高い。子
 ども、特に妊婦や乳幼児の場合もっと低いレベルでの避難も考えなくてならな
 いのではないか。この基準値については出席した関係者からも、もっと議論す
 べきという意見が出された。
 自治体の代表からは、事業者の情報提供の要請と避難の判断の主体はどこなの
 かということが、繰り返された。判断の主体は市町村の長、国や県は避難を促
 すのが役割というのがその回答。情報は国に集まり、市町村へはなかなか来な
 い。だから市町村での判断は難しいということのようだ。福島第一原発の事故
 では自治体への情報は遅れに遅れた。自治体が国に不信感を持つのも当然と思
 う。またその国にしても東電から情報は完全ではなかった。こうした現実を規
 制委員会はどう見ているのか。
(2)東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関す
 る検討チーム 第4回会合~内容が余りにも片寄ったもの。福島県医師会副会
 長が抗議
 12月28日(金)、議長は中村佳代子委員。
 初めに中村委員からこれまでの議論を踏まえた整理案の説明があった。資料1
 に示された整理案では「・・・確定的影響のしきい線量を超える被ばく線量は
 認められていない。・・・・他の要因による発がんリスクの明らかな増加を証
 明するほどの被ばく線量は確認されていない。」等、非常に断定的であり、こ
 れで議論は終わったような印象だ。また、「東京電力福島第一原子力発電所事
 故による住民」としながら、健康管理が福島県に限られていた。
 福島県医師会副会長 木田医師からは福島県の医療のスタッフ不足の問題、放
 射能は隣県にも流れているので国が健康管理の実施をすべき、国の責任ついて
 言及してほしい、また整理案の文章が断定的あり、その根拠となるデータを出
 してほしい等の要望が出された。これに対して中村委員が、木田医師からの要
 望は意見としてお聞きするが、ホームページ上には載せないと話したため、傍
 聴者から、抗議の声があがり、木田医師からの抗議もあって、記録には載るこ
 ととなった。
 傍聴者は少なかったが、内容があまりにも偏ったものであり、なんども抗議の
 声があがった。会合の後も、傍聴者と委員との意見の衝突が続いた。
 新しくできた規制委員会の傍聴をわずか2回しただけだったが、形をつくって
 おこうという性急な姿勢を強く感じた。防災にしろ、健康管理の問題にしろ、
 人の命、あるいはその後の生活に関わる重要な問題のはずである。
 福島の事故ではあまりにも原子力発電の事故時の防災対策がいい加減で、混乱
 を招いたため、多くの人がしなくて済んだはずの被ばくをしてしまった。その
 反省がこの委員会で活かされているのでろうか。
 また、今回傍聴した2つの委員会で、「主体」ということばが気になった。
 「主体」とは責任をとるところがどこかということであり、その部分が非常に
 曖昧だった。はっきりさせようとすると、政策的なことには立ち入らないと逃
 げてしまう。一体、何のために作った委員会なのか。今後ともこの委員会を注
 視し続ける必要があると思う。
 
 
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┗■2.新聞・雑誌から
 └──── 
 
◆「何としても9基再稼働を」 関電社長年頭会見 (1.7 東京新聞夕刊から)
 
 関西電力の八木誠社長は七日、福井県庁で行った年頭の記者会見で、大飯原発
3.4号機(同県おおい町)を除き停止中の県内の原発九基について「安全対策
をやり、国民の理解を得た上で、なんとしても再稼働を果たしたい」と意欲を示
した。
 運転年数が四十年を超えた美浜原発1、2号機(同県美浜町)に関しては「今
後、原子力規制委員会が定める基準に対応したい。基準をクリアすれば運転を延
長できると理解している」と述べ、廃炉を前提にしない考えを明らかにした。
 四月に予定する電気料金値上げについては「電力事業は危機的な状況。電力供
給と収支の安定のため」と理解を求めた。政府に対しても、中長期のエネルギー
政策をぶれることなく進めてほしいと注文を付けた。
 
 
◆核廃棄物の島・蘭嶼島 鎌田慧(ルポライター)
                  (1.8 東京新聞 本音のコラムから)
 
 台湾東南にある台東市に正月明けの三日間滞在した。そこからさらに九十キロ
南東、フィリピン・ルソン島に近い、蘭嶼島を目指したのだが、強風に影響され、
小型飛行機はついに飛べなかった。
 蘭嶼島は海洋民族タオ族の島だが、台湾電力の原発「低レベル核廃棄物最終処
分場」として知られている。魚の缶詰工場を建設する、という触れこみで土地が
買収され、三十年前の一九八二年から十万本にもおよぶドラム缶が搬入された。
 政府と台湾電力は、補助金や電力無償化、奨学金支給などの利益誘導で住民の
抵抗を抑えてきた。ところがドラム缶の腐食破損がすすんで、放射能漏れが発生、
三割ほどが再装されたが、地域の汚染と子どもの障害などが指摘されている。
 村のたたずまいや施設の状況を、日本の核廃棄場・六ヶ所村と比べて見てみた
かった。それで空港ロビーで粘っていたのだが、島の強風はやむことなく、残念
ながら断念でざるをえなかった。
 台湾の核廃棄物が、交通が遮断されがちな絶海の孤島に捨てられ、米国の核実
験が先住民の地で行われ、日本の核廃棄物がエミンの地の開拓村に押し付けられ
る。危険な核政策の差別性をもろに考えさせられた空港ロビーに国の「経済部」
と台湾電力の「低レベル核廃棄物は地方を興し、共存共栄」の巨大は看板があっ
た。
 
 
◆もんじゅ点検超過を陳謝 原子力機構、福井知事に
                       (1.8 東京新聞から抜粋)
 日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長は七日、年頭のあいさつで福井県庁
を訪れ、高速増殖炉もんじゅ(同県敦賀市)で九千以上の機器が点検時期を超過
していた問題で「私どものやり方に不十分なところがあった」と西川一誠知事に
陳謝した。
 鈴木理事長は「担当理事を常駐させ、原子力規制委員会に(調査結果を)報告
する」と説明。西川知事は「(核燃料サイクルで)基本的な施設であることをよ
くよく自覚し、取り組むことが重要だ」と述べた。
(-中略-)
 
 
◆「闘う政治家」って?  斉藤美奈子   (1.9 東京新聞から)
 
「美しい国へ」(文春新書)を読み直した。安倍晋三首相がまだ小泉内閣の官房
長官だった。2006年の本である。
 そうだった。思い出したよ、この巻頭言。政治家には2種類ある。<それは
「闘う政治家」と「闘わない政治家」である><わたしは常に「闘う政治家」であ
りたいと願っている>
そいつはちょいとズレてません?「闘う政治家」は権力に抗う野党政治家に相応
しいキャッチフレーズで、権力の中枢にいるあなたがいうのは変でしょ。当時の
私はそう思ったが、その後の彼はたしかに戦闘モードだった。首相就任わずか3
ケ後には戦闘モードで教育基本法の改定を強行し、戦闘モードで防衛庁を省に昇
格させた。
 「わたしの原点」と題して彼は祖父・岸信介の家がデモ隊に囲まれた60年安保
当時のことを書いている。晋三少年、時に6歳。長じて彼は確信する。<まちが
っているのは安保に反対するかれらのほうではないか>
民衆の運動が「敵」に見える環境で育った方である。脱原発デモも当然「敵」に
見えるよね。7年たっても戦闘モード全開で、原発や教育や歴史認識について語
る首相。いったい誰と闘う気なのか、相変わらずズレている気がしてならない。
 
 
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┗■3.たんぽぽ舎へ来た年賀状から その1
 └──── 
 
○      Aさん(多摩市・男性)「原発なくして安心な生活を」。第2の原発惨事は
  絶対に起こさせてはなりませんね。頑張って下さい。
○      Bさん(東京・女性)忘れっぽく反省もせず、差別の好きな多数派の国。仕
  方なく長生きをしてフンバル事にします。
○      Cさん(愛知県・男性)自民党政権が復活し、脱原発の道も又々きびしくな
  りそうですね。息の長いみなさんの活動を心から応援しております。
○      Dさん(東京・3多摩 女性)超タカ派の政権が誕生して、日本の行く末が
  心配ですね。小選挙区制のせいだとしても、今後、原発の再稼働どころか、
  計画中の原発も起き上ってきそうで、参院選に向けて、本物の脱原発派が結
  束して闘わないとー。
○      Eさん(埼玉県・男性)宝島社の本にたんぽぽ舎の鈴木千津子さんがご活躍
  なさっている姿を拝見いたしました。豆乳ヨーグルトで皆とがんばって下さ
  い。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1713】
2013年1月8日(火)地震と原発事故情報-2つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.米軍兵士が東電に94億円賠償請求
   放射能放出→情報隠ペイ→ヒバク・病気になったので損害請求と
   今後の医療支援のために                山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.<テント日誌1/6(日) 経産前省テント広場―483日目>
   第二テントで開かれたシネマでテントはにぎわっていた。
        (sirotama)、(K.M)
━━━━━━━
※1月11日(金)首相官邸前抗議行動へ参加しよう
 2013年最初の官邸前抗議行動・11日(金)18時~20時
 いますぐ原発ゼロに! 大飯原発を停止せよ。 真下に活断層あり
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 
○たんぽぽ舎は、いつものように13:00~16:00たんぽぽ舎で、ビラ折りやプラカ
ードづくりの作業、16:00出発、17:00経産省前テントひろば到着、みんなと合流
し、17:20に1班~5班にわかれて官邸前、国会議事堂へ出発。
20:00終了時にビラを配布し20:30に経産省前テントひろばに戻り、約10分の終了
集会(1班~5班からの報告、当日の行動の全体像がわかる)をして解散です。
 
 
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┗■1.米軍兵士が東電に94億円賠償請求
 |  放射能放出→情報隠ペイ→ヒバク・病気になったので損害請求と
 |  今後の医療支援のために
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 日本での報道も出始めていますが、米軍兵士が東電を訴えました。
 昨年12月21日(米国西海岸標準時)のことです。
 
 米空母ロナルド・レーガンの乗員とその家族、14ヶ月のベイビーが東電を訴え
ました。米軍が行ったトモダチ作戦(operation tomodachi)のさなか、東電が
炉心溶融を起こし大量の放射能を放出をしていたにもかかわらず、情報を隠ぺい
し人道支援の米軍兵士を危険にさらしたのみならず放射性物質の曝露により病気
になったため、損害を賠償するとともに今後の医療支援のために基金を設立する
よう求めています。
 
U~Tサンディエゴの訳文です
http://www.utsandiego.com/news/2012/dec/28/sailors-sue-japanese-company-over-fukushima-radiat/
 
 海軍兵士たちは福島放射能について日本の会社を訴える
 
 カリフォルニア州サンディエゴ発
 
 福島原発震災時に、ロナルド・レーガンに乗務していて日本沖に派遣された海
軍兵士のうち8名が、放射性物質により傷つけられたと主張して発電所を所有す
る会社を訴えました。
 訴状は先週サンディエゴ連邦裁判所に提出されているが、それによれば2011年
3月11日の災害時及びそれ以後にどのくらいの放射性物質が放出されたかを隠ぺ
いしたと東電を非難している。
 米国政府は、知らず知らずのうちに結果として危険な放射線レベルに達してい
た海域にロナルド・レーガンを派遣していたと、ポールCガーナー弁護士は訴状
で訴えている。
 壊滅的な地震と津波により数千人(原文のまま)が死亡した地域で、米国の人
道的活動を支援した。津波により破壊された後に福島原発は原子炉冷却ポンプの
電源が失われ炉心溶融と放射能の放出を引き起こした。
 米国は本州沿岸地域の支援活動のためにレーガンに加えて、サンディエゴを母
港とする駆逐艦プレブル(*)と巡洋艦チャンセラーズ(原文のまま、実際に派
遣されたのはCG-62チャンセラーズビル*)を派遣した。
 訴えたのは派遣から7ヶ月後に生まれた赤ん坊と母親を含む海軍兵士8人。
東京電力に対し一人あたり総額4000万ドル(賠償額は1000万ドルで、プラス3000
万ドルの懲罰的損害賠償を含む)。また、9人全てに対して将来の医療を保障す
るための基金として合計1億ドルを合わせて要求している。
 8人の乗員の内6人はレーガンの飛行甲板上で勤務し、もう一人は艦の除染の
専門家として作業にあたり、さらに一人は航空機の発着と保守点検業務を行うた
めに甲板上で勤務していた。
 訴状では「大きな物理的苦痛と精神的な苦痛」を受けたとして、物質の排出の
ためのキレート治療、骨髄移植などの治療を必要とし、命を縮める結果となった
としている。これは過失、詐欺、欺瞞的な事業慣習の東電、そして他の法令違反
であると非難している。
 具体的症状は「絶え間ない偏頭痛」「集中力の欠如」「体重減少」「消化器系
統の潰瘍や直腸からの出血」などがあるとガーナーは言った。
 東京電力ワシントン事務所はコメントの要求に対しては金曜日午後には応答し
なかった。
 海軍によると災害から2日経った後に、大気中に低レベルの放射能汚染物質を
検出したことで、福島原発の近くを地震救援ミッションで飛行した17名の航空機
乗務員をレーガンから移動させた。
 「低レベルの放射能は石鹸と水で洗浄することにより簡単に影響を受けた乗務
員から除去することができた。」米太平洋艦隊は、この事件に関するステートメ
ントを発表している。「彼らはその後の調査で、それ以上の汚染は検出されなか
った」
 ステートメントでは「人員がさらされた放射線の最大潜在的放射線量は「自然
の線源(例えば岩、土と太陽)からの背景放射の、およそ1ヵ月曝露したことで
受ける放射線被曝より少ない」と記載されていた。
 金曜日の午後や夕方に海軍に電話をしても応答は無かった。
 ガーナーは、米国政府が、その海域に入っても安全であったということを東電
と日本政府からの情報に依存していると主張する。そして海軍は、損害賠償請求
に対する責任を彼らに負わせようとしているからだと。
 
<訳注>
プレブル (USS Preble, DDG-88) は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。アーレイ
・バーク級ミサイル駆逐艦の38番艦。艦名はエドワード・プレブル代将に因む。
その名を持つ艦としては6隻目。米空母随伴艦として日本にもこれまでに来たこ
とがある。ヘリコプターSH60シーホーク2機搭載のミサイル駆逐艦。
 
チャンセラーズビル (USS Chancellorsville, CG-62) は、アメリカ海軍のミサ
イル巡洋艦。タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の16番艦。艦名は南北戦争におけ
るチャンセラーズヴィルの戦いに因む。南北戦争で南部連邦軍が勝利を収めた戦
いに因んで命名された数少ない艦である。ヨコスカを事実上の母港とするシャイ
ロー及び、日本にも来るカウペンスと同型艦のミサイル巡洋艦で、空母打撃部隊
の直掩艦として建造された。
 
※トモダチ作戦の米兵 東電に94億円賠償請求  【ロサンゼルス共同】
 
 東日本大震災後、三陸沖に派遣された米原子力空母ロナルド・レーガンの乗員
8人が27日までに、東京電力福島第一原発事故の影響が正確に伝えられなかった
ため、被ばくして健康被害を受けたなどとして、同社を相手に損害賠償を求める
訴えを米連邦地裁に起こした。請求額は計約94億円に上る。米メディアが伝えた。
 東京電力は「訴状が届いておらず、コメントは控えたい」としている。
  (2012.12.28毎日新聞より)
 
 
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┗■2.<テント日誌1/6(日) 経産前省テント広場―483日目>
 |  第二テントで開かれたシネマでテントはにぎわっていた。
 └──── (sirotama)、(K.M)
 
 1月6日(日)、第2テント「原発いらない女たちのテントひろば~福島とと
もに」主催で、DVD上映&トーク会が行われました。
第2回「しねま で てんと(CINEMA DE TENT)」、上映されたのは「グリーナム
の女たち」(1983年/イギリス/60分(日本語版1986年制作)ビーバン・ギドロン
監督作品)。
 1982年12月12日の3万人以上の人間の鎖で米軍基地を囲み、基地の前でキャン
プを張り、「非暴力直接行動」で戦った女性たちを追ったドキュメンタリー映画
です。腕を組み、座り込み、ごぼう抜きされながらも、歌を歌い、有刺鉄線の金
網をよじ登り、基地に入り込む女性たちの強さ、したたかさ、しなやかさ。
 映画は半年間の活動を追ったものですが、その後18年間キャンプは続き、つ
いには米軍基地撤退に追い込んだそうです。
 2011年9月11日の経済産業省包囲行動の日から続くテントひろば行動に
重ね合わせて観た人も多いのではないでしょうか。
 
 上映後、映画の日本語版制作に関わった近藤和子さん、原発いらない福島の女
たちの黒田節子さんをゲストにトーク会。第1回しねまでてんとで上映された
「ブライアンと仲間たち」の早川由美子監督も参加。
参加者は21名で第2テントは満員御礼。途中、第1テントのYさんも参加。
近藤さんから、映画の背景など、貴重なお話を伺いました。
 ネットのない時代、どうやって3万人もの人が集まったのか?「チェーンレタ
ー」(日本だったら不幸の手紙?)を使ったということです。
 最初は男性もいた抗議行動だったそうですが、暴力行為やレイプなどがあった
ため男性を排除し、女性だけで非暴力で戦い切ったとのこと。
 参加者からは、「男性は自分たちの暴力性を反省しなければ核はなくならない」
「原発も同じだ」「男性だけではダメ、男社会の中で原発がこんなに出来てしま
った、原発を止められなかった」という声があがりました。
 テントひろばは非暴力の男性が建てたテント。原発いらない女たちは、男性を
排除せず連帯して戦います。が、女性がもっともっと声を上げ、立ち上がり、行
動しなければ原発はなくならない。
 早川監督は「反対運動ではなく、回復運動だ」と述べられ、これには深く首肯
しました。
 反原発運動も同じ。原発にただ反対するのではなく、原発のない日本に回復す
る運動なのです。(sirotama)
 
 
 第2テントは「CINEMA DE TENT(=しねまでてんと)」でにぎわっていたが、
第1テントでも寒い夜にもかかわらず議論が沸騰した。
・5日(土)に原発事故で全町避難する富岡町民が暮らすいわき市の泉玉露仮設
住宅で餅つき大会があり、テントからも30人近くが参加して、交流ができとて
も楽しかったそうだ。
・安倍政権の「脱原発政策」の転換に対抗する戦略について熱い議論。福島の運
動が面にまで拡がるといい、福島の住民健康管理の現状をもっと知りそれを訴え
なくては。
・丁度一週間前に門松を届けてくださった方が車で引き取りに来られた。地下鉄
駅入り口で記念写真を撮って。思わず感謝の気持ちをこめて「来年もどうぞよろ
しく」と言ってしまった。
・一昨年12月21日の野田首相によるフクイチ収束宣言が被曝労働他もろもろ
に大きく影響している。原子力規制委員会は「原子力緊急事態宣言」発動中のた
め設置法附則第7条第3項の例外規定に基づき野田佳彦総理大臣が任命したのだか
ら、「収束宣言」は無効のはずだが…。
・頻繁に差し入れしていただいているタクシー運転手O.Kさんが話の輪に入られ、
エネルギー論議。省エネも自然エネルギー開発も大切だが、広瀬隆さんが言われ
るように、電力も環境汚染と同様に小さく近い供給・使用がいいのでは、ガス・
コンバインドサイクルや天然ガスの活用、熱エネルギーの有効利用等も大事。少
なくとも、オール電化や電気自動車は遇の骨頂、と。O.Kさんはこれから毎週火
曜日に座り込みに参加される。(K.M)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1712】
2012年1月7日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.テントを守ろう集会開かる-1月4日(金)経産省前テントひろばにて
   福島の女性、広瀬隆さん、福島みずほさん、落合恵子さん、
   澤地久枝さんらがあいさつ   冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
  ◆1/11東電東葛支社前集会のお知らせ
  ◆1/12食べものと放射能のはなし
    ◆1/10東電株主代表訴訟-口頭弁論はキャンセル、次回は2月21日(木)
★3.新聞・雑誌から
  ◆「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄-東電福島第一原発周辺の
   除染作業のひどさ
★4.<テント日誌1/4(金) 経産前省テント広場―481日目>
   新春餅つきも大会は賑やかに、テント防衛集会は寒風をついて
                           (M/O)
━━━━━━━
 ★1/10(木)「お話会」にご参加を!
  【金曜官邸前抗議行動 よもやま話・第2回】 お話:原田裕史さん
  日時:1月10日(木)19時より
  会場:「スペースたんぽぽ」 TEL 03-3238-9035
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.テントを守ろう集会開かる-1月4日(金)経産省前テントひろばにて
 |  福島の女性、広瀬隆さん、福島みずほさん、落合恵子さん、
 |  澤地久枝さんらがあいさつ
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 1月4日午後5時から経産省前テント広場で、テントを守る集会が開かれました。
 2時から文科省前で集会を行っていた「ふくしま集団疎開裁判の会」の人たち
も4時ごろテント前に移動して、得意の寸劇を一つ前座で披露しました。
出し物はIAEAがなぜ福島県と結婚したかという話です。チェルノブイリ事故のと
き、困っているソ連政府に助け舟を出す形で、事故原因と放射能汚染の実態を世
界の人々の目から隠すことに成功した体験をもとに、フクシマの子供たちの犠牲
の上に20mSv/年以下に除染したとして正常化を図ろうとしているのがIAEAです。
 
5時までには黒山の人だかりが出来ました。多くの有名人が挨拶しました。
 広瀬隆さん、福島みずほさん、落合恵子さん、澤地久枝さん、森園和枝さん、
木田節子さん、淵上さん、八木さん、柳田さん、園さん、柳原弁護士、乱鬼龍さ
ん(川柳名人)、福田さん、福田さんは新聞にも出ましたが、イムジン河の替え
歌「阿武隈川水清く」を歌ってくれました。福島県から練馬に避難している に
へいかずこ さん。布施哲也さん(反原発自治体議員市民連盟)、相沢さん(東
海村議員)。反原連代表の方。
 それぞれの場所で反原発を戦っている人たちにとって、テントと金曜行動は希
望の光だという声がありました。ある人の情報ではテントを応援するかのように
来た人がテントに張ってあるビラや写真をしげしげと見ていたので、そうしたビ
ラやリストなどは急いで廃棄したそうです。1月2日には右翼が三十人も来て口
きたなく罵って帰ったそうです。
 テントを守るため出来るだけ多くの人が短時間でもテントに来てほしい。いつ
も多くの人がテントに来ていれば、敵も夜討ち・朝駆けのような卑怯な手も使え
ないと思います。
 
 ★たんぽぽ舎は、自発的取り組みとして、毎週火曜日(10時~19時)に
  テントを守る活動に参加しています。暖かい服装でおいで下さい。
  事前に、たんぽぽ舎あて、電話をいただけると幸いです。TEL 03-3238-9035
 
 
┏┓
┗■2.メルマガ読者からのイベント案内(お問い合わせは主催者へ)
 └──── 
 
 ◆東電東葛支社前集会のお知らせ
 
 日時:2013年1月11日(金)午後1時から1時間程度
 場所:東京電力東葛支社前
 http://www.tepco.co.jp/town/custom/localBase/chiba-ad/toukatu-j.html
    東武野田線「新柏」駅(船橋方面1つ目)下車3分。
 
 千葉県東葛地域は、放射能汚染のホットスポットになってしまった。
12年の夏には、子どもたちが利用する学校など公共施設の除染作業も行われた。
しかし、自治体の施策もすべて私たちの税金で行われている。
東電の補償はあまりにも微々たるものだ。
 私たちは、東電の責任を追及するために、11年10月、12年2月、同9月、
東電東葛支社前デモ、そして、11月・12月に支社前集会を行った。
 月1回定期的に東電東葛支社前集会を行う予定。
 
抗議文や要請文の朗読と手渡し。参加者によるアピールとアピール文の配布。た
だし、通行人は多くない。配布物は数十枚程度。
 
問合せ:原発止めよう!東葛の会
    (Eメール:kusakabe-nobuo@nifty.com  携帯電話:090-9956-6018)
 
 
 ◆食べものと放射能のはなし
 
★基準値以下なら安全? 100ベクレルって1秒に100本の放射線が出るの?
★外国産を食べればOK? 魚は? きのこは? 加工品はだいじょうぶ?
☆毎日、子どもに何を食べさせれば良いのか悩む人、
☆全然気にならない人、気にしていたらやっていかれないと思う人、
どなたも是非ご参加下さい。
 
日 時:1月12日(土)1:30(開場)2:00(開演)
会 場:西荻センター勤労福祉会館(第3・第4集会室)<杉並区桃井4-3-2>
           JR中央線西荻窪駅から徒歩15分
           西荻窪駅からバス「井荻駅」行きまたは「荻窪駅」行きに乗り
          「桃井四丁目」下車
講 演:安田節子さん
            <NPO法人「日本有機農業研究会」理事、埼玉大学非常勤講師>
資料代:700円
主 催:杉並の教育を考えるみんなの会  (連絡先 090-1859-6656)
        HP:http://www.sugimina.com/  ブログ:http://blog.sugimina.com/
 
 
 ◆東電株主代表訴訟から連絡をお伝えします
 
 【1月10日予定の口頭弁論はキャンセル
          次回は2月21日/東電株主代表訴訟】
 
 次回1月10日の口頭弁論はありません。
 傍聴を楽しみにしてくださったみなさま、申し訳ありません。
 しかし東電(補助参加人)側より、原発はそもそも必要だった論が出る予定で
す。どんな反論が書かれているのか?
 今後の裁判は取締役会議事録の閲覧とからめて、興味深い展開になると思われ
ます。
 
 次回期日は2月21日(木)10時半~  東京地裁103号法廷です。
 
 少し先になりますが、どうぞご期待ください。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。     山崎久隆
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌から
 └────
 
 ◆「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄-東電福島第一原発周辺の
  除染作業のひどさ
 
 【青木美希、鬼原民幸】東京電力福島第一原発周辺の除染作業で、取り除いた
土や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が
横行していることが、朝日新聞の取材でわかった。元請けゼネコンの現場監督が
指示して投棄した例もある。発注元の環境省は契約違反とみて調査を始めた。汚
染廃棄物の扱いを定めた特別措置法に違反する可能性がある。
 
 ■福島第一周辺、環境省が調査へ
 
 環境省は昨夏以降、福島県内の11市町村を除染特別地域に指定し、建物や道
路、農地などから20メートル内の本格除染を始めた。それ以外に広げるかどう
かは今後の課題だ。これまで4市町村の本格除染をゼネコンの共同企業体(JV)
に発注した。楢葉町が前田建設工業や大日本土木など(受注金額188億円)、
飯舘村が大成建設など(77億円)、川内村が大林組など(43億円)、田村市
が鹿島など(33億円)。
 
 環境省が元請けと契約した作業ルールでは、はぎ取った土や落ち葉はすべて袋
に入れて回収し、飛散しないように管理しなければいけない。住宅の屋根や壁は
手で拭き取るかブラシでこする。高圧洗浄機の使用は汚染水が飛び散るため雨ど
いなどごく一部でしか認めていない。洗浄に使った水は回収する決まりだ。
 
 取材班は昨年12月11~18日、記者4人で計130時間、現場を見て回っ
た。楢葉、飯舘、田村の3市町村の計13カ所で作業員が土や枝葉、洗浄に使っ
た水を回収せずに捨てる場面を目撃し、うち11カ所で撮影した。また、作業員
約20人から、ゼネコンや下請け会社側の指示で投棄したという証言を得た。
「作業ルール通りやればとても終わらない」との声も相次いだ。(中略)
 
 除染作業中に土や枝葉を捨てる行為は契約違反にとどまらず、放射性物質によ
る環境汚染への対処に関する特措法が禁じる廃棄物の投棄(5年以下の懲役や1
千万円以下の罰金)に触れる可能性がある。環境省は「事実なら重大な問題だ」
とし、ゼネコン各社から事情を聴く方針だ。(1月4日朝日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■4.<テント日誌1/4(金) 経産前省テント広場―481日目>
 |  新春餅つきも大会は賑やかに、テント防衛集会は寒風をついて
 └──── (M/O)
 
 新春は穏やかで温かい日差しの中でと書いたばかりだったのに、寒の入りを前
にした4日は一転して寒かった。年末から年始にかけてテント前では様々なイベ
ントが行われたが、今日はその最後とでも言うべき新春餅つき大会とテント防衛
集会が持たれた。
 
 餅つき大会は今年で二度目である。淵上代表のつき始めで次ぎ次ぎとつき手は
変わり餅は出来あがる。餅をつく人も見ている人もどこか少年や少女に帰ったよ
うなおもむきもあり、少し風が冷たい中だったが楽しさが溢れていた。あんこ餅、
きな粉餅、からみ餅、さらには納豆餅などの様々な餅が出され、参加者は「つき
たてはおいしい」と言いながらほうばっていた。道行く人や飛び入りの人にも振
舞われたが好評だった。豚汁もおいしく彩りを付けてくれた。僕らの挨拶として
各官庁等に餅を配ったのであるが、受け取りは様々で対応ぶりはおもしろい。経
産省は強固に受け取りを拒否しているが、農水省などは違う。各省がテントのこ
とをどう見ているのということもあってその対応には興味をそそられるところも
あった。
 
 午後の一時からはテント前での記者会見があり、テントをめぐる動きや今後に
ついての話がなされた。みんなの関心は安倍政権の対応とそれに対するこちらの
動きということにあるが、我々は大きな原則的立場しか語りようがない。我々の
意思でテントを撤去することはないというや脱原発運動の持続、発展に寄与する
ということなどを考えるということだ。あちらこちらで多くのみなさんの意見も
聞こえてくるが、じっくり考えながら対応して行くとしかいいようがないのが現
状である。
 
 夕方の5時からはテント防衛の集会が持たれた。陽射しも落ちて寒風の中での
集会になった。集会には広瀬隆・落合惠子・澤地久枝さん、さらには首都圏反原
連のメンバーなど多くの人たちの発言をうけ盛り上がった。安倍晋政権は発足早
々、原発ゼロ政策の見直し、新規原発の廃止の撤回など反動的な言辞のもと地金
を露呈させてきているが、衰えることない脱原発運動がその解答になるだろう。
新春に向けて多くに闘いの日程が明らかにされつつあるが、我々は手を緩めるこ
となく前進する。テントには全国のみなさんからの年賀状も届いている。次の機
会に紹介させてもらう予定だ。
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