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たんぽぽ舎です。【TMM:No1833】
2013年5月13日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.今の原発は全て違法に存在する
   原子力規制に関するパブコメ(上)  山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.富山ガレキ阻止のお母さんらを市長が刑事告訴した その後 1
   ガレキ反対の看板が2度も破壊、街宣車が「非国民」と怒鳴り散らす
   池多の未来を守る会の抗議声明です   山田 武 (たんぽぽ舎会員)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
    ◆6/1「さよなら原発!三鷹アクション」の上映会
           会場:三鷹市市民協働センター第1会議室
★4.もんじゅ停止命令へ 規制委 点検放置を問題視
                                  (5月13日朝日新聞より抜粋)
★5.テント日誌5月8日(水)経産省前テントひろば-606日目
   五月晴れが爽快だった     (M/O)
━━━━━━━
※5月14日(火)経産省前テントひろばへ参加を!
 たんぽぽ舎は、毎週火曜日を、自主的に"テント守ろう行動日"と決めて、たん
ぽぽ舎のメンバーと、たんぽぽメルマガ読者に参加を呼びかけています。
 朝9:00~夕方19:00の間の都合の良い時間帯に1時間でも、3時間でも参加
して頂くと嬉しい。テントの前の椅子に座って読書するとか、または横断幕を作
る作業に参加(手伝う)とか色々あり、多様です。あなたも参加しませんか。
━━━━━━━
※5/22学習会にご参加を!
 『上関原発と漁業権』…海はだれのものか…
 たとえ漁協総会が決めても、漁民が納得しなければ大丈夫
講 師:熊本一規さん(明治学院大学教授)(「脱原発の経済学」の著者)
日 時:5月22日(水)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.今の原発は全て違法に存在する
 |  原子力規制に関するパブコメ(上)
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 今の原発は全て違法に存在する
 
 まず、現在の原発は全て原子炉等規制法(炉規法)に違反をしていると言わざ
るを得ない。そもそも炉規法第24条で認可をされるためには立地審査指針等の
専門審査会による審査を経て安全性が確認されているはずである。
 しかるに、現在耐震設計審査指針を含め、全ての指針類を見直さざるを得ない
事態になっているのは周知の通りである。
 すなわち、炉規法24条の要件を満たすことが出来る原発は、大飯原発を含め
一つも存在せず、稼働中の3、4号機を含めて全て違法に立地している。それを
再稼働させるなどは、違法の上に違法を重ねる極めて深刻な事態であり、およそ
法治国家とは言えない暴挙としかいいようがない。
 規制基準を論ずる前に、全原発について設置許可を取り消し、全ての原発につ
いて改めて立地指針を含む全ての指針を改定してから、あらためて再度原発を建
設するかどうか議論をすべきである。
 このような「そもそも」論を一切しない、この国の真剣さの欠如は、あらゆる
安全性の欠如となって現れており、もはや猶予ならぬ事態である。
 
 パブリックコメントの意見はどうなった
 
 大量の意見が出された前回の法改正パブリックコメントに対し、規制庁や規制
委員会は何をどのように調査、審議を行ったのか公表すべきである。何もしてい
ないのであれば、パブリックコメントを集めた意味がないのではないか。今回も
そうだが、原子力の規制を全面的に見直そうという際には、市民からの意見を最
重視するべきである。福島原発で被災した人々はもちろんのこと、原子力推進体
制により痛めつけられてきた全ての人々に対しても、せめてパブリックコメント
を通じて表明された意見に耳を傾け、返事をすることが最低限の礼儀である。
 コメントを求めておいて、そのまま無視をするなどと信義にも悖る行為である
と思わないのか。
 
 事故の究明が最優先
 
 事故を起こしておいて、その原因究明が終わってもいないというのに再稼働あ
るいは既に稼働をしている大飯原発など、本来あり得ないことである。航空機事
故調査でも、原因がわかるまで飛行禁止措置をとる。今回の場合、単にBWR型
だけの欠陥であるという証拠は無い。地震や津波に襲われればPWRも同じこと
になる危険性が否定できないから、保安院が緊急安全対策を指示したのではないか。
 このことからも、福島原発の事故及び東日本太平洋沖地震により被災をした全
15基の原発の詳細な事故経過が解明されるまで、規制方針は作れないはずである。
 原因も分かっていないのに、例えば建屋に水素抜きの穴を開けるなどとする工
事が行われたり、フェールセーフ設計そのものが事故を拡大させた恐れが否定で
きない2号機の実態があるのに代替注水設備の強化を持って対策を「した気にな
る」など、工学的安全性の考え方もおかしい。
 いずれも事故原因の究明が全く進んでいないことが、次に起き得る過酷事故に
おいてもミスリードを引き起こす恐れが否定できないのではないか。
 まず福島第一原発で発生した事態を正確に究明せよ。(つづく)
 
 ☆山崎久隆さんが原子力規制に関するパブコメを提出しました(5月10日)。
  長文なので、上・中・下の3回に分けて掲載します。
 (中)の見出しは、福島原発事故対策を最優先せよ、
          耐震設計を見直せ、
          地震・津波はあらゆる破壊を引き起こす。
 (下)の見出しは、格納容器は全部失格である、
          制御棒駆動機構が作動しない危険性。
  また、「原子力防災に関するパブコメ(5月9日提出)」は、(下)の次に
  掲載する予定です。
 
 
┏┓
┗■2.富山ガレキ阻止のお母さんらを市長が刑事告訴した その後 1
 |  ガレキ反対の看板が2度も破壊、街宣車が「非国民」と怒鳴り散らす
 |  池多の未来を守る会の抗議声明です
 └──── 山田 武 (たんぽぽ舎会員)
 
池多の未来を守る会より抗議声明
 
 昨夜10時ごろ、北押川に設置した汚染ガレキ反対の看板が再度破壊されました。
本焼却を前に、このような卑劣な行為を絶対に許すことはできません。
 昨年12月、私たちは池多の自然と子ども達の未来を守るため、汚染ガレキ受け
入れに絶対反対の意思を示す大看板を、池多地区5か所に設置しました。ところ
が、4月25日、北押川に設置した看板が何者かによってスプレーで落書きされ、
穴が開けられました。私たちは27日警察に被害届を出し、翌28日に新しい看板を
再設置しました。
 即座に新看板を設置した池多住民に対し、犯人は大きな打撃を受け、更に新看
板への破壊行為へとエスカレートしたと思います。
 しかし、犯人たちは破壊行為の現場を住民に目撃され、捕まる恐怖から逃走し
ました。彼らの行動は、何ひとつ正当性を持たないことを自覚した行為です。
 正月にも街宣車が池多町内を「非国民」と走りました。池多住民に恐怖と不安
を与え、住民の声を潰そうとする妨害行為です。
 地元住民の声が無視され、このような暴力行為がまかり通る異常な事態が起き
ていることに、ガレキ持ち込みの賛成・反対を超えた「正常な感覚での危機感と
抗議」が必要だと思います。こうした行為が公然とまかり通るならば、とんでも
ない社会になってしまいます。
 私たちは、有害物質の拡散、官僚主導の復興予算の流用、巨額予算のばら撒き
に対して、生活と環境、子どもたちの未来を守る立場から、一方的な権力行使を
行わないことを求めて、これに屈しない運動を続けています。刑事告訴に対して
も、不当であると声を上げています。
 今回の看板破壊行為は、住民の不安感を増幅させ、大きな力には逆らってはい
けないと萎縮させることが最大の目的だと思います。犯人には一片の正義もあり
ません。私たちは、池多と子ども達を守るために、卑劣な妨害行為に強く抗議し、
どんな力にも屈せず頑張る決意を改めて表明します。
                             2013年5月11日
                   池多の未来を守る会 代表 中山郁子
    http://blog.livedoor.jp/ikedaomamoru/archives/cat_846286.html
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
    ◆6/1「さよなら原発!三鷹アクション」の上映会
 
日 時:6月1日(土)13時半~16時半
    ドイツ映画「シェーナウの想い」上映と
    市民発電「こだいらソーラー」の紹介・地域の再生可能エネルギーを
    考える
会 場:三鷹市市民協働センター第1会議室
    (三鷹駅南口徒歩15分またはバス5分+徒歩3分)
資料代:500円。
主 催:さよなら原発!三鷹アクション 090‐6049‐0203
 
 
┏┓
┗■4.もんじゅ停止命令へ 規制委 点検放置を問題視
 └──── 
 
 原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に
基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針
を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。
期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。
 もんじゅは2010年8月に核燃料交換装置が落下したトラブル以降、再開しない
ままになっている。使用停止処分は長期化するとみられ、同機構が目指す今年度
中の運転再開は不可能となり、核燃料サイクル政策に与える影響は大きい。(中略)
 
 規制委は2月に立ち入り検査に踏み切り、機構関係者の事情聴取を進めた。担
当職員らは「設備が健全で問題ないと思い、上司に報告しなかった」などと説明。
点検担当の部長や課長らは「(未点検を)知らなかった」と答えたという。
 規制委は、安全管理体制に重大な問題があり、「動かせる状態にない」として
同機構に使用停止を命じることとした。安全管理の手順などを定める保安規定の
変更命令も出す方針で、すべての機器の点検の実施のほか、点検計画と安全管理
体制の全面的な見直しも求める。
 
 同機構によると、3月末時点で点検を終えていない機器は1956個。もんじゅの
広井博所長は朝日新聞の取材に「年内にすべての点検を終えるのは難しい」と説
明。点検計画の全面見直しについても「来春以降になる」と述べ、今年度中の運
転再開は困難との認識を示した。
 
 もんじゅでは、原子炉施設直下の断層が近くの活断層「白木―丹生断層」と連
動する可能性が指摘されている。規制委は、7月に施行される新規制基準への対
応も求める方針だ。(室矢英樹)     (5月13日朝日新聞より抜粋)
 
 
┏┓
┗■5.テント日誌5月8日(水)経産省前テントひろば-606日目
 |  五月晴れが爽快だった
 └──── (M/O)
 
 外務省の屋上には例年のごとく鯉のぼりが舞っていた。今年のテントは鯉のぼ
りが少ない。多分、誰もが感じていたことだろうが、子供の日くらいは何かのイ
ベントをという話もあったが、裁判を控えていてこころが動かなかったのか話は
立ち消えになってしまった。いつでも心豊かにということがモットーではないが、
軽やかに行動をしたいものだと思う。珍しく五月晴れになった天候のように。
 テントでは時ならぬタラ鍋となった。何故、今頃、鍋ということになったのは
漁師さんからの差し入れの御裾分けの美味しそうなタラがやってきたのだ。そう
いえば、テレビで見てのことだが、北海道は雪に見舞われていたし、前日の温か
さも消えて、テントの内も結構寒かったから、ちょうど良かったのだと思う。美
味しいタラの鍋に舌ずつみをうちながら、連日のように鍋でにぎわっていたころ
を思い出していた。テント内の写真《遺影》でほほ笑んでいる吉岡さんも鍋が好
きだった。いや、彼は鍋につきものの酒のほうに目がなかったのだろうが、鍋を
囲んでの話が好きだったのは確かだ。もう鍋の季節ではないが、賑やかな話はい
つまでも続けて行きたいものだと思う。ここにテントがあり、不服従の抵抗の姿
勢を崩さぬ面々がいる限り、テントは存続する。テント前の諸行動もやがて姿を
現わす日も近いと思う。
 これは我々の希望であり、明日のことなど誰もわからないのかもしれない。そ
れでいいじゃないか。テントがここにあることだけでいいのだし、その意味など
は後にならないとわからないのかも知れない。政治的行為なんておよそのところ
そんなものであり、テントだって同じようなものだ。明日のことが分からぬテン
トであればこそ、愛しく思うのは世の常だし、そういう思いを胸にいだいてテン
トに集まろう。まだ、タラ鍋の酒の酔いが醒めぬようだ。
 
◇◆「脱原発テントといのちを守る闘い」今後の日程◇◆
5月16日(木)「明渡請求訴訟」抗弁書提出 テント前のハンガーストライキの
開始日(5月22日まで)。参加希望者はテント受付まで。
5月23日(木)「明渡請求訴訟」第一回公判
◇◆「脱原発テントといのちを守る闘い」テントからのお願い◇◆
<「土地明渡請求訴訟取り下げ署名」への協力・拡散のお願い>
 現在、テントひろばでは、「土地明渡請求訴訟の取り下げを求めるための署名」
を経産省前テントひろば受付と、インターネットでお願いしております。
「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願署名
http://tentohiroba.tumblr.com/post/48968694817
署名への協力、ツイッター、フェイスブック、メーリングリスト、ブログなどで
の拡散も宜しくお願いします。
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1832】
2013年5月11日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                                    
                            転送歓迎    
━━━━━━━
★1.金曜日3つの行動~たくさんの知人に出会う
   関電東京支社へコール、テント守れ集会、首相官邸前行動
   毎週金曜の大衆行動が多くの関連行動(小行動小集会)を生み出している
★2.電気料金の値上げの原因は原発:山崎久隆著
        「日本経済再生のための東電解体」ブックレットの一部紹介
★3.メルマガ読者からイベント案内(問合せは主催者へお願いします)
    ◆ 山崎久隆講演会のご案内
    茨城・原発いらない牛久の会    5月18日(土)
    ◆ 大江健三郎さん講演会-いま、なぜ希望を語るか  5月24日(金)
    ◆ 院内集会   風力発電の諸問題      5月24日(金)
             ・・・・健康被害・自然破壊・・・・
★4.新聞・雑誌より
   ◆ チェルノブイリ 傷痕追う 廃墟の病院 今も高線量の衣服
              -八王子の写真家・中筋さん
━━━━━━━
※ たんぽぽ舎は毎週火曜日にテント守ろう行動に参加しています。
           (5月は14日、21日、28日)
 たんぽぽ舎は毎週火曜日を、自主的に"テント守ろう行動日"と決めて、たんぽ
ぽ舎のメンバーと、たんぽぽメルマガ読者に参加を呼びかけています。
 朝9:00~夕方19:00の間の都合の良い時間帯に1時間でも、3時間でも参加
して頂くと嬉しい。内容は自由。テントの前の椅子に座って読書するとか、また
は横断幕を作る作業に参加(手伝う)とか色々あり、多様です。毎回数名~10名程
度が参加。あなたも試しに参加しませんか
 なお、早稲田大学の「早稲田の杜の会」も若干名、火曜日に共に参加していま
す。
   ◎ 火曜日に都合のつかない人は他の日に参加しております
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.金曜日3つの行動~たくさんの知人に出会う
 |  関電東京支社へコール、テント守れ集会、首相官邸前行動
 |毎週金曜の大衆行動が多くの関連行動(小行動.小集会)を生み出している
 └────    柳田真(たんぽぽ舎)
 
1、5月10日(金)54回の金曜行動。今日は三つの行動をやり、いつものよ
うにたくさんの友人、知人に会えた。同時に毎週金曜の官邸前・国会前行動(数
千人の大衆行動)が長く持続―継続するにつれて、だんだんと多くの中小行動、
集会、独自催し(ビラまきも)活動を活性化させているー運動の弁証法もいちだ
んと発展―と感じる。
又、たんぽぽ舎のボランティア部隊―参加各人―も着実に大衆行動の中で勉強し、
育ち、キタエラレテイルとうれしく感じた。
2、午後1時、たんぽぽ舎で集会の準備。2500枚のビラ(B4版)を折り、
2つのB5版ビラ(テント青空放送のビラと再稼働阻止ネットの全国原発現地応
援行動一覧と反原発自治体議員市民連盟の5月26日の集会、講演会の案内ビラ)
をはさみこむ活動。それを1班―5班にわける。マイク・横断幕・のぼり旗・ひ
かりものを1班―5版でわけ、4時出発。
3、地下鉄神保町で乗り、内幸町で下車。富国生命ビル前(このビルの9階に関
西電力東京支社)で横断幕=大飯原発をすぐに停止せよ=を広げて、マイクと共
にみんなでコール(唱和)。関西電力は市民の声を聞け!大飯原発をすぐ停止せ
よ!規制委は基準通りに大飯を停止させよ!(免震重要棟もない欠陥原発だから)
などなど。
4、7~8分で経産省テント前へ着く。すぐのぼり旗をたてる。1班~5班で2
本ずつ(「原発やめよう たんぽぽ舎」「再稼働反対、テントを守ろう」の2本)
をわける。プラス友軍の反原発自治体議員、市民連盟ののぼり旗1本。プラス数
枚のプラカード。このころ仕事を終えてかけつけた仲間もふえる。(30人に)
急いで夕食のオニギリ、パン。やがて経産省正門前からテントを守れ、テントを
撤去するなのコールが聞こえてくる。全員そちらへ移動。(なお、集会の中味は
紙面の都合で省略。テント日誌やユーストリームに詳しい。そちらを参照下さい)
5、午後6時―8時、首相官邸前-国会正門前行動。テントから坂を登って、高
速道路との交差点の恒例の場に1班、官邸前の地下鉄出口(2つあり)のところ
に2班、3班、国会正門前の方に、4班、5班がそれぞれわかれて2本ののぼり
旗、ビラ数百枚ずつ、テントを守ろうハガキを持つ。1班のところは反原連のコ
ーヒー、紅茶サービスコーナーも常設。そこへ反原連のドラム隊(20人強)が
あらわれて、たんぽぽ舎・議員市民連盟のマイク=むかささんの名コールに合わ
せて、50分~60分ちかく、コールとドラムが一体の空間が生まれる。
ドラム隊にたんぽぽ舎のメンバーと市民も加わり、数十人となり、踊る人ー源八
おじさん他―もあらわれて渾然一体のもりあがった不思議な空間が生まれる。警
備の機動隊(10人程)もだまって見ている。身体で、全身で“再稼働反対、原
発やめろ”を訴える場所が生まれる。コールを続ける武笠さん(元松戸市議)の
声がつぶれないかと心配する位にもり上がる。そのあと日音協の皆さんによる原
発やめようの合唱。8:00に1-5班でテントを守ろうのハガキ(3枚組と宛名書きで
200円)普及とビラを配る。8:25経産省テント前に戻り10数分のまとめの集会を
して解散。何人かはいつもの飲み屋へいく。何人かはたんぽぽ舎へ荷物を持って
戻る。
 今日はハガキが80組=240枚(これまでの累計で6500枚に達する。)
       カンパ9,000円
 
┏┓
┗■2.電気料金の値上げの原因は原発:山崎久隆著
  |    「日本経済再生のための東電解体」ブックレットの一部紹介
 └────  渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア )
 
山崎論文(全12頁)の小見出しを紹介します。
・脱原発東電株主運動を通じて
・値上げの原因は「燃料費の増加」なのか
・止まった原発に電気代を支払う
・巨額のコストがかかる核燃サイクル
・いまだにプルサーマルを前提に燃料を加工
・「将来できるはずだった原発」の建設関連費用
・値上げをめぐる電力会社の対応の違い
○ 論文を読んで:
  東電の戦略。2011年、計画停電を「意図的に起こして」原発がなければ大変
なことになると私たちを不安に陥れ(⇒原発は必要だ)、そして今度は「火力発電
を増やした結果、燃料費などが大幅に増加した」事を理由に値上げに踏み切った
事です(⇒やっぱり原発は安い)。
 「あの」東電のいう事は嘘に決まっている、と分かってはいるものの、では何
がどうなっているのかという、きちんとした知識がなければ東電にまたもや騙さ
れるわけです。そんな時、この本をたんぽぽ舎で手に入れ、読みそして分かった
事、それは私たちの電気料金が、電力会社=原発=核燃サイクルを支えていると
いう事です。
○内容:値上げの原因は燃料費増加なのか、という問題提起から始まり、各項ご
とに分析、その結論としての「原発も火力もという二重投資」が電気料金値上げ
の本質であると喝破していきます(分かりやすく)。
○  一部を紹介します。
=止まった原発に電気代を払う=(頁43~)
 東電、各電力会社が「ぎりぎりのコスト削減をしてもお金が足りない」と訴え
ている時、日本原電が2012年度、史上最大の黒字決算になったのはどうして?
是非とも読んでみてください。(安いし!)
知識を力に東電・電力会社解体=脱原発に挑もう!
  ☆合同ブックレット eシフト・定価本体619円+税
   たんぽぽ舎にも置いてあります。
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問合せは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◆ 山崎久隆講演会のご案内
    茨城・原発いらない牛久の会    5月18日(土)
       
  茨城県には、東海第二原発のほかに多くの核・原子力施設があります。19
97年に動燃(当時)再処理工場の爆発事故、1999年にJCO臨界事故が発
生し、多くの方々が危険にさらされました。
東海第二原発・多くの原子力施設を抱えている茨城県の核・原子力施設の実態を
皆様と共に学ぶため、下記の講演会を企画しました。たくさんの参加を呼びかけ
ます。
  講師:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
 日時:2013年5月18日(土) 13:00開場 13:30―16:00
 場所:牛久市かっぱの里生涯学習センター 第一講座室
 費用:無料
 主催:山崎久隆講演会実行委員会・原発いらない牛久の会
 共催:牛久「環境学習同好会」・常総生活協同組合・脱原発ネットワーク茨城
 問合:藤田茂輝  090-5193-5218
 
◆ 大江健三郎さん講演会-いま、なぜ希望を語るか
 
 日時:5月24日(金)18:30~20:30 
 会場:全電通ホール(千代田区神田駿河台3-6)
   地下鉄新御茶ノ水駅徒歩2分、小川町駅徒歩3分、JR御茶ノ水駅徒歩5分
  参加費:1,000円
 3.11の大震災・原発事故は多くの人々を打ちのめしました。失政と経済の低迷
がそれに追い打ちをかけ、昨年12月の国政選挙では、少ない得票で多くの議席を
得て、自民党政権が復活しました。実現していない好景気を担保に高い支持率を
続ける安倍政権が進めようとしている憲法改正は、平和も基本的人権も否定する
未来につながりかねません。
一貫して民主主義の立場から発言を続け、3.11以降も旺盛に社会参加の意義を説
くノーベル文学賞受賞者の大江健三郎さんを迎え、この国の未来について考えま
す。
主催:出版労連(文京区本郷4-37-18 いろは本郷ビル2F)
      Tel:03-3816-2911  Fax:03-3816-2980
 
◆院内集会   風力発電の諸問題
         ・・・・健康被害・自然破壊・・・・
 日 時 平成25年5月24日(金) 1:00開場   1:30開会
 場 所  参議院議員会館地下1階「B-108会議室」
 内 容  報告 「健康被害について」・・・和歌山県由良町からの報告
                講師  永尾 俊彦氏(フリーライター)
               現場からの発言
       報告 「法アセス施行後の現状と課題 」
            「伊豆半島からの報告」       
      意見交換
   ☆講師紹介 永尾 俊彦氏
        1957年,東京生まれ.毎日新聞記者を経て,現在,フリーランスのルポ
ライター
著書に「干潟の民主主義―三番瀬,吉野川,そして諫早」(現代書館):「公共
事業は変われるかー千葉県
  三番瀬円卓・再生会議を追って」「貧困都政 ― 日本一豊かな自治体の現実」
(岩波)  ほか著書多数
  「週刊朝日」、「日経エコロジー」、「週刊金曜日」で風車問題をとりあげる
 
 ※ 当日参議院議員会館に入るには入館証が必要です。入口でお配りします。
(12:50より13:30)
      遅れた場合090-1765-8403までご連絡をお願いします。
          *連絡先 風車問題伊豆ネットワーク 覚張(090-1765-8403)
                        (住所 静岡県賀茂郡東伊豆町大川1095-31)
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
 └──── 
 
◆チェルノブイリ 傷痕追う 廃墟の病院 今も高線量の衣服
              -八王子の写真家・中筋さん
 史上最悪の旧ソ連(現ウクライナ)チェルノブイリ原発事故から27年がたった今
も、原発近くでは放射線量が毎時1000マイクロシーベルト超の衣服が放置されて
いた。東京都八王子市の写真家中筋純さん(46)が、当時、消火活動した消防士ら
の搬送先だったという病院跡で撮影した写真を本紙に提供した。原発事故が取り
返しの付かないものであることを作品は物語る。(中略) 
 今年2月、再び地下室に入り、衣服が散らかったままの部屋の奥へ。一般市民
が1年間に浴びても問題ないとされる被ばく線量1000マイクロシーベルトを超え
る毎時1332マイクロシーベルトを計測した。「恐るべき数字」だった。(後略)
                              (5月8日 東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1831】
2013年5月10日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働阻止こそ“原発ゼロへの近道”
 再稼働阻止のため現地連帯行動を!柏崎刈羽、伊方、大飯、泊、川内ツアー
                        (たんぽぽ舎 柳田真)
★2.浜岡原発を見学していくつもの根本的な疑問を感じました!
  中部電力や規制委にお聞きしたい(メルマガ読者 古浦勝久さん)
★3.読者からイベントのお知らせ(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇『測定目線から見たフクシマ』~終わらない悪夢~
  5月19日(日)午後3時30分から、多摩障害者スポーツセンター
 ◇上映会『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者~』と講演の集い
  5月20日 午後1時30分~ くにたち市民芸術小ホール
 ◇第8回八王子市民講座「安全な原発 はあるのか?~福島第一原発の現状
  から考える~」講師 後藤政志さん、吉川彰浩さん
  5月18日 (土)13:30~北野市民センター8Fホール
★4.新聞・雑誌から
 ◇福島第一原発 汚染水管理に展望なし、事故直後から泥縄状態。
  (5月8日 朝日新聞より)
 ◇警報の中 線量計外し汚泥除去「工期優先 被ばく隠し」
  離職、闘病 実態伝える元原発作業員(5月5日 毎日新聞より)
 ◇<本音のコラム> 厚顔なセールス 斎藤美奈子(5月8日東京新聞より)
 ◇社説:原発の輸出 まず核不拡散を考えよ(5月9日 朝日新聞より)
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※あす11日(土)14:00~長期低線量内部被曝のリスク評価の在り方--生命現象
の基礎「あご・ほっぺ理論」に基づく、講師 生井兵治さん、参加費800円、
会場:スペースたんぽぽ 予約不要。直接会場へお越しください。
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┗■1.再稼働阻止こそ“原発ゼロへの近道”
 │ 再稼働阻止のため、現地連帯行動を5つ計画
 │ 柏崎刈羽、伊方、大飯、泊、川内の各ツアーの案内
 └────(たんぽぽ舎 柳田真)
 
1、原発ゼロへの近道は再稼働の阻止だ
 いま日本のほとんどの電気は原発の電気ではない。火力、水力発電だ。
「電気の30%は原発の電気、だから原発がないとやっていけない」はまったく
の嘘だった。つまり、原発3割神話の崩壊、そして全原発50基のうち動いてい
るのは関西電力の大飯原発2基のみ。さらに、「稼働なしで大丈夫」は、昨年
関西地区で証明された。(だから、橋下市長さん、公約通り早く大飯を停止し
てください)
 原発ゼロへの近道は原発再稼働の阻止だ。これを2年もやれば原発の危険か
らおさらばできる。原発再稼働阻止の大衆行動こそ、現下の最大課題だ。
 
2、原発再稼働は、大惨事への道。地震頻発の日本。
 逆に、地震活動期にある日本で原発を再稼働したら、福島事故の再現、大惨
事再来の可能性が非常に高い。再稼働した原発を地震が襲わないと言い切れる
か? 地震が起こった時、原発は大丈夫とあなた(安倍首相)は言えますか?
 1995年の阪神淡路以後、日本は地震活発期に入ったといわれており、2011年
311東日本大震災(モーメントマグニチュードで9.0)は、いまだ、マグニ
チュードにして7~8の余震が懸念される、と気象庁は言っている。
 
3、規制委の本質は再稼働推進。原子力ムラの人ばかり
 原子力規制委の本質は再稼働の推進だ。5人の委員は原子力ムラの人間ばか
り。規制委が今年7月18日までに公布するとしている原子力新基準(再稼働
基準!)は、福島と同様の免震重要棟設置に5年猶予を認めるなど穴だらけ。
電力会社を優遇する姿勢が鮮明だ。私たちは廃炉のための透明な組織を作れと
要求したい。
 
4、今後、再稼働阻止全国ネットワーク主催による5つの原発現地ツアー
 1)5月18日~19日:新潟県 柏崎刈羽
 2)6月23日~24日:愛媛県 伊方現地行動
 3)6月29日~30日:福井県 大飯現地行動
 4)7月13日~14日:北海道 泊ツアー
 5)8月前半:鹿児島県 川内原発地元応援ツアー
(なお、柏崎刈羽現地へのバスツアー申し込みは締め切りました)

5、現地ツアーなどには行けないが、金銭的な援助だけでも!という方へ
 カンパのご案内
 カンパ送付先:郵便振込 番号【00180-403856】加入者名【たんぽぽ舎】
 
 
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┗■2.浜岡原発を見学していくつもの根本的な疑問を感じました!
 │ 中部電力や規制委にお聞きしたい
 └──(古浦勝久 浜岡裁判懇談会、環境を考える市民の会 むさし村山)
 
 4月20日から21日、たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク主催の浜岡応
援ツアーに参加して、浜岡原発を見学しました。最近、たんぽぽ舎メルマガに
掲載された吉田隆さんの「中電は現代のドン・キホーテか?」の記事など多く
の報告で、浜岡原発に対する疑義が表明されています。私も、見学会で生じた
沢山の疑問に連日悩まされています。既存の疑義と重複しないと思われる疑問
をいくつか書きました。中部電力や規制委から真摯な答えをお聞きできれば、
気持ちが安らぐと思います。よろしくお願いします
 
(1)プレート境界活断層直上にある浜岡原発は、新安全(規制)基準「活断
 層上の原子炉設置禁止」に違反するのでは。
(2)規制委による活断層の現地調査において、浜岡原発は「今後、現地調査
 を検討」の部類に格下げされているのはなぜ。
(3)砂丘高台にある外部電源鉄塔や設置予定の非常用電源、冷却材などは、
 地震による陥没、土砂崩れ、地滑り、地割れ、液状化や津波の浸食で倒壊す
 るのでは。
(4)マグニチュード6.5(震度6弱)の駿河湾地震で地盤の隆起・沈降が発生
 した軟弱地盤(破砕帯)上の原子炉は、マグニチュード8~9の東(南)海地
 震によって傾斜(倒壊)するのでは。
(5)防潮堤設置は海側のみで、両側は盛土の嵩上げにしたのはなぜ。
(6)3、4号機は、選択可能であったMark2[改]ではなく、Mark1[改]にし
 たのはなぜ。
(7)東海地震情報が発令された場合、「東海地震観測情報」、「東海地震注
 意情報」、「東海地震予知情報(警戒宣言)」のどの段階で浜岡原発は運転
 停止するのか。
 
 
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┗■3.読者からイベントのお知らせ(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◆『測定目線から見たフクシマ』~終わらない悪夢~
 講師 鈴木匡さん(たむら市民ネット)
  福島県田村市で市民による健康を守るネットワークの活動をされている
  鈴木さんにお話を伺います。
 
 日時 5月19日(日)午後3時30分から
 会場 多摩障害者スポーツセンター 第1会議室AB
 主催 ライフステーション ワンステップかたつむり TEL 042-571-3520
 
◆上映会『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者~』と講演の集い
 (入場料無料)
 映画上映後、福島のNPO法人ケアステーションゆーとぴあの理事長
 鈴木絹江さんによる講演会を開催します。
 
 日時 5月20日 午後1時開場、1時30分開演
 会場 くにたち市民芸術小ホール
 主催 国立市、協力 国立市しょうがいしゃ団体等協議会
 
 
◆第8回八王子市民講座
「安全な原発 はあるのか?~福島第一原発の現状 から考える~」
 第1部 元原発技術者が見た原子力の 危険性
   講演 後藤政志さん(元東芝・原子炉格納容器設計者)
 第2部 原発事故の作業現場から
   報告 吉川彰浩さん(元東京電力社員)
 
 日時 5月18日 (土)13:30開会(13:00~ 受付)、16:00閉会予定
 会場 北野市民センター8Fホール(京王線北野駅北口1分)
    地図 http://www.hachiojibunka.or.jp/center/kitano/
 資料代 500円 (中学生以下、障がい者及び介助者は無料)
 託児あり(要予約、無料)
 主催 子どもたちの未来と自然エネルギーを考える八王子市民講座
  電話 080-4904-5962、070-6633-7803 FAX 020-4624-2381
  メール hachikou802@yahoo.co.jp ウェブサイト http://843koza.info/
 
 
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┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆福島第一原発 汚染水管理に展望なし、事故直後から泥縄状態。
 (5月8日 朝日新聞より)
 東京電力福島第一原発で、増え続ける汚染水が廃炉に向けた作業の大きな障
壁になっている。汚染水を入れていた地下貯水槽の漏れをきっかけに、薄氷を
踏むような管理がさらに厳しくなった。政府を巻き込んだ検討が始まったが、
事態打開の兆しは見えない。
・・・▼「地下水は海へ」計画▼・・・
 「関係者の理解が得られたら、海に放出したい」7日夕、東電本店で開かれ
た記者会見。福田俊彦・原子力品質・安全部長は、汚染水増加の原因となって
いる地下水にからみ、そう明かした。(中略)
・・・▼東電、事故直後から泥縄▼・・・
 汚染水の管理は2年前の原発事故の直後から重要な課題だった。東電は泥縄
式の対応に終始してきた。
 事故直後は、原子炉内の溶けた燃料を冷やすのに必死で、海水やダムの水を
注ぎ続けた。その後、原子炉建屋などの地下にたまった高濃度汚染水を海に流
して非難された。このため東電は、水をためられる建屋そばの建物に移し、そ
の間にタンクの増設を始めた。(後略)
 
 
◆警報の中 線量計外し汚泥除去「工期優先 被ばく隠し」
 離職、闘病 実態伝える元原発作業員
 (5月5日 毎日新聞より)
 東京電力福島第一原発などで18年間、原発作業員として働いた青森県弘前市
の無職、石澤治彦さん(47)が毎日新聞の取材に応じ、放射線量の高い場所では
線量計を持たずに働くなど、危険な被ばく労働の実態を証言した。元原発作業
員による実名での証言は異例。石澤さんは健康の悪化から失職して妻子とも別
れたといい、「自分と同じ後悔は誰にもさせたくない」と口を開いた。(中略)
 石澤さんによると、同原発1号機のプラント改良工事に従事した93年ごろ、
圧力抑制室にたまった汚泥の除去作業で線量を測定しかけたところ、累積線量
を測る個人線量計の警報が鳴りだした。しかし、元請けの現場監督から工期が
遅れるとして続行を指示され、被ばく隠しのため、線量計は外した。毎時30
シーベルトまで測れる放射線測定器の針が振り切れ、防護服を着ても作業でき
ないレベルだったが、同僚約50人とバケツリレーで汚泥を除去した。
 今も所持する放射線管理手帳に記された累積被ばく線量は95・15ミリシーベ
ルト。法令上の被ばく線量限度内だが、しばしば線量計を外して作業していた
ため「実際はその5倍か10倍か分からない」(中略) 元請けの現場監督は「け
ががばれないように放射線管理区域から出るように」と指示。事故は公表され
なかった。(中略)
 今は月6万3000円の生活保護費をもらい、弘前市内のアパートで暮らす。狭
心症の発作や重度の糖尿病で寝込む日も多い。こうした疾患と被ばく関連性を
指摘する専門家もいるが、相談した医師からは「因果関係は分からない」と言
われた。(後略)
 
 
◆<本音のコラム> 厚顔なセールス 斎藤美奈子
 (5月8日 東京新聞より)
 大型連休中、財界の御大ご一行様を引き連れ、中東へのセールス行脚に出か
けた安倍晋三首相。その甲斐あって、アラブ首長国連邦(UAE))での原子力協定
合意に続き、トルコでは原発の受注にも成功したようだ。
 自分ちの重大事故も何ひとつ解決していないのに、「事故の素」をいけしゃ
あしゃあと他国に売りこむ。セールストークは「日本は地震に強い、世界で最
も高い安全基準を満たす技術でトルコに協力したい」。聞きしにまさる厚顔無
恥、というより死の商人ぶりである。
 これを伝えるニュースや論説がまた笑わせてくれる。<中国や韓国と競争の
末、耐震性など日本の技術力が評価された意義は大きい>(読売新聞6日社
説)<日仏の原発メーカーは最新鋭の技術で信頼を積み重ねてきた>(日経新聞5
日社説)。よくいうわ!
 まあ、売るほうも売るほうだが、買うほうも買うほうだ。いったいトルコは
日本の何に釣られたのだろうか。中東の安定化に日本が出すと申し出た22億ド
ル(約2140億円)規模の支援金か。あるいは「(1昨年の事故のこともあるから)
勉強しときまっせ」とでもいわれたのか。
 商談成立の記念に、日本政府はトルコ首脳を日本に招くべきだろう。そして
福島に案内し日本の原発がいかに「安全」か見ていただく。技術に自信がある
ならできるでしょ。
 
 
◆社説:原発の輸出 まず核不拡散を考えよ(5月9日 朝日新聞より)
 安倍首相がトルコとアラブ首長国連邦を訪れ、原発の輸出に道を開く協定が
署名された。サウジアラビアとも将来の協定を含めた話しあいを始める。
 中東ではいま、原発の計画があいついでいる。その受注争いに遅れまじと、
トップセールスに首相が乗りだした。
 だが、原子力技術には、経済政策とは切り離して考えるべき重い問題がある。
 広がる原子力の利用と世界の安全を、どう両立させるか。核の拡散防止は
21世紀の難問である。商機に走る政府に、そのことへの深慮が見えない。
(中略)逆にいえば、それだけ核が広くあちこちに散らばり、危険と背中あわ
せの世界になる。中東はまさにその最前線だろう。
 産油国といえども国内で使う電力が増え、輸出にまわせる分が減っている。
 やがては来る石油の枯渇も見すえ、再生可能エネルギーについても意識が高
まっている。
 そこで、日本のお家芸ともいえる省エネや都市環境技術などで力を貸すのは
いいことだ。
 だが原発は別ものだ。
 原子力は発電用に始めたものでも、いつでも核兵器づくりに転用することが
でき、拡散の危険は渡す国と受けとる国だけの問題にとどまらない。
 だから、どんな政治体制の国でも、情報をきちんと公開し、核物質の管理も
厳しく監視できるようにせねばならない。(中略)
 確かに、フランスや韓国などはサウジと原子力協定を結び、PRを始めてい
る。だが米国は核物質を管理するしばりの強い協定を編み出したいと考え、慎
重にかまえている。
 唯一の被爆国であり、そしていまも福島の原発事故と取り組む日本には、核
の不拡散体制の強化についても時間をかけて貢献の道をさぐる責務がある。
 それは、地球の安全にかかわる深刻な課題であり、成長戦略の利害のなかで
論じる問題ではない。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1830】
2013年5月9日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.たんぽぽ舎あれこれ(近況)
   嬉しい来客-金曜行動でビラをもらって-
   横浜のAさん、九州のCさん他       柳田 真 (たんぽぽ舎)
★2.たんぽぽ舎は毎週火曜日にテント守ろう行動に参加しています
★3.メルマガ読者からイベント案内(問合せは主催者へお願いします)
    ◆5/18核被害の輸出を繰り返さないために
    マレーシア、そしてベトナム・・・差別の視点から考える
                  会場:新大阪丸ビル本館 510号
★4.新聞・雑誌より
   ◆米原発が廃炉 シェールガスで採算悪化
    今年2カ所目の廃炉 シェールガスは格安ねだん
                                       (5月8日東京新聞より抜粋)
    ◆噴火の危険度 難しい予知 原発新基準に対策義務化
    全原発160キロ圏内に火山あり-火山灰対策が必要
                 (5月8日東京新聞より抜粋)
  ◆福島市の駐車場 土から43万ベクレル
   高濃度で立ち入り禁止-市立図書館や市公会堂の土地
                 (5月8日朝日新聞より抜粋)
  ◆除染 群がる暴力団 給料ピンハネ 山形の元幹部有罪
   「人手不足でチェック甘いかと」「口外したら、どんな仕打ちが」
                 (5月6日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※5/10(金)テントを守ろう集会にご参加を!
 日時:5月10日(金)17:00から18:00 経産省正門前
※5/10(金)第54回首相官邸前抗議行動にご参加を!
 日時:5月10日(金)18:00から20:00 第54回首相官邸前抗議行動
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 「テントを守る」集会参加。その後、1~5班にわかれて官邸前、
 国会前へ出発。20:20総括集会。
━━━━━━━
 
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┗■1.たんぽぽ舎あれこれ(近況)
 |  嬉しい来客-金曜行動でビラをもらって-
 |  横浜のAさん、九州のCさん他
 └──── 柳田 真 (たんぽぽ舎)
 
(1)5月○日:横浜市のAさんがたんぽぽ舎にみえて、何冊かの本やサクラパン
フを購入して帰られた。金曜行動でもらうビラ(週刊金曜ビラ)を見て、たんぽぽ
舎を知って来た、との事。福島県などのサクラの放射能汚染状況にも(今年度は
悪い結果)関心をもっておられた。
 金曜行動でまく、2000枚のビラ(1回目~53回、ずっと配布)がこうしてあちら
こちらへ繋がっている事が再度よくわかり、嬉しい思い。
(2)5月△日:T新聞社のBさんがたんぽぽ舎にみえた。(最近、原発の記事、
ネタが少なくなっているので)そのネタ、素材探しも兼ねて、との事。
(3)九州のCさんがみえた。九州電力の川内(せんだい)原発の再稼働反対をど
う闘うか、九州の皆の最大関心事という。
 再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎気付)への貴重な諸情報の提供と合わ
せて、重い宿題をもらった。
メルマガカンパ2000円もいただき、感謝!
 
 
┏┓
┗■2.たんぽぽ舎は毎週火曜日にテント守ろう行動に参加しています
 └──── 
 
 たんぽぽ舎は毎週火曜日を、自主的に"テント守ろう行動日"と決めて、たんぽ
ぽ舎のメンバーと、たんぽぽメルマガ読者に参加を呼びかけています。
 朝9:00~夕方19:00の間の都合の良い時間帯に1時間でも、3時間でも参加
して頂くと嬉しい。内容は自由。テントの前の椅子に座って読書するとか、また
は横断幕を作る作業に参加(手伝う)とか色々あり、多様です。毎回数名~10名程
度が参加。あなたも試しに参加しませんか
 なお、早稲田大学の「早稲田の杜の会」も若干名、火曜日に共に参加しています。
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問合せは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆5/18核被害の輸出を繰り返さないために
  マレーシア、そしてベトナム・・・差別の視点から考える
 
日 時:5月18日(土)15:00~17:45
会 場:新大阪丸ビル本館 510号(JR新大阪駅東口より2分)
  ・「マレーシア・レアアース精錬工場の環境影響」和田喜彦さん(同志社大学)
  ・「ベトナムへの原発輸出と差別の視点」吉井美知子さん(三重大学)
参加費:800円
 
 日本は今、ベトナムをはじめとする世界の国々に原発を輸出しようと積極的に
準備を進めています。自国で安全性を担保できない技術を、他の国に輸出するべ
きではありません。
 マレーシアのブキメラ村の放射性トリウム汚染と、ベトナムへの原発輸出の問
題を、「差別」の視点から考えます。
 過去に学び、未来を変えていくための集会にどうかご参加ください。
主 催:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
連 絡:080-6174-8358(佐藤)
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
 └──── 
 
 ◆米原発が廃炉 シェールガスで採算悪化
  今年2カ所目の廃炉 シェールガスは格安ねだん
 
 米電力大手ドミニオン・リソーシズは7日、ウィスコンシン州のキウォーニー
原発(55.6万キロワット)を廃炉にしたと発表した。この原発は1974年6月に商
業運転を開始。2033年までの稼働が認可されていたが、老朽化によるメンテナン
ス費用の高騰に加え、「シェールガス革命」によって天然ガス価格が下落。これ
により天然ガス火力発電の発電コストが安くなり、原発の競争力が相対的に低下、
廃炉に追い込まれた。(後略) (5月8日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆噴火の危険度 難しい予知 原発新基準に対策義務化
  全原発160キロ圏内に火山あり-火山灰対策が必要
 
 7月に施行される原発の新しい基準で、電力会社は160キロ圏の火山活動の影
響を想定することが義務づけられる。地震国・日本は世界有数の火山国でもあり、
どの原発も圏内に火山がある。大規模噴火の危険に直面する場合、廃炉を迫られ
る可能性もあるが、専門家は「危険性をどう判断するか難しい」と指摘する。
 
  全基、160キロ圏内に火山
 
 日本には活火山が110あり、全世界の約7パーセントを占める。
 火砕流が原発に達すれば、冷却設備などが破壊され、重大事故につながる恐れ
がある。このため、原子力規制委員会は新基準で、火山のチェックを義務づけた。
 国内最大級とされる9万年前の阿蘇山(熊本県)の巨大噴火を想定し、調べる火
山の範囲は火砕流が及んだ160キロ圏に設定。その結果、すべての原発の同圏内
に1つは火山があり、多い所では10以上の火山がある。
 ただ、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長(東京大名誉教授)は「原発に影響を
及ぼす大規模噴火の予知「はできない」と、相当な難題だと言う。(中略)
 産業技術総合研究所の山元孝広氏(火山学)は「火山灰対策は全ての原発ですべ
きだ」と指摘。日本電気協会の担当者は、火山灰が送電網に積もって電線を傷め
ることや、灰がフィルターを詰まらせ非常用ディーゼル発電機を動かせなくする
危険性を挙げ、対策強化の必要性を訴えた。
 
 
 ◆福島市の駐車場 土から43万ベクレル
  高濃度で立ち入り禁止-市立図書館や市公会堂の土地
 
 図書館や美術館などの公共施設がある福島市内の敷地2カ所の駐車場の土を、
NPO法人が採取し測定したところ、最高で1キロあたり43万ベクレル超の高濃
度の放射性セシウムが検出された。空間放射線量も、高い地点で住民の避難の目
安を上回る毎時3.8マイクロシーベルトに達した。連絡を受けた県と市は7日、
現場を立ち入り禁止にした。近く緊急に除染を行う。
 NPO法人は「市民放射能測定所」(CRMS)。付近住民の依頼で4月29日
から今月2日にかけ、採取と測定をした。CRMSによると、市立図書館や市公
会堂がある市有地(同市松木町)の駐車場の3カ所で、土1キロあたり22万ベク
レル以上、最高で43万3772ベクレルを検出。県立図書館と県立美術館がある県有
地(同市森合)の駐車場の4カ所の土からも12万ベクレル以上、最高で28万9144ベ
クレルを検出した。これらの地点の高さ1メートルの空間線量は毎時0.6~8マ
イクロシーベルトだった。(後略) (5月8日朝日新聞より抜粋)
 
 
  ◆除染 群がる暴力団 給料ピンハネ 山形の元幹部有罪
  「人手不足でチェック甘いかと」 「口外したら、どんな仕打ちが」
 
 福島県内の除染を暴力団が狙っている。山形県の暴力団幹部が作業員を送り込
んで給料をピンハネした事件で、除染に使われる税金を資金源にする実態が初め
て浮き彫りになった。
 「震災復興に税金が投入されていることは、わかっていますよね」
 元暴力団幹部A(40)は検察官の質問に淡々と答えた。「はい、なんとなく」
 3月5日、山形地裁。審理は初公判のこの日で終了し、検察は懲役8カ月を求
刑した。約3週間後、地裁はAが派遣業の許可を持たずに福島県伊達市の除染現
場に7人を派遣したと認定し、懲役8カ月執行猶予3年を言い渡した。賃金を中
抜きした「悪質な犯行」と断じたものの、事件後に暴力団を辞めたことを考慮し
て実刑は避けた。
 政府が復興の柱に位置づける除染に、なぜ暴力団が介在したのか。(中略)
 「口外したら、どんな仕打ちが」
 原発労働と暴力団の関係に詳しいフリーライターの鈴木智彦氏は「人集めが難
しくなっても1次、2次の下請けが全作業員の直接雇用を徹底して行わない限り、
暴力団排除は不可能だ」と話す。 (5月6日朝日新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1829】
2013年5月8日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.メールマガジン読者より、放射能測定器について質問がありました
                   鈴木千津子(たんぽぽ舎)
★2.『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念
   アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会
                   冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.今日は、若い、家族連れが多く、ふだんは参加できないが、この行動に
   共鳴する人が多くいることを実感
   福島の女性の叫び-福島で放射能に怯えながら暮らす、
   子供と孫を心配して
   5月3日第53回首相官邸前抗議行動の報告
               金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★4.新聞・雑誌より
◆『政府・東電に振り回された2年間』
  ・・・つぶやく福島作業員・・7万人フォロー  <ハッピー>さん
(東京新聞5月5日より抜粋)
 
━━━━━━━
※5/10(金)テントを守ろう集会にご参加を!
 日時:5月10日(金)17:00から18:00 経産省正門前
※5/10 (金)第54回首相官邸前抗議行動にご参加を!
 日時:5月10日(金)18:00から20:00 第54回首相官邸前抗議行動
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 「テントを守る」集会参加。その後、1~5班にわかれて官邸前、
 国会前へ出発。20:20総括集会。
 
 
┏┓
┗■1.メールマガジン読者より、放射能測定器について質問がありました
 └──── 鈴木千津子(たんぽぽ舎)
 
お答え致します。
 
質問
 一般の人でも手軽に測定できる信頼性のある測定器(環境、食品それぞれに対
応するもの)をホームページやメールマガジンで紹介してほしい。
 
回答
おおまかに説明すると、
◇環境中の放射能(空間線量)を測定するのは、
1.ガイガーカウンター(環境中の放射能、特にガンマ線を全て検知します-検
 出器はGM計数管)があります。小型のもので価格は、2011年3月の事故後、
 1台7万円程度でしたが、今では1万7000円ほどで販売されているようです。
 1時間あたりのマイクロシーベルトで表示されます。
2.環境中の放射能(空間線量)を測定するのは、もう1つ、15万円前後の測定器
 は、ガンマ線の検出にシンチレーション検出器を使っているものもあります。
 基本的にセシウム134、セシウム137を中心に測定するよう調整されてい
 ます。 1時間あたりのマイクロシーベルトで表示されます。
 たんぽぽ舎にある測定器は、1の製品もありますが、2では、クリアパルス株
 式会社のA2700(Mr.Gamma)とHORIBA製のPA-1000(ラディ)。(測定上限
  はどちらも9.999μSv)
 もう1つは、「たんぽぽ」(1台約28万円から30万円)といって、1インチのシ
 ンチレーション検出器を使っています。これは、1分間あたりのカウント数を
 表示します。測定上限は1と2の製品の10倍です。
 
◇食品の放射能を測定する機器は、大きく分けると微量放射能測定器(NaI検
 出器)とゲルマニウム半導体検出器の2つになります。
 たんぽぽ舎に設置してある食品の放射能測定器は、NaI(ヨウ化ナトリウム
 シンチレーション)検出器を使っているもので、重量は鉛や鉄のシールド(自然
 界の放射線をできるだけさえぎるため)を使っていますので400kgあります。
 価格は、1台480~550万円ほどです。
 
◇食品の放射能測定の概略は、測定物(食品や土壌)をマリネリ容器に詰め込み、
 シールドの中に入れます。測定物から放出される放射線がNaI検出器を通過
 するときに発生するわずかな光をつかまえて、分析(マルチチャンネルアナライ
 ザにより)し、ヨウ素131やセシウム134、セシウム137などの核種別に
 振り分け、放射線の量を数えます。その分析データをパソコンで見やすい画像
 にしたり、ベクレル表示に換算、保存(記録、記憶し)やプリントアウトします。
 
 
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┗■2.『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』刊行記念
 |  アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会
 └──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
 
日時:5月18日(土)午後6時30分~
会場:星陵会館
主催:チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
共催:ピースボート、グリーンピース・ジャパン、FoE Japan、
      グリーン・アクション
協賛:岩波書店
解説:崎山比早子
司会:おしどりマコ
参加費:1,000円(邦訳書持参の方は無料)
 
 1986年4月26日に起きたチェルノブイリ事故の被害をめぐっては、国連、IAEA
(国際原子力機関)、WHO(世界保健機構)などにより「直接的な死者は50人、
最終的な死者は4000人」といった過小評価が公式化されてきましたが、実態はは
るかに深刻です。なかでも、ゴルバチョフの科学顧問を務めたロシアの科学者ア
レクセイ・ヤブロコフ博士を中心とする研究グループが2009年にまとめた報告書
『チェルノブイリ―大惨事が人びとと環境におよぼした影響』(Chernobyl:
 Consequences of the Catastrophe for People and the Environment)は、英7
語だけでなくロシア、ウクライナ、ベラルーシ現地の膨大な記録や文献から、犠
牲者数を少なくとも98万5000人と見積もっています。
 東日本大震災と津波が引き金となった福島原発事故により、私たちはチェルノ
ブイリに匹敵する放射線被曝が日常化する時代を生きなければならなくなりまし
た。
“フクシマ後”の日本人がチェルノブイリ被害から学ぶには、その真相を知る必
要があります。
 チェルノブイリ事故27周年の4月26日に刊行された
<http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&isbn=ISBN4-00-023878>
 
本書の主著者であり、翻訳作業の2年間、ずっと翻訳チームからの質問に答え、
サポートしてくださったアレクセイ・V・ヤブロコフ博士が来日され、東京・盛
岡・郡山・京都の4か所講演を行います。
 このプロジェクトには、20名を超える翻訳者がボランティアで参加しているの
に加え、10人の専門家の方々にアドバイザーとしてご協力いただいております。
その一人が生井兵治さんです。
 生井兵治:元筑波大学教授/農学博士(遺伝・育種学)
5月11日(土)にはこの本と講演会についてもお話があると思います。
皆さまのご参加をお待ちいたします。
 
日 時:5月11日(土)開場13:30 14:00より
    「長期低線量内部被曝のリスク評価のあり方」
    『生命現象の基礎-あご・ほっぺ理論』
お 話:生井兵治さん(元筑波大学農学博士)、
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
 
 
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┗■3.今日は、若い、家族連れが多く、ふだんは参加できないが、この行動に
 |  共鳴する人が多くいることを実感
 |  福島の女性の叫び-福島で放射能に怯えながら暮らす、
 |  子供と孫を心配して
 |  5月3日第53回首相官邸前抗議行動の報告
 └──── 金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
 
 ゴールデンウィーク後半初日の今日、参加人数が少ないのでは?との思いに反
し、早い時間から人が集まり、6時前には、ぐみ坂下まで抗議の列が延びていた。
 また、この日は国会議事堂前の抗議行動は無い、にもかかわらず人が集まり始
めていた、その人達もスタッフから説明を聞き、ファミリーエリアに、官邸前に
と向って行った。私が官邸前に戻る間にも、幾人もの人達が国会議事堂前に向か
おうとしていた。
 そして、官邸前に戻った私の耳に飛び込んできたのは、嗚咽の中から声を振り
絞り訴える福島の女性の叫びだった。福島で放射能に怯えながらも、そこで暮ら
さざるを得ない自分の子供と孫。福島の今は、複雑で悲しく、怒り、諦め、様々
な対立のなか人々が静かに殺されつつあることが、悔しく、憲法記念日の今日、
基本的人権がこれほど侵害されていることに、もっともっと多くの人に関心を持
って欲しい。
 そんな中でも、今日の参加者は、若い人、家族連れの人も多く、普段は、来ら
れなくても、この行動に共感するひとが多くいる事を実感できたことが嬉しい。
 そして今日も、一人で参加されている方が沢山いる、そんな中のお一人に、お
話を聞いてみた、真っ直ぐ前を向き、静かに抗議の声を上げている女性、「私は
理論的に話すことは、苦手です。とにかく原発は危険、本当に危険と感じます。
早く廃炉にして欲しい。わたしの夫も原発に反対しています。仕事でここに来る
事は出来ませんが、原発に関する情報をネットで集め、私に教えてくれます。マ
スコミは、情報をきちんと流さない、その事にも怒りを感じます。隠蔽体質の東
京電力の会見に夫は、毎回怒っています。使用済み核燃料の問題を子供達、その
また子達にも押し付ける。ドイツでは脱原発を決定し、進めているのに、何故こ
の国が決断出来ないのか、この国の考えがさっぱり分からない…」
 控えめな口調ではあるが、その中に日々感じる原発への危機感と、政府、マス
コミへの不信が強く感じられるお話しだった。
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より
 └──── 
 
◆『政府・東電に振り回された2年間』
 ・・・つぶやく福島作業員・・7万人フォロー  <ハッピー>さん
 
東京電力福島第一原発事故の発生当初から収束作業に従事し、現場の様子をツイ
ッター出つぶやき続け、その内容を7万超の人が注目している『ハッピー』さん。
福島第一の近くに家があり、作業員としてここで長年働いてきた。このほど本紙
の取材に応じ、2年間を超える収束作業で感じた疑問などを語った。
                                                  <片山夏子>
現場を冷静に伝えたい
・まるで戦場
2011年3月14日昼、3号機原子炉建屋で水素爆発が起きた時、ハッピーさんは
近くで作業をしていた。突き上げる衝撃、すさまじい爆音に襲われ、がれきがバ
ラバラ降ってきた。「ここで死ぬかもしれない」まるで戦場だった。建屋から煙
が上がり、すすで全身が真っ黒になった人、防護服が血に染まった人もいた。怒
号が飛び交う様子はとても現実とは思えなかった。(中略)
   『24時間作業』で効率ダウン 
・命は二の次
ハッピーさんのつぶやきには現場で感じる政府や東電への率直な疑問が多い。政
府や東電が、根拠のない楽観的な見通しを示したり、きちんと説明しない発表を
するたびにいらついた。事実をありのまま伝えないことで、かえって不安をあお
っていると感じたという。(中略)
特に、防護服を着ての夏の作業では何度も倒れそうになった。『休め』とは言わ
れるが、工程表はそのまま。作業員の命や安全は、二の次になっていると感じた。
   これでは廃炉進まない
・コスト優先
11年9月、ハッピーさんの耳に政府と東電が「冷温停止停止状態」になったと宣
言する、との情報が入ってきた。だが、溶け落ちた核燃料の状態もわからない。
(中略)
「冷温停止なんてあり得ない」と思った。さらに11月ごろには、「事故収束」ま
で宣言するらしい、との情報が入ってきた。「まさか」と思ったが12月に実施す
る予定だった2号機の格納容器の穴開け作業が年明けに伸びるなど、宣言の妨げ
になるかもしれない危険な作業は延期され始めた。中略 収束宣言後、事故現場
では、コスト優先の契約が目立つようになり、危険手当や給与の削減など作業員
の雇用条件が悪化した。(中略)
ハッピーさんは、東電が会社再建を急ぎながら、事故収束も進めることに大き
な疑問を感じている。コスト優先では、経験豊かな作業員も雇用が安定しないた
め集まらず、廃炉作業も進まない、と危機感を抱いている。
(東京新聞5月5日より抜粋)
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