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たんぽぽ舎です。【TMM:No1873】
2013年6月19日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
 
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.新規制基準確定に抗議する声明
   「経済よりも命」「再稼働よりもフクイチ収束」を
               再稼働阻止全国ネットワーク(2013年6月19日)
                       (たんぽぽ舎も参加団体です)
★2.メルマガ読者からイベント案内(問合せは主催者へお願いします)
 ◆福島の原発・除染労働現場は今…山谷de報告会
 ◆ドキュメンタリー「原発の町を追われて・避難民双葉町の記録」上映
★3.新聞・雑誌より2つ
 ◆6原発再稼働申請へ
  新規制基準 来月8日施行 免震拠点 未完成のまま
                    (6月19日 東京新聞夕刊より抜粋)
 ◆「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」 高市発言 怒る福島
                    (6月19日 朝日新聞朝刊より抜粋)
━━━━━━━
※6月22日(土)学習会のお知らせ
「食で対策!放射能」放射能からおいしく身を守ろう
   取り込まない・排出する・免疫力を高めるレシピ
                お話:小椋優子さん
 日時6月22日 (土), 18:00 ~ 20:00
 場所東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F「スペースたんぽぽ」
 開場 18:30  参加費:800円
 
 
┏┓
┗■1.新規制基準確定に抗議する声明
 |  「経済よりも命」「再稼働よりもフクイチ収束」を
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク(2013年6月19日)
                           (たんぽぽ舎も参加団体です)
 
 本日(19日(水))原子力規制委員会定例会議で新規制基準を確定すると聞
き、私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は原子力規制委員会によるあまりに
拙速で不当な規制基準作成に対してここに強く抗議します。
 以下に、多数ある問題のうちの一部を記して抗議し、新規制基準の再検討を要
請します。
 
1.福島原発事故の検証はできていない
 特に、国会事故調が地震によるICや配管の破断を疑っているにもかかわらず、
 この調査は東電により先延ばしされてきた。フクイチを繰り返さないための新
 基準であるならば、フクイチ事故を徹底的に究明し検証してから基準を造るべ
 きである。
 
2.フクイチの収束作業に専念するべき
 ネズミ停電や大量の放射性汚染水対策問題が象徴するように、フクイチの廃炉
 への道は先が全く見えていない。規制委員会がまずやるべきことは、新基準を
 作成して既存原発を再稼働することでなく、フクイチ廃炉作業を東電任せでな
 く国の責任で、確実に安全に進めることである。
 
3.既存原発の再稼働に配慮した新規制基準は危険
 過酷事故が起こったらもうどうしようもない。過酷事故後の状況は非常に想定
 が難しく、シビアアクシデント対策で対応することは不可能である。
 同様に放射性物質放出を前提とした災害対策・避難は各地域の地理的配置や道
 路状況などを考慮すると非常に難しい。更に地震・津波・火山爆発などが原因
 で原発事故が起こった場合には避難が非常に困難であることをフクイチ事故が
 明らかにした。
 また、立地審査指針の見直しを実施せず審査に取り込まないことも安全性無視
 を現わしている。
 
4.「トイレ無きマンション」はやめよう
 核燃料サイクル計画は破綻しており、「トイレ無きマンション」の解決無しで
 原発を稼働させることは最早許されない。日本学術会議が高レベル放射性廃棄
 物の処分について、政策の抜本的見直しを提言し、地層処分では保証できない、
 「総量の上限の確定」と「総量の増分の抑制」をするべきと主張している。
 
5.パブコメ意見を無視するな
 2回のパブコメでそれぞれ3000件、2000件を超える意見が出されたのに、多く
 の重要な意見を全く無視して新規制基準を確定した。公開性・透明性の観点か
 らも大問題である。
 
6.地元は怒っている、嗤っている
 災害対策指針を原発立地・周辺地域に提示して防災計画、防災訓練を強要した
 が、地元では余りに非現実的な計画と訓練に対して怒り嗤っている。地元への
 丁寧な説明会を繰り返し、行政・議会・住民の理解を得てから新基準を確定す
 るべきである。
 
7.地震列島日本で原発を動かすな
 近年、基準地震動を超える地震が各原発サイトで多発し、活断層として国がマ
 ークしていない地域で大地震が発生している。にもかかわらず、新規制基準で
 は3次元地下構造の解析を事業者に命じただけである。これでは多くの国民の
 不安は消えない。また、ブラックボックス化し事業者任せにした地下構造解析
 とその評価結果を誰も保証できない。
 
8.事業者任せの調査は信用できない
 破砕帯調査で更田委員が指摘したように、地質調査や3次元地下構造解析を始
 め多くの非常に重要な調査を事業者に任せている。事業者の調査や報告が全く
 信用できないことは、過去の原発の歴史が示している。新規制基準はクリアす
 るべき最低基準であり事業者に安全姿勢を要求しているが、これも全く期待で
 きない。
 
9.事業者への配慮で安全をないがしろに
 シビアアクシデント対策に5年猶予を与え、40年廃炉のはずが延長使用を認
 めようとする、などなど、事業者と既存原発に配慮して、安全性をないがしろ
 にしている。
 
 
再稼働阻止全国ネットワーク
住所   東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL    070-6650-5549
FAX    03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク)
HP      http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/
 
 
┏┓
┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問合せは主催者へお願いします)
 └──── 
 
◆福島の原発・除染労働現場は今…山谷de報告会
 6月28日(金) 午後6:30開場~
 場所:山谷労働者福祉会館2F
 
  つながろう!闘おう!共に重層的下請構造によるピンハネ・ケタオチ労働と、
 違法派遣・偽装請負の蔓延、無保証・安全軽視、そして労働者の告発を暴力と
 恫喝で封じ込める・・・寄せ場、日雇の仲間がおかれ続けてきた労働現場の実
 態が、いま放射能うずまく福島の現場で横行している。
 命を削る現場で働いているのは、地元福島や全国各地からの出稼ぎ労働者、都
 市からの派遣労働者、解雇されればその日から寝るところもない仲間たちだ。
 立ち上がり声を上げた仲間たちと、どうつながり何が出来るのか…共に考えよ
 う。
 
 連絡先:山谷争議団/反失実
     台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館TEL/FAX 03-3876-7073
 
◆ドキュメンタリー「原発の町を追われて・避難民双葉町の記録」上映
 
 6月29日(土)30日(日)に男女共同参画週間記念フォーラムが
  ママと区立男女平等参画センター(リーブラ)で開催されます。
  劣化ウラン廃絶みなとネットワークは以下を企画主催します。
 
 上映後 堀切さとみ(監督)×山上千恵子(ドキュメンタリー作家)のトーク
 期日:6月29日(土)と30日(日)18時~20時30分
 場所:港区立男女平等参画センター(リーブラ)4階集会室
     JR田町駅東口3分
 参加費:無料
 企画者:劣化ウラン廃絶みなとネットワーク
 問い合わせ先:080-5421-8640(宮口)
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
◆6原発再稼働申請へ
 新規制基準 来月8日施行 免震拠点 未完成のまま
 
 原子力規制委員会は19日、原発再稼働の前提となる新しい規制基準を正式決定
した。7月8日に施行する。東京電力福島第一原発事故の反省から、津波や地震対
策を従来より強化。運転開始から40年を超える原発の規制も厳しくした。
 本誌の取材では。北海道電力泊(北海道)、関西電力高浜、大飯(いずれも福
井県)、四国電力伊方(愛媛県)、九州電力玄海(佐賀県)、川内(鹿児島県)、
の4電力6原発の計12基で、7月中にも再稼働申請が出される見通し。
 ただ、新基準が要求する事故時の対策拠点となる免震施設が申請時点で完成し
ておらず、代わりに耐震性の高い建物の会議室を使うなど、代替施設で基準をク
リアしようとする申請が相次ぐのは必至だ。
(中略)
 ただ、大飯原発などの加圧水型軽水炉(PWR)のフィルターや各原発の第二
制御室などは施工後、5年以内に完成するよう猶予期間を設けた。一方、原発の
運転期間は原則40年に制限されているが、特別点検で原子炉や建屋の健全性が確
認された場合、最長20年の運転延長を認める例外規定も設ける。
(後略)
                    (6月19日 東京新聞夕刊より抜粋)
 
◆「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」 高市発言 怒る福島
 
自民党の高市早苗政調会長が「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」
と述べ、原発再稼働をめざす考えを示した。原発事故では、避難先で亡くなった
人や、職を失って自殺した人もいる。18日、与野党や被災地からは怒りの声が
噴き出した。
 
 □声を震わせ「許せない」
 
 福島県によると、18日現在、震災や原発事故による避難などにともなう県内
の関連死者は1415人。高市氏の発言に、県内では怒りの声が相次いだ。
 
 東京電力福島第一原発に近い双葉病院(福島県大熊町)では原発事故後、入院
患者が取り残されて避難が遅れ、病院によると事故のあった2011年3月中に
患者40人が死亡した。遺族の一部は、事故が原因として今月、東電に損害賠償
を求めて提訴したばかりだ。
(中略)
 
 「町民がバラバラに避難して過酷な生活を送っている中、とんでもない発言だ」
。浪江町の馬場有(たもつ)町長は怒りをあらわにした。事故直後、政府が放射
能の広がりの予測データを明らかにせず、放射線量が高い地区に一時避難した町
民は、いまも被曝(ひばく)の不安を抱える。馬場町長は「復興庁職員の暴言も
そうだが、事故の記憶が風化しているように感じる」と訴えた。
 
 □自民県連が抗議へ
 
 自民党福島県連は18日に役員会を開き、19日に党本部で高市氏への抗議を
伝えることを決めた。平出孝朗県連幹事長は「避難生活で多くの県民が亡くなり、
遺族は悲嘆に暮れている。大変遺憾な発言だ」。県連所属の衆院議員は「政府も
党も『被災地に寄りそう』と言っているのに、あの発言は全く逆だ」と憤った。
 
 野党からは高市氏の資質に言及する声が上がる。
 
 民主党の細野豪志幹事長は18日、記者団に、「避難所生活でストレスを抱え
て亡くなった方などもいる。完全に原発事故が原因。この重さを受け止められな
い人は政権中枢で物事にあたる資格はない」と語った。
 
 社民党の福島瑞穂党首は「原発を推進してきた自民党は福島の事故に最も責任
がある政党。あまりにもひどい発言。政調会長を辞任すべきだ」。みんなの党の
渡辺喜美代表は「高支持率に酔いしれた自民党のおごりの一端(いったん)」、
日本維新の会の橋下徹共同代表は「死亡者が出たか出なかったかで、原発問題を
判断するのはまずい」と批判した。
(後略)
                  (6月19日 朝日新聞朝刊より抜粋)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1872】
2013年6月18日(火)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.原発30キロ圏内愛媛県南予地域巡回講演(木田節子さん)
   伊方原発正門前で抗議集会と伊方町役場前で街宣行動
           奥野節子(たんぽぽ舎ボランティア、
                再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.メールマガジン読者よりイベントのご案内(問い合わせは主催者へ)
  ◆6/22(土)のたんぽぽ舎講座
   「食で対策!放射能」  会場:スペースたんぽぽ
  ◆6月緊急来日集会「倫理なき原発輸出を許さない!
    ~インド、トルコの現地の声~」 東京、大阪、京都
  ◆東電株主総会関連イベントの案内です
  ◎6/25東電株主総会前日打ち合わせ
            場所:東京ボランティア・市民活動センターロビー
      ◎6/26東京電力株主総会 会場:国立代々木競技場第一体育館
★3.新聞・雑誌より4つ
  ◆関電「安全対策、真摯に説明」 規制委が大飯現地調査
                  (6月16日読売新聞より抜粋)
  ◆6年ごとに原発耐性評価 EU 安全基準の改定案決定
   規制当局の独立性も強化    (6月14日東京新聞より抜粋)
  ◆原発廃炉法案 提出 野党7党 国の管理責任明確化
                  (6月14日東京新聞より抜粋)
  ◆この人 脱原発訴え来日した独連邦参議院議長
   ウインフリート・クレッチュマンさん
   再生可能エネルギー普及で、必ず成功する
                  (6月13日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※6/19(水)学習会にご参加を!
 「原発・TPPなどとアメリカ~米国からの圧力による戦後史」
日 時:6月19日(水)19時より
お 話:孫崎  享さん(元外務省国際情報局長)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.原発30キロ圏内愛媛県南予地域巡回講演(木田節子さん)
 |  伊方原発正門前で抗議集会と伊方町役場前で街宣行動
 └──── 奥野節子(たんぽぽ舎ボランティア、
            再稼働阻止全国ネットワーク)
 
○ 福島第一原発事故被災者・木田節子さんを迎えて、「ほんとはいかんよと思
とんのよ」の会が6月7日~10日の4日間、南予4市2町<内子町、大洲市、鬼
北町、宇和島市、八幡浜市、西予市>で6回の講演会を行った。200名以上の参
加者があった。
 木田さんは被災後の生活、国の除染や被爆者への対応などの無責任な態度など
誰も責任を取らない実情、現状を詳しく報告した。質問も多く出され、終了時間
は毎回オーバーした。
 「(それぞれの)ふるさとを守ってほしい」との木田さんの言葉が胸に響いた、
福島と一緒にやっていきたい、福島の人々に真剣に耳を傾け、原発反対運動に参
加していかなければいけないなど木田さんの話を重く受け止めた参加者からの発
言、「安全神話の中で何も考えずに生きたいと思っていた。私たちができること
は何か?」との質問に対して木田さんは「生命と安全を守るために想像力をもっ
てほしい。想像力と理性で再稼働をとめる。関心を持つこと、記事を鵜呑みにせ
ず真実を見抜けるようにしたい。」と語った。
 大洲市からは「明日大きなスーパーの前でリレートークをするので、木田さん
の話を伝えたい。」西予市からは「真実を知るために学習会をやる予定」などの
報告があった。
 
○ 11日(火)10時より12時までは伊方原発正門前で四電への抗議の集会が行わ
れた。天気予報では雨だったが晴れ上がり、参加者30数名は正門前に座った。鬼
北町や宇和島市での参加者の姿もあった。
 斎間さんご夫妻とともに伊方原発と闘ってこられた近藤誠さんが再稼働阻止へ
の想い、決意を力強く語った。斎間さんから、阻止ネットとたんぽぽ舎からトラ
メガと<ふるさとは原発をゆるさない>の横断幕を贈られたことの報告もあった。
 正門前での昼食後、伊方町役場前に移動して抗議集会と近辺でのビラ配布、そ
の後九町に移動し木田さんと近藤さんの街宣とビラ配布をして午後4時すぎに、
7日からのすべての行動を終了した。充実した5日間でした。
 
 
┏┓
┗■2.メールマガジン読者よりイベントのご案内(問い合わせは主催者へ)
 └──── 
 
 ◆6/22(土)のたんぽぽ舎講座
  「食で対策!放射能」 放射能からおいしく身を守ろう。覚えておきたい、取
り込まない・排出する・免疫力を高めるレシピ、避ける方法、知る方法、今、で
きることは?…講師は小椋優子さん
 単に身を守るということにとどまらない、放射能・原発に立ち向かっていくた
めに、今何ができるのか、金曜官邸前行動のオアシス、みんなの交流の場にもな
っている「ゲリラ カフェ」と月に2回楽しめる「なんとかばー」の様子につい
ても伺います。
 日 時:6月22日(土)18:00~20:00
 ※金曜官邸前行動で配布したたんぽぽ舎のビラで19:00からとご案内されたも
のがありますが、18:00の誤りです。夜更かしは、放射能対策上、止めたいもの
です。
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
♪終了後、たんぽぽ舎5Fで、小椋さん手作りの放射能に効果のあるベジフーズ
の試食パーティを予定しています。
 「出張なんとかばー」本(「食で対策!放射能」筑摩書房刊1200円+税)の販
売も有ります。
 
 
 ◆緊急来日集会「倫理なき原発輸出を許さない!
   ~インド、トルコの現地の声~」
  http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/121g.htm
 
講演:アスリハン・テューマー(トルコ)、カルーナ・ライナ(インド)
 
安倍首相が「世界一安全」とアピールして、原発を世界中にセールス中です。
でも、輸出先となっているインド、トルコなどでは、長期にわたる原発反対運動
があります。現地の声を日本に伝えるため、2人の女性が緊急来日します。
この機会に、ぜひ、生の声を聴いてください。
 
◎東京 6月20日(木)12時~14時 
【会場】参議院議員会館101会議室(定員100人)地下鉄「永田町」「国会議
事堂前」【参加費】無料
 東京集会については、下記のグリーンピースのページにある申込みフォームか
らお申込みください
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/620622/blog/45405/
 
◎大阪 6月22日(土)18:00~20:45 (17:30開場)
   エルおおさか 708号室(120名)(地下鉄谷町線・京阪 天満橋駅から西へ300m)
参加費:800円  申し込み不要
主 催:グリーン・アクション、
    ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン(080-6174-8358)
協 力:ストップ・ザ・もんじゅ、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会、
    若狭連帯行動ネットワーク
 
◎京都 6月23日(日)13時~15時(12:30開場)
 京都大学文学部新館第2講義室
        (市バス「百万編」「京大正門前」下車徒歩5分)
参加費:800円 申し込み不要
主 催:ODA改革ネットワーク関西  問い合わせ:070-5650-3468(内富)
 
 
 ◆東電株主総会関連イベントの案内です
 
 総会前日打ち合わせ 6月25日(火)18時~
 株主提案の趣旨説明のリハーサルや会場質問の検討など。
 場所:東京ボランティア・市民活動センターロビー
    (JR・地下鉄飯田橋駅そば、セントラルプラザ10F)
 
 東京電力株主総会 6月26日(水)10時~
 会場:国立代々木競技場 第一体育館
        (渋谷区神南2-1-1、JR原宿駅・地下鉄明治神宮前駅)
・株主提案席は前方中央付近に29席設けられます。ただし9時50分までに着席し
ていないと他の株主に解放されます。提案株主で着席希望の方はお早めにお越し
ください。
・9時頃から会場の代々木競技場第一体育館前で「総会のみどころ」チラシの配
布を行います。早めにお出かけいただきお手伝いいただけると嬉しいです。
・総会終了後、近くで簡単な小集会を行います。体育館の原宿口付近で行う予定
です。
・総会報告集会&反省会 総会終了1時間後ぐらいから開始
渋谷勤労福祉会館第2洋室(代々木公園から渋谷方面へ。渋谷区役所から公園通
りを200m下って左側(交差点角))渋谷区神南1-19-8 Tel 03-3462-2511
*開始時間は総会終了時間によって変わります。総会後の小集会で告知します。
当日の動きについては随時ブログに掲載しますのでご覧ください。
 
 
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より4つ
 └──── 
 
 ◆関電「安全対策、真摯に説明」 規制委が大飯現地調査
 
 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(おおい町)で15日に行われた原子力
規制委員会の現地調査。関電は非常時に対応できる要員の確保などを求められた
が、定期検査が始まる9月までの運転継続や、検査後の再稼働にも影響するため、
今月末までに問題点を全て解消する決意を示した。(中略)
 重大事故時の指揮拠点として、1、2号機の中央制御室の隣に設けられた「緊
急時対策所」では、コンプレッサーの騒音で会話が聞き取りにくいといった問題
点が指摘された。作業に当たる要員を厚くすることも求められた。
 3、4号機の安全対策を担当する関電原子力事業本部の大塚茂樹副事業本部長
は「これまでの安全対策について真摯(しんし)に説明した。(調査チームからの)
指摘については、6月末までに全て間違いなく完成させる」と強調。要員の確保
も「いつ事象が起きても速やかに対応できる態勢を取っている。繰り返し訓練し
たい」と話した。(6月16日読売新聞より抜粋)
 
 
 ◆6年ごとに原発耐性評価 EU 安全基準の改定案決定
  規制当局の独立性も強化
 
 欧州連合(EU)の欧州委員会は13日、域内の原発安全基準の改定案を決定し
た。原発の特定分野のストレステスト(耐性評価)を6年ごとに実施することや
各国規制当局の独立性向上、原子炉の安全管理・対策の強化の義務化を加盟国に
提案しており、承認を得た上で、来年度中の発効を目指す。
 欧州委は東京電力福島第一原発事故を受け、安全基準の改定作業を進めてきた。
日本政府や東電の対応に多くの問題があったことを教訓に、EU域内で稼働中の
全原子炉で緊急実施したストレステストの結果も考慮、原発の安全性向上と対策
を急ぐ。(後略)(6月14日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆原発廃炉法案 提出 野党7党 国の管理責任明確化
 
 民主党など野党7党は13日、東京電力福島第一原発などの廃炉作業について
政府の原子力規制委員会の任務とする原子力規制委設置法改正案をまとめ、参院
に共同提出した。原発の廃炉について、現在、政府の主体的な関与を記した法律
はないため改正案で国の管理責任を明確にした。(中略)
 野党は参院で過半数を占めているため、与党の自民、公明両党が反対しても可
決できるが、与党が圧倒的多数の衆院で審議される見通しは立っていない。野党
側は廃炉の安全管理を求める世論に訴えて、与党に協力を求めていく考えだ。
                     (6月14日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆この人 脱原発訴え来日した独連邦参議院議長
  ウインフリート・クレッチュマンさん
  再生可能エネルギー普及で、必ず成功する
 
 ドイツ連邦参議院(上院)議長として5月下旬、20年ぶりに来日した。衆参両
院議長のほか、超党派の「原発ゼロの会」の議員らとも会談した。福島では避難
住民からも話を聞いた。(中略)
 「ドイツはチェルノブイリ原発事故による放射性物資の拡散を経験している。
福島事故後、国民的合意ができ、エネルギー政策の転換にかじを切った」と、ド
イツが脱原発を決定した大きなきっかけになったと説明する。(中略)
 22年までの脱原発達成を「送電網拡充や火力発電所建設など課題は多いが、再
生エネルギー普及拡大による脱原発は必ず成功すると信じている」と強調する。
                     (6月13日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1871】
2013年6月17日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
━━━━━━━
★1.米国で蒸気発生器損傷で原発が廃炉に。原因は三菱重工の設計ミス
   原発で「高騰」し原発で「暴落」する三菱重工株 損害賠償数百億円か
   次は「破綻」とならないためにも原発から手を引くべきだ
                       山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー(中)その2
   ずさんな被曝管理  炉心回収は不可能?-
   溶け落ちた炉心がどこにあるかもわからない
★3.福島県双葉町の前町長:井戸川克隆さんを応援しよう
   みんなで、官邸前「1分間スピーチ」にチャレンジしよう
   6/14金曜官邸前抗議行動に参加して
                 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メールマガジン読者よりイベントのご案内(問い合わせは主催者へ)
  ◆6/20「さよなら原発 東電・東葛支社前アクション第11弾」
           場所:東電・東葛支社前
★5.新聞・雑誌より3つ
  ◆原発輸出「支持せず」58% 時事世論調査 安全性への懸念背景
                                                      (6月16日東京新聞より抜粋)
   ◆国の原発広報 事故後25億円 天下り・電力系が66%受注
                     (6月17日朝日新聞より抜粋)
   ◆大飯、規制委調査 新基準適合か 月内にも判断
   更田委員「決定的欠陥ない」    (6月16日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※6/19(水)学習会にご参加を!
 「原発・TPPなどとアメリカ~米国からの圧力による戦後史」
日 時:6月19日(水)19時より
お 話:孫崎  享さん(元外務省国際情報局長)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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┗■1.米国で蒸気発生器損傷で原発が廃炉に。原因は三菱重工の設計ミス
 |  原発で「高騰」し原発で「暴落」する三菱重工株 損害賠償数百億円か
 |  次は「破綻」とならないためにも原発から手を引くべきだ
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
○ 6月7日、米国サンオノフレ原発2、3号機(107万kwと108万kw)の
廃炉が決定した。サザン・カリフォルニア・エジソン社は、蒸気発生器の細管損
傷により運転を止めていたが、補修を行って再稼働するには莫大な経費が掛かる
ことなどを理由に、運転再開を断念した。
 原因を作った三菱重工に対し、今後損害賠償を請求するという。
 83年と84年に運転を開始した加圧水型軽水炉のサンオノフレ原発は、運転
から20年以上経って蒸気発生器の老朽化により交換を行う必要が生じた。
日本でも美浜原発や玄海原発など、ほとんどの加圧水型軽水炉で行われてきた。
 海岸立地の日本の原発と異なり、多くが内陸立地で冷却水に淡水の河川水を使
う米国では蒸気発生器の腐食はさほど進まなかったが、サンオノフレ原発は海岸
立地だったため日本の原発と同じ細管損傷という欠陥を抱えた。
 三菱重工はサンオノフレ原発の蒸気発生器を受注し、2007年と8年にそれ
ぞれ2台ずつを取り付けた。蒸気発生器の交換により運転を開始した矢先の20
10年に、二次系に放射能が漏れる事故が発生、細管損傷であることが分かった
のだが、その時の調査で全部の細管の三分の一にものぼる数で減肉が進行してい
ることが明らかになった。
○ 原因は明らかに設計ミス。コンピュータシミュレーションによる冷却材の流
れに伴う減肉評価が甘く、予想以上に減肉が進行してしまった。
 当初エジソン社は出力70%で、比較的状態の良い3号機だけを動かそうと、
NRCに認可申請をしていたが、地元の強い反対で結局断念することになった。
 東日本太平洋沖地震では、日本の原発だけではなく米国西海岸に立地していた
原発も津波に襲われる可能性があり、緊急事態が出されていた。
 サンオノフレ原発は、カリフォルニア州の南部にあり、津波警報はなかったも
のの日本からの津波到達が懸念された原発でもあった。
 日本と共通の欠陥のある原発で、日本の三菱により廃炉にされた。何とも象徴
的な出来事である。
○ 三菱重工株は、つい先日のトルコ原発受注報道で高騰し、一時は754円ま
で上昇したが今度はサンオノフレ原発の損害賠償請求がいくらになるかとの「懸
念」から暴落し、560円台までと数日間で3割も下がっている。一方で米国に
おいて高効率ガスタービン発電所(44万kw)受注のニュースもあったのだが、
原発損害賠償のほうが遙かにインパクトがあった。
 原発企業による欠陥原発問題は、別に項を設けて書くことにするが、繰り返さ
れる日本企業による原発不祥事に、世界もそろそろ目を覚ます次期に来たのでは
ないだろうか。
 早く原発から撤退しないと、次の「損害賠償」は数百億円規模(サンオノフレ
原発の賠償額予測)の数千倍になってしまうかも知れない。
 
 
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┗■2.小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー(中)その2
 |  ずさんな被曝管理   炉心回収は不可能?-
 |  溶け落ちた炉心がどこにあるかもわからない
 └──── 
 
ずさんな被曝管理
 
編…作業者の被曝管理は?
小出…放射線業務従事者である私は、常に被曝量を測定するためのガラスバッチ
を付けています。それが規則ですが、事故原発では、誰が働いているかすら把握
できていません。働いた人が、どこに行っているかもわらない。東京電力が作業
委託すると、1次、2次、3次と10次まで下請け関係があり、労働者がどこから
か駆り集められて来ています。こんな状態でしっかりした放射線管理は無理です。
 さらに深刻な問題があります。下請け会社の指示で労働者の線量計に鉛のカバ
ーを付けたという事件がありました。被曝線量を低く見せるためです。発覚した
のはほんの一部です。酷い被曝作業では、線量計そのものを置いて行くこともあ
ります。
 もっと深刻なのは、労働者自身がそれを望んでいることです。理由は、総被曝
線量が100ミリSvの基準を超えてしまうと、働けなくなるからです。集められ
ている労働者は、多分経済的に困窮していて仕事がない。大阪なら西成、東京な
ら山谷、横浜なら寿町などから連れて行かれています。猛烈にピンハネされた賃
金ですが、彼らはそれで生きているので、被曝が限度を超してしまうと、サッと
捨てられて、生活ができなくなります。だから、自分から望んで被曝限度を超え
ないよう誤魔化しを行う、そういう現場だと思います。私はそれが一番辛いです。
 
炉心回収は不可能?
 
編…事故原発の廃炉作業・事故対応体制について、IAEAすら疑問視していま
す。小出さんのご意見は?
小出…仮に私が事故対応の全権を持っていたとすれば、東京電力や国とは違う対
応を取ることもあるでしょう。例えば、汚染水が漏れないように地下に遮水壁を
張ることなどは、事故直後から言い続けています。汚染水をタンカーに移して柏
崎刈羽原子力発電所まで走らせて、そこの放射能浄化システムで処理するプラン
もあります。でもそれすらが、瑣末なことなのです。
 溶け落ちた炉心がどこにあるかもわからないし、見に行くことすらできない。
ロボットだって、何ができるかわからない事態です。誰がやろうとも無理なので
す。それほど困難な事態だと思います。私は、ああすべきだ、こうすべきだと発
言はしますし、IAEAだって「世界の英知を集めてやるべき」だとか、さまざ
ま提言しています。でも、(大きなため息)何をやってもうまくいかないという
ほどの、難しい現実が目の前にあるのです。
 東電に当事者能力はありませんが、学者だって無能です。東電自身は、放射能
の知識も、原子炉に対する知識も持っていません。原子炉に関する知識は、大元
は米国のGE、そしてそれを日本に導入した東芝と日立です。瓦礫撤去ならゼネ
コンです。そういう彼らが現場の知識を持っていて、収束作業を総力でやってい
るのです。今のシステムが悪いから、もっといいシステムがありうるか?といえ
ば、そういうふうに私は思えません。
 私に「政府委員になれ」と言ってくださる方もいます。私なりにやりたいこと
はありますが、それは瑣末なことで、原子炉本体をどう収束させるのかは、本当
にわからないのです。(続く)
 
☆出典、人民新聞1482号(5月25日)より、了解を得て掲載。
 以下、その3と続く。(下)もその1からその3で連載の予定。
 
 
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┗■3.福島県双葉町の前町長:井戸川克隆さんを応援しよう
 |  みんなで、官邸前「1分間スピーチ」にチャレンジしよう
 |  6/14金曜官邸前抗議行動に参加して
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
 
(1)小雨がぱらつく不安定な天気の中、6月14日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗
議行動が、大勢の参加者が集う中、行われました。
 東京電力福島第一原発の立地自治体である双葉町の前町長:井戸川克隆さんが、
ふるさとの現状、政府や東電の不誠実な対応を切々と訴えられ、そして自分自身
の反原発の信念を述べるなど、心に響くスピーチがありました。
 井戸川さんは、6/14に開催された<復興庁ツイッター事件>「子ども・被災者
支援議員連盟」緊急会合においても、被災者側の立場で、政府、復興庁及び東電
の責任を問う的確な意見を述べておられます。その後、井戸川さんは、ぐみ坂を
テントひろば方面に向かう途中、参加者からの激励の声を受け、そして連帯の握
手攻めにあっていました。
 
(2)首相官邸前抗議行動において、シュプレヒコールの合間の午後7時頃、テレ
ビカメラなどに撮影されるのを避けたいスピーチ希望者のために、反原連のスタ
ッフがマイクを持って移動しながら、「1分間スピーチ」を募っています。
 他の参加者のスピーチを聞いて共感することや、シュプレヒコールで一体感を
表現するのも抗議の方法ですが、更に、一歩踏み込んで「1分間スピーチ」にチ
ャレンジしませんか。私も、最近、「1分間スピーチ」で、自分の考えをアピー
ルしています。
 TV番組「白熱教室」で有名な米国ハーバード大学のマイケル・サンデル教授
は、「自分の考えを主張して、お互いに議論して、社会を変えて行くことが、民
主主義の始まり」と述べています。
 金曜官邸前抗議行動に参加して、「1分間スピーチ」にチャレンジしましょう。
 
 
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┗■4.メールマガジン読者よりイベントのご案内(問い合わせは主催者へ)
 └──── 
 
 ◆6/20「さよなら原発 東電・東葛支社前アクション第11弾」のお知らせ
 
 千葉県東葛地域は、原発事故による放射性物質汚染のホットスポット。私たち
は「さよなら原発 東電・東葛支社前アクション」を、デモや集会という形です
でに10回続けてきました。
 昨年末から月例化(毎月第3木曜日午後2時30分から)しました。
 今回は、アクション11弾のお知らせです。どなたでも参加できます。
 
 日時:6月20日(木)午後2時30分から1時間程度
 場所:東電・東葛支社前
 (東武野田線「新柏」下車5分。「新柏」はJR「柏」駅から船橋方面1つ目)
http://www.tepco.co.jp/town/custom/localBase/chiba-ad/toukatu-j.html
 
 プラカードや抗議文など自由にご準備ください。
 対応する総務担当者は、「社員はみんな反省しています」とは言っていますが。
 
 連絡先:日下部信雄 kusakabe-nobuo@nifty.com
              携帯電話 090-9956-6018
 
 
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┗■5.新聞・雑誌より3つ
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 ◆原発輸出「支持せず」58% 時事世論調査 安全性への懸念背景
 
 時事通信が七~十日に実施した六月の世論調査によると、安倍政権が海外への
原発輸出を推進していることについて、「支持しない」との回答は58.3%で、
「支持する」の24.0%の二倍以上となった。
 七日の日仏首脳会談では、第三国への原発輸出推進で合意したばかり。東京電
力福島第一原発事故から二年余りが経過したが、原発の安全性に対する国民の強
い懸念が背景にあるとみられる。(後略)(6月16日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆国の原発広報 事故後25億円 天下り・電力系が66%受注
 
 経済産業省と文部科学省が、東京電力福島第一原発事故後の2年間に24億8千
万円分の原発の広報事業を行い、このうち7割近い16億3千万円分を両省のOBや
電力会社の幹部らが役員として在籍する法人が受注していた。朝日新聞の調べで
分かった。(後略)(6月17日朝日新聞より抜粋)
 
 
 ◆大飯、規制委調査 新基準適合か 月内にも判断
  更田委員「決定的欠陥ない」
 
 原子力規制委員会の更田豊志委員は十五日、運転中の関西電力大飯原発3、4
号機(福井県おおい町)の新しい規制基準への適合状況について、「個人的感想」
とした上で、「決定的に欠けているとか、緊急に対応が必要だとの印象は持たな
かった」と述べた。(中略)
 七月に施工される新基準では、地震や放射能の影響を減らし、事故対応の拠点
となる施設や、原子炉の冷却機能が失われた際の代替注水設備などを整備するよ
う要求される。
 関電は、拠点施設を建設中だが、完成は二〇一五年度となる見込みで、それま
では1、2号機の中央制御室裏の会議室を代用する。(中略)
 規制委は調査結果と関電の改善の状況を見極めた上で、3、4号機が定期検査
に入る九月までの間、正式な新基準による審査を経ない状態で運転継続を認める
かどうか、早ければ月内にも決める。(6月16日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1870】
2013年6月15日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします   
                         転送歓迎       
                
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★1.泊原発再稼働反対・北海道三日連続行動に参加して
  広瀬隆さんプラス福島の女性・黒田さんの訴え講演会
  ここを福島のようにしないでください。一番の防災は原発を止めることです
          青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.脱原発の現地から訴える=四国・愛媛県
   脱原発訴え続け 伊方原発 25回目の座り込み
     福島の事故が起きた時、次は伊方だと思った。伊方ではプルサーマルの怖
い発電ををしており、再稼働は絶対許したくない。      (愛媛新聞 6月12日)
★3.「・・・あんたらにつける薬は・・・福島原発の近くに、奥さんや家族を
   連れて住んでみろ」
   東電という会社は電気を売る会社とは思えないほど停電が好きな会社
   「原発再稼働阻止応援ツアー受け入れ集会」に参加して<下>
                      (埼玉県 吉田孝男)
★4.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ<1>
   地球が東北地方太平洋地震後、数日間も震え続け、地球の自転さえも変化
   した!
   あのチリ地震以上の「日本沈没級」地震は果たして起きるのか?!
                       島村英紀(地震学者)
★5. テント日誌  7月22日(月)の裁判に向けて傍聴に集まろう
      この裁判は、この国の「原子力行政」と「民主主義」を問う裁判です。
    国は『訴訟の取り下げ』を!裁判所は『大法廷の使用』を!
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※6/17(月)学習会のお誘い
    福島県民健康管理調査の疑問点とマスメディア報道の問題点
日 時:6月17日(月)18:30開場、19:00開会
講 師:白石草さん(Our Planet TV)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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┗■1.泊原発再稼働反対・北海道三日連続行動に参加して
 |  広瀬隆さんプラス福島の女性・黒田さんの訴え講演会
 |  ここを福島のようにしないでください。一番の防災は原発を止めること
        です
 └────   青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
  
○ 6月7・8・9日北海道の倶知安、余市、小樽で「広瀬隆熱血講演会―福島
を忘れません、泊再稼働を許しません―」が開催されました。講演には、再稼働
阻止全国ネットワークからの参加として、現在の福島の酷い状況を伝える郡山市
・黒田節子さんの福島報告も入りました。参加者は各80~100人位ですが、倶知
安市の人口1万6千人、余市2万1千人の数から考えると高い参加率ですし、用
意したたんぽぽ舎の広瀬さんのパンフレット、疎開裁判のブックレット、「福島
原発事故と女たち」の本など50冊は一日目でほぼなくなり、原発への関心の高さ
が窺われました。
○ 講演会チラシを北海道新聞に折り込み依頼したところ、営業の上のほうから
広瀬隆の名前が入っているのでと断られたそうです。新聞には講演会案内が掲載
されているにもかかわらず。また7月13日には再稼働反対・岩内行動(13時~、
岩内フェリー緑地)が予定されていますが、北海道電力は同日にPR館でイベン
ト開催、近隣4村各戸に案内郵送をするという圧力をかけてきています。
○ 会場で黒田さんが「美しい山際にある3基の原発の上を雲が覆い流れていく
のを見たとき、放射能のように見えました。一度爆発してしまったらどうにもな
らないのです。ここを福島のようにしないでください。一番の防災は原発を止め
ることです。」などと訴えると、会場では頷いたり、目頭を押さえたりする姿が
見られました。広瀬さんはその福島報告を所々、重要なこととして取り上げられ、
膨大な資料の中から、富岡・双葉の今の町並み、もし泊が爆発したしたら北海道
がどのようになるか、福島での健康被害の今後、ドイツの核廃棄物地層処分場の
実態など2時間半でも足りないほどの熱弁を振るわれました。
 講演後ロビーで「人事ではない、明日はわが身とよくわかった、泊を止めなく
ては。」と若い人たちが話していたのが心強かったです。交流会でもいろいろな
話が出て、それぞれの地元、そして市町村を超えたつながりを作られている姿に
励まされました。
○ 3日間晴天に恵まれ、北海道の突き抜けるような青空に、羊蹄山・ニセコ連
山、小樽の町並み、神々しい積丹半島の海のブルー、忘れられない美しさでした。
そしてその脳裏の景色に、いろいろな場所からよく見えた泊原発。これさえなけ
れば…。岩内町議の佐藤さんの運転でお世話になり、多くの場所でたくさんの人
々との出会いをいただきました。岩内港防波堤では35年間水温観測をしている
斉藤武一さんが待っていてくださり実演してくれました。1キロ先には原子炉。
悪天候や吹雪く日にはどんなに危険かと今後の無事を祈らずにはいられません。
泊原発再稼働阻止のため、微力ですがこれからも協力していきたいです。7月1
3日岩内行動、参加します。みなさんも行きましょう!
 
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┗■2.脱原発の現地から訴える=四国・愛媛県
 |  脱原発訴え続け 伊方原発 25回目の座り込み
  |    福島の事故が起きた時、次は伊方だと思った。伊方ではプルサーマルの
         怖い発電ををしており、再稼働は絶対許したくない。
 └──── 
 
 2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故を受けて始まった四国電力伊方原
発(伊方町九町)前での抗議の座り込みが11日、25回目を迎えた。同年6月に3人
でスタートし、毎月11日に実施している。(渕脇直樹)
 地元主婦でつくる「八幡浜・原発から子供を守る女の会」(斉間淳子代表、30
人)の呼びかけで始まった。原発ゲート前に毎回座り、参加者が交代で再稼働反
対や脱原発を訴えている。
 この日の座り込みには神奈川県の女性や徳島県の大学生を含む約20人が参加。
斉間代表は「福島の事故が起きた時、次は伊方だと思った。伊方ではプルサーマ
ルの怖い発電ををしており、再稼働は絶対許したくない。みなさんもその思いを
周りの人に伝えて」と呼びかけた。また、福島第一原発事故のため福島県富岡町
から水戸市に避難している主婦の木田節子さん(59)もマイクを握り、「(私のよ
うな)原発難民は福島で終わりにしてほしい」と訴えた。
 脱原発グループでつくる「原発さよなら四国ネットワーク」は23日午後2時か
ら、八幡浜市中央の松陰地区公民館「止めよう伊方原発再稼働 緊急集会」を開
く。参加費1000円(資料代)。
     問い合わせは門田さん(090・2898・7018)
                                 (愛媛新聞 6月12日)
 
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┗■3.「・・・あんたらにつける薬は・・・福島原発の近くに、奥さんや家族 
         を連れて住んでみろ」  
 |  東電という会社は電気を売る会社とは思えないほど停電が好きな会社
 |  「原発再稼働阻止応援ツアー受け入れ集会」に参加して<下>
 └──── (埼玉県 吉田孝男)
 
 翌日は地元の近藤議員の案内で各地を見学させていただきました。中越沖地震
の爪跡である椎谷岬や公園からの原発の遠望、活断層の地表部分の確認、川のな
い橋(活断層で地盤が悪く道路が沈下し、橋を架けた)に見られる原発付近敷地
の地盤の悪さ、問題の交付金の無駄の象徴であるラピカ館と盛りだくさんです。
 東電のサービスホールの見学では、入口ホール以外、電源入れ替え工事のため
停電中で館内見学はできませんと断られてしまいました。東電という会社は電気
を売る会社とは思えないほど停電が好きな会社ですね。それも当日発行の見学中
止の案内。何か思惑を感じてしまわずにはおれません。チラシをたくさんいただ
き家で見ましたが、福一の事故は津波のせいの一点張り、中越沖地震では柏崎刈
羽原発の安全は確保されましたとか、厚顔無恥とはこういう事をいうのでしょう
か。別働隊は柏崎市と刈羽村を街宣活動してからラピカ館前で合流しました。
 最終の行動として原発敷地付近で抗議集会をやりました。その中でも福島の木
田さんが見せて下さった、避難民の皆さんが作っているぬいぐるみ人形、「福島
わしゃわしゃ」とカエルの「かまってケロ(かまわないでケロ)」の紹介があり
ました。福島わしゃわしゃは避難民の必死で方々に逃げる姿であり、避難民の辛
さや悲しみ不安を語っているとのこと。かまってケロは福島の方言。そっとして
おいてほしいと言う中にも、何とか手助けしてほしいという、自分からは言い出
せない福島の県民性がよく出ていて悲しいです。
 棄民化されている現状や放射線の高い線量の中でモルモットとしての生活を余
儀なくされている非人間性の現状を話され、胸が苦しくなる思いが致しました。
又、先日、スイスのジュネーブにて国際人権委員?に福島の実情を話して来られ
たとも聞きました。
 何故に人は人を傷つけられるのか。金は命に優先されると考えている国や企業
の指導者と呼ばれている人達。あなた達は自分の子孫達に、自分の今している行
為を胸を張って誇れるのだろうか。
 「・・・あんたらにつける薬は・・・福島原発の近くに、奥さんや家族を連れ
て住んでみろ。放射能入りのおまんま食って、放射能入りの野菜や魚や肉を食っ
て、放射能の空気をいっぱい吸って、三年も暮らせば、あんたらの子供も鼻血だ
らだら流して、喉にごろごろが出来っぺない。・・・それがあんたらにつける薬
だ・・・」昨日の集会の最後に朗読して下さった一節が、おぼろげながら頭の中
を通り過ぎて行った(後略)
 
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┗■4.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ<1>
 |   地球が東北地方太平洋地震後、数日間も震え続け、地球の自転さえも  
       変化した!
 |  あのチリ地震以上の「日本沈没級」地震は果たして起きるのか?!
 └────      島村英紀(地震学者)
 
○2011年3月にマグニチュード(M)9・0の東北地方太平洋沖地震(東日
本大震災)が起きたとき、地球全体が除夜の鐘をたたいたときの釣り鐘のように、
地震後、何日間もふるえ続けた。 東日本大震災には限らない。04年に起きた
スマトラ沖地震(M9・1)のときは、地球は2週間もふるえ続けたのだった。
スマトラ沖地震ではインド洋沿岸の各地で20万人以上の死者行方不明者を出し
た。 これは学問的には「地球の自由振動」という現象だ。地球は宇宙に浮いて
いる球だから、どこかで大地震が起きると、自由振動を起こすことが知られてい
る。
 それだけではない。東日本大震災では、地球の自転速度が100万分の1・6
秒だけ速くなった。
 これは巨大で重いプレートが地震のときに突然動き、それゆえ地球の岩の重さ
のバランスが変化したためだ。 同時に、北極と南極にある地球の回転軸も約1
5センチずれた。なおプレートとは地球の表面をおおっている厚さ100キロメ
ートルほどの岩の板で、これが地震を起こす元凶だ。
○いままでに起きた大地震でも地球の自転速度や回転軸が変化したことがある。
たとえばスマトラ沖地震ではこの4倍も自転速度が速くなっていた。
 地球は宇宙に浮いている球だから、大地震のときに釣り鐘のようにふるえるだ
けではなく、地球の上の重さのバランスが変われば地球が回る軸や自転の速度が
変わる。地球上で起きる大地震は、このように地球全体に影響するのである。
 かつて世界で起きた一番大きな地震は1960年に発生した南米のチリ地震だ。
この地震はM9・5。地震のエネルギーは東日本大震災の6倍、スマトラ沖地震
の2倍もあった。
 実はこのチリ地震のときに、地球の自由振動が初めて発見された。それまでは
知られていなかったのである。このチリ地震で起きた津波は丸1日かかって太平
洋を 渡って日本を襲い、日本だけでも140人以上の犠牲者を生んだ。
 チリ地震以上の大地震は起きるのだろうか。
 幸いにして、地球を2つに割ってしまうような大地震や、日本中の家が全部倒
れてしまう大地震は起きないことがわかっている。それは地震のエネルギーがプ
レートの中だけにしかたまらないことのためだ。プレートより下では、岩が柔ら
かいために地震のエネルギーが蓄えられないのである。 地球の半径は約640
0キロメートル。プレートは地球をサッカーのボールにたとえたときに、その縫
い目の深さほどの厚さしかないから、蓄えて放出できるエネルギーに限りがある
からである。(続く)
                (出典:夕刊フジ2013年5月10日5面より)
 
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┗■5.テント日誌  7月22日(月)の裁判に向けて傍聴に集まろう
  |    この裁判は、この国の「原子力行政」と「民主主義」を問う裁判です。
 |   国は『訴訟の取り下げ』を!裁判所は『大法廷の使用』を!
  └──── 
  7月22日(月)の第二回公判に向けたビラをテント日誌に編集してとりあげ
ました。ビラを配布や手渡ししてください。テントにあります。
  
次回口頭弁論期日7月22日(月) 傍聴に集まりましょう!
 東日本大震災から6カ月経った2011年9月11日、福島第一原発事故という未曾
有の大事  故があったにも関わらず、一向に変わらないこの国の原発政策に抗
議するために、原子力政策の所管官庁である経済産業省の一角のオープンスペー
スに抗議のテントが建てられました。
 以降、約1年10カ月に渡って、経済産業省の眼下で、「原発の即時停止」「全
ての原発を廃炉にする事」「福島の被災者への補償」「子供たちを放射能から守
る事」を求めて、抗議を続け、福島を始めとする全国の脱原発を求める市民の拠
り所  として存在し続けてきました。
 
○「土地明け渡し訴訟」の概要
  私たちは、テントを建ててから、経済産業省に対して、「この国の原発政策
を巡る議論の場」として広く国民に開放するように」要請してきましたが、国は、
使用許可願いの文書に名前が出ていた正清、淵上二名を被告と特定し、本年3月
 29日に東京地方裁判所に「土地明け渡し」を求める訴訟を提起しました。更に、
その間の使用料相当の損害金として1,100万円以上の金額を両名に対して、請求
してきました。所謂、国によるSLAPP(恫喝)訴訟です。
 国会事故調の報告書の中では、「規制官庁が、規制の虜になっていた」と福島
原発事故の原因として、規制官庁の責任を指摘していますが、子供たちの健康対
策、被災者への補償が進まない中、何一つ責任がとられていません。また、前政
権で決まった「2030年までに原発ゼロ」にするという方針がうやむやにされる中、
トップセールスと称し、海外への原発輸出の話が進められています。私たちは、
今回の訴訟を単に土地の明け渡しを求めるための訴訟としてとらえるのではなく、
この国の「原発政策の是非」と「民主主義」を問う裁判「脱原発といのちを守る
裁判」としてとらえ、すでに120人を超す大弁護団を形成しています。また、当
時者として裁判に参加する意思を表明している方も300人以上集まっております。
 
○ 訴えの取り下げと裁判所の公正な判断を
 4月末から開始した国に対して訴訟の取り下げを求める署名は、全国各地や海
外からも寄せられ、すでに5,500筆を超え、多くの方々が、この訴訟の不当性に
対して、意志を表示しています。私たちは、今後も経済産業省に対して訴訟の取
り下げを求めて行きます。
 5月23日に行われた第一回目の口頭弁論には、平日の午前中にも関わらず、
300名以上の方が地裁前に集まり、わずか30席弱の傍聴券を求めて、抽選の列に
並びました。第一回口頭弁論前の事前の弁護団と裁判所との協議の中で、予め多
くの人が傍聴に来る可能性があるので、大法廷の使用を要請しましたが、傍聴席
が記者席を含め39席しかなく、民事訴訟ではたいへん珍しい警備事件法廷429号
法廷が使用されました。これは、私たちに対し、予断と偏見を持った対応としか
思えません。これまでの原発を巡る裁判では、裁判所は国と電力会社側に有利な
判断を行い、少なからず原発の推進に力を貸してきたと断ぜざるを得ません。私
たちは、民事第37部の村上正敏裁判長並びに東京地方裁判所に対し、裁判の公開
原則に従って、7月22日に開催される第二回目の口頭弁論を大法廷で実施する事
を強く要請します。
 
★経産省前テントひろば一同 ★「脱原発テントといのちを守る裁判」弁護団:
河合弘之、宇都宮健児他 ★「脱原発テントといのちを守る裁判」応援団:鎌田
慧、澤地久枝、落合恵子他
 
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【編集部より】
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2013年6月14日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                             転送歓迎
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★1.7月1日(月)再稼働阻止めざして公開討論集会
               再稼働阻止全国ネットワーク事務局
★2.広瀬隆氏が「脱原発先進国」ドイツをルポ (上)
   「廃炉でも地元経済は衰退しない」
   「廃炉で地元経済が破綻する」は大ウソだった
★3.小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー(中)その1
   除染は「移染」のみ、放射能無毒化は不可能
   東電福島第二原発敷地を核のゴミ捨て場に
★4.大間町も函館も、今以上の電気を必要としていない
   故郷をなくしてしまった多くの人々(福島の人々)を思う
   放射能が作る恐怖から子ども達を少しでも解放して下さい
   第9回大間原発裁判の意見陳述 <下>2013.3.15
                  野村保子(大間原発訴訟の会)
━━━━━━━
※6/16(日)トークイベントにご参加を!
「3・11以降の日本 原発・政治-想田監督と山内和彦さん、おおいに語る」
日 時:6月16日(日)13時開場、13時30分より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.7月1日(月)再稼働阻止めざして公開討論集会
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク事務局
 
 原子力規制委員会は、パブコメの厳しい意見を無視して、新規制基準を前倒し
で決定し、閣議決定を経て7月上旬には施行し、待ち構えて電力会社が提出する
審査が始まり、早ければ年内に再稼働される可能性があります。
 再稼働阻止全国ネットワーク事務局では、この重要な時期に如何にして再稼働
を阻止するか、如何にして大飯原発を止めるか、を考える公開討論集会を開催し
ます。是非ご参集願います。
 
日 時:7月1日(月)18:30開場、19:00開始、
会 場:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
資料代:500円
テーマ:これまでの経過、原子力規制委、現地闘争、今後の取り組みなど
問題提起:柳田、天野、八木、岩下
主 催:再稼働阻止全国ネットワーク
問い合わせ:メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp 
                  TEL 070-6650-5549
                  FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
      東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
 
 
┏┓
┗■2.広瀬隆氏が「脱原発先進国」ドイツをルポ (上)
 |  「廃炉でも地元経済は衰退しない」
 |  「廃炉で地元経済が破綻する」は大ウソだった
 └──── 
 
 「廃炉で地元経済が破綻する」と不安を抱く原発立地自治体と、その住民は多
い。作家の広瀬隆氏は俳優の山本太郎氏らとともに、日本に先んじて2022年の
「原発ゼロ」を決めたドイツへ赴いた。8基すべての廃炉を進めるドイツ北部の
グライフスヴァルト原発で、広瀬氏が目の当たりにしたのは地元経済の衰退では
なかったという。
 
 見学後、われわれの目的である地元の雇用問題を尋ねると、「かつて原発運転
時には2000人ぐらいだったが、原発を受け継いだ現在の国営廃炉企業EWN社
(Energiewerke Nord)の従業員は700人余りなので、ほぼ3分の1に減った。社
内の労働者は、その分だけ解雇されたので、決して廃炉だけで地元の雇用が確保
されるわけではない」という。
 
 しかし、次に廃炉コストを尋ねると、「現在まで20年間で、およそ20億~26億
ユーロが廃炉作業に投入された。したがって、20年間でおよそ2000億円、毎年
100億円ぐらいを要し、その大金が地元に落ちたことになる」という。
 
 またほかの資料によると、東ドイツ側の原発の廃炉はすべてここEWN社がお
こない、ロシアの原子力潜水艦の解体もおこなって、さらに西ドイツ側の原発の
解体も引き受けているので、ここがドイツ全体の廃炉センターとなって、42億ユ
ーロを要した、という。つまりさらに大きな4000億円以上の金が地元に投入され
たことになる。毎年200億円という大金だ。
 
 EWN社の廃炉ドキュメント映像をみると、廃炉解体とは、放射能のかたまり
を扱うので、それほど大変な時間と、労力と、資金を要する、われわれが想像す
るよりはるかに大規模な難工事なのである。
 
 そのため、廃炉の解体に伴って成長した鉄鋼関連の機械工業が生まれていたの
である。したがって、経済崩壊と高齢化が進んできた東ドイツ側の中では、この
地域の雇用悪化はそれほど悪くない状態にあるという。
 
※(週刊朝日2013年6月21日号)より
 (上、下2回連載。上記は、(上)の要旨。本文はこの3から4倍の文章。
  詳しくは、本誌をお読み下さい。なお、(下)は来週6月28日号の予定)
 
 
┏┓
┗■3.小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー(中)その1
 |  除染は「移染」のみ、放射能無毒化は不可能
 |  東電福島第二原発敷地を核のゴミ捨て場に
 └──── 
 
 小出裕章さんインタビューの2回目は、1.除染・被曝労働、2.廃炉・事故
対応体制、3.海洋汚染の実態について。
 1.除染は、環境の循環によって効果は上がらないが、子どもの健康を守るた
めに、何度でもやるべきだ。集めた汚染ゴミは、できれば東電本社に返すべきで、
それができないのなら福島第二原発をゴミ捨て場にすべき。
 2.事故原発収束作業は、小出さんも呆然としてしまうほど、困難な事業である。
 3.海洋汚染は、太平洋全域に広がっており、その実態は識りようがないと語った。
 
 小出さんの目線は、常に子どもの健康と被曝を引き受けて作業にあたる労働者
をいかに守るか?で一貫している。東電と政府が無視し続ける視点だ。(編集部
・山田)
 
編…除染作業の実効性と、作業労働者の被曝管理は?
 
小出…除染そのものができないと思います。除染というのは「汚れを除く」と書
くわけですが、汚れと私たちが呼んでいる正体は放射性物質です。これを消し去
ることはできないのです。「除染」の実態は、放射性物質を移動させる「移染」
です。しかも、環境は常に循環しています。雨が降れば流れていき、風が吹けば
飛んでいきます。一度除染をしたつもりでも、また放射能が戻って来るのは、当
り前です。
 ただし私は、事故直後から「除染すべきだ」と言ってきた人間です。子どもた
ちは放射線の被曝に敏感だからです。子どもたちが集中的に時を過ごす学校の校
庭、幼稚園の園庭、地域の公園などは、移染をしなければいけない。「移染」で
すから効果は限定的ですが、何度でもやって、子どもを被曝から守らなければい
けない、と私は言っています。
 では、汚染物を何処に移動させるのか?今は仮置場にフレコンバッグに入れて
積み上げていますが、すぐに置き場所がなくなります。政府は各県に一カ所、集
中的中間貯蔵施設を作る方針です。これは事実上「永久貯蔵施設」です。一度集
めたものを別の場所に移動することはありえないからです。それを覚悟で引き受
ける自治体があるかもしれませんが、引き受けて欲しくありません。
 汚染の正体である放射性物質は、元々東京電力福島第一原子力発電所の原子炉
の中にあった物で、東京電力の所有物です。環境にばら撒かれた東京電力の所有
物を集めているのだから、東京電力に返せばいいのです。住民が何とかしような
んて思ってはいけない。
 ただし、福島第一原発の敷地は、猛烈な被曝環境になってしまっているし、そ
こで日夜労働者が被曝しながら闘っているわけですから、そこに新たな放射性物
質を返すことはできない。だから、東京電力の本社ビルに返すべきだと思います。
 私は本気でそうしたいんですけど、多分できない。そこで私は、現実的な案と
して、福島第二原発に集めるのがいいと思います。ここは4基の原子炉が停止中
ですが、東電は再稼動させたいと言っています。とんでもないことです。嘘をつ
いて、周辺の住民を苦難のどん底に突き落としながら、自分は無傷で生き延び、
壊れかけた発電所を再稼動させるなんて有り得ないと私は思うし、福島第2原発
の広大な敷地を放射能のゴミ捨て場にすると、各県の中間貯蔵施設も必要なくな
ります。(続く)
 
☆出典、人民新聞1482号(5月25日)より、了解を得て掲載。
 以下、その2、その3と続く。(下)もその1からその3で連載の予定。
 
 
┏┓
┗■4.大間町も函館も、今以上の電気を必要としていない
 |  故郷をなくしてしまった多くの人々(福島の人々)を思う
 |  放射能が作る恐怖から子ども達を少しでも解放して下さい
 |  第9回大間原発裁判の意見陳述 <下>2013.3.15
 └──── 野村保子(大間原発訴訟の会)
 
 大間町に住む約6500人の住民、函館とその近郊に住む38万人の人達は、
今これ以上の電気を必要としているでしょうか? そうでないとするならば、な
ぜ、大間原発は作られるのでしょうか? 六ヶ所再処理工場で作られるプルトニ
ウムを日本国内に貯めておけずに、消費するためと言われています。大間原発で
作られた電気は、東京電力を始め全国の電力会社が使う契約になっています。全
国の原発から出る使用済み核燃料を再処理して出来るプルトニウムの責任を9電
力が引き受けるのです。20年を超える年月と3兆円に届く予算を使って、未だ
に試運転でつまずいている六ヶ所再処理工場。そこからまともにできるかどうか
も分からないプルトニウムのために、こんなに危険な大間原発を作るのは大きな
間違いです。
 
 チェルノブイリ原発事故が起きてから、原発と核をなくしたいと活動してきま
した。27年が経ち、そのとき赤ちゃんだった私の娘が昨年5月、赤ちゃんを産
みました。新しい命の誕生はとてもうれしいものでした。でもうれしさと同時に、
申し訳ない気持ちでいっぱいでした。この小さな命はこれからの長い人生を、放
射能で汚染された中で生きていかなければならないのです。高線量も低線量も被
曝は被曝です。放射線で傷つけられた細胞が、いつガンになるのか、身体の中に
爆弾を抱えて生きなければならないのです。
 
 知人の息子さんは福島原発事故以降、埼玉県から北海道、関西へと避難の旅を
続けました。高校生活も残り1年になった昨年3月、残りの高校生活を郡山で過
ごすと聞いた時、放射線量の高い福島県にどうしても戻って欲しくないと強く思
いました。おせっかいと知りながら、その男の子に福島から離れて欲しくて、何
度も話しました。そのために出来ることをするからと。何度かの話し合いの末、
彼は最後に静かに、本当に静かに言ったのです。「去年の3月にたくさん被曝し
てしまった。どうせ長くは生きられないから自分の好きなようにするよ」。この
言葉の前に私はもう、何も言うことは出来ませんでした。
 
 福島原発からはいまも放射能が出続け、福島県からは16万人とも言われる人
たちが避難しています。福島を離れることが出来ない人も、遠く離れた人も、故
郷をなくしてしまったことに変わりありません。例えようのない苦しみの中にあ
るとき、昨年5月5日、定期点検で日本の原発はすべて止まりました。原発の作
った電気のない暮らしがこんなに気持ちよかったのかと改めて思いました。こど
もの日に本当にささやかな子どもたちへの償いのように感じました。でも、作り
出した原発のゴミは消えません。新しい命を前に、54基もの原発を作り出して
しまった大人の一人である自分を痛感しました。
 
 これから生きるたくさんの子ども達に汚染された世界と原発のゴミを残してし
まった。この後悔は新しい原発の建設を止めて、これまで出来た原発を廃炉にし、
放射能の影響を最小限にすることでしか償えないものです。どうぞ裁判官の皆様、
たくさんの未来をつくる子ども達のことを思い、放射能が作る恐怖から子ども達
を少しでも解放してください。それが私たち、大人に出来る最善のことと信じます。
私の陳述を終わります。
 
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【編集部より】
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