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たんぽぽ舎です。【TMM:No1888】
2013年7月3日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.7月8日(月)規制庁前早朝抗議行動へ参加しよう
~原発現地とともに、新規制基準施行反対・再稼働申請反対~
再稼働阻止全国ネット
★2.東電会長下河邊は安倍のしもべ
会議の声を無視して強引な議事運営
6月26日(水)第89回東京電力株主総会の報告
木村 結(東電株主代表訴訟)
★3.新聞・雑誌より4つ
◆再稼働申請「信頼壊す」 東電表明、新潟知事が批判
柏崎刈羽原発6・7号機 (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆浪江町長「反省ない」 (7月3日朝日新聞朝刊より)
◆新潟知事、不信深める 地元は戸惑い 柏崎刈羽原発・再稼働申請
(7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆核燃再処理工場の新規制基準
過酷事故対策 義務化へ (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
━━━━━━━
※あす4日(木)おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」
”芸人の原発取材”
みなさま,イベント情報です。これは見逃せません
我が郷土・浪速の誇る21世紀のビッグ・コメディアン&お笑いジャーナリスト
(???)おしどりマコ・ケンのトークショーです。
チャップリンもびっくり,です 絶賛,推薦中
お話:おしどりマコ・ケンさん
会場:スペースたんぽぽ
18:30開場 19:00開会 参加費 1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.7月8日(月)規制庁前早朝抗議行動へ参加しよう
| ~原発現地とともに、新規制基準施行反対・再稼働申請反対~
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
いよいよ7月8日に新規制基準が施行される。原子力規制委員会は、多くの
専門家や民衆の意見を無視して穴だらけの新規制基準を6月19日に決定し、21
日の閣議で正式に施行が決定した。報道によれば、待ち構えていたように、泊
(北海道電力)、高浜・大飯(福井県、関西電力)、伊方(愛媛、四電)、玄
海(佐賀、九電)、川内(鹿児島、九電)の4電力会社、6原発、計12基で、
7月中にも再稼働申請が出される見通し。
規制委員会は今稼働中の大飯原発3、4号機(福井、関電)について、破砕
帯調査が頓挫しているにもかかわらず、評価会合を14回も実施した。その結
果、新基準施行後も大飯3、4号機を止めない見通しで、新基準でも多くの調
査が事業者任せで、原子力安全・保安院時代の基準と本質的に何ら変わらず、
既存の原発を稼働させるためのまやかし抜け穴だらけ基準、再稼働推進基準で
あることが明らかになった。
原発稼働無しで1年以上過ごした原発立地現地や周辺地域の方々が、今回の
新規制基準の施行と電力会社の再稼働申請に強い憤りと懸念を抱き、来京され
る。
規制委員会を監視し批判してきた私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は
全国の怒りと悲しみの声に呼応して、次の抗議行動を実施する。
早朝からですが、多くの皆さんの参加を呼びかけます。
○日時:2013年7月8日(月)8時半~11時頃
○場所:規制委員会・規制庁ビル(六本木ファーストビル)前
http://www.nsr.go.jp/nra/map.html
○参加地域(予定):伊方(四電)、川内(九電)、高浜(関電)
○呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク
東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け
問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
┏┓
┗■2.東電会長下河邊は安倍のしもべ
| 会議の声を無視して強引な議事運営
| 6月26日(水)第89回東京電力株主総会の報告
└──── 木村 結(東電株主代表訴訟)
梅雨特有の雨が降る中、東電株主総会が代々木体育館で開催された。株主運
動のメンバーは8時30分に集合し用意した「今総会のみどころ」チラシ(同
封しました)を配りながらマイクでのアピールをしたが、雨のためもあり受け
取りも悪かった。結局2090人の参加、マスコミはこぞって「昨年の半分、
関心の薄れ」と報道した。
国民の税金3.8兆円を投入された新生東電、初の株主総会議長を務める下河邊
会長は、会社報告を済ませた途端「会社からの1号議案の説明を。。」一瞬聞
き違えか、順番を飛ばしたのか?と思ったが2号、3号と趣旨説明をさせて行
く。本来なら事前質問に会社側が答え、会場質問を受けてから提案の趣旨説明
が行われることになっている。東電との事前の話し合いでも変更は伝えられて
いない。8号議案の趣旨説明をした福島の原発事故避難民、橘さんも事前質問
に答えるべきでは?と声を挙げたが「議事進行は議長の専任事項」と冷たく言
い放ち次々に促していく。
今年は東電最多の16件の議案が提案され、東京都、3万株を有している個
人株主2名の夫々の提案がされ、私たちは9件の提案を9人の女性が行った。
女性たちの命の視点から脱原発を求める訴えは広い会場に響き渡り、野次も少
なく例年より拍手も多く好評であった。提案の趣旨説明が終わって事前質問へ
の回答が始められたが、たった20分で行うと宣言。これは例年の半分の時間
であり、「質問にはまともに答えるつもりはこれからもないよ」と下河邊が宣
言したようなもの。ここで私は東電が14時までには総会を終わらせるつもりで
あることを確信し、TwitterとFacebookでつぶやいた。
質問者の指名は昨年同様「アリーナ席南側1ブロックの方」と議長が言い、
指定されたマイク係があらかじめ目星を付けていた人の処へ行き、議長が「そ
うですその方」などとまるで議長が指名したように装う方法。これは昨年、マ
イク係が動員株主を優先してマイクに誘導していた結果、明らかに同じ原稿か
らの発言が3件もあったことを指摘したために取られた方法だろう。「提案株
主にも指名するよう会長に言いましたので喜んでください」と東電の株主課の
担当者は言っていたが、議長の指名を受けたのはたったふたり。私もずっと手
を上げたが無視され続けた。そしてまだまだたくさんの質問の手が挙がってい
るのに質問を打ち切り、「修正動議」「動議」の声にも「頭出しだけお願いし
ます、こちらで判断します」と強健な姿勢を取り続け、強引にマイクを切り発
言を封じる場面すらあった。
「脱原発依存」を掲げ30年代に原発廃止を唱った民主党から自民党に政権
が代わり、原発再稼働を国民の了解事項のように言い、原発輸出を声高に叫ぶ
安倍首相になったことで下河辺会長は「我が意を得たり」と言わんばかりの議
事運営であった。総会ではおくびにも出さなかった柏崎刈羽原発の再稼働を総
会直後に規制委員会に申請するなど前のめりの姿勢さえ見せている。これ以上
総会運営を形骸化させぬよう、総会の実態を公開していく私たちの運動の真価
が問われている。また再稼働を許さない国民的運動や政治家の選出も大事な課
題であることも再認識した。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より4つ
└────
◆再稼働申請「信頼壊す」 東電表明、新潟知事が批判
柏崎刈羽原発6・7号機
東京電力は2日に取締役会を開き、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎
市、刈羽村)の再稼働審査を原子力規制委員会に申請することを決めた。新
しい規制基準が8日にスタートした後、「速やかに」としており、月内にも
申請する構えだ。しかし、新潟県の泉田裕彦知事は「信頼関係を完全に破壊
する行為だ」と強く反発している。
(中略)
柏崎刈羽7基のうち6、7号機を先行させるのは、ともに新しい「改良型
沸騰水型炉」(ABWR)で、審査を2基いっしょに進めてもらえるという
期待からだ。出力もともに135・6万キロワット(kW)あり、ほかの5
基の110万kWより大きい。
(中略)
原発再稼働は、北海道、関西、四国、九州4電力が8日にも計12基を申
請する見通しだ。審査は半年かかるとされ、東電は「第1陣」に入らなけれ
ば、再稼働は数年先になるとみて申請に踏み切ることにした。
しかし、東電が焦っても地元の理解は得られていない。むしろ、新潟県の
泉田知事は2日、「地元に何の説明もなく方針を決め、地元と信頼関係を築
く意思がないと言わざるをえない」と不信感をあらわにした。
広瀬社長は近く泉田知事ら地元自治体首長に会って理解を求める考えだ。
だが、泉田知事は「再稼働への議論はしない」と納得していない。法律上は
地元自治体が反対しても申請でき、東電が反発を押し切ってまで申請に踏切
るかどうかが問われる。
(後略)
(7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆浪江町長「反省ない」
福島第一原発事故で全町民が避難した福島県浪江町。馬場有(たもつ)町
長は「東電の姿勢、考えが分からない。まだ福島第一原発の原因究明もしっ
かりとは済んでいないのに」と憤った。
浪江町はこの日、原発事故による精神的苦痛への慰謝料増額を求め、住民
の代理人として原子力損害賠償紛争解決センターに和解の仲介を申し立て
た。深刻な 被害実態を東電に伝えるためだ。5月に次いで2回目で、これで
参加者は事故時の町民約2万1千人のうち約1万4千人になった。
「これだけの惨状を招いておきながら、反省もなく企業の論理を押しす。
とんでもないことだ」
再稼働の動きが福島にも影響しないか―。東電が廃炉を明言していない福
島第二原発や、福島第一原発の5、6号機の行方も心配している。
(7月3日朝日新聞朝刊より)
◆新潟知事、不信深める 地元は戸惑い 柏崎刈羽原発・再稼働申請
東京電力による突然の再稼働申請決定に、柏崎刈羽原発を抱える新潟県の
泉田裕彦知事は「事前に何の相談もない。こんな会社、だれが信用するの
か」と怒り をあらわにした。地元関係者の間では戸惑いが広がり、放射能汚
染に苦しむ東電福島第一原発周辺の自治体からは激しい批判が出た。
「これ以上の地元軽視はない。信頼関係を破壊する行為だ」
泉田知事は2日夕、早口でまくし立てた。県庁で東電の方針について記者団
の質問に答えるうち、しだいに顔は紅潮していった。
知事は柏崎刈羽原発の再稼働について「福島第一原発事故の検証・総括が
先」と繰り返してきた。福島の事故以来、東電の対応に批判を続け、最近も
柏崎刈羽原発で建設中のベント設備について東電から説明がないと不快感を
示した。
元は通産省(現経済産業省)の官僚だった。2004年に42歳で新潟県
知事に初当選。1期目の07年に中越沖地震が発生し、柏崎刈羽原発で火災
や微量の放射能漏れがあった。ある県幹部は「そこで東電への不信感が芽生
え、福島の事故で決定的になった」と話す。
再稼働に慎重な県民が少なくないことも知事の強い姿勢の背景にある。朝
日新聞社が昨年10月に行った電話世論調査では、柏崎刈羽原発の運転再開
に51%が反対し、賛成は27%だった。
(後略) (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆核燃再処理工場の新規制基準
過酷事故対策 義務化へ
原子力規制委員会は2日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場な
ど核燃料施設の新規制基準の骨子案を示した。過酷事故対策を義務付け、地
震や津波の対策も原発並みに厳しくした。試運転中の再処理工場は10月の
完成を目指していたが、新基準の施行は12月の予定。その後に基準に基づ
く国の審査などがあることから、本格操業が来年以降にずれ込む。
規制委は2日、検討チームの会合を開き、骨子案を示した。過酷事故対策
が義務化されるのは、再処理や燃料加工の9施設。冷却機能が失われた際の
高レベル放射性廃液などの蒸発や、臨界事故、水素爆発、火災事故などを想
定し、大量の放射性物質が漏れるような事故の防止に備える。
具体的には、再処理工場に対し、消防車や電源車の配置、免震や放射線遮
断の機能を備えた緊急時対策所、各建屋に放水できる設備の設置を求める。
また、外部から電力供給が途絶えても1週間は非常用電源で賄えるようにす
る。
(後略) (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
2013年7月3日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.7月8日(月)規制庁前早朝抗議行動へ参加しよう
~原発現地とともに、新規制基準施行反対・再稼働申請反対~
再稼働阻止全国ネット
★2.東電会長下河邊は安倍のしもべ
会議の声を無視して強引な議事運営
6月26日(水)第89回東京電力株主総会の報告
木村 結(東電株主代表訴訟)
★3.新聞・雑誌より4つ
◆再稼働申請「信頼壊す」 東電表明、新潟知事が批判
柏崎刈羽原発6・7号機 (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆浪江町長「反省ない」 (7月3日朝日新聞朝刊より)
◆新潟知事、不信深める 地元は戸惑い 柏崎刈羽原発・再稼働申請
(7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆核燃再処理工場の新規制基準
過酷事故対策 義務化へ (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
━━━━━━━
※あす4日(木)おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」
”芸人の原発取材”
みなさま,イベント情報です。これは見逃せません
我が郷土・浪速の誇る21世紀のビッグ・コメディアン&お笑いジャーナリスト
(???)おしどりマコ・ケンのトークショーです。
チャップリンもびっくり,です 絶賛,推薦中
お話:おしどりマコ・ケンさん
会場:スペースたんぽぽ
18:30開場 19:00開会 参加費 1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.7月8日(月)規制庁前早朝抗議行動へ参加しよう
| ~原発現地とともに、新規制基準施行反対・再稼働申請反対~
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
いよいよ7月8日に新規制基準が施行される。原子力規制委員会は、多くの
専門家や民衆の意見を無視して穴だらけの新規制基準を6月19日に決定し、21
日の閣議で正式に施行が決定した。報道によれば、待ち構えていたように、泊
(北海道電力)、高浜・大飯(福井県、関西電力)、伊方(愛媛、四電)、玄
海(佐賀、九電)、川内(鹿児島、九電)の4電力会社、6原発、計12基で、
7月中にも再稼働申請が出される見通し。
規制委員会は今稼働中の大飯原発3、4号機(福井、関電)について、破砕
帯調査が頓挫しているにもかかわらず、評価会合を14回も実施した。その結
果、新基準施行後も大飯3、4号機を止めない見通しで、新基準でも多くの調
査が事業者任せで、原子力安全・保安院時代の基準と本質的に何ら変わらず、
既存の原発を稼働させるためのまやかし抜け穴だらけ基準、再稼働推進基準で
あることが明らかになった。
原発稼働無しで1年以上過ごした原発立地現地や周辺地域の方々が、今回の
新規制基準の施行と電力会社の再稼働申請に強い憤りと懸念を抱き、来京され
る。
規制委員会を監視し批判してきた私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は
全国の怒りと悲しみの声に呼応して、次の抗議行動を実施する。
早朝からですが、多くの皆さんの参加を呼びかけます。
○日時:2013年7月8日(月)8時半~11時頃
○場所:規制委員会・規制庁ビル(六本木ファーストビル)前
http://www.nsr.go.jp/nra/map.html
○参加地域(予定):伊方(四電)、川内(九電)、高浜(関電)
○呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク
東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け
問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
┏┓
┗■2.東電会長下河邊は安倍のしもべ
| 会議の声を無視して強引な議事運営
| 6月26日(水)第89回東京電力株主総会の報告
└──── 木村 結(東電株主代表訴訟)
梅雨特有の雨が降る中、東電株主総会が代々木体育館で開催された。株主運
動のメンバーは8時30分に集合し用意した「今総会のみどころ」チラシ(同
封しました)を配りながらマイクでのアピールをしたが、雨のためもあり受け
取りも悪かった。結局2090人の参加、マスコミはこぞって「昨年の半分、
関心の薄れ」と報道した。
国民の税金3.8兆円を投入された新生東電、初の株主総会議長を務める下河邊
会長は、会社報告を済ませた途端「会社からの1号議案の説明を。。」一瞬聞
き違えか、順番を飛ばしたのか?と思ったが2号、3号と趣旨説明をさせて行
く。本来なら事前質問に会社側が答え、会場質問を受けてから提案の趣旨説明
が行われることになっている。東電との事前の話し合いでも変更は伝えられて
いない。8号議案の趣旨説明をした福島の原発事故避難民、橘さんも事前質問
に答えるべきでは?と声を挙げたが「議事進行は議長の専任事項」と冷たく言
い放ち次々に促していく。
今年は東電最多の16件の議案が提案され、東京都、3万株を有している個
人株主2名の夫々の提案がされ、私たちは9件の提案を9人の女性が行った。
女性たちの命の視点から脱原発を求める訴えは広い会場に響き渡り、野次も少
なく例年より拍手も多く好評であった。提案の趣旨説明が終わって事前質問へ
の回答が始められたが、たった20分で行うと宣言。これは例年の半分の時間
であり、「質問にはまともに答えるつもりはこれからもないよ」と下河邊が宣
言したようなもの。ここで私は東電が14時までには総会を終わらせるつもりで
あることを確信し、TwitterとFacebookでつぶやいた。
質問者の指名は昨年同様「アリーナ席南側1ブロックの方」と議長が言い、
指定されたマイク係があらかじめ目星を付けていた人の処へ行き、議長が「そ
うですその方」などとまるで議長が指名したように装う方法。これは昨年、マ
イク係が動員株主を優先してマイクに誘導していた結果、明らかに同じ原稿か
らの発言が3件もあったことを指摘したために取られた方法だろう。「提案株
主にも指名するよう会長に言いましたので喜んでください」と東電の株主課の
担当者は言っていたが、議長の指名を受けたのはたったふたり。私もずっと手
を上げたが無視され続けた。そしてまだまだたくさんの質問の手が挙がってい
るのに質問を打ち切り、「修正動議」「動議」の声にも「頭出しだけお願いし
ます、こちらで判断します」と強健な姿勢を取り続け、強引にマイクを切り発
言を封じる場面すらあった。
「脱原発依存」を掲げ30年代に原発廃止を唱った民主党から自民党に政権
が代わり、原発再稼働を国民の了解事項のように言い、原発輸出を声高に叫ぶ
安倍首相になったことで下河辺会長は「我が意を得たり」と言わんばかりの議
事運営であった。総会ではおくびにも出さなかった柏崎刈羽原発の再稼働を総
会直後に規制委員会に申請するなど前のめりの姿勢さえ見せている。これ以上
総会運営を形骸化させぬよう、総会の実態を公開していく私たちの運動の真価
が問われている。また再稼働を許さない国民的運動や政治家の選出も大事な課
題であることも再認識した。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より4つ
└────
◆再稼働申請「信頼壊す」 東電表明、新潟知事が批判
柏崎刈羽原発6・7号機
東京電力は2日に取締役会を開き、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎
市、刈羽村)の再稼働審査を原子力規制委員会に申請することを決めた。新
しい規制基準が8日にスタートした後、「速やかに」としており、月内にも
申請する構えだ。しかし、新潟県の泉田裕彦知事は「信頼関係を完全に破壊
する行為だ」と強く反発している。
(中略)
柏崎刈羽7基のうち6、7号機を先行させるのは、ともに新しい「改良型
沸騰水型炉」(ABWR)で、審査を2基いっしょに進めてもらえるという
期待からだ。出力もともに135・6万キロワット(kW)あり、ほかの5
基の110万kWより大きい。
(中略)
原発再稼働は、北海道、関西、四国、九州4電力が8日にも計12基を申
請する見通しだ。審査は半年かかるとされ、東電は「第1陣」に入らなけれ
ば、再稼働は数年先になるとみて申請に踏み切ることにした。
しかし、東電が焦っても地元の理解は得られていない。むしろ、新潟県の
泉田知事は2日、「地元に何の説明もなく方針を決め、地元と信頼関係を築
く意思がないと言わざるをえない」と不信感をあらわにした。
広瀬社長は近く泉田知事ら地元自治体首長に会って理解を求める考えだ。
だが、泉田知事は「再稼働への議論はしない」と納得していない。法律上は
地元自治体が反対しても申請でき、東電が反発を押し切ってまで申請に踏切
るかどうかが問われる。
(後略)
(7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆浪江町長「反省ない」
福島第一原発事故で全町民が避難した福島県浪江町。馬場有(たもつ)町
長は「東電の姿勢、考えが分からない。まだ福島第一原発の原因究明もしっ
かりとは済んでいないのに」と憤った。
浪江町はこの日、原発事故による精神的苦痛への慰謝料増額を求め、住民
の代理人として原子力損害賠償紛争解決センターに和解の仲介を申し立て
た。深刻な 被害実態を東電に伝えるためだ。5月に次いで2回目で、これで
参加者は事故時の町民約2万1千人のうち約1万4千人になった。
「これだけの惨状を招いておきながら、反省もなく企業の論理を押しす。
とんでもないことだ」
再稼働の動きが福島にも影響しないか―。東電が廃炉を明言していない福
島第二原発や、福島第一原発の5、6号機の行方も心配している。
(7月3日朝日新聞朝刊より)
◆新潟知事、不信深める 地元は戸惑い 柏崎刈羽原発・再稼働申請
東京電力による突然の再稼働申請決定に、柏崎刈羽原発を抱える新潟県の
泉田裕彦知事は「事前に何の相談もない。こんな会社、だれが信用するの
か」と怒り をあらわにした。地元関係者の間では戸惑いが広がり、放射能汚
染に苦しむ東電福島第一原発周辺の自治体からは激しい批判が出た。
「これ以上の地元軽視はない。信頼関係を破壊する行為だ」
泉田知事は2日夕、早口でまくし立てた。県庁で東電の方針について記者団
の質問に答えるうち、しだいに顔は紅潮していった。
知事は柏崎刈羽原発の再稼働について「福島第一原発事故の検証・総括が
先」と繰り返してきた。福島の事故以来、東電の対応に批判を続け、最近も
柏崎刈羽原発で建設中のベント設備について東電から説明がないと不快感を
示した。
元は通産省(現経済産業省)の官僚だった。2004年に42歳で新潟県
知事に初当選。1期目の07年に中越沖地震が発生し、柏崎刈羽原発で火災
や微量の放射能漏れがあった。ある県幹部は「そこで東電への不信感が芽生
え、福島の事故で決定的になった」と話す。
再稼働に慎重な県民が少なくないことも知事の強い姿勢の背景にある。朝
日新聞社が昨年10月に行った電話世論調査では、柏崎刈羽原発の運転再開
に51%が反対し、賛成は27%だった。
(後略) (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
◆核燃再処理工場の新規制基準
過酷事故対策 義務化へ
原子力規制委員会は2日、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場な
ど核燃料施設の新規制基準の骨子案を示した。過酷事故対策を義務付け、地
震や津波の対策も原発並みに厳しくした。試運転中の再処理工場は10月の
完成を目指していたが、新基準の施行は12月の予定。その後に基準に基づ
く国の審査などがあることから、本格操業が来年以降にずれ込む。
規制委は2日、検討チームの会合を開き、骨子案を示した。過酷事故対策
が義務化されるのは、再処理や燃料加工の9施設。冷却機能が失われた際の
高レベル放射性廃液などの蒸発や、臨界事故、水素爆発、火災事故などを想
定し、大量の放射性物質が漏れるような事故の防止に備える。
具体的には、再処理工場に対し、消防車や電源車の配置、免震や放射線遮
断の機能を備えた緊急時対策所、各建屋に放水できる設備の設置を求める。
また、外部から電力供給が途絶えても1週間は非常用電源で賄えるようにす
る。
(後略) (7月3日朝日新聞朝刊より抜粋)
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1887】
2013年7月2日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島の教訓を無視した再稼働は危険だ
福島事故の最大の教訓は、原子炉計測の失敗である
原子炉の様子が分からなければ、対策の取りようがない
槌田 敦
★2.DVD「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆の
ドイツ取材3000kmの旅」の紹介
全国のみなさま 広瀬隆です
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
◆7月13日(土)原発事故を考える講演会
会場:さいたま市産業文化センター・ホール
★4.新聞・雑誌より1つ
◆ 「ちいさな入り江で」 鎌田 慧
(7月2日東京新聞「本音のコラム」より抜粋)
★5.テント日誌7月1日(月)経産省前テントひろば660日目
大飯一周年行動に参加して (K.M)
━━━━━━━
※7月4日(木)【トークショー】にご参加を!
おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」《芸人の原発取材》
日 時:7月4日(木)19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.福島の教訓を無視した再稼働は危険だ
| 福島事故の最大の教訓は、原子炉計測の失敗である
| 原子炉の様子が分からなければ、対策の取りようがない
└──── たんぽぽ舎 槌田 敦
最近、原子力発電の運転再開を電力各社は進めています。これは当然のことな
がら、福島事故の教訓に従い、その反省のうえになされなければなりません。し
かしながら、規制委の方針には、福島原発事故の教訓と反省が感じられません。
福島事故では、外部電源喪失でデータの自動計測が不可能となり、また職員が
計器にバッテリーをつないで数値を読取って得たデータも理解不能の挙動を示し、
どのように事故を制御してよいか分からず、この事故を破局にしてしまったので
した。
原発の運転再開にあたって、福島事故で分かったこれらの欠陥をそのままにし
ては危険です。規制委の運転再開の方針は安全管理の義務を放棄しています。
1.福島原発事故では、地震で外部電源が喪失して、3月18~20日まで8~10日
間、原子炉データの自動計測が不可能となりました。
そこで、運転員が5分ごとに計器にバッテリーをつなぎデータを読み取る作業
をしたのですが、1、2号機で7時間、3号機で13時間の計測の「空白」があり
ます。
1号機と3号機では、この運転員による読取計測が始まった時には、すでに炉
心は空焚きになっていました。また、1、2、3号機ともに、原子炉の温度につ
いては、この計器読取も困難で、外部電源が回復するまでほとんど計測できませ
んでした。
原子炉や格納容器の温度、圧力、水位、炉内中性子密度、モニタリングポスト
など基本データの自動計測不能を放置してはなりません。外部電源が喪失しても
他の電源により確実に計測できるように欠陥計測系統の改良が必要です。
2.さらに、前項において運転員により計測された圧力と水位は偽の値でした。
たとえば、保安院報告書(13年4月4日、p29)の図によれば、3号機で3月22
日以降原子炉の圧力はマイナス100kPa、つまり真空!となっています。また計器
A、Bで水位は異なり、3月13日には一方の計器では水位は炉心上部より3メー
トル上で冠水を示していますが、他方はマイナス1メートルで空焚きを示してい
ます。
これらの計測失敗の原因は、原子炉が空焚きになると、その圧力や水位の計測
に用いる凝縮槽の水が蒸発して、圧力計では低く、水位計では高く表示されるか
らと考えます。つまり、原発で使用する圧力計や水位計は、原発の空焚きに対応
できない欠陥計器ということになります。
○ 福島原発事故から得られる教訓と反省こそ大切です。
規制委が、1.外部電源の喪失で自動計測できない欠陥計測系統と
2.偽の値を示す欠陥計器を放置して、原発の再稼働を許可しようとしている
ことに強く抗議しましょう。
福島の教訓、原子炉計測の不能を無視しての再稼働するのは危険です。
┏┓
┗■2.DVD「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆の
| ドイツ取材3000kmの旅」の紹介
| 全国のみなさま 広瀬隆です
└────
選挙で忙しい? しかし何のために選挙運動をしているのですか?
「原発反対」といったような軽い言葉で、この世の中が変ると思っているので
はないですか?
原発の何が問題なのか、その 何 を語らなければならないのです。
妙案をお授けします。いや・・・
○ 前回のメールで、「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆のドイツ取材
3000kmの旅」のDVDについて簡単に紹介しましたが、実はこれをお伝えした時、
出演者の私自身がこの完成DVDを見ていませんでした。その後、ようやく製作
スタッフからDVDが送られてきて、3時間、あっと言う間に引き込まれて見ま
した。自分が出ている映像を見るのは何となくいやなものですが、これだけは、
ほかの人に絶対に見せなくてはいけないと確信しました。
言っておきます。
これは、日本でまったく語られたことのないドキュメントです。
人類は滅亡に向かっています。日本人がそれを先導しています。
これを見れば、あなたの人生観が一変します。
製作した映像監督が、すぐれていたこともあります。
急いで、下記サイトの「DVD販売」を開いて、DVDを注文して、
選挙運動前に、選挙運動中に、この現実を頭に入れてください。
http://www.taro-yamamoto.jp/
○ これを知らなければ、原発問題について語る資格さえない、という新鮮な内
容です。このようなドキュメントが、日本のテレビ局で制作できなくなったとこ
ろに、日本の現状が浮かび上がってきます。数百万円の取材費を使って、たった
1000円で発売するなんて、山本太郎という男は狂っています。しかし、彼は、絶
対に安い値段で広めたいと祈っているのです。金のある人は、10枚ぐらいまとめ
て注文して、まわりに配ってください、と言っても、私は恥ずかしくありません。
自信があります。
何かをする前に、まずこれを・・・
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
└────
◆7月13日(土)原発事故を考える講演会
NHK・ETV特集で評判になった元・政府事故調メンバーによる検証会合。
そこで、驚くような問題点を指摘したのが、淵上正朗氏。
淵上氏をメインに、槌田敦氏ほか豪華メンバーによる講演会を行います。
【1部】
「学校給食の規制を強化するのに役立つ国際学会講演を再現」
小若順一代表(食品と暮らしの安全基金)
「ベラルーシの甲状腺ガン発生状況」
川根眞也代表(内部被ばくを考える市民研究会)
「福島事故は未だ解明されていない」
槌田敦氏(福島事故物理学会研究グループ準備会)
【2部】
「福島原発で何が起こったか」 淵上正朗氏(元・政府事故調技術顧問)
日 時:7月13日(土)13:30~16:10(13:10開場)
参加費:事前申込700円、当日900円
場 所:さいたま市産業文化センター・ホール
(最寄駅:埼京線 与野本町駅、歩いて6分)
主 催:食品と暮らしの安全基金、内部被ばくを考える市民研究会、
埼玉反原発アクション
申し込み先:食品と暮らしの安全基金 048-851-1212(平日10:00~18:00)
dokusya@tabemono.info
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より1つ
└────
◆ 「ちいさな入り江で」 鎌田 慧
先日の日曜日(6月30日)。波静かな若狭湾の海岸通りを、再稼働反対デモの一
人として歩いていた。そこは日本の原発で二基だけ動いている、大飯原発の町な
のだが、登り坂にさしかかったとき、二週間前もやはり、「海岸通り」を歩いて
いた記憶がよみがえった。
青森県下北半島の先端「大間原発」建設現場の海岸だが、おやと思うほどに似
た風景だった。このようなちいさな入り江で、人々は子どもを育てて生きてきた
のだ。(中略)
たぶんに選挙目当ての票稼ぎもあるとはいえ、もはや原発推進などという野蛮
は自民党だけ、原発は有権者に支持されない時代になった。
それは福島事故の悲惨の深化とわたしたちの運動の成果だ。自信を持って、再
稼働反対の大衆的な運動を拡大しよう、と語った。
それはけっしてはったりではなかった。命よりカネ、という非人道的、虚妄な
政策に心を奪われず、カネより命という人間の尊厳を堂々と打ち立てたい。危険
な余剰原発を他国に押しつけるなど、守銭奴のような国の姿は恥ずかしい。さよ
うなら原発で爽やかに生きたい。(ルポライター)
(7月2日東京新聞「本音のコラム」より抜粋)
┏┓
┗■5.テント日誌7月1日(月)経産省前テントひろば660日目
| 大飯一周年行動に参加して
└──── (K.M)
29日―30日と「再稼働阻止全国ネットワーク」のバスツアーに参加したので、
つぶやきを繋げて報告します。
土曜朝8時過ぎに新宿出発、バスの中で自己紹介がてらひたすら反原発話で盛
り上がる。例えば、新規制基準は再稼働促進基準だと。山に国宝三重塔がある明
通寺に到着し、中嶌哲演さんの「ようこそ!若狭ゆずり木平和祭」開催挨拶を聞
く。絶対平和の釈迦、都市部と原発銀座との繋がり。
客殿で大飯・福井地元の方々との対話。大飯が稼働し続けた一年、大飯が全国
から注目される中、原発を受け入れてきた、平静を保ちたい。「原発」を出すと
「シーン」となる町内会。命の危険が分かるが廃炉で仕事が減るのでは。現に観
光客が減っている。 地元の壁を実感!
京都悠悠化学研究所木原壯林さんの講演「原発のない人間性豊かな社会を造ろ
う」を本堂で聴く。安全な原発などなく、原発は人類と共存し得ない。厄介な使
用済核燃料、放射性廃棄物。原発は麻薬=エネルギーの製造装置。新基準は原発
売込の付加価値造りと原発更新促進根拠造り。
中嶌哲演さんのお話。闇深ければ光も強し。放射性被爆がもたらす見えない闇
「直ちに影響はない、死んだ者はいない」? 問い直されている倫理的責任(立
地差別、被爆労働、…)。原発一年稼働で広島原爆2000発分の死の灰。南相
馬市で巨大なグローバー採取。自利と利他。自灯明と法灯明。小浜の闘いを国政
に! 帰りに妙通寺から仰ぎ見た満点の空は忘れられない。
6/30(日)は大飯町大島公民館に集って全国交流会、昼食後全国集会に切
り替わって450人が鎌田慧さんの講演を聞き、関電大飯原子力発電所までデモ
行進。ゲート前で「福井から未来へ!原発のない世界を! 6.29・30全国
集会」から関電八木誠社長宛の申入書を提出。
全国交流会では、阻止ネット柳田さんが再稼働阻止のための7~9月の運動造
りを語り、服部良一前衆議院議員が一年前に大飯の破砕帯調査に入ったことを思
い起こす挨拶、続いて福井、伊方、志賀、経産省前テントひろば、柏崎刈羽、福
島、北海道、関西生コン、名古屋、他が連帯アピール。
鎌田慧さん講演。アベノミクスは打ち上げ花火、自民のみ原発推進。「お金よ
り命」。7月に新規制基準が施行、一基ずつ止めていこう。核燃サイクルは輸出
とセットで、論理性を欠いた虚妄・虚構のサイクル。第2の福島を起こさない。
原発は金と嘘と脅しで推進。私達の運動は負けていない。
福島から黒田節子さん。福島はどこを見ても勘弁ならない事態。美しいところ
に造られる原発、立地差別、騙されてきた。~地域で分断されている。浪江町ま
で秋から除染と聞く、人体実験か。国は命より復興。18歳未満で甲状腺癌疑い
27名。子ども被災者支援実現。押しかけよう座りこもう。
バスが新宿に到着したのは、夜中の0時20分、皆さんは無事に帰れただろう
か。私は帰れなくなったTさんと女性2人とでテント泊。朝方にNさんが来訪。
9時頃に新橋駅前SL広場前で木田節子さんの街頭情宣活動を応援、お声を聞き
ながらチラシ配り。
2013年7月2日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.福島の教訓を無視した再稼働は危険だ
福島事故の最大の教訓は、原子炉計測の失敗である
原子炉の様子が分からなければ、対策の取りようがない
槌田 敦
★2.DVD「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆の
ドイツ取材3000kmの旅」の紹介
全国のみなさま 広瀬隆です
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
◆7月13日(土)原発事故を考える講演会
会場:さいたま市産業文化センター・ホール
★4.新聞・雑誌より1つ
◆ 「ちいさな入り江で」 鎌田 慧
(7月2日東京新聞「本音のコラム」より抜粋)
★5.テント日誌7月1日(月)経産省前テントひろば660日目
大飯一周年行動に参加して (K.M)
━━━━━━━
※7月4日(木)【トークショー】にご参加を!
おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」《芸人の原発取材》
日 時:7月4日(木)19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.福島の教訓を無視した再稼働は危険だ
| 福島事故の最大の教訓は、原子炉計測の失敗である
| 原子炉の様子が分からなければ、対策の取りようがない
└──── たんぽぽ舎 槌田 敦
最近、原子力発電の運転再開を電力各社は進めています。これは当然のことな
がら、福島事故の教訓に従い、その反省のうえになされなければなりません。し
かしながら、規制委の方針には、福島原発事故の教訓と反省が感じられません。
福島事故では、外部電源喪失でデータの自動計測が不可能となり、また職員が
計器にバッテリーをつないで数値を読取って得たデータも理解不能の挙動を示し、
どのように事故を制御してよいか分からず、この事故を破局にしてしまったので
した。
原発の運転再開にあたって、福島事故で分かったこれらの欠陥をそのままにし
ては危険です。規制委の運転再開の方針は安全管理の義務を放棄しています。
1.福島原発事故では、地震で外部電源が喪失して、3月18~20日まで8~10日
間、原子炉データの自動計測が不可能となりました。
そこで、運転員が5分ごとに計器にバッテリーをつなぎデータを読み取る作業
をしたのですが、1、2号機で7時間、3号機で13時間の計測の「空白」があり
ます。
1号機と3号機では、この運転員による読取計測が始まった時には、すでに炉
心は空焚きになっていました。また、1、2、3号機ともに、原子炉の温度につ
いては、この計器読取も困難で、外部電源が回復するまでほとんど計測できませ
んでした。
原子炉や格納容器の温度、圧力、水位、炉内中性子密度、モニタリングポスト
など基本データの自動計測不能を放置してはなりません。外部電源が喪失しても
他の電源により確実に計測できるように欠陥計測系統の改良が必要です。
2.さらに、前項において運転員により計測された圧力と水位は偽の値でした。
たとえば、保安院報告書(13年4月4日、p29)の図によれば、3号機で3月22
日以降原子炉の圧力はマイナス100kPa、つまり真空!となっています。また計器
A、Bで水位は異なり、3月13日には一方の計器では水位は炉心上部より3メー
トル上で冠水を示していますが、他方はマイナス1メートルで空焚きを示してい
ます。
これらの計測失敗の原因は、原子炉が空焚きになると、その圧力や水位の計測
に用いる凝縮槽の水が蒸発して、圧力計では低く、水位計では高く表示されるか
らと考えます。つまり、原発で使用する圧力計や水位計は、原発の空焚きに対応
できない欠陥計器ということになります。
○ 福島原発事故から得られる教訓と反省こそ大切です。
規制委が、1.外部電源の喪失で自動計測できない欠陥計測系統と
2.偽の値を示す欠陥計器を放置して、原発の再稼働を許可しようとしている
ことに強く抗議しましょう。
福島の教訓、原子炉計測の不能を無視しての再稼働するのは危険です。
┏┓
┗■2.DVD「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆の
| ドイツ取材3000kmの旅」の紹介
| 全国のみなさま 広瀬隆です
└────
選挙で忙しい? しかし何のために選挙運動をしているのですか?
「原発反対」といったような軽い言葉で、この世の中が変ると思っているので
はないですか?
原発の何が問題なのか、その 何 を語らなければならないのです。
妙案をお授けします。いや・・・
○ 前回のメールで、「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆のドイツ取材
3000kmの旅」のDVDについて簡単に紹介しましたが、実はこれをお伝えした時、
出演者の私自身がこの完成DVDを見ていませんでした。その後、ようやく製作
スタッフからDVDが送られてきて、3時間、あっと言う間に引き込まれて見ま
した。自分が出ている映像を見るのは何となくいやなものですが、これだけは、
ほかの人に絶対に見せなくてはいけないと確信しました。
言っておきます。
これは、日本でまったく語られたことのないドキュメントです。
人類は滅亡に向かっています。日本人がそれを先導しています。
これを見れば、あなたの人生観が一変します。
製作した映像監督が、すぐれていたこともあります。
急いで、下記サイトの「DVD販売」を開いて、DVDを注文して、
選挙運動前に、選挙運動中に、この現実を頭に入れてください。
http://www.taro-yamamoto.jp/
○ これを知らなければ、原発問題について語る資格さえない、という新鮮な内
容です。このようなドキュメントが、日本のテレビ局で制作できなくなったとこ
ろに、日本の現状が浮かび上がってきます。数百万円の取材費を使って、たった
1000円で発売するなんて、山本太郎という男は狂っています。しかし、彼は、絶
対に安い値段で広めたいと祈っているのです。金のある人は、10枚ぐらいまとめ
て注文して、まわりに配ってください、と言っても、私は恥ずかしくありません。
自信があります。
何かをする前に、まずこれを・・・
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
└────
◆7月13日(土)原発事故を考える講演会
NHK・ETV特集で評判になった元・政府事故調メンバーによる検証会合。
そこで、驚くような問題点を指摘したのが、淵上正朗氏。
淵上氏をメインに、槌田敦氏ほか豪華メンバーによる講演会を行います。
【1部】
「学校給食の規制を強化するのに役立つ国際学会講演を再現」
小若順一代表(食品と暮らしの安全基金)
「ベラルーシの甲状腺ガン発生状況」
川根眞也代表(内部被ばくを考える市民研究会)
「福島事故は未だ解明されていない」
槌田敦氏(福島事故物理学会研究グループ準備会)
【2部】
「福島原発で何が起こったか」 淵上正朗氏(元・政府事故調技術顧問)
日 時:7月13日(土)13:30~16:10(13:10開場)
参加費:事前申込700円、当日900円
場 所:さいたま市産業文化センター・ホール
(最寄駅:埼京線 与野本町駅、歩いて6分)
主 催:食品と暮らしの安全基金、内部被ばくを考える市民研究会、
埼玉反原発アクション
申し込み先:食品と暮らしの安全基金 048-851-1212(平日10:00~18:00)
dokusya@tabemono.info
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より1つ
└────
◆ 「ちいさな入り江で」 鎌田 慧
先日の日曜日(6月30日)。波静かな若狭湾の海岸通りを、再稼働反対デモの一
人として歩いていた。そこは日本の原発で二基だけ動いている、大飯原発の町な
のだが、登り坂にさしかかったとき、二週間前もやはり、「海岸通り」を歩いて
いた記憶がよみがえった。
青森県下北半島の先端「大間原発」建設現場の海岸だが、おやと思うほどに似
た風景だった。このようなちいさな入り江で、人々は子どもを育てて生きてきた
のだ。(中略)
たぶんに選挙目当ての票稼ぎもあるとはいえ、もはや原発推進などという野蛮
は自民党だけ、原発は有権者に支持されない時代になった。
それは福島事故の悲惨の深化とわたしたちの運動の成果だ。自信を持って、再
稼働反対の大衆的な運動を拡大しよう、と語った。
それはけっしてはったりではなかった。命よりカネ、という非人道的、虚妄な
政策に心を奪われず、カネより命という人間の尊厳を堂々と打ち立てたい。危険
な余剰原発を他国に押しつけるなど、守銭奴のような国の姿は恥ずかしい。さよ
うなら原発で爽やかに生きたい。(ルポライター)
(7月2日東京新聞「本音のコラム」より抜粋)
┏┓
┗■5.テント日誌7月1日(月)経産省前テントひろば660日目
| 大飯一周年行動に参加して
└──── (K.M)
29日―30日と「再稼働阻止全国ネットワーク」のバスツアーに参加したので、
つぶやきを繋げて報告します。
土曜朝8時過ぎに新宿出発、バスの中で自己紹介がてらひたすら反原発話で盛
り上がる。例えば、新規制基準は再稼働促進基準だと。山に国宝三重塔がある明
通寺に到着し、中嶌哲演さんの「ようこそ!若狭ゆずり木平和祭」開催挨拶を聞
く。絶対平和の釈迦、都市部と原発銀座との繋がり。
客殿で大飯・福井地元の方々との対話。大飯が稼働し続けた一年、大飯が全国
から注目される中、原発を受け入れてきた、平静を保ちたい。「原発」を出すと
「シーン」となる町内会。命の危険が分かるが廃炉で仕事が減るのでは。現に観
光客が減っている。 地元の壁を実感!
京都悠悠化学研究所木原壯林さんの講演「原発のない人間性豊かな社会を造ろ
う」を本堂で聴く。安全な原発などなく、原発は人類と共存し得ない。厄介な使
用済核燃料、放射性廃棄物。原発は麻薬=エネルギーの製造装置。新基準は原発
売込の付加価値造りと原発更新促進根拠造り。
中嶌哲演さんのお話。闇深ければ光も強し。放射性被爆がもたらす見えない闇
「直ちに影響はない、死んだ者はいない」? 問い直されている倫理的責任(立
地差別、被爆労働、…)。原発一年稼働で広島原爆2000発分の死の灰。南相
馬市で巨大なグローバー採取。自利と利他。自灯明と法灯明。小浜の闘いを国政
に! 帰りに妙通寺から仰ぎ見た満点の空は忘れられない。
6/30(日)は大飯町大島公民館に集って全国交流会、昼食後全国集会に切
り替わって450人が鎌田慧さんの講演を聞き、関電大飯原子力発電所までデモ
行進。ゲート前で「福井から未来へ!原発のない世界を! 6.29・30全国
集会」から関電八木誠社長宛の申入書を提出。
全国交流会では、阻止ネット柳田さんが再稼働阻止のための7~9月の運動造
りを語り、服部良一前衆議院議員が一年前に大飯の破砕帯調査に入ったことを思
い起こす挨拶、続いて福井、伊方、志賀、経産省前テントひろば、柏崎刈羽、福
島、北海道、関西生コン、名古屋、他が連帯アピール。
鎌田慧さん講演。アベノミクスは打ち上げ花火、自民のみ原発推進。「お金よ
り命」。7月に新規制基準が施行、一基ずつ止めていこう。核燃サイクルは輸出
とセットで、論理性を欠いた虚妄・虚構のサイクル。第2の福島を起こさない。
原発は金と嘘と脅しで推進。私達の運動は負けていない。
福島から黒田節子さん。福島はどこを見ても勘弁ならない事態。美しいところ
に造られる原発、立地差別、騙されてきた。~地域で分断されている。浪江町ま
で秋から除染と聞く、人体実験か。国は命より復興。18歳未満で甲状腺癌疑い
27名。子ども被災者支援実現。押しかけよう座りこもう。
バスが新宿に到着したのは、夜中の0時20分、皆さんは無事に帰れただろう
か。私は帰れなくなったTさんと女性2人とでテント泊。朝方にNさんが来訪。
9時頃に新橋駅前SL広場前で木田節子さんの街頭情宣活動を応援、お声を聞き
ながらチラシ配り。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1886】
2013年7月1日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.脱原発デモ 声の限り 福井・おおい 再稼働1年「大飯を止めろ」
「関心を持ち続けることが必要」ルポライター鎌田慧さん講演
(7月1日中日新聞より抜粋)
★2.「倫理なき原発輸出を許さない」
トルコ、インド、ベトナムそして東欧 その1
トルコに原発はムリ 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.確実に原発に対する怒りの火は広がっている
もはや消し去ることはできない
6月28日金曜官邸前抗議行動(61回)に参加して
斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
◆7/7原発とめよう七夕ウォーク 飯能駅南口へ
鈴木弘子(たんぽぽ舎会員、メルマガ読者)
★5.新聞・雑誌より1つ
◆安倍政治を問う 2013 参院選 3
加速する原発再稼働
知らぬ間に始まった工事-地元の了解を得ず、事前に連絡さえせず
-東海第二原発 (6月29日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※7月4日(木)【トークショー】にご参加を!
おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」《芸人の原発取材》
日 時:7月4日(木)19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.脱原発デモ 声の限り 福井・おおい 再稼働1年「大飯を止めろ」
| 「関心を持ち続けることが必要」ルポライター鎌田慧さん講演
└────
○ 関西電力大飯原発の再稼働から一日で一年。立地する福井県おおい町では三
十日、全国各地の市民が集まり、全原発の即時廃炉安訴えた。名古屋市内でもデ
モが行われ、福島第一原発事故の教訓が風化しつつあると感じる市民が各地で
「原発いらない」「命を守れ」と訴えた。
五つの脱原発団体でつくる「再稼働阻止全国ネットワーク」が再稼働一年に合
わせ、おおい町で抗議行動を呼び掛け、東京や京都、福島などから約四百五十人
が参加した。地元公民館の集会では「原発いらない福島の女たち」世話人の黒田
節子さん(六二)=福島県郡山市=が「私たちは世界一安全な原発だといって騙さ
れてきた」と怒りをぶつけ、「国の政策は命より経済を優先している」と涙なが
らに訴えた。
参加者はその後横断幕やのぼり旗を掲げ「再稼働反対」「大飯を止めろ」と声
を上げながら約二キロを行進。
大飯原発のゲート前で、関電社員に即時運転停止を求める申し入れ書を手渡した。
大飯3号機は昨年七月一日に、4号機は同十八日に原子炉を起動し、運転を再
開。今年六月下旬の原子力規制委員会の評価会合では「直ちに安全上の問題はな
い」として、定期検査に入る九月までの運転を容認する報告書案をおおむね了承
した。脱原発を求める市民にとっては、福島原発事故以前にじわじわと戻るよう
な危機感がある。
おおい町に隣接する福井県小浜市出身のアルバイト仲井祐二さん(三〇)=富山
市五福新町=は「福島の教訓は、原発と人聞が共存できないということ。立地地
域が原発に依存しなくてもいいような仕組みづくりが重要だ」と力を込めた。
○「関心を持ち続けることが必要」ルポライター鎌田慧さん講演
脱原発団体の集会が聞かれた福井県おおい町の公民館では、原発問題を追い続
けるルポライター鎌田慧さんが講演=写真。原発の稼働をめぐる新規制基準が八
日に施行されるのを控え、「原子力規演制委員会が安易に運転許可を出さないよ
う、監視していく必要がある」と訴えた。
新基準では、フィルター付きベント装置や第二制御室など過酷事策に必要な施
設の設置に猶予間を認めていることを踏まえ、地域での脱原発運動から全国的な、
ネットワークを築いていこう」と話し、規制委の動向に市民が関心を持ち続ける
ことが必要と訴えた。
関西電力などは新基準施行後、 早期に再稼働を申請する方針を示しているが
「第二の福島事故を起こさないことが、福島の人たちへできる償い。一基ずつ止
めて、廃炉にしていこう」と呼び掛けた。 (7月1日中日新聞より抜粋)
┏┓
┗■2.「倫理なき原発輸出を許さない」
| トルコ、インド、ベトナムそして東欧 その1
| トルコに原発はムリ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○「トルコ原発」の懸念
2年半前の2011年2月、私たちは怒りを持って菅直人首相と仙谷由人官房長官
(当時)がベトナムの地で行った「原発売り込みトップセールス」を報道するテ
レビ見ていた。
その直後に発生した東日本太平洋沖地震は、そんな日本の「原発輸出」政策を
も揺るがした。福島第一原発の爆発とともに、原発輸出の「野望」も吹き飛んだ
かと思っていた。しかし政権が代わり、昔の顔が政権に復帰したと思ったら、早
速「昔見た夢」を再現し始めた。それが、さらに巨大化した原発輸出ビジネスに
肥大化しようとしている。
○倫理観なき原発輸出
3.11以前でも「最悪の公害輸出」といえる原発の輸出は、大きな倫理上の
問題を有していた。さらに今回は「原発の重大事故」を経験してなおも、それを
輸出しようとする原子力産業と日本政府の倫理なき儲け主義に、怒りを通り越し、
絶望感さえ感じる。
せめて、原発が事故を起こしたばあい、どのようにして責任を取るつもりなの
か。そのことをはっきりさせてもらいたい。
福島第一原発の原因は、本当のところは分かっていない。冷却水が早期に無く
なってしまった1号機で、いったいどこに冷却水が消えたのか、2、3号機の格
納容器はどのように破壊されていったのか、4号機爆発の真の原因は何か。
電源喪失が原子炉冷却の失敗であるが、どのシステムが如何にして壊れたのか
さえ分かっているわけではない。
逆に言えば、何を守りどんな対策をすれば炉心崩壊を防げるのかさえ依然とし
て不明確である。
トルコの原発では日本と同様に地震との関係が問題になる。現在ロシア型原発
を建設中のアックユ原発の立地している場所よりも、黒海沿岸の候補地シノップ
のほうが地震の影響受けることになるだろう。(その2へ続く)
┏┓
┗■3.確実に原発に対する怒りの火は広がっている
| もはや消し去ることはできない
| 6月28日金曜官邸前抗議行動(61回)に参加して
└──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
○ この日は、経産省訴訟取り下げ要請行動があり、17時からの経産省正門前集
会に参加した。正門前は、前回まではなかった青いコーンで厳重にガードされて
いた。国は、市民団体を相手にテントの撤去を求めて訴訟を起こしているが、自
民党本部に隣接する衆院保有地を自民党に無料貸与するのは黙認している。この
ような不公平は枚挙に遑(いとま)がない。これを正していくのは市民の地道な
努力にかかっている。
○ 官邸前には、開始直後から人が集まり、衆議院第二別館車両出入口まで続い
ていた。赤旗の記者や新潟日報の記者が、コーン内で立ち並ぶ人の中に脚立を置
いて、その上から写真を撮っていた。
金髪のモヒカンにピアスの男性も「卒原発でいいじゃん 危ないんだもの」と
プラカードを掲げている。
毎回、一人で来て先頭にいるのは学生。「再稼働反対」と声を上げて通り過ぎ
ていく5人の若者も学生。今やキャンパスでは当局の管理が浸透している。「だ
から、脱原発デモに学生少ない!?」(2013年6月29日東京新聞)とも言われて
いる。
自転車隊には、小さな男の子や女の子の姿もあった。また、NO GENPATU!と
書かれた黄色いお扇子を掲げ、お揃いのボーダー柄のTシャツを着た女性たちの
一団がいて、ジュリアナ東京を彷彿とさせた。確実に原発に対する怒りの火は広
がっている。もはや消し去ることはできない。
参院選も近いことがあり、終了後に首都圏反原発連合が各政党の原発政策の違
いが分かるポスターを配っていた。一目で分かる優れものである。しかし、なぜ
共産党以外に即時廃炉を表明できないのであろうか。今は原発2基しか動いてい
ない。地震は活動期である。
○ 尚、お扇子はたんぽぽ舎とテントにおいて一本300円で取り扱っています。
次回の金曜官邸抗議行動(62回)は7月5日です。是非ご参加ください。
┏┓
┗■4.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
└────
◆7/7原発とめよう七夕ウォーク
鈴木弘子(たんぽぽ舎会員、メルマガ読者)
日 時:7月7日午後4時スタート
集 合:西武池袋線 飯能駅南口 解散(中央公民館前)
持ち物:熱中症対策の飲み物や帽子お忘れなく!
七夕の笹飾りに脱原発の願いを書いた短冊を付けて歩きます。
願いを書いた短冊をお持ちください。
問い合わせ:「原発とめよう飯能」 TEL 042-977-0141(鈴木)
賛同団体:子どもの未来を楽しくする会・飯能
青梅プンプンの会、平和懇談会、奥むさし文化・9条の会
「原発とめよう飯能」は2011年夏以降、毎月1回飯能市内の歩道を歩く小さな
デモを続けてきました。
今年の5月、デモをするなら届出をするようにと警察から電話がありました。
今回のデモは私たちにとって、初めての車道を歩くデモです。西武線沿線にお住
まいの人にとっては飯能は子どもの頃遠足でいらしたことがある自然豊かな街で
す。デモ終了後は飯能河原で夕涼みしながら交流し、あらたなつながりができる
といいな、と思っています。
みなさんちょっと足を伸ばして飯能いらしてくださーい!!!
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より1つ
└────
◆安倍政治を問う 2013 参院選 3
加速する原発再稼働
知らぬ間に始まった工事-地元の了解を得ず、事前に連絡さえせず
-東海第二原発
茨城県東海村の村上達也村長(70)は、耳を疑った。
日本原子力発電が、村にある東海第二原発(停止中)で「フィルター付きベン
ト(排気)」や防潮堤の工事を始めたという。6月19日の記者会見で記者から
知らされ、「何だそれ。私は知らないぞ」と叫んだ。
確認すると、前日の18日朝から工事を始めていたことがわかった。フィルタ
ー付きベントは、事故が起きた時に大気中への放射性物質の飛散を抑える。防潮
堤とともに、原発を再稼働するために必要な工事だ。
18日は午後2時から日本原電幹部と定例の協議を開いたはず。だが、着工の
話は一切なかった。あとになって、この日夕方に日本原電の担当者が役場に持っ
てきた書類に工事開始が書かれていたことがわかった。
地元の了解を得ず、事前に連絡さえせず、原発再稼働に必要な準備が進む。
(中略)
村上村長は、運転開始から35年になる東海第二の廃炉を求め、日本原電に
「再稼働のための工事は反対だ」と繰り返し伝えた。
工事には数年かかり、原発の運転は原則40年と定められている。2、3年動
かすために大工事をするのはコスト面でも見合わない。
「伝え忘れた」。反対を押し切って工事に入った日本原電が、事前に伝えなか
った理由だ。工事は「再稼働を前提とするものではない」として、続ける。
村上村長は「再稼働するつもりがなければベントなど設置する必要がない。う
そぶいている」と憤る。(中略)(6月29日朝日新聞より抜粋)
2013年7月1日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.脱原発デモ 声の限り 福井・おおい 再稼働1年「大飯を止めろ」
「関心を持ち続けることが必要」ルポライター鎌田慧さん講演
(7月1日中日新聞より抜粋)
★2.「倫理なき原発輸出を許さない」
トルコ、インド、ベトナムそして東欧 その1
トルコに原発はムリ 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.確実に原発に対する怒りの火は広がっている
もはや消し去ることはできない
6月28日金曜官邸前抗議行動(61回)に参加して
斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
◆7/7原発とめよう七夕ウォーク 飯能駅南口へ
鈴木弘子(たんぽぽ舎会員、メルマガ読者)
★5.新聞・雑誌より1つ
◆安倍政治を問う 2013 参院選 3
加速する原発再稼働
知らぬ間に始まった工事-地元の了解を得ず、事前に連絡さえせず
-東海第二原発 (6月29日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※7月4日(木)【トークショー】にご参加を!
おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」《芸人の原発取材》
日 時:7月4日(木)19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.脱原発デモ 声の限り 福井・おおい 再稼働1年「大飯を止めろ」
| 「関心を持ち続けることが必要」ルポライター鎌田慧さん講演
└────
○ 関西電力大飯原発の再稼働から一日で一年。立地する福井県おおい町では三
十日、全国各地の市民が集まり、全原発の即時廃炉安訴えた。名古屋市内でもデ
モが行われ、福島第一原発事故の教訓が風化しつつあると感じる市民が各地で
「原発いらない」「命を守れ」と訴えた。
五つの脱原発団体でつくる「再稼働阻止全国ネットワーク」が再稼働一年に合
わせ、おおい町で抗議行動を呼び掛け、東京や京都、福島などから約四百五十人
が参加した。地元公民館の集会では「原発いらない福島の女たち」世話人の黒田
節子さん(六二)=福島県郡山市=が「私たちは世界一安全な原発だといって騙さ
れてきた」と怒りをぶつけ、「国の政策は命より経済を優先している」と涙なが
らに訴えた。
参加者はその後横断幕やのぼり旗を掲げ「再稼働反対」「大飯を止めろ」と声
を上げながら約二キロを行進。
大飯原発のゲート前で、関電社員に即時運転停止を求める申し入れ書を手渡した。
大飯3号機は昨年七月一日に、4号機は同十八日に原子炉を起動し、運転を再
開。今年六月下旬の原子力規制委員会の評価会合では「直ちに安全上の問題はな
い」として、定期検査に入る九月までの運転を容認する報告書案をおおむね了承
した。脱原発を求める市民にとっては、福島原発事故以前にじわじわと戻るよう
な危機感がある。
おおい町に隣接する福井県小浜市出身のアルバイト仲井祐二さん(三〇)=富山
市五福新町=は「福島の教訓は、原発と人聞が共存できないということ。立地地
域が原発に依存しなくてもいいような仕組みづくりが重要だ」と力を込めた。
○「関心を持ち続けることが必要」ルポライター鎌田慧さん講演
脱原発団体の集会が聞かれた福井県おおい町の公民館では、原発問題を追い続
けるルポライター鎌田慧さんが講演=写真。原発の稼働をめぐる新規制基準が八
日に施行されるのを控え、「原子力規演制委員会が安易に運転許可を出さないよ
う、監視していく必要がある」と訴えた。
新基準では、フィルター付きベント装置や第二制御室など過酷事策に必要な施
設の設置に猶予間を認めていることを踏まえ、地域での脱原発運動から全国的な、
ネットワークを築いていこう」と話し、規制委の動向に市民が関心を持ち続ける
ことが必要と訴えた。
関西電力などは新基準施行後、 早期に再稼働を申請する方針を示しているが
「第二の福島事故を起こさないことが、福島の人たちへできる償い。一基ずつ止
めて、廃炉にしていこう」と呼び掛けた。 (7月1日中日新聞より抜粋)
┏┓
┗■2.「倫理なき原発輸出を許さない」
| トルコ、インド、ベトナムそして東欧 その1
| トルコに原発はムリ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○「トルコ原発」の懸念
2年半前の2011年2月、私たちは怒りを持って菅直人首相と仙谷由人官房長官
(当時)がベトナムの地で行った「原発売り込みトップセールス」を報道するテ
レビ見ていた。
その直後に発生した東日本太平洋沖地震は、そんな日本の「原発輸出」政策を
も揺るがした。福島第一原発の爆発とともに、原発輸出の「野望」も吹き飛んだ
かと思っていた。しかし政権が代わり、昔の顔が政権に復帰したと思ったら、早
速「昔見た夢」を再現し始めた。それが、さらに巨大化した原発輸出ビジネスに
肥大化しようとしている。
○倫理観なき原発輸出
3.11以前でも「最悪の公害輸出」といえる原発の輸出は、大きな倫理上の
問題を有していた。さらに今回は「原発の重大事故」を経験してなおも、それを
輸出しようとする原子力産業と日本政府の倫理なき儲け主義に、怒りを通り越し、
絶望感さえ感じる。
せめて、原発が事故を起こしたばあい、どのようにして責任を取るつもりなの
か。そのことをはっきりさせてもらいたい。
福島第一原発の原因は、本当のところは分かっていない。冷却水が早期に無く
なってしまった1号機で、いったいどこに冷却水が消えたのか、2、3号機の格
納容器はどのように破壊されていったのか、4号機爆発の真の原因は何か。
電源喪失が原子炉冷却の失敗であるが、どのシステムが如何にして壊れたのか
さえ分かっているわけではない。
逆に言えば、何を守りどんな対策をすれば炉心崩壊を防げるのかさえ依然とし
て不明確である。
トルコの原発では日本と同様に地震との関係が問題になる。現在ロシア型原発
を建設中のアックユ原発の立地している場所よりも、黒海沿岸の候補地シノップ
のほうが地震の影響受けることになるだろう。(その2へ続く)
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┗■3.確実に原発に対する怒りの火は広がっている
| もはや消し去ることはできない
| 6月28日金曜官邸前抗議行動(61回)に参加して
└──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
○ この日は、経産省訴訟取り下げ要請行動があり、17時からの経産省正門前集
会に参加した。正門前は、前回まではなかった青いコーンで厳重にガードされて
いた。国は、市民団体を相手にテントの撤去を求めて訴訟を起こしているが、自
民党本部に隣接する衆院保有地を自民党に無料貸与するのは黙認している。この
ような不公平は枚挙に遑(いとま)がない。これを正していくのは市民の地道な
努力にかかっている。
○ 官邸前には、開始直後から人が集まり、衆議院第二別館車両出入口まで続い
ていた。赤旗の記者や新潟日報の記者が、コーン内で立ち並ぶ人の中に脚立を置
いて、その上から写真を撮っていた。
金髪のモヒカンにピアスの男性も「卒原発でいいじゃん 危ないんだもの」と
プラカードを掲げている。
毎回、一人で来て先頭にいるのは学生。「再稼働反対」と声を上げて通り過ぎ
ていく5人の若者も学生。今やキャンパスでは当局の管理が浸透している。「だ
から、脱原発デモに学生少ない!?」(2013年6月29日東京新聞)とも言われて
いる。
自転車隊には、小さな男の子や女の子の姿もあった。また、NO GENPATU!と
書かれた黄色いお扇子を掲げ、お揃いのボーダー柄のTシャツを着た女性たちの
一団がいて、ジュリアナ東京を彷彿とさせた。確実に原発に対する怒りの火は広
がっている。もはや消し去ることはできない。
参院選も近いことがあり、終了後に首都圏反原発連合が各政党の原発政策の違
いが分かるポスターを配っていた。一目で分かる優れものである。しかし、なぜ
共産党以外に即時廃炉を表明できないのであろうか。今は原発2基しか動いてい
ない。地震は活動期である。
○ 尚、お扇子はたんぽぽ舎とテントにおいて一本300円で取り扱っています。
次回の金曜官邸抗議行動(62回)は7月5日です。是非ご参加ください。
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┗■4.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
└────
◆7/7原発とめよう七夕ウォーク
鈴木弘子(たんぽぽ舎会員、メルマガ読者)
日 時:7月7日午後4時スタート
集 合:西武池袋線 飯能駅南口 解散(中央公民館前)
持ち物:熱中症対策の飲み物や帽子お忘れなく!
七夕の笹飾りに脱原発の願いを書いた短冊を付けて歩きます。
願いを書いた短冊をお持ちください。
問い合わせ:「原発とめよう飯能」 TEL 042-977-0141(鈴木)
賛同団体:子どもの未来を楽しくする会・飯能
青梅プンプンの会、平和懇談会、奥むさし文化・9条の会
「原発とめよう飯能」は2011年夏以降、毎月1回飯能市内の歩道を歩く小さな
デモを続けてきました。
今年の5月、デモをするなら届出をするようにと警察から電話がありました。
今回のデモは私たちにとって、初めての車道を歩くデモです。西武線沿線にお住
まいの人にとっては飯能は子どもの頃遠足でいらしたことがある自然豊かな街で
す。デモ終了後は飯能河原で夕涼みしながら交流し、あらたなつながりができる
といいな、と思っています。
みなさんちょっと足を伸ばして飯能いらしてくださーい!!!
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┗■5.新聞・雑誌より1つ
└────
◆安倍政治を問う 2013 参院選 3
加速する原発再稼働
知らぬ間に始まった工事-地元の了解を得ず、事前に連絡さえせず
-東海第二原発
茨城県東海村の村上達也村長(70)は、耳を疑った。
日本原子力発電が、村にある東海第二原発(停止中)で「フィルター付きベン
ト(排気)」や防潮堤の工事を始めたという。6月19日の記者会見で記者から
知らされ、「何だそれ。私は知らないぞ」と叫んだ。
確認すると、前日の18日朝から工事を始めていたことがわかった。フィルタ
ー付きベントは、事故が起きた時に大気中への放射性物質の飛散を抑える。防潮
堤とともに、原発を再稼働するために必要な工事だ。
18日は午後2時から日本原電幹部と定例の協議を開いたはず。だが、着工の
話は一切なかった。あとになって、この日夕方に日本原電の担当者が役場に持っ
てきた書類に工事開始が書かれていたことがわかった。
地元の了解を得ず、事前に連絡さえせず、原発再稼働に必要な準備が進む。
(中略)
村上村長は、運転開始から35年になる東海第二の廃炉を求め、日本原電に
「再稼働のための工事は反対だ」と繰り返し伝えた。
工事には数年かかり、原発の運転は原則40年と定められている。2、3年動
かすために大工事をするのはコスト面でも見合わない。
「伝え忘れた」。反対を押し切って工事に入った日本原電が、事前に伝えなか
った理由だ。工事は「再稼働を前提とするものではない」として、続ける。
村上村長は「再稼働するつもりがなければベントなど設置する必要がない。う
そぶいている」と憤る。(中略)(6月29日朝日新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1885】
2013年6月29日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.新しく作成『再稼働をやめよ! ハガキ』
3枚200円です。ぜひ広めて、みんなで出して下さい。
★2.原発反対・山本太郎さん 参議院東京選挙区(定数5)表明!
脱原発・反TPP・護憲で闘う。完全無所属
★3 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <4>
「人造地震」の恐怖-1 地中への廃液処理で発生 その時、地下では
なにが起きていたのだろうか! 島村英紀(地震学者)
★4.新聞・雑誌より2つ
◆MOX燃料、高浜原発到着 震災後初の国内搬入
核燃サイクル、矛盾拡大(6月27日朝日新聞より抜粋)
◆核燃サイクル存続ありき 使用済み、処理迫られ MOX燃料搬入完了
(6月28日朝日新聞より抜粋)
★5.今週のたんぽぽ舎報告 再稼働阻止に向けて大車輪
坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※7/1討論会ご参加を 再稼働阻止めざして-やってきたこと・状勢・方向
日 時:7月1日(月)18:30会場 19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F 参加費:500円
主 催:再稼働阻止・全国ネットワーク
━━━━━━━
┏┓
┗■1.新しく作成『再稼働をやめよ! ハガキ』
| 3枚200円です。ぜひ広めて、みんなで出して下さい。
└──── (たんぽぽ舎)
◆ ハガキ本文です
原発の再稼働をやめよ!大事故を招くぞ!
―泊・大飯・高浜・伊方・川内原発の再稼働反対! ―
事故後2年以上経っても、福島第一原発事故の原因究明は出来ていません。放
射性汚染水の対策は進まず、廃炉の道筋も明らかでなく、除染後のゴミは公園な
どに山積み。
福島では、いまだに30万人の人びとが過酷な避難生活を強いられ、原発関連で
亡くなる人も後を絶ちません。未来をになう子どもたちは、放射能被曝にさらさ
れ続けています。このような深刻な事態の中で原発の再稼働は大惨事を準備する
ものです。原発・放射能の心配のない社会を望む国民の声に耳を傾け、再稼働は
絶対止めて下さい。他国にも被害をもたらす原発輸出も絶対反対!
《私の一言》
住所( ) 氏名( )
◆ 説明文の趣旨です-ハガキに付いています。
再稼働反対・再稼働やめよ!
ー安倍総理・経産大臣・電力会社へ抗議ハガキを出そう!ー
規制委員会が原発の規制基準(最低限の規制)を作り、7月8日から再稼働の申請
を受け付け、秋に再稼働の嵐がやってきます。今こそ再稼働反対!再稼働やめよ!
の声を大きくしましょう。
ハガキ3枚+抗議のあて先一覧表=1セット 200円
○《私の一言》欄にあなたの思いや意見を自由にお書き下さい。
○ 住所は都道府県と市町村を書くだけでも可。
◇抗議のあて先 (住所・電話)
・安倍晋三首相 ・茂木敏充経産大臣
・北海道電力・関西電力・四国電力・九州電力
☆問い合わせ先(主催)
たんぽぽ舎 03―3238―9035 FAX 03―3238―0797
テントひろば 070―6473―1947
反原発自治体議員・市民連盟 03―5211―7199(tel、FAX)
*郵送を御希望の方はたんぽぽ舎へ
郵便振込 00180-1-403856 たんぽぽ舎
送料は10セットまで100円
┏┓
┗■2.原発反対・山本太郎さん 参議院東京選挙区(定数5)表明!
| 脱原発・反TPP・護憲で闘う。完全無所属
└────
「山本太郎と大いに語る 南部集会」が6月11日に大田区で開催され、山本太郎
さんと講談師の神田香織さん、「原発被災者相双原告団」団長の國分富夫さんが
鼎談した。2 00人の聴衆を前に山本さんは、次のように述べつつ、参院東京選挙
区で立候補する態度を初めて公にした。
「ぼく自身、3.11で初めて気が付いた。原発問題はいろんな問題につながって
いると。生活保護では『水際作戦』が法制化されて、一番弱い人からチャンスを
奪った。働く人たちは過労死ラインをとっくに超えて働かされている。凄い国だ。
原発事故では子どもに柔らかな自然死を押し付けながら、まるで事故がなかった
かのようだ。政財界はこの国の未来をアキラメているようだ。凄い国だ。では、
何をなすべきか。まず全国の汚染地図を作り、皆がその危険性を認識すること。
ぼくはわかりやすいのはTPPだ。このままでは国民の生活は奪われ、日本は植民
地化される。この国を変えるには選挙しかない。だから参院選に出ます」。
山本太郎さんの出馬記者会見(6月14日)
6.11南部集会での態度表明を受け、山本さんは14日に出馬の記者会見をおこな
った。どこで「脱原発、反TPP、護憲の立場を表明。とりわけTPPによって脱原発
が危うくなること」を強調。「完全無所属」の立場も表明した。記者や出席者と
のやり取りでは、「政党・政治団体(生活の党、社民党、新社会党、緑の党など)
の支持をうけ入れるか」、「各地区に勝手連を結成していいか」の質問に、「そ
れはありがたい」と積極的に受け止める考えを示した。
各地で続々山本支援の勝手連はたあげ
山本太郎支援を決めた各地の団体・個人で勝手連が結成されています。
☆参院選は1人2票。地方区(東京選挙区)と比例区(昔の全国区)の両方へ投票=1
人2票を使う選挙制度
┏┓
┗■3.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <4>
| 「人造地震」の恐怖-1 地中への廃液処理で発生
| その時、地下ではなにが起きていたのだろうか!
└──── 島村英紀(地震学者)
○人間が地震を起こすことがある。 そのことが最初に分かったのは1962年のこ
とだった。米国のコロラド州で放射性廃液の始末に困って、3670メートルもの深
い井戸を掘って捨てたときだった。米空軍が持つロッキー山脈兵器工場という軍
需工場の井戸である。すると、それまで地震がまったくなかったところに地震が
起きはじめたのだった。多くはM4以下の小さな地震だったが、なかにはM5を超え
る結構な大きさの地震まで起きた。生まれてから地震など感じたこともない住民
がびっくりして、地元では大きな騒ぎになった。工場では1963年9月末に廃棄を
止めてみた。すると、10月からは地震は急減したのだ。だが廃棄を続けないと工
場が困る。1年後の1964年9月に注入を再開したところ、地震が再発した。
そればかりではなかった。水の注入量を増やせば地震が増え、減らせば地震が
減った。1965年の半ばには注入量を増やし、最高では月に3万トンとそれまでの
最高に達したが、地震の数も月に約90回と、それまででいちばん多くなった。
量だけではなく、注入する圧力にも関係があった。圧力をかけずに自然に落下
させたり、最高70気圧の水圧をかけて圧入したりしたが、圧力をかければかける
ほど、地震の数が増えた。
このまま注入を続ければ、やがて被害を生むような大きな地震が起きないとも
限らない。このため、この廃液処理は1965年9月にストップせざるを得なかった。
○地震はどうなっただろう。11月のはじめには、地震はなくなってしまったのだ。
水を注入したことと、地震の発生の因果関係は明らかであった。地震の総数は約
700、うち有感地震は75回起きた。では、地下ではなにが起きていたのだろう。
岩の中でひずみがたまっているとき、水や液体は岩と岩の間の摩擦を小さくして
滑りやすくする、つまり地震を起こしやすくする働きをするのだ。いわば、地下
のエネルギーを解放する「引き金」を引いてしまったのである。
地下に入れた廃水は60万トンだった。震源は井戸から半径10キロの範囲に広が
り、震源の深さは10キロから20キロに及んだ。これは井戸の深さの数倍も深い。
震源が井戸より深かったのは、人間が入れた液体が岩盤の割れ目を伝わって深い
ところにまで達して、そこで地震の引き金を引いたのに違いない。あるいは、長
い列車の後ろを押すと、いちばん前までの全体が動くように、注入した水の圧力
が深くまで伝わったせいかもしれない。じつは人間が起こした地震は、その後、
世界各地で起きている。ダムやシェールガスの採掘も地震を起こすことが怖れら
れている。次回からはそれらを見てみよう。 (続く)
(出典:夕刊フジ2013年5月31日 5面より)
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
└────
◆MOX燃料、高浜原発到着 震災後初の国内搬入
核燃サイクル、矛盾拡大
原発の使用済み核燃料を再処理して作られたプルトニウム・ウラン混合酸化物
(MOX)燃料を載せた輸送船が27日、フランスから関西電力高浜原発(福井県高
浜町)に到着した。国内への輸送は東京電力福島第一原発事故後初めて。関電は
原子力規制委員会から再稼働が認められれば、MOX燃料を使うプルサーマル発
電を再開する方針だ。
輸送船は27日午前7時頃、原発敷地内にある専用港に接岸した。長さ約6.2m、
重さ約100トンの金属製容器に入ったMOX燃料は、クレーンで陸揚げされ、ト
レーラーで燃料を貯蔵する建屋に運ばれる。関電によると、今回のMOX燃料は
3号機用。(中略)
関電は10年12月~12年2月に3号機でプルサーマル発電を実施した。今年7月
に再開を前提に3、4号機の再稼働を国に申請する方針だ。
核燃サイクル、矛盾拡大
《解説》 使用済み燃料を再処理した燃料が運び込まれてプルサーマルが再開
され、核燃料サイクル計画が再び動き出す。一度決めたら決して変わらない、日
本の原子力政策を象徴している。まるで、東京電力福島第一原発事故がなかった
かのようだ。
原子力を利用する国はかつて、プルトニウムが将来貴重な資源になると思い、
核燃料サイクルを進めてきた。しかし、再処理はコストが高く、核兵器の材料に
もなるプルトニウムは扱いが難しい。多くの国が再処理から撤退し、すでにある
プルトニウムをプルサーマルで使い切って捨てるのが最適と考えている。
(中略)
エネルギー政策の中で、原発、プルサーマル、再処理の位置づけを抜本的に見
直さないまますべてを動かそうとしている。問題が先送りされ、矛盾は大きくな
るばかりだ。
(6月27日朝日新聞夕刊より抜粋)
◆ 核燃サイクル存続ありき 使用済み、処理迫られ MOX燃料搬入完了
「3・11」後初めて、原発の使用済み核燃料を再処理した核燃料が27日、
関西電力高浜原発(福井県)に運び込まれた。原発を利用し続けるために、非現
実的な核燃料サイクル政策が推し進められ、経済的なメリットが薄いプルサーマ
ル発電が再開されようとしている。
「資源の乏しいわが国において、プルサーマルの推進は重要だ」
プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の搬入後、高浜原発で記者会
見した関電の水田仁・原子力事業本部副事業本部長はプルサーマルの意義を強調
した。
しかし、電力会社がプルサーマルに力を入れざるを得ない背景には、原発内の
プールにたまった使用済み核燃料の行き場を確保するためという側面が大きい。
青森県は、六ケ所村の再処理工場での受け入れ条件として、すべての使用済み
核燃料の再処理を挙げている。青森県が受け入れを拒否すれば、行き場がなくな
り原発が運転できなくなる。
(中略)
使用済み核燃料は減らせても、今度は核兵器の材料となるプルトニウムがフル
稼働で年約8トンできる。すでに再処理した44・3トンがあり、さらに増えれ
ば、海外からますます厳しい目を向けられる。
東京電力福島第一原発事故で、プルサーマルを計画通りに進めるのは難しい。
電力会社は使用済み核燃料の行き先に危機感を覚え、中間貯蔵施設の利用も考え
ている。関電は26日、施設設置のためのプロジェクトチームを新設した。
さらに、プルサーマル発電で使い終わった「使用済みMOX燃料」の取り扱い
も決まっていない。発熱量が多く取り扱いが難しい使用済みMOX燃料が、原発
内のプールにたまる。使用済みMOX燃料をさらに再処理する「第二再処理工場」
構想もあるが、海外にも本格的な例がなく、建設場所や時期も未定だ。
○費用対効果、隔たり大 事業費19兆円/できる燃料9000億円分
電力会社にとって、プルサーマルの経済的なメリットはあまりない。原発で使
い終えた核燃料をフランスに送って再処理し、MOX燃料として再び輸入するた
め、コストがかかるからだ。
財務省の貿易統計(輸出入の統計)によると、2010年に高浜原発に運ばれ
たMOX燃料は1本あたり8・8億円だった。これは通常使うウラン燃料の7~
8倍になるとみられる。
それでもプルサーマルにこだわるのは、核燃料サイクル政策を守るためだ。
この政策では、使用済み燃料のすべてを再処理してプルトニウムを取り出し、
ウランと混ぜてMOX燃料に加工する。これをプルサーマルで燃やす。
ところが、日本原燃が計画する再処理工場(青森県六ケ所村)は1997年に
できるはずだったのに、試運転が19回も失敗し、完成していない。フランスな
どのコスト高のMOX燃料を受け取るしかない。
問題はそれだけではない。そもそも核燃料サイクルそのものに巨額のコストが
かかるのだ。
(中略)
電気事業連合会の03年の試算では、日本原燃の再処理事業には40年間で1
9兆円かかる。ところが、これでできるMOX燃料は通常のウラン燃料の9千億
円分の量にしかならない。使用済み燃料から取り出せるプルトニウムは重さにし
て1%ほどに過ぎないからだ。
巨額のコストは電気料金に回される。立命館大の大島堅一教授(環境経済学)
は「核燃料サイクルに経済性はなく、つけを払わされるのは国民だ」と言う。
(6月28日朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■5.今週のたんぽぽ舎報告
| 再稼働阻止に向けて大車輪
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
懸念していたとおり、規制委員会はグスグスとなり、安倍政権・原子力ムラの
圧力と期待を一身に受け、 再稼働に向けひた走ろうと本格的にスタートを切っ
た。
そこで再稼働反対に向けたんぽぽ舎も、6月19日には規制委員会への傍聴、6月
23―24日は伊方原発現地・そして今日・29―30日は大飯原発現地へと、“再稼働
阻止全国ネットワーク”や“経産省前テント”と共に多くのメンバーが西に東に
六本木にと駆け回っています。(6月前半は泊・大間に)
24日の山崎久隆さんの学習会「規制委員会の新基準の欺瞞を撃つ(その1)」で
は、読んで検討すればするほど「ヒドーイ」内容が浮き上がってきています。
『欺されないぞ』
これからもしっかり検討し、問題点を明らかにしていこう。
政府・永田町が被災者を切り捨てにかかってきているのが次々明らかになって
きている。
私たちも正念場です。
2013年6月29日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.新しく作成『再稼働をやめよ! ハガキ』
3枚200円です。ぜひ広めて、みんなで出して下さい。
★2.原発反対・山本太郎さん 参議院東京選挙区(定数5)表明!
脱原発・反TPP・護憲で闘う。完全無所属
★3 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <4>
「人造地震」の恐怖-1 地中への廃液処理で発生 その時、地下では
なにが起きていたのだろうか! 島村英紀(地震学者)
★4.新聞・雑誌より2つ
◆MOX燃料、高浜原発到着 震災後初の国内搬入
核燃サイクル、矛盾拡大(6月27日朝日新聞より抜粋)
◆核燃サイクル存続ありき 使用済み、処理迫られ MOX燃料搬入完了
(6月28日朝日新聞より抜粋)
★5.今週のたんぽぽ舎報告 再稼働阻止に向けて大車輪
坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
※7/1討論会ご参加を 再稼働阻止めざして-やってきたこと・状勢・方向
日 時:7月1日(月)18:30会場 19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F 参加費:500円
主 催:再稼働阻止・全国ネットワーク
━━━━━━━
┏┓
┗■1.新しく作成『再稼働をやめよ! ハガキ』
| 3枚200円です。ぜひ広めて、みんなで出して下さい。
└──── (たんぽぽ舎)
◆ ハガキ本文です
原発の再稼働をやめよ!大事故を招くぞ!
―泊・大飯・高浜・伊方・川内原発の再稼働反対! ―
事故後2年以上経っても、福島第一原発事故の原因究明は出来ていません。放
射性汚染水の対策は進まず、廃炉の道筋も明らかでなく、除染後のゴミは公園な
どに山積み。
福島では、いまだに30万人の人びとが過酷な避難生活を強いられ、原発関連で
亡くなる人も後を絶ちません。未来をになう子どもたちは、放射能被曝にさらさ
れ続けています。このような深刻な事態の中で原発の再稼働は大惨事を準備する
ものです。原発・放射能の心配のない社会を望む国民の声に耳を傾け、再稼働は
絶対止めて下さい。他国にも被害をもたらす原発輸出も絶対反対!
《私の一言》
住所( ) 氏名( )
◆ 説明文の趣旨です-ハガキに付いています。
再稼働反対・再稼働やめよ!
ー安倍総理・経産大臣・電力会社へ抗議ハガキを出そう!ー
規制委員会が原発の規制基準(最低限の規制)を作り、7月8日から再稼働の申請
を受け付け、秋に再稼働の嵐がやってきます。今こそ再稼働反対!再稼働やめよ!
の声を大きくしましょう。
ハガキ3枚+抗議のあて先一覧表=1セット 200円
○《私の一言》欄にあなたの思いや意見を自由にお書き下さい。
○ 住所は都道府県と市町村を書くだけでも可。
◇抗議のあて先 (住所・電話)
・安倍晋三首相 ・茂木敏充経産大臣
・北海道電力・関西電力・四国電力・九州電力
☆問い合わせ先(主催)
たんぽぽ舎 03―3238―9035 FAX 03―3238―0797
テントひろば 070―6473―1947
反原発自治体議員・市民連盟 03―5211―7199(tel、FAX)
*郵送を御希望の方はたんぽぽ舎へ
郵便振込 00180-1-403856 たんぽぽ舎
送料は10セットまで100円
┏┓
┗■2.原発反対・山本太郎さん 参議院東京選挙区(定数5)表明!
| 脱原発・反TPP・護憲で闘う。完全無所属
└────
「山本太郎と大いに語る 南部集会」が6月11日に大田区で開催され、山本太郎
さんと講談師の神田香織さん、「原発被災者相双原告団」団長の國分富夫さんが
鼎談した。2 00人の聴衆を前に山本さんは、次のように述べつつ、参院東京選挙
区で立候補する態度を初めて公にした。
「ぼく自身、3.11で初めて気が付いた。原発問題はいろんな問題につながって
いると。生活保護では『水際作戦』が法制化されて、一番弱い人からチャンスを
奪った。働く人たちは過労死ラインをとっくに超えて働かされている。凄い国だ。
原発事故では子どもに柔らかな自然死を押し付けながら、まるで事故がなかった
かのようだ。政財界はこの国の未来をアキラメているようだ。凄い国だ。では、
何をなすべきか。まず全国の汚染地図を作り、皆がその危険性を認識すること。
ぼくはわかりやすいのはTPPだ。このままでは国民の生活は奪われ、日本は植民
地化される。この国を変えるには選挙しかない。だから参院選に出ます」。
山本太郎さんの出馬記者会見(6月14日)
6.11南部集会での態度表明を受け、山本さんは14日に出馬の記者会見をおこな
った。どこで「脱原発、反TPP、護憲の立場を表明。とりわけTPPによって脱原発
が危うくなること」を強調。「完全無所属」の立場も表明した。記者や出席者と
のやり取りでは、「政党・政治団体(生活の党、社民党、新社会党、緑の党など)
の支持をうけ入れるか」、「各地区に勝手連を結成していいか」の質問に、「そ
れはありがたい」と積極的に受け止める考えを示した。
各地で続々山本支援の勝手連はたあげ
山本太郎支援を決めた各地の団体・個人で勝手連が結成されています。
☆参院選は1人2票。地方区(東京選挙区)と比例区(昔の全国区)の両方へ投票=1
人2票を使う選挙制度
┏┓
┗■3.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <4>
| 「人造地震」の恐怖-1 地中への廃液処理で発生
| その時、地下ではなにが起きていたのだろうか!
└──── 島村英紀(地震学者)
○人間が地震を起こすことがある。 そのことが最初に分かったのは1962年のこ
とだった。米国のコロラド州で放射性廃液の始末に困って、3670メートルもの深
い井戸を掘って捨てたときだった。米空軍が持つロッキー山脈兵器工場という軍
需工場の井戸である。すると、それまで地震がまったくなかったところに地震が
起きはじめたのだった。多くはM4以下の小さな地震だったが、なかにはM5を超え
る結構な大きさの地震まで起きた。生まれてから地震など感じたこともない住民
がびっくりして、地元では大きな騒ぎになった。工場では1963年9月末に廃棄を
止めてみた。すると、10月からは地震は急減したのだ。だが廃棄を続けないと工
場が困る。1年後の1964年9月に注入を再開したところ、地震が再発した。
そればかりではなかった。水の注入量を増やせば地震が増え、減らせば地震が
減った。1965年の半ばには注入量を増やし、最高では月に3万トンとそれまでの
最高に達したが、地震の数も月に約90回と、それまででいちばん多くなった。
量だけではなく、注入する圧力にも関係があった。圧力をかけずに自然に落下
させたり、最高70気圧の水圧をかけて圧入したりしたが、圧力をかければかける
ほど、地震の数が増えた。
このまま注入を続ければ、やがて被害を生むような大きな地震が起きないとも
限らない。このため、この廃液処理は1965年9月にストップせざるを得なかった。
○地震はどうなっただろう。11月のはじめには、地震はなくなってしまったのだ。
水を注入したことと、地震の発生の因果関係は明らかであった。地震の総数は約
700、うち有感地震は75回起きた。では、地下ではなにが起きていたのだろう。
岩の中でひずみがたまっているとき、水や液体は岩と岩の間の摩擦を小さくして
滑りやすくする、つまり地震を起こしやすくする働きをするのだ。いわば、地下
のエネルギーを解放する「引き金」を引いてしまったのである。
地下に入れた廃水は60万トンだった。震源は井戸から半径10キロの範囲に広が
り、震源の深さは10キロから20キロに及んだ。これは井戸の深さの数倍も深い。
震源が井戸より深かったのは、人間が入れた液体が岩盤の割れ目を伝わって深い
ところにまで達して、そこで地震の引き金を引いたのに違いない。あるいは、長
い列車の後ろを押すと、いちばん前までの全体が動くように、注入した水の圧力
が深くまで伝わったせいかもしれない。じつは人間が起こした地震は、その後、
世界各地で起きている。ダムやシェールガスの採掘も地震を起こすことが怖れら
れている。次回からはそれらを見てみよう。 (続く)
(出典:夕刊フジ2013年5月31日 5面より)
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
└────
◆MOX燃料、高浜原発到着 震災後初の国内搬入
核燃サイクル、矛盾拡大
原発の使用済み核燃料を再処理して作られたプルトニウム・ウラン混合酸化物
(MOX)燃料を載せた輸送船が27日、フランスから関西電力高浜原発(福井県高
浜町)に到着した。国内への輸送は東京電力福島第一原発事故後初めて。関電は
原子力規制委員会から再稼働が認められれば、MOX燃料を使うプルサーマル発
電を再開する方針だ。
輸送船は27日午前7時頃、原発敷地内にある専用港に接岸した。長さ約6.2m、
重さ約100トンの金属製容器に入ったMOX燃料は、クレーンで陸揚げされ、ト
レーラーで燃料を貯蔵する建屋に運ばれる。関電によると、今回のMOX燃料は
3号機用。(中略)
関電は10年12月~12年2月に3号機でプルサーマル発電を実施した。今年7月
に再開を前提に3、4号機の再稼働を国に申請する方針だ。
核燃サイクル、矛盾拡大
《解説》 使用済み燃料を再処理した燃料が運び込まれてプルサーマルが再開
され、核燃料サイクル計画が再び動き出す。一度決めたら決して変わらない、日
本の原子力政策を象徴している。まるで、東京電力福島第一原発事故がなかった
かのようだ。
原子力を利用する国はかつて、プルトニウムが将来貴重な資源になると思い、
核燃料サイクルを進めてきた。しかし、再処理はコストが高く、核兵器の材料に
もなるプルトニウムは扱いが難しい。多くの国が再処理から撤退し、すでにある
プルトニウムをプルサーマルで使い切って捨てるのが最適と考えている。
(中略)
エネルギー政策の中で、原発、プルサーマル、再処理の位置づけを抜本的に見
直さないまますべてを動かそうとしている。問題が先送りされ、矛盾は大きくな
るばかりだ。
(6月27日朝日新聞夕刊より抜粋)
◆ 核燃サイクル存続ありき 使用済み、処理迫られ MOX燃料搬入完了
「3・11」後初めて、原発の使用済み核燃料を再処理した核燃料が27日、
関西電力高浜原発(福井県)に運び込まれた。原発を利用し続けるために、非現
実的な核燃料サイクル政策が推し進められ、経済的なメリットが薄いプルサーマ
ル発電が再開されようとしている。
「資源の乏しいわが国において、プルサーマルの推進は重要だ」
プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の搬入後、高浜原発で記者会
見した関電の水田仁・原子力事業本部副事業本部長はプルサーマルの意義を強調
した。
しかし、電力会社がプルサーマルに力を入れざるを得ない背景には、原発内の
プールにたまった使用済み核燃料の行き場を確保するためという側面が大きい。
青森県は、六ケ所村の再処理工場での受け入れ条件として、すべての使用済み
核燃料の再処理を挙げている。青森県が受け入れを拒否すれば、行き場がなくな
り原発が運転できなくなる。
(中略)
使用済み核燃料は減らせても、今度は核兵器の材料となるプルトニウムがフル
稼働で年約8トンできる。すでに再処理した44・3トンがあり、さらに増えれ
ば、海外からますます厳しい目を向けられる。
東京電力福島第一原発事故で、プルサーマルを計画通りに進めるのは難しい。
電力会社は使用済み核燃料の行き先に危機感を覚え、中間貯蔵施設の利用も考え
ている。関電は26日、施設設置のためのプロジェクトチームを新設した。
さらに、プルサーマル発電で使い終わった「使用済みMOX燃料」の取り扱い
も決まっていない。発熱量が多く取り扱いが難しい使用済みMOX燃料が、原発
内のプールにたまる。使用済みMOX燃料をさらに再処理する「第二再処理工場」
構想もあるが、海外にも本格的な例がなく、建設場所や時期も未定だ。
○費用対効果、隔たり大 事業費19兆円/できる燃料9000億円分
電力会社にとって、プルサーマルの経済的なメリットはあまりない。原発で使
い終えた核燃料をフランスに送って再処理し、MOX燃料として再び輸入するた
め、コストがかかるからだ。
財務省の貿易統計(輸出入の統計)によると、2010年に高浜原発に運ばれ
たMOX燃料は1本あたり8・8億円だった。これは通常使うウラン燃料の7~
8倍になるとみられる。
それでもプルサーマルにこだわるのは、核燃料サイクル政策を守るためだ。
この政策では、使用済み燃料のすべてを再処理してプルトニウムを取り出し、
ウランと混ぜてMOX燃料に加工する。これをプルサーマルで燃やす。
ところが、日本原燃が計画する再処理工場(青森県六ケ所村)は1997年に
できるはずだったのに、試運転が19回も失敗し、完成していない。フランスな
どのコスト高のMOX燃料を受け取るしかない。
問題はそれだけではない。そもそも核燃料サイクルそのものに巨額のコストが
かかるのだ。
(中略)
電気事業連合会の03年の試算では、日本原燃の再処理事業には40年間で1
9兆円かかる。ところが、これでできるMOX燃料は通常のウラン燃料の9千億
円分の量にしかならない。使用済み燃料から取り出せるプルトニウムは重さにし
て1%ほどに過ぎないからだ。
巨額のコストは電気料金に回される。立命館大の大島堅一教授(環境経済学)
は「核燃料サイクルに経済性はなく、つけを払わされるのは国民だ」と言う。
(6月28日朝日新聞より抜粋)
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┗■5.今週のたんぽぽ舎報告
| 再稼働阻止に向けて大車輪
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
懸念していたとおり、規制委員会はグスグスとなり、安倍政権・原子力ムラの
圧力と期待を一身に受け、 再稼働に向けひた走ろうと本格的にスタートを切っ
た。
そこで再稼働反対に向けたんぽぽ舎も、6月19日には規制委員会への傍聴、6月
23―24日は伊方原発現地・そして今日・29―30日は大飯原発現地へと、“再稼働
阻止全国ネットワーク”や“経産省前テント”と共に多くのメンバーが西に東に
六本木にと駆け回っています。(6月前半は泊・大間に)
24日の山崎久隆さんの学習会「規制委員会の新基準の欺瞞を撃つ(その1)」で
は、読んで検討すればするほど「ヒドーイ」内容が浮き上がってきています。
『欺されないぞ』
これからもしっかり検討し、問題点を明らかにしていこう。
政府・永田町が被災者を切り捨てにかかってきているのが次々明らかになって
きている。
私たちも正念場です。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1884】
2013年6月28日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働阻止で全国あちこちへ出かける
「阻止ネット」へのカンパも好調=うれしい反応
たんぽぽ舎の近況
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止・全国ネットワーク)
★2.何も解決出来ていないのに原発を再稼働することに反対します
旧双葉町民に、仮設住宅では死にたくない、死ぬところを用意
してくれと懇願されました 井戸川克隆(前福島県双葉町長)
★3.新聞・雑誌より2つ
◆高浜原発、MOX燃料搬入完了 関電、プルサーマル申請へ
(6月28日朝日新聞より抜粋)
◆復興予算で電力会社支援 原発停止の負担、穴埋め 100億円流用、
一部返還へ (6月28日朝日新聞より抜粋)
★4.再稼働阻止ネットの活動を伝える情報紙紹介
(再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
━━━━━━━
※7/4【トークショー】にご参加を
おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」《芸人の原発取材》
日 時:7月4日(木)19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.再稼働阻止で全国あちこちへ出かける
| 「阻止ネット」へのカンパも好調=うれしい反応
| たんぽぽ舎の近況
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止・全国ネットワーク)
[1] 先週は愛媛県内の伊方原発へ、今週は福井県内の大飯原発へ
6月23日(日)から24日(月)は、伊方原発での現地相談会兼行動に、東京から20
名弱で出かけた。当日は80名の参加(現地約40名、全国から約40名)。
23日(日)は、14時から21時の7時間もの討論。再稼働阻止に向けて、この半年
間(6ヶ月)に現地と全国がどう力を合わせて闘うか-たくさんのアイデアが出さ
れた。
24日(月)は、4つの行動・四国電力への要求、・伊方町への要請、・愛媛県庁
への要請、・松山市内での街頭宣伝をして、帰途の飛行機へ。
後日、基調報告をされた近藤さんと電話で話したところ、“たくさんの元気を
もらった、豊富な内容の会議だった”と言われて、うれしい思い。
[2] 今週(29土曜から30日曜)は、福井県内の大飯原発へ大型バス1台で東京か
ら行く。昨年の6・30大飯原発再稼働NO一周年プラス高浜原発プルサーマル
抗議ゆえ、関西の仲間と共におこなう行動。会場は、小浜市の明通寺(国宝)。
関西の皆さんと共に、再稼働阻止、今後の6ヶ月戦術を決める会議。
[3] 今後、7月13日(土)は、北海道泊原発で行動と相談会。7月28日(日)から
29日(月)は、鹿児島県内川内市で風船あげ行動、県庁・九州電力への要請行動と
相談会。
[4] 300万円カンパが好反応
全国の原発再稼働を阻止しよう=現地行動に参加する交通費基金カンパ=300
万円カンパが好調・多数の返事あり、うれしい。このビラは6月2日の反原連・
国会行動の日から「カンパのビラ」としてまき始めたが、1ヶ月以内しかたって
いないのに、すでに100万円へ近づきつつある。
規制委員会と阿部政府と電力会社の再稼働の動きが急ピッチゆえ、その危機感
が多分、想定以上の多くの人々のカンパとして寄せられているのだろう。
[5] 6月27日朝日新聞1面「素粒子」の記事・【原発の新たな神話に警告】
○『世界最高水準のお札がもらえるぞ。これさえあれば原発に貼って再稼働。
新しい神話の種を育てたい電力会社』
○『あれもこれも、ねじれのせいと安倍首相。ねじれさせたのは有権者。お前
のへそが悪いと言われている気がして』
┏┓
┗■2.何も解決出来ていないのに原発を再稼働することに反対します
| 旧双葉町民に、仮設住宅では死にたくない、死ぬところを用意
| してくれと懇願されました
└──── 井戸川克隆(前福島県双葉町長)
○ 本当に恐ろしいことが分からない者達が再稼働を平気で決めようとしている
ことは気が狂っている。
私はこの事故の前に、東電、保安院に何度も事故を起こさないように尋ねてき
た。この時、彼らは必ず「町長大丈夫です、事故は起きませんからと騙してきま
した、止める、冷やす、閉じ込めるで絶対安全だと言い続けてきました」
事故後彼らは私に謝罪と責任を果たしていません。だいたい、政治家が安全に
言及する事など出来ません、してはいけません。
福島の事故から何を学んだか、原因は何なのか、どう反省したのかを公表する
べきです。
野田総理の事故収束は誰が検査をしたのか、何を基準に検査して結論が出たの
か、検査調書、証拠書類を国民に公表しなければなりません。
○ 私達はどうして町を壊され、町を放射能に奪われたのか、いつまでこのよう
な辛い思いを続けるのか、高齢者は私に仮設住宅では死にたくない、死ぬところ
を用意してくれと懇願されていました。国民としての義務を果たしていたこの人
たちは今、国内難民に嘘をついたもの達にされました。このようなことを解決す
るのが先でしょう、
私達は原発をどのように改修しても安全とは思えません、福島県内の子供達は
放射能で殺されてしまいます。国民を救うのが先でしょう。政治決断をするので
あれば、国民に迷惑をかけないと契約してください、全責任を取ると国民と契約
して下さい。これ以上税金を使わないと契約して下さい、全責任は電力会社に取
らせると契約してください、検査して合格した者に責任を取らせてください。
○ 放射能を絶対出さない構造にして下さい、海を汚染しない構造にしてくださ
い。町民より電力会社の社員の家族は先に逃げないように立地の住民と契約して
ください、違反したら社員を辞めるように契約して下さい。
世界最大の事故を隠蔽するのはやめて欲しい、私達の人権を保障できない人達
は原子力から排除するべきです、この人たちが私たちを除いて決めたことは、自
分達に自信がないからです、責任を取ろうとしていないからです。
何も解決出来ていないのに原発を再稼働することに反対します。
┏┓
┗■3.新聞・雑誌より2つ
└────
◆高浜原発、MOX燃料搬入完了 関電、プルサーマル申請へ
関西電力は27日、使用済み核燃料を再処理して作られたプルトニウム・ウラ
ン混合酸化物(MOX)燃料を、フランスから高浜原発(福井県高浜町)に運び
込む作業を終えた。記者会見で関電は、今後もプルサーマル発電を続ける考えを
改めて強調した。
関電によると、搬入されたのは仏工場に製造を依頼した高浜3号機用の燃料集
合体20体。27日朝に輸送船が原発敷地内に接岸。搬入作業は午後5時過ぎに
終わった。近くの岸壁でプルサーマルに反対する市民グループが抗議の声をあげ
た。
関電は7月8日の新規制基準施行後すみやかに、プルサーマル再開を前提に3、
4号機の再稼働を国に申請する方針。実際にMOX燃料を入れて運転する時期は
未定としている。プルサーマルは国策として進めてきた核燃料サイクルの柱と位
置づけられているが、計画通りに進んでおらず、核兵器の原料にもなるプルトニ
ウムが大量にたまっている。 (6月28日朝日新聞より抜粋)
◆復興予算で電力会社支援 原発停止の負担、穴埋め 100億円流用、
一部返還へ
東日本大震災の復興予算が電力会社の支援に流用されていることが分かった。
国の要請で原発を停止させたことによる負担増を埋め合わせるため、約100億
円が「基金」に積まれていた。
2011年度3次補正予算に「火力発電運転円滑化対策費補助金」(90億円)
と「温排水利用施設整備等対策交付金」(10億円)が計上され、社団法人や自
治体が管理する「基金」に移された。主な財源は所得税などの復興増税だ。
(中略)
理解得られぬ
《解説》復興予算の流用がまた露呈した。「基金」を利用した流用総額は1兆
円を超えるが、中でも電力会社の支援に使ったことは、原発事故の避難住民ばか
りでなく、全国の納税者の理解を得られない。
国の予算は単年度主義だが、自治体などが管理する基金に移せば数年に分けて
使えることが背景にある。朝日新聞の報道を受けて国は基金の見直しを始めたが、
今も流用実態を公表せず、返還されるのも約1千億円にとどまる見通しだ。
復興予算を被災地のために使うのは当然だ。そのための復興増税である。なぜ
流用がまかり通ったのかを徹底解明しなければ、「復興を加速する」という言葉
は信用を失うだろう。 (6月28日朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.再稼働阻止ネットの活動を伝える情報紙紹介
└──── (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
再稼働阻止・全国ネットワークでは、福島原発事故の実情を伝え、原発再稼働
に関する問題点について情報を共有するため、原発立地の地元で活動する方々と
広くつながりながら活動しています。
現地での活動の様子などを伝えるためすでにニュースを2回発行しており、そ
の中から第2号のもくじを紹介します。
§1.特別寄稿 7月に施行される新規制基準の施行と原発再稼働問題
緊急時対策所の設置と、特定安全施設の設置の2つにしぼって
◇海老沢徹(元・京大原子炉実験所)
§2.原発現地から 泊原発反対運動は、環境破壊をとめる闘い
◇泊原発 佐藤英行(北海道岩内町 岩内原発問題研究会)
§3.原発現地から STOP☆大飯原発再稼働 現地アクションからの
呼びかけ
◇大飯原発 寺田道男(STOP☆大飯原発再稼働 現地アクション)
§4.原発現地から 伊方の海と陸から「再稼働はんたい!」
◇伊方原発 堀内美鈴(原発さよなら四国ネットワーク
§5.原発現地から 川内原発再稼働阻止の取り組みと私たちの現状
◇川内原発 鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会)
§6.原子力防災 再稼働阻止と自治体の役割
◇布施哲也(反原発自治体議員・市民連盟)
§7.テントひろばから 脱原発テントといのちを守ろう
◇大口昭彦(経産省前脱原発テントといのちを守る裁判弁護団 弁護士)
§8.あおぞら放送インタビュー(テントひろば、2月22日)
◇ゲスト:堀内美鈴、キャスター:松元ちえ
※既刊のニュース(PDF)はホームページからダウンロードできます。
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/issue
※紙面の郵送については有料で対応させていただきます。
問合せ先:再稼働阻止・全国ネットワーク
info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
070-6650-5549
※「全国の原発再稼働を阻止しよう!現地行動に参加する交通費基金カンパ」を
募集しています。
口座番号 00110-0-688699 加入者名 再稼働阻止全国ネットワーク
通信欄に「お名前・ご住所」と「交通費基金として」とご記入ください。
2013年6月28日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働阻止で全国あちこちへ出かける
「阻止ネット」へのカンパも好調=うれしい反応
たんぽぽ舎の近況
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止・全国ネットワーク)
★2.何も解決出来ていないのに原発を再稼働することに反対します
旧双葉町民に、仮設住宅では死にたくない、死ぬところを用意
してくれと懇願されました 井戸川克隆(前福島県双葉町長)
★3.新聞・雑誌より2つ
◆高浜原発、MOX燃料搬入完了 関電、プルサーマル申請へ
(6月28日朝日新聞より抜粋)
◆復興予算で電力会社支援 原発停止の負担、穴埋め 100億円流用、
一部返還へ (6月28日朝日新聞より抜粋)
★4.再稼働阻止ネットの活動を伝える情報紙紹介
(再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
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※7/4【トークショー】にご参加を
おしどりマコ・ケンの「実際どうなの?」《芸人の原発取材》
日 時:7月4日(木)19:00開会
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:1000円
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┗■1.再稼働阻止で全国あちこちへ出かける
| 「阻止ネット」へのカンパも好調=うれしい反応
| たんぽぽ舎の近況
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止・全国ネットワーク)
[1] 先週は愛媛県内の伊方原発へ、今週は福井県内の大飯原発へ
6月23日(日)から24日(月)は、伊方原発での現地相談会兼行動に、東京から20
名弱で出かけた。当日は80名の参加(現地約40名、全国から約40名)。
23日(日)は、14時から21時の7時間もの討論。再稼働阻止に向けて、この半年
間(6ヶ月)に現地と全国がどう力を合わせて闘うか-たくさんのアイデアが出さ
れた。
24日(月)は、4つの行動・四国電力への要求、・伊方町への要請、・愛媛県庁
への要請、・松山市内での街頭宣伝をして、帰途の飛行機へ。
後日、基調報告をされた近藤さんと電話で話したところ、“たくさんの元気を
もらった、豊富な内容の会議だった”と言われて、うれしい思い。
[2] 今週(29土曜から30日曜)は、福井県内の大飯原発へ大型バス1台で東京か
ら行く。昨年の6・30大飯原発再稼働NO一周年プラス高浜原発プルサーマル
抗議ゆえ、関西の仲間と共におこなう行動。会場は、小浜市の明通寺(国宝)。
関西の皆さんと共に、再稼働阻止、今後の6ヶ月戦術を決める会議。
[3] 今後、7月13日(土)は、北海道泊原発で行動と相談会。7月28日(日)から
29日(月)は、鹿児島県内川内市で風船あげ行動、県庁・九州電力への要請行動と
相談会。
[4] 300万円カンパが好反応
全国の原発再稼働を阻止しよう=現地行動に参加する交通費基金カンパ=300
万円カンパが好調・多数の返事あり、うれしい。このビラは6月2日の反原連・
国会行動の日から「カンパのビラ」としてまき始めたが、1ヶ月以内しかたって
いないのに、すでに100万円へ近づきつつある。
規制委員会と阿部政府と電力会社の再稼働の動きが急ピッチゆえ、その危機感
が多分、想定以上の多くの人々のカンパとして寄せられているのだろう。
[5] 6月27日朝日新聞1面「素粒子」の記事・【原発の新たな神話に警告】
○『世界最高水準のお札がもらえるぞ。これさえあれば原発に貼って再稼働。
新しい神話の種を育てたい電力会社』
○『あれもこれも、ねじれのせいと安倍首相。ねじれさせたのは有権者。お前
のへそが悪いと言われている気がして』
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┗■2.何も解決出来ていないのに原発を再稼働することに反対します
| 旧双葉町民に、仮設住宅では死にたくない、死ぬところを用意
| してくれと懇願されました
└──── 井戸川克隆(前福島県双葉町長)
○ 本当に恐ろしいことが分からない者達が再稼働を平気で決めようとしている
ことは気が狂っている。
私はこの事故の前に、東電、保安院に何度も事故を起こさないように尋ねてき
た。この時、彼らは必ず「町長大丈夫です、事故は起きませんからと騙してきま
した、止める、冷やす、閉じ込めるで絶対安全だと言い続けてきました」
事故後彼らは私に謝罪と責任を果たしていません。だいたい、政治家が安全に
言及する事など出来ません、してはいけません。
福島の事故から何を学んだか、原因は何なのか、どう反省したのかを公表する
べきです。
野田総理の事故収束は誰が検査をしたのか、何を基準に検査して結論が出たの
か、検査調書、証拠書類を国民に公表しなければなりません。
○ 私達はどうして町を壊され、町を放射能に奪われたのか、いつまでこのよう
な辛い思いを続けるのか、高齢者は私に仮設住宅では死にたくない、死ぬところ
を用意してくれと懇願されていました。国民としての義務を果たしていたこの人
たちは今、国内難民に嘘をついたもの達にされました。このようなことを解決す
るのが先でしょう、
私達は原発をどのように改修しても安全とは思えません、福島県内の子供達は
放射能で殺されてしまいます。国民を救うのが先でしょう。政治決断をするので
あれば、国民に迷惑をかけないと契約してください、全責任を取ると国民と契約
して下さい。これ以上税金を使わないと契約して下さい、全責任は電力会社に取
らせると契約してください、検査して合格した者に責任を取らせてください。
○ 放射能を絶対出さない構造にして下さい、海を汚染しない構造にしてくださ
い。町民より電力会社の社員の家族は先に逃げないように立地の住民と契約して
ください、違反したら社員を辞めるように契約して下さい。
世界最大の事故を隠蔽するのはやめて欲しい、私達の人権を保障できない人達
は原子力から排除するべきです、この人たちが私たちを除いて決めたことは、自
分達に自信がないからです、責任を取ろうとしていないからです。
何も解決出来ていないのに原発を再稼働することに反対します。
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
└────
◆高浜原発、MOX燃料搬入完了 関電、プルサーマル申請へ
関西電力は27日、使用済み核燃料を再処理して作られたプルトニウム・ウラ
ン混合酸化物(MOX)燃料を、フランスから高浜原発(福井県高浜町)に運び
込む作業を終えた。記者会見で関電は、今後もプルサーマル発電を続ける考えを
改めて強調した。
関電によると、搬入されたのは仏工場に製造を依頼した高浜3号機用の燃料集
合体20体。27日朝に輸送船が原発敷地内に接岸。搬入作業は午後5時過ぎに
終わった。近くの岸壁でプルサーマルに反対する市民グループが抗議の声をあげ
た。
関電は7月8日の新規制基準施行後すみやかに、プルサーマル再開を前提に3、
4号機の再稼働を国に申請する方針。実際にMOX燃料を入れて運転する時期は
未定としている。プルサーマルは国策として進めてきた核燃料サイクルの柱と位
置づけられているが、計画通りに進んでおらず、核兵器の原料にもなるプルトニ
ウムが大量にたまっている。 (6月28日朝日新聞より抜粋)
◆復興予算で電力会社支援 原発停止の負担、穴埋め 100億円流用、
一部返還へ
東日本大震災の復興予算が電力会社の支援に流用されていることが分かった。
国の要請で原発を停止させたことによる負担増を埋め合わせるため、約100億
円が「基金」に積まれていた。
2011年度3次補正予算に「火力発電運転円滑化対策費補助金」(90億円)
と「温排水利用施設整備等対策交付金」(10億円)が計上され、社団法人や自
治体が管理する「基金」に移された。主な財源は所得税などの復興増税だ。
(中略)
理解得られぬ
《解説》復興予算の流用がまた露呈した。「基金」を利用した流用総額は1兆
円を超えるが、中でも電力会社の支援に使ったことは、原発事故の避難住民ばか
りでなく、全国の納税者の理解を得られない。
国の予算は単年度主義だが、自治体などが管理する基金に移せば数年に分けて
使えることが背景にある。朝日新聞の報道を受けて国は基金の見直しを始めたが、
今も流用実態を公表せず、返還されるのも約1千億円にとどまる見通しだ。
復興予算を被災地のために使うのは当然だ。そのための復興増税である。なぜ
流用がまかり通ったのかを徹底解明しなければ、「復興を加速する」という言葉
は信用を失うだろう。 (6月28日朝日新聞より抜粋)
┏┓
┗■4.再稼働阻止ネットの活動を伝える情報紙紹介
└──── (再稼働阻止全国ネットワーク事務局)
再稼働阻止・全国ネットワークでは、福島原発事故の実情を伝え、原発再稼働
に関する問題点について情報を共有するため、原発立地の地元で活動する方々と
広くつながりながら活動しています。
現地での活動の様子などを伝えるためすでにニュースを2回発行しており、そ
の中から第2号のもくじを紹介します。
§1.特別寄稿 7月に施行される新規制基準の施行と原発再稼働問題
緊急時対策所の設置と、特定安全施設の設置の2つにしぼって
◇海老沢徹(元・京大原子炉実験所)
§2.原発現地から 泊原発反対運動は、環境破壊をとめる闘い
◇泊原発 佐藤英行(北海道岩内町 岩内原発問題研究会)
§3.原発現地から STOP☆大飯原発再稼働 現地アクションからの
呼びかけ
◇大飯原発 寺田道男(STOP☆大飯原発再稼働 現地アクション)
§4.原発現地から 伊方の海と陸から「再稼働はんたい!」
◇伊方原発 堀内美鈴(原発さよなら四国ネットワーク
§5.原発現地から 川内原発再稼働阻止の取り組みと私たちの現状
◇川内原発 鳥原良子(川内原発建設反対連絡協議会)
§6.原子力防災 再稼働阻止と自治体の役割
◇布施哲也(反原発自治体議員・市民連盟)
§7.テントひろばから 脱原発テントといのちを守ろう
◇大口昭彦(経産省前脱原発テントといのちを守る裁判弁護団 弁護士)
§8.あおぞら放送インタビュー(テントひろば、2月22日)
◇ゲスト:堀内美鈴、キャスター:松元ちえ
※既刊のニュース(PDF)はホームページからダウンロードできます。
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/issue
※紙面の郵送については有料で対応させていただきます。
問合せ先:再稼働阻止・全国ネットワーク
info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
070-6650-5549
※「全国の原発再稼働を阻止しよう!現地行動に参加する交通費基金カンパ」を
募集しています。
口座番号 00110-0-688699 加入者名 再稼働阻止全国ネットワーク
通信欄に「お名前・ご住所」と「交通費基金として」とご記入ください。