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たんぽぽ舎です。【TMM:No1898】
2013年7月12日(金)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働反対!、再稼働のための規制委新基準反対!
   ―当面の重要スローガンを決定―
                       柳田 真 (たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.大飯原発の再稼働に抗議の声を上げ続け、
   次の「伊方原発再稼働」と闘おう! (上)
   豊かな命をはぐくむ海を守る闘い、イカナゴという小魚
                                   井出久司 (原発さよなら四国ネットワーク)
★3.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <6>
     「人造地震」の恐怖3 シェールガス採掘現場で地震が頻発
     便利さだけを追求する技術。そこに落とし穴はないのだろうか?
         島村英紀(地震学者)(TMM:No1889-7/4配信-のつづき)
★4.安倍政権の「原発営業」、インドから「NO」の声、世界の民衆も反発
   もし日本製原発で大事故が起きれば、メーカーに莫大な損害賠償請求
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.再稼働反対!、再稼働のための規制委新基準反対!
 |  ―当面の重要スローガンを決定―
 └──── 柳田 真 (たんぽぽ舎 再稼働阻止全国ネットワーク)
 
・再稼働阻止ネットワークは昨年11月文京区で結成大会(全国からの参加者300名)
をもち、現在は原発再稼働阻止こそ、原発ゼロへの近道として活動している団体
だ。
名前の通り、原発の再稼働阻止が目的で、ほぼ毎週木曜日に定例会議を開いて、
「毎週の活動のまとめと当面の行動方針を」を決めている。
出席者は構成4団体プラスアルファの10人強。
 
・7月11日(木)の会議では、1.7月8日(月)の規制委(規制庁)への抗議闘争が
成功したこと、規制委による再稼働のための新規制基準反対!、規制基準すら満
たさない電力会社の申請やめろ=持ち帰れ!の行動が全国の原発現地の参加で充
実した行動になった。(その後、東電本社前抗議と午後の院内集会へ参加)
・今後の規制へのスローガンについて論議した。結論は次の通り
 再稼働反対!再稼働のための新規制基準反対!
 
 
┏┓
┗■2.大飯原発の再稼働に抗議の声を上げ続け、
 |  次の「伊方原発再稼働」と闘おう! (上)
 |  豊かな命をはぐくむ海を守る闘い、イカナゴという小魚
 └──── 井出久司 (原発さよなら四国ネットワーク)
 
○  私達は伊方原発のある四国愛媛からやって参りました。原発さよなら四国ネ
ットワーク愛媛のメンバーです。私自身はこの大飯に来るのは2度目、彼女達は
3度目です。前回来た時に感じたことは、ここも原発さえなければ本当に風光明
媚な良い所だなあ、ということです。自然が豊かで、帰りのバスに乗る時にふと
岸壁から海の中を見ると、瀬戸内海側で激減している巻貝の仲間がものすごくた
くさんいたことに感動しました。この貝は特に伊方原発周辺では温排水の影響も
あって、著しく減少しているため、この若狭湾の豊かさを実感することができま
した。
 しかし、この若狭湾沿岸は別名、原発銀座とも呼ばれ、たくさんの原発が密集
し豊かな自然環境を破壊し、住民の方々をはじめ、この地域に生きる全ての生命
の安全を脅かしてきました。一部の者の利益の為だけに、国策の名のもとに行わ
れた原子力政策が、この地域で最も大切な本来守らねばならない宝物である固有
の自然環境を、そこに住む全ての者の生命を、安全な暮らしを脅かしてきたこと
は決して許されるものではない、と考えます。
○  私たちが住む愛媛県にも伊方原発が存在しています。全国で唯一の内海に面
した場所にある原発です。目の前には瀬戸内海という世界有数の生物生産力と生
物多様性を誇る宝の海です。このかけがえのない、世界に誇るべき宝の海とそこ
に棲む夥しい生き物の生命を放射能汚染や温排水の害にさらしながら、伊方原発
は存在しています。瀬戸内海は言うまでもなく、閉鎖性海域です。それゆえに大
変豊かですが、それゆえに汚染に非常に弱いということが問題です。さらに、瀬
戸内海の豊かな生物生産力を支えている生き物が存在します。それはアラメ、ワ
カメ、ヒジキ、ホンダワラ等の褐色の海藻であり、これらは人間の食料にもなり
なすがアワビ、サザエ、ウニ等の餌として非常に重要であるばかりでなく、小さ
なエビ類をはじめとする小動物の生息場所となり、そのため、魚の産卵場所、そ
して稚魚の成育場所や隠れ家になっています。
○  また、イカナゴという小魚がいます。これは関東ではコウナゴとも呼ばれ、
福島での事故後、高い放射能汚染が認められて有名になりましたが、このイカナ
ゴはメバル、カサゴ、マダイ、ヒラメ、サワラ等の餌として瀬戸内海の生態系を
支える非常に大切な種です。が、この褐藻類やイカナゴは冷たい海水を好みます。
イカナゴは夏の高水温期には砂の中に潜って、眠っている位です。従って原発が
排出する膨大な量の温排水が温暖化を促進し、これらの生き物の生存や繁殖を脅
かし、瀬戸内海の生物資源を枯渇させてきたことは間違いありません。さらにこ
の温排水はヒートショックや消毒によって海水中の夥しい数のプランクトンを殺
していますが、このプランクトンの中には魚の稚魚や卵、アワビ等の貝類やエビ、
カニ等の甲殻類やタコやイカの幼生をたくさん含んでいます。1990年代に発生し
た目に見える大きな魚の大量死も問題ですが、それだけが原発による被害だと思
っては決してなりません。このような例は外洋に面している川内原発周辺でも同
様に観測されています。若狭湾でも同様のことが起こっていると推測されますが
いかがでしょうか。(下につづく)
 
 
┏┓
┗■3.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ <6>
 │   「人造地震」の恐怖3 シェールガス採掘現場で地震が頻発
 │   便利さだけを追求する技術。そこに落とし穴はないのだろうか?
 └──── 島村英紀(地震学者)(TMM:No1889-7/4配信-のつづき)
 
 ○前回はダムが起こす地震についての話だった。世界各地で行っている開発や
生産活動は、このほかにも、知らないあいだに地震の引き金を引いてしまうこと
がある。新エネルギーの希望の星、シェールガス採掘も、じつは地震を誘発して
いる。昨年には米国オハイオ州で、採掘を一時中止する騒ぎになった。このシェ
ールガス採掘には「水圧破砕法」という手法を使う。化学物質を含む液体を地下
深くに高圧注入して岩石を破砕することによって、シェール(頁岩=けつがん)
層に割れ目を作る。同時に砂などの支持材も注入して割れ目を確保して、そこか
ら層内の原油やガスを取り出すという掘削法である。
 
○このときに使う化学薬品が有毒なもので、地下水を汚染するのではないかとい
う心配がある。しかし、ここでは「液体を深い地下に圧入する」手法について話
そう。前回と前々回の、この連載を読んだ方々は、このような「作業」が地震を
起こすのではないか、と思い当たるだろう。その通り、この水圧破砕法は、地震
がない米国で地震を頻発させているのである。オハイオ州の地震は同州北部の天
然ガス井の周辺だけで起きていた。地下には広大なシェール層があり、水圧破砕
法による天然ガス掘削が大々的に行われている。 ここでは2011年12月24日にマ
グニチュード(M)2.7の地震が発生した後、注入井を密かに一時閉鎖していた。
大みそかの31日には、同州でかつて起きたことがないM4.0の地震が発生した。
このためこの地震後には、その注入井から半径8キロ以内の注入井にまで閉鎖範
囲を拡大したのだった。
 
○オハイオ州だけではない。2011年、アーカンソー州でも大規模な群発地震が発
生したので、当局は注入井2か所の操業を一時停止させた。M3やM4とはいえ
震源のごく近くでは大きな揺れになって、井戸や掘削装置の破壊や環境汚染を起
こすかもしれないのだ。
 その前2009年にもテキサス州フォートワースとダラス周辺の注入井とその近辺
で発生した地震との関連性が確かめられている。 天然ガス採掘が盛んな米国内
陸部のアーカンソー州、コロラド州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、テキサ
ス州でM3以上の地震が、2011年には20世紀の平均の6倍にも増えている。
 じつは水圧破砕法はシェールガス採掘だけに使われる手法ではない。これから
日本でも盛んになりそうな地熱開発にも使われる手法なのである。
 
○かつて人類は、地球になかったフロンという物質を発明して大量に、便利に使
っていた。それが最終的に地球のオゾン層を破壊してオゾンホールを作る「悪魔
の技術」であることに気が着いたのはずっと後年である。
 
 便利さだけを追求する技術。そこに落とし穴はないのだろうか。<続く>
 (2013年6月14日夕刊フジ連載記事より)
 
 
┏┓
┗■4.安倍政権の「原発営業」、インドから「NO」の声、世界の民衆も反発
 |  もし日本製原発で大事故が起きれば、メーカーに莫大な損害賠償請求
 └──── 
 
○「日本の原発は安全」をセールストークに、原発メーカーの役員を引き連れて
世界中に「原発営業」をかけている安倍政権。
  政府レベルでは売り込まれたほうも歓迎しているようだが、当然のことなが
ら国民は猛反発している。
 インドもまた、原発セールスを積極的に行う安倍政権が有望視している国だ。
5月29日にはインドのシン首相と会談、原子力協定を早期妥結することで合意し
た。インドではすでに20基の原発が稼動しているが、今後20年で新たに34基の原
子炉を造る計画があるという。
○そんな日本の「原発輸出」のリスクを訴えるため、6月にインドから来日した
カルーナ・ライナ氏はこう語る。
 「インド政府は、現在の2.7%から'50年には25%へと原発比率を増やそうとし
ています。ところが福島の原発事故以降、各地で反原発運動が起き始めました。
南部のクダンクラムでは600日以上が経過したいまも激しい抵抗が続き、日本の
原発輸出に対する反発も起こっています」
 クダンクラムの抗議活動はインドの反原発運動の象徴ともいわれる。現地団体
と交流があるノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパンの佐藤大介氏は「特
に昨年9月のデモ、治安当局による弾圧は激しかった」と言う。
 「クダンクラム原発1号機に核燃料が装填されそうになったため、9月9日、
3万人もの人々が原発を包囲しました。ところが、翌日数千人の警官が襲いかか
り、警棒で殴りつけるなど激しい暴行を加えました。警官は女性や子供にも手加
減せず、重軽傷者多数。男性1人が射殺されました。
 さらには家々を次々と破壊するなどの弾圧ぶりに、インド全土が大きなショッ
クを受けたのです」(佐藤氏)。
○インドでは、たびたび起きてきた原発トラブルが原発の不信感に繋がっている。
 「'93年にナローラ原発で火災が発生、翌'94年にはカクラパール原発で浸水。
同じ年、建設中のカイガ原発では、格納容器を形成するコンクリート150tが高
さ75mから崩落し、作業中の14人が負傷しました。過去40年間で数え切れないほ
ど安全性に問題のある事例があるのです」(ライナ氏)
  一方、ビジネスとして考えてみても、インドへの原発輸出は他国へ輸出する
よりもリスクが大きい。その理由は厳しい原子力損害賠償責任法の存在だ。これ
により、事故が起きればメーカーが汚染の被害を賠償する仕組みになっている。
日本のように、国が助けてはくれないのだ。
 「もし日本製の原子炉で大事故が起きれば、メーカーに対して莫大な損害賠償
が請求されることも十分ありえます。住民の反対、安全性への疑問、事故時の賠
償責任等、多くのリスクを背負ってまで日本は原発をインドに輸出したいのでし
ょうか。ドイツは、インドの再生可能エネルギー開発に向けて10億ドルを拠出し
ました。日本もそちらの方面に資金を振り向けたほうがよいのでは」(ライナ氏)
 福島原発の事故収束もままならぬ中、原発を平然と売り歩く安倍政権及び日本
の姿はどう見られているのか?
<取材・文/週刊SPA!編集部>
(週刊SPA!7/16号-7月9日発売-より抜粋)
 
 週刊SPA!7/16号(7月9日発売)「安倍政権[原発セールス]に世界が反発」
では、インド以外にトルコ、ベトナム、中東各国やブラジルなど各国の「原発反
対」事情及び日本の「営業」に対しての視線をリポートしている。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1897】
2013年7月11日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.環境省による、新たな「環境破壊法」に強く反対します
   放射能拡散・野放し政策を支える環境法改悪をいかにくつがえすか!
                                           村山和弘(富山県)
★2.稼働の有無に拘わらず毎年約2000万円の税金
   経産省別館脇にある地層処分模型展示車-1年に数日のみ
                           渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
      ◆7/20-21「原発を問う民衆法廷」東京最終法廷開催のご案内
               会場:新宿区箪笥区民センターホール
★4.新聞・雑誌より4つ
  ◆住民犠牲の「再稼働」 新規制基準は電力会社優先
                 (7月9日東京新聞より抜粋)
  ◆除染予算6割使われず 国が市町村に制約 東電の意向に配慮
               (7月12日朝日新聞朝刊から抜粋)
  ◆核兵器「軍事的には無用な存在」 パウエル元米国務長官
               (7月10日朝日新聞デジタルより)
  ◆汚染水、海に拡散の疑い 福島第一原発、規制委が指摘
               (7月11日朝日新聞朝刊から抜粋)
━━━━━━━
※7/13(土)学習会にご参加下さい
 「安倍政権・原発輸出のウラ フランス原子力産業と日本の原発の危険な関係」
 お 話:山崎久隆さん
 日 時:7月13日(土)13:30~16:30
 会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
 参加費:800円
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.環境省による、新たな「環境破壊法」に強く反対します
 |  放射能拡散・野放し政策を支える環境法改悪をいかにくつがえすか!
 └──── 村山和弘(富山県)
 
 先の国会で「環境法が大幅改悪」されました。
「環境法の改正」(改悪)の建前とは;これまで放射性物質やその汚染物につい
ての環境法上の規制が無かった。これを「規制する法案」が口実です。
 
1.規制内容が、放射性物質についても、環境法では一部に限られ、国によって
恣意的にきめられている。
2.有害物(放射性物質によるもの)の監視権限が、都道府県知事から環境大臣
に移管します。
 
 環境省が、原子炉等規正法(100ベクレル)を無視した、がれき特措法を成立
させました。
しかし、徳島県・新潟県など多くの地方自治体が反対し一部の自治体しか受け入
れませんでした。
 地方自治体の中央省庁への批判姿勢に対して「環境法・大気汚染法」等から、
都道府県知事から権限を「放射能に限って環境省の専管」とするのです。
 とんでもない、中央権力への放射性汚染に関する、地方自治体への弾圧法が成
立しました。
 今後、原発休眠存続・再稼動・廃炉作業に伴う、低レベル・高レベル放射性廃
棄物の全国拡散・焼却が、この悪法によって、自治体レベルでの抵抗と反対が国
によって抑圧されます。
 「放射能拡散・野放し政策」を支える「環境法改正」成立をいかに覆(くつが
え)すか!
 
 環境省は全国の市民、住民運動が今後も放射能拡散反対運動が拡大する事を恐
れ、今回の「環境法改定」に踏み切ったのです。
 「環境法改正」案は成立してしまいました。今回の法改正は放射能拡散を合法
的に拡散容認する法律です。
地方自治体の義務も権利も簒奪しました。
 再稼動反対・廃炉へ!の運動は、環境法成立で合法的な拡散を許さない運動と
一体です。
 
 
┏┓
┗■2.稼働の有無に拘わらず毎年約2000万円の税金
 |  経産省別館脇にある地層処分模型展示車-1年に数日のみ
 └──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
 
 7月2日、テントに行ったついでに、経産省別館の脇にある地層処分模型展示
車に行ってきました。ご承知のように、北海道幌延に高レベル廃棄物の地層処分
の実規模試験施設が作られつつあります。
 その人工バリアの実物大模型だそうで。別館の女性が電話で担当部署を捜して
くれ、やっと見つけられました。車が7台止められている、その中に「押し込め
られている」という感じ、更に柵で囲まれており、入りようがない。
 朝日新聞によるとこの展示車が11年度に動いたのは3日間、12年度は17日間、
13年度は全く実施されていないそうです。にも拘らず、事業費は稼働の有無に拘
わらず、毎年約2000万円!駐車しているだけで。
 各電力会社は「コスト削減をしてもお金が足りない」と訴え、料金値上げを申
請しています。7月2日の新聞報道では、あの犯罪会社東電までもが「再稼働し
なければ、値上げもやむない」と脅す。
 「お金がない訴え」の嘘八百は6月6日に「電気料金1円値上がりすれば東電
の増収2682億円」というタイトルで行われた山崎久隆さんの講演内容でお分かり
の筈ですし、来られなかった方もご存知だと思います。
 追加として、この2000万円の事をお知らせします。あいつらは何に金を使って
いる?という事です。
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆「原発を問う民衆法廷」東京最終法廷開催のご案内
 
日 時:7月20日(土)13時~18時  21日(日)11時~17時
場 所:新宿区箪笥(たんす)区民センターホール
参加費:1日券1000円  2日通し券1800円
 
7月20日 1日目―「世界民衆の叫びを聴く」
1.オーストラリア ピーター・ワッツさん(オーストラリア反核連合共同代表)
2.チェルノヴィイリ バレンティンさん(チェルノブイリ事故被害者の父親)
3.台湾・蘭嶼島  シナン・マヴィヴォさん(放射性処理廃棄物施設反対)
4.フクシマ  武藤類子さん
5.原発労働者 斎藤征二さん(5~7は2日目の証言になります)
6.ヒロシマ被爆者
7.韓国  ハン・ジョンスンさん(被曝2世、患友会代表)
 
7月21日  2日目―「人類の未来へ勧告する」
  証人調べ
  ・浦田賢治さん(国際反核法律家協会副会長)
  ・澤野義一さん(大阪経済法科大学教授)
  判決言い渡し
問い合わせ:原発を問う民衆法廷(原発民衆法廷)
      (連絡先)090-2466-5184(矢野)FAX 045-434-4225
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より4つ
 └──── 
 
 ◆住民犠牲の「再稼働」 新規制基準は電力会社優先
 
 原発の新規制基準が8日、施行され、即座に10基の原発が再稼働申請された。
福島原発事故の収束はおぼつかない。事故原因も判明していない。地元では。憤
りが渦巻くばかりだ。さらに新基準には従来あった「立地評価」が削られていた。
これは重大事故が起きた際に、住民の安全を考慮する評価だ。電力会社の経営優
先で、住民に犠牲を強いる原子力行政はなんら変わっていない。
 
 海奪われた漁師 怒り隠せず 「人の手足をもいでおいて…」
 
 操業自粛が続く福島県いわき市の久之浜漁港。犬の散歩に訪れた漁師の男性
(74)が東京電力への怒りに声を震わせた。
 岸壁にずらりと並ぶ漁船に人影はない。福島原発事故から2年半の間、地元漁
師たちは汚染検査のための魚をとることを除いて、海に出ることができないでい
る。海を奪われた漁師たちの疲労の色は濃い。(中略)
 
 汚染水漏出疑いが浮上
 
 その矢先に原発の汚染水が漏出している可能性が浮上。敷地内の観測用井戸か
ら高濃度の放射性トリチウムが見つかり、専用港内の海水の放射性トリチウム濃
度も上昇していた。海際の井戸からはストロンチウムなどのベータ線を出す放射
性物質が検出された。(中略)
 
 東電、地下水放出も要望 収束どころか拡大恐れ
 
 (前略)そんな福島の被災地を置き去りにするかのように、新規制基準の施行
により、原発に"安全"のお墨付きが与えられようとしている。(後略)
 (7月9日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆除染予算6割使われず 国が市町村に制約 東電の意向に配慮
 
 福島県の市町村が行う除染のために国が昨年度用意した復興予算2550億円のう
ち、6割以上の1580億円が使われず、今年度に繰り越されたことがわかった。国
が最終的に費用を負担する東京電力に配慮して除染方法を厳しく制約しているこ
とが要因とみられ、安倍政権が公約する「除染の加速」との整合性が問われる。
 
 国は原発周辺の直轄除染と別に、県内36市町村が行う除染の費用を支払うため
県が管理する「基金」に積み立てている。県の開示資料によると、昨年度中に使
ったのは4割未満の970億円。32市町村で繰り越され、17市町村で執行率が5割
に満たなかった。それでも国は今年度予算に県の基金などを積み増すため新たに
2047億円を計上した。
 市町村の担当者に聞くと、廃棄物の仮置き場確保の遅れや作業員不足に加え、
環境省が除染方法を示す「ガイドライン」を厳しく運用し、市町村が求める手法
が認められにくいとの指摘が相次いだ。(中略)
 実際、東電は除染の基準が不明確として国から請求された212億円のうち159億
円を支払っていない。東電が応じない分は国が負担する可能性が高い。
 昨年度の協議は284件。結論が出るまで半年かかる例もあり、福島市は「判断
の権限を市町村に与えれば除染は加速する」。復興予算の流用が相次ぐ一方、国
の責任で進めるという除染の予算は大量に余っており、市町村には「細かなルー
ルを口実に予算執行が抑えられている」との不信が強い。東電は「除染について
環境省と話し合っているが、内容は公表できない」としている。(後略)
 (7月12日朝日新聞朝刊から抜粋)
 
 
 ◆核兵器「軍事的には無用な存在」 パウエル元米国務長官
 
 米軍制服組トップと国務長官を務め、米国の外交・安全保障政策の中軸を長年
担ったコリン・パウエル氏が朝日新聞のインタビューに応じ、核兵器は「極めて
むごい兵器」であるために使えず、軍事的には無用な存在だと語った。
 北朝鮮の核の脅威には核兵器を使う必要はなく、強力な通常兵力で抑止力は足
りるとの見方を示した。(7月10日朝日新聞デジタルより)
 
 
 ◆汚染水、海に拡散の疑い 福島第一原発、規制委が指摘
 
 東京電力福島第一原発の観測井戸の地下水から高濃度の放射性物質が検出され
ている問題で、原子力規制委員会は10日、原子炉建屋にたまった高濃度の汚染水
が、地下水と混じって海に今も漏れ出て拡散している疑いが強いと指摘した。規
制委は近く作業部会を立ち上げ、原因究明と対策を検討する。
 東電は10日、2号機タービン建屋と岸壁の間の「1―2」井戸で9日に採取
した水から、セシウムが過去最高の1リットルあたり3万3千ベクレル検出され
たと発表。4日間で100倍以上高くなった。3日には港湾で採取した海水から
2300ベクレルのトリチウムが検出された。(中略)
 一方、規制委は10日の定例会で、港湾の海水の放射性物質の濃度が高く、事故
直後に漏れた汚染水が土壌にたまっているという東電の見方ではうまく説明でき
ないとした。井戸の近くには建屋から海に続く地下の坑道があり、事故直後に漏
れた高濃度の汚染水がたまっている。坑道などから汚染水が土壌に漏れ出て地下
水に混じり、今も海に漏れて広がっていることが強く疑われると指摘した。
 東電原子力・立地本部の今泉典之本部長代理は「海に流出しているか、現在デ
ータを収集中で判断できない」と話した。(7月11日朝日新聞朝刊から抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1896】
2013年7月11日(木)地震と原発情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.新潟県泉田知事に、はげましと応援ハガキを送ろう!(米山)
★2.自民党は原発の再稼働について争点として堂々と戦え、主張せよ
 原発隠しの選挙はおかしい(柳田真 たんぽぽ舎)
★3.全国の原発再稼働を許すな!
 新潟県柏崎刈羽からのアッピール 平成25年7月8日
       (柏崎原発反対地元3団体 (反対同盟・地区労・守る会))
★4.新聞・雑誌から
 ◇高濃度の汚染水 海に拡散か(7月10日 17時10分 WEB NEWSより)
 ◇驚愕! 東電幹部 原発再稼働へ向けて猛暑を念じ、経産省幹部へメール
                (dot. 週刊朝日 7月19日号より)
★5.本の紹介(永山一美 たんぽぽ舎ボランティア)
 『人間と環境への低レベル放射能の脅威
   ―福島原発放射能汚染を考えるために」(あけび書房・刊)
━━━━━━━
※予約受付中!7月22日(土)19時から、慶応大学経済学部教授・金子勝さんを
お招きして、反原発と反TPPについてお話しいただきます。ぜひご参加
下さい。参加費800円。予約はメールまたはFAXでお願いします。
メール nonukes@tanpoposya.net FAX 03-3238-0797 ━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.新潟県泉田知事に、はげましと応援ハガキを送ろう
 │ 東電柏崎刈羽原発の再稼働申請はルール違反!
 │ ベント設備の着工に、県知事は同意していない!
 └────(米山 たんぽぽ舎ボランティア)
 
 私は12日の金曜行動で「はげまし・応援はがき」を実費で配布したい。
よかったら購入してください。当日売り切れたらゴメンなさい。
手伝ってくれる方歓迎です。
 誰でも出来ることです。立派な文章ではなくともかまいません。
要はこころをこめて書き送る事です。
柏崎刈羽で永年反対運動を行っているY氏も賛意を示しています。
 
ハガキのあて先
 〒950-8570 新潟市中央区新光町4-1
  新潟県庁内「知事へのたより」(←←必ず明記して下さい)
メールの場合 kouchou@pref.niigata.jp または、WEBフォーム
 新潟県知事公式ホームページ 知事へのたより
 http://www.pref.niigata.lg.jp/kouhou/1193760968244.html
ファクス 025-280-5049 です。
 ここでも「知事へのたより」と明記して下さい。
 
 
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┗■2.自民党は原発の再稼働について争点として堂々と戦え、主張せよ
 │ 原発隠しの選挙はおかしい
 └────(柳田真 たんぽぽ舎)
 
 自民党が原発再稼働についてふれないで(実質隠して)選挙を進めていると
私にはみえる。国民の多数が原発再稼働に疑問、あるいは反対であるという
世論調査があることで、票が減る課題を避けて、選挙後に再稼働をドンドン
進めるつもりらしい。電力会社はそのように期待している。
 
これは安倍首相の主張する「美しい日本、美しい日本人」に反する姿勢では
ないか。卑劣なやり方だ。安倍首相、自民党は選挙の争点として原発の再稼働
を主張し、堂々と争うべきだ。
 
来年4月に実施予定の消費税増税やTTPについても率直に語るべきだ。日本の
今後にかかわる重要テーマだから。大事な争点を隠して、アベノミクスのみで
勝とうは、王道ではない。
 
 
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┗■3.全国の原発再稼働を許すな!
 │ 新潟県柏崎刈羽からのアッピール 平成25年7月8日
 └────(柏崎原発反対地元3団体 (反対同盟・地区労・守る会))
 
 私達は、40年間も柏崎・刈羽をはじめとする地域住民、周辺地域市町村の非
常に多くの住民そして、県民と原発反対運動を展開してきました。特に、平成
23年の3・11福島事故で、原発事故の恐ろしさをまのあたりにし、「核と人類
は共存しない」という運動方針の正しさを再確認、福島県民や全国の原発立地
現地住民と連携・連帯し、原発再稼働を阻止すべく、闘ってきました。
 東電の最近の動きは、常軌を逸脱しています。新潟県・柏崎市・刈羽村と東
電の間には、安全協定が存在していますが、この最低限の約束事を踏みにじっ
て、7月8日本日、規制庁に再稼働申請を文字通りなりふりかまわず強行しよ
うとしているのです。将に暴挙であります。
 
 そもそも、レベル7の巨大な福島事故の検証がなく、16万人もの福島県民に
避難生活を強制しておいて、再稼働強行を画策する。超高濃度汚染水(1リッ
トル当たり2億9000万ベクレル)の始末、数十年はかかるといわれる4基の原
発の廃炉問題等等、全てを棚に上げておいて、どういう神経なのか!
 また、規制庁の新基準は、炉心溶融、メルトダウン、メルトスルーに至った
場合、事故の影響を最小限に留めるとして、柏崎刈羽どころか、新潟県が壊滅
する程の死の灰(4×20ぺタBq×10のマイナス3乗=80×10の15乗Bq)の放出
(ベント)を認めようとしています。メルトダウン・メルトスルーは、化学結
合の100万倍単位の核崩壊熱のあっという間の発散であるが、圧力容器・格納
容器の爆発は十分想定できるのに、想定していない。爆発を想定すれば、日本
滅亡が確実、故に考えない。つまり新基準は再稼働の為の基準です。亡国の基
準です。
 
 本日、電力4社(北海道、関西、四国、九州)は5原発10基のPWR型原発
再稼働に向けた安全審査申請を行いますが、本質は同じです。
日本滅亡への道を開く暴挙です。核と人類は共存できません。
共に闘いましょう。
 
 
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┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆高濃度の汚染水 海に拡散か
(7月10日 17時10分 WEB NEWSより)
 
(中略)福島第一原発では、ことし5月以降、海に近い観測用井戸の地下水か
ら放射性物質が高い濃度で検出され、2号機近くで新たに掘った井戸では、採
取した水に含まれる放射性のセシウム137の濃度が9日、1リットル当たり
2万2000ベクレルと、4日間で100倍余りに上昇しています。
 東京電力は、事故直後のおととし4月に2号機の近くで海に流れ出た高濃度
の汚染水が地面にしみ込み検出された可能性があると説明していましたが、原
子力規制委員会は、10日の会合で、土に吸着されやすいセシウムが3号機や
4号機近くの井戸でも検出されているとして、おととしの汚染水だけを理由と
するのは疑問があるとしました。
 そのうえで、放射性物質が港で採取した海水からも高い値で検出されている
として、「高濃度の汚染水が地中に漏れ出したうえで、海へ広がっていること
が強く疑われる」という見解を示し、近く専門家も参加したワーキンググルー
プを立ち上げ、原因究明や対策を検討することになりました。
 規制委員会の田中委員長は、記者会見で、「原因を突きとめないと適切な対
策ができない。最優先で対策を立てるために、専門的な検討を重ねていく必要
がある」と述べました。(後略)
 
 
◆驚愕! 東電幹部 原発再稼働へ向けて猛暑を念じ、経産省幹部へメール
(dot. 週刊朝日 7月19日号より)
 
 電力4社は7月8日、原発の再稼働を申請する。その直前、経済産業省幹部が
「柏崎は、やはり反発がきましたね。根回し、ウラでどの程度、されたので
しょうか?」などというメールを東京電力幹部に送っていたことがわかった。
本誌が入手した10通のメールには安倍政権の“再稼働シナリオ”が赤裸々に記
されていた。ジャーナリストの今西憲之氏と本誌取材班が取材した。
 冒頭のメールを出した経産官僚が気にしていたのは、東電が再稼働を目指す
新潟・柏崎刈羽原発6、7号機についてだ。福島原発事故の当事者である東電だ
けに、再稼働のハードルは高いため、6月に東電幹部に宛てたメールでこう危
惧していた。
〈反発、怖いのは御社がKK(柏崎刈羽)で動かれる時でしょうか。一気に
 世論が高まり、地元もNOというしかない状況になりかねません。過去の
 裏での積み重ねが、一気に壊れてしまう。そのところ、いかがでしょう
 か? 巧妙にされておられるとは、思ってはいますけれど〉(経産官僚)
 
 後に経産官僚の不安は的中した。
 東電は7月2日、柏崎刈羽原発の再稼働申請の意向を表明したが、これに対し、
新潟県の泉田裕彦知事がこう猛反発したのだ。「地元に何の相談もなく申請す
る。こういう態度で、立地地域との信頼関係を築けるはずがない」
 翌日の新聞、テレビ各社がトップで泉田知事の発言を大きく取り上げたが、
それを読んだ東電幹部はメールでこうぼやいていた。
〈どの新聞もトップで、新潟県知事でほとほと、まいりました〉(中略)
 
一方の経産官僚は冷静に事態を分析し、その先の展開をこう予測している。
〈柏崎は、やはり反発がきましたね。(略)先に地元の了承をとりつけろ
 との論になるでしょう。それやっちゃったら、永遠に再稼働は無理なこ
 とは明白。わが社OB、新潟県知事(泉田氏は経産省OB)、次の選挙はま
 だ先。つめたいでしょうね、きっと。他の事業者の動向を眺めつつ、
 申請となるのでしょうか〉(中略)
 
 事故の反省もなく両者が「猛暑」の話でこうも盛り上がる背景には、原発再
稼働の命運を決める“一大イベント”を前にしても再稼働に否定的な世論への
いら立ちが垣間見える。(後略)
 
 
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┗■5.本の紹介
 │ 『人間と環境への低レベル放射能の脅威
 │  ―福島原発放射能汚染を考えるために」(あけび書房)
 └──── (永山一美 たんぽぽ舎ボランティア)
 
低放射線量でも長期間浴びる方がむしろダメージが大きかった!
著 ラルフ・グロイブ、アーネスト・スターングラス
翻訳 肥田舜太郎、竹野内真理 3800円+税
 
 「低レベルの放射線を長期にわたって被曝した」場合の人体に及ぼす影響に
ついて、様々な角度から言及されています。私のような専門的な知識がなくて
も、読んでみれば分かるような、その裏付けのデータもたくさん掲載されてお
りました。
 まず前半の項には、放射能とは?放射物質とは?被曝とは?ベトカウとは?
など、初歩的な解説にページを割いており、導入部分としてもかなり、入りや
すく構成されているようです。
 読み進めると、放射能などに傷つけられた遺伝子は正常な再生が怪しくなり、
その壊れた遺伝子情報のまま次の遺伝子を作リ始めるということ。そしてその
遺伝子を受け継ぐものは、そのエラー情報が受け継がれるのではないか。植物
や動物にも異変が見られ、それが放射能などに由縁するとしたら、私たち人間
も「動物」であり生き物であり、その例外ではないのだという事を感じました。
それを知ると、目に見えない放射能が私たちの預かり知らない間に、なんと
我々の環境を蝕んでいるのかを実感できます。
 
 被曝労働をされている方はもちろんでありますが、放射能で汚染されている
区域に住まわざるを得ない沢山のみなさんがいる事、そしてその低線量被曝を
受ける地域は今後ますます拡がっていくのだろうと思います。
 そのためにも、すべての環境において、こういう低線量知識が必要になって
くるんじゃないかなと、感じました。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1895】
2013年7月10日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.全国で再稼働反対・「規制委への申請抗議」の活動
   九州で、四国で、東京で集会や抗議文の申し入れ
                    柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.九州電力鹿児島支店前で、抗議集会と九電へ抗議文
   川内原発再稼動反対、14団体、40名以上の参加
                 鹿児島反原発連合 松元成一
★3.原発NO 「すぐ撤回を」若者ら事故不安訴え
   「伊方再稼働申請」四電前で抗議 松山
★4.東京・原子力規制委のビルの前にて
   「原発、絶対の安全ない」 再稼働申請 地元・被災者ら抗議
★5.再稼働申請 「この国は何も変わらない」
   古里追われた避難者 福井県敦賀市
★6.新潟県知事と東電社長の会見模様
   県は審査事前了解願いの受け取りを拒否
   OurPlanet-TVがノーカットで放送する
   「新潟県知事が東電社長と面談-柏崎刈羽原発の再稼働」45分
                    山崎久隆(たんぽぽ舎)
━━━━━━━
☆「経産省前テントひろば」が、東京地裁へ要求していた「大法廷を」の要求が
 通り、7月22日(月)の第2回口頭弁論は大法廷となった。多くのご参加を!
 
 日 時:7月22日(月)13時より東京地裁前抗議行動、
           14時より第2回口頭弁論
           16時より弁護士会館クレオAで裁判報告集会
 連絡先:「経産省前テントひろば」 TEL 070-6473-1947
 
☆茨城県東海村村長村上達也氏の夫人・禎子(さだこ)氏(67)が
 7月4日亡くなられました。
 心からおくやみ申し上げます。
━━━━━━━
 
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┗■1.全国で再稼働反対・「規制委への申請抗議」の活動
 |  九州で、四国で、東京で集会や抗議文の申し入れ
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
 7月8日(月)、全国各地で「電力会社の再稼働申請」に反対し、抗議する集会
が開かれた。とりあえず、■2.九州(鹿児島)、■3.四国(松山)、■4.東京
(六本木-規制委員会ビル前)、■5.福井(敦賀)の4つを報告する。
 この他にも、北海道や関西やその他でも行われているので、現地からの文・原
稿が届き次第、掲載します。
 
 
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┗■2.九州電力鹿児島支店前で、抗議集会と九電へ抗議文
 |  川内原発再稼動反対、14団体、40名以上の参加
 └──── 鹿児島反原発連合 松元成一
 
 7月8日午前、九州電力が規制庁へ川内原発再稼動申請を真っ先に出した事に
対し、九州電力鹿児島支店前で抗議集会を実行し、九電へ抗議文を手渡しました。
 抗議集会には県内外の14団体、約40名以上の参加がありました。旗や横断幕、
プラカードで「川内原発再稼動反対」の意を示し、14団体がそれぞれに抗議のア
ピールを述べました。
 13時から九電ロビーにて広報課長に抗議文を手渡し読み上げました。抗議文
は、鹿児島県の運動を代表し「反原発・かごしまネット(代表;橋爪健郎)」の
『川内原発1・2号機の「再稼動」申請に抗議する』でした。そして、8団体も
抗議文を簡単な表明とともに手渡しました。
 大まかな趣旨は
1.福島第一原発のメルトダウン、水素爆発、一連の事故の原因究明が未だ出来
ていない
2.高濃度放射能汚染地下水の対策は全くできていない
3.使用済み燃料棒などの核廃棄物の処理のメドは全くない
4.15万人の方々が今なお避難生活を余儀なくされている
5.東電の経営に巨額な税金を投入され国民が多大な負担を強いられていること
が、九電とは関係ないのか
6.原発の安全神話は完全に崩壊したのに何を根拠に安全な運転ができるという
のか
7.川内原発を取り巻くかのように走る無数の活断層の存在を無視するのか
8.再生可能な発電事業の開発に努力し脱原発にしっかり取り組むべき
9.我々は協力を惜しまない
10.再稼動申請を取り下げる英断を
以上の内容でした。果たしてどの様な反応があるのか不明ですが、鹿児島の反原
発運動は結集して「川内原発再稼動」を断固阻止します。
 
 
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┗■3.原発NO 「すぐ撤回を」若者ら事故不安訴え
 |  「伊方再稼働申請」四電前で抗議 松山
 └──── 
 
 「今すぐ申請撤回を」「福島と同じことを伊方で起こすな」―。四国電力が原
子力規制委員会に伊方原発3号機の再稼働を申請した8日、松山市の四電原子力
本部前では若者からお年寄りまで県内外の約50人が抗議の声を上げた。
 寄せられた申し入れ書や抗議文は約60通。全員が一度に敷地内に入るのを拒ま
れたため、一人ずつ四電担当者と向き合った。「八幡浜・原発から子どもを守る
女の会」の斉間淳子さん(69)は「事故が起きれば故郷を失うのは私であり子であ
り孫かもしれない。不安が日々大きくなっている」と声を震わせた。
 若者らでつくる「伊方原発を止めまっしょい☆若者連合」のメンバーも横断幕
やプラカードを掲げて参加。呼び掛け人の女性(23)=松山市=は「また安全神話
にがんじがらめにされてしまう。若い人に原発をもっと知ってほしい」と訴えた。
 一部のメンバーは全国知事会議が開かれている松山市のひめぎんホール前へ。
新規制基準を批判した新潟県の泉田裕彦知事に向け拍手を送り、全国の知事にも
「地域住民の声をしっかり受け止め反映する県政を求めている。周辺の知事も再
稼働を真剣に受け止めた議論をしてほしい」と県外から呼び掛けた。
 (7月8日愛媛新聞より抜粋)
 
 
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┗■4.東京・原子力規制委のビルの前にて
 |  「原発、絶対の安全ない」 再稼働申請 地元・被災者ら抗議
 └──── 
 
 福島の事故から2年4カ月。全国5カ所の原発が8日、新たな規制基準のもと
で再稼働への一歩を踏み出した。原発の活用をうたう政権のもと、経営の立て直
しを急ぎたい電力会社。安全対策は十分なのか。住民の不安はぬぐえていない。
 安全審査の申請は、原子力規制委が入る東京・六本木のビルで午前9時半から
始まった。初めに申請したのは、泊原発を持つ北海道電力。酒井修副社長は報道
陣に「安全対策は考える範囲で対応している。効率的な審査をしていただければ」
と話し、再稼働について「冬の前には、少なくとも1基と望みを語った。
 ビルの外では、午前9時前から約80人の市民らが抗議の声を上げた。集まった
のはこの日申請した電力各社の地元で原発反対を訴えるメンバーら。「再稼働は
歴史的暴挙だ」などと声明を読み上げた。
 北海道釧路市から来たというマシオン恵美香さん(51)は「防災対策が取られて
いない原発を動かすとどうなるか、ちゃんと考えてほしい」と話した。
 (7月8日朝日新聞夕刊より抜粋)
 
※事故情報編集部より:なお、この記事には、ヨコ12cm、タテ12cmの大型の写真
=抗議集会の内容写真が一緒に掲載されています。
 
 
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┗■5.再稼働申請 「この国は何も変わらない」
 |  古里追われた避難者 福井県敦賀市
 └──── 
 
 3・11から二年余り。原発再稼働に向け、新規制基準による安全審査の申請
受け付けが八日、始まった。東京電力福島第一原発事故で古里を追われた人たち。
避難先でも近くの原発が申請対象となり、やるせない思いと不安を抱えている。
 「国に声が届かず、もどかしい」。嫁ぎ先の福島県南相馬市から日本原子力発
電敦賀原発のある福井県敦賀市に避難した主婦鈴木美紀さん(四四)はそう話す。
 原発事故後、中学教諭の夫を福島に残して高校二年の娘と始めた避難生活だが、
もともと敦賀市の隣町で関西電力美浜原発がある福井県美浜町で生まれ育った。
それだけに、敦賀原発の先行きが見えないことで地元に漂う閉塞感はよく分かる。
一方、原発を動かそうとする国や電力会社に強いいら立ちを覚える。(中略)
 申請された関西電力大飯原発3、4号機などが並ぶ"原発銀座"も近い。新規制
基準は原発の安全神話復活を導くのではないかと思う。「原発以外の道を探して」
と願っているのに、一向に声が届かない。「時間がたっただけで結局何も変わら
ない。この国も生活も」
 安全審査申請を報じるテレビを見ながら次女が「どうせ私たちは切り捨てられ
て、原発を動かすんでしょ」と言った。突き刺すような言葉。鈴木さんは返す言
葉が見つからなかったという。(後略) (7月9日東京新聞より抜粋)
 
 
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┗■6.新潟県知事と東電社長の会見模様
 |  県は審査事前了解願いの受け取りを拒否
 |  OurPlanet-TVがノーカットで放送する
 |  「新潟県知事が東電社長と面談-柏崎刈羽原発の再稼働」45分
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 新潟県の泉田知事は、東電が「再稼働申請と事前了解願いを同時進行させる方
法で了承を」との申し出を拒否しました。
 東京電力が持参した新基準に基づく審査事前了解願いを、柏崎市と刈羽村と新
潟県に手渡そうとしましたが、新潟県は受け取りを拒否したのです。その時の広
瀬東電社長と泉田県知事のやりとりです。
 7月5日の泉田知事と東電社長の会談とその後の東電社長の記者会見が、計4
5分が掲載されています。
 7月8日に原子力発電所の新規制基準が施行となり、電力各社の再稼動申請の
受付けが開始されますが、福島第一原発事故を起こした東京電力は株主総会が終
わるとさっそく新潟県の柏崎刈羽原発6・7号機の申請をすると記者発表しました。
 しかし柏崎刈羽原発については、地元の新潟県を始め自治体や住民には何ら説
明もないまま、既にベント装置の基礎工事が始まっており、事実上の再稼働準備
工事と、新潟県は抗議をしていました。東電の広瀬社長は泉田知事に「申請・審
査と事前了解願いを同時に進行したい」と言います。しかし知事は「事前了解と
いうのは前もって願い出ること。」と同時進行などあり得ないと主張、既にベン
ト工事が始まり、その工事手法も中越沖地震の際に発生した3号機起動変圧器の
火災に関する説明と全く違うことを指摘して反論しました。
 東電が審査の事前了解を取り付けようとした7月2日にもトリチウム汚染が確
認され、福島第一原発では地下水汚染と漏えいが起こるなど、事故の対応も出来
ないままでの再稼働申請に地元新潟県の泉田知事は強く反発しています。
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 配信情報より
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 NewsClips「東電、柏崎刈羽原発の再稼動申請へ~新潟知事は反発」
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 東京電力は2日、柏崎刈羽原子力発電所6、7号(新潟)の再稼動へ向けて、
原子力規制委員会が原発の新規制基準を8日に施行した後、速やかに安全審査を
規制委に申請することを決めた。
新潟県の泉田裕彦知事は「立地地域との信頼関係を構築する意志がない」と東電
を強く批判するコメントを発表した。
配信日 2013年7月2日(火)
視聴URL http://ourplanet-tv.org/?q=node/1613
たんぽぽ舎です。【TMM:No1894】
2013年7月9日(火)その2 地震と原発事故情報-
6つの情報をお知らせします                転送歓迎
━━━━━━━
★1.規制委員会-規制庁・抗議活動が大きく報道されました
   朝日、毎日、東京、NHK、TBSなど、ほぼ全マスコミで報道
                      柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.北海道、四国、九州でも市民が抗議活動
   九州の活動を報告             さよなら原発いのちの会
★3.再稼働正当化許さない 市民団体が抗議
   「原発さよなら四国ネットワーク」大野恭子さんら
                            (7月8日毎日新聞より抜粋)
★4.東京電力本社へ申し入れた文書
   柏崎刈羽原発の再稼働申請は許せない
               再稼働阻止全国ネットワーク
★5.新聞・雑誌より1つ
  ◆地下水のセシウム、3日前の90倍に 福島第一原発
               (7月9日朝日新聞夕刊より抜粋)
★6.テント日誌7月7日(日)経産省前テントひろば666日目
   昨日例年より14日 早い梅雨明け宣言がされました
   七夕プロジェクトを終えて日比谷公園での交流会に向かう人たちが
   来テント       (I,K)
━━━━━━━
 
 
┏┓
┗■1.規制委員会-規制庁・抗議活動が大きく報道されました
 |  朝日、毎日、東京、NHK、TBSなど、ほぼ全マスコミで報道
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 
 7月8日(月)、「再稼働阻止全国ネットワーク」のよびかけで、原子力規制委
員会-規制庁闘争が全力で闘われた。4つの電力会社(北海道、関西、四国、九
州)の現地の市民それぞれがプラカードを持ち、電力会社の申請書自体が規制基
準を満たしていない(防潮堤ができていない=未完成、免震事務棟が未完成など)
ことを指摘して、申請を取り下げろとアピール。又、抗議申入書では、再稼働促
進の規制委基準そのものに反対!と訴えた。
 当日の行動はほぼ全マスコミで報道された。その一部。
東京新聞の見出し=原発新基準 満たされず 4社10基再稼働申請 写真入り
朝日新聞の見出し=「事故原因も解明されていないのに」福島の避難者ら、憤り
         写真入り
毎日新聞の見出し=市民団体が抗議-再稼働正当化許さない 写真入り
共同通信-各県のそれぞれの地方紙に掲載
 
 
┏┓
┗■2.北海道、四国、九州でも市民が抗議活動
 |  九州の活動を報告
 └──── 
 
九州電力へ川内原発再稼動申請の撤回を求める要請行動を行いました。
 
さよなら原発いのちの会(昨年7月より九電川内営業所前で毎週金曜行動をし
ている会)
 
日時7月8日(月)午後1時半川内原発展示館で申し入れしました。
参加者は、薩摩川内市民と近隣市町村の方。
 代表の堀切さんが要請文を読み上げて、参加者は原発立地の自治体で暮らす者
としてそれぞれ思いを語りました。
 九電の代表の方は、一人一人のその思いに対して失礼にならないように気をつ
けながら何を言っても慎重に十分に配慮して再稼働するという答えでした。
 この方たちの頭や心の中はどうなってるのかなと思いつつ 生身の人間として
少しは感じて下さったことを期待(出来ないかな?)するしかないかなあという
ところでした。
 
 
┏┓
┗■3.再稼働正当化許さない 市民団体が抗議
 |  「原発さよなら四国ネットワーク」大野恭子さんら
 └──── 
 
  原子力規制委員会が入る東京都港区六本木のビルの前では午前9時前から、
 再稼働申請をする電力4社の地元で原発に反対する市民団体のメンバーら約80
人が抗議した。「再稼働反対」「大飯(原発)を止めろ」とシュプレヒコールを
上げた。
 「原発さよなら四国ネットワーク」の事務局、大野恭子さん(61)は、四国電
力に対して「申請をやめてください。伊方原発の前には世界有数の活断層がある。
四国電力のみなさん、古里を守ってください」とマイクで呼び掛かけた。
 市民団体「再稼働阻止全国ネットワーク」の共同代表、柳田真さん(73)も
「新規制基準に抗議したい。福島原発の事故原因が不明なのに対策を取れるのか」
と演説。参加者らは、原子力規制庁の広報担当者に「新規制基準は住民の安全で
はなく、再稼働を正当化するためのものだ」と訴える抗議声明文を手渡した。
(後略)(7月8日毎日新聞より抜粋)
 
注:規制庁への抗議声明の全文は、【TMM:No1893】に掲載
 
 
┏┓
┗■4.東京電力本社へ申し入れた文書
 |  柏崎刈羽原発の再稼働申請は許せない
 └──── 再稼働阻止全国ネットワーク
 
                        2013年7月8日
 
東京電力株式会社社長廣瀬直己様
 
東京電力の生きる道は原発の再稼働なのか?
大いなる疑問を持って抗議する
 
                                  再稼働阻止全国ネットワーク
             東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
     メール  info@saikadososhinet.sakura.ne.jp  TEL 070-6650-5549
 
 一昨年の東京電力福島第一原子力発電所の大事故の教訓は「人間と原発は共存
できない」ということであり、大事故は収束しておらず、今なお被曝や被害が広
がっている。
 事故により、人も動物も農地も海も汚染され、想像を絶する多大な被害が発生
している。
 原発関連死は1000人を超えたといわれ、いまなお16万人もの人が避難し
ており、そして福島の子どもたちは、これから放射能の被曝におびえながら生き
ていかなくてはならない。本当に非人間的なことである。
 このことを考えた場合、人間であるならば、福島の人の意見を抜きにして今後
の原発政策を考えることは出来ないことである。
 しかしながら、昨年12月に誕生した安倍政権が、原発の再稼働に積極的な姿
勢を示した為、政界業界は福島の原発事故はなかったかのように原発の推進に動
き出した。
 
 以上の状況下、新聞報道によれば本日にも北海道、関西、四国、九州の4電力
会社は計12基の再稼働を申請するとのこと。そして東京電力も柏崎刈羽原発の
6・7号機の再稼働を申請するとのこと。いずれも許されないことである。特に
東京電力は、福島第1、第2原発の廃炉化、被曝労働者の救済と確保、被災者の
救済と補償が全く出来ていず先が見えない中で、新たに原発の再稼働申請する
とは恥ずべき行為である。まさに原子力マフィアの「命より経済」を露呈させた
非人間的行為である。
 原発は事故により多大な被害を与えるだけでなく、通常の運転が被曝労働の上
に成り立っていること、それに加え使用済み核燃料棒を中心とした高レベル放射
性廃棄物がほぼ飽和状態とのこと。
 これ以上に高レベル放射性廃棄物を作り出す原発を辞めるのは当然のことなの
である。
 
 以上のことを総合的に判断すれば、原発の再稼働に使うお金があるのなら、そ
れは原発立地の原発廃炉事業、原発以外の産業誘致や雇用対策、さらには自然エ
ネルギーの開発等に当てるべきである。
 今回、これだけ大きな罪を犯しながら東電や政府は誰一人として事故の責任を
取っていない。本当におかしなことであり、これもまた許されないことである。
 事故を起こした当事者である東電の最大の責任の取り方は、一つある。それは
率先して原発から撤退することである。このこと無くして国民の理解は得られな
いであろう。
 被曝・被害者には誠意を持って補償することと、原発からの撤退を強く要請す
るものである。
 
 
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┗■5.新聞・雑誌より1つ
 └──── 
 
 ◆地下水のセシウム、3日前の90倍に 福島第一原発
 
 東京電力は9日、福島第一原発2号機の海側に掘った観測井戸で8日採取した
地下水から過去最高の1リットルあたり2万7千ベクレルの放射性セシウムが検
出されたと発表した。5日に採取した水に比べ、約90倍に急上昇した。東電は
「海に漏れているかはわからない。今後データを集めて分析する」としている。
 検出されたのは、事故直後の2011年4月に高濃度の汚染水が海に流出した
2号機取水口の近くにある「1―2」井戸の水。セシウム134が法で定める濃
度限度の150倍の9千ベクレル。セシウム137は200倍の1万8千ベクレ
ル。5日に採取した放射性セシウムの値の約90倍で、ストロンチウムなどの値
は89万ベクレルで横ばい。東電は「セシウムの値だけがなぜ上昇したのかはわ
からない」という。(中略)
 今回高濃度の放射性物質が検出された井戸の数メートル南側には、2号機ター
ビン建屋と海をつなぐ側溝がある。側溝やタービン建屋から今も汚染水が漏れ続
けている可能性について、東電は「現時点ではよくわからない。可能性として確
たるものはなく、データを蓄積して評価したい」と話している。
                       (7月9日朝日新聞夕刊より抜粋)
 
 
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┗■6.テント日誌7月7日(日)経産省前テントひろば666日目
 |  昨日例年より14日 早い梅雨明け宣言がされました
 |  七夕プロジェクトを終えて日比谷公園での交流会に向かう人たちが
 |  来テント
 └──── (I,K)
 
 予報の通り朝から太陽ぎらぎら、でもまだ午前中は時折涼しい風がテントの人
たちを癒してくれていました。午後からはじっと座っているだけで汗だらだらだ
ったけれど……
 10時過ぎから首相官邸前で行われた“100万人の母たち”七夕プロジェクト
に参加のため長野や福島から訪れた方たちがテントに寄ってくださり、いつもよ
りにぎやかな朝でした。
 11時時少し前,悲愴な顔でやってきた若い女性、「タクシー乗り場はどこで
すか?」と、聞けば大事な試験を受けるためやってきたけれど、丸の内線が事故
で開始時間に遅れそう!と必死の様子、居合わせた人たちで一生 懸命タクシー
を止めてあげようとしたが、空車はなかなか来ない、やっと止まったタクシーに
乗り込み地図を見せて目的の場所が霞ヶ関違いで、埼玉にあるもう一つの霞ヶ関
だったことが判明、もうどうしても間に合いそうも無く、彼女は思わず涙ポロリ!
 彼女に とってこの試験は大学の推薦入学に必要な大事なものだったそうだ。
まわりの大人たち「まだ若いのだからこれからもチャンスはあるよ」。推薦入学
に頼らないで受験でがんばれば……などなどと必死で慰めていた。
 他にも虎ノ門はどう行けばいいの?イイノホールはと聞く人が訪れた。それに
してもテントの人たちはなんて優しいのでしょう!それぞれに丁寧に対応してあ
げています。後ろのビルの住人や国会議員さんたち見習って欲しいなあ!
 
 1時ごろ七夕プロジェクトを終えて日比谷公園での交流会に向かう人たちでま
た賑わった。福岡の山伏さんも来て原発廃炉とテントを守る祈願のために法螺を
吹いて下さった。ご利益がありますように!赤ちゃんを連れて参加のお母さんな
ど 少し座って休息して頂けたのは良かったです。2時からテントの当事者報告
会もあったのでほとんどの人たちがそちらに移動したが、私は留守番を引き受け
て座り込む。通りがかりの女性、写真を撮っていいですか?とおっしゃるのでど
うぞとテントのチラシを渡したら、カンパして下さった。
 七夕プロジェクトに間に合わなかったけど短冊を吊るしたいと来てくださった
方、テントの笹に吊るして頂き、Sさんが交流会の場所まで案内する。
 その後 数人で座り込み去年どんな風に暑さ対策をしたかなど、懐かしく思い
出した。4時過ぎ報告会が終わって徐々にスタッフが戻って来たので私は帰路に!
報告会の詳細は別途あると思います。
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