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たんぽぽ舎です。【TMM:No1913】
2013年7月29日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.地下の汚染水対策は2年以上も全く進展なし
   見えるところの対策しかしない「東電体質」の実態
                     山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.森滝市郎没後20年にあたって
   「核絶対否定」の思想をひとり一人の行動原理にしよう (下)
                     井上 啓
★3.巨大地震の間で繰り返す「普通ではない、のろまの地震」は
   次に来るべき巨大地震のなにかの先駆けである可能性が
   ないとはいえない
   そして海底での「地殻変動観測」は実はまだ開発途上だった
   「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」その10
                     島村英紀(地震学者)
━━━━━━━
※8/2(金) 第66回首相官邸前抗議行動にご参加を!
 日時:8月2日(金)18:00から20:00 第66回首相官邸前抗議行動
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント横で
 まとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.地下の汚染水対策は2年以上も全く進展なし
 |  見えるところの対策しかしない「東電体質」の実態
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
 
 原発震災発生直後の2011年3月11日に始まった「地震と原発事故情報」は、す
でに2年4ヶ月以上ほとんど毎日発行され900本近くになる。私も沢山記事を書
いてきた。そのうち2011年4月10日に書いた記事の一部を再掲する。
--------------------------------
 水が漏れているという場所も、テレビで盛んに流している小便みたいなちょろ
ちょろ出ている廃液で済むわけがありません。この岸壁は下が砕石だというのに、
いすから転げそうになりました。いやしくも放射性物質を扱う施設の土台が砕石
だというのですから。普通は悪くても耐水性セメントかコンクリート護岸でしょ
う。うちのいなかの漁港だってコンクリです。
 既に原子炉建屋もタービン建屋も底部がずたずたでしょうから、そこからしみ
出した高レベル放射性廃棄物と化した海水や冷却水はその砕石土台を通り抜けて
海に垂れ流し状態。見かけの小便をいくら止めても意味が無い。まして数万トン
の低レベル廃液も流してしまうのだから、もうめちゃくちゃです。
どうしたらいいんでしょうか。この人たちは。内陸汚染に加え今度は海洋汚染。
怒りに震えています。
 やりようはいくらでもあったはずです。六カ所再処理工場や東海再処理工場で
汚染されていない大型タンクを全部取り外して持ってくるとか、ダブルハル構造
の使用済燃料輸送船を全部ここに持ってきて廃液タンクに使うとか、50万トンタ
ンカーを買い取って廃液貯蔵につかうとか、建設中の原発のきれいなポンプや配
管材を取り外してもってきて、タービン建屋の床からくみ上げた汚染水を圧力容
器や格納容器に戻すループを作るとか、矢板をうち込むならば防波堤ではなくタ
ービン建屋と護岸のあいだであるとか、とりわけ何で防波堤に矢板を打ち込むの
かさっぱり分からない。この防波堤は閉じられた構造ではなく船が出入りするた
めに当然海側に開いている。だから途中の防波堤が切れていようがいまいがもと
もと密封された海域でも何でもない。
 あほみたいなことになんで資材を無駄遣いするのか。
 とにかく汚染水の流出を食い止める手段はいくらでもあったはずです。
--------------------------------
 若干の事実誤認はあるが、大筋で間違ってはいない。しかも今に至るもこの状
態から変わっていない。
 この時点で既に地下から海に放射能漏えいは起きていたと考えるのが自然だ。
なぜならば、もともとこの場所に水を止める能力など無いのだから。
 タービン建屋から海までは、砕石を入れて造成したことは、当時東電から聞い
て知っていた。図面もあったはずだ。そんなところに汚染水が出れば、たちどこ
ろに海に流れ出すことも東電は知っていた。
 今年4月になってようやく規制庁は汚染水流出の「可能性」を指摘するが、2
年前からそんなことはわかりきっていたことだ。
 どうしたらもう少し危機感をもって福島第一に取り組めるのか。
 広瀬社長の謝罪会見とやらも全く誠意のかけらもない。自らは10%1ヶ月の減
俸で責任を取ったつもりらしいが、これは推定10万円程度。あるお笑い芸人が公
然わいせつで支払った罰金以下である。
 これでわかるのは東電の関心事は柏崎刈羽原発の再稼働であり、そのためには
湯水のごとく(ないはずの)資金を柏崎刈羽原発には投ずるのに、福島第一原発
には必要な工事や資材もまともに出さない。
 筆頭株主の国(原子力損害賠償支援機構)は、まず福島第一原発の事故収束作
業に資金と人を最大限投入させるべきだ。柏崎刈羽原発と福島第二原発は最低限
の安全性確保対策(具体的には使用済燃料の乾式貯蔵設備の構築)以上は認める
べきではない。
 
 
┏┓
┗■2.森滝市郎没後20年にあたって
 │  「核絶対否定」の思想をひとり一人の行動原理にしよう (下)
 └──── (井上 啓 (※) )
 
   核文明批判
 
 広島原爆で一眼を失った年の秋から冬にかけて、中国山地の眼科医院で入院生
活をしていたころ、私の胸中には一種の素朴な文明批判が芽生えていた。いった
い、原爆などというものを生み出すような現代文明の方向は、このまま進んでよ
いものであろうか。この方向では人類は自滅を招くのではないかと。
 しかし、その後三十年間に、私たちの憂慮や批判や抵抗をあざ笑うかのように、
軍事利用でも平和利用でも核の開発はすさまじく進められた。核兵器の備蓄は、
広島型原爆に換算してその四百万発分に相当するよいわれ、産業用のエネルギー
源も主として核に求められようとする核時代に突入した。
 政府や産業界は「軽水炉 増殖炉 融合炉」という図式で核エネルギー開発の
展望を宣伝し、二十一世紀はあたかも壮大な核文明の華麗な世紀として迎えられ
るかのような夢をいだかせようとする。
 しかし、そのような核文明の方向は人類にその未来を失わせるものである、と
警告し、核と人類は共存しえないものと見定め、「核絶対否定」の決意と行動で
人類の生存を守ろうとするのが私たちの原水禁運動である。
 被爆三十一周年原水禁大会(1976年)の基調演説の結びで私は、核時代の
産業文明を批判し、非核文明の二十一世紀を迎えるべきであることを訴えた。
いわく「 もっと心配なことは、プルトニュウムを燃料とする高速増殖炉の開発
によってプルトニュウム経済の時代を招来するのだ、と豪語しているものがあり
ますが、そんな巨大エネルギー、巨大産業の核文明を招来したら、その絶頂で人
類は、その未来を失うでありましょう。
 巨大エネルギー、巨大開発、巨大生産、そして巨大消費という形態をとる核時
代の産業文明は、いまこそその価値観を一大転換しなければなりません。価値観
の転換とは何か。一言でいえば、すべて巨大なるものは悪であり、のろわれたる
ものであり、いと小さきもの、いとつつましきものこそ美しいものであり、よい
ものであるということであります。シューマッハー博士の言葉を借りると ビッ
グ・イズ・イービル(悪)。スモール・イズ・ビュウーティフル ということで
あります。
 私たちは巨大なる核エネルギー産業文明によって子孫のものまで使いはたし、
プルトニュウムのようなやっかいきわまる遺産を子孫に残すべきではありません。
 いま私たちは、二十世紀の最後の四半世紀にさしかかりました。この四半世紀
こそ、人類が)生存への道を選ぶか、死滅への道を選ぶか、最後の機会でありま
す。私たちは、やはり生存への道を選ばなければなりません。二十一世紀に生き
延びなければなりません。生き延びる道は何か。核絶対否定の道しか残されては
いません。核は軍事利用であれ平和利用であれ、絶対に否定するよりほか、人類
の生きる道はないのであります。いまこそ価値観を大転換させ、核文明を否定し
て非核文明をきずき、人間の深い、美しい生きざまをひらいていこうではありま
せんか」と。
 ここでいう非核文明の方向をひらいてゆくためには、大まかにいって二つのみ
ちがある。一つはイングリス博士が提言するように、核エネルギー以外の代替エ
ネルギーを開発する道である。太陽熱、風力、地熱、潮位の差を利用する発電で
ある。
 もう一つの道は、人間の生きざまを「自然易簡」の道かえすことである。「自
然征服」の思想と生活から「自然隋順」の思想と生活にかえることである。
 私は昨年(一九七八年)国連訪問後、ニュー・ハンプシャー に加わってアマ
ーストを訪れ、イングリス博士に再会して相語り、アマースト郊外のモンタギュ
ー村で「自然農場」を営むラヴジョーイさんを中心とする九人の同志の新しい生
きざまの探求に感動した。アマースト訪問で、私は非核文明のビジョンを得たの
である。
 
 ※井上氏の肩書き:元・原水爆禁止日本国民会議事務局次長、NPO法人農都
   共生全国協議会事務局長、NPO法人有害化学物質削減ネットワーク理事
 
 
┏┓
┗■3.巨大地震の間で繰り返す「普通ではない、のろまの地震」は
 |  次に来るべき巨大地震のなにかの先駆けである可能性が
 |  ないとはいえない
 |  そして海底での「地殻変動観測」は実はまだ開発途上だった
 |  「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」その10
 └──── 島村英紀(地震学者)
                 その9は、7月26日【TMM:No1911】に掲載
 
○  前回までは「普通ではない、のろまの地震」が巨大地震が繰り返す間にはさ
まっていて、巨大地震の繰り返しを左右しているのではないか、という話だった。
 世界の巨大地震地域にはこの種の不思議な地震が起きないところもある。だが
日本ではプレートの動きから計算した巨大地震よりは、実際に起きてきた巨大地
震のほうが少ない。日本人にとっては、もちろん幸いなことである。
 しかし現在の地震学では、どんなときに「普通ではない地震」が起きるのか、
どういうときに巨大地震が起きるのかは、残念ながら分かっていない。
○ ところで、この「普通ではない地震」が意外に多く起きていることも分かり
かけている。
 たとえば、1997年には九州と四国の間にある豊後水道の地下で、また、その前
年には宮崎県沖の日向灘の地下で起きていた。また2001年から2004年にかけて、
静岡県の浜名湖の地下でも起きた。身体にも、普通の地震計にも感じない「のろ
まの地震」だった。もちろん新聞にも出ない。地震の大きさは、今年1月からニ
ュージーランドで半年以上かけて起きている「のろまの地震」のマグニチュード
(M)7よりも小さい。
 これらの不思議な地震は、いずれも1944年に起きたM8クラスの東南海地震や
1946年のやはりM8クラスの南海地震の震源断層の縁辺部で起きた。そしてこれ
らの場所は、将来起きることが恐れられている南海トラフ地震の震源域の中やそ
の境界でもある。
 地震学者としては、私はあまり気持ちがよくない。これらの地震は巨大地震の
エネルギーを「散らして」くれるだけではなくて、その次に来るべき巨大地震の、
なにかの先駆けである可能性がないとはいえないからである。
○ しかし日本でのこの種の地震の観測は、ニュージーランドに比べて不利なこ
とがある。
 それは、ニュージーランドで使われた精度の高い地殻変動の観測は陸上でしか
行えない制約があるからである。
 ニュージーランドでは、この不思議な地震は同国の陸地の地下で起きている。
正確に言えば同国の北島と南島の間にある海峡下なのだが、北島にも南島にも展
開している観測点が震源を取り囲んでいるのである。
 これに対して日本の場合は、海溝型地震のほとんどは海底下で起きるために、
遠い海底下の現象を陸上から観測しなければならず、精度も感度も悪いという制
約がある。
 じつは海底で、精密な地殻変動観測を行おうという研究はいろいろ行われてい
る。だが、どの研究もまだ、開発途上なのである。  (つづく)
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たんぽぽ舎です。【TMM:No1912】
2013年7月27日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします   
                           転送歓迎     
                        
━━━━━━━
★1.再稼働反対 3種のハガキを普及中、好評
   1.新潟県知事を激励 ハガキ   2.再稼働やめよ   ハガキ
   3.テントを守ろう ハガキ
             柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止ネット)
★2.地震・津波講座(1)「日本は地震活動期に入ったか」
    島村英紀(地震学者)先生の地震最新情報を学習しよう。(8月5日)
       「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ好評
★3.森滝市郎没後20年にあたって
   「核絶対否定」の思想をひとり一人の行動原理にしよう (中)
   【森滝市郎「核絶対否定の歩み」抜粋】
★4.新聞・雑誌より
  ◆  東電社長、発表遅れ陳謝 汚染水流出 3日前に判断(福島第一)  
                             (7月27日朝日新聞より抜粋)
   ◆  海汚染再度拡大の恐れ 福島第一複雑なトンネル構造
   継ぎ目弱点、護岸でも止まらず    (7月26日 東京新聞より抜粋)
   
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.再稼働反対-3種のハガキを普及中、好評
 |  1.新潟県知事を激励 ハガキ   2.再稼働やめよ   ハガキ
   |   3.テントを守ろう ハガキ
 └────   柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止ネット)
  
 ○7月26日第65回金曜行動が行われた.たんぽぽ舎はいつものように1班-5班
の5つに分かれて、首相官邸前、国会正面、途中の財務省上交差点などで、ビラ
配布=週刊金曜ビラ(1500枚)と3つのハガキ普及活動に取り組んだ。
○ハガキ普及では先週から新しく始めた新潟県泉田知事と柏崎市会田市長の両名
へ激励・応援ハガキが好評で100組以上が普及できた。時宜に合っていることと
値段も手頃(2枚のハガキプラス住所宛名の案内チラシで120円)なこともある
が、もう一つ“激励ハガキ”という面も共感を呼んだと思う。世の中がひどいの
で安倍首相や電力会社への抗議ハガキが今までは多かったが、今回は東電とやり
合い頑張る新潟県泉田知事への激励と言うことで共鳴が広がった。そして、3種
のハガキを扱うことで相互―相乗作用も働き、ハガキ運動的になってきている―
家庭でもできる反原発運動として―と感じた。
○反原発自治体議員・市民連盟も今週の会議で、泉田ハガキに共催として加わる
ことを決定。経産省前テントひろばでも、ハガキが着実に普及している。
○3種のハガキのこれまでの実績は次の通り
  1.再稼働反対ハガキ    1万6000枚  (3枚1組200円)
  2.テントを守ろうハガキ   8000枚  (3枚1組200円)
    3.泉田知事・会田市長激励   700枚  (2枚1組120円)
 
 ※注文はたんぽぽ舎へ 送料は10組までは100円
  一番早くて確実なのは、金曜官邸前行動でハガキを入手すること
 
┏┓
┗■2.地震・津波講座(1)「日本は地震活動期に入ったか」
   | 島村英紀(地震学者)先生の地震最新情報を学習しよう。(8月5日)
  |    「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ好評
  └──── 
 
 メルマガで連載している「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ
を書かれた地震学者の島村英紀先生を講師に迎え、地震の最新情報を学習しよう。
・活断層が注目を集めているが、隠れた断層はいっぱいある。なぜわからない?
・地震が起きやすいところはある程度わかるが、でも地震予知は(今のところ)
 とてもできない。
・知見は続々積み上がっているそうですが、地球規模の時間の流れの中で見るの
  で???
           等々知りたいこといっぱいです。
 
 講 座;地震・津波講座(1)「日本は地震活動期に入ったか」
 講 師;島村英紀さん(地震学者)
 日 時;8月5日(月)18:30開場 19:00開会
 会 場;スペースたんぽぽ (ダイナミックビル4F)
 参加費;800円      「地震がよくわかる会」協賛
        「地震がよくわかる会」は、島村先生に適時助言をいただいています。
  
 ※第2回目は9月4日(水)「地震の基本・規制委員会」講師:今井孝司
 
  ☆島村先生の新刊本紹介  7月25日発行
    「人はなぜ御用学者になるのか」地震と原発   
            花伝社  1500円+税
                        
┏┓
┗■3.森滝市郎没後20年にあたって
 │  「核絶対否定」の思想をひとり一人の行動原理にしよう (中)
 │   【森滝市郎「核絶対否定の歩み」抜粋】
 └──── (井上 啓 (※) )
 
  生存のために
 
 フィジーの非核太平洋会議から深い感動と決意を持って帰国した私は、その年、
被爆三十周年(1975年)の原水禁大会の基調演説で、ついにきっぱりと文字
通りの「核絶対否定」の立場を打ち出した。国際会議での問題提起的な演説の草
案は例年のように事務局で用意されたが、そのなかに「核分裂エネルギーを利用
する限り、人類は未来を失うであろう」という一句があった。私は、電話で起草
者の池山君とこの一点について打ち合わせ、覚悟を決めた。そして、大会基調演
説の草案を精魂こめて書いた。その演説の後半は、いわば「核絶対否定」の宣言
であった。
 いわく、「さて私たちの運動は、広島・長崎の体験から「核兵器絶対否定」の
運動として起こりました。従って初期の段階では、私たちも核エネルギーの平和
利用のバラ色の未来を夢みました。しかし今日、世界ではほとんど共通に起こっ
てきました認識は、平和利用という名の核エネルギー利用が決してバラ色の未来
を約束するものではなくて、軍事利用と同様に人類の未来を失わせるものではな
いかということであります。             
 つまり、平和利用という名の原子力発電から生ずるプルトニュウムは、いうま
でもなく長崎原爆の材料でありますから、軍事利用に転用される可能性があるこ
とは明白であります。またプルトニュウムは、半減期二万四千年というもっとも
毒性の強い放射性物質でありますから、まことにやっかいきわまるものでありま
す。しかも、それは天然自然にあるのではなく、全く人工的に生産されるもので
あります。ですから、原子力発電がたとえ安全であるとしても、そこでは多量の
プルトニュウムと放射性廃棄物が生産されるのであります。しかも、その放射性
廃棄物の究極的処理の道はまだ解決されておらず、解決の見込みもないといわれ
ています。
 こんな状態で、人類のエネルギー源は、核分裂エネルギーに求めるほかないと
いって原子力発電所をこぞってつくり、そこからプルトニュウムと放射性廃棄物
を莫大に出し続けるということになれば、そのゆきつくところはどういうことに
なりましょうか。
 核分裂エネルギーにたより続けたら、この地球全体がプルトニュウムや放射性
廃棄物の故に人類の生存をあやうくされるのであります。
私たちは今日まで核の軍事利用を絶対に否定し続けて来ましたが、いまや核の平
和利用と呼ばれる核分裂エネルギーの利用をも否定しなければならぬ核時代に突
入したのであります。しょせん、核は軍事利用であれ、平和利用であれ、地球上
の人間の生存を否定するものである、と断ぜざるをえないのであります。核と人
類は共存できないのであります。
 共存できないということは、人類が核を否定するか、核が人類を否定するかよ
りほかないのであります。われわれは、あくまで核を否定して生き延びなければ
なりません。
 核兵器を絶対否定してきた私たちは、平和利用をも否定せざるをえない核時代
に突入しているのであります。『核兵器絶対否定』を叫んできた私たちは、いま
やきっぱりと『核絶対否定』の立場に立たざるをえないのであります。『平和利
用』という言葉にまどわされて『核絶対否定』をためらっていたら、やがて核に
否定されるでありましょう。
 先日の国際会議で私があえて提起したテーゼは、『核分裂エネルギーを利用す
る限り、人類は未来を失うであろう』ということでありました。くりかえして申
します。『核分裂エネルギーを利用する限り、人類は未来を失うであろう』と。
 人類は未来を失ってはなりません。未来の偉大な可能性を確保しなければなり
ません。私は被爆三十周年のこの大会で、全世界に訴えます。
 人類は生きねばなりません。そのためには『核絶対否定』の道しか残されては
いないのであります。
      (下-核文明批判-につづく)
 
  ※井上氏の肩書き:元・原水爆禁止日本国民会議事務局次長、NPO法人農都
    共生全国協議会事務局長、NPO法人有害化学物質削減ネットワーク理事
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
◆  東電社長、発表遅れ陳謝
    汚染水流出 3日前に判断(福島第一)
  東京電力福島第一原発の汚染水が海に流出している問題で、東電の広瀬直己社
長は26日、社内会議で「流出」と判断したものの、公表は3日後だったと明か
した。会見では「原発事故以来、(安全文化について)全くできていない」と認
めた。
 東電によると、19日夕、広瀬社長も参加した会議で「海に漏れた」と判断し
た。社内では18日未明には、流出を示すデータが共有されていたという。だが、
すぐには公表せず、22日夕の定例会見で明らかにした。その間の週末は資料づ
くりをしていたという。
 そもそも、5月下旬に建屋海側の地中で放射性物質が検出されたが、発表は6
月19日だった。海への流出の可能性についても「データを精査している」とな
かなか認めなかった。
 広瀬社長は「意思の決定、公表までの経緯、大変おしかりを受けている」と陳
謝した。
                             (中略)
 原発事故を受けて東電が自らの改革のために設置した原子力改革監視委員会は
26日、「対応は遅きに失した」と指摘。東電は「明確な根拠が十分に示せなく
ても、最悪の事態について、反響を恐れずに迅速に率直に言及する」などとした
今後の対策をまとめた。(後略)
                              (7月27日朝日新聞より抜粋)
 
◆  海汚染再度拡大の恐れ 福島第一複雑なトンネル構造
   継ぎ目弱点、護岸でも止まらず
 東京電力福島第一原発で、再び海洋汚染が拡大する恐れが高まっている。汚染
源は地下トレンチ(トンネル)とその周辺とみられるが、地中深くで複雑に入り組
んでいる。東電の資料を基に、地下の様子を立体図に再現すると、あちこちに漏
出の危険性が潜む状況が浮かんでくる。
 問題のトレンチは、海水をくみ上げ原発の熱を海に逃がす海水ポンプに送電す
るケーブルや、海水をタービン建屋に引き込む配管を収めるために設けられた。
重要な施設だが、2011年4、5月に高濃度汚染水が海に漏れた。それから2年余。
再びリスクの主役になってきた。
 何より問題なのは、建屋の地下だけで7万5000トンにのぼる高濃度汚染水がト
レンチに流れ込んでいることだ。トレンチはもともと水をためる施設ではなく、
トレンチ同士の継ぎ目などから汚染水が漏れ出す恐れがある。(後略)
                 (7月26日 東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1911】
2013年7月26日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
━━━━━━━
★1.北海道電力に、「泊原発再稼働申請」の撤回を求める申し入れ
   説明責任がなっていない。誠意ある回答となっていない。<下>
               佐藤英行(北海道岩内町)
★2."地震エネルギー"どこに消えた?
   「普通ではない地震・のろまな地震」が起きていて…
   「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」 その9
                  島村英紀(地震学者)
★3.新聞・雑誌より
  ◆汚染水漏れ 東電が謝罪 福島県庁で会見
                (7月26日東京新聞より抜粋)
  ◆6号機冷却停止 運転ミスが原因 福島第一
                (7月26日東京新聞より抜粋)
  ◆東電に150億円追加請求 除染費用で環境省 対応は不透明
                (7月26日東京新聞より抜粋)
★4.今週のたんぽぽ舎
   藤田祐幸氏講演録パンフレット・8月刊行予定
━━━━━━━
※8/5学習会にご参加を!
 地震・津波講座第1回「日本は地震活発期に入ったか」
 
講  師;島村英紀さん(地震学者)
日  時;8月5日(月)19:00より
会  場;「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費;800円
「地震がよくわかる会」協賛
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.北海道電力に、「泊原発再稼働申請」の撤回を求める申し入れ
 |  説明責任がなっていない。誠意ある回答となっていない。<下>
 └──── 佐藤英行(北海道岩内町)
 
[Q]保安院はその当時不安院と言われるほどであてにならない。安全対策で津波
の高さを9.8mから7.3mにした理由は?
[A]今までの解析では10mメッシュで行っていたが、今回精度を高めるため5m
メッシュにして航空データで行い、80mと50mの岩礁があり、それから津波の高
さを7.3mとした。
[Q]基準津波は本来規制委員会が作るべきだが北電が作成している。基準津波の
高さは?
[A]防波堤に西側で7.3m、前の方で5m、3号機の取水口付近で5.2m。自主的
な安全対策として防潮堤を作る。
[Q]施設の水密化は?
[A]6月末現在で3号機は20箇所中14箇所、1,2号機は20箇所中10箇所水密扉
の工事は終了している。
[Q]フィルター付ベントは当初設計になかったので安全協定の事前協議の対象に
なるのではないか?
[A]フィルタ付ベントは今回の申請に入っていない。今回、基本設計の変更の申
請を同時にしたが、このことを道庁にに相談したところ、事前協議の対象ではな
いと言われている。
[Q]過酷事故の時の注水について、注水したあとの汚染水の処理はどうなるのか?
[A]新規制基準ではそこまで求められていないが、フクシマで苦労していること
は承知をしている。安全対策においても5年と言わず前倒しをして工事を行って
いる。安全には絶対ということはなく、事故を起きる確率を下げていく。
 
当方の代表から最後に
説明責任がなっていない。誠意ある回答となっていない。原発を続けるメリット
はない。使用済核燃料の処理などを考えると人間の手に負えるものではない。作
業員の被曝が前提となる原発は倫理的にあってはならない。北電は地域にほくで
んさんと呼ばれている意味がわかりますか?社会的責任がある会社だと思ってそ
う呼んでいる。ちょっと勇気と叡智を持てば原発をやめれるのだ。
 
北電の主張
・あくまでも再稼働は新基準の審査による
・再稼働は本年中(本年度中ではない)
・安全対策の防潮堤、水密扉はあくまでも自主的(9.8m→7.3mに下げたため)
等々  (文責 佐藤)
 
以上が、申し入れの抄録です。
安倍政権の流れが大きな力となって再稼働を進めようとするが、私たちはめげて
はいけない。ああ来ればこうやる、そう来ればこのようにしてやろうと、私たち
の英知を持って、未来に責任をもっていきましょう。
 
 
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┗■3."地震エネルギー"どこに消えた?
 |  「普通ではない地震・のろまな地震」が起きていて…
 |  「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」 その9
 └──── 島村英紀(地震学者)
              その8は、7月19日【TMM:No1905】に掲載
 
 日本列島を載せているプレートと海洋プレートの間でしだいに地震エネルギー
がたまっていって、やがて耐えきれなくなると、海溝型の大地震が起きる。物理
学者で随筆家の寺田寅彦がいう「忘れたころ」、つまり100年とか200年ごとに、
こうしてマグニチュード(M)8クラスの巨大地震が繰り返してきている。
 ここまでは、よく知られていることだ。しかし、じつは計算が合わないのである。
 プレートは一定の速さで動き続けている。東北日本の東側にある日本海溝には
太平洋プレートという海洋プレートが毎年10センチの速さで押してきているし、
西南日本の南側ではフィリピン海プレートという別の海洋プレートが南海トラフ
という海溝に向かって毎年4.5センチの速さで押してきている。これらの動きは
少なくとも千万年以上続いてきている。
 ところでこれらM8クラスの巨大地震が起きたとき震源断層がどのくらいの距
離だけ滑ったのかということは、地震計の記録から分かる。それによれば多くの
場合、数メートルなのだ。
 たとえば太平洋プレートの場合プレートの歪みが年に10センチずつたまってい
く。2年で20センチ、10年で1メートル・・・。ところが、実際に巨大地震が起
きてきた間隔よりもずっと短い数十年でプレートの歪みが「限界」に達してしま
うはずなのだ。
 どうも計算が合わない。プレートが作っている歪み、つまり地震エネルギーは
大地震として解消されるものがある一方、どこかに消えてしまう歪みがなければ
おかしい。
 「M8より小さい地震がたくさん起きているのだろう」って?いや、Mが1だ
け違えば地震のエネルギーは約30倍も違う。Mが2違えば1000倍も違うのだ。こ
のため、小さい地震を束にしても、M8の地震にはならないのである。
 この「消えてしまった地震のエネルギー」の大きさは、世界各地の海溝でそれ
ぞれ違う。日本海溝ではエネルギーの60%が消え、南海トラフでは30%が消えて
しまっている。繰り返し発生している十勝沖地震では1952年十勝沖地震(M8.2)
の前に、どうも大地震一回分のエネルギーが抜けているようなのだ。
 他方、アリューシャン列島沿いや、南米チリの南部では、この「消えてしまっ
たエネルギー」はほとんどない。プレートが押してきた分だけ巨大地震が起きて
いるのだ。
 不思議なところもある。伊豆諸島から南、グアム島の先まで伸びているマリア
ナ海溝では、この種の巨大地震が起きたことがない。巨大地震のエネルギーは、
すべて、どこかに消えてしまっているのである。
 巨大地震を起こすはずのエネルギーがどこかに消える。前回のニュージーラン
ドでいま起きている、地震計には感じない大地震の話を思い出すだろうか。
 そうなのだ。「普通ではない地震」が巨大地震が繰り返す間にはさまっていて、
巨大地震の繰り返しを左右しているのではないか、と思われはじめているのである。
 
 
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┗■4.新聞・雑誌より
 └──── 
 
 ◆汚染水漏れ 東電が謝罪 福島県庁で会見
 
 東京電力福島本社の石崎芳行代表は25日、福島県庁で記者会見し福島第一原発
の汚染水が海に流出した問題について「漁業者の方をはじめとした福島の皆さま
に、大変なご迷惑をお掛けした。本当に申し訳ありません」と謝罪した。(中略)
 汚染水対策として、原子炉建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げ海に放出する
計画については「(漁業者)の理解を得ることが難しくなるのは当然だが、汚染水
を減らすためにはどうしても必要だ」と述べた。(7月26日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆6号機冷却停止 運転ミスが原因 福島第一
 
 東京電力福島第一原発6号機で、原子炉の冷却が一時停止した問題で、東電は
25日、非常用ディーゼル発電機の起動試験をする際、事前に切っておくべき信号
経路を切り忘れたことが原因だったと発表した。(中略)
 6号機は、一昨年の東日本大震災で緊急停止したが、炉心には今も764体の核
燃料集合体が入ったままになっている。(7月26日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆東電に150億円追加請求 除染費用で環境省 対応は不透明
 
 東京電力福島第一原発事故に伴う除染費用として、環境省は新たに約150億円
を近く東電に追加請求することが25日、分かった。これまで同省は計約212億円
を請求しているが、東電は4分の1しか支払いに応じず問題化しており、今回も
どう対応するか不透明だ。
環境省が請求するのは、今年3~5月までに国や市町村が執行し確定した除染費
用で、8月中にも請求する。(後略) (7月26日東京新聞より抜粋)
 
 
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┗■5.今週のたんぽぽ舎
 |  藤田祐幸氏講演録パンフレット・8月刊行予定
 └────
 
 たんぽぽ舎パンフチームは、「スペースたんぽぽ」で 行われた藤田祐幸氏の
講演「フクシマ後の時代を生きる」のパンフレットを作成中です。
 現在、表紙のデザインと最後の校正作業を行っておりますので、内容の一部を
紹介いたします。
 
   第1章 修羅から地人へ
   第2章 福島第一原発事故の発生
   第3章 ヒロシマ、ナガサキの歴史を取り戻すために
   第4章 生態系に取り込まれる放射能
       -チェルノブイリからフクシマをみる
   第5章 国土に広がる放射能汚染
   第6章 被ばくについての考え方と被曝限度数値の変遷
   第7章 管理できない放射能と許されない子どもたちへの被ばく
   第8章 私たちの目指すもの
         そしてそれはどこから作り上げるのか
 
 以上36頁 400円のパンフレットですが、藤田祐幸氏が物理学者として反原発
運動や地球的規模の環境、エネルギー問題に取り組んできた 半生を振り返って、
人としてどう生きるのか、子どもたちの未来のため、私たちは、今、何をしなけ
ればならないか問い質したテーマが盛りだくさん編集されています。是非ご購読
願います。予約受付中。問い合わせ先-たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1910】
2013年7月25日(木)地震と原発情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.森滝市郎没後20年にあたって「核絶対否定」の思想をひとり一人の
 行動原理にしよう(井上啓 :元・原水爆禁止日本国民会議事務局次長)
★2.北海道電力に、「泊原発再稼働申請」の撤回を求める申し入れ
 北海道電力との一問一答を紹介します<上>(北海道岩内町 佐藤英行)
★3.読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇7月27日(土)東海文化センター
  講演会&ディスカッション・写真展「フクシマの人たちの今」
★4.新聞・雑誌から
 ◇東電汚染水流出 「開示遅く遺憾」 経産相が批判(7月23日朝日新聞)
 ◇福島の除染:最大5兆円 産総研試算(7月23日 毎日新聞より)
 ◇除染:賃金未払いなど業者の68%で法令違反 福島労働局
  (7月24日 毎日新聞より)
 ◇体育館に避難した若い作業員たちを現場に連れ戻す男たちがやって来た。
 「まるで作業員狩りだな」(Blog「秋場龍一のねごと」より)
━━━━━━━
※27日(土)18:00開会 槌田ゼミ「徹底解析福島原発事故15」-放射能と
水素の放出経路と爆発について- 講師:槌田敦さん 参加費800円
場所 スペースたんぽぽ (直接会場へおこしください)
━━━━━━━
 
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┗■1.森滝市郎没後20年にあたって
 │ 「核絶対否定」の思想をひとり一人の行動原理にしよう
 │  38年の時を経ていま光り輝く理念“人類は生きねばならない”
 └────(井上啓(※))
 
 1994年1月25日、92歳でこの世を去った原水爆禁止日本国民会代表
委員・森滝市郎さんの「遺言書」ともいうべき書籍「核絶対否定への歩み」の
一部抜粋を、是非読んで頂きたいと取り上げました。
 
 「核絶対否定への歩み」は、広島県原水爆禁止協議会(広島県原水禁)40
周年事業として企画され、森滝さんが自らの被爆体験から、被爆者救援と反
核・平和運動の先頭に立ち、その都度書きためてきたもののうち、1955年
に原子力平和利用問題がヒロシマにもたらされて以降の森滝さんの行動を中心
まとまられたものである。裏表紙に「精神的原子の連鎖反応が物理的原子の連
鎖反応に勝たねばならぬ」と記されているが、晩年、核実験が行われるたびに
広島平和公園前でじっと座り込んで抗議の意志を伝えた師の「遺言」出もあり
ます。森滝市郎師が「核絶対否定」を内外に宣言し、反核・平和運動の行動原
理としたのは1975年の被曝30周年原水爆禁止世界大会でした。
 それから約40年。実際には36年後の3月11日私たちは最も怖れていた
事態を迎えることになりました。
 被爆30周年に私たちは「核分裂エネルギーを利用する限り、人類は未来を
失うであろう」指摘し、「核絶対否定」の立場を宣言しました。
 福島原発事故とその後の推移は、私たちの危機意識が現実のものとなったば
かりか、子や孫の未来を失いかねない事態となっています。
 今後私たちがどのような行動を取るのか、その規範の一助になればと、「核
絶対否定」という言葉に秘めた哲学者・森滝市郎博士の思想と行動をご紹介さ
せて頂きます。<次号につづく>
 
(次号の配信予定:森滝市郎「核絶対否定の歩み」抜粋 34P~40P
 次号:生存のために  次々号:核文明批判)
 
 ※井上氏の肩書き:元・原水爆禁止日本国民会議事務局次長、NPO法人農都
  共生全国協議会事務局長、NPO法人有害化学物質削減ネットワーク理事
 
 
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┗■2.北海道電力に、「泊原発再稼働申請」の撤回を求める申し入れ
 │ 北海道電力との一問一答を紹介します<上>
 └────(北海道岩内町 佐藤英行)
 
申入れの要点は以下のとおり。
 1.泊原発「再稼働」を断念し、原子力規制委員会に提出した「安全審査」
  を直ちに撤回すること。
 2.泊原発を廃炉とし、「北海道省エネルギー・新エネルギー促進条例」に
  もとづき、脱原発の視点に立った再生可能な自然エネルギの利用を拡大
  すること。
 北電対応者:広報課長他2名、市民団体申し入れ者:28名
-----
●前段、北電より
 原発全機停止したことにより火力で需給を図ってきたが安心できる需給では
ない。収支や財務の大きな影響が有り、原発の再開は不可欠。このままである
と自己資本がさらに毀損し、電気料金の値上げが考えられ、申請基準を満たし、
本年中の早い時期を目処と再稼働を目指し、原子炉設置変更許可申請を行った。
再生エネルギの比率は全国でも北海道が高い。自然エネルギーは、電気の品質
=電圧・周波数に問題が有り、悪影響を起こす懸念がある。
 
●以下やりとり
[Q]フクシマ事故は収束していないし、地震動の現任も否定できないと「国会
 事故調」も指摘、事故原因の究明が先決ではないか?
[A]6月18日の新聞報道で、規制委員会が1.3.4号機は吹き飛び、
 2号機は壊れているが地震が原因とは考えられないとある。
[Q]世論調査で80%以上の国民が再稼働することは不安だといって言って
 いるが?
[A]新基準をクリアすることが安全ということでありご安心願いたい。
[Q]格納容器等の破損は東電の暗いからとか線量が高いからといって、内部
 調査をさせなかった。破損の程度もわからないのではないか?
[A]破損の程度が近づけないのでどこまでか解るか解らない、が入れるところ
 入っている。ルールに対応し国の要求事項を満たすことに尽きる。
[Q]電気料金の値上げは原発があるからではないか?
[A]火力発電が老体にムチ打って電力の安定供給を行っている。産業界から
 特に加工メーカーから電気料金の値上げは死活問題と言われている。
[Q]構内11本の破砕帯、渡辺教授が指摘している積丹半島西側の海底活断層
 の存在の可能性、黒松内から続く166kmの連続活断層の影響については外部
 の専門家を入れて調査すべきではないか?
[A]1)敷地内の11本の断層は活断層の定義から活断層ではない。2)海底
 活断層の可能性については、活断層ではないと判断。3)160kmが連動して
 も影響はないと保安院の了承を得ている。<次号につづく>
 
 
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┗■3.読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
 └────
 
◆7月27日(土)講演会&ディスカッション・写真展
 「フクシマの人たちの今」/東海村
 
日時:7月27日(土)11:00~
   講演会13:30~/ディスカッション15:10~
会場:東海文化センター2F 大会議室
(東海村船場768-1、TEL029-282-8511)(JR 常磐線東海駅 下車徒歩15分)
参加費:500円
◎長谷川健一さん写真展(11:00~)
 ※写真展は、前日7月26日(金)も会場ロビーでご覧になれます(無料)
◎長谷川健一さん講演会(13:30~)
◎ディスカッション(15:10~)
 パネリスト:長谷川 健一さん、橘柳子さん(浪江町の主婦、本宮市に
 避難)、大賀 あや子さん(大熊町で農業、会津若松市に避難)
主催:7.27実行委員会(TEL 029-282-7622/寺門)
ホームページ http://nonukes-ibaraki.seesaa.net/article/370188605.html
 
 
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┗■4.新聞・雑誌から
 └────
 
◆東電汚染水流出 「開示遅く遺憾」 経産相が批判
(7月23日 朝日新聞より)
 
 東京電力福島第一原発から放射性物質に汚染された水が海に流出している問
題で、茂木敏充経済産業相は23日の閣議後会見で「データの開示が大変遅くて、
非常に遺憾だ」と東電の対応を批判した。
 茂木氏によると、東電は18日、原子力規制庁との面談で、敷地内の地下水や
海水の汚染状況について説明したが、汚染水の海への流出を示すデータについ
ては口頭で存在をほのめかすだけだったという。
 東電は22日になって、規制庁や経済産業省に海へ流出した可能性を認める報
告をした。
 東電は10月ごろまでに汚染水がたまっている坑道を浄化するなどの対応をと
るとしており、茂木氏は「迅速かつ確実に行われるよう指導していく」と述べ
た。(後略)
 
 
◆福島の除染:最大5兆円・・・国経費1兆円上回る 産総研試算
(7月23日 毎日新聞より)
 
 東京電力福島第1原発事故で拡散した放射性物質の除染について、産業技術
総合研究所の研究グループは23日、福島県内だけで最大約5兆円かかるとの試
算を公表した。政府は2011~13年度、除染経費として1兆1500億円を計上して
いるが、これを大きく上回る結果となった。(中略)
 事故による年間の被ばく線量を1ミリシーベルト未満まで引き下げる場合、
▽国が直接除染を行う「除染特別地域」で最大2兆300億円▽それ以外の地域
で最大3兆1000億円--の計5兆1300億円かかると見込まれるという。
 内訳は、▽除染作業に2兆6800億円▽除染で生じた汚染土壌などの中間貯蔵
(30年間)に1兆2300億円▽仮置き場での保管に8900億円--など。最終処分
にかかる費用は計上しておらず、さらに膨らむとみられる。
 
◆除染:賃金未払いなど業者の68%で法令違反 福島労働局
(7月24日 毎日新聞より)
 
 福島労働局は24日、東京電力福島第1原発事故を受けて除染作業をしてい
る福島県内の業者の68%で、割増賃金の未払いや労使協定の未締結などの法
令違反が見つかり、是正勧告をしたと発表した。(中略)
 うち7割は労働基準法違反で、割増賃金の未払い(108件)▽賃金台帳の
未作成(90件)▽労働条件の未提示(82件)などが多かった。残り3割は
労働安全衛生法違反で、線量の事前調査をしない(20件)▽放射線に関する
特別教育を実施しない(16件)▽作業後の汚染検査をしない(14件)など
が目立った。
 また、1日1万円前後の除染(特殊勤務)手当の未払いも12件確認し、環境
省に通報した。同局は昨年4~12月にも同趣旨の調査(242事業所対象)を
実施しており、違反率は45%だった。違反率が23ポイント増加したことに
ついて、同局は「調査項目を増やしたため」と分析している。
 
 
◆体育館に避難した若い作業員たちを現場に連れ戻す男たちがやって来た。
「まるで作業員狩りだな」(Blog「秋場龍一のねごと」より)
 
 本日(20日)朝日新聞連載「プロメテウスの罠・原発城下町2」の見出し
は「まるで作業員狩り」。
 きのうは津波が来る前に地震で原発内部の配管がムチャクチャになり、作業
員が逃げ出したという大熊町住民の声が記事になっていた。
 きょうはその後、住民と原発作業員が避難した田村市総合体育館に、男たち
がやって来たもようが綴られている。
 そんな男たちに、「まるで作業員狩り」だと周りから声がもれた、という。
 原発を稼働すると、こういう事態が起こるのだ。これが原発というものの実
相なのだ。(続きはBlogサイトで。
http://akiba1.blogspot.jp/2013/07/blog-post_20.html
たんぽぽ舎です。【TMM:No1909】
2013年7月23日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.再稼働阻止で全国あちこちへ行き・むすぶ
       6月~7月四国-伊方原発、福井-大飯原発、北海道-泊原発。人々をむすぶ
   8月~12月は再稼働阻止の重大時期、現地を支えて闘おう
                        柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止・全国ネットワーク)
★2.山本太郎さん、もうひとりじゃない、東京選挙区で当選
   私たちも再稼働を阻止するため、やれることをやります、
   8/18「もうがまんができない」シンポジウムへ (下)
                         2013年7月22日 広瀬 隆
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆7/31『もう電気代なんか払いたくない!
     原発再稼働阻止のための不払いアクション交流会』
                  会場:東京ボランティア市民活動センター 会議室B
★4.新聞・雑誌より2つ
  ◆「福島の漁どうなる」 汚染水海漏出 漁業者、悲痛の声
                        (7月23日東京新聞より抜粋)
  ◆村上氏不出馬へ 東海村長選 後継に山田副村長有力
                        (7月24日茨城新聞より抜粋)
★5.テント日誌7月21日(日)経産省前テントひろば680日目
   参院選で山本太郎さん当選!日本の民主主義はこれから始まる
━━━━━━━
※8/17-18「福島を忘れない・全国シンポジウム」参加バスツアーの
 受付は、定員になったため締め切ります。
※8月17日(土)開催の「福島を忘れない・全国シンポジウム」参加の
 受付は、引き続き下記にお申し込み下さい。
 FAX 03-3238-0797  メール nomorenukes8@gmail.com
 主催:『福島を忘れない・全国シンポジウム』実行委員会
 共催:反原発自治体議員・市民連盟
━━━━━━━
 
┏┓
┗■1.再稼働阻止で全国あちこちへ行き・むすぶ
 |  6月~7月四国-伊方原発、福井-大飯原発、北海道-泊原発。人々をむすぶ
 |  8月~12月は再稼働阻止の重大時期、現地を支えて闘おう
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止・全国ネットワーク)
 
[1]6月23日(日)は愛媛県内の伊方原発    29日(土)は福井県内の大飯原発へ
○ 6月23日(日)から24日(月)は、伊方原発での現地相談会兼行動に、東京から
20名弱で出かけた。当日は80名の参加(現地約40名、全国から約40名)。今後の方
針を討議。
○ 6月29日(土)から30日(日)は、福井県内の大飯原発へ大型バス1台で東京か
ら行った。昨年の6・30大飯原発再稼働NO一周年プラス高浜原発プルサーマ
ル抗議、29日(土)、小浜市の明通寺(国宝)で盛況、30日(日)は、集会とデモ(450
名)。
○ 7月13日(土)は、北海道泊原発でデモ(250名)と相談会。
 
[2]8月~12月は再稼働阻止の重大時期
○ 再稼働反対!、再稼働のための規制委新基準反対!で規制委員会への早朝大
衆行動=7月8日(月)が成功した。これらの諸行動を通して、北海道から九州ま
で原発現地の人々が互いによりよく知り合い結びついた。再稼働阻止全国ネット
活動の成果の一つだと思う。
○ 今後、8月~12月は再稼働阻止にむけた重大な時期だ。原発現地を支えて闘
おう。
 地震・津波・火山大国の日本に原発の適地はゼロだ。再稼働は原発大惨事を招
く。なんとしても再稼働阻止のため、持てる総力を出し合い闘おう。
○ 8月24日(土)~25日(日)は、全国から原発現地の経験と知恵をもちより、一
泊じっくり、今後の具体方針を話し合う〔東京で開催〕。
 予測される選挙結果に動揺せず、再稼働阻止の大道をまっしぐらに。
 〔7月19日(金)記〕
 
 
┏┓
┗■2.山本太郎さん、もうひとりじゃない、東京選挙区で当選
 |  私たちも再稼働を阻止するため、やれることをやります、
 |  8/18「もうがまんができない」シンポジウムへ (下)
 └──── 広瀬 隆 2013年7月22日
       (上)は、7月23日(火)【TMM:No1908】に掲載
 
 第二弾として、田中三彦さんが、近くマスメディアに向かって、爆弾発言を投
げかけます。期待してください。
 第三弾が、今日のお知らせです。これは、広河隆一さんが編集しているDAYS
JAPANを母体にして、8月18日から日本中に決起を呼びかける集会をスタートし
ます。
 
○8月18日(日)シンポジウム「もうがまんができない」
 
 DAYS JAPAN/3・11DAYS行動する会共催。「行動する会」設立・第一回集会。
 日時:8月18日(日)開場18:30 開演19:00
 会場:横浜市開港記念会館にて  入場料500円。
    横浜市開港記念会館(横浜赤レンガ倉庫より徒歩10分。
              みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩1分)
 予約とお問い合わせ先:DAYS JAPAN E-mail:yokohama2013@daysjapan.net
 
 ▲秋山豊寛さんが、福島県民を代弁して、満身の怒りをもって語ります。
 ▲田中三彦さんが、原発問題の根幹について、怒りをもって語ります。
 ▲広河隆一さんが、被曝の実態のおそろしさを、怒りをもって語ります。
 ▲そしてメンバー全員が、怒りをもって語ります。
 
 これから私たちは、全国に参ります。11月10日(日)、福岡市舞鶴公園で川内
原発・玄海原発の再稼働反対の大規模な九州集会とデモがありますが、こうした
重要な節目に、できる限り参加してゆきたいと、決意しています。
 お呼びください。どこにでも参ります。
 なぜこのメンバーかって?横浜でその秘密を明かします…ご来場ください!
 
 
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問い合わせは主催者へお願いします)
 └──── 
 
 ◆7/31『もう電気代なんか払いたくない!
  原発再稼働阻止のための不払いアクション交流会』のお知らせ
 
 参院選で自民党が圧勝し、原発再稼働に歯止めがかからなくなりそうです。
 デモや政治だけでは再稼働を止められないなら、私たち一人一人が、電気代の
一時不払いで抗議しましょう。
 この集まりでは、電気代不払いのノウハウを共有したり、それぞれの不払い体
験の報告をします。ぜひ、あなたも参加してください。
 
 日 時 7月31日(水)午後7時~8時30分
 会 場 東京ボランティア市民活動センター 会議室B(定員50人)
 地 図  http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access.html
 交 通:飯田橋・セントラルプラザ10階 東京ボランティア市民活動センター
 参加費 300円
 主 催・問い合わせ先 電気代一時不払いプロジェクト
       toudenfubarai@gmail.com
 
 
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より2つ
 └──── 
 
 ◆「福島の漁どうなる」 汚染水海漏出 漁業者、悲痛の声
 
 東京電力が、福島第一原発事故による汚染水の海洋流出を初めて認めた22日、
漁再開を目指す福島県内の漁業者からは「ついに来たか」「これから漁はどうな
る」と悲痛な声が上がった。(中略)
 報告を受ける直前には、いわき市沖を中心に9月に試験操業を始める計画を話
し合ったばかり。いわき市漁協の矢吹正一組合長は「福島の海を捨てたくないと、
やっとここまでこぎ着けたのに…。情けなくなっちまう」と肩を落とした。「汚
染水流出は、漁業者にとって命とりだ。とにかく、これ以上広げないでほしい」
(中略)
 避難住民の不安も高まっている。福島第一原発が立地する双葉町から茨城県つ
くば市に避難している斉藤六郎さん(76)は「水は低い所を目指して海に行き着く
のだから当然だ。トラブル隠しの体質は変わっていない」と批判した。
(7月23日東京新聞より抜粋)
 
 
 ◆村上氏不出馬へ 東海村長選 後継に山田副村長有力
 
 任期満了に伴う9月3日告示、同月8日投票の東海村長選で、村上達也村長
(70)が立候補せず、今期限りで引退する意向を固めたことが23日、分かった。複
数の関係者が明らかにした。村内の日本原子力発電東海第二原発の再稼働に強く
反対しており、去就は全国的にも注目されていた。24日開く会見で引退を表明す
る見通し。村長選には、後継として山田修副村長が出馬するとみられる。(中略)
 村上村長はこれまで村議会定例会などで「年齢や技量からいって難しい面もあ
る。思い悩んでいる」などと明言を避けていた。これに対し、村議や市民団体の
有志たちが計約1150人分の署名を添えて立候補を要請するなど、立候補を後押し
する動きもあった。(中略) 
 村長選をめぐっては商工会や観光協会、自治会連合会など村内の主要団体有志
が6月2日、県から派遣されている山田副村長に立候補要請。山田副村長は熱心
に村政にあたる姿勢や穏和な性格を評価する村民や関係者も多い。
 (7月24日茨城新聞より抜粋)
 
 
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┗■5.テント日誌7月21日(日)経産省前テントひろば680日目
 |  参院選で山本太郎さん当選!日本の民主主義はこれから始まる
 └──── (Toku-san)
 
 この日は、参院選投票日。前日、渋谷で行われた山本太郎さんの最後の街宣を
スタッフとして手伝っていたために、少し遅く起きた。
 前日、渋谷のハチ公前で行われた太郎さんと三宅洋平さんの街宣「選挙フェス」
では、緑の党から立候補された木田節子さんもスピーチをされたが、早い段階で
ハチ公前のスペースが聴衆で一杯になってしまったために、夕方頃には、スクラ
ンブル交差点を挟んだ反対側の歩道も、候補者の話を聞くために集まった多くの
人で埋め尽くされていた。私は、スクランブル交差点の横断歩道を渡ってハチ公
側へ来る通行人の方達の誘導を担当していたので、誘導のタイミングを確認する
ために反対側の信号が変わるのを確認していたが、ハチ公側に作られていたステ
ージ上からの候補者の呼び掛けにスクランブル交差点の反対側にいた人達から一
斉に歓声と拍手が起こった。「こんなに多くの人がいるんだ。」まさに壮観なシ
ーンだった。何か新しい事が確実に起きていると確信できたが、選挙の結果いか
んに関わらず、この動きが新しい世の中を作るのはないかという期待を持てた。
新しい世の中を作る事に参画するために貴重な一票を投じたい。
 
 16時過ぎに投票を済ませ、そのままテントへ向かった。テントの中にいらした
スタッフの方達が、ラジオで選挙関連のニュースを聞いていたが、投票率があま
り伸びなかったらしい。「どのような結果になるのだろうか。」20時過ぎから、
選挙の開票速報が始まり、自公圧勝という報が早々と報道されたが、東京選挙区
では、山本太郎さんが善戦していた。「行けるかもしれない。」結果が気になり
ながらも、テントの外で、テントに来て下さった方と話をしていると、暫くして、
テントの中にいたスタッフのFさんが「太郎ちゃん当確」と伝えに来てくれた。
「やった!」喜びのあまり、霞ヶ関の真ん中で思わず大声で叫んだ。
 
 今回の選挙戦は、裁判の準備、原発関連でお世話になった他党の候補のお手伝
いもあり、毎日手伝う事は出来なかったが、ボランティアとして、現場のお手伝
いをしてきた中で、山本太郎さんの思い、ボランティアの皆さんの思いを実感し
ていたので、素直に嬉しい。テントにいらした方達と祝杯を挙げ、喜びを分かち
合った。
 11時過ぎて、山本太郎事務所を取材していたTBSの取材版がテントを訪れ、
短い時間だったが、テント前からUST中継を行った。今回の選挙結果は、全体
としては与党の勝利。これからますます厳しくなる可能性が高い。ただし、山本
太郎さん、三宅洋平さんの訴えが、民主主義を実践する新しい動きを作った。こ
れからも気を抜かず、山本太郎さんを応援し、民主主義を実践する動きを継続し
て行きたい。
 深夜になって、気温が下がり、半袖では寒いくらいの気温になった。明日は、
「脱原発テントといのちを守る裁判」の第二回目公判。多くの人に抗議集会、傍
聴、報告集会に参加していただきたい。
 
 ★次回、第三回目口頭弁論期日は9月12日(木)★
 次回、第三回目口頭弁論期日は9月12日(木)。テント2周年の翌日です。
 第一回、第二回を上回るように、東京地裁にお集まり下さい!
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