NUCLEAIRE
ニュークレール情報板
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
たんぽぽ舎です。【TMM:No1923】
2013年8月7日(水)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.徹底解析・福島原発事故(第15回)
「福島第一原発1から3号機のまとめ」の報告
次回は8月31日(土)原発討論会-槌田敦さんを囲んで-
中川敦詞(たんぽぽ舎講座担当ボランティア)
★2.8月22日(木)のアーサー・ビナードさんの講演会で
氏の絵本とエッセイを普及=販売します その2 山野容子
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆PARC自由学校 8/29(木)、10/21(月)連続学習会
放射能汚染時代を生きる―福島の「いま」とわたしたちの選択
★4.新聞・雑誌より3つ
◆伊方 米軍機の恐怖 再稼働申請の原発「最悪事態も」
(7月26日東京新聞こちら特報部より抜粋)
◆韓国人被爆者を追悼 あす広島原爆の日 2682人の名簿奉納
(8月5日東京新聞より抜粋)
◆市長「再稼働まだ」 柏崎刈羽6、7号機 安全審査申請は容認
(8月7日茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.徹底解析・福島原発事故(第15回)
| 「福島第一原発1から3号機のまとめ」の報告
| 次回は8月31日(土)原発討論会-槌田敦さんを囲んで-
└──── 中川敦詞(たんぽぽ舎講座担当ボランティア)
1号機から3号機のまとめ
7月27日(土)参加者16名で、予定されていた「放射能と水素の放出経路と爆発」
については都合により秋以降になりました。
楽しみにされていた方には申し訳ありません。
今しばらくお待ちください。
今回の内容は「1号機から3号機のまとめ」でした。
考察と教訓
データ空白
ECCS高圧注水系の使用
地震による原子炉配管破断
非常用復水器を使用せず
空焚き水位系 圧力計の誤表示
海水注入による弊害
などでした。みなさんがとても熱心に聴講して多くの方に質問や情報共有してい
ただいて良かったのではないかと感じました。
次回は「原発討論会」を予定しています。
皆様の普段の思いや質問を槌田敦さんを囲んでお話しましょう。
次回の日程
8月31日(土)17:30開場 18:00開会 参加費:800円
「原発討論会」 -槌田敦さんを囲んで-
です。皆様の参加をお待ちいたしております。
┏┓
┗■2.8月22日(木)のアーサー・ビナードさんの講演会で
| 氏の絵本とエッセイを普及=販売します その2
└──── 山野容子
8月22日のアーサー・ビナードさんの講演会で、氏の絵本とエッセイの販売
に関する本の紹介その2です。
1. 「亜米利加ニモ負ケズ」 アメリカで生まれ育ち、その後、日本で20
数年を過ごしているアーサーさんが日々の生活から両国の関係を考察しています。
対等な日米関係を考えるきっかけとして、お勧めの一冊です。
2. 「アーサーの言の葉食堂」 英語と日本語の両方に精通し、卓越した観
察力と洞察力をお持ちのアーサーさんならではの珠玉のエッセイ集です。生まれ
たてほやほやの言葉の料理(新刊)をお楽しみください。言葉好きの方は捨て置
けません。
皆様のご来場をお待ちしております。 山野容子
追記:前回の「紹介その1」において「まぐろ猟師」とありましたのは「まぐろ
漁師」の誤記でした。お詫びして訂正します。
☆8月22日(木)のアーサー・ビナードさんの講演会の予約受付は、
本日現在51名です。定員80名まで受け付けます。お早めにお申し込み下さい。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆PARC自由学校 連続学習会
放射能汚染時代を生きる―福島の「いま」とわたしたちの選択
http://www.parc-jp.org/freeschool/2013/2013_toku01.html
参加費 一回800円 単発参加可能(予約優先)
○8/29(木) 18:30~21:00
テーマ:「日々の暮らしの中で放射能汚染にどう向き合うのか
講 師:山田真(小児科医)
福島原発事故はとり返しのつかない惨事である。しかし、放射能による健康障
害が因果関係を説明しにくいのをいいことに、放射能安全神話が作られ、急速に
風化されようとしている。このことにどう接していくのか、考えたい。
○10/21(月) 18:30~21:00
テーマ:福島県の漁業・漁業者の「いま」
講 師:乾政秀((株)水土舎・最高顧問)
原発事故以来、福島県の沿岸・沖合漁業はほぼ全面的に停止した。放射能が不
検出の魚類を対象に一部漁業で試験操業が始まっているが震災前とは程遠い。福
島県の漁業の現状を報告する。
【お申し込み・お問い合わせ】
アジア太平洋資料センター(PARC)自由学校
TEL:03-5209-3450 FAX:03-5209-3453 E-mail:office@parc-jp.org
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└────
◆伊方米軍機の恐怖 再稼働申請の原発「最悪事態も」
○ 原発上空を航空機が飛行することは厳しく制限されている。万に一つも墜落
事故が起こったら、取り返しのつかない大惨事になるためだ。だが、例外もある。
日本の空を縦横無尽に飛んでいる米軍機だ。新規制基準後の再稼働第一号と目さ
れる四国電力(四電)伊方3号機(愛媛県)の上空でも、目撃されている。またも
「想定」されていない最悪の事態とは
88年2号機800メートル先に墜落
○ (中略) 1999年の日米両政府の合意で、在日米軍の航空機は学校や原発など
の上空は極力飛ばないことになっている。その約束がほごにされたばかりか、飛
行情報が県や自治体に知らされることもなかった。
とりわけ愛媛県では、88年6月25日、米海軍の大型ヘリが、伊方2号機からわ
ずか800メートルのミカン畑に墜落する事故も起きている。山口県の岩国基地か
ら沖縄県の普天間飛行場へ移動中の事故で、乗員7人が全員死亡した。「もし原
発に墜落していたら」という恐怖を生々しく思い出す住民も少なくない。当時、
取材にあたった近藤さんも「あの時の事故に全く学んでいないのか」と怒りを抑
えきれない。
現場に駆けつけようとしたが、米軍と警察に阻まれ、取材もままならなかった。
(中略)
○ 四電側の対応もにぶく、事故後の会見などで「格納容器のコンクリート壁は
厚さ80センチあり、そう簡単には壊れない」「上空に定期航路はない」と繰り返
すのみ。
近藤さんは「四電はうそをつき続けた。四電がやった対策はたった一つ。原発の
位置を示す夜間ライトをつけただけ。かえって『夜間訓練の目印になるだけじゃ
ないか』と不安視する声もある」と話す。
新基準の落とし穴 飛行禁止のはずが…周辺で事故続発
四国上空オスプレイ訓練 「住民の命・不安、国は軽視」
○ 実際、翌89年にも愛媛県では米戦闘機が墜落する事故が起こっている。不時
着や目撃情報となると枚挙にいとまがない。(中略)
オスプレイの低空飛行訓練が始まった今年3月、愛媛県は国を通して米軍に、
原発上空などを飛行しないとする「日米合意の順守」と申し入れた。
伊方原発上空を米軍機が飛んでいたのは、その直後のことだ。「結局、オスプ
レイも伊方原発上空を飛びよるかもしれない。これでは、いくら『飛ばさない』
と言われてもとても信じられない」。(中略)
○ 原発の新規制基準では、航空機などが墜落した場合の対策として、冷却作業
を遠隔操作する第2の制御室の設置が求められているが、5年間の猶予が認めら
れている。
四電は伊方3号機の再稼働に向けて安全審査の申請をした。(中略)だが、地震
想定の甘さはたびたび指摘されているほか、事故が起こった場合の町民の避難計
画もまだ策定されていない。(後略)
○―デスクメモ 国-
伊方原発の再稼働には、愛媛県の人たちだけでなく、海を挟んだ大分県や山口
県の人たちも大きな不安を感じている。もし、事故が起きれば、放射能は海を渡
ってくる。良好な漁場として知られる豊後水道や瀬戸内海までが汚染されてしま
う。米軍機が墜落するはずがないなんて、信じられるわけがない。
(7月26日東京新聞こちら特報部より抜粋)
◆韓国人被爆者を追悼 あす広島原爆の日 2682人の名簿奉納
強制連行などで日本に渡り、広島への原爆投下で亡くなった韓国人を追悼する
慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」の
前で営まれ、被爆2世の辛亨根・駐広島韓国総領事が日韓関係について「改善へ
の両国民の期待は高くなっている」と述べた。
慰霊祭には韓国原爆被害者協会の理事ら約220人が参加した。(中略)
慰霊碑は1970年に建立された。在日本大韓民国民団の広島県本部は「広島では、
身元が判明していない人を含めて、2万人以上の韓国人が原爆の犠牲になった」
としている。 (8月5日東京新聞より抜粋)
◆市長「再稼働まだ」 柏崎刈羽6、7号機 安全審査申請は容認
新潟県柏崎市の会田洋市長は、市役所で記者会見し、東京電力柏崎刈羽原発6、
7号機の再稼働に向けた安全審査について「事業者側が判断することだ」と述べ
て申請を容認する考えを示した。一方で「再稼働を認める段階ではない」とも強
調し「国も安全確保を確認することが大切だ」と説明した。
同県刈羽村も容認の意向を示しているが、新潟県の泉田裕彦知事は同日「被ば
くを避ける仕組みを作るためには、自治体との事前協議が必要」と強調。従来通
りの慎重姿勢は崩さず、東電の安全審査申請の見込みは立っていない。(中略)
また柏崎市と刈羽村は6日、6,7号機で工事が進んでいるフィルター付きベ
ント設備の設置についても、条件付きで了解すると東電に回答した。(中略)
会田市長は「どのような場合に使われ、環境や住民にどのような影響を与える
のかが課題だ」と述べ、運用方法を市と十分協議することなどを設置条件として
挙げた。 (8月7日茨城新聞より抜粋)
2013年8月7日(水)その2 地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.徹底解析・福島原発事故(第15回)
「福島第一原発1から3号機のまとめ」の報告
次回は8月31日(土)原発討論会-槌田敦さんを囲んで-
中川敦詞(たんぽぽ舎講座担当ボランティア)
★2.8月22日(木)のアーサー・ビナードさんの講演会で
氏の絵本とエッセイを普及=販売します その2 山野容子
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆PARC自由学校 8/29(木)、10/21(月)連続学習会
放射能汚染時代を生きる―福島の「いま」とわたしたちの選択
★4.新聞・雑誌より3つ
◆伊方 米軍機の恐怖 再稼働申請の原発「最悪事態も」
(7月26日東京新聞こちら特報部より抜粋)
◆韓国人被爆者を追悼 あす広島原爆の日 2682人の名簿奉納
(8月5日東京新聞より抜粋)
◆市長「再稼働まだ」 柏崎刈羽6、7号機 安全審査申請は容認
(8月7日茨城新聞より抜粋)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.徹底解析・福島原発事故(第15回)
| 「福島第一原発1から3号機のまとめ」の報告
| 次回は8月31日(土)原発討論会-槌田敦さんを囲んで-
└──── 中川敦詞(たんぽぽ舎講座担当ボランティア)
1号機から3号機のまとめ
7月27日(土)参加者16名で、予定されていた「放射能と水素の放出経路と爆発」
については都合により秋以降になりました。
楽しみにされていた方には申し訳ありません。
今しばらくお待ちください。
今回の内容は「1号機から3号機のまとめ」でした。
考察と教訓
データ空白
ECCS高圧注水系の使用
地震による原子炉配管破断
非常用復水器を使用せず
空焚き水位系 圧力計の誤表示
海水注入による弊害
などでした。みなさんがとても熱心に聴講して多くの方に質問や情報共有してい
ただいて良かったのではないかと感じました。
次回は「原発討論会」を予定しています。
皆様の普段の思いや質問を槌田敦さんを囲んでお話しましょう。
次回の日程
8月31日(土)17:30開場 18:00開会 参加費:800円
「原発討論会」 -槌田敦さんを囲んで-
です。皆様の参加をお待ちいたしております。
┏┓
┗■2.8月22日(木)のアーサー・ビナードさんの講演会で
| 氏の絵本とエッセイを普及=販売します その2
└──── 山野容子
8月22日のアーサー・ビナードさんの講演会で、氏の絵本とエッセイの販売
に関する本の紹介その2です。
1. 「亜米利加ニモ負ケズ」 アメリカで生まれ育ち、その後、日本で20
数年を過ごしているアーサーさんが日々の生活から両国の関係を考察しています。
対等な日米関係を考えるきっかけとして、お勧めの一冊です。
2. 「アーサーの言の葉食堂」 英語と日本語の両方に精通し、卓越した観
察力と洞察力をお持ちのアーサーさんならではの珠玉のエッセイ集です。生まれ
たてほやほやの言葉の料理(新刊)をお楽しみください。言葉好きの方は捨て置
けません。
皆様のご来場をお待ちしております。 山野容子
追記:前回の「紹介その1」において「まぐろ猟師」とありましたのは「まぐろ
漁師」の誤記でした。お詫びして訂正します。
☆8月22日(木)のアーサー・ビナードさんの講演会の予約受付は、
本日現在51名です。定員80名まで受け付けます。お早めにお申し込み下さい。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆PARC自由学校 連続学習会
放射能汚染時代を生きる―福島の「いま」とわたしたちの選択
http://www.parc-jp.org/freeschool/2013/2013_toku01.html
参加費 一回800円 単発参加可能(予約優先)
○8/29(木) 18:30~21:00
テーマ:「日々の暮らしの中で放射能汚染にどう向き合うのか
講 師:山田真(小児科医)
福島原発事故はとり返しのつかない惨事である。しかし、放射能による健康障
害が因果関係を説明しにくいのをいいことに、放射能安全神話が作られ、急速に
風化されようとしている。このことにどう接していくのか、考えたい。
○10/21(月) 18:30~21:00
テーマ:福島県の漁業・漁業者の「いま」
講 師:乾政秀((株)水土舎・最高顧問)
原発事故以来、福島県の沿岸・沖合漁業はほぼ全面的に停止した。放射能が不
検出の魚類を対象に一部漁業で試験操業が始まっているが震災前とは程遠い。福
島県の漁業の現状を報告する。
【お申し込み・お問い合わせ】
アジア太平洋資料センター(PARC)自由学校
TEL:03-5209-3450 FAX:03-5209-3453 E-mail:office@parc-jp.org
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└────
◆伊方米軍機の恐怖 再稼働申請の原発「最悪事態も」
○ 原発上空を航空機が飛行することは厳しく制限されている。万に一つも墜落
事故が起こったら、取り返しのつかない大惨事になるためだ。だが、例外もある。
日本の空を縦横無尽に飛んでいる米軍機だ。新規制基準後の再稼働第一号と目さ
れる四国電力(四電)伊方3号機(愛媛県)の上空でも、目撃されている。またも
「想定」されていない最悪の事態とは
88年2号機800メートル先に墜落
○ (中略) 1999年の日米両政府の合意で、在日米軍の航空機は学校や原発など
の上空は極力飛ばないことになっている。その約束がほごにされたばかりか、飛
行情報が県や自治体に知らされることもなかった。
とりわけ愛媛県では、88年6月25日、米海軍の大型ヘリが、伊方2号機からわ
ずか800メートルのミカン畑に墜落する事故も起きている。山口県の岩国基地か
ら沖縄県の普天間飛行場へ移動中の事故で、乗員7人が全員死亡した。「もし原
発に墜落していたら」という恐怖を生々しく思い出す住民も少なくない。当時、
取材にあたった近藤さんも「あの時の事故に全く学んでいないのか」と怒りを抑
えきれない。
現場に駆けつけようとしたが、米軍と警察に阻まれ、取材もままならなかった。
(中略)
○ 四電側の対応もにぶく、事故後の会見などで「格納容器のコンクリート壁は
厚さ80センチあり、そう簡単には壊れない」「上空に定期航路はない」と繰り返
すのみ。
近藤さんは「四電はうそをつき続けた。四電がやった対策はたった一つ。原発の
位置を示す夜間ライトをつけただけ。かえって『夜間訓練の目印になるだけじゃ
ないか』と不安視する声もある」と話す。
新基準の落とし穴 飛行禁止のはずが…周辺で事故続発
四国上空オスプレイ訓練 「住民の命・不安、国は軽視」
○ 実際、翌89年にも愛媛県では米戦闘機が墜落する事故が起こっている。不時
着や目撃情報となると枚挙にいとまがない。(中略)
オスプレイの低空飛行訓練が始まった今年3月、愛媛県は国を通して米軍に、
原発上空などを飛行しないとする「日米合意の順守」と申し入れた。
伊方原発上空を米軍機が飛んでいたのは、その直後のことだ。「結局、オスプ
レイも伊方原発上空を飛びよるかもしれない。これでは、いくら『飛ばさない』
と言われてもとても信じられない」。(中略)
○ 原発の新規制基準では、航空機などが墜落した場合の対策として、冷却作業
を遠隔操作する第2の制御室の設置が求められているが、5年間の猶予が認めら
れている。
四電は伊方3号機の再稼働に向けて安全審査の申請をした。(中略)だが、地震
想定の甘さはたびたび指摘されているほか、事故が起こった場合の町民の避難計
画もまだ策定されていない。(後略)
○―デスクメモ 国-
伊方原発の再稼働には、愛媛県の人たちだけでなく、海を挟んだ大分県や山口
県の人たちも大きな不安を感じている。もし、事故が起きれば、放射能は海を渡
ってくる。良好な漁場として知られる豊後水道や瀬戸内海までが汚染されてしま
う。米軍機が墜落するはずがないなんて、信じられるわけがない。
(7月26日東京新聞こちら特報部より抜粋)
◆韓国人被爆者を追悼 あす広島原爆の日 2682人の名簿奉納
強制連行などで日本に渡り、広島への原爆投下で亡くなった韓国人を追悼する
慰霊祭が5日、広島市中区の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」の
前で営まれ、被爆2世の辛亨根・駐広島韓国総領事が日韓関係について「改善へ
の両国民の期待は高くなっている」と述べた。
慰霊祭には韓国原爆被害者協会の理事ら約220人が参加した。(中略)
慰霊碑は1970年に建立された。在日本大韓民国民団の広島県本部は「広島では、
身元が判明していない人を含めて、2万人以上の韓国人が原爆の犠牲になった」
としている。 (8月5日東京新聞より抜粋)
◆市長「再稼働まだ」 柏崎刈羽6、7号機 安全審査申請は容認
新潟県柏崎市の会田洋市長は、市役所で記者会見し、東京電力柏崎刈羽原発6、
7号機の再稼働に向けた安全審査について「事業者側が判断することだ」と述べ
て申請を容認する考えを示した。一方で「再稼働を認める段階ではない」とも強
調し「国も安全確保を確認することが大切だ」と説明した。
同県刈羽村も容認の意向を示しているが、新潟県の泉田裕彦知事は同日「被ば
くを避ける仕組みを作るためには、自治体との事前協議が必要」と強調。従来通
りの慎重姿勢は崩さず、東電の安全審査申請の見込みは立っていない。(中略)
また柏崎市と刈羽村は6日、6,7号機で工事が進んでいるフィルター付きベ
ント設備の設置についても、条件付きで了解すると東電に回答した。(中略)
会田市長は「どのような場合に使われ、環境や住民にどのような影響を与える
のかが課題だ」と述べ、運用方法を市と十分協議することなどを設置条件として
挙げた。 (8月7日茨城新聞より抜粋)
PR
たんぽぽ舎です。【TMM:No1922】
2013年8月7日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.山本太郎さんを守るために 講演会と後援会のこと
参院選で自民党得票率は20%のみ 広瀬 隆
★2.再稼働阻止全国ネットから二つの案内
8月8日(木)再稼働阻止討論会
8月24日(土)~25日(日)再稼働阻止・全国相談会
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆「シュレーディンガーの猫」
福島の被災者とみんなが心を結ぶ葛藤を描いた高校演劇作品
8月15日(木)~18日(日) 下北沢・小劇場「楽園」
★4.新聞・雑誌より3つ
◆震災・原発刻んだ1400点を展示
新宿・日本出版クラブ会館で「本の力」展
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆山本太郎議員が週刊誌報道否定 (8月7日朝日新聞より)
◆汚染水対策「場当たり的」 県監視協 福島第一視察し批判
(8月7日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/9(金) 第67回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:8月9日(金)18:00から20:00 第67回首相官邸前抗議行動
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント横で
まとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.山本太郎さんを守るために 講演会と後援会のこと
| 参院選で自民党得票率は20%のみ
└──── 広瀬 隆
全国のみなさまへ 広瀬隆です。
山本太郎さんを守るために、後援会を設立することにしました。
○誰が、いつ、どこで、いかにして、そして、なぜ、このスキャンダルの捏造が
なされるのかって? 簡単なことです。われわれには、何度も 体験のあること
なので、手っとり早く言えば、こういうことです。
最も大事なのは、なぜWHYである。
第一にこのスキャンダル捏造の目的です。
それは連中が、「原発・被曝の危険性」を論争の主題からずらして、隠すこと
にある。原発問題・憲法問題で大衆の目・耳・口をふさぐことが、最大の目的です。
次が、誰がWHO、いかにしてHOWである。
なぜ今やるかWHEN、どこでやるかWHERE
参院選で、自民党は絶対得票率を20%しか獲得できなかったことが、まったく
報道されていない。54%の議席を獲得して大勝と言われながら、国民の8割が支
持していないことを彼らは知っているのです。彼らは追いつめられているのです。
われわれは、話題を、正当な位置に引き戻します。そして山本太郎さん個人の
人権を守る。それが、われわれ「山本太郎後援会」設立の主旨 です。
○8月17日に、東京で憲法九条を守る「マガジン9」主催で、講演会をおこない
ます。「原発、人権、そして憲法」 http://www.magazine9.jp/gakko/029/
○8月18日に、噂では老人決死隊とも呼ばれる「3・11DAYS行動する会」が先日
お伝えした通り、横浜で下記の集会を開きます。
8月18日(日)、シンポジウム「もうがまんできない」
DAYS JAPAN/3・11DAYS行動する会共催。「行動する会」設立・第一回集会。
横浜市開港記念会館にて、開場18:30 、開演19:00 、入場料500円。
場所-横浜市開港記念会館(横浜赤レンガ倉庫より徒歩10分。みなとみらい線
「日本大通り駅」より徒歩1分。JR京浜東北線・根岸線「関内駅」南口より徒
歩10分。横浜市中区本町1丁目6)。横浜赤レンガ倉庫は、みなとみらい線「馬
車道駅」または「日本大通り駅」よ り徒歩6分。
予約とお問い合わせ先:DAYS JAPAN E-mail :yokohama2013@daysjapan.net
○実は先月7月25日に、広河隆一さん、藤田祐幸さん、DAYS JAPANの測量班の人
たちと共に、今までおこなわれていなかった福島第一原発の最も危険な地帯の放
射線量測定をおこなってきました。現在も、大熊町で は、毎時320μSv、そこに
いれば2年半で致死量という数字を見て、現実のおそろしさを思い知ったばかり
です。双葉町では、3・11当日に多くの住民が避難した小学校 でも、住宅でも、
土壌汚染は、チェルブイリ原発事故の汚染地で最も危険な「完全閉鎖地区」をは
るかに超える数値でした。この現地の恐怖 を、当日説明します。また全測定結
果は、会場で販売する(8月20日発売のDAYS JAPAN9月号)で詳細を報告します。
原子力規制委員会は、素人集団です。
こうしたすさまじい危険性を、国民の目からそらすために、国を挙げてのスキャ
ンダル・キャンペーンが始まったのです。
しかし、昔からの諺に言う。「やぶへび」だ、とな。
待ってろよ!
┏┓
┗■2.再稼働阻止全国ネットから二つの案内
| 8月8日(木)再稼働阻止討論会
| 8月24日(土)~25日(日)再稼働阻止・全国相談会
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
○8・8(木)再稼働阻止討論会
規制委が再稼働新基準を決定し4電力会社が申請(7月8日)した!
「原発現地と結んでどう再稼働阻止するか8・8討論集会」
原子力規制委員会が7月18日に東電からフクイチ海洋汚染の報告を受けてい
たにもかかわらず、東電が汚染水が海に漏れていたことを発表したのは参議院投
開票日の明くる日の22日(月)!これが規制委の実態だ!
規制委が新規制基準を7月8日に施行し、堰を切ったように4電力会社が12
基の原子炉の再稼働申請を提出、更にフクイチ事故責任企業東電まで柏崎刈羽原
発の申請を目論んでいる。7月16日には最初の「原子力発電所の新規制基準適
合性に係る審査会合」を開始し、原子力マフィアが着々と再稼働に向けて走り出
した。
再稼働阻止全国ネットワークでは、この重要な時期に如何にして再稼働を阻止
するか、どの原子炉が最初の本命か、現地と結びついてどう阻止していくか、そ
のためには何が必要か、などを考える討論集会を開催します。
是非ご参集願います
・日 時:8月8日(木)18時30分開場、19時開会、21時30分終了
・場 所:スペースたんぽぽ
(たんぽぽ舎が入っているビルの4階、水道橋下車5分)
・資料代:500円
・内 容:原子力規制委の罪状、評価会合から見える危険原子炉、
どこが再稼働本命か?、現地との共同闘争、再稼働阻止行動計画
・主 催:再稼働阻止全国ネットワーク
問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549、
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付)
また、次の全国相談会も計画しています。
○8.24~25再稼働阻止・全国相談会再稼働阻止全国ネットワーク
・日 時:8月24日(土)13時~21時 25日(日)9時~13時
・場 所:スペースたんぽぽ
(たんぽぽ舎が入っているビルの4階、水道橋下車5分)
・資料代:1000円
・全国の原発立地現地とともに如何にして再稼働を阻止するかを相談します。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆福島の被災者とみんなが心を結ぶ葛藤を描いた高校演劇作品
「シュレーディンガーの猫」
○原発被災地福島県の高校演劇部の作品を、東京で公演します
私どもは、福島県の原発被災地の生活支援を主な目的に結成されたNPO法人
大震災義援ウシトラ旅団です。この夏、福島県立大沼高校演劇部の作品「シュレ
ーデインガーの猫」の東京公演を準備しています。
被災者と心を結ぶ葛藤が描かれた傑作です
○同作品は、地震・津波・原発事故に被災した高校生が、避難先転校先の高校で
の体験を基にクラスメート、演劇部員との真剣な心を交流を描いたものです。傷
を負いながら口を因く閉ざした被災者の高校生心を寄せつつも被災をしていない
高校生、相互の心の壁をいかにとりはらい、一つの友情に結びつけるか、作品は
現実の葛藤を描いてあまりあります。作品は、福島県演劇コンクールで最優秀賞
を受賞しましたが、東北大会では全国大会への出場権を逸しました。
被災地で感動が広がっています
・後援:東京都世田谷区教育委員会/福島県富岡町教育委員会、ほか
○公演日程は、8月15日(木)~18日(日)
下北沢・小劇場「楽園」にて、昼・夜各2回上演
詳しくは、NPO法人大震災義援ウシトラ旅団のホームページをご覧下さい。
URL: http://www.ushitora-ryodan.org/311/
○お問合せは下記まで
特定非営利活動法人大震災義援ウシトラ旅団
E-mail: hoolan@b3.so-net.ne.jp ・ mobile:090-9378-0907
〒101-0065東京都千代田区西神田2-5-5ヤスノビル3BD
TEL03-5213-4917/FAX03-5213-4916
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└────
◆震災・原発刻んだ1400点を展示 新宿・日本出版クラブ会館で「本の力」展
東日本大震災の発生後に地震災害や原発事故などをテーマに出版された約1400
点を集めた「3.11以降の全出版記録『本の力』」展が新宿区の日本出版クラブ
会館で開かれている。
展示されているのは東日本大震災が発生して以降の2年4カ月の間に全国の出
版社や新聞社など約370社が発行した出版物。絵本、写真集のほか、読み物は
「原子力発電」「地震・津波」「被災者・被災地」などテーマ別に並んでいる。
(後略)
☆11日まで、午前10~午後8時、入場無料。
問い合わせは日本出版クラブ=電03-3260-5271へ。
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆山本太郎議員が週刊誌報道否定
7月の参院選で初当選した山本太郎氏(38)=無所属=が6日夜、東京・永田町
の参院議員会館で記者会見した。7日発売の週刊新潮で「16年前に女性に性的暴
行を加えた」と報じられることについて、「全く事実ではない」と否定。「当時
はすでに芸能界にいた。キャリアを捨てるリスクを冒すようなことはしない」と
話した。(8月7日朝日新聞より)
◆汚染水対策「場当たり的」 県監視協 福島第一視察し批判
東京電力福島第一原発の汚染水が海に流出している問題で、福島県の廃炉安全
監視協議会は6日、1、2号機東側の護岸で進む「土の壁」の工事現場などを緊
急視察し、東電の汚染水対策について「場当たり的」などと厳しく批判した。
協議会委員からは東電の対応は「もぐらたたき」「対症療法的」など不満が噴
出。県原子力安全対策課の渡辺仁課長も「汚染水をめぐる対応は事後的、場当た
り的だ。リスクを想定し、全体像を明示した対策を取ってほしい」と強く要請した。
トレンチ(地下道)以外からも汚染水が漏れていることを想定した調査の強化
などを求める声も相次いだ。(後略) (8月7日東京新聞より抜粋)
2013年8月7日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.山本太郎さんを守るために 講演会と後援会のこと
参院選で自民党得票率は20%のみ 広瀬 隆
★2.再稼働阻止全国ネットから二つの案内
8月8日(木)再稼働阻止討論会
8月24日(土)~25日(日)再稼働阻止・全国相談会
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆「シュレーディンガーの猫」
福島の被災者とみんなが心を結ぶ葛藤を描いた高校演劇作品
8月15日(木)~18日(日) 下北沢・小劇場「楽園」
★4.新聞・雑誌より3つ
◆震災・原発刻んだ1400点を展示
新宿・日本出版クラブ会館で「本の力」展
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆山本太郎議員が週刊誌報道否定 (8月7日朝日新聞より)
◆汚染水対策「場当たり的」 県監視協 福島第一視察し批判
(8月7日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/9(金) 第67回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:8月9日(金)18:00から20:00 第67回首相官邸前抗議行動
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント横で
まとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.山本太郎さんを守るために 講演会と後援会のこと
| 参院選で自民党得票率は20%のみ
└──── 広瀬 隆
全国のみなさまへ 広瀬隆です。
山本太郎さんを守るために、後援会を設立することにしました。
○誰が、いつ、どこで、いかにして、そして、なぜ、このスキャンダルの捏造が
なされるのかって? 簡単なことです。われわれには、何度も 体験のあること
なので、手っとり早く言えば、こういうことです。
最も大事なのは、なぜWHYである。
第一にこのスキャンダル捏造の目的です。
それは連中が、「原発・被曝の危険性」を論争の主題からずらして、隠すこと
にある。原発問題・憲法問題で大衆の目・耳・口をふさぐことが、最大の目的です。
次が、誰がWHO、いかにしてHOWである。
なぜ今やるかWHEN、どこでやるかWHERE
参院選で、自民党は絶対得票率を20%しか獲得できなかったことが、まったく
報道されていない。54%の議席を獲得して大勝と言われながら、国民の8割が支
持していないことを彼らは知っているのです。彼らは追いつめられているのです。
われわれは、話題を、正当な位置に引き戻します。そして山本太郎さん個人の
人権を守る。それが、われわれ「山本太郎後援会」設立の主旨 です。
○8月17日に、東京で憲法九条を守る「マガジン9」主催で、講演会をおこない
ます。「原発、人権、そして憲法」 http://www.magazine9.jp/gakko/029/
○8月18日に、噂では老人決死隊とも呼ばれる「3・11DAYS行動する会」が先日
お伝えした通り、横浜で下記の集会を開きます。
8月18日(日)、シンポジウム「もうがまんできない」
DAYS JAPAN/3・11DAYS行動する会共催。「行動する会」設立・第一回集会。
横浜市開港記念会館にて、開場18:30 、開演19:00 、入場料500円。
場所-横浜市開港記念会館(横浜赤レンガ倉庫より徒歩10分。みなとみらい線
「日本大通り駅」より徒歩1分。JR京浜東北線・根岸線「関内駅」南口より徒
歩10分。横浜市中区本町1丁目6)。横浜赤レンガ倉庫は、みなとみらい線「馬
車道駅」または「日本大通り駅」よ り徒歩6分。
予約とお問い合わせ先:DAYS JAPAN E-mail :yokohama2013@daysjapan.net
○実は先月7月25日に、広河隆一さん、藤田祐幸さん、DAYS JAPANの測量班の人
たちと共に、今までおこなわれていなかった福島第一原発の最も危険な地帯の放
射線量測定をおこなってきました。現在も、大熊町で は、毎時320μSv、そこに
いれば2年半で致死量という数字を見て、現実のおそろしさを思い知ったばかり
です。双葉町では、3・11当日に多くの住民が避難した小学校 でも、住宅でも、
土壌汚染は、チェルブイリ原発事故の汚染地で最も危険な「完全閉鎖地区」をは
るかに超える数値でした。この現地の恐怖 を、当日説明します。また全測定結
果は、会場で販売する(8月20日発売のDAYS JAPAN9月号)で詳細を報告します。
原子力規制委員会は、素人集団です。
こうしたすさまじい危険性を、国民の目からそらすために、国を挙げてのスキャ
ンダル・キャンペーンが始まったのです。
しかし、昔からの諺に言う。「やぶへび」だ、とな。
待ってろよ!
┏┓
┗■2.再稼働阻止全国ネットから二つの案内
| 8月8日(木)再稼働阻止討論会
| 8月24日(土)~25日(日)再稼働阻止・全国相談会
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
○8・8(木)再稼働阻止討論会
規制委が再稼働新基準を決定し4電力会社が申請(7月8日)した!
「原発現地と結んでどう再稼働阻止するか8・8討論集会」
原子力規制委員会が7月18日に東電からフクイチ海洋汚染の報告を受けてい
たにもかかわらず、東電が汚染水が海に漏れていたことを発表したのは参議院投
開票日の明くる日の22日(月)!これが規制委の実態だ!
規制委が新規制基準を7月8日に施行し、堰を切ったように4電力会社が12
基の原子炉の再稼働申請を提出、更にフクイチ事故責任企業東電まで柏崎刈羽原
発の申請を目論んでいる。7月16日には最初の「原子力発電所の新規制基準適
合性に係る審査会合」を開始し、原子力マフィアが着々と再稼働に向けて走り出
した。
再稼働阻止全国ネットワークでは、この重要な時期に如何にして再稼働を阻止
するか、どの原子炉が最初の本命か、現地と結びついてどう阻止していくか、そ
のためには何が必要か、などを考える討論集会を開催します。
是非ご参集願います
・日 時:8月8日(木)18時30分開場、19時開会、21時30分終了
・場 所:スペースたんぽぽ
(たんぽぽ舎が入っているビルの4階、水道橋下車5分)
・資料代:500円
・内 容:原子力規制委の罪状、評価会合から見える危険原子炉、
どこが再稼働本命か?、現地との共同闘争、再稼働阻止行動計画
・主 催:再稼働阻止全国ネットワーク
問合せ メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549、
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付)
また、次の全国相談会も計画しています。
○8.24~25再稼働阻止・全国相談会再稼働阻止全国ネットワーク
・日 時:8月24日(土)13時~21時 25日(日)9時~13時
・場 所:スペースたんぽぽ
(たんぽぽ舎が入っているビルの4階、水道橋下車5分)
・資料代:1000円
・全国の原発立地現地とともに如何にして再稼働を阻止するかを相談します。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆福島の被災者とみんなが心を結ぶ葛藤を描いた高校演劇作品
「シュレーディンガーの猫」
○原発被災地福島県の高校演劇部の作品を、東京で公演します
私どもは、福島県の原発被災地の生活支援を主な目的に結成されたNPO法人
大震災義援ウシトラ旅団です。この夏、福島県立大沼高校演劇部の作品「シュレ
ーデインガーの猫」の東京公演を準備しています。
被災者と心を結ぶ葛藤が描かれた傑作です
○同作品は、地震・津波・原発事故に被災した高校生が、避難先転校先の高校で
の体験を基にクラスメート、演劇部員との真剣な心を交流を描いたものです。傷
を負いながら口を因く閉ざした被災者の高校生心を寄せつつも被災をしていない
高校生、相互の心の壁をいかにとりはらい、一つの友情に結びつけるか、作品は
現実の葛藤を描いてあまりあります。作品は、福島県演劇コンクールで最優秀賞
を受賞しましたが、東北大会では全国大会への出場権を逸しました。
被災地で感動が広がっています
・後援:東京都世田谷区教育委員会/福島県富岡町教育委員会、ほか
○公演日程は、8月15日(木)~18日(日)
下北沢・小劇場「楽園」にて、昼・夜各2回上演
詳しくは、NPO法人大震災義援ウシトラ旅団のホームページをご覧下さい。
URL: http://www.ushitora-ryodan.org/311/
○お問合せは下記まで
特定非営利活動法人大震災義援ウシトラ旅団
E-mail: hoolan@b3.so-net.ne.jp ・ mobile:090-9378-0907
〒101-0065東京都千代田区西神田2-5-5ヤスノビル3BD
TEL03-5213-4917/FAX03-5213-4916
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└────
◆震災・原発刻んだ1400点を展示 新宿・日本出版クラブ会館で「本の力」展
東日本大震災の発生後に地震災害や原発事故などをテーマに出版された約1400
点を集めた「3.11以降の全出版記録『本の力』」展が新宿区の日本出版クラブ
会館で開かれている。
展示されているのは東日本大震災が発生して以降の2年4カ月の間に全国の出
版社や新聞社など約370社が発行した出版物。絵本、写真集のほか、読み物は
「原子力発電」「地震・津波」「被災者・被災地」などテーマ別に並んでいる。
(後略)
☆11日まで、午前10~午後8時、入場無料。
問い合わせは日本出版クラブ=電03-3260-5271へ。
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆山本太郎議員が週刊誌報道否定
7月の参院選で初当選した山本太郎氏(38)=無所属=が6日夜、東京・永田町
の参院議員会館で記者会見した。7日発売の週刊新潮で「16年前に女性に性的暴
行を加えた」と報じられることについて、「全く事実ではない」と否定。「当時
はすでに芸能界にいた。キャリアを捨てるリスクを冒すようなことはしない」と
話した。(8月7日朝日新聞より)
◆汚染水対策「場当たり的」 県監視協 福島第一視察し批判
東京電力福島第一原発の汚染水が海に流出している問題で、福島県の廃炉安全
監視協議会は6日、1、2号機東側の護岸で進む「土の壁」の工事現場などを緊
急視察し、東電の汚染水対策について「場当たり的」などと厳しく批判した。
協議会委員からは東電の対応は「もぐらたたき」「対症療法的」など不満が噴
出。県原子力安全対策課の渡辺仁課長も「汚染水をめぐる対応は事後的、場当た
り的だ。リスクを想定し、全体像を明示した対策を取ってほしい」と強く要請した。
トレンチ(地下道)以外からも汚染水が漏れていることを想定した調査の強化
などを求める声も相次いだ。(後略) (8月7日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1921】
2013年8月6日(火)地震と原発情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.最近の大地震はノーマークのところで起きた!
日本には実はもう一つの知られざるプレートがあった!
8/5島村英紀さん学習会に参加して。
永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.外務省向かい交差点、寄っていってくださいな。
原発現地への寄せ書き、ハガキ、浪江ピースの会
第66回首相官邸前抗議行動の報告
金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★3.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
「安全な原発」はない <下>
自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-
馴れ合いの再稼働申請 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★4.新聞・雑誌より3つ
◆放射能飛び散ったら…影響知ろうと風船1000個空へ「安全な原発」はない
(7月29日朝日新聞鹿児島版より)
◆イノシシやサル 分布拡大の恐れ 旧警戒区域、環境省調査
(8月5日朝日新聞より抜粋)
◆東電は事実を明かすのが筋―原子力施設の立地に絡む不透明な巨額のカネ
記者有論 特別報道部 村山 治 (7月30日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※お待たせ致しました。2013年「サクラ異変調査報告」が、
たんぽぽ舎のホームページにアップされました。ご覧下さい。
トップページの上段-「パンフレット」-新着記事の上から4番目です。
━━━━━━━
※8/8(木)再稼働阻止討論会にご参加を!
『規制委員会が再稼働・新基準を決定した 原発現地とむすんで、
どう阻止するか』
日時:8月8日(木)19:00~21:30 資料代:500円
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
主催:再稼働阻止・全国ネットワーク
━━━━━━━
┏┓
┗■1.最近の大地震はノーマークのところで起きた!
| 日本には実はもう一つの知られざるプレートがあった!
| 8月5日(月)島村英紀さん学習会に参加して
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
○8/5地震・津波講座第1回学習会に参加してきました。
お話は、各紙、各メディにてさまざまな助言や提言をされている島村英紀さん
(地震学者)です。
たんぽぽ舎のメルマガにも島村先生の記事が掲載されていることもあり、ご存知
の方も多いかと思います。
○地震津波のシリーズ第1回目は「日本は地震活発期に入ったか」でした。
3.11を前後して世界では地震が大変活発になってきたと感じる毎日です。
そして日本海側に発生した地震により、そのデータをたどると、今まであまり知
られていなかった話で、太平洋プレートだけでなく、なんと北米プレートが、日
本列島の日本海側大きな影響を及ぼしていたという話、とても驚きました。
島村さんのお話で「地震の発生する箇所は「活断層」だけではなく、まったくの
ノーマークで空白の地帯で」、そこを埋めるかのように地震が発生していること
を聞き、私たちは「活断層」と言う言葉に惑わされているような気がします。
○昨晩の講座は私や参加した皆さんの、そんな疑問や「?」なこんがらがったこ
とが、かなり紐解けることになったのではないでしょうか?
地震はどういうメカニズムの上で起きるのか、なぜ日本という狭い国に世界中で
発生する地震の大半が起きているのか等々、基本的な地震についての知識さえも、
知ったつもりでも意外や意外、地震についてちゃんと知っていないのではないか、
と感じることが多い有意義な講演でした。
今朝は通勤電車の中で、夕べ頂いた豊富な資料を持ち出し、昨晩聞いたばかりの
お話と合わせて、地震について興味が増すとともに、如何に日本は特異な島国で
あるのかと改めて感じました。
○この地震と津波の講座はシリーズ化されるそうです。
次回は9月4日(水)スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)にて、
18:30開場、19:00開演、
講師はたんぽぽ舎の「地震がよくわかる会」から今井孝司さんのお話です。
今井さんは私も参加している「地震がよくわかる会」でも毎回鋭い切り口で、
地震と原発、規制委や事故調の矛盾や危険を様々な角度から提起していただいて
います。そんな今井さんのお話ですので、次回もとても楽しみにしています。
☆この地震と津波シリーズ第1回をお見逃しの方、またあらためてじっくりと見
聞きしたい方に朗報です。
第1回目講演はDVDにしてたんぽぽ舎で販売します!(一枚1000円)
※【地震がよくわかる会】は毎月1回第四火曜日19:00~開催します。
参加費\800~1000(会場費と資料代)です。たんぽぽ舎の5Fで、
少人数でわいわいとやっています。
もしご興味があれば、お気軽にご参加ください。
┏┓
┗■2.外務省向かい交差点、寄っていってくださいな。
| 原発現地への寄せ書き、ハガキ、浪江ピースの会
| 第66回首相官邸前抗議行動の報告
└──── 金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
○8月2日、今日私は、外務省向かいの交差点で、たんぽぽ舎の仲間と一緒に、
寄せ書きを呼び掛けた。この寄せ書きは、原発立地現地で、反対運動をされてい
る方々に、贈るため、毎回ここで呼び掛けている。今回は、夏休みとあって、足
を止めて下さる方の中に、お子さん連れの方が多い。可愛い字で自分の名前を書
いてくれたり、福島の子供達の為の願いであったり、微笑ましいひと時。この寄
せ書きに、一言書いて下さる事で、現地の方々を力づけることができるのです。
抗議行動に来られた時は、ぜひぜひ一言書いて頂きたい。気張らずに、思うまま
を。併せてハガキが3種類(泉田知事激励ハガキ、再稼働反対ハガキ、テント守
れハガキ)の普及活動をしていました。
○そして、この交差点には、浪江ピースの会の方が少し前からいらしている。浪
江の方達が作られた、エプロンや通帳入れを展示している。この活動にも足を止
めて頂きたい。復興、復興の掛け声の中、被災者の声が、苦しみが忘れさせられ
ようとしている。忘れないで欲しい、と願う浪江の人々の思いが、この一つ一つ
の作品に込められている。
○この日、国会前のスピーチで、井戸川元町長が「私達は日々病気に向かってい
ます。今の新しい政権も又、私達に何も示さず、温かい手を差し伸べる事もしま
せん。国政を担う者が、国民を救う事の出来ない人達で有ると言う事です。もう
限界です。殺されては堪りません。私も大声をたてて福島県民の為、被災者の為、
闘って行きたと思います。」と、この井戸川さんのスピーチの後、埼玉被災者ネ
ットの方が、被災者のストレス度が、世界最悪のストレス度だと訴えて居られた。
その被災者の方々の為、関東一円に復興住宅を建設する為の請願署名に協力を求
められていた。色々な角度の活動が今、求められている。
○そして、被災者を忘れない、二度と事故を起こさせない、その為に、再稼働を
絶対に阻止する。
新たな決意を持って私達は、ことし9月に訪れるであろう、2度目の原発ゼロの
日を迎えなければならない。
┏┓
┗■3.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
| 「安全な原発」はない <下>
| 自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-
| 馴れ合いの再稼働申請-4つの電力会社
└── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
この日午前中早速北電、関電、四国電、九電の4社が5原発10基の原発の再
稼働を申請しました。(その後九電が玄海原発3、4の再稼働を申請し、再稼働
申請は6原発12基となりました。)
再稼働を申請した電力各社は新基準への対応は済んでいるとしています。しか
し申請した各社とも新基準で求められる設備の設置や地震・津波の新たな想定は
完了していません。福島事故で事故対応の拠点となった作業拠点(免震重要棟)
があるのは伊方原発のみで、他の電力会社は全て「代用の施設を検討中」などと
しています。
それでも電力各社が見切り発車で再稼働を申請したのは、規制委が大飯原発に
ついて、事故時の作業拠点を代用施設(なんと会議室!)でも良しとし、防潮堤
が未完でも、活断層調査も棚上げにして、でたらめな判定で、運転継続を容認し
たことが、大いに影響していると思われます。
最初から足元を見られていた、というより規制委と電力各社はあ・うんの呼吸
でやっている、そこに国・経産省、財界もかかわっていると思われます。それら
の間に国民を欺き、原発維持、再稼働へむけての体制が出来上がっているように
思われます。
自民党の衆参両議院で作る「電力安定供給推進議員連盟」は6月下旬規制委に
対する国会の監督強化を掲げ、提言しました。その内容は再稼働を促進するよう
に規制委に圧力をかけるものでした。規制委には政府、電力を始めとした財界、
自民党などから強力な圧力がかかっているのは事実でしょう。しかし規制委はも
ともと「原子力ムラ」であり、ここにきて化けの皮がはがれたと思っています。
規制委も「原子力ムラ」の一員であり、従前からの「原子力ムラ」の体制は3.11
で一時なりをひそめたように見えたものの、連綿と続き、今再稼働へむけて一体
となって走り出していると思われます。
○生命、安全よりお金の東電―柏崎刈羽の再稼働は許されるか
東京電力も1日も早く柏崎刈羽原発6,7号機の再稼働をしたがっています。
東電の広瀬社長は7月5日新潟県の泉田知事と面談し規制委に柏崎刈羽の再稼働
申請をすることへの了解をとりつけようとしましたが、知事に痛烈に批判されま
した。
この会談はマスコミ公開のもとに行われ、東電の醜悪な姿がテレビで満天下に
晒されました。知事は東電が地元の了解もないまま再稼働申請をすることを持ち
回りの役員会で決定したことに抗議しました。知事に不安解消や安全よりお金を
優先したのかと問われ、社長は三期連続の赤字は避けたいと本音を漏らす。知事
は「事前了解と何度も言っている。お金と安全はどっちが重要ですかと聞いたと
きに、安全ですと答えた。実はうそだった。約束は破る会社。もう信頼できない」
と完膚なきまでに批判されました。しかし知事に再稼働申請する前に事前了解を
とってくださいと迫られても、しどろもどろになりながらも社長は申請と地元了
解は同時に出来ると言って、事前に地元了解をとってから申請するとは言いませ
んでした。東電は醜態に抗議する再稼働阻止ネットと原発現地の人々をだまして
も再稼働申請という既成事実を何としても作ろうとしています。
東電をはじめ電力各社が再稼働に血眼になるのは、発電しない原発は不良資産
になり、経営が悪化するからであり、電力不足のためではありません。その証拠
に一斉に再稼働申請に走り出した電力各社も政府も今年の夏これだけの猛暑続き
なのに、節電!節電!と言わないし、節電の数値目標も掲げていません。昨年の
大飯再稼働決定した時の当時の野田首相の言葉は大うそでした。そのうそがばれ
てしまったので、電力不足を言わないのです。電力会社の経営のため、お金の亡
者のための再稼働の動きです。これは絶対許せません。
規制委抗議行動の後東電にも抗議に行きました。その時誰かが「事故を起こし
た東電が赤字になるのは当たり前。何度も赤字になって倒産すればよい」と言っ
ていました。その通りです。東電がなくても電気は作れます。
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└──
◆放射能飛び散ったら…影響知ろうと風船1000個空へ
薩摩川内市の九州電力川内原発近くの久美崎海岸で28日、約1000個の風船を空
に飛ばすイベントがあった。「原発なくそう!九州川内訴訟原告団」の有志メン
バーらでつくる「かごしま『風船飛ばそう』プロジェクト!2013」が催した。
過酷事故が発生した場合に放射性物質がどう飛び散るか、目で見えるようにし、
多くの人に原発への関心を持ってもらおうと企画。九州各県や東京、愛媛などか
ら、主催者発表で約300人が参加した。
風船は約3カ月後に太陽光で分解する素材でできている。会場に集まった参加
者たちはカウントダウンし、午後2時35分、ハトやハート、丸い形の風船を一斉
に空に放った。(7月29日朝日新聞鹿児島版より)
◆イノシシやサル 分布拡大の恐れ 福島旧警戒区域、環境省調査
東京電力福島第一原発事故の旧警戒区域(20キロ圏内)で、イノシシやニホン
ザルの分布が広がったり、数が増えたりしているおそれがあることが、環境省の
野生動物の生息状況調査で分かった。同省は、住民の避難で動物が警戒する必要
性が薄れたことや狩猟者らによる捕獲の減少が要因とみている。(中略)
イノシシは旧警戒区域のほぼ全域で確認でき、聞き取りから原発事故後、生息
場所が山から海岸にも広がっていることが判明。事故前には群れがすみ着いてい
なかったニホンザルも、旧警戒区域の山のふもとを中心に、分布が拡大している
ことがわかった。イノシシは生息数そのものが増えているおそれもあるという。
(後略)(8月5日朝日新聞より抜粋)
◆東電は事実を明かすのが筋―原子力施設の立地に絡む不透明な巨額のカネ
記者有論 特別報道部 村山 治
原子力関連施設の立地に絡んでうごめく不透明なカネの流れを朝日新聞特別報
道部の取材班が相次いで報じた。青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の
用地買収をめぐる裏資金や、当時の同市長側と原発推進派の福島県楢葉町長側へ
の金銭支援の疑惑だ。いずれも、原発事業の巨額発注者である東京電力が、受注
を狙う西松建設に地元対策の「汚れ仕事」をするように仕向けた疑いを報じた。
驚いたのは、この疑惑の指摘に対する東電の姿勢だ。
利用者が支払う電気料金で経営が成り立っている公益企業が、裏資金や利益供
与の疑いをかけられたら、自ら調査し、国民に説明するのが筋だ。ところが、東
電の現経営陣は、前経営者ら当事者に対する調査は「必要ない」という。臭いも
のにふた、とも受け取れる不誠実な態度だ。(中略)
折しも、東電は柏崎刈羽原発の再稼働に向け申請準備に入った。原発内の使用
済み燃料の貯蔵量は限界に近づきつつあり、むつ市の中間貯蔵施設は、同原発が
長期稼働するには絶対必要な施設だ。東電現経営陣は、「前さばき」の事実が出
ることで、国民の批判が高まり、原発再稼働に支障が出ることを怖れているのか。
(後略) (7月30日朝日新聞より抜粋)
2013年8月6日(火)地震と原発情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.最近の大地震はノーマークのところで起きた!
日本には実はもう一つの知られざるプレートがあった!
8/5島村英紀さん学習会に参加して。
永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.外務省向かい交差点、寄っていってくださいな。
原発現地への寄せ書き、ハガキ、浪江ピースの会
第66回首相官邸前抗議行動の報告
金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★3.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
「安全な原発」はない <下>
自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-
馴れ合いの再稼働申請 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★4.新聞・雑誌より3つ
◆放射能飛び散ったら…影響知ろうと風船1000個空へ「安全な原発」はない
(7月29日朝日新聞鹿児島版より)
◆イノシシやサル 分布拡大の恐れ 旧警戒区域、環境省調査
(8月5日朝日新聞より抜粋)
◆東電は事実を明かすのが筋―原子力施設の立地に絡む不透明な巨額のカネ
記者有論 特別報道部 村山 治 (7月30日朝日新聞より抜粋)
━━━━━━━
※お待たせ致しました。2013年「サクラ異変調査報告」が、
たんぽぽ舎のホームページにアップされました。ご覧下さい。
トップページの上段-「パンフレット」-新着記事の上から4番目です。
━━━━━━━
※8/8(木)再稼働阻止討論会にご参加を!
『規制委員会が再稼働・新基準を決定した 原発現地とむすんで、
どう阻止するか』
日時:8月8日(木)19:00~21:30 資料代:500円
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
主催:再稼働阻止・全国ネットワーク
━━━━━━━
┏┓
┗■1.最近の大地震はノーマークのところで起きた!
| 日本には実はもう一つの知られざるプレートがあった!
| 8月5日(月)島村英紀さん学習会に参加して
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
○8/5地震・津波講座第1回学習会に参加してきました。
お話は、各紙、各メディにてさまざまな助言や提言をされている島村英紀さん
(地震学者)です。
たんぽぽ舎のメルマガにも島村先生の記事が掲載されていることもあり、ご存知
の方も多いかと思います。
○地震津波のシリーズ第1回目は「日本は地震活発期に入ったか」でした。
3.11を前後して世界では地震が大変活発になってきたと感じる毎日です。
そして日本海側に発生した地震により、そのデータをたどると、今まであまり知
られていなかった話で、太平洋プレートだけでなく、なんと北米プレートが、日
本列島の日本海側大きな影響を及ぼしていたという話、とても驚きました。
島村さんのお話で「地震の発生する箇所は「活断層」だけではなく、まったくの
ノーマークで空白の地帯で」、そこを埋めるかのように地震が発生していること
を聞き、私たちは「活断層」と言う言葉に惑わされているような気がします。
○昨晩の講座は私や参加した皆さんの、そんな疑問や「?」なこんがらがったこ
とが、かなり紐解けることになったのではないでしょうか?
地震はどういうメカニズムの上で起きるのか、なぜ日本という狭い国に世界中で
発生する地震の大半が起きているのか等々、基本的な地震についての知識さえも、
知ったつもりでも意外や意外、地震についてちゃんと知っていないのではないか、
と感じることが多い有意義な講演でした。
今朝は通勤電車の中で、夕べ頂いた豊富な資料を持ち出し、昨晩聞いたばかりの
お話と合わせて、地震について興味が増すとともに、如何に日本は特異な島国で
あるのかと改めて感じました。
○この地震と津波の講座はシリーズ化されるそうです。
次回は9月4日(水)スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)にて、
18:30開場、19:00開演、
講師はたんぽぽ舎の「地震がよくわかる会」から今井孝司さんのお話です。
今井さんは私も参加している「地震がよくわかる会」でも毎回鋭い切り口で、
地震と原発、規制委や事故調の矛盾や危険を様々な角度から提起していただいて
います。そんな今井さんのお話ですので、次回もとても楽しみにしています。
☆この地震と津波シリーズ第1回をお見逃しの方、またあらためてじっくりと見
聞きしたい方に朗報です。
第1回目講演はDVDにしてたんぽぽ舎で販売します!(一枚1000円)
※【地震がよくわかる会】は毎月1回第四火曜日19:00~開催します。
参加費\800~1000(会場費と資料代)です。たんぽぽ舎の5Fで、
少人数でわいわいとやっています。
もしご興味があれば、お気軽にご参加ください。
┏┓
┗■2.外務省向かい交差点、寄っていってくださいな。
| 原発現地への寄せ書き、ハガキ、浪江ピースの会
| 第66回首相官邸前抗議行動の報告
└──── 金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
○8月2日、今日私は、外務省向かいの交差点で、たんぽぽ舎の仲間と一緒に、
寄せ書きを呼び掛けた。この寄せ書きは、原発立地現地で、反対運動をされてい
る方々に、贈るため、毎回ここで呼び掛けている。今回は、夏休みとあって、足
を止めて下さる方の中に、お子さん連れの方が多い。可愛い字で自分の名前を書
いてくれたり、福島の子供達の為の願いであったり、微笑ましいひと時。この寄
せ書きに、一言書いて下さる事で、現地の方々を力づけることができるのです。
抗議行動に来られた時は、ぜひぜひ一言書いて頂きたい。気張らずに、思うまま
を。併せてハガキが3種類(泉田知事激励ハガキ、再稼働反対ハガキ、テント守
れハガキ)の普及活動をしていました。
○そして、この交差点には、浪江ピースの会の方が少し前からいらしている。浪
江の方達が作られた、エプロンや通帳入れを展示している。この活動にも足を止
めて頂きたい。復興、復興の掛け声の中、被災者の声が、苦しみが忘れさせられ
ようとしている。忘れないで欲しい、と願う浪江の人々の思いが、この一つ一つ
の作品に込められている。
○この日、国会前のスピーチで、井戸川元町長が「私達は日々病気に向かってい
ます。今の新しい政権も又、私達に何も示さず、温かい手を差し伸べる事もしま
せん。国政を担う者が、国民を救う事の出来ない人達で有ると言う事です。もう
限界です。殺されては堪りません。私も大声をたてて福島県民の為、被災者の為、
闘って行きたと思います。」と、この井戸川さんのスピーチの後、埼玉被災者ネ
ットの方が、被災者のストレス度が、世界最悪のストレス度だと訴えて居られた。
その被災者の方々の為、関東一円に復興住宅を建設する為の請願署名に協力を求
められていた。色々な角度の活動が今、求められている。
○そして、被災者を忘れない、二度と事故を起こさせない、その為に、再稼働を
絶対に阻止する。
新たな決意を持って私達は、ことし9月に訪れるであろう、2度目の原発ゼロの
日を迎えなければならない。
┏┓
┗■3.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
| 「安全な原発」はない <下>
| 自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-
| 馴れ合いの再稼働申請-4つの電力会社
└── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
この日午前中早速北電、関電、四国電、九電の4社が5原発10基の原発の再
稼働を申請しました。(その後九電が玄海原発3、4の再稼働を申請し、再稼働
申請は6原発12基となりました。)
再稼働を申請した電力各社は新基準への対応は済んでいるとしています。しか
し申請した各社とも新基準で求められる設備の設置や地震・津波の新たな想定は
完了していません。福島事故で事故対応の拠点となった作業拠点(免震重要棟)
があるのは伊方原発のみで、他の電力会社は全て「代用の施設を検討中」などと
しています。
それでも電力各社が見切り発車で再稼働を申請したのは、規制委が大飯原発に
ついて、事故時の作業拠点を代用施設(なんと会議室!)でも良しとし、防潮堤
が未完でも、活断層調査も棚上げにして、でたらめな判定で、運転継続を容認し
たことが、大いに影響していると思われます。
最初から足元を見られていた、というより規制委と電力各社はあ・うんの呼吸
でやっている、そこに国・経産省、財界もかかわっていると思われます。それら
の間に国民を欺き、原発維持、再稼働へむけての体制が出来上がっているように
思われます。
自民党の衆参両議院で作る「電力安定供給推進議員連盟」は6月下旬規制委に
対する国会の監督強化を掲げ、提言しました。その内容は再稼働を促進するよう
に規制委に圧力をかけるものでした。規制委には政府、電力を始めとした財界、
自民党などから強力な圧力がかかっているのは事実でしょう。しかし規制委はも
ともと「原子力ムラ」であり、ここにきて化けの皮がはがれたと思っています。
規制委も「原子力ムラ」の一員であり、従前からの「原子力ムラ」の体制は3.11
で一時なりをひそめたように見えたものの、連綿と続き、今再稼働へむけて一体
となって走り出していると思われます。
○生命、安全よりお金の東電―柏崎刈羽の再稼働は許されるか
東京電力も1日も早く柏崎刈羽原発6,7号機の再稼働をしたがっています。
東電の広瀬社長は7月5日新潟県の泉田知事と面談し規制委に柏崎刈羽の再稼働
申請をすることへの了解をとりつけようとしましたが、知事に痛烈に批判されま
した。
この会談はマスコミ公開のもとに行われ、東電の醜悪な姿がテレビで満天下に
晒されました。知事は東電が地元の了解もないまま再稼働申請をすることを持ち
回りの役員会で決定したことに抗議しました。知事に不安解消や安全よりお金を
優先したのかと問われ、社長は三期連続の赤字は避けたいと本音を漏らす。知事
は「事前了解と何度も言っている。お金と安全はどっちが重要ですかと聞いたと
きに、安全ですと答えた。実はうそだった。約束は破る会社。もう信頼できない」
と完膚なきまでに批判されました。しかし知事に再稼働申請する前に事前了解を
とってくださいと迫られても、しどろもどろになりながらも社長は申請と地元了
解は同時に出来ると言って、事前に地元了解をとってから申請するとは言いませ
んでした。東電は醜態に抗議する再稼働阻止ネットと原発現地の人々をだまして
も再稼働申請という既成事実を何としても作ろうとしています。
東電をはじめ電力各社が再稼働に血眼になるのは、発電しない原発は不良資産
になり、経営が悪化するからであり、電力不足のためではありません。その証拠
に一斉に再稼働申請に走り出した電力各社も政府も今年の夏これだけの猛暑続き
なのに、節電!節電!と言わないし、節電の数値目標も掲げていません。昨年の
大飯再稼働決定した時の当時の野田首相の言葉は大うそでした。そのうそがばれ
てしまったので、電力不足を言わないのです。電力会社の経営のため、お金の亡
者のための再稼働の動きです。これは絶対許せません。
規制委抗議行動の後東電にも抗議に行きました。その時誰かが「事故を起こし
た東電が赤字になるのは当たり前。何度も赤字になって倒産すればよい」と言っ
ていました。その通りです。東電がなくても電気は作れます。
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より3つ
└──
◆放射能飛び散ったら…影響知ろうと風船1000個空へ
薩摩川内市の九州電力川内原発近くの久美崎海岸で28日、約1000個の風船を空
に飛ばすイベントがあった。「原発なくそう!九州川内訴訟原告団」の有志メン
バーらでつくる「かごしま『風船飛ばそう』プロジェクト!2013」が催した。
過酷事故が発生した場合に放射性物質がどう飛び散るか、目で見えるようにし、
多くの人に原発への関心を持ってもらおうと企画。九州各県や東京、愛媛などか
ら、主催者発表で約300人が参加した。
風船は約3カ月後に太陽光で分解する素材でできている。会場に集まった参加
者たちはカウントダウンし、午後2時35分、ハトやハート、丸い形の風船を一斉
に空に放った。(7月29日朝日新聞鹿児島版より)
◆イノシシやサル 分布拡大の恐れ 福島旧警戒区域、環境省調査
東京電力福島第一原発事故の旧警戒区域(20キロ圏内)で、イノシシやニホン
ザルの分布が広がったり、数が増えたりしているおそれがあることが、環境省の
野生動物の生息状況調査で分かった。同省は、住民の避難で動物が警戒する必要
性が薄れたことや狩猟者らによる捕獲の減少が要因とみている。(中略)
イノシシは旧警戒区域のほぼ全域で確認でき、聞き取りから原発事故後、生息
場所が山から海岸にも広がっていることが判明。事故前には群れがすみ着いてい
なかったニホンザルも、旧警戒区域の山のふもとを中心に、分布が拡大している
ことがわかった。イノシシは生息数そのものが増えているおそれもあるという。
(後略)(8月5日朝日新聞より抜粋)
◆東電は事実を明かすのが筋―原子力施設の立地に絡む不透明な巨額のカネ
記者有論 特別報道部 村山 治
原子力関連施設の立地に絡んでうごめく不透明なカネの流れを朝日新聞特別報
道部の取材班が相次いで報じた。青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の
用地買収をめぐる裏資金や、当時の同市長側と原発推進派の福島県楢葉町長側へ
の金銭支援の疑惑だ。いずれも、原発事業の巨額発注者である東京電力が、受注
を狙う西松建設に地元対策の「汚れ仕事」をするように仕向けた疑いを報じた。
驚いたのは、この疑惑の指摘に対する東電の姿勢だ。
利用者が支払う電気料金で経営が成り立っている公益企業が、裏資金や利益供
与の疑いをかけられたら、自ら調査し、国民に説明するのが筋だ。ところが、東
電の現経営陣は、前経営者ら当事者に対する調査は「必要ない」という。臭いも
のにふた、とも受け取れる不誠実な態度だ。(中略)
折しも、東電は柏崎刈羽原発の再稼働に向け申請準備に入った。原発内の使用
済み燃料の貯蔵量は限界に近づきつつあり、むつ市の中間貯蔵施設は、同原発が
長期稼働するには絶対必要な施設だ。東電現経営陣は、「前さばき」の事実が出
ることで、国民の批判が高まり、原発再稼働に支障が出ることを怖れているのか。
(後略) (7月30日朝日新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1920】
2013年8月5日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.鹿児島県川内原発で、風船とばし、市長・県庁申し入れ、相談会、
市内ビラ配り
“7月28日~29日再稼働阻止全国交流行動&相談会in川内”に参加
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月2日(金)第66回
―『反原発』を言い続ける個のあり方―チラシを配っていると、
「初めてきたんです」「どこに行ったら良いんですか?」と訪ねて
くる方が増えて嬉しい限り 西堂いづみ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8/14「原爆から原発へ-映画「ひろしま」と村上東海村村長の話(映像)」
会場:神奈川公会堂
★4.新聞・雑誌より4つ
◆地下水1日400トン海へ 福島第一 汚染2年以上続く?
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆東電、対策先送り認める 汚染水2年以上回収せず
(7月30日毎日新聞より抜粋)
◆東電の監督強化を 宮城知事 放射能汚染水で 規制委に要望書
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆原爆の今伝える 記録映画公開 写真家密着・被爆者長期取材の2作品
(8月3日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/8(木)再稼働阻止討論会にご参加を!
『規制委員会が再稼働・新基準を決定した 原発現地とむすんで、
どう阻止するか』
日時:8月8日(木)19:00~21:30 資料代:500円
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
主催:再稼働阻止・全国ネットワーク
━━━━━━━
┏┓
┗■1.鹿児島県川内原発で、風船とばし、市長・県庁申し入れ、相談会・
| 市内ビラ配り
| “7月28日~29日再稼働阻止全国交流行動&相談会in川内”に参加
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 再稼働阻止全国ネットワークは昨年11月結成以来、再稼働の可能性の高い原
発現地に赴いて再稼働反対を訴え、同時に、現地の皆さんと今後、再稼働阻止に
向けて、相談会・応援の方法について話し合ってきました。柏崎刈羽、伊方、大
飯、泊の後、今回は鹿児島県川内原発に行きました。
7月8日、新規制基準施行の日に再稼働申請したのは4電力5原発10基ですが、
再稼働を積極的に容認した県知事は鹿児島県の伊藤祐一郎知事だけと言われてい
ます。北海道の高橋はるみ知事、愛媛県の中村時広知事、福井県の西川一誠知事
はいずれも「安全追求が前提だ」と慎重な構えです。鹿児島県知事に加えて立地
自治体、薩摩川内市の岩切秀雄市長も再稼働容認と言われていますので、この両
者に対する働きかけが重要です。
○ 7月29日(月)早朝、川内原発建設反対連絡協議会とかごしま反原発連合有
志は岩切市長宛てに申し入れ書を読み上げて、提出しました。再稼働阻止ネット
(たんぽぽ舎、志賀原発現地、伊方原発現地、福島県郡山市、経産省前テント広
場からの参加者)も同席して発言しました。市長は不在でしたが、副市長以下各
部門の責任者が出席し、熱心に聞いていました。報道陣も多数来ました。
○ 同日11時から県庁を訪問しました。県知事は不在でしたが、各課の課長が対
応しました。
反原発・かごしまネット、かごしま反原発連合有志、再稼働阻止全国ネットワー
ク、子供たちを放射能から守るかごしまネットワークの四者が申し入れ書を読み
上げて、提出しました。
各グループが申し入れ書で強く訴えたのは、九州電力の言っている原発の安全
性は全く根拠がない、ということです。原発近辺の活断層について九州電力が
2009年に提出した評価は、2013年2月、政府の地震調査研究推進本部地震調査委
員会によって厳しく批判されました。活断層の長さと想定地震マグニチュードは
修正され、「九電の断層評価はひどい」と批判されました。火砕流の評価も批判
されており、対策もお粗末でとても再稼働申請するような状態ではないことが、
詰めかけた多くの報道陣の前で明らかにされました。福島からの参加者は一度事
故が起きれば、市民の人生がめちゃめちゃにされることを話されました。いまだ
に郡山市・福島市などの住民は、放射線管理区域と法律で規定されている放射能
汚染場所に住まわされており、住民とりわけ子供たちの健康被害が明らかになっ
ていることも報告されました。
○ 前日には、原発近くの久美崎海岸で風船とばしが行われました。約300人が
参加し700個の風船を飛ばした結果は、事故が起これば放射能の雲は南西の風に
のり2~3時間で九州全域に広がる可能性を明らかにしました。
その後現地団体と私たち阻止ネットが20人ほどで一時間ほど商店街でチラシを
配りながら住民との対話を行いました。「再稼働に反対です」という買い物客も
多くいました。
その後5時過ぎから8時前まで、約50人で交流・相談会を行いました。原子力
ムラが再稼働の一番手に狙っている川内原発の再稼働を阻止することは、十分可
能です。地震・火砕流の備えがなく安全神話にとらわれていることを、これまで
以上に多くの住民に訴えることが必要です。
┏┓
┗■2.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月2日(金)第66回
| ―『反原発』を言い続ける個のあり方―チラシを配っていると、
| 「初めてきたんです」「どこに行ったら良いんですか?」と訪ねて
| くる方が増えて嬉しい限り
└──── 西堂いづみ(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 毎週金曜日、数人でたんぽぽ舎の「週刊金曜ビラ」約1500枚を携えて「経産
省前テント」広場に向かいます。先週は66号でした。
そして途中にある、関西電力東京支社が入っているビルの前で「大飯を止めろ!
」「ベント施設がないぞ!」「住民の逃げ道がないぞ!」などのシュプレヒコー
ルを上げることが恒例になっています。たった10人弱の小さなグループですが続
けることに意義があると私たち誰もが小さな確信を胸に抱きながら、次の目的地
のテント前を目指します。
夏の季節を迎えて最近は官邸前に集まる人が増えています。選挙の直後は東京
選挙区の当選者、今週は社民党元党首や、福島の双葉町の元町長が熱く決意を語
られました。そして夏休みのためか子供と一緒の家族連れを多く見受けました。
私が毎回胸を打つのは丸ノ内線4番出口の手前で団扇太鼓(うちわだいこ)を
ドンドンと打ち鳴らしながら「南無妙法蓮華経」を唱題されておられる方々です。
袈裟を身にまとった僧侶の方と信者さんを合わせて多いときでも5~6人です。
そこを「祈りの場」としておられる凛としたお姿です。「一念、天に通ず」、
「思う念力岩をも通す」という言葉を表現しておられているようです。ご挨拶し
ながらその列の前を通る度に、「全ての原発廃炉」という願いを具現したいとい
う私の祈りも合わせると不思議な勇気をいただけます。
○ チラシを配っていると、「初めてきたんです」「どこに行ったら良いんです
か?」と訪ねてくる方が増えて嬉しい(*´∀`*)限りです。チラシを配る手を休
めて「あっちとこっち・・・でも全体をぐるりと廻ってこられるのをお薦めしま
す!」とご案内しています。たまに「なんだこんなに少ないの~?」という方も
います。 先週「ここで単にガス抜きさせているって云う人がいるわよ」という
ご婦人がいました。でも私はその日も「この選挙でやっとわかったのです。初め
てきました!」という若い男性に出会いました。彼は少し緊張しているのか体を
こわばらせていましたが、彼が決断してここに初めて一人で来たという勇気は素
晴らしい事です。毎回一人で来ている方が沢山おられます。私はその方たちに頭
が下がります。毎回決断して気持ちを持続させるエネルギーは大変なものがある
と想像できるからです。それは「ここでガス抜きにきているのでは?」という物
見遊山気分だけでは持続できるものではありません。しかし必ずしも官邸前に集
まることだけが重要なのではなく、私たち一人一人がどこにいても自分で決断し
て『反原発』の声を上げ続ける気持ちの持続が大切です。そして今、現政権を倒
すための大衆運動をどう盛り上げていけば良いのか?ということを改めて考える
時であります。
○ 今回の自民党の獲得票は有権者数のたかだか1/4に過ぎないという評価が
あります。
たったの5万票で当選を果たしている人がいる一方、17万6000票で落選してい
る三宅洋平さんもいます。
あの17万6000票を死に票にしたままでなく、次の運動につなげていくためのエ
ネルギーの源は『決断できる一人一人』にあると思います。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆8/14「原爆から原発へ-映画「ひろしま」と村上東海村村長の話(映像)」
内 容: 映画「ひろしま」(1953年製作)上映と村上村長の話(ビデオ)
日 時:2013年8月14日(水)10時・14時・18時
会 場:神奈川公会堂(JR 東神奈川駅から徒歩4分)
主催者:「原爆と原発を考える、映画「ひろしま」神奈川実行委員会」
参加費:大人1200円、大学生・18歳以下800円、小学生以下無料
連絡先:090-7405-4276(竹岡)
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より4つ
└────
◆地下水1日400トン海へ 福島第一 汚染2年以上続く?
東京電力福島第一原発の高濃度汚染水が海に漏れている問題で、東電は2日、
護岸から1日当たり約400トンの地下水が海に流出し続けていた可能性があると
原子力規制委員会に報告した。護岸近くではトレンチ(配管などを通す地下トン
ネル)などに大量の汚染水がたまり、同原発の専用港でも汚染拡大が確認されて
いる。たまった汚染水が地下水に混じって、海洋汚染が続いていた可能性がある。
(中略)
骨などにたまりやすく、より害の大きい放射性ストロンチウムは試算しなかった。
ただ、東電の観測でも専用港の各所で採取した海水から放出限度を大幅に超える
濃度のストロンチウムを検出。汚染が続いているのは確実とみられる。
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆東電、対策先送り認める 汚染水2年以上回収せず
東京電力福島第一原発からの放射性汚染水が海洋流出している問題で、東電が
2号機海側のトレンチ(配管用トンネル)内などに高濃度汚染水が大量にあること
を把握しながら、一昨年4月以降、2年3カ月にわたり実質的な対策を先送りし
ていたことが29日、分かった。汚染水を抜き取るなどの対策を講じていれば、現
在の海への流出リスクを減らせた可能性が高い。改めて東電が主体となる収束作
業の在り方が問われそうだ。(中略)
東電は今月22日になって高濃度放射性物質が見つかった観測井戸の水位と潮の
満ち引きとが連動していることを示すデータを発表。初めて汚染水が海に流れて
いることを認めた。一方、原子力規制委員会は29日、第一原発収束作業が適切に
実施されているかをチェックする検討会を開き、汚染水を分析する作業チームを
設置することを決めた。(7月30日毎日新聞より抜粋)
◆東電の監督強化を 宮城知事 放射能汚染水で 規制委に要望書
東京電力福島第一原発の汚染水が海に流出している問題で、宮城県の村井嘉浩
知事は2日、原子力規制委事務局を訪れ「水産業を重要な産業としており、影響
が心配される」とし流出防止対策を含めて東電への指導監督を強化するよう求めた。
安井正也緊急事態対策監に要望書を手渡した村井知事は「風評被害で水産業の
従事者は塗炭の苦しみを味わい続けている」と訴え、海洋流出を当初、否定して
いた東電の対応に「大変強い憤りを覚える」と述べた。(中略)
要望書では敷地海側のトレンチ(地下トンネル)にたまる汚染水対策の早期実
施や、地下水や海水に含まれる放射性物質濃度の測定について指導監督を強める
よう求めた。(8月3日東京新聞より抜粋)
◆原爆の今伝える 記録映画公開 写真家密着・被爆者長期取材の2作品
広島と長崎の原爆記念日に合わせ、原爆をテーマにしたドキュメンタリー映画
2本が、千代田区神田神保町の岩波ホールで公開されている。5~9日には、幕
あいに被爆者の体験を聞くイベント「親子で知ろう広島・長崎『戦争』と『原爆』
」も開かれる。
映画は16日まで公開中。「ひろしま 石内都・遺されたものたち」(2012年)
は、広島の被曝をテーマにカナダで写真展を開いた女性写真家の石内都さんに密
着した。「ヒロシマナガサキ」(07年)は、アカデミー賞を受賞した日系米国人
のスティーブン・オカザキ監督が25年かけて被曝者を取材した。(中略)
映画は1作品につき一般1800円で、シニアや学生割引がある。講演を聞くには
映画の半券が必要。問い合わせは岩波ホール=電03-3262-5252へ。
(8月3日東京新聞より抜粋)
2013年8月5日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.鹿児島県川内原発で、風船とばし、市長・県庁申し入れ、相談会、
市内ビラ配り
“7月28日~29日再稼働阻止全国交流行動&相談会in川内”に参加
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月2日(金)第66回
―『反原発』を言い続ける個のあり方―チラシを配っていると、
「初めてきたんです」「どこに行ったら良いんですか?」と訪ねて
くる方が増えて嬉しい限り 西堂いづみ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8/14「原爆から原発へ-映画「ひろしま」と村上東海村村長の話(映像)」
会場:神奈川公会堂
★4.新聞・雑誌より4つ
◆地下水1日400トン海へ 福島第一 汚染2年以上続く?
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆東電、対策先送り認める 汚染水2年以上回収せず
(7月30日毎日新聞より抜粋)
◆東電の監督強化を 宮城知事 放射能汚染水で 規制委に要望書
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆原爆の今伝える 記録映画公開 写真家密着・被爆者長期取材の2作品
(8月3日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/8(木)再稼働阻止討論会にご参加を!
『規制委員会が再稼働・新基準を決定した 原発現地とむすんで、
どう阻止するか』
日時:8月8日(木)19:00~21:30 資料代:500円
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
主催:再稼働阻止・全国ネットワーク
━━━━━━━
┏┓
┗■1.鹿児島県川内原発で、風船とばし、市長・県庁申し入れ、相談会・
| 市内ビラ配り
| “7月28日~29日再稼働阻止全国交流行動&相談会in川内”に参加
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 再稼働阻止全国ネットワークは昨年11月結成以来、再稼働の可能性の高い原
発現地に赴いて再稼働反対を訴え、同時に、現地の皆さんと今後、再稼働阻止に
向けて、相談会・応援の方法について話し合ってきました。柏崎刈羽、伊方、大
飯、泊の後、今回は鹿児島県川内原発に行きました。
7月8日、新規制基準施行の日に再稼働申請したのは4電力5原発10基ですが、
再稼働を積極的に容認した県知事は鹿児島県の伊藤祐一郎知事だけと言われてい
ます。北海道の高橋はるみ知事、愛媛県の中村時広知事、福井県の西川一誠知事
はいずれも「安全追求が前提だ」と慎重な構えです。鹿児島県知事に加えて立地
自治体、薩摩川内市の岩切秀雄市長も再稼働容認と言われていますので、この両
者に対する働きかけが重要です。
○ 7月29日(月)早朝、川内原発建設反対連絡協議会とかごしま反原発連合有
志は岩切市長宛てに申し入れ書を読み上げて、提出しました。再稼働阻止ネット
(たんぽぽ舎、志賀原発現地、伊方原発現地、福島県郡山市、経産省前テント広
場からの参加者)も同席して発言しました。市長は不在でしたが、副市長以下各
部門の責任者が出席し、熱心に聞いていました。報道陣も多数来ました。
○ 同日11時から県庁を訪問しました。県知事は不在でしたが、各課の課長が対
応しました。
反原発・かごしまネット、かごしま反原発連合有志、再稼働阻止全国ネットワー
ク、子供たちを放射能から守るかごしまネットワークの四者が申し入れ書を読み
上げて、提出しました。
各グループが申し入れ書で強く訴えたのは、九州電力の言っている原発の安全
性は全く根拠がない、ということです。原発近辺の活断層について九州電力が
2009年に提出した評価は、2013年2月、政府の地震調査研究推進本部地震調査委
員会によって厳しく批判されました。活断層の長さと想定地震マグニチュードは
修正され、「九電の断層評価はひどい」と批判されました。火砕流の評価も批判
されており、対策もお粗末でとても再稼働申請するような状態ではないことが、
詰めかけた多くの報道陣の前で明らかにされました。福島からの参加者は一度事
故が起きれば、市民の人生がめちゃめちゃにされることを話されました。いまだ
に郡山市・福島市などの住民は、放射線管理区域と法律で規定されている放射能
汚染場所に住まわされており、住民とりわけ子供たちの健康被害が明らかになっ
ていることも報告されました。
○ 前日には、原発近くの久美崎海岸で風船とばしが行われました。約300人が
参加し700個の風船を飛ばした結果は、事故が起これば放射能の雲は南西の風に
のり2~3時間で九州全域に広がる可能性を明らかにしました。
その後現地団体と私たち阻止ネットが20人ほどで一時間ほど商店街でチラシを
配りながら住民との対話を行いました。「再稼働に反対です」という買い物客も
多くいました。
その後5時過ぎから8時前まで、約50人で交流・相談会を行いました。原子力
ムラが再稼働の一番手に狙っている川内原発の再稼働を阻止することは、十分可
能です。地震・火砕流の備えがなく安全神話にとらわれていることを、これまで
以上に多くの住民に訴えることが必要です。
┏┓
┗■2.毎週の金曜日官邸行動に思う=8月2日(金)第66回
| ―『反原発』を言い続ける個のあり方―チラシを配っていると、
| 「初めてきたんです」「どこに行ったら良いんですか?」と訪ねて
| くる方が増えて嬉しい限り
└──── 西堂いづみ(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 毎週金曜日、数人でたんぽぽ舎の「週刊金曜ビラ」約1500枚を携えて「経産
省前テント」広場に向かいます。先週は66号でした。
そして途中にある、関西電力東京支社が入っているビルの前で「大飯を止めろ!
」「ベント施設がないぞ!」「住民の逃げ道がないぞ!」などのシュプレヒコー
ルを上げることが恒例になっています。たった10人弱の小さなグループですが続
けることに意義があると私たち誰もが小さな確信を胸に抱きながら、次の目的地
のテント前を目指します。
夏の季節を迎えて最近は官邸前に集まる人が増えています。選挙の直後は東京
選挙区の当選者、今週は社民党元党首や、福島の双葉町の元町長が熱く決意を語
られました。そして夏休みのためか子供と一緒の家族連れを多く見受けました。
私が毎回胸を打つのは丸ノ内線4番出口の手前で団扇太鼓(うちわだいこ)を
ドンドンと打ち鳴らしながら「南無妙法蓮華経」を唱題されておられる方々です。
袈裟を身にまとった僧侶の方と信者さんを合わせて多いときでも5~6人です。
そこを「祈りの場」としておられる凛としたお姿です。「一念、天に通ず」、
「思う念力岩をも通す」という言葉を表現しておられているようです。ご挨拶し
ながらその列の前を通る度に、「全ての原発廃炉」という願いを具現したいとい
う私の祈りも合わせると不思議な勇気をいただけます。
○ チラシを配っていると、「初めてきたんです」「どこに行ったら良いんです
か?」と訪ねてくる方が増えて嬉しい(*´∀`*)限りです。チラシを配る手を休
めて「あっちとこっち・・・でも全体をぐるりと廻ってこられるのをお薦めしま
す!」とご案内しています。たまに「なんだこんなに少ないの~?」という方も
います。 先週「ここで単にガス抜きさせているって云う人がいるわよ」という
ご婦人がいました。でも私はその日も「この選挙でやっとわかったのです。初め
てきました!」という若い男性に出会いました。彼は少し緊張しているのか体を
こわばらせていましたが、彼が決断してここに初めて一人で来たという勇気は素
晴らしい事です。毎回一人で来ている方が沢山おられます。私はその方たちに頭
が下がります。毎回決断して気持ちを持続させるエネルギーは大変なものがある
と想像できるからです。それは「ここでガス抜きにきているのでは?」という物
見遊山気分だけでは持続できるものではありません。しかし必ずしも官邸前に集
まることだけが重要なのではなく、私たち一人一人がどこにいても自分で決断し
て『反原発』の声を上げ続ける気持ちの持続が大切です。そして今、現政権を倒
すための大衆運動をどう盛り上げていけば良いのか?ということを改めて考える
時であります。
○ 今回の自民党の獲得票は有権者数のたかだか1/4に過ぎないという評価が
あります。
たったの5万票で当選を果たしている人がいる一方、17万6000票で落選してい
る三宅洋平さんもいます。
あの17万6000票を死に票にしたままでなく、次の運動につなげていくためのエ
ネルギーの源は『決断できる一人一人』にあると思います。
┏┓
┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆8/14「原爆から原発へ-映画「ひろしま」と村上東海村村長の話(映像)」
内 容: 映画「ひろしま」(1953年製作)上映と村上村長の話(ビデオ)
日 時:2013年8月14日(水)10時・14時・18時
会 場:神奈川公会堂(JR 東神奈川駅から徒歩4分)
主催者:「原爆と原発を考える、映画「ひろしま」神奈川実行委員会」
参加費:大人1200円、大学生・18歳以下800円、小学生以下無料
連絡先:090-7405-4276(竹岡)
┏┓
┗■4.新聞・雑誌より4つ
└────
◆地下水1日400トン海へ 福島第一 汚染2年以上続く?
東京電力福島第一原発の高濃度汚染水が海に漏れている問題で、東電は2日、
護岸から1日当たり約400トンの地下水が海に流出し続けていた可能性があると
原子力規制委員会に報告した。護岸近くではトレンチ(配管などを通す地下トン
ネル)などに大量の汚染水がたまり、同原発の専用港でも汚染拡大が確認されて
いる。たまった汚染水が地下水に混じって、海洋汚染が続いていた可能性がある。
(中略)
骨などにたまりやすく、より害の大きい放射性ストロンチウムは試算しなかった。
ただ、東電の観測でも専用港の各所で採取した海水から放出限度を大幅に超える
濃度のストロンチウムを検出。汚染が続いているのは確実とみられる。
(8月3日東京新聞より抜粋)
◆東電、対策先送り認める 汚染水2年以上回収せず
東京電力福島第一原発からの放射性汚染水が海洋流出している問題で、東電が
2号機海側のトレンチ(配管用トンネル)内などに高濃度汚染水が大量にあること
を把握しながら、一昨年4月以降、2年3カ月にわたり実質的な対策を先送りし
ていたことが29日、分かった。汚染水を抜き取るなどの対策を講じていれば、現
在の海への流出リスクを減らせた可能性が高い。改めて東電が主体となる収束作
業の在り方が問われそうだ。(中略)
東電は今月22日になって高濃度放射性物質が見つかった観測井戸の水位と潮の
満ち引きとが連動していることを示すデータを発表。初めて汚染水が海に流れて
いることを認めた。一方、原子力規制委員会は29日、第一原発収束作業が適切に
実施されているかをチェックする検討会を開き、汚染水を分析する作業チームを
設置することを決めた。(7月30日毎日新聞より抜粋)
◆東電の監督強化を 宮城知事 放射能汚染水で 規制委に要望書
東京電力福島第一原発の汚染水が海に流出している問題で、宮城県の村井嘉浩
知事は2日、原子力規制委事務局を訪れ「水産業を重要な産業としており、影響
が心配される」とし流出防止対策を含めて東電への指導監督を強化するよう求めた。
安井正也緊急事態対策監に要望書を手渡した村井知事は「風評被害で水産業の
従事者は塗炭の苦しみを味わい続けている」と訴え、海洋流出を当初、否定して
いた東電の対応に「大変強い憤りを覚える」と述べた。(中略)
要望書では敷地海側のトレンチ(地下トンネル)にたまる汚染水対策の早期実
施や、地下水や海水に含まれる放射性物質濃度の測定について指導監督を強める
よう求めた。(8月3日東京新聞より抜粋)
◆原爆の今伝える 記録映画公開 写真家密着・被爆者長期取材の2作品
広島と長崎の原爆記念日に合わせ、原爆をテーマにしたドキュメンタリー映画
2本が、千代田区神田神保町の岩波ホールで公開されている。5~9日には、幕
あいに被爆者の体験を聞くイベント「親子で知ろう広島・長崎『戦争』と『原爆』
」も開かれる。
映画は16日まで公開中。「ひろしま 石内都・遺されたものたち」(2012年)
は、広島の被曝をテーマにカナダで写真展を開いた女性写真家の石内都さんに密
着した。「ヒロシマナガサキ」(07年)は、アカデミー賞を受賞した日系米国人
のスティーブン・オカザキ監督が25年かけて被曝者を取材した。(中略)
映画は1作品につき一般1800円で、シニアや学生割引がある。講演を聞くには
映画の半券が必要。問い合わせは岩波ホール=電03-3262-5252へ。
(8月3日東京新聞より抜粋)
たんぽぽ舎です。【TMM:No1919】
2013年8月3日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.東電のホンネ、希薄な加害者意識、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめり、
福島で苦闘する現場労働者の姿みず
東洋経済オンライン東電株主総会を特集 全議事録を同時に掲載
総会で何が話されたか全部わかる 山崎久隆(脱原発東電株主運動)
★2.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
「安全な原発」はない <中>
自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-規制委はいらない
渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★3.8月22日(月)のアーサー・ビナードさんの講演会で
氏の絵本とエッセイを扱い=販売します 山野容子
本の紹介その1
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆「世界ヒバクシャ展」京都のご案内です。8月6日-9月8日
◆「反原発へのいやがらせの歴史展」のお知らせ 8月10日-11日
★5.新聞・雑誌より2つ
◆福島原発 汚染水漏れの実態 ストロンチウムの脅威 深刻
また裏切られた・漁業関係者怒り (7月31日東京新聞より抜粋)
◆ 「流出 ずっと続いていた」 泥に蓄積 魚に影響の恐れも
国際ルール踏みにじる行為 (7月31日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/5学習会にご参加を!
地震・津波講座第1回「日本は地震活発期に入ったか」
講 師:島村英紀さん(地震学者)
日 時:8月5日(月)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 「地震がよくわかる会」協賛
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東電のホンネ、希薄な加害者意識、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめり、
| 福島で苦闘する現場労働者の姿みず
| 東洋経済オンライン東電株主総会を特集 全議事録を同時に掲載
| 総会で何が話されたか全部わかる
└──── 山崎久隆 (脱原発東電株主運動)
今年の株主総会は参加者2090人と、最大だった2011年の四分の一にも達せず、
年々急激に減少している。その最大の原因は、まともな総会を行わない東電経営
陣にもある。
一体どんな議事運営だったのかは、東洋経済オンライン東電株主総会特集を読
めば一目瞭然。
同時に掲載された『株主総会議事録から見える、東電のホンネ』『希薄な加害
者意識、除染は「お客様対応」と無責任発言も』は、たんぽぽ舎メルマガ読者に
はおなじみの岡田広行記者の労作、長文解説記事である。
適宜総会議事録を引用しながら、何が議論されたかを詳細に報じている。今回
の株主総会で、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめりとなり、福島第一原発の現場で
苦闘する労働者の姿さえ見えていない東電経営陣の実態が露骨に現れていること
が分かる。まさに「命より金」(泉田新潟県知事が広瀬社長との面談で述べた言
葉)だった。
詳細な総会情報を正確に伝えてくれる「東洋経済オンライン版東電株主総会報
告」は、東電問題そして電力会社と原発の実態を知る上では必読である。是非皆
さんもお読みください。
┏┓
┗■2.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
| 「安全な原発」はない <中>
| 自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-規制委はいらない
└──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
お芝居でだます規制委
今年1月には規制委の田中委員長は「新基準を満たしていない場合は(大飯の)
運転を止めてもらう」と言い、更田委員も「大飯原発を例外扱いしない」と言っ
ていました。ところがここへきて一転、新基準を多くの点で、それも過酷事故に
対応する重要な設備が基準を満たしていないのに、「(新基準に)おおむね適合」
などと言って9月の定検まで運転継続を容認してしまいました。思えば大飯の地
盤(地下の活断層)についての結論をズルスル引き延ばしてあいまいにしていたの
は、やはり運転継続容認への布石だったのです。大飯運転継続容認は規制委の方
針として当初から決まっていたシナリオなのに、国民に規制委は公正にやってい
ると思わせるためのお芝居をしていたのでしょう。
関電の安全意識は合格点に達していない(田中委員長)
7月3日の大飯運転継続を容認した規制委の会議で島崎邦彦委員は原発の地盤
を三次元で詳しく調べ、想定外の揺れに襲われないよう備えるよう新基準で定め
たのに、関電が積極的に取り組まないなどと関電を批判したと報道されました。
島崎委員は大飯の地盤が活断層であると殆どの専門家が判定していたのに、結論
を出さず、引き延ばした張本人ではないかと開いた口がふさがりません。田中委
員長は「技術的な面では(運転継続の)結論を支持する。しかし関電の安全への
意識や行動を評価するのであれば、合格点には達していない」と述べました。合
格点でないものをなんで合格させるのか、それは政治的判断なのでしょう。これ
らの委員の発言はあまりに電力会社べったりの姿勢を国民から批判されるのを見
越したお芝居です。規制委は当初から私達が指摘していたように政府や電力会社
から独立したものではなく、やはり「原子力ムラだった」とこの間改めて思いま
した。時々公正らしく見せるフリをしますが、だまされてはなりません。
新基準撤回せよ!規制庁に抗議文を渡す再稼働阻止ネット
7月8日新規制基準施行日の朝、再稼働阻止全国ネットワークの主催で六本木
の規制庁前で規制委に対し新規制基準施行に抗議し、新基準撤回と再稼働申請却
下求める行動が行われました。
再稼働阻止全国ネットは大飯原発の運転継続容認を厳しく批判し、再稼動申請
の動きを断罪しました。
また新規制基準とは住民の安全のための基準などではなく(再稼働しないこと
が一番の安全)、再稼働NO!の多数の声の中で再稼働をなんとか正当化するた
め、<新しい安全な原発>というイメージを操作的に作り出すための「基準」
(再稼働のための基準)である。ゆえに撤回せよとの抗議文を規制庁につきつけ
ました。
規制庁前に集まった記者たちに対し、泊、福井、伊方、川内などの原発に反対
する現地の人たちが再稼働反対、新規制基準反対、申請撤回せよの意思を切々と
訴えました。(次号につづく。次回は<下>を掲載します)
┏┓
┗■3.8月22日(月)のアーサー・ビナードさんの講演会で
| 氏の絵本とエッセイを扱い=販売します。
└──── 山野容子
その内容を2回にわたって紹介します。
本の紹介その1
○絵本「さがしています」は、1945年8月6日の朝、広島に投下された原子爆弾
を体験した種々のもの(時計、弁当箱など)があの日を語ります。岡倉禎志さん
の撮影した、広島の石を台(背景)にした"もの"の写真と、アーサーさん作のお
話が心を打ちます。
○「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」は、第12回日本絵本賞を受賞
しています。帯には「この物語が忘れられるのをじっと待ってる人たちがいる。」
とあります。日本のマグロ猟師たちが遭遇した悲劇とその後の原水爆実験を描い
たアーサーさんの文は私達にこの事を決して忘れてはいけないと教えてくれます。
どうぞご来場になり、お手にとってご覧下さい
┏┓
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆「世界ヒバクシャ展」京都のご案内です。8/6-9/8
「世界遺産×人類の“記憶遺産”」
日時 2013年8月6日(火)~9月8日(日)
午前10時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで。初日は午後1時開場)
場所 相国寺承天閣美術館 京都市上京区今出川通烏丸東入
主催 世界ヒバクシャ展@京都実行委員会 実行委員長 有馬頼底京都仏教会理事長
入場 無料(承天閣展示品の鑑賞は有料=800円)
構成団体 相国寺承天閣美術館、 金閣寺、 銀閣寺、京都仏教会、NPO法人世界ヒバクシャ展
後援 京都府 京都市 京都市教育委員会
詳細は http://www.no-more-hibakusha.net/event/
※来場呼びかけと期間中の運営のボランティアを募集中です。
◆「反原発へのいやがらせの歴史展」のお知らせ
8.10-11の両日、新宿区内で、反原発へのいやがらせの歴史展という催
しを行います。この夏以降に本格化するであろう原発再稼働をめぐる攻防の中で、
過去にも見られたような反対運動への攪乱工作が行われる可能性を感じ、これに
備えるため、また過去の隠された歴史の真実を明らかにしたいという願いから企
画されました。
ぜひ、夏の暑い週末、新宿中央公園の木陰のギャラリーまで、足をお運び下さい。
日時 2013年8月10日(土曜) 午後1時から5時まで
2013年8月11日(日曜) 午前10時から午後4時まで
両日とも午後2時から主催者による展示についての説明があります。
場所 新宿区立区民ギャラリー
(新宿区西新宿2-11-4新宿中央公園内エコギャラリー新宿1階)
新宿駅から徒歩15分 丸ノ内線西新宿駅2番出口から10分
大江戸線都庁前駅A5出口から5分
主催:反原発へのいやがらせの歴史展実行委員会
問い合わせ:東京共同弁護士事務所(電話:03-3341-3133)
弁護士 海渡雄一、弁護士 中川亮
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より2つ
└────
◆福島原発 汚染水漏れの実態 ストロンチウムの脅威 深刻
また裏切られた・漁業関係者怒り
「また裏切られた」「前から知っていただろ」「信用できない」
会場に怒号が飛び交った。東電は二十三日、汚染水漏出について福島県いわき
市内で漁業者たちに説明会を開いた。(中略)
「原子炉建屋などコンクリート製の施設は必ず割れているし、漏れている」。
事故当初から、そう指摘してきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「今年生
じた問題ではない。実際には二年半前からずっと目の前にあった。何一つ解決し
てないだけだ」と語る。 小出助教はとりわけ、汚染水に放射性ストロンチウム
90が多く含まれることを懸念する。 (略) (東京新聞7月31日より抜粋)
◆「流出 ずっと続いていた」 泥に蓄積 魚に影響の恐れも
国際ルール踏みにじる行為
(前略)
海中での直接的な汚染だけでなく、食物連鎖による魚類の汚染は深刻だ。「そ
れだけでなく、放射性物質が入った海洋生物のふんや死骸が海底に沈んで泥に蓄
積し、魚類などに再び移行していく可能性も否定できない」(神田教授)
加えて、神田教授が指摘するのは地上のタンクに移した汚染水の行き先が決ま
らないこと。「水を完全に封じ込めるのは簡単ではない。集中豪雨や地震、津波
などが起きれば安全とは言い切れない。そちらの対策も考えるべきだ」と訴える。
(略)
<デスクメモ>
やや古い本で『ぼくたちはなんだかすべて忘れてしまうね』という物語集があ
る。漫画家の岡崎京子さんの作品だ。終わりのない原発事故。漏れ続ける汚染水。
非日常の日常化にもう感覚がマヒしている。岡崎さんは「落ちかた」を書きたか
ったという。落ちる現実から目をそらさない。最低限の務めだ(牧)
(7月31日東京新聞より抜粋)
2013年8月3日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.東電のホンネ、希薄な加害者意識、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめり、
福島で苦闘する現場労働者の姿みず
東洋経済オンライン東電株主総会を特集 全議事録を同時に掲載
総会で何が話されたか全部わかる 山崎久隆(脱原発東電株主運動)
★2.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
「安全な原発」はない <中>
自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-規制委はいらない
渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★3.8月22日(月)のアーサー・ビナードさんの講演会で
氏の絵本とエッセイを扱い=販売します 山野容子
本の紹介その1
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆「世界ヒバクシャ展」京都のご案内です。8月6日-9月8日
◆「反原発へのいやがらせの歴史展」のお知らせ 8月10日-11日
★5.新聞・雑誌より2つ
◆福島原発 汚染水漏れの実態 ストロンチウムの脅威 深刻
また裏切られた・漁業関係者怒り (7月31日東京新聞より抜粋)
◆ 「流出 ずっと続いていた」 泥に蓄積 魚に影響の恐れも
国際ルール踏みにじる行為 (7月31日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※8/5学習会にご参加を!
地震・津波講座第1回「日本は地震活発期に入ったか」
講 師:島村英紀さん(地震学者)
日 時:8月5日(月)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 「地震がよくわかる会」協賛
━━━━━━━
┏┓
┗■1.東電のホンネ、希薄な加害者意識、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめり、
| 福島で苦闘する現場労働者の姿みず
| 東洋経済オンライン東電株主総会を特集 全議事録を同時に掲載
| 総会で何が話されたか全部わかる
└──── 山崎久隆 (脱原発東電株主運動)
今年の株主総会は参加者2090人と、最大だった2011年の四分の一にも達せず、
年々急激に減少している。その最大の原因は、まともな総会を行わない東電経営
陣にもある。
一体どんな議事運営だったのかは、東洋経済オンライン東電株主総会特集を読
めば一目瞭然。
同時に掲載された『株主総会議事録から見える、東電のホンネ』『希薄な加害
者意識、除染は「お客様対応」と無責任発言も』は、たんぽぽ舎メルマガ読者に
はおなじみの岡田広行記者の労作、長文解説記事である。
適宜総会議事録を引用しながら、何が議論されたかを詳細に報じている。今回
の株主総会で、柏崎刈羽原発の再稼働に前のめりとなり、福島第一原発の現場で
苦闘する労働者の姿さえ見えていない東電経営陣の実態が露骨に現れていること
が分かる。まさに「命より金」(泉田新潟県知事が広瀬社長との面談で述べた言
葉)だった。
詳細な総会情報を正確に伝えてくれる「東洋経済オンライン版東電株主総会報
告」は、東電問題そして電力会社と原発の実態を知る上では必読である。是非皆
さんもお読みください。
┏┓
┗■2.新規制基準は再稼働促進基準だ!-どんな安全策でも
| 「安全な原発」はない <中>
| 自ら策定した基準も守らずに大飯原発の運転継続を容認-規制委はいらない
└──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
お芝居でだます規制委
今年1月には規制委の田中委員長は「新基準を満たしていない場合は(大飯の)
運転を止めてもらう」と言い、更田委員も「大飯原発を例外扱いしない」と言っ
ていました。ところがここへきて一転、新基準を多くの点で、それも過酷事故に
対応する重要な設備が基準を満たしていないのに、「(新基準に)おおむね適合」
などと言って9月の定検まで運転継続を容認してしまいました。思えば大飯の地
盤(地下の活断層)についての結論をズルスル引き延ばしてあいまいにしていたの
は、やはり運転継続容認への布石だったのです。大飯運転継続容認は規制委の方
針として当初から決まっていたシナリオなのに、国民に規制委は公正にやってい
ると思わせるためのお芝居をしていたのでしょう。
関電の安全意識は合格点に達していない(田中委員長)
7月3日の大飯運転継続を容認した規制委の会議で島崎邦彦委員は原発の地盤
を三次元で詳しく調べ、想定外の揺れに襲われないよう備えるよう新基準で定め
たのに、関電が積極的に取り組まないなどと関電を批判したと報道されました。
島崎委員は大飯の地盤が活断層であると殆どの専門家が判定していたのに、結論
を出さず、引き延ばした張本人ではないかと開いた口がふさがりません。田中委
員長は「技術的な面では(運転継続の)結論を支持する。しかし関電の安全への
意識や行動を評価するのであれば、合格点には達していない」と述べました。合
格点でないものをなんで合格させるのか、それは政治的判断なのでしょう。これ
らの委員の発言はあまりに電力会社べったりの姿勢を国民から批判されるのを見
越したお芝居です。規制委は当初から私達が指摘していたように政府や電力会社
から独立したものではなく、やはり「原子力ムラだった」とこの間改めて思いま
した。時々公正らしく見せるフリをしますが、だまされてはなりません。
新基準撤回せよ!規制庁に抗議文を渡す再稼働阻止ネット
7月8日新規制基準施行日の朝、再稼働阻止全国ネットワークの主催で六本木
の規制庁前で規制委に対し新規制基準施行に抗議し、新基準撤回と再稼働申請却
下求める行動が行われました。
再稼働阻止全国ネットは大飯原発の運転継続容認を厳しく批判し、再稼動申請
の動きを断罪しました。
また新規制基準とは住民の安全のための基準などではなく(再稼働しないこと
が一番の安全)、再稼働NO!の多数の声の中で再稼働をなんとか正当化するた
め、<新しい安全な原発>というイメージを操作的に作り出すための「基準」
(再稼働のための基準)である。ゆえに撤回せよとの抗議文を規制庁につきつけ
ました。
規制庁前に集まった記者たちに対し、泊、福井、伊方、川内などの原発に反対
する現地の人たちが再稼働反対、新規制基準反対、申請撤回せよの意思を切々と
訴えました。(次号につづく。次回は<下>を掲載します)
┏┓
┗■3.8月22日(月)のアーサー・ビナードさんの講演会で
| 氏の絵本とエッセイを扱い=販売します。
└──── 山野容子
その内容を2回にわたって紹介します。
本の紹介その1
○絵本「さがしています」は、1945年8月6日の朝、広島に投下された原子爆弾
を体験した種々のもの(時計、弁当箱など)があの日を語ります。岡倉禎志さん
の撮影した、広島の石を台(背景)にした"もの"の写真と、アーサーさん作のお
話が心を打ちます。
○「ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸」は、第12回日本絵本賞を受賞
しています。帯には「この物語が忘れられるのをじっと待ってる人たちがいる。」
とあります。日本のマグロ猟師たちが遭遇した悲劇とその後の原水爆実験を描い
たアーサーさんの文は私達にこの事を決して忘れてはいけないと教えてくれます。
どうぞご来場になり、お手にとってご覧下さい
┏┓
┗■4.メルマガ読者からのイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆「世界ヒバクシャ展」京都のご案内です。8/6-9/8
「世界遺産×人類の“記憶遺産”」
日時 2013年8月6日(火)~9月8日(日)
午前10時~午後5時(ただし入館は午後4時30分まで。初日は午後1時開場)
場所 相国寺承天閣美術館 京都市上京区今出川通烏丸東入
主催 世界ヒバクシャ展@京都実行委員会 実行委員長 有馬頼底京都仏教会理事長
入場 無料(承天閣展示品の鑑賞は有料=800円)
構成団体 相国寺承天閣美術館、 金閣寺、 銀閣寺、京都仏教会、NPO法人世界ヒバクシャ展
後援 京都府 京都市 京都市教育委員会
詳細は http://www.no-more-hibakusha.net/event/
※来場呼びかけと期間中の運営のボランティアを募集中です。
◆「反原発へのいやがらせの歴史展」のお知らせ
8.10-11の両日、新宿区内で、反原発へのいやがらせの歴史展という催
しを行います。この夏以降に本格化するであろう原発再稼働をめぐる攻防の中で、
過去にも見られたような反対運動への攪乱工作が行われる可能性を感じ、これに
備えるため、また過去の隠された歴史の真実を明らかにしたいという願いから企
画されました。
ぜひ、夏の暑い週末、新宿中央公園の木陰のギャラリーまで、足をお運び下さい。
日時 2013年8月10日(土曜) 午後1時から5時まで
2013年8月11日(日曜) 午前10時から午後4時まで
両日とも午後2時から主催者による展示についての説明があります。
場所 新宿区立区民ギャラリー
(新宿区西新宿2-11-4新宿中央公園内エコギャラリー新宿1階)
新宿駅から徒歩15分 丸ノ内線西新宿駅2番出口から10分
大江戸線都庁前駅A5出口から5分
主催:反原発へのいやがらせの歴史展実行委員会
問い合わせ:東京共同弁護士事務所(電話:03-3341-3133)
弁護士 海渡雄一、弁護士 中川亮
┏┓
┗■5.新聞・雑誌より2つ
└────
◆福島原発 汚染水漏れの実態 ストロンチウムの脅威 深刻
また裏切られた・漁業関係者怒り
「また裏切られた」「前から知っていただろ」「信用できない」
会場に怒号が飛び交った。東電は二十三日、汚染水漏出について福島県いわき
市内で漁業者たちに説明会を開いた。(中略)
「原子炉建屋などコンクリート製の施設は必ず割れているし、漏れている」。
事故当初から、そう指摘してきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「今年生
じた問題ではない。実際には二年半前からずっと目の前にあった。何一つ解決し
てないだけだ」と語る。 小出助教はとりわけ、汚染水に放射性ストロンチウム
90が多く含まれることを懸念する。 (略) (東京新聞7月31日より抜粋)
◆「流出 ずっと続いていた」 泥に蓄積 魚に影響の恐れも
国際ルール踏みにじる行為
(前略)
海中での直接的な汚染だけでなく、食物連鎖による魚類の汚染は深刻だ。「そ
れだけでなく、放射性物質が入った海洋生物のふんや死骸が海底に沈んで泥に蓄
積し、魚類などに再び移行していく可能性も否定できない」(神田教授)
加えて、神田教授が指摘するのは地上のタンクに移した汚染水の行き先が決ま
らないこと。「水を完全に封じ込めるのは簡単ではない。集中豪雨や地震、津波
などが起きれば安全とは言い切れない。そちらの対策も考えるべきだ」と訴える。
(略)
<デスクメモ>
やや古い本で『ぼくたちはなんだかすべて忘れてしまうね』という物語集があ
る。漫画家の岡崎京子さんの作品だ。終わりのない原発事故。漏れ続ける汚染水。
非日常の日常化にもう感覚がマヒしている。岡崎さんは「落ちかた」を書きたか
ったという。落ちる現実から目をそらさない。最低限の務めだ(牧)
(7月31日東京新聞より抜粋)