NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2028】
2013年11月24日(日)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.大間原発の危険性
再稼働と大間原発はセットになって進めてくる(原子力ムラは)
野村保子 (大間原発訴訟の会)
★2.ツバル国首相、日本の原発推進の姿勢に反対のビデオメッセージ
★3.読者からのイベントのお知らせ(詳細は主催者にお問い合わせ下さい)
◆12/8「はだしのゲン」上映会 横須賀
◆【緊急アクション!】11.25 「銀行団」前アクション みずほ銀行本店前
★4.新聞・雑誌より2つ
◆「不適切」経産相批判 東電の賠償打ち切り通知 (11月21日 東京新聞より)
◆ 21日に審査開始 柏崎刈羽原発の再稼働 規制委 (11月19日 東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌11月20日(水)経産省前テントひろば802日目
商業用原発停止 67日目
再稼働阻止をめぐり、原発現地を応援しよう
裁判の行方と今後をめぐっての議論から
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※11/25(月)学習会にご参加を!
秘密保護法と原発-秘密保護法ができると原発はもっと暗闇に!戦争準備も!
日 時:11月25日(月)18:30開場 19:00開会-21:00
お 話:海渡雄一弁護士
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
主 催:スペースたんぽぽ
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┗■1.大間原発の危険性
| 再稼働と大間原発はセットになって進めてくる(原子力ムラは)
└──── 野村保子 (大間原発訴訟の会)
○津軽海峡をはさんで函館の対岸に建設中の大間原発は、初めてづくしの原発です。プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を世界で初めて全炉心に使用します。人間が作り出した猛毒物質プルトニウムは半減期が2万4千年です。長崎原発の材料です。大間原発ではそのプルトニウムを1年間に6.5トン使います。実験室で扱う危険な物質をトン単位で扱うのです。大間原発をつくる電源開発(株)はこれまで原発を作ったことがありません。世界でも経験のないフルMOXという技術を、原発を作ったことも、動かしたこともない電源開発がつくるのです。大変危険です。
○大間原発は火山帯に接する大変危険な場所に建てられます。原発の立地指針では火山の危険についてはこれまで取り上げられていません。大間原発裁判で初めて焦点となっています。また敷地内に人の住む未買収地があります。大間原発反対を貫き、海と土地があれば生きていけると土地を売らないで亡くなられた熊谷あさ子さんのログハウスは今も健在です。
○原発は冷却のために1秒間に91トンの海水をくみ上げ、7度温度を上げて化学薬品混じりの温廃水として津軽海峡にもどします。海水温に敏感な大間のマグロ、函館のイカなど豊富な魚貝類、海藻類は生育出来なくなるでしょう。また添加された化学薬品は海の生態系をこわします。
○日本中に溜まり続ける使用済み核燃料は日本でも世界でも行き場がないのが現実です。六ヶ所再処理工場は20年を超える年月と3兆円に届く予算を使って、未だに試運転でつまずいています。まともに運転できず、使用済み核燃料から新たな燃料をつくりだす国の政策である「核燃料サイクル」はすでに破綻しています。
○大間町に住む約6500人の住民、函館とその近郊に住む約37万人の人達は、今これ以上の電気を必要としていません。六ヶ所再処理工場で作られるプルトニウムは原爆の材料となる大変危険な物質で、その存在は世界から監視されています。事故続きの再処理工場からまともにできるかどうかも分からないプルトニウムのために、こんなに危険な大間原発を作るのは大きな間違いです。
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┗■2. ツバル国首相、日本の原発推進の姿勢に反対のビデオメッセージ
└──── 遠藤 秀一
地球温暖化による海面上昇で沈みゆくといわれている南太平洋の島国ツバル。
島人の暮らしは、椰子の実、タロ芋、海産物を主体とした自給自足です。原発によるこれ以上の海洋汚染は、気候変動と同じか、それ以上の被害を南太平洋の国々にもたらす危険性があります。
○ そのような危険に対して、ツバル国首相からビデオメッセージが届けられました。
現在開催されているCOP19において、温室効果ガス削減の材料として、原発の推進を提案する可能性があります。ツバル首相はそのような選択に関してビデオメッセージを発信しています。
是非ご覧下さい。また、沢山の方々にご紹介ください。
ビデオ http://youtu.be/biGrA2rQD7E
解説(日本語訳)http://www.tuvalu-overview.tv/?p=2552
○お問い合せは
遠藤 秀一 ツバル国環境親善大使 NPO法人 Tuvalu Overview 代表理事
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┗■3.読者からのイベントのお知らせ(詳細は主催者にお問い合わせ下さい)
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◆12/8「はだしのゲン」上映会
横須賀で、アニメ「はだしのゲン」を上映します。
と き:12月8日(日)19:00(18:30会場)~21:50
ところ:横須賀市文化会館 展示室
http://www.yokosuka-bunka.info/culture/bunka_access.html
参加費:無料
主 催:「原発なくそう! 100万人アクション in Yokosuka」
問合せ:TEL 080-3406-3627(中井)
http://nonukesyokosuka.blog.fc2.com/
◆【緊急アクション!】
柏崎刈羽再稼働のための5千億円新規融資ありえない!
11.25 「銀行団」前アクション
東電再建の手助けするな!銀行団も賠償責任を負え!
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
◎11月25日(月)
19時-みずほ銀行本店前(東京都千代田区丸の内1-3-3)
隣接する三菱UFJ、三井住友へも抗議行動を行います。
地図⇒ http://shop.www.mizuhobank.co.jp/b/mizuho/info/BA842330/
※よびかけ:東電前アクション!
BLOG: http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco1@yahoo.co.jp
★銀行は最悪の「反社」勢力=東電に金貸すな!
詳細 http://antitepco.ldblog.jp/archives/34249197.html
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┗■4.新聞・雑誌より2つ
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◆「不適切」経産相批判 東電の賠償打ち切り通知
東京電力福島第一原発事故の風評被害に対する損害賠償を、東電が電話や文書による通知で一方的に打ち切っている問題で、茂木敏充経産相は20日の衆院決算行政監視委員会で、「親身、親切な賠償という観点から不適切と言わざるを得ない」と批判した。吉川元衆院議員(社民)の質問に答えた。
茂木経産相は「今後このようなことがないよう適切な支払いを指導していく」と述べた。
また、東京新聞の報道に東電が自社のホームページで「賠償を一方的に打ち切る対応はしていない」と反論していることについて、茂木経産相は、実際に事前の協議なしに打ち切った事例があったと述べ、「誤解を受ける広報は是正する必要がある」と述べた。(11月21日 東京新聞より)
◆21日に審査開始 柏崎刈羽原発の再稼働 規制委
東京電力が再稼働を目指している柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)について、原子力規制委員会が新規制基準に基づく審査会合を21日に開く方針を決めたことが関係者への取材で分かった。
柏崎刈羽原発は福島第一原発と同じ沸騰水型で、このタイプの原発の審査は初めて。規制委は東電から申請内容の説明を受け、論点や問題点の有無の確認を始める。
東電は9月に審査を申請したが、規制委は第一原発の汚染水漏れを問題視して東電に改善を指示。審査会合を開かずに、事務的な確認作業を進めていた。(中略) 沸騰水型には事故時に原子炉格納容器の圧力を下げるフィルター付きベントなど、現在審査が進んでいる加圧水型原発には即時設置が義務付けられていない設備があり、審査期間は見通せない。
また再稼働に必須となる地元の新潟県の同意を得られるかどうかも不透明だ。
(11月19日 東京新聞より抜粋)
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┗■5.テント日誌11月20日(水)経産省前テントひろば802日目
| 商業用原発停止 67日目
| 再稼働阻止をめぐり、原発現地を応援しよう
| 裁判の行方と今後をめぐっての議論から
└──── (M/O)
○久しぶりに開かれたテント全体会議が終わってテントに帰るとそこには温かい鍋が待っていた。今週から全国の美味しそうな鍋を順次やって行こうと言ったのだが、鍋物をつくってくれる人がちゃんと準備していてくれたのだ。来週もまた、ということになるが、国会周辺に出掛けてきた人は是非、テントにも顔を出してもらいたい。昼の暖かさが残って過ごしやすい朝夕に冷え込みは厳しい季節になった。テントの今週の日曜日《11月24日》に冬仕度をやる。時間は午前10時からだが、時間のある人は是非、テントに来てもらいたい。来年のことを言うと、鬼に笑われるらしいが、原発再稼動との闘いが山場を迎えることが予想される2014年であり、この動きを押し戻すべき心身の準備をして行きたい。
○経産省前テントひろばと深く連携をしている再稼動阻止全国ネットワークは20日に前段集会を開き、12月1日の伊方原発再稼動阻止の集会を皮切りに各地に出掛ける。福島第一原発の事故は現在も進行中であり、放射能汚染水の処理一つできていないことは多くの人の知るところである。にもかかわらず、政府は来年の原発再稼動の準備を裏(国民の目に見えないところ)で準備している。再稼動適合審査は急ピッチで進められている。今、要求されているのは小泉元首相の発言で浸透を深めているよな、原発即ゼロの決断であり、そこから原発からの撤退に向けた方針である。ここには原発に代わる地域の産業の創出なども含まれるだろうが、はじめの第一歩が要求されている。肝心の時に誰が、どう動いたか、どういう方針を持っていたのかが分かりにくいのが日本の政治であり、国家であるが、ここを脱して原発ゼロに向けた方針が必要だ。
○僕らのできることの一つは再稼働の対象となる原発のある地域住民のみなさんと再稼動に反対する現地の闘いを支援することだ。12月1日伊方現地に闘争体制を築く、現地集会(松山での一万人集会)がある。12月1日の松山での集会と伊方原発をヒューマンチェンで取り囲む行動などが企画されている。これを皮切りに12月7日・8日・もんじゅ&大飯・高浜行動、12月15日川内での2000人集会が予定されている。現地行動に参加できる人は加わって欲しいが、日程などについてはテントに問い合わせをして欲しい。
○テントではいつものように鍋をつつきながら議論をしていたのだが、深夜に口頭弁論も含めた議論をやった。裁判もその次が2014年の2月に予定されてはいるが、山場に入って行く段階にあるが、向こうから提訴されている占有の問題を含めステージのあがる局面とも言える。僕らがこの場所を占拠しているのはどのような目的であるか、そのことは何故に正統であるか、また、占拠主体(法的には占有者)は誰であるか等をめぐって闘いは展開される。僕らはこのテントを何故立てたか、それを何故に現在も維持しているのか、どのような共同行動なのかを不断に自己確認しながら進んで行く他ないが、弁護士の二人を交えた話でもこのようになった。経産省などの国側は僕らが勝手に不法占拠《占有している》という事実だけを訴追の対象にし、それからは僕らの行為の目的や意図などは排除しようとする。つまり、このテントは脱原発の訴えのものであり、その目的と意図の上にある。それを訴える方法としての国有地の占拠であり、それは民主主義的な表現である。深夜にまで議論は及んだが、翌日は朝から彼らと一緒に裁判所前での訴えを行った。これは今後も続けられる。わずかの時間でも参加できる人も含めて参加して欲しと思う。テントには全国の各地からいろいろのものが送られてくる。伊豆のFさんからはミカンと冨有柿が、また、宮崎のUさんからは11月10日の沖縄九州の1万人集会の様子が写真付きで送られてきた。あらためてお礼を申し上げたい。
○過日のことになるが、吉岡さんの納骨式に行ってきた。新浦安の日の出南の公園墓地のお墓に納骨された。「肌のよき石にねむらん花の山」素敵な句の掘られた墓石を見ながら、人懐こい笑顔を思い出していたが、そう言えば彼とは伊豆に蜜柑(甘夏)頂きに行き、福島に運んだ。箱根の水もである。その時に車の中で話したことも印象深いが、時折こんな風に思い出を残してくれたのがかれのつとだったのだと思う。僕らはそのつとを素直に受け取り、宝の持ち腐れにしないように時折、思い出そう。(M/O)
年末に向かうスケジュールから
■第一のステージの山場を迎える裁判。是非参加を。11月29日(金)
「脱原発テント裁判第4回口頭弁論」 14時から
日時:11月29日 午後2時から
午後1時東京地裁前抗議集会 午後2時開廷 地裁103号法廷
午後4時から裁判報告集会
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
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◆原発賠償 時効10年に 与党 延長法案を今国会提出
自民、公明両党は15日、東京電力福島第一原発事故で生じた損害賠償請求権の時効について、民法上の3年から10年に延長する特例法案を今国会に提出する方針を決めた。来年3月で事故発生から3年目を迎えるため、多くの被災者が賠償請求する前に時効が成立しかねないと判断。議員立法として12月6日までの会期内に成立を目指す。(中略)
額賀氏は記者団に「賠償問題が全て完了するまで、東電が主体的に責任を持って対応すべきだ」と強調した。
被災者救済につながる一方、東電の賠償額が大幅に膨らむ可能性がある。
(11月16日茨城新聞より抜粋)
◆日本代表団 「原発NO」発信 「安全に管理」は思い上がり
世界宗教者会議で声明発表へ
福島原発事故の世界への影響を憂い、原発の存在を「あらゆるいのちを脅かす課題」と受け止めねばならないー。世界の宗教者たちが対話する「世界宗教者平和会議」(WCRP)世界大会が19日からウィーンで開かれるが、その場で日本の代表団がこうしたメッセージを発表するという。原発問題について、宗派や教団の壁を超えた日本の宗教界の考えが、国際舞台で披露されることは初めてだ。
○WCRP日本委員会が発信する英文メッセージの抄訳
◇福島第一原発事故が世界に大きな影響を及ぼしていることを深く受け止め、憂慮する
◇「原発は安全に管理できる」との思い上がりを反省し、安心して暮らせるよう宗教者として取り組まなければならない
◇核廃棄物の処理方法は依然不明瞭。原発に頼り続けることは将来世代に私たちの生活の後始末を負わせることになる
◇日本は唯一の被爆国で、原発事故の放射能汚染も深刻な問題を提起している。核兵器と原子力エネルギーは、「あらゆるいのちを脅かす大きな課題」と深く受け止めなければならない
(11月17日東京新聞より抜粋)
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┗■4.たんぽぽ舎の近況-2つ
└────
◇闘病中の職場の先輩が官邸前抗議行動に参加していた
小山芳樹(たんぽぽ舎)
先日、10数年ぶりに職場の先輩数人と旧交を温めた。驚いたのはそのうちの1人Aさんは、大病して今も投薬を継続、闘病中だが、昨年から今年にかけて2回、毎週金曜日の官邸前抗議行動に出かけてきたとのこと。身体の調子の良い時を選んだとは言っていたが、なかなかできることではないと感じた。官邸前行動では、たんぽぽ舎の黄色ののぼり旗も見ていたと言う。
今の反原発運動、原発をめぐる情勢は、闘病中のAさんが「原発を止めるために官邸前に行こう」という気持ちになるくらい、3・11東電福島第一原発事故以前とは格段に違った状況(反原発運動の「すそ野」の拡がり)になっていると実感させられた。
◇原発情報も隠す秘密保護法反対デモに参加-全体で1万人
柳田 真(たんぽぽ舎)
11月21日(木)夕方、東京日比谷で開かれた秘密保護法反対集会に参加。1万人で日比谷野外音楽堂に入りきれず。
たんぽぽ舎は、2000枚弱のビラを配り、横断幕と2本のノボリ旗を立て、他のグループと共に250人ほどの隊列で行進。解散地で簡単な総括集会も。
たんぽぽ舎ボランティアなどの参加者は30名強でした。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2027】
2013年11月22日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.第32回たんぽぽ舎「年末助け合い運動」にご協力願います
山谷労働者に温かな支援物資を届けよう!
支援物資・カンパの受付期間は12月9日(月)~24日(火)(必着)
たんぽぽ舎からのお願い
★2.昨今の日本の市民運動・社会運動について,ちいとばかり思ったこと
ずいぶんとMLが寂しくなり,内容が乏しくなりました
熱しやすく冷めやすい,日本の市民運動・社会運動の限界を示しているのかも
金曜日の官邸前・経産省前抗議行動くらい,みんなで一緒にやって
田中一郎(北区在住)
★3.新聞・雑誌より2つ
◆原発賠償 時効10年に 与党 延長法案を今国会提出
(11月16日茨城新聞より抜粋)
◆日本代表団 「原発NO」発信 「安全に管理」は思い上がり
世界宗教者会議で声明発表へ (11月17日東京新聞より抜粋)
★4.たんぽぽ舎の近況-2つ
◇闘病中の職場の先輩が官邸前抗議行動に参加していた
小山芳樹(たんぽぽ舎)
◇原発情報も隠す秘密保護法反対デモに参加-全体で1万人
柳田 真(たんぽぽ舎)
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※11/23(土)討論会にご参加を!
第17回槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故
「これでも科学技術と言えるか 欠陥原子炉」
日 時:11月23日(土)18時開会
お 話:槌田敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.第32回たんぽぽ舎「年末助け合い運動」にご協力願います。
| 山谷労働者に温かな支援物資を届けよう!
| 支援物資・カンパの受付期間は12月9日(月)~24日(火)(必着)
└──── (たんぽぽ舎からのお願い)
たんぽぽ舎では、毎年、日雇い労働者が職を失う年末年始の時期、「いのちを繋ぐ助け合い運動」として、全国の皆様に支援物資の送付を呼びかけてきました。
現代思想社(たんぽぽ舎と兄弟関係の共同事務所)として長期にわたり支援してきた仲間たちの心意気をたんぽぽ舎が引き継ぎ、今年で32回目になります。
国会では「秘密保護法」の制定を強行しようとする安倍政権の策動が風雲急を告げていますが、11月13日には「生活保護法」の改悪案が参議院で可決されました。憲法25条で保障された生存権が剥奪され、路上に投げ出される困窮者の続出が危惧されています。
「山谷労働者福祉会館」の仲間たちは、毎年、「年末始緊急支援」として路上生活者のための「共同炊事」や河川敷などでのパトロールを行い、越冬支援活動として、衣類や毛布,お米、テレカなどの配布活動を実施しています。
厳冬期に着の身着のままで路上に寝ている人々に毛布をかけ、防寒着を渡す。一枚の毛布で一人のいのちが守られます。
日雇い労働者や野宿者が厳しい局面に追い込まれる年末時期、皆様方の支援カンパをお待ちしております。
昨年の実績は支援物資236箱、現金カンパ70万円強でした。
【送ってほしいもの】
毛布 防寒着 作業着 下着 ズボン 靴下 タオル 洗剤 石鹸 歯ブラシ
寝袋 テント バック リュック 靴 軍手 お米 調味料 お茶 お米券
インスタントコーヒー 粉末ミルク 野菜(要事前連絡)
テレホンカード(日雇い契約の電話交渉時に必要) 現金
【以下のものは需要がないので送って頂かないようお願い致します】
《背広、ワイシャツ、子供用・女性用衣類、どてら、かいまき、食器類》
支援物資・カンパの受付期間は12月9日(月)~24日(火)(必着で)
1.物資の送付先:〒101‐0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
「たんぽぽ舎」支援物資担当宛 (TEL 03-3238-9035)
2.現金カンパは郵便振込でお願い致します。
口座番号:00180-1-403856 加入者名:たんぽぽ舎
通信欄に[山谷支援カンパ]と明記して下さい。
住所、氏名、電話番号も忘れずに記入をお願いします。
【たんぽぽ舎から支援スタッフ募集のお願い】
12月9日(月)から24日(火)まで、期間中たんぽぽ舎に送られてくる支援物資の
整理をお手伝いして下さるボランティアスタッフ(期間中、月曜日から土曜日の
13時30分頃から2時間程度)を募集しています。
下記までご連絡下さい。
連絡先:たんぽぽ舎 TEL 03‐3238‐9035(13時~20時)
FAX 03‐3238‐0797 メール nonukes@tanpoposya.net
◎スタッフ打ち合わせにご参加下さい。
12月3日(火)17時~18時50分 たんぽぽ舎にて
スタッフ配置の日別調整と山谷労働福祉会館スタッフからの
現状説明のレクチャーを予定しています。
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┗■2.昨今の日本の市民運動・社会運動について,ちいとばかり思ったこと
| ずいぶんとMLが寂しくなり,内容が乏しくなりました
| 熱しやすく冷めやすい,日本の市民運動・社会運動の限界を示しているのかも
| 金曜日の官邸前・経産省前抗議行動くらい,みんなで一緒にやって
└──── 田中一郎(北区在住)
前略,田中一郎です。
○昨今の日本の市民運動・社会運動について,ちいとばかり思ったことを申し述べます。(下記は,あるMLに投稿したものを一部修正しています)
まず,私があちこちに参加しているMLのことですが,最近は,3.11直後に比べて,ずいぶんとMLが寂しくなり,内容が乏しくなりました。
しかし,3.11後2年8カ月を経た今まさに「ゴジラの逆襲」ならぬ「原子力ムラの逆襲」が露骨になってきているのですから,本来であれば,MLは,もっと活発に,もっと様々な課題が,もっと多くの人々によって論じられ,検討され,切磋琢磨されるべきです。
100%完全にとまでは言えませんがML上での議論の活発さはその団体の取組への熱意,関心の高さ,考え方や政策・処方箋思考の多様さ,などと比例しています。
私は複数のMLに参加しておりますが昨今は,いずこのMLも,3.11直後の「活力」を喪失し,貧弱な,数の少ない,言い換えれば,つまらないML状態に転落しています。
○熱しやすく冷めやすい,日本の市民運動・社会運動の限界を示しているのかもしれません。
ちょっと傲慢かもしれませんが,少し前には市民運動に参加をし街頭の抗議行動にも出てきていたみなさまにはそんな「冷めやすい」ようなことで,あの超巨大な原子力ムラ・国際原子力マフィア連合体を解体できるとでも思っているのですか?
あなたがやらなくて,一体誰がやってくれるというのですか?
と申し上げたいと思っております。
金曜日の官邸前・経済産業省前の抗議行動くらい,みんなで一緒にやって(イベントをぶつけずに)重要な用事のない方は,是非,出てきてください,とお願いしたいです。
最近,ちーとばかりさみしいのんです。オマワリの数ばかりが目立ってきています。
○私はあちこちにおじゃま虫をしておりますが,市民運動の一部のリーダーの方々には,もう少し成長をしていただかないといけないと思うようになりました。 簡単に言えば,もっと方向の同じ人たちと協力をしてくださいということです。
大きなイベントの日には,自分達のイベントをぶつけない。
できるだけ,多くの団体が協力して企画をする。
企画しなくても,好ましいイベントには積極的にジョインする。
参加してくる一般市民の言論・表現活動や署名活用などの妨害をしない。
日和見主義的な,妙な妥協を克服する等々です。
前途多難ですが,頑張ってまいりたいと思います。
みなさん,元気出してちょーだいませ。 早々
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┗■3.これでも科学技術か ? 福島原発 (第4回、最終回)
| 冷却水喪失事故では、ECCSに頼るという原則がすべて果たせなかった
└──── 槌田敦(元理化学研究所研究員)
【2号機・原子炉の冷却に失敗した欠陥隔離時冷却系】
2号機では、原子炉配管が地震により損傷を受けず健全で、隔離時冷却系は有効に働いた。ところが、地震から3日後の3月14日9時、隔離時冷却系は原子炉への水の供給ができなくなった。その原因は、水源を復水器タンクから圧力抑制室に変えたことによる。圧力抑制室にはこの隔離時冷却系から原子炉の蒸気が流れ込み、溜まっている水は沸騰していたからである。沸騰する水はポンプでは吸引できない。
この隔離時冷却系には非常用復水器の機能が付いていた。しかし、前記浜岡原発の水素爆発事故で、東電はこの冷却機能を削除していた。ここで、非常用復水器機能を削除するのではなく、これに水素逃し弁を付ける対策をしていれば、冷却した水が原子炉に供給されるから、2号機は事故にはならなかった。この非常用復水器機能の削除は東電の決定的な間違いであり、コスト削減だけを目的にしたこの東電のECCS削除は許されない。
14日18時、発電所は、隔離時冷却系に頼るのをあきらめ、消防ポンプにより海水を注入することにして、原子炉の圧力を下げるため原子炉逃し弁を開放した。原子炉の圧力は1時間で70気圧から6気圧に急減圧したので、消防ポンプで海水を注入した。
しかし、すでに空焚きになっている燃料に海水が接することになり、燃料はさらに崩壊し、崩れ落ちた燃料は制御棒置き場に溜まっている海水中に落下し、6時間にわたって多数回の水蒸気爆発を起こした。
15日0時、原子炉から蒸気が供給された格納容器は7気圧となった。その破裂が心配されてベント(大気への放出)がなされた。このベントにより同日8時頃から10時頃にかけて、原子炉と格納容器の圧力は共に大気圧まで低下した。大量の放射能を含む蒸気は120メートル高の排気塔から放出され、南東の風に乗って福島県民を襲うことになる。
【3号機・ECCS低圧注水系を使用せず事故収束に失敗】
3号機では、計器読み取りで計測するまでの計測空白は13時間もかかった。この空白時間直後の12日6時には水位は二重表示で原子炉は空焚きだった。使用されていた隔離時冷却系(11日16時起動)は有効ではなく、冷却水は破断口からすでに流出していた。
12日13時、高圧注水系が自動起動したが、水位はやはり二重表示で空焚き状態だった。運転員には水位のこの二重表示の意味が分からず、苛酷事故であることを見逃していた。
3月13日3時、高圧注水系停止。原子炉圧力はすでに10気圧以下と低く、原子炉の圧力高を利用する高圧注水系は使用不能だった。3号機は津浪被害が少なく、蓄電池などを補充すれば使用可能だった低圧注水系を使用しなかった。
3月13日9時、消火ラインによる給水(非ECCS)を目的に原子炉逃し弁を開く。原子炉は一挙に大気圧に低下して、人為的冷却水喪失事故となった。
3月30日原子炉真空(誤表示)、格納容器大気圧。空焚きを放置して汚染水流出。
【結論】冷却水喪失事故では、ECCSに頼るという原則がすべて果たせなかった。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆11/29『神田香織 講談と講演のつどい』
「はだしのゲン」を語って27年。いま、ふるさとフクシマを語る。
と き:11月29日(金)18:30(18時開場)~20:30
ところ:戸田市文化会館304号室 http://www.todacity-culturehall.jp/map.htm
参加協力券:1000円(高校生以下無料)
主 催:「原発を考える戸田市民の会」
問合せ:TEL・FAX 048-443-3603(丸山) http://genpatsutoda.web.fc2.com/
※保育室あり。ご希望の方は事前にお申し出ください。
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┗■5.新聞・雑誌より1つ
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◆原子力規制委に「不正入札」疑惑
活断層調査を食い物にする「東大地震閥」
9月6日(中略)、<本事業は以下の採択事業者との随意契約により実施することといたしました>。
本事業とは、下北半島の地下構造を解明する物理探査のこと。下北半島の太平洋沖には、南北84キロにわたる長大な「大陸棚外縁断層」があり、それが活断層か否か、国が自ら現地調査に乗り出したのである。その結果次第で、下北半島に立地する東北電力・東通原子力発電所や日本原燃・六ケ所再処理工場は存廃を左右されるとあって、日本のエネルギー政策を揺るがしかねない重要な調査といえる。
○"出来レース"の随意契約
規制委事務局の原子力規制庁は8月、調査委託先を公募したが、手を挙げたのは「地球科学総合研究所(以下、地球研)」一社しかなく、この時点で随意契約が決まった。(中略)
ベテラン地質学者が指摘する。「地球研の随意契約には過大見積もりの疑いがある。そっちの狙いの方が大きいだろう」
というのも、過去に同じ地球研へ委託した電力会社の物理探査の費用は3.5億円程度であり、今回の5.3億円の予算額は不自然に過大なのだという。(中略)
同社の一社応募の結果、随意契約になるよう仕組まれた計画書と言っていい。むしろ、計画書を書いたのは地球研と見た方が自然であり、"出来レース"の疑惑は濃厚なのだ。
○私怨、功名心、そして利権
活断層の全国調査は04年度までの10年間に138億円の予算がつき、このうち40億円以上が物理探査に費やされている。(中略)
そこに利権が生まれるのは自然な成り行きだ。下北半島の物理探査も同じ構図の中にあるのだ。
規制庁によれば、調査報告書は地球研が有識者3人の支援を得て作成するが、その人選、支援内容、謝礼支払いも地球研に一任されるという。(中略)
電力会社への私怨、学者の功名心、さらには調査費利権が縄のように絡んだ物理探査に、日本のエネルギー政策が翻弄されようとしている。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2026】
2013年11月21日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「柏崎刈羽の再稼働審査を止めろ」「20mSv/年帰還を強要するな!」
12月11日(水)規制委前で抗議行動に参加を(お昼の1時間です)
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.安倍政権の陰謀-放射性廃棄物の処分について困惑しつつ…
新聞記事及び「プロメテウスの罠」から読み取る
渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.これでも科学技術か ? 福島原発 (第4回、最終回)
冷却水喪失事故では、ECCSに頼るという原則が
すべて果たせなかった 槌田敦(元理化学研究所研究員)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/29『神田香織 講談と講演のつどい』
「はだしのゲン」を語って27年。いま、ふるさとフクシマを語る。
場所:戸田市文化会館304号室
★5.新聞・雑誌より1つ
◆原子力規制委に「不正入札」疑惑
活断層調査を食い物にする「東大地震閥」
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※11/23(土)学習会にご参加を!
「福島は今」-避難・除染・被災者支援法・収束作業員の状況・汚染水・廃棄物について
日 時:11月23日(土)13時30分より
お 話:木幡ますみさん(大熊町から会津に避難)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:800円
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┗■1.「柏崎刈羽の再稼働審査を止めろ」「20mSv/年帰還を強要するな!」
| 12月11日(水)規制委前で抗議行動に参加を(お昼の1時間です)
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○原子力規制委員会は再稼働促進委員会
「原子力マフィア」出身の委員、原子力安全保安院から横滑りの規制庁職員で昨年9月に発足した原子力規制委員会は、私たちを欺きながら巧みに既存原発の再稼働を目論んできた。東電福島原発事故状況を明らかにせず水汚染対策・事故収束・事故検証等の当然実施すべき手立てを全くしないままに、
1.パブコメなしでの原子力災害対策基本法の制定と防災計画・訓練の押しつけ、2.活断層調査で再稼働促進の為の大甘「新規制基準」の制定、3.被曝健康被害について100mSv安全・20mSv帰還など被害者の被曝を容認する非科学的考え方の提言、4.安倍政権・経済界・電力会社・内外「原子力マフィア」におもねり、外部有識者無し(規制委・規制庁のみ)で「新規制基準」適合性審査の拙速実施、を続け、8サイトの原発の安全性確認を順次決定して再稼働を促進しようとしている。原子力規制委員会は再稼働促進委員会の本質をあらわにしてきた。
○柏崎刈羽の再稼働適合審査を止めろ!
そんな中で、東電福島第一原発の状況は悪化するばかり。海に流れ込む大量の高濃度汚染水=毒の水は、全地球的問題として海外メディアも注視、一刻の猶予もならない「レベル7+3」。11月18日には全世界の心配注視を受けながら4号機の核燃料1533体の移送が始まったがこれから1年余りは綱渡り状態が続く。一方、1~3号機の核燃料はメルトダウン・メルトスルーして全く状態が不明で放射能汚染を最小限にして廃炉にする道も全く見えていない。労働者の被曝と不足も海洋汚染もフクイチ周辺の被曝も再度の大地震発生も心配で、「東京オリンピックどころではない」との声も多い。
にもかかわらず、東電が申請した柏崎刈羽の再稼働適合審査も、「あれはあれこれはこれとは行かない」などと言っておきながら、10月から隠れて10回もヒアリング、とうとう11月21日には正式に規制委員会の適合性審査を開始した。私たちの怒りは沸点に達している。
○規制委は100mSv/年以下の安全、20mSv/年以下の帰還を押しつけるな!
規制委は二つの検討チームからの提言で、100mSv/年以下の被曝で健康リスク増が無いと誤解する文を滑り込ませ、11月19日の規制委で20mSv/年以下の地域に被害者が帰還することを容認した。被害者の健康よりも「安全・安心」を押しつける非科学的暴挙だ。20mSv反対! 1mSvを守れ!
12・11規制委前抗議行動に多数の参加を!
被害者の怒り・原発現地の怒り・脱原発の訴えを叩きつけよう!
「柏崎刈羽の再稼働審査を止めろ」「20mSv帰還を強要するな!」
12・11規制委員会前抗議行動
日時:12月11日(水)12時~13時
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前(http://www.nsr.go.jp/nra/map.html )
港区六本木1丁目9番9号 TEL:03-3581-3352(規制庁)
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅徒歩4分、日比谷線「神谷町」駅徒歩8分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク(TEL 070-6650-5549)
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付)
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┗■2.安倍政権の陰謀-放射性廃棄物の処分について困惑しつつ…
| 新聞記事及び「プロメテウスの罠」から読み取る
└──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
(1)1962年、原子力委員会の報告書「…地下水、人口の分布状況などからみて、放射性廃棄物の土中埋没による処分は禁止すべきである」
→はっきり地層処分を否定した。
(2)2012年9月、日本学術会議が処分場実現の検討について「万年単位の将来を確実に予測するのは困難。技術が確立するまで、埋めずに管理すべきだ」と結論。
→「埋めずに管理」
(3)2013年9月20日、高レベル放射性廃棄物の処分方法、経産省見直し。地中に捨てる際、“回収できる可能性”を残す案をまとめた。処分地の確保につなげる狙いか。
→「回収できる可能性」という言葉がポイントです。
(4)2013年10月29日、経産省は地層処分について技術的な「信頼性」を「再評価」する作業部会をスタートさせた。
○コメント:小泉元首相の発言を待たずとも、使用済み核燃料の問題は、各電力会社も、実は困っている。全量再処理神話は破綻した筈なのだが、一つ一つの記事を時系列に並べると、ある狙いが垣間見えてきませんか?
(1)はっきり地層処分を否定。(2)「埋めずに管理」→これではまずい!
そこで、(3)「…可能性」という希望の言葉で最終処分場にはなりませんよというメッセージを送る。
そして(4)の「再評価」へ。
(5)として、2013年10月29日、自民、公明、民主3党の原発容認派の国会議員有志が、「核のゴミ」の「最終処分の在り方」を議論する議員連盟を近く設立する、
ときました!
どんな「在り方」を議論するのやら?