NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2065】
2013年1月16日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働を止めたい人、全員集合!
原発再稼働阻止の為の全国相談会
全国から参加:北海道、北陸、関西、四国、九州
再稼働の嵐に全国の連携で闘おう 多くの方のご参加を
再稼働阻止全国ネットワーク
★2.東京電力取締役社長 廣瀬直己 殿への質問書
なぜ回答文がテントへ直接送られず、千代田区三崎町の
「たんぽぽ舎」経由なのですか? 経産省前テントひろば
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆「ガタロ絵画展のご案内」
ガタロさんは広島の被爆2世。
会場:ギャラリー古藤、スペース ナナ
◆1/25「福島の声を聞こう!」― 渡辺一枝トークの会
~被災地の肉声を聞き、福島の被災者と連携~
会場:明(あきら)市民センターホール
★4.新聞より
◆東電再建 税金なし崩し 除染負担軽減で刈羽再稼働
コスト減で利益→給与に還元 政府が新計画認定
(1月16日東京新聞より抜粋)
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※1/20(月)学習会にご参加を! 東電解体講座・第2回
東電株主代表訴訟の活動の中でいくつか感じたこと、今後の方向
お話:木村結さん
日時:1月20日(月)18:45~21:00 資料代:800円
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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※1/21(火)学習会にご参加を!
「福島第一原発のいま」・フクイチ崩壊カウントダウン
お話:山崎久隆さん
日時:1月21日(火)19:00~21:00 資料代:800円
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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┗■1.再稼働を止めたい人、全員集合!
| 原発再稼働阻止の為の全国相談会
| 全国から参加:北海道、北陸、関西、四国、九州
| 再稼働の嵐に全国の連携で闘おう 多くの方のご参加を
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
1月18日(土)13時~21時 1月19日(日)10時~20時
【1月20日(月)10時~11時半(規制庁院内交渉集会)後述】
会場:「スペースたんぽぽ」
(水道橋駅より徒歩5分、神保町駅より徒歩7分、
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=336)
(参加費2日で千円)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
安倍政権は再稼働に前のめり
年頭に、安倍首相が再稼働推進を表明し、茂木経産相は原子力については引き続き活用していく重要なベース電源として位置づける方針と述べた。
原子力規制委員会(再稼働促進委員会)が65回も審査会合
「原子力マフィア」出身の委員、原子力安全保安院から横滑りの規制庁職員、元警視総監の規制庁長官で一昨年9月に発足した原子力規制委員会は、私たちを欺きながら巧みに既存原発の再稼働を目論んできた。東電福島原発事故状況を明らかにせず水汚染対策・事故収束・事故検証等当然実施すべき手立てをしないままに、9サイト16基の原発の安全性確認を順次決定しようとしている。
全国の原発現地・周辺と連携して再稼働を阻止するぞ
「再稼働阻止全国ネットワーク」は、全国各地の抗議行動や大集会に参加し合宿討論を繰り返す中で、各地の再稼働阻止の声を結集してくるとともに、昨年11月には「伊方の家」を開設し現地とともに伊方原発再稼働阻止する体制を強化した。いよいよ正念場、再稼働の嵐にどう闘っていくか、各地の方々とともに相談し、これからの闘いを作っていく。
泊・柏崎刈羽・高浜・大飯・伊方・玄海・川内・島根・女川の再稼働を
絶対に阻止しよう!
【原子力規制庁との院内交渉集会】
テーマ:原子力再稼働についての「立地・周辺地域」の了解
日 時:1月20日(月)10時~11時半
場 所:参議院議員会館B109
集 合:9時45分 参議院議員会館ロビー
問い合わせ先:再稼働阻止全国ネットワーク
TEL 070-6650-5549、FAX 03-3238-0797(阻止ネット宛)
H P http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2064】
2013年1月15日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原子力規制委員会は世を欺く原発推進委員会(その2)
田中委員長も更田委員も大きな研究業績はない人
原子力の安全利用を判断できる人ではない
木原壯林(京都悠悠化学研究所)
★2.今年最初の金曜官邸前抗議行動
寒空に私達の思い思いの声を上げて
1/8第87回金曜官邸前抗議行動に参加して
前川祐子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆1/18菅井益郎さん講演会のご案内
場所:市川市文化会館第5会議室
主催:「戦争はいやだ!市川市民の会」
★4.新聞より2つ
◆東電に基準達成時期要求 福島第一のタンク放射線 規制委
(1月11日茨城新聞より抜粋)
◆クロダイから120倍セシウム いわき沿岸で採取
(1月11日茨城新聞より)
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※1/17(金)第88回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:1月17日(金)18:30から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:30、たんぽぽ舎出発。17:10頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:30「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて18:00官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会(短時間)。
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※1/18(土)から19(日)再稼働阻止全国相談会-どなたでも参加できます
18(土)13:00より21:00 19(日)10:00より20:00
会場:東京・「スペースたんぽぽ」(たんぽぽ舎の入っているビルの4F)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク 資料代:1000円
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┗■1.原子力規制委員会は世を欺く原発推進委員会(その2)
| 田中委員長も更田委員も大きな研究業績はない人
| 原子力の安全利用を判断できる人ではない
└──── 木原壯林(京都悠悠化学研究所)
○ 前回(その1)は、科学技術の到達点は、原子力の安全利用には程遠く、規制委員会(規制委)が原発稼働を推進すれば、再度重大事故を招きかねないと述べた。今回は、規制委および関連委員会の欺瞞性と無能さを明らかにする。
○ 規制委は、原発や再処理を推進し、「もんじゅ」を傘下に持つ日本原子力研究開発機構(JAEA)2人、原子力利用推進の日本アイソトープ協会1人と、5分の3が原子力ムラ出身者である。
田中委員長選任理由の1つは、前原子力学会会長の肩書で国民を信用させるためであろう。一般に学会と言えば、公正で中立な学究的団体を想像するが、この学会は異なる。ここでの研究発表の殆どは原子力推進の立場からのものである。 この学会が御用学会であることは、歴代会長の3分の2が原子力推進団体の代表者などで占められ[JAEA関係11人、関電2人、エネルギー総合工学研究所2人、電力中央研究所、東電、日本原子力事業、日本原子力産業会議、日本原電、日立、千代田化工各1人]、残りが原子力推進大学教授11人(東大4人、阪大2、東工大2人、名大、筑波大、京大各1人)であることからも自明である。それでも、かつては著名研究者であったが、近年はさしたる成果のない人が多い。
田中氏も、同学会の技術賞をグループの一員として(筆頭ではない)受賞した程度である。同氏の専門は放射線計測と遮蔽計算で、原子力の安全利用を判断できるほどの広領域ではない。JAEAの管理運営や政府関係委員を長年行っているから、原子力全般を推進の立場から表層的に見渡す能力は、他より秀でているかもしれないが、人類の未来を左右する科学的判断を委ねられる人物ではない。原発再稼働に発言力を持つ更田氏も、専門分野は異なるが、分野が狭隘で大きな研究業績がない点では田中氏と同類である。
○ 規制委事務局の規制庁は、保安院、原子力安全委、文科省関連部門からの移動の500人で構成され、「原子力ムラ」のお役人体質は変わらない。規制委以外の関連委員会の構成員も、JAEA、電力などの原発推進者が大半であり、例えば、汚染水対策委員会内のトリチウムタスクフォースは、結局、トリチウムを海洋放出するための検討委員会である。
○ 原子力は、総合科学であり、物理、化学、生物、地学、それらを基盤とする工学、農学、医学だけでなく、社会科学も関連する。規制委が中立を称するなら、原子力界中心の人選ではなく、国内外を問わず、広分野に人材を求めるべきである。そうすれば、もっと知恵が出る。世の中には、原子力界よりはずっと優秀な識者が多数いる。
特に汚染水対策、除染対策については原発廃止を求める学者も交えて、議論すべきである。しかし、広く人材を求めれば、原子力ムラが崩壊するから、政府はそうしない。それが、原子力政策の本質である。(つづく)
☆「その3」は、汚染水と規制委員会や関連委員会について述べる予定です。
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┗■2.今年最初の金曜官邸前抗議行動
| 寒空に私達の思い思いの声を上げて。
| 1/8第87回金曜官邸前抗議行動に参加して
└──── 前川祐子(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 新たな年を迎え、予報通りの寒さを頬に感じながら、テント前へ向かう。気持ちも引き締まる。1,2月は30分遅れの6時半のスタートなので、いつもよりあたりは既に暗い。
この日は細川氏の都知事選出馬報道があり、テントの隣で旗を組み立てながらボランティア仲間でその話題で盛り上がった。夫々の思いが交錯する。
ビラ配りがひと段落すると、国会前の方からドラム演奏が聞こえてくる。そちらに向けて歩いて行くと、福島原発を描いた3枚の絵が並んでいる。ワイシャツ姿の男性の体の中心から太い管が出ている。それを見つめる無表情の若者達。大きな心臓のような塊に向かって走っている男達の後ろ姿。動物もいるが、なんだか不気味だ。そばに立っていた若い男性に聞くと、この絵は昨年原爆の図丸木美術館に特別展示されたものとのこと。男性は普段介護の仕事をしていて、月に一度福島に行き、デモに参加したり、現地の人から話を聞いたりして絵を描いているそうだ。(中略)
○ 少し行くと、1/1~1/7の新聞(大衆紙)での原発記事の取り上げ方を比較したパネルを出している若い男性に出会った。今日も国会前でスピーチをしたという年配の男性も交えて、話は尽きない。他の方も加わり、若者が終始にこやかな笑顔で話の輪ができていく。
また少し行き、いつも出店している"かくめい喫茶""ゲリラカフェ"を覗く。小腹を満たしてくれそうなピザパンや甘いパン、おにぎり等種類が多い。若い女性に聞くと、全て手作りでパンは前日から仕込んでいるそうだ。「砂糖やバターをほとんど使っていないので、物足りないかもしれませんが」と話してくれたが、ココナッツがのったイチゴのパイはほんのり甘くて美味しかった。定価はなく、代金はカンパ箱へ。
○ 国会前スピーチエリアに行くと"原発ゼロを撤回するな"のプラカードが多く見られる。元気な音とスピーチは続き、寒さなんかに負けていられない人達の列が続く。
交差点を渡って右へ進み、今度はファミリーエリアへ。熱気あふれる人達が幾重にもなっている。演台を囲んでのスピーチとシュプレヒコール。そして音楽。いつもながらひときわ賑やかな一角だ。
○ テントに向かう帰り途には、ふくしま集団疎開裁判の会の人達の訴えあり、ビラには"甲状腺がん「確定」26人に 疑いは32人に"(通常は100万人に1人)と書かれている。2日前の東電前抗議行動では、今福島の病院では、なるべく子供を産まないような指導が入っているというつらい報告があったばかりで、被ばく問題は更に深刻になっている。
今年も厳しい年になりそうですが、お互いに健康に気をつけ、世代を越えて皆で力強く声を上げ続けて、少しでも明るい年にしていきましょう!!
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆1/18菅井益郎さん講演会のご案内
○日 時 1月18日(土)13:30~16:30
○場 所 市川市文化会館第5会議室(JR本八幡駅南口下車徒歩約10分)
○テーマ 東電福島原発事故と放射能公害 -田中正造の警告に学ぶ-
○お 話 菅井益郎さん(国学院大学経済学部教授)
☆資料代 500円
☆主 催 「戦争はいやだ!市川市民の会」
連絡先 菊池嘉久 090・6948・8998
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┗■4.新聞より2つ
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◆東電に基準達成時期要求 福島第一のタンク放射線 規制委
東京電力福島第一原発の汚染水タンクから出る放射線の影響で、原発の敷地境界の追加被ばく線量が基準の約8倍になっている問題で、原子力規制委員会は10日、基準である年間1ミリシーベルト未満を達成できる時期や具体的な改善方法を今月末までに示すよう東電に求めた。規制委は10日、専門家を交えた会合を開催。排水路から海に流入する汚染水が、敷地境界の線量に与える影響の明示も東電に求めた。海に流入する汚染水は、これまで考慮されていなかった。
敷地境界の線量基準は東電が策定し、規制委が認可した廃炉作業の実施計画に定められたが、昨年12月の東電の試算で最大8.04ミリシーベルトに上っている。東電の姉川尚史常務執行役は会合で「実施計画を満足できず申し訳ない。リスクに応じて優先順位を付け、達成までの計画を示したい」と述べた。
東電は昨年3月、線量基準を達成したとしていたが、同4月に大容量の地下貯水槽が水漏れ発覚で使用できなくなり、敷地境界近くまでタンクを設置し、汚染水を保管せざるを得なくなった。(1月11日茨城新聞より抜粋)
◆クロダイから120倍セシウム いわき沿岸で採取
水産総合研究センター(横浜市)は10日、福島県いわき市の沿岸で採取したクロダイから1キログラム当たり1万2400ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。国が定める一般食品の基準(1キログラム当たり100ベクレル)の120倍超に相当する。
クロダイは宮城県と福島県で出荷が制限されているため、流通はしないという。ほかの魚に比べて放射性物質の濃度が下がりにくいため、同センターが原因を調査している。(1月11日茨城新聞より)
たんぽぽ舎です。【TMM:No2063】
2013年1月14日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原発ない東京が国変える」 小泉氏、細川氏支援 都知事選
会談後、細川氏が出馬表明
「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして
日本は発展できないというグループの争いだ」 (小泉元首相)
★2.胆大心小=本音のコラム=鎌田 慧
「とにかく勝ちたい」-都知事選と再稼働について
★3.「山谷支援年末助け合い運動」にご協力ありがとうございました
支援物資261箱、カンパ金75万3460円無事届けました
たんぽぽ舎担当 沼倉潤
★4.エネルギー基本計画再見直しへ強いプレッシャーを
NHKニュースなどが1月12日に「政府 新エネルギー計画
与党側と調整」などとするニュースを流しています
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★5.新聞より2つ
◆閣議決定、来月以降に 原発推進、自民内に反発 エネルギー計画
(1月10日茨城新聞より抜粋)
◆東電、抜けない浪費癖 天下り先と共存関係
痛まぬ懐 削減二の次 (1月9日朝日新聞見出しより)
━━━━━━━
※1/16学習会にご参加を!
「脱原発の論理-放射能障害を越えて」
日 時:1月16日(木)19:00開会
お 話:加納実紀代さん(女性史研究者・著書多数)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
※1/18(土)から19(日)再稼働阻止全国相談会-どなたでも参加できます
18(土)13:00より21:00 19(日)10:00より20:00
会場:東京・「スペースたんぽぽ」(たんぽぽ舎の入っているビルの4F)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク 資料代:1000円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.「原発ない東京が国変える」 小泉氏、細川氏支援 都知事選
| 会談後、細川氏が出馬表明
| 「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして
| 日本は発展できないというグループの争いだ」(小泉元首相)
└────
東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)に無所属で立候補の意向を固めていた細川護煕元首相(76)は14日昼、小泉純一郎元首相と都内のホテルで会談した。「原発ゼロ」を訴えている細川氏は、同じ主張をしている小泉氏に協力を要請し、小泉氏は全面支援を約束した。細川氏は会談後、記者団に「都知事選に立候補する決断をした」と表明した。
細川氏は記者団に「原発問題は知事としてやりがいのある仕事だ。全力でやりたい」と述べ、一両日中に出馬会見して公約などを発表する考えを示した。
小泉氏は記者団に「細川さんの決意に心から敬意を表したい。喜んで、積極的に当選のため頑張る」と述べた。都知事選の位置付けに関し「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」指摘。「東京が原発なくしてやっていける姿を見せると、必ず国を変えることができる」と強調した。
細川氏は昨年10月、安倍晋三首相に「原発ゼロ」への政策転換を促す小泉氏と会談。細川氏はその中で「核廃棄物の最終処分場がないのにもかかわらず、原発の再稼働を進めることに反対なのは小泉さんと同じだ」と連携に意欲を見せていた。(後略) (1月14日東京新聞より抜粋)
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┗■2.胆大心小=本音のコラム=鎌田慧
| 「とにかく勝ちたい」-都知事選と再稼働について
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「とにかく勝ちたい」
これが新年を迎えた、原発廃絶を願うひとたちの共通の想いである。勝ち負けというより、原発の恐怖から脱却したい、という祈りでもある。
いま、全国の原発50基が全面停止中である。もしも福島大爆発事故のあと、市民の運動があれほどの盛り上がりを見せなかったら、もうとっくに再稼働されていた。
原子力規制委員会がそれなりに慎重でいるのは、その前身の「再稼働屋」といわれていた、原子力安全・保安院が、あまりにも電力会社に迎合的だった反省からだ。
規制委がいつまた再稼働を認めるか判らない、という不信感は根強い。この地震国で、安全の根拠をしめせないのに、「安全」を保障することなどできるのだろうか。
東京新聞の都知事選に関する世論調査によれば、「原発ゼロ派」が6割、という。わたしは、もう少し多いとの感触をもっているのだが、それはともかく、脱原発運動が分裂しなければ、勝てる選挙である。
このめちゃくちゃな政権の、勝ち誇った暴力的な攻勢に歯止めをかけられるチャンスである。猪瀬氏失脚がもたらした最大のチャンス、天佑だ。胆大心小。勝利の女神が優しく見守っている。
統一候補によって都政を変え、福島の原発被災者に対する援助は、電力の大消費者だったわたしたちの共通の責任でもある。 (1月14日東京新聞より)
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┗■3.「山谷支援年末助け合い運動」にご協力ありがとうございました
| 支援物資261箱、カンパ金75万3460円無事届けました
└──── たんぽぽ舎担当 沼倉潤
○ 32回目の「山谷越冬支援・年末助け合い運動」も全国の皆様の心温まるご協力により、前年を上回る物資とカンパ金がたんぽぽ舎に寄せられ、昨年の12月26日、「山谷労働福祉会館」にお届けできました。
支援物資を送って頂いた皆様、ボランテアで作業に携わっていただいた方々、並びにチラシやメールを拡散し、助け合い運動を呼びかけて下さった個人、団体の皆さんにお礼申し上げます。
○ 今回の取り組みは、12月に入り安倍政権が「特定秘密保護法案の採決」を強行する真っ只中での取り組みとなりました。たんぽぽ舎に於いても連日の行動の準備や会議に大勢の方が詰め掛け、討議をしている最中での作業になり、ご迷惑をおかけしたところがあったかもしれませんが、ボランテアの皆さんのご協力により、最大1日50個近くの荷物を整理し、搬送作業を無事終えることが出来ました。
たんぽぽ舎では毎年、3000枚のチラシとメールで「助け合い運動」を呼びかけていますが、チラシを受け取った方が周りの方にも呼び掛け、助け合いの輪が例年になく拡がっていきました。
○ 毎週金曜日に行われる官邸前抗議や、国会包囲行動などを通じ、自分が行動するだけではなく、周囲の人にも働きかけ、賛同する仲間を拡げていく作風が社会運動全般に芽生えてきているのではと感じさせられました。
また、支援を受ける側の山谷の皆さんも「たんぽぽ舎」に来て頂き、作業を一緒に行う中で交流できたことは大変意義のあることでした。
毎日の生活の中から自分の言葉を発し、一歩踏み出す行動の積み重ねが、原発再稼働の嵐に抗する大きな礎になっていくのではないでしょうか。
カンパ金を送って頂いた皆様には「山谷労働福祉会館運営委員会」より、領収書を送付する予定になっております。事務作業上、時間が掛かりますが、ご不明な点がありましたら、たんぽぽ舎までお問い合わせ願います。
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┗■4.エネルギー基本計画再見直しへ強いプレッシャーを
| NHKニュースなどが1月12日に「政府 新エネルギー計画
| 与党側と調整」などとするニュースを流しています
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
新エネルギー計画の閣議決定が2月中旬大きく延期される可能性が出てきました。
原因の一つは東京都知事選挙で、細川元首相が脱原発を主張して小泉元首相の支援の元立候補することになり、このままでいけば宇都宮健治氏と二人が脱原発を公約に掲げる有力候補として立候補すること、舛添要一氏も自民党と公明党の支援を受けるとしても、原発推進ではなく「原発依存からの段階的な脱却」を言い出していることなどから、このまま原発を「基盤となる重要なベース電源」とするとの計画で突き進むのは得策では無いと考えたのでしょう。
もう一つ、こっちの方が重要なのですが、1月6日が締め切りだった新エネルギー基本計画のパブリックコメントで、約19000の意見が提出されたこと、分析結果は出ていないもののかなりの率で脱原発を求めるものであることが予想されるという状況で、強引に新計画の策定を進めることに、自民党内から「おととしの衆議院選挙での訴えに基づいて、原発依存度を引き下げる工程表を示すべきだ」という意見が出ているほか、公明党も「与党内の議論が不足している」と指摘しているということです。
パブコメの意見が多数出されたことは、明らかに政策決定に動揺を与えていると思います。都知事選などの機会を通じても、さらに強くエネルギー基本計画の全面書き換えを強く求めていきましょう。
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┗■5.新聞より2つ
└────
◆閣議決定、来月以降に 原発推進、自民内に反発 エネルギー計画
政府が策定中のエネルギー基本計画の閣議決定が2月以降にずれ込む可能性が高まっていることが9日、分かった。原発の活用を強く打ち出した内容に、自民党内で反対があるためだ。当初は1月中の決定が見込まれていた。政府・与党の調整次第では表現の修正も考えられる。
有識者らによる経済産業省の分科会が昨年12月に了承した計画案は、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置付け、安全性が確認された原発の再稼動や核燃料サイクル政策の推進を明記。原発の新増設も事実上、道を残した。
しかし、2012年の衆院選で自民党は「原子力に依存しない社会の確立」を公約した。このため一部の議員から「整合性がとれない」と批判が噴出。脱原発を目指す議員らによるエネルギー政策議員連盟が月内にも、計画案の修正を求める反提言をまとめるなど反発の動きが出ている。
また、東京都都知事選を控えていることから、党幹部の間でも「原発推進を強行している印象を持たれるのはマイナスだ」との慎重意見がある。(中略)
議連の柴山昌彦衆院議員は「計画案は公約に反する。『重要なベース電源』という表現は改めるべきだ」と話している。(1月10日茨城新聞より抜粋)
◆東電、抜けない浪費癖 天下り先と共存関係 痛まぬ懐 削減二の次
たんぽぽ舎です。【TMM:No2062】
2013年1月11日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1. 金曜デモ「脱原発」歓迎
細川氏出馬へ 国政に一石 (東京新聞1月11日より)
★2.細川氏都知事選出馬へ
脱原発が争点に (東京新聞1月11日より)
★3.陰の主役は小泉氏 都知事選 (1月11日朝日新聞の見出しより)
★4.ニュースから2つ
◆核兵器転用も可能 原発・武器輸出
地震国トルコに これが成長戦略? (1月10日 東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆ 核燃料溶融 実験で再現 原子力機構、3月下旬に
東海村研究炉 福島事故の経緯解明へ (1月10日 東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌 1月8日(水)・1月9日(木)
経産省前テントひろば851~2日目 商業用原発停止119~20日目
今年こそは脱原発への力をあらゆる場所から集めよう
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※1/16(木)学習会にご参加を
「脱原発の論理-放射能障害を越えて」
日 時:1月16日(木)19:00開会
お 話:加納実紀代さん(女性史研究者・著書多数)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
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┗■1.金曜デモ「脱原発」歓迎
| 細川氏出馬へ 国政に一石
└──── 東京新聞1月11日より
「国の政治を変えるきっかけに」-。「脱原発」を掲げる細川護煕元総理(75)が東京都知事選への出馬の意向を固めたことに、首相官邸前で原発抗議活動をしている人々からは十日、歓迎の声が上がった.電力の最大消費地である首都の顔選びで、原発をどう位置付けるのか。一人ひとりの一票が、国の新炉に一席を投じる選挙にもなりそうだ。
冷え込み厳しい中、この日も官邸前には分厚いコートを着込んだ人らが集まり「原発ゼロを撤回するな」などの声を上げた。
(略)「日本の人口の十分の一が住む東京の都知事選をきっかけに国民の声を国政に届けたい」と話す。今の政権は特定秘密保護法や原発で、国民の声に耳を傾けないという危機感を抱く。生活保護の削減など、弱者に厳しい政策に苦しむ友人も少なくない。「本来は国政で問うべき問題だが、まずは東京都を都民の声を聞く都政にし、それが国政を変える動きにつながれば」 (中略)
「原発はもちろんだが、他の政策も見て誰に投票するか決めたい。知名度に流されず、政策で都知事が決まるような選挙になってほしい」 (後略)
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┗■2.細川氏都知事選出馬へ
| 脱原発が争点に
└──── 東京新聞1月11日より
東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、細川護煕元首相(75)が立候補の意向を固めたことが十日、分かった。「脱原発」を掲げ、首都から国のエネルギー政策を変えることに強い意欲を示している。同じ主張の小泉純一郎元首相との連携を模索し、近く会談する意向で、それを踏まえて正式に表明すると見られる.高い知名度を持つ元首相の参戦で、脱原発の争点がいっそう強まり、選挙の構図が様変わりする。
細川氏に近い関係者によると、同氏は無所属で出馬する見通しで、「落選してもいいからやる」と話している。昨年十二月、猪瀬直樹前知事が辞意を表明した時期から、都知事選へ向けて準備を開始。政策の取りまとめや選挙事務所の確保などを進めている。
細川氏について、民主党都連会長の松原仁・衆院議員が十日、「最有力」と話し、同党が支援に回ることが予想される。
細川氏は昨年十月、安倍晋三首相に「原発ゼロ」への方針転換を促す小泉氏と会談。同十一月の本紙の取材で、安倍政権の原発再稼働路線を「犯罪的な行為だ」と批判していた。
電力の大消費地である東京では、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を契機に原発の在り方を問い直し、脱原発を模索する動きが市民レベルで活発化。また都が東電の株主であることから、猪瀬前知事が東電の経営改革などを提唱した経緯がある。 (中略)
細川護煕元首相が東京都知事選出馬の意向を固めたのは、安倍政権が原発維持政策を推し進めることに危機感を強めたからだ。政界復帰に慎重だった細川氏の背中を押したのは、同じく原発ゼロを訴える小泉純一郎元首相だった。 (後略)
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┗■3.陰の主役は小泉氏 都知事選
└──── 1月11日朝日新聞の見出しより
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┗■4.ニュースから2つ
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◆核兵器転用も可能 原発・武器輸出
地震国トルコに これが成長戦略?
原発の海外輸出に積極的な安倍政権は、トルコとの原子力協定の国会承認を急いでいる。協定には使用済み核燃料からプルトニウムを取り出すことが可能になる条項が含まれている。政権は、戦車用エンジンのトルコとの共同開発ももくろむ。「原発輸出」と「武器輸出」。これが安倍政権の目指す成長戦略なのか。
「(今月開会の)通常国会での最優先課題として取り組みたい」
安倍晋三首相は7日、来日したトルコのエルドアン首相との会談で、トルコとの原子力協定の国会承認手続きに全力を挙げることを約束した。(中略)
○ 協定で再処理へ道
シノップ原発は、黒海沿岸に出力110万キロワット規模の原発4基を建設する計画で、総事業費は2兆円とされるビッグビジネス。福島原発事故の影響で、日本国内での原発新増設のめどは立っていない。原発メーカーを中心に、原発輸出に活路を見いだそうとしているのだ。
だが、トルコへの原発輸出には、いくつもの問題点が指摘されている。
トルコとの原子力協定には、核物質について「両政府が書面で合意する場合に限り、トルコにおいて、濃縮または再処理することができる」と定めている。ウランの濃縮や使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理は、核兵器への転用につながりかねない。(中略)
トルコは世界有数の地震国。NPO法人「環境・持続社会」研究センターの田辺有輝氏は「トルコでは建物や社会資本の耐震補強が進んでいない。大地震で周辺インフラが寸断される可能性が高く、事故対応は難しい」と指摘する。シノップ市長も原発建設に反対しているという。地元自治体の協力がなければ、住民の避難計画づくりも困難だ。
○ 狙いは中国包囲網? 三原則見直しの露払いか
(中略)安倍政権の「原発輸出」と「武器輸出」。狙いはどこにあるのか。前日本軍縮学会会長の黒沢満大阪女学院大教授(国際安全保障論)はこう指摘する。
「安倍政権の基本姿勢は『強い日本』であり、強硬な対中路線。親日国と手を結び、中国包囲網をつくろうとしている。表向きは経済対策を装っても真の狙いは軍事的な連携。経済政策なら反対意見が出ないと思っているのだろうが、決してだまされてはいけない」
(1月10日 東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆ 核燃料溶融 実験で再現 原子力機構、3月下旬に
東海村研究炉 福島事故の経緯解明へ
東京電力福島第一原発事故で起きた燃料溶融がどのような経緯をたどったか解明するため、日本原子力研究開発機構(原子力機構)が3月下旬、全長約30㎝の小型核燃料棒1本を溶かす小規模な再現実験を茨城県東海村の研究炉で行うことが9日、分かった。
福島第一原発の廃炉作業は原子炉で溶けた燃料をどのように取り出すかが最大の課題だが、溶融した経緯や燃料の状態は分かっていない。原子力機構の杉山智之研究主幹は「実験で得られたデータを福島の事故解析の精度向上に役立てたい」と話している。
原子力機構によると、実験を行うのは東海村にある原子炉安全性研究炉(NSRR)。(中略)
NSRRは過酷事故時の原子炉の状態を解明するため1975年に運用が始まった。第一原発事故以降運転を停止していたが、昨年12月に再開した。(後略)
(1月10日 東京新聞より抜粋)
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┗■5. テント日誌 1月8日(水)・1月9日(木)
| 経産省前テントひろば851~2日目 商業用原発停止119~20日目
| 今年こそは脱原発への力をあらゆる場所から集めよう
└──── (M/O) (I.K)
「雀は結構ずるいよ」、「うん~、おりこうなのだ」。Fさんはにこにこして、「俺のこと知っているのかな、えさを催促するんだよ」と。僕もえさはやるけど、そんなことはないよ、と言った。丸裸にされたプラタナスの木の横の「雀の指定席」とある椅子には雀が群がっている。ずるいよ。といいながらFさんはえさをやったのだろうか(?)こんなのんきな会話を交わしているのがテント前の風景だ。新年と言っても気の引き締まらないのだが、少しずつエンジンも掛っていくのだろうか。今年も「記者会見」や「餅つき大会」などを終え、「伊方の家」からの通信も届くが、やはり、気持に張り詰めたところが戻ってくるにはもう少し時間も必要なのか。それともこれは少しぼけてきた僕自身の問題か(?)
○テントには全国各地からの年賀状が届いている。身辺で起こったことの報告とテントへの激励の言葉が綴られている。テントが立った年の年賀状に比べると幾分か落ち着いた文面と思えるが、これはテントが三年目を迎えているということだろう。静かな落ち着いた中にも、今年はという思いをそれぞれは抱いているのだろう。「テント死守」という短い言葉だが、印象的な岐阜のKさんの賀状はそれを象徴しているといえようか。
○それにしても夜のテントは寒い。日本だけでなく、アメリカも襲っている寒波らしいが、ずうっとむかし、寒波と到来の中で大学占拠のバリケードを築き、椅子をたたき壊して燃やし暖を取ったが寒かったのを思いだす。寒波という言葉にまつわる記憶である。毎年、年の終わりになると大学をバリケード封鎖していたが、貸布団屋から借りた毛布が大教室にあってそこで寝た。毛布を何枚か重ねたがなかなか暖まらなかった。当時は若かったから寒さなんてそれほど気にしなかったとはいえ、それでも寒かったのを思いだす。テントでの寒さを凌のがせてくれるのは、湯たんぽである。これは毛布を温めてくれるし、実に心地のいいものだ。当分の間はお世話になるのだろうと思う。
○新年の合言葉は「あけましてあべだとう」とのことだが、今年こそは安倍内閣の原発政策とも真っ向から対決することになるのだろう。安倍内閣はかつて民主党の進めようとしていた「原発ゼロ政策」からの転換を閣議決定し、現在停止中の原発再稼動を画策している。「伊方の家」通信で現地の様子が伝えられる伊方原発が最初の稼働対象と伝えられるが、経産省前テントや官邸前抗議行動に存在がもっと力になる局面もやってくるのだと思う。
○こうした中で、注目するのは都知事選挙である。いろいろと候補の顔が取りざたされる中で細川元首相のこともちらほら伝わってくる。この背後には小泉純一郎や存在も噂されるが、この登場は都知事選挙の争点として原発問題を浮上させることになると思う。選挙のたびに原発問題が争点になることを極力避け、背後で原発再稼動→原発保存戦略を敷いてきた安倍政権にとっては大きな痛手となるに違いない。これは自民党や公明党の内部で原発問題を避けられなくするからだ。山口県の知事選挙も伝えられるが、安倍政権の原発戦略に対する問いかけが浮上すること自体が大きな政治的意味を持つものであり、細川元首相の動きに注目したい。 (M/O)
☆アメリカに滞在している人がテントにやってきて…
○昨夜から降り続いていた雨が出がけにはやんだのでホッとする。テントでは泊開けの3人が待っていてくれた。11時過ぎOさんがたくさん着込んで来たので電車の中は暑かったと言いながら現れた。彼女の到着を待って3人は農水省へ食事に行く。
○昼ごろニューヨークに滞在していると言う女性が珍しい柿寿司とカステラを持ってきてくださった。お正月で帰国中とのこと、ネットでテントのブログなどを読んでいて是非来たいと思っていたそうだ。テントはもっと広い公園のようなところにあるのかと思っていたとのこと、Sさんがテントの建つ前空き地だった様子などを説明してあげた。
アメリカで日本のことを見ていて日本人は何やっているのかと歯がゆい思いをしていたと言う。私たちも政府のやり方に怒りを覚えていることなどを話し、
格差社会はアメリカも同じでしょうと言ったが、アメリカ人は日本人と違って個人が一人一人で政治や選挙のことをちゃんと考えているとの答えが返ってきた。ヨーロッパやアメリカでは自分たちで民主主義を勝ち取ってきた歴史があるせいでしょうか。しばらく話した後第2テントのTさんにテントの中を案内してもらった。Tさんの説明を聞いた後、出来たら明日も来てくださると言い残して帰られた。
○私たちの話題はやはり都知事選のこと、細川護熙が脱原発を焦点に出るかもしれないと言うニュースもあり兎に角市民の側に立つ人に当選してほしいというのが一致した意見だ。
もう一つ、海外の有識者、ノーム・チョムスキーやオリバー・ストーンなどが「沖縄への新たな基地建設に反対し、平和と尊厳、人権、環境保護のため に闘う県民を支持する」との声明を発表したという嬉しいニュースも話題に上った。声明には名護市辺野古への普天間飛行場の移設中止と、同飛行場の即時返還の主張を明記したそうですね。政府や仲井真知事はこれをどう受け取ったのでしょう!
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217615-storytopic-11.html
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┗■2.「福島事故3年 データに基づき事故を再検証する」
│2013年12月18日 槌田ゼミ 学習会の報告
│ ・非常事態との認識なく原子炉の冷却をしなかった1号機
│ ・風向きを考えずベントして福島県民を被ばくさせた2号機
└────(中川敦詞 たんぽぽ舎ボランティア)
○福島原発事故では3つの原子炉建屋が次々と爆発した。
1号機は横に広がる白雲爆発で、3号機は垂直に昇る黒雲爆発。
4号機は爆発が数日続き、6月でも発熱していた。爆発の形はすべて違う。
だが、東電は、これらをすべて水素爆発として、事故経過を曖昧にした。
保安院報告書(注)、運転記録、その他事実により事故を再検証する。
(講座レジュメより抜粋)
【1】非常事態との認識なく原子炉の冷却をしなかった1号機
1)津波前に高圧注水系を起動していれば1号機の過酷事故はなかった可能
性がある
2)通常運転時手順書により、異常時なのに非常用復水器を手動停止したこ
との間違い
3)非常用復水器の不調の原因は、弁の開け閉め問題もあるが、水素ガスの
蓄積が本質的
4)建屋の放射能濃度高は原子炉または格納容器配管の破断によると考えら
れている
5)同時に水素ガスも漏れており、水素爆発対策が必要だった
6)原子炉水位の二重表示は原子炉が空焚きになっていたことを示す
7)原子炉の底抜けは、制御棒駆動装置の軟化による高圧側から低圧側への
核燃料の噴出
8)原子炉空焚きでは消防車は無意味、炉心スプレー系のために蓄電池空輸
が必要だった
9)原子炉への海水注入は間違いだった
10)温度、圧力、水位の計測不能7時間、原子炉は空焚き、底抜けの最終段
階になっていた
11)そして、原子炉水位の二重表示が原子炉の空焚きを示すことに、早期認
識すべきだった
【2】風向きを考えずベントして福島県民を被ばくさせた2号機
1)残留熱除去系に付属する蒸気凝縮系(非常用復水器)を削除したことが
事故を大きくした
2)隔離時冷却系の通常運転での水位高停止条件が、事故時の原子炉への給
水を妨害した
3)隔離時冷却系の水源を復水器貯蔵タンクから圧力抑制室に変えたことが
機能停止の原因
4)圧力抑制室が沸騰状態に近いことを知っていながら、水源を覆水タンク
に戻さない過失
5)高圧注水系の運転のために120V蓄電池を空輸要請しなかった過失
6)逃し弁を開放して原子炉に残る水を蒸発させ、炉心を空焚きにした過失
7)東電は、風向きを考慮せず、格納容器をベントして、福島県民に大被害
をもたらした
8)さらに、大量の放射能を流したことを住民に公知しなかった
9)しかも、「格納容器ベントをしなかった」と強弁し、犯罪を自白した
10)格納容器に落下した核燃料による格納容器底抜けで大量の汚染水が地下
水に流出した
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◆次回は2014年1月30日(木)18:30開場 19:00開会 参加費800円
「福島事故3年 データに基づき事故を再検証する」
~福島原発3号機、4号機の考察~
データ完全空白の16時間に事故は最終段階となっていた3号機
核燃料の存在した圧力容器が核暴走し、熱水を吹きあげた4号機
講師:槌田敦さんです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
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┗■3.チェルノブイリ原発事後27年のウクライナから
│ 『放射能被害の新事実 -私たちの悲劇を繰り返さないで-』発刊
└────(NPO食品と暮らしの安全基金)
チェルノブイリ原発事故の当事者が語る『放射能被害の新事実』
昨年11月、さいたま市から、盛岡、仙台、郡山、衆議院第一会館(東京)、
韓国・ソウルの講演会で語られ、大きな評価を受けた世界初の情報の
報告集ができました
ウクライナの非汚染地域の村に住みながら甲状腺障害、頭痛、めまい、
身体の痛みを抱えた人たち。それが「食事プロジェクト」によって劇的に
解消したとウクライナのタチアナ女史によって、語られています。
そして、食品基準を1ベクレル/kgにしなければ被害が出ることを豊富な
測定調査によって、小若代表が明らかに。
この冊子で、日本人の健康を守ってください。
32ページ(全カラー)1冊700円(税込・送料200円)
2人の報告の冒頭1ページとあとがきを、ホームページに掲載してあります。
→ http://tabemono.info/report/chernobyl.html
ご注文もアドレスから受け付けています。
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┗■4.新聞・雑誌から
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◆川内原発再稼働「6月議会で判断」
3月審査終了前提 伊藤知事<薩摩川内市>
(1月7日 南日本新聞より)
鹿児島県の伊藤祐一郎知事は6日の年頭会見で、九州電力川内原発1、2号
機(薩摩川内市)の再稼働同意について、「相当長い間審査しており、3月ぐ
らいまでには審査を終了してほしい」と期待した上で、「6月議会で判断した
い」との考えを示した。同意判断前に開く住民説明会は、公募形式で1000
人規模の会場を使い、少なくとも計3回開く方針。
九電は昨年7月、再稼働の前提となる原子力規制委員会の安全審査を申請し
た。伊藤知事は、川内原発が新規制基準に適合すれば、薩摩川内市と市議会、
県議会の判断のほか、国の説明会でのアンケート結果を踏まえ、再稼働同意を
判断したいとしている。
◆「依存度低減」「重要な電源」
原発政策 政権「二枚舌」 再稼働方針は不変
(1月10日 東京新聞より抜粋)
安倍政権の原発政策で矛盾が表面化している。安倍晋三首相や自民党の石破
茂幹事長は「原発依存度をできる限り低減させる」と強調するが、昨年末、政
府がつくったエネルギー基本計画案では原発を「基盤となる重要なベース電
源」と位置付けている。原発再稼動にも突き進もうとしており首相らの言葉は
「二枚舌」と批判されかねない。(中略)
政権は、各電力会社が原子力規制委員会に申請した再稼働の審査が終わる見
込みの春ごろから、原発を再稼働させていく方針。現在の「原発稼働ゼロ」の
状態を転換し、稼働率を高めていこうとしている。
だが、エネルギー基本計画案には自民党内からも「東京電力福島第一原発事
故を引き起こした過去の原発政策への反省がない」と批判の声が出ている。連
立与党の公明党からも異論が出始めている。
政府は計画案を1月中に閣議決定する方針だったが、ずれ込む可能性もある。
◆大飯・高浜の審査 「先行原発に接近」 規制委
(1月10日 東京新聞より抜粋)
原子力規制委員会の更田豊志委員らは9日、再稼働の前提となる新規制基準
への適合性を審査している関西電力大飯原発3、4号機(福井県)を現地調査し
た。更田氏は調査後、大飯と、8日に調査した高浜原発3、4号機(同)の審査
が、先行する原発に「かなり近づいてきた」と述べた。(中略)
更田氏は玄海と川内が「いろいろな意味での工夫から一歩前に行っている印
象」と指摘。大飯、高浜は地震の想定などに問題を抱え、実質的な審査入りが
遅れていたが、追いついてきたとの見解を示した。