NUCLEAIRE
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2116】
2014年3月15日(土)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.規制委の基準を満たした原発でも、事故は起きます-規制庁の回答
100%安全ではなかった「規制基準」、安倍首相の「ウソ」
堀内美鈴(伊方原発50km圏内住民有志の会)(再掲載)
★2.「原発即時ゼロ」の世論を!
「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす通信NO.19」
3月7日号 清水 寛(たんぽぽ舎会員)
★3.関西電力株式会社 社長 八木 誠 様
今後の電力発電は、原子力に頼らず行うことを要求致します
2014年3月11日 原発から住民の命と安全を守る連絡会
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※3/19原発立地自治体住民連合による
日本政府あて「公開質問状」の提出行動(3/24)に向けて講演と討論
日 時:3月19日(水)19時より21時
お 話:広瀬 隆さん・山崎久隆さん
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円 資料を用意
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┗■1.規制委の基準を満たした原発でも、事故は起きます-規制庁の回答
| 100%安全ではなかった「規制基準」、安倍首相の「ウソ」
└──── 堀内美鈴(伊方原発50km圏内住民有志の会)(再掲載)
《事故情報編集部より》
規制委員会(田中委員長)-規制庁の本質は、原発再稼働推進の機関である。その基準は電力会社の抵抗もあり、「最低」であり、かつ「規制委の基準を満たした原発でも事故は起きる」と規制庁は回答している(1月20日規制庁との交渉・回答)。この事実がいまだよく知られていない。3月13日の規制委の優先審査というゴマ化しで九州電力・川内原発が決められたこともあり、再度、規制庁の回答記録を掲載する。この原稿は2月4日(火)発信の地震と原発事故情報(【TMM:No2082】)に掲載されたもので、筆者は愛媛県伊方の堀内美鈴さんです。
(柳田 真)
○ 1月20日(月)に原子力規制庁との院内交渉集会(再稼働阻止全国ネットワーク主催)に参加した。昨年6月に続く今回の交渉では「原発再稼働についての「立地・周辺地域」の了解」がテーマだった。
私の住む愛媛県では、四国電力伊方原発3号機(プルサーマル発電)が規制委員会に再稼働を申請し、審査を受けているところだ。
(中略)
○ 原発立地自治体と周辺住民が原発の再稼働を了解するか否か、それは規制庁の「規制基準」を満たした原発では絶対に事故は起こらないのか?ということにかかっている。昨年7月の愛媛県の伊方原発環境安全管理委員会※の全体会では、委員の一人で伊方町の隣接自治体の八幡浜市議会議長から「新規制基準を満たせば安全と言えるのか?」との質問が出た。しかし、そのとき規制庁から「事故は起こらない」という回答はなかった。そこで、今回の交渉で、規制庁に同じ質問をした。立地自治体住民として、事故の危険性を前提にして再稼働を受け入れることはできないからだ。
○ 質問「規制基準を満たした原発でも事故は起きますか?」
以下、その回答と、当日の交渉で規制庁が答えた内容のあらましである。
規制庁:
「規制基準」を満たした原発でも事故は起きます。この基準は最低のもので、あとは事業者の責任です。規制庁の役割は審査することであり、審査結果と審査過程を国民に丁寧に説明していくまでで、地元了解をとることはしません。地元への「説明」と「了解」は切り離すというのが政治的判断です。政治的判断を含む了解手続きに、規制庁はタッチできません。…放射能の拡散シミュレーション・モデルにも限界があります。その結果、どうするかは自治体と住民、および事業者で判断してください。
○ この答えから分かる通り、規制庁には一つ致命的な視点が欠けている。それは、世界最悪の原発災害がいまだ収束していないにもかかわらず、原因究明も総括もしないまま、原発事故が起きることを前提に、最低レベルの基準で原発の再稼働審査をするという、規制庁にあるまじきことをしているということ、何よりもその自覚の無さである。しかも、「住民の了解」に関与しないといっても、自分たちが合格を出した原発で事故が起きれば、多くの生命が被曝に苦しめられ、住む場所を奪われるといった被害が伴うのである。一国の原子力規制機関として、これも全く社会的に受け入れられない。規制庁は、立地自治体とその周辺住民の生命と財産を守るために原子力を「規制する」という最も大切な使命を果たしていないのである。
○ 規制委員会の再稼働へ向けた審査が進んでいる今だからこそ、「基準に合格した原発でも事故は起きる」と規制庁自らが認めたことを、一人でも多くの人に伝えたい。東電福島第一原発事故の収束、原因究明と総括をすることが、原発事故が絶対に起こらないようにするための原子力防災対策である。原発の再稼働審査の前に、規制庁と日本の原子力行政こそ国民の厳しい審判を受けるよう、強く求めたい。
※注)
愛媛県伊方原子力発電所環境安全管理委員会:原子力規制委員会による四国電力伊方原発3号機(伊方町)の再稼働審査を検証する。環境専門部会委員と原子力安全専門部会委員を含む31名の委員で構成。
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┗■2.「原発即時ゼロ」の世論を!
| 「放射能から命と国土を守り、平和憲法を守り活かす通信NO.19」
| 3月7日号
└──── 清水 寛(たんぽぽ舎会員)
☆「原発即時ゼロ」の世論を!
今回の都知事選では、原発推進の安倍晋三氏が押す舛添氏が当選するという残念な結果になりました。
しかし、脱原発知事候補者を一本化でき、「原発即時ゼロ」の必要性を多くの都民に訴えることができたなら、脱原発知事が誕生できることも確信できました。今回の苦い経験を今後に活かす必要があります。
ところで、今後しばらく、地方の首長選挙や議員選挙が続くわけですが、今回の都知事選を教訓にして、脱原発候補者の一本化により「脱原発」首長を誕生し、超党派で脱原発議員を増やして、地方から国に「脱原発」を働きかけていく必要があります。
また、「原発ベースロード化」「再稼働」歯止めの請願署名などの取組も大切です。「再稼働反対」のハガキもあります。
そのため、「原発即時ゼロ」の必要性を広く国民に知って頂き、「原発即時ゼロ」を多数世論にすることが重要です。
☆脱原発「8つの理由」と「原発は高い」などを書いた静岡県、湖西市長の三上元氏作成のカラ―刷りの「ちらし」がわかりやすい。この「ちらし」を活用して、マスプリして近所や職場で説明したり、配布したりして「原発即時ゼロ」の理解者を増やそう。マスコミでもぜひ、取り上げて頂きたい。
☆力を合わせて、地球を守ろうでないか
新しいマンションは、全装置の電化を売り物にしている。電気を使えば、高放射性廃棄物がたくさん出て、それを処理する術を私たちはもっていないというのに!
国や会社は何を考えているのだろうか。自分たちが、今、よければ私たちの子孫がどんなに苦しんでもよいというのだろうか?
皆さん、どうぞ放射能の恐ろしさをお友達に、家族に知人に話していただきたい。
人類は滅亡するかも知れないのだ。
私たちは節約をして生きなければならない。特に電気は節約しなければならない。力を合わせて、地球を守ろうではないか
(「いのちと放射能」柳澤桂子著、ちくま文庫、141ページより引用)
☆小さな原発事故は過去に何回もあり、安全でない
・一九九五年十二月:福井県敦賀市高速増殖炉「もんじゅ」ナトリウム漏れ事故
・一九九九年九月三十日:茨城県東海村での作業中の臨界現象事故。二人死亡
・二〇〇七年三月十五日:北陸電力志賀原発一号機で原子炉が臨界状態事故
・この事故後に以下の臨界事故報告
「一九九八年:東北電力女川原発」「一九九一年:中部電力の浜岡原発」「一九九三年:東京電力の福島第二原発」「二〇〇〇年:東京電力の柏崎刈羽原発」
・その他、八十九件の未報告事故
・二〇〇六年三、六月:六ヶ所村核燃料再処理施設被ばく事故、プール水漏れ他
・二〇〇七年七月十六日:新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発で火災事故
・その他:炉心隔壁の亀裂や管理や作業のずさん多数見つかる。
(「いのちと放射能」柳澤桂子著、ちくま文庫、二〇一一第七刷発行より引用)
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┗■3.関西電力株式会社 社長 八木 誠 様
| 今後の電力発電は、原子力に頼らず行うことを要求致します
| 2014年3月11日
└──── 原発から住民の命と安全を守る連絡会
あの悲惨なフクシマ原発事故から3年が経過します。
ご承知の通り、既に40年前に、核の専門家高木仁三郎氏は「原子力と人類は共存できない」と指摘していました。
戦争の目的で開発された「核」を平和利用という名の下に人類と共存できない、原子力発電が開発されました。その結果スリーマイル島・チェルノブイリ・フクシマの大事故を発生させました。
フクシマ大事故の原因も完全に究明されたわけでなく、核燃料廃棄物(死の灰)は世界中に溢れその処理方法も未だに確立できていません。
過去原発を推進してきた元首相小泉純一郎氏もその過ちを認め、原発ゼロを訴えています。
現在大飯原発が昨年9月15日に止まり、以来日本の全ての原発は止まっています。しかし、電力事情は混乱を起こしていません。日本国民・市民の大多数は言葉だけの経済優先より、住民の命と子どもたちの安全を守ることを望んでいます。
私たちは関西電力に対し次の事項を要求致します。
1 関西電力の原子力発電所 美浜1・2・3号機、大飯1・2・3・4号機、高浜1・2・3号機を永久に停止すること。
2 関西電力は全ての原子力発電所の廃炉計画を速やかに作成実施すること。
3 使用済み核燃料廃棄物(死の灰)から、住民の安全を確保することについて、住民にこれまでの経過と対策・保管状態を逐次知らせること。
4 これまでの被曝労働の実態(正規・非正規社員の比率及び労働条件、被曝状況等)を公にし、現場作業員の健康と生活保障について明らかにすること。
(中略)
賛同団体 3月11日現在 脱原発滋賀☆アクション・上牧行動・原発事故を考える高槻市民の会・市民が求め創るマニフェストの会・原発事故を考える姫路の会・サヨナラ原発福井ネットワーク・若狭連帯行動ネットワーク・子ども達を放射能から守る会長浜・さいなら原発びわこネットワーク
連絡先 〒910-003福井市松本4-6-11
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆「なくそう原発、つくろう平和、つながろう福島」の集会
日時 3月16日(日)10時30分~16時頃
会場 川崎市中原平和公園(東急東横線、元住吉駅 徒歩5分)
主催 「原発ゼロへのカウントダウン in 川崎実行委員会」
連絡先 川崎合同法律事務所内、044-211-0121
ホームページ http://www.genpatu-zero.com
10:30~ 開場 原発関連展示ブース
12:00~ 歌や太鼓
13:00~ 原発反対刈羽村を守る会、福島原発かながわ訴訟原告団、
脱原発をめざす首長会議からの発言
14:00~ リレートークでは台湾から反原発の活動家も発言します。
そのあとデモというスケジュールです。
脱原発、再稼働反対に向けて、ご一緒に行動しましょう。
◆第9回 放射線被ばくを学習する会
~臨床医が見たチェルノブイリ、福島の現状~
~臨床医に何ができるのか・親の期待と現実~
講師 牛山元美 医師(さがみ生協病院)
日時 3月18日(火)18:15~21:20(開場 18:00)
会場 アカデミー茗台(みょうだい)学習室A
参加費(資料代込み)700円
問合わせ・申込み
参加される方は anti-hibaku@ab.auone-net.jp へご連絡ください。
主催 放射線被ばくを学習する会
http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/90.html
◆国連特別報告者アナンド・グローバー氏招聘・院内勉強会
日時 3月20日(木)12:10~14:00(開場11:45)
会場 参議院議員会館 講堂 (定員300人)
参加費 500円(当日支払い・申し込み不要)
発言予定者など詳細 http://hrn.or.jp/activity/event/320-1/
問い合わせ先 ヒューマンライツ・ナウ事務局 info@hrn.or.jp
主催 ヒューマンライツ・ナウ、市民科学者国際会議(CSRP)、ピースボート、
国際協力NGOセンター(JANIC)、子ども・被災者支援議員連盟、
原発事故子ども・被災者支援法市民会議(市民会議)、CNRS-LIAフランス
国立科学研究センター「人間防護と災害への対応」研究所
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┗■4.新聞より
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◆愛媛・西予地震:震度5強、強い揺れに思わず「やばい…」
(毎日新聞 3月14日 11時36分)
「やばい。南海トラフ巨大地震が来たか」。愛媛県危機管理課の杉野洋介課
長は地震の瞬間、そう感じて県庁に駆けつけたという。
14日午前2時6分ごろ、関東から九州の広い範囲で強い地震があり、愛媛
県西予(せいよ)市で最大震度5強、四国と中国、九州の5県19市町村で震
度5弱を観測した。「実際に南海トラフ地震が起きたら、津波対策や避難勧告
など対応は複雑になる」と気持ちを引き締めた。(後略)
◆14日未明、愛媛・伊予灘で震度5強(M6.2) (見出しのみ)
(産経ニュース 3月14日 11:06)
◆気象庁「南海トラフには結びつかない」(産経ニュース 3月14日 12:12)
14日未明に発生した瀬戸内海西部の伊予灘を震源とする地震について、気
象庁は南海トラフ地震とは直接結びつかないとする見解を示している。(中略)
今回の震源は芸予地震の震源より西に約100キロの地点で、大阪管区気象
台は「震源や規模などから伊予灘地震に酷似している」と指摘する。
震源地が瀬戸内にあるため、中国地方や九州地方、四国地方など被害が広範
囲の及ぶ特徴があるといい、「余震や地盤の緩みなどによる二次被害にも注意
してほしい」と呼び掛けている。
◆解体核 MOX工場凍結 米政権、建設費増大受け
オバマ政権は5日までに、解体した核兵器から出たプルトニウムを、商業用
原発で使うプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料に加工する工場の建
設を、コスト増と計画遅れのため凍結すると発表した。
取り出したプルトニウムは核兵器に転用される恐れがあるため、核安全保障
局(NNSA)が長期保管など別の処分方法を検討する。米国で唯一の燃料工場
建設が行き詰まったことで、核兵器からのMOX燃料を使ったプルサーマル発
電の実施は難しくなった。(後略) (3月6日 東京新聞より抜粋)
◆濃縮ウラン供給 米の企業が破綻 日本の原発停止響く
原発の燃料となる濃縮ウランを供給している米企業ユーゼック(メリーラン
ド州)が5日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請して
経営破綻した。2011年の東京電力福島第一原発事故後に日本の原発が相次いで
稼働を停止したことが一因となり、資金繰りが行き詰まったもようだ。事業は
継続するという。
日本の電力会社への販売が落ち込んだほか、需要急減による濃縮ウランの価
格下落も足を引っ張った。ユーゼックはウラン濃縮の世界大手で、東芝は優先
たんぽぽ舎です。【TMM:No2115】
2014年3月14日(金)地震と原発事故情報 -4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.川内原発(鹿児島県)優先審査に抗議する!
川内原発建設反対連絡協議会 鳥原会長「首長が前向き-挙げ易かっただけ」
反原発・かごしまネット 向原代表「福島事故原因は未解明」新基準に不信
★2.川内原発の優先審査に <<抗議>>
原子力規制委員長 田中俊一氏へ
審査書作成の絞り込みを撤回し、辞職せよ (若泉政人)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◇「なくそう原発、つくろう平和、つながろう福島」の集会
3月16日(日)10時30分~ 川崎市中原平和公園
◇第9回放射線被ばくを学習する会
~臨床医が見たチェルノブイリ、福島の現状~
3月18日(火)18:15~ 茗荷谷(アカデミー茗台 学習室)
◇国連特別報告者アナンド・グローバー氏招聘・院内勉強会
3月20日(木)12:10~ 参議院議員会館 講堂
★4.新聞・雑誌から
◇愛媛・西予地震:震度5強、強い揺れに思わず「やばい…」
(毎日新聞 3月14日 11時36分)
◇14日未明、愛媛・伊予灘で震度5強(M6.2)
(産経ニュース 3月14日)
◇気象庁「南海トラフには結びつかない」(産経ニュース 3月14日)
◇解体核 MOX工場凍結 米政権、建設費増大受け
(3月6日 東京新聞より抜粋)
◇濃縮ウラン供給 米の企業が破綻 日本の原発停止響く
(3月6日 東京新聞より抜粋)
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西日本全体を揺らした14日未明の大地震について<緊急メッセージ!>
○「上関原発建設予定地付近を震源とするM6.2、最大震度5強の地震が発
生しました。皆さま、被害はなかったでしょか。 私の住む防府も震度5弱
で、かなり激しい揺れを観測しました。上関原発予定地に近いということは、
伊方原発にも近いということであり、瀬戸内は地震が少ないなどと言い募る
原発推進論者たちは、このたびの地震によって目を覚ましてほしいと願わず
にはおれません。(上関原発を建てさせない山口県民集会の事務局より)
○四国電力は停止中の伊方原発に異常なしと発表していますが、もし稼働中だ
ったらどうなったでしょう。福島のような事故を繰り返さないために、原発
再稼働という選択は日本には必要ありません!(事故情報編集部)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.川内原発(鹿児島県)優先審査に抗議する!
│川内原発建設反対連絡協議会 鳥原会長「首長が前向き-挙げ易かっただけ」
│反原発・かごしまネット 向原代表「福島事故原因は未解明」新基準に不信
└────(南日本新聞より)
新規制基準優先審査が13日決まり、審査終了“1番手”の見通しとなった
九州電力川内原発(薩摩川内市)。再稼働を求めてきた地元商工会団体などが
「地域活性化に明るい兆し」と歓迎する一方、「安全性は担保されていない」
などと、反原発団体の抗議は強まった。再稼働判断へ着々とステップは進むが、
要援護者らの避難計画はまだ整備途上。高齢者などからは不安の声も聞かれた。
(中略)
優先審査決定に、反原発団体は一斉に反発した。川内原発建設反対連絡協議
会の鳥原会長(65)は、「市長、知事が前向きな姿勢を示しており、1番手と
して挙げやすかったのでは」と首長の姿勢を批判し、「全国の反対組織とも連
携し、住民意識を盛り上げていきたい」。
反原発・かごしまネットでは県庁で抗議の緊急声明を発表。向原祥隆代表
(57)は「福島原発事故の原因が究明されない中でつくられた新規制基準は全
く信用できない」と語気を強めた。
県内約90の市民団体は16日、鹿児島市内の中央公園で反原発パレードを予定
する。向原代表は「3・11の前に戻ることは許されない。世論を終結し、再
稼働断念に追い込みたい」と話した。
(3月14日 鹿児島・南日本新聞 紙面より)
※参考:南日本新聞 3月14日 社説
[川内原発審査] 地元が納得する判断を
http://373news.com/_column/syasetu.php
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┗■2.川内原発の優先審査に <<抗議>>
│ 原子力規制委員長 田中俊一氏へ
│ 審査書作成の絞り込みを撤回し、辞職せよ
└────(サヨナラ原発福井ネットワーク 若泉政人)
規制委員会の「審査書案」の作成に進む原発の絞り込みに抗議する。原子力規
制委員会はその委員の構成に、原子力事業者の出身者が含まれているなど判断
の独立性を著しく阻害される危険性が発足当初から指摘されている。
人事面だけでなく委員会の審査自体も到底科学的とは言えない不公正さをはら
んでいる。同じ断層であっても、津波に関しては武村式が、基準地震動に関し
ては入倉式が適用されるというダブルスタンダードになっていることや、機器
の多重故障などを想定していないことなどからも、委員会の審査自体が無効で
あることを強く主張する。福島の経験は曲解され、いかされていない。
奇しくも、推進側である斑目元原子力安全委員長からも「規制委に専門家いな
い」「緊急事態応急対策拠点施設(オフサイトセンター)は相変わらず原発の
近くにある。今事故が起こったとして、対応できるとは思えない」と指摘
(2014.3.6産経ニュースWEB)されていることに、「世界一厳しい基準」と豪
語するなら、この身内と言ってよい班目氏の発言に田中委員長は反論し、疑問
を払拭して身の証を立てなければならない。貴職の判定の結果、多くの人命が
危険にさらされる可能性があるからだ。
「審査書案」の作成に進む原発の絞り込みを撤回し、辞職せよ。
※川内原発を再稼働しないよう要請しよう!
・鹿児島県 伊藤知事
http://www.pref.kagoshima.jp/aa02/chiji/tayori/tayori/tayori.html
・薩摩川内市 岩切市長
秘書室 FAX 0996-23-5810 メール hisho@city.satsumasendai.lg.jp
広報室 FAX 0996-20-5570 メール koho@city.satsumasendai.lg.jp
たんぽぽ舎です。【TMM:No2114】
2014年3月13日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.川内原発の優先審査に抗議する 原発再稼働は許せない!
九州電力・川内原発の再稼働に絶対反対
福島第一原発事故3年目の福島は今も放射能と汚染水に苦しんでいる
地震(余震)の危険も迫っている(日本は今、地震活発期だ)
★2.抗議文(要旨) 原子力規制委員長 田中俊一 様
私たち鹿児島県民は規制委員会のいいかげんな判断を看過できません
日本の原発のどれが安全だと誰が判断できるのでしょうか
松元成一(かごしま反原発連合有志 副代表)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆3/30「テントを守れ 川柳句会」14時より
経産省前テントひろばにて
★4.新聞より
◆川内原発を優先審査 ベント、緊急拠点未整備のまま
規制委 再稼働新基準で方針 住民避難態勢も不十分
(3月13日東京新聞夕刊より抜粋)
★5.テント日誌3月11日(火)
経産省前テントひろば913日目 商業用原発停止177日目
全国の再稼働阻止行動に連帯した風船飛ばしは成功! (I.K)
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※3/14(金)第94回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:3月14日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会(短時間)。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.川内原発の優先審査に抗議する 原発再稼働は許せない!
| 九州電力・川内原発の再稼働に絶対反対
| 福島第一原発事故3年目の福島は今も放射能と汚染水に苦しんでいる
| 地震(余震)の危険も迫っている(日本は今、地震活発期だ)
└──── たんぽぽ舎
《事故情報編集部より》
3月13日、原子力規制委員会は、九州電力・川内原発の「優先審査」を決めた。
再稼働阻止全国ネットワークは、イ.優先審査という規制委のやり方が不当であること、ロ.川内原発は問題が多く、危険な原発で、再稼働第1号原発なんて、とんでもないこと-内容批判は多岐にわたる-の2点にわたって、強く批判・抗議し撤回を求めた。
規制庁前で、13日(木)の昼の1時間10分ほど、60人の参加で抗議集会を持ち、5種の抗議文を規制庁へ手渡した。5種の抗議文のうち2つ(たんぽぽ舎と鹿児島川内現地の要旨)を紹介。残りの3種は、再稼働阻止全国ネットワーク、原子力規制を監視する市民の会、さよなら原発福井ネットワーク。それらの抗議文は
阻止ネットのHPをご参照下さい。(柳田 真)
阻止ネットのHP http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
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3月13日、原子力規制委員会は、実質、再稼働原発を決めた。九州電力・川内原発。
たんぽぽ舎は強く抗議し、撤回を求めます。私たちが川内原発ほかの再稼働に反対する理由は、以下の10点です。
1.『規制委の基準を満たした原発でも事故は起きます』…1月20日におこなわれた規制庁と全国の原発現地プラス「再稼働阻止全国ネットワーク」の院内交渉で、規制庁職員は答えました。しかも『この基準は最低のものであとは事業者の責任です』とも答えています。これでなぜ再稼働ですか?
2.川内原発は危険が多く問題だらけです。桜島の噴火・火砕流が到達します。どうやって火砕流を防ぐのですか?
3.川内原発には大きな活断層があります。政府の地震調査委員会が2013年2月に提出した活断層長期評価が規制委でも「大きなカベ」になっているといわれます。まずこの解明を。これなくして、地震対策はたてられません。緊急時対策所(免震重要棟)が平成27年完成予定ですが、その間に地震が襲ってきたらどうするのですか。
4.東京電力福島第一原発事故は収束していません。多くの県民が苦しんでいます。
放射能汚染と汚染水(毒水)に。家を失い、賠償も不誠実、値切られて苦しんでいます。
5.東京電力福島第一原発事故の原因が解明されていない。なのに、どうして再稼働できるのか、不思議だ。自動車事故の原因が分からないのに、また、同じ型の自動車に乗り動かす人はいない。
6.国民世論は7~8割が再稼働に反対しています。原発に、再稼働に違和感を持っています。自民党も選挙公約は「原発依存を減らす」と言っていたのに~。選挙に勝てば、公約破りですか。
7.「原発なしでも電気は大丈夫」が証明されています。この3年間の全国の事実を見れば明白です。
8.地震・余震がひんぱつしています。津波対策だけの再稼働原発はこれに耐えられない。9.原発事故の時、逃げられない。原発立地自治体の防災体制が全く整っていない。
10.「再稼働ありきの規制委」をやめよ。東京電力福島第一原発事故の収束を、原因究明を、放射能汚染水の処理に全力をそそいで下さい。規制委の大事な仕事でしょう。国民が一番期待していることです。「再稼働のための規制庁」は、望んでいません。
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┗■2.抗議文(要旨) 原子力規制委員長 田中俊一 様
| 私たち鹿児島県民は規制委員会のいいかげんな判断を看過できません
| 日本の原発のどれが安全だと誰が判断できるのでしょうか
└──── 松元成一(かごしま反原発連合有志 副代表)
(前略)
○ 川内原発の稼働の安全性について全く証明も実証も何らされていません。
1.川内原発に向かって幾つもの活断層が延びている(九州電力は、このデータを改ざんして報告している)。更につい最近原発のごく至近に800mにも及ぶ活断層が発見された。
2.日本最大の活断層である中央構造線が川内原発のすぐ北まで来ている。
3.世界有数の地震列島であり火山列島でもある日本列島に我々は暮らしている。その中でも有数な火山地帯である南九州に川内原発は存在する。
(中略)
○ 川内原発でひとたび事故が起これば、その放射能は日本列島を縦断・横断し住民の生命を完全に脅かすことになるのは明らかです。地元自治体が財政援助だけを目当てに再稼働を求める無責任に歯止めをかけるのが「規制」ではないですか。 (後略)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆「テントを守れ 川柳句会」
日時:3月30日(日)午後2:00~
会場:経産省前テントひろばにて
席題2題(各2句吐) 乱鬼龍選
※入選者に呈賞―交流会あり ぜひご参集下さい!
問い合わせ:070-6472-1947(乱)
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┗■4.新聞より
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◆川内原発を優先審査 ベント、緊急拠点未整備のまま
規制委 再稼働新基準で方針 住民避難態勢も不十分
原子力規制委員会は13日、原発再稼働の条件となる新規制基準への適合審査の進め方について、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)ではおおむね適切に地震と津波が想定され、事故対策の設備面でも大きな問題はないとして優先的に審査を進めることを決めた。新規制基準に基づく再稼働第1号は川内原発となる可能性が高まった。しかし、同原発周辺は原発外の防災対策が遅れているなど安全面の課題も多く、大きく疑問が残る決定となった。(後略)
(3月13日東京新聞夕刊より抜粋)
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┗■5.テント日誌3月11日(火)
| 経産省前テントひろば913日目 商業用原発停止177日目
| 全国の再稼働阻止行動に連帯した風船飛ばしは成功!
└──── (I.K)
○ 東日本大震災から3年目官庁の屋上や郵便局の入り口には反旗が掲げられていた。改めて犠牲者の御冥福を祈る。テントでは10時からIさんの指導のもと風船の用意が始まった。風船の紐にこぶをつけメッセージのカードをセロテープで貼り付けてガスを注入してふくらます。言葉にすれば簡単だが300個の風船を膨らますまでの作業はなかなか大変!幸いたくさんの助人が来て下さったので時間内に作業は終わった。
○ 12時から経産省に向けての抗議行動が責任者Iさんのきびきびした司会で始まった。はじめに主催者の渕上太郎さんの挨拶、双葉町から避難しているKさん、たんぽぽ舎の柳田さんの話そして参加者による1分間スピーチと続いた。
渕上さんはまず今日の好天は神の恵みと喜び、8日にいわき市で開かれた「原発のない福島を!県民大会」の報告をした(10日の日誌参照)Kさんは自分の経験を切々と語り再稼働は絶対反対しましょうと括った。再稼働阻止ネットの柳田さんからはチョットこわい話。13日(木)に規制委員会が開かれる。そして川内原発が再稼働の第一号になりそうだと言う情報が入ったのこと。13日12時から規制委員会前で抗議行動をするので是非参加して欲しい。再稼動は何としても阻止しなければならないので東京から伊方と同じように川内にも専従の応援を送る。そして16日には鹿児島で1万人集会もある。
先日伊方の方が規制委員に委員会が安全だといったら事故は起きないのですね?と質問したらそうは言えないとの返事だったとのことなど話された。その後の7,8人の方が1分間スピーチに参加された。7・8・9と北海道に行かれた人の話9日に共和町というところで寒い中400個の風船を上げたそうです。風船が庭に落ちて来た方が居て放射能もこうして来るのだと驚いていたとのこと。原発で働いていたFさんは福島の事故は核爆発だったと強調する。いつもテントに来てくださるもうじき90歳になるTさん、テントは初めてという二人の女性、原発メーカー訴訟に加わっていると言う方など次々に発言する。
○ 最後に風船プロジェクトの責任者の小川さんからの報告。9日には志賀原発でも一連凧と風船飛ばしが行われ金沢まで飛んでいったとのこと。このプロジェクトは福島を忘れない、再稼働させないため、統一的に目に見える行動をとしてはじめた。9日から始まって順次全原発立地で行われる。この呼びかけで現在80万円弱のカンパが集まったそうです。
抗議行動の途中と最後に川崎のIさんの素晴らしい掛け声で再稼働反対のシュプレヒコールも行われました。
たんぽぽ舎です。【TMM:No2113】
2014年3月12日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働一番手の原発になるのはごめんだ
愛媛県伊方町内では、歩き回り話してまわるにつれて、だんだんと住民の
反応に手ごたえを感じられるように <伊方の家からの報告> (Y・T)
★2.東電に翻弄された家族の70年…福島出身監督と故・若松孝二監督の
弟子による新作映画『あいときぼうのまち』が公開
[シネマトゥデイ映画ニュース]より 2014年3月11日 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.地球寒冷化の予兆か-「寒い冬」、しかも雪が3回も降るし…
柳田 真(たんぽぽ舎)
★4.新聞より3つ
◆3年連続で「寒い冬」記録 降雪量も戦後2番目
(3月4日東京新聞より抜粋)
◆地獄のプルトニウム 鎌田慧 =本音のコラム=
(3月11日東京新聞より)
◆再度、国に出向き 基準の統一を要望 横須賀市長が意思示す
原子力艦災害対応 (3月1日東京新聞より)
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※3/13(木)原子力規制委員会への抗議行動へご参加を!
再稼働原発を決めるな!「再稼働ありき」の「審査書案」を作るな!
日時:3月13日(木)12:00~13:00(昼休みの1時間)
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル、
六本木又は神谷町から徒歩数分)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
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┗■1.再稼働一番手の原発になるのはごめんだ
| 愛媛県伊方町内では、歩き回り話してまわるにつれて、だんだんと
| 住民の反応に手ごたえを感じられるように
| <伊方の家からの報告>
└──── (Y・T)
○ 3月19日の井戸川さん講演会in伊方に向けて、3月7日・8日・9日と3日間連続して伊方で動き回った。7日は伊方町議会事務局にチラシを持参し、町見・瀬戸・三崎各公民館にポスター掲示とチラシ置きをお願いしてまわり、また4か所の愛媛新聞販売店にチラシの新聞折り込みを依頼してまわった。このこともかってなら考えられなかったことだとかってを知る人たちは言う。新聞販売店の主と再稼働問題で話をする。印象的だったのは、販売店主たちが集まった時の話でも、伊方町の人と他の地域の人との切実感が違う、他の地域の人には他人ごとのように感じているように見受けられる、ということであった。
8日は三崎・二名津方面の街宣に行く。車を流しながらマイクでゆっくり講演会をアピールし、他方でチラシを戸別配布してまわる。(別のところではトラメガで路地の隅々までアピールしてまわったそうだ。)何人か話した中で、「原発は命の問題だ。経済の前に命があり、命の営みとして経済があるべきだ。」と熱をこめて訴えた年配の女性が印象に残る。19日は必ず行きます、と言ってチラシを胸にしまい込んだ女性もいた。
○ 9日は九町に街宣に行く。チラシは今日新聞折り込みで入っているので、チラシ配布よりもゆっくり対話をすることに重点を置いて歩いて回る。19日の講演会のことは会場使用の件でメディアに大きく取り上げられて、たいていの人が知っていた。家の並びが途切れる頃、老女が道脇にしゃがみ込んでうつむいて熱心に土いじりをしていた。そのまま取りすぎようかと思ったが声をかけた。足が悪いのかなかなか立ち上がれず、手助けしようとしたとき立ち上がった。顔を見ればもう80を超えているだろうか、目も悪くしているように見えた。
原発の話、3・11と福島の惨状について、そして再稼働問題について話す。彼女は命について、ふるさとについて、孫子の代について話し、原発反対、再稼働反対を語る。そしてここでも村を二分するような反対運動があったこと、あのときもっとみんなで反対して原発を止めていれば、福島原発事故はなかったかもしれないと言う。3・11が反対運動にとっても想像をこえた衝撃だったと互いに話した。
突然、彼女は近藤さんをしっていますか、近藤さんはどうされていますか、と口にした。最近なにかで写真をみて随分歳をとられたようだった、という。私は驚いて、近藤さんをご存じなのですか、斉間さんもご存じなんですかと尋ねる。彼女は次々と語りだした。30年近く前まで、手弁当を作っては原発前や松山・高松にみんなと出かけ、本もいっぱい買って勉強したこと、井田与の平さんや川口寛之さん、井田医院の院長先生、磯崎の若人の会の人たち等、今は多く鬼籍の人となっている伊方原発反対運動の歴史的人たちのことが次々と口をついて出た。私は伊方原発反対運動の歴史を眼前に見る思いがした。その時の彼女の顔は10歳も20歳も若返ったかのように、若やいで輝いて見えた。
○ 帰り道、井田医院の洋館風の建物は完全に朽ち果て、ただ井田医院と書かれた前面の壁面だけが残っているのをみた。帰ってから斉間さんに電話でこの女性のことを名前とともに話すと。OOさんは健在だったか、ととても喜んでおられた。
午後”みなっと”で短時間の街宣。マイクで流すと、ど―や市場の魚屋の人たちが何人か出てきた。チラシを渡しながら説明すると、その人たちは2月16日に井戸川さんがここを訪れ、一店一店を回りながら話されていたことを覚えていた。中には19日の講演会に行くからと言ってくれた人もいた。
伊方町内では、歩き回り話してまわるにつれて、だんだんと住民の反応に手ごたえを感じられるようになっている。
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┗■2.東電に翻弄された家族の70年…福島出身監督と故・若松孝二監督の
| 弟子による新作映画『あいときぼうのまち』が公開
| [シネマトゥデイ映画ニュース]より 2014年3月11日
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
福島に生き、日本の原子力政策、そして東京電力にその人生を翻弄(ほんろう)されたある家族の、4世代70年間にわたる物語をつづった劇映画『あいときぼうのまち』が、6月21日より全国で順次公開されることが決定した。
本作は福島県出身で脚本家の菅乃廣が企画。1945年、1966年、2011年、そして2012年という4つの時勢を交差させ、戦時中のウラン採掘、原子力発電所建設への反対運動、そして東日本大震災と福島第一原発の事故という、原子力エネルギーをめぐる数々の出来事に傷つき、多くを失い、絶望しながらも生きていこうとする、ある一家の姿を描く。
菅乃は二十数年前、難病で死が迫る父親がつぶやいた「この奇病は昔原発で浴びた放射能が原因かもしれない」という一言をきっかけに企画を立ち上げたといい、本作で監督デビュー。さらに脚本は、故・若松孝二監督の弟子で、昨年『戦争と一人の女』で監督デビューを果たした井上淳一が担当する。
若松監督といえば、2012年におけるベネチア国際映画祭の席で、どうしても東電の話をやりたいと語り「誰もやろうとしないから本気になってケンカしてやろうと思っています」と宣言したことも話題に。同年、交通事故により急逝したことで思いは果たされず、井上は「原子力村をブチ壊すような映画がやりたいと言いながら、叶わずに死んでいった師匠の、弔い合戦」と思いを込める。
またオープニングテーマは、被災地への積極的な支援活動でも知られる坂本龍一が作曲した「千のナイフ」を、ピアニストの榊原大が演奏。キャストには、夏樹陽子、勝野洋、大谷亮介らベテラン陣に加え、新人の千葉美紅などバラエティーに富んだ俳優陣が集結している。(編集部・入倉功一)
映画『あいときぼうのまち』は6月21日よりテアトル新宿ほか全国順次公開
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┗■3.地球寒冷化の予兆か-「寒い冬」、
| しかも雪が3回も降るし…
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
・3月7日(金)午後、東京は雪が降った(今年で確か3度目)。ちょうど、金曜官邸行動に出かける前で、たんぽぽ舎会議室で10人程でビラの印刷→折り→調合の作業をやっていたところだった。幸いにも夕方出かける頃にはやんでいて、ビラ配りに支障はなかったのでホッとした。
・それにしても今年は「寒い冬」だった。「3年連続の寒い冬」記録だと気象庁が発表。雪も3度も降るし…。都知事選は大雪で、これがために投票率が10%下がった(東京の有権者1080万人として、108万票減った)。これは東京都選管の担当課長が50%台後半の投票率を予測している、と語ったことからの推定数字。
・こんなに雪が多く寒いと、これは地球寒冷化の予兆かな-と思ったりする。「週刊朝日」でも学者が「地球は寒冷化してきている」と述べていた。
ひと頃、地球温暖化説が原発推進の道具(理由づけ)に使われたが、今でもその悪影響が心配だ。原発は最大の環境破壊を起こす-東電福島第一原発大惨事で残念ながら証明された。真偽不明な温暖化説に目をくらまされず、まず「原発ゼロ、再稼働やめよ」に力を注ごう。
原発ゼロでも電気は間に合う(大丈夫)から。
原発=放射能被害の方がもっと地球を破壊するのだから。
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┗■4.新聞より3つ
◆3年連続で「寒い冬」記録 降雪量も戦後2番目
昨年12月~今年2月の東日本(関東甲信越と東海・北陸)の平均気温は平年を
0.2度下回り、3年連続で「寒い冬」だったことが3日、気象庁のまとめで分かった。平年を0.9度下回った昨冬ほどの寒さではなかった。東日本で寒い冬が3年続いたのは、1986年2月までの3シーズン以来、28年ぶり。
関東甲信の降雪量は、2月の記録的大雪の影響で平年の約3.3倍に達し、平年の4倍を超えた1983~84年の冬に次いで、戦後2番目に多かった。(後略)
(3月4日東京新聞より抜粋)
◆地獄のプルトニウム 鎌田慧 =本音のコラム=
3年が過ぎた。メルトダウンした福島原発の3炉の核燃料棒は、いまどのあたりにあるのか。それすら分からない。事故の真因は津波による電源喪失ではなく、原子炉内のパイプの破断にあったとの説が強まってきた。
この3年で脱原発の声はますます高まっている。細川、小泉、鳩山、菅と歴代4人の元首相が日本の原発推進はまちがっていた、と自己批判をしている。これは世界に例を見ない事態である。野田内閣も遅すぎるとはいえ、「2030年代原発ゼロ」と決めていた。
安倍首相は先輩首相たちの「原発ゼロ」宣言に逆らって、再稼働を強行しようとしている。人間ばかりか、すべての生物のいのちよりも、経済的な利益を優先する考えは恥ずべきだ。いま、戦時中でもないのに地獄のプルトニウム「避難訓練」などの言葉が飛び交っている。それも「避難道路はない」というような絶望的な声とともに。
8日は山口市、9日は青森市で「さようなら原発集会」に参加した。青森県知事は「核燃料再処理工場を運転しないのなら、いままで六ケ所村に運び込まれた使用済み核燃料を持ち帰ってくれ」と政府を脅している。
本末転倒である。どんな条件であれ、「地獄の釜の蓋」を開ける再処理工場の稼働は止めようと発言した。日本の核武装の物質的基盤が、この工場と「もんじゅ」なのだから。 (3月11日東京新聞より)
◆再度、国に出向き 基準の統一を要望 横須賀市長が意思示す
原子力艦災害対応
米海軍の原子力艦災害が起きたときの対応で、国が示す避難基準が複数あり矛盾が生じるのをめぐり、横須賀市の吉田雄人市長は28日の市議会一般質問で「今後、私から出向くことも視野に入れ、基準の統一を国に要望する」と、再度、自ら国の関係機関に要望活動をする意思を示した。
山城保男市議(無会派)が、昨年4月に吉田市長が外務省に国の統一した考えを示すよう要請したものの、同省は当面、現行マニュアルに従うよう促す回答をしたままになっていることを指摘。「交付金の増額に気を取られず、市民の命を守ることを念頭に、二度三度と基準の見直しを求め、安全対策に取り組むべきだ」と決めた。